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飯南町農業を語る熱い夜・・・若手意見交換会の開催
= インターネット掲 載 >> 可 標題 普 及 情 報 = No . 12 平成23 年 9月21日 東部 農林振興センター雲南事務所 農業普 及部 飯南 町農業を 語る熱い夜・・・若手 意見交 換会の開催 (ダ イジェスト) 飯南町の若手農業者から聞かれる同年代交流が希薄であるとの意見を受け、横の繋 がり強化を目的に意見交換会を開催し、日頃交流のない農業者が一堂に介し、お互い の熱い思いをぶつけ合った。その中で飯南町内産食材 100 %の学校給食をつくる取り 組みを起こそうという意見が出て、それに向かった組織を結成する運びとなった。今 後の活動について関係機関も連携し支援を行う。 飯南町地域農業再生協議会就農支援チームでは、新規就農者掘り起こしの一つとしてI ターンによる農業定住研修生や雇用就農者の確保に取り組んでいる。Iターン者を日々巡 回 す る な かで 、「 同 年代 交 流 が ほ とん ど な く 日常 の 悩 み や不 満 を 語 り 合え な い 」 との 意見 が出た。既存の認定就農者において経営調査を行った際の意見も同様で、同年代交流が少 ないことであった。そこで関係機関が把握している同年代の農業者や研修生、農業に関心 を持ち独自に活動を行っている若者グループに呼びかけを行い、9月16日の夜に意見交 換会を開催した。 当日は参加を募った新規就農者等17名と関係機関6名が参加し、各自の自己紹介と経 営(研修)概要、日頃の農業に対する想いを発表しあった。主な内容は定住研修生の農地 の確保問題、畜産農家の堆肥問題や、半農半Xの参考となる若者グループの活動などで、 それぞれ参加者が自由に意見を言い合い大いに盛り上がった。 会も佳境になると、1人の農業者が「自分たちが作る野菜や米や肉、牛乳などを使った 飯南町産食材 100 %の給食を町内の小中学生に年に1度でもいいから提供する取り組みを 行 い た い 。賛 同 す る 人 は一 緒 に や りま せ ん か ?そ の た め の 組織 を 立 ち 上げ ま し ょ う。」 と 提案を行い、満場一致で賛同を得た。今後は生産者中心の組織により、行政や学校と連携 を行いながら実現に向けて取り組んでいくこととなった。 参加者には先進農林業者等体験学習に参加している農大2年生や、当日県外からの相談 に訪れた就農相談者も参加し、認定農業者からいろいろアドバイスもらうなど、実際に農 業に取り組んでいる同年代の生の声に刺激を受けていた。 ま た 、 当 日 は 青 年 農 業 者 の 提 案 に よ り 、 Ustream( ユ ー ス ト リ ー ム ) を 活 用 し イ ン タ ー ネットによるライブ中継を行い、農業に興味のある全国の若者とネットを介して意見交換 も行った。新規就農を目指す者、特に農大生に対し激励の意見が多かった。 今後も定期的にこのような機会を設け、若い農業者や研修生が主体となった活動を再生 協の関係機関一体となって支援し、飯南町農業の活性化に努めていくこととしている。 Ustream を使ったネットライブの模様 参加者による発表の様子 担当 者 飯 南地 域 振興 グループ 石川 勝宗