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DMX PARTNER
DMX PARTNER 取扱説明書 Ver. 1.00 はじめに この度は ELATION DMX PARTNER をご購入頂き誠にありがとうございます。DMX PARTNER は 96ch までの DMX 信号を保存することが可能な簡易 DMX レコーダーです。 本製品の性能を最大限に発揮させ、末永くお使い頂く為に、ご使用になる前にこの取扱説明書を必ず お読み下さい。また本書が保証書となりますので大切に保管して下さい。 基本仕様 • 96ch までの DMX 信号を保存可能 • チェース数:8(最大 99 ステップ) • ショー数:2(最大 99 シーン、フェードタイム、時間設定含む) • ブラックアウト機能 • オート動作 • サウンドアクティブ機能 • RS232C でパソコンと接続することにより、複数の DMXPARTNER 間でのデータの転送も可能(ソフ トウェアはメーカーサイトよりダウンロード可能) • DMX 入出力端子:3 ピン XLR • ジョイスティック搭載 • DC9V 電源アダプター付属 • 寸法:19.8W×11.2H×7.5Dcm • 重量:0.7kg ※製品の仕様は改良の為、予告無く変更する場合がございます。 1 安全上の注意 梱包を開き、破損した部品や欠品がないか確認して下さい。本体に異常がある場合は本製品の 使用をお止め頂き、販売店にご相談下さい。 本体は必ず安全で、安定した場所に設置して下さい。また、電源ケーブルは踏まれたり挟まれる ことのないようご注意下さい。 本体への接続が全て完了してから本体の電源を入れて下さい。本体を他の機材と接続する際に は必ず電源アダプターをコンセントから外して行ってください。 電源、電圧が正しい事を確認して下さい。AC100V 50/60Hz 環境にてご使用下さい。 感電防止の為、使用中は部品に触れないで下さい。本体カバーを外した状態で本製品を使用し ないで下さい。 本製品は屋内専用です。本製品を屋外で使用した場合、保証対象外となりますので予めご了承 下さい。 本体は通気性の良い場所に設置し、布等を被せないよう、また周囲に可燃物や爆発物、高温の 物体を置かないようご注意下さい。使用中は本体が熱を持ちますので、近くには何も置かないで 下さい。ストーブ等の熱源から離してご使用下さい。 本体に液体がかからないよう、また、雨天や湿気にさらさないようご注意下さい。感電や火災の原 因になります。 ディマーパックからの電源供給は行わないで下さい。 長時間使用しない場合は電源アダプターをコンセントから外して下さい。 故障が生じた場合はお手数ですが販売店もしくはサウンドハウスまでご連絡下さい。 メンテナンス以外の目的において無断で本体カバーを開けられた場合、保証の対象外となることがあ ります。 2 基本設定 DMX512 DMX512 とは照明コントローラとその他照明機器間のデータ通信を行う為の世界共通規格です。DMX コントローラから照明機器に信号を送信し、遠隔操作を行うことが可能です。また照明機器の IN、OUT 端子を介し、DMX 信号をシリアル接続することにより複数台のユニットを操作することが可能です。そ の際、接続に使用するケーブルの長さをできる限り短くすることにより DMX 信号の減衰を最小限に抑 えることができます。 DMXリンク DMXデータの正確な送受信を行う為、ユニット間をつなぐケーブルはできる限り短いものをお使い下さ い。また、ユニットが接続された順番とDMXのアドレス指定は相関しません。ユニットごとに任意のアド レスを設定することが可能です。 DMX ケーブル DMX 機器との接続は 3 ピン XLR 仕様のデジタルケーブルを使用して直 列に行います。 DMX ケーブルを作る際は、以下の図を参照して下さい。 5 ピン XLR 仕様の DMX コネクター 照明機器メーカーによっては 3 ピン仕様の XLR コネクターの代わりに 5 ピン仕様の XLR コネクターを DMX 信号の通信用に採用しています。5 ピン仕様の XLR コネクターを DMX PARTNER に接続する際は 変換アダプターをお使い下さい。 3 各部の名称と機能 フロントパネル 1・3.CHASES ボタン チェースの保存と再生に使用します。各チェースボタンに 99 ステップまで保存することができます。チェ ースはシーケンスモードとミックスモードの 2 つのモードで再生できます。チェースは全てのステップが 同じホールドタイム/フェードタイムとなります。 2.SHOW ボタン ショーの保存と再生に使用します。各ショーボタンに 99 ステップまで保存することができます。ショーは シーケンスモードとミックスモードの 2 つのモードで再生できます。ショーはチェースと異なり、各ステップ に異なるホールドタイムとフェードタイムを設定できます。 4.ジョイスティック ムービングライトなどの PAN/TILT の制御に使用します。 4 5. SEND ボタン ボタンを押すと、他の DMX PARTNER、もしくは PC へメモリーデータファイルを送信します。 (詳しくは 「データの送受信」を参照下さい。) 6. FADE ボタン チェースもしくはショーのフェードタイムを調整します。FADE ボタンを選択した時に、UP/DOWN ボタンを 使用して、チェースもしくはショーのフェードタイムを変更できます。 ※FADE または SPEED どちらか一方のみ設定が可能です。 7. RECEIVE ボタン RECEIVE ボタンを押すと、他の DMX PARTNER、もしくは PC からメモリーデータファイルを受信します。 (詳しくは「データの送受信」を参照下さい。) 8. SPEEDボタン チェースもしくはショーのホールドタイムを調整します。SPEEDボタンを選択した時に、UP/DOWNボタン を使用して、チェースもしくはショーのホールドタイムを変更することができます。 ※FADE または SPEED どちらか一方のみ設定が可能です。 9. ディスプレイ チェース/ショーの時間や現在のモードなどを表示します。 10. RECORDボタン レコードモード時に使用します。 11. MODEボタン DMXモード、オーディオモード、マニュアルモードの中からモードを選択します。 12. DELETEボタン レコードモードやレコードエディットモード時にボタンを押すと、チェースとショーのステップを削除しま す。 13. BLACKOUTボタン 選択した全てのチェースとショーをブラックアウトにします。暗転する時に使用します。 14. PAN/TILTボタン ジョイスティックに灯体のPAN/TILTを割り当てる際に使用します。 5 15. STROBEボタン チェースとショーを再生している間でも、すぐにストロボシーンを再生できます。 16. UP/DOWN ボタン ボタンを押すと、チェース/ショーのステップとフェードタイムを増減します。 リアパネル 1. DC 電源入力 2. DMX 入力 3. DMX 出力 4. DB9 Pin RS-232 入力コネクタ ※ 5. 電源 ※他の DMX PARTNER との接続、PC へのデータ送受信に 使用します。他のデバイスと接続する際、標準の RS-232 シ リ ア ル ラ ッ プ ・ リ ン ク タ イ プ を 使 用 し て 下 さ い 。 DMX Partner と PC でデータ を転送する 際には、Elation 社 RS-232 ソフトウェアを必ず使用して下さい。 6 操作方法 ジョイスティックアサイン 1. DMXコントローラのDMX出力端子からDMX PARTNERのDMX入力端子にデジタル3ピンXLRケーブ ルを接続して下さい。 2. PAN/TILTボタンを押して下さい。ボタンが点灯します。 3. DMXコントローラで、DMX値を全て0にして下さい。 4. RECORDボタンを押したまま、CHASEボタンを1、6、8、1、6、8と連続して押して下さい。RECORDボ タンが点灯します。(注意:DMX PARTNERにDMXコントローラを接続していない場合はレコードモ ードになりません。) 5. DMXコントローラで、PANのチャンネルを30~127の間に調整して下さい。例えばPANがチャンネル 1の場合、チャンネル1の値を30~127の間に調整します。(この作業中、他のチャンネルを変更し ないで下さい。意図しないチャンネルがジョイスティックに割り当てられてしまいます。) 6. PAN/TILTボタンを押すとCHASEボタンが一瞬点滅し、PAN設定が保存されます。 7. DMXコントローラで、TILTのチャンネルを128~255の間に調整して下さい。例えばTILTがチャンネ ル2の場合、チャンネル2の値を128~255の間に調整します。(この作業中、他のチャンネルを変更 しないで下さい。意図しないチャンネルがジョイスティックに割り当てられてしまいます。) 8. PAN/TILTボタンを押すとCHASEボタンが一瞬点滅し、TILT設定が保存されます。 9. ジョイスティックアサインモードを解除するには、BLACKOUTボタンを2回押して下さい。 7 チェースの保存 1. DMX コントローラの DMX 出力端子から DMX PARTNER の DMX 入力端子にデジタル 3 ピン XLR ケーブルを接続して下さい。DMX PARTNER にチェースを保存する前に、予め DMX コントローラで シーンをプログラムしておくことを推奨します。 2. RECORD ボタンを押したまま、CHASE ボタンを 1、6、8、1、6、8 と連続して押して下さい。RECORD ボタンが点灯します。(注意:DMX PARTNER に DMX コントローラを接続していない場合はレコード モードになりません。) 3. 保存したい CHASE ボタンを 1~8 の中から選択して下さい。CHASE ボタンを押すとボタンが点滅し、 ディスプレイに現在のチェースステップ「CH:00」が表示されます。 4. DMX コントローラから、シーンの選択を行うか、または最初のチェースステップとして保存したいチ ャンネル設定を手動で行って下さい。 5. ステップを保存するには RECORD ボタンを押して下さい。全ての CHASE ボタンが一瞬点滅します。 ディスプレイが「CH:01」となり、チェースステップが保存されことが表示されます。 6. 続けてチェースステップを追加するには手順 4~5 を繰り返して下さい。1 つのチェースにつき、最 大 99 ステップまで保存できます。 7. レコードモードを解除するには、BLACKOUT ボタンを 2 回押して下さい。 チェースの編集 既存のチェースへステップを追加します。 1. RECORDボタンを押したまま、CHASEボタンを1、6、8、1、6、8と連続して押して下さい。RECORDボ タンが点灯します。(注意:DMX PARTNERにDMXコントローラを接続していない場合はレコードモ ードになりません。) 2. 編集したいCHASEボタンを選択して下さい。CHASEボタンが点滅し、選択したチェースに現在保存 されているチェースステップ数が、ディスプレイに「CH:XX」と表示されます。 3. 既に保存したステップを見るには、同じCHASEボタンをもう一度押してください。CHASEボタンが点 滅から点灯に変わります。新しく追加したいステップの位置が表示されるまで、UP/DOWNボタンを 使用してスクロールして下さい。追加したいステップの位置が表示されたことを確認したら、同じ CHASEボタンをもう一度押して下さい。CHASEボタンが点滅します。 4. DMXコントローラから、シーンの選択を行うか、または最初のチェースステップとして保存したいチ ャンネル設定を手動で行って下さい。 5. 新しいステップを保存するには、RECORDボタンを押してください。全てのCHASEボタンが一瞬点 滅して、ディスプレイに新しいチェースステップが保存されたことを表示します。 6. 続けてチェースステップを追加するには、手順3~5を繰り返してください。 7. レコードモードを解除するにはBLACKOUTボタンを2回押してください。 8 チェースステップの削除 1. RECORDボタンを押したまま、CHASEボタンを1、6、8、1、6、8と連続して押して下さい。RECORDボ タンが点灯します。(注意:DMX PARTNERにDMXコントローラを接続していない場合はレコードモ ードになりません。) 2. 削除したいステップの含まれるCHASEボタンを選択して下さい。CHASEボタンが点滅し、選択した チェースに現在保存されているチェースステップ数が、ディスプレイに「CH:XX」と表示されます。 3. 既に保存したステップを見るには、同じCHASEボタンをもう一度押してください。CHASEボタンが点 滅から点灯に変わります。削除したいステップが表示されるまで、UP/DOWNボタンを使用してスク ロールしてください。削除したいステップが表示されたことを確認したら、同じチェースボタンをもう 一度押して下さい。CHASEボタンが点滅します。 4. DELETEボタンを押してください。全てのCHASEボタンが一瞬点滅します。ディスプレイに一つ前の チェースステップが表示され、ステップが削除されたことを示します。 5. 続けてチェースステップ削除を追加するには、手順3~4を繰り返してください。 6. レコードモードを解除するにはBLACKOUTボタンを2回押してください。 チェースの削除 1. RECORDボタンを押したまま、CHASEボタンを1、6、8、1、6、8と連続して押して下さい。RECORDボ タンが点灯します。(注意:DMX PARTNERにDMXコントローラを接続していない場合はレコードモ ードになりません。) 2. DELETEボタンを押したまま、削除したいCHASEボタンを押してください。全てのCHASEボタンが一 瞬点滅し、選択したCHASEボタンが消灯すると、チェースが削除されたことを示します。 3. 続けてチェースを削除するには、手順2を繰り返してください。 4. レコードモードを解除するにはBLACKOUTボタンを2回押してください。 9 ショーの保存 1. DMXコントローラのDMX出力端子からDMX PARTNERのDMX入力端子にデジタル3ピンXLRケーブ ルを接続して下さい。DMX PARTNERへショーを保存する前に、予めDMXコントローラでシーンをプ ログラムしておくことを推奨します。 2. RECORDボタンを押したまま、CHASEボタンを1、6、8、1、6、8と連続して押して下さい。RECORDボ タンが点灯します。(注意:DMX PARTNERにDMXコントローラを接続していない場合はレコードモ ードになりません。) 3. 保存したいSHOWボタンを1、2の内いずれか選択してください。SHOWボタンを押すとボタンが点滅 し、ディスプレイに現在のショーステップ「SH:00」が表示されます。 4. DMXコントローラから、シーンの選択を行うか、または最初のショーステップとして保存したいチャン ネル設定を手動で行って下さい。 5. SPEEDボタンを押して、ステップのホールドタイムを調整します。次にUP/DOWNボタンを押し、0.1 秒~10分の間でホールドタイムの選択します。 6. FADEボタンを押して、ステップのフェードタイムを調整します。次にUP/DOWNボタンを押し、0.1秒 ~10分の間でフェードタイムの選択します。 7. ステップを保存するには、RECORDボタンを押して下さい。全てのCHASEボタンが一瞬点滅します。 ディスプレイが「SH:01」となり、ショーステップが保存されことが表示されます。 8. 続けてショーステップを追加するには、手順4~7を繰り返して下さい。1つのショーにつき、最大99 ステップまで保存できます。 9. レコードモードを解除するには、BLACKOUTボタンを2回押して下さい。 ※FADE、SPEED はどちらか一方のみ設定が可能です。 10 ショーの編集 既存のショーへステップを追加します。 1. RECORDボタンを押したまま、CHASEボタンを1、6、8、1、6、8と連続して押して下さい。RECORDボ タンが点灯します。(注意:DMX PARTNERにDMXコントローラを接続していない場合はレコードモ ードになりません。) 2. 編集したいSHOWボタンを選択して下さい。SHOWボタンが点滅し、選択したショーに現在保存され ているショーステップ数が、ディスプレイに「SH:XX」と表示されます。 3. 既に保存したステップを見るには、同じSHOWボタンをもう一度押してください。SHOWボタンが点滅 から点灯に変わります。新しく追加したいステップの位置が表示されるまで、UP/DOWNボタンを使 用してスクロールして下さい。追加したいステップの位置が表示されたことを確認したら、同じ SHOWボタンをもう一度押して下さい。SHOWボタンが点滅します。 4. DMXコントローラから、シーンの選択を行うか、または追加するショーステップとして保存したいチャ ンネル設定を手動で行って下さい。 5. SPEEDボタンを押して、ステップのホールドタイムを設定します。次にUP/DOWNボタンを押し、0.1 秒~10分の間でホールドタイムの設定をします。 6. FADEボタンを押して、ステップのフェードタイムを設定します。次にUP/DOWNボタンを押し、0.1秒 ~10分の間でフェードタイムの設定をします。 7. 新しいステップを保存するには、RECORDボタンを押してください。全てのCHASEボタンが一瞬点 滅して、ディスプレイに新しいショーステップが保存されたことを表示します。 8. 続けてショーステップを追加するには、手順3~5を繰り返して下さい。 9. レコードモードを解除するにはBLACKOUTボタンを2回押してください。 ※FADE、SPEED はどちらか一方のみ設定が可能です。 11 ショーステップの削除 1. RECORDボタンを押したまま、CHASEボタンを1、6、8、1、6、8と連続して押して下さい。RECORDボ タンが点灯します。(注意:DMX PARTNERにDMXコントローラを接続していない場合はレコードモ ードになりません。) 2. 削除したいステップの含まれるSHOWボタンを選択してください。SHOWボタンが点滅し、選択した ショーに現在保存されているショーステップ数が、ディスプレイに「SH:XX」と表示されます。 3. 既に保存したステップを見るには、同じSHOWボタンをもう一度押してください。SHOWボタンが点滅 から点灯に変わります。削除したいステップが表示されるまで、UP/DOWNボタンを使用してスクロ ールして下さい。削除したいステップが表示されたことを確認したら、同じSHOWボタンをもう一度押 して下さい。SHOWボタンが点滅します。 4. DELETEボタンを押してください。全てのCHASEボタンが一瞬点滅します。ディスプレイに一つ前の ショーステップが表示され、ステップが削除されたことを示します。 5. 続けてショーステップを削除するには、手順3~5を繰り返してください。 6. レコードモードを解除するにはBLACKOUTボタンを2回押してください。 ショーの削除 1. RECORDボタンを押したまま、CHASEボタンを1、6、8、1、6、8と連続して押して下さい。RECORDボ タンが点灯します。(注意:DMX PARTNERにDMXコントローラを接続していない場合はレコードモ ードになりません。) 2. DELETEボタンを押したまま、削除したいSHOWボタンを押してください。全てのCHASEボタンが一 瞬点滅して、選択したSHOWボタンが消灯すると、ショーが削除されたことを示します。 3. 続けてショーを削除するには、2の手順を繰り返してください。 4. レコードモードを解除するにはBLACKOUTボタンを2回押してください。 12 ストロボ機能のアサイン 1. RECORDボタンを押したまま、CHASEボタンを1、6、8、1、6、8と連続して押して下さい。RECORDボ タンが点灯します。(注意:DMX PARTNERにDMXコントローラを接続していない場合はレコードモ ードになりません。) 2. DMXコントローラから、プログラム済みのストロボシーンを選択するか、または保存したいストロボ シーンのチャンネル設定を手動で行って下さい。 3. STROBEボタンを押すとシーンにストロボを保存します。全てのCHASEボタンが一瞬点滅するとシ ーンにストロボが保存されたことを確定します。 4. 解除するにはBLACKOUTボタンを2回押してください。 13 チェースの再生 チェースの再生にはシーケンスモードとミックスモードの 2 つのモードがあります。 シーケンスモードではチェースをひとつずつ再生します。全てのチェースを選択することもできますが、 一度に再生されるチェースは 1 つのみです。チェースが再生されている時、その CHASE ボタンは点滅 します。1 つ目のチェース再生が終了すると、2 つ目に選択したチェースを自動的に連続再生します。シ ーケンスモードでは、選択したチェースを自動的にループ再生します。 ミックスモードでは最大 8 つのチェースを同時に再生します。このモードは選択したチェースの内、最大 の信号値が出力されます。例えば 1 つのチェースがチャンネル 2 で値 126、他のチェースがチャンネル 2 で値 246 の場合、チャンネル 2 は値 246 が出力されます。 チェースの再生 -シーケンスモード1. 1~8の中から再生したいCHASEボタンを押して下さい。選択されたCHASEボタンが点滅し、ディス プレイに選択したチェースナンバーとチェースステップ「C1-8:1-99」が表示されます。2つ以上のチ ェースを選択すると、それらのチェースは選択した順に繰り返し再生されます。 2. SPEEDボタンを押すとチェーススピードを調整することが出来ます。UP/DOWNボタンを使用して、 0.1秒~10分の間でチェーススピードを設定して下さい。 3. FADEボタンを押すと、チェースフェードタイムを調整することが出来ます。UP/DOWNボタンを使用 して、0.1秒~10分の間でフェードタイムを設定して下さい。 4. シーケンスからチェースを解除するには、オフにしたいCHASEボタンを押して下さい。シーケンスか らチェースが解除されると、そのCHASEボタンが消灯します。 チェースの再生 -ミックスモード1. 1~8のCHASEボタンの内、再生したいいずれかのCHASEボタンを押しながら、ミックスモードでチ ェース再生したい他のCHASEボタンを押して下さい。選択した全てのチェースが点滅すると、ミック スチェースの一部となった事を意味します。 2. SPEEDボタンを押すと、チェーススピードを調整することが出来ます。UP/DOWNボタンを使用して、 0.1秒から10分までチェースレートを設定して下さい。 3. FADEボタンを押すと、チェースフェードタイムを調整することが出来ます。UP/DOWNボタンを使用 して、0.1秒から10分までフェードタイムレートを設定して下さい。 4. ミックスチェース再生モードを解除するには、どのCHASEボタンでも良いので2回押して下さい。 ※FADE、SPEED はどちらか一方のみ設定が可能です。 14 ショーの再生 ショーの再生にはシーケンスモードとミックスモードの2つのモードがあります。 シーケンスモードではショーをひとつずつ再生します。2 つのショーを選択することもできますが、一度 に再生されるショーは 1 つのみです。ショーが再生されている時、その SHOW ボタンは点滅します。1 つ 目のショー再生が終了すると、2 つ目に選択したショーを自動的に連続再生します。シーケンスモード では、選択したショーを自動的にループ再生します。 ミックスモードは2つのショーを同時に再生します。このモードは選択したチェースの内、最大の信号値 が出力されます。例えば、1つのショーがチャンネル3で161値、他のショーがチャンネル3で223値の場 合、223値が出力されます。 ショーの再生(シーケンスショーモード) 1. SHOWボタン1と2を押して下さい。再生中のSHOWボタンが点滅し、次に再生されるSHOWボタンが 点灯します。ディスプレイには再生中のショーナンバーとショーステップ「S1-2:1-99」が表示されま す。SPEEDボタンとFADEボタンを押しても、ショーレコードモードで保存されたショーのスピードとフ ェードタイムは変わりません。 2. シーケンスショーモードを解除するには、オフにしたいSHOWボタン押して下さい。SHOWボタンが 消えると、そのショーがシーケンスに含まれていない事を表します。 ショーの再生(ミックスショーモード) 1. 保存したSHOWボタン1、もしくはボタン2を押したまま、もう一方のSHOWボタンを押して同時にボタ ンを離して下さい。両方のSHOWボタンが点滅すると、ミックスショー再生モードになります。 2. このモードを解除するには、どちらかのSHOWボタンを2回押して下さい。 15 ストロボの再生 STROBEボタンを押すとストロボシーンをアクティブにします。チェースやショーの再生中にSTROBEボ タンを押すと、チェースやショーの再生は停止し、ストロボシーンのみが再生されます。 1. ストロボ機能をONにするには、STROBEボタンを押して下さい。 2. ストロボ機能をOFFにしたいときは、再度STROBEボタンを押して下さい。ストロボ機能をOFFにす ると、ストロボ機能をONにする前に再生されていたショー、またはチェースが再生されます。 サウンドアクティブ/マニュアルモード チェース、またはショー再生しているとき、サウンドアクティブモード、もしくはマニュアルモードを選択で きます。 サウンドアクティブモード 1. MODEボタンを1回押して下さい。AUDIO表示の隣のインジケータが点灯すると、サウンドアクティブ モードになった事を表します。DMX PARTNERの内部マイクで音を感知すると、チェースとショーの ステップが次に進みます。 2. オーディオモードを解除するには、MODEボタンを2回押して下さい。チェースとショーのスピード及 びフェードタイムはデフォルトに戻ります。 マニュアルモード 1. MODEボタンを2回押して下さい。MANUAL表示の隣のインジケータが点灯すると、マニュアルモー ドになった事を表します。UP/DOWNボタンを押すと、それに伴いチェースとショーのステップが変 わります。UPボタンを押すとチェースとショーのステップが1つ進みます。DOWNボタンを押すとチェ ースとショーのステップが1つ戻ります。 2. マニュアルモードを解除するには、MODEボタンを1回押して下さい。チェースとショーはデフォルト のスピード及びフェードタイムに戻ります。 16 データの送受信 DMX PARTNERから他のDMX PARTNERへ、またはRS232ソフトウェアを使用してDMX PARTNERから PCへデータを送受信する際は、SENDボタンとRECEIVEボタンを使用します。 RS232ソフトウェアは www.elationlighting.com にてご利用頂けます。 データ送受信(マスターDMX PARTNERからスレーブDMX PARTNERへ) 1. 9ピンシリアルラップ・リンクケーブルを使用して、マスターユニット背面のRS232コネクターから、ス レーブユニット背面のRS232コネクターへ接続してください。 2. マスターユニットのSENDボタンを押したままCHASEボタンを1、6、8、1、6、8と順に押して下さい。 SENDボタンが点灯してディスプレイにSEndと表示されると送信準備完了となります。 3. スレーブユニットのRECEIVEボタンを押したままCHASEボタンを1、6、8、1、6、8と連続して押して下 さい。RECEIVE ボタンが点灯してディスプレイにINを表示すると受信準備完了となります。 4. マスターユニットのSENDボタンを押すと、スレーブユニットへデータ転送を始めます。データの転送 が終了すると、マスターとスレーブユニット両方のディスプレイにENDを表示します。 5. 解除するにはBLACK OUTボタンを押して下さい。 データ送受信(DMX PARTNERからPCへ) まず、RS232ソフトウェアをインストールして下さい。 DMX PARTNER製品ページ、もしくは www.elationlighting.com にてご利用頂けます。 1. 9ピンシリアルラップ・リンクケーブルを使用して、マスターユニット背面のRS232コネクターから、PC のシリアルポートへ接続してください。 2. PCからRS232ソフトウェアを選択してください。Baud転送レートを38400にセットして、シリアルポート に関連づけるCOMポートを選択して下さい。どちらのcom portか分からない場合、com port1を選 択して手順3へ進んで下さい。それでも転送できない場合はcom port2を選択して3と4手順を繰り 返して下さい。 3. DMX PARTNERのSENDボタンを押したまま同時にCHASEボタンを1、6、8、1、6、8と連続して押し て下さい。SEND ボタンが点灯してディスプレイにSEndと表示されると送信準備完了となります。 4. PCからRS232ソフトウェアのRECEIVEボタンを選択して下さい。新しいファイルを受信したことを表 します。 5. データの転送が終了すると、DMX PARTNERのディスプレイにENDと表示されます。 6. 解除するにはBLACKOUTボタンを押して下さい。 17 データ送受信(PCからDMX PARTNERへ) (まず、RS232ソフトウェアをインストールして下さい。DMX PARTNER製品ページ、もしくは www.elationlighting.com にてご利用頂けます。) 1. 9ピンシリアルラップ・リンクケーブルを使用して、マスターユニット背面のRS232コネクターから、PC のシリアルポートへ接続してください。 2. PCからRS232ソフトウェアを選択してください。BAUD転送レートを38400にセットして、そしてシリア ルポートに関連づけるCOMポートを選択して下さい。どちらのcom portか分からない場合、com port1を選択して手順3へ進んで下さい。もし転送できない場合はcom port2を選択して3と4手順を 繰り返して下さい。 3. DMX PARTNERのRECEIVEボタンを押したまま、CHASEボタンを1、6、8、1、6、8と連続して押して 下さい。RECEIVEボタンが点灯してディスプレイにINと表示されると受信準備完了となります。 4. PCからRS232プログラムのSENDボタンを選択してDMX PARTNERへ転送したいファイルを選択し て下さい。 5. PCのプログラム上では、選択したファイルが送信中である事が表示され、DMX PARTNERのディス プレイ上では受信中である事が表示されます。 6. データの転送が終了すると、DMX PARTNERのディスプレイにENDと表示されます。 7. 解除するにはBLACKOUTボタンを押して下さい。 18 ブラックアウト 電源を入れた際、DMX PARTNERのブラックアウト機能をアクティブにするか選択することが出来ます。 ブラックアウト機能がアクティブでない場合にDMX PARTNERの電源を入れると、電源を切る前に再生 されていたチェースとショーが自動的に再生を始めます。 1. 本体背面の電源スイッチをオフにして下さい。 2. FADEボタンとSHOW 2ボタンを同時に押したまま、電源スイッチをオンにして下さい。ディスプレイ に現在の設定によって「y-bo」、または「n-bo」と表示されます。 3. 電源を入れたときにブラックアウトをアクティブにする場合、FADEボタンを押してディスプレイに 「y-bo」と表示して下さい。もし、アクティブにしない場合、FADEボタンを押してディスプレイに 「n-bo」と表示して下さい。 4. ブラックアウト設定を確定するには、BLACKOUTボタンを押して下さい。 メモリー全消去 DMX PARTNERに保存したすべてのチェースとショーを完全に削除したいとき、この機能を使用して下 さい。 1. 本体背面の電源スイッチをオフにして下さい。 2. RECORDボタン、SPEEDボタン、SHOW 1ボタン、そしてBLACKOUTボタンを全て押したまま、電源 スイッチをオンにして下さい。全てのメモリーが削除されます。 19 メンテナンス 使用頻度に応じたメンテナンスを行って下さい。 < >内は対応期間の目安となります。 ※1 メンテナンスを行う際は必ず電源ケーブルを抜いてから行って下さい。 ※2 ガラスクリーナーやアルコール等でのクリーニング後は、完全に乾かしてからご使用下さい。 信号ケーブル、電源ケーブル、アダプター差込口 <一ヶ月に一度> ■差込口部分に埃や汚れがつきますと、ショートし、灯体が正常に作動しない恐れがあります。 →エアーダスターやブラシで埃を除去してください。差込口にぐらつき等がないかご確認 下さい。 ネジ <三ヶ月に一度> ■各部位のパーツが正しく固定されていないと、パーツ等が落下する恐れがあります。 →各パーツが正しく固定されているか、ネジの山がつぶれていないかご確認下さい。 故障かな?と思ったら DMX PARTNER が正しく動作しない場合は、まず下記をご確認下さい。 下記の方法でも症状が改善されない、またその他不具合が確認された場合は、販売店もしくは正 規代理店までお問い合わせ下さい。 症状 確認事項 電源が入らない ・ ・ 正しい電源・電圧に接続されているか 電源ケーブルが損傷していないか RECORD モードに設定できない ・ ・ 接続に問題がないか 正常な DMX ケーブルを使用しているか サウンドアクティブで動作しない ・ 小さい音や高音でないか 20 ・DMX 対応の照明機器は、上図の様に配線を行います。配線には DMX ケーブルを使用して下さい。接続する台 数に制限はありませんので、複数の照明機器を簡単に接続可能です。 ・DMX 対応の照明機器を接続する順番は決まっていません。なるべく距離が長くならない様に配線して下さい。※ ・調光ユニット(ディマー)を使用し、パーライト等の明るさを調整することが可能です。 ・インテリジェントスキャナーやストロボ等の電源は通常のコンセントから取って下さい。パーライト以外の照明機器 の電源を調光ユニットから取った場合、動作が不安定になる、又は動作しない場合があるばかりか故障の原因に もなります。DMX 非対応のインテリジェントライトも同様に通常のコンセントから電源を取って下さい。 ※-長距離の配線について- 50m を超えるような配線になる場合、DMX 信号の伝達がうまくいかず照明機器の動作が不安定になることがあり ます。その場合、ターミネーターを作成/使用して下さい。ターミーネーターとは最後に接続された DMX 対応照明 機器(上図の場合ストロボライト)の出力に差し込むダミープラグをさします。作成の方法は下記の作成方法を参 照して下さい。 21