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1 2014/11/6 情報統括本部 全学基本メール(職員基本メール/学生基本
2014/11/6 情報統括本部 全学基本メール(職員基本メール/学生基本メール)IMAP→POP 変更手順 (Thunderbird 編) <目的> 2014 年 3 月に全学基本メールシステムが更新され、受信方法もこれまでの POP のみから IMAP も利用できるようになっています。しかしながら、これまで POP を利用していたユ ーザが IMAP に切り替えた場合に、後述するように運用上不都合が生じるケースが発生し ていますので、これを解消するために、IMAP から POP への変更手順を提示します。 <システム変更点および POP と IMAP の違い> 【システム変更点】 システム メッセージのサーバでの保存期間 旧システム 60 日 新システム 無期限 【POP と IMAP の違い】 メッセージの保存先 POP IMAP ローカル PC サーバ (サーバに残すことも可能) 想定する利用方法 特定の端末からのみメール 複数の端末(PC やスマート を受信する。 フォンなど)からメールを読 める。 メリット メッセージをローカル PC 側 複数端末から未読・既読情報 に保存するので、サーバ側の も共有できる。 容量を気にしなくてよい。 サーバ側のメッセージを削 除してもローカル PC 側にメ ッセージは残る。 デメリット 複数端末からのメール閲覧 サーバからメッセージを削 ができない。 除した場合、メッセージはロ ーカル PC には存在しないの で、どこからもメッセージが 読めなくなる。 1 <発生する不都合> ・ 旧システムではサーバでのメッセージ保存期間が 60 日だったため、60 日が経過すれば サーバ側のメッセージは自動的に削除されるので、サーバ側の容量をあまり気にする必 要がありませんでした。一方、新システムではサーバでのメッセージ保存期間が無期限 となったため、サーバ側の容量がいっぱいになると、ユーザが手動で削除しないといけ ません。 ・ さらに IMAP を利用している場合、ローカル PC にはメッセージは保存されておらず、 サーバを直接参照していますので、Web メールなどでサーバからメッセージを削除する と、メールクライアントソフト側(Thunderbird など)でもメッセージ参照できなくなり ます。 (メッセージは完全に消えてしまっているので、復旧もできません。 ) ⇒POP と IMAP の仕組みの違いをあまり意識せずに、旧システムの POP から新システム の IMAP に切り替えてご利用されている場合、メールクライアントソフトでの見え方は ほとんど変わらないものの、サーバの容量がいっぱいになり、サーバからメッセージを 削除した場合に、予期せずクライアントソフト側からもメールが消えてしまうことにな ります。 <変更手順> ◆移動先 POP アカウントを作成 1. ローカルフォルダを選択。 2 2. 「新しいアカウント作成」の「メール」を選択し、現在の IMAP アカウントと同じ POP アカウントを作成。 ※以後の手順は以下を参照。 職員:http://www.m.kyushu-u.ac.jp/m/pdf/POP-Win-Thunderbird24.3-staff.pdf 学生:http://www.m.kyushu-u.ac.jp/s/pdf/POP-Win-Thunderbird24.3-student2.pdf 3 ◆受信トレイ直下を移動 3. 移動元 IMAP アカウントの「受信トレイ」を選択。 移動元 IMAP 移動先 POP 4. キーボードの「Ctrl」+「a」を押し、全メッセージを選択状態に。 移動元 IMAP 移動先 POP 4 5. 3 で選択したメッセージを、移動先 POP アカウントの「受信トレイ」にドラッグ。 移動元 IMAP 移動先 POP 6. ドラッグ 移動先 POP アカウントの「受信トレイ」にメッセージが移動していることを確認。 ※移動元のメッセージはなくなります。 移動元 IMAP 移動先 POP 5 ◆サブフォルダを移動 7. 移動元 IMAP アカウントの「受信トレイ」配下にあるサブフォルダをすべて選択。 移動元 IMAP 移動先 POP 8. 7 で選択したメッセージを、移動先 POP アカウントの「受信トレイ」にドラッグ。 移動元 IMAP ドラッグ 移動先 POP 6 9. 移動先 POP アカウントの「受信トレイ」配下にサブフォルダとメッセージが移動して いることを確認。 ※移動元のサブフォルダとメッセージは残ります。 移動元 IMAP 移動先 POP ◆メッセージフィルタの設定(移動先でも必要な場合) 10. 移動元 IMAP アカウントの「受信トレイ」にメッセージフィルタを設定してサブフォ ルダへの自動振り分けを行っていた場合、移動先の POP アカウント側でも同様のメッ セージフィルタを設定する必要があります。メッセージフィルタは引き継がれません ので、手動で設定する必要があります。 7 ◆移動元 IMAP アカウントの削除 IMAP アカウント設定を残していると、自動振り分け等でサーバ上の受信フォルダか らメールが移動した時 POP アカウントから見えなくなりますので、使用しない IMAP アカウント設定は削除を推奨します。 11. 移動元 IMAP アカウントを選択し、右クリック「設定」を選択。 移動元 IMAP 移動先 POP 12. 移動元 IMAP アカウントが選択されていることを確認し、「アカウント操作」「アカウ ントを削除」を選択。 8 13. アカウント削除ダイアログが表示されるので、削除するアカウントが間違いないこと を確認し、 「OK」ボタンを押下。 14. アカウント設定画面上から、移動元 IMAP アカウントが削除されていることを確認し、 「OK」ボタンを押下。 以上 9