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リアルタイムシステム LDF
リアルタイムシステム 2006/11/24 LDF • スケジュールを後ろから作る • 最も遅いデッドラインを持つタスクを最初に選ぶ • 計算量O(n^2)で最大遅れ時間を最小化するスケ ジュールを作成可能 • 制約 – 全てのタスクの起動時刻を同じにする必要がある • 利点 – タスクの実行順序が決められている場合でもスケジューリ ングができる 1 実行順序つきEDF • プリエンプトを許すことにより,タスクに実行順 序がある場合でもEDFでスケジューリングで きるようにしたもの • タスクの起動時間とデッドラインを変換するこ とにより,実行順序を作り出す Rate Monotonic(RM) • • 起動周期の短いタスクほど優先度を高くする 静的スケジューリング • 制限 – タスク間が独立であること – 周期的タスクを対象とする – デッドライン(Di)=周期(Ti)であること • 利点 – (静的スケジューリングの中では)RMを使用してもスケジュールできない周期 的タスクをスケジュールできるアルゴリズムはない – 短周期タスクのジッタがない – デッドライン違反が起こるときは必ず長周期タスクから起こる • 欠点 – CPU利用効率が悪くなることがある 2 LLFとESF • LLF(Least Laxity Frist) – タスクの余裕時間(Di-Ci)の最も小さいタスクに最 高のプライオリティを与える • ESF(Earliest Start time First) – 実行可能なタスクから実行する – リソース制約の解消に重点を置く動的スケジュー リング方式 最適化・経験的スケジューリング法 • 最適化スケジューリング法 – EDF,LLF,RMなど – 目的とするスケジュール評価関数の最適値を見つけることができる • 経験的スケジューリング法 – EDFとESFを合体させたものなど – 最適値を見つけられない – おおむね実行可能なスケジュールを見つけることが可能 – EDFとESFを合体させたもの • Di + W × esti の小さいタスクほど高い優先度を与える – esti:スタート可能時刻 W:経験的定数(3~6が使われる) • マルチプロセッサ 環境でも使用できる 3 Deadline Monotonic( DM) • RM法をTi≧Diに拡張したもの • デッドラインの早いものがプライオリティが高 くなる • 最大遅れ時間に対して最適 4