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やさしい食品表示マニュアル
食品事業者向け 「きょう」から学ぶ やさしい食品表示マニュアル 平成25年11月版 京都府農林水産部食の安心・安全推進課 使用上の注意 このマニュアルは、食品事業者の皆様に向けて、JAS法を中心に表示事項 を理解していただくことを目的に作成したものです。 このため、分かりやすさを優先しているため、一部事項について説明を省略 している場合があります。 このマニュアルの表示例はあくまで例であり、事業者の皆様で使用された原 材料等を十分に把握した上で、例を参考に表示ラベルの作成を行ってください。 また、表示に関する法令やガイドラインは、改正されることがありますので、 最新の情報をご確認ください。 目 次 加工食品 生鮮食品 ページ 野菜・果物 2 表示事項 7 生しいたけ 2 食品添加物 9 豆類 2 アレルギー物質 11 袋詰精米 3 遺伝子組換え食品 12 水産物 4 原料原産地表示 13 鶏卵 5 複合原材料の表示 16 畜産物 6 特色のある原材料の表示 19 ページ 内容量表示 20 期限表示 21 生鮮食品 必要な表示 容器又は包装されている場合 例)トマト 文字の大きさ:JIS規格 8 ポイント 以上 トマト 京都府産 名 原 産 地 称 一般的な名称を記載 名 農産物 都道府県名、※原産国名等 畜産物 国産、※原産国名等 水産物 水域名、※原産国名等 ※輸入品の場合 そ の 他 個別品質表示基準や、他法令で 義務づけられている場合 →詳しくは P.2~6 をご覧下さい。 ①「有機 JAS マーク」が付されていない農産物及び 農産物加工食品に「有機○○」、「オーガニック○○」等の 表示を付すことは禁止されています。 ②「無農薬」「減農薬」「無化学肥料」 「減化学肥料」等の 表示は、節減対象等が曖昧で消費者にとって分かりにくいた め、表示が禁止されています。 「農薬:栽培期間中不使用」、「化学肥料:当地比5割減」 等、具体的な節減対象等を明記した上で表示してください。 ※詳しくは、農林水産省ホームページをご覧ください http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/tokusai_a.html 1 表示例 例 名称+原産地 ~POP~ な 京す 《原産地》 「国産品」は都道府県名 (市町村名その他一般に知られている地名でも可) 《表示方法》 ひとつひとつの商品に記載。 又は、商品に近接した場所に、 立て札などで記載 都 府 産 名称 なす 原産地 京都府 名称+原産地+栽培方法※1 《原産地》 例 「国産品」は都道府県名 (市町村名その他一般に知られている地名でも可) ※1 名称 《栽培方法》 原産地 生しいたけ(菌床) 京都府 「原木」又は「菌床」を記載! ※「原木栽培」及び「菌床栽培」によるしいたけを 混合した場合は重量の割合が多いものの順に記載。 (乾燥した豆類を容器包装し密封した場合) 名称+原産地+内容量+販売業者の氏名又は名称及び住所 《原産地》 「国産品」は都道府県名 (市町村名その他一般に知られている地名でも可) 例 名称 黒大豆 原産地 京丹波町 内容量 500g 販売者 丹波 一郎 京都府船井郡京丹波町○○ 2 単一原料米(産地、品種、産年が証明された単一種類の米)の場合 (その他の表記) ・玄米 ・もち精米 ・うるち精米 ・胚芽精米 のいずれかを記載 玄米は調製年月日 を表示 ブレンド米の場合 文字の大きさ JIS規格で定められた 12 ポイント以上 (内容量が 3kg以下 8 ポイント以上) 未検査米の場合 未検査米 ※国産品にあっては「国内産 △割」、 輸入品にあっては原産国ごとに「○○ 産 △割」と記載。 ※米トレーサビリティ法に基づき産 地伝達されている米であれば、未検査 米であっても、県名などで産地を表示 できる。(品種・産年は不可) 「未検査米」でも可 (ただし、当該産地の次に括弧を付して 「産地未検査」と記載すること) 3 ばら売りのもの 名称+原産地+解凍・養殖※ 《原産地》 ・「国産品」は生産した水域名または地域名(水揚げした港がある県名など) ・「輸入品」は原産国名(水域名をあわせて表示することもできる) ※ 《解凍・養殖》 ・冷凍したものを解凍したものであれば、「解凍」 ・養殖したものであれば「養殖」と表示 例 マアジ (解凍) 伊勢湾産 400円 パック詰めされたのもの 名称+原産地+解凍・養殖+期限表示+保存方法+ 製造者又は加工者の氏名・所在地 注 例 生食用(刺身用等)である場 合、その旨を表示する。 メバチマグロ(刺身用) 韓国(解凍) 保存方法 4℃以下 消費期限 25.12.5 加工者 価 格 ( 600 円 ) □□株式会社 輸入食品である場合には、原産 京都府舞鶴市○○1-2 国名が必要です。 採取水域の表示は任意です。 4 パック詰めされたもの 名称+原産地+期限表示+保存方法+使用方法※+ 採卵又は選別包装を行った施設の所在地+ 採卵又は選別包装を行った者の氏名(法人の場合は法人名) 《原産地》 ・国産品は、 「国産」、 「都道府県名」、 「市町村名」又は「その他一般に知られている地 名」を記載します。また、養鶏場の名称・住所の表示により原産地表示に代えること もできます。 輸入品の場合は、原産国名を表示します。 ※ 《使用方法》 ・例えば「生食の場合は賞味期限内に使用し、賞味期限経過後は充分加熱してください」 例 鶏 鶏の殻付き卵については 生食用か加熱加工用かの区別 卵 賞味期限 使用の方法を表示します。 (国産) 13.12.20 ただし、生食用の表示は例の ・保存方法:お買い上げ後は冷蔵庫(10℃以下)で保存して下さい。 ような使用方法の表示をもっ ・使用方法:生食の場合は賞味期限内に使用し、賞味期限 て代えることが出来ます。 経過後は充分加熱してください。 選別包装者 ○○株式会社 京都府亀岡市○○町 0-0 5 ばら売りのもの 名称+原産地 ・「国産品」は国産(都道府県名等、その他一般に知られている地名でも可) ・「輸入品」は原産国名 《公正競争規約》 《牛肉トレーサビリティ法》 ・100g あたりの値段 ・冷凍、解凍の場合はその表示 ・牛にあっては個体識別番号 例 当店の商品は 牛バラ肉 部位名のみは不可。 100g 名称には、食肉の種類 が必要。 (解凍) 京都府 国産です。 すべて 298円 個体識別番号1234512345 ~店内一括表示例~ パック詰めされたもの 名称+原産地+内容量+期限表示+保存方法+牛トレ法 製造者又は加工者の氏名・所在地 例 国産 「和牛」の表示だけでは 産地の「国産」表示をし たことにはなりません。 黒毛和牛 モモ(焼き肉用) 個体識別番号1234567890 保存方法 消費期限 13.12.10 4℃以下 加工者 100g 当 り(円) 398 円 正味量(g) 150g △△株式会社××店 京都府向日市○○町 1-2 価 格 ( 597 6 円 ) 内容量の表示が必要です。 加工食品 表示事項 名 称 一般的な名称を記載 原材料名 使用した原材料を食品添加物とそれ以外に区分 して、原材料に占める重量割合の多いものから順 にすべて記載 (必要に応じて、アレルギー物質・遺伝子組換え食品の表示) 原料原産地名 22食品群+4品目に該当する 国産の加工 食品は、主な原材料の原産地を記載 内 容 量 重量・体積・数量等を、単位を明記して 期限表示 記載 .. .. 消費期限または賞味期限を記載 保 存 方 法 食品の特性に従い、保存方法を記載 原 産 国 名 輸入品の場合、原産国名を記載 製 造 者 製造業者等の氏名または名称及び所在地を記載 表示禁止事項 ・表示すべき事項の内容と矛盾する用語 ・内容物を誤認させるような文字・絵・写真その 他の表示 ・産地名を誤認させる表示 7 表示例 名 米トレーサビリティ法 に基づく表示(P.13) 称 米菓 うるち米(国産)、植物油脂、砂糖、醤油、 食品添加物(P.9) 原 材 料 名 食塩、調味料(アミノ酸) (原材料の一部に小麦・大豆を含む) 内 容 量 100g 賞 味 期 限 枠外下部に記載 アレルギー物質 枠外に記載する場合、具体的 (P.11) な記載箇所を明記(P.21) 保 存 方 法 直射日光・高温多湿を避け常温で保存 製 造 者 食安製菓(株) 京都府福知山市○○町○○番地 賞味期限 25.12.10 文字の大きさ 1 基 本 JIS規格で定められた 8 ポイント以上の活字で記載 ※JIS規格の 8 ポイント ≧ Word の 8 ポイント 2 表示可能面積が 150cm2 以下の場合 JIS規格で定められた 5.5 ポイント以上の活字で記載 ※表示可能面積 = 包装の表面積 ≠ ラベルの面積 8 食品添加物 (1)表示方法 食品添加物以外の原材料を使用割合の多い順に記載した後に、 使用割合の多い順に記載 原 材 料 名 原材料 A (50%)、 原材 料 B (35%) 、 原 材 料 C (3%)、 食品添加物A(10%)、食品添加物B(2%) (2)用途名併記による表示 以下の用途で食品添加物を使用する場合、物質名に 用途名を併記して表示 ・甘味料 用 途 名 ・着色料 ・保存料 ・増粘剤、安定剤、ゲル化剤または糊料 ・酸化防止剤 ・発色剤 ・漂白剤 ・防かび剤または防ばい剤 表示例 ・甘 味 料(ソルビット) ・増 粘 剤(キサンタンガム) ・酸 化 防 止 剤(ビタミンC) ・防 か び 剤(O P P) 9 (3)一括名による表示 以下の用途で食品添加物を使用する場合は、物質名 の代わりに一括名での表示が可能 ・イーストフード 一 括 名 ・光沢剤 ・調味料※ ・乳化剤 ・ガムベース ・香料、合成香料 ・かんすい ・酵素 ・酸味料 ・豆腐用凝固剤、凝固剤 ・軟化剤 ・苦味料 ・pH調整剤 ・膨脹剤、膨張剤、ベーキングパウダー、ふくらし粉 ※ アミノ酸・核酸・有機酸・無機塩の4種類の中から 使用した成分を括弧書きで併記 ・調味料(アミノ酸) 等 (4)表示の省略 以下の場合は食品添加物の表示を省略できる ①栄養強化の目的で使用される食品添加物 ②加工助剤 食品の加工の際に添加され、最終食品に残存しない 若しくは残存するが効果を及ぼさないもの ③キャリーオーバー 食品の原材料に使用されている食品添加物で、 最終食品に効果を及ぼさない食品添加物 10 アレルギー物質 (1)対象品目 【特定原材料】・・・義務表示 特 定 原 材 料 えび、 かに、 小麦、 そば、 卵 、 乳 、落花生 【特定原材料に準ずるもの】・・・推奨表示 あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、 に特 準 定 牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、 ず る 原 豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン も材 の 料 ※平成26年8月31日から「カシューナッツ」、「ご ま」が追加 (2)表示方法 ①個々の原材料の後に括弧書きで表示 原材料名 うるち米(国産)、植物油脂、砂糖、醤油(小麦、 大豆)、食塩、調味料(アミノ酸) ②す べ て の 原 材 料 を 記 載 し た 後 に 括 弧 書 き で 表 示 原材料名 うるち米(国産)、植物油脂、砂糖、醤油、食塩、 調味料(アミノ酸) (原材料の一部に小麦、大豆を含む) 11 遺伝子組換え食品 (1)対象品目 農 大豆、とうもろこし、ばれいしょ、なたね、綿実、 産 物 アルファルファ、てん菜、パパイヤ 加 工 食 品 上記の品目を原材料とし、加工工程後も組み換え られたDNA・タンパク質が検出可能な33食品群 (2)表示方法 ①分別生産流通管理※が行われた遺伝子組換え食品 義務表示 原材料名 大豆(遺伝子組換え)、・・・ ②分別生産流通管理が行われていない場合 義務表示 原材料名 大豆(遺伝子組換え不分別)、・・・ ③分別生産流通管理が行われた非遺伝子組換え食品 任意表示 原材料名 ※ 大豆(遺伝子組換えでない)、・・・ 分別生産流通管理 遺伝子組換え農産物及び非遺伝子組換え農産物を 生産・流通・加工の各段階で分別して管理すること 12 原料原産地表示 (1)対象品目(国内で製造された食品のみ) ①加工食品品質表示基準で定められた22の食品群 1.乾燥したもの 2.塩蔵したもの 農 産 物 加 工 品 3.ゆで・蒸したもの、あん 4.異種混合したもの 5.緑茶・緑茶飲料 6.もち 7.いりさや落花生・いり落花生・あげ落花生・いり豆 8.黒糖及び黒糖加工品 9.こんにゃく 畜 産 物 加 工 品 10.調味したもの 11.ゆで・蒸したもの 水 産 物 加 工 品 15.乾燥したもの 16.塩蔵したもの そ の 他 22.生鮮食品を異種混合したもの 12.表面をあぶったもの 13.衣をつけたもの 14.異種混合したもの 17.調味したもの 18.こんぶ巻き 19.ゆで・蒸したもの 20.表面をあぶったもの 21.衣をつけたもの 13 ②個別の品質表示基準で定められた4品目 対 象 品 目 1. うなぎ加工品 2.かつお削りぶし 3.農産物漬物 4.野菜冷凍食品 ③米、米加工品(米トレーサビリティ法) 1.米穀(玄米・精米等) 対 象 品 目 2.米粉や米こうじ等の中間原材料 3.米飯類、もち、だんご、米菓、清酒、 単式蒸留しょうちゅう、みりん (2)表示事項 ・海外から輸入した原材料は原産国名を、国産の原材料 は 国産である旨を表示 ・国産品は都道府県名等による表示も可能 ①加工食品品質表示基準で定められた22の食品群 ア:「原材料名」欄で原材料名の後に括弧書きで表示 原材料名 牛肉(国産)、醤油、味噌、・・・ イ:「原料原産地」欄を設けて表示 原料原産地 京都府 14 ②個別の品質表示基準で定められた4品目 1.う な ぎ 加 工 品 2.か つ お 削 り ぶ し 「原材料名」欄で原材料名の後に括弧書きで表示 原材料名 うなぎ(国産)、醤油、砂糖、・・・ 3.農 産 物 漬 物 ※ 4.野 菜 冷 凍 食 品 「原料原産地」欄を設けて、原産地別に表示 原料原産地 京都府産(なす、きゅうり)、 ※ 農産物漬物は「原材料名」欄に表示することも可能 ③米、米加工品(米トレーサビリティ法) ア:一括表示枠内に記載 原材料名 米(国産)、醤油、味噌、・・・ イ:一括表示枠外に記載 原材料名 米、醤油、味噌、・・・ 国産米使用 ウ:産地情報を知ることができる方法を記載 原料米の産地情報は当社HPをご覧ください http://www.・・・・・・・・・・・・・・・.co.jp/ 原料米の産地情報はお客様相談窓口まで お問い合わせください 0120-00-0000 15 複合原材料の表示 (1)複合原材料とは 2種類以上の原材料からなる原材料のこと →調味料、弁当の具材など (2)表示方法 ①複合原材料の名称の後に括弧書きで、原材料名を 重量割合の多い順に記載 ②複合原材料に含まれる食品添加物は、括弧の中には 記載せず、その他の食品添加物と一緒に原材料欄の 最後にまとめて記載 (3)表示例 さやいんげんのごまあえに、「大豆」 「小麦」 「食塩」 「安息 香酸」から作られた「醤油」を使用した場合 さやいんげん、にんじん、ごま、 原材料名 醤油(大豆、小麦、食塩)、 砂糖、安息香酸 複合原材料 食品添加物は最後に記載 16 (4)複合原材料の原材料表示の省略 ①複合原材料に占める重量割合が3位以下で、なおか つ 5%未満の原材料を「その他」とまとめて記載できる 原材料名 AA(BB、CC、DD、EE、FF) GG、HH、I I、・・・ ↓ DDのAAに占める重量割合が5%未満の場合 原材料名 AA(BB、CC、その他)、GG、 HH、I I、・・・ ②ア:複合原材料が製品の原材料中5%未満のとき イ:複合原材料の名称からその原材料が明らかなとき →複合原材料の原材料表示を省略可能 原材料名 ↓ AA、BB、CC、DD、EE、 FF(GG、HH、I I)、・・・ ア:FFが製品の原材料中5%未満の場合 イ:FFの名称からその原材料が明らかなとき 原材料名 AA、BB、CC、DD、EE、 FF、・・・ 17 (5)注意 複合原材料の原材料表示の一部または全部を省略 できる場合でも、「食品添加物」及び「アレルギー物質」の表示は 省略できない ①FFが食品添加物の場合 原材料名 AA(BB、CC、DD、EE、FF) GG、HH、I I、・・・ ↓ AAに含まれる食品添加物FFは最後に記載 原材料名 AA(BB、CC、DD、EE)、 GG、HH、I I、・・・、FF AAの原材料表示が省略できる場合でも、 食品添加物FFの表示は省略できない ↓ 原材料名 AA、GG、HH、I I、・・・、FF ②FFがアレルギー物質(特定原材料)の場合 原材料名 AA(BB、CC、DD、EE、FF) GG、HH、I I、・・・ AAの原材料表示を省略する場合、別途 ↓ 原材料にFFが含まれる旨の表示が必要 原材料名 AA、GG、HH、I I、・・・、 (原材料の一部にFFを含む) 18 特色のある原材料の表示 (1)特色のある原材料を強調して表示する場合、その使用割合の 表示が必要(使用割合が 100%の場合は不要) 特 定 の 原 産 地のもの ・京都丹波産黒大豆使用 有機食品 ・有機小麦粉使用 非遺伝子組換えのもの ・非遺伝子組換え大豆使用 特 定 の製 造地 の も の ・京都府内で製茶された緑茶使用 特別な栽培方法により ・特別栽培米使用 生産された農産物 ・栽培期間中農薬不使用トマト使用 品種名等 ・コシヒカリ使用 ・本マグロ使用 銘柄名 ・宇治茶使用 ブランド名 ・市販されている商品の商品名○○ 商品名 を「○○使用」等 (2)表示例 原料米中、京丹後産コシヒカリを50%使用した米菓 ○良い例 ×悪い例 京丹後産コシヒカリ 50%使用 京丹後産コシヒカリ 使用 19 内容量表示 (1)表示方法 ①計量法で定める特定物象量を表記すべき特定商品※ グラム(g)、リットル(L)等の法定計量単位で表示 ※ 特定商品の範囲等については、最寄りの計量検査所(京都市)・計量 検定所(京都府)に確認してください ②①以外の商品 基 本 グラム(g)、リットル(L)、個数(個)等の単位で表示 ※容器包装が透明である等、容器包装を開かずに内容数量を外見から容 易に判別することができる場合、 内容量表示を省略することができる 固形物に充填液を加え、缶または瓶に密封したもの 内容量に代えて、固形量及び内容総量を表示(義務表示) ※アまたはイの場合は、内容総量の表示は省略できる ア 固形量と内容総量がおおむね同一の場合 イ 充填液を加える主目的が内容物の保護である場 合 固形物に充填液を加え、缶及び瓶以外の容器包装に密封したもの 内容量に代えて、固形量を表示することができる(任意表示) 20 期限表示 ・ ・ ・ ・ 消費期限 賞味期限 定められた方法で保存した 定められた方法で保存した 場合で、品質の劣化が急速 場合で、品質の劣化が比較 な食品に表示 的緩やかな食品に表示 例:弁当・そうざい・食肉 例: スナック菓子・カップ麺 製造者の責任で、科学的・合理根拠に基づき、 十分に余裕を持って設定します (1)表示方法 【期 限 が 3 か 月 以 内 の も の】:年月日表示 ①平成26年3月28日 ②26.3.28 ③2014.3.28 ④14.3.28 【期限が3か月を超えるもの】:年月表示が可能 ①平成26年2月 ②26.2 ③2014.2 ④14.2 <注意事項> 期限が3か月を超える場合に年月表示を行う際には、賞味期限の 記載月の末日までが賞味期限となります 21 参考 食品表示に関する法律と基準 ○JAS法(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律) http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO175.html ○品質表示基準(生鮮食品品質表示基準 等) http://www.caa.go.jp/jas/hyoji/kijun_Itiran.html ○食品安全基本法 http://www.fsc.go.jp/hourei/kihonhou_saishin.pdf ○食品衛生法 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO233.html ○健康増進法 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H14/H14HO103.html ○計量法 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H04/H04HO051.html ○景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法) http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S37/S37HO134.html ○トレーサビリティ法 米トレーサビリティ法(米穀等の取引に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律) http://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/kome_toresa/pdf/hou26.pdf 牛トレーサビリティ法(牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法) http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/trace/pdf/beef_trace1.pdf ○公正競争規約 (社)全国公正取引協議会連合会 http://www.jfftc.org/ お問い合わせ先 京都府農林水産部食の安心・安全推進課 ( きょうと よいよ よくなれ) 075-414―4970 FAX Eメール 075-414-4982 [email protected] 〒602-8570 京都市上京区下立売通新町西入藪ノ内町 ※最寄りの広域振興局でもご相談いただけます。 山城広域振興局農林商工部企画調整室 南丹広域振興局農林商工部企画調整室 中丹広域振興局農林商工部企画調整室 丹後広域振興局農林商工部企画調整室 0774-21-3229 0771-22-0133 0773-62-2508 0772-62-4315