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デジタルヒータ断線警報器

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デジタルヒータ断線警報器
新商品ニュース
デジタルヒータ断線警報器
K8AC-H
デジタルヒータ断線警報器が機能アップ。
使いやすさを追求し
アプリケーションの幅を広げました
・ プッシュイン端子採用で工数削減に貢献 *1
・ スケーリング機能を搭載 *1
・ PNP(等価)出力にも対応 *1
・ ON/OFF制御と、位相制御、サイクル制御のヒータ制御方式に対応した
ヒータ断線警報器をラインナップ
・ デジタル計測で高精度ヒータ断線警報
・ ヒータの断線警報だけでなく予防保全にも貢献
・ ゲート機能をOFFすれば不足電流
(過電流)リレーとして
モータ、ランプ負荷でも使用可能。
CT1、CT2の不足電流検出値は個別に設定可能 *2
・ CEマーキング適合、cUL規格認証取得
(形K8AC-H2□□□シリーズは申請中)
*1. 形K8AC-H2□□□シリーズのみ
*2. 過電流検出値はCT1、CT2共通となります。また不足電流の出力は1つです。
注1. 位相・サイクル制御で以下の使用条件の場合は検討が必要ですのでご相談ください。
AC0.200∼200.0Aまでの幅広い電流入力レンジに対応
・複数本のヒータで使用するヒータ容量が違う場合。
・ヒータの抵抗値が変化する場合。(ハロゲンヒータなど)
21ページの
2. 形K8AC-Hは、3アーム方式の電力調整器で制御されたヒータの断線監視を目的としています。
「正しくお使いください」をご覧ください。
6アーム方式の電力調整器を使用した回路では、正常な監視を行えません。
特長
高分解能のデジタル計測で高精度ヒータ断線
警報可能
複数ヒータ回路の一本断線警報が可能
断線時の微小電流変化をデジタル判定処理で検出できます。
プッシュイン端子採用で配線工数削減
(形K8AC-H2□□□シリーズのみ)
緩みのないねじなし端子
(プッシュイン端子)のため、ねじ締め
のトルク管理や増し締めなどの作業を省け、工数削減に貢献しま
す。
RST
電子温度調節器
形E5□□
三相SSR
形G3PE
配線時の作業は、端子部へ被覆付棒端子
(スリーブ端子)
を差し込
むだけの簡単配線
専用変流器
デジタルヒータ
断線警報器
形K8AC-H□
外付けCT比とCT貫通回数設定の
簡単スケーリング搭載
(形K8AC-H2□□□シリーズのみ)
①CT比と②CT貫通回数を入力するだけの簡単スケーリング設定
電気炉
外付
CT
三相デルタ結線ヒータ
□A/1A
①.CT比
専用変流器
形K8AC-CT□
②.CT貫通回数
ヒータ
お問い合わせ
0120-919-066
最新情報は
www.fa.omron.co.jp
1
K8AC-H
ヒータ制御方式に合わせて2タイプをシリーズ化
ON/OFF制御、位相制御、サイクル制御ヒータのヒータ断線警
報を実現したタイプをラインナップしております。
電流入力レンジ、接続する専用変流器およびリレー出力タイプを
確認の上、商品形式仕様より機種を選定ください。
注. 単相ヒータ、三相ヒータどちらにも対応可能です。
ヒータのレアショートによる過電流検出や
SSR故障も検出可能
・過電流検出設定でヒータ断線警報だけでなく、レアショートに
よる過電流も検出可能です。
・ヒータ電流と温度調節器からの制御出力を監視することで
SSRショート故障やSSRオープン故障を検出します。
・SSR故障検出により温度制御不能状態を早期に発見できます。
サイクル制御、位相制御ヒータのヒータ断線警報
に対応
(形K8AC-H□□P□タイプ)
温度調節器からの制御出力量に合わせて断線検出値をシフ
トします。
・位相制御やサイクル制御の場合、温度調節器の電流出力(4 ∼
20mA)の信号に応じて出力の電力量をアナログ的に制御しま
す。
・形 K8AC-H は温度調節器の制御出力量に連動してヒータ断線
警報値をシフトさせるため、安定したヒータ断線警報を実現し
ます。
形K8AC-H2□□Nのトランジスタ出力は、
NPNオープンコレクタ出力、PNP(等価)
出力
のどちらでも使用可能
形K8AC-H2□□Nのトランジスタ出力はフォトカプラにて内
部回路と絶縁されていますので、NPNオープンコレクタ出力、
PNP(等価)
出力のどちらでも使用できます。
NPN 出力として
PNP
(等価)
出力として
負荷
負荷用電源
負荷
負荷用電源
予防保全にも貢献
形K8AC-H本体で運転時間計測ができます。
断線発生に至るまでの稼働時間履歴管理をすることで、設備診断
や設備保全に役立ちます。
警報出力回数のカウント。
上限値・下限値を設定し、警報出力回数をカウントします。
ヒータ電流
ヒータ電流
ヒータ断線警報値
温度調節器からの制御入力
(4∼20mA)
に連動して
ヒータ断線警報値をスライド
ヒータ断線警報値
4mA 7mA
温度調節器の制御出力
20mA
電力調整器の勾配設定に対応できます。
電力調整器で勾配設定を行う場合、勾配設定に応じたゲート電流
レベルを設定してください。
出力電流
100%
勾配設定100%
計測領域
勾配設定50%
0%
制御信号
4mA
14mA
判定しない
20mA
判定する
動作ゲート電流レベル
注. ヒータ断線警報値はヒータ定格入力時の電流値を基準に設定してくださ
い。
2
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K8AC-H
形式構成
形式基準
形K8AC-H□□□□-FLK 100-240VAC
①
②③ ④ ⑤
⑥
⑦
①基本形式
シリーズ
K8AC-H 記号
デジタルヒータ断線警報器
②形態
記号
使用形態
1 ON/OFF制御
(SSR、コンタクタ)
P 位相制御、サイクル制御
0.200∼2.200A
2.00∼22.00A
3 20.0∼200.0A
種類/標準価格
FLK RS-485 ⑦電源電圧
記号
電源電圧
100-240VAC
AC100∼240V
接点出力(1c接点1点)
T *1
トランジスタ出力
(NPNオープンコレクタ2点)
N *2
トランジスタ出力(2点)
NPNオープンコレクタ出力、
PNP
(等価)出力のどちらにも
使用可能
入力レンジ
2 通信仕様
出力形態
C ③電流入力レンジ
1 記号
C 記号
プッシュイン端子
(電源電圧入力部はねじ端子)
記号
ヒータ制御方式
⑤出力形態
ねじ端子
2
⑥通信仕様
④ヒータ制御方式
記号
*1. 形K8AC-H1□□Tタイプのみ
*2. 形K8AC-H2□□Nタイプのみ
(納期についてはお取引き商社にお問い合わせください。)
本体
プッシュイン端子(電源電圧入力部はねじ端子)タイプ
電源電圧
ヒータ制御方式
ON/OFF制御
SSR制御
AC100∼
240V
位相制御
サイクル制御
入力仕様
出力仕様
電流入力
2点
(単相/
三相共用)
通信出力
電流入力範囲
標準価格
(¥)
0.200∼2.200A
2.00∼22.00A
20.0∼200.0A
リレー出力
1点
形K8AC-H21CC-FLK
形K8AC-H22CC-FLK
形K8AC-H23CC-FLK
トランジスタ出力
2点
形K8AC-H21CN-FLK
形K8AC-H22CN-FLK
形K8AC-H23CN-FLK
形K8AC-H21PC-FLK
形K8AC-H22PC-FLK
形K8AC-H23PC-FLK
32,000 形K8AC-H21PN-FLK
形K8AC-H22PN-FLK
形K8AC-H23PN-FLK
33,000 25,500
RS-485
リレー出力
1点
トランジスタ出力
2点
組み合わせ専用変流器
形K8AC-CT20Sまたは形K8AC-CT20L
形K8AC-CT200または
形K8AC-CT200L
専用変流器
(別売)
注. ヒータが複数本並列接続でヒータ容量が違う場合、およびヒータ抵抗値が変化するヒータをご使用の場合はご相談ください。
ねじ端子タイプ 2009年3月末日生産終了予定
電源電圧
ヒータ制御方式
ON/OFF制御
SSR制御
AC100∼
240V
位相制御
サイクル制御
入力仕様
出力仕様
電流入力
2点
(単相/
三相共用)
通信出力
電流入力範囲
標準価格
(¥)
0.200∼2.200A
2.00∼22.00A
20.0∼200.0A
リレー出力
1点
形K8AC-H11CC-FLK
形K8AC-H12CC-FLK
形K8AC-H13CC-FLK
トランジスタ出力
2点
形K8AC-H11CT-FLK
形K8AC-H12CT-FLK
形K8AC-H13CT-FLK
形K8AC-H11PC-FLK
形K8AC-H12PC-FLK
形K8AC-H13PC-FLK
37,000 形K8AC-H11PT-FLK
形K8AC-H12PT-FLK
形K8AC-H13PT-FLK
38,000 リレー出力
1点
29,500
RS-485
トランジスタ出力
2点
組み合わせ専用変流器
形K8AC-CT20Sまたは形K8AC-CT20L
形K8AC-CT200または
形K8AC-CT200L
専用変流器
(別売)
注. ヒータが複数本並列接続でヒータ容量が違う場合、およびヒータ抵抗値が変化するヒータをご使用の場合はご相談ください。
オプション
(別売)
専用変流器
貫通穴径
定格電流
取りつけ方法
形式
標準価格(¥)
表面ねじ取りつけ
形K8AC-CT20S
2,250
裏面ねじ取りつけ
結束バンド
形K8AC-CT20L
3,450
20.0∼200.0A
裏面ねじ取りつけ
結束バンド
形K8AC-CT200
2,900
20.0∼200.0A
表面ねじ取りつけ
形K8AC-CT200L
4,050
φ5.8mm
0.200∼22.00A
φ12mm
φ30mm
注. 専用変流器の選択はヒータ定格電流が専用変流器の定格電流上限値をオーバーしないように選択してください。
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3
K8AC-H
定格/性能
定格
ヒータ制御方式
項目
ON/OFF制御(SSR、コンタクタ)タイプ
位相制御、サイクル制御タイプ
形K8AC-H□□C□-FLK
形K8AC-H□□P□-FLK
形式
電源電圧
AC100∼240V 50/60Hz *2
許容電源電圧範囲
電源電圧の85∼110%(85∼264V)
消費電力(最大負荷時)
35VA以下
適用回路
単相、三相回路(共用)
適用制御方式
ON/OFF制御(リレー出力温度調節器など)
SSR制御(電圧出力温度調節器など)
サイクル制御、位相制御
(電流出力温度調節器など)
入力信号と組み合わせ専用変流器
専用変流器による電流計測 2点(CT個々に断線警報値を設定可能)
計測電流範囲と適用変流器形式については、6ページの「形式仕様別計測電流範囲」を参照ください。
計測方式
平均値演算方式
ゲート入力信号
*1
ON/OFF制御
電圧=DC12V、DC24V
(DC30Vまで連続入力可能)
入力インピーダンス=4kΩ以上
ー
SSR制御
ON電圧 DC9.6V以下、OFF電圧 DC1V以上
断線検出可能な最小電圧パルス(ON時間=200ms以上)
入力インピーダンス = 4kΩ以上
ー
サイクル、位相制御
出力
DC4∼20mA
(7mA以上の入力で断線検出可能)
入力インピーダンス=50Ω以下
ー
接点出力
形K8AC-H□□□C-FLK
1c接点出力1点
ヒータ断線警報、SSRショート、SSRオープン、ヒータレアショート警報を共通出力
AC125V 0.3A(抵抗負荷)、DC30V 1A
(抵抗負荷)
開閉容量の最大値:37.5VA、30W
機械的寿命: 5,000万回以上、電気的寿命:10万回以上
NPN
オープンコレクタ出力
形K8AC-H1□□T-FLK
NPNオープンコレクタ出力2点
ALM出力1点:ヒータ断線警報、ヒータレアショート警報を出力
SSR異常出力1点:SSRショート、SSRオープン検出を出力
DC12∼24V 50mA
OFF時漏れ電流:100μA以下、ON時残留電圧:1.5V以下
NPN
オープンコレクタ出力
形K8AC-H2□□N-FLK
NPNオープンコレクタ出力2点(NPNオープンコレクタ出力、PNP(等価)出力のどちらにも使用可能。)
ALM出力1点:ヒータ断線警報、ヒータレアショート警報を出力
SSR異常出力1点:SSRショート、SSRオープン検出を出力
DC12∼24V 50mA
OFF時漏れ電流:100μA以下、ON時残留電圧:1.5V以下
通信
RS-485 1,200/2,400/4,800/9,600/19,200bps(CompoWay/F)
表示方式
7セグメントデジタル表示:表示桁数4桁(赤)
ステータス状態表示LED:RUN(緑)、ADJ(橙)、SET
(橙)
、GATE(橙)、SSR
(橙)、ALM(橙)
主な機能
ヒータ断線警報、ヒータレアショート警報、SSRショート検出、SSRオープン検出、
電圧変動補償、出力ONディレータイマ、省エネモード、キープロテクト、電源電圧値計測
周囲温度範囲
周囲湿度範囲
使用時
−10∼+55℃
(ただし、氷結、結露のないこと)
保存時
−25∼+65℃
(ただし、氷結、結露しないこと)
使用時
25∼85%RH
(結露しないこと)
保存時
25∼85%RH
(結露しないこと)
高度
2,000m以下
付属品
取扱説明書
ケース材質
PC 外装色
本体:N1.5
(クリアブラック)
取りつけ方法
DINレール取りつけ
*1. ゲート入力とはヒータ制御と同期して正しく計測するための入力を意味しています。
ON/OFF制御でご使用の場合は、温度調節器などの接点出力を一旦DC24V駆動の補助リレーで受け、
その信号を形K8ACへのゲート入力信号としてご使用ください。
なお、ゲート機能はOFFすることができます。OFFして使用すれば通常の不足電流リレー(過電流リレー)としても使用可能です。
*2. 形K8AC-HをAC380∼480V電源回路にて使用する場合には、変圧器(ダウントランス)をご使用ください。変圧器については別途お問い合わせください。
*3. 専用変流器は別売です。
4
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K8AC-H
性能
ヒータ制御方式
項目
ON/OFF制御(SSR、コンタクタ)
タイプ
位相制御、サイクル制御タイプ
形K8AC-H□□C□-FLK
形K8AC-H□□P□-FLK
形式
ヒータ電流入力
(at10∼30℃)
CATⅡ
入力範囲
形K8AC-H□1□□:0.200∼2.200A(専用変流器:形K8AC-CT20S
(φ5.8)、形K8AC-CT20L(φ12) *1)
形K8AC-H□2□□:2.00∼22.00A
(専用変流器:形K8AC-CT20S(φ5.8)、形K8AC-CT20L
(φ12) *1)
形K8AC-H□3□□:20.0∼200.0A
(専用変流器:形K8AC-CT200
(φ12)、形K8AC-CT200L
(φ30) *1)
計測精度
±3%rdg±10ディジット以下 *2
電圧変動補償
CATⅡ
入力範囲
AC85∼264V
計測精度
±3%rdg±10ディジット以下
ゲート入力
入力範囲
DC0∼12VまたはDC0∼24V
ON時:DC9.6V以下、OFF時 : DC1V以上
±6%rdg±10ディジット以下(制御量100%時) *2
DC4∼20mA
表示周期
即時−0.2s−0.5s−1.0sの選択
出力ONディレー時間
0.0∼99.9s(動作時間)
ソフトスタート時間
0.0∼99.9s(電力調整器のソフトスタート機能を使用している場合に使用します)
出力復帰方式
自動復帰
警報ヒステリシス
1∼999digitの設定
出力応答時間
500ms以下
絶縁抵抗
20MΩ以上
端子一括とケース間
電源端子・CT1次側一括とゲート入力・通信端子一括間
電源端子・CT1次側一括と出力端子一括間
ゲート入力、通信端子一括と出力端子一括間
耐電圧
2,000V 1分間
端子一括とケース間
電源端子・CT1次側一括とゲート入力・通信端子一括間
電源端子・CT1次側一括と出力端子一括間
ゲート入力、通信端子一括と出力端子一括間
耐ノイズ
電源端子ノーマル/コモンモード±1,500V
(立ち上がり1nsの方形波 パルス幅1μs/100ns)
耐振動
振動数:10∼55Hz、加速度:50m/s2、X、Y、Z各方向: 5min×10掃引
耐衝撃
150m/s2(ただし、リレー接点は100m/s2)3軸6方向 各3回
CT1次側電流
最大許容入力
入力
インピーダンス
3.5s以下
形K8AC-H□1□□:4A 30s、12A 1s
形K8AC-H□2□□:40A 30s、120A 1s
形K8AC-H□3□□:400A 30s、1200A 1s
ゲート信号(4∼20mA)
DC40mA連続
電圧パルスゲート入力
DC30V連続
ゲート信号(4∼20mA)
50Ω以下
電圧パルスゲート入力
4kΩ以上
本体質量
約200g
メモリ保護
不揮発性メモリ(書き込み回数:10万回)
設置環境
設置カテゴリⅡ、汚染度2
安全規格
UL61010-1、CAN/CSA C22.2 No.61010-1-04(ULに申請中)
EN61010-1
(IEC61010-1)
(TÜVにて評価)
(EMI)
放射妨害電界強度
雑音端子電圧 (EMS)
静電気放電イミュニティ
EMC
電界強度イミュニティ
ファーストトランジェント/
バーストイミュニティ
サージイミュニティ
伝導性ノイズイミュニティ
電圧ディップ/電断イミュニティ
EN61326-1 工業的電磁環境用途
EN55011 Group1、classA
EN55011 Group1、classA
EN61326-1 工業的電磁環境用途
EN61000-4-2 : 4kV
(接触)
: 8kV
(気中)
EN61000-4-3 :10V/m 1kHz 正弦波振幅変調(80MHz∼1GHz)
EN61000-4-4 :2kV(電源線)
:1kV(I/O信号線)
EN61000-4-5 :1kV線間(電源線)
:2kV大地間(電源線)
EN61000-4-6 :3V
(0.15∼80MHz)
EN61000-4-11:0.5周期、0.180° 100%(定格電圧)
注. 位相制御の場合は電力調整器の制御量が100%(ヒータ電流の波形が正弦波)時での精度保証です。rdgとは入力電流の読み値の誤差です。
*1. 専用変流器は別売です。
*2. 計測精度は、専用変流器との組み合わせによる保証値です。
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5
K8AC-H
形式仕様別計測電流範囲
項目
形式 形K8AC-H□1□□-FLK
計測電流
範囲
AC0.200∼2.200A
入出力定格
形K8AC-H□2□□-FLK 形K8AC-H□3□□-FLK
AC2.00∼22.00A
AC20.0∼200.0A
200.0A
200A
100A
22.00A
20.0A
2.200A
0.200A
専用
変流器
形式
項目
負荷
定格負荷
2.00A
形K8AC-CT20S 貫通穴径
(φ5.8mm)
または
形K8AC-CT20L 貫通穴径
(φ12mm)
形K8AC-CT200
貫通穴径
(φ12mm)
または
形K8AC-CT200L
貫通穴径
(φ30mm)
抵抗負荷(cosφ=1)
AC125V 0.3A、DC30V 1A 接点電圧の最大値
AC125V、DC60V
接点電流の最大値
1A 開閉容量の最大値
37.5VA、30W 最小適用負荷
(P水準、参考値)
20A
2A
接点出力
DC5V、10mA
機械的寿命
5,000万回以上(開閉ひん度18,000回/h)
電気的寿命
10万回以上(定格負荷 開閉ひん度1,800回/h)
(周囲温度条件:+20℃)
NPNオープンコレクタ出力
最大負荷電圧
DC12∼24V(+10%、−15%)
最大負荷電流
50mA OFF時漏れ電流
100μA以下
ON時残留電圧
1.5V以下
通信性能
項目
6
お問い合わせ
通信
RS-485 通信方式
2線式半二重
同調方式
調歩同期
伝送速度
1,200/2,400/4,800/9,600/19,200bps 伝送コード
ASCII 0120-919-066
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K8AC-H
接続
端子配置図
形K8AC-H2□□□-FLKタイプ
電流入力
CT1
7
CT2
8
形K8AC-H1□□□-FLKタイプ
ゲート入力
形K8AC-H2□C□ 形K8AC-H2□P□
9
10
7
電圧パルス
DC12V
または
DC24V
リニア電流
DC4∼20mA
+
−
11
12
+
−
11
12
8
9
1
10
ゲート入力
形K8AC-H1□C□ 形K8AC-H1□P□
電流入力
CT1
電圧パルス
DC12V
または
DC24V
リニア電流
DC4∼20mA
+
−
11
12
+
−
11
12
CT2
RS-485
A(−)B(+)
13
11
12
13
14
3
4
5
6
2
出力
形K8AC-H2□□N
電源電圧
通信
14
7
8
9
10
7
8
1
2
4
3
AC100∼240V
名称
①−②
電源電圧
出力
5
6
AC125V
AC0.3A
DC30V
DC1A
11
12
13
14
3
4
5
6
14
出力
形K8AC-H1□□C
2
COM
4
5
6
4
DC12∼24V
DC50mA
AC100∼240V
5
6
AC125V
AC0.3A
DC30V
DC1A
対象機種
操作電源を接続します。
全機種
すべての警報をOR条件で出力します。
電流入力
⑪−⑫
ゲート入力
⑬−⑭
通信
CT1を接続します。CT1二次側出力の電流入力
CT2を接続します。CT2二次側出力の電流入力
形K8AC-H□□□C
(リレー出力)
注1. 端子番号④∼⑥:警報出力端子
出力形態
(接点出力、NPNオープン
コレクタ出力)により異なります。
2. 端子番号⑪、⑫:ゲート入力端子
ヒータ制御方式(ON/OFF/SSR制
御、サイクル/位相制御)により異
なります。
全機種
ゲート信号(電圧パルス)を接続します。
形K8AC-H□□C□
ゲート信号(4∼20mA)を接続します。
形K8AC-H□□P□
RS-485の上位機器を接続します。
全機種
電流入力回路
出力回路
CT入力(ヒータ電流)
接点出力
COM
+12V
7
−
+
CT1
4
A/D変換
リレー
駆動回路
8
9
−
+
5 b接点
A/D変換
6
CT2
10
a接点
注. 接点出力ではSSR異常とヒータ断線、ヒータレアショート警報出力は共通
出力となります。
NPNオープンコレクタ出力
形K8AC-H2□□N-FLKタイプ
形K8AC-H1□□T-FLKタイプ
4
トランジスタ
駆動回路
SSR異常警報出力
4 COM
3
6
トランジスタ
駆動回路
ヒータ断線、
ヒータレアショート
(過電流警報出力)
5
形K8AC-H2□□NのNPNオープンコレクタ出力はフォトカプ
ラにて内部回路と絶縁されているので、NPNオープンコレクタ
出力、PNP
(等価)出力のどちらでも使用できます。
NPN 出力として
負荷
トランジスタ
駆動回路
5 SSR異常警報出力
トランジスタ
駆動回路
6
ヒータ断線、
ヒータレアショート
過電流警報出力
PNP(等価)出力として
負荷
負荷用電源
お問い合わせ
13
形K8AC-H2□□N
(NPNオープンコレクタ出力)
SSRオープンまたはショート検出を出力します。
ヒータの断線またはレアショート検出を出力します。 形K8AC-H1□□T
(NPNオープンコレクタ出力)
⑤/⑥−④
⑨−⑩
6
A(−)B(+)
COM
1
説明
③−④
⑤−⑥
⑦−⑧
5
DC12∼24V DC12∼24V
DC50mA
DC50mA
端子No.
⑤−④
⑥−④
4
RS-485
形K8AC-H1□□T
COM
1
10
2
電源電圧
形K8AC-H2□□C
9
通信
0120-919-066
負荷用電源
最新情報は
www.fa.omron.co.jp
7
K8AC-H
外部接続例
SSR制御ヒータで使用する場合の配線方法
動作説明
電源
RS-485
1
2
13
NPNオープンコレクタ出力
形K8AC-H2□□N-FLK
の場合
14
3
3
4
4
5
5
6
7
SSR
8
9
10
11
6
12
+
正しい使い方
・電源電圧は必ずSSRの一次側から取ってください。
・温度調節器はDC12V、DC24V電圧出力(Max=DC30V以下)
を使
用してください。
・CT1、CT2は専用品です。形K8AC-CT□□を使用してください。
・CT配線の極性はありません。
・単相ヒータの場合、CTは1個のみ接続して使用してください。
CTを接続していない側の設定値を000−(断線警報設定値に「−」)
に設定することで断線警報が無効になります。
三相ヒータの場合、CTは2個接続して使用してください。
・三相の場合、断線警報設定値は CT1、CT2 ともに必ず設定してく
ださい。
+
温度調節器
−(DC電圧出力)
−
・CT1、CT2 で検出したヒータ電流が断線警報設定値より低くなる
と断線警報を出力します。
(断線警報設定値はCT1、CT2個別に設
定できます)
ただし温度調節器の制御出力が OFF 時は断線警報を出力しませ
ん。
温度調節器の制御出力が、⑪−⑫端子(ゲート入力端子)に入力さ
れている状態のみ断線を検出します。温度調節器と連動してヒー
タ断線を検出するため不必要動作しません。
・断線検出の最小検出時間は200ms以上です。これ以下では検出し
ません。
・電圧変動補償機能をON
(初期値=OFF)
することで、電源電圧変動
を検出し断線警報値を自動的に補正します。微小な電流変化を検
出する場合は電圧変動補償機能をONにして使用してください。
CT1
CT2
ヒータ
ON/OFF制御ヒータで使用する場合の配線方法
動作説明
電源
RS-485
1
2
13
NPNオープンコレクタ出力
形K8AC-H2□□N-FLK
の場合
14
3
3
4
4
5
5
6
7
8
9
10
11
6
12
正しい使い方
DC24V電源
X
コンタクタ
温度調節器
(リレー出力)
CT1
CT2
ヒータ
8
・CT1、CT2 で検出したヒータ電流が断線警報設定値より低くなる
と断線警報を出力します。
(断線警報設定値はCT1、CT2個別に設
定できます)
ただし温度調節器の制御出力が OFF 時は断線警報を出力しませ
ん。
温度調節器の制御出力が、⑪−⑫端子(ゲート入力端子)に入力さ
れている状態のみ断線を検出します。温度調節器と連動してヒー
タ断線を検出するため不必要動作しません。
・断線検出の最小検出時間は200ms以上です。これ以下では検出し
ません。
・電圧変動補償機能をON
(初期値=OFF)
することで、電源電圧変動
を検出し断線警報値を自動的に補正します。微小な電流変化を検
出する場合は電圧変動補償機能をONして使用してください。
お問い合わせ
・電源電圧は必ずコンタクタの一次側から取ってください。
・温度調節器はリレー出力タイプを使用してください。
⑪−⑫のゲート入力端子への入力は DC 電圧入力とする必要があ
るため、左図のDC24V電源を配線してください。
・CT1、CT2は専用品です。形K8AC-CT□□を使用してください。
・CT配線の極性はありません。
・単相ヒータの場合、CTは1個のみ接続して使用してください。
CTを接続していない側の設定値を000−(断線警報設定値に「−」
)
に設定することで断線警報が無効になります。
三相ヒータの場合、CTは2個接続して使用してください。
・三相の場合、断線警報設定値は CT1、CT2 ともに必ず設定してく
ださい。
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K8AC-H
サイクル制御ヒータで使用する場合の配線方法
動作説明
電源
RS-485
1
2
13
NPNオープンコレクタ出力
形K8AC-H2□□N-FLK
の場合
14
3
3
4
4
5
5
6
7
8
9
10
形G32A-EA
SSR
SSR サイクル
12
11
4∼20mA電流出力
コントロールユニット
6
+
−
正しい使い方
・電源電圧は必ずSSRの一次側から取ってください。
・温度調節器は4∼20mA電流出力タイプを使用してください。
・断線警報設定値の調整は、必ず温度調節器の制御出力が 100%出
力している状態で調節してください。
断線検出値は100%出力時の検出値となるため、100%出力時以外
の出力状態の計測値を基に設定すると正常な動作ができなくなり
ます。
・CT1、CT2は専用品です。形K8AC-CT□□を使用してください。
・CT配線の極性はありません。
・単相ヒータの場合、CTは1個のみ接続して使用してください。
CTを接続していない側の設定値を000−(断線警報設定値に「−」
)
に設定することで断線警報が無効になります。
三相ヒータの場合、CTは2個接続して使用してください。
・三相の場合、断線警報設定値は CT1、CT2 ともに必ず設定してく
ださい。
温度調節器
CT1
CT2
ヒータ *
・CT1、CT2 で検出したヒータ電流が断線警報設定値より低くなる
と断線警報を出力します。
(断線警報設定値はCT1、CT2個別に設
定できます)
ただし温度調節器の制御出力が OFF 時は断線警報を出力しませ
ん。
温度調節器の制御出力が、⑪−⑫端子
(ゲート入力端子)に入力さ
れている状態のみ断線を検出します。温度調節器の制御出力
(4 ∼
20mA)
に連動して交流電流値は変動しますが、断線警報値を自動
調整しているため誤動作なく断線検出できます。
・断線検出は温度調節器から 7mA 以上の制御出力が出力されている
時に検出します。
* ヒータが複数本並列接続でヒータ容量が違う場合、
および
ヒータ抵抗値が変化するヒータをご使用の場合はご相談ください。
位相制御ヒータで使用する場合の配線方法
動作説明
電源
RS-485
1
2
13
NPNオープンコレクタ出力
形K8AC-H2□□N-FLK
の場合
14
3
3
4
4
5
5
6
7
電力調整器
+
8
9
10
12
11
4∼20mA電流出力
−
6
+
温度調節器
−
CT1
CT2
ヒータ *
* ヒータが複数本並列接続でヒータ容量が違う場合、
および
ヒータ抵抗値が変化するヒータをご使用の場合はご相談ください。
お問い合わせ
0120-919-066
最新情報は
・CT1、CT2 で検出したヒータ電流が断線警報設定値より低くなる
と断線警報を出力します。
(断線警報設定値はCT1、CT2個別に設
定できます)
ただし温度調節器の制御出力が OFF 時は断線警報を出力しませ
ん。
温度調節器の制御出力が、⑪−⑫端子
(ゲート入力端子)に入力さ
れている状態のみ断線を検出します。温度調節器の制御出力
(4 ∼
20mA)に連動して断線警報値を自動調整しているため誤動作なく
断線検出できます。
・断線検出は温度調節器から 7mA 以上の制御出力が出力されている
時に検出します。
正しい使い方
・電源電圧は必ず電力調整器の一次側から取ってください。
・温度調節器は4∼20mA電流出力タイプを使用してください。
・断線警報設定値の調整は、必ず温度調節器の制御出力が100%出力
(20mA出力)している状態で調節してください。
断線検出値は100%出力時の検出値となるため、100%出力時以外
の出力状態の計測値を基に設定すると正常な動作ができなくなり
ます。
・勾配設定の場合も同様に 100%出力状態で断線警報設定値を調整
します。
・電力調節器でソフトスタート機能を使用している場合は、誤動作
防止のため形K8AC-Hもソフトスタート機能をONして使用してく
ださい。
・CT1、CT2は専用品です。形K8AC-CT□□を使用してください。
・CT配線の極性はありません。
・単相ヒータの場合、CTは1個のみ接続して使用してください。
CTを接続していない側の設定値を000−(断線警報設定値に「−」)
に設定することで断線警報が無効になります。
三相ヒータの場合、CTは2個接続して使用してください。
・三相の場合、断線警報設定値は CT1、CT2 ともに必ず設定してく
ださい。
・電力調整器の勾配設定を使用される場合、ヒータ電流値が計測範
囲となるように動作ゲート電流レベルを変更してください。
(初期
値7mA)
操作方法は、16∼18ページを参照ください。
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9
K8AC-H
ヒータの接続方法と電流
ヒータの接続方法によって故障時の電流は下表のようになります。
断線警報設定値を決定する場合の参考としてください。
正常時
故障時
5A
0A
200V
単相
200V
1kW
5A
0A
8.7A
200V
1kW
8.7A
200V
デルタ結線
7.5A
8.7A
5A
1kW
8.7A
2.9A
200V
200V
1kW
2.9A
200V
2.5A
2.5A
2.5A
2.5A
1kW
2.9A
1kW
1
(5A× )
√3
1 √3
(5A× × )
√3 2
8.7A
1 √3
(5A× × )
2
√3
2.5A
5A
200V
1
(5A×√3 × )
√3
(5A×√3×√3 )
2
(5A×√3 )
スター結線
5A
1kW
200V
三相
7.5A
5A
1kW
5A
200V
V結線
200V
5A
2.5A
1kW
1
(5A× 2 )
(5A×√3 =8.7A)
(5A×1)
注. 200V、1kWのヒータを単相または、三相に使用した場合の電流値です。
ヒータの複数本並列接続時の電流変化率
同一容量のヒータを複数本並列接続した時とヒータエレメントのいずれか1本のみが断線した時の電流の変化率を示します。
下表を参考にして整定してください。
たとえば単相にてヒータを5本並列に接続されると断線時の電流変化は1本当り20%となります。
ご使用のヒータ1本当たりの電流が小さく、変化率が微小の場合に検出できないことが考えられますので、トータル電流に対する検出
精度を考慮の上、並列接続本数を選定ください。
接続方法
n=1の時
n=2の時
n=3の時
n=4の時
n=5の時
I
n本
単相
I
各相共
n本
断線した相の電流
1本断線でIは0
0.5 0.67 0.75 0.8 1本断線でIは0
0.6 0.75 0.82 0.86 0.87 0.92 0.95 0.96 0.97 0.58 0.77 0.84 0.88 0.91 1 1 1 1 1 スター結線
他の相の電流
I
断線した相に近接
した線電流
(2相同じ)
デルタ結線
他の相の電流
各相共
n本
注1. 上表はすべて、並列接続の1本のみが断線した時の電流の変化率を示しています。
2. 数字はすべて、断線前(正常時)
の電流を「1」
とした時の1本断線後の線電流比率です。
3. この表は理論計算値です。実際には負荷(ヒータ)の不平衡などの影響もありますので、特に正常と異常の電流変化率が小さいときは整定時に実際のテストを
行って確認した後整定してください。
4. 複数本のヒータ使用でヒータ容量が違う場合はご相談ください。
10
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K8AC-H
動作
主な機能
形K8AC-Hは各種制御方式のヒータ電流を計測し、ヒータの断線を検出するデジタルヒータ断線警報器です。
形K8AC-Hには、おもに以下のような機能があります。
適応ヒータ制御方式
異常検出
以下のヒータ制御方式で使用できます。
状態に応じて以下の異常を検出します。
ON/OFF制御方式
(コンタクタ/SSR)
ヒータレアショート検出(過電流検出)
ヒータの部分的なショート状態を検出します。
あらかじめ設定された過電流検出値とヒータ電流値とを比較し
て出力動作を行います。
ON
OFF
1∼99s
設定値
サイクル制御方式
電流
ON
OFF
0.2∼3.0s
警報
位相制御方式(4∼20mA電流出力タイプの温度調節器に適応)
Tr出力タイプは、ALM LED点灯および、ALM Tr出力
リレー出力タイプは、ALM LED点灯および、すべての検出においてOR出力
SSRショート検出
OFF
ゲート入力がない状態で電流が計測された場合にSSRショート
状態と判定し出力動作を行います。
ON
半サイクル
ゲート入力
ヒータ断線警報
あらかじめ設定された断線検出値とヒータ電流値とを比較して
出力動作を行います。
電流計測
電流
断線警報設定値
警報
500ms
Tr出力タイプは、SSR LED点灯および、SSR Tr出力
リレー出力タイプは、SSR LED点灯および、すべての検出においてOR出力
100ms
SSRオープン検出
ゲート入力中に電流が計測されない場合にSSRオープン状態と
判定し出力動作を行います。
警報
Tr出力タイプは、ALM LED点灯および、ALM Tr出力
リレー出力タイプは、ALM LED点灯および、すべての検出においてOR出力
ゲート入力
電流計測
警報
Tr出力タイプは、SSR LED点灯および、SSR Tr出力
リレー出力タイプは、SSR LED点灯および、すべての検出においてOR出力
お問い合わせ
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11
K8AC-H
電圧変動補償機能
電力調整器の勾配設定を行う場合の使い方
電圧変動補償機能とは、ヒータ回路の電圧変動に連動して形
K8AC-Hの断線警報値を自動補正する機能です。
複数ヒータ接続時の断線検出は、動作値をギリギリのところに設
定するため、ヒータ回路の電圧低下が発生すると断線警報を誤出
力します。
電圧変動補償機能では、このような誤出力を防止します。
動作ゲート電流レベルを設定すると電力調整器の勾配設定によ
る誤動作を防ぐことができます。勾配設定と出力電流の関係は電
力調整器のメーカ、形式により異なりますのでご使用の際は特性
を確認の上、設定を行ってください。
〈設定例〉
初期値(7mA)
〈例〉ヒータ回路電圧100Vから95Vに変動した場合
条件:電圧変動補償基準値=100V
断線警報設定値 =10.0A 電源電圧が100%→95%に変化すれば、動作値も100%
→95%に変化します。
断線警報動作値=10.0A×95%=9.5A
出力電流
100%
0%
ゲート入力
ゲート入力とは、温度調節器の制御出力と連動して断線検出を行
うための同期信号です。
SSR制御では、温度調節器の電圧出力パルスを入力します。
ON/OFF 制 御 で は、温 度 調 節器 の リ レ ー 接 点に 連 動 さ せ た
DC24Vを入力します。
サイクル制御/位相制御では、4∼20mAの制御信号を入力しま
す。ゲート入力が無いヒータ断線警報器で温度調節器の電圧出力
パルスがOFFした時、ヒータ断線警報を誤出力します。
この時、正常なヒータ断線検出なのか、それとも誤出力なのかが
わかりません。
20mA
判定する
電力調整器の勾配設定を変更した場合は、出力電流が計測範囲と
なるように動作ゲート電流レベルを設定します。
(下図は、14mAに設定)
出力電流
100%
勾配設定100%
計測領域
勾配設定50%
0%
制御信号
4mA
省エネ動作
14mA
判定しない
20mA
判定する
位相・サイクル制御でハロゲンヒータ等の抵抗値が変動する
ヒータをご使用の場合
あらかじめ設定した時間経過までにキー操作が行われない場合
には、自動的に表示を消灯します。
ハロゲンヒータ等の純金属系ヒータを位相制御する場合は制御
量に応じてヒータの抵抗値が変動します。この影響により、高精
度のヒータ断線の検出ができなくなりますので、ご使用の際はご
注意ください。ヒータ毎に影響や設定方法が異なりますので抵抗
値が変動するヒータをご使用の際はご相談ください。
省エネ動作
時間経過
ヒータレアショート
過電流設定値
制御信号
4mA 7mA
判定しない
注. ゲート入力機能はON/OFFを選択できます。ゲート入力をOFFして使用す
れば温度調節器の制御信号と連動しません。
(単純な不足電流リレーとして働きます)
出力動作タイムチャート
ヒータ断線とヒータレアショート(過電流警報)
勾配設定100%
計測領域
〈ハロゲンヒータの抵抗値変化例〉
下記の場合は抵抗値の変動による影響により、制御量が20mA
では6本中1本のヒータ断線を検出できますが、制御量が低下す
ると6本中1本のヒータ断線検出はできません。
警報ヒステリシス
ヒータ電流
ヒータ抵抗値
8Ω
3本断線
ヒータ断線設定値
検出可能領域
6Ω
1本断線
警報出力
ALM LED点灯
ALM LED点灯
4Ω
SSRショート+オープン警報
しきい値
2Ω
SSRショート発生
通常
(6本並列)
SSRオープン発生
0Ω
4mA
7mA
20mA
制御信号
警報出力
SSR LED点灯
12
SSR LED点灯
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K8AC-H
各部の名称
各部の名称とはたらき
形K8AC-H2 □□□-FLK
タイプ
形K8AC-H1 □□□-FLK
タイプ
名称
はたらき
計測値、パラメータのキャラクタおよび設定値を
表示します。
メイン表示部
RUN (計測動作)
電源が投入され、計測動作中は点灯します。
その他の場合は消灯します。
動作表示部
ADJモード状態中は点灯します。
ADJ TESTモード状態中は点滅します。
(アジャスト)
その他の場合は消灯します。
メイン表示部
SET (セット)
SETモード状態中は点灯します。
その他の場合は消灯します。
GATE (ゲート)
ゲート入力状態に連動して点灯/消灯します。
ゲートパルス:
電圧パルスHで点灯、Lで消灯します。
ゲート信号(4∼20mA)
:
4mA以上で点灯、これ以下で消灯します。
SSR (SSR異常)*
SSR異常時(オープンまたはショート)に点灯します。
SSR正常時消灯します。
動作
表示部
シフトキー
アップキー
モードキー
ダウンキー
レベルキー
ALM ヒータ断線またはヒータレアショートで点灯しま
(アラーム)* す。その他の場合は消灯します。
アップキー
設定値が変更状態のとき、設定値の変更(桁上げ)
をします。
ダウンキー
設定値が変更状態のとき、設定値の変更(桁下げ)
をします。
シフトキー
パラメータ表示中に設定値を確認するときやその
設定値を変更状態にするときに使用します。
設定値が変更状態になると、設定値の桁シフトに
使います。
モードキー
表示するパラメータを切り替えるときに使用しま
す。
レベルキー
レベルを移行するときに使用します。
*具体的な状態はメイン表示部の警報表示パラメータで確認ください。
警告表示の意味
優先
順位
1
2
3
計測値の表示範囲と機能
表示
キャラクタ
警報
ヒータ断線1
ヒータ断線2
SSRオープン
hbt1
LED表示
警報内容
ALM LED CT1のヒータ断線を検出
点灯
hbt2
ALM LED CT2のヒータ断線を検出
点灯
ssro
SSRのオープンを検出
SSR LED (温調ゲート出力ON時に
点灯
ヒータ電流が検出できな
い場合)
4
SSRショート
ssrs
SSRのショートを検出
SSR LED (温調ゲート出力OFF時
点灯
にヒータ電流が検出され
た場合)
5
ヒータレアショート1
hrs1
ALM LED CT1の過電流状態を検出
点灯
6
ヒータレアショート2
hrs2
ALM LED CT2の過電流状態を検出
点灯
計測値名
表示
キャラクタ
表示範囲
単位
機能
ヒータ1
電流値
ct 1
0100∼2300
*1
*2
A
CT1のヒータ電流の計測値で
す。この計測値を元にヒータ
断線警報等の警報動作判定が
行われます。
ヒータ2
電流値
ct 2
0100∼2300
*1
*2
A
CT2のヒータ電流の計測値で
す。この計測値を元にヒータ
断線警報等の警報動作判定が
行われます。
*1. 入力タイプにより、少数点位置が異なります。
形K8AC-H□1□□:0.100∼2.300
形K8AC-H□2□□:1.00 ∼23.00
形K8AC-H□3□□:10.0 ∼210.0
*2. 表示が0100を下回る場合はバー表示「----」となります。
注1. 警報は発生要因がなくなると同時に自動的に復帰します。
2. 複数の警報が同時に発生した場合は優先順位の高いものが表示されま
す。
3. 警報発生中にADJモード、SETモードに移行すると、警報出力が復帰し、
ALM LED、SSR LEDも消灯します。
4. 位相制御およびサイクル制御タイプで SSR 動作ゲート電流レベルを設定
した場合、SSRショートの警報出力はしません。
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13
K8AC-H
整定方法
〈SSR制御、ON/OFF制御ヒータでの整定方法〉
設定条件
形K8AC-Hのパラメータ設定手順
単相200V電源に定格300Wのヒータ10本を並列接続してい
る状態でヒータ1本の断線を検出する。
ヒータ制御はSSRで制御する。
正常時ヒータ電流と1本断線時ヒータ電流
正常時電流=(300W×10本)/200V=15.0A 1本断線時電流=(300W×9本)
/200V=13.5A
ヒータ断線警報設定値=
正常時電流+故障時電流 15.0+13.5
=
= 14.3A 2 2 断線警報器の形式選択
上記使用例では形K8AC-H12C□-FLKを選択します。
断線警報設定値が14.3Aであるため、電流入力レンジは2.00∼
22.00Aを選択します。
SSR制御であるため、Cタイプを選択します。
(ON/OFF制御の
場合もCタイプを選択します) 出力仕様はリレー出力かNPNオープンコレクタ出力を用途に合
わせて選択します。
(最低限設定必要な項目を示しております。
操作方法は、16∼18ページを参照ください)
1. 形K8AC-Hの電源を入れます。電源投入後の初期状態をRUN
モードと呼びます。
2. Lキーを3秒以上押しRUNモードからADJモード(断線警報
設定値を調整するモード)
に移行させます。
3. 断線警報設定値を設定します。
(AL-1=CT1の断線警報設定
値、AL-2=CT2の断線警報設定値)
AL-1に「14.3」Aを設定します。
単相ヒータであるためAL-2の断線警報設定値は「----」を設
定し、ヒータ断線を検出しないようにします。
4. RUNモードに移行させます。
ADJモードでL キーを1秒以上押しRUNモードに移行させ
ます。
5. 動作確認
ヒータを1本断線させヒータ断線を検出することを確認しま
す。また温度コントロール中に誤動作しないかを確認します。
注. 電圧変動補償機能、警報ヒステリシス、出力 ON ディレー時間、SSR 異常
検出機能などの機能は工場出荷状態ではOFFに設定してあります。必要に
より必要機能をONにしてください。
〈サイクル制御、位相制御ヒータでの整定方法〉
設定条件
三相デルタ結線の200V電源に定格1000Wのヒータを各相5
本ずつ接続している状態でヒータ1本の断線を検出する。
ヒータ制御は電力調整器(位相制御)で制御する。
正常時ヒータ電流と1本断線時ヒータ電流
〈例〉R-S相関のヒータが5本中1本断線した場合
正常時電流=√ ̄3 ×(1000W×5本)
/200V=43.3A 1本断線時電流=43.3A×0.91=39.4A
(10ページ「ヒータの複数本並列接続時の電流変化率」を参照ください。)
ヒータ断線警報設定値=
正常時電流+故障時電流
43.3+39.4
=
= 41.4A 2 2 断線警報器の形式選択
上記使用例では形K8AC-H13P□-FLKを選択します。
断線警報設定値が41.4Aであるため、電流入力レンジは20.0∼
200.0Aを選択します。
位相制御ヒータであるため、Pタイプを選択します。(サイクル
制御ヒータの場合もPタイプを選択します)
出力仕様はリレー出力かNPNオープンコレクタ出力を用途に合
わせて選択します。
形K8AC-Hのパラメータ設定手順
(最低限設定必要な項目を示しております。
操作方法は、16∼18ページを参照ください)
1. 形K8AC-Hの電源を入れます。電源投入後の初期状態をRUN
モードと呼びます。
2. L キーを3秒以上押しRUNモードからADJモード(断線警報
設定値を調整するモード)に移行させます。
3. ADJモードからSETモード(各種機能の初期設定モード)に移
行させます。移行時にパスワード「0169」入力が必要です。
4. ヒータ制御方式の設定パラメータを
「PH-3
(三相位相制御)
」
に
設定します。
工場出荷時の設定はPH-1(単相位相制御)
です。
5. Lキーを1秒以上押しSETモードからADJモードに移行させ
ます。次にL キーをもう1度1秒以上押しADJモードから
RUNモードに移行させます。
注. 電圧変動補償機能、警報ヒステリシス、出力 ON ディレー時間、SSR 異常
検出機能などの機能は工場出荷状態ではOFFに設定してあります。必要に
より必要機能をONにしてください。
断線警報設定値の設定方法
設定方法
・形K8AC-Hと温度調節器(4∼20mA電流出力タイプ)、電力
調整器(位相制御)を配線します。
・形 K8AC-H の L キーを 3 秒以上押し RUN モードから ADJ
モードに移行します。
・ADJモードに移行すると「AL-1
(CT1の断線警報設定)」が表示
されますので、その状態でSキーを1回押します。次にUキー
を1回押します。メイン表示部に現在のヒータ電流値を表示し
ますので正常時電流値として計測値を用紙に控えてください。
この時、必ず温度調節器の出力量は20.0mAとしてください。
(注1)
・次にヒータ 1 本を外し断線状態でのヒータ電流値を用紙に控
えます。または上記計算結果で求めたヒータ1本断線時電流値
を、故障時電流値として用います。できれば実際の断線状態の
電流値を確認されることをお奨めします。
・上記確認結果をもとに形 K8AC-H の断線警報設定値を設定
します。断線警報設定値は、誤動作やヒータ容量のバラツキを
考慮し、正常時電流と故障時電流の中間に設定します。
・今回の設定例では、
「AL-2
(CT2の断線警報設定)
」の設定値は
AL-1と同じ設定値とします。(注2)
注1. 形 K8AC-H では温度調節器の電流出力によって断線警報設定レベルを自
動補正しています。
温度調節器の出力量が100%
(20mA出力)
の状態で、断線警報値を設定す
る必要がありますので必ず20mA出力状態としてください。
2. ヒータ容量がアンバランスの場合は、CT1、CT2 の断線警報値は同一設
定値とならない場合がありますのでご注意ください。
注. サイクル制御で使用する場合は「CYCL(サイクル制御)」を選択します。
14
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K8AC-H
計測値の表示範囲と機能
形K8AC-Hではヒータ電流の計測以外に、電源電圧の計測、電流/電圧のMax/Min値記憶などデータ計測を行うことが可能です。
またこれらの計測データはRS-485を経由して上位機器でモニタすることができます。以下は計測値名、計測範囲、機能を示します。
計測値名
表示キャラクタ
表示範囲
単位
機能
形K8AC-Hの電源電圧計測値です。電圧変動補償機能が有効な場合、この
電圧値を元にしきい値を自動的に補正します。
sce
0085∼0264
V
ヒータ1電流MAX値 *
max1
0100∼2300
A
ヒータ1電流MIN値 *
min1
0100∼2300
A
ヒータ2電流MAX値 *
max2
0100∼2300
A
ヒータ2電流MIN値 *
min2
0100∼2300
A
電源電圧MAX値 *
maxs
0085∼0264
V
電源電圧MIN値 *
mins
0085∼0264
V
電源電圧
各計測値のMAX、MIN値をホールドします。
・電源投入後もしくはMAX、MINリセット後のヒータ電流値のMAX値/
MIN値を表示します。
・電断時、値は保存されません。
・各電流値は起動ロック中およびゲート入力が有効かつゲートが入力され
ていない場合、値は更新されません。
・電源電圧計測値は常時更新されます。
警報出力回数
acnt
0000∼9999
回
ヒータ断線、SSRオープン/ショート、ヒータレアショートの警報動作
トータルの警報出力回数のカウント値です。
・警報動作の都度、カウントを更新し不揮発性メモリに記憶します。
・電断時、値は保持されます。
・テスト機能で出力した回数はカウントされません。
・9999回までカウントすると、9999回を保持するためカウントされませ
ん。カウントを0に戻す場合、リセットしてください。
警報出力時の計測値
memo
0100∼2300
A
ヒータ断線警報出力時のCT1またはCT2の計測値をホールドします。
・最新の1回分の計測値であり、ヒータ断線警報が発生するたびに更新さ
れます。
・電断時、値は保持されません。
×10h
電源投入もしくは計測値のリセットから警報発生までの運転時間積算値で
す。
・約1時間毎に積算時間を不揮発性メモリに記憶します。ただし、1時間
以内に電断が発生した場合は最大1時間分のデータが破棄され、前回記
憶した時間から積算を開始します。
・ヒータ断線警報出力中は積算を停止します。警報が解除されると警報発
生直前の積算時間から積算を継続します。
運転時間
otim
0000∼9999
ヒータ1電流表示補正値
isc1
−999∼999
digit 計測パラメータCT1で設定するCT1のヒータ電流計測表示を補正します。
・電断時、値は保持されます。
ヒータ2電流表示補正値
isc2
−999∼999
digit
計測パラメータCT2で設定するCT2のヒータ電流計測表示を補正します。
・電断時、値は保持されます。
*各計測値を個々にリセットすることができます。操作方法は、「形K8AC-H ユーザーズマニュアル(カタログ番号:SGFE-704)」
を参照ください。
各モードの意味
設定項目をグループ分けしたものを「モード」といいます。
形K8AC-Hでは、モードを5種類に分類しています。
モード
機能
警報動作
RUN 入力を取り込み、ヒータ断線警報出力などを行う通常の運転
状態です。電源投入直後はRUNモードになります。
実行
ADJ 警報値の設定など比較的頻繁に設定を行うパラメータについ
て設定変更を行います。また、SETモードへの移行パスワー
ドの入力を行います。
停止
SET 各種機能の初期設定を行います。
停止
プロテクト設定
不用意なキー操作を防止するための設定を行います。プロテ
クトされたモードは表示されなくなりますので、設定値の変
更を制限できます。
停止
TEST キー操作で模擬入力を操作し警報の出力テストを行います。
実行
GATE
警報、判定を停止するゲート電流値を設定します。
実行
注. プロテクト、ADJ、SETモードにて5分以上操作を行わない場合、自動的に計測値表示状態へ復帰します。
設定途中で復帰した場合、計測値表示状態にて意図しない動作を行うことがありますのでご注意ください。
設定データの表記について
設定データの記号および設定内容のうち、アルファベットについては次のように表記しています。
a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u V w x y z
A B C D E F G H
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15
K8AC-H
操作方法
モードの移行方法
GATEモードへ
Dキー
RUNモードでDキーを1秒以上押すとGATEモードに移ります。
GATEモードからRUNモードに戻るには、Dキーを1秒以上押し
ます。
1秒以上 GATEモード
電源ON
Dキー
1秒以上
Sキー
L+Mキー
1234
1秒以上
RUNモード
TESTモードへ
Lキー
RUNモードでSキーを1秒以上押すとTESTモードに移ります。
TESTモードからRUNモードに戻るには、Sキーを1秒以上押
します。
1秒以上
L+Mキー
5秒間
プロテクト設定
モード
TESTモード
Sキー
キーを
離すと
キーを
離すと
L+Mキー
1秒以上
1秒以上
ADJモード
1秒以上
SETモードへの移行方法(パスワード入力)
1234
Lキー
Lキー
1秒以上
SETモードに移るには特殊な操作が必要です。
以下の手順に従って操作してください。
押したまま
さらに2秒以上 〈操作手順〉
パスワード
「0169」 amoV
SETモード
A. ADJモードに移り、MキーでSETモード移行のパ
ラメータを表示します。
です。
・パラメータのキャラクタは
「amoV」
ADJモードへ
0
RUNモードでLキーを1秒間押していると7セグメント表示が
点滅をはじめます。
その後さらに2秒以上押しつづけるとADJモードに移ります。
ADJモードからRUNモードに戻るには、Lキーを1秒以上押し
ます。
プロテクト設定モードへ
B. Sキーを押し、設定値(パスワード)
を表示します。
0000
C. もう一度 S キーを押し、パスワードを変更可能な
状態にします。
0169
D. UDS キーで、
パスワードを設定します。
パスワードは
「0169」
です。
RUNモードでL+Mキーを押すと7セグメント表示が点滅をは
じめます。
・Mキーを押します。
・パスワードが正しければ、SETモードへ移ります。
・パスワードが正しくなければ、
ADJモードのまま次
のパラメータを表示します。
その後さらに5秒間押しつづけると、プロテクト設定モード
に移ります。
S
amoV
プロテクト設定モードからRUNモードに戻るには、L+Mキー
を1秒以上押します。
M
0
S
M
0000
S
016 9
M
M
パスワードが
間違いのとき
ADJモードの
次のパラメータ
SETモード
パスワードが
正しいとき
in i t
パラメータの設定方法
操作手順
各パラメータに設定されている値のことを「設定値」といいます。
設定値には「数値」と「キャラクタ」があります。
設定値が表示されている状態を「モニタ状態」、変更可能な状態
を「変更状態」といいます。
設定値の表示や変更は以下のように操作します。
A. パラメータが表示されているときに、Sキーを押す
とモニタ状態になり、
そのパラメータの設定値が表
示されます。
B. 設定値を変更しない場合は、
モニタ状態でMキー
を押し、次のパラメータに切り替えます。
〈補足〉
設定範囲以上または設定
範囲以下の設定を行った
場合には、最大値または最
小値へ自動的に設定され
ます。電流入力が0.200∼
2.200Aタイプの場合、最
大値は2.200、最小値は
0.200となります。
C. モニタ状態のときさらにSキーを押すと変更可能
な状態になり、
設定値を変更することができます。
・設定変更可能な箇所が点滅をはじめます。
D. SUD キーで、
設定値を変更します。
E. Mキーを押すと設定変更値を内部メモリに登録
すると共に、
次のパラメータに切り替えます。
・ 設定変更後、 Mキーを押さずに他のキー操作
等を行ってモードを変更すると設定はメモリに記
憶されません。
M
al-1
モニタ状態
S
M
次のパラメータへ
16
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2000
M
変更状態
S
2000
M S U Dキー
を使って設定値
を設定します。
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K8AC-H
設定パラメータ一覧
各モードの中の設定項目のことを「パラメータ」といいます。
パラメータはMキーにより切り替えることができます。
プロテクト設定モード
*3
ADJモード
aspt
*3
al-1
init
全初期化
断線警報設定値1
設定変更プロテクト
*3
SETモード
dsm d
表示方式
wtpt
al-2
設定変更プロテクト
sini
断線警報設定値2
設定値初期化
dsr f
電源投入
表示リフレッシュ
VfcV
1秒以上
電圧変動補償基準値
+
5秒以上
+
1秒以上
1秒以上
1234
計測値初期化
u no
ユニット番号
*1
hys1
amoV
RUNモード
pini
SETモード移行
パスワード
「0169」
警報ヒステリシス1
ボーレート
hys2
警報ヒステリシス2
(計測値表示状態)
bp s
le n
データ長
3秒以上
gate
ct 1
ゲート入力機能
ストップビット
ヒータ1電流値
comp
ct 2
電圧変動補償基準値
1秒以上
sce
ヒータ2電流
表示補正値
電源電圧計測値
isc1
1秒以上
max1
ヒータ1電流
表示補正値
パリティビット
stim
test
起動ロック時間
テスト値が断線
警報設定値1の設定
より小さくなると
警報出力します。
max2
警報出力時の計測値
acnt
ヒータ2電流MIN値
min5
*2
1秒以上
1秒以上
g-lV
ゲート電流値が
設定値より小さく
警報判定を停止し
ます。
CT比1
ndp 1
小数点以下有効
桁数表示設定1
sopn
SSRオープン検出機能
nct 2
CT貫通回数2
hrst
maxs
電源電圧MIN値
ctr 1
ssht
SSRショート検出機能
ヒータ2電流MAX値
min2
警報出力回数
CT貫通回数1
ソフトスタート時間
GATE設定モード
memo
nct 1
soft
ヒータ1電流MIN値
ヒータレアショート
検出機能
電源電圧MAX値
*4
ゲートOFF
出力保持時間
出力ONディレー時間
min1
運転時間
goh t
odly
ヒータ1電流MAX値
otim
prt y
TESTモード
ヒータ2電流値
isc2
sbi t
ctr 2
CT比2
hral
計測パラメータ
ヒータレアショート警報
レベル
*3
msmd
ndp 2
小数点以下有効
桁数表示設定2
*2
※形K8ACH2□□□
タイプのみ
表示されます。
ヒータ制御方式
dsel
常時表示計測値
パラメータ表示について
:機種、設定に関わらず、必ず表示されます。
:機種、設定により表示されない場合があります。
sdl y
SSR
ONディレー時間
psmd
省エネ動作
sgl V
SSR動作ゲート
電流レベル
pstm
省エネ動作時間
cyc t
サイクル周期
*1. パラメータ「設定プロテクト」が「0」の時表示されます。
*2. 形K8AC-H□□P□-FLKで表示されます。
*3. プロテクト設定モード、ADJモード、SETモード、計測パラメータにて5分以上操作を行わない場合、自動的に計測値表示状態へ復帰します。
設定途中で復帰した場合、RUNモード
(計測値表示状態)にて意図しない動作を行うことがありますのでご注意ください。
*4. 形K8AC-H□□C□-FLKで表示されます。
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K8AC-H
設定パラメータの初期値と意味 注. 項目
パラメータ名
モード
プロテクト
設定モード
設定変更プロテクト
形K8AC-H□1
断線警報 設定値1
形K8AC-H□2
形K8AC-H□3
ADJモード
パラメータ表示
キャラクタ
RUNモードから、ADJモードまたはSETモードへの移
行を制限します。
0:ADJ、SETとも許可、1:ADJ許可、SET不可、
2:両方とも不可
aspt
0∼2
0 設定値を変更できないようにします。
wtpt
ON/OFF OFF 断線警報の出力動作値を設定します。
※断線警報設置値に「−」を設定すると断線警報機能
をOFFすることができます。
al-1
設定範囲
初期値
0.200∼2.200A
1.000A 2.00∼22.00A
10.00A 20.0∼200.0A
100.0A 1.000A 2.00∼22.00A
10.00A 20.0∼200.0A
100.0A vfcv
AC100∼240V
100V init
ON/OFF OFF すべての設定値を初期値に戻します。
sini
ON/OFF OFF すべての計測値を初期値に戻します。
pini
ON/OFF OFF 警報ヒステリシス1
CT1側の断線警報(不足電流)と、ヒータレアショート
(過電流)の警報出力値のヒステリシスを設定します。
hys1
1∼999
10 警報ヒステリシス2
CT2側の断線警報(不足電流)と、ヒータレアショート
(過電流)の警報出力値のヒステリシスを設定します。
hys2
1∼999
10 ゲート入力機能
ゲート入力機能は、使用(ON)/未使用(OFF)を選択
できます。
ゲート入力を未使用(OFF)して使用すれば単純な電流
リレーとして使用できます。
gate
ON/OFF ON 電圧変動補償基準値
電圧変動補償機能のON/OFFを選択します。
comp
ON/OFF OFF 起動ロック時間
起動ロックのロック時間を設定します。
stim
0
(OFF)∼255s
0
(OFF)
出力ONディレー時間
出力ONディレー時間を設定します。動作時間を設定
したい場合に設定します。
odly
0.0
(OFF)∼99.9s
0.0
(OFF)
ソフトスタート時間
ソフトスタート時間を設定します。ご使用の電力調整
器でソフトスタート機能を使用している場合のみ設定
します。4mA以上入力でスター卜します。
soft
0.0
(OFF)∼99.9s
0.0
(OFF)
SSRショート検出機能
SSRショート検出機能のON/OFFを選択します。
ssht
ON/OFF OFF SSRオープン検出機能
SSRオープン検出機能のON/OFFを選択します。
sopn
ON/OFF OFF ヒータレアショート(過電流検出)機能のON/OFFを選
択します。
hrst
ON/OFF OFF ヒータレアショート
(過電流)の動作レベルを設定します。
※ヒータレアショート警報レベルは、CT1、CT2共通
の動作値となります。
0.200∼2.200A
2.000A hral
2.00∼22.00A
20.00A 20.0∼200.0A
200.0A ヒータ制御方式 *1
サイクル/位相制御のヒータ制御方式を選択します。
msmd
PH1/PH3/CYCL PH1 常時表示計測値 常時電流表示させるCTを選択します。
dsel
CT1/CT2 CT1 省エネ動作
省エネ動作モードへ移行のON/OFFを選択します。
psmd
ON/OFF OFF 省エネ動作時間
省エネ動作モードへの移行時間を設定します。
pstm
10∼300s
60s 7セグメント表示(NORM)、フルスパン比率表示
(CMP)、バー表示(BAR)
を選択します。
dsmd
NORM/CMP/BAR NORM 断線警報の出力動作値を設定します。
※断線警報設置値に「−」を設定すると断線警報機能
をOFFすることができます。
al-2
電圧変動補償機能 基準電圧値
電圧変動補償機能の基準電圧を設定します。
基準電圧設定値に対して変動補正機能が働きます。
全初期化
すべての設定値、計測値を初期値に戻します。
設定値初期化
計測値初期化
断線警報 設定値2
形K8AC-H□2
ヒータレアショート検出機能
(過電流検出)
ヒータレアショート
警報レベル(過電流検
出レベル設定)
形K8AC-H□1
形K8AC-H□2
形K8AC-H□3
表示方式
18
意味
0.200∼2.200A
形K8AC-H□1
形K8AC-H□3
SETモード
のパラメータは、制御方式に関わらず必ず設定する必要があります。
表示リフレッシュ
表示リフレッシュ周期時間を選択します。
dsrf
0.2s/0.5s/1.0s/FAST 0.5s ユニット番号
RS-485のユニット番号を設定します。
u no
0∼64
0 dps
1200/2400/4800/ 9600/19200 9600 ボーレート
RS-485の通信速度を設定します。
データ長
RS-485のデータ長を設定します。
len
7/8 7 ストップビット
RS-485のストップビットを設定します。
sbit
1/2 2 パリティビット
RS-485のパリティビットを設定します。
prty
EVEN/ODD/NONE EVEN ゲートOFF出力保持時間 *2
ゲート信号がOFFしてから断線警報出力がOFFするま
での時間を意味します。
goht
0∼999s
2s CT貫通回数1
CT1側の専用変流器へのCT貫通回数を設定します。
nct1
1∼99回
1回
CT比1
CT1側のCT比を設定します。
ctr1
1∼999
1
小数点以下有効桁数表示設定1
CT1側電流表示の小数点以下有効桁数を設定します。
ndp1
0∼3位
機種により
変わります
CT貫通回数2
CT2側の専用変流器へのCT貫通回数を設定します。
nct2
1∼99回
1回
CT比2
CT2側のCT比を設定します。
ctr2
1∼999
1
小数点以下有効桁数表示設定2
CT2側電流表示の小数点以下有効桁数を設定します。
ndp2
0∼3位
機種により
変わります
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K8AC-H
項目
パラメータ名
モード
設定範囲
初期値
sdly
0.0
(OFF)
∼99.9s
0.2s SSR動作ゲート電流レベル
SSR動作ゲート電流レベルを設定します。
(ヒータ制御方式でサイクル/位相制御方式を選択し
た場合のみ有効です)
sglv
4.0∼20mA
7.0mA
サイクル周期 *3
サイクル周期を設定します。
(ヒータ制御方式でサイクル制御方式を選択した場合
のみ有効です)
cyct
0.2∼3.0s
0.2s g-lv
7.0∼20.0mA
7.0mA
SSR ONディレー時間
SSR ONディレー時間を設定します。
SETモード
GATE
設定モード
パラメータ表示
キャラクタ
意味
ゲート電流値レベル *1
警報、判定、出力を停止するゲート電流値を設定します。
*1. 形K8AC-H□□P□-FLKで表示されます。
*2. 形K8AC-H□□C□-FLKで表示されます。
*3. サイクル周期の変更は設定値を設定後、再起動が必要です。
外形寸法
CADデータ マークの商品は、2次元CAD図面・3次元CADモデルのデータをご用意しています。
CADデータは、www.fa.omron.co.jpからダウンロードができます。
(単位:mm)
本体
デジタルヒータ断線警報器
形K8AC-H2□□□-FLK
CADデータ
35
2.1
100
配線を外すときは、推奨マイナスドラ
イバーを対象となるプッシュイン端
子の下部の穴に垂直に差しいれ押し
込むことにより簡単に配線を外すこ
とができます。
90
4.5
1.7
6
形K8AC-H1□□□-FLK
CADデータ
35
100
90
推奨工具
推奨圧着端子
推奨マイナスドライバー
端子番号
メーカ名:フェニックスコンタクト(株)
形式 :SZF0.4×2.5
推奨圧着端子
推奨電線径
M3用圧着端子(幅5.8以下)
5.8mm以下
棒端子用クリンパー(圧着工具)
AWG#16∼
AWG#18 ①、②
メーカ名 :フェニックスコンタクト(株)
形式 :CRIMPF0X UD6
推奨電線径:AWG #10∼#24
5.8mm以下
M2用棒端子 Al 0.34-8TQ フェニックスコンタクト
(株) AWG#22 ③−⑭
M2用棒端子 Al 0.5-8WH フェニックスコンタクト(株) AWG#20 M2用棒端子 Al 0.75-8GY フェニックスコンタクト
(株) AWG#18 注. 端子ねじ締めつけの際には、以下のトルクで確実に締めつけてください。
電源端子 :0.5N・m
入出力端子:0.23N・m
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19
K8AC-H
オプション(別売)
変流器
形K8AC-CT20S
15
CADデータ
φ1.2 2.8
0.5
7
5.5
φ5.8
25
10.5
21
2.5
2-φ3.5
10
30
40
変流器
形K8AC-CT20L
形K8AC-CT20L付属品 〈接続例〉
接触子
φ2.36
30
9
CADデータ
接触子
プラグ
約φ3
リード線
40
18
φ12
プラグ
15
40
2-M3
深さ4以下
約φ6
(22)
15
5
30
30
変流器
形K8AC-CT200
(リード線引き出し)
5
100
40
φ12
15
40
2-M3
深さ4以下
15
5
変流器
形K8AC-CT200L
30
9.3
CADデータ
9.3
1.7
1.7
11
4.7
63
54
20
4-M4×6ねじ
17
50
8.5
取りつけ穴加工寸法
13.5
2-M5ねじ穴または
2-φ5.5穴
34.5
81.5
76
33.5
6
14.5
57
86
φ30
14.5
5.2
10
10
20
1.8
4.1
20
76
5.9
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注. 形K8AC-HとはK、L端子のみに配線します。
Kt、Ltはオープンのままにします。
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K8AC-H
正しくお使いください
● 取りつけ方
安全上の要点
以下に示すような項目は安全を確保する上で必要なことですの
で必ず守ってください。
( 1 )下記の環境では使用、保管しないでください。
・ 屋外または直射日光、風雨にさらされるところ
・ 塵埃、鉄粉、腐食性ガス
(特に硫化ガス、アンモニアガス)
のあるところ
・ 静電気やノイズの影響を受けるところ
・ 冠水、被油のあるところ
( 2 )取りつけの際は、DIN レールを使用し正しい方向に設置し
てください。
( 3 )万一の場合、感電の恐れがあります。通電中は端子に触れ
ないでください。
( 4 )取り扱いは取扱説明書・ユーザーズマニュアル本文をよく
理解してから行ってください。
( 5 )端子番号・極性を確認し、正しく配線してください。
( 6 )端子ねじは以下のトルクで確実に締め付けてください。
電源端子 :0.5N・m
( 7 )使用周囲温度、使用周囲湿度については、記載された定格
範囲内でご使用ください。
( 8 )万一の場合、爆発の恐れがあります。
引火性、爆発性ガスのあるところでは使用しないでください。
( 9 )本体は荷重のかからないよう設置してください。
(10)専用変流器は弊社指定のものをご使用ください。
(11)作業者がすぐ電源を OFF できるよう、IEC60947-1 およ
びIEC60947-3の該当要求事項に適合したスイッチまた
はサーキットブレーカを設置し、適切に表示してください。
(12)取り扱いは電気知識を有する人が行ってください。
使用上の注意
●正しくお使いいただくために
( 1 )下記の設備場所では使用しないでください。
・ 加熱機器からの輻射熱を直接受けるところ
・ 振動・衝撃のあるところ
( 2 )意図しない動作により装置の破壊や事故の原因になります。
本製品の各種設定値は、制御対象に合わせて正しく設定して
ください。
( 3 )清掃時にシンナー類を使用しないでください。市販のアル
コールをご使用ください。
( 4 )本製品の廃棄については、産業廃棄物として適切に廃棄処理
してください。
( 5 )正しく計測を行う為に 15 分程度のエージングを行ってくだ
さい。
( 6 )本製品は、必ず、外へ火が出ない構造の盤内でご使用くださ
い。
●取りつけについて
・フックを下げてから、上部のツメをレールにかけてフックがロッ
クできるところまで本体を押し込み、フックをロックします。
● 取り外し方
・マイナスドライバーなどでフックを下へ引き出して下側から
持ち上げます。
● ノイズ対策について
( 1 )強い高周波を発生する機器やサージを発生する機器からで
きるだけ離して設置してください。
( 2 )電源にノイズフィルタを使用する場合は、電圧と電流を確認し
た上で本製品にできるだけ近い位置に取りつけてください。
( 3 )誘導ノイズを防止するため、本体の端子台の配線は、高電
圧、大電流の動力線とは分離して配線してください。動力線
との平行配線や同一配線を避けてください。
配管やダクトを別にする、シールド線を使用するなどの方法
も効果があります。
● 配線について
・電源を入れた状態での配線作業および端子への接触は、故障や
誤動作の原因となりますので行わないでください。
・端子番号を確認し正しく配線してください。誤配線すると内部
の部品の破損・焼損の原因になります。
プッシュイン端子への配線の仕方
・棒端子を配線する端子穴へ直接押し込んでください。
7 8 9 10
11 12 13 14
RUN ADJ SET
GATE SSR ALM
8. 8. 8. 8.
プッシュイン端子からの配線取り外しの仕方
( 1 )推奨する圧着端子で配線ください。
( 2 )放熱を妨げないよう本機の周辺をふさがないでください。
(放熱スペースを確保しないと寿命が短くなります。)
・推奨マイナスドライバーを垂直に差し入れ押し込み、配線を引
き抜きます。
7 8 9 10
11 12 13 14
RUN ADJ SET
GATE SSR ALM
8. 8. 8. 8.
U
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21
K8AC-H
Q&A
Q
サイクル制御、位相制御中に形K8AC-Hの計測電流値が
低下するのはなぜですか。
形K8AC-H□□P□-FLKは、ヒータ制御量に応じて正確
な電流計測を行うために、ゲート入力値と専用変流器か
らの電流入力波形を元に計測電流値と断線検出値を補正
します。
このときの補正された計測電流値を表示するため、サイ
クル制御、位相制御中に計測電流値が低下するように見
えるだけで、形K8AC-H□□P□-FLKとしては正常な動
作となります。
Q
位相制御方式時の形K8AC-H□□P□-FLKの断線警報設
定の仕方について教えてください。
形K8AC-H□□P□-FLKの断線警報設定値は、ヒータが
100%出力しているときの計測電流値を基に設定しま
す。(形K8AC-H□□P□-FLKの断線検出値は、制御入
力に連動してスライドするためです。)
断線警報設定値を設定する際は必ず電力調整器が
100%制御のとき、またはヒータに定格電圧を印加した
ときの計測電流値を基に設定してください。
ヒータ電流
ヒータ電流
ヒータ断線警報値
温度調節器からの制御入力
(4∼20mA)
に連動して
ヒータ断線警報値をスライド
ヒータ断線警報値
4mA 7mA
温度調節器の制御出力
22
20mA
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オムロン商品ご購入のお客様へ
ご注文に際してのご承諾事項
平素はオムロン商品をご愛用いただき誠にありがとうございます。
さて本カタログにより当社制御機器商品
(以下当社商品といいます)
をご注文いただく際、見積書、契約書、仕様書などに特記事項の
ない場合には、次の適合用途の条件、保証内容等を適用いたします。下記内容をご確認いただき、
ご承諾のうえご注文ください。
1. 保証内容
① 保証期間
当社商品の保証期間は、
ご購入後またはご指定の場所に納入後1年といたします。 ② 保証範囲
上記保証期間中に当社側の責により当社商品に故障を生じた場合は、代替品の提供または故障品の修理対応を、製品の購
入場所において無償で実施いたします。
ただし、故障の原因が次に該当する場合は、
この保証の対象範囲から除外いたします。
a)本カタログまたは仕様書などに記載されている以外の条件・環境・取り扱いならびにご使用による場合
b)当社商品以外の原因の場合
c)当社以外による改造または修理による場合
d)当社商品本来の使い方以外の使用による場合
e)当社出荷当時の科学・技術の水準では予見できなかった場合
f)その他、天災、
災害など当社側の責ではない原因による場合
なお、
ここでの保証は、
当社商品単体の保証を意味するもので、
当社商品の故障により誘発される損害は保証の対象から除か
れるものとします。
2. 責任の制限
① 当社商品に起因して生じた特別損害、
間接損害、
または消極損害に関しては、当社はいかなる場合も責任を負いません。
② プログラミング可能な当社商品については当社以外の者が行ったプログラム、またはそれにより生じた結果について当社は
責任を負いません。
3. 適合用途の条件
① 当社商品を他の商品と組み合わせて使用される場合、
お客様が適合すべき規格・法規または規制をご確認ください。
また、
お客様が使用されるシステム、機械、装置への当社商品の適合性は、
お客様自身でご確認ください。
これらを実施されない場合は、
当社は当社商品の適合性について責任を負いません。
② 下記用途に使用される場合、当社営業担当者までご相談のうえ仕様書などによりご確認いただくとともに、定格・性能に対し余
裕を持った使い方や、
万一故障があっても危険を最小にする安全回路などの安全対策を講じてください。
潜在的な化学的汚染あるいは電気的妨害を被る用途または本カタログに記載のない条件や環境での使用
a)屋外の用途、
b)原子力制御設備、焼却設備、鉄道・航空・車両設備、医用機械、娯楽機械、安全装置、
および行政機関や個別業界の
規制に従う設備 c)人命や財産に危険が及びうるシステム・機械・装置
d)ガス、水道、電気の供給システムや24時間連続運転システムなど高い信頼性が必要な設備
e)その他、上記a)
∼d)
に準ずる、
高度な安全性が必要とされる用途
③ お客様が当社商品を人命や財産に重大な危険を及ぼすような用途に使用される場合には、
システム全体として危険を知らせた
り、冗長設計により必要な安全性を確保できるよう設計されていること、
および当社商品が全体の中で意図した用途に対して
適切に配電・設置されていることを必ず事前に確認してください。
④ 本カタログに記載されているアプリケーション事例は参考用ですので、
ご採用に際しては機器・装置の機能や安全性をご確認の
うえ、
ご使用ください。
⑤ 当社商品が正しく使用されずお客様または第三者に不測の損害が生じることがないよう使用上の禁止事項および注意事項を
すべてご理解のうえ守ってください。
4. 仕様の変更
本カタログ記載の商品の仕様および付属品は改善またはその他の事由により、必要に応じて、変更する場合があります。
当社営業担当者までご相談のうえ当社商品の実際の仕様をご確認ください。
5. サービスの範囲
当社商品の価格には、
技術者派遣などのサービス費用は含まれておりません。
お客様のご要望がございましたら、当社営業担当者までご相談ください。
6. 価格
本カタログに記載の標準価格はあくまでも参考であり、
確定されたユーザ購入価格を表示したものではありません。
また、
消費税は含まれておりません。
7. 適用範囲
以上の内容は、
日本国内での取引および使用を前提としております。
日本国外での取引および使用に関しては、
当社営業担当者までご相談ください。
関連商品
ヒータ断線警報器
形
K2CU
単相/三相ヒータの断線検出が可能。
ON/OFF制御ヒータのみ対応、電圧変動補償機能付き。
〈定格電流:AC0.25∼80A〉
電流センサ
形
SAO
単相/三相の過電流、不足電流を検出可能。
反限時動作タイプ、瞬時動作タイプ
(起動ロック付き)
を用意。
〈定格電流:AC1∼160A〉
詳細は、
「コントロールコンポ 総合カタログ」
(カタログ番号:SAOO-206)
をご覧ください。
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● 本誌に記載の標準価格はあくまで参考であり、
確定されたユーザ購入価格を表示したものではありません。本誌に記載の標準価格には消費税が含まれておりません。
● 本誌に記載されているアプリケーション事例は参考用ですので、
ご採用に際しては機器・装置の機能や安全性をご確認の上、
ご使用ください。
● 本誌に記載のない条件や環境での使用、
および原子力制御・鉄道・航空・車両・燃焼装置・医療機器・娯楽機械・安全機器、
その他人命や財産に大きな影響が予測されるなど、
特に安 全 性が 要 求される用 途への使 用をご検 討の場 合は、定 格 ・ 性 能に対し余 裕を持った使い方やフェールセイフ等の安 全 対 策へのご配 慮をいただくとともに、当 社 営 業
担当者までご相談いただき仕様書等による確認をお願いします。
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
●お問い合わせ先
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クイック
オムロン
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携帯電話・PHSなどではご利用いただけませんので、
その場合は下記電話番号へおかけください。
電話
055-982-5015(通話料がかかります)
【技術のお問い合わせ時間】
■営業時間:8:00∼21:00 ■営 業 日:365日
■上記フリーコール以外の制御機器の技術窓口:
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緊急時のご購入にもご利用ください。
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■営 業 日:土・日・祝祭日/春期・夏期・年末年始休暇を除く
●FAXによるお問い合わせは下記をご利用ください。
カスタマサポートセンタ お客様相談室 FAX 055-982-5051
●その他のお問い合わせ先
納期・価格・修理・サンプル・仕様書は貴社のお取引先、
または貴社担当オムロン営業員にご相談ください。
カタログ番号
工
CSM_9_2_1116
SGFE-010C 2008年4月現在 ①VN○
C OMRON Corporation 2004
○
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お断りなく仕様などを変更することがありますのでご了承ください
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