Comments
Description
Transcript
情報倫理3 - 室蘭工業大学
情報メディア基礎 第4回 情報倫理3 - 電子メールとマナー 2012年 5月 1,2,10,11日 室蘭工業大学 情報メディア教育センター 刀川 眞 1 110417 はじめに 2 本日の講義概要 1. 電子メールとは 2. PC電子メールの使い方(演習) 3. PC電子メールのマナー =休 憩= 4. HTMLメールの危険性 (PC電子メールと情報セキュリティ) 5. その他 自宅からのインターネット接続 小テスト&授業評価アンケート 3 1. 電子メールとは 4 ここでは主にPC同士で行う電子メールが対象 (インターネットにはケータイも接続されるが) インターネット 電話網 電子メールのメリット • どこにいても受信可能 • 宛名を書くのがとても楽 • 手間をかけずに大勢の人に同時に送信 • 郵便よりもずっと早く相手に到着 • 郵便よりもはるかに低コスト • 受け取った結果の編集・再加工が可能 • 画像ファイルや表計算ファイルも送信可能 http://www.fl.reitaku-u.ac.jp/~schiba/lit/pub/netbasic2009_e-mail.pdfを元に作成 電子メールの仕組み 送信サーバー ② インターネット 受信サーバー ④ ③ 学内LAN ⑤ ① メールの受信者 メールの送信者 名前のとおり より〒に近い www.ced.is.utsunomiya-u.ac.jp/lecture/2006/kiso/kiso-5-0518.pptを元に作成 メールアドレス メールの宛先(住所) [email protected] ユーザ ID 組織名 ホスト名 ドメイン名 主な組織属性 co・・・会社 ac・・・大学・研究機関 ne・・・ネットワークサービス or・・・社団法人・財団法人 go・・・政府関係機関 国名 組織属性 国名の例 jp・・・日本 uk・・・英国 kr・・・韓国 http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~epnetfan/zagaku/2003/0620/mail/email.pptを元に作成 PCでのメール実現法1 PC内に専用ソフト( )を設定 (Outlook, Thunderbird‥) インターネット ○:ダウンロードすれば、ネット接続なしでメールを 読んだり返信文作成が可能 ×:外出時、データ類を持ち歩く必要 PCでのメール実現法2 Webブラウザを利用(Webメール) インターネット ×:ネットに接続できないと、過去のメールを読んだ り返信文作成ができない ○:ネット接続のPC があれば、どこでもメール可能 本講義ではWEBメール( Active!mail)を使用 2. PC電子メールの使い方(演習) 11 準備 1. PCを起動 2. IEを立上げ 3. Activeメール立上げ Active!mailの起動 Active!mailのログイン 1. キャンパスID 2. パスワード 3. 「ログイン」クリック Active!mailのホーム画面 Active!mail初期設定 「ツール」を指定 Active!mail初期設定 1.1 署名とは 自己を明かすため (マナー) ただしセキュリティ 上、必要最小限の 情報に留める 水元先生 刀川@室工大です。 メーリングリスト閉鎖の件、了解しました。 報告書が完成したのち、半月~1カ月以 内の区切りの良い時期でいかがしょう? 閉鎖する時には事前連絡をします。 よろしくお願い致します。 -------------------------------------国立大学法人 室蘭工業大学 情報メディア教育センター 刀川 眞 -------------------------------------- Active!mail初期設定 1 「署名管理」を指定 Active!mail初期設定 1.2 「新規作成」を指定 注:画面が小さい時 100%に指定 Active!mail初期設定 1.3 署名管理関連の設定 ① 利用シーンに合った名称(授業用、部活用‥) ② 上下に記号行を書く と本文と区別しやすい (マナー) ③ 完成したら “OK”クリック Active!mail初期設定 1.4 署名欄の工夫(上下に記号行‥マナー) 水元先生 水元先生 刀川@室工大です。 刀川@室工大です。 メーリングリスト閉鎖の件、了解しました。 報告書が完成したのち、半月~1カ月以 内の区切りの良い時期でいかがしょう? 閉鎖する時には事前連絡をします。 メーリングリスト閉鎖の件、了解しました。 報告書が完成したのち、半月~1カ月以 内の区切りの良い時期でいかがしょう? 閉鎖する時には事前連絡をします。 よろしくお願い致します。 よろしくお願い致します。 国立大学法人 室蘭工業大学 情報メディア教育センター 刀川 眞 -------------------------------------国立大学法人 室蘭工業大学 情報メディア教育センター 刀川 眞 -------------------------------------- Active!mail初期設定 2.1 「プロフィール管理」を指定 Active!mail初期設定 2.2 「新規作成」を指定 Active!mail初期設定 2.3 プロフィール情報を設定 ①送信者名‥受信側はこ れが表示 ③「署名」での設定値 ④ ②メールを作成時、 自動適用 Active!mail初期設定 3 その他、必要に応じて設定(使いながら‥) メールの作成と送信 「メール作成」を指定 メールの作成と送信 キャンパスID or ”S”+学籍番号(2009前入学者) ①宛先‥ とりあえず自分宛 ・すべて半角文字 ○:muroran ×:muroran [email protected] PC電子メールの練習 刀川様 ②件名‥必須(マナー) ・本文を読まずに内容を 想定できる程度の簡潔 さ ・半角カナはNG ○:電子メール ×:電子メール 室蘭工業大学 情報メディア教育センター の刀川です。 このメールはPC電子メールの練習用で、自分宛に 送るものです。 特に返信は不要です。 今後も、よろしくお願いします。 ------------------------------------国立大学法人 室蘭工業大学 情報メディア教育センター 刀川 眞 28 メールの作成と送信 Cc:Carbon Copy ‥返事は不要だが、一応 は読んで欲しい相手 [email protected] PC電子メールの練習 刀川様 室蘭工業大学 情報メディア教育センター の刀川です。 このメールはPC電子メールの練習用で、自分宛に 送るものです。 特に返信は不要です。 Bcc:Blind Carbon Copy ‥受信者には非表示。 正規送信先には知られた くない相手(お客様への回 答を上司にも送るなど) 今後も、よろしくお願いします。 ------------------------------------国立大学法人 室蘭工業大学 情報メディア教育センター 刀川 眞 29 メールの作成と送信 ③本文‥簡潔で礼儀正しく(マナー) ・30文字/行程度 PC電子メールの練習 ・半角カナ、機種 [email protected] 依存文字はNG ○:Tel、No. 刀川様 ×:℡ 、№ 練習のメール 室蘭工業大学 情報メディア教育センター の刀川です。 このメールはPC電子メールの練習用で、自分宛に 送るものです。 特に返信は不要です。 ④署名‥適切な 署名を選択 ⑤送信 今後も、よろしくお願いします。 30 メールの作成と送信 ⑥送信確認 31 メールの作成と送信 宛先不明の場合は不達通知‥〒と同じ 32 メールの受信 送信サーバー ② インターネット 受信サーバー ④ ③ 学内LAN ⑤ ① メールの送信者 メールの受信者 www.ced.is.utsunomiya-u.ac.jp/lecture/2006/kiso/kiso-5-0518.pptを元に作成 メールの受信 「メール受信」を指定 34 メールの受信 ①メールの送受を確認‥「更新」を指定 ②読みたいメールを指定 35 メールの受信 ③メール確認‥自分宛に送ったメール ④署名確認 36 ヘッダー ⑤“操作を選択” ⑥“ソース表示” 37 ヘッダー 発信元、経路、通過時刻などが判明 38 ヘッダー情報のファイル化 ①ウィンドウ内クリック後、“すべて選択(A)”(Ctrl+A) ②“コピー(C)” (Ctrl+C) → ワークエリアに選択部分が一時保存 39 ヘッダー情報のファイル化 ③画面左下のWindowsマークから“メモ帳”選択 ④見つからない場合は、“すべてのプログラム” から 40 ヘッダー情報のファイル化 ⑤“アクセサリ”から“メモ帳”選択 41 ヘッダー情報のファイル化 ⑥メモ帳にコピー情報を“貼り付け(P)”(Ctrl+V) → ワークエリアに一時保存された情報を貼り付け 保存情報が大きくて必要部分が表示されない場合、 スクロールバーで調整 42 ヘッダー情報のファイル化 ⑦“ファイル”→“名前を付けて保存”を選択 43 ヘッダー情報のファイル化 ⑧保存場所‥デスクトップ “ファイル名(N)”‥キャンパスID.txt or ”S”+学籍番号.txt( 2009前入学者) ⑨“保存”指定 44 ヘッダー情報のファイル化 ⑩デスクトップでファイルを確認 他ウインドウが邪魔な場合は、不 要ウインドウを閉じるか、最小化 45 メールの返信 ① 「返信」を指定 CC全員に同報する場合は「全員に返信」を指定 46 メールの返信 ② 宛先は自動設定 件名に“Re”付加 ③ 返信文記入 ④ 元の文章 (受信メール) 47 ファイルの添付 メール本文とは別に、別途作成・入手したファイル を添付し送る‥文書、画像、音楽ファイルなど 注:ネットワークを圧迫するので巨大なファイルは 添付しない(本学の制限値は20MBまで) ①「追加」を指示 48 ファイルの添付 ②「参照」で添付する ファイルを探す ③添付するファイルを 指定 49 ファイルの添付 ④添付するファイルが設定され るので、「アップロード」指示 ⑤ファイル添付を確認 50 ファイルの添付 ⑥本文に添付ファイルの概要を必ず明記(マナー) これがないと不審ファイルとして、メールごと削 除される恐れ 51 プレビュー ⑦プレビュー 52 メールの返信 プレビューの状況 ①宛先、件名、内容、 添付ファイル等を 確認 ②返信にも署名 付加を確認 返信前に必ず確認の 習慣! ③「送信」指示 53 メールの返信 ④再度、受信を確認、場合によっては更新指示 54 添付ファイルの確認 ⑤受信一覧には添付ファイルの通知 ⑥メールを開き、添付ファイルを指定 55 添付ファイルの確認 ⑦添付ファイルはそのまま開くか、保存を指定 56 メールの削除 ①メールを選択 ②「メール操作」指定 ③削除指示 ④もしくは、指定したメールを ドラッグ&ドローで「ごみ箱」へ 57 メールの終了 ①「ログアウト」指定 58 3. PC電子メールのマナー 59 メールでのマナー(物語編) ・メールで提出したレポートが受け付け拒否に、 ・親しい先輩宛メールが問題化 視聴のポイント ・何が問題で、その対策は? 60 (メディア教育開発センター情報倫理デジタルビデオ小品集2 第2章-5) ミニ考察&紹介 ・何が問題であり、その対策は? 61 コミュニケーション手段としての電子メール ラフ、 リアルタイム 対面型対話 (おしゃべり) ケータイメール (≒チャット) 電子メール ていねい、 手紙(郵便) 非リアルタイム ギャップ (問題の原因) ケータイメールの特徴 ・PCに比べてキー入力がしづらい ・常時手元にあり、かつ起動が速い ↓ ・いつでも応答可能(応答への脅迫観念?) ・すぐの応答のため、何に対する and/or 誰に対 する返答か記述を省略(≒チャット) ⇒ PC電子メールとは異なる習慣 63 マナー違反のメール ・タイトル、宛名、差出人の無いメール ・超節約メール(挨拶、改行‥) 極端な節約は「読み手のことを考えない無礼 なヤツ」と判断される ・不適切な応答(タイミング、受信内容の極端な 省略、応答なし‥) ・敬語の誤り ・フリーメールのアドレスは要注意 工大生は大丈夫か? 64 PC電子メールのマナー ・簡単な自己紹介(例:室蘭工大の○○です。) ・署名‥セキュリティ上、必要最小限の情報で自己 を明かす 但し本文と区別しやすく記述 ・件名‥内容を想定できる程度の簡潔さ ・添付‥本文に添付ファイルの概要を明記 ・転送‥必ず事前に送信者から転送許可をもらう ①(OK?) A ②(OK) 自分 ③ B 65 電子メールマナーのまとめ ・すべてのコミュニケーションは、相手(受け 手)に理解されることが大前提 ‥説得、依頼、勧誘、愛の告白など ・電子メールは自分の社会的な「顔」 ‥相手はメールを元に自分を想定 66 休 憩 67 演習(趣旨:メールの操作やマナーの習得) ①先生に、先に作成したヘッダー情報の読み方を教えて もらう依頼メールをActive!mailで出しなさい。 ・本文は100~150文字程度 ・作成したヘッダー情報ファイルを添付する ・教員に関する情報は次のとおり 所属:室蘭工業大学 情報メディア教育センター 氏名:刀川 眞 宛先: 10850022 @mmm.muroran-it.ac.jp (注:このアドレスでは質問等は一切、受けない。 質問等は[email protected]へ) ②同時に、①で作成したメール本文をMoodleの「ていね いなメール文作成」で提出しなさい。 68 文字数の例(120文字) 地球外生命が生存できる系外惑星が連星系 や多重星系の周囲を回っていたら、そこで進 化した植物は人間の目には黒く見えるだろう。 そのような植物は恒星の致命的なフレアから 身を護るため、自ら移動したり、日焼け止め 液を分泌したりする可能性さえあるという。 69 ていねいなメール文作成 70 ていねいなメール文作成 71 ていねいなメール文作成 ①貼り付け ②クリック 72 4. HTMLメールの危険性 (PC電子メールと情報セキュリティ) 73 HTMLメールの危険性(物語編) 知らない間に商品案内メールが届く 視聴のポイント ・原因と対策は? 74 (メディア教育開発センター情報倫理デジタルビデオ小品集2 第1章-3) ミニ考察&紹介 ・原因と対策は? 75 HTMLメールの例 HTML形式 テキスト形式 HTMLメールの危険性(まとめ) ・広告メールなどはむやみに開かない ・HTMLメールはその まま開かないよう設 定(プレビューもメー ルを開くことと同じ) ・HTMLメールを送ら ない(相手にHTML 対応を強制させ、セ キュリティを低下) 77 5. その他 自宅からのインターネット 接続 無線LANただのりのリスク(物語編) 何も設定せずに無線LANが使えるが‥ 視聴のポイント ・無線LANを利用する際の注意は? 79 (メディア教育開発センター情報倫理デジタルビデオ小品集3 14) ミニ考察&紹介 ・無線LANを利用する際の注意は? 80 自宅からのインターネット接続法 PC ブロードバンド ルータ インターネット プロバイダー (推奨) LAN 自宅内 ネットワークの道案内(本来の機能)だが‥、 ・外部ネットワークと内部とを分離し、外から内部を勝 手にアクセスさせない → セキュリティ向上 ・アクセス先をフィルタリング → 〃 81 無線LAN 電波は広く放射されるため、よりセキュリティ配慮が必要 (1)情報の暗号化 (WEP→AES) × 正規 (2)ESSID隠ぺい ID不明 正規 非正規 (3)MACアドレス認証 登録済み 接続 不可 非登録 安易に初期 設定を変更し ない (通常は最強 に設定してあ る) 82 PC電子メールまとめ 83 メールの利用について(テキストp10) マナーの遵守 ネットワークサービスの利用 ・誹謗・中傷をしない ・発信内容に注意 ・SNSの利用 ・コミュニティ毎のルールに従う 84 メールの利用について(テキストp7) マナーの遵守 メールの利用について(1) ・メールシステムの信頼性を過信しない ・宛先を間違えない ・適切な件名(題名)をつける ・メーリングリストへの送信 ・添付ファイルのサイズに注意 85 メーリングリストとは ○○同好会 (メーリングリスト) 86 メールの利用について(テキストp8) マナーの遵守 メールの利用について(2) ・チェーンメール、デマメールに加担しない ・迷惑メールやフィッシングメールへの対策 を講じる ・メールアドレスは不用意に公開しない 87 メールでのプライバシー 88 メールでのプライバシー(物語編) ・家出した友人のプライバシーはどこまで 守るべきか? 89 小テスト ・ 授業評価アンケート 90