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隔週 中国自動車部品工業レポート
隔週 中国自動車部品工業レポート 2008/2/7 第 76 号 日本自動車部品工業会 部品 ◆ 中国地場メーカー、自動車軽量化技術の開発で協力へ ◆ 1月、中国地場自動車メーカー、同材料メーカー、大学、科学研究機構など 12 団体で構成される「自動車軽量化技術革新戦略連盟」が発足。中国地場自動 車メーカーが自動車軽量化技術の開発で協力を展開するのは今回が初となる。 市場 ◆ 2008 年の中国中古車市場の見通し ◆ 2008 年には、買い替えユーザーの増加に伴う中古車市場の急成長が予想され る。本紙『市場報』は「同市場の健全な発展には、欧米の事例を参考として、 メーカー認定店を主流とする方向に誘導することが必要」と提言。 ◆ 在庫車の品質を見分けるポイントとは ◆ 「春節」(旧正月)に伴い、中国では自動車販売店による在庫車の特価キャン ペーンが大々的に展開されているが、塗装面・部品の劣化、タイヤの磨耗など、 品質に問題のある在庫車も出回っている模様。 株式会社現代文化研究所 メーカー ◆ 力帆汽車による米国ホンダの意匠権侵害 ◆ 米国ホンダが 2005 年末に「小型汎用エンジン“GX シリーズ”の意匠権を侵 害した」として力帆汽車と江淮動力を提訴していた事件で、江淮動力とは和解 が成立したが、力帆汽車とは 2007 年 12 月から法廷での争いを開始。 ◆米 AIG、力帆汽車に 25%出資へ──08 年内に資金調達額が 10 億超に ◆ 力帆グループの A 株上場の準備が整い、保険・金融サービス大手の米 AIG グ ループが新株主に。調達した資金の大部分は自動車部門に回し、生産能力拡大、 フルラインアップの実現を目指す。 付:数字で見る中国経済と自動車・部品産業 ◆ 2007 年 12 月の中国自動車統計 ◆ ・ 車種別生産・卸売台数(乗用車、トラック、バス) ・ 主要メーカー別生産・卸売台数 ・ 乗用車メーカー上位 10 社(生産・卸売台数) 株式会社現代文化研究所 隔週 中国自動車部品工業レポート 第 76 号 部品 ◆ 中国地場メーカー、自動車軽量化技術の開発で協力へ ◆ 中国汽車工程学会は1月 14 日、「自動車軽量化技術革新戦略連盟」(以下、 「自動車軽量化連盟」)を設立したことを発表した。 「自動車軽量化連盟」は、中国汽車工程学会、第一汽車、東風汽車、長安汽 車、奇瑞汽車、吉利汽車、宝山鋼鉄股フェン有限公司、西南鋁業(集団)有限 責任公司、中国汽車工程研究院有限公司、吉林大学、哈爾濱工業大学、華東理 工大学といった中国地場自動車メーカー、同材料メーカー、大学、科学研究機 構など 12 団体で構成されている。 中国地場自動車メーカーが自動車軽量化技術の開発で協力を展開するのは、 今回が初めてである。 「自動車軽量化連盟」専門家委員会の陳一龍・主任は、今後の活動方針につ いて次のように紹介している。 「ボディーの軽量化、燃費の改善、安全性の向上を図るべく、軽量化材料と その製造技術の普及に取り組んでいく。具体的には、会員企業が共有できる開 発プラットフォームやデータベースを構築することにより、中国自動車産業に 共通する技術課題の解決を推進する“産学研協力”の新たな局面を切り開いて いきたい」。 また、ある業界関係者は「自動車軽量化連盟」に対する期待を次のように語 っている。 「外国自動車メーカーは、構造設計の改良、高強度材料(アルミマグネシウ ム等)の採用、生産技術の向上といった方法を通じ、ボディー強度の向上と軽 量化の両立に成功している。その点で後れを取っている中国地場自動車メー カーは、“自動車軽量化連盟”を単なる技術レベルでの協力を展開する場にと どめるのではなく、自動車部品に関する基準の整備を推進するプラットフォー ムへと進化させていかなければならない」(2008/1/31 『第一財経日報』) (原文記事:http://www.qiche.com.cn/files/200801/31040.shtml) 株式会社現代文化研究所 1 隔週 中国自動車部品工業レポート 第 76 号 市場 ◆ 2008 年の中国中古車市場の見通し ◆ 中国における 2007 年1-10 月の中古車取引台数は、2006 年の年間取引台数 (190 万 5900 台)にほぼ追いつくレベル(179 万 4600 台)にまで達した。 また、中古車取引台数の多い省(直轄市、自治区)は上位から順に、北京市 (32 万 2000 台)、広東省(30 万 7300 台)、上海市(22 万 2300 台)、浙江省 (18 万 300 台)、山東省、雲南省、河南省、重慶市、新疆ウイグル自治区、福 建省となっている。 ◇2008 年の市場見通し 新華信市場研究諮詢有限公司(以下、新華信)が実施したアンケート調査で は、自動車保有者の 40.3%が「ベストの買い替え時期は購入から5年目」、同 71.2%が「買い替えサイクルは3-5年」と回答している。 2008 年は、マイカーブームが始まった 2003 年から数えてちょうど5年目に 当たることから、当時新車を購入した消費者が買い替えを考え始めると予想さ れる。これは、下取り車が大量に中古車市場に流入することを意味している。 従って、中国の中古車市場は、2008 年に高度成長期の入り口に差し掛かるもの と思われ、新車と中古車の販売台数比率は7:3(2004 年は6:1)となる見 込みである。 ◇自動車メーカー・販売店の動き 新華信が実施したアンケート調査では、買い替えを検討している自動車保有 者の 21.4%が「メーカー認定販売店に下取りに出す」と回答している。 2005 年 10 月1日に施行された「二手(中古)車流通管理弁法」では、「関 連条件を満たす経営主体は、法律で定められた手続きに従い、中古車販売に従 事することを申請できる」と規定された。これにより、多くの外資系自動車 メーカー(一汽トヨタ、上海 VW、一汽 VW、アウディ、華晨 BMW、東風プジョー、 上海 GM、広州ホンダ、東風日産、東風悦達起亜等)が、中古車の下取り・販売 株式会社現代文化研究所 2 隔週 中国自動車部品工業レポート 第 76 号 業に参入するための認可を受けている。中国汽車流通協会の調査によると、 メーカー認定販売店として登録されている販売店(約1万 5000 社)のうち、 15-20%が中古車事業をすでにスタートしているという。その大半が、他社の 車の下取りも受け付けている。 その狙いは、自社の新車販売につなげるのはもちろんのこと、消費者に高付 加価値サービスを提供することにより、企業イメージを高めることにある。こ の点からも、外資系自動車メーカーの「事前準備を重視する姿勢」がうかがえ る。現時点では、たとえ中古車事業から得られる利益がゼロ以下だったとして も、基礎(業務フローの整備、販売チャネルの開拓、スタッフの教育、ブラン ド構築等)をしっかり固めておかなければ、将来の成功などあり得ない。 奇瑞汽車を除く中国地場自動車メーカーの多くが中古車事業に参画する意思 を見せていないことに対し、多くの業界専門家は「下取りサービスを提供でき ない販売店は、買い替えユーザーの大半を逃すことになる」と警鐘を鳴らして いる。 ◇欧米の事例 中古車販売の仕組み(認証、下取り、オークション、販売等)が整った海外 の事情を研究することは、中国中古車市場を健全に発展させる上でプラスとな る。 米国における 2006 年の新車販売台数が 1650 万台であったのに対し、中古車 取引台数は約 2.5 倍の 4250 万台であった。その約半数が自動車販売店経由で の購入であり、残りが中古車販売チェーン店、オークション、個人売買となっ ている。 米国では、販売店総利益の約 30%を占める中古車事業が、自動車メーカー・ 販売店から非常に重視されている。一方、中古車販売チェーン店も、個性的に ドレスアップした中古車を自動車販売店より低価格で提供することにより、幅 広い消費者からの人気を獲得している。 欧州に関しては、2006 年の新車販売台数が 1800 万台、中古車取引台数が 3600 万台であった。欧州でも自動車販売店が中古車流通の主なルートとなって いるが、ベンツや BMW といった高級車メーカーが中古車販売専門店を設立して 株式会社現代文化研究所 3 隔週 中国自動車部品工業レポート 第 76 号 いる点が、新車と中古車の併売が主流である米国のケースとはやや異なってい る。 欧米諸国では①政府による厳格な管理、②業界自身の自律性、③第三者機関 による認証制度、④多様な販売ルート──といった特徴から、信頼性の高い中 古車を安価な価格で大量に市場に供給することが可能となっている。 ◇中国の課題 中国の自動車販売店の利益は、大多数が新車販売からもたらされている。ま た、中古車販売の大半は、規模の小さい中古車販売業者が担っている。 中国の中古車市場を健全に発展させるためには、欧米の事例を参考とし、 メーカー認定店を主流とする方向に誘導することが必要である。そのような観 点から、商務部をはじめとする政府関連部門は、中古車市場の管理・監督・再 編を強化するための政策策定に取り組んでいる。 (2008/1/16 『市場報』) (原文記事:http://www.qiche.com.cn/files/200801/16040.shtml) ◆ 在庫車の品質を見分けるポイントとは ◆ 「春節」(旧正月)の到来に伴い、中国では自動車販売店による在庫車の特 価キャンペーンが大々的に展開されている。しかし、品質に問題のある在庫車 も出回っており、その特徴として次のような点が挙げられる。 ① 塗装面・部品の劣化 【問題点】 在庫車は、屋外に保管されているケースが多い。特に、海上輸送の必要のな い国産車の場合は、ボディー塗装面にコーティング剤が塗布されていない。 【品質を見分けるポイント】 屋外で長期にわたり雨、風、紫外線にさらされた在庫車は塗装面に光沢がな く、ゴム部品(ウェザーストリップ、ワイパーブレード等)やプラスチック部 品(バンパー、フロントグリル等)に劣化が見られる。 株式会社現代文化研究所 4 隔週 中国自動車部品工業レポート 第 76 号 ② タイヤの磨耗 【問題点】 保管場所を変更するために細かい移動を何度も繰り返すケースや、長期間ま ったく動かさずに放置するケースがある。 【品質を見分けるポイント】 移動を繰り返したタイヤの表面からは、新品タイヤに見られる「スピュー」 と呼ばれる細いヒゲ状のゴムが消えている。また、長期間まったく動かしてい ない車のタイヤは、偏磨耗が生じていることが多い。肉眼での判断が難しい場 合、平地で低速走行した時にステアリングホイールのふらつきがないかを確認 する。 ③ エンジンルーム 【問題点】 在庫車の中には、長期にわたり売れ残っている不人気車がある。 【品質を見分けるポイント】 長期在庫車のエンジンオイルには、変色、変質、異物の混入といった現象が みられる。そこで、まずオイルゲージの先端部に付着しているエンジンオイル を白いペーパーナプキンにたらし、変色がないかを確認する。次に、エンジン オイルがペーパーナプキンに浸透した後、表面に残留物が付着していないかを チェックする。最後に、エンジンオイルを親指と人差し指で何度もこすってみ て、適正な粘度があるかを点検する。また、冷却水の量が正常か、ウィンドゥ ウォッシャー液にアルコール臭があるか、エンジン始動後に異音がないか、シ フトチェンジのレスポンスに問題がないかといった点を確認する。 ④ その他 以上のチェックで問題がないと判断できた場合でも、販売店にある 3 種類の 点検表(入荷点検表、販売部門への引き継ぎ点検表、納車前点検表)の内容を 確認しておいた方が良い。また、在庫車を購入した場合は、通常より早い時期 に定期点検を受けた方が望ましい。 (2008/1/31 『華西都市報』) (原文記事:http://www.qiche.com.cn/files/200801/31026.shtml) 株式会社現代文化研究所 5 隔週 中国自動車部品工業レポート 第 76 号 メーカー ◆ 力帆汽車による米国ホンダの意匠権侵害 ◆ 米国ホンダが、2005 年 12 月に力帆汽車と江蘇江淮動力股フェン有限公司 (以下、江淮動力)を意匠権侵害の疑いで米カリフォルニア州中部地区連邦地 方裁判所に提訴していた事件では、2007 年 11 月 16 日に江淮動力との間では和 解が成立した。しかし、力帆汽車は真っ向から戦う姿勢を崩さなかったため、 両社の紛争は 2007 年 12 月4日から法廷にその場を移すこととなった。 ホンダと力帆汽車の知的財産権をめぐる紛争は、1996 年に力帆汽車の前身で ある「重慶轟達車両配件研究所」が「轟達 SINO-HONGDA」という商標の登録を 国家工商行政管理総局 商標局に申請したことから始まった。これを受けホン ダは、「“HONGDA”は“HONDA”に類似する商標であり、その前に中国を意味 する“SINO”を付けることで、消費者に“中国のホンダ”という誤解を与える 恐れがある」と抗議。このため力帆汽車は、登録認可を受けることができなか った。 今回の紛争は、力帆汽車と江淮動力が、ホンダ「GX シリーズ」と外観が酷似 している小型汎用エンジンを米国のカー用品店(Homier、Pep Boys 等)で販売 したことに端を発している。 米国ホンダは「GX シリーズ」の特徴として、①バルブキャップの形状とデザ イン、②ファンキャップの形状(丸角と鋭角を組み合わせた独特なデザイン) と同エアインテーク部の形状、③オイルタンクの寸法と形状、④オイルタンク キャップの色、⑤マフラー放熱カバーのデザイン、⑥エンジンオイル警報装置 の装着、⑦給油キャップとドレンキャップの位置、形状、デザイン、⑧空冷フ ィンの数、位置、寸法、⑨エンジン台座の形状(ラダー形状)と寸法、⑩モー ター主要部品の取り付け位置──といった 10 点を挙げている。 米国ホンダはまた、「力帆汽車の行為は、米国連邦商標法第 43 条とカリフ ォルニア州の不正競争防止法およびビジネス・職業法に違反している」と主張 している。 (2008/1/17 『捜狐汽車』) (原文記事:http://www.qiche.com.cn/files/200801/17022.shtml) 株式会社現代文化研究所 6 隔週 中国自動車部品工業レポート 第 76 号 ◆米 AIG、力帆汽車に 25%出資へ──08 年内に資金調達額が 10 億超に ◆ 自動車メーカーの上場が再びブームとなりつつある。本紙『上海証券報』が 得た情報によると、このほど力帆グループ(以下、力帆)の A 株上場の準備が 整い、米 AIG グループ(以下、AIG)を含む新株主を迎えたという。2008 年内 に上場予定で、資金調達額は 10 億元を超える見込みである。力帆は、株券、 自動車、オートバイなどの資産を持ち、全体上場を果たす計画である。 力帆の王延輝・総裁は「上場前の最も大事なステップが完了した。株式制に 改編し、年内には A 株上場を果たしたい」とコメント。同社副総裁で力帆汽車 販売総経理の胡祺氏は「出資比率は、AIG が 25%で、上海の某投資会社も若干 出資しているが、最大の株主は力帆の尹明善・董事長だ」と話した。 米 AIG は世界有数の保険・金融サービス会社であり、130 余りの国・地域で 事業を展開している。今回の AIG による力帆への出資は、力帆の銀行資産が目 当てではないかともいわれている。力帆は 2002 年に中国光大銀行に 4000 万元 出資し、2003 年7月には重慶銀行に 1.5 億元出資している(出資比率は8%)。 2007 年に金融機関に出資した企業を見ると、その投資回収率は 10 倍近くに上 っている。光大銀行と重慶銀行の上場が近づくのに伴い、力帆も 10 億元近く の投資を回収することになるものと思われる。 力帆は上場後、その調達した資金の大部分を自動車部門に回す予定である。 尹董事長によると、2015 年までに、45 億元を自動車部門に投入し、年産台数 40 万-50 万台を実現させる計画だという。 力帆にとって、自動車業務はまだスタートしたばかりである。2007 年におけ る力帆汽車の販売台数は3万台余りで、ベトナム、ロシア、エチオピアに KD 工場を建設し、520 シリーズ 5000 台を 39 カ国に輸出した。 力帆は 2010 年までに、年産能力を完成車 20 万台、エンジン 20 万基とし、 製品価格は3万-12 万元で、エコノミーカー、中・高級車、セダン、SUV、MPV に至るフルラインアップとする計画。海外進出については、ベトナム、西アフ リカ、中南米、南アフリカに4つの生産工場を建設し、海外における乗用車販 売台数 2.5 万台以上を目標に掲げている。 (2008/1/29 『上海証券報』) (原文記事:http://www.qiche.com.cn/files/200801/29013.shtml) 株式会社現代文化研究所 7 隔週 中国自動車部品工業レポート 第 76 号 数字で見る中国経済と自動車・部品産業 資料1 車種別生産・卸売台数(07 年1-12 月) 2006年 トラック バス セミトレーラー 乗用車 合計 (単位:千台) 2007年1-12月 生産台数 前年比 卸売台数 前年比 (千台) (%) (千台) (%) 生産台数 前年同期比 卸売台数 前年同期比 (千台) (%) (千台) (%) 1662.0 117.1 1658.4 116.2 2157.3 123.1 2144.5 122.5 293.6 108.0 288.9 105.6 344.0 117.2 349.5 121.0 91.0 93.9 92.7 93.4 178.0 195.6 177.8 191.9 5233.1 159.4 5176.0 158.2 6381.1 121.9 6297.5 121.7 7279.7 143.6 7216.0 142.3 8882.5 122.0 8791.5 121.8 出所:『CAAM』他 →年間を通じた生産・卸売台数の伸び率から、トラック、バス、セミトレー ラー、乗用車とも、安定した成長を遂げたことが分かる。 トラックの同期における生産台数は、前年同期比 23.1%増の 215.7 万台。卸 売台数は、同 22.5%増の 214.5 万台であった。 バスの同期における生産台数は、同 17.2%増の 34.4 万台。卸売台数は、同 21%増の 35 万台であった。 セミトレーラーの同期における生産台数は、同 95.6%増の 17.8 万台。卸売 台数は、同 91.9%増の 17.8 万台であった。 乗用車の同期における生産台数は、同 21.9%増の 638.1 万台。卸売台数は、 同 21.7%増の 629.8 万台であった。 株式会社現代文化研究所 8 隔週 中国自動車部品工業レポート 第 76 号 資料2 主要メーカー別生産・卸売台数(07 年 1-12 月)(単位:千台/左肩:前年比%) 生産台数 天津一汽トヨタ トヨタ 広州トヨタ 四川一汽トヨタ 広州ホンダ ホンダ 東風ホンダ 東風日産 日産 鄭州日産 上海GM GM 上海GM北盛 上汽GM五菱* 上海VW VW 一汽VW FORD 長安FORD マツダ 株式会社現代文化研究所 卸売台数 2006年1-12月 2007年1-12月 2006年1-12月 2007年1-12月 159 130 154 129 208 271 - 278 61 208 170 104 178 6 103 113 262 66 136 201 260 179 8 63 94 120 375 42 351 141 347 40 164 138 349 9 456 134 345 215 226 33 131 144 490 231 43 81 140 466 141 112 149 133 453 38 30 149 123 145 70 13 368 41 158 172 123 101 40 272 8 448 172 127 134 204 14 122 295 200 129 274 95 11 114 241 125 122 181 113 190 170 6 295 257 278 61 11 113 269 461 161 136 218 隔週 資料3 乗用車メーカー上位 10 社(07 年 12 月) 生産台数 メーカー名 中国自動車部品工業レポート 第 76 号 (単位:台) 順位 メーカー名 卸売台数 1 上海GM 58,996 上海GM 63,445 2 上海VW 46,502 上海VW 49,305 3 一汽VW 44,510 一汽トヨタ販売 33,979 4 天津一汽トヨタ 33,770 東風日産 33,647 5 奇瑞汽車 29,996 一汽VW 32,884 6 長安Ford 26,508 広州ホンダ 31,179 7 広州ホンダ 25,506 長安Ford 27,017 8 東風日産 24,547 奇瑞汽車 24,893 9 北京現代 22,712 北京現代 24,460 10 吉利控股 17,084 神龍汽車 21,311 出所:資料2、資料3とも『CAAM』他 →10 月、11 月ともに生産・卸売台数がトップだった一汽 VW は、12 月になり後 退(生産:第3位、卸売:第5位)。上海 GM が一汽 VW に代わって生産・卸 売とも首位に立った。上海 VW は 11 月に続き第2位を維持した。 日系メーカーを見ると、11 月に卸売で第4位だった一汽トヨタ販売は第3位 に浮上。また、11 月に生産・卸売とも第8位だった東風日産は、12 月に卸 売で第4位にまで上昇した。一方、11 月に生産で第6位、卸売で第5位だっ た広州ホンダは、12 月に生産・卸売とも1ランクずつダウンした。 2007 年1-12 月で見ると、一汽 VW がトップに輝き、2006 年に首位だった上 海 GM は第3位に後退した。 ※中国の自動車・部品の輸出入(07 年 12 月)につきましては、情報未入手のため、 次号以降に掲載いたします。 株式会社現代文化研究所 10