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模倣品に対するNECグループの取り組みについて

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模倣品に対するNECグループの取り組みについて
2008 年 6 月 6 日
日本電気株式会社
模倣品に対するNECグループの取り組みについて
NECは、1899 年の創業以来、豊かな社会の実現を目指して、数々
の世界初、国内初の技術・研究開発や、それらの技術革新を可能
にする経営革新など、様々な革新(Innovation)に取り組んでまい
りました。NECブランドは 100 年以上に亘るNECの革新の歴
史の上に築かれたお客様とNECとの信頼の証です。
しかしながら、信頼のブランドであるがゆえに、NECは偽造行
為のターゲットともされております。
NECの独自調査によりますと、中国、香港および台湾を中心に、
NECブランドを不正に用いたオーディオシステム、スピーカー、
CDラジカセ、ラジオ、MP3プレーヤー、キーボード、マウス
等が大量に販売されており、それらの偽造品の製造・販売には以
下の会社等が関与していることを確認しています。
■Guangzhou City Arden Audio Company Ltd.
主な偽造品:オーディオ製品(スピーカー等)
■Zhongshan Lidan Electrical Appliances Co., Ltd.
Zhongshan Ridian Digital Technology Co., Ltd.
主な偽造品:MP3プレーヤー、スピーカー、ラジオ
■Zhuhai Yuehua Technology Development Co., Ltd.
Zhuhai Yuehua Electronic Co., Ltd.
主な偽造品:キーボード、マウス
NECは、
「NEC」商標の保護のため、中国において、これら偽
造品の製造・販売に関与している業者に対する行政当局による強
制捜査・摘発を実施し、また、偽造行為の差止めおよび損害賠償
を求める民事訴訟を提起しています。
さらに、台湾においても、偽造品の製造・販売に関与している業
者に対する警察当局による強制捜査・摘発に基づき、刑事告訴や
民事訴訟を提起しています。
これら偽造品の製造・販売に関与している業者は、香港の華禮東
方有限公司(JR Oriental Co., Ltd.)または日本の株式会社トーマ
ジャパン(Tohma Japan Co., Ltd.)から「NEC」商標を使用し
た製品を製造して販売する権利を許諾されていると主張していま
す。しかし、NECおよびNECグループのいずれの子会社も、
華禮東方有限公司および株式会社トーマジャパンに対して
「NEC」商標を使用した製品を製造して販売する権限、または
その権限を第三者に許諾することを認めていません。したがいま
して、NECによる適法な許諾を得ることなく、華禮東方有限公
司または株式会社トーマジャパンが無権限で行った許諾に基づき
製造・販売された製品は、すべて「NEC」商標を不正に使用し
た偽造品であり、NECおよびNECグループのいかなる子会社
もそれらの偽造品については、品質等を含めいかなる責任も負い
かねることにつきご留意頂けますようお願い申し上げます。
なお、
「NEC」商標の使用権に関するNECと華禮東方有限公司
との間における訴訟に関しましては、2008 年 3 月 19 日に、華禮東
方有限公司の「NEC」商標の使用権を完全に否定するNEC側
全面勝訴の判決を東京地方裁判所から得ております。この判決に
おいても、NECまたはNECグループの子会社が、華禮東方有
限公司および株式会社トーマジャパンに対し、
「NEC」商標を付
した製品を製造して販売する権限を許諾した事実はないことが確
認されております。また、かかる判決は、華禮東方有限公司によ
り主要な証拠として提出された複数の書面が、権原なく作成され
たものである(客観的には「偽造」書面)ことも確認しています。
NECは、お客様の信用と安心を第一に考え、不正なNECブラ
ンドおよび商標への侵害行為を駆逐し、NECブランド及び商標
への信頼のさらなる向上を目指して日々努力いたしております。
今後とも引き続きNEC製品をご愛用賜ります様、お願い申し上
げます。
以上
本件に関する問合せ先
日本電気株式会社 法務部・知的資産渉外部
TEL (03)3454-1111(大代表)
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