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模倣品に対するNECグループの取り組みについて

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模倣品に対するNECグループの取り組みについて
2009 年 3 月 12 日
日本電気株式会社
模倣品に対するNECグループの取り組みについて
NECは、1899 年の創業以来、豊かな社会の実現を目指して、数々
の世界初、国内初の技術・研究開発や、それらの技術革新を可能
にする経営革新など、様々な革新(Innovation)に取り組んでまい
りました。NECブランドは 100 年以上に亘るNECの革新の歴
史の上に築かれたお客様とNECとの信頼の証です。
しかしながら、信頼のブランドであるがゆえに、NECは偽造行
為のターゲットともされております。
NECの独自調査によりますと、中国、香港および台湾を中心に、
NECブランドを不正に用いたオーディオシステム、スピーカー、
CDラジカセ、ラジオ、MP3プレーヤー、キーボード、マウス
等が大量に販売されており、それらの模倣品の製造・販売には以
下の会社等が関与していることを確認しています。
■Guangzhou City Arden Audio Company Ltd.
主な模倣品:オーディオ製品(スピーカー等)
■Zhongshan Lidan Electrical Appliances Co., Ltd.
Zhongshan Ridian Digital Technology Co., Ltd.
主な模倣品:MP3プレーヤー、スピーカー、ラジオ
■Zhuhai Yuehua Technology Development Co., Ltd.
Zhuhai Yuehua Electronic Co., Ltd.
主な模倣品:キーボード、マウス
NECは、
「NEC」商標の保護のため、中国において、これら模
倣品の製造・販売に関与している業者に対する行政当局による強
制捜査・摘発を実施するとともに、偽造行為の差止めおよび損害
賠償を求める民事訴訟を提起しております。そして、NECによ
る模倣品撲滅に向けてのこれらの積極的な活動により、既に一部
の模倣品の製造・販売業者に対して行政処罰および損害賠償を含
む民事責任を認める判決が下されています。
Copyright © NEC Corporation 2009. All rights reserved.
また、台湾においても、模倣品の製造・販売に関与している業者
に対する警察当局による強制捜査・摘発に基づき刑事告訴や民事
訴訟の提起など積極的な模倣品撲滅に向けた活動を行っておりま
す。そして、台湾でも、NECによるこれらの活動により、偽造
行為の中心的関与者に対する懲役を伴う刑事責任を認める判決を
含めた公的機関による判断が続々と下されています。
これら模倣品の製造・販売に関与している業者は、香港に本店所
在地を置く華禮東方有限公司(JR Oriental Co., Ltd.)または日本
に本店所在地を置く株式会社トーマジャパン(Tohma Japan Co.,
Ltd.)から「NEC」商標を使用した製品を製造して販売する権利
を許諾されていると主張しています。しかし、NECおよびNE
Cグループのいずれの子会社も、華禮東方有限公司および株式会
社トーマジャパンに対して、
「NEC」商標を使用した製品を製造
して販売する権限、またはその権限を第三者に許諾することを認
めたことは一切ありません。したがいまして、NECによる適法
な許諾を得ることなく、華禮東方有限公司または株式会社トーマ
ジャパンが無権限で行った許諾に基づき製造・販売された製品は、
すべて「NEC」商標を不正に使用した模倣品であります。
なお、
「NEC」商標の使用権に関するNECと華禮東方有限公司
との間における訴訟に関しましては、2008 年 3 月 19 日に、華禮東
方有限公司の「NEC」商標の使用権を完全に否定するNEC側
全面勝訴の判決が東京地方裁判所によって下されました。その後、
2008 年 9 月 30 日に、当該訴訟の控訴審である知的財産高等裁判所
は、上記東京地方裁判所の判断を全面的に支持する旨の判決を下
し、当該判決は確定いたしました。これらの判決においても、N
ECまたはNECグループの子会社が、華禮東方有限公司および
株式会社トーマジャパンに対し、
「NEC」商標を付した製品を製
造して販売する権限を許諾した事実はないことが確認されており
ます。また、かかる判決は、華禮東方有限公司により主要な証拠
として提出された複数の書面が、権原なく作成されたものである
(客観的には「偽造」書面)ことも確認しています。
さらに、NECは香港において華禮東方有限公司による「NEC」
商標の侵害に対する差止めの申立てを行い、2008 年 11 月 20 日に、
華禮東方有限公司がNECの登録商標を侵害していた旨が認定さ
れ、侵害行為の差止め命令が下されています。
NECは、お客様の信用と安心を第一に考え、不正なNECブラ
ンドおよび商標への侵害行為を駆逐し、NECブランド及び商標
への信頼のさらなる向上を目指して日々努力いたしております。
Copyright © NEC Corporation 2009. All rights reserved.
今後とも引き続きNEC製品をご愛用賜ります様、お願い申し上
げます。
以上
本件に関する問合せ先
日本電気株式会社 法務部・知的資産渉外部
TEL (03)3454-1111(大代表)
<本件に関する過去のお知らせ>
2007 年 7 月 9 日
模倣品に対するNECグループの取り組みについて
2008 年 6 月 6 日
模倣品に対するNECグループの取り組みについて
Copyright © NEC Corporation 2009. All rights reserved.
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