...

子育て通信 10 月号

by user

on
Category: Documents
23

views

Report

Comments

Transcript

子育て通信 10 月号
子育て通信
10 月号
平成 28 年 10 月発行
八幡市子育て支援センター
スポーツの秋、収穫の秋、食欲の秋……。秋は過ごしやすい季節ですね。子どもの体力も
ぐんと伸びる時期ですので、様々なことにチャレンジしてみてはいかがですか。
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもありますので、手洗い・うがいや衣服の調整
などをして、かぜを予防しましょう。
楽しい経験を通して、健康な体をはぐくんでいきましょう。
~じょうずな手の洗いかた~
腕まくり
をする。
水道水で
手をぬらす。
せっけんを
しっかり
泡だてる。
10 月 10 日は目の愛護デー
2つの 10 を横に倒すと、
まゆと目の形に見え
ることから、10 月 10 日は目の愛護デーとさ
れています。乳幼児期は、子どもの目がもっ
とも育つ時期。この機会に、子どもの「目」
の健康をあらためて見直してみましょう。
手のひら、
甲を洗う。
指と指の
間を洗う。
「見る力」を育てるポイント
□ 明るさ、暗さのメリハリある
生活をする
□ 広い空間で体と目を
動かす機会をつくる
親指を反対
の手でつつ
んで洗う。
よく
こすって、
つめの間を洗う。
手首を洗う。
□ いろいろなものを見る
体験をする
せっけんを
流す。
清潔な
タオルでふく。
□ テレビやゲームは、時間
をきめてやる
片目の視力チェック法
片目が見えていない状態は、見つけにくいも
のです。あそび感覚で、さりげなくチェックし
てみましょう。子どもの背後から手を回して片
方ずつ目を隠し、両方とも同じように見える
か、確認してみましょう。
乳児の場合は、どちらか
片方を隠したとき、極端に
嫌がるようなら、左右の視
力に 大きな差 がある可能
性が。両方嫌がる場合は、
目を 隠すのが 不快なだけ
ということが多いので、問
題ないでしょう。
下着について
衣替えの季節となりました。冬服になるとは言って
も、まだまだ暖かい日もあります。子どもは汗をかき
やすいので着替えは調節のきく衣服がよいでしょう。
子どもは1日におよそペットボトル1本分(1000
~1500ml)の汗をかくと言われています。下着を身に
つけることで、汗や皮膚からの汚れや脂を吸い取り、
においも抑えてくれます。汗をかいたり汚れたりした
時は、こまめに着替え、清潔に過ごすことを
心がけましょう。
“親子で絵本を楽しむ時間”をつくりませんか?
ゆ
№2
親子で寄り添って、1 冊の絵本をのぞきこみながらゆったりと過ごすひとときは
子どもにとっても、親にとってもかけがえのない大切な時間です。
『子どもは、みんな絵本が大好き!』
先月から3回シリーズで、年齢別にお勧めの絵本をご紹介しています。今回は
2回目です。
「うちの子が喜ぶ絵本はどれかな?」とイメージをふくらませながら、
とっておきの絵本を見つけてください。今月は 1 歳児にお勧めの絵本です。
1歳
えほんのなかに
だれかいるよ
1 歳の子どもは、絵本の中の「ぞう」ということばと一緒に「ぞう」の絵をさし示されることで、
「こ
とば」と「もの」の関係を学んでいきますので、身近なものが描かれている絵本を選んであげましょう。
また『きゅっ きゅっ きゅっ』では、「きゅっきゅっきゅっ」ということばと一緒に現れる、おなかを
ふく動作やその時の表情から、このことばの意味や使い方を覚えます。そんな絵本もおすすめです。
また、この時期の子どもがことばを学ぶ能力は想像以上に高いものです。ことばに興味を持ち始めて
くるので、
『もこ もこもこ』のような擬音語だけで書かれている絵本なども読んであげましょう。
『きゅっ きゅっ きゅっ』
福音館
童心社
『もこ もこもこ』
『おつきさまこんばんは』
文研
出版
福音館
作/林明子
作/谷川俊太郎・絵/元永定正
作/林明子
「こぼした」と「きゅっきゅっ
きゅっ」のことばの繰り返しが
印象にのこる絵本です。
「きゅっ
きゅっきゅっ」という優しい響
きが心地よく、自分でスプーン
を使って食べ始める頃から楽し
めます。
見開きいっぱいに描かれた、美
しい色あいの大胆でシンプルな
絵と、子どもの心をくすぐる擬音
語が創り出す不思議な絵本です。
次は何が出てくるのかな?と興
味津々。ことばがまだ出ていない
子どもから楽しめます。
暗くなったお空、ぽっかり浮
かんだお月さまに黒い雲がか
かって……。やさしく語りかけ
るような文章がここちよい、赤
ちゃんから楽しめるシンプル
ストーリー。寝る前の読み聞か
せにもおすすめです。
この頃の子どもは、絵本は最初から最後まで聞かなくてあたりまえです。無理に最後まで読み聞かせよう
としないで、お子さんと遊びながらゆっくりと繰り返し読んであげると、お子さんもだんだんと絵本を楽し
める様になっていきます。興味がなさそうでも心配しなくて大丈夫!子どもと絵本の出会いは始まったばか
りです。
子どもはお気に入りの本を何度も読んでもらうのが大好きです。大人は「こんなに
同じ本ばかりでいいのかな?」
「他の本を読んであげたいのに…」などと思うかもし
れませんが、時間の許すかぎり繰り返し読んであげてください。
「何度でも読んでも
らいたい」という子どもの気持ちを大事にしてあげましょう。きっと絵本が大好きな
お子さんになりますよ。次回(11 月号)は、2 歳児にお勧めの絵本をご紹介します。
Fly UP