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四分空け組の 四分空け組の pTEXでの実装 齋藤修三郎 齋藤修三郎 () 〈〉[]【】 中 本 文 BBB( 、 A1 明朝( )↓ 75%→ 125% 変形。右端 揃 10.5pt(以下 10.5pt 、行間 0.25a ) 、字間 1a !? ) 築地体前期五号仮名(大日本 ) BBB( 明朝( 全角 入 W3 • 小書 文字 、106% 約物 • 「 」 A1 明朝( ) 変更 ) 変更 (朗文堂) 93%平体 ) 縮小。縦棒 、 設定 、実 大 、 元 設 。 入力 、後 出力 全角 入 。 欧文 設定 入 「」『』 中 )100% 定 「、」 出力 「。 」 約物 設定 出 際印刷 「.」 • 小書 文字 、106% 飛 明朝 ↓ 90%→ 150% 変更 、 「, 」 入力 • 97% 字間 。組版例 「、 」 ↓ 75%→ 125% 変形 指定 変更 築地活文舎五号仮名(大日本 )100%、後 使用 * DF 痩金体 W3( • 「 」 秀英 5 号 L( ) 筑紫 • 97% • 「 」 )100%、 「。 」 後 全角 入 ・ 中 漢字 A1 明朝( 調整 BBB( 1a。 文字別 設定 下 。 中 )75%平体 。天 地 際 、上 数字 語・長文 。 BBB( )↓ 75%→ 75% 揃 調整 4桁 前後 、欧文 2 文字 縦中横。欧文 単 揃 。 数字 RENNER ANTIQUA LT Pro Display: 125% 欧文 RENNER ANTIQUA LT Pro Display: 100% 他 設定 約物 設定 0.5a、漢字 101( 丸-Light(視覚 割注 本文 201( 丸-Medium(視覚 0.5a、 同 際 研究所) 0.5a、漢字 圏点 ) 、仮名 ) 、仮名 研究所) U-KL( 字間 、上 下 「」 『』 中 飛 () 〈〉[]【】 中 。 中 )100%、 「。 」 後 0.25a 入 ・ 中 !? 明朝 W3 )75%平体 調整 BBB( 。 文字別 設定 明朝( 調整 BBB( 揃 漢字 筑紫 。 )↓ 75%→ 125% 変形。右端 見 出 。3 行 。天 地 )↓ 75%→ 75% 揃 、 A1 明朝( 1.5a、字間 0.25a 出 BBB( 縮小。縦棒 ) 「 」 入 )組版例 BBB( 筑紫 、後 使用 明朝( ) • 97% • 小書 文字 、106% )1.5a 入 0.25a 明朝 W3 築地体三号細仮名(大日本 ) 。組版例 使用 欧文 設定 数字 4桁 、欧文 2 文字 縦中横。 • 「 」 秀英 5 号 L( ) 変更 数字 RENNER ANTIQUA LT Pro Display: 150% • 「 」 変更 欧文 RENNER ANTIQUA LT Pro Display: 150% (朗文堂) 築地体一号太仮名(大日本 • 97% • 小書 文字 、106% ) 本文用 本文用 加 JFM 、 下 、突 出 対応 、文字幅 、必要 応 後続 文字 空 0 。 本文用設定 type 後続 width 0:和文 1 0 1 2 3 4 5 6 7 0.25 0 0 0 0 0 0.25 0.25 ― ― ― ― 0 0 1:開 括弧 0.25 0 0 2:閉 括弧 0.25 0 1 0 0 0 0 0 0 3:読点 0.25 0 1 ― ― ― ― ― ― 4:句点 0.25 1.25 1 0.15 ― ― ― ― 1 5:中黒 0.25 0 0 ― ― ― ― ― 0 6:?! 1 1.5 1.25 0 ― ― ― ― 1.5 2.25 0.25 0 0 0 0 0 0.25 0.25 7:2 倍約物 本文用 JFM type 後続 width 0 1 2 3 4 5 6 7 0:和文 1 0.25 0.25 ― ― ― ― 0.25 0.25 1:開 括弧 0 0.25 ― ― ― ― ― 0.25 0.25 2:閉 括弧 0 0.25 1.5 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 3:読点 0 0.25 1.5 ― ― ― ― ― 0.25 4:句点 0 1.5 1.5 0.4 ― ― ― ― 1.5 5:中黒 0 0.25 0.25 ― ― ― ― ― 0.25 6:?! 1 1.5 1.5 ― ― ― ― ― 1.5 2.25 0.25 0.25 ― ― ― ― 0.25 0.25 7:2 倍約物 本来 文字幅 見出 用 見出 割 用 1a 、和文 幅 。 幅 誤差 生 0.5a、深 、字間 欧 、 1/6 、大返 持 、縦 。 2倍約物 深 • JFM 使用 文字 領域 割 不用意 考 当 内部処理 空 Type0-Type0 間 空 、圏点 入 付 文字 。 最後 furikana 元 、 。 長 。 、 測 、適切 揃 調整 余分 空 空 0 。 入 入 、 。 入 、調整 必要 。 抜 消去 後、 。 • 自動的 改行 注。 、私 力量 大 超 詰 、空 。約物 連続 四分 furiknkt 用 割 (実装 • 調整 藤田先生 入 測 、 、kanjiskip 削除 揃 例:段落直後、改行直後 。 点 空 。 2.25zw 112.5% 拡大 、通常 2 2.5zw 出来 今後 課題 、 後 。自動改行 入 入 、高 2 倍 約 物 作成 空 、一度 等 圏 場合、前後 。 用 作成 注 文 単語 空 幅 、割 表示用 作成 0.25a 作成 1 変更 150% 1.5a、高 、字間 1.0a 注 空 詰 、現在 。 。 ) 場合、 手作業 半自動 行 人工楽園 ﹃ 世紀 の温室 と ウィ ン ター ガー デ ン﹄ は 絶 品 だ っ た。 堀内正昭︵訳 ︶/鹿島出版会 セ ン タ ー で あ る。 衝 動 買 い で 、 当 時 の 一 万 八 千 円 強 は 高 か っ た。 いう豪華 が、 買 っ た 価 値 は 十 分 に あ っ た。 何 し ろ 写 真 が 素 晴 ら し い。 こ の 本 は 僕 の 22 シ ュ テ フ ァ ン・コ ッ ペ ル カ ム 19 写 真 集 を 買 っ た の は、 四 十 代 初 め、 ま だ バ ブ ル の 香 り 残 る 六 本 木 の 青 山 ブッ ク シ ュ テ フ ァ ン・コ ッ ペ ル カ ム 、 堀 内 正 昭 訳﹃人 工 楽 園 世紀 の温室 と と ウィ ン ター ガー デ ン﹄ コ ー ヒ ー を 飲 み な が ら、 温室内熱帯 に林立 す るヤシ の葉 ご しに眺 め る雪景色 大 雪 が 降 る と、 妻 と 幼 い 息 子 二 人 を 連 れ て わ ざ わ ざ 温 室 を 見 に い っ た。 熱 い と に か く 巨 大 温 室 が 好 き だ っ た。 よ く 新 宿 御 苑 の 温 室 に い っ た。 真 冬 に い つ 頃 か ら だ ろ う。 19 作 中 で﹁や ま と ﹂ 国 連 軍 化 構 想 が 描 か れ た 二 年 後 、 PKO 法 案 が 通 過。 自 衛 隊 は 実 際 に 国 連 軍 と し て カ ン ボ ジ ア に 派 兵 さ れ た︵ 年一九九二︶ 。﹁や ま と ﹂ を認め るか否か で 国 論 分 裂 し、 与党分裂選挙に伴う新政党誕生と連合政権樹立が描かれた二 現 実 に 保 守 分 裂 選 挙 の 結 果、 非 自 民・細 川 政 権 が 誕 生 す る︵ 年一九九三。 ︶ 年 後、 神 秘 的 な 予 言 で も、 偶 然 の 一 致 で も な い。 マ ン ガ と い う 媒 体 が 大 衆 娯 楽 と 国 い い な り の 日 本 ﹂﹁自 民 じ ゃ ダ メ だ ﹂ と い う 無 言 の 大 衆 の 憤 懣 が 、 この国 ふん まん し て 読 者 の 無 意 識 の 願 望 に 寄 り 添 い、 時 代 感 覚 を 共 有 し た 結 果、 起 き た こ と だ。 ﹁米 JFKに 向 か っ て ヘ リ の戦後という時代を規定してきた日米関係や戦後世界体制の変動という条 件 下 で シ ミ ュ レ ー シ ョ ン さ れ た 結 果 な の で あ る。 米 艦 か ら﹁こ の ア ジ ア・モ ン ス ー ン の 生 ん だ 扁 平 な 顔 を 覚 え て お け ! ﹂ と叫ぶ自衛官 の﹁痛 快 さ ﹂ は、 こ の 作 品 の 娯 楽 の 本 質 を よ く 表 し て い る。 漫画癖 Ⅱ 119 祖 ﹃ 三部作 の震撼 ﹄ 小 学 高 学 年、 十 歳 を 過 ぎ る と、 な ぜ か 活 字 を 読 み 始 め た。 ト ロ イ 遺 跡 を 発 掘 ある あ ほう ひ あこが ガ ラ ス ど うち し た シュ リ ー マ ン や ツ タ ン カ ー メ ン の 墓 を 掘 り 当 て た カ ー タ ー の 伝 記 に 感 か っ ぱ 動 し 、 UFOや 古 代 文 明 に つ い て の 本 を 読 ん で 未 知 に 憧 れ た。 み え に 惹 か れ 、 中 学 で は 芥 川 の﹃河 童 ﹄﹃或 阿 呆 の 一 生 ﹄ 漱 石﹃硝 子 戸 の 中 ﹄ が 好 き だっ た。 た だ 、 そ れ ら は﹁文 豪 の 孫 ﹂ な ん て 形 容 を 持 っ て 生 ま れ た も の の 見 栄 で も あ にん ぽう ちょう っ た。 文 学 の ブ の 字 も な い の で は 恥 ず か し い と い う 動 機 も あ っ た の だ。 実 態 は 山 田 風 太 郎 の 忍 法 帖 も の ︵貸 本 屋 で読 ん だ白 戸 三 平 の忍 法 帖 も の が きっ か け だっ たで ︶ 思 春 期 ス ケ ベ と 幼 児 期 以 来 の 妄 想 癖 を と も に 満 足 さ せ る 中 学 生 男 子 だ っ た。 表 向 き の 文 学 と 本 音 の 読 書 は、 そ の 後 も ホ フ マ ン、 ヘッ セ、 大江などの表の読書 18 ﹁何 ﹂ て た っ て、 しょせ ん は全部幻想 な ん だ し現実 と仮想 の さ か い な ん て曖昧 な も の さ。 特 に 恋 愛 と な れ ば 、 な お さ ら ね ⋮⋮ 俗流ポストモダンな時代の な ん て 本 気 で み ん な 思 え た。 言 っ て し ま え ば 、 始 ま り だ っ た の だ。 置 い て い か れ た 人 達 も た く さ ん い た け ど ね。 文 学 の 世 界 で は 村 上 春 樹 が す で に ジ ェ イ ズ・バ ー で ︵もっ と知的 だっ た と し て も同 ︶ じ 雰 囲 気 を か も し 出 し て い た し、 荒 井︵ 松の任ち谷︶ 由 実 の 歌 も 似 た よ う な フィ ク ショ ン の 香 り を さ せ て い た。 今 、﹃ハ ー ト カ ク テ ル ﹄ を 読 ん で﹁ふ ん ﹂ と 鼻 で 笑 う の は 簡 単 だ。 け れ ど 、 こうい う 雰 囲 気 を、 そ の 場 だ け で も、 二 人 の 間 だ け で も 信 じ ら れ る と す れ ば、 その人は 恋 愛 病 に か か り や す い。 こ れ も 事 実 だ。 問 題 は た ぶ ん、 一 度 か か る と 治 り に く く、 何度でも他の相手と感染したくな じ っ さ い の 話 ⋮⋮ ︵やれやれ。 ︶ っ ち ゃ う こ と な ん だ よ ね、 漫画癖 Ⅱ 113 ニ ャ ー 〳〵 し か 〴〵 こ れ は ⋮⋮ 、 ど う だ ろ う。 ︱︱ 夫 子 は 巧 弁 を 忌 む えにし えにし あやかし あ 縁 あ 漢 縁 漢 あやかし はかりごと あ 妖 あ 漢 妖 漢 はかりごと かめおさ あ 謀 あ 漢 謀 漢 て っ そ もうりょう あ 鉄 鼠 あ 瓶 長 あ 魍 魎 あ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ text 大 事 な こ と な の で、 二回 ヽ 言 い ま し た。 な international exampleで す。 これは の 割 り 注︵ 割サりン注プのル︶ を入れてみ 前後に八分空け ︶ 。 ま す︵ を 入れています 注 記 ︵こういうやつですを ︶ 入 れ て み ま す。 い ふ も の ゝ見始 で あ ら う。 此の時妙なものだと思つた感じが今でも殘つて 居 る。 其後猫 第 一 毛 を 以 て 裝 飾 さ れ べ き 筈 の 顏 が つ る 〳〵 し て 丸 で 藥 罐 だ 。 に も大分逢 つた が こ ん な片輪 に は一度 も出會 は した事 が な い。 加之顏の眞 中 が餘 り に突 起 し て居 る。 そ う し て 其 穴 の 中 か ら 時 々 ぷ う 〳〵 と 烟 を 吹 く 。 どうも咽 せぽくて實 に弱 つた。 是 が人間 の飮 む烟草 といふものであ る事 は 漸 く此頃知 つた。 此 書 生 の 掌 の 裏 で し ば ら く は よ い 心 持 に 坐 つ て 居 つ た が、 暫くす ると非 常 な速力 で運轉 し始 めた。 書生が動くのか自分丈が動くのか分らないが無 暗 に眼 が廻 る。 胸 が惡 く な る。 到 底 助 か ら な い と 思 つ て 居 る と、 どさりと音が して眼 から火 が出た。 夫迄は記憶して居 るがあとは何の事やらいくら考へ 出 さ う と し て も分 ら な い。 澤山居 つた兄弟 が一疋 も見 え ぬ。 肝 ふ と氣 が付 い て見 ると書生 は居 な い。 心 の母親 さへ姿を隱 して仕舞 つた。 其上今迄 の所 と は違 つ て無暗 に明 るい。 眼を明 い て居 ら れ ぬ位 だ。 果 て な 何 で も 容 子 が 可 笑 い と、 の そ 〳〵 這 ひ 出 し 2 て見 ると非常 に痛 い。 吾輩は藁の上から急に笹原の中へ棄てられたのであ る。 漸 く の思 ひ で笹 原 を 這 ひ出 す と向 ふ に大 き な池 が あ る。 吾輩は池の前に 坐 つてどうした らよからうと考 へて見た。 別 に是 と い ふ分別 も出 な い。 暫く ニャー 、 ニャー と試 み に や して 泣 い た ら 書 生 が 又 迎 に 來 て くれ る か と 考 へ付 い た 。 つ て見た が誰 も來 な い。 其 内 池 の 上 を さ ら 〳〵 と 風 が 渡 つ て 日 が 暮 れ か ゝ る。 何でもよいか 腹 が非常 に減 つて來た。 泣 き度 て も聲 が出 な い。 仕 方 が な い、 ら食物 の あ る所迄 あ るか う と决心を し て そ ろ り そ ろ り と池を左 り に廻 り 始 めた。 ど う も非常 に苦 し い。 そこを我慢して無理やりに這つて行くと漸く の事 で何 となく人間臭 ひ所 へ出た。 此 所 へ 這 入 つ た ら、 どうにかな ると思つ て 竹 垣 の 崩 れ た 穴 か ら、 と あ る邸内 に も ぐ り込 ん だ。 縁 は 不 思 議 な も の で、 も し 此 竹 垣 が 破 れ て 居 な か つ た な ら、 吾輩は遂に路傍に餓死したかも知れん の で あ る。 一樹 の蔭 と は よ く云 つた も の だ。 此垣根 の穴 は今日 に至 る迄吾輩 が隣 家 の三 毛 を 訪 問 す る時 の通 路 に な つ て居 る。 偖邸へは忍び込んだもの 3