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ベッドメイキング(介護)競技課題 平成27年度鹿児島県障害者技能競技

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ベッドメイキング(介護)競技課題 平成27年度鹿児島県障害者技能競技
平成27年度鹿児島県障害者技能競技大会
ベッドメイキング(介護)競技課題
1 課題
介護現場における居室ベッドのリネン交換の作業を行う。
対象者(さくらさん)がベッドに寝ている状態でシーツの交換を行う。
2 実施内容及び実施手順
(所要時間;15 分以内)
作業工程
作業内容
作業の補足事項
具体的対応(例)
準備作業
入室前に交換に必 事務局が必要物品(シーツ、防
要物品をワゴンに 水シーツ、ベッドブラシ、塵取
乗せて待機する。 り、洗濯ご)用意
作業開始
①ノックして入室 元気よく挨拶する
する。
②作業の説明をす
る。
③体調や排泄等を 身体状態を確認する
確認する。
「本日担当する○○です」
「これから、シーツ交換し
ますがよろしいですか」
「ご気分は悪くないです
か」
「排泄はよろしかったです
か」
「準備をしますのでしばら
くお待ち下さい」
作業環境確 ①ベッドストッパ ベッドのストッパーを確認する 「さくらさん ベッドのス
認
ーを確認する。
ことを伝え、ストッパーも内側 トッパーの確認をします」
に向けておく。
「確認しました。大丈夫で
す」
②ベッドの高さ ベッドの調整は了解を得る。
「ご気分は悪くありません
は、必要に応じて
か」
の調整。
③窓を開ける。
換気をすることを伝える。
「さくらさん 窓を開けて
もよろしいですか」
「寒くは
ないですか」
使用シーツ ①ベッド手前から 声かけは、対象者の目の高さで 「さくらさん 今からシー
の交換
声かけをし、シー ゆっくりと話す。体は左横向き ツ交換をいたします。横向
ツ交換を始める。 にして、手前側からシーツを換 きになってもらって、交換
えることを説明
していきますが、よろしい
でしょうか」
②手前のベッド柵 静かに音をたてないようにベッ 「柵を外します」
を外す。
ド柵を移動する。
ベッドの下に入れる。
③声かけをしなが 扇子たたみをして、ワゴンへ置 「掛け物を取ります。寒く
ら、掛け物をとる。 く。
はありませんか」
④身体を左側に移 枕を左に移動、顔を左に向いて 「右側から交換しますの
動することを説明 もらい、手と足を組んで背面の で、身体を左側に向けても
する。
方法で左横向きにする。
よろしいですか」
「枕を移動
します」
「手と足を組んでも
らい、顔を左に向いてもら
ってよろしいですか」
「きつ
⑤安楽な姿勢を確 腰を引くことを説明し、安楽な くはありませんか」
「腰を引
保する。
体位になって貰う。
いてもよろしいですか」
「柵
1
備考
全ての作業に
ついては、説
明と同意を得
る。
ワゴンを作業
しやすい位置
に置く。
肩と腰に手を
あてて静かに
横にする。
⑥使用シーツ全体 手前の使用しているシーツ全体
の引き出し
(頭部・サイド・足部)をゆっ
くりと引き出し、塵埃が散らな
いように内側に巻き込み、身体
(背中)の下に入れる
⑦マットレスパッ ベッドブラシでマットレスパッ
トの掃除
トの汚れを払う。
新しいシー ①新しいシーツを シーツは縫い代の位置を確認す
ツを敷く①
敷く。
る。広い方を頭側、狭い方を足
側にする。
②新しいシーツを マットレスパットの中央に4つ
広げる。
折にしたシーツの輪を中央線に
合わせ、シーツを広げ、縦4つ
折にしたシーツの上側の 1 枚を
手前に下ろす。
③使用しているシ 2 枚目のシーツを頭側から肩幅
ーツの下に入れ込 程度持ち、扇子折をしながら対
む
象者の使用しているシーツの下
に入れ込む。
をします」
「柵を持ってもら
ってよろしいですか」
「さくらさん 手前のシー
ツを外します」
「シーツを身体(背中)の
下に入れていきます」
「さくらさん きつくはな
いですか、大丈夫ですか」
「手前を掃除します」
ベッドブラシが跳ねないよ
うに、手早く枕元から足元
へ払い、塵箱へ入れる
「新しいシーツを広げま
す」
「新しいシーツを身体(背
中)の下へ入れます」
「痛く
ありませんか」
防水シーツ 防水シーツをシー 防水シーツの中央線とシーツの 「防水シーツを敷きます」
を敷く
ツの上に置く
中央線を合わせ、臥床者の臀部
の位置(べッド足元より三分の
一程度)に置き、対象者の身体
の下に扇子折で入れる。
新しいシー ①手前側(右側)の 手前の頭部シーツのゆとり部分
ツを敷く②
角を作り、 手前 をしっかり握り、マットレスの
から(頭部から足 頭部を持ち上げ、頭部のシーツ
部)進める。
を足部の方向へ引きながらマッ
トレスの下へ伸ばして入れる。
②ベッド上に三角 頭部のシーツの輪になる部分と
形を作る
肩幅程度のところを持ち、頭部
のシーツを持った手をベッド幅
の上縁にもっていき、シーツの
脇線を床面と直角になるよう
に、片方の手でシーツ持ち、ベ
ッド上に三角形を作る。
③角を伸ばして入 マットレスから垂れている部分
れる。
は、ベッド幅を足側に引き、角
を伸ばして入れる。
2
「枕元の角を作りますの
で、頭を上げます」
「気分は悪くありません
か」
④シーツをマット 三角形角の部分は、マットレス
レスの下に入れ込 の上線を手背(手の甲)で固定
む
しながら他方の手でシーツを下
ろす。固定している手をマット
レスの上線にそって抜き、マッ
トレスの下に入れ込む。
⑤足側のシーツ
足側の角は頭部の縦の線に沿っ
て足側のシーツの端を握り、マ
ットレスの下へ入れ込む。
⑥ベッド上に三角 足部の角は、足側の輪と肩幅程
形を作る。
度を持ち、足側のシーツをベッ
ド幅の上縁にもっていき、シー
ツの脇線を床面と直角になるよ
うに、片方の手でシーツを持ち
ベッド上に三角形を作り、垂れ
た部分は、シーツ幅を頭側に引
き、角をしっかり伸ばして入れ
る。
⑦三角形角の部分 三角形角の部分は、マットレス
を、マットレスの の上線を手背(手の甲)で固定
下に入れ込む。
しながら他方の手で下ろし、固
定している手をマットレスの上
線にそって抜き、マットレスの
下に入れ込む。
⑧防水シーツもマ ベッド手前のマットレスから垂
ットレスの下に入 れている部分をマットレスの下
れる。
に入れ、同様に防水シーツもマ
ットレスの下に入れる。
⑨身体を右側に移
動して、足元をと
おり反対側(左側)
へ移動
体を仰向けに戻して、身体を右
横向きに移動することを説明
し、対面の方法で右横向きにす
る。
安楽な姿勢を保つために、肩腰
を引くことを説明する。
音を立てないようベッド柵を付
け、柵を持ってもらう。
足元を通り反対側へ移動する。
3
「足元の角を作ります」
「防水シーツを入れます」
「さくらさん 手前側のシ
ーツ交換ができました。
」
「お疲れ様でした」
「身体を
元に戻しますので、柵を離
してください」
「大丈夫です
か」
「これから、左側を交換し
ますので、右側に横になっ
て貰ってよろしいですか」 肩と腰に手を
「枕を移動します」
「手と足 あてて静かに
を組で、顔を右に向いても 横にする。
らってよろしいですか」
「横
向きにします」
「大丈夫です
か」
「きつくはありません
か」
「腰を引いてもよろしい
ですか」
「柵をしますので、
柵を持って貰ってよろしい
ですか」
「それでは、向こうへ移動
します」
新しいシー ①体の反対側(左 背中の下から使用したシーツを
ツを敷く③
側)からシーツを 取り出す。
交換する。
ベッドブラシでマットレスの汚
②安楽な姿勢を確 れを払う
保する。
新しいシーツを身体の下から引
③使用シーツ全体 き出す。
の引き出し
背中の下から使用していたシー
④マットレスパッ ツを取り出す。
トの掃除
ベッドブラシでマットレスの汚
れを払う。
⑤新しいシーツを 新しいシーツを身体の下から引
引き出す
き出す。
「古いシーツをとります」
新しいシー ①頭部の角を作 頭部のシーツをマットレスの下
ツを敷く④
る。
に敷き入れ、頭部の角を作る。
(手順は同じく、頭
部から足部へ進め
る。)
②、三角形角の部 シーツのたれた部分をマットレ
分をマットレスの スの下へ入れ、三角形角の部分
下に入れ込む。
は、マットレスの上線に手背(手
の甲)で固定しながら他方の手
で下ろし、マットレスの下に入
れ込む。
③足部の角
足部の角は、シーツ全体のたる
みを対角線の方向に引っ張りな
がら、マットレスの下に包み入
れ、下部のシーツでたるみを調
整する。
「枕元から角を作りますの
で、頭を上げます」
「少し振
動があるかもしれません」
「大丈夫ですか」
「背中側を掃除します」
「きつくありませんか」
手早く、枕元から足先に向
けて払う。
「新しいシーツを広げま
す」
背中に、しわやたるみがな
いように、シーツを張る。
振動がないように伸ばし
広げる。
「足元の角を作ります」
「全体のしわを伸ばします
ので、すこし振動があるか
もしれません」
「大丈夫ですか」
「気分は悪
くありませんか」
④マットレスから マットレスから垂れた部分は、
垂れた部分
角をしっかり伸ばしてマットレ
スの下に入れ、三角形の部分は、
マットレスの上線を手背(手の
甲)で固定しながら、他方の手
でシーツを下ろし、固定してい
る手を上線にそって抜き、マッ
トレスの下に入れ込む。
⑤ベッド横側のシ ベッド横側のシーツをマットレ 「横側のシーツと防水シー
ーツ
スの下に入れ、防水シーツをシ ツを入れます」
ーツ同様にマットレスの下に敷 「衣服のしわを整えます」
き込む。
4
ベッドの中 ①対象者に終わっ 安楽な体位とり、寝心地を確認
央へ移動
たことを伝え、対 して、寝衣を整え、掛け物をか
象者をベッドの中 ける。
央へ移動する。
②ベッド柵を付け
る。
点検
全体を点検する。
終了挨拶
所定の位置に立
ち、「終わりまし
た」「終了しまし
た」等の意思表示
を行う。
「お身体を元に戻しますの
で、柵を離して下さい」
「お
身体を中心に移動します」
「きついところはないです
か」
「お身体を整えます」
「掛
け物をかけます」
「柵をしま
す」
「さくらさん シーツ交
換が終わりました。
」
物品整理、ベッドの調整(元の 「窓をしめてもよろしいで 物品をワゴン
位置に直す)
すか」
「ベッドの高さを元に にもどす。
もどします。これでよろし
いですか」
ワゴンを移動し、所定の位
置に立ち、
「終わりました」
「終了しました」等の最後
の挨拶。
3 使用機器等(会場に準備されているもの)
●シングルベッド
1台
●ベッド柵
2本
●シーツ
2枚
●防水シーツ
3枚
●枕
1個
●掛け物(タオルケット) 1枚
●ベッドブラシ
1本
●塵取り
1個
●塵箱
1個
●洗濯籠
1個
4 服装について
(1)競技に適した身だしなみであること。
(2)衣服は各自、介護にふさわしいと思う服装を自分で整えること。
普段着用しているユニフォームがあれば、それでもよい。
(3)靴(運動靴等)
5
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