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Page 1 Page 2 轟轟 究・ ・ ・市民・学生と発掘する静岡の歴史・文化 及

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Page 1 Page 2 轟轟 究・ ・ ・市民・学生と発掘する静岡の歴史・文化 及
フイとルドワ■ク
室/人 文学部 の「
! 0 大1 学
と地域社会をむすぶフィール ドワーク教育 南 山浩工
f
l Q 本 来 基礎論演習 「実践 を通
‐ 可 Ⅲ
におけ るジ ェンダー研究
0 静 岡十
マーケティング ・リ
〇市民参加の 「
│ツ
十
9 まちづく
々担うN P O の活動と
講座 ,謡演 ⅢⅢ
言語 ・
文化からビジネスまで,│!‐
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o静 岡日仏協会のご案内 今 野喜和人 !!f■■ t■■1■li
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コE化
学生と発掘する静岡の歴史・
市民・
研 牙喜 ・・・
離府十遅舎一九研究会とは
体夜与 身をとんr 輯
十亀今 一 九理族何霜 ヤ 縁
03年 秋 、静 岡市役所 の市民ギャラリーで、十返舎 一 九展 が 開催 され た。
駿府 十返舎 一 九研
この展示会 の制作 は、静 岡市 の委 託を受 け、ほぼ 「
ー
究会」が 担 当した。来場者 の評判 は上 々で 、特 に、市民グ ル プ の制作
であったという点 には驚 きの声 も多かつた。
及示奈鋲キ昔
257-0780)で開かれ た 「
膝
この 研究会 は、
00年 、
静 岡市長 回公民館 (054‐
一
いて学ぶ
で
につ
自
び
ある駿府
その
出身地
粟毛」講座 の終 了後 に、 九及
主 学習グ ル ープ として結成 され た。私 の立場 は専任講 師 のようなもので 、
月 1回 、一 九 の作 品や周辺の文化 について講義 している。
一九作④
ここまで は、一 般 の市民講座 と変 わらない。この研究会 の特徴 、そして、
この 会 が 大規模 な展 示会 を運 営 出来 た理 由は、参加者 の 自主 的な学習活
個々
動 にある。私 が 講義 をしない週、一 九 の作 品の翻字や挿絵 の彩色 など、
静日末学人文学ロ
言お文│ヒ学日 8B密霞
小二田誼二 8
静田大学 ・静鶴大学八文学ヨ
の興味 に従 った 自主的な活動 をしている。講義 を受 けるだけの人 もいるが 、
積極 的に一 九 の伝記 資料 を探 索する人、静 岡 の歴史 を追究する人もいる。
一
コンピュータやカメラに強 い人 、やたら人脈 の ある人、そういう人 たちが
つの事業 のために結 束したのが 、先 の展示会 だったというわけだ。
私 自身彼等 か ら学 ぶ ことは 多 い。経験 や知識 を提供 しあうことで、新 し
い発 見が あり、創造 が ある。 こうした 「
知 の異業種交流 」 は、却 つて大学
資料情報 ・追加的な情報は下記サイ トヘ
側 が 学 ば ね ば な らな いリアル な教養 の在 り方 を示 しているような気 が して
智望資皆督駐謝 P選 盤
いる。
せ下さい。
1督 婦筐騨規皆!t智寄
・
小 二 田 誠 二 (言語 文 化 学 科 :日 本 近 世 文 学 メ デ ィア論 )
静岡市旧美和村 の回頭伝承調査
ー
今年 「
比較言語文化実習」の授業 の 一 環 として、日頭伝承調査 のフィ
ル ド ・ワー クを試 み た。場所 は静 岡県静 岡市 の北部 、安倍 川 の流域 に沿
一
う油 山 ・松 野 口津渡野 ( 旧安倍 郡美和村 の 部) の 農村地 帯で ある。7
月初 めに予備調査 、8 月 初 め に本調査 を実施。 当研究室及 び 堀博文研 究
ー ( 長、
室 ( 言語 学) の 学 生 約 2 0 名 に、友 情 参 加 の 沖縄 伝 承 話 センタ
遠藤庄 治沖縄 国際大学名誉教授 ) 研 究員4 名 が 加 わった。
一
・
調 査 に当たって特 記すべ きは、各地 区の 町 内会 老人会 から賜った
方 な らぬ 御 援 助 で ある。これ な しに成 果 はまったく期 待 出来 な か った。
各位 には改 めて深謝 の意 を表 したい。
録 音 資料三 百余話 の翻 字 をほ ぼ 済 ませ、現在 は報 告集 の編 集準備 に
追 わ れ ている。大學 と地域 社 会 との連繋 が 叫 ば れ る昨今 、本 調査 は 時
宣 に叶つたものと言えようが 、刷 り上が った本 を手 に地元 の方 々 と楽 しい
語 らいが 出来ることを私達 一 同は楽 しみ にして いる。
山本 節
02
(言語文化学科 :比 較文学 ・比較文化)
市民参加の地域史研究団体
静 岡 県 内 には い くつ
静岡県近代兜研究
第 2 8 号
かの歴 史研 究 団体 が 活
動 して い る。そ の うち
の 一 つが 、私 が 参 加 し
て いる 「
静 岡県近代史
研 究 会」で ある。 同研
究会 は、静 岡県域 の近
代 地域 史 ― ― 最近 は現
開催 する。とくに記念 講演で は、全 国的 に活躍 中の歴 史研
究者 をお招 きして講演 を伺 い、会 員の貴重 な勉 強 の機会 と
させていただいている。また、
会員の研究成果 ( 研究論文等 )
し発行
している
を 「
に編集
( 一般書店でも販売) 。
会誌」
このように書 くとありお、
れ た活 動 に思 わ れ るか もしれ な い
が 、実 はこれ が な か な か 貴 重 な の だ。全 国で活 動 する地
域 史研 究 団体 の な かでこれ ほどの活動 を 3 0 年 近くも続 け
ている例 は他 にあまりな い。私 が 密 か に 「
静 岡県近代 史研
代 史 まで 対 象 として い
るが 十 一 を共 に学ぶ 研
21X2年
10月
停 関 鼻近 代 史研 究 会
究会 は静同地域文化 の貴重な財産 」と自負する所以である。
あるイギ リス史研究者 からお聞きしたところによると、イギ
究団体で、中学 ・高校 ・ リスでは、市民参加 の地域史研 究団体が 4 0 0 年 以上も活動
を続 けているという。その空 に倣 って、私 たちも 1 世 紀 に及
大 学 教 員 か ら市 民研 究
・
・
ぶ研 究活動 をね ば り強く続 けたいと思う。 しか し、私 の寿 命
者 主 婦 学 生 まで 幅
!?
だ けで は足りな い …・
広 い人 々 が 参加 してい
る。まもなく倉J 立 3 0 周 年 を迎える。
研 究会活動 の概 要 を紹 介 しよう。毎 月 1 回 、研 究例会 が
開催 され るとともに、通 常 B 5 版 4 頁 立ての 「
会報」が 会員
に郵 送 され る。研 究例 会 は、会 員 が 報 告 者 にな って研 究報
告を行うのが 基本 だが 、気軽な勉 強会 を行う場合 もある。
さらに年 1 回 ( 毎年 1 0 月 体 育の 日) 、総会と記念講演 を
( 連絡先)
〒4 2 2 - 8 5 2 9 静岡市大谷 8 3 6
静岡大学人文学部 橋本誠一研究室気付
静岡県近代史研究会事務局
電話 0 5 4 - 2 3 8 4 5 4 4 ( 研究室直通)
Ema‖:jishashi@hsS ShiZuoka pac〕
橋本 誠 ― (法学科 !日 本法制史)
離府 ・
静岡の芸能文化
第一部 の今 年度 の報
告 「
静 岡の芸 能 文化 の
歴 史」 は静 岡の芸 能文
●
中
験府 ・
伸円の奏能文化
第23
化 をで きる だ け 包 括 的
概 略 的 に見 る視 点 を提
示 す る こ と を 目 標 に、
特 に以 下 の 六 点 に重 点
を置 いて 、昨 年 度 の 報
告 を発 展 させ た もの で
ある。
1 「 家康 と能 」か ら 「
駿
「
府 の 町 の 芸 能」 駿
'日 六字
4 伝 統芸能と近代芸術 の関係 を「
d e a r で p u r e な生の様 式」
としての近代化 から考える
5 マ イクロフィルムの新 聞を再 び 活字に起 こす
6 戦 後 の文化振興 へ とつな げ る
府 の 外 の 芸 能」「
今
川 と能 」 ヘ
第 二 部 は、昨年度 の 二 丁町に関する情報収集で気づ いた
関連 資料 につ いて、未整理 のまま、今後 の研 究 の見通 しを
述 べ るものである。第 一 章 は、前稿で紹介 した蓬莱桜 の錦
絵 の背景 となる駿府 ・静 岡 の印刷 文化 についての検証 、第
二 章 は、簡 単 に言 うと、古写真 ・古地 図 ・古絵 葉書等 の資
料的な価値 の再確認 、および 情報提供 の呼び かけで ある。
地域 の郷 土史研 究者達 と連携 をとりな が ら、有機 的 な研
究が 出来 たら有 り難 い。
2 静 岡の犯F土芸能がどのようなものがあり、いつ頃できた
利 博 規 (社会学科 !芸術思想)
のか
上
二 田 誠 二 (言語文化学科 :日 本近世文学 ・メディア論)
3_静 岡の芸能文化を世界史的な視点から包括的に見る /」 `
03
研
究
・・・
地域社会を支えるビジネスの支援
タクシー事業の工土ズ並びにビジネスモデルに関する調査研究
本 研 究 は、商 業 組 合 静
岡県タクシー協会 の依頼 に
より平成 15年 度 の静 同大
学 産 学 連 携 事 業 (受託 研
究 )と して実施 した研 究で
す。
タクシー事業 は他 の業界
と同様 、顧 客 の 減 少 が 10
数 年 続 き、景 気 低 迷 は 静
岡 県 下 130余 社 の経 営 と
8,000人 を超える雇 用 に深
刻 な 影 響 を与 えて います。
一 方、公 共 性 の 高 い タク
シー事業 の性格 か ら政府
の規制 が 強 か ったタクシー業界 にも規制緩 和 の波 が 押 し寄
せ 、各事業者 の創意工夫 による顧 客満足度 の 向上 と経 営基
盤 の安定 が 求められ る時代 に入っています。
ー
本研 究 はこのような背景の もとで 、静 岡県タクシ 協会 に
加盟する各事業者 の経 営上 の戦略立案や新 しい顧 客 ニ ーズ
の 開拓 を検討する基礎 資料を提供することを 目的として実施
され ました。研究 の柱 は、次のとおりです。
O 専 門 的 な視 点 か らの分 析 ( 価格 面で の顧 客満 足度 を高
めうるか どうか をみ た費用 分 析 、及 び タクシ ー事 業 にお
けるマ ーケティング戦略分析 )
ー
②顧 客 ニ ーズ とビジネスアイデ アに関するタクシ 従業 員
ー
8 6 1 名 のアンケ ト調査
③規制緩和 の流 れ の 中で ビジネスモデ ル を開発 している全
国の事業者 の調査
研 究を行 っていたこの 1 年 間の間にも、過疎地 では バ ス
路線 が 廃止 され 、足 の確保 に困つている地域 が 増えて いる
市 民 の足」として親 しまれ 公
という報道 が 続 いています。 「
共性 の高 いタクシー事業 の活性化 と、地域社 会 の発展 のた
め に、これ か らもタクシ ー 業 界 と静 同大 学 との連 携 、信 頼
関係 が 強まることを期待 したいと考えています。
(経済学科 i産 学連携研究 プ回ジ ェク ト)
土居 英 二 ・野方 宏 ・青山 茂 樹 ・冨田 健 司
一番重要だ とお考えの項 目 (構成比 :°
/o)
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i 車 長■T と
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いサ ー ヒス●ド屯古 r _ 、
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程 宮者の顧暮指 向 の経 直車に とギ 瓦
3 従 ☆ 員の声 や 盲F J を尊章す る
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i 単 昌参加型 の経 営
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4 顧 客満思H を 高め るいt ,意味
夏 泉な競争
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志可 7 皆と! _ r l i手早
6 そ のl l (
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蚊 回誉
タクシーがお客様に喜ばれ利用者が増えるために、景気回復
研究成果の一部 ・・・「
ー
以外に何が必要だと考えておられますか」 ( 従業員 8 6 1 人 アンケ ト調査結果より)
04
産業を応援 しています
静岡大学の文科系スタツフも企 業 ・
と私 たちは考 えて います。
大 学 は 、 まだ 「閉 ざ され た世 界 」で す。 こうした 現 状 を打 開するため に、
教 員 ス タッフの 情 報 は人 文 字 部 の HPで も公 開 され て お ります が 、 まだ 、
「
OOに ついて取材 したいが 、静 岡大学 のどこにどんな専 門家 が いるの か
分 か りにくい」、 「
OOの 問題で相 談 にのってもらえる先 生 を探 したが 、敷
居 が 高そうで頼 み にくい」な どの声 をよく聞きます。学外 からみると、大学
のスタッフヘ のアクセスは、なお大きな壁 が あるのが現状です。
この壁 を取 り除くことも、当センターの大切な仕事で あると考えています。
どうぞ お気軽 にご相談下さい。
Oご 相談や、簡単なアドバ イスは無料です。調 査費 ・デ ータ処 理など時間
モ研 究などの制度 で大学 が 資金
や経 費が かかる場合 は、共 同研 究、受言
を受 け入 れ 、研 究成果 をお返 ししています。費用面 についてもお気軽 に
静 同大 学地域社会文化研 究ネットワー クセン
ご相談下さい。
タ ー は、大 文 ・社 会 科 学 系 スタッフの 多様 な O専 門分 野 の スタッフが いな い場合 や、スタッフの事情 により、ご相 談 ・
地域 連携 を通 じた社 会貢献 を推進するため に、
ご依 頼 に必ず しも対応 できな い場合 が あることをご了承 下 さい。お問合
人文 学部 が 平成 43年 度 か ら設 置 した組織 で
せのお返事 は必ず差 し上 げます。
す。
ご相 談 内容 別 ・スタッフ検 索デ ー タベ ー ス」 を用
Oホ ー ムペ ー ジ上で、 「
市 民 のみ な さん、企 業 や行 政機 関で仕 事 を
意 しています。
されているみ なさんが 、誰で もいつで も必要 な
お問合せ先 :
ときに大 学 の知識 や資源 を利用できるような開
ー
か れ た大 学 にな れ ば 、大 学 にとつて も、研 究
静 田大 学 地域社 会 文化 研 究ネ ットワ ークセ ンタ
ー
8
3
6
静
〒4
2
2
8
5
2
9
静
岡大学大文学部気付
岡市大谷
や教 育 へ の 大 きな 刺 激 にな ります。テ マ に
TELttFAX:0542384900
よっては、み なさん の抱 えておられ る問題 に学
E―
maili rnc@hSS Shttuoka acJp
一
生と 緒 に取 り組 むことが できれ ば 、字生 へ の
httpi〃
rnc hss shizuoka acjp/
教 育も生きたもの に生まれ変 わることができる
http//rnc hss shizuoka acjp/
これ まで当セ ンタ ー にご相 談 が あ つた事 例 。 アドバ イスさせていただ いたケ ースです
●CS(顧 客満足度)分 析
0 コ ンジョイン ト分析
●最適在庫量の計測
コス トがもつとも低 くなる発注頻度 と
最適在庫ス トックを分析 します
0需 要 予 測
数ヶ月先、数年先、長期の需要の変化、
売り上げ数量などを予測 します
0ビ ジネ ス モ デル の 開発
社会のニーズを調査 し、新事業の開拓
を応援 します
● 行 政 ・市 民 団 体 との 共 同 研 究
様々な共同研究 ・受託研究を受け付け
ています
マーケティング・リサーチにより、商品 ・
サ ー ビス ・店舗 ・商店街の改善策 を分
析 し、 ご提案 します
0抜 き 取 り検 査 法 (品質管理 Q0
抜き取 り検査に関する統計的な考え方
や手法についてア ドバイスします
マーケティング ・リサーチにより、顧
客ニーズにマ ッチ した新商品開発のコ
ンセプ トを探 ります
0人 材 育 成 ・研 修 講 座 講 師 派 遣
マーケティングなど経営分析ができる
研修講座など人材育成も応援 します
05
ーク羽に
・
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の
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ま
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室/人l史
学部
1事」
卜
ヨロに平雪
大学と地域社会をむすぶフィールドワーク教育
地域社会にでかけよう !
―社会学科フィールドワーク教育 ―
げ る、と いった、社 会 学 科 専
門教育 を受 けるにあたっての基
礎 を学 ぶ こと、地 域 社 会 の み
な さん と交 流 す るにあ たって、
必 要 な 態 度 や 心 構 え につ いて
身につけることで す。
第 二 に、学 生 ・教 員 間 だ け
で は な く、学 生 相 互、そ して、
地 域 社 会 の み な さん との 交 流
を通 して、学生 が 「
新 しい 自分」
や調査をも含むものとしてとらえています。いずれにしても、 を発見 し成長する機会 とな れ ば
学生が、 「
大学」という空間を抜け出して、地域社会と交流 と願 つています。そして、学生が 、文献や資料で は得 が たい、
しなが ら、自らの問題関心 に基づき課題 をたて、探究し、 地域社 会 のみ なさんの経 験 に根 ざした 「生きた知識」 を獲
まとめあげていく過程を経験していくことが、この授業の面 得 し、そして、その成 果 を地 域 社 会 に還 元 していくことで 、
白さだといえるでしょう。授業も、講義だけではなく、学生 地域社会との連携 を一 層深 めていきたいと考えています。
これ らの 目標 を、私 たちは、学 生 とともに 「
によるプレゼンテーション、フィールドワークを中心にしたグ
大 学で の 学
ー
び (フィール ドワ…クの基礎 )」「
ル プ活動などを経み合わせて行 います。
地域社会 を歩き学ぶ (フィー
ル ドワークの実践 )」「
地域社会 へ の還元 (フ ィー ル ドワーク
の結 果 )」という教 育の 二つの 柱 によつて達成 していきたい
私たちがめざすもの一教育の目標一
と考 えています。個 々 の教 育 の柱 にとって、地域 社 会 の み
さて、私たちは、フィールドワーク教育の大きな 目標を次 な さんとの交流 が 重 要 な要 素 として位 置 づ けられ ているわ
のように考えています。まず、文献を読 む、考察する、問 けです (図 1)。
社会学科では、来年度 から、社会学科 1年 生を対象とし
たフィー ル ドワー ク教 育 をカリキュラムの 一 環 として始 め ま
す。社会学科 には、人 間学 口社会学 ・心理学 ,文化人類学 ロ
歴 史学 といった学 問分野 が ありますが 、私 たちは、個 々 の
学 問分野 に共通する基礎 として、フィー ル ドワー ク教 育 を位
置 づ けていきたいと考えています。
この 授業で は、 「
フィー ル ドワー ク」を、 「
現地 に出向いて
地域 の人 々 にインタビュー する」といった本 来
観察 する」 「
の 意 味 にくわ え、図 書 館 な どで 関 連 文 献 をさが す 「
文献
フィー ル ドワー ク」や、博物館 ・
美術館 や史跡 などで の見学
題を探る、現場に行く、現実を解釈する、認識をまとめ上
地域社会のみなさんヘ
ー新しい試みを始めるにあたつて 一
日 1 社 会学科フィール ドワーク教育の三つの柱
私 たちは 、現在 、来 年 度 実施 にあたり準備 をすすめてい
ますが 、この試 み は、学 生 だ けで はな く、教 員 にとつても、
大 きな 刺 激 にな ると確 信 しています。また、地 域 の み な さ
んに、様 々 な形で大学教 育 にお、
れ ていただ ける機会 を提供
していくことが できるので はな いかと思 っています。学生 が
これ から街 に出 か けて いきます。是非 ともご理解 とご協 力を
お願 いいたします。そ して、受験生のみなさん。この教育 は、
あくまで も、専 門教 育 の入 り日に位 置 していますが 、 「
学問
の大海原 へ の船 出」 にとつて必要 な、 「
知 的好奇心」 を養う
機 会です。社会学科 に入学 して、フィー ル ドワーク教 育を体
験 してみ ませんか。
南山 浩 二 (社会学科 :現 代社会福祉論)
06
静岡 におけるジエンダ…研究
2002年 度 の3年 生ゼ ミで 「
静 岡 におけるジェング ー」を
テ ーマ にフィール ドワー クを行った。ゼ ミ生 は、「
教育」グル ー
2003年 度 になって、上記 の報告書 が 地域 の方 々 の 目にと
しず おか 女性 の会」主催 の 市 政 懇 談 会 で
まり、伝 統 ある 「
ー
プと 「
労働」グル プ に分 かれ 、いろいろ下調 べ をした上で、 共 に政策提言 をしようというお誘 いを受けた。 11月 5日 、新 ・
大学 院生 の協 力も得て、地域で 問題解 決 に尽 力 しておられ
静 岡市議会議場で行 われ た市政懇談会 (女 性議会 )におい
る方 々 にインタビュー を行 つた。その成果 は、ささやか なゼ
て、二 人 のゼ ミ生 (男 女 )が 「
半歩未来 のジェンダ ー政策」
ミ論文集 にまとめられ た。
このフィー ル ドワー クの教 育 上 の 目的 は、以 下 の 二 点で
あった。
と題する提言 を行 った。若 い大学 生と地域住 民 との 間の交流
は、有 意義で あった。まだ試 行錯 誤で あるが 、机 上 の 学 問
と同時 に地域社 会 の現 実 に触 れ て交流 していくことは、大切
であると考えている。
(1)学 生 が 、文 献 か ら得 られ る知識 だ けで な く、地域社 会
で 実際 にどんな 問題 が あるの か、その リアル な姿 を学
び 、深 く考えること。
(2)実 際 に解 決 に尽 力されている方 々 から、生き方も含 めて
トータル に体験 的に学ぶこと。
(3)見ず知 らずのお忙 しい方 に、 自分 の立場 や 目的を理解 し
て頂 いてお話 を伺 わせて頂 くという依頼交渉 、実行 、そ
して礼 を尽 くしての成 果報告 という、一 連 のプ ロセスを
通 じて、社 会性 を身 につけること。
実際、学生達 にとつては、教 室で は得 られ な い貴重 な体
験 になった。
松橋 悪 子 (社 会学科 :現 代家族論 )
「実 践 を通 して 学 ぶ ア ジ ア の 身 体 」 ―人間文化基礎論演習 ―
心 身 二 元論 といわ れ る西洋 の 身体 の考 えに対 し、アジア
の 身体観 は 自分 と宇 宙とを結 ぶ 要 の位 置 にあります。この
授 業 で は、 「
芸術 口芸 能 にお ける身体 の使 い方 」と 「
修行
における身体 の使 い方」という観 点から、 日本 、中国、イン
ドなどの身体 の実践 的な練 習をしました。そのため に、能 、
太極 拳 、気功 、義 国舞踊 などの専 門の方 を講 師としてお招
きしました。その際には授業 を公 開とし、授業風景 はビデ オ
撮影 しました。また、能楽師の観世芳伸 氏 の授業 の際 には、
静 岡県能 楽鑑 賞会 の方 とグ ランシップ の方 か ら能 楽 の仕 舞
発表会 へ のお誘 いをしていただきました。
(問い合わせ先)
mtt jshagarOpcshセ
uoka acjp
電話054-238-招97 E―
上利 博 規 (社 会学科 :芸 術思想)
07
げ剛繋 こフ設
義子串隷観鹸t畿ど FiÅ黄響 畿麟ヌがそ ぽ響 醸酸ヒ響 串 鶴ぎ畿び 運
マ…ケティング・
リサーチ」公開ゼミを熱海市で開催
市民参加の「
づ くりに関心 をもつ消 費者 ・店主 、熱海市職
あるファース トフー ド店の顧客満足度 (C5)分 析
員 など 1 0 名 近 くの参加 が ありました。
市 民 の参加 者 の経 営現場 の 実感 にもとづ
待ち時間│
さ店員
呼設の新し
値段
満足度
営業時間
・
・
の位置
店
・味
メニュー
環境
静か
健康面
15
-040
010
重要度
マ …ケティング 白リサ ーチ」の公 開ゼ ミを熱海 市で 開催 し
市 民参加 の 「
ました。 1 泊 2 日 の夏 のゼ ミ合宿です。会場 は熱海市が 貴重な建築文化
の保 存 の ため に買 い取 つて、市 民 や観 光 客 に公 開 している起雲 閣 ( 広い
庭 園付 で文人墨 客 に愛され た豪華 な建物 ) で す。事 前 に熱海市観 光商 工
部 の方と企画 の相談 をし、地方紙で市民 に参加 を呼び か けました。まち
く質 問は、学生 にとつて教科書や私 の説 明で
は得 られ な い得 難 い勉 強 の 機 会 とな りまし
た。起 雲 関で の勉 強 が 済 ん だ あと、参 加 し
CS分 析 (顧
た店主の協 力を得て喫茶店 で 「
客満 足度分析 ) 」の実習 をさせて いただきま
した。お店 の 「
売 り」にな る長所 と、早急 に
「
改 善 す べ き 短 所」を顧 客 の視 点 か ら発 見
ー
す るため の 分 析 で す。 コー ヒ を飲 ん だ り
ー
ケ ーキを食 べ な が ら、テ ブ ル の 上で調 査
票 を設計 したり、お店 の電卓 を借 りなが ら調
査結果 をもとに相 関係数 を計算するなど、楽
しい合宿となりました。
土居 英 二 (経 済学科 :経 済統計学)
凸
ヤ
熱海市起雲閣にて市民参加の公開ゼミ風景
まちづくりを担うNPOの 活動 と課題 を探 る
行政学ゼ ミ (日詰 一 幸教授 、
夜 問主 コー ス)で は、ゼ ミで
まちづ くり」を担う市
学 んだ 「
民組 織 =NPOの 役 割 につ いて
一 層 深 め ようと、 自主 ゼ ミを
つ くって勉 強 しています。 自主
ゼ ミは正 規 の授 業で は な く単
位 もで ませ ん が 、もっと勉 強
した いという学 生 たちが 自主
的 に集 まり、運 営 しな が ら勉
強するゼ ミです。
人文学部 (法学科 、経済学
科 )で は平成 8年 度 から夜 間
主 コー スを開設 し、会社 の仕 事 や 家事 を担 っている社 会 人
学生 8 0 名 を毎年受け入れています。忙 しい社会人たちから
構成 され るゼ ミですが 、学生 の勉学 意欲 は旺盛で、行 政学
の 自主 ゼ ミもそのような熱気から生まれ た学生たちの勉学 の
場 の 一 つで す。
自主 ゼ ミで は、N P O ( 特 定非営利活動促進法 ) が 施 行され
て4 年 が 経 つ にもか か わ らず、静 岡県 内の N P O の 実態 を総
合 的 に把握 したデ ータ、基礎 的情報 が な かったことから、ま
ず N P O が どのような活動 をしているのか 、どのような 問題点
N P O 支 援 の方 向性
を抱えているのかを調査 によって把握 し、
財政規模 <支 出>
と市 民 参 加 型 の 行 政 手 法 の 課 題 を浮 き彫 りにする ことをめ ざ
しました。
アンケ ー ト調 査 は 、平成 15年 の 3月 か ら 6月 にか けて
233法 人 (静岡 県 内平 成 14年 末 現 在 登 録 数 )に配布 しました。
回収 は 93法 人 (回収 率 399%)で した。 これ を受 けてさら
に 8月 か ら 11月 にか けて県 内 の 西 部 か ら東 部 まで 19の
NPO法 人 へ 直接 で か け 、 ヒアリング 調 査 を行 いました。
調 査 結 果 の 詳 細 は 、 『アンケ ー ト調 査 による県 内 の NPOの
活 動 団体 実 態 調 査 報 告 書 』 (静岡 大 学 人 文 学 部 日詰 行 政 学
ー
自主 ゼ ミ生 、平 成 16年 3月 )と してまとめ ました。 全 51ペ
ジ の 研 究 成 果 で す。 本 を読 ん で 勉 強 す るだ けで な く、県 内
の NPOの 調 査 を実 施 した り、直 接 出 か けて まちづ くりの 熱 意
に燃 えるたくさん の 方 々 と接 す る機 会 を得 て、学 生 たちは 市
ー
民 の 方 々 か ら教 えられ ることも多 か ったと思 います。 フィ ル
一
ー
ドワ クの もつ 素 晴 らしい教 育 効 果 と、大 学 教 育 の 再 生 の
「
つ の 鍵 が 地 域 との 連 携 」 にあ ることを学 生 たちの 経 験 か ら
学 ぶ ことが で きます。
調査結果についてのお問合せ先 :
法学科行政学研究室 (日詰一幸研究室)
〒4228529 静岡市大谷836
TEL:054-2384538 い mai卜j khizu@ipcshizuoka acjp
(法学科 :行 政学ゼ ミ生)
行政から受けたい必要な支援の内容
.
Ⅲ 10万 円未満
セ 10∼ 30万 円未満
,30∼50万円未満
1活 動の拠点になる場所 (施設専)の 提供
日H H 日日H H H H B
4 1
日H H H H H H H 3
4 1
2情 報交換のための場所 (施設等 )の 提供
“`5 0 ∼ 1 0 0 万 円未 満
● 1 0 0 ∼ 5 0 0 万 P 3 未満
ゥ 5 0 0 ∼ 1 0 0 0 万 円未 満
す活動に対する費全援助
■1活動に必要な備品や機材の提供
日日日日日日 26
‐1 0 0 0 ∼ 5 0 0 0 万 円未 満
■ 5000∼ 1億 円未満
,1∼
2倍 円未満
(5,行
政に関する情報の提供
付 活動への理解 と参加を促すための広報 普 及活動
H 日 1 9
8 日
8 8 8 8: 8日
: 日
日
8
日日日日日日B B 日日1 日
│12億 円以上
,情 報の発信 受 信ができる仕組みの整備
て
情報ネ ッ トワー クの形成)
やや 困 つて いる」上位 10項 目
大変 困 つてい る」 「
活動 において困 つてい る度合 い 「
1運 営スタ ツフが不足 しているため、
特定のものに責任 作 業が集中する
と,活動に参加できる会員が少な く、
活動が拡大 していがない
や 活動資金か不足 し、思 うような
活動かできない
“ 新規の会員を集めるのが難 しい
●活動への評価 顕彰制度の創設 拡充
"活動中の事故に対する保険の制度の整備 援助
│1活動メンバーの能力向上のための研修
11市 民が活動を体験できる場や機会の提供
■ 専門家か活動に関する相談の受け付け 指 導
などを行 う仕組みの整備
,活 動の中心 となる,旨導者や
リーターが定 りない
こ 会員が NPO活 動て忙 じく 集 まる
時間が とれない
'財 産管理など組純運営の
ノウハ ウかない
● 活動に必要な専門のlB言
義を
持つ人材かいない
,活 動に関する法律、条例をとの
常J度や規制かわか りに くい
Ⅲ 団体に対するイ
国人 企 業からの寄付についての
税の優遇措笹制度の整備
,行 政 か らの 支援 は必 要 で な い
1,そ
(回答 数、 複 数 回答 )
0助 成金などの支援の情報が得に くい
09
〓
一
一
日
一
語・
文化からビジネスまで
静岡 日仏協会 のご案内
ー
ー
います。詳 しくは協会ホ ムペ ジ、会報等をご覧の上、フ
静 岡 日仏 協会 は 昭和 2 0 年 代 に、静 岡大 学 の仏 語 仏 文 字
の両面、及び 日仏交流にご関心の
これ
まで
ランス文化の発信と受信
つて設
た由緒
ある協会です。
立され
関係 の教 官によ
々
いただ
くようお願い申し上げます。
市 内の公 民館 を会場 に、安価 な授 業 料でフランス語 講座 を ある方 にご入会
毎 年 開催 し続 け、延 べ 数 千 人 に及 ぶ 受講 生 を対 象 として、
しのすそ野 を広 げ ること
静 岡 にお けるフランス語 フランス文イ
ただ静
岡学 問所 ( 明治初 年設 立) 以
に貴献 して来 ました。
来 のフランス学 の伝統 を持ち、映画祭で有名 なカンヌ市 と姉
妹都 市 で ある静 岡 の地 にある協 会 にしては、語 学講座 以外
A
け同口仏協会
の文化 活動 、 日仏 交流 事 業 をほとん ど行 つておらず、地域
の方 々 か らもっと積極 的 な活 動 を望 む声 が 数 多く寄 せ られ
ていました。
そこでこの度 、市民 の ボランティア的ご支援 も頂 いて、真
に活動 的な協会 として再 スター トを行うことにな りました。具
体 的 にはホ ームペ ー ジの 開設 、協 会 会報 の発 行 ( 2 0 0 3 年
1 2 月 に創刊準備号 刊行 ) 、個人及 び 法人会員 の募集 を行 い、
各 種 講 演 会 、音 楽会 、映 画上 映、交 流 会 その他 の各 種 文
化事業 を行 う予定 です。静 岡 には静 大 関係者 はもとより、フ
ランス文 化 の 多様 な側 面 に造 詣 の深 い方 が 数 多くおられ 、
それ を享受 したいと思っておられ る方 も多いので、協会 が こ
< フ ランス> に 何 らかの形で縁
の両者 の仲 立ちをすることで、
のある< 文 化 資源> の < 有 効利用> が できれ ば 、と考えて
ク
・
脚 a l s z C O m / E メー ル : i n f o @ a l s z C O m
O 協 会 H P : h t p ノ/ v 附
O お 問 い合 わせ及 び 会報 送付依 頼 先 :
〒420-8691
静 岡市 中央郵便局 私書箱 1 3 号 静 岡 日仏協会
電話 & F A X : 0 5 4 ( 2 3 8 ) 4 5 2 3
( できれ ば夜 間 に留 守電 か F A X で )
今野 喜 和人 (言 語文化学科 :比較文学 ・比較文化)
静岡 日独協会 ドイツ語講座
この 講座 は、全 国組織 で ある 日独協 会 の静 岡支部 の催 し
として静 岡大 学人文学部 の言語 文化学科 ドイツ言語文化講座
に所属する 2 教 員が 、毎年 、市民講座 のかたちで ドイツ語愛
好者 のために 5 月 から 1 1 月 まで毎週水曜 日に開 いているも
のです。長 年 、静 岡市教 育 委 員会 か ら後 援 を受 け、初 級 と
やさしい中級 というクラス編 成で行 わ れ ています。講 師 は私
たち 2 名 の他 、静 岡県立大学国際関係学部 の教 員 2 名 や、
元静大教 員です。各コース 2 0 か ら 3 0 名 の受講生の年齢構
成 は高校 生 か ら高齢 者 まで 多様 で 、強 い学 習意欲 と異文 化
へ の 関心 を持 つ人 たちが 盛 り立てるレッスンは、大学 とはひ
と味違 ったもの になっています。連絡 先 、掲 示板 、テキスト、
ー
ー
受講料、会場 のアイセル 2 1 な ど、詳細 は次のホ ムペ ジ :
http71toval s or tv/『
ドイッ語情 報 の広 場』より
hipノ
/ w w w 3 t o k t t o r J p / S n dご
/ 覧く
を ださい。
森 治 ijjomoroipC ShiZuoka acjp
tovalis ortv/
大中 智 男 : h t t p/ノ
10
講演 中国文人と喫茶文化 一隆羽とその時代
茶経 』は、中国茶 文化
唐代 の 陸羽 によつて完成 され た 『
況であつた。
の精 髄で あり、 日本 茶道 の始 原 としても極 めて重要 な意 義
こちらで作成 したレジュメ原稿 資料 を用 いなが ら、 「中国 に
をもっている。長 い伝統 を有する中国 の茶 文化 は、歴代 の
士大夫 , 文 人 官僚 ・詩 人 , 禅 僧 な どとも密接不可分 な 関係
茶聖
お ける茶 の流 行」 「中国茶書 の 出現 と歴 代 文 人 たち」 「
茶経成 立の思想 的背景ど 「中国における
睦羽 の位置づ け」 「
をもち、一 つの壮大 な世界 を構成 している。
飲酒と喫茶 の文化」などの 内容 について重点 的な説 明を行 つ
・
餅茶」 (団茶)
た。また講演 の途 中で 、唐代 陸羽スタイル の 「
藤
西 野真 時 田鉦 平 両氏 を中心 にして展 開され ている 「
ー
。
、 自分 にとっ
され
の緑
の試飲
な
どが
実践
茶
や 中国雲南 地 方
枝地 区 日本茶インストラクタ 茶経勉強会」で は、主 に茶業
茶経 』本文 を精読
茶商 を営 む人たちが 定期 的に集 まって、 『
し議 論 する地域 学 習活 動 を行 つている。文 学 ・哲 学 ・史 学
ても非常 に興 味深 い体 験とな った。また受講者 の方 々 は 日本
という二 部 門 ( 文史哲) が 交差 するいわ ゆる中国古 典文化
論研 究 は、当方の研 究対象 の 一 つであるため、その関係 か
問題 の核 心 をついたものが 多く、議演 者 にとつても刺激 的で
有意義な会合 となった。
ら上 記 の講 演 を西野 真 氏 か ら依 頼 され たもので ある。実施
自分 の主 たる専 門領域 である中国古典詩や 白氏文集 の研 究
日時は平成 1 4 年 9 月 7 日
( 土) の 1 時 3 0 分 から4 時3 0
分までの 3 時 間であり、場所 は藤枝 市生涯学習 センター( 藤
茶経 』を中心 にした中国
とは別 に、今後 は唐 の陸羽 になる 『
ー
ー
茶文化論研 究 にも、よリ 層 の エネルギ を注 いで積極 的に
枝市茶 町 4 - 5 - 5 ) が 指定 され た。 当 日の参加者 は全て 日
本 茶インス トラクターの専 門家で あり、藤枝地 区茶経勉 強会
取 り組 んでいきたいと考えている。
から 1 1 名 、東京都 ・富士市 ・旧清 水市 白静岡市 口焼津 市 ,
藤枝市 ・掛川市 口浜松市 からの公募参加 が 1 5 名 という状
茶 の 専 門 家 ということもあって、当方 に寄 せ られ た質 問 も、
埋田 重 夫 (言 語文化学科 !中 国文学 ・中国思想)
静岡市「第 2回 ビジネス支援講座 」
本誌 の 2号 でも第 1回 の講座 をご紹介 しましたが 、今年
第 2回 ビジネス支援講座」 が 開催され ま
度 も静 岡市主催 「
した。この講座 は、産業支援を大学との連携で推進 していく
事業 の 一 つで す。約 10講 座が 開催 され 、起業 ・創業 の希
望 をもつ市 民や企 業 な どの 実務 担 当者 などが 参加 していま
す。
業 の 実務 家とも出会うことが できたら、講座 の 内容 も 「1+1」
5」 にもな る質 の 高 い 教
3」 にも 「
2」で は な く、 「
が単に 「
育プ ログラムを創 り出すことが できます。地域 社 会 の期待 に
応える研 究プ ロジェクトも作 りやすくなるで しょう。
地域社会 は、大学 の枠 を超えて大学の資源 をもっとも有効
にいか した質 の 高 い教 育 や研 究プ ログ ラムを期 待 して いま
本 講 座 は、静 岡市 か らの要請 で講 師 を派 遣する、といっ す。 1つ ひ とつの大 学で はスタッフ数等 の関係でできな いこ
ー
た事 業 にとどまるもので はありませ ん。企 画 にあたつて は、 とが 多 いで すが 、大 学 問ネットワ クが できれ ば 、新 しい価
新 しい大 学」
値 を創 造 す ることが 可 能 とな り、もう一 つ の 「
静 岡大 学 、静 岡 県 立 大 学 、静 岡産 業 大 学 、静 岡英 和 学 院
大 学、静 岡福祉大学 、東海大学 など静 岡県 中部 に位置する を地域社会 が もつことにな ります。静 岡県庁 の大学室 、財 団
ー
大学 の地域連携 の担 当者や、第 4回 講座 の講師を担 当した 法 人静 岡総合 研 究機 構 (SRI)も 、大学 問ネットワ ク推 進
各大学 の経済 学や経 営学 の教 員も参加する会議 が もたれ ま の事 業 を進 めておられ ます。 このような可 能性 を秘 めている
ー
ー
した。こうした会合 を重 ね他大学 の方 々と懇意 になることで、 講座 な ので 、当地域社会文化研 究ネットワ クセンタ も企
「
大 学 問 のネットワー ク」が つくられ つつあります。例 えば 、 画段 階 から力を込 めて協 力して います。 9月 には静 岡市 中心
産学交
「
マ ーケティング」を専 門とする研 究者 は各大学 に最低 1名
部 の再 開発 ビル 内 に静 岡市 が 設 置 を予 定 している 「
ー」が できあが る予定です。楽 しみ にして います。
ー
マ
センタ
ケティ
ング
の
に各
の
流
、講座
を機
大
学
はおられ ますが
会
研 究者が 一 同に会 し ITマーケティングなどを事業とする企
ー
ー
土 居 英 二 (地域 社 会 文 化 研 究 ネ ッ トワ ク セ ン タ 長 )
1 1
静岡県の主な姓 (約 3000姓 )に ついて電話帳の電話番号登
録件数をもとにデ ータベ ースを作成し,公 開している。
m ipc shセ uoka.ac.jp/―
(http:〃
likslrO/rnc html),
下にあげたのは静岡県で人口順で41番 目の 「
勝又」の検索
姓
結果である。約 3000姓 の上位 600姓 程度ではクリックすること
で県内の分布デ ータを見ることができる.「勝又」の場合なら,
静岡県内の分布が 多い順に 1086御 殿場市,636裾 野市,312
富士市,204沼 津市,151三 島市,91駿 東郡小山町,64駿 東
君F長泉町,49富 士宮市,42静 岡市,36伊 東市,26清 水市 (数
字は電話番号登録件数),な どとなっていることが表示される。
デ ータベ ースでは静岡県へ の集中度からも姓が検 索できるよう
にしてある。たとえば全 国の 800/0以上が静岡県に集中している
静岡県独特の姓の一部を人 口順 に示すと表のような結果になっ
ている。
静岡県への集 中度
橋ケ谷
91.7%
椿松
85.5%
那須回
85.0%
岸端
84.3%
曽布川
81.0%
角替
82.5%
有ケ谷
823%
県集中度
分布デー タの
有無
(言語文化学科 :言 語学)
『
みんな の大学』第 3号
発行 日 平 成 16年 3月 31日
発 行
静 岡大学地域社会文化研究ネッ トワークセンター
責任者 土 居 英 二 (センター長、人文学部経済学科教授)
住 所
〒 4228529 静 岡市大谷 836 静 岡大学人文学部気付
(建物及びセンター所在 i共通教育 L棟 3F、 L306)
Tel&Fax 054-238-4900
E―
matt
rnc④ hss shセ
uoka acjp
HP
http//rnc hss shizuoka ac」
p
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