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南極中口径望遠鏡計画
南極中口径望遠鏡計画 10m THz telescope 2.5m Infrared Telescope 東北大学 市川隆 南極天文コンソーシアム(代表中井直正) 日本の南極天文学の推進 筑波大学 東北大学天文学専攻 主な研究課題 暗黒銀河の解明 地球型惑星の水蒸気大気の発見 銀河の広域地図と銀河進化 重力レンズ効果による系外惑星の発見 重力崩壊型超新星の探査 天の川での星間分子の広域探査 南極天文 コンソーシアム 金沢大学 日本大学 新潟工科大学 立教大学 国立天文台 大阪大学 研究協力 設営協力 東北大学工学研究科 国立極地研究所 国際協力 光学赤外線天文連絡会 東北大学惑星グループ ニューサウスウェールズ大学(豪) (1) 宇宙電波懇談会 埼玉大学 東京工業大学 大阪府立大学 SCAR Astronomy and Astrophysics from Antarctica (AAA) (2) 名古屋大学 東京大学 立命館大学 大阪府立大学 NICT 理化学研究所 京都大学 AAAワーキンググループ (3) (1) 東北大学天文学専攻、極地研と協定書締結 (2) 欧米、オーストラリア、中国、東北大学天文学専攻 (3) 欧米、オーストラリア、中国、 日本(東北大学、国立天文台、理化学研究所) 2 国際的状況 • 日本が最も遅れている Dome F (3810m) New Dome F (3770m) Syowa Dome A (4100m) 1000km 60cm THz Ridge A (4050m) South Pole Zhongshan 50cm Schmidt telescope Dome C (3250m) 10m Sub-mm telescope(左) BICEP2(右) 80cm Infrared telescope 40cm optical telescope • Dome F (2013) National Institute of Polar Research PLATO-F (UNSW) Power station and instruments 主なサイエンス目標 • • • • • • • dusty star burst 銀河の探査 地球型惑星のトランジット観測と水蒸気大気 多惑星系のトランジット観測 太陽系惑星の大気構造 銀河の広域地図と銀河進化 重力レンズ効果による系外惑星の発見 重力崩壊型超新星の探査 • 南極でしか透過しない波長 Dome 200K, 0.10mm Dome 200K, 0.14mm [CII] ↓ Maunakea 270K, 1.5mm Chajnantor 260K, 0.60mm Optical depth =1 • 安定した水蒸気量 Ridge A Kulesa (2013) APEX (Chajnantor) 2012 APEX (Chajnantor) 2013 Ridge A, 2013 • 安定した大気 ドームF Okita (2014) 接地境界層の厚み ~15m (median) summer winter 自由大気のシーイング 0.23” (可視光、median) • Jバンド(1.2μm)より長波長で回折限界 ~0.25” seeing ~2m ~13m Dusty Star Burst Galaxies Hershel galaxy at z=6.5 Riechers+ 2013 1 hour integration 10m THz telescope Confusion limit SPICA AIRT 2.4μm, S/N=5 (1 hour) ALMA スーパーアースの水蒸気大気の研究 0.6~5μm低分散分光(λ/Δλ~100)トランジット Transit and secondary eclipse GJ 1214b Narita+2013 λ many molecular bands (H2O,CO2,CH4…) in near-infrared • 連続観測 多惑星系の連続観測 0.6~5μm低分散分光(λ/Δλ~100)トランジット Super earth Hot Jupiter Miller-Ricci and Fortney (2010). Swain+ 2010 太陽系惑星の大気構造 • 中間赤外線ヘテロダイン分光 Nakagawa+ 2013 • λ= 7-13μm, (17μm) • R = 106-7 • Band Width 1GHz mixing ratio, velocity, pressure, excitation condition, temperature, and the vertical information of H2O, CO2, O3, CO, HO2, ... Hiroshima 1.5m telescope • (旧) 年次計画 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 9th 8th 2022 2023 10th NIPR Contraction of winterover station(plan) overwinter construction assemble assemble transport in domestic observations construction assemble assemble transport in domestic 南極地域観測第Ⅸ期計画(平成28年度~33年度) 重点メインテーマ 「南極から迫る地球システム変動」に決定 前期の重点テーマを継続 • 天文を含む新しい研究は含まれず • 新ドームふじ越冬基地建設も盛り込まれず • 年次計画(予定) 2014 8th 2015 2016 2017 2018 2019 9th 2020 2021 2022 10th NIPR Contraction of winterover station Canceled !! しばらく小型観測装置で研究 ? 国際協力 2023 南極研究科学委員会(SCAR) 南極の研究に関するホライズン・スキャン 2014年8月 南極研究における重点研究課題を選定 1.南極大気と南大洋の影響が世界に及ぼす範囲を明確にする 2.氷床が質量を失う過程、場所、原因を理解する 3.南極地域の歴史を明らかにする 4.南極地域の生命がどう進化して生き残ってきたのかを学ぶ 5.空間と宇宙を観測する 6.人間の影響を認識して軽減する SCARのAAA委員会 Astronomy and Astrophysics from Antarctica 日本からは市川が組織委員 external review 国際協力による推進を期待