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吉賀町木の駅マニュアル<平成27年度>

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吉賀町木の駅マニュアル<平成27年度>
吉賀町木の駅マニュアル
ver 3.5
吉賀町木の駅マニュアル<平成27年度>
「木の駅プロジェクト」は、地域住民が自分の、地域の森林を佳良な状態に整備し、
林地残材を地域の発展と地球の環境のために有効活用することを目的に実施します。こ
れは放置材(林地残材)有効活用をとおして地域の活性化を試みるものです。
放置材搬出者に森林整備の実施者として、環境直接支払いを地域通貨券で払うという
制度です。放置材を実勢価格より高く買い入れることで、放置材の有効利用と、山仕事
の復権を目指します。これまでハードルが高かった木材出荷を、軽トラックに積載でき
る2m足らずの短材でも気楽に出荷できるようにすることでより多くの方が山仕事に関
わる事が出来るような仕組みを作りました。さらに、その対価を吉賀町でしか利用でき
ない地域通貨「丸太券」で支払うことで地域の活性化を図ろうとするものです。
今回は「木の駅プロジェクト」のモデルづくりのための社会実験です。さまざまな準
備不足や不手際があろうと思いますが、趣旨をご理解のうえご協力をお願いします。
●「木の駅」に出荷するには、以下の決まりを守ることを約束して木の駅出荷登録者と
して認定されます。
木の駅出荷グッズ(エコビレッジかきのきむら内吉賀町木ノ駅事務局にあります):
出荷者ファイル、コンベックスメジャー、チョーク、出荷伝票、ボード
【登録】
「木の駅」は自伐林家を増やすことによって吉賀町の山森と地域を元気にしてい
こうとするものです。そのため、
「木の駅」出荷者は吉賀町在住もしくは在勤等で、対
象森林は吉賀町内に限られます。また、出荷者は個人に限られます。グループで出荷
する場合でも個人登録をお願いします。出荷数量も検尺による自己申告です。このプ
ロジェクトの成否は、地域で生きるひとり一人の名誉と信用にゆだねられて
います。著しく不信を招く行為があった場合は登録を抹消します。登録は「吉賀木の
駅登録申請書」に必要事項を記入し吉賀町木ノ駅事務局まで提出をお願いします。
*玉切りする時に100、200cmと
2段階くらいに決めて切ると
積み下ろしや検尺がラクチンです。
1.規格の約束
①1年以内に伐採したもの
②長さは 5 0 ~ 4 0 0 cm
注意!300cm以上は事務局に一度お知らせ下さい。
③末口で皮の内側が 5 cm 以上
④枝払いしてツノや枝葉がついていないようにする事。
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吉賀町木の駅マニュアル
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2.出荷の約束 <安全第一です、効率を追わずゆっくりボチボチやりましょう!>
①決められた(自分で決めた)場所に
置く。
看板(氏名もしくは屋号)は自作
して、出荷した材の前に設置して下
さい。
②末口(細い方)の直径(材は
楕円 な為、直径の短い方(短径)の皮の内側)を
・5 ~ 14 cmまでは 1cm単位(端数切り捨て) で
直径(短径)
[cm]
:5、6、7、8、9、10、11、12、13
・14 cm以上は 2cm単位(端数切り捨て) で
直径(短径)[cm]:14、16、18、20、22、24 ……
伝票に記入します。
例)11.3cmは11cm、14.5cmは14cm、29.9cmは28cmとする。
③長さは短い方を同じく 10cm単位(端数切り捨て) で伝票に記入します。
④山主と異なる者が出荷する場合は、山主の承諾を得なければならない。
その場合の山主への謝礼は、無償もしくは出荷額の10%を超えない事とします。
3.丸太券( 地域通貨券 )交換の約束
<平成27年度
交換比率 材積1㎥
: 丸太券4.5枚 *丸太券1枚1千円相当>
①出荷伝票に必要事項を記入し(計算不要)、丸太券交換所(エコビレッジかきのきむら内、
吉賀町木ノ駅事務局)に預けます。
(担当者駐在時間は、月火木金土日10~17時)
②数日後、交換所に、前回出荷までの丸太券・発券伝票・受取伝票が入った各出荷登
録者別の「出荷者ファイル」があるので以下③の確認をして丸太券を受け取ります。
③丸太券枚数と発券伝票(ハンコ済み)の内容を確認し、受取伝票にサインして、発
券伝票と受取伝票を切り分けて受取伝票のみ「出荷者ファイル」内の封筒に入れます。
④繰り越しが1千円以上になれば、自動的に丸太券が発券されます。
⑤最終日現在の繰り越し端数は、実行委員会への寄付となります。
4.丸太券( 地域通貨券 )利用の約束
①吉賀町内にある登録店舗(協力商店)でしか使えない(大規模店舗や町外資本チェ
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ーン店では使えない)。地域通貨券の趣旨(丸太券による地域活性化)をご理解頂き、
燃料との交換は全丸太券の 2 ~ 3 割までにとどまるようお願いします。
②1千円以内単位で切り上げとなり、差額は森林活動への寄付(協力金)となります。
(日本国通貨によるおつりは出ません。日本国通過との通貨との混合利用できます)
③使用期間が(平成○年○月○日~平成○年○月○日)丸太券に記載してあるので
要注意!
期限を過ぎると使えません。→
寄付(実行委員会運営費へ)
④出荷者手持ちの丸太券の期限が切れた際、その『期限切れ丸太券』を『新規の丸太
券』に引き継ぐ事はできません。
5.森づくりの約束
①所有山林すべてについて、
「森の健康診断」などの混み具合調査を実施してカルテを
作ろう。
②仲間を誘って安全に科学的にそして愉快に山仕事をやろう。
6.貸出備品
使用する前日までに吉賀町木ノ駅事務局までに申請お願いします。なお、申請者及
び使用者は出荷者のみとします。
1枚
□有料 (丸太券
か 日本円
・ポータブルウィンチ
1式
1 千円)
:
追加貸出条件:ポータブルウィンチ講習会に参加した出荷者
□無料 ハンドツール関連
・チルホール 1 式
(20m ワイヤー× 1、2m スリング× 2、2m 玉かけワイヤー× 2、動滑車× 1)
・寸二トビ 1 本
・フェリングレバー 1 本
・林業用梯子 2m 1 本
・木材トング
1個
・リフティングフック 1 個
・ティンバージャック 1 本
・林業用安全帯
1本
7.注意!
*過積載に注意しましょう。
*軽トラックで2m程の長材を運ぶ際、荷台のアオリをチェーンやワイヤーなどで固定
しましょう。もしくはアオリを外しましょう。もし固定せずアオリを垂らしたまま
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ですとウィンカーやブレーキランプが隠れてしまいます。その状態で走行する事は
乗車積載方法違反(減点1点)です。注意しましょう。
*予算に限りがあります。
期間内でも受入れ制限する場合がありますのでご了承願います。
*プラス3千円の自主財源のために「志」の寄付制度を充実します。
①
「志~材 (しーざい)」・・・
出荷者からの材の寄付を受けます。出荷者が搬出材の一部を寄付できる置き場を木
の駅(土場)の一角に新設します。検尺不要です。もし検尺された場合はその旨を出
荷伝票に明記ください。
② 「木の駅志~金」・・・
個人や企業・団体の寄付などを受け付けて、都市と農山村の志による本システムの
自立的循環を目指します。もちろん公的機関からの協力金(寄付)も大歓迎です。
*丸太券が利用できる店舗には、「木の駅協力店舗」のA3ポスターか『 のぼり 』を表
示してもらいます(事務局で用意します)。
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伝票や地域通貨券の流れ
イメージ図
出荷者
出荷者登録
事 務 局
木の駅に出荷
出荷伝票を
伝票袋に入
れ、交換所
に預ける
地域通貨券
発行枚数を
計算
出荷 伝票に直
径・ 長さ・本
数を記入
地域 通 貨券と
発券 ・ 受取伝
票を受け取る
発券伝票
作成
受取伝票にサ
イン、伝票袋
へ入れる
地 域通 貨券と
発 券伝 票・受
取伝票を袋に
地域通貨券
を使う
<丸太券(地域通貨券)サンプル>
見 本
● 丸太券(地域通貨券)の流通について
丸太券は間伐・林地残材の搬出など「森林の保全活動」に対する環境直接支払い
として発行されます。
丸太券は 1 枚で日本国通貨1千円以下の価値を持ち、地場産の商品や地場サービス等
と交換することで地域経済の活性化を促進します。
使用期間(平成○年○月○日~平成○年○月○日)が丸太券に記載してあるので要注
意! 期限を過ぎると使えません。→寄付
* 丸太券は金券でも地域振興券でも商品券でもありません。
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●丸太(地域通貨)券 の清算方法(商店)
丸太券グッズ:地域通貨券使用ルール表、地域通貨券サンプル。
丸太券の交換ルール:
地域の協力商店で丸太券 1 枚で、1 千円以下の商品・サービスと交換します。
1 千円以内単位で切り上げになり、差額(お釣り分)は森林保全活動への寄付(協
力金)となります。丸太券使用者へのお釣りはでません。
日本国通貨との併用を認めます。
・平成27年度に限り、事務局による『 丸太券 』との清算時にお釣り分(協力金)を
性 善 説 に則り自己申告でお願いします。
【丸太券を持った客が商品(あるいはサービス)を購入した場合】
① 客か協力商店が丸太券の裏の履歴記入欄に商店の印鑑かサインをする事。
【地域通貨券の複次流通】
①協力商店だけが清算時に地域通貨券を 1 千円と交換できる。
②丸太券を得た協力商店は、その丸太券を他協力商店で使用する事ができます。
丸太券を町内で使いまわしましょう!
③お客さんの了承が得られれば、お釣りとして( 1 枚 1 千円として)使用できます。
注意 : この再使用する 丸太券 は 一度 1 千円として使われた必要 があります 。
【丸太券を円で清算】
・途中精算日 :
月
日頃
・最終精算日 :
月
日頃
最終精算日には事務局が各協力商店を回り丸太券 1 枚を日本円 1 千円で清算しま
す。
主催: 吉賀町木の駅プロジェクト実行委員会
共催: NPO法人エコビレッジかきのきむら、吉賀町
問い合わせ先<吉賀町木ノ駅事務局
小林 >:
電話番号:0856-79-8084、担当携帯番号:080-5505-7839
E-mailアドレス :
y.kinoeki@gmail.com
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