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Site VSWR
研究背景 動作クロックの高周波数化や通信ネットワー クの高速化により、1GHz 以上のマイクロ波帯 においても電子機器が発生する放射エミッショ ン(不要輻射)が問題になりつつある。 EUおよびVCCI(Japan)では、2011年10月 から情報技術装置の1GHz超のEMI測定が 義務化された。 光給電バイコニカルアンテナを用いた 1GHz超放射妨害波測定の 比較測定について ※VCCI技術基準V-3/2010.04 より EUT内部最高周波数 測定範囲 f < 108 MHz 1 GHz 108 MHz f < 500 MHz 2 GHz 500 MHz f < 1 GHz 5 GHz 1 GHz < f 6 GHz Pre-Amp. Spectrum Analyzer (独)産業技術総合研究所 計測標準研究部門 電磁波計測科 電磁界標準研究室 供試装置(EUT)が同一であれば、EMI測定結果は常に同一となるはずであるが、実際には様々 な要因により、同一の結果を得ることは難しい。 EMI 暗室の性能が測定結果の不確かさに大きく寄与する。 各試験機関はサイトの性能を把握しておくことが望ましい 飴谷 充隆 2013年1月11日 PEM研究会@長崎大学 Site VSWR 1GHz超EMI測定におけるサイト性能の把握 1GHz超のEMI測定におけるサイト性能把握の方法は大きく分けて2つある。 • CISPR16-1-4に基づいたSVSWR測定の実施 SVSWRとも表記され、分布定数回路における電圧定在波比(VSWR: Voltage Standing Wave Ratio)の考え方を空間電磁界に適用したもの。 電界強度の最大値と最小値の比で表され、CISPR16-1-4では、1GHz超の EMI測定用6面暗室の性能を示す指標として用いられる。 - 電波暗室の6面暗室としての性能評価に特化 SVSWR 電圧定在波比(VSWR) - サイトの適否判定には向いているが、周波数ごとの誤差を把握することはできない 進行波電圧: • 共通EUTを用いたラウンドロビン試験 - 電波暗室の性能だけでなく、EUT配置やレシーバ、ケーブル、アンプ、アンテナ 係数の校正結果など、測定結果にすべての不確かさが含まれる Z0 反射波電圧: 今回は光給電バイコニカルアンテナを共通EUTとしたラウンドロビン試験を実施 Vr ZL 振幅 電圧 Vmin V f Vr 1 V VSWR max Vmin V f Vr 1 反射波がなければ、Vr=0より、 VSWR = 1 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター Rx Tx 定在波分布 Vmax - リファレンスデータが無い場合、結果の善し悪しの判断がむずかしい Vf SVSWR Emax AF Vmax Vmax Emin AF Vmin Vmin SVSWRdB Emax,dB Emin,dB Vmax,dB Vmin,dB NSA測定と違い、Antenna Factorを知る 必要がないという点でメリットがある。 2011年9月9日 第七回産総研・新技術セミナー@東北センターサテライト CISPR16-1-4に基づいたSVSWR測定 Case 1 R1 to R6 最大値と最小値を取得できていない 定在波比(SVSWR)は過小評価となる 定在波 送信アンテナ C1 to C6 CISPR16-1-4のSVSWRの考え方 受信アンテナ F1 to F6 サンプリング ポイント40 cm L1 to L6 VNA 電波吸収体 Case 2 18 cm 30 cm 最大値と最小値を取得できている 10 cm 2 cm 0 cm 定在波比(SVSWR)は正しい 定在波 front, center, right, leftの4つの基準点から、0, 2, 10, 18, 30, 40cmの位置で測定を実施 それぞれのラインでSVSWRが2以下(SVSWR,dBが6dB以下)となっているかを確認 測定ポイントが固定されているため、すべての周波数で定在波比を正確に測定できない 周波数間隔を50 MHz以下と細かく測ることで、周波数軸上でオーバーサンプリングを行い、 空間のアンダーサンプリングを補い、1~6 GHzのうちのいくつかの周波数で定在波比を測定する 周波数毎の不確かさを把握したい場合は、共通EUTを用いたラウンドロビン測定が必要 サンプリング ポイント40 cm 2 cm 0 cm 2013年1月11日 PEM研究会@長崎大学 光給電バイコニカルアンテナの構造 Outline 光給電バイコニカルアンテナの基本特性 入力反射係数 S21の周波数特性と信号安定度 アンテナ放射パターン 230 mm 誘電体 サポート 105° 同軸 コネクタ PD ・円錐の開き角は105°。同軸コネク タの中心導体を上の円錐に、外導体 を下の円錐に接続。バランは不用。 230 金属部 mm 106 mm ・フォトセル付きフォトダイオードをバイ コニカルアンテナの中に内蔵し、バイ アス用と変調光用の2本の光ファイバ を使用。→電池なし、同軸ケーブルの 配置による誤差を軽減 ・偏波を変えても放射中心が同じ高さ になるように230 mm ×230 mmのサ イズに設計 まとめ 2013年1月11日 PEM研究会@長崎大学 10 cm 周波数軸上にオーバーサンプリングを行うことにより、いくつかの周波数では定在波比 が測定可能 2013年1月11日 PEM研究会@長崎大学 巡回比較試験(ラウンドロビン試験)について 測定の実施内容 これまでの測定結果 VNAを用いた電界強度測定 OATS測定データとの比較 SVSWR測定結果との相関 タイムドメイン波形解析 18 cm 30 cm 2013年1月11日 PEM研究会@長崎大学 入力反射係数 S21の周波数特性と安定度 伝送特性(S21)を60分間(1分間隔)で測定 受信アンテナにはETS3117 DRGHを使用、アンテナ間距離は3.5 m 0.3 |S11| 10 dB Return Loss -10 -20 -30 -72 0.2 -74 -76 0.1 -78 -80 1 -40 1 2 3 4 5 Frequency [GHz] 6 770 MHz~6 GHzまでリターンロスほぼ10 dB以上であり、良好な整合特性 2 0 5 dB -60 -90 90 120 180 -30 -60 -90 05 dB 0 -5 -10 -15 -20 -25 -30 30 60 -60 90 150 (d) 4 GHz H面では無指向性 -30 60 -60 90 -90 180 -90 30 0 -5 -10 -15 -20 -25 60 90 -60 -90 120 -150 180 180 60 150 (e) 5 GHz 0 -5 -10 -15 -20 -25 -90 -150 -30 60 90 150 (f) 6 GHz MoMでの計算結果と測定結果は良く一致 2013年1月11日 PEM研究会@長崎大学 -60 -90 150 Calc. (MoM) 05 dB 0 -5 -10 -15 -20 -25 30 60 180 -60 90 150 (d) 4 GHz 90 -90 180 (b) 2 GHz -90 0 -5 -10 -15 -20 -25 180 -30 60 90 120 -150 60 90 180 150 (c) 3 GHz 30 -120 30 0 -5 -10 -15 -20 -25 120 -150 150 05 dB 05 dB -120 -30 120 -150 -60 60 120 Meas. -120 -150 -90 -30 30 -120 (a) 1 GHz 30 120 180 90 180 0 -5 -10 -15 -20 -25 -60 60 120 05 dB -30 30 -120 150 -120 -150 0 -5 -10 -15 -20 -25 -60 90 05 dB 05 dB -30 (c) 3 GHz -30 -120 30 0 -5 -10 -15 -20 -25 120 -150 150 05 dB 0 5 dB -120 (b) 2 GHz Meas. 120 180 30 120 -150 アンテナ放射パターン(E面) -120 Calc. (MoM) -120 -150 -90 150 (a) 1 GHz 0 -5 -10 -15 -20 -25 -60 60 -120 -150 0 5 dB -30 30 0 -5 -10 -15 -20 -25 0 6 5 2013年1月11日 PEM研究会@長崎大学 アンテナ放射パターン(H面) 3 4 Frequency [GHz] 2GHzで5dB程度の低下がみられるが、 1 GHz~6 GHzにかけて連続的に放射していることを確認 基準EUTとして十分に 1時間の安定度は0.02 dB~ 0.06 dB 使用可能な安定度 2013年1月11日 PEM研究会@長崎大学 -30 Std. Dev. [dB] -70 S21 Amplitude [dB] |S11| Amplitude [dB] 0 150 (e) 5 GHz -60 -90 0 -5 -10 -15 -20 -25 30 60 90 -120 120 -150 180 (f) 6 GHz 2 GHz で正面方向の出力が低下 周波数が上昇するにつれてサイドローブが発生 2013年1月11日 PEM研究会@長崎大学 05 dB 150 ラウンドロビン試験の概要 EUTの配置 広域関東圏(栃木県、群馬県、埼玉県、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県、千葉県、茨城県) の公設試験機関と東葛テクノプラザ、産総研の12機関で比較試験を実施 光ファイバ(30 m) (特徴) ・SGの代わりに、VNAを 用いてCW信号を生成 バイアス光入力 PCコネクタ(青) 変調光入力 PCコネクタ(青) 1 m バイアス光出力 APCコネクタ(緑) 変調光出力 APCコネクタ(緑) 同軸ケーブル(90cm) VNA EMI Receiver GP‐IB接続 Port 1 Port 2 (a) 垂直偏波、テーブル中心 ・SG+スペアナでも VNAでもどちらでも測 定が可能→位相測定 が可能に ターンテーブル O/E ・同軸ケーブル配置によ る測定誤差を軽減 各機関の装置 テーブル中心 50 cm ・SGの波形を変更するこ とによって、任意の波形 を出力可能 1, 2, 3, 4, 5, 6 GHzの6周波数のCW信号の電界強度を各機関のシステムによって測定 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 測定結果(垂直偏波、テーブル中心) (b) 垂直偏波、テーブルエッジ (c) 水平偏波、テーブル中心 (d) 水平偏波、テーブルエッジ 1m 幅のテーブルを想定して、テーブル中心にある場合と、テーブルエッジにある場合を測定 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 測定結果(垂直偏波、テーブルエッジ) 約2 dB~4 dBの差、 4GHzのばらつきが若干大きい 約2 dB~4 dBの差、 1GHz, 2GHz のばらつきが若干大きい 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 3 .5 20 log10 1.012 3.115 テーブル中心に比べて約 1 dB高い 38.5 cm受信アンテナに近づいているので、妥当な値 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 測定結果(水平偏波、テーブル中心) 約2 dB~4 dBの差 測定結果(水平偏波、テーブルエッジ) 垂直偏波と同様の傾向、2GHzで、 サイトHがズレているのは木製テーブルのため 垂直偏波と水平偏波は理想的には同じになるはずであるが、1GHzの平均値が1.0 dB高い 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 標準偏差 ばらつきは標準偏差で0.4 dB~1.9 dB 3,5 GHzにおけるばらつきは 1 dB以下と極めて小さい (水平偏波、テーブル中心)の2GHzにおける標準偏差は1.9 dB以上と大きい が、これはサイトHの木製テーブルの影響と考えられる。 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター テーブル中心に比べて、ばらつきは小さい 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 最大-最小の差 最大-最小の差は1.2 dB~4.2 dB これは SVSWR 6 dB以内と整合する ただし、水平偏波、テーブル中心の2GHzにおいて6.4 dBの偏差が発生しているが、 これはサイトHの木製テーブルの影響 標準偏差を約3倍した値と同様の傾向(99.7%の事象が3σに収まることと一致) 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター Zスコア サイトBのZスコア ラウンドロビン試験において、各機関の測定値の一致度を表す指標のひとつ 各機関の測定値と平均値の差が、標準偏差にして、何個分となるかを表している。 Z xx x x :各機関の測定値 :全機関の平均値 :全機関の標準偏差 Zスコアの解釈 Z 2 測定結果は妥当な値 2 Z 3 測定結果は疑わしい Z 3 測定結果は逸脱している サイトBの場合、平均値に比べて、1GHzは低め、3GHzは高めな測定結果 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター サイトDのZスコア 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター Zスコアによる評価は正しいか? 垂直偏波、テーブル中心の測定結果 2GHz, 4GHzで低い傾向、6 GHzは高い傾向 測定機関数が多ければ、 平均値が正しい可能性も高まる が、9機関では、平均値が 正しくない可能性がある (サンプル数が少ない) 平均値 = 理想値? 環境の良いサイトで測定したリファレンスデータとの比較が必要 ZスコアはEUT位置・偏波によらず類似の傾向→サイト性能を表す指標として有用 9機関のZスコアの絶対値は最大2.5であった。 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター スペアナ(EMIレシーバ)を用いた 電界強度の測定(従来法) EUT VNAを用いた電界強度測定 (ポイント) 受信側ケーブルの先と VNAのport1の先で キャリブレーションを実施 EUT VNA Port2 Port1 EMI レシーバ E/O SG 電界強度[V/m]の計算式 電界強度[V/m]の計算式 スペアナを用いた場合、3 mにおける電界強度[dBuV/m]は [dBuV/m] [dB/m] [dB] E/O VNAのキャリブレーションによって (デシベル表示) [dBm] dBm→dBuV VNAを用いた場合、3 mにおける電界強度は [dB] ※上記の式では、ケーブルとアンテナのミスマッチ、レシーバとケーブルのミスマッチは無視している 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 産総研OATSにおける測定の様子 [dBuV/m] [dB/m] [dB] [dBm] dBm→dBuV 電界強度はS21(空間伝搬)とVNAの送信電力PSGから算出できる 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 測定結果(垂直偏波、テーブル中心) SACは十分に電波吸収体を設置した、 AIST電波暗室での測定結果 平均値とOATS測定結果の差は±1.0 dB以内 平均値は理想値を良く表している。 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター [dB] 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 測定結果(垂直偏波、テーブルエッジ) 測定結果(水平偏波、テーブル中心) 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 測定結果(水平偏波、テーブルエッジ) VNAによる電界強度測定の例 78 OATS, 垂直偏波、テーブル中心の場合 77 E‐field Strength [dBuV/m] 76 75 74 周波数 E-Field [MHz] [dBuV/m] 1000 73.1 2000 70.0 3000 74.4 4000 76.2 5000 75.3 6000 75.6 73 72 71 70 69 68 0 1000 2000 3000 4000 5000 Frequency [MHz] 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 6000 VNAによる電界強度測定の例 78 3m暗室, 垂直偏波、テーブル中心の場合 77 77 76 76 E‐field Strength [dBuV/m] E‐field Strength [dBuV/m] 78 VNAによる電界強度測定の例 75 74 周波数 E-Field [MHz] [dBuV/m] 1000 73.0 2000 70.6 3000 73.9 4000 75.8 5000 75.5 6000 75.5 73 72 71 70 69 OATS, 水平偏波、テーブル中心の場合 75 74 周波数 E-Field [MHz] [dBuV/m] 1000 72.6 2000 70.8 3000 74.4 4000 76.5 5000 75.5 6000 75.5 73 72 71 70 69 68 68 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 0 1000 2000 Frequency [MHz] 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 垂直偏波、テーブル中心 垂直偏波、テーブルエッジ 水平偏波、テーブル中心 水平偏波、テーブルエッジ E‐field Strength [dBuV/m] 75 74 周波数 E-Field [MHz] [dBuV/m] 1000 75.3 2000 70.6 3000 73.4 4000 76.0 5000 75.1 6000 75.0 70 69 Difference [dB] 2 76 71 1 0 -1 -2 -3 68 0 1000 2000 3000 4000 6000 3 3m暗室, 水平偏波、テーブル中心の場合 72 5000 OATS測定結果との差 77 73 4000 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター VNAによる電界強度測定の例 78 3000 Frequency [MHz] 5000 Frequency [MHz] 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 6000 1 2 3 4 5 Frequency [GHz] 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 6 SVSWR測定結果(垂直6GHz) [1] Front h1 VER 0.0 OK NG [2] Center h1 VER 10.0 0.0 OK NG 10.0 8.0 -20.0 8.0 -30.0 7.0 -30.0 7.0 -40.0 6.0 -40.0 6.0 -50.0 5.0 -50.0 5.0 -60.0 4.0 -60.0 4.0 -70.0 3.0 -70.0 3.0 -80.0 2.0 -80.0 2.0 -90.0 1.0 -90.0 1.0 -100.0 0.0 -100.0 0.0 Level[dB] 9.0 -20.0 Level[dB] -10.0 1000.0 2000.0 3000.0 4000.0 5000.0 6000.0 Frequency [MHz] SVSWR測定結果との相関 [3] Right h1 VER 0.0 OK NG 1000.0 2000.0 3000.0 4000.0 5000.0 6000.0 Frequency [MHz] [4] Left h1 VER 10.0 0.0 OK NG 8.0 -20.0 8.0 -30.0 7.0 -30.0 7.0 -40.0 6.0 -40.0 6.0 -50.0 5.0 -50.0 5.0 -60.0 4.0 -60.0 4.0 -70.0 3.0 -70.0 3.0 -80.0 2.0 -80.0 2.0 -90.0 1.0 -90.0 1.0 -100.0 0.0 -100.0 0.0 Level[dB] 9.0 -20.0 1.5 m 周波数 1 GHz ~6 GHz ケーブル 同軸 受信 アンテナ ETS 3117 送信 アンテナ Seibersdorf POD16 1000.0 2000.0 3000.0 4000.0 5000.0 6000.0 Frequency [MHz] ポジ ション SVSWR[dB] -10.0 SVSWR[dB] 9.0 Level[dB] テストボ リューム 直径 10.0 -10.0 1000.0 2000.0 3000.0 4000.0 5000.0 6000.0 Frequency [MHz] SVSWR[dB] 9.0 SVSWR[dB] -10.0 Front 3.34 Center 4.48 Right 3.85 Left 3.71 どのポジションでも SVSWRは4.5 dB以下(center以外では4 dB以下) 38 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 産総研東北復興支援事業 SVSWR測定結果まとめ SVSWR測定結果(水平6GHz) [1] Front h1 HOR 0.0 OK NG [2] Center h1 HOR 10.0 0.0 OK NG 10.0 -20.0 8.0 -20.0 8.0 -30.0 7.0 -30.0 7.0 -40.0 6.0 -40.0 6.0 -50.0 5.0 -50.0 5.0 -60.0 4.0 -60.0 4.0 -70.0 3.0 -70.0 3.0 -80.0 2.0 -80.0 2.0 -90.0 1.0 -90.0 1.0 -100.0 0.0 -100.0 0.0 Level[dB] 9.0 Level[dB] -10.0 1000.0 2000.0 3000.0 4000.0 5000.0 6000.0 Frequency [MHz] [3] Right h1 HOR 0.0 OK NG 1000.0 2000.0 3000.0 4000.0 5000.0 6000.0 Frequency [MHz] [4] Left h1 HOR 10.0 0.0 OK NG 8.0 -30.0 7.0 -30.0 7.0 -40.0 6.0 -40.0 6.0 -50.0 5.0 -50.0 5.0 -60.0 4.0 -60.0 4.0 -70.0 3.0 -70.0 3.0 -80.0 2.0 -80.0 2.0 -90.0 1.0 -90.0 1.0 -100.0 0.0 -100.0 0.0 Level[dB] 9.0 -20.0 1.5 m 周波数 1 GHz ~6 GHz ケーブル 同軸 受信 アンテナ ETS 3117 送信 アンテナ Seibersdorf POD16 1000.0 2000.0 3000.0 4000.0 5000.0 6000.0 Frequency [MHz] ポジ ション SVSWR[dB] -10.0 8.0 SVSWR[dB] 9.0 -20.0 Level[dB] テストボ リューム 直径 10.0 -10.0 1000.0 2000.0 3000.0 4000.0 5000.0 6000.0 Frequency [MHz] SVSWR[dB] 9.0 SVSWR[dB] -10.0 タイムドメイン波形による解析例 最大 SVSWR [dB] Front 2.64 Center 5.44 Right 2.98 Left 2.84 どのポジションでも SVSWRは5.5 dB以下(center以外では3 dB以下) 39 産総研東北復興支援事業 SVSWR測定結果まとめ 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 最大 SVSWR [dB] まとめ OATSおけるS21測定結果の時間波形 光給電バイコニカルアンテナを用いた、1GHz超放射EMI測定のラウンドロビン試 験について報告した。 光給電バイコニカルアンテナの基本特性に関して -- 入力反射係数は770 MHz~ 6GHzまで リターンロス10dB以上の良好な整合特性 -- 安定度は1時間で 標準偏差0.06 dB程度であり、共通EUTとして利用可能 周波数500MHz~6500MHzまで、1MHz間隔で周波数特性を測定し、 IFFTにより時間波形を計算 床面からの反射 Amplitude [dB] 0 with absorber no absorber -- アンテナパターンは、H面に関して無指向で、E面に関してはダイポールライク ただし、周波数特性は2GHzて正面方向に5 dB程度の落ち込みあり。 -20 ラウンドロビン試験結果の報告 -40 -- 9機関のばらつきは標準偏差で0.4 dB~1.9dB、最大-最小差は1.2 dB~6.4 dB -60 -80 -- Zスコアでの評価は、偏波・EUT位置によらずサイト性能の指標となりうる 190 200 Time [ns] 210 220 192 ns~194 nsの応答は、床からの反射の影響であることがわかる -- リファレンスデータを取得するため、VNAを用いた電界強度測定により、OATSにお ける共通EUTからの放射電界強度測定を実施。OATSにおけるVNAによる測定値と各 機関の平均値は±1.0 dB以内の範囲で一致した。 タイムドメイン解析およびTDGによるリファレンスデータの計算 --VNAによる電界強度測定により、位相測定が可能となり、タイムドメイン波形解析が可能 --反射波の到来時間解析によって、電波暗室性能劣化要因の解明に役立つ場合あり 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 謝辞 測定にご協力いただいた、各機関のEMCご担当者 の皆様にお礼申し上げます。 また、サポートをしていただいた産総研 関東産学 官連携推進室の皆様に、感謝いたします。 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター 2013/02/21 第14回NMIJ電磁界クラブ@産総研関西センター