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報告1 - 鉄道・運輸機構

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報告1 - 鉄道・運輸機構
(報告1)都市鉄道利便増進事業(相鉄・JR直通線)の受益納付について
資金フレーム
事業採択
↓
供用開始
↓
受益相当額 ⇒
営業主体
施設使用料
借入等
1/3
整備費用
整備主体
償還終了
地方
1/3
整備費用の補助額の割合
に応じて国・地方に納付。
(補助額に達するまで)
国
1/3
-8-
【質問1】
パワーポイントの図(上図)に、機構が借入れていた分を施設使用料によって返済し終えた後は、
「整備費用の補助額の割合に応じて国・地方に納付」とあるが、これは義務ということか。
【回答1】
1.「機構助成勘定」→「国」への納付(1/3国からの補助金分)
「機構繰入基準第12条」の規定に基づき、各年度の施設使用料の1/3相当額(国からの補助金分)を
建設勘定から助成勘定に繰り入れ後、機構は「交付要綱第12条」の規定に基づき、国庫に納付し
ます。
2.「整備主体(機構建設本部)」→「地方公共団体」への納付(1/3地方からの補助金分)
債券の償還終了後の施設使用料については、県や市の規定に基づいて、各年度の施設使用料の1/3
相当額(地方公共団体からの補助金分)を納付します。
※
都市鉄道利便増進事業費補助繰入基準抜粋
(利益の繰入)
第12条 建設本部長は、補助の対象施設の営業開始後、自ら調達した資金(当該施設の整備に要した
費用のうち国及び地方公共団体からの補助金を除く。)の回収後において、補助事業により整備さ
れた都市鉄道施設又は駅施設の営業を行う者から支払われる当該施設の使用料によって毎事業年度
の損益計算上利益を生じたときは、翌事業年度において当該利益の額の3分の1に相当する金額を、
理事長代理から繰り入れを受けた補助金の総額に相当する額に達するまで、建設勘定から助成勘定
に繰り入れするものとする。
2 建設本部長は、補助の対象である施設の営業が開始された翌年度から、理事長代理から繰り入れ
を受けた補助金の総額に相当する額を建設勘定から助成勘定に繰り入れするまでの間、毎年 6 月末
までに、建設本部長から第 11 号様式の報告による利益額計算書を理事長代理に提出するものとする。
ただし、理事長代理から繰り入れを受けた補助金の総額に相当する額を建設勘定から助成勘定に繰
り入れしたときは、この限りではない。
※ 都市鉄道利便増進事業費補助交付要綱抜粋
(利益の納付)
第12条 補助対象者が、補助の対象施設の営業開始後、自ら調達した資金(当該施設の整備に要した
費用のうち国及び地方公共団体からの補助金を除く。)の回収後において、補助事業により整備さ
れた都市鉄道施設又は駅施設の営業を行う者から支払われる当該施設の使用料によって毎事業年度
の損益計算上利益を生じたときは、機構は、翌事業年度において当該利益の額の3分の1に相当す
る金額を、国から交付を受けた補助金の総額に相当する額に達するまで、国庫に納付するものとす
る。
2
機構は、補助の対象である施設の営業が開始された翌年度から、国から交付を受けた補助金の総
額に相当する額を納付するまでの間、毎年6月末までに、第 11 号様式による利益額計算書を大臣に
提出しなければならない。ただし、国から交付を受けた補助金の総額に相当する額を納付したとき
は、この限りではない。
【質問2】
機構の借入金1/3は負債となるのは分かるが残りの国・地方の1/3ずつ2/3は機構として
は負債となるのか。借入金1/3返し終わった後のお金の流れについてはどうなっているのか。
【回答2】
建設中の国からの補助金は、国から助成勘定へ受入れを行った後、建設勘定へ繰入を行い、貸借
対照表上の建設勘定「固定負債 建設仮勘定見返補助金等」へ計上されます。(地方公共団体から
の補助金も同様)
事業完了後は「固定負債 資産見返補助金等」へ移します。
なお、この取扱は都市利便事業だけのものではなく補助金を受けて行う全ての事業に共通するも
のです。
機構債券の償還後は、鉄道施設賃貸収入(収益)は損益計算書上、経常収益に計上されます。その
うち2/3が補助金(国及び地方公共団体)に対する返納分として、返還金などの費用科目により計
上され、1/3は機構の利益となります。
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