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16900シリーズ・ロジック解析システム

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16900シリーズ・ロジック解析システム
Agilent Technologies
16900シリーズ・
ロジック解析システム
抜群の性能
直観的なユーザ・
インタフェース
最先端の
プロービング
用途に最適な
システム構成が可能
最先端のデザインも
容易にデバック
デジタル・システムの高速化に伴い、
システムのデバッグはかつてない程困
難になっています。これらの問題を解
決するには、高性能で信頼性の高いツ
ールが必要です。
16900シリーズ・ロジック解析システ
ムは、複雑なデバッグも簡単に解決で
き、プロジェクト・リスクを最小限に
抑えて、最先端の製品をいち早く市場
に出すことができます。
16900は、優れた性能と確度、信頼性
の高い測定を、必要な機能と予算にあ
わせて構成することができます。また、
最近のシステムは小型化に伴い、プロ
ービングが非常に難しくなっていま
す。そこで、革新的なプロービング技
術を採用することにより、システム内
の信号に容易にアクセスできるように
しました。さらに、16900には、使い
やすさで好評を得ている直観的な
Windows®グラフィカル・ユーザ・イ
ンタフェースと使いやすいトリガ機能
が搭載されているため、使用方法の習
得に費やす時間を減らして、設計やデ
バッグにより多くの時間をかけること
ができます。
HPの電子計測器部門の創設
以来、Agilentはロジック解
析の分野で40年間にわたっ
てリーダーとしての地位を確
保して来ました。1970年代
のロジック・アナライザの発
明から始まり、Agilentは常
に最新のデザインに対応する
高付加価値製品を提供し続け
ると共に、ロジック解析市場
におけるコスト・パフォーマ
ンス/使いやすさの標準とな
っています
新世代のロジック・アナライ
ザであるAgilent 16900シ
リーズ・ロジック解析システ
ムは、お客様が期待される以
上のものを提供できると確信
しています。是非その機能を
ご確認ください。
2
図1. Agilent 16900シリーズ・ロジック解析システムは複雑なトラブルも簡単に解決でき
ます
www.agilent.co.jp/find/logic
必要な性能を必要なときに
将来の拡張も容易
16900シリーズ・ロジック解析システ
ムは、非常に複雑な問題を解決できる
機能と性能を備えています。
メインフレームがシステムのベースと
なります。16900シリーズ・メインフ
レームは、マルチスレッド・アーキテ
クチャ、ギガビット・ローカル・エリ
ア・ネットワーク(Gbit LAN)や最新
のマルチ・プロセッサ・コンピュー
タ・テクノロジーを採用して、業界で
最高速の性能を提供します。さらに、
極めて高速で動作するズーム、サーチ、
スクロール・アップデートにより、ロ
ングメモリ、多チャネルでのデータ補
足時でも優れた操作性を実現していま
す。
高い性能を備えているのはメインフレ
ームだけではありません。Agilentの
4GHzタイミング・ズーム/アイ・フ
ァインダ・テクノロジーは、高速信号
の正確な測定を実現し、高速バス上で
発生する問題をすぐに発見することが
できます。また、今日の複雑な回路に
対しても、すべて時間相関された正確
で信頼性の高い測定結果が得られま
す。さらに、将来の技術にも対応でき
る拡張性と柔軟性を備えています。
図2. 16900シリーズ・ロジック解析システムは、抜群の性能、使いやすさ、最高のプロー
ビングを提供します
Agilentモデル番号
16901A
16902B
スロット数
2
6
Multiframe Proによる拡張性
あり
あり
ディスプレイのタイプ/分解能
PCI拡張スロット
15インチ、1024×768の内蔵カラー・タッチ・
スクリーン。最高1600×1200分解能の
外部モニタを最大4台サポート
(PCIビデオ・カードで)
。
フルサイズ用1スロット
15インチ、1024×768の内蔵カラー・タッチ・
スクリーン。最高1600×1200分解能の
外部モニタを最大4台サポート
(PCIビデオ・カードで)。
フルサイズ用1スロット
表1. モジュラ型のAgilent 16900シリーズ・メインフレーム
3
一人での測定にも、チームでの解析作業にも
適した機能を提供
16900は、性能、使いやすさ、安価な
価格設定に加えて、高い柔軟性も備
えています。仕事の仕方に応じた測
定/解析の実行やデータの保存/共
有が可能です。ベンチで一人で作業
をしているか、世界中のチーム・メ
ンバーと共同で作業をしているかに
関わらず、16900シリーズは、デバッ
グ環境に簡単に組み込むことができ
ます。
ベンチでの仕事:タッチ・スクリーンま
たはキーボードとマウスでアナライザを
操作できます。
複数のモニタへの表示:最大4台のモニ
タを使ってデスクトップの表示を拡大す
ることにより、データを非常に広範囲に
わたって観察することができます。
図3. 最大4台のモニタを使って
デスクトップの表示を拡大する
ことにより、データを非常に広
範囲にわたって観察することが
できます
ロジック・アナライザのリモート制御/
モニタ:ホスト・パワー・モードまたは
内蔵のWindowsデスクトップ共有機能
により、ネットワーク経由でロジック・
アナライザにリモートでアクセスできま
す。特にホスト・パワー・モードではお
手持ちの高速PCを使用することで、よ
り高速な測定・解析性能が得られます。
さらにロジック・アナライザがトリガす
ると、電子メールが送られてきます。こ
の機能により、間欠障害など稀にしか発
生しない状況でもトリガするのを待ち続
ける必要はありません。
自社のネットワークへの準拠:アンチウ
イルス・ソフトウェアをWindowsベー
スのアナライザに追加できます。
最新のPCやサーバを活用したオフライ
ン解析:アナライザの利用率とチームの
生産性を高めます。Windowsベースの
最新コンピュータに、ロジック・アナラ
イザ・ソフトウェアをロードして、高速
なオフライン解析が実行できます。ロジ
ック・アナライザで補足したデータをフ
ァイルにしてPCに転送します。ロジッ
ク・アナライザには追加測定を実行さ
せ、解析は別PCで行うため、効率的な
測定、解析環境をご提供します。
自動テストの実行:ASCIIリモート・プ
ログラミング・インタフェースまたは
Microsoft® DCOMのプログラム機能に
より、一連のテストを自動実行できます。
カスタム解析のためのオフロード・デー
タ:Gbit LANでデータを外部PCにす
ばやく転送できます。
マルチプロセッ
サ・サーバを使
用したデータ解
析の高速化
ロジック・
アナライザで測定
オフラインで
新しい測定を設定
リモートのチームと
測定結果を共有
図4. ベンチで一人で仕事をしているか、世界中のチーム・
メンバーと共同で仕事をしているかに関わらず、16900シ
リーズは、デバッグ環境に簡単に組み込むことができます。
4
www.agilent.co.jp/find/logic
ワールドワイドで結果や設定を簡単に共
有:高速LAN経由でファイルをUSBフ
ラッシュ・ドライブまたは共有ドライブ
に転送することにより、世界中のチー
ム・メンバーと結果や設定を共有できま
す。データを他のアプリケーションにコ
ピー/貼り付けして、検索結果をドキュ
メント化できます。
複数のメインフレームの組合わせによる
測定機能の拡張:普段は個別のロジッ
ク・アナライザとして使用しながら、必
要に応じて、複数のメインフレームを使
用して測定チャンネル数を拡張できま
す。専用ケーブルで接続するだけで、1
つの大きなロジック・アナライザ・シス
テムとして構築できます。
1 接続
2 捕捉
3
表示/解析
容易な16900シリーズ・
システムの操作
図5. ソフトタッ
チ・コネクタレス・
プローブは、簡単
で信頼性の高い接
続と高い性能を兼
ね備えています
3つのステップによる非常に容易な
16900シリーズ・モジュラ・シス
テムの操作
アプリケーションに最適なプロービ
ング、測定モジュール、解析オプシ
ョンを選択します。
1 接続
革新的なプロービ
ングにより、ロジック・アナライザ
と被試験デバイスの間の物理的/電
気的な接続を確立します。
2 捕捉
正確で信頼性の高
い結果が得られるだけでなく、将来
の技術にも対応できます。
3
表示/解析
大量のデータをす
ばやくディスプレイにまとめて、シ
ステムの動作を分かりやすいフォー
マットで表示します。
図6. ロジック・アナライザ/パターン・ジェネ
レータ・モジュールの中から要件に適したもの
をお選びください
図7. 複数の表示/解析ツールを使っ
て、解析できます
信頼性の高いプロービングにより正確な測定を実現
Agilent Technologiesでは、アプリケー
ションの測定ニーズに対応する様々な
プロービング・アクセサリを取り揃え
ています。
Agilentは、必要な信号にアクセスでき
るように、常に最先端のプロービン
グ・テクノロジーを提供しています。
5
1 接続
2 捕捉
3
表示/解析
Xilinx/Altera FPGAおよび周辺システムの
迅速なデバッグ
FPGAは、デジタル・デザインにおい
て一段と重要な役割を果たしていま
す。今日のFPGAには高度な機能や統
合技術が採用されいるので、ほんの2、
3年前には想像もつかなかったような
やり方でFPGAを使用することができ
ます。皆さんのFPGAデザインにもお
そらく、以前であればボード全体を占
有していたであろうサブシステムやシ
ステムが含まれているはずです。
こうした高度な統合は、デザイナにと
って新たな問題となります。以前はボ
ード上で得られていた信号も、FPGA ライザに表示できるため、複雑で分か
内のノードとしてのみ存在している場 り難いFPGA内のデバッグに威力を発
合もあります。内部の相互作用をグラ 揮します。
フィカルに確認するには、多大な時間
を要する場合があります。これにより、
FPGAと周辺システムの統合が大変困
難になっています。
ロジック・アナライザ測定は、FPGA
や周辺システムのデバッグに特に有効
です。FPGAダイナミック・プローブ
を組み合わせることにより、FPGA内
のノード信号を簡単にロジック・アナ
FPGA内部の動作を表示。ロジック・
アナライザによる測定は、通常、
FPGAの周囲の信号の測定に限られま
す。ダイナミック・プロービング機能
を用いれば、FPGA内部の信号も表示
できます。デバッグ・ピンごとに最大
256個の内部信号にアクセスできます。
複数の測定を数秒で実行。FPGA内部
でのプローブ・ポイントの移動には、
以前は時間がかかっていました。今で
は、1秒足らずでさまざまなグループの
内部信号を簡単に測定できます(デザイ
ン変更は不要)。
デザイン環境で行った仕事を活かす
FPGAダイナミック・プロービング機
能は、内部信号名をFPGAデザイン・
ツールからロジック・アナライザにマ
ッピングできる初めてのツールです。
ミスをなくし、ロジック・アナライザ
での信号やバス名の設定/接続を迅速
に行えます。
図8. FPGAダイナミック・プロービング機能により、デバッグ作業の効率が大幅に向上します
6
www.agilent.co.jp/find/logic
1 接続
2 捕捉
3
表示/解析
確度の高い測定は
信頼性の高いプロービングから
ソフトタッチ・コネクタレス・プロ
ーブ
コネクタ・プローブ
コネクタ・プローブは、1回の接続で
Agilentのソフトタッチ・プローブは、 多数の信号を簡単にプロービングでき
接続が迅速かつ容易に行えるだけでな る接続方法を提供します。
く、ターゲット・システムへの負荷が
最小限に抑えられ、コネクタを考慮す
る必要がありません。
図9. 小型の17チャネル・ソフトタッチ・プローブ
は、プロービングする必要のある信号の数が少なく、
スペース的または時間的に厳しい場合に最適です
図 10. ソ フ ト タ ッ
チ・コネクタレス・
プローブは、容量性
負荷がコネクタ・プ
ローブの1/4で、業
界で最も信頼性の高
いコネクタレス・ソ
リューションです。
フライング・リード・プローブ
フライング・リード・プローブは、さ
まざまな場所にプロービングが可能な
柔軟な接続方法を提供します。個々の
信号への接続が可能なので、他の方法
では測定できないような信号も測定で
きます。
図11. プロービングで柔軟性が必要な場合
は、Agilentの高性能フライング・リード・
プローブを使用してください
専用プローブで解析時間を節約
Agilent Technologiesとそのパートナー
は、バス/プロセッサ解析プローブを
豊富に取り揃えています。これらのプ
ローブは、ターゲットへの動作に影響
することなく、最高速のリアルタイム
解析を実現し、デバッグ・プロセスを
加速します。
プロセッサのニーモニック表示、プロト
コル・パケットの表示やバス・サイクル
のデコードが可能です。
業界標準プロセッサ/バスに対応してい
ます。
Agilentおよびサードパーティのプロセッサの
被試験デバイスに迅速に接続できる解析
プローブにより、バスやプロセッサ固有
の測定時間を短縮できます。
サポート
AMCC
Infineon
AMD
Intel®
ARM®
Motorola
Freescale
Siemens
IBM
Xilinx
Agilentおよびサードパーティのバス、プロト
コル、FPGAのサポート
Advanced Switching
Interface
Altera: Stratix II GX,
Stratix II, Stratix GX,
Stratix, Cyclone II,
Cyclone, Max II,
APEX 20K, APEX II,
Excalibur
CAN
DDR1, DDR2, DDR3
Fibre Channel
Fully buffered DIMM
GDDR3
HyperTransport
I2 C
InfiniBand
PCI
PCI Express®
PCI-X®
RS-232, RS-449
Serial ATA
Serial Attached SCSI
SPI(シリアル周辺
機器インタフェース)
SPI-4.2/PL4
(システム・
パケット・
インタフェース)
USB
Xilinx:Virtex-5、
XilinxVirtex-4、
Virtex-II Proシリーズ、
Virtex-IIシリーズ、
Spartan-3/3A/3E
7
1 接続
2 捕捉
3
表示/解析
抜群の性能、使いやすさ、最高のプロービング
15インチ・カラー・タッチ・スクリー
ンにより、より多くのデータを表示で
きます。多数の信号とバスとの関係を
表示することで、問題をより迅速に特
定できます。
オシロスコープ表示機能により、オシ
ロスコープとロジック・アナライザの
波形を同時に1画面に表示して、シグ
ナル・インテグリティやアナログ信号
とデジタル信号間のタイミングを即座
に確認できます。サンプリング・クロ
ックを同期して、ロジック・アナライ
ザとオシロスコープ間の時間相関測定
を容易に行えます。
最大256 Mのロングメモリにより、広
い時間スパンで発生する問題の根本原
因を特定できます。
モジュール方式により、現在と将来の
両方の測定ニーズに適合する構成が得
られます。
8
www.agilent.co.jp/find/logic
汎用ノブで、表示/測定パラメータ
を迅速に調整できます。変更可能な
変数にタッチして選択し、ノブを回
して変数の値をすばやく確認できま
す。
カラー・タッチ・スクリーンからロ
ジック・アナライザのあらゆる機能
へのダイレクト・アクセスができる
ので、測定に集中できます。
"Touch Off"キーでタッチ・スクリ
ーン機能をオフにして、ディスプレ
イ設定をそのままにして同僚に異常
を確認してもらうことができます。
6個の2.0 USBポート(前面に2個、
背面に4個)があり、マウス、キー
ボード、USB記憶装置をすぐに使
用できます。
44.32 cm
17.45 in
36.1 cm
14.2 in
16901Aの寸法
16902Bの寸法の詳細は、16900シリ
ーズ・メインフレームのデータ・シート
(5989-0421JAJP)をご覧ください。
38.1 cm
15 in
28.88 cm
11.37 in
9
1 接続
2 捕捉
3
表示/解析
ニーズに合せた
モジュールの選択
Agilent16900シリーズ・ロジック解析
システムは、モジュラ構造による拡張
性により、長期間安心してお使いいた
だけます。性能や価格を考慮して、今
必要な最適なロジック解析システムを
構築し、将来ニーズの変化に応じてメ
モリ長やステート速度などを拡張する
ことができます。これにより、投資を
有効に活用できるだけでなく、新たな
操作を覚える必要もありません。
Agilentは、初めて各ロジック・アナラ
イザ・モジュールを2つの個別のタイ
ムベースに分ける機能を搭載しまし
た。この機能により、単一のモジュー
ルで、複数のバス動作を相関させるこ
とができます。
●
モジュールを組合わせて、よりチャ
ネル数の多いシステムを構築できま
す。
●
ロングメモリを使って、時間的に離
れた分かりにくい因果関係を突き止
めることができます。
正確で高速なステート測定
アイ・ファインダは、クロックを基準
にした各信号の正確なサンプリング・
ポイントを自動的に見つけることがで
きます。
●
しきい値とサンプリング位置の自動
調整機能により、測定セットアップ
時間を節約できます
●
有効な信号がすぐにわかります
●
信号経路長内の変動
により生じたスキュ
ーを補正できます
正確なタイミングによる確度の高い
測定
並列捕捉アーキテクチャは、他のステ
ート/タイミング測定と同時に、最高
4GHzの高速タイミング・ズームを可
能にします。タイミング・ズームは常
にアクティブ状態にあるので、トレー
ド・オフはありません。
●
タイミング測定でも、ステート測定
でも、信頼性の高い測定が可能です。
図12. すべてのバスと信号のアイ・ダイアグラムを
同時に表示することにより、問題のある信号を迅速
に特定できます。
図13. 複数のモジュールを組み合わせれば、
さらに多くのチャネルで測定が可能になります
図14. モジュラ構造になっているので、現在および将来の測定ニーズに合わせて
自由に構成できます
10
www.agilent.co.jp/find/logic
1 接続
2 捕捉
3
表示/解析
ニーズに合せた
モジュールの選択(続き)
超高性能
高性能
Agilentモデル番号
16950B2/16951B2
16910A2/16911A2
モジュール当たりのチャネル数
68
102/68
単一タイムベース/トリガ
での最高チャネル数
340
510/340
他のモジュールのサポート
16900シリーズは、以下の測定モジュ
ールもサポートしています。
タイミング/ステート・
モジュール
●
高速タイミング・ズーム1
4 GHz(250 ps)、64 Kの
4 GHz(250 ps)、64 Kの
●
メモリ長
メモリ長
●
1.0 GHz(1 ns)/
500 MHz(2.0 ns)
●
最高タイミング・サンプリング・ 1.2 GHz(833 ps)/
レート(ハーフ/フル・チャネル) 600 MHz(1.67 ns)
最高ステート・クロック・
レート
667 MHz
450 MHz(オプション500)、
250 MHz(標準)
最高ステート・データ・
レート
1066 Mb/s
500 Mb/s(オプション500)、
250 Mb/s(標準)
メモリ長
256 M(16951B)
1 M∼64 M(16950B)
256 K(最高32 M)
サポートされている信号タイプ
シングルエンドおよび
差動信号
シングルエンド信号
しきい値/サンプリング
位置の自動調整機能、
同時アイ・ダイアグラム、
すべてのチャネル
あり
あり
プローブの互換性
90ピン・コネクタ
●
16950A
16760A
16753A、16754A、16755A、
16756A
16750A/B、16751A/B、16752A/B
16740A、16741A、16742A
パターン・ジェネレータ・
モジュール
●
16720A
将来のニーズへの対応
16900シリーズ・モジュールは簡単に
アップグレードできます。必要に応
じて、メモリ長/ステート速度をソ
フトウェア・オプションで変更でき
ます。別モジュールを買い換える必
要はありません。
16910A
16911A
40ピン・コネクタ
最高ステート速度を250 MHz
から450MHzに、最高デー
タ・レートを250 Mb/sから
500 Mb/sにアップグレード
メモリ長オプション256K、
1 M、4 M、16 M、32 M
1. 同じプローブで、全チャネルでステート解析とタイミング解析を同時実行
2. プローブは別売です。ロジック・アナライザと被試験デバイスを確実に接続するためには、オーダする際にプロー
ブを指定してください。オプションで、必要なメモリ長、ステート・クロック、データ・レートを指定します。ソ
フトウェア・アップグレードによって、既存のモジュールに機能を追加することも可能です。
16950A
メモリ長オプション256 K、
1 M、4 M、16 M、32 M、64 M
表2. 最適なアナライザ・モジュールの選択
16950B
メモリ長オプション1 M、4 M、
16 M、32 M、64 M
Agilent 16720A1
ハーフ・チャネル
フル・チャネル
最大クロック速度
300 MHz
180 MHz
最大メモリ長
16 Mベクトル
8 Mベクトル
モジュールあたりの
チャネル数
24
48
タイムベースあたりの
最大チャネル数
120
240
スティミュラス・コマンド
Initialize、Block、Repeat、Break Macros
サポートするロジック・
レベル
5 V TTL、3ステートTTL、3ステートCMOS、
3ステート3.3 V ECL、5 V PECL、3.3 V LVPECL、
3ステート2.5 V、3ステート1.8 V、LVDS
ロジック・アナライザとオシロス
コープの補完的機能を最大限に
引き出す
16900シリーズ・ロジック・アナライ
ザと80000/8000/6000/5000シリーズ・
オシロスコープを組み合わせると、
時間相関測定を簡単に実行でき、ア
ナログ信号とデジタル信号を効率よ
くトラッキングできます。
1. マスタとして使用する各モジュール毎に最低1個のクロック・ポッド、8出力チャネル毎に最低1個のデータ・ポ
ッドを注文してください。
表3. パターン・ジェネレータ・モジュールを追加すると製品開発の初期段階でのリスクを
低減できます。
11
1 接続
2 捕捉
3
表示/解析
直観的なトリガ機能による
容易なデバッグ
Agilentの直観的なトリガ機能を用い
ると、捕らえ難い問題の原因をより
短い時間で識別することができるの
で、デザインをより迅速にデバッ
グ/検証できます。
図16. 信号のレベル、エッジ、パターンまた
はグリッチを組合わせて、単一のトリガ・イ
ベントを定義します。波形を見ながらトリガ
条件を変更できます。
簡単なトリガ
ターゲット信号の種類に応じて、トリ
ガを設定します。立上がりエッジ、立
下がりエッジ、グリッチ、パターンな
どの標準イベントを使ってトリガ・イ
ベントを定義します。これらのイベン
トは、波形表示を終了しなくても、簡
単なプルダウン・メニューからアクセ
スできます。
信号のパターン、エッジ、レベルを設
定するだけで、簡単にイベントに対す
るトリガを設定することができます。
図17. トレースが表示されている場合には、
イベントの周囲をボックスで囲むだけで、ト
リガを設定できます
「クイック・トリガ」の設定
トレースに予想しなかったデータが現
れた場合、そのイベントをボックスで
囲み、「Set QuickTrigger」を選択し
て、イベントが再び発生するかどうか
を確認することができます。トリガの
定義に時間を費やす必要はありません。
アナライザがトリガを自動的に定義し
ます。
図19. リモートで作業し
ている場合、トリガ条件
が見つかったり、システ
ムのスナップショットが
得られたときにアナライ
ザから電子メールを送ら
せることができます
12
www.agilent.co.jp/find/logic
図18. トリガをカスタマイズして、イベン
ト・シーケンスを設定できます
アドバンスド・トリガ
アドバンスド・トリガ機能を使うと、
特定の状況に応じてトリガをカスタマ
イズすることができます。変更可能な
トリガ機能を、個別のトリガ・イベン
トまたは機能ブロックとして使用でき
ます。
各トリガ機能はアイコンでグラフィッ
ク表示されています。アイコンをトリ
ガ・シーケンスにドラッグ・アンド・
ドロップするだけです。トリガ・イベ
ントを完全に定義するには、空欄に必
要な値をすべて入力するか、プルダウ
ン・メニューから標準オプションを選
択します。
1 接続
2 捕捉
3
表示/解析
さまざまな問題の解決に威力を発揮する
豊富な表示/解析ツール
16900シリーズのナビゲーション、デ
ータ表示、解析機能を使って、シス
テムの動作を瞬時に調べることがで
きます。
図20. タイミングを表示して、ハードウェア
動作を検証します
波形/チャートの表示
オシロスコープからインポートした波
形も含め、複数のバスと信号のタイミ
ング関係を表示して、正しいハードウ
ェア動作を検証できます。
図21. リスト・ウィンドウは、通常、ステー
トの表示に使用されます
時間相関グローバル・マーカを使用し
て、あるバスでの問題から、他のバスま
たは信号の問題の原因を追跡できます。
捕捉されメモリに保存された順番で、
データ・パターンやイベント・シーケ
ンスを調べます。
動作インジケータを見て、ターゲット
の信号がすべて機能していること確認
できます。
意味のあるフォーマット(2進、16進、
8進、10進、符号付き10進
(2の補数)
、
ASCII、シンボルまたはプロセッサ・
ニーモニック)
でデータを表示できます。
信号/バスを個別に色付け/サイズ調
整することにより、必要な信号だけを
強調表示できます。
オーバレイ機能を使って、信号/バス
を直接比較できます。
バスの値をチャート表示して、A/Dコ
ンバータとの間でやり取りされたディ
ジタイズされた信号をグラフィックを
使って検証できます。
スナップツーエッジ・マーカを配置し
て、迅速かつ正確な測定を行えます。
リスト・ウィンドウ
個別に色わけ、名前付け、注釈付けし
たマーカを使って、関心のあるポイン
ト部分にマークを付けて移動できます。
図22. 分割ソース・ウィンドウには、ソー
ス・コードが上に、トレースの逆アセンブ
ル・データが下に表示されます。2つのトレ
ースは時間相関されており、スクロールする
と一緒に移動します
ソース相関ウィンドウ
ロジック・アナライザのトレースを、
高級言語ソース・コードと相関させる
ことができます。
問題があると思われるポイントからそ
の根本原因まで遡ることにより、問題
の原因を突き止めることができます。
ソース・コードをポイントしてクリッ
クするだけで、次のロジック・アナラ
イザによるトリガが設定できます。
変数に対する全動作を捕捉することに
より、データ破損の原因を特定できま
す。
13
1 接続
2 捕捉
3
表示/解析
さまざまな問題の解決に威力を発揮する
豊富な表示/解析ツール(続き)
図23. 比較画面では、2つのトレースの違い
を簡単に識別できます
比較画面
既知の正常なデバイスと問題のあるデ
バイスの機能の違いを、各デバイスの
トレースを比較することにより見つけ
出すことができます。
温度や周波数など、動作条件が変化し
たときの、デバイスの応答の違いを確
認できます。
エラーまたは指定したエラーの数を超
えたときに、繰り返し動作を中断して、
間欠的なエラーを検出できます。
リモートで作業をしている場合、指定
したエラーの個数を超えた時に、アナ
ライザから電子メールで通知するよう
にできます。
オフセット機能によリ、長さの異なる
トレースやトレースの一部だけの比較
もできます。
図24. フィルタ/カラー・ツールとAgilent
の専用VBAビューを使って、データ表示を
カスタマイズできます
フィルタ/カラー・ツール
探しているものが明確でない場合は、
データを再捕捉せずに複数の解析シナ
リオを実行できます。
分かりやすいフォーマットでデータが
表示されます。内蔵のVBAビュー・チ
ャート機能により、折れ線グラフ、XY
直交座標グラフ(I/Qプロット)、水平/
垂直棒グラフ、円グラフなどのさまざ
まな方法でデータを分類できます。
アイドル・ステートやキャッシュ・フ
ィルなどの不要なデータをフィルタリ
ングして、必要な情報だけを表示でき
ます。
Agilentの高度な逆アセンブリ・フィル
タリング機能を使って、実行されてい
ないコード・フェッチを除去し、実行
されたコードだけを表示できます。
フィルタ・ツールのカラー強調表示機
能をオンにすれば、イベントの頻度を
即座に調べることができます。
よく使用する解析シナリオに個別の名
前をつけて保存しておけば、検索/フ
ィルタ条件やVBAビューをすぐに再利
用/共有することができます。
14
www.agilent.co.jp/find/logic
図25. グローバル・マーカを使って、複数の
バス動作を簡単に測定できます
測定の実行と解析のカスタマイズ
繰り返し行う作業や解析を実行するカ
スタム・ダイアログを作成することによ
り、時間を節約できます。
以前の解析結果に基づいて次の測定用
にトリガを変更する自動テスト・スイ
ートを作成できます。
MathWork社のMATLAB®などのアプ
リケーションを起動してデータ転送す
ることにより、COM対応PCアプリケ
ーションの解析機能を使用して、より
詳細に解析できます。
Analysis APIを使って独自の逆アセン
ブラまたは解析ツールを開発すること
により、測定をカスタマイズできます。
1 接続
2 捕捉
3
表示/解析
さまざまな問題の解決に威力を発揮する
豊富な表示/解析ツール(続き)
図26.
パケット・ビュワー
パケット・レベルでトリガ/検索/表
示/解析する際に、システムのデバッグ
時間を節約できます。
図27.
トレードアップなど、現在行わ
デジタル・ベクトル信号解析
れているロジック・アナライザ
パケット情報のサマリと詳細を同時に表
示します。上側の枠はデコードされたパ
ケットとフィールドを表示します。下側
の枠には、選択したパケットの詳細、ヘ
ッダ、ペイロード、レーン情報表示用の
タブがあります。
PCI Expressなどの業界標準プロトコ
ルに対して、Agilentのソリューション
を使用できます。また、B4641Aプロ
トコル開発キットを使用すると、専用プ
ロトコル用のソリューションを作成でき
ます。
デジタル・ベースバンドおよびIF信号に
対して時間/周波数/変調ドメイン解析
を詳細に実行できます。
フィルタリング、プリディストーション、
リサンプリング、他のエラー源により、
完全なシンボル列から変化した信号を表
示できます。
に関するプロモーションや特別
販売については、以下のサイト
をご覧ください。
www.agilent.co.jp/find/logic-offer
カスタム・ソフトウェアを作成しなくて
も、データ解析を行えます。89600ベ
クトル信号解析ソフトウェアは、表示フ
ォーマット、測定、デジタル変調解析機
能を豊富に提供します。いずれも、業界
で評価され、実証されたアルゴリズムを
使用しています。
関連カタログおよびCD-ROM
カタログ・タイトル
カタログ・タイプ
カタログ番号
16900シリーズ ロジック解析システム・メインフレーム
Data Sheet
5989-0421JAJP
16900シリーズの測定モジュール
Data Sheet
5989-0422JAJP
16800シリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ
Data Sheet
5989-5062JAJP
16800シリーズ・ポータブル・ロジック・アナライザ
Data Sheet
5989-5063JAJP
Xilinx用FPGA ダイナミック・プローブ
Data Sheet
5989-0423JA
B4656A Altera用FPGAダイナミック・プローブ
Data Sheet
5989-5595JAJP
ロジック解析システム用プロービング・ソリューション
Catalog
5968-4632J
Application Support for Agilent Logic Analyzers
Configuration Guide
5966-4365E
Innovative Digital Debug Solutions CD with Videos
CD-ROM
5980-0941EN
15
アジレント・テクノロジー株式会社
電子計測UPDATE
Remove all doubt
www.agilent.co.jp/find/emailupdates-Japan
Agilentからの最新情報を記載した電子メー
ルを無料でお送りします。
Agilent Direct
www.agilent.co.jp/find/agilentdirect
測定器ソリューションを迅速に選択して、使
用できます。
Agilent
Open
www.agilent.co.jp/find/open
Agilentは、テスト・システムの接続とプログラミ
ングのプロセスを簡素化することにより、電子製
品の設計、検証、製造に携わるエンジニアを支援
します。Agilentの広範囲のシステム対応測定器、
オープン・インダストリ・ソフトウェア、PC標
準I/O、ワールドワイドのサポートは、テスト・
システムの開発を加速します。
アジレント・テクノロジーでは、柔軟性
の高い高品質な校正サービスと、お客様
のニーズに応じた修理サービスを提供す
ることで、お使いの測定機器を最高標準
に保つお手伝いをしています。お預かり
した機器をお約束どおりのパフォーマン
スにすることはもちろん、そのサービス
をお約束した期日までに確実にお届けし
ます。熟練した技術者、最新の校正試験
プログラム、自動化された故障診断、純
正部品によるサポートなど、アジレン
ト・テクノロジーの校正・修理サービス
は、いつも安心で信頼できる測定結果を
お客様に提供します。
本社〒192-8510 東京都八王子市高倉町 9-1
計測お客様窓口
受付時間 9:00-19:00(土・日・祭日を除く)
FAX、E-mail、Webは24時間受け付けています。
TEL ■■ 0120-421-345
(042-656-7832)
FAX ■■ 0120-421-678
(042-656-7840)
Email
電子計測ホームページ
www.agilent.co.jp
●
また、お客様それぞれの技術的なご要望
やビジネスのご要望に応じて、
●
●
●
●
アプリケーション・サポート
システム・インテグレーション
導入時のスタート・アップ・サービス
教育サービス
[email protected]
記載事項は変更になる場合があります。
ご発注の際はご確認ください。
Copyright 2007
アジレント・テクノロジー株式会社
など、専門的なテストおよび測定サービ
スも提供しております。
www.lxistandard.org
LXIは、GPIBのLANベースの後継インタフェ
ースで、さらに高速かつ効率的なコネクティ
ビティを提供します。Agilentは、LXIコンソ
ーシアムの設立メンバです。
世界各地の経験豊富なアジレント・テク
ノロジーのエンジニアが、お客様の生産
性の向上、設備投資の回収率の最大化、
測定器のメインテナンスをサポートいた
します。詳しくは:
www.agilent.co.jp/find/removealldoubt
MATLABはThe MathWorks, Inc.の米国登録商標です。
WindowsおよびMicrosoftはMicrosoft Corporation
の米国登録商標です。
IntelはIntel Corporationの米国登録商標です。
PCI ExpressおよびPCI-XはPCI-SIGの登録商標です。
ARMはARM Limitedの登録商標です。
www.agilent.co.jp/find/logic
November 30, 2007
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