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第7号 [PDFファイル/2.54MB]
第7号
発行日:平成27年11月12日
発行者:宮城県教育庁高校教育課
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/koukyou
みやぎハイスクール通信
県立高校の旬な情報を毎月お届けします。各高校の魅力的な取組の情報が満載です。中学生の皆さんの進
路選択にぜひご活用ください。
マナーアップ通信,部活動やボランティア活動などの各学校の特色ある取組,学校紹介,コラム,お知ら
せなどをお伝えします。
11月号の目次
1
マナーアップ通信
(1)仙台向山高校
2
特色ある取組
3
学校紹介
(1)角田高校
(1)仙台第二高校
(2)名取北高校
(2)仙台東高校
(2)加美農業高校
(3)鹿島台商業高校
(3)泉高校
(3)迫桜高校
(4)黒川高校
(5)古川高校
4
コラム
(6)第二工業高校
(1)村田高校
(7)石巻北高校
(2)水産高校
(8)宮城第一高校
(3)岩ヶ崎高校(鶯沢校舎)
5
お知らせ
(1)登米総合産業高校
(2)柴田高校
1
マナーアップ通信
(1) 仙台向山高校
<事故を減らしたい>
ます。その甲斐もあって,生徒の交
仙台向山高校では,生徒会執行部
通 安 全 に 対 す る 意 識 も 向 上 し,マ
を中心に「マナーアップ運動」を展
ナーは改善されました。今後も携帯
開し,登下校中のマナー向上を訴え
電話・イヤホンを使用しながらの自
ています。毎月1日と15日に執行
転車走行の危険性を訴えたいと考え
部員が通学路で交通安全を呼びかけ
ています。
ることにしています。本校は全体の
この「マナーアップ運動」の他に
およそ半数の生徒が自転車で通学し
もう一点取り組んでいることがあり
ていますが,学校は坂の途中にあ
ます。それは年に2回,春と秋にJ
り,登校するためには急な坂を上ら
R仙台駅で行われる乗車マナー向上
なければなりません。また,自動車
【仙台駅でのマナーアップ運動】
を訴える活動への参加です。駅構内
の交通量が多く,道幅が狭い箇所,
さらには近隣には小中学校もあるので,登下校中の児 でティッシュ配りをしてマナー向上を呼びかけていま
童・生徒にも注意しながら通学しています。そんな中, す。本校生徒だけでなく,社会全体のマナーが向上す
残念なことに毎年自転車での事故が報告されています。 ることを願っています。
このような事態を防ぐためにも生徒会執行部が中心と <学校のホームページはこちらです>
なって,自転車の安全運転とマナー向上を呼びかけてい http://mukaiyama.myswan.ne.jp/
Page 2
(2)名取北高校
<地域に応援され,育つ名取北高校>
名取北高校のマナーアップ運動は,毎月地域の方とともに各クラス生徒
が輪番で行う交通安全運動,長期休業後に部活動毎に行う1週間の朝のあ
いさつ運動,ホームルーム毎に行う地域清掃,JR職員の方とともに名取
駅で行うマナーアップキャンペーン等があります。生徒の約半数がJRを
利用し,約半数が自転車通学である本校は,朝の登校時,多くの地域の皆
さんとともに一日が始まります。生徒の生き
生きとした表情や態度が地域からの信頼とな
り,地域の皆さんの応援が生徒の頑張る力に
なるという好循環を生んでいます。
「ひまわりプロジェクト」では,名取復興
支援協会の方のお世話になり,生徒会,奉仕 【ひまわりプロジェクトのみなさんと】
活動部が育てたひまわりの苗を,東京大学の
留学生の皆さんとともに閖上地区に植えました。「道で咲かせよう東北の花」では,育
てた花を地域と東京都に送り,被災地と東京の地域交流を行いました。
地域のショッピングモールで行われた「名取市子ども読書活動推進事業」には図書委
員が運営に参加し,地域行事「文化祭inますだ」にはギター部と写真部が参加する等,
「地域に愛され,育つ北高生」を励みに頑張っています。
<学校のホームページはこちらです>http://natorikita.myswan.ne.jp
【地域のために活動します】
(3)鹿島台商業高校
<マナーの大切さ>
本校は大崎市唯一の商業高校として,実社会で幅広く活躍できる人材の育
成を目指し,基本的生活習慣(マナー)の確立を特に大切にしている学校です。
専門教科の学習や各種行事,部活動等に加え,外部の企業や専門機関等と連携
することにより,生きた学習も実践しています。主な取組として,生徒会あい
さつ運動やクリーンキャンペーン,ビジネスマナー実技講習会,互市や近隣の
スーパーでの販売実習等を実施しマナーアップを図っています。
(1) 生徒会あいさつ運動
生徒会役員が分担して毎週金曜日に校門前で実施しています。卒業後は地
域社会で活躍したいという生徒が多いので,コミュニケーションの基本であ
る挨拶が違和感なく自然にできるよう,生徒会役員が率先して声掛けをして
います。
(2) クリーンキャンペーン
学校から鹿島台駅までの通学路のゴミ拾い(奉仕活動)を,毎年10月には
全校生徒で,また,週毎に各部活動単位で実施しています。通学路の清掃をす
ることで,地域に貢献し,地域と共に成長しようとしています。
(3) ビジネスマナー実技講習会,各種販売実習
毎年10月に外部講師によるビジネスマナーに関する礼法指導を受け,4
月と11月には鹿島台の互市やイオン古川店等で本校や県内の商業高校が開
発した商品の販売実習を行っています。実践的な学習をとおして,マナーを身
につけています。
<学校のホームページはこちらです>
http://kashimadai-ch.myswan.ne.jp
【マナーの確立】
【地域への貢献】
【実践学習】
Page 3
2
特色ある取組
(1)角田高校
<大学出張講座を開催しました>
10月23日(金)に本
校 を 会 場 と し,1・2
年 生 対 象 の「大 学 出 張
講 義」が 開 催 さ れ ま し
た。当 日 は 東 北 大 学 を
は じめ と す る6 つ の国
公 立大 学 と 東北 学 院大
学 など の 6 つの 私 立大
学 から い ろ いろ な 学問
系統別に計13名の先生を講師としてお招きし,大学で
実際に学んでいる内容を講義していただきました。
生徒は進路希望も考慮して自分の興味関心のある分野
の2講座を受講し,大学で学ぶ内容を模擬体験したこと
で,学部・学科や学問をより深く考えるきっかけとな
り,進学に向けてさらに意識が高まりました。
本校では夏休みを利用しての大学や専門学校のオープ
ンキャンパス参加,職業人を招いての進路特別講演会な
ど進路に向けた学習の機会や行事がたくさんあり充実し
ています。
<平成28年度入学生から進学型単位制高校に>
本校では平成28年度入学生より「進学型単位制」高
校に変わります。
「進学型単位制」になることで,次の様
に変わります。
(2)仙台東高校
①
これまで以上に授業を通して,進学指導に力を入れ
ていきます。難関の国公立大学や私立大学進学に直結
したいろいろな科目を揃え,対応します。
② 生徒一人ひとりの進路希望にそったきめ細かな対応
と学習指導を行います。1・2年次は国語・数学・英
語科目で少人数・習熟度別授業を行い,理解度に応じ
た丁寧かつきめ細かな指導をし,大学進学に必要な基
礎学力と発展的な学習による応用力が身に付きます。
③ 「自分の進路希望を達成するために自分の時間割」
を作れます。3年次には進学に特化した多様な学校設
定科目や,進路希望を達成するのに必要な選択科目を
設置しており,大学進学だけでなく,専門学校や就
職・公務員にも対応できる自分の進路に必要な時間割
を自分で選んで作れます。
④ 部活動や学校行事,生徒会活動に全力投球します。
角田高校の良さである勉学だけではなく,部活動にも
学校行事にも力を入れ,楽しく充実した学校生活を送
る校風「文武両道」をさらに推進していきます。
⑤ 進路実現に向けた教員の手厚いフォローと進路学習
や行事が充実しています。
<学校のホームページはこちらです>
http://www.kakuko.myswan.ne.jp/
<グローバルウイーク:Global Week>
10月の学校公開の1週間をGlobal Weekと称し,国際理解に関するイベントを開催しています。国際理解教育
に力を入れている我が校ならではの特徴の1つでもあります。この期間,国際講演会をはじめ,異文化理解講座や
国際協力活動など,様々な取り組みを実施しています。
今年の国際講演会は,国際ボランティア団体の代表山中博氏
をお迎えして,
「貧困問題を根本から解決する方法」という
テーマで講演をいただきました。異文化理解講座は,本校ALT
であるIdelyn Ropan先生によるフィリピン国内事情について
の 座 談 会 や,NPO 法 人 IVY youth メ ン バ ー に よ る ワ ー ク
ショップを実施しました。また,本校に訪問したASEAN大学
生45名と交流をし,それぞれの文化について話しあうことで
相互理解を深めました。校内ではコモンホールで国際協力パネ
ル展を開催しながら,募金活動を展開しました。こうした活動
を通して国際理解や地球市民意識を持った行動がとれる生徒を
育成しております。
<学校のホームページはこちらです>
http://www.higasi-h.myswan.ne.jp/
Page 4
(3)泉高校
<特色ある英語の授業・行事>
本校には「英語科」があり,英語教育の主眼は「即興的に対応できるスピーキング能力」の向上です。リスニン
グ,リーディング,ライティングにおいても即興的な対応を重視します。定期考査の6割程度を初見の問題とし,
定期考査終了後には一対一のスピーキングテストを実践します。その結果,ほぼ全員の生徒が,突然訊ねられる英
語の質問に対して,何も見ることなく,短い英語であっても,十分に意味の通じる受け答えができるようになりま
す。
授業においては,例えば英語科3年の時事英語では,外国の事情などについて理解を深めるとともに,異なる文
化をもつ人々と積極的にコミュニケーションを図るための態度や,英語を使って自己表現する基礎的な能力を養い
ます。特徴としては,①特に「話す」「聞く」の2領域についての力を伸ばす。②生徒自身の考えをまとめ,表現
できる力を養う。③国際社会の問題に関心を持ち,多角的にそれらの問題について考察し,意見や考えをまとめ
る。④教材として,英字新聞・映画(英語字幕)
・その他インターネットなどで収集した情報を使用する。⑤授業
形態は,JTE2名,ALT2名のティームティーチングである。などです。
その成果は,今年度第3回目となった英語科発表会“THE SHOWCASE”(8月31日,イズミティ21にて開
催)で公開されました。これは英語科1年~3年の全生徒参加によるオールイングリッシュの行事です。
<学校のホームページはこちらです> http://www.izumihigh.myswan.ne.jp/
【 THE SHOWCASE でのディベートの様子】
(4)黒川高校
<電子工学科:実習装置の可視化>
電子工学科で行っている「実習装置の可視化」につ
いて紹介します。本校電子工学科では,①電子②電気
③情報④制御に関する基本的な知識や,技術・技能を
習得するための学習を行っています。
この取り組みは,3年生で行われる「課題研究」と
いう授業の中で,3年間学習してきた専門分野を深く
学ぶという目標
で実施されてい
ま す。各 学 年 で
行われる実習
は,座 学 で 行 う
学習の検証にも
な っ て い ま す。
しかし実習装置
は中身が確認で
き ず,結 線 す る
だけでイメージが
湧きません。今回
はコンセントから
供給されている電
気が,どのような
形に変化して活用
されているかを知
ることのできる実
験装置を作成しま
した。作成しなが
ら,各種電子素子の働きを復習・観察・波形観測と,
イメージを持ちながら学習することができました。今
後この装置を活用し,目に見える実習を展開していき
ます。
<学校のホームページはこちらです>
http://www.kurokawa.myswan.ne.jp/
Page 5
(5)古川高校
<古高といえば「蛍雪○○」⇒「蛍雪講座」>
古川高校では土曜活用事業として,年間9回「蛍雪講座」を実施しています。内容は,進路講演会,キャリア
セミナー,生徒部講演会,進学模試などです。今年度の進路指導関係事業としては,6月に1年生進路講演会と
して外部講師をお招きし,「なぜ学ぶか?」という疑問を今日の社会状況の中に位置付けながら説明していただき
ました。同日2年生では,「キャリアセミナー(社会人講話)
」を行いました。古川高校のOBをはじめ多数の社
会人の方々に参加いただき,
「働く意味,やりがい,生きがい」について熱く語っていただきました。
10月の進路講演会では,1年生向けとして『凡事徹底』,2年生向けとして『現役合格のためになすべきこ
と』と題して,生徒が自律的学習者になるために必要なこと,今なすべきことを,外部講師から実に具体的にお
話ししていただきました。
11月には高い志を育むために,生徒指導部主催の講演会が予定されています。
<学校のホームページはこちらです> http://furuko.sakura.ne.jp
(6)第二工業高校
<全国高校ロボット競技大会>
電子機械科ロボット班は,第23回全国高等学校ロボッ
ト競技大会の県予選において第2位の成績をおさめ,10
月31日(土),11月1日(日)に三重県で開催された全
国大会に出場しました。
競技は,リモコン型ロボットと自立型ロボットの2台1組
で行います。競技時間は3分間です。リモコン型ロボット
が,真珠貝エリア(海)にある真珠に見立てたテニスボール・
バレーボールをとりに行き,持ち帰って装飾エリア(陸)に
ある装飾台に真珠を飾り,ゴールするまでの得点と速さを
競います。自立型ロボットは,港エリアで活躍します。リモ
コン型ロボットは,この自立型ロボットに乗ってスロープ
の間を渡ります。
宮城県大会では,満点を出したロボットは1チームのみ
でしたが,全国大会の上位チームは満点が当たり前で,いか
に速く満点を出すかが勝負のポイントとなりました。速い
チームは30秒足らずでゴールし,レベルの高さを見せつ
けられました。
そのような中,第二工業高校のロボット「広瀬号 m2k」
はこれまで培ってきた技術を駆使し,懸命に取り組んだ結
果,宮城県勢としては最高の得点を上げる事ができました。
しかし,健闘むなしく,惜しくも1回戦敗退となりまし
た。
参加した生徒は来年3月に卒業し,その多くが就職する
予定です。全国大会への出場は社会に出るにあたり貴重な
経験になったと思います。
<学校のホームページはこちらです>
http://www.m2k.myswan.ne.jp/
Page 6
(7)石巻北高校
<交流ひろば販売所“と・ら・ま・い”について>
本校の校地内には,地域に開かれた販売所,通称“と・ら・ま・い”があります。ここでは,野菜や草花,加工食品
の販売と,他校が生産した製品などの受託販売を行っています。この取組の中で,生徒は様々な体験を通じて成長
しています。今回は,本校2年次生の三島竜輔実行委員長に,
“と・ら・ま・い”についてインタビューしました。
Q1 生徒にとって,
“と・ら・ま・い”というのは,どのような存在ですか?
A1 本校で生産した商品を販売するだけではなく,試食用に調理した野菜料理の提供などを通じて,地域の方々
と「交流」を広げる活動の場です。
Q2 “と・ら・ま・い”での注目すべき点は,どんなところですか?
A2 格安で販売している「北高パン」や新鮮な野菜は目玉品です。また,開店時には,地域に伝わる虎舞で打ち
鳴らす太鼓がリズムよく響き渡り,雰囲気を盛り上げています。今年度は,音楽を選択する生徒が開店前に
ミニコンサートを行ったり,美術部や書道部が作品を展示したりするなど,大変
好評でした。
Q3 各系列は,どのような活動を行い地域とのつながりに力を入れていますか?
A3 石巻北高校には,5つの系列がありますが,それぞれの系列が,
“と・ら・ま・い”
営業に尽力しています。食農系列は野菜や米粉パンなどの提供をします。家庭系
列はレシピづくりや試食の提供を通じて地域との交流をします。経情系列は精算
を中心とする接客をします。教養系列は駐車場の整理と販売の案内などを行いま
す。進学系列は“と・ら・ま・い”通信の発行に伴う広報活動と来店者数のカウント
などを行います。このように,それぞれの系列が力を合わせて,地域との
交流を進めています。
Q4 店長としての今後の抱負を教えてください。
A4 これまで先輩方が実践してきたことを受け継ぎながら,地域の方々に,石
巻北高の良さや活動内容などを理解していただけるよう,広報活動に力を
入れていきたいと考えています。多くのお客様に来店していただけるよう
精一杯頑張っていきます。今後ともどうぞよろしくお願いします。
<学校のホームページはこちらです>http://ishikita.myswan.ne.jp/
(8)宮城第一高校
<コスモス理科実験講座「エネルギーについて学ぶ」>
本校では,8月17日(月)から2泊3日で理数科・普
通科希望者19人の生徒が茨城県つくば市を訪問し,各研
究施設の見学や専門家による講義を通して,エネルギーの
利用について学ぶ宿泊研修を行いました。
初日は,中央農業総合研究センターでバイオマスに関す
る講義を聴き,つくばエキスポセンターで様々な科学体験
を通してエネルギーについて学びました。その日の夜に
は,筑波大学の先生による仙台市蒲生浄化センターを利用
した藻類バイオマス生産についての講義を受けました。2
日目は,高エネルギー加速器研究機構において,ニュート
リノ等の素粒子に関する講義や巨大な加速器などの実験
施設の見学を行いました。それは私たちの想像を遥かに越
えていました。その後,サイエンススクエアつくばを見学
し,最先端の科学技術に触れることができました。また,
夜には,本校卒業生を含む筑波大学の学生との交流会が行
われ,大学での学生生活や高校生活におけるアドバイスを
聞く機会がありました。最終日は,筑波大学プラズマ研究
センターで講義を受け,次世代のエネルギーについて学
び,生徒はこの研修を通してエネルギーについての理解
を深め,さらに科学に対する興味関心を大いに高めるこ
とができ,大変有意義な研修となりました。
<学校のホームページはこちらです>
http://www.miyaichi.myswan.ne.jp/
【高エネルギー加速器研究機構の様子】
Page 7
3
学校紹介
(1)仙台第二高校
<アメリカ研修>
7月19日(日)から28日(火)までの10日間,2学年の
希望者を対象としてアメリカ研修が行われました。以下は参加者
の感想です。
『アメリカ研修を終えて,楽しい思いもたくさんしましたが,
悔しい思いも多く味わいました。留学生との交流や授業では,初
めはうまく話せず,帰りたくなるくらい辛くなることもありまし
た。しかし,失敗を恐れず積極的に関わっていくことで,中身の
濃い10日間となりました。
』
『この研修を一言で表すと,それは「挑戦」でした。異国の地の
慣れない文化の中で,我々とは育った環境の違う,そして我々よ
りもずっと大人びた留学生たちと,彼らよりも劣った英語力で交
流を図らなければならない。これは想像よりもはるかに辛いこと
です。しかし,人は困難を乗り越えようとするとき成長をする生き物である,と私はこの研修で学びました。この研
修は確かに辛いものでしたが,得られた経験は何にも代えがたいかけがえのないものです。何かにぜひ「挑戦」して
みてください。それはきっとあなたの自信につながります。』
<学校のホームページはこちらです>http://www.sen2-h.myswan.ne.jp/
(2)加美農業高校
<君たちの未来は農から始まる>
本校は創立115年の歴史を持ち,校地面積全国第2位
の豊かな自然に恵まれた農業高校です。農業と一口に
言ってもその専門性は多様で,本校では6つの専攻(作
物・草花・野菜・果樹・畜産・植物バイオテクノロジー)
に分かれて学習しています。
毎年秋には全校を挙げて「収穫感謝の会」を開催し,各
部門からの作柄報告を行った後,薪と羽釜での炊飯体験,
生産した豚肉や里芋,人参,白菜,長ネギを使った芋煮作
りと,無事に収穫された大地の恵みに感謝するとともに,
それらを収穫するために費やした労苦をお互いに讃え合
います。
特に今年は本校の育成牛1頭が,
(社)日本ホルスタイ
ン登録協会が5年に1度開く,全国規模の乳牛の共進会
である第14回全日本ホルスタイン共進会に出陳された
ことが大きな話題となり,会に花を添えました。
本校は「農業経営者育成教育をとおして自立した有為
な人材を育成する」を学校の経営目標としています。農で
未来を創造する皆さんを待っています。
<学校のホームページはこちらです>
http://www.kamino-h.myswan.ne.jp/
Page 8
(3)迫桜高校
<稲刈り>
本校農業系列年間行事最大イベントの一つでもある
稲刈りが,10月上旬の3日間にわたって行われまし
た。
品種はひとめぼれで,4月の種まきから携わり,田
植え,生育調査を経て今回の稲刈りに至りました。全
員が初めての経験で,田植機やコンバインの操作にと
まどいながらも集中して取り組みました。
自分たち
で育てたと
いう気持ち
が稲の生育
にも伝わっ
たのか収穫
量も8俵を
超えまし
た。9月に
大雨の被害
4
もありまし
たが,例年
並みのでき
映えで,収
穫した新米
を試食会と
いう形で味
わいまし
た。
農業を通
して仲間と
協力し合っ
たり収穫を喜んだりしたことは,学生生活の中で大
きな糧になったと思います。
<学校のホームページはこちらです>
http://www. hakuou. myswan. ne. jp/
コラム
(1)村田高校
<交通安全人垣運動>
村高生の合い言葉 ・・・「学力」「体力」
「志」そして「心の教育」
10月7日(水),村田町役場前交差点において,交通安全の意識高揚を図るために,村田高校生徒会とPTAが
20年以上続けている交通安全人垣運動を行いました。昨年からは,本校生徒会とPTAが中心となり,地域連携事
業(小中高,町,警察署等)の一環として実施しています。当日は,大河原警察署,交通指導員の協力のもと,
「標
語パネル」を掲示し,交通安全を呼びかけながらドライバーに本校の家庭クラブが作成した「しおり」と,“事故無
し”をかけて柴田農林高校産の「梨」を配布し,自転車・バイク通学者には安全通行の呼びかけを行いました。
<学校のホームページはこちらです> http://murata-h.myswan.ne.jp
Page 9
(2)水産高校
<身を立てる術>
みなさんは,
「検定」と「資格」の違いはお分かりでしょうか?
一言で言えば「検定」とは,自分に備わった“学力や何かに対する能力”が,どれだけのレベルのものか証明で
きるものです。
「資格」とは,
“身につけた知識や技術”に対して,国にその知識と技術を活かして仕事をすること
を許された証明となるものです。職業によって,検定に合格することを求められます。
例えば,英語力や日本語力が必要な会社では,入社試験を受けるための条件に「漢検○級,英検○級以上を必要
とする」などといったものがあります。
一方,資格はというと,例えば電気工事のように,事故や火災が発生する可能性のある作業に,資格が無い者が
従事してはならないと法律で厳しく定められています。これは車の運転ができるからといって,免許(資格)がな
ければ運転すること自体が許されないのと同じです。
このように,実は世の中では,何をするにも“資格”が求められます。とても面倒な感じがしますね。しかし,
資格を取って,その資格を活かした仕事に就いたとしたらどうでしょうか?資格が必要な仕事ですから,その資格
を持っているだけで重宝されるのです。資格がそのまま「飯のタネ」になります。
さて,本校で取れる資格は各分野で様々ありますが,今回は,どこの類型に進んだとしても,全員が共通に受け
られる国家資格を紹介いたします。
○ アーク(電気)溶接・・・電気の力で鉄を溶かし,鉄どうしをくっつける技術。
○ ガス溶接・・・ガスの燃焼熱で鉄を切断する技術や鉄を溶かして鉄どうしをくっつける技術。
○ 床上操作式クレーン(天井クレーン)・・・工場内の天井に備わっているクレーンで,主に重い荷物を移動させる
ことを目的としたクレーンを操作する技術。
○ 小型移動式クレーン・・・建設現場や港湾などで,重い資材や荷物を運ぶことを目的としたクレーンを操作する技
術。
○ 玉掛け・・・クレーンで荷物を運ぶ際,バランス良く運ぶためと危険防止のために,荷物にワイヤーをかける技
術。
○ フォークリフト・・・倉庫などで荷物を運ぶ,トラックへの積み荷などを運ぶための専用車両を操作する技術。
○ ボイラー・・・暖房設備や温水器などを管理,または操作す
る技術。
本校生徒は,特にフォークリフトやクレーンの資格を取得し
て,工場や倉庫,港湾などでその資格を活かした仕事に就くこ
とも多いです。港の積み荷に必要なクレーンのオペレーター
(操縦士)は,普通の高卒の給料の1.5倍~2倍の収入も見込
めます。
もちろん,フォークリフトやクレーンは資格が無い者が操作
して仕事とすることはできませんので,資格を取ってしまえ
ば,一生の財産となると言えるでしょう。
このように本校は,まさに「飯のタネ」が,ゴロゴロ転がっ
ています。それを拾い,磨きをかけて,価値のあるものにでき
るかどうかは,自分の意志次第です。あなたも,本校で,身を
立てる術を身につけませんか!?
<学校のホームページはこちらです>
http://miyagisuisan.myswan.ne.jp
Page 10
(3)岩ケ崎高校(鶯沢校舎)
<創造工学科:「働くって・・・緊張するなあ!」
インターンシップ実習>
岩ケ崎高校鶯沢校舎では,2年生の「総合的な学習の時間」に,「インターンシッ
プ」を行っています。今年度は,10月6日(火)から4日間の日程で栗原市内の8
つの企業で実習を予定していました。しかし直前の豪雨で実習受け入れができなく
なった企業があり,7社で16名の生徒が実習を行いました。
「何かあったら,すぐに学校と会社に連絡しろよ!」事前指導で,厳しく指導され
た生徒たちは,不安そうな面持ちで実習に臨みました。
左の写真は,自動車のシートを作っている会社での実習です。裁断する時,熱で貼
りついたレザーをはがす作業です。
「始めはなかなかはがれなくて大変でしたが,担当
の○○さんにコツを教えてもらったらうまくできるようになりました。
」と嬉しそうに話している生徒の表情が印象
的でした。しかし失敗すると不良品になってしまうこともあり,生徒たちはずっと緊張したまま作業をしていまし
た。
右の写真は,機械の部品(ギア)をオーダーメードで作っている会社での実習で
す。精密さを要求されるため,学校では使ったことのないNC旋盤で加工します。担
当の方からデータ入力の仕方を指導していただき,加工してできた製品をノギスやマ
イクロメータ,三点マイクロメータで計測。すると,あまりの正確さにビックリ。作
業は加工と計測の繰り返しでした。正確に作られた製品を出荷することが,会社の信
頼につながることを学びました。
4日間の実習は,無事に終わりました。生徒たちは,働くことの厳しさや達成感,
ふだんの挨拶,コミュニケーションの大切さを実感したようでした。そして何より
も,今勉強していることの大切さも・・・。
来月は,インターンシップ発表会の様子をお知らせします。
<学校のホームページはこちらです> http://ugutech.myswan.ne.jp/
5
お知らせ
(1)登米総合産業高校
<新しい校舎で特色ある教育活動を体験!1日体験入学>
10月3日(土)に登米総合産業高校の1日体験入
学を実施しました。朝早くから多数の中学生や保護者
の皆様にご参加いただき,ありがとうございました。
短い時間でしたが,農業・機械・電気・情報技術・
商業・福祉の6学科において,総合産業高校ならでは
の特色ある取り組みを体験していただけたと思いま
す。参 加 し た
皆さんからは,
「良 い 体 験 が
で き ま し た。」
「専 門 的 な 内
容もわかりや
すい説明で興
味が持てまし
た。」
「先 輩 方
がやさしくサポートして
教えてくれました。
」など
の感想をいただき,本校
の魅力を感じていただけ
た と 思 い ま す。ま た,学
科体験後の各部活動の体
験や見学会も賑わってい
ました。
一日体験入学の様子は
本校ホームページ「報告
(ブログ)」に掲載してい
ます。是非ご覧ください。
<学校のホームページはこちらです>
http://tomesou.myswan.ne.jp/
Page 11
(2)柴田高校
<スポーツの秋,勉強の秋,読書の秋>
○スポーツの秋(各運動部大会速報)
●ウエイトリフティング部
国民体育大会
少年男子69kg級 7位 3年 鳥島 輝(村田一中)
●陸上競技部
国民体育大会
少年男子400mH 5位 3年 高橋 塁(将監中)
少年男子走幅跳
20位 2年 甲羽ウィルソン貴士(白石中)
少年女子やり投
7位 3年 菊地 七佳(白石中)
宮城県新人大会
男子
総合 2位
400mH
1位
2年 甲羽ウィルソン貴士(白石中)
走高跳
1位
2年 中島 大地(名取二中)
走幅跳
1位
2年 甲羽ウィルソン貴士(白石中)
ハンマー投 1位
2年 渡邊 凛太郎(八軒中)
やり投
1位
1年 大沼 航弥(船迫中)
女子
100mH
1位
2年 千葉 桃香(台原中)
東北新人大会
男子
走幅跳
1位
2年 甲羽ウィルソン貴士(白石中)
●バスケットボール部
全国高等学校バスケットボール選手権大会宮城県大会
男子 県ベスト8
女子 県ベスト16
○読書の秋(読書週間)
10月27日(火)から11月9日(月)ま
では読書週間となっています。柴田高校では図
書委員が読書の秋にお勧めしたい本を,好きな
セリフや推薦の言葉を添えて紹介しています。
柴田高校生は授業や部活,受験にも図書館を利
用し,日々の学習を進めています。
○勉強の秋(後期授業見学週間)
10月26日(月)から30日(金)に地域
に根ざし開かれた学校づくりの一環として,後
期授業見学週間が行われました。外部の方や教
職免許取得を目指す仙台大学の学生等,多くの
方々の来校があり,研究授業や公開授業が行わ
れました。
<学校のホームページはこちらです>
http://www.sibata.myswan.ne.jp/
【英語の授業の様子です】
●バレ―ボール部
全日本バレーボール高等学校選手権大会
男子 県ベスト8
宮城県代表決定戦
【英語のグループ学習】
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