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融雪制御装置Ms2 工事説明書 第7版

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融雪制御装置Ms2 工事説明書 第7版
Ms2/2U
融雪制御システム
工事説明書
第7版
平成19年
〒064-0804
9月
札幌市中央区南4条西8丁目5番地 佐藤ビル2F
TEL 011-562-5547 FAX 011-563-2555
URL http://www.mcs-fs.com
E-mail [email protected]
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
安全上のご注意
ご使用の前に、この「安全上のご注意」をよくお読みのうえ、正しくご使用ください。
本書は、お客様への危害や財産への損害を未然に防ぎ、本製品を安全にお使いいただくため
に守っていただきたい事項を示し、危険をともなう操作・お取扱について、次の記号で表示を行
っています。よく読んで大切に保管してください。
本文中のマーク説明
警告
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または
重傷を負う可能性が想定される内容を示します。
注意
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う
可能性が想定される内容および物的損害のみの発生が想定される
内容を示します。
禁止の行為であることを示します。
行為を強制したり指示する内容を示します。
- i -
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
警告
煙が出たり、変なにおいや音がするなど異常状態のまま使用しないでくだ
さい。感電・火災の原因となることがあります。
すぐに給電を止めてください。
表示されている電源以外は絶対に使用しないでください。
指定外の電源を使うと、感電・火災の原因となることがあります。
ぬれた手で結線作業を行わないでください。
感電の原因となることがあります。
異物や水などの液体が内部に入った場合は、そのまま使用しないでくださ
い。感電・火災の原因となることがあります。
すぐに給電を止めてください。
本製品に接続して使用する機器の安全上の注意事項を守ってください。
本製品を分解改造しないでください。
火災・感電の原因となることがあります。
ぬれた手で装置内部に触れないでください。
故障、感電の原因となることがあります。
- ii -
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
注意
直射日光の当たるところや、ヒータなどの発熱器のそばなど、温度の高い
ところに設置しないでください。
内部の温度が上がり、火災の原因となることがあります。
雨など水の掛かるところや、湿度の高い場所では使用しないでください。
故障・感電の原因となります。
本製品を正常にまた安全に使用していただくために、次のような場所では
使用しないでください。
・水の掛かる場所や湿度の高い場所
・強い磁気の発生する場所
・静電気の発生する場所
・鉄粉や有毒ガスが発生する場所
・振動・衝撃が多い場所
・引火、爆発の恐れのある場所
ぐらついた台の上や傾いたところなど、不安定な場所に設置しないでくだ
さい。落下してけがの原因となることがあります。
電源コードはホコリなどの異物が付着したまま結線しないでください。
電源端子のホコリは定期的に取り除いてください。
火災の原因となることがあります。
本製品や電源コードを熱器具に近づけないでください。
ケースや電源コードの被覆が溶けて、火災感電の原因となることがあり
ます。
衝撃を与えたり、落としたりしないでください。
使用する前には、破損箇所、不備なところがないか点検し、正常に動作す
ることを確認してから使用してください。
配線を接続し間違えると、装置が故障するので注意して接続してください。
- iii -
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
1.機能説明 .............................................................................................................. 1
2.各機器設置........................................................................................................... 3
3.配線接続 .............................................................................................................. 4
4.初期設定操作 ....................................................................................................... 6
5.動作確認 .............................................................................................................. 9
資料
融雪制御装置 制御パラメータ初期値
Ms2センサ異常検出機能
各機器図面
初期設定値一覧
資料1
資料2
資料3
資料4
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
1.機能説明
(1)制御機器
電気・温水どちらのロードヒーティングを使用するかを設定します。
電気に設定した場合、10秒単位で制御します。
温水に設定した場合、10分単位で制御します。
ボイラー(温水)のロードヒーティングのときは、電気に設定しないでください。
ボイラーが故障する可能性があります。
(2)制御方式
①3要素制御(abcパラメータ制御)
気温・地温・降雪の3要素によって融雪制御を行います。
地温が制御レベル設定値より低く、降雪を検出したときに融雪運転を開始します。
地温が制御レベル設定値より高くなると融雪運転を停止します。
②降雪遅延制御
降雪の有無によって融雪制御を行います。
降雪を検出すると融雪運転を開始します。降雪検出終了後、設定時間(制御レベル)
経過後に融雪運転を停止します。
③地温設定制御
地温によって融雪制御を行います。
地温が制御レベル設定値より低くなると融雪運転を開始します。地温が制御レベル設
定値より高くなると融雪運転を停止します。
(3)優先・非優先制御機能
※Ms2U融雪制御装置のみ(優先・非優先タイプ)
優先・非優先タイプは優先に設定された回路と、非優先に設定された回路が優先時間設定
値によって2:1、または1:1の割合で交互に融雪運転を行います。優先回路が融雪運
転を行っているときは、非優先回路は融雪運転を行いません。また、非優先回路が融雪運
転を行っているときは、優先回路は融雪運転を行いません。
① 優先順位
ユウセン・ヒユウセン・ツウジョウがあり、Ms2U融雪制御装置(優先・非優先タ
イプ)の優先・非優先回路を示します。ツウジョウは優先・非優先とは関係なく融雪
運転を行います。
A回路:デンキ
B回路:デンキ
(C回路:デンキ
(D回路:デンキ
ユウセン
ヒユウセン
ツウジョウ)
ツウジョウ)
以上の通りに設定されています。変更が必要のときはご連絡ください。
② 優先割合
優先回路と非優先回路が交互に融雪運転を行うときの割合です。例えば1:1のとき
は、同じ時間で交互に融雪運転を行います。2:1のときは、非優先回路は優先回路
の半分の時間だけ融雪運転を行います。
- 1 -
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
(4)降雪検出感度
降雪検出気温の設定値と降雪検出時間の設定値で降雪を検出しています。降雪検出気温以
下で降雪検出時間連続して水分を検出したときに降雪とします。
例えば、降雪検出時間が10分で降雪検出気温が+2.0℃に設定されているときは、気
温が+2.0℃以下で10分以上連続して水分を検出すると降雪ありとします。
① 降雪検出気温
-2.0℃から+7.0℃まで1.0℃単位で設定可能です。
② 降雪検出時間
0~30分まで1分単位で設定可能です。
(5)モデム初期化機能
通信回線を利用してセンターシステムと接続する場合は、ONに設定してください。
単独使用の場合は、初期値のままにしてください。
(6)通信速度
通信回線を利用してセンターシステムと接続する場合は、通信回線に合わせて設定してく
ださい。単独使用の場合は、初期値のままにしてください。
- 2 -
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
2.各機器設置
(1)融雪制御装置(MCS-2)
① 融雪制御装置本体ケース内部よりM4のネジで取り付けてください。
注意事項
・ 融雪装置本体は、防水仕様になっておりませんので、雨・雪の掛からない制御盤・
ボイラーハウス・車庫・屋内等に設置してください。
(2)降雪センサ(SNW-3)
①
②
③
④
⑤
降雪センサは、降雪の付着しやすい場所に設置してください。
壁取付部をM4ネジでボックス又は、壁に直接取り付けてください。
SNW-3は出荷時のアームの長さは400mmですが、延長アダプタを取り外すこ
とで、アーム長を237mmに変更できます。
信号ケーブルは、壁取付部より貫通させることができます。
信号ケーブルは、最大100mまで延長可能です。
(延長する際は、50m 未満は 6 芯 0.5□以上、50m 以上は 6 芯 0.75□のケーブルをご使用ください)
注意事項
・ 降雪センサは、雨だれ・つらら・落雷・積雪に埋もれる・浸水する場所には設置しな
いでください。
・ 排気熱などの影響のある場所には設置しないでください。
(気温を正確に測定できない場合、的確な降雪検出及び制御ができなくなります。)
・ SNW‐3は検出面がまっすぐ上を向くように、設置してください。
・ 信号ケーブルの延長によりノイズの影響を受ける場合があります。誤動作の原因にな
るのでACの配管とは別の配管を使って延長してください。
・ 信号ケーブルは、短くすることができます。
・ 信号ケーブルの延長接続は、マンホール内・ボックス内・屋内にて行ってください。
(3)地温センサ(TMP-3)
① 地温センサは、併走する発熱線や温水パイプの中間で、地表面より2~5cmの所
に設置してください。
② 信号ケーブルは、耐熱105℃ケーブルです。
③ 信号ケーブルは、最大100mまで延長可能です。
(延長する際は、2芯0.5□以上のケーブルをご使用ください)
注意事項
・ 地温センサは耐熱ケーブルですが、埋設部分は断線防止のため保護管で保護してくだ
さい。
・ 本制御システムでは地温制御の上限が15℃として設計されています。
地温センサの埋設位置が発熱線や温水パイプに近すぎると、正しい制御が行われない
場合がありますので、注意して埋設してください。
・ 信号ケーブルは、短くすることができます。
・ 信号ケーブルの延長接続は、マンホール内・ボックス内・屋内にて行ってください。
- 3 -
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
3.配線接続
(1)
「電源」にAC100Vまたは、AC200Vを接続してください。
(2)
「制御出力」は、無電圧a接点(AC250V5A抵抗負荷)です。
①負荷機器との接続
制御出力端子と負荷機器は下記のように接続してください。
電源
100V
/
AC 200V
制御出力A
最大定格
AC 250V
5A
AC
負荷側
(パワーリレー、SSR、ポンプ、ボイラー電源)
AC100Vまたは
AC200V電源
②接点入力機器との接続
制御出力端子と接点入力機器は下記のように接続してください。
接点入力機器(接点入力端子)
電源
100V
/
AC 200V
AC
制御出力A
最大定格
AC 250V
5A
AC100Vまたは
AC200V電源
※
多回路のときも同様に接続してください。
(3)
「地温」には地温センサのケーブルを接続してください。ケーブルの白・赤(黒)は、端
子台の1・2のどちらに接続してもかまいません。
(4)降雪センサの信号線は、端子台の指定色とケーブルの被覆色をあわせて接続してくださ
い。
(5)モニタ装置の接続は、モニタ装置の端子番号と同じ端子番号にケーブルを接続してくだ
さい。
- 4 -
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
①センサ接続
制御出力B
最大定格
AC250V
5A
地温B
制御出力C
最大定格
AC250V
5A
地温C
制御出力D
最大定格
AC250V
5A
地温D
UEXT基板
(オプション)
UPWR基板
電源
AC100V
/
AC200V
制御出力A
最大定格
AC250V
5A
地温A
黄 茶 黒 白 赤 緑
降雪センサ
1 2 3 4
モニタ装置
地温センサ
端子台の指定色とケーブルの色を
合わせて接続
降雪センサ
*
制御回路が複数(オプション:UEXT基板付)の場合も、同様に接続してください。
接続を誤ると事故になる可能性があるので、各機器に合わせて注意して接続してください。
②モニタ装置接続 ※モニタ装置はオプションです。
モニタ装置
融雪制御装置本体
1 2 3 4
モニタ装置
本体モニタ接続端子1へ
本体モニタ接続端子2へ
本体モニタ接続端子3へ
本体モニタ接続端子4へ
注意事項
・ 「電源」にAC100Vまたは、AC200V以外は接続しないでください。
・ 「電源」「制御出力」の端子台への接続は、必ず電源のもとを切って行ってください。
・ 「制御出力」に、AC電源を間違えて接続すると装置が故障します。また接点定格(5
A)以上の負荷やモータ等の誘導負荷は、パワーリレーを介して接続してください。
・ 増設制御回路がある場合「制御回路」
「地温」の端子台への接続は、各回路を間違わな
いように注意して接続してください。
・ ロードヒーティング(機器)の取り扱い説明書を読み十分にご理解の上、接続してく
ださい。
・ ボイラーとの接続は、各システムにより接続方法が異なりますので、各ボイラーメー
カーにお問い合わせください。
- 5 -
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
4.初期設定操作
(1)液晶ディスプレイ(LCD)の調整
LCDの左側横のトリマ(可変抵抗)を右に回すと表示が薄くなり、左に回すと濃
くなります。LCDの表示が見えにくい場合、調節してください。
(2)メンテナンスモード基本操作
Copyright m.c.s
Maintenance Mode
機能キーを押しながら電源を入れます
融雪制御装置がメンテナンスモードになります
機能キーをはなします
機能キーを押します
制御機器設定画面
機能キーを押します
設定方法は4.初期設定操作(3)参照
制御方式設定画面
(優先・非優先タイプの場合)
メンテナンス終了画面
画面説明は4.各機能設定方法(11)参照
設定方法は4.初期設定操作(4)参照
優先順位確認画面
機能キーを押します
設定方法は4.初期設定操作(5)参照
機能キーを押します
通信速度設定画面
設定方法は4.初期設定操作(10)参照
機能キーを押します
優先・非優先割合設定画面
機能キーを押します
設定方法は4.初期設定操作(6)参照
降雪検出気温設定画面
モデム初期化機能設定画面
設定方法は4.初期設定操作(7)参照
設定方法は4.初期設定操作(9)参照
機能キーを押します
降雪検出時間設定画面
機能キーを押します
設定方法は4.初期設定操作(8)参照
※
Ms2U融雪制御装置(優先・非優先タイプ)の時
優先・非優先に設定されている回路(A回路・B回
路)は、制御機器は温水、制御方式は降雪遅延には
設定できません。設定した場合右の画面になります。
- 6 -
セッテイ デキマセン
ナニカ キーヲ オシテクダサイ
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
(3)制御機器設定
① ・キーで設定したい回路を選び設定キーを押し
ます。
(1回路の場合この操作はありません)
セイギョ キキ セッテイ
A
B
C
D
回路数分表示されます
(1回路でお使いの場合)
② ・キーで制御機器を使用するロードヒーティン
グに合わせて選び、設定キーを押します。
セイギョ キキ セッテイ
[A] *デンキ
オンスイ
現在設定されている制御機器に
*マークが表示されます
③
Data Set
[A]
デンキ *オンスイ
ディスプレイにData Setと表示されて設定
終了です。制御機器設定画面に戻ります。
◎ 出荷時は デンキ に設定されています。
(4)制御方式設定
セイギョ ホウシキ セッテイ
A
B
C
D
回路数分表示されます
① ・キーで設定したい回路を選び設定キーを押し
ます。
(1回路の場合この操作はありません)
(1回路でお使いの場合)
セイギョ ホウシキ セッテイ
[A] *abcパラメータ
現在設定されている制御方式に
*マークが表示されます
Data Set
[A] *abcパラメータ
(5)優先順位確認
ユウセン ジュンイ カクニン
A
B
C
D
② ・キーで制御方式を選び設定キーを押します。
③
◎ 出荷時は 三要素(abcパラメータ)制御 に設定されています。
※Ms2U融雪制御装置のみ(優先・非優先タイプ)
①
・キーで確認したい回路を選び設定
キーを押します。
②
機能キーで優先順位確認画面に戻ります。
回路数分表示されます
ユウセン ジュンイ カクニン
[A] *ユウセン
ディスプレイにData Setと表示されて設定
終了です。制御方式設定画面に戻ります。
優先順位が表示されます
(6)優先・非優先割合設定
ユウセン・ヒユウセン ワリアイ
*2:1
1:1
現在設定されている割合に
*マークが表示されます
※Ms2U融雪制御装置のみ(優先・非優先タイプ)
①
・キーで優先・非優先割合を選び設
定キーを押します。
②
ディスプレイにData Setと表示
されて設定終了です。優先・非優先割合
設定画面に戻ります。
Data Set
*2:1
1:1
◎ 出荷時は 2:1 に設定されています。
- 7 -
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
(7)降雪検出気温設定
コウセツ ケンシュツ キオン
*+2.0[℃]
現在設定されている降雪検出
気温に*マークが表示されます
① ・キーで降雪検出気温を選び設定キーを押し
ます。
②
Data Set
*+2.0[℃]
ディスプレイにData Setと表示されて設定
終了です。降雪検出気温設定画面に戻ります。
◎ 出荷時は +2.0℃ に設定されています。
(8)降雪検出時間設定
コウセツ ケンシュツ ジカン
*00:05
現在設定されている降雪検出
時間に*マークが表示されます
① ・キーで降雪検出時間を選び設定キーを押し
ます。
②
Data Set
*00:05
ディスプレイにData Setと表示されて設定
終了です。降雪検出時間設定画面に戻ります。
◎ 出荷時は 5分 に設定されています。
(9)モデム初期化機能設定
モデム ショキカ キノウ
ON
*OFF
現在設定されている設定に
*マークが表示されます
① ・キーでON/OFFを選び設定キーを押し
ます。
②
ディスプレイにData Setと表示されて設定
終了です。モデム初期化機能設定画面に戻ります。
Data Set
ON
*OFF
◎ 出荷時は OFF に設定されています。
(10)通信速度設定
ツウシン ソクド セッテイ
*9600
1200
① ・キーで通信速度を選び設定キーを押します。
現在設定されている通信速度に
*マークが表示されます
②
ディスプレイにData Setと表示されて設定
終了です。通信速度設定画面に戻ります。
Data Set
*9600
1200
◎ 出荷時は 9600 に設定されています。
- 8 -
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
(11)メンテナンスモード終了
[セッテイ]キー デ
ショキセッテイシュウリョウ
(設定キーを押す)
Copyright m.c.s
040520REV00009
設定キーを押すと、メンテナンスモードを終了し通
常運用状態になります。
(機能キーを押す)
機能キーを押すと、制御機器設定画面になります。
制御機器設定画面
5.動作確認
(1)電源を投入し、融雪制御装置のキオン/チオン表示が正常であることを確認してくださ
い。エラー表示されている場合、端子台の接続や結線を確認してください。
(2)降雪センサを接続後のメンテナンスモード(メンテナンス表示)時に、降雪センサの検
知部に水をつけて降雪ランプが点灯する事を確認してください。
(3)融雪制御装置内部、降雪ランプ(黄)横に降雪ボタンがあります。降雪ボタンを押して
降雪ランプが点灯する事を確認してください。
(4)自動/手動切換ボタンを押して手動運転で制御ランプが点灯(赤)し、制御機器が動作
する事を確認してください。正常に動作しない場合、制御機器との接続配線を確認して
ください。
(5)地温センサを端子台からはずし、8~100kΩであれば正常です。それ以外は断線が
考えられますので、確認してください。
- 9 -
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
資料1
融雪制御装置
制御パラメータ初期値
abcパラメータ制御
Level
通常
[℃]
地温設定制御
予熱
上限
[℃]
降雪遅延制御
下限
[℃]
上限
[℃]
下限
[℃]
01
+3.0
+2.0
+1.0
00:30:00
+4.0
+2.0
02
+4.0
+3.0
+1.5
01:00:00
+5.0
+3.0
03
+5.0
+4.0
+2.0
01:30:00
+6.0
+4.0
04
+6.0
+4.5
+2.5
02:00:00
+7.0
+5.0
05
+7.0
+5.0
+3.0
02:30:00
+8.0
+6.0
06
+8.0
+5.5
+3.5
03:00:00
+9.0
+7.0
07
+9.0
+6.0
+4.0
03:30:00
+10.0
+8.0
08
+11.0
+7.5
+5.0
04:00:00
+12.0
+9.0
09
+13.0
+9.0
+6.0
04:30:00
+14.0
+10.0
10
+15.0
+10.5
+7.0
05:00:00
+16.0
+11.0
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
資料2
Ms2センサ異常検出機能
(1)表示内容
測定値が異常の場合、右の
通りエラーが表示されます。
キ オ ン
A : チ オ ン
エ ラ ―
エ ラ ー
( + 1 1 0 )
(
‐ 2 5 )
※測定値の整数部が括弧内に表示されます。
(2)制御内容
制御方式
センサ
気温
abc
パラメータ制御
降雪遅延制御
地温設定制御
×
‐
×
×
×
‐
‐
‐
‐
‐
×
×
+50.0[℃]以上
‐25.7[℃]以下
地温
+100.0[℃]以上
‐25.7[℃]以下
-:制御に影響ありません。
×:制御は、強制オフになります。(手動運転時は除く)
(3)センサの異常と原因
センサ
表示
降雪センサ
エラー(+50)~(+110)
(気温センサ)
‐25.7[℃]固定
地温センサ
エラー(+110)
エラー( ‐25)
考えられる原因
・センサケーブル断線/オープン(赤 or 茶)
・センサケーブルショート(茶 and 黒)
・降雪センサ気温センサ部絶縁不良/ショート
・センサケーブル断線/オープン(赤 or 茶)
・センサケーブルショート(茶 and 黄)
・ 降雪センサ気温センサ部断線
・ 実際に‐25.7[℃]以下
・センサケーブルショート
・センサ部絶縁不良
・舗装工事直後で実際に+110.0[℃]以上
・センサケーブル断線/オープン
・実際に‐25.7[℃]以下
※センサケーブルの接続及び降雪センサ(気温)の電圧・地温センサの抵抗値をご確認ください
参考資料:センサ出力値
温度
+35[℃]
+30[℃]
+25[℃]
+20[℃]
+15[℃]
+10[℃]
+5[℃]
0[℃]
‐5[℃]
‐10[℃]
‐15[℃]
‐20[℃]
‐25[℃]
‐30[℃]
‐35[℃]
気温センサ
電圧出力(茶‐黒間)
0.939[V]
1.085[V]
1.250[V]
1.436[V]
1.644[V]
1.872[V]
2.118[V]
2.381[V]
2.653[V]
2.930[V]
3.202[V]
3.466[V]
3.712[V]
3.938[V]
4.138[V]
地温センサ
抵抗出力
6.940[kΩ]
8.313[kΩ]
10.000[kΩ]
12.090[kΩ]
14.690[kΩ]
17.960[kΩ]
22.050[kΩ]
27.280[kΩ]
33.900[kΩ]
42.470[kΩ]
53.410[kΩ]
67.770[kΩ]
86.430[kΩ]
111.300[kΩ]
144.100[kΩ]
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
資料3
(1)融雪制御装置本体
各機器図面
135
23
 融雪制御装置
R2.25
4.5
降雪
Φ8
8
RS‐232C
191.5
制御
自動
手動
降雪検出
自動運転
手動運転
制御出力
:
:
:
:
黄ランプ点灯
緑ランプ点灯
緑ランプ消灯
赤ランプ点灯
150
62
225
31
44
44
31
3‐Φ30
膜付グロメット
タキゲン
C-30-SG-30B
31
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
(2)降雪センサ(SNW-3)
電極面
400 ± 3
168 ± 3
降雪検出部
ゴムシート t=3
壁面取付金具 ステンレス t=2
<ロング時>
延長アダプタ
気温センサ
硬質ビニル電線管(高耐候性ハイグレードタイプ) φ22
電極面
237 ± 3
168 ± 3
降雪検出部
ゴムシート t=3
<ショート時>
硬質ビニル電線管(高耐候性ハイグレードタイプ) φ22
気温センサ
壁面取付金具 ステンレス t=2
72
25
0.8
55
30
83.5
120
47
70
電極
φ18
アルミダイキャスト
2-φ4.2
4-R3
80
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
(3)地温センサ(TMP-3)
カシメ加工
φ8.0×t0.5保護管
収縮チューブ
SUS304TP
φ6.5SF(04) リード
熱収縮チューブ
耐熱ビニール被覆
赤
白
10
60
50
素子数
導線形式
サーミスタ
10000±500
:
:
:
1
2導線式 3芯ケーブル(赤、白、黒)のうち2芯(赤、白)使用
R25 10kΩ ±1%
B定数 3435k ±1%
Ms2‐融雪制御システム 工事説明書
資料4
Ms2
初期設定値一覧
設定項目
設定
変更方法記載頁
制御機器
電気
工事説明書
P7(3)
制御方式
3要素(abcパラメータ)制御
工事説明書
P7(4)
制御レベル
5(地温+7.0℃)
操作説明書
P5(1)
制御モード
ツウジョウ
操作説明書
P6(2)
手動運転監視機能
ON
操作説明書
P7(3)
手動運転制限時間
4時間
操作説明書
P7(3)
降雪検出気温
+2.0℃
工事説明書
P8(7)
降雪検出遅延時間
5分
工事説明書
P8(8)
優先割合
2:1
工事説明書
P7(6)
優先時間
10分
操作説明書
P8(4)
モデム初期化機能
OFF
工事説明書
P8(9)
通信速度
9600
工事説明書
P8(10)
〒064-0804 札幌市中央区南4条西8丁目5番地佐藤ビル2F
T E L ( 0 11 ) 5 6 2 - 5 5 4 7
F A X ( 0 11 ) 5 6 3 - 2 5 5 5
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