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本文ファイル - 長崎大学 学術研究成果リポジトリ

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本文ファイル - 長崎大学 学術研究成果リポジトリ
NAOSITE: Nagasaki University's Academic Output SITE
Title
大学図書館の教員へのアプローチ:長崎大学ファカルティ・ディベ
ロップメントの試み
Author(s)
長澤, 多代
Citation
平成18年度 第92回岡山大会 全国図書館大会記録 第2分科会 事例発
表1
Issue Date
2006-10-27
URL
http://hdl.handle.net/10069/22344
Right
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http://naosite.lb.nagasaki-u.ac.jp
2006.10.27.全国図書館大会岡山大会:大学図書館分科会
事例報告
大学図書館の教員へのアプローチ:
長崎大学ファカルティ・ディベロップメントの試み
長崎大学 大学教育機能開発センター
評価・FD研究部門
長澤 多代
発表の概要
1.
2.
3.
4.
5.
日本の大学教育改革
長崎大学大学教育機能開発センター
長崎大学FDと附属図書館
「パスファインダーの作成法」ワークショップ
今後の課題
1. 日本の大学教育改革①
大学教育改革の背景
►大学全入時代による大学間の競争激化
►グローバル化の進展
►第3者評価への対応
↓
大学教育関係のセンター設立
1. 日本の大学教育改革②
単位制度の実質化
►1単位=45時間の教室内外の学習時間
を基本とする〔大学設置基準〕
►実質的に機能していない
全国調査
長崎大学の調査
1. 日本の大学教育改革③
学生による授業評価
「教育サービスを受ける学生(受益者)が
教員(サービス提供者)が提供する授業
内容や方法等を評価すること」
ファカルティ・ディベロップメント(FD)
「教員が授業内容・方法を改善し,向上さ
せるための組織的な取り組みの総称」
ファカルティ・ディベロップメント
► 教員開発(FD:Faculty
Development)
授業観察,コンサルティング,ワークショップやセミナー
► 教育開発(ID:Instructional Development)
コースやカリキュラムのデザイン・実施・評価
► 組織開発(OD:Organizational Development)
大学経営陣を対象にした組織改善の活動
スタッフ・ディベロップメント(SD)との関係
2. 長崎大学大学教育機能開発センター
2.1 大学教育機能開発センターの概要①
►1995年から学内の教員有志による授業
改善の勉強会
►学長裁量経費を活用した授業評価の試
行,FDの実施
↓
2002年4月に大学教育機能開発センター
設置
2. 長崎大学大学教育機能開発センター
2.1 大学教育機能開発センターの概要②
大学教育機能開発センターの組織
►全学教育研究部門
►評価・FD研究部門
→授業評価及びFD担当
►初年次教育開発研究部門
②
カリキュラム基準の決定
カリキュラム上の目標及び
成績評価基準の具体化
改善
③ 授業デザイン
(カリキュラム設計者)
FD
シラバスの作成及び
教材開発
(授業担当者)
特色ある初年次教育
FD
① 改善方針の決定
評価結果分析 → FD →
改善すべき課題 →解決方策
(授業担当者・カリキュラム設計者)
評価
専門教育
(文理融合型)
リメディアル
教育
全学教育
実施
(教養セミナー)
教育マネジメント
サイクル
④ 授業実践・学生による授業評価
(授業担当者)
3. 長崎大学FDと附属図書館
3.1 長崎大学FDと附属図書館
長崎大学FDの類型
► 科目開発型FD
► 教材開発型FD
「FD週間」における集中的な教育改善ワークショップ
► 個別支援型FD
教員との個別相談(コンサルティング)
► 新任教員FD
各キャンパスの歴史的遺構のツアー
3. 長崎大学FDと附属図書館
3.2 FDサマー・ワークショップ
► 課題探求・解決型授業の支援
► 情報活用プロセスに即したワークショップ
► 2006年8月30日(水)−9月1日(金),
9月19日(火)−9月21日(木) 計6日間
► 講師:長崎大学各部局の教職員+外部講師
► 参加者数 94名(延数178名)
4. 「パスファインダーの作成法」ワークショップ
4.1 ワークショップ設定の背景
図書館が担当したFDワークショップ
► 2002年度:第8回FD「情報検索の方法」
► 2004年度:第18回FD「情報資源の探索法」
► 2005年度:第21回FD「情報資源の探索法」
↓
2006年度「パスファインダーの作成法」
4. 「パスファインダーの作成法」ワークショップ
4.2 ワークショップの目的と構成
► 講師:4名の図書館員
► 目的①:教員が,学生の情報収集を支援する
ツールとしてパスファインダーの存在を知る
► 目的②:パスファインダーの役割や構成と情報
検索ツールについて理解を深める
► 構成:【参照:サマーワークショップ プログラム】
4. 「パスファインダーの作成法」ワークショップ
4.3 ワークショップの準備
► 講師の依頼状
► 他の業務との調整
► 準備時間
► ポスターやチラシにおける用語解説
► 参加希望者から事前の連絡:キーワード
► 学生とは異なる配慮
► リハーサル
► アシスタントとの打ち合わせ
4. 「パスファインダーの作成法」ワークショップ
4.4 ワークショップ当日
講義:パスファインダーの説明
講義:各種データベースの説明
休憩
演習:パスファインダーの作成
20分
40分
10分
50分
予めパスファインダーの定型を配布
教員がこれに情報を入れ込んだ
パスファインダーのイメージをつかみにくい教員も
4. 「パスファインダーの作成法」ワークショップ
4.5 ワークショップ評価①
1) 事後アンケートによる評価
► 「全般的にみて,今回のワークショップに満足しまし
たか?」
► 「全般的にみて,今回のワークショップは将来の教
育改善に役立つと思いましたか?」
► 「ワークショップの内容は期待通りのものでした
か?」
► 「ワークショップで扱われたテーマについて,理解を
深めることができましたか?」
4. 「パスファインダーの作成法」ワークショップ
4.5 ワークショップ評価②
2) 参加者への聞き取り調査による評価
調査中
4. 「パスファインダーの作成法」ワークショップ
4.6 ワークショップの成果①
1) ワークショップを担当した図書館員の見解
担当者個人の成果
► 教員の顔と名前が一致した
► 日常業務とは違うレベルで教員とかかわることがで
きた
► パスファインダーを知る機会を得た
► パスファインダーについて勉強する機会を得た
附属図書館の成果
► 作成したテキストを利用案内として転用できる
► 機関リポジトリが充実する
4. 「パスファインダーの作成法」ワークショップ
4.6 ワークショップの成果②
2) ワークショップを受けた教員の見解
調査中
5. 今後の課題
5.1「パスファインダー」ワークショップの課題
1) 図書館員の見解
演習も含めてリハーサルをすれば,当日の時
間配分がより明確になったはず
2) ワークショップの観察者の見解
演習の時間が短かった
データベースの紹介を分けてもよかった
1回あたりの説明時間が長かった
5. 今後の課題
5.2 大学教育機能開発センターの課題
► 授業準備・進行のプロセスを分析して,教育活動
の支援に有効な図書館サービスを提案する
► FDプログラムに図書館プログラムを組み入れる
► 公式・非公式な場において,教員と図書館員が
交流する機会を設ける
5. 今後の課題
5.3 教員へのアプローチについて図書館員に
期待すること
► 公私を通じて,日常的に教員とコミュニケーション
をとる
► Web上に関連情報を掲載する
► 教員用メーリングリストを活用する
► 学内の教育関係の委員会や教育関係のセン
ターに,図書館関係のプログラム等を提案する
► 繰り返しアプローチする(ソフトに)
本日の配布資料
► パワーポイント・スライド
► 「FDサマー・ワークショップ」のプログラム
► パスファインダーのテキスト
► 文献リスト
参考情報:FD全般
► 浦さやか「INFOATA
Forum: 第185回FDでの「図書館
ワークショップ」実施報告」『情報の技術と科学』Vol.56,
No.5,2006,p.1.
► 金丸明彦,下田研一,長澤多代「長崎大学における
ファカルティ・ディベロップメント・プログラム:その概要
ならびに大学教育機能開発センターと附属図書館が
協同した「情報検索の方法」ワークショップ」『大学図
書館研究』No.69,2003.12,pp.1-14.
► 長崎大学付属図書館「FDワークショップ」
http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/sabis/fd/fd.html
► 長澤多代「図書館情報大学振興会海外調査研究助成
報告書」『ゆうりす』No.84,2002.7,p.20-24.
参考情報:パスファインダー
► 愛知淑徳大学図書館「パスファインダー」
http://www2.aasa.ac.jp/org/lib/j/netresource_j/pf_j.html
► 鹿嶋みづきほか『パスファインダー・LCSH・メタデータ
の理解と実践 : 図書館員のための主題検索ツール作
成ガイド 』紀伊国屋書店,2005,175p.
► 私立大学図書館協会東地区部会
http://www.jaspul.org/e-kenkyu/kikaku/work.htm
► 日本図書館協会図書館利用教育委員会編「パスファ
インダー」『図書館利用教育ハンドブック:大学図書館
版』日本図書館協会,2003,209p.
連絡先
長澤 多代 (NAGASAWA Tayo)
〒 852-8521
長崎市文教町1-14
長崎大学 大学教育機能開発センター
評価・FD研究部門
TEL (095)819-2087
FAX (095)819-2098(共用)
E-mail [email protected]
URL http://www.redc.nagasaki-u.ac.jp/staff/nagasawa/index.html
(スタッフ紹介)
長崎大学 FD
サマー・ワークショップ プログラム
課題探求・解決型授業の支援 3
2006 年 8 月
大学教育機能開発センター
2006 年度
長崎大学 FD サマー・ワークショップ
「課題探求・解決型授業の支援 3」のご案内
前期の授業が終わり,少しほっとされていることと存じます。お疲れ様でした。本日は,
長崎大学が主催する FD サマー・ワークショップ「課題探求・解決型授業の支援 3」のプロ
グラムをお届けしています。課題を探求・解決するためには情報を活用することが重要に
なるという視点から,情報活用プロセス(情報探索,情報整理,情報表現)に即した学習
法に関する 8 つのワークショップをご用意しました。情報活用プロセスに即した学習法は,
「いかに情報を探索し,整理し,表現するか」という情報利用の側面に焦点をあてた学習
法です。8 つのワークショップが,授業の準備や進行を容易にし,それぞれの学習の手順や
指導のポイントについて理解を深める機会となることを願っています。また,このワーク
ショップが,参加された先生方にとって,講師や他の先生方,大教センターのスタッフと
意見やアイディアを交換する機会をご提供することになることを願っております。
各ワークショップは,大学教育機能開発センター以外に,医歯薬学総合研究科,工学部,
環境科学部,アドミッション・センター,情報メディア基盤センター,附属図書館の教職
員の方々のご助力によって提供されています。また,今回は話し合い学習法(LTD:Learning
Through Discussion)を研究されている先生を久留米大学からお招きしています。教養セミ
ナーの授業評価の結果を分析する中で,
「ディスカッションの促し方」に関する評価項目に
おいて,教員と学生の間に意識のずれがあることが明らかになりました。このような問題
を解決する糸口がこれらのワークショップで見つかることを願っております。
このプログラムでは,各ワークショップの内容,実施日,場所をご案内しています。参
加の希望は,学内便,ファックス,電子メールのいずれかの方法で,別紙の「参加申込用
紙」をお送り下さい(電子メールの場合は,その内容を記してお送り下さい)。申込の締切
日は設けていませんが,早めにお申し込み下さい。会場や進行上の都合により,どのワー
クショップにも人数制限を設けています。参加の登録は申込の先着順としておりますので,
その旨ご了承ください。登録の完了後,ワークショップが始まるまでに登録確認証とテキ
ストをお送りします。関係者一同,会場でご一緒できることを楽しみにしております。
学内便
大学教育機能開発センター
ファックス
(095)819-2098
電子メール
事務室
[email protected]
2006 年 8 月
大学教育機能開発センター
評価・FD 研究部門
ワークショップ・プログラム
月日
時間
10:00-12:00
8 月 30
日(水)
10:00-12:00
13:00-15:00
15:15-17:15
9 月 1
日(金)
10:00-12:00
13:00-15:00
9 月 19
日(火)
10:00-12:00
13:00-15:00
10:00-12:00
9 月 20
日(水)
13:00-15:00
15:15-17:15
9 月 21
日(木)
講師〔所属〕
授業を活性化する話し合い学習法
安永 悟〔久留米大学大学院心理学研究科〕
教室
定員
252 番
60 名
252 番
20 名
207 番
20 名
252 番
25 名
207 番
40 名
252 番
20 名
252 番
20 名
207 番
30 名
252 番
20 名
207 番
15 名
252 番
25 名
207 番
40 名
252 番
20 名
207 番
20 名
13:00-15:00
15:15-17:15
8 月 31
日(木)
ワークショップ
10:00-12:00
13:00-15:00
レポート課題の出し方と作成支援
西田孝洋〔医歯薬学総合研究科〕
質問紙によるデータ収集及びその分析
吉村 宰〔アドミッション・センター〕
フィールドワークで問題を発見する:
インタビューの作法を中心に
増田 研〔環境科学部〕
発表資料作成のための画像の加工・編集
藤村 誠〔工学部〕,丸田英徳,長崎隆志〔情報
メディア基盤センター〕
マインド・マップ(アイディアを整理する図)
を使った情報整理
ルール,M.,コリンズ,W.〔大学教育機能開発
センター〕
レポート課題の出し方と作成支援
西田孝洋〔医歯薬学総合研究科〕
パス・ファインダー(情報探索の道しるべ)の作
成法
山口良子,浦さやか,宮崎紀子,森石みどり〔附
属図書館〕
マインド・マップを使った情報整理
ルール,M.,コリンズ,W.〔大学教育機能開発
センター〕
Excel を使った受講生情報の管理
三根眞理子〔医歯薬学総合研究科〕
フィールドワークで問題を発見する:
インタビューの作法を中心に
増田 研〔環境科学部〕
発表資料作成のための画像の加工・編集
藤村 誠〔工学部〕,丸田英徳,長崎隆志〔情報
メディア基盤センター〕
マインド・マップを使った情報整理
ルール,M.,コリンズ,W.〔大学教育機能開発
センター〕
質問紙によるデータ収集及びその分析
吉村 宰〔アドミッション・センター〕
注意:講師への直接の連絡はご遠慮ください。
内容紹介
FD サマー・ワークショップ
情報探索法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
● 質問紙によるデータ収集及びその分析
● フィールドワークで問題を発見する:
インタビューの作法を中心に
● パス・ファインダー(情報探索の道しるべ)の作成法
情報整理法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
● Excel をつかった受講生情報の管理
● マインド・マップ(アイディアを整理する図)を使った
情報整理
情報表現法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
● 授業を活性化する話し合い学習法
● 発表用資料作成のための画像の編集・加工
● レポート課題の出し方と作成支援
情報探索法
質問紙によるデータ収集及びその分析
講師
吉村
宰(アドミッション・センター)
日時
8 月 31 日(木)10:00-12:00 全学教育棟(環境科学部)
207 番教室
場所
9 月 21 日(木)13:00-15:00 全学教育棟(環境科学部)
207 番教室
課題探究・解決型の授業では,学生がデータを収集しそれを分析して報告する
こともあるでしょう。収集したデータからどんなことが分かるかは,どのように
データが収集されたかで決まります。データを取った後よりも取る前が大事であ
概要
るということは学生が学ぶべき重要な事柄の一つと言えます。
本ワークショップでは質問紙によるデータの収集に焦点を当て,データの収集
並びにその分析方法について基本的な事項を解説し,適切な学生指導の一助とな
ることを目指します。
対象者
質問紙によるデータ収集法ならびにデータ分析法の初習者
(1)データ収集の目的と計画
(2)質問紙の作成
計画
(3)実査,データ入力,後処理,基礎集計
(4)JMP によるデータ分析の実演と演習
・仮説の検証
・変数間の関係を探る
JMP を用いた実演及び演習を行う予定です。
JMP は,統計的発見を行うために SAS によって開発されたソフトウェアです。JMP
備考
をお持ちでない方も,本学では情報メディア基盤センター第1端末室で利用でき
ます。
ワークショップ当日に ID をお配りします。
1
フィールドワークで問題を発見する:
インタビューの作法を中心に
講師
増田
研(環境科学部)
日時
8 月 31 日(木)13:00-15:00 全学教育棟(環境科学部) 252 番教室
場所
9 月 20 日(水)13:00-15:00 全学教育棟(環境科学部) 252 番教室
社会調査におけるフィールドワークには二つの目的がある。その一つは「問題解
決の糸口を探ること」、もう一つは「問題を発見すること」である。
ふつうはフィールドワークといえば、あらかじめ設定された問題を解くための
「データ集め」を意味するだろう。そのためアンケートによる数値資料集めで事
足れりとされてしまうケースが多い。
ここではそうした「データ集め」の重要さを認識しつつも、さらに一歩踏み込
概要
んだ「問題発見」のためのフィールドワークについて講義したい。
「データ集め」
は問題解決の糸口を与えてくれるが、それが「問題発見」につながった時には当
初は予想もしなかった知の扉が開かれることが多い。教養セミナーなどにおいて
社会調査をおこなう際には、むしろ問題発見型フィールドワークの方が学習意欲
の向上に役立つだろう。
なお、講師はアフリカを専門とする文化人類学者であり、主として異文化研究
のフィールドワークをおこなってきたが、同様の方法論は日本国内における調査
にも応用可能である。
・教養セミナーなどの演習授業で社会調査や面接調査を考えている教員
対象者
・社会調査の経験を持たないが自身の研究のために必要であると考えている
教員
・その他、フィールドワーク全般に関心を持つ教員
・ フィールドワークについての概説と理論
計画
・ 観察とインタビューのあり方、問題発見への道のり
・ 調査の実例の紹介
備考
2
パスファインダー(情報探索の道しるべ)の作成法
講師
山口良子
(附属図書館)
浦さやか
(附属図書館)
宮﨑紀子
(附属図書館)
森石みどり(附属図書館)
日時
場所
9 月 19 日(火)10:00-12:00 全学教育棟(環境科学部)207 番教室
パスファインダーは,初心者でも効率よく情報を収集することができるように,
あるテーマに関する資料・情報を探すための手順をまとめた「情報探索の道しる
べ」です。レポート作成課題の際に,学生の情報収集を支援するツールとして有
概要
効です。パスファインダーの役割や構成と情報検索ツールに関する説明を交えな
がら,実際に各自のテーマに沿ったパスファインダーを作成していただきます。
パスファインダーの例として,愛知淑徳大学のものがあります。ご参照下さい。
http://www2.aasa.ac.jp/org/lib/j/netresource_j/pf_j.html
対象者 ワープロを使って文書作成ができる方。
1.パスファインダーとは何か?
2.パスファインダーの作成の実際
計画
パスファインダーの構成
情報の探索
パスファインダー作成
申込時に,作成を希望するパスファインダーのテーマをお知らせください。
備考
コンピュータ演習をします。ワークショップ当日に ID をお配りします。
ご要望があれば、作成したパスファインダーを、後日、図書館を通じてインター
ネットで公開し利用することも可能です。
3
情報整理法
Excel をつかった受講生情報の管理
講師
日時
場所
概要
対象者
三根眞理子(医歯薬学総合研究科)
9 月 20 日(水)10:00-12:00 全学教育棟(環境科学部)
207 番教室
表計算ソフトウェアに関する初級者を対象とし,基本的な使用法および受講生の
成績情報を整理し管理する方法について実習する。
Excel の操作経験をほとんど持たない初級者
① Excel の基本操作:
ワークシートの構成,セルの操作,セルの書式設定
② 講義のアンケート処理:
データ入力,集計,グラフ作成,印刷
計画
③ 受講生情報の管理:
課題提出状況(データ入力),成績の集計(関数の利用),
式の作成(条件付書式),オートフィルタ(条件抽出),並び替え(成績順)
④ その他:
ワークシートの挿入,よく利用する関数
備考
コンピュータ演習をします。ワークショップ当日に ID をお配りします。
4
マインド・マップを使った情報整理
ミシェル・ルール(大学教育機能開発センター)
講師
ウィリアム・コリンズ(大学教育機能開発センター)
9 月 1 日(金)10:00-12:00 全学教育棟(環境科学部)252 番教室
日時
9 月 19 日(火)13:00-15:00 全学教育棟(環境科学部)252 番教室
場所
9 月 21 日(木)10:00-12:00 全学教育棟(環境科学部)252 番教室
講義や研究のアイディアを整理する実用的なツールとして,マインド・マップという
作図法があります。マインド・マップの有用性は,学生が自分のアイディアや意見をま
とめて伝える能力と自信をもち内容の理解を深めること,教員にとっては,講義全体の
計画とその科目の複雑な内容を分かりやすく学生に紹介できることにあります。
私たちはこのワークショップで,参加者がペアやグループになって,マインド・マッ
概要
プの知識を確認したり,実際にマインド・マップを作成しながら,その基本的な知識と
方法について理解を深め,そのスキルを身につけることを目指します。また,このワー
クショップの進行法そのものが,クラス内のコミュニケーションを促進するモデルにな
ると考えています。
対象者 マインド・マップについて初習者から既習者までを広く対象とします。
① 実際のマインド・マップを見ながらの意見交換
② マインド・マップの概要説明:マインド・マップの特徴と作成の手順
計画
③ マインド・マップの作成(個人ワーク及びグループ・ワーク)
題目「授業中の教室内で気に障ること(Pet Peeves in the Classroom)」
④
作成したマインド・マップについての意見交換
講師による説明は,主として,日本語で進められます。また,質疑応答や演習時のアド
バイスも日本語で行なわれます。
(マインド・マップの例:左は授業の中で学生が作成したものです。
)
備考
5
情報表現法
授業を活性化する話し合い学習法
講師
安永
日時
対象者
(久留米大学)
8 月 30 日(水)10:00-12:00 全学教育棟(環境科学部)
場所
概要
悟
協同教育の理念と技法を理解し、具体的な指導法を体験することを通して、大学
授業を活性化する話し合いに基づく学習法を実践できるようになる。
授業改善に興味関心のある方
① クラスづくり
計画
:自己紹介、話し合いの基本スキル
② 協同教育の原理:協同と競争に基づく学習パラダイム
③ 話し合い学習法:基本的な学習法の紹介と実習
④
備考
252 番教室
授業への導入
:基本スキルの育成と動機づけ
話し合いを中心とした受講者参加型の研修(授業)を展開します。
6
発表用資料作成のための画像の編集・加工
藤村
講師
誠
(工学部)
丸田英徳
(情報メディア基盤センター)
長崎隆志
(情報メディア基盤センター)
日時
8 月 31 日(木)15:15-17:15 全学教育棟(環境科学部)207 番教室
場所
9 月 20 日(水)15:15-17:15 全学教育棟(環境科学部)207 番教室
デジタルカメラやデジタルビデオカメラが普及し、パソコンでデジタル画像を扱
うことも一般的になりました。デジタル画像はそのデータ量の大きさなどから扱
概要
い難い面もありますが、プレゼンテーションに使用すれば大きな効果が期待でき
ます。ここでは、デジタル画像の基本的な編集方法および PowerPoint 原稿での使
用方法について解説し、簡単な演習を行います。
対象者 PowerPoint の基本的な機能を操作できる方。
GIMP(静止画像の編集用フリーソフト)を使った静止画像の加工・編集
z
静止画像の読み込み
z
静止画像の保存形態・画像形式
z
静止画像の編集:切り取り,コントラストの調整,文字の挿入
z
PowerPoint への読み込みと静止画像の編集・加工
計画
Movie Maker(動画像の編集用フリーソフト)を使った動画像の加工・編集
z 動画像の読み込み
z 動画像の編集:切り替え効果,画像効果
z 音声データの編集:音声データの読み込み,ナレーションの挿入・編集
z 文字の挿入:タイトル,クレジットの作成
z PowerPoint への読み込みと動画像の編集・加工
備考
コンピュータ演習をします。ワークショップ当日に ID をお配りします。
7
レポート課題の出し方と作成支援
講師
西田孝洋
(医歯薬学総合研究科)
日時
8 月 30 日(水)15:15-17:15 全学教育棟(環境科学部)252 番教室
場所
9 月 1 日(金)13:00-15:00 全学教育棟(環境科学部)252 番教室
授業や演習の成績評価の手法として、レポート課題はよく用いられています。
レポートの意味自体が曖昧なのですが、学生にレポートを漠然と課されてないで
しょうか?例えば、テーマの設定、レポートの回収方法、成績評価など、考慮す
べき事項はいくつもあります。本 FD においては、レポート課題の具体的な例を
中心にして、レポートの課題の出し方について、まず考えていきたいと思います。
概要
現状では、ほとんどの学生は本格的なレポートの書き方のトレーニングを、こ
れまでに受けていません。一方、レポート作成には、インターネットや PC の活
用スキルは必須となっています。特に、アイディアや収集データの整理、章立て
や項目の構成には、Word や PowerPoint を有効活用できます。そこで、情報検索・
整理・活用といった情報処理演習を通じて、実践的にレポート作成の支援を試み
る授業事例を紹介します。
対象者 レポート課題の出し方や関連の情報処理スキルに関心のある教員
1.レポート課題の出し方
レポート課題の具体的例,出し方の工夫,回収方法
2.レポート作成の支援 1:情報検索
計画
剽窃の注意,データの信頼度,検索エンジン,検索方法,適切な引用
3.レポート作成の支援 2:情報の整理・活用
情報の整理(情報シート,画像ストック),ソフトウエアとの連携(章立て・
項目,アウトライン)
・レポート課題の具体的な例などについて,適宜自由討論します。
・コンピュータ演習は行いませんが、各種情報(リンク集、各種ファイルなど)
を下記 URL に掲載しています。
備考
http://www.ph.nagasaki-u.ac.jp/lab/dds/class/report/index.shtml
・ 参加を希望される先生は,申込時に次の事項をお知らせ下さい(該当者のみ)
:
① レポートを課している科目名,②対象学科,学年,③レポート課題の内容,
④レポート課題の提出形式(手渡し,E-mail 等),⑤その他(講師への質問など)
8
企画
長崎大学
大学教育機能開発センター
(評価・FD 研究部門)
福永博俊
(大学教育機能開発センター
センター長)
鶴丸弘昭
(大学教育機能開発センター
評価・FD 研究部門長)
ワークショップ講師
安永
悟
久留米大学大学院
心理学研究科
三根眞理子
医歯薬学総合研究科
附属原爆障害医療研究施設
西田孝洋
医歯薬学総合研究科
生命薬科学専攻
増田
研
環境科学部
藤村
誠
工学部
吉村
宰
アドミッション・センター
丸田英徳
情報メディア基盤センター
情報メディア部門
長崎隆志
情報メディア基盤センター
事務室
山口良子
附属図書館
学術情報管理課
情報サービス班
浦さやか
附属図書館
学術情報管理課
情報サービス班
宮崎紀子
附属図書館
学術情報管理課
学術情報管理班
森石みどり
附属図書館
学術情報管理課
学術情報管理班
臨床薬学講座
文化環境講座
情報システム工学科
William Collins 大学教育機能開発センター
全学教育研究部門
大学教育機能開発センター
全学教育研究部門
Michele Ruhl
プログラム開発スタッフ
長澤多代(大学教育機能開発センター
評価・FD 研究部門)
天野智水(大学教育機能開発センター
評価・FD 研究部門)
阪上政則(大学教育機能開発センター
全学教育班)
田口智子(大学教育機能開発センター
全学教育班)
2006 年度
長崎大学 FD サマー・ワークショップ
「課題探求・解決型授業の支援 3」
2006 年 8 月
長崎大学
大学教育機能開発センター
評価・FD 研究部門
〒852-8521 長崎市文教町 1-14
TEL
E-mail
095-819-2088
[email protected]
パスファインダー(情報探索の道しるべ)の作成法
1.パスファインダー(pathfinder)とは?
「特定のトピックや主題に関する資料や情報を収集する際に、図書館が提供できる関連資料の探索法を一覧
できるリーフレットのこと。レファレンスやガイダンスで活用できる」*1
特徴
①
特定の主題についての情報収集ツールである。
②
必要な情報をすばやく入手するためのガイド機能を有する。(一覧性がある)
③
調べようとする主題に精通していなくても、必要な資料を収集できる。
パスファインダーは、レポート課題などの際に、あるトピックについて必要な情報を得るために、何から
始めればよいのかという「情報探索の道しるべ」として役立つばかりでなく、異なるトピックや主題につい
ても応用可能な初学者向けツールとして活用することができます。
2.パスファインダー作成の実際
[パスファインダーの基本構成]
①
タイトル ・・・ パスファインダーが取り扱うトピック
②
キーワード ・・・ 蔵書検索やデータベースを意識して、扱うトピックに関するキーワードを提示
③
入門的な情報源 ・・・ キーワードから引ける辞書・事典類や統計・白書類,など
④
図書 ・・・ テキストとして重要な図書
⑤
雑誌/記事 ・・・ トピックに関する記事が多く掲載される雑誌の紹介や掲載論文、論文や記事を
検索できるデータベースの紹介
⑥
*1
その他の情報 ・・・ ウェブページの紹介やその他、有用な情報の紹介
図書館用語辞典編集委員会,
『最新図書館用語大辞典』, 柏書房,2004
-1-
【作成例】
パスファインダー(情報探索の道しるべ)
「音楽療法」について調べる
【情報探索のキーワード】効率的な情報検索には、適切なキーワードが必要です。
音楽療法 Music therapy ミュージック・セラピィ(セラピー) 音楽療法士 心理療法 芸術療法
【入門的な情報源】辞書・事典類で、テーマについて基本的な情報を入手します。
書名 / 著者名 出版情報
所在 / 請求記号
新・教育心理学事典 / 依田新監修 東京 : 金子書房 , 1983.12
中央館 2F 参考 / 371.4||79
心理臨床大事典 / 氏原寛 [ほか] 共編 東京 : 培風館 , 2004.4
中央館 2F 参考 / 146.033||2004
心理療法事典 / シュー・ウォルロンド=スキナー著 東京 : 青土社 , 中央館 2F 参考 / 146.8||99
1999.12
長崎大学附属図書館データベースリンク集 http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/nagasaki-u/index.html
JapanKnowledge (「日本大百科全書(ニッポニカ)」他各種辞書の検索ができるデータベース)
【図書を探す】長崎大学図書館蔵書検索(OPAC) http://opac.lb.nagasaki-u.ac.jp/opc/ を使って探します。
また、図書館の本は、主題ごとに分類されて棚に並んでいるので、同じ分類の本を参考にできます。
書名 / 著者名 出版情報
所在 / 請求記号
音楽療法 / ジュリエット・アルヴァン著 東京 : 音楽之友社 , 1969.1
中央館 3F 開架 / 761.14||69
第五の医学音楽療法 / 田中多聞著 東京 : 人間と歴史社 , 1989.3
中央館書庫 / 493.72||89
音楽療法最前線 / 小松明, 佐々木久夫編 増補版 東京 : 人間と歴史 中央館書庫 / 146.8||96
社 , 1996.12
【雑誌/記事を探す】雑誌の記事を検索するには、各種データベースを活用する必要があります。雑誌の長崎大
学の所蔵状況は、長崎大学図書館蔵書検索(OPAC)で検索します。
長崎大学附属図書館データベースリンク集 http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/nagasaki-u/index.html
GeNii(学術コンテンツ・ポータル)→ CiNii(サイニイ)・・・ 論文情報ナビゲータ
NICHIGAI/WEB → MAGAZINEPLUS ・・・ 国内最大の雑誌記事情報, 学会年報情報
医学中央雑誌 Web 版 ・・・日本の医学文献情報データベース
【その他の情報】
長崎県立図書館蔵書検索 http://www.lib.pref.nagasaki.jp/search.html
長崎市図書センター蔵書検索 http://www.lib.nagasaki-city.ed.jp/cgi-bin/Sopcsmin.sh
【長崎大学附属図書館 参考調査 問い合わせ先】
参考調査担当 E-mail : [email protected] / Tel : 095-819-2200
(内線 文教 3166)
作成:長崎大学附属図書館 学術情報サービス課 参考調査担当 2006.7.31
-2-
3.パスファインダーの作成
①「キーワード」を付与する
辞書・事典の見出し語、シソーラスなどを参考に、キーワードを設定します。
[長崎大学附属図書館 データベースリンク集から利用できる辞事典] (本テキスト p.12∼13 参照)
ネットで百科 for Library … 平凡社「世界大百科事典」のオンライン版 (同時アクセス1)
JapanKnowledge … 「日本大百科全書」他各種辞書の検索ができる (同時アクセス4)
②「入門的な情報源」を選定する
長崎大学の OPAC などで、書名・著者名などの情報や所在情報を確認し、リスト化します。
③ 図書を選定する
テキストとして重要な図書を、長崎大学の OPAC などで、書名・著者名などの情報や所在情報を確認
し、リスト化します。
④ 雑誌/記事を選定する
トピックに関する記事が多く掲載される雑誌の紹介や必読論文があれば記載。特に指定しない場合は、
記事を検索できるデータベースの紹介をします。
⑤ その他の情報
参考となるウェブ情報や、そのほか有用な情報の紹介など。
-3-
パスファインダーの
各種情報資源のご紹介
作成に役立つ
その1.長崎大学の蔵書を調べる
蔵書検索(OPAC)
長崎大学附属図書館 HP(http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/) → 「蔵書検索」
●長崎大学附属図書館で所蔵している図書・雑誌を検索できます。
●「簡易検索画面」と「詳細検索画面」があります。
【詳細検索画面】
【検索結果一覧画面】
※2006 年 3 月より、蔵書検索(OPAC)が変わりました
【詳細情報画面】
・検索のキーワードの入れ方によって、検索結果が異なります。
前方一致検索
・・・*をつける
例:「国語教育*」
入力する検索項目名
タイトル・ワード
AND 検索(いずれも含む)
OR 検索(いずれかを含む)
・・・スペースで区切る
・・・|(縦棒)で区切る
例:「国語 教育」
例:「国語教育|日本語教育」
使用した検索語と検索結果数
「音楽療法」・・・7 件
「音楽療法*」(前方一致検索)・・・19 件
「音楽 療法」(AND 検索)・・・31 件
「音楽* 療法*」(AND 検索・前方一致検索)・・・35 件
フルタイトル
「音楽療法」・・・6 件
「音楽療法*」・・・15 件
件名
(図書のみヒット)
「音楽療法」・・・35 件
「音楽療法|心理療法」(OR 検索)・・・185 件
-4-
その2.テーマに沿った図書を探す・他大学の蔵書を調べる
Webcat Plus
図書館 HP → サービス案内 → Webcat Plus(http://webcatplus-international.nii.ac.jp/)
連想検索
○検索キーワードから関連性の高い単語を抽出し、それを
含む図書をもれなく探し出す検索方法です。
○単語だけではなく、長い文章もキーワードとして使用でき
ます。
【連想検索画面】
【検索結果一覧画面】
○「所蔵図書館」をクリックすると、その資料を所蔵している
図書館の一覧が表示されます。
【詳細情報画面】
一致検索
○書名や著者などのキーワードを入力して検索する方法です。
○探したい資料が明確なときは、こちらをご利用ください。
※「連想検索」では、図書のみを検索対象とします。
雑誌の所蔵図書館を探すときは、「一致検索」をご利用く
ださい。
【一致検索画面】
-5-
その3.長崎大学で契約している電子ジャーナルを探す
電子ジャーナルリンク集(A-to-Z)
図書館 HP → 電子ジャーナルリンク集(http:// atoz.ebsco.com/home.asp?Id=nagunli)
●長崎大学で契約している雑誌を電子ジャーナルで閲覧
できます。
●3キャンパス内からの利用が可能です。
【電子ジャーナルリンク集トップ画面】
●雑誌のタイトル下に有るサービスサイト名をクリ
ックすると、本文まで見ることができます。
※雑誌ごとに、画面が異なります
●図書館の所蔵状況をワンクリックで確認できます。
【ジャーナルタイトル画面】
■特定のテーマの雑誌を閲覧する場合
■キーワードから論文を探す場合
→ 『Subjects(主題別タイトル一覧)
』から探す
→ 各サービスサイトのページで検索する (『Index』)
【Subject 画面】
【Index 画面】
-6-
その4.日本語の論文を探す
CiNii(サイニー)
図書館 HP → データベース → GeNii → CiNii (http:// ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiTop#)
○NII(国立情報学研究所)が提供している日本語の学術
論文検索データベースです。
○学協会誌・大学研究紀要・国立国会図書館の雑誌記
事索引データベースなどが検索対象です。
【GeNii トップ画面】
【CiNii 検索画面】
※データベースリンク集は学内限定ページです。
学外からご利用の際は、直接 CiNIi にアクセスしてください。
【検索結果一覧画面】
【CiNii の特徴】
○検索された論文の引用文献情報・被引用情報を
たどれます。
○本文情報があれば、本文へのリンクがあります。
○『WebcatPlus』へのリンクがあれば、論文掲載誌
の所蔵図書館を簡単に確認できます。
本文へのリンク
掲載誌の所蔵情報
抄録と引用情報
【詳細情報画面】
-7-
その5.欧文の論文を探す
Scopus(スコーパス)
図書館 HP → データベース → Scopus(http://www.scopus.com/)
※学内限定 (リモートアクセスサービスもございます)
●様々な分野の学術雑誌約 15,000 誌から
約 2700 万件の抄録と 10 年分の参考文献
を検索できるデータベースです。
●MEDLIME のデータを 100%カバーしています。
●長崎大学が契約している電子ジャーナルであれば、
「View at Publisher」をクリックすることで本文ま
で閲覧することができます。
●電子ジャーナルを契約していない場合は、
「Abstract + refs」をクリックすることで、その論文
の詳細情報や Abstract(抄録)を確認することがで
きます。
【
「Abstract + refs」をクリックした場合】
【
「View at Publisher」をクリックした場合】
※ジャーナルによって、画面は変わります
-8-
その6.論文を探す
Google Scholar(グーグル スカラー)
Google Scholar (http://scholar.google.com/)
※H18年 9 月現在はベータ版です
○検索対象を学術情報(学術論文、学位論文、
書籍、学会・学術機関等の抄録や論文 etc.)に絞
った検索エンジンです。
○Google 同様、検索窓に検索語を打ち込んでボタン
を押すだけで検索できます。
○検索結果は関連度が高い順にリストアップされま
す。
【トップ画面】
○FreeJournal であれば、本文まで閲覧でき
ます。
○検索結果には、引用文献へのリンクが付与
されます。
【検索結果一覧画面】
【論文情報の一例】
-9-
その7.医学(看護)分野の論文を探す
Proquest(プロクエスト)
図書館 HP → データベース → Proquest
※学内限定
○洋雑誌の抄録・全文検索データべ
−スです。
○看護系の抄録データベース
「CINAHL」と、臨床系商業誌中心
の全文データベース 「Health &
Medical Complete」をご利用い
ただけます。
CINAHL はこちらをクリック
Health & Medical Complete はこちらをクリック
【データベース選択画面】
その他の医学系ツール
●医学中央雑誌 Web 版
日本の医学文献情報データベース。
文教地区・坂本地区限定。
(同時アクセス数9)
●メディカルオンライン
国内で発行されている医歯薬学関連の
電子ジャーナルの Web サイト。
●PubMed
※「データベースリンク集」からご利用ください。
- 10 -
その8.新聞記事を探す
聞蔵Ⅱ ビジュアル for Library
図書館 HP → データベース → 聞蔵Ⅱ (http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/nagasaki-u/dna2.html)
※学内限定 (同時アクセス数 2 台)
●朝日新聞社が提供する記事検索データベースで
す。
●記事の全文を閲覧できます。
(テキスト形式・紙面画像データ)
収録コンテンツ
【検索画面】
・朝日新聞(1984-)と AERA(1988-)の記事検索
・朝日新聞戦後紙面データベース(1945 年∼1984 年までの朝日新聞紙面を収録)
・「朝日現代用語・知恵蔵」最新版
【検索結果一覧画面】
【新聞記事の全文表示】
- 11 -
その9.辞書で調べる1
JapanKnowledge(ジャパンナレッジ)
図書館 HP → データベース → JapanKnowledge (http://na.jkn21.com/)
※学内限定 (同時アクセス数 4台)
○「日本大百科全書(ニッポニカ)」他各種辞
書の横断検索ができるデータベースです。
○「東洋文庫」や「映像記録」など、さまざまな
コンテンツもご利用いただけます。
収録コンテンツのご紹介
記事・企業情報
A-search
辞書検索
会社四季報
各種辞書の横断検索や・辞書ごと
会社四季報の全データが収録さ
の細かい検索が可能
れています。年 4 回更新。
学位・博士論文検索
週刊エコノミスト
6 つの大学・大学院および出版会
2001 年 12 月以降の記事の閲覧が
の学位・博士論文を検索可能
可能。毎週更新。
カルチャー
ライブラリ
東洋文庫
映像記録 1908-2005
平凡社の『東洋文庫』を PDF 形
現代史上の重要なスピーチ、人物
式で閲覧できます。
の映像などを閲覧できます。
江戸明治東京重ね地図
図解アニメーション
江戸・明治大地図を東京市街図と
歴史、科学技術、伝統文化、自然
重ね合わせて閲覧できます。
の仕組みなどを図解。
※収録コンテンツの一例です
- 12 -
その10.辞書で調べる2
ネットで百科 for Library
図書館 HP → データベース → ネットで百科 for Library
※学内限定 (同時アクセス数 1台)
●平凡社「世界大百科事典」のオン
ライン版です。
●「マイペディア」や「デジタル世界
地図帳」も検索できます。
【検索結果一覧画面】
●「項目名検索」と「全文検索」を選んで検索できます。
●本文中のリンク(青い単語)をクリックすることで、
その項目の本文を参照できます。
- 13 -
その12.科学技術分野の情報を探す
Scirus(サイラス)
Scirus (http://www.scirus.com/)
●総合的な科学専用インターネット検索エンジンで
す。Web 上の科学的・学術的・技術的・医学的
データを検索対象とします。
●Web ページに加え、各種ジャーナル・ソースも検
索します。その為、最新のレポート・ピアレビュー
済み論文・ジャーナルも検索対象となります。
【検索画面】
【検索結果一覧画面】
【論文情報画面】
●長崎大学で契約している電子ジャーナルが検索された
場合、全文までのリンクがあります。
(学内で検索した場合のみ)
【論文情報画面(全文)
】
- 14 -
その他の各種情報源
特許電子図書館(Industrial Property Digital Library:IPDL)
(http://www.ipdl.ncipi.go.jp/)
●特許・実用新案・意匠・商標に関する公報類に加え、
それぞれの審査経過情報など 5,500 万件を越える
特許情報を検索・閲覧できます。
【特許・実用新案公報 DB】
【トップページ】
【特許流通データベース】
ARIADNE(アリアドネ)
(http://ariadne.jp/)
●人文・芸術や社会科学系のリソース集です。
●海外のものを中心に、幅広い分野のサイトをリンクして
います。
- 15 -
FD ワークショップ http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/sabis/fd/fd.html
パスファインダーのテンプレートは、こちらから入手できます。
下のパスファインダー関係ページのリンクも同じページにあります。
ご利用ください。
パスファインダーバンク(私立大学図書館協会企画広報研究分科会)
http://www.jaspul.org/e-kenkyu/kikaku/pfb/
愛知淑徳大学パスファインダー
http://www2.aasa.ac.jp/org/lib/j/netresource_j/pf_j.html
【参考文献】
[1] 鹿島みづき, 山口純代, 小嶋智美著『パスファインダー・LCSH・メタデータの理解と実践』(愛知淑徳
大学図書館, 2005) 〔請求記号:015.2/2005 中央館 2 階参考〕
[2] 「パスファインダー」『図書館利用教育ハンドブック:大学図書館版』(日本図書館協会,2003) p.78∼81.
〔請求記号:010.7/2003 中央館 2 階参考〕
[3] 市川美智子 (2006) 事例報告 図書館パスファインダー作成報告とその可能性. 医学図書館, 53(1)
pp.55∼59
[4] 鹿島みづき, 山口純代 (2004) 図書館パスファインダー. 館灯, 42 pp.35∼46
[5] 山口純代 (2004) 愛知淑徳大学図書館におけるパスファインダー作成の実際. 館灯, 42 pp.17∼26
- 16 -
2006 年度
日本図書館協会
全国図書館大会岡山大会:大学図書館研究部会
大学図書館の学習・教育支援,ファカルティ・ディベロップメントおよび高等教育関連の
文献紹介
大学図書館の学習・教育支援関係の団体および文献
■日本図書館協会図書館利用教育委員会:『利用教育通信』
〔http://www.jla.or.jp/cue/.〕
■LOEX:『LOEX News』〔http://www.emich.edu/public/loex/loex.html〕
□ブレイビク,P.『情報を使う力:大学と図書館の改革』勁草書房,1995,258p.
□『図書館利用教育ハンドブック:大学図書館版』日本図書館協会,2003,209p.
□『図書館広報実践ハンドブック:広報戦略の全面展開を目指して』日本図書館協会,303p.
□『大学生と「情報の活用」
:情報探索入門』増補版,日本図書館協会,2001,197p.(京都
大学・全学共通科目講義録)⇒参照:慈道佐代子「全学共通科目「情報探索入門」の
試み:図書館の役割について」『大学図書館研究』54 号,1998,p.43-54.
□『図書館における利用者教育:理論と実際』日外アソシエーツ,1994,248p.
□『大学図書館における利用者教育』日本図書館協会,
□Grassian, E.『Information Literacy Instruction: Theory and Practice』Neal-Schuman,2001,468p.
□Pierian Press から毎年出版される LOEX 年次大会の発表要旨
□『Research Strategies』(季刊)
□金丸明彦,下田研一,長澤多代「長崎大学ファカルティ・ディベロップメント・プログ
ラム:その概要ならびに大学教育機能開発センターと附属図書館が協同した「情報検索
の方法」『大学図書館研究』No.69,p.1-14.
高等教育関係の団体および文献
■日本高等教育学会:『高等教育研究』〔http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaher/〕
■大学教育学会:『大学教育学会誌』
〔http://subsite.icu.ac.jp/un-gakkai/main.html〕
□『IDE・現代の高等教育』(月刊)
特集:
「FD の課題と展望」
(No.412),
「大学教育と IT」
(No.422),
「大学の SD」
(No.439),
「e ラーニングの可能性」(No.440),「FD のヒント」(No.447),
「SD/大学職員の能力開発」(No.469)
□ボイヤー,E.『アメリカの大学・カレッジ』改訂版,玉川大学出版部,1996,353p.
□江原武一『現代アメリカの大学』玉川大学出版部,1994,294p.
□天野郁夫『大学:変革の時代』東京大学出版会,1994,238p.
□喜多村和之『現代の大学・高等教育』玉川大学出版部,1999,272p.
□山本眞一編『SD が変える大学の未来:大学事務職員から大学経営人材へ』文葉社,2004,
311p.
□溝上慎一編『学生の学びを支援する大学教育』東信堂,2004,286p.
□伊藤秀子・大塚雄作編『ガイドブック:大学授業の改善』有斐閣,1999,279p.
□赤堀侃司編『ケースブック:大学授業の技法』有斐閣,1997,293p.
1
ファカルティ・ディベロップメント・授業改善関係の団体および文献
■大学セミナー・ハウス
■北海道大学高等教育機能開発総合センター〔http://socyo.high.hokudai.ac.jp/〕
■名古屋大学高等教育研究センター〔http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/〕
■愛媛大学教育・学生支援機構〔http://www.ehime-u.ac.jp/shokai/shisetsu_center/sien_kiko.html〕
■長崎大学大学教育機能開発センター:『大学教育機能開発センターニュース』(年 2 回)
〔http://www.redc.nagasaki-u.ac.jp/〕
■POD Network〔http://www.podnetwork.org/〕
□大学セミナー・ハウス『大学力を創る:FD ハンドブック』東信堂,240p.
□大学セミナー・ハウス編『続・大学は変わる:大学教員懇談会 10 年の軌跡』国際書院,
277p.
□『成長するティップス先生』玉川大学出版部,2001,186p.
〔Web 版:http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/tips/〕
□日本私立大学連盟編『大学の教育・授業をどうする:FD のすすめ』東海大学出版会,1999,
204p.(大学の教育・授業を考える,1)
□日本私立大学連盟編『大学の教育・授業の変革と創造:教育から学習へ』東海大学出版
会,1999,205p.(大学の教育・授業を考える,2)
□日本私立大学連盟編『大学の教育・授業の未来像:多様化する FD』東海大学出版会,2001,
231p.(大学の教育・授業を考える,3)
□『高等教育と IT:授業改善へのメディア活用と FD』玉川大学出版部,2003,206p.
□『A Guide to Faculty Development: Practical advice, examples, and resources』Anker Publishing,
2002,290p.
□小原芳明編『ICT を活用した大学授業』玉川大学出版部,2002,158p.
□バーバラ・グロス・デイビス『授業の道具箱』東海大学出版会,2002,498p.
2
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