Comments
Description
Transcript
第53期の取り組みと施策
第53期の取り組みと施策 Ⅰ.第2四半期までを振り返って 1.第6次中期計画の概要 基 本 経 営 課 題 ◆ 創業120周年を迎えるにあたり、第2ステージの新しい経営戦略である 『豊かで楽しい食生活提案型スーパーマーケットの充実』に向けて新たな基盤づくり ◆ 自分で考え、自分で行動する人材による下からの改革、現場主導の改革 基 本 経 営 戦 略 ◆ 豊かで楽しい食生活提案型SMの充実 ◆ 豊かで楽しい食生活提案型SMをビジネスモデルとして 確立するための新成長戦略 ◆ 豊かで楽しい食生活提案型SMに対応したプロ人材の強化 ◆ 働きがいのある会社づくり ◆ 豊かで楽しい食生活提案型SMに対応した本部組織体制 および諸制度の見直し ◆ 中長期の観点に立ってのシステムの抜本的見直し 1.第6次中期計画の概要 計 画 期 間 第53期(平成21年4月1日)~第55期(平成24年3月31日)の3ヵ年 主要目標数値 ◆長期目標数値 売上高 1兆円 店舗数 500店(首都圏に標準化された店舗) ◆第6次中期計画期間末の目標数値 ヤオコー単体 ヤオコー(連結) 2,200億円 2,280億円 経常利益 88億円 95億円 売上高経常利益 4.0% 4.2% 121店舗 - 売上高 店舗数 2.第2四半期までの外部環境 ◆政府の「景気底打ち宣言」など一部には 明るい兆し、一方「2番底」懸念も ◆企業収益の大幅な減少 ◆雇用情勢の一段の悪化 ⇒ 所得減少 ◆物価下落、一層のデフレ化 3.業界の事業環境 ◆ 少子高齢化によるパイ縮小 ◆ 生活防衛意識による低価格志向 ◆ 安売り競争の激化 ○ポイントセール ○低価格PB など ◆ GMSの業績不振、DSへの業態変更 安売り競争一色の様相 4.当社のポジショニング 「安さ」への追求 ○生活者の所得状況により 重要度が増している 「美味しいものを食べたい、 より豊かな食生活を楽しみたい」 ○限られた予算の中でも お客さまのニーズは変わらない ““ミールソリューション”と“価格コンシャス” ミールソリューション”と“価格コンシャス” の同時実現 の同時実現 周囲の状況に 『迷わされない、迷わない』 しかし、 『変わらなければならないことは変わる』 5.価格競争力の強化「価格コンシャス」 【従 来】 【今 後】 「ごちそう」商品を買うお客様は、 全て「ごちそう」商品を選ぶ傾向が強かった ○従来の価格戦略の考え方 「ごちそう」商品と「下限価格の商品」を 組み合わせて選ぶことが当たり前に ○今後の価格戦略 高 価 格 の 幅 品揃えを最大 ライン・クラスで 品揃えの「幅」を調整 低 下限の品揃えをカット カスタマーを限定し、絞り込んだMD ★ 価格のバラエティ感が向上 ★ ヤオコーの価格戦略の構築 価 格 の 幅 を 上 下 に 拡 大 Ⅱ.第2四半期までの重点取り組み 1.第53期の重点取り組み ◆ 商品開発 ~産地開発・ネットワークの強化・PB強化~ ◆ MDのレベルアップ ◆ 経費構造の見直し ◆ 新エリア戦略の構築と小型新フォーマットの具体化 ◆ プロ人材の育成 ~店長塾の拡充、次長・バイヤーへの応用展開~ ◆ 「おかげさまで売上2,000億円達成キャンペーン」 の積極展開 2.商品・MDのレベルアップ ①鮮魚部門の産地開発 バイヤーが足で稼ぐ産地開発 圧倒的な鮮度と値頃を提供 近海魚のブランド化 まぐろブランド化開発 ○東北(三陸)、常磐、千葉、神奈川などの ○味・品質のよいバチマグロの値頃訴求 主要7漁港の開拓、買付ルート開拓 「赤身100g298円1柵500円」 「中トロ1柵980円」 ○五大魚種だけでなく漁港特性を生かした ○生まぐろ産地リレーによる商品開発 値頃感のある特殊近海魚の仕入・育成 年間通して旬の美味しい「生」を値頃販売 漬魚の取組み ○美味しい時期の産地を指定した 新規魚種・産地開発、値頃商品の提供 「サメ」「銀ヒラス」「金目鯛」「メロ」 など 2.商品・MDのレベルアップ ②青果部門の取り組み バイヤーが足で稼ぐ産地開発 地域密着型商品で差別化を図る 価格対応力の強化 地元野菜の取り組み トマトの取り組み ○新規生産者獲得による供給量の確保 ○産地リレーの取り組み強化(計画糖度・食味追求) ○地元生産者会議を定期的に開催し情報共有 ○「木熟トマト」を中心に品揃え基準・商品特性の ○地元野菜フェアー実施と充実 取り組み強化 産直企画の充実 ○会津産直企画実施(6月~10月) 契約生産者350名(+50名) ○実施店舗の拡大 価格対応力の強化 ○中央市場(大田・千住)、 外郭市場(浦和)へ 常駐バイヤーを置き相場対応強化 2.商品・MDのレベルアップ ③三味の寿司の商品見直し 旬の食材の導入、ネタの見直し 生寿司 かすみ(えび・かに入り) 部門の単品売上NO.1商品 売価は変えず、人気食材「えび」「かに」を使用し 品質向上、値頃感向上により8月頃から売上改善 季節のちらし 旬の食材、「きのこ」・「青森産新ごぼう」などを 導入し、旬で一番美味しい時期にご提案 ヒット商品で上期計で昨年比3倍強の売上アップ 絶対の「味・鮮度・品質」の追求 2.商品・MDのレベルアップ ④PBの取り組み 単品数 売上高 構成比 The Marketplace 317 251 568 5.4% 1.3% 6.7% 当社仕様商品 PB 計 ベーシック セミアップグレード カテゴリーのバラエティ化強化 カテゴリーのバラエティ化強化 2.商品・MDのレベルアップ ④PB「The Marketplace」の開発 ヤオコーのPB開発コンセプト ◆ ヤオコーだけにある“オリジナル商品開発” ◆ 「美味しい、こだわり」商品を「値頃」の価格で ◆ 「ベーシック」から「セミアップグレード」までの品揃え ◆PB 朝採りたまごの焼きプリン(日配部門) ✓コンセプト ワンランク上の味わいの美味しい焼きプリンを手軽に楽しめる ✓開発の取り組み ・ 20年以上支持をいただいているヤオコーの 「PB那須牛乳」を原料に使用し他社との差別化 ・ メーカーとヤオコーがじっくり取り組み、価格と価値両方を訴求 所沢美原店でより未来を見据えた商品の品揃え 3.販売力の強化・プロ人材の育成 当社独自の社員教育 ! 次 長 塾 !次 長 塾 ◆次長の基本マネジメント習得 感動と笑顔の祭典・ 店長塾の成果を 次のステップへ展開 ◆店長候補の育成 ! M D 塾 !M D 塾 ◆MDのレベルアップ 商品開発力 販売力強化 ! 店 長 塾 !店 長 塾 ◆52週MDの構築 ◆52週MDの構築 ◆方向性を正しく理解し、 実践 ! 感動と笑顔の祭典 !感動と笑顔の祭典 できる店長 できる店長 ◆積極的にチャレンジす ◆積極的にチャレンジする店長育成 る店長育成 ◆全店1200チームの取組み ◆個店経営の実践 ◆チームで仕事 ◆マネジメントスキルの向上 ◆パートナーさんを中心としたボトムアップ ◆モチベーションの向上 組織 づくり ◆50期よりスタート「 より深化 ・より充実 」 第1ステップ 第2ステップ 3.販売力の強化・プロ人材の育成 店長塾「チャレンジ企画」 さんまチャレンジ ◆圧倒的な「ヤオコーらしさ」・ミールソリューションの売場づくり 大葉巻き 大葉巻き お造り お造り イカとのお造りミックス イカとのお造りミックス 丸モノ = 素材 バジルオイル焼き用 揚げ物用 開き メニュー提案 4.コスト構造の見直し その他 経費 人件費 経費削減 上期で昨年比約3億円の経費削減効果 生産性アップ 物流面、作業工程面の改善、 人時生産性のアップについて 下期以降プロジェクトチームを組成しスタート 4.コスト構造の見直し ◆一般経費の削減(店舗関係以外) ✓ 備品や消耗品削減 ( 発注方法の見直し、仕様の見直し 等 ) ✓備品や消耗品削減 ( 発注方法の見直し、仕様の見直し 等 ) ◆店舗関係経費の削減 ○ローコストオペレーションの店舗づくり 建築資材の高騰、水道光熱費の段階的値上がり 多店舗展開への体質強化の必要性 ✓ ✓ ランニングコスト削減 ランニングコスト削減 ( オール電化厨房、冷暖房換気施設、照明 等 ( オール電化厨房、冷暖房換気施設、照明 等 ) ) ※現状は電気代基本料金単価低下のウエイトが大きいが、基本は量の削減 ✓ イニシャルコスト削減 ( 建物計画の見直し、外装・内装の見直し 等 ) ✓イニシャルコスト削減 ( 建物計画の見直し、外装・内装の見直し 等 ) 厳しい環境下、確実に利益を確保できるコスト構造の構築・インフラ整備 5.新規出店・改装店 新規出店 新座店 ( NSC ) (2009年9月30日出店) 敷地面積 10,618㎡(3,212坪) 店舗面積 1,973㎡(596坪 ヤオコー) 4,061㎡(1,228坪 SC合計) 改 装 店 おゆみの店 北本店 狭山店 川口朝日店 Ⅲ.第3四半期以降の重点施策 1.小型店フォーマットの開発 小型なのに今まで以上の豊かさ・楽しさの実現 素材の強化 素材の強化 ◆素材の『 ◆素材の『圧倒的な鮮度』 圧倒的な鮮度』と『味』にこだわり、 “ “魚屋”“肉屋”“八百屋”“豆腐屋”などの原点に戻る ミールソリューション ミールソリューション の充実 の充実 価格コンシャス 価格コンシャス ◆産地開発・商品開発とロジスティクス構築の同時実現 ◆安さ・値頃・量目と収益構造バランス 1.小型店フォーマットの開発 ◆小型店フォーマットの開発の現状 MD面 立地面 <MD条件> <出店条件> ○ 小型でも 「豊かで楽しい食生活 ○ 450坪タイプ 提案型SM」の実現 ○ 南下政策にも対応 ○ 小型でも「圧倒的な鮮度・美味しさ」を ○ 人口密集地域への出店 表現できる商品開発・売場改革 <候補物件> ○ 新しい物流、オペレーション ○ リーマンショック後、 不動産市場が変化 標準タイプの所沢美原店でMD実験 (H22年1月出店予定 約600坪) ○当面は小型店MD戦略の開発・確立を 最優先 ○MDができれば候補物件はいくらでもある 2.店舗展開(下期新店・改装店) 9月30日現在 100店舗 群馬県 10店舗 栃木県 5店舗 前橋日吉店 (10/20出店) 茨城県 8店舗 埼玉県 64店舗 野田つつみ野店 (10/6改装) 秩父上野町店 (11/20出店予定) 東京都 1店舗 千葉県 12店舗 所沢美原店 (1月出店予定) 青梅今寺店 (3月出店予定) ご静聴ありがとうございました