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伊那中央病院 日常清掃業務基準

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伊那中央病院 日常清掃業務基準
1
伊那中央病院 日常清掃業務基準
1 目 的
伊那中央病院施設(病院本館及び付属施設並びに敷地全体)の日常清掃業務についての仕様基準
を定め、施設を常に清潔で衛生的な状態に維持し、安全で良好な環境を保つことを目的とする。
2 業務の
業務の委託
(1)日常清掃業務は、院内清掃業務に関し(財)医療関連サービス振興会の医療関連サービスマーク認定
を受けた清掃業者に通年委託して行うものとし、受託業者は同振興会の認定する病院清掃受託責任者を
選任し、常勤にて配置しなければならないものとする。
・過去3年間に病床数300床以上の病院で清掃業務について複数年の実績があること。受託責任者は病
院にて勤務実績のある者とし、勤務実績を証明できるものと受託責任者講習の修了証書を提示する。
(2)日常清掃業務は、院内清掃業務に関し(社)全国ビルメンテナンス協会の認定を受けた建築物清掃管理
評価資格者2級(作業品質)の在籍する清掃業者に通年委託して行うものとする。
3 院内の
院内の体制
・清掃業務についての総括責任者は事務部総務課長とし、業務担当部署は総務課施設係とする。
総括責任者及び実施担当者は、定期的(月1回)に清掃委託業者との業務打合せ及び院内状況巡視
を行い、常に適切な清掃業務が行われるよう留意するものとする。
・改善事項には速やかに対応すること。費用負担が生ずる場合は総務課施設係長を通じての協議とする。
4 業務受託の
業務受託の基本体制
(1) 日常清掃業務受託者は責任者を次のとおり定め、それぞれの業務を行うものとする。
要件等
業務等
責任者名
受託責任者
①業務の適正化・標準化を図るための標準作業
計画を作成、病院の承諾を得ると共に作業従事
日常清掃業務全体の総責任者であり、医療施 者に周知徹底し、業務を円滑に履行するよう監督
設の清掃業務特性(感染予防・衛生管理等) を行う。
についての十分な知識と経験を有する者とす ②病院との定期打合せ及び院内巡視を行い、現
る。当院の受託責任者は感染対策委員会に 場把握と委託者との意思疎通を図る。
参加するため、医療の現場管理について相応 ③院内関連部署と連動して感染対策を講じ、内
の知識と実歴を持った者とすること
容を確実に業務に浸透させる
④トラブル・クレーム・緊急時の措置に関する受
託者側窓口とし連絡・報告等を行う
現場責任者
①受託責任者を補佐すると共に、作業従事者の
現場実務の責任者であり、受託責任者と同程 業務を直接指導監督する。
②毎日の作業日報を作成し、定期的(毎日)に病
度の知識と経験を有する者とする。
院の確認を受ける。
フロア責任者
各フロア(1~6階)ごと及び付属施設(研修
棟、婦人科外来棟、MRI棟、南棟)の業務責任
者であり、清掃業務内容・方法に精通し、自覚
と誠意をもって業務を遂行できる者とする。
①作業内容、方法等を熟知し清掃業務を行う。
②各フロア内の緊急清掃窓口とし、常時PHSを携
帯、各フロアの病院スタッフとの連絡を密にして
迅速確実な清掃を行う。
(2)作業従事者に関しては、次のとおりとする。
①病院清掃業務を行うための必要な教育を受け、知識を有する者とする。
初任者研修として8日間以上のフロア責任者による教育指導実習を修了した者のみが清掃に従事すること。
いかなる軽微な作業であっても、未修了者を単独で作業させることがあってはならない。
②作業に際しては、清潔な作業着・靴等を着用し、所属部署及び氏名を明記した名札をつける。
③疾病中の者及び病院が不適当と認めた者は業務に従事させないこと。
④業務作業仕様等(区域ごとの作業方法・用具及び消毒薬等の使用管理方法・感染予防・患者の秘密保持
・守秘義務・接遇態度等)に関しての定期的な研修を受け、熟知にし実行すること。
(3)各責任者及び作業従事者は年1回以上の健康診断を受け、業務に支障のないよう健康管理を行うこと。
2
(4)各責任者及び作業従事者は、あいさつをはじめ言動について常に留意し、外来者及び患者に不快感を与え
ることのないよう心がけること。
(5)作業従事者が感染の伝播者にならないよう、清掃方法等についての業務体制を確立すること。
(6)日常清掃業務受託者は各責任者及び作業従事者の名簿を病院に届け出ること。また、各責任者及び
作業従事者の異動・交替等・初任者の研修修了についてもその都度届け出ること。
(7)清掃業務受託者は、日常清掃業務を他の者に再委託してはならない。
5 業務の
業務の範囲
(1)日常清掃業務の範囲は、本館内外とも別図 昼-1から昼-14に示すとおりとし、清潔確保の観点から次のとおり
ゾーニングを設定し、それぞれ色分けした専用清掃用具を使用する等の区分を行い、交差汚染等の防止を
図るものとする。
区域(ゾーン)名
対象部門・室名等
番号
ICU/CCU・HCU・SCU・クリーン病室・陽圧病室
①
準清潔区域 (表示色=青)
② 一般清潔区域 (表示色=緑) 外来診療部門・救命救急センター部門・一般病室・MRI棟1F
③
一般区域 (表示色=灰)
事務部門・医局(MRI棟2~3F含む)・各当直室・会議室・食堂・講堂・ホール・
面談室・家族控室・ラウンジ・廊下・階段・研修棟
④ 拡散防止区域 (表示色=赤) トイレ・浴室・洗浄室・採尿室・洗濯室
⑤ 汚染管理区域 (表示色=黄) 感染症病室・陰圧病室・別棟診察室・中央検査室・人工透析付帯施設等
(2)夜間清掃範囲は別図夜-1から夜-10に示すとおりとする。
6 使用資機材等
(1)日常清掃作業に必要な用具・消耗品類は受託者の負担とする。ただし、トイレットペーパー・手洗石鹸液・
ゴミ袋・各種消毒用アルコール・配管用貫通剤・カーペット接着剤は病院の負担とする。
(2)日常清掃作業に使用する資機材は常に良好で清潔な状態に維持し、病院の指定場所に保管すること。
(3)日常清掃作業資機材は上記5-(1)の区域別に色分けし、それぞれの区域用の用具等を使用すること。
また、それぞれの被清掃素材に適合するものを使用すること。
(4)除塵モップ・ダストクロス等は適時に交換を行い、汚れ等を拡散させることのないよう留意すること。
7 業務時間帯等
日常清掃作業日・時間帯等は次のとおりとし、清掃業務内容は後記する。
(1)昼間業務は、平日・土日祝祭日とも8時30分から17時00分までとする。
(昼休憩12時00分から13時00分まで)
(2)平日の夜間業務は、18時30分から21時30分までとする。
(3)土日祝祭日の夜間業務は、18時00分から21時00分までとする。
8 業務受託者の
業務受託者の曜日別作業体制等
業務受託者の曜日別作業体制は概ね次のとおりの基準で行う。
(1)平日体制
昼間作業として、8時30分から12時及び13時から17時の間、標準として1階2名/2階2名/3~6階各
3名/付属施設2名、計18名程度を配置し、9・10の仕様・方法に従い清掃範囲全体について作業を行う。
概ね15時までに全体清掃を完了し、以降17時までは主に各箇所の巡回清掃・見直し作業を行う。
夜間作業として、18時30分から21時30分の間、1階2名/2階1名/3~6階2名/付属施設1名、計6名
程度を配置し、昼間作業できない部分(玄関・中央待合ホール・外来診療待合・階段・ELVホール等)の清
掃及び染み抜き等のスポット清掃、病棟共用部分・トイレ・洗面等の巡回清掃を行う。
(2)土曜日体制
昼間作業として、8時30分から12時及び13時から15時の間、標準として1階1名/2階2名/3~6階各3
名/付属施設2名、計17名程度を配置し、9・10の仕様・方法に従い清掃範囲全体について作業を行う。
15時から17時の間は2名程度の配置で各所の巡回清掃・見直し作業を行う。
夜間作業として、18時から21時の間、1.2階1名/3~6階2名/付属施設1名、計4名程度を配置し、昼
間作業できない部分(玄関・中央待合ホール・外来診療待合・階段・ELVホール等)の清掃及び染み抜き等
のスポット清掃、病棟共用部分・トイレ・洗面等の巡回清掃を行う。
3
(3)日曜日・祝祭日体制
昼間作業として、8時30分から12時及び13時から17時の間、標準として1.2階1名/3~6階1名/付属施
設1名、計3名程度を配置し、ホール・廊下・階段・ラウンジ等の共用部及びトイレ・当直等各箇所の巡回清掃・
見直し作業を行う。
夜間作業として、18時から21時の間、1.2階1名・3~6階2名、計3名程度を配置し、昼間作業できない
部分(玄関・中央待合ホール・外来診療待合・階段・ELVホール等)の清掃及び染み抜き等のスポット清掃、
病棟共用部分・トイレ・洗面等の巡回清掃を行う。
(4)休日が連続する場合の措置
土曜日・日曜日・祝日等と休日が3日以上連続する場合は、病室を含む全体清掃を行わない日が2日以上
連続しないよう、曜日体制を組み替えて対応するものとする。
(例:土曜日は日祝体制、日曜日は土曜日体制、祝日は日祝体制)
9 共通基本作業仕様
各清掃箇所の共通基本作業は下表に基づき実施するものとする。
共通基本作業事項
番号 清掃箇所 作業方法
除塵
①
塩化ビニ
清拭清掃 区域色別したモップを用い、洗剤を使用して行う。
ル床
その他
②
留意点等
移動可能なものは移動し
除塵クロス・掃除機(中央集塵設備)等を使用し、各箇所に
て行い、元の位置に戻
適合した用具を用いて行う。
す。
タイル
カーペット
床
除塵
汚れの状況・程度に応じて自動床洗浄機・バフ機等を使用
して行う。
掃除機(中央集塵設備)等を使用して行う。
その他
汚れの状況・程度に応じてヤーンパット等を使用して行う。
染み除去は染み抜き剤を用いブラシで除去する。
清拭清掃
汚れ・ほこり・クモの巣等を除去し、除菌洗剤を含ませた清
潔なクロスで拭き取る。照明器具等についても同様に行う。
③
内壁・天
井・建具
④
ゴミ箱(パ ゴミ回収・ ゴミを分別し、指定場所に収集する。ゴミ箱は汚れを除菌洗
剤で洗浄し拭き取り後、袋をかける。
ブリック) 洗浄
⑤
汚物入れ 汚物片付 汚物を指定場所に収集する。汚物入れは汚れを除菌洗剤
で洗浄し拭き取り後、袋をかける。
(トイレ) ・洗浄
⑥
洗面台・
手洗器
⑦
ガラス面
洗浄等
交差汚染防止に留意す
る。
周期的に実施する。タイ
ルカーペットの交換可。
洗剤を使用し、洗浄後クロスで仕上げる。金属類は洗剤洗
浄後、乾燥クロスで磨く。鏡面は洗浄・清拭・乾拭の順に仕
上げる
1階ガラス面は、汚れに応じ手の届く範囲で内外を行う。2
研修棟・MRI棟も同様と
清拭清掃 階以上のガラスは、汚れに応じ手の届く範囲で内面のみを
する
行う。
その他
極端に汚れのある病棟外面については、都度、病棟・施設
特殊な高所作業を除く
係と協議の上、可能な場合は延長ポール等で清掃する
4
10 10 区域(
区域(ゾーニング)
ゾーニング)別作業方法等
区域別(ゾーニング)別の作業方法及び使用資機材等は次によることとする。
(1
ICU・
CCU/
HCU/
SCU/
クリーン病室
病室((陽圧病室
陽圧病室))】
(
1)準清潔区域 【ICU
・CCU
/HCU
/SCU
/クリーン
病室
作業方法及び使用資機材
頻度
①ゴミ箱の可燃ゴミを収集し各階の集積場所へ運搬 (ICU)
1回/日
留意事項等
○指定時間帯があるときは指定に従
②掃除機(中央集塵設備)・除塵クロスによる床面除塵を行う。ま
た、状況により高性能エアフィルター付真空掃除機を使用して除 1回/日 い作業を行う。
○作業開始時及び終了時の手洗いを
塵を行う。
必ず指定した方法で行う。
③床面を洗剤を用いてモップ拭きする。また、必要に応じワン
1回/日 ○各部門スタッフと打合せ、診療中は
タッチモップによる消毒拭きを行う。
作業を行わない。
○清掃資機材は区域用のものを使用
④洗面台・手洗器は洗剤で洗浄後、清拭を行い、金属類は乾燥
1回/日 する。
布で磨く。鏡面も洗浄・清拭・乾拭の順に仕上げる。
○静音・埃の舞い上がり防止等に留
意して行う。
⑤腰壁部・窓台・ドアノブ等手の触れる個所の除塵清拭を行う。
適宜 ○入退室の際は挨拶を行うこと。
⑥トイレは拡散防止区域のトイレ清掃に準じて行う。
(2
(2)一般清潔区域 【
一般清潔区域 【一般病室
【一般病室、
一般病室、救命救急センター
救命救急センター】
センター】
作業方法及び使用資機材
①掃除機(中央集塵設備)・除塵クロスによる床面除塵を行う。
ベッド下の除塵も行う。
②床面を洗剤を用いてモップ拭きする。また、必要に応じワン
タッチモップによる消毒拭きを行う。
③洗面台・手洗器は洗剤で洗浄後、清拭を行い、金属類は乾燥
不織布で磨く。鏡面も洗浄・清拭・乾拭の順に仕上げる。
④腰壁部・窓台・ドアノブ等手の触れる個所の除塵清拭を行う。
⑤トイレは拡散防止区域のトイレ清掃に準じて行う。
⑥ユニットバス・シャワー室は拡散防止区域の浴室清掃に準じて
行う。
1回/日
頻度
留意事項等
○指定時間帯があるときは指定に従
1回/日 い作業を行う。
○作業開始時及び終了時の手洗いを
必ず指定した方法で行う。
○各病棟スタッフと打合せ、診療中・
1回/日 食事中は作業を行わない。
○産婦人科病棟は女性従事者が清
掃。
1回/日 ○清掃資機材は区域専用のものを使
用する。
○静音・埃の舞い上がり防止等に留
意して行う。
適宜 ○入退室の際は挨拶を行うこと。
○入院患者・付添いの方々に注意を
払い、不快感を与えることのないよう特
1回/日 に留意する。
○入院患者等とのトラブルについて
は、軽微なものであっても現場責任者
が病院担当者に報告する。
1回/日 ○室内空調吹出口廻りの清拭に留意
する。
(3
(3)一般区域 【廊下・
廊下・階段・
階段・ELVホール・
ELVホール・玄関
ホール・玄関ホール・
玄関ホール・玄関
ホール・玄関・ラウンジ・デイコーナー
玄関・ラウンジ・デイコーナー等共用部門
・ラウンジ・デイコーナー等共用部門】
等共用部門】
作業方法及び使用資機材
留意事項等
頻度
①ゴミ箱のゴミを収集し各階の集積場所へ運搬する。また、汚れ 1回/日
に応じ、容器の除菌清拭を行う。
巡回清掃 ○この区域は不特定多数の外来者等
が常時利用する場所であり、病院全
②掃除機(中央集塵設備)・除塵クロス・真空掃除機・大型自歩
1回/日 体の清潔管理が判る区域であるの
式掃除機等を使用して除塵を行う。また、塩ビ床はモップによる
巡回清掃 で、巡回を行うなかで状況に応じ適時
床拭きを行う。
的確な清掃を行う。
○玄関・玄関ホールは病院の顔であ
③待合イス・テレビ・公衆電話等の備品は除菌清拭を行う。
適宜 るので、常時巡回清掃を行い、清潔を
確保する。
④手すり・ドアノブ・ELVスイッチ廻り等の除塵除菌清拭を行う。
適宜 ○玄関・玄関ホールは土砂の持込み
⑤玄関除塵マットの清掃を行う。
1回/日 が最も多い場所であるため、特に注意
する。
⑥入口自動ドア・ガラス・サッシ窓・腰壁面・建具等の手の届く範
適宜 ○清掃資機材は区域専用のものを使
囲での清掃を行う。
用する。
○静音・埃の舞い上がり防止等に留
⑦洗面台・手洗器は洗剤で洗浄後、清拭を行い、金属類は乾燥 1回/日 意して行う。
布で磨く。鏡面も洗浄・清拭・乾拭の順に仕上げる。
巡回清掃 ○カーペットの染み汚れは、その都度
早めに染み抜きを行う。
1回/日 ○人の手の触れる箇所の除菌清拭き
⑧トイレは拡散防止区域のトイレ清掃に準じて行う。
巡回清掃 は特に入念に行う。
5
(4
(4)一般区域 【
一般区域 【研究室
【研究室・
研究室・医局・
医局・院長室・
院長室・副院長室・
副院長室・応接室・
応接室・会議室・
会議室・面談室・
面談室・当直室等】
当直室等】
作業方法及び使用資機材
留意事項等
頻度
①ゴミ箱のゴミを収集し各階の集積場所へ運搬する。
1回/日
⑤机・腰壁部・ドアノブ等手の触れる個所の除塵清拭を行う。
○各室の使用状況を確認し作業を行
1回/日 う。また、入室時には声をかけ使用中
でないことを確認する。
○指定時間帯があるときは指定に従
1回/日 い作業を行う。
○作業開始時及び終了時の手洗いを
1回/日 必ず指定した方法で行う。
○清掃資機材は区域用のものを使用
する。
適宜
⑥トイレは拡散防止区域のトイレ清掃に準じて行う。
1回/日
②掃除機(中央集塵設備)・除塵クロスによる床面除塵を行う。ま
た、真空掃除機・大型自歩式掃除機等を使用して除塵を行う。
③床面を洗剤にてモップ拭きする。必要に応じ消毒拭きを行う。
④洗面台・手洗器は洗剤で洗浄後、清拭を行い、金属類は乾燥
布で磨く。鏡面も洗浄・清拭・乾拭の順に仕上げる。
(5
(5)拡散防止区域 【
拡散防止区域 【脱衣
【脱衣・
脱衣・浴室・ユニットバス・シャワー
浴室・ユニットバス・シャワー室
・ユニットバス・シャワー室・付帯更衣室等】
付帯更衣室等】
作業方法及び使用資機材
頻度
①汚物入れの汚物を収集し各階の集積場所へ運搬する。また、
容器の洗浄・除菌清拭を行う。
1回/日
②浴室の浴槽・洗い場及びユニットバス室内・シャワー室内は、
除菌洗剤で洗浄後洗い流し、水分が残らないよう乾いたクロスで
拭き取る。
1回/日
③トラップ・排水溝等は異物や堆積物を除去し洗浄を行う。
④脱衣室は除菌拭きを行う。
⑤ドア・ドアノブ・金属面等は清拭し、乾いたクロスで仕上げる。
⑥手洗陶器・水栓金具等は除菌洗浄後清拭を行う。
⑦腰壁面・仕切壁・天井照明器具等は状況に応じ洗剤で洗浄
後洗い流し、クロス拭きを行う。
⑧洗濯機外面及びパンは素材に合った洗剤で汚れを落とす。
⑨更衣室ロッカーは除菌洗剤を含ませたクロスで拭き上げる。
⑩洗面台は洗剤で洗浄後、清拭を行い、金属類は乾燥布で磨
く。鏡面も洗浄・清拭・乾拭の順に仕上げる。
⑪ドア・ドアノブ・金属面等の手の触れる箇所は除塵清拭。
○各室の使用状況を確認し作業を行
う。また、入室時には声をかけ使用中
適宜 でないことを確認する。
1回/日 ○浴室・シャワー室は水垢等が残らな
いよう注意し、特に床面は水分を完全
1回/日
に除去し、患者等が滑ることのないよう
1回/日 留意する。
○カビ等は早めに専用剤で除去を行
適宜 う。浴室カーテンについては、ストック
と交換し、汚れたカーテンは別室にて
適宜 カビを除去する。
適宜 ○清掃資機材は区域用のものを使用
する。
1回/日
適宜
⑫トイレは拡散防止区域のトイレ清掃に準じて行う。
1回/日
(6
(6)拡散防止区域 【
拡散防止区域 【全館
【全館トイレ・
全館トイレ・洗浄室
トイレ・洗浄室・
洗浄室・採尿室】
採尿室】
作業方法及び使用資機材
頻度
①汚物入れの汚物を収集し各階の集積場所へ運搬する。また、
容器の洗浄・除菌清拭を行う。
1回/日
②衛生陶器(便器・便座・便座カバー・洗浄装置・汚物処理槽
等)は除菌洗浄後清拭を行う。
1回/日
③ドア・ドアノブ・洗浄弁レバー等の金属類の除菌清拭を行う。
1回/日
④手洗器・水栓金具等は除菌清掃後清拭を行う。
1回/日
⑤鏡・照明器具等は洗浄後クロスで清拭し、痕が残らないよう仕
上げる。
1回/日
⑥床面は洗剤でモップ拭き後、残留水分に配慮して拭き上げ。
1回/日
⑦手摺・壁面・仕切壁・天井照明の除塵及び除菌清拭を行う。
適宜
トイレットペーパー・手洗石鹸液2種・
便座消毒液
1回/日
トイレットペーパー・固定式石鹸液(シャボネット)の補充
2回/日
⑧消耗品の補充(1~2階及び付属施設)
消耗品の補充(3~6階)
留意事項等
⑨手洗い石鹸液・容器の洗浄(1~2階及び付属施設)
適宜
⑩感染対策のため病院指示で全面消毒液拭となる場合がある
都度
留意事項等
○作業時は入口に作業中表示・他の
トイレの利用案内表示等を行う。また、
入室時にはノックで使用中でないこと
を確認する。
○床面洗浄は水分を充分に除去し、
患者等が滑ることのないよう特に留意
する。
○作業開始時及び終了時の手洗いを
必ず指定した方法で行う。
○清掃資機材は区域用のものを使用
する。
○トイレ清掃は1回/日を基本とする
が、適時巡回し、消耗品の補充・緊急
依頼時の清掃等柔軟な対応を行う。
○器具配管結露水の拭き取りに留意
する。
◎総括責任者は感染対策委員会の
構成員であり、担当医・担当Ns,各職
長等と連携を密に、院内の感染制御
に常に配慮して的確な指示を従事者
に浸透させること。また受託者は職務
を全うしうる者を総括に配置すること
6
(7
(7)汚染管理区域 【
汚染管理区域 【感染症病室
【感染症病室・
感染症病室・陰圧病室・
陰圧病室・中央検査室・
中央検査室・通院治療室・
通院治療室・人工透析付帯施設等】
人工透析付帯施設等】
作業方法及び使用資機材
留意事項等
頻度
○指定時間帯があるときは指定に従
1回/日 い作業を行う。
①除塵クロスによる床面除塵を行う。ベッド下の除塵も行う。
○入退室時の手洗い・ガウンテクニッ
クを必ず指定した方法で行う。
②ワンタッチモップによる床面の消毒拭きを行う。モップは必要
1回/日 ○各病棟スタッフと打合せ、診療中・
に応じて都度交換する
食事中は作業を行わない。
○清掃資機材は区域専用のものを使
③洗面台・手洗器は洗剤で洗浄後、消毒清拭を行う。金属類は
1回/日 用する。
乾燥布で磨く。
○静音・埃の舞い上がり防止等に留
意して行う。
○消毒剤の使用については、事前に
④腰壁部・窓台・ドアノブ等手の触れる個所の除塵及び消毒清
適宜 病院担当者と打合せを行う。
拭を行う。
○入退室の際は挨拶を行うこと。
⑤トイレは拡散防止区域のトイレ清掃に準じて行う。
1回/日 ○入院患者・付添いの方々に注意を
払い、不快感を与えることのないよう特
に留意する。
⑥ユニットバス・シャワー室は拡散防止区域の浴室清掃に準じて
1回/日 ○入院患者等とのトラブルについて
行う。
は、軽微なものであっても現場責任者
が病院担当者に報告する。
⑦可動什器等を移動しながら天井・壁面等の除塵及び消毒拭き
適宜
を行う。
11 11 清掃関連で
清掃関連で行う他の日常業務
7及び8で規定する業務時間・作業体制のなかで、清掃業務に関連する次の日常業務を行う。
作業内容及び方法等
留意事項等
頻度
A ; 屋外HCWC(2ヶ所)清掃 (拡散防止区域)
B ; 別棟診察室清掃 (汚染管理区域)
1回/日
巡回清掃
都度
○使用のないときは週1回行う。
C ; 外部出入口廻り(正面玄関・休日夜間口スロープ・職員北
1回/日
口・職員東口・サービス口)のゴミ・落ち葉・飛散物等の清掃片付
巡回清掃
け
D ; 屋外・分煙室の灰皿清掃、吸殻等ゴミ回収運搬(夜間対応)
E ; 観葉植物・鉢植え(病院所有及びボランティア設置分)の水
管理
F ; 各階のゴミ集積場所から屋外集積場への廃棄物運搬作業
(廃棄物の種類ごと各指定場所まで運搬)(感染性以外の廃棄
物)
1回/日
○床・ガラス面清掃は都度適宜
巡回清掃
適宜
3回/日
○運搬経路・屋外集積場廻りにゴミの
(午前・午
飛散が無いよう特に留意する。
後・夜間)
○病棟は午前中に一回 、1~2階は原則
G ; 各階排出場所から屋外保管庫への感染性廃棄物運搬作業
1~2回 的に午前中と夜間の二回の回収とする
○箱・容器の落下・破損等のないよう留意
/日
して行う。
H ; 中央集塵機械室の集塵袋取替え
適宜
I ; 医局研究室・MRI棟ラウンジの新聞紙・雑誌回収片付け
及び医局ラウンジの茶器洗浄・湯沸ポットへの水の補充
適宜
J ; 医局研究室・MRI棟ラウンジ・2階職員ルームの自動販売機
空缶・空瓶・紙コップ回収運搬
K ; 病棟洗濯室洗濯機清拭・乾燥機フィルター清掃(8台)
L ; 2階健診センター・ブドウ糖飲料空瓶の回収運搬
M ; 2階薬剤科・中央廊下の除塵クロス掛け
適宜
1回/日 ○手の触れる箇所を消毒拭きする。
適宜
1回/日
N ; 医師用の当直室・仮眠室(2階Dr/4階産直/MRI棟/南
棟)のリネン補充及びベッドメイク
1回/日 ○8室+1室3床
O ; 技師・Ns用の当直室(師長、薬剤、放射線2箇所、中央監視
室、南棟救急Ns3箇所)のリネン補充
1回/日 ○8室
P ; 1階光庭及び備品の清掃
Q ; 院内洗面器・手洗器の排水管詰り清掃(貫通剤等使用)
R ; 漏水・洪水に伴う清掃及びメンテナンス
1回/日
適宜 ○薬剤は中央監視室で用意する。
都度全数 ○カーペット交換・乾燥処置を含む
7
作業内容及び方法等
S-1 ; 外来 吐瀉物(暴露体液を含む)の処理
S-2 ; 外来 嘔吐物の処理
S-3 ; 野外・敷地内指定範囲の感染性汚染への呼出対応
S-4 ; 外来WC 廃棄おむつの回収処理
T-1 ; 病棟・感染症患者使用室のカーテン交換
T-2 ; 病棟・外来 血液等汚染カーテンの交換
T-3 ; 病棟・外来 血液等汚染カーテンの染み抜き
U ; 病棟ラウンジの古新聞・古雑誌の整理片付、運搬
V ; 3階ラウンジ屋外ウッドデッキの清掃
W ; 産科外来・待合、渡廊下、通路、WC2箇所の清掃
X ; 2階・講堂は電算Webで予約後、日常清掃を行う
Y ; 破損、不具合ヶ所についての報告
Z-1 ; その他の補完業務を以下に示す
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1階 臨床栄養科WC 2室
1階 地域救急待合WC・HCWC 3室
1階 車椅子置場 1室
1階 自動販売機コーナー
1階 銅像・オブジェ・ピアノ拭上
1階 コインロッカーの内外拭上
1階 売店前WC 男・女・HCWC 3箇所
1階 受付3 採尿室WC HCWC 4室
1階 受付2 泌尿器科WC 1室
1階 受付4 外科外来WC 1室
1階 栄養相談室前WC 4室
1階 受付5 リハビリHCWC 1室
1階 放射線 結石破砕室前HCWC 2室
1階 用度前WC 1室
2階 採痰室
2階 高圧酸素治療室
2階 人工透析更衣室・待合室・WC・HCWC
2階 内視鏡検査室WC・2箇所 UST1箇所
2階 印刷室(ごみ回収を含む)
2階 電話交換室WC 1室
3階 321室(特2床・旧院内学級・小)
4階 診察室2
全館 各更衣室ロッカー上の除塵
南棟 WC 13箇所
頻度
都度全数
都度全数
都度全数
都度全数
都度全数
都度全数
都度全数
1回/日
1回/日
1回/日
1回/週
適宜
留意事項等
○現場責任者以上の指示で行う。
○必ず感染防止対策をして行う。
○必ず感染防止対策をして行う。
○必ず感染防止対策をして行う。
○必ず感染防止対策をして行う。
○必ず感染防止対策をして行う。
○現場責任者以上の指示で行う。
降雪時は除雪も行うこと
基本的に夜間清掃にて対応する
所定の申請書を発行する
別図1-2から1-8及び2-1から2-6に反映済み
1回/日 冬場はICT環境整備と連動して消毒拭き
2回/日
1回/日
1回/日
1回/日
適宜
6回/日
1回/日
1回/隔日
1回/隔日
2回/日
1回/日
1回/日
1回/日
適宜
1回/日
1回/日
1回/日
1回/日
1回/日
1回/日
1回/日
適宜 女子更衣室は必ず女性従事者が立ち会う
1回/日
8
12.
12.その他事項
その他事項
(1) 病院
) 病院が
病院が無償で
無償で貸与又は
貸与又は提供する
提供する事項
する事項
①事務室兼休憩室(研修棟2階・外注員室1)を貸与し管理を委託する
②資機材置場(研修棟3階・清掃用具保管室)を貸与し管理を委託する
③洗濯済み備品への雑菌繁殖を防ぐため、資機材置場でのドライ空調の適正連続運転を許可する
④男性従事者の研修棟1階男子用更衣室ロッカー及び下駄箱の使用
⑤研修棟病院職員用休養室・シャワールームの使用
⑥従事者の通勤用自動車駐車場の提供。
但し、病院職員用駐車場に限定する。平日は調整池側(東側2箇所)の駐車場を利用するのが望ましい
⑦洗濯室での綿モップの洗濯・乾燥機の使用。但し使用後フィルタ吸塵のこと。
⑧院内PHSの貸与 (合計8台・責任者用x1 各階用x6 付属施設x1)
⑨従事者へのインフルエンザ予防接種の実施(料金は職員と同額)
⑩病院職員によるAED等の救命措置講習及び感染対策教育等
⑪病院主催の交通安全講習会・接遇講習会等、研修会講習会への参加
⑫病院仕様名札の貸与
⑬ごみ回収用カゴ台車の貸与(各階当り1台)
⑭業務打合せや研修のための会議室の使用
⑮休憩時間の職員ルーム利用、社員食堂の利用
⑯中央監視室のパソコン端末の使用 (外部インターネットへの接続及びイントラネットWeb21の閲覧)
⑰上記①~⑯以外にに不足する備品は受託者が整備する。
(2) 本基準
) 本基準1
本基準1~11に
11に含まれない業務等
まれない業務等
①タイルカーペット定期クリーニング
別途入札により単価契約。外来通路等は4月及び10月前後、病棟通路等は年1回、病室・会議室等は適宜実施する
②長尺シート定期クリーニング
別途入札により単価契約。病室、廊下、事務室、診察室等を状況により適宜実施する
③外部建具の定期クリーニング
別途入札により複数年契約。5月及び11月の実施を基本とする
④構内の清掃・3階屋上庭園の管理
病院職員が担当する。
⑤屋外HCWC・別棟診察室以外の構内構築物の清掃
バス待合室、駐輪場、工作室棟、車庫、カルテ庫他は病院職員が担当する。
但し、野外指定範囲の感染性汚染(吐瀉物・体液暴露等)への呼出対応については清掃業務受託者が行う
⑥医師用官舎・院内保育所の定期タイルカーペット・長尺シートクリーニング
都度、必要を協議して別途契約で行う
⑦キャノピー(西側及び救急北側)に関する作業
洗浄・クモの巣払いは病院職員又は別途契約で行う
⑧出入口等クリーンマットのクリーニング
病院が契約するリース品で対応する
⑨待合用椅子のクリーニング
日常清掃で対応できない汚れは病院の費用負担でクリーニングする
⑩ファイコイル空調内部のクリーニング
防カビ処置を含めて別途契約にてその都度実施する
⑪折畳み式収納網戸のクリーニング
都度、必要を協議して別途契約で行う
⑫経年による汚れの除去
日常清掃で対応できない汚れ(日常清掃の怠慢によるもの以外)の清掃はその都度別途契約とする
(3) 契約外業務
) 契約外業務
①構内作業への参加
毎月第3金曜日の午後に1時間前後、病院職員による草取り等を実施しているので参加願いたい。
②伊那中央病院 連絡網(オクレンジャー)への登録・参加
緊急対応時の連絡手段として上記メール配信システムに複数人の送受信対応をお願いしたい。
③病院主催の防災訓練・トリアージ(災害復旧)訓練等には参加頂きたい
④火災等の非常時には協力を願いたい。
⑤病院主催の各種講習会には開催時間に拘わらず、病院職員と同じ意識で参加頂いております。
委託職員といえど、外部から見れば病院職員であることを認識しうる教育訓練体制を保って頂きたい
以上
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