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RF マグネトロンスパッタリング装置マニュアル
RF マグネトロンスパ ッタリング装 置マニュアル RF 発振源 RF 調節部 真空計(左:高真空計、右:低真空計) 操作パネル アーク電流、バイアス電圧調節部 ガス流量調節部 メインバルブ 冷却ファンコンセント チャンバー 本体 裏の 配 電盤 冷却 水バ ル ブ 1.入 室前 1. ボンベ室(奥)にて、使用するガスの元栓を開ける。(元栓は、90 程度回す) (一番奥のボンベがアルゴン、中央が窒素) ※ガスを導入する直前に開けても良い。 2.ク リー ンル ーム 前室 1. 空調機及び循環冷却水チェック表を記入。 2. 配電盤左[MZ-1]:循環水 2 を「入」、チラー用リモコンを「運転」。 ※1.2 の操作はクリーンルームを最初に使う場合のみ。 3. 配電盤中央[LZ-107A(1)]:AIP⑧を ON。 4. 配電盤右[LZ-107A(2)]:AIP(A, C, 一番下)を ON。 室内 1. 除湿機(3 機)の水を捨てる。 ※水は、前室の流し場に捨てる。 3.装 置の 立ち 上げ ∼ 真空 引き 1. 冷却水バルブを全開にする。(装置に向かって右隅の床にある青いバルブ) 2. 本体裏の配電盤:制御系, TMP 電源, 粗引きポンプ, バイアス電圧, NO.1 アーク電源の順に ON。 3. 操作パネル:キースイッチを「自動」。(右の写真の向き) 4. メインバルブが閉まっていれば開ける。 5. 操作パネル:ベントを ON。(チャンバードアが開く) ※ドアのネジが外れていることを確認してから押すこと。 6. ターゲットの交換。(前回とは異なるターゲットを用いる時のみ) 7. 成膜したい基板を基板台に乗せる。 ※基板の準備(例) glass, Si 基板:アセトンで 5 分間超音波洗浄する。この操作をアセトンを交換しつつ 3 回行った 後、ドライヤーで乾燥させる。(廃液入れはドラフトの下) SUS 基板:水を流しながら研磨紙(#800→#1200→#1500)で研磨後、蒸留水で洗い流す。 8. ドアを閉め、ネジを均等に締める。 ※閉める際、O-リング部の真空グリースを薄く均一に延ばすこと。 (時々、O-リング部の真空グリースを拭き取って新しく塗り直すこと) 9. 操作パネル:真空排気を ON。 10. 1 時間半程度待つ。 ※ドアのネジが緩み始めたら外しておくと良い。 11. 高真空計の電源を ON。2∼4 10-4 Torr であることを確認後、OFF。 ※高真空計の電源は、つけっぱなしにしないこと。 4.ガ ス導 入∼ 成膜 終 了 1. 冷却ファンのコンセントを挿す。 2. ガス調節部:用いるガスのスイッチを ON。(NO.1 ガス:窒素、NO.2 ガス:アルゴン) 3. ダイヤルを回し、ガス流量を調節する。(例:100 sccm) 4. メインバルブを回し、真空度を低真空計にて微調整する。(例:1 10-2 Torr) 5. RF 調節部:POWER を ON。 6. RF-ON を ON。 7. POWER SET で目的とする出力まで FORWARD を見ながら調節する。(成膜開始) ※REFLECT は 0 になるように自動調節される。 8. 成膜終了時は POWER SET を 0 にする。(成膜終了) ※基板バイアス電圧を印加する場合 1. 操作パネル:サブストレートバイアス電圧の電源を ON。 2. 電圧調整を回して電圧をかける。 5.基 板の 取り 出し ∼ 立ち 下げ 1. RF 調節部:RF-OFF を ON。 2. ガス調節部:ダイヤルを回してガス流量を 0 にした後、スイッチを OFF。 ※基板バイアス電圧を印加した場合は、電圧調節を 0 にしてから電源を OFF。 3. 1 時間程度チャンバー内を冷却。 4. 操作パネル:ベントを ON。 5. 基板を取り出す。 ※続けて成膜したい場合は、3.装置の立ち上げ∼真空引きの 7 から再度行う。 6. チャンバードアを閉める。 ※閉める時に真空グリースを均一に延ばすことを忘れない。 7. 操作パネル:真空排気を ON。 8. 高真空計で 5 10-3 Torr くらいまで引く。 ※引いている間に、冷却ファンのコンセントを抜き、RF 調整部の POWER を OFF。 9. 操作パネル:キースイッチを「手動」。 10. 高真空バルブ⑩のスイッチを OFF。 11. TMP⑪のスイッチを OFF(長押し)。 12. TMP が止まるまで 30 分程度待つ。 ⑩ ⑪ ⑬ 13. TMP 粗引きバルブ、粗引きポンプ⑬のスイッチを OFF(後者は長押し)。 14. 本体裏の配電盤:NO.1 アーク電源, バイアス電圧, 粗引きポンプ, TMP 電源, 制御系の順に OFF。 15. 冷却水バルブを閉める。 ※装置の使用記録を書いておく。 16. 2.クリーンルームの逆の操作をする。(チェック表は書く必要なし) ※循環水は最後にクリーンルームを出る者が止める。(チラー用リモコンを「停止」、循環水 2 を「切」) 17. ボンベ室のボンベの元栓を締める。 ※IBS 装置とボンベを共有しているので、IBS 装置が使用中の場合は注意すること。