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環 境 活 動 レ ポ ー ト - MHPSエンジニアリング株式会社

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環 境 活 動 レ ポ ー ト - MHPSエンジニアリング株式会社
環 境 活 動 レ ポ ー ト
(改訂 3)
~2014 年度 Eco 活動の取組み~
対象期間:2014 年 4 月 1 日~2015 年 3 月 31 日
三菱日立パワーシステムズエンジニアリング株式会社
横浜事業部及び総務部
(現
MHPSエンジニアリング株式会社
横浜事業部及び総務部)
発行日 2015 年 10 月 8 日
-1-
2014 Environmental Report
≪
目
次
≫
1. 事業部長メッセージ
3
2. 環境方針
4
3. EA21 活動
3.1 環境活動の経緯
3.2 環境活動推進体制
3.3 EA21 活動の紹介
5
5
6
7
4. 会社概要
4.1 組織体制
4.2 事業概要
8
8
9
5. 環境活動の取組み
5.1 環境活動の目標及び実績・評価
5.2 生物多様性に関する取組み
5.3 次年度の取組み
13
13
29
30
6. 環境関連法規制の遵守状況及び違反、訴訟等の有無
30
7. 代表者による全体評価と見直し結果
31
-2-
2014 Environmental Report
1. 事業部長メッセージ
~多彩な技術で持続的発展が可能な循環型社会の構築に向けて~
政府は、地球温暖化対策のために、豊かな低炭素社会づくりに向けた知識や技術をみん
なで楽しく共有し配信する気候変動キャンペーン[Fun to Share] を 2014 年 3 月にスタ
ートしました。
当社横浜事業部でも、低炭素社会の実現に向けて[Fun to Share]の賛同登録し「地球
温暖化防止への貢献」
、
「地球環境保全への貢献」を軸に積極的に取り組んでおります。
その一環として当社では「社内エコポイント制度」を 2010 年 6 月にスタートさせ、本年
で 6 年目を迎えました。社員の環境活動への意識向上を牽引するツールとして活用してお
ります。
環境活動をより楽しく、より長く継続していくかが重要と考え「社内エコポイント制度」
を通じて社員の自発的な環境意識向上を図り、環境活動の発展に寄与していく所存です。
エネルギー・環境・インフラ等の多彩な技術でお客さまの様々なニーズにお応えすると
共に、世界中の人々が願う地域社会と地球環境づくりに、技術者としての倫理を旨として
貢献してまいります。
三菱日立パワーシステムズエンジニアリング株式会社
取締役常務執行役員
横浜事業部長 草彅 秀夫
-3-
2014 Environmental Report
2.環境方針
【基本方針】
横浜事業部及び経営統括部総務部は、企業が社会の一員であることを自覚し、環境負荷の低減
ならびに、製品事業を通して環境を保全する技術・製品の提供に努め、持続的発展が可能な循
環型社会の構築に貢献する。
【行動指針】
1 環境保全への取組みをCSR経営の最重要課題の一つと位置付ける。
2 企業活動に係わる全ての環境関連法規、その他社会的要求事項を順守する。
3 常に環境負荷低減の観点に立ち、省資源・省エネルギー・リサイクルを考慮した技術・製
品の開発・設計・調達・建設・サービスを行う。
4 企業活動における廃棄物の削減・分別・省エネルギーに努める。
5 環境保全に関する社会貢献として、社外教育活動に取組む。
6 環境教育を通じて全社員に本理念・指針を周知徹底し、継続・自発的な環境意識の向上を
図る。
この方針は内外に公表する。
2015年4月1日
三菱日立パワーシステムズエンジニアリング株式会社
取締役常務執行役員
横浜事業部長 草彅 秀夫
■ エコアクション 21
認証登録事業所
認証・登録
横浜事業部及び総務部
本牧地区、みなとみらい地区
認証・登録の
各種製品(原動機、鉄構、環境装置、システム、その他)
対象活動範囲
の設計・調達及び据付建設工事
認証登録番号
0000516
認証登録日
2005 年 10 月 31 日
更新登録日
2015 年 10 月 31 日
-4-
2014 Environmental Report
3.EA21 活動
3.1 環境活動の経緯
1961 年 10 月
菱日重エンジニアリング㈱を設立
1972 年 10 月
菱日エンジニアリング㈱に社名改称
2004 年 11 月
エコアクション 21 社内事務局を設置
2005 年 10 月
エコアクション 21 認証登録(認証・登録番号 0000516)
2007 年 10 月
エコアクション 21 更新審査受審
2009 年 03 月
環境省・環境コミュニケーション大賞 環境レポート部門 優秀賞を受賞
2009 年 04 月
横浜型地域貢献企業認定で最上位認定取得
2009 年 04 月
横浜市 150 万本植樹行動市長表彰 受賞
2009 年 10 月
エコアクション 21 更新審査受審
2010 年 06 月
社内エコポイント活動開始
2010 年 07 月 「チャレンジ 25」に登録
2010 年 10 月
環境活動促進システム「EcoPS」運用開始
2010 年 10 月
環境活動促進システム「EcoPS」特許出願 (特許第5331063号)
2011 年 06 月
環境省「マイボトル・マイカップキャンペーン」に登録
2011 年 07 月
横浜マリンタワーエコキャップ活動展示に協賛
2011 年 10 月
エコアクション 21 更新審査受審
2012 年 03 月
平成 23 年度かながわ地球環境賞受賞
2012 年 04 月
MHIプラントエンジニアリング㈱に社名変更
2013 年 10 月
エコアクション 21 更新審査受審
2014 年 02 月
三菱日立パワーシステムズエンジニアリング㈱に社名変更
2014 年 8 月
環境省「Fun to Share」に登録
2015 年 10 月
MHPS エンジニアリング㈱に社名変更
かながわ地球環境賞表彰式
横浜型地域貢献企業認定
2009 年環境コミュニケーション大賞表彰式
2009 年
-5-
横浜市 150 万本植樹行動市長表彰式
2014 Environmental Report
3.2 環境活動推進体制
(2015 年 4 月 1 日)
環境活動体制表(横浜事業部)
代表者
EA21環境最高責任者
草彅 横浜事業部長
(代表者の役割) 1.
2.
3.
4.
環境方針の策定・見直し及び全従業員へ周知
環境レポートの承認
代表者による全体の評価と見直しを実施
環境管理責任者を任命
EA21事務局
環境管理責任者
鈴木部長
(環境設計部)
(本牧)
(環境管理責任者の役割)
1. EA21 事務局長を任命
2. 環境活動の取り組み結果を代表者へ報告
EA21事務局長
田籠主席T統括
(プ計部)
(MM)
推進委員
杉林主席
(システムG)
( 本牧)
(EA21事務局の役割) 1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
推進委員
藤井社員
( 環設部)
( 本牧)
推進委員
石橋社員
(プ設部)
(本牧)
横浜事業部関係部門(総務部含む)の環境活動企画及び取りまとめ
環境目標・環境活動計画書作成及び各部門の推進担当への周知
環境関連法規等の取り纏め
環境活動の実績集計
環境活動レポートの作成及び公開
外部審査及び内部審査対応
EA21推進担当者に対する教育訓練の実施
部門責任者:各部長
(部門責任者の役割)
自部門のEA21推進担当者を選任
各部門のEA21推進担当者
経営統括部
総務部
北條主席
システムG
山口社員
鉄設部
大杉G長
環設部
藤井社員
原設部
西村主任
プ計部
原主席
プ設部/空設部
鈴木主席
(EA21推進担当者の役割) 自部門における
1. 環境方針の周知
2. 環境活動計画書作成と周知
3. 環境活動の推進
4. 従業員に対する教育訓練の実施
5. 環境活動実績集計及びEA21事務局への報告
6. 外部審査及び内部審査の自部門の対応
-6-
2014 Environmental Report
3.3
EA21 活動の紹介
・外部審査のサンプリング
・外部審査の部門会議の様子
各部門においてサンプリング
部門責任者と事務局担当者へ審査内容
(職場のサンプリング風景)
説明ほか
・内部監査のヒアリング
・事務局会議の様子
各部門担当者に職場での活動状況を
定期的に事務局会議を行い、年間スケジュ
確認し、アドバイス等フォロー実施
ールのフォローや取組について検討
【2014 年度
EA21 事務局年間スケジュール表】
活動項目
事務局会議
レポート作成
4月
5月
4/18,28
5/21
6月
7月
環境月間
6/11,25 7/9,25
2014年
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2015年
2月
3月
8/9,28
9/4,19
10/17
11/26
12/17
1/23
2/13,17
3/23
6/11 作成開始
レポート完成
10/17 11/10-13
事前説明会
外部監査
2/17-19 内部監査
3/24
代表者見直し
第1回申請期間 12/3-12/19
環境エコポイント制度活動関連
報告書作成及びまとめ
第2回申請期間 2/4-2/13
-7-
2014 Environmental Report
4.会社概要
三菱日立パワーシステムズエンジニアリング株式会社は、
『優れた技術・製品によって社会
に貢献する』という三菱日立パワーシステムズグループの企業理念のもと、原動機・発電
プラント、環境装置、化学プラント、原子力、機械・鉄構、船舶・海洋、航空・宇宙機器、
新エネルギー、システム開発といった各製品の設計・エンジニアリング・現地工事・アフ
ターサービスを提供する総合エンジニアリング会社です。
(2015 年 4 月 1 日)
三菱日立パワーシステムズエンジニアリング株式会社
事業名称
(現
MHPSエンジニアリング株式会社)
横浜事業部及び総務部
代表者
横浜事業部長 草彅秀夫
環境管理責任者
環境管理責任者 鈴木慎悟
【本牧地区】
住
神奈川県横浜市中区錦町 12
所
【みなとみらい地区】 神奈川県横浜市西区みなとみらい 3 丁目 3-1
社員数
約 2,200 名 (横浜事業部及び総務部: 369 名)
売上高
約 725 億円 (横浜事業部:
40.7 億円)
工事件数
(横浜事業部:
26 件)【建業法対象工事】
延べ床面積
(横浜事業部及び総務部:3,578 ㎡)
仕事の内容
原動機、環境装置、鉄構製品などの設計、建設、サービス業務
4.1 組織体制
(2015 年 4 月1日)
取締役社長
(環境経営最高責任者)
経営統括部
品質保証室
安全衛生環境室
CSR内部監査室
営業統括部
総務部
原動機建設事業部
産業装置事業部
呉事業部
システムエンジニアリングG
環境・化学プラント事業部
鉄構設計部
横浜事業部
事業部長
環境設計部
(EA21環境最高責任者)
原動機設計部
プラント計画部
E
A
2
1
独
自
取
得
プラント設計部
長崎事業部
空間設計部
高砂事業部
-8-
2014 Environmental Report
4.2 事業概要
①総務部
●事業紹介
経理業務・企画業務・人事・採用・給与計算業務・文章管理・福利厚生業務
●環境配慮について
・社外環境活動等の積極的な参加の推進
・横浜型地域貢献認定フォロー
・部内の環境勉強会推進
・ごみの分別推進
・コピー用紙削減
②システムエンジニアリング G
●事業紹介
・システム開発関連:業務系、製造系のシステム、環境促進システム、駐車場管理システ
ムの運営管理、設備管理、予備管理システム等パッケージ化
・解析・計測関連:流体解析、機構解析、非線形解析、PIXXIS 高精度、
3次元デジタルカメラ計測システム開発、実験計測(橋梁計測や振動計測など)
●環境配慮について
・駐車場案内システムの登録加速
・グリーン調達による文具・コピー用紙の購入
・提出物の電子化(PDF など)
・環境教育の推進
・昼休み・地域のゴミ拾い清掃の参加推進
・エコポイント申請促進システムのサポート
「PIXXIS」高精度 3 次元デジタルカメラにて撮影中
-9-
2014 Environmental Report
③鉄構設計部
●事業紹介
・橋梁・水門:基本設計、詳細設計、工事取り纏め
・道路
:道路設備の維持、保守、補修工事
・冷却塔
:基本設計、詳細設計、製作、据付工事、A/S対応業務
・立体駐車場:計画、詳細設計、検査、試運転及び工事取り纏め、A/S対応業務
●環境配慮について
・水門・門扉軽量化への提案
・橋梁の長寿命化及び資源省力化の為の設計支援
・冷却塔の省電力運転の為の技術支援
・立駐の長寿命化、資源省力化
・建設現場での環境活動の推進
・事務所内での廃棄物の削減活動推進
④環境設計部
●事業紹介
・ごみ焼却施設、産業廃棄物処理、し尿処理、汚泥処理、リサイクル処理等々の引合、
基本設計、詳細設計、工事取り纏め、アフターサービス工事
●環境配慮について
・焼却施設の長寿命化及び資源省力化の為の
設計支援
・不要になったファイル・クリップなど文房具
をリユース
・社内エコポイント申請の活動の推進
・裏紙の活用の推進
・両面印刷の活用推進
・会議配布仕様の削減(プロジェクター使用)
・環境教育の推進
ごみ焼却施設全景
- 10 -
2014 Environmental Report
⑤原動機設計部
●事業紹介
・ボイラの基本計画及びボイラ耐圧部(ボイラチューブ、ドラム等)の設計業務
・ボイラのケーシング、耐火物の設計業務
・ボイラの燃焼装置(バーナ、燃焼付属設備等)の設計業務
・蒸気タービンの詳細設計及びタービン廻り配管設計業務
・タービン・風車AS改造工事の基本計画、詳細設計及びAS部品手配業務
・原動機製造の生産技術業務
●環境配慮について
・CO2 削減する地熱タービンの製造に支援
・社内エコポイント申請の活動推進
・廃棄物排出量削減推進
工場組立ボイラ 外観
⑥プラント計画部
●事業紹介
・大型火力の基本計画業務、IGCCプロジェクトの引合計画業務
・プラント運転支援システムの開発保守業務並びに配管解析システムの開発保守
・原子力プラントの基本計画並びに外販業務、配管耐震解析と寿命評価業務
●環境配慮について
・アジア、東欧向け石炭火力発電所におけるボイラ・タービン設備診断業務において
石炭利用効率の改善と環境負荷の低減の提案
・環境配慮型の不活性ガス消火設備の推奨
(CO2 ガス消火設備の代替)
・紙使用量の削減活動推進
・社内エコポイント申請の活動推進
・社内省エネ活動推進
蒸気タービン 3次元鳥瞰図
- 11 -
2014 Environmental Report
⑦プラント設計部及び空間設計部
●事業紹介
プラント設計部
・火力プラント新設工事に関する見積、工事取り纏め
・火力プラントアフターサービスに関する計画、見積、工事取り纏め
・GTプラントアフターサービスに関する見積、工事取り纏め
・原動機及び環境装置に関する鉄骨、ダクトの計画、見積、設計
・原動機の計装電気に関する見積、設計及びアフターサービス
空間設計部
・原動機及び環境装置に関するプラント配管の計画、見積、設計
●環境配慮について
・ボイラ更新に伴う CO2 の排出量削減の設計支援
(環境負荷の低減活動推進)
・社内省エネ活動推進
・リユース品・リサイクル品の活用徹底
(文具・事務用品等)
・紙の使用量の削減活動推進
プラント 全景
<会社所在地>
本社、経営統括部、営業統括部、原動機建設事業部、
産業装置事業部、環境・化学プラント事業部、
横浜事業部
(横浜市)
- 12 -
2014 Environmental Report
5.環境活動の取組み
5.1 環境活動の目標及び実績・評価
(1) 炭酸ガスの排出状況
目
結
標
果
床面積当たりの炭酸ガス排
床面積当たりの炭酸ガス排
出量は、2013 年度実績値以
出量は、目標値より 3.4%増
下とする。中期目標は 2016
年度までの維持活動です。
結果 46.1kg・co2/㎡]
44.6 kg・co2/㎡]以下
【 kg/m2】
48
炭酸ガス排出量 年度比較
46
目標値 44.6
[kg/m2]
44
42
40
43.3
44.6
46.1
41.2
38
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
※炭酸ガス排出量は、年度の推移を確認する為、排出係数は 0.378 で
統一して算出しています。尚、次回の中期目標の策定時は、
炭酸ガス排出係数を見直す予定です。
- 13 -
2013 年度に比べ排出量
は増加。
事務所内のレイアウト
変更による影響で排出
量が増加したものと考
える
評価できる。
2014 Environmental Report
(2) 上水使用量
目
結
標
果
床面積当たりの水使用量を
床面積当たりの水使用量
2013 年度実績値以下とす
は、目標値より 10.5%減
る。中期目標は 2016 年度ま
での維持活動です。
結果 0.34[m³]
0.38[m³]以下
[㎥ /㎡]
上水使用量
年度比較
0.5
0.45
目標値 0.38
0.4
[m3/m2]
0.35
0.3
0.25
0.2
0.15
0.45
0.39
0.38
0.34
0.1
0.05
0
2011年 度 2012年 度 2013年度 2014年 度
上水使用量
- 14 -
下記実績フォロー表で
は、夏場の時期につい
て上昇の傾向はあった
が、年間を通じて各自
の協力活動にて目標達
成できた。
2014 Environmental Report
(3) 廃棄物排出量
目
結
標
果
廃棄物排出量は、2013 年度
廃棄物排出量は、目標値よ
の実績値以下とする。中期
り 11.3%減
目標は 2016 年度までの維
持活動です。
結果 7.1[トン]
7.9[トン]以下
廃棄物排出量 年度比較
【 ton】
16
14
12
目標値 7.9
10
8
6
4
目標達成!
[ton]
今後も、うら紙使用や印
刷量の削減活動を推進
していきます。
14.1
9.9
7.9
7.1
2013年度
2014年度
2
0
2011年度
2012年度
補足:上記廃棄物(古紙と紙ごみ・段ボール・新聞)は、構内で有価物として回収しリサイクルされています。
2012 年度の排出量が多いのは、社内の職制改正に伴う事務所配置替えにより発生した裁断書類が原因で増加
したものです。
期限切れの保管文書の裁断書類の増加が主な排出量であり、全体の 70%を占めています。
廃棄物排出量 前年度比較(月別累積)
【 ton】
9.00
8.00
7.00
6.00
5.00
4.00
3.00
2.00
1.00
0.00
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
2013年度 0.72 1.05 1.48 2.21 2.77 4.03 6.89 7.06 7.45 7.69 7.79 7.95
2014年度 0.73 0.91 1.28 2.12 2.51 3.18 3.92 4.58 5.30 6.00 6.54 7.06
- 15 -
2014 Environmental Report
(4) グリーン調達
目
結
標
再生紙利用率
グリーン調達率の向上を目
果
100%
指して再生紙利用率を
100%としました。
100[%]
結果 100[%]
再生率使用率
%
100
99.8
99.6
99.4
99.2
ようやく目標達成
することが
出来ました!!
99
98.8
98.6
98.4
98.2
2011年
2012年
2013年
2014年
(算出方法)
再生紙利用率=再生紙の購入量÷全ての紙の購入量
【主な活動】
グリーン調達しやすいシステム(J-POINT)を使用
環境にやさしいものを選びやすいシステムを導入しています。
また、仕様範囲でエコ製品を購入しているのは勿論ですが、特に地域貢献として横浜市内
にある企業からの仕入れを推進しています。
- 16 -
2014 Environmental Report
(5)環境活動(エコポイント活動)
<社内エコポイント制度について>
当社横浜事業部及び総務部では、環境省の EA21 を取得して規準に沿って活動を行って
います。その中で環境活動のマンネリ化、評価の曖昧さを鑑み、2010 年 6 月より活動の「視
える化」を目的に「社内エコポイント制度」を発足させました。
毎年度、環境・地域貢献に関する活動を事務局でポイント化して公示し、社員は自己申
告により該当活動を申告、1年間このポイントを積算し、この1/2を寄付に、1/2を
個人に還元(楽天 Edy)して次年度の活動に役立てております。
また、社内エコポイント制度をより広める為、2010 年 10 月より「社内エコポイントシ
ステム(EcoPromotionSystem)
」を導入し、社員の環境活動の促進を図っております。
<取組み内容>
環境活動の取組みとして、次の4つの活動を推進しております。
① 環境配慮型設計・・・業務の中での環境配慮型設計取組み
② 社会貢献活動・・・・地域貢献活動を重視した社会貢献活動
③ 社内環境活動・・・・会社内での環境活動
④ うちエコ活動・・・・各家庭におけるエコ活動
次ページ以降に取組み内容の詳細を紹介します。
- 17 -
2014 Environmental Report
① 環境配慮型設計(各部門の取組み事例紹介)
システムエンジニアリングG
1. 概
要
当グループの環境配慮型設計は、駐車場案内システムへの利用に伴い、迷走車
両の排気ガスを低減する取組みを行っています。
2. 目標と結果、評価
2014 年度は、以下の活動項目を掲げて活動し、目標を達成しました。
今後もシステム利用継続に伴い、排気ガス削減に貢献したいと思います。
活動項目
目
駐車場への円滑誘導による迷走車両の
排気ガス低減
「@park」の TOP 画面閲覧件数
(2013 年度件数:69697 件と比較)
標
昨年度件数を
上回ること
結
果
判
70715 件
定
○
3. 提案内容一例の紹介
Parking Space
4.
提案内容一例の紹介
現在スマホ用サイトの提案
しており、今以上に検索しや
すいサイトにし、駐車場探し
の迷走車両を減らしていき
たいと考えます。
- 18 -
2014 Environmental Report
鉄構設計部
1. 概
要
当部の環境配慮型設計は、橋梁の長寿命化設計及び冷却塔の産廃処理材のリサ
イクル活用による資源廃棄量削減。また立体駐車設備では設備負荷バランスを配
慮した電源消費量の削減と円滑性の向上に繋がる取組みを行っています。
2. 目標と結果、評価
2014 年度は、以下の活動項目を推進し、資源廃棄量及びCO2 削減に貢献出来
たものと考えます。
活動項目
目
標
結
果
判 定
・既設橋梁の長寿命化工事に取組み
2件
2 件採用
○
・橋梁維持補修設備のメンテナンス性向上に
よる設計に取り組み長寿命化に繫げる。
1件
1 件実施
○
・廃棄処分材のリサイクル活用
1件
1 件実施
○
リニュアル物件
全てに適用
全て実施
○
2 件以上
4 件実施
○
・機械式設備での入庫パレットの自動選択
機能で負荷バランスを配慮したパレット
呼出 しによる電源消費量の削減
・大型機械駐車設備の円滑性の向上
3. 提案内容一例の紹介
・使用部材の長期対応材採用による資源産廃の削減
・減速機用潤滑油のリサイクル処理
・入庫待ち時間の短縮でアイドリング待機時間の削減
新しい技術をいち早く設計
に取り入れ、環境活動に貢
献出来るよう今後も環境に
優しい設計に心がけて行き
ます。
- 19 -
2014 Environmental Report
環境設計部
1. 概
要
当部の環境配慮型設計は、ごみ焼却施設の長寿命化工事の基本設計段階で、
資源の有効利用かつCO2 削減の検討を行い、お客様のニーズに応えるCO2 削減
メニューを提案する取組みを行っています。
2. 目標と結果、評価
2014 年度は、以下の活動項目を掲げて活動し、提案メニュー6 件作成し、採
用され、CO2 削減に貢献出来たものと考えます。
活動項目
目
ごみ焼却施設の長寿命化計画設計支援
CO2排出削減提案
標
提案件数 4 件
結
果
判 定
< 6件
○
3. 提案内容一例の紹介
CO2削減対策メニューとして、省エネルギー対策(インバータ化、高効率モ
ータ化、照明LED化)とエネルギー回収対策(タービン出力の増加、その他)
について取り組んでいます。
以下グラフは、6 件の提案した消費電力量、発電量増加量、CO2削減量を
纏めたものです。
CO2 排出係数は、0.00055[t-CO2/kWh]にて算出
お客様のニーズに応えられるよ
う、CO2 削減の削減メニューを検
討し提案しています。
提案したメ
ニューが採用されると達成感で
満たされるので、
より良い提案が
できるよう頑張ります。
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2014 Environmental Report
原動機設計部
1.
概
要
当部の環境配慮型設計は、再生エネルギー商品の洋上風車の設計支援及びバ
イオマス発電ボイラの設計支援を通じて CO2 の削減に貢献出来るよう取組みを
行っています。
2. 目標と結果、評価
2014 年度は、以下項目を掲げて活動し、目標を達成し CO2 の削減に貢献出来
たものと考えます。
活動項目
目
・廃棄物を燃料とする
バイオマス発電ボイラの設計支援
・再生可能エネルギーの洋上風車の設計
支援
3.
標
結
果
判 定
1件
1件実施
○
2件
2 件実施
○
提案内容一例の紹介
バイオマス資源の焼却によって得られる
熱を利用することにより、CO2 の排出量
削減に貢献しています。
また、燃焼を廃棄物とすることから廃棄
物の再利用や減少に繋がり循環型社会構
築に大きく寄与しています。
風力発電は、発電コストが低く再生エネ
ルギ-の中でもコスト競争力を持つエネ
ルギー源と言われ、その中で洋上風力発
電は陸上風力発電と比べ安定的,効率的
な発電が可能であり、本業を通しての CO2
削減に貢献しています。
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2014 Environmental Report
プラント計画部
1. 概
要
当部の環境配慮型設計は、大型火力基本計画業務において、高効率化設計を推進
することにより CO2 低減を目指す取組みを行っています。
2. 目標と結果、評価
2014 年度は、下記活動項目を目標とし、1 件受注しました。
アジア地域での環境負荷低減に貢献しました。
活動項目
3. 提案内容一例の紹介
・風力発電事業準備調査業務の受注推
進により、アジア地域の環境負荷低減の
提案を行なう
目
標
結
1 件以上
果
判 定
1件
○
3. 提案内容一例の紹介
アジア、東欧向け石炭火力発電所におけるボイラ・タービン設備診断において
石炭利用効率の改善と環境負荷の低減を提案。
環境配慮型の不活性ガス消化設備の推奨。
(CO2 ガス消化設備の代替設備を推奨)
タービン技術チームです
当チームは
蒸気タービンの基本計画業
務を行っています。
蒸気タービンの高効率化設
計を推奨し、環境負荷低減
に寄与するよう取り組んで
います。
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2014 Environmental Report
プラント設計部及び空間設計部
1. 概
要
当部は、三菱日立パワーシステムズ株式会社のエンジニアリング部門として、
ばい煙発生量の少ない天然ガスを主燃料としたボイラプラントの設計、及び既存
設備の有効活用を図るメンテナンス部品の供給や省エネルギー化等に係わる設
計を行い、環境負荷低減に取組んでいます。
2. 目標と結果、評価
2014 年度は、ボイラプラントの主燃料を重油から天然ガスへ変更することに
よるばい煙発生量の低減と、排熱回収設備の変更による省エネルギー化の設計を
行いました。
活動項目
目
標
窒素酸化物
結 果
判 定
窒素酸化物
ボイラプラントの主燃料
130ppm-最大(O2 5%)
49ppm-最大(O2 5%)
変更による発生ばい煙量
排熱回収設備出口排ガ 排熱回収設備出口排ガ
の低減と排熱回収設備の
ス温度 130℃以下
ス温度 122℃
変更による省エネルギー
(ボイラ効率
(ボイラ効率
化を図る設計の実施
約 2%改善相当)
○
約 2.3%改善相当)
上表記載以外の環境負荷低減として、主燃料中には灰分と硫黄分が含まれな
い為、ばいじんや硫黄酸化物の発生量の低減も図ることが出来ています。
3. 提案内容一例の紹介
・排熱回収設備の追設によるボイラ効率化
・給水加熱器の追設によるタービン発電量の増加
・通風機の回転数制御化による省エネルギー化
植樹出来る日を楽しみ
に、大切に育てています。
3. 提案内容一例の紹介
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2014 Environmental Report
②
社会貢献活動の取組み
<社会貢献活動の主な取組み 紹介>
当事業部では、地域貢献を重視した社会貢献活動を行っています。
最先端のエネルギー技術を
伝える大学講座の非常勤と
して、講義を行っています。
横国大生向けに三菱金沢工場見学会実施
昼のボランティア清掃(工場周辺)
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2014 Environmental Report
明日を担う青少年たちに、化学技術の現在そして未来に 体験型の展示で
楽しめるようガイドしています。
三菱みなとみらい技術館での当社OBによる館内ガイド
快晴の中、2014 年度チャリティ・ウォークがMM地区で開催されました。当
日は、当事業部から約 100 名の参加者があり、観光スポット巡りを楽しむこ
とが出来ました。
チャリティ・ウォークの様子
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2014 Environmental Report
③ 社内環境活動の取組み
<エコキャップの取組み
紹介>
皆様のご協力により沢山のエコ
僕もマイボトルで
キャップを回収出来ました!
環境活動に貢献し
引続き宜しくお願いします!
ています!
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2014 Environmental Report
④ うちエコ活動の取組み
前年度比較すると遮光カーテンの運用、便座保温・温水機能の温度下げる、電球の LED 化、
ハイブリッド・電気自動車の運用等の件数が大幅に増加した。
<太陽光発電設備・エコキュート設置 紹介>
モニターで発電量・電力使用
量をチェック!
光熱費の節
約で家計にも優しいです♪
私たちもハイブ
リットカーを購
入し、うちエコ
活動に努めてい
ます!
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2014 Environmental Report
<エコポイント活動の結果・評価>
2010 年度から今年度までの社内エコポイント活動にて申請された「申請件数」、
「ポイント
数」の比較グラフを記載します。
各グラフ共に 2013 年度までは、年々上昇傾向にあり社員の環境への意識が拡大しており
ましたが、2014 年度では活動の広がりが低調だったので、要因をしっかりと分析して改善
に繋げる必要があります。
2014 年度は横ばい。
どのような項目があるか周知、
申請のフォロ-がもっと必要と
考える。
目標の 150 万ポイント未達成並
挑戦目標 150 万ポイント
びに去年度よりもポイントが
減少。
ポイント数申請人数の増加の為
に、システム・インフラ整備を含
めた環境活動とこまめなフォロ
ーを推進していく事が必要です。
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2014 Environmental Report
<環境活動項目別の結果>
年度比較の結果、主に地域貢献活動、マイボトル・箸・カップ活動、便座保温温度を
下げる、エコキュートの運用が増加した。
【寄付履歴】
年
度
寄
付
先
寄付金額
2012 年度
① 「あしなが育英会」東日本大震災・津波遺児支援
205,000 円
2013 年度
① 「あしなが育英会」東日本大震災・津波遺児支援
232,330 円
② 神奈川県 水源環境保全・再生基金
100,000 円
③ 横浜市 環境保全基金
100,000 円
①「あしなが育英会」東日本大震災・津波遺児支援
167,191 円
②神奈川県
100,000 円
2014 年度
水源環境保全・再生基金
③横浜市 環境保全基金
100,000 円
5.2 生物多様性に関する取組み
当事業部の場合、直接に生物多様性に貢献する活動は無く、植樹活動及び二酸化炭素の排出
抑制による環境維持をもって生物多様性にも貢献すると考え活動しています。
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2014 Environmental Report
5.3 次年度の取組み
次年度は、活動のマンネリ化を防止するとともに、「職場から地域へ、個人から家族へ」と
活動の輪を広げていくことで、社員のモチベーションや社会への貢献度アップに繋げていく活
動を推進して行きたいと考えます。
6.環境関連法規制の遵守状況及び違反、訴訟等の有無
(1)適用となる主な環境関連法規制等の遵守状況確認
環境関連法規制等の遵守状況の評価の結果、環境法規制等の逸脱はありませんでした。
法規制等の名称
適用される要求事項
該当する項目
遵守評価
循環型社会形成推進基本法
設計のおけるリサイクル促進
環境配慮型設計
○
資源有効利用促進法
再生資源の利用
鉄骨類
○
廃棄物処理法
マニュフェスト保管及び届出
産業廃棄物
○
PRTR法
現地にて適正保管及び使用量の把握
特定化学物質(トルエン等)
地球温暖化対策法
温室効果ガスの排出抑制措置
電力使用量の削減
○
労働安全衛生法
安全衛生管理及び教育
現地工事
○
家電リサイクル法
使用状況の把握及び管理
エアコン・冷蔵庫
○
グリーン購入法
社内周知による購入促進
文房具・再生紙
○
建設資材リサイクル法
現地にて発生量の把握及び届出
産業廃棄物
○
有機溶剤中毒予防規制
災害事故速報の情報の共有
情報の発信
○
ダイオキシン類ばく露防止対策
特別教育の実施
現場前の社内教育
○
○※1
※1:2014 年度の PRTR 制度対象物質の使用量の状況は、冷却塔現地工事の充填体の接着剤として、
エスダインを使用しトルエン含有量としては 62 リットルを使用しました。
(2)外部からの環境に関する苦情等の受付結果
外部からの環境に関する苦情等については、関係機関から過去 3 年間にわたって 1 件
もありませんでした。
(3)違反・訴訟等
違反については関係機関等から過去3年間特に指摘等なく、また訴訟等も過去 3 年間
にわたってありませんでした。
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2014 Environmental Report
7.代表者による全体評価と見直し結果
( 1. グリーン調達としての再生紙の利用率は、ここ数年 98~99%と推移してきたが
未達成部門の課題が明確となり、2014 年度の活動でようやく 100%達成の実現と
なった。
2. 環境配慮型設計については、各部門とも年度目標を掲げて活動が展開されるよう
になり本業を通じての環境への貢献度合いが見える化できているので、今の活動
を継続して行って欲しい。
3. 社内のEA21 活動の総合的評価を表す指標として、社内エコポイント制度の数値
があるが、活動の広がり(=申請者数)や活動の盛り上がり度(申請件数、ポイ
ント数)では、前年度までは年々倍々の増加し深化してきたが、2014 年度では活
動の広がりが低調だったので、要因をしっかりと分析して改善に繋げて欲しい。
社会貢献活動は、前年より取組み件数が増加しており良好である。
4. 今後は、活動のマンネリ化防止する為の施策を考え、実行するとともに、「職場
から地域へ個人から家族へ」と活動の輪を広げていくことで、社員のモチベーシ
ョンや社会への貢献度アップに繋げて行きたいと考える。
2015 年 8 月 6 日
三菱日立パワーシステムズエンジニアリング株式会社
取締役常務執行役員 横浜事業部長 草彅 秀夫
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2014 Environmental Report
発行日
2015 年 8 月 6 日(初版)
発行者
〒231-8715
横浜市中区錦町 12 番地
三菱日立パワーシステムズ㈱横浜工場内
三菱日立パワーシステムズエンジニアリング株式会社
(現
MHPSエンジニアリング株式会社)
横浜事業部
URL
エコアクション 21 事務局
http://www.pse.mhps.com
ご意見・お問い合わせは下記までお願いします。
エコアクション 21 事務局
TEL 045-200-9779 (担当:田籠
博)
E-mail [email protected]
Tanntou
2014 Environmental Report
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