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訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加 訪日外国人旅行者(インバウンド)

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訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加 訪日外国人旅行者(インバウンド)
経済クローズアップ ‘14
経済クローズアップ ‘14
ここでは、その年に重要かつ話題となったと思われる経済及び社会事象等についての
トピックをいくつか取り上げ、わかりやすく解説しています。
~訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加~
訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加~
日本を訪れる外国人旅行者(インバウンド)の数は平成 23 年より増加の一途となっ
ており、平成 26 年は 1,341 万人と、初めて年間 1,000 万人を突破した前年(平成 25 年)
を更に上回り、2 年連続で過去最高を更新した。発地別の内訳は、台湾 283 万人、韓国
276 万人、中国 241 万人の順となっており、アジアからの旅行者が全体の約 8 割を占め
た(観光白書 2015)。
和歌山県を訪れる訪日外国人旅行者も増加を続けており、平成 26 年の外国人宿泊者
数は 30 万 4 千人(対前年比 43.4%増)と、前年の過去最高記録を大きく更新した。発
地別でみると、本県では香港 7 万 7 千人、台湾 6 万 9 千人、中国 3 万 7 千人の順となっ
ている。
訪日外国人旅行者が大幅に増加した理由としては、上記観光白書では、アジア等の経
済成長による海外旅行者数の増加、円安への動きに加え、日本への国際的注目度の高ま
りや訪日外国人旅行者の拡大に向けた施策展開、継続的な訪日プロモーションによる要
因と分析している。
~国土強靱化~
国土強靱化~
我が国では度重なる大災害を教訓に、自然災害に対する対策を強化してきたが、平成
23 年 3 月に発生した東日本大震災では、人命を守ることに加え、経済社会への被害が
致命的なものとならず迅速に回復する「強さとしなやかさ」を備えた国土、経済システ
ムを平時から構築することが重要であることが強く認識された。
この教訓を踏まえて、「強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に
資する国土強靱化基本法(以下「基本法」)」が平成 25 年 12 月 11 日に公布・施行さ
れた。
同基本法の理念として、東日本大震災から得られた教訓を踏まえ、明確な目標の下に、
大規模災害等からの国民の生命、身体及び財産の保護並びに大規模自然災害等の国民生
活及び国民経済に及ぼす影響の最小化に関連する分野について現状の評価を行う等を
通じて、適切に施策を策定し、国の計画に定めること等により行わなければならないこ
とを掲げている。
この基本法に基づき「国土強靱化基本計画」が平成 26 年 6 月 3 日に閣議決定され、
同計画では国土強靱化の基本目標として「人命の保護が最大限に図られること」
「国家・
社会の重要な機能が致命的な障害を受けず維持されること」「国民の財産及び公共施設
に係る被害の最小化」「迅速な復旧復興」を掲げ、脆弱性の評価や施策分野ごとの推進
方針を定めている。
また基本法では、都道府県又は市町村は国土強靱化に関する施策の推進に関する基本
的な計画を定めることができ、本県では、平成 26 年 6 月に「国土強靱化地域計画対策
本部」を設置し、強靱化計画の策定作業を開始した。
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経済クローズアップ ‘14
~消費税率引き上げ~
~消費税率引き上げ~
平成 24 年 8 月に当時の野田内閣において成立した「社会保障と税の一体改革」法案
では、消費税率の引き上げを柱にする税制抜本改革を行うこととされており、従前の 5%
から平成 26 年 4 月までに 8%、平成 27 年 10 月までに 10%への引き上げが行われるこ
とが定められていたが、実際の消費税率の引き上げに際しては、経済状況等を総合的に
勘案した上で判断することとなっていた。
平成 26 年 4 月には当初の予定どおり 8%への引き上げが実施されたが、引き上げ後
となる平成 26 年 7-9 月期の国内総生産(実質)が前期比で▲0.4%(年率▲1.6%)と
2 四半期連続でマイナスになったことから、安倍首相は平成 27 年 10 月に予定されてい
た 10%への引き上げは平成 29 年 4 月に延期すること、併せて景気判断条項を付すこと
なく実施することについて表明し、国民の意を問うために解散・総選挙を実施した。
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