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平成19年(2007年)熊野市3月定例会会議録目次 第1日目(3月5日

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平成19年(2007年)熊野市3月定例会会議録目次 第1日目(3月5日
平成19年(2007年)熊野市3月定例会会議録目次
第1日目(3月5日)
出席議員
1
欠席議員
1
説明のため出席した者の職氏名
2
会議に出席した事務局職員の職氏名
2
議事日程
4
開
6
会
諸般の報告
6
説明のための出席者
6
会議録署名議員の指名
7
会期の決定
7
施政方針について
7
議案第1号
42
議案第2号
43
議案第3号
44
議案第4号
44
議案第5号
45
議案第6号
45
議案第7号
46
議案第8号
46
議案第9号
46
議案第10号
47
議案第11号
47
議案第12号
49
議案第13号
49
議案第14号
50
議案第15号
51
議案第16号
52
議案第17号
52
議案第18号
53
議案第19号
53
議案第20号
53
議案第21号
54
議案第22号
54
議案第23号
55
議案第24号
55
議案第25号
84
議案第26号
88
議案第27号
89
議案第28号
90
議案第29号
91
議案第30号
92
議案第31号
93
報告第1号
95
報告第2号
97
報告第3号
98
報告第4号
99
議員提出議案第1号
100
議員提出議案第2号
100
散
101
会
第2日目(3月13日)
出席議員
103
欠席議員
103
説明のため出席した者の職氏名
104
会議に出席した事務局職員の職氏名
104
議事日程
105
開
議
106
一般質問
106
延
170
会
第3日目(3月14日)
出席議員
172
欠席議員
172
説明のため出席した者の職氏名
172
会議に出席した事務局職員の職氏名
173
議事日程
173
開
議
174
一般質問
174
延
239
会
第4日目(3月15日)
出席議員
241
欠席議員
241
説明のため出席した者の職氏名
242
会議に出席した事務局職員の職氏名
242
議事日程
243
開
議
246
一般質問
246
議案第32号
268
議案第33号
274
議案第34号
276
議案第35号
277
議案第36号
278
議案第37号
279
議案第38号
280
議案の質疑
281
議員提出議案第1号
306
議員提出議案第2号
306
選
挙
307
委員会付託
309
散
309
会
第5日目(3月20日)
出席議員
311
欠席議員
311
説明のため出席した者の職氏名
312
会議に出席した事務局職員の職氏名
312
議事日程
312
開
315
議
会議録署名議員の指名
315
各常任委員長報告
315
議案第1号
319
議案第2号
319
議案第3号
320
議案第4号
321
議案第5号
321
議案第6号
322
議案第7号
322
議案第8号
323
議案第9号
323
議案第10号
324
議案第11号
324
議案第12号
325
議案第13号
325
議案第14号
326
議案第15号
326
議案第16号
327
議案第17号
327
議案第18号
328
議案第19号
328
議案第20号
329
議案第21号
329
議案第22号
330
議案第23号
330
議案第24号
331
議案第25号
331
議案第26号
332
議案第27号
332
議案第28号
333
議案第29号
333
議案第30号
334
議案第31号
334
議案第32号
335
議案第33号
335
議案第34号
336
議案第35号
336
議案第36号
337
議案第37号
337
議案第38号
338
請願第1号
338
議員提出議案第3号
339
閉
342
会
平成19年(2007年)熊野市3月定例会会議録
( 第 1 号 )
平成19年3月5日(月曜日)
平成19年(2007年)熊野市3月定例会会議録
平成19年3月5日(月曜日)
第
1
号
招集年月日
平成19年3月5日(月)
招集の場所
熊野市本庁舎議会議場
開
会
平成19年3月5日(月)午前9時00分
開
議
平成19年3月5日(月)午前9時00分
応招議員
1番
濱
重
明
君
2番
和
田
いく子
さん
3番
増
田
幸
美
君
4番
山
田
実
君
5番
下
田
克
彦
君
6番
岩
本
育
久
君
7番
大
西
三
春
さん
8番
樋
口
雄
史
君
9番
山
本
良
正
君
10番
山
本
洋
信
君
11番
中
田
悦
生
君
12番
前
地
林
君
13番
前
田
桂之助
君
14番
松
山
秀
夫
君
15番
清
水
純
一
君
16番
上
嶋
治
之
君
17番
今
西
春
由
君
18番
堀
力
君
不応招議員
な
し
地方自治法第 121条の規定により説明の為議会に出席した者の職氏名
市
長
河上
敢二君
特
役
山川
勝君
消
長
中田
裕三君
総
総務課防災対策監
松下
税
長
与
下川
勝三君
長
植中
稔雄君
長
浜田
秀人君
任克君
市 民 保 険 課 長
山本
達由君
和田
仁君
健康・長寿課長
城
六男君
環 境 対 策 課 長
森本
明君
農 業 振 興 課 長
土口
直洋君
林 業 振 興 課 長
島田
克史君
水産・商工振興課長
山門
正昇君
観光スポーツ交流課長
奥田
博典君
建
長
福田
惠優君
地 域 総 合 課 長
星山
政文君
地 域 振 興 課 長
向山
兼司君
福 祉 事 務 所 長
岡部
忠澄君
会
長
柳本
秀和君
水
長
鈴木
衛君
教
長
杉松
道之君
選挙管理委員会
書
記
長
浜田
秀人君
農 業 委 員 会
事
務
局
長
西塚
紀生君
監査委員事務局長
原田
葉子さん
岡本
憲明君
次
長
西岡
久典君
山口
耕作君
庶
長
大谷
健君
収
入
市 長 公 室
務
道
課
課
別
参
防
務
課
設
課
計
課
育
職務の為出席者
事
務
局
長
議 事 係 長
務
係
市長提出の議案名
議案第1号
熊野市副市長定数条例案
議案第2号
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例
案
議案第3号
熊野市組織条例の一部を改正する条例案
議案第4号
熊野市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部
を改正する条例案
議案第5号
熊野市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害見舞金支給に関する条例の
一部を改正する条例案
議案第6号
熊野市職員の公務災害見舞金支給に関する条例の一部を改正する条例案
議案第7号
熊野市職務執行者の給与及び旅費に関する条例を廃止する条例案
議案第8号
熊野市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案
議案第9号
熊野市高齢者生活福祉センター居住事業実施に関する条例の一部を改正する
条例案
議案第10号
熊野市火葬場条例の一部を改正する条例案
議案第11号
熊野市ごみポイ捨て防止条例の一部を改正する条例案
議案第12号
熊野市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例案
議案第13号
熊野市紀和地区水道事業の設置に関する条例の一部を改正する条例案
議案第14号
熊野市指定金融機関の指定について
議案第15号
市道の路線認定について
議案第16号
紀南社会福祉施設組合規約の変更に関する協議について
議案第17号
紀南病院組合規約の変更に関する協議について
議案第18号
南牟婁清掃施設組合規約の変更に関する協議について
議案第19号
紀南特別養護老人ホーム組合規約の変更に関する協議について
議案第20号
三重県自治会館組合規約の変更に関する協議について
議案第21号
東紀州農業共済事務組合規約の変更に関する協議について
議案第22号
三重県地方税管理回収機構規約の変更に関する協議について
議案第23号
紀南介護保険広域連合規約の変更に関する協議について
議案第24号
平成19年度熊野市一般会計予算について
議案第25号
平成19年度熊野市国民健康保険事業特別会計予算について
議案第26号
平成19年度熊野市老人保健事業特別会計予算について
議案第27号
平成19年度熊野市青年の家事業特別会計予算について
議案第28号
平成19年度熊野市市有林整備事業特別会計予算について
議案第29号
平成19年度熊野市紀和診療所事業特別会計予算について
議案第30号
平成19年度熊野市紀和地区水道事業特別会計予算について
議案第31号
平成19年度熊野市水道事業会計予算について
報告第1号
平成19年度熊野市土地開発公社事業計画について
報告第2号
平成19年度有限会社熊野市観光公社事業計画について
報告第3号
平成19年度財団法人紀和町観光開発公社事業計画について
報告第4号
平成19年度財団法人紀和町さるさと公社事業計画について
議員提出の議案名
議員提出議案第1号
熊野市議会会議規則の一部を改正する規則案
議員提出議案第2号
熊野市議会委員会条例の一部を改正する条例案
議事日程
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
会期の決定
[内容説明]
日程第3
施政方針について
[提案理由、内容説明]
日程第4
議案第1号
熊野市副市長定数条例案
日程第5
議案第2号
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に
関する条例案
日程第6
議案第3号
熊野市組織条例の一部を改正する条例案
日程第7
議案第4号
熊野市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する
条例の一部を改正する条例案
日程第8
議案第5号
熊野市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害見舞金支給に関
する条例の一部を改正する条例案
日程第9
議案第6号
熊野市職員の公務災害見舞金支給に関する条例の一部を改正する
条例案
日程第10
議案第7号
熊野市職務執行者の給与及び旅費に関する条例を廃止する条例案
日程第11
議案第8号
熊野市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案
日程第12
議案第9号
熊野市高齢者生活福祉センター居住事業実施に関する条例の一部
を改正する条例案
日程第13
議案第10号
熊野市火葬場条例の一部を改正する条例案
日程第14
議案第11号
熊野市ごみポイ捨て防止条例の一部を改正する条例案
日程第15
議案第12号
熊野市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例案
日程第16
議案第13号
熊野市紀和地区水道事業の設置に関する条例の一部を改正する条
例案
日程第17
議案第14号
熊野市指定金融機関の指定について
日程第18
議案第15号
市道の路線認定について
日程第19
議案第16号
紀南社会福祉施設組合規約の変更に関する協議について
日程第20
議案第17号
紀南病院組合規約の変更に関する協議について
日程第21
議案第18号
南牟婁清掃施設組合規約の変更に関する協議について
日程第22
議案第19号
紀南特別養護老人ホーム組合規約の変更に関する協議について
日程第23
議案第20号
三重県自治会館組合規約の変更に関する協議について
日程第24
議案第21号
東紀州農業共済事務組合規約の変更に関する協議について
日程第25
議案第22号
三重県地方税管理回収機構規約の変更に関する協議について
日程第26
議案第23号
紀南介護保険広域連合規約の変更に関する協議について
日程第27
議案第24号
平成19年度熊野市一般会計予算について
日程第28
議案第25号
平成19年度熊野市国民健康保険事業特別会計予算について
日程第29
議案第26号
平成19年度熊野市老人保健事業特別会計予算について
日程第30
議案第27号
平成19年度熊野市青年の家事業特別会計予算について
日程第31
議案第28号
平成19年度熊野市市有林整備事業特別会計予算について
日程第32
議案第29号
平成19年度熊野市紀和診療所事業特別会計予算について
日程第33
議案第30号
平成19年度熊野市紀和地区水道事業特別会計予算について
日程第34
議案第31号
平成19年度熊野市水道事業会計予算について
日程第35
報告第1号
平成19年度熊野市土地開発公社事業計画について
日程第36
報告第2号
平成19年度有限会社熊野市観光公社事業計画について
日程第37
報告第3号
平成19年度財団法人紀和町観光開発公社事業計画について
日程第38
報告第4号
平成19年度財団法人紀和町さるさと公社事業計画について
[提案理由]
日程第39
議員提出議案第1号
熊野市議会会議規則の一部を改正する規則案
日程第40
議員提出議案第2号
熊野市議会委員会条例の一部を改正する条例案
午前
開
○議長(中田悦生君)
9時00分
会・開
開会
議
おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより平成19年
3月熊野市議会定例会を開会いたします。
諸
○議長(中田悦生君)
報
告
会議に先立ち、諸般の報告につきましては、去る1月25日、第 133回
三重県市議会議長会定期総会が鈴鹿市において開催され、私と山本副議長が出席いたしまし
た。
また、2月15日、広域行政圏市議会協議会第38回総会が東京において開催され、私が出席
いたしました。
いずれの報告書もお手元に配付いたしておりますので、ご了承願います。
説明のための出席者
○議長(中田悦生君)
次に、地方自治法第121 条の規定により、関係当局に説明員の出席を
求めたところ、お手元に配付いたしております文書のとおり通知を受けております。
○議長(中田悦生君)
これより本日の会議を開きます。
議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
会議録署名議員の指名
○議長(中田悦生君)
日程第1「今期定例会の会議録署名議員の指名」を行います。
会議規則第79条の規定により、議長において、
6番
岩本
育久君
16番
上嶋
治之君
を指名いたします。
会 期 の 決
○議長(中田悦生君)
定
日程第2「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期については、本日から3月20日までの16日間といたしたいと思いますが、
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、今期定例会の会期は、本日から3月20日までの16日間と決しました。
市 長 施 政 方 針
○議長(中田悦生君)
日程第3「施政方針について」を議題といたします。
市長の説明を求めます。
市長。
(市長
○市長(河上敢二君)
河上敢二君
登壇)
おはようございます。
平成19年3月熊野市議会定例会の開会にあたり、市政運営の基本方針を明らかにするとと
もに、平成19年度予算案等についてその概要をご説明申し上げます。
新市が誕生して、既に1年4か月が経過いたしました。この間、事務・事業の統合や市民
サービスの統一化などにおきましても大きな混乱もなく、比較的円滑に新市の-体化を図っ
てこられたと考えております。このことは、議員の皆さんや市民の皆さんのご理解、ご協力
の賜であり、心より厚くお礼申し上げます。
さて、本年度は、すでに策定作業に取りかかっております、今後10年間の新しいまちづく
りの指針となる「第1次熊野市総合計画」を策定する大変重要な年であります。この計画は、
働く場の創出や高齢化が進むなかでの健康づくり、防災への取り組みなど多くの課題に対応
するための市政の基本となる計画であります。
ぜひ、これらの課題に対応した計画の策定に市民の皆さんのご意見、ご提言をお寄せいた
だきたいと思います。
(市政運営の基本方針)
私は、市長に就任以来、一貫して「市民本位」という基本理念に基づく市政運営に努め、
議員各位、市民の皆さんのご協力を得ながら市の発展に全力を傾注してまいりました。
今後におきましても、大きく変動する社会情勢等時代の変化を的確にとらえ、常に創意工
夫を凝らしながら、市政運営の基本を引き続き「市民本位」とし、また、まちづくりの根本
的な考え方を「市民が主役、地域が主体のまちづくり」として、新市の目指すべき将来像、
「豊かな自然と歴史に育まれた、活力と潤いのあるまち・熊野」の実現に誠心誠意尽くして
まいりたいと考えております。
(市を取り巻く状況とまちづくりの課題及び目標)
国内の情勢は、景気が着実に回復しているところでございますが、景気回復の恩恵を受け
にくいこの地域においては、依然として厳しい状況が続いております。また、地方自治体を
取り巻く環境も国の歳出・歳入一体改革などにより、財政面においても大変厳しい先行きを
想定せざるを得ない状況であるといえます。
一方で、少子・高齢化の一層の進行、国際化と情報化の急激な進展、国民の価値観や生活
様式の多様化、環境問題の深刻化、地方分権の進展という経済・社会の変化のスピードとそ
の影響はより大きくなって現れており、地方においても官民を問わず、そうした変化や影響
に迅速・的確に対応する能力がますます必要となっております。
市におきましても、大きな課題となっております低迷する地域経済の回復と働く場の創出
に向けて、ふるさと公社などでの特産品生産の拡大等による産業振興、高齢化が一層進むな
かでの健康づくりなどによる保健福祉施策の推進、防災対策推進課の新設や防災用携帯式戸
別受信機(防災ラジオ)の有償配布、自動体外式除細動器(AED)の計画的設置など安全
で安心な生活環境(防災)への対応、図書館を含む文化交流センターの建設をはじめとする
教育・文化・スポーツ振興などの各分野における施策に全力で取り組んでまいります。
平成19年度は、平成20年度から10年間の市のまちづくりの指針となります「第1次熊野市
総合計画」をまとめる重要な年となります。
総合計画は、市のまちづくりの最も基本となる計画であり、各分野における計画や施策の
基本的な指針となり、効率的な事業展開を図るうえで、最も重要な役割を果たすものであり
ます。
今回の計画は、社会経済情勢の変化と合併後の諸課題や多様化・高度化する市民ニーズへ
の対応に加えて、平成25年度に予定される高速道路の開通に備え、前期基本計画の期間にあ
たる平成20年度からの5年間が、市の将来を左右する、まさに正念場と考えており、その意
味で極めて重要な計画となります。
計画策定に向け、昨年11月から市内13か所で市政懇談会を開催するとともに、市民アンケ
ート調査を実施し、市民の皆さんからまちづくりに対する多くのご意見をいただきました。
これらを十分に踏まえ、今後も計画の素案段階から市の広報等を通じて情報提供し、総合計
画審議会での審議と併せて、熊野市の将来を市民の皆さんと一緒に考え、いただいたご意見
を計画にできる限り反映させてまいります。
そして、新市のさらなる発展を目指し、市民の皆さんと市行政が力を合わせて取り組む、
新たな時代のスタートにふさわしい具体的なまちづくりの指針を示し、市の将来に夢が持て
るような、また、目指すべき市の姿を実現する、より実効性の高い計画を策定してまいりま
す。
(1)「市民が主役、地域が主体のまちづくり」を実践し、自ら住む地域に誇りと愛着と
自信をもち・活力と潤いのあるまちを実現してまいります。
過疎・高齢化と地方分権が進展し、財政状況が厳しいなか、限られた予算で市民の皆さん
が満足するまちづくりを行うためには、市民参加を促し、市民と行政の協働による取り組み
を一層推進する必要があると考えております。
このため、まちづくりの基本理念である「市民が主役、地域が主体のまちづくり」を目指
して、平成16年度より各地区において地域まちづくり協議会を中心にした取り組みを始めた
ところでございます。
この取り組みにより、各地域ではその地域の状況に応じたさまざまな事業が、地域住民の
皆さんの創意工夫によって主体的に取り組まれており、各協議会委員をはじめ地域の皆さん
のご努力に敬意を表するものであります。
当然ながら地域に精通した皆さんによる取り組みであり、その内容におきましても、産業
振興や防災、生活環境など地域にとって非常に効果のあるものとなっております。
市としましては、アドバイザーの派遣や補助金交付など、引き続き支援してまいりたいと
考えております。
このような取り組みが地域に根付き、地域住民のふれあいが深まることで、より一層地域
の一体感が醸成されますよう、さらには住民の皆さんが自分の住む地域に対し誇りと愛着を
持ち、ひいては市全体が活力と潤いのあるまちになるよう努力してまいります。
(2)産業振興の分野では、独創性のある産業を振興し、「輸出」と「集客」の促進によ
って働く場を創出するため、地場産業、地域経済の振興に力を入れて取り組んでまいります。
過疎化、少子・高齢化の大きな要因の1つである若者の流出に歯止めをかけるためには、
若い人たちを中心に働く場を創出することが、新市にとって最も大きな課題であります。
取り組みにあたっては、今後の産業振興の中心的役割の一旦を担うふるさと公社において、
新たな特産品として「熊野地どり」の振興を図るために地どり鶏舎建設事業に着手するほか、
新姫の生産体制の拡大など地域資源を活用した独自性のある高品質な特産品の開発・生産を
推進し、「輸出」の促進によって、地域産業の振興、働く場の創出に努めてまいります。
また、行政としましても企業経営的発想を取り入れて、市場等の動向を十分に見極めつつ、
可能な限りリスクに挑戦し、「輸出」と「集客」の拡大を図り、一人でも多くの働く場をつ
くり出してまいりたいと考えております。
スポーツによる集客をさらに拡大するため、平成20年3月下旬にくまのスタジアム等で開
催を予定している都道府県対抗全日本中学生男子・女子ソフトボール大会などの各種スポー
ツ大会開催事業に引き続き支援をしてまいります。
(3)保健福祉の分野では、高齢化の進展に対応し、「支え助け合い、健康で生きがいを
もち、安心して暮らせる社会の実現に向けて、介護の予防などに重点を置き、健康診査など
地域ぐるみの取り組みを進めてまいります。
健康づくりの面では、市民一人ひとりの健康づくりのため、健康診査の充実を図り、受診
率向上や受診後の健康相談・指導等をさらに強化するとともに、肥満・生活習慣病の対策と
してメタボリックシンドロームの解消を目指した食生活改善策の推進など病気の予防・早期
発見に大きな重点を置き対応してまいります。また、昔の遊び等による「楽しく」続けられ
る元気づくりなどを支援してまいります。
福祉の面につきましても、医療・保健・福祉の連携や介護保険制度を活用した介護予防対
策の充実に努めます。また、高齢者の知恵・経験を生かした「いきがい」づくりなどを引き
続き推進いたします。
また、老朽化が著しい金山保育所の建設にむけて、用地購入、造成工事などに着手いたし
ます。
さらに、子育て支援や障害者福祉の充実にも努めてまいります。
(4)生活環境の分野では、「人と自然が共生する、安全・快適で、潤いある美しいまち
の実現に向けて、都市マスタープランに即して、長期的・計画的な視点で、景観や文化面な
どにも配慮した生活基盤の整備や防災及び環境対策などの取り組みを進めてまいります。
主な施策としましては、防災対策の推進をより強化するため現在の防災対策室を防災対策
推進課にするとともに、地震・津波・豪雨等に備えるため、防災用携帯式戸別受信機(防災
ラジオ)の安価な価格での希望世帯への配布や避難路・避難体制の整備、浸水・排水対策の
促進、公共施設の計画的耐震化など防災対策を引き続き強化いたします。
また、救命率の向上を図るため、自動体外式除細動器(AED)の設置を引き続き計画的
に実施してまいります。
熊野尾鷲道路、国道 311号、県道熊野矢ノ川線、七色峡線等の国道・県道等の整備が促進
されるよう、市としてこれまで以上に力を入れるとともに、交通弱者といわれる方々の交通
手段の確保・充実に努め、望ましい地域公共交通体系の構築に向けた検討をしてまいります。
自然や環境にやさしい省資源・循環型社会に向けての取り組みをはじめポイ捨て・不法投
棄対策の強化など環境対策に力を入れ、自然環境を守ります。
(5)教育・文化・スポーツの分野では、「人・歴史・文化を育み、心の豊かさを感じる
まちの実現」に向けて、より幅広く質の高い生涯学習の場づくりや芸術・文化・スポーツの
一層の振興を図ってまいります。
主な施策としましては、文化交流センター(図書館)の本格的な建物建設に着手するとと
もに、文化・芸術鑑賞機会の拡大、語学学習や市民大学など生涯学習活動の充実に努めてま
いります。
また、生涯スポーツの機会をさらに充実させていくため、スポーツ振興計画の策定やスポ
ーツ環境の充実と健康づくりの場として、紀和B&G海洋センタープールの温泉化を実施い
たします。
地域や日本の将来を担う子どもたちが、自ら問題を発見し、自ら考え、解決できる、いわ
ゆる「生きる力」の形成に資するよう、引き続き読書・外国語教育など教育内容の充実を図
るとともに安全な学校施設の整備を促進してまいります。
(予算編成の概要)
次に予算編成の概要についてご説明申し上げます。
政府は、平成19年度予算については、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針200
6」で示された今後5年間の新たな改革に向けた出発点となる重要な予算と位置付け、これ
までの財政健全化の努力を維持していくこととしています。このため引き続き歳出全般にわ
たる徹底した見直しを行い、歳出の抑制と所管を越えた予算配分の重点化・効率化を実施し、
基礎的財政収支の改善を図り、国債発行額についても極力抑制する方針であります。
このような方針に基づいて編成された平成19年度国の一般会計予算は、総額82兆 9,088億
円、前年度より3兆 2,228億円、 4.0%増で、国債費、地方交付税交付金等を除く一般歳出
は、46兆 9,784億円、前年度より 6,124億円、 1.3%増となっております。
地方財政につきましては、平成19年度においては地方税収入や地方交付税の原資となる国
税収入が大幅に増加するものの、公債費が高い水準で推移することや社会保障関係経費の自
然増等により、依然として大幅な財源不足が生じるものと見込まれております。
このため、「基本方針2006」に沿って、国の歳出予算と歩みを一にして地方歳出を見
直すこととし、定員の純減や給与構造改革等による給与関係経費の抑制や地方単独事業の抑
制を図り、これらを通じて地方財政計画の規模の抑制に努めることにより財源不足額の圧縮
を図る一方、地方交付税の現行法定率を堅持しつつ安定的な財政運営に必要な地方税、地方
交付税等の一般財源の総額を確保することを基本として、地方財政対策が講じられておりま
す。
また、併せて、地方財政の健全化を図るため、交付税特別会計の新規借入れを廃止すると
ともに、計画的な償還を開始することとしております。
その結果、地方財政計画における歳入歳出規模は83兆 1,300億円、対前年度比 200億円、0.
03%の減、給与関係経費は22兆 5,100億円、 0.3%の減、投資的経費のうち地方単独事業は
8兆 5,900億円、14.9%の減となっております。
このような情勢のなか、編成いたしました本市の平成19年度一般会計予算につきましては、
人件費、公債費等の義務的経費を削減する一方、投資的経費につきましては、対前年度比プ
ラス36.4%の24億 9,294万 5,000円と大幅な増とするなど、総額 112億 4,738万 9,000円、
対前年度比プラス 4.6%の予算となっております。
歳入につきましては、地方財政の根幹となるべき市税収入につきまして、所得税から住民
税への税源移譲や定率減税の廃止などにより市民税が増額となっており、総額17億 9,487万
円、対前年度比プラス12.8%、2億 316万 8,000円の増額となっております。一方、税源移
譲の暫定措置であった所得譲与税、定率減税の補てん措置であった減税補てん地方特例交付
金、減税補てん債、あわせて1億 8,200万円が減となります。また、歳入の約40%を占める
地方交付税におきましては、対前年度比 2.2%、1億円の減となっており、平成18年度と同
様、非常に厳しい内容となるため、合併特例による財政措置の活用や、財政調整基金からの
繰入金で財源の確保をいたしているところであります。
一方、歳出につきましては、新規事業として、防災用携帯式戸別受信機(防災ラジオ)配
布事業、平成20年3月28日~31日にくまのスタジアム等で開催される都道府県対抗全日本中
学生男子・女子ソフトボール大会開催経費などを、また、昨年度からの継続事業として、市
庁舎耐震補強事業、図書館を併設した文化交流センター建設事業などを予算化いたしており
ます。さらに、地震・豪雨等への備えを一層進めるため防災対策にも力を入れるほか、集客
交流や地域産業の振興、健康づくり、教育・文化等にも配慮したきめ細かな予算編成となっ
ております。
(
主 な
施 策
)
次に、主な施策についてご説明申し上げます。
第1に、市民が主役のまちづくりの実践、市民サービスの向上と行政の効率化・情報化・
国際化、花いっぱい運動・人権尊重等の取り組みであります。
(1)熊野市のまちづくりの基本理念は、「市民が主役、地域が主体のまちづくり」であり
ます。
まちづくりの目標は、私たち一人ひとりがこのまちに住み続けたいと思うことであり、ま
た、誇りと愛着のもてるまちをつくることであります。
このため、住民自らが、自分たちのまちは自分たちがつくるという意識を高めていただく
ため、平成16年度より各地域に「まちづくり協議会」を設置していただき「自助」「互助」
「公助」といった「補完性の原則」を踏まえ、さまざま取り組みを実施していただいており
ます。
市としましては、各協議会の特色ある取り組みに対して、改めて敬意を表するとともに、
その内容に関しましても産業振興や防災、生活環境などそれぞれの地域において最も必要と
される多くの取り組みが効果的に実施されていると思っています。
特に遊木町では、「災害に強いまちづくり整備事業」として防災マニュアルの作成や避難
路への誘導灯の設置、夜間避難訓練など、地域が一体となって取り組まれたことが評価され、
遊木町自主防災組織が三重県知事より防災奨励賞に輝きました。
また、紀和町の上川地区では、一人暮らし高齢者の住宅周辺の草刈や木の伐採などを行い、
お年寄りに感謝されるとともに参加者も充実感を味わうような取り組みが続けられておりま
す。
このようなことから、今後とも各地域の自主性を尊重しながらこの取り組みを引き続き行
っていただけるよう、アドバイザーとしての職員の派遣とまちづくり協働事業に対する補助
を継続してまいりたいと考えております。
(2)花いっぱい運動につきましては、まちづくりの1つの手段として平成11年から取り組
みを始めております。
現在では、「花の窟パーク」や「フィッシュガーデン」などのポケットガーデンをはじめ
国道42号や県道、市道沿いの花壇など公共的な場所を彩るもののほか、オープンガーデンな
ど個人のお庭を飾っていただくものなど、さまざま形態で市内各地域において着実に広がっ
てきております。
特に国道42号沿線を花で飾る取り組みは、市内外の方々から高い評価をいただいておりま
すし、春先に個人のお庭を開放していただき訪問者との交流を図る「オープンガーデン」に
つきましては、国道42号沿線の花などとも相まって、 250名ほどの宿泊者を伴う取り組みと
なっております。
これらの取り組みは、くまの花いっぱいネットワークや熊野古道・花の窟・七里御浜花街
道など多くの皆さんのボランティアによって支えられており、そのご尽力に対しまして心か
ら感謝申し上げます。
市といたしましては、花によるまちづくりを引き続き支援するとともに、農業振興と園芸
福祉、さらには花いっぱい運動を推進するための育苗施設の整備を併せて行ってまいりたい
と考えております。
本年度もオープンガーデンのような観光振興や野菜の苗作りのような農業振興、あるいは
健康で幸福に生きるための園芸福祉と連携しながら、より多くの市民の皆さんに花いっぱい
運動の輪が広がるよう努めてまいります。また、「花」の産業化に向けての検討を庁内を中
心に行います。
(3)市政運営につきましては、国の財政状況から本市を取り巻く状況はさらに厳しくなる
と予想されるなかにおいても、しっかりとした市民サービスを提供していくため、より効率
的・効果的な行政を確立していくことが急務となっております。
このため、平成18年度に策定しました「熊野市集中改革プラン」に基づき、事務・事業の
見直し、定員管理及び職員給与の適正化等に取り組んでまいります。
特に、職員の削減につきましては、計画の最終年度である平成21年度において、国家公務
員の定員純減目標である 5.7%を上回る7.14%の純減を目標に取り組んでまいります。
また、市民の皆さんが市役所に提出する書類の簡素化を実施し、市民サービスの向上を図
ります。さらにトヨタ方式などを参考に徹底して無駄を排するとともに、事務・事業に要す
る人件費はもとより減価償却費、光熱水費などこれまであまり意識されなかった費目を含む
トータルコストを可能な限り明らかにし効率化を図る「業務見直し運動」に着手してまいり
ます。
市役所の業務は、複雑多岐にわたっており、市民の皆さんから各課が担当する業務の内容
が分かりにくいとの声もちょうだいしております。
そこで、市役所業務の概要や問い合わせ先などを登載した「なんでもつづり」を各家庭に
配布したいと考えております。これは、市役所関係の案内だけではなく、防災や観光などの
情報なども綴り込み、広報の保管にもご活用いただけるバインダー方式を予定しておりまし
て、暮らしに身近な各種情報を何でも綴じて利用していただきたいと考えております。
職員の資質向上につきましては、職員研修はもとより、あらゆる機会を通して「市民本位
の市政運営」を基本とする職員の意識改革に努めているところでございますが、今後も「市
民の視点に立った」、また「市民の役に立つ」といった意識をさらに養成し、行政サービス
の質の向上を目指してまいります。
このため、職員の仕事意欲・能力向上、市民の皆さんとのコミュニケーション能力の向上
などを目的としたコーチング研修を、引き続き全職員を対象に平成18年度よりもさらに上級
のプログラムによって実施いたします。
また、三重県との人事交流事業を引き続き実施するほか、本市では初めての試みとなりま
す民間企業への職員派遣事業を実施し、民間企業の厳しさや経営感覚を肌で学ぶことにより、
経営感覚を持った将来の市を担う職員の養成に努めてまいります。
市民サービスの向上を図るため、職員のあいさつや事務処理時間などに関して市民の皆さ
んに5段階評価をしていただく、「市民満足度調査」を窓口業務において実施しているとこ
ろでありますが、この調査を引き続き実施し、市民満足度の向上に努めてまいります。
さらに、「市政懇談会」「市民なんでもダイヤル」「市民なんでもボックス」「市長への
手紙」等により市民の皆さんの生の声をいただき、市政に反映できるように努めるとともに、
市広報やホームページ、ケーブルテレビなどによる文字情報などにより、さまざまな行政情
報を積極的に提供いたします。また、「暮らしのなんでも相談」「無料法律相談」などを通
して市民の皆さんの心配事や要望につきましても、適切に対応してまいりたいと考えており
ます。
「聞こえにくい」等々のご指摘を受けている防災行政無線放送につきましては、昨年度に
行った防災行政無線の電波受信に関する調査・検討の結果を基に、防災用携帯式戸別受信機
(防災ラジオ)を市内全世帯を対象とし、希望する世帯に安価で配布することにより「聞こ
えにくい」等々の問題を解消したいと考えております。
また、市民の皆さんが非常時に避難する際には、この防災ラジオを持ち出しすることによ
り、正確な情報の入手に役立てていただきたいと思っております。
(4)高度情報化社会に対応した電子自治体の推進につきましては、情報システムを用いた
業務改革が求められていることから、三重県及び県内市町とともにデジタル地図等の共同化
を進めてまいります。
また、既存の情報システムの見直しや外部委託することなく自主的にシステム化できる作
業の検討等を行い、業務の効率化とコスト削減に努めてまいります。
近年、情報化の進展に伴って情報漏えい等の問題が各地で発生していることから、職員へ
の情報セキュリティ研修等を実施し、より一層の情報セキュリティ意識の向上を図ってまい
ります。
市が保有する個人情報の適正な取り扱いにつきましては、熊野市個人情報保護条例に基づ
き、個人情報保護に努めてまいります。
(5)国際化が進むなか、児童の国際交流と理解のため、児童海外研修協議会が進める児童
の海外研修について、昨年度に引き続き支援してまいります。
国際交流につきましては、姉妹都市であるイタリア・ソレント市及びブラジル・バストス
市との情報交換を行い、引き続き理解と友好を深めてまいります。また、市民のだれもが国
際交流に気軽に参加できるよう「熊野市姉妹都市交流推進協議会」が企画する外国語会話教
室や料理教室等の活動を支援してまいります。
(6)人権尊重の取り組みにつきましては、「人権が尊重される熊野市をつくる条例」に基
づき、「人権が尊重される明るく住みよい社会」を築くため、人権施策に関する基本的な考
えを明らかにする「人権施策基本方針」を策定いたします。また、人権講演会などを実施し、
広く人権意識の高揚を図ってまいります。
男女共同参画につきましては、新たに策定された平成19年度から23年度までの5年間の基
本計画「熊野市男女共同参画ステッププラン(第1次基本計画)」に基づき、講演会等を通
じて市民の男女共同参画意識の向上を目指した取り組みを行ってまいります。
第2に、「独創性のある産業を振興し、輸出と集客を進め、働く場所の創出を目指した産
業振興」の取り組みについてであります。
1
農林水産商工業の振興につきましては、地域資源を活用した独自性のある高品質な特産
品の開発・生産を推進し、「輸出」の促進によって地域産業の振興、働く場の創出に努めて
まいります。
(1) 農業の振興についてでありますが、地域資源を活用した特産品の振興を進めるととも
に市外への「輸出」促進を図ってまいります。
特に紀和町ふるさと公社につきましては、今後、市の産業振興の中心的役割の一端を担う
組織として位置付け、職員体制の強化、活動の拡充を図ってまいります。
主力商品である味噌、梅干しにつきましては、増産体制の確立並びに営業活動を強化する
など事業の拡大を図ってまいります。また、坑道を利用した貯蔵、保管によりコスト削減を
図ります。
さらに、熊野地どりの振興につきましても、ふるさと公社を事業主体として紀和町におい
て新たに地どり鶏舎を建設し、3年を目途に安定した一大産地化に向けた取り組みに着手い
たします。
貴重な文化遺産でもあります「丸山千枚田」につきましては、千枚田オーナー会員数の増
大に努めるとともに、農業資産として研修や体験のフィールドとして活用してまいります。
当市の基幹産業である柑橘農業への取り組みにつきましては、JA三重南紀統一選果施設
の充実により、平成19年度産柑橘からより厳しく高度になる消費者ニーズに対応した高品質
みかんの提供がこれまで以上に可能となり、厳しい販売環境のなかで産地としての競争力を
維持し、農家の所得向上と経営安定が図られるものと期待しております。
また、金山町の中山間地域総合整備事業活性化施設において設置する搾汁機器により生産
されるみかんジュースの販売促進を支援するなど、柑橘のより一層の有効活用を図ってまい
ります。
新姫につきましては、すぐれた健康機能性成分を秘め、熊野市でのみ生産可能な柑橘とし
て新たな特産品にするため力を入れて取り組んでいるところです。本年度より採果も始まる
ことから、三重県科学技術振興センター等の協力を得ながら商品開発に取り組んでまいりま
す。
市内各地の資源を活かした「特産品開発事業(一地域一品運動)」を継続し、「地域まち
づくり協働事業」の取り組みと連動しながら、引き続き特産品づくりへの支援を行ってまい
ります。
担い手の育成と水田を守るため、平成18年度、五郷地区において実現した共同利用施設に
よる集落営農を継続支援するとともに、他の地区においても集落営農の実現に向けて地域の
皆さんと協議を重ね、今後も、より効率的な営農を目指してまいります。
全国的な課題ともなっている遊休農地対策としましては、獣害対策を含め、集落座談会等
を通じて住民の皆さんに「地域の農地・景観は地域で守る」といった地域ぐるみでの対応策
をとりまとめてもらい、必要に応じて草刈機などの貸し出しやカバープランツ(被覆植物)
等を植栽し、農地管理の省力化への取り組みに対し支援してまいります。
農産物への鳥獣害の防止対策については、引き続き要望の多い獣害防除用電気柵の購入を
支援するほか、三重県とも協働して地域住民への獣害対策学習会などを行ってまいります。
農業生産基盤の整備につきましては、広域連携型の県営中山間地域総合整備事業及び平成1
9年度から新規に着手する金山・久生屋地区の県営農免農道整備事業及び県営畑地帯総合整
備事業(担い手支援型)について費用負担を行い、農道やかんがい施設等の整備を行います。
また、農作業の省力化や生産コストの削減に向けて、農道や用排水路等の整備を実施して
まいります。
なお、中山間地域総合整備事業活性化施設に隣接した場所に新たに育苗ハウス・作業場を
整備し、野菜・花き類の苗の生産を効率的に行うことで、野菜づくりにおける農業振興や花
を通じた園芸福祉をより一層推進してまいります。
(2) 林業の振興につきましては、森林の有する地球温暖化防止等多面的機能を持続的に発
揮させるため、健全な森林の育成に必要な間伐等の施業を適時・適切に実施していくことが
重要であり、市有林を含めた森林の整備・保全や保安林の指定を促進するとともに、木材関
連産業を含めた林業界全体の活性化に努めてまいります。
針葉樹と広葉樹が混在する環境林としての森林づくりを行う森林環境創造事業や、二酸化
炭素の吸収量を増加させる森林再生CO2 吸収量確保対策事業を引き続き実施するとともに、
市民の皆さんが自らの手で植栽を行う、彩ふれあいの森づくり促進事業を継続して実施して
まいります。
森林所有者の高齢化等により筆界の確認が困難になってきているため、地籍調査の予備調
査である山村境界保全事業を引き続き実施するほか、間伐などの施業の実施に不可欠な森林
の現況調査、境界の確認、歩道の整備等の行為に対し、森林整備地域活動支援交付金事業に
より、一定の条件を有する森林所有者に対して助成を行ってまいります。
また、都市住民を対象とした植栽事業等の林業体験を熊野古道沿いで実施し、集客交流を
図るとともに、有害鳥獣による被害の防止及び軽減を図るため、有害鳥獣駆除事業を実施し
てまいります。
木材関連産業の振興と地域経済の活性化につきましては、地元材の木材重要拡大を推進す
るため、地元材を使用して木材住宅を新築、または増築した場合に一定額の商品券により助
成する木造住宅建設促進緊急対策事業を引き続き実施してまいります。
林業生産基盤・集落環境の整備につきましては、森林環境保全整備事業による林道高代山
線、大井川線の開設工事、一の水線改良工事及び森林居住環境整備事業による防火水槽の設
置のほか、林道の改良、維持補修を実施してまいります。
(3) 水産業の振興につきましては、水産資源の増大及び安定的な漁業生産の確保を図るた
め、ヒラメ、トラフグ、カサゴ、マダイ等の種苗放流を実施してまいります。
また、漁業資源を活用した活性化策として、漁業体験等ブルーツーリズムを推進し、漁業
の複合経営化と漁村地域の活性化への取り組みに対する支援を引き続き実施するとともに、
海水浴など海の観光と組み合わせたPR活動を実施し、集客・交流人口の増大に努めてまい
ります。
新たな取り組みとしまして、市内農山漁村に移住を希望する方向けに、空き家情報を公開
し、空き家の活用を図ってまいります。
漁港基盤整備事業につきましては、漁船の安全性の確保並びに漁業振興・漁業経営の安定
化を図るため、甫母漁港の整備を継続して実施してまいります。
(4) 商工業の振興につきましては、地域特産品の「輸出」促進に向け、弱点である販売・
営業を強化するため商社機能を発揮できるよう、能力ある人材の発掘に努めてまいります。
新たな取り組みとしまして、生活者の視点からの地域資源を活かした商品づくりを目指し、
女性グループの組織化、先進地視察などに支援を始めます。
また、新たな分野での起業や既存事業者の事業拡大を促進し、就業機会の拡大を図るため
の人材育成支援策を引き続き実施してまいります。
このほか、低迷する地域経済への対策として、熊野市商店連合会が実施する商品券販売促
進事業について、引き続き商品券のプレミア分に助成を行い、地元商店への集客と購買力の
向上を図ってまいります。
さらに、商店街への集客拡大に向けて、「いこらい広場」が住民の憩いの場としてさらに
利用が進むよう、新たに始める高齢者向けの惣菜づくり事業のため、隣接の空き店舗を調理
場として改修する取り組みを支援いたします。また、各店舗前にフォトフロンティアの入賞
写真や、花いっぱい運動のオープンガーデン等の写真を展示する『記念通り商店街活性化事
業』や、記念通り商店街に高齢者を誘客するため太鼓演奏やお茶会、健康チェックなど高齢
者に喜ばれるイベントを盛り込んだ「高齢者にやさしい熊野いこらい市」を開催し、高齢者
が利用しやすい商店街となるような商店街振興組合の取り組みに対し、引き続き支援してま
いります。
市内中小企業者への支援策としましては、熊野市小規模事業資金貸付制度等による運転資
金や設備資金の低利融資を行ってまいります。
物産の振興につきましては、熊野商工会議所と連携を図り、各種イベント、物産展での地
域産品のPRと販路の拡大などを支援するほか、市人会や市友会の組織を積極的に活用して、
熊野特産品の輸出の促進を引き続き図ってまいります。
工業の振興につきましては、市内事業者による産・学・官の三者が保有する技術、情報等
の共有化を図りながら、「産・学・官共同研究」を推進し、地域資源を活用した付加価値の
高い商品の開発等に支援してまいります。
2
集客・交流の推進につきましては、熊野古道や千枚田などの観光資源を活用した集客と
ソフトボールなどスポーツの各種大会や合宿の誘致による集客・交流の促進に努めてまいり
ます。
(1) 観光による集客・交流につきましては、世界遺産である熊野古道を中心に豊かな自
然・歴史・文化的資産を活用した魅力づくりを進めてまいります。
平成15年3月に旧熊野市で策定された熊野古道集客交流推進プランの取り組みにつきまし
ては、5か年計画の最終年度でもあり、魅力ある宿による誘客や、新たな食の開発と普及、
観光道路の整備などの熊野古道関連事業の実現に向けて、市民の皆さんと行政が一体となっ
て進めてまいります。
集客への魅力づくりとして、鬼ヶ城や楯ヶ崎などの海の観光資源と、丸山千枚田や大丹倉
などの山の観光資源、花の窟や徐福の里などの歴史的資源を組み合わせ、バスを利用した団
体客や自家用車の個人客など、対象に応じた滞在時間別の観光ルートの設定や整備を行いま
す。
漁業体験やキノコ菌打ち体験などの農林水産業体験をはじめ、那智黒石の伝統工芸加工体
験、サンマ寿司・めはり寿司づくりや田舎味噌づくりなどの郷土食体験など、この地域の歴
史・文化・生活様式に触れていただく体験メニューを充実させていきます。風光明媚な景観
が多く存在する海岸部の国道 311号沿いにつきましても、説明看板や休憩所の設置などのビ
ューポイント整備を行うことによって、観光客の滞在時間の長期化を図り、観光道路として
の集客に努めてまいります。
また、熊野市観光公社においては、団体集客に主眼を置き、企業の福利厚生部門の旅行や
修学旅行など対象を絞った営業活動を展開していくことにより、団体客の獲得に取り組んで
まいります。
さらに平成19年度から、新たに「熊野おもてなしICウォーキング事業」に着手し、熊野
市観光公社との連携のもと、四季折々の熊野を堪能できるウォーキングと宿泊をセットにし
た、通年型旅行商品の企画・販売を行い、幅広く集客の拡大を図ってまいります。
合併後に作成した観光パンフレット「熊野」の増刷を行うとともに、英語圏・中国語圏を
中心とした外国人観光客からの問い合わせに対応するため、英語版・中国語版のパンフレッ
トを新たに作成いたします。
市内の料理研究家で組織している「熊野うまいもん倶楽部」において、市内で養殖されて
いる「鯛」や「熊野地どり」「雉」を取り入れた新たな料理を開発し、各料理のレシピをホ
ームページ等によって情報発信するとともに、各店においてメニューに加えていただき、新
たな山海の幸の名物料理の提供ができるように取り組みます。
熊野市神川町出身で、日本のドキュメンタリー写真家の父・田本研造を顕彰するため、熊
野古道センターと共催で日本写真家協会から学長を迎え、熊野古道写真学校を開催いたしま
す。
温泉地の整備につきましては、安定した湯量を確保するため、新たに湯ノ口温泉の泉源付
近を掘削します。また、入鹿温泉につきましては、入鹿温泉機能向上事業により、老朽化し
ている施設などの整備を図ってまいります。
紀和町観光開発公社につきましては、お客様の声をより反映するため、全職員参加による
サービス改善運動を実施するなど、地域内外から親しまれるようサービス向上に努め、湯治
客や観光客の増加を図ってまいります。また、瀞流荘など公社各施設の自立的運営に向けて、
長期的な視点に立って、設備も含めた運営のあり方などについて検討を行います。
(2) 温暖な気候を生かしてのスポーツによる集客・交流につきましては、ソフトボールを
はじめ野球、ラグビー、ソフトテニス、柔道など各競技種目における大会や合宿などに全国
各地から多くの方々に来ていただいております。
熊野市ソフトボールフェスティバルにつきましては、「熊野選抜」「熊野オープン」「熊
野市長杯」などの大会や平成19年度で20回目を迎える「熊野ソフトボールキャンプ」を開催
いたします。
また、平成19年度におきましては、10月中旬に「日本女子ソフトボール2部リーグ」、平
成20年3月下旬に「都道府県対抗全日本中学男子・女子ソフトボール大会」の開催が決定し
ており、「ソフトボールのメッカ」として引き続き全国に発進をしてまいります。
紀南柔道大会につきましては、2日目に中学生を対象とした練成大会を加えたこともあり、
参加者数が年々増えております。今後も宿泊客数の拡大に向けて支援を行います。
くまのベースボールフェスタにつきましても、春の「高校の部」に加え、夏には「中学の
部」、秋にはトレーニング講習会などを含めた「くまのリーグ」の開催が計画されておりま
す。
平成18年度から開催しております還暦野球大会につきましては、新たに滋賀県、京都府、
長野県等のチームにも参加していただき、大会規模が拡大いたします。
平成19年度からは、合宿や大会等で滞在するチームから選手の食事として、スポーツ栄養
学に基づいた食事の提供が求められるため、地元食材を活用した「アスリート食メニュー」
の検討を行ってまいります。
今後、宿泊など観光関連事業の環境・条件のさらなる向上を図るため、熊野古道などの観
光客の入込みとの調和も図りながら、年間を通じて一定の集客を確保できるよう、多人数で
宿泊を伴うようなスポーツ大会の実施や合宿の誘致に努めてまいります。
(3) 紀南地域の振興策につきましては、県において2月に紀南中核的交流施設整備事業に
関する事業者の選定結果が公表されました。今年度から施設整備等に着手され、事業予定者
の事業計画では平成21年度中の施設オープンの予定となっております。
集客交流や雇用の拡大などの面で大きな期待ができる整備計画であり、今後、県や関係町
と協力しながら、地域への経済的効果がより大きなものとなるように、また、地域の産業・
事業との連携が進むように市として取り組んでまいります。
第3は、「支え助け合い、健康で生きがいをもち、安心して暮らせる社会の実現」に向け
た、介護予防に重点を置いた健康づくりや地域ぐるみによる福祉の取り組みについてであり
ます。
(1) 高齢者福祉施策につきましては、すでに65才以上の方々の高齢化率は33%を超え、今
後75歳以上の後期高齢者の割合も高まっていくため、高齢者の権利擁護相談や認知症高齢者
等の成年後見制度利用支援事業の充実を図るとともに、高齢者に尊厳ある生活のための施策
として高齢者虐待防止などに取り組んでまいります。
介護保険制度の見直しに伴い高齢者福祉サービスの中心的役割を担うため設立された地域
包括支援センターについては、人員増を図るなどその体制を強化し、介護予防のケアプラン
の策定・評価、総合相談及び権利擁護など高齢者の生活を支える総合機関としてさらに充実
させてまいります。
介護予防につきましては、特に介護予防の重点対象であるハイリスクといわれる虚弱化し
つつある高齢者について、健診時の問診などにより積極的に見つけ出していくとともに、ま
だまだ元気な高齢者に対しても、介護予防のための適切な運動や食生活を行っていただくよ
う働きかけてまいります。
具体的には、紀和町の温泉施設を利用した水中運動事業の継続や実施から4年目を迎える
筋力トレーニング事業の対象地域の拡大など高齢者の運動機能の向上を目指します。また、
市内38地域で実施しています「まめな会」の充実を通じて、閉じこもり・うつ・認知症の予
防につなげていきたいと考えております。
(2) 児童福祉対策につきましては、「熊野市児童育成計画(エンゼルプランくまの)」及
び「熊野市次世代育成支援行動計画」に基づき、「子どもたち一人ひとりが、心身ともに健
やかに育ち輝くまち・熊野」を目指し、子育て支援や放課後児童対策等の事業の充実・拡大
を図ってまいります。
働く女性の子育て支援として、引き続き井戸保育所・有馬保育所・板屋保育所における午
後6時までの延長保育を実施いたします。
「子育て支援センター」では、親子で安心して遊べる場を提供し、育児に関する喜びや悩
みを分かち合えるよう子育ての応援を行うとともに、市内各地域に出向いての「出前なかよ
し広場」についても引き実施してまいります。
また、0歳児保育待機児童が保育サポーターを利用した場合、その利用料の一部を助成す
る「0歳児保育待機者助成事業補助金」及び「チャイルドシート購入費補助金」につきまし
て、子育て期の経済的負担の軽減を図るため引き続き助成してまいります。
放課後児童対策としましては、現在、母子生活支援施設内において実施されている「くま
のっ子学童クラブ」に対して運営補助を行っておりますが、対象児童の増加に伴い、本年度
新たに開設が予定されている有馬町での事業にも運営費の支援を広げてまいります。
効率的でニーズに即した、より望ましい保育サービスの提供に向けて、「公立保育所あり
方検討会」を平成18年度に立ち上げましたが、今年度も引き続き検討を進め、保育サービス
の充実、向上を図ってまいりたいと考えております。
また、急速に進展する少子化に関し、「少子化対策検討委員会」を立ち上げ、子どもを安
心して産み育てられる環境づくり、結婚・出産・育児に希望や夢の持てる社会の実現のため
の施策を検討してまいります。
全国的に急増する児童虐待、DVにつきまして、本市でも発生につながる恐れのある相談
が増えつつあることから、関係機関との連携を密にして、発生予防、早期発見、早期対応に
努めてまいります。
保育所の施設整備につきましては、市内10箇所の保育所のうち老朽化の著しい金山保育所
の改築に着手することとし、今年度は用地の取得、造成工事、設計業務を実施いたします。
(3) 母子寡婦福祉対策につきましては、母子自立支援員を中心に、母子・寡婦の相談に応
じ、自立に必要な情報提供及び指導を行うとともに、母子家庭の母の就業を促進するため、
「母子家庭自立支援教育訓練給付金事業」及び「母子家庭高等技能訓練促進事業」を引き続
き実施し、母子家庭の生活の安定、自立を図ってまいります。
(4) 障害者福祉につきましては、平成18年度から施行された「障害者自立支援法」の円滑
な運営に努め、障害を持つ方の日常生活の維持・向上及び自立支援に取り組んでまいります。
一方、自立支援法施行に伴いサービス利用者の負担増が全国的に問題視されるなか、市外
でサービスを利用する重度障害者に対する送迎費の補助、通所による訓練等を利用する低所
得者の利用負担額に対する補助を新たに設けるほか、グループホーム等への家賃補助、授産
施設等への通所に要する交通費の補助を引き続き実施し、経済的負担の軽減を図ります。
また、福祉医療費助成制度において、知的障害者に対する医療費助成の対象は療育手帳の
最重度及び重度の方となっていますが、平成19年9月からは市独自の助成事業として中度の
方まで対象を広げて、知的障害を持つ方への支援の充実を図ります。
そのほか、障害者が地域で安心して生活できるよう、障害の種別を越えた相談支援を行う
ために設置された「紀南圏域障害者総合相談支援センター」の運営に対する支援と連携によ
り」地域生活支援体制の充実に努めてまいります。
心身障害者小規模作業所「あゆみ作業所」につきましては「紀南ひまわり会」に引き続き
運営を委託し、精神障害者小規模作業所「南紀さんさんワーク」につきましては「特定非営
利活動法人南紀会」に引き続き運営費の補助をすることとしております。
また、バリアフリー推進委員会において、公共施設整備の計画段階でのチェック、既存の
公共施設の調査等を実施し、だれにもやさしく安心して暮らせるまちづくりの実現を目指し
ます。
(5) 保健予防につきましては、予防事業を実施する上での基礎となる健康診断の受診率の
向上に努めます。市の受診率は、平成17年度が47.1%でほぼ県平均と同程度となっており、
また、女性が57%に対し男性が35%であり、男性の方が22ポイント低くなっております。平
成19年度は、特に男性の受診率アップにつながるように市内の事業所にお願いするなどの活
動を行います。加えて、健康診査の結果をもとに医師会の先生方の協力を得て、各地域で結
果説明会や健康相談などを行い、病気の予防・早期発見につなげていきたいと考えておりま
す。
健康教育事業といたしましては、不適切な生活習慣の積み重ねによって起こる内蔵脂肪型
肥満が増えていることから、「メタポリックシンドローム対策事業」を新しく行ってまいり
ます。
この事業では、ウエスト回りが85cm以上ある男性と90cm以上ある女性を対象に、肥満改善
や高脂血症、高血圧、糖尿病などの生活習慣病予防のための指導を行います。当市では肥満
傾向のある中高年男性が多いことから、中高年男性に多く参加していただけるよう、事業所
などを通じて呼びかけを行ってまいります。
少子化対策としまして、不妊で悩んでいる人に対する支援として、特定不妊治療費補助を
引き続き行っていくとともに、今年度から新たに、発達に遅れのある幼児と保護者を対象と
した日常生活における基本動作や、集団生活の適応指導及び訓練を提供する親子教室を開催
し、知的に障害があっても安心して子育てができるように療育事業を行います。また、少子
化対策の-環として母子の健康診査、育児や食生活についての相談及び歯科健康教室など各
種教室を開催し、発達段階に合わせた保健指導や妊娠期から出産、育児支援へと継続した母
子支援体制の充実を図ります。さらに、発育期での食生活指導として、食育推進事業を保育
所との連携を強化しながら実施します。
予防接種法及び結核予防法に基づく各種予防接種につきましては、伝染疾病の発生及び蔓
延を防止するために、対象者に対する周知を徹底しながら、住民の予防接種率の向上に努め
ます。
(6) 国民健康保険事業につきましては、市民の皆さんが安心して医療を受けられるよう安
定的な事業運営に心がけ、保険税等の適正な財源確保に努めます。また、医療費に大きな影
響を与えている「肥満症」「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」などの生活習慣病対策として、
内臓に脂肪が蓄積した肥満がこれらの原因であるという「メタポリックシンドローム」とい
う考え方の周知を図り、食生活をはじめとする生活習慣を改善することの重要性を理解して
いただくために、保健事業による広報活動などを通じて、医療費の適正化に努めてまいりま
す。
なお、現在、世帯単位で交付している被保険者証を、個人単位のカード様式の被保険者証
に変更し、平成19年10月から配付いたします。
一方、75歳以上の後期高齢者及び65歳以上で一定の障害をお持ちの方を対象とした老人保
健制度が、昨年の医療制度改革の一環として廃止され、代わって「後期高齢者医療制度」が
創設されることになりました。すでに、新しい保険者となる「三重県後期高齢者医療広域連
合」が2月1日に設立されており、平成20年4月からの事業開始に向け、準備を進めている
ところです。平成19年4月からは、広域連合事務局に本市から職員1人を派遣するとともに、
円滑な制度の遂行に向け、準備を進めてまいりたいと考えております。
第4は、「人と自然が共生する、安全・快適、潤いのあるまちの実現に向けた生活基盤の
整備や防災対策・環境問題への対応などの取り組みについてであります。
1
東南海地震の発生確率が今後30年間で60%から「60%~70%」に変更されるなどその発
生が現実味を増すとともに、近年温暖化などによる集中豪雨が大型化する傾向にあります。
地震・豪雨に対する備えなど防災対策の強化を図るため、防災対策室を防災対策推進課と
して、これまで以上に災害に強いまちづくり、安全の確保に向けて取り組んでまいります。
(1) 地震や津波に対する防災対策につきましては、まず「自らの身は自らで守っていただ
く」ことが第一であると考えております。
地震が発生したときはどういった行動をとるべきなのか、また家族の身を守るためにはど
ういったことに注意しておくべきなのかを、市民の皆さんが日頃から心がけていただくこと
で、想定されている被害予測の数値は大幅に減少すると言われております。「逃げる・避難
する」という基本行動を大前提に、迅速で正確な災害情報伝達の向上を図るために、市内の
全世帯を対象に防災用携帯式戸別受信機(防災ラジオ)を希望により、安価で配布いたしま
す。また、停電時でも速やかに避難ができるように停電時避難誘導灯の設置や、手摺・路面
整備等、引き続き避難路の整備を行います。さらに今年度から新たにブロック塀の倒壊によ
る避難路の閉塞を防止することを目的として、ブロック塀の除去・改修に対する助成を行っ
てまいります。
また、家屋などの倒壊から身を守っていただくことを目的として、木造住宅無料耐震診断
の実施や木造住宅耐震補強事業に対する助成のほか、引き続き高齢者等を対象とした家具の
転倒防止器具の取り付け事業を行ってまいります。
このほかにも、「自分たちの地域は自分たちで守っていただく」共助による地域防災力の
向上を目的としまして、市内各自主防災組織におけるリーダーを対象とし「阪神・淡路大震
災記念館・人と防災未来センター」での研修を新たに実施していくとともに、自主防災組織
の活性化のために防災資機材の整備に対する助成を引き続き行います。
また、災害時要援護者避難支援計画づくりの促進に努めるほか、防災講和や防災訓練等の
防災技術の習得に関する支援を行ってまいります。さらに、大親模災害時における医療活動
が速やかに展開できるよう、紀南医師会と連携して行う診療所における救急医薬品等の備蓄
に対し、今年度より助成を行うほか、引き続き発電機、投光器、テント等の整備を行い市内
各地における救護所体制の整備を進めてまいります。
(2) 消防業務につきましては、南牟婁郡2町の広域業務を含め多様化する災害・事故に的
確に対応し、住民の生命、身体及び財産を守るため、消防体制のさらなる充実強化を図りま
す。
消防施設等の整備につきましては、防火服、空気呼吸器、消防専用電話装置の計画的な更
新をはじめ火災・救急・救助資器材の整備を行い、警防・救急・救助体制の充実強化を図っ
てまいります。
万一の火災に備え、消防水利の確保のため、引き続き消火栓及び防火水槽の設置を進めて
まいります。
昨年、市庁舎、紀和支所、保健福祉センター及び市民会館に配置しました自動体外式除細
動器(AED)につきましては、平成19年度より3か年計画で市の主な公共施設43箇所に配
置し、救うべき市民の命を1人でも多く救って救命率の向上を図りたいと考えております。
今年度は、市内全小学校13校と利用者数が多い山崎運動公園、市営体育館、瀞流荘へ各1
台の合計16台を配置してまいります。
また、全市民の救急法受講を目標に取り組んでいる市民の皆さんへの応急手当の普及につ
いても、自動体外式除細動器(AED)の操作を含めた実技指導の強化に努めてまいります。
救急業務につきましては、出動件数の増大や救急業務の高度化に対応するため、引き続き
救急救命士の養成、救急救命士のための気管挿管実習及び薬剤投与の受講等により救急救命
士の処置範囲を拡大し、救急体制の充実強化を図ってまいります。
一昨年 2,000件を突破した救急出動件数は、昨年 1,923件と減少しました。しかし、この1
0年間で熊野、南郡の人口が約1割減少するなか、救急出動は約2倍となっており、そのなか
には慢性疾患患者による救急出動なども少なくないとの指摘があります。こうした救急出動
の増加によって、紀南病院の医師等への負担が増大するなど救急医療体制の崩壊も危惧され
ています。今後もかかりつけ医院への受診や救急車の適正利用について市民の皆さんにご
理解をいただくため、報道機関への情報提供や広報紙を通じ、また、救急法講習会や消防訓
練等の機会を利用し強く呼びかけてまいります。
消防団につきましては、その動員力、即時対応力、地域密着性等を活かし、今後とも大き
な力を発揮していただくため、団員の教育訓練を促進し、その士気の高揚を図るとともに車
両の計画的な更新を行い、旧熊野市消防団では配備済みの非常用電源を今年度から紀和各分
団車庫に計画的に配備を行ってまいります。
また、女性消防団員による高齢者を対象とした、住宅の防火診断や安全確認対策を含め、
地域住民への防火思想の普及に努めてまいります。
(3) 交通安全対策につきましては、高齢者の交通事故が増加しており、交通安全意識を高
めるため、四季の交通安全運動などを通して関係機関・団体と連携し、啓発活動の一層の充
実を図ってまいります。
また、事故の多い交差点や道路などにつきまして、建設課、県、警察、交通安全協会など
で構成する熊野市交通安全都市推進協議会と連携しながら危険箇所などの点検を実施し、カ
ーブミラーの設置など、事故防止策を図ってまいります。
(4) 防犯につきましては、全国的に犯罪の凶悪化や低年齢化が進みつつあるなかで、熊野
地区防犯協会などと協力しながら、地域での助け合いと連携による防犯活動を実施し、市民、
一人ひとりが、安全に安心して暮せるまちづくりを推進いたします。
2
生活基盤の整備、安全・快適な生活環境を実現するため、高速道路から生活道路までの
道路や排水路、公園等の整備を促進してまいります。
(1) まちづくりや道路網等社会基盤整備の推進につきましては、「熊野市都市マスタープ
ラン」に即して、計画的、合理的な土地利用を基礎としたまちづくりを進めてまいります。
そのため、昨年度に引き続き地域の特性を踏まえ、市町村の創意工夫が活かせ、道路や建
物を一体的に整備することのできる「まちづくり交付金事業」を活用し、文化交流センター
(図書館)新築工事及び本町通り関連街路整備事業、バリアフリーに対応した赤坂中央線と
西川町獅子岩線の改良工事などを行ってまいります。
熊野市駅前周辺におきましては、市の玄関口としてふさわしい景観と、観光及び商業振興
等の機能を備えた集客交流空間を創造し、文化交流センター(図書館)を中心とした集客を
駅前周辺、さらには記念通りへと誘導し、中心市街地全体の活性化を図ってまいりたいと考
えております。
そのため、昨年度実施いたしました「駅前周辺整備調査事業」における検討結果を基に、
関係各課が横断的に連携・協力を図りながら、可能な限り文化交流センターの完成時期に歩
調を合わせるよう、駅前の総合的・一体的な整備に向けた検討を行ってまいります。
本年度は、駅前周辺における駐車場の確保を中心として、トイレや景観等の整備に向けて、
市民の皆さん及び関係者、関係機関との協議・調整を進めてまいります。
(2) 道路網の整備につきましては、東紀州の医療や災害時の命の道となる高速道路の近畿
自動車道紀勢線及び一般国道42号熊野尾鷲道路の完成が、安全で安心な市民生活を実現する
とともに、東紀州の新たな地域づくりの推進、活性化に大きなはずみをつけるものであり、
6年後の平成25年の伊勢神宮式年遷宮までの開通を強く働きかけているところです。一方で、
高速道路開通によって消費が地域外に流出するといったストロー現象や、地域外からものや
サービスが流入しての競争激化など、マイナスの効果を克服するだけでなく人やものの移動
に要する費用・時間のコストが削減するプラスの効果を最大限に生かして、「輪出」と「集
客」を拡大するなどして、市の発展に結び付けていくことが事業者の方々をはじめ市民の皆
さんと市にとって喫緊の課題となっております。
近畿自動車道紀勢線「紀勢自動車道」は、昨年3月に開通した大宮大台IC、以南の大宮
大台IC・紀勢IC間は、2年後の開通に向けて引き続き工事が進められております。平成2
4年度末の開通を目標とする紀勢IC・紀伊長島間は、用地買収が完了したところから工事が
進められているところです。また、紀伊長島・尾鷲北間も用地交渉を進めるとともに一部工
事に着手されるなど、紀勢自動車道の整備が着実に進んでいるところです。
熊野尾鷲道路につきましては、尾鷲南・三木里間の新八鬼山トンネルが今年1月に貫通し、
平成19年度末の開通を目指して、引き続きトンネル工事、橋梁工事が進められております。
新鹿・賀田間は、平成19年度後半の着工を目指して用地交渉が行われております。大泊地区
はこの2月に地元設計協議が開催されましたが、残る賀田地区につきましても今年度中に地
元設計協議に入る予定であります。
市では、熊野尾鷲道路の建設促進に積極的に協力するため、工事残土捨て場用地の取得を
新たに行います。また、建設促進に資するため、用地取得への協力、地籍調査事業について、
昨年度に引き続き新鹿地区で実施してまいります。
今後も、関係市町及び関係団体と協力して、全線での工事着手、事業の促進に向けて国・
県に強く要望してまいります。
また、予定路線となっております熊野市から新宮市までの間につきましては、近畿自動車
道紀勢線(熊野市~新宮市間)建設促進期成同盟会により、尾鷲北・尾鷲南間につきまして
は、熊野尾鷲道路建設促進期成同盟会により、早期に整備手法を示すよう要望を行ってまい
ります。
国道 311号につきましては、平成19年度より波田須・磯崎バイパスのトンネル工事が着手
されます。遊木バイパスについては、引き続きトンネル取り付け工事の整備が進められます。
他の地区でも甫母町、紀和町小栗須、矢ノ川などで改良、交通安全、災害防除の事業推進を
県に働きかけてまいります。また、紀和町小川口から奈良県十津川村竹筒の国道 169号との
交差点までの間並びに国道 168号に続く区間の改良促進を引き続き関係機関に対して働きか
けてまいります。
国道 169号につきましては、難所であった伯母谷工区や高尾谷バイパスが完成しましたが、
引き続き奈良県内では防災を目的とした改良事業が行われております。特に1月に上北山村
西原地内で崩落があったことから、今後、国道 169号については狭隘箇所の解消だけでなく、
防災対策に重点を置いた取り組みを奈良県や国に要望していく必要があると考えております。
また、三重県内では神川町土場地内で狭隘箇所の改良について着手しておりますが、引き
続き県内における狭隘部分、急カーブの改良促進に向けて要望を行ってまいります。そのほ
か、国道 309号では飛鳥町小阪地内での幅員狭除箇所の改良工事に着手しており、早期完成
と他の狭隘箇所の改良につきまして、県に対し事業推進を働きかけてまいります。
県道の整備につきましては、七色峡線で、瀬戸バイパスの用地取得等が進められるととも
に、災害防除事業により落石防止柵等の整備と道路拡幅が行われる予定であり、長尾板屋線、
小船紀宝線、熊野矢ノ川線、飛鳥日浦線等につきましても引き続き改良整備が行われる予定
であります。これらに対して市として必要な負担金を支出してまいりますとともに、一層の
整備促進について要望してまいります。熊野矢ノ川線では、丸山地区の狭隘箇所の解消につ
いて、地域の住民の皆さんの意向が反映された整備方法が決定されましたが、その早期整備
について要望してまいります。
市道の整備につきましては、生活関連道路を主体に道路改良事業を進め、拡幅整備が難し
い路線では、待避所等を設直するとともに、安全で円滑な交通の確保のため、道路整備を行
ってまいります。さらに、より重点的に道路整備を進めるため、地方道路整備臨時交付金制
度を活用した事業として渡井田線の整備を、道路整備交付金事業として和気中央線の整備を
引き続き進めてまいります。また、電源立地地域対策交付金を活用した事業として高野上ノ
平線の整備を進めてまいります。
県代行事業・市道久生屋金山線につきましては、県が用地買収を進めており、市も事業推
進に協力してまいります。
路線バスをはじめとした公共交通の確保につきまして、主に民間バス路線が廃止された経
路への4路線のバスの運行及び民間赤字バス路線を維持するための赤字額の一部補助を引き
続き実施してまいります。
また過疎化と高齢化、特に市海岸部及び山間部地域での人口減少が進行するなか、市民の
方々からは交通に関するさまざまな要望が出されております。
こうした状況を踏まえ、既存の公共交通体系にとらわれず、費用と利用のバランスの取れ
た地域公共交通体系を構築するため、市民や学識経験者、関係交通機関、行政等で構成する
「地域公共交通会議」を設置し、市民の皆さんの公共交通に対する利用状況や要望等を把握
したうえで、地域の公共交通のあるべき姿を見出してまいりたいと考えております。
(3) 排水整備事業につきましては、生活環境の改善を図ることに加え、防災対策の一環と
して、排水路として十分な機能を果たさない狭隘な側溝の多い木本地区をはじめ整備の必要
な他の地域について、道路維持工事と併せて計画的に取り組みを進めることとしております。
(4) 河川・砂防事業につきましては、市単独事業としまして、玉置谷川外2川の整備を引
き続き行う予定であります。また、他の河川におきましても堆積土砂の撤去や補修を進めて
まいります。さらに、県により、国補通常砂防事業として中谷川、桑谷川、板屋川支線など
の整備が引き続き行われます。防災対策事業として、引き続き急傾斜地崩壊対策事業、高潮
対策事業、津波対策事事業などが行われ、港湾改修事業として木本港の物揚場の改修工事が
行われる予定であり、これらに対し市としまして必要な負担金を支出してまいりますととも
に、一層の整備に向けて要望してまいります。また、産田川、志原川流域の浸水対策として、
志原川河口において、災害関連事業により行われている導流堤及び人口リーフの工事が平成1
9年度中に完成の予定となっておりますが、その効果を見極めつつさらなる対策の検討・実施
について、県に要望してまいります。
(5) 山崎運動公園整備事業につきましては、平成19年度にメインエントランス及び修景整
備のほか、案内看板設置、駐車場横舗装整備等を実施し、全園の完成を迎えます。また、健
康増進ハウスでは、昨年4月の開館以来、健康保持に熱心な利用者が絶えないことから、健
康増進に資するトレーニング機器の増設を行います。
そのほか、市営住宅火災警報機取付事業に着手するほか、依然として厳しい状態が続いて
おります建設業の経営多角化関しまして、昨年度に引き続き農業など他産業への進出及び進
出例に関する調査・研究について支援を行ってまいります。
人口の流失防止と定住促進につきましては、金山パイロット園地内における金山定住促進
団地整備事業について、平成19年度に造成工事に着工し、平成20年度当初には28区画の宅地
を供給してまいりたいと考えております。
3
本市の美しい環境と空気、水、自然を守るための環境にやさしい取り組みを推進してま
いります。
21世紀は「環境の世紀」と呼ばれており地球温暖化や不法投棄の環境問題に対する国民の
関心が高まるなか、本市におきましても市民の皆さんのご協力をいただきながら、ごみの資
源化や減量化、不法投棄の防止など生活環境の保全に向けた取り組みを着実に進めてきてお
りますが、後世に豊かな自然を守り残していくためにはさらなる対策が必要であることは言
うまでもありません。
ごみの資源化や減量化に向け、昨年度から各自治会や事業所、学校、保育所等を対象に開
催しております「紙ごみの資源化等の説明会」につきまして引き続き実施するとともに、市
民一人ひとりが日常生活のなかでごみ問題に関心を持ち、環境問題を考える際の世界共通の
言葉となった「もったいない」を合言葉に廃棄物の発生を極力少なくし(リデユース)、そ
れでも発生する廃棄物は再利用し(リユース)、最後に再資源化する(リサイクル)という
3Rの取り組みを推進します。また、家庭から出る生ごみの削減のため、今後も生ごみの堆
肥化に取り組んでおられる市民団体の活動を支援するとともに、生ごみ処理機の購入助成を
継続して行うなど、省資源・循環型社会に向けて一層の取り組みを行ってまいります。
美しい自然や環境を守るため、これまで取り組んでまいりました不法投棄監視カメラの設
置や関係機関との連携強化、地域住民の皆さんとの協働などによる不法投棄対策を強化しま
す。市と市民、事業者等が一体となって、清潔で美しいまちづくりを推進し、快適な生活環
境を確保することを目的として制定している「熊野市ごみポイ捨て防止条例」の改正を行い
ます。七里御浜海岸や磯、防波堤、河川等の釣り場にごみの散乱が目立っていることから釣
り人等の責務を追加するとともに、ごみのポイ捨て不法投棄などの禁止行為や義務違反に対
しては勧告や命令、罰則の規定を追加いたします。
条例改正に合わせ、不法投棄監視員や警察等の関係機関との連携による釣り場への巡回パ
トロール、監視カメラの設置による監視体制の強化を図るとともに、ポイ捨て防止キャンペ
ーンや釣り場入口への看板の設置のほか、釣具店や渡船業者の方達にお客様への呼びかけや
チラシ配布等の協力を依頼するなど周知啓発に努め、より実効性のあるポイ捨て防止対策に
取り組んでまいります。
また、河川の水質保全につきましては、引き続き「よみがえれ大又川連絡協議会」や「地
域まちづくり協働事業」等、市民団体への活動の取り組みと連携しながらその支援を積極的
に行うとともに、合併処理浄化槽の普及促進にも努めてまいります。
老朽化が進む火葬場につきましては、施設の長期使用に向けて火葬炉等の維持修繕を行う
とともに、待合室のトイレにつきましては、男性用と女性用のトイレを分けるとともに水洗
化を行います。また、動物の火葬炉につきましては、これまで焼却炉が小さいうえに間口が
狭いため、小さな動物しか利用できませんでしたが、炉室内と入口扉の改修により、大きさ
と重量に制限はあるものの、より大きな動物でも火葬ができるように改修を図ってまいりま
す。
第5は、「人・歴史・文化を育み、心の豊かさを感じるまちの実現」に向けての生涯教育、
文化・スポーツ振興の取り組みについてであります。
(1) 学校教育におきましては、望ましい子ども像を「確かな学力を備え、心豊かにたくま
しく生きる子ども」と設定し「確かな学力」「豊かな心情」「人権を大切にする心や態度」
「健康な心身」等の育成を通じ、生涯にわたって主体的に学び続け、課題を解決することの
できる「生きる力」の育成を図ってまいります。
教育事務所業務の本庁一元化を受け、市としましては指導行政を充実させるために、指導
主事を1名増員し、各学校及び幼稚園の教育活動の支援を図っております。
また、幼稚園・小中学校における、一貫した国際理解教育、英語教育を推進するため、平
成18年度より1名増員し、3名体制とした外国語指導助手(ALT)については、引き続き
3名体制として、幼稚園及び小中学校に派潰して、英語活動、英語学習等の深化を図るとと
もに市全体の国際化の推進に寄与してまいります。さらに今年度は、小学校における英語活
動の充実を図るために、「小学校英語教育推進事業」として、小学校における英語活動のカ
リキュラム作成を進めてまいります。
また、現在各小学校に配付し、「社会科」を中心として活用しております「子ども文化財
読本」の改訂を行い、紀和町の貴重な文化財についても掲載してまいります。この「子ども
文化財読本」は他の市町にはない本市ならではの教材であり、有識者からも非常に高い評価
を受けております。
平成19年度より「特殊教育」の呼称が「特別支援教育」となりますが、障害のある児童生
徒個々のニーズに応えるともに、長期的な視点に立った自立支援という観点から、市単独雇
用の「介助員」を5名から11名に増員し、「特別支援教育」のさらなる充実を図ってまいり
ます。
学校教育における大きな課題の1つであります「いじめの問題」については、各学校の実
態把握に努めるとともに、「心の教室相談員」を配置し、「子どもたちの心に寄り添った教
育」を推進してまいります。
南牟婁郡2町と連携して「熊野教育支援センター(適応指導教室)」を開設し、児童・生
徒の心のケア、保護者等への教育相談・心理カウンセリング、講演会等を実施するとともに、
県の委託を受けた「スクールカウンセラー活用事業」も引き続き実施します。
社会の情報化が-層進むなか、情報化社会に対応できる児童生徒の育成を目指し、今まで
に整備したコンピューターを活用した学習を積極的に進めてまいります。また、教師用パソ
コンとして、小学校へ28台、中学校へ16台を新たに配置して、情報教育の充実及び環境の整
備に努めてまいります。
平成14年度より継続して実施しております「特色ある学校づくり事業(わが学校の自慢づ
くり事業)」は、現在5校(小学校2校、中学校2校、小・中学校1 校)が取り組みを進め
ており、各校とも創意工夫を凝らした活動を推進し教育的効果を上げており、本年度も特色
ある学校づくりに向けた取り組みを一層推進してまいります。
また、高等教育を目指す意欲ある学生を支援し、市の将来を担う人材の育成を推進するた
めに、給付・貸与奨学金事業を引き続き実施してまいります。
施設整備につきまして、これまでの耐震対策は1年1校を原則として計画的に進めてきま
したが、平成19年度からは耐震対策の実施ペースを上げることとし、荒坂小学校、神上小学
校、飛鳥中学校の3校につきまして耐震二次診断を実施してまいります。なお、平成18年度
に調査いたしました五郷小学校は耐震補強工事の必要がないという結果でございました。
また、新鹿小・中学校の改築につきましては、小・中連携を前提とした改築に向けて、教
育方針や学校づくりの考えをまとめていくこととしております。
(2) 社会教育におきましては、文化交流センター(図書館)の建設に向けて本年度工事に
着手し、平成20年度の完成を目指すこととしております。
生涯学習の面では、市民の皆さんが生涯を通じて、いつでも参加し、学ぶ機会を得ること
ができる学習環境の充実を図ってまいります。具体的には、国際化等の進展による市民の語
学の学習ニーズに対応するために、国際理解講座として、英語、中国語、イタリア語、ポル
トガル語講座を開設いたします。
また、高度情報化時代に対応するために「パソコン教室」、「まなびの広場熊野」、「親
子花づくり教室」など、子どもから高齢者までを対象とした教室及び熊野の歴史・文化につ
いて、高度な内容を学んでいただくため大学講師レベルの先生方による「熊野市民大学」を
引き続き開設いたします。
子どもの読書離れが進んでいると言われるなかで、子どもの生活を本に近づけるために、
新たな活動として「子ども読書活動推進計画」を策定してまいります。
市民文化の創造としまして、文化財の保護・保存及び活用に努めるとともに、世界遺産で
あります熊野参詣道伊勢路につきまして、熊野参詣道環境保全指導員を中心に、環境の保
全・管理を進めてまいります。また、市指定の「水車谷遺跡」を三重県指定文化財登録に向
けて水車谷鉱山跡の測量を実施いたします。
文化事業といたしましては、文化協会の協力を得て、各ジャンルの芸能会・文化会を開催
し、市民の皆さんに鑑賞の機会を提供するとともに、各サークルの組織拡大を図り、その活
動を支援してまいります。
中央公民館(市民会館)における活動としまして、市民の皆さんの要望に応えコンサート
演芸・映画等を行います。
地域活動の場の拠点であります地区公民館及び集会所につきましては、引き続き改善や改
修の整備を進めてまいります。
スポーツ振興、生涯スポーツの分野では、地域社会や学校における生涯スポーツの機会を
さらに充実させていくため、スポーツ振興計画を策定し、心豊かで健康な市民の皆さんの育
成と明るくふれあいのある地域づくりを進めてまいります。
また、本市の気候・地形等の特色を活かし、他の地域からより一層集客することができる、
熊野らしい特色あるスポーツ集客のあり方を探ることを目的として調査・検討を引き続き実
施します。平成19年度はスポーツ科学の専門家を招き、プロジェクトチームにおいて具体的
な計画作りに着手いたします。
スポーツ環境の充実と健康づくりの場として、紀和B&G海洋センタープールの温泉化を
実施いたします。
総合型地域スポーツクラブである「くまの健康スポーツクラブ」と「ふれあいスポーツク
ラブ紀和」に対して引き続き支援を行うとともに両クラブと連携協力し、総合グラウンド、
山崎運動公園、紀和B&G海洋センター等のスポーツ施設を活用しつつ、一市民一スポーツ
運動を普及させ、健康づくりを推進します。旧市町の2つの総合型地域スポーツクラブにつ
きましては、今後統合に向けた検討が行われることを期待しつつ、市として仲介の役割を果
たしてまいります。
また、コーディネーショントレーニングの知識・技能を正しく修得し、指導者認定を受け
るため、日本コーディネーショントレーニング協会が認定する「ライセンスセミナー」を開
催いたします。
以上、平成19年度の主な施策について概要を申し述べました。
市勢の発展に向けては、行政のみにてこれを十分に実現できるものではありません。
冒頭にも申し上げましたが、本年度は、今後10年間の新市のまちづくりの方向や施策をま
とめる「第1次熊野市総合計画」策定の大変重要な年になります。
新市建設計画の基本理念であります「市民が主役、地域が主体のまちづくり」を、市民参
加、市民と行政の協働により一層進めていくことが不可欠であります。
議員の皆さんのご理解ご協力をはじめ市民の皆さんの主体的、積極的なまちづくりへの参
加をお願い申し上げます。
以上でございます。
○議長(中田悦生君)
○議長(中田悦生君)
午前10時50分まで休憩いたします。
(午前
10時
35分)
(午前
10時
50分)
休憩前に引き続き会議を開きます。
議案の上程(議案第1号~報告第4号)
○議長(中田悦生君)
日程第4
議案第1号「熊野市副市長定数条例案」から、日程第38
報告第4号「平成19年度財団法人紀和町ふるさと公社事業計画について」まで、以上35件を
一括議題といたします。
市長の提案理由の説明を求めます。
市長。
(市長
○市長(河上敢二君)
河上敢二君
登壇)
平成19年3月熊野市議会定例会に提出いたしました議案につきまして、
提案の理由をご説明申し上げます。
議案第1号
熊野市副市長定数条例案につきましては、地方自治法の一部を改正する法律
が平成18年6月7日に公布され、助役制度の見直しによる改正が平成19年4月1日に施行さ
れることに伴い、副市長の定数を定める条例を制定することにつきまして、議会の議決を求
めるものであります。
議案第2号「地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例
案」につきましては、「熊野市監査委員条例」「熊野市特別参与の設置に関する条例」「熊
野市証人等に対する実費弁償に関する条例」「熊野市特別職報酬等審議会条例」「熊野市特
別職の職員の給料及び旅費等に関する条例」「熊野市職員の旅費に関する条例」「熊野市税
条例」の7本の条例の一部改正で、地方自治法の一部を改正する法律が平成18年6月7日に
公布されたことに伴い、関係条例を整理する必要がありますことから、1つの改正条例でま
とめて改正する条例案を提出いたしました。
議案第3号「熊野市組織条例の一部を改正する条例案」につきましては、防災対策の推進
を強化するために、防災対策推進課を設置することについて、議会の議決を求めるものであ
ります。
議案第4号「熊野市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部
を改正する条例案」につきましては、通勤の範囲の改定等のための国家公務員災害補償法、
及び地方公務員災害補償法の一部を改正する法律、刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法
律、障害者自立支援法の施行に伴い地方公務員災害補償法が一部改正されたため、法改正に
準じて条例の一部を整備しようとするものであります。
議案第5号「熊野市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害見舞金支給に関する条例の
一部を改正する条例案」
議案第6号「熊野市職員の公務災害見舞金支給に関する条例の一部を改正する条例案」
の2本の条例案につきましては、通勤の範囲の改定のための国家公務員災害補償法、及び地
方公務員災害補償法の一部を改正する法律の施行に伴い、地方公務員災害補償法が一部改正
されたことに伴い、障害の等級にかかる規定及び各法律を引用している文言の改正について、
条例の一部を整備しようとするものであります。
議案第7号「熊野市職務執行者の給与及び旅費に関する条例を廃止する条例案」につきま
しては、職務執行者が合併時において新熊野市の市長が選挙されるまでの間、市長の職務を
執行しておりましたが、今後、新たに職務執行者を置くことがないため、この条例を廃止し
ようとするものであります。
議案第8号「熊野市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案」につきましては、
平成18年人事院勧告に基づく国の一般職の職員の給与に関する法律の改定に準じて、職員の
扶養手当を改正するため、条例の一部を整備しようとするものであります。
議案第9号「熊野市高齢者生活福祉センター居住事業実施に関する条例の一部を改正する
条例案」につきましては、老人ホームへの入所措置等の新たな指針の制定、及び虐待等の緊
急事態による入居への対応等のため、条例の一部を整備しようとするものであります。
議案第10号「熊野市火葬場条例の一部を改正する条例案」につきましては、火葬場使用料
の見直しにより、火葬経費等の格差の是正を行いたいため、使用料の改正について議会の議
決を求めるものであります。
議案第11号「熊野市ごみポイ捨て防止条例の一部を改正する条例案」につきましては、こ
の条例を実効性のあるものとするため、新たに罰則規定を追加することにつきまして、議会
の議決を求めるものであります。
議案第12号「熊野市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例案」につきましては、道路
法施行令の改正に伴い、条例中の引用条文を整理するとともに、別表の一部を改めようとす
るものであります。
議案第13号「熊野市紀和地区水道事業の設置に関する条例の一部を改正する条例案」につ
きましては、小森簡易水道を給水人口の減少に伴い、小森小規模水道に区分変更するため、
条例の一部を整備しようとするものであります。
議案第14号「熊野市指定金融機関の指定について」につきましては、平成19年度の市の公
金の収納及び支払いの事務を取り扱わせるため、地方自治法に定める指定金融機関として株
式会社第三銀行を指定したいので、議会の議決を求めるものであります。
議案第15号「市道の路線認定について」につきましては、市道の路線認定にあたって、道
路法第8条第2項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
議案第16号「紀南社会福祉施設組合規約の変更に関する協議について」
議案第17号「紀南病院組合規約の変更に関する協議について」
議案第18号「南牟婁清掃施設組合規約の変更に関する協議について」
の3本の規約の変更につきましては、地方自治法の一部を改正する法律が公布され、平成19
年4月1日から施行される助役、収入役制度の見直し、及び吏員制度の廃止に伴い、規約の
一部を変更することについて、地方自治法第 290条の規定により、議会の議決を求めるもの
であります。
議案第19号「紀南特別養護老人ホーム組合規約の変更に関する協議について」につきまし
ては、介護保険法の改正により介護予防の事業が追加されたことによる変更、及び地方自治
法が改正されたことに基づき、規約の一部を変更することについて、地方自治法第 290条の
規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
議案第20号「三重県自治会館組合規約の変更に関する協議について」
議案第21号「東紀州農業共済事務組合規約の変更に関する協議について」
議案第22号「三重県地方税管理回収機構規約の変更に関する協議について」
の3本の規約の変更につきましては、地方自治法の一部を改正する法律が公布され、平成19
年4月1日から施行される助役、収入役制度の見直し、及び吏員制度の廃止に伴い規約の一
部を変更することについて、地方自治法第 290条の規定により議会の議決を求めるものであ
ります。
議案第23号「紀南介護保険広域連合規約の変更に関する協議について」につきましては、
地方自治法の一部を改正する法律が公布され、平成19年4月1日から施行される収入役制度
の見直し、及び吏員制度の廃止に伴い、規約の一部を変更することについて、地方自治法第
291条の11の規定により、議会の議決を求めるものであります。
議案第24号「平成19年度熊野市一般会計予算について」につきましては、予算総額 112億
4,738万 9,000円で、新市建設計画の将来像「豊かな自然と歴史に育まれた、活力と潤いのあ
るまち・熊野」の実現に向け、保険福祉対策・環境・農林水産業対策及び生活基盤等所要の
諸経費を計上いたしたものであります。
議案第25号「平成19年度熊野市国民健康保険事業特別会計予算について」につきましては、
予算総額27億 5,349万 5,000円で、歳入は国民健康保険税、国庫支出金、療養給付費等交付
金及び一般会計繰入金等計上し、歳出は保険給付費、老人保健拠出金及び介護納付金等所要
の経費を計上いたしたものであります。
議案第26号「平成19年度熊野市老人保健事業特別会計予算について」につきましては、予
算総額29億 4,899万 5,000円で、歳入は支払基金交付金、国県支出金及び一般会計繰入金等
計上し、歳出は医療諸費等を計上したものであります。
議案第27号「平成19年度熊野市青年の家事業特別会計予算について」につきましては、予
算総額 607万 1,000円で、業務運営諸費を計上いたしたものであります。
議案第28号「平成19年度熊野市市有林整備事業特別会計予算について」につきましては、
予算総額 5,689万 7,000円で、造林事業及び公債費を計上いたしたものであります。
議案第29号「平成19年度熊野市紀和診療所事業特別会計予算について」につきましては、
予算総額 9,976万 4,000円で、診療所運営経費及び公債費を計上いたしたものであります。
議案第30号「平成19年度熊野市紀和地区水道事業特別会計予算について」につきましては、
予算総額 5,401万 4,000円で、簡易水道維持管理経費及び公債費を計上いたしたものであり
ます。
議案第31号「平成19年度熊野市水道事業会計予算について」につきましては、損益勘定3
億 5,155万 6,000円、資本勘定5億 1,405万 9,000円で、合わせて8億 6,561万 5,000円を
計上いたしたものであります。
以上で議案の提案理由の説明を終わりまして、次に報告事項についてご説明申し上げます。
報告第1号「平成19年度熊野市土地開発公社事業計画について」
報告第2号「平成19年度有限会社熊野市観光公社事業計画について」
報告第3号「平成19年度財団法人紀和町観光開発公社事業計画について」
報告第4号「平成19年度財団法人紀和町ふるさと公社事業計画について」
の4本の報告につきましては、地方自治法第 243条の3、第2項の規定に基づく経営状況に
関する報告であります。
以上、提案の理由を申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
上程議案の内容説明
○議長(中田悦生君)
次に、議案第1号から順次内容の説明を求めます。
まず、議案第1号から、議案第8号までについて、総務課長。
(総務課長
○総務課長(浜田秀人君)
浜田秀人君
登壇)
議案第1号から、議案第8号まで順次内容のご説明をいたします。
まず、議案集1ページをご覧ください。
議案第1号「熊野市副市長定数条例案」につきましては、地方自治法の一部を改正する法
律が平成18年6月7日に公布され、原則的に平成19年4月1日に施行されます。
この改正により、市町村の助役に代えて副市長を置くこととし、定数は条例で定めること
とされているため、副市長の定数を1人と定めようとするものであり、附則で施行を平成19
年4月1日からとしようとするものであります。
次に、議案集2ページと議案説明資料1ページからをご覧ください。
議案第2号「地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例
案」につきましては、先ほど議案第1号についてご説明しましたように、地方自治法の一部
改正に伴い、改正の必要がある関係条例を一括した議案となっております。
それでは条を追ってご説明いたします。
第1条は、熊野市監査委員条例の一部改正でありまして、改正地方自治法では識見を有す
る者からの選任委員については、定数2人を超えて条例で増加することができることとなっ
ており、定数は地方自治法で定められている2人としようとすることから、第2条を削除し、
それに伴い、各条を繰り上げるものでございます。
議案集2ページと議案説明資料4ページをご覧ください。
第2条は、熊野市特別参与の設置に関する条例の一部改正でありまして、第4条特別参与
の給与及び旅費の規定は収入役の例によるものとしておりましたものを、副市長の例による
ものとし、特別職給与条例の読替規定を設けようとするものであります。
議案集2ページと議案説明資料5ページからをご覧ください。
第3条は、熊野市証人等に対する実費弁償に関する条例の一部改正でありまして、地方自
治法の改正に伴い、当該条例第1条第4号及び第5号中の条項の整理をしようとするもので
あります。
議案集3ページと議案説明資料6ページをご覧ください。
第4条は、熊野市特別職報酬等審議会条例の一部改正でありまして、当該条例第2条の助
役及び収入役を副市長に改正しようとするものであります。
議案集3ページと議案説明資料7ページからをご覧ください。
第5条は、熊野市特別職の職員の給料及び旅費等に関する条例の一部改正でありまして、
当該条例第1条の助役及び収入役を副市長に改め、収入役の給料月額を削除し、第4条第2
項で助役を副市長に改め、収入役の退職手当の支給割合を削除しようとするものであります。
議案集3ページと議案説明資料9ページをご覧ください。
第6条は、熊野市職員の旅費に関する条例の一部改正でありまして、別表第1の備考欄の
助役、収入役を副市長に改めようとするものであります。
議案集3ページと議案説明資料10ページをご覧ください。
第7条は、熊野市税条例の一部改正でありまして、第2条第1号中の市吏員を市職員に改
正しようとするものであります。
附則につきましては、第1項で施行を平成19年4月からとしようとするものであり、第2
項で収入役がなお従前の例により在職する場合は、第4条の規定による改正前の熊野市特別
職報酬等審議会条例第2条の規定、第5条の規定による改正前の熊野市特別職の職員の給料
及び旅費等に関する条例第1条及び第4条の規定並びに第6条の規定による改正前の熊野市
職員の旅費に関する条例別表第1の備考欄第2号は、なおその効力を有することとしようと
するものであります。
議案集4ページ、議案説明資料11ページからをご覧ください。
議案第3号「熊野市組織条例の一部を改正する条例案」につきましては、市における防災
施策を充実強化しようと、第1条で総務課内にありました防災対策室を独立させて、防災対
策推進課を設置し、第2条で所掌事務を防災に関することとし、附則で施行を平成19年4月
1日からしようとするものであります。
次に、議案集5ページ、議案説明資料16ページからをご覧ください。
議案第4号「熊野市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部
を改正する条例案」につきましては、通勤の範囲の改定等のための国家公務員災害補償法及
び地方公務員災害補償法の一部を改正する法律、刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律、
及び障害者自立支援法の施行に伴い、地方公務員災害補償法が一部改正されたことに伴い、
改正しようとするものであります。
第2条の2第1項の通勤の定義について、第1号で住居と勤務場所との間の往復、第2号
で勤務場所間の移動のほか、就業場所から勤務場所への移動、第3号で単身赴任者の赴任先
住居との間との移動を加え、第2項は第1項の改正に伴う字句の整備を行おうとするもので
あります。
第8条第1号中「監獄」を「刑事施設」に改め。
第8条の2第1項中「障害の等級」を「傷病等級」に改めようとするものであります。
第9条中「等級」を「障害等級」に、「障害の等級」を「障害等級」に改めようとするも
のであります。
第10条の2で、介護補償の対象となる場合について、身体障害療護施設に入所としていた
ものを、障害者支援施設及び障害者支援施設に準ずる施設に入所している場合に改めようと
するものであります。
第12条第1項第4号中「等級」を「障害等級」に。
附則第2条の3第1項中「障害の等級」を「障害等級」に。
同項の表中及び附則第2条の4第2項中の「障害の等級」を「障害等級」に改めようとす
るものであります。
また、議案説明資料32・33ページですが、第8条の2関係の別表第1中「等級」を「傷病
等級」に。第9条第12条関係の別表第2中の「等級」を「障害等級」に改め、別表第2の備
考欄のこの表に定める等級に応ずる障害に関しては、公の別表の例によるとしていたものを、
この表に定める障害等級に応ずる障害に関しては、地方公務員災害補償法施行規則の別表第
3の例によると改正しようとするものであり。
議案集6ページでありますが、附則で施行を公布の日からとし、ただし書きで、この条例
による改正後の第2条の2の規定は、平成18年4月1日以後に発生した事故に起因する通勤
による災害について適用し、同日前に発生した事故に起因する通勤による災害については、
なお従前の例によることとしようとするものであります。
議案集7ページ、議案説明資料34ページからをご覧ください。
議案第5号「熊野市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害見舞金支給に関する条例の
一部を改正する条例案」につきましては、通勤の範囲の改定等のための国家公務員災害補償
法及び地方公務員災害補償法の一部を改正する法律の施行に伴い、地方公務員災害補償法が
一部改正され、労働者災害補償保険制度との均衡を考慮した機動的な対応を可能とするため
に改正しようとするものでありまして、第5条第1項で障害見舞金の支給について、地方公
務員災害補償法別表を適用したものを、地方公務員災害補償法施行規則別表3を適用するこ
ととし、第2項及び第3項中「等級」を「障害等級」に、第2項中「法別表」を「法施行規
則別表第3」に改めようとするものであります。
また、第7条中及び第5条関係の別表中の「障害の等級」を「障害等級」に改め、附則で
施行を公布の日からとしようとするものであります。
議案集8ページ、議案説明資料36ページからをご覧ください。
議案第6号「熊野市職員の公務災害見舞金支給に関する条例の一部を改正する条例案」に
つきましては、議案第5号と同じ改正理由で通勤の範囲の改定等のための国家公務員災害補
償法及び地方公務員災害補償法の一部を改正する法律の施行に伴い、地方公務員災害補償法
が一部改正され労働者災害補償保険制度との均衡を考慮した機動的な対応を可能とするため
に改正しようとするものでありまして第4条第1項で障害見舞金の支給について、「法別
表」を適用していたものを、「地方公務員災害補償法施行規則別表3」を適用することとし、
第2項で「等級」を「障害等級」に、「法別表」を「法施行規則別表」に、第3項中「等
級」を「障害等級」に改めようとするものであります。
また、第6条中及び第4条関係の別表中の「障害の等級」を「障害等級」に改め、附則で
施行を公布の日からとしようとするものであります。
議案集9ページをご覧ください。
議案第7号「熊野市職務執行者の給与及び旅費に関する条例を廃止する条例案」につきま
しては、旧熊野市と旧紀和町との合併後、新熊野市長が選挙されるまでの間、その職務を執
行してまいりましたが、今後、職務執行者を設置する見込みがないため、廃止しようとする
ものであり、附則で施行を公布の日からとしようとするものであります。
議案集10ページ、議案説明資料38・39ページをご覧ください。
議案第8号「熊野市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案」につきましては、
平成18年人事院勧告で国の一般職の職員の給与に関する法律のうち、扶養手当が一部改正さ
れ、平成19年4月1日施行されるに伴い改正しようとするもので、第10条第3項の扶養手当
のうち、配偶者を除く扶養親族については、2人までそれぞれを 6,000円、その他1人につ
き、 5,000円支給していたものを、扶養親族1人につき 6,000円に改め、その他の扶養親族
について1人 5,000円支給していたものを削除し、附則で施行を平成19年4月1日からしよ
うとするものであります。
説明は以上であります。よろしくご審議賜りますようお願いをいたします。
○議長(中田悦生君)
次に、議案第9号について。
健康・長寿課長。
(健康・長寿課長
○健康・長寿課長(城
六男君)
城
六男君
登壇)
議案第9号「熊野市高齢者生活福祉センター居住事業に実
施に関する条例の一部を改正する条例案」につきまして、内容のご説明を申し上げます。
議案集の11ページと議案説明資料1の40ページをご覧ください。
本案につきましては、老人ホームへの入所措置等の新たな指針の制定により、居住事業対
象者の範囲を改め、また虐待等の緊急事態による入居への対応のために入居決定条件を改め
ようとするもので、附則につきましては公布の日から施行しようとするものであります。
以上ご説明申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、議案第10号及び議案第11号について。
環境対策課長。
(環境対策課長
○環境対策課長(森本
明君)
森本
明君
登壇)
議案第10号・議案第11号について、内容のご説明を申し上げ
ます。
議案第10号「熊野市火葬場条例の一部を改正する条例案」につきまして、その内容をご説
明申し上げます。
今回の火葬場使用料の改正につきましては、平成10年4月1日に改定して以来据え置かれ
ており、実際に要する経費等の格差が大きく、それを是正するため改正しようとするもので
す。
議案集12・13ページ、議案説明資料41ページをご覧ください。
それでは改正の内容につきまして、議案説明資料によりご説明申し上げます。
熊野市火葬場条例新旧対照表左側が現行、右側が改正案となっています。
使用料の額、市内大人1万円を1万 5,000円に、市外大人2万 5,000円を3万円に、市内
小人 7,000円を1万円に、市外小人1万 8,000円を2万円に、市内死産児 4,000円を 6,000
円に、市外死産児1万円を1万 2,000円に、肢体の一部につきましては、市内 2,000円を、
3,000円に、市外を 5,000円を 6,000円に、改葬につきましては市内1万円を1万円 5,000円
に、市外2万 5,000円を3万円とし、焼却では産汚物市内 2,000円を 3,000円に、市外、 5,
000円を 6,000円に、小動物につきましては市内 4,000円を 6,000円に、市外1万円を、1万
2,000円に改めるものであります。
備考では市内、市外の規定をしたものであります。
なお、附則につきましては第1項では施行日を、第2項では適用についての経過措置を定
めたものであります。
次に、議案第11号「熊野市ごみポイ捨て防止条例の一部を改正する条例案」について、そ
の内容をご説明申し上げます。
今回の改正では、1点目として熊野市においてごみの散乱が目立っている場所の1つとし
て、釣り場があげられております。このため釣り人等の責務を明らかにしております。
2点目として、これまで義務違反、禁止行為に対して指導ができるのみでしたが、より実
効性のあるものとするため、勧告や命令、罰則の規定を設けております。
それでは条を追ってご説明申し上げます。
議案集14・15ページ、議案説明資料42・43ページをご覧ください。
前文につきましては削ることとしております。
第1条中「市民等」の次に、「、釣り人等」を加え、「確保するため、必要な事項を定め
ること」を「確保すること」に改めようとするものです。
第2条の定義につきましては、第2号として釣り人等市の区域内の海岸、河川、または池
沼で釣り等のレジャーに興ずる者を、第6号として釣り具等、魚釣り用のおもり、釣り針、
釣り糸等の釣り用具を、第8号にポイ捨て、空き缶、吸い殻等及び釣り具等をみだりに捨て
ることをいうを新たに加え、必要な条項を整備しようとするものです。
次に、議案説明資料44・45ページをご覧ください。
第6条を第7条とし、新たに釣り人等の責務として、第6条を加え、釣り人等は自ら生じ
させた空き缶、吸い殻等及び釣り具等は持ち帰り、海岸、河川及び池沼の環境保全に努める
とともに、市が実施する環境美化に関する事業に協力しなければならない規定を定め、次に
第7条中、空き缶、吸い殻等の次に及び釣り具等を加え、同条を第8条とし、第8条を9条
とし、第9条、回収容器の設置及び管理では、自動販売機により販売した飲食料容器につい
ては、規則に委ねることとし、同条を第10条とし、同条の次に第11条、勧告及び命令では、
規定に違反した者に対して相当の期間を定めて必要な措置を講ずるよう勧告することができ
る。
2項では、勧告を受けた者が正当な理由がなく、その勧告に従わないときは履行期間を定
めて、その勧告に従うべきことを命ずることができる規定を定めようとするものです。
第12条公表では、措置命令を受けた者が正当な理由がなく、その命令に従わないときは、
その旨を公表することができる規定を定めようとするものです。
次に第10条を第13条とし、指導を立入調査に改め、市長はこの条例の施行に必要な限度に
おいて、指定する職員に事業者、または土地占有者等の土地、または建物に立ち入り、必要
な調査をさせることができるとし、立入調査について規定しようとするものです。
次に議案説明資料46ページをご覧ください。
第11条を第14条とし、第15条罰則では、規定に違反し、かつ命令に従わない者に対し、3
万円以下の過料を科すると罰則を規定しようとするものであります。
附則につきましては施行日を定めたものであります。
以上、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、議案第12号について。
建設課長。
(建設課長
○建設課長(福田惠優君)
福田惠優君
登壇)
議案第12号「熊野市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例
案」ついて、ご説明申し上げます。
議案書の16ページでございます。
今回の条例の一部改正につきましては、改正道路法施行令が平成19年1月4日から施行さ
れたため、熊野市道路占用料徴収条例に関係する部分を改正しようとするものです。このた
め条例において引用している道路法施行令の条について条文の整理を行い、また道路法施行
令別表中工作物の規定が改めたので、併せて同条別表を整理しようとするものです。
議案説明資料1の47ページを併せてご覧いただきたいと思います。改正内容をご説明申し
上げます。
第3条は、占用料の減免についての規定であります。国の行う道路の占用の特例について、
道路法35条で規定されており、また占用料を徴収しない国の事業については改正前の道路法
施行令第19条で規定されていましたが、道路法施行令の改正により、第18条で規定されるこ
とになり、熊野市占用料徴収条例第3条第1項第1号中、「道路法施行令第19条」とあるの
を「第18条」に改めるものであります。
次に議案説明書資料48ページをお願いします。
次に占用料に関して、占用物件と占用料を定める別表の改正につきましては、道路法施行
令別表占用物件の表中、法第32条第1項第1号にかかげる工作物の規定中、「地下電線その
他地下に設ける線類」を「地下に設ける電線その他の線類」に文言を改めたことに伴い、熊
野市道路占用料徴収条例についても同様の表記に改めるものであります。
附則につきましては、施行期日を定めたものであり、すでに道路法施行令が施行されてい
ることから、公布の日から施行しようとするものであります。
以上であります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、議案第13号について。
地域振興課長。
(地域振興課長
向山兼司君
登壇)
○地域振興課長(向山兼司君)
議案第13号「熊野市紀和地区水道事業の設置に関する条例の
一部を改正する条例案」につきまして、内容のご説明を申し上げます。
議案集17ページ、議案説明資料55ページをご覧いただきたいと思います。
簡易水道につきましては 100人以上の計画給水人口と定義付けられております。今回、計
画給水人口が 114人から50人となったことと、1日最大給水量につきましても24立法メート
ルから、15立方メートルに変更となったため、小森簡易水道から小森小規模水道に改正する
ものであります。
附則につきましては、施行日を平成19年4月1日からとするものであります。
以上、ご説明を申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、議案第14号について。
会計課長。
(会計課長
○会計課長(柳本秀和君)
柳本秀和君
登壇)
議案第14号「熊野市指定金融機関の指定について」につきまして、
内容のご説明を申し上げます。
議案書の18ページをご覧ください。
本議案につきましては、平成19年度における市の公金の収納及び支払事務を取り扱わせる
指定金融機関として、地方自治法施行令第 168条第2項の規定により、平成18年度に引き続
き株式会社第三銀行を熊野市指定金融機関に指定しようとするものであります。
第三銀行を指定する理由でございますが、大きくは第三銀行を平成18年度まで熊野市指定
金融機関として指定してまいりましたが、これまで公金の取り扱い業務が誠実、かつ適正に
執行され、また毎年の指定金融機関に対する定期検査においても事務が適正に行われており
信頼がおけるということ。
また第三銀行の経営状況につきましては、預金、有価証券の残高が毎年増加しており、不
良債権比率は平成18年3月決算期において4.67%と低水準の状況であり、銀行の体力を示す
自己資本比率は10.03 %と国内基準4%の2倍以上となっており、経営状況が良好であると
いうこと。
そして第三銀行の発祥の地が熊野市であり、市税等の口座振替、納付件数等も市内金融機
関で最も多いという地域との密着性が大きいということと、三銀熊野育英会による奨学金の
支給など、地域に大きく寄与されているということでございます。
以上が主な理由でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、議案第15号について。
建設課長。
(建設課長
○建設課長(福田惠優君)
福田惠優君
登壇)
議案第15号「市道の路線認定について」をご説明申し上げます。
議案書19ページでございます。議案説明資料1の57ページを併せてご覧いただきたいと思
います。
今回、認定しようとする路線は8路線であります。路線番号6126、遊木新鹿線につきまし
ては、三重県管理の国道 311号新鹿町坂本地内から、遊木町齋ノ上地内の間に遊木バイパス
が建設されることに伴い、完成後に旧国道部分を三重県から管理移管を受けるもので、新鹿
町字坂本1705番24地先を起点として、遊木町字齋ノ上86番地先までの延長 1,030mを市道認
定しようとするものであります。
次に議案説明資料58ページをお願いします。路線番号6718、平坂・中山線につきましては、
三重県管理道の国道 311号磯崎町平坂地内から中山地内の間にバイパスが建設されることに
伴い、完成後に旧国道部分を三重県から管理移管を受けるもので、磯崎町字平坂1078番1地
先を起点として、同町字中山1536番10地先までの延長 860mを市道認定しようとするもので
あります。
次に議案説明資料59ページをお願いします。路線番号6719、久田尾線につきましては、三
重県管理道の国道 311号、磯崎町久田尾地内において、以前からバイパスが建設されており
ますが、今回、旧国道部分を三重県から管理移管を受けるもので、磯崎町字久田尾1437番2
地先を起点として、同1391番9地先までの延長 298.9mを市道認定しようとするものであり
ます。
次に議案説明資料60ページをお願いします。路線番号7461、瀬戸中央線につきましては、
県道七色境狭線の井戸町・瀬戸地内において、瀬戸バイパスが建設されることに伴い、完成
後に旧県道部分を三重県から管理移管を受けるもので、井戸町字弓場2351番8地先を起点と
して、同町字天目4230番2地先までの延長 1,200mを、市道認定しようとするものでありま
す。
次に議案説明資料61ページをお願いします。路線番号7953番、向地5号線につきましては、
久生屋町向イ地地内において宅地開発が行われたことにより寄附採納を受けるもので、久生
屋町字向イ地域 707番6地先を起点として、同 707番6地先までの延長31.7mを市道認定し
ようとするものであります。
次に議案説明資料62ページをお願いします。路線番号8139、折山線につきましては、金山
町折山地内で、三重県管理道の国道 311号の旧国道部分を三重県から管理移管を受けるもの
で、金山町字折山2068番2地先を起点として、同2068番2地先までの延長 100mを市道認定
しようとするものであります。
次に議案説明資料63ページをお願いします。路線番号1107、ヲウジ風伝線につきましては、
紀和町矢ノ川地内において、三重県管理道の国道 311号に並走する県道御浜紀和線を三重県
から管理移管を受けるもので、紀和町矢ノ川字ヲウジ 503番6地先を起点として、同町矢ノ
川風傳 846番1地先までの延長 2,490.1mを市道認定しようとするものであります。
次に議案説明資料64ページをお願いします。路線番号1108、楊枝公民館線につきましては、
紀和町楊枝地内の市道楊枝線から公民館へ通じる道路を新設したので、新たに市道に認定し
ようとするもので、紀和町楊枝字宮の本 292番地先を起点として、同 281番地先までの延長5
7.2mであります。
以上の市道の認定により、市道の総延長は41万 5,365mになります。
以上であります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、議案第16号及び議案第17号について。
健康・長寿課長。
(健康・長寿課長
○健康・長寿課長(城
六男君)
城
六男君
登壇)
議案第16号「紀南社会福祉施設組合規約の変更に関する協
議会について」につきまして、内容のご説明を申し上げます。
議案集の20ページと、議案説明資料1の65ページをご覧ください。
本案につきましては、地方自治法の一部を改正する法律が公布され、平成19年4月1日か
ら施行される助役、収入役制度の見直し、及び吏員制度の廃止に伴い、「助役、収入役」に
代えて「副管理者、会計管理者」を置くこと、及び「吏員その他」の名称を削除し、職員と
することに伴い、地方自治法第 290条の規定に基づき、議会の議決を求めるもので、附則に
つきましては、施行日を平成19年4月1日からとするものであります。
続きまして議案第17号
紀南病院組合規約の変更に関する協議についてにつきまして、内
容のご説明を申し上げます。
議案集の21ページと議案説明資料1の66ページをご覧ください。
本案につきましては、先ほどの議案第16号と同じく、地方自治法の改正により、助役、収
入役制度の見直し、及び吏員制度の廃止に伴い、規約の一部を変更することについて、地方
自治法第 290条の規定に基づき、議会の議決を求めるもので、附則につきましても同じく施
行日を平成19年4月1日からとするものであります。
以上、ご説明申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、議案第18号について。
地域振興課長。
(地域振興課長
○地域振興課長(向山兼司君)
向山兼司君
登壇)
議案第18号「南牟婁清掃施設組合規約の変更に関する協議に
ついて」につきまして、内容のご説明を申し上げます。
議案集の22ページと、議案説明資料1の67・68ページをご覧ください。
本案につきましては字句の訂正も含め、地方自治法の一部を改正する法律が公布され、平
成19年4月1日から施行されることに伴い、所要の整理を行うものであり「助役、収入役」
に代えて「副管理者、会計管理者」を置くこと、及び選任方法の変更など、本規約の一部を
改正することについて、地方自治法第 290条の規定に基づき、議会の議決を求めるもので、
附則につきましては、施行日を平成19年4月1日からとするものであります。
以上、ご説明申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、議案第19号について。
健康・長寿課長。
(健康・長寿課長
○健康・長寿課長(城
六男君)
城
六男君
登壇)
議案第19号「紀南特別養護老人ホーム組合規約の変更に関
する協議について」につきまして、内容のご説明を申し上げます。
議案集の23ページと、議案説明資料1の69・70ページをご覧ください。
本案につきましては、介護保険法の改正による介護予防の事業が追加されたことによる字
句の変更、及び地方自治法の改正により会計管理者を設置すること、及び職員定数に関する
規定の整備を行うため、地方自治法第 290条の規定に基づき、議会の議決を求めるもので、
附則につきましては、施行日を平成19年4月1日からとし、施行の際、現に在職する収入役
はその任期中に限り、なお従前の例により在職するものとするものであります。
以上、ご説明申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、議案第20号について。
総務課長。
(総務課長
浜田秀人君
登壇)
○総務課長(浜田秀人君)
議案第20号「三重県自治会館組合規約の変更に関する協議につい
て」につきまして、内容のご説明をいたします。
議案集24ページ、議案説明資料71ページをご覧ください。
地方自治法が一部改正され、助役、収入役制度の見直し、及び吏員制度の廃止に伴い、規
約の一部を変更することについて、地方自治法第 290条の規定により、議会に議決を求める
もので、附則で施行を三重県知事の許可の日からしようとするものであります。
説明は以上であります。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(中田悦生君)
次に、議案第21号について。
農業振興課長。
(農業振興課長
○農業振興課長(土口直洋君)
土口直洋君
登壇)
議案第21号「東紀州農業共済事務組合の規約の変更に関する
協議について」につきまして、内容のご説明をいたします。
議案集25ページ、議案説明資料72ページをご覧ください。
地方自治法が一部改正され、助役、収入役制度の見直しに伴い、規約の一部を変更するこ
とについて、地方自治法第 290条の規定により、議会に議決を求めるもので、附則で施行を
平成19年4月1日からしようとするものであります。
以上、議案第21号の内容についてご説明申し上げました。よろしくご審議賜りますようお
願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、議案第22号について。
税務課長。
(税務課長
○税務課長(和田
仁君)
和田
仁君
登壇)
議案第22号「三重地方税管理回収機構規約変更に関する協議につ
いて」につきまして内容のご説明を申し上げます。
議案集26ページ、議案説明資料73ページをご覧ください。
地方自治法が一部改正され、助役、収入役制度の見直しに伴い、規約の一部を変更するこ
とについて、地方自治法第 290条の規定により、議会の議決を求めるもので、附則で施行を
三重県知事の許可の日からとしようとするものであります。
説明は以上であります。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(中田悦生君)
健康・長寿課長。
次に、議案第23号について。
(健康・長寿課長
○健康・長寿課長(城
六男君)
城
六男君
登壇)
議案第23号「紀南介護保険広域連合規約の変更に関する協
議について」につきまして、内容のご説明を申し上げます。
議案集の27ページと、議案説明資料1の77・78ページをご覧ください。
本案につきましては、地方自治法の改正により会計管理者を設置すること、及び吏員の名
称を削除することについて、地方自治法第 291条の11の規定に基づき、議会の議決を求める
もので、附則につきましては、施行日を平成19年4月1日からとし、施行の際、現に在職す
る収入役はその任期中に限り、なお従前の例により在職するものとするものであります。
以上、ご説明申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
○議長(中田悦生君)
○議長(中田悦生君)
午後1時まで休憩いたします。
(午前
11時
52分)
(午後
1時
00分)
休憩前に引き続き会議を開きます。
議案第24号について、内容の説明を求めます。
本議案については、まず予算の概要と、続いて歳入全般、歳出の各款ごとに説明を求めま
す。
それでは予算の概要と、及び歳入全般について。
市長公室長。
(市長公室長
○市長公室長(中田裕三君)
中田裕三君
登壇)
議案第24号「平成19年度熊野市一般会計予算について」につき
まして、概要並びに歳入全般につきましてご説明いたします。
初めに平成19年度一般会計予算編成にあたりまして、地方公共団体の予算編成と財政運営
の指針となります地方財政計画の概要を説明しますと、その規模は83兆 1,300億円で、対前
年度比 200億円の減となっております。
歳出につきましては、「基本方針2006」に沿って人件費、投資的経費、一般行政経費
の各分野にわたり厳しく抑制することとし、地方財政計画の規模を縮小することによって、
地方の財源不足を圧縮することを基本としております。
歳出の主な見直し点では、人件費は地方財政計画上、人員の削減とあわせて給与改善費を
計上しないことにより、給与の総額を抑制すること、あるいは投資的経費の単独事業は地域
の実情に即した適切な事業を選択し、事業の重点的かつ効果的な実施に努めることにより、
抑制するといった計画となっています。その結果、平成19年度の地方の財源不足額は、4兆
4,000億円となり、前年度に比べ4兆 3,000億円の圧縮が行われています。
一方、歳入では地方団体の安定的な運営に必要な地方交付税、地方税などの総額を確保す
ることが必要との観点に立って、地方財政対策が講じられております。この結果、平成19年
度の一般財源総額、いわゆる地方税、地方交付税及び臨時財政対策債の合計額は59兆 2,000
億円となっておりまして、前年度に比べ 5,000億円の増となっております。
このことは「三位一体の改革」による所得税から住民税への税源移譲や、定率減税の廃止
により地方税が40兆 4,000億円と前年度より2兆 5,000億円伸びることが大であります。
地方交付税は出口ペースで、対前年度比 4.4%減の15兆 2,000億円で、地方交付税の不足
を補てんする臨時財政対策債は前年度に比べ 9.6%減の2兆 6,300億円となっています。
地方交付税と臨時財政対策債をあわせた実質的な地方交付税総額は、対前年度比 5.2%減
の17兆 8,300億円となっています。
地方債の総額は、対前年度比10.8%減の9兆 6,529億円で、地方債への依存度は11.6%と
なっています。このような地方財政計画のもとで編成しました平成19年度熊野市一般会計予
算は、事務事業全般について効率的、効果的実施に向けた見直しを徹底するとともに、加え
て各種施策の厳しい選択を行い、職員一人ひとりが将来を見据えた堅実で節度ある財政運営
に向けて経営感覚を持ち、創意工夫を重ね、英知を結集することを予算編成の基本としてお
ります。その結果、平成19年度熊野市一般会計予算は 112億 4,738万 9,000円となっていま
す。
歳入につきましては、市税のうち市民税につきましては「三位一体の改革」による所得税
から住民税への税源移譲や、定率減税の廃止、均等割の改正により大幅な増額となり、市税
総額では17億 9,487万円となり、歳入全体のうち占める割合は16%となっています。
地方交付税につきまして、普通交付税では地方財政計画の伸び率が 4.4%の減であること
から37億 7,000万円を、特別交付税では通常分の5億 5,000万円に、市町村合併にかかる特
別加算分の 8,000万円を上乗せし、6億 3,000万円を見込んだ結果、44億円となっています。
臨時財政対策債は本年度も減額されることから、2億 8,000万円を見込んでいます。
地方交付税と臨時財政対策債をあわせた実質的な地方交付税額は46億 8,000万円で、対前
年度比 2.9%、1億 4,000万円の減となっています。
地方債につきましては14億 4,280万円で、その内訳は臨時財政対策債で2億 8,000万円、
建設地方債で11億 6,280万円となっており、地方債への依存度は12.8%であります。
不足する財源につきましては財政調整基金から1億 9,642万 6,000円を取り崩し、対応す
ることとしております。
一方、歳出では、合併後のまちづくりの取り組みとして産業振興、保健福祉、生活環境、
教育文化の充実に向けた事業に重点配分することとしています。主な事業としては市庁舎耐
震補強事業のほか、市内の18地域のまちづくり協議会を対象に、すでに事業化が確定してお
ります「地域まちづくり協働事業」に対する補助、図書館を併設した文化交流センター建設
事業、平成20年3月28日から31日に熊野スタジアム等で実施される、都道府県対抗全日本中
学生男子・女子ソフトボール大会開催経費などを予算化しています。
また、本年度も地域経済の浮揚を支えることが肝要なことから、引き続き熊野材の利用促
進事業、商業活性化への支援事業、生活基盤の整備事業等に予算措置を行っています。
人件費、公債費、扶助費の義務的経費につきましては、児童手当制度の改正等により、扶
助費が伸びるものの、退職した職員の不補充に伴う人件費の減、あるいは市債残高の削減効
果による公債費の減により、その総額は53億 5,019万 1,000円で、歳出全体の占める割合は4
7.5%となっています。
投資的経費につきましては、24億 9,294万 5,000円となっています。そのうち補助事業で
は文化交流センター建設事業、農林水産業基盤整備、山崎運動公園整備等を実施し、単独事
業では市庁舎耐震補強事業を含めた地震対策事業、あるいは生活環境基盤整備事業等を行う
こととしております。
一般会計予算額 112億 4,738万 9,000円と、国民健康保険事業特別会計のほか、6つの特
別会計の予算総額59億 1,923万 6,000円、そして水道会計予算8億 6,561万 5,000円をあわ
せた平成19年度における市の予算総額は 180億 3,224万円となっています。
それでは平成19年度熊野市一般会計予算の1ページをご覧いただきたいと思います。
第1条の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ 112億 4,738万 9,000円とするもので
あります。
第2条の債務負担行為の内訳は7ページですが、財務会計システム整備事業、固定資産評
価支援システム委託業務、焼却灰運搬委託業務並びに文化交流センター(図書館)建設事業
につきまして、期間、限度額を定め、債務負担で実施しようとするものであります。
第3条の地方債は8ページですが、地方財源の不足を補てんする臨時財政対策債のほか、
予算に計上しております各事業にかかる起債について、それぞれ起債の目的、限度額、起債
の方法、利率、償還の方法を定めたものであります。
1ページに戻っていただきまして、第4条の一時借入金につきましては、一時借入れの最
高額を20億円と定め。
第5条の歳出予算の流用につきましては、給料、職員手当及び共済費につきまして、同一
款内での各項間の流用ができることを定めたものであります。
続きまして、一般会計予算に関する説明書についてご説明申し上げます。
9ページから11ページは総括でございます。
12、13ページからの歳入ですが、款1市税、項1市民税は8億 837万 1,000円を計上して
おります。本ページより14、15ページに入りますが、項2固定資産税は8億59万 2,000円を
計上しております。項3軽自動車税は 4,354万 8,000円を、16、17ページで項4市たばこ税
は1億 3,756万 4,000円を、項5特別土地保有税は 8,000円を、項6入湯税は 478万 7,000
円をそれぞれ見込み計上しております。
款2地方譲与税、項2自動車重量譲与税は 8,000万円を、18、19ページで項2地方道路譲
与税は 2,500万円を、款3、項1利子割交付金は 800万円を、款4、項1配当割交付金は上
場株式の配当にかかる交付金で 500万円をそれぞれ見込み計上しております。
次に20、21ページで、款5、項1株式等譲渡所得割交付金は、上場株式の譲渡益にかかる
交付金で5万円を見込んでいます。
款6、項1地方消費税交付金は1億 8,000万円を。
款7、項1自動車取得税交付金は 7,000万円を。
款8、項1地方特例交付金は児童手当の拡充に伴う地方負担分の補てん措置で 800万円を。
次に22、23ページで、項2特別交付金は減税補てん特例交付金の廃止に伴う経過措置で、
700万円を。
款9、項1地方交付税は44億円を。
款10、項1交通安全対策特別交付金は 300万円を。
款11分担金及び負担金、項1分担金、目1農林水産業費分担金7万 6,000円は、中山間地
域総合整備事業のほ場整備にかかる受益者からの分担金等です。
次に24、25ページで、項2負担金、目1総務費負担金 1,584万 3,000円を南郡2町からの
消防事務受託負担金、及び自主運行バス維持費負担金で、目2民生費負担金 9,903万 9,000
円は老人保護措置費自己負担金のほか、保育所保護者負担金などで、目3消防費負担金3億
3,876万 7,000円は南郡2町からの消防事務受託にかかる負担金であります。
目4教育費負担金28万 6,000円は、児童・生徒・幼稚園児の災害保険にかかる保護者から
の負担金であります。
次に24ページから27ページにかけてでございますが、款12使用料及び手数料、項1使用料
6,874万 8,000円は火葬場使用料、道路敷地使用料、山崎運動公園使用料、公営住宅使用料、
市民会館使用料など、公共施設の使用料であります。
次に26ページから29ページにかけてでございますが、項2手数料 2,025万 8,000円は、税
務証明手数料のほか、戸籍証明手数料廃棄物処理手数料など、各種手数料であります。
款13国庫支出金、項1国庫負担金、目1民生費国庫負担金5億 9,678万 6,000円は、社会
福祉費負担金では特別障害者手当等給付費負担金のほか、国民健康保険基盤安定負担金、自
立支援給付費負担金で、児童福祉費負担金では各児童手当負担金のほか、私立保育所運営費
負担金、児童扶養手当負担金などで、生活保護費負担金では生活保護補助費にかかる負担金
などであります。
目2衛生費国庫負担金 1,360万 4,000円は、老人保健対策費負担金であります。
次に30ページ、31ページに移りまして、項2国庫補助金、目1総務費国庫補助金 2,225万
円は、木造住宅耐震診断にかかる住宅建築物耐震改修等事業費補助金、あるいは合併市町村
に対する合併市町村補助金であり、目2民生費国庫補助金 1,245万 2,000円は、社会福祉費
補助金では難病患者等短期入所事業費補助金のほか、地域生活支援事業費補助金、障害程度
区分認定等事務費補助金で、児童福祉費補助金では自立支援教育訓練給付費補助金などで、
生活保護費補助金では担当職員の研修等にかかる生活保護適正実施推進事業費補助金であり
ます。
目3衛生費国庫補助金 1,698万 8,000円は、合併処理浄化槽設置事業にかかる循環型社会
形成推進交付金であります。
目4土木費国庫補助金1億 8,286万 6,000円は、都市計画費補助金では山崎運動公園整備
事業費補助金、あるいはまちづくり交付金で、道路新設改良費補助金では地方道路整備臨時
交付金などであります。
目5教育費国庫補助金3億 5,177万 9,000円は、小学校費補助金では特殊教育就学奨励費
補助金で、中学校費補助金では要保護生徒援助費補助金などであります。幼稚園補助金では
私立幼稚園就園奨励費補助金であり、社会教育費補助金ではまちづくり交付金であります。
次に32、33ページに移りまして、項3委託金、目1総務費委託金55万 9,000円は、外国人
登録事務委託金などで、目2民生費委託金 649万 4,000円は基準年金等事務費交付金のほか、
特別児童扶養手当事務費交付金などであります。
款14県支出金、項1県負担金、目1総務費県負担金 200万円は、県の事務を市が処理する
ことによる交付金で、目2民生費県負担金2億 2,087万 2,000円は、国民健康保険基盤安定
負担金のほか、各児童手当負担金。
34、35ページで私立保育所運営費負担金、生活保護費負担金などで、目3衛生費県負担金
1,792万 9,000円は、老人保健対策費負担金などで、目4土木費負担金 532万 5,000円は、地
籍調査費負担金であります。
項2県補助金、目1総務費県補助金 7,490万 8,000円は、路線バスの維持にかかるバス運
行対策費補助金のほか、木本・育生間、JR熊野市駅・二木島間、瀞流荘・木本高校間、紀
南病院・紀和町間のバス自主運行にかかるバス運行対策費補助金のほか、緊急地震対策推進
事業費補助金などであります。
目2民生費県補助金 6,187万 9,000円は、社会福祉費補助金では、36ページ、37ページに
移りますが、心身障害者医療費補助金、乳幼児医療費補助金、地域生活支援事業費補助金な
どで、児童福祉費補助金では地域子育て支援センター事業費補助金ほか、障害児保育事業費
補助金などであります。
目3衛生費県補助金 2,441万 2,000円は、合併処理浄化槽設置促進事業費補助金のほか、
鉱公害対策費補助金であります。
38、39ページで、目4農林水産業費県補助金2億 9,888万 4,000円は、農業費補助金では
農業委員会交付金のほか、県単土地基盤整備事業費補助金、中山間育苗施設整備事業にかか
る発電用施設周辺地域振興事業費補助金などでございます。
林業費補助金では、林道高代山線、大井川線の整備にかかる森林環境保全整備事業費補助
金のほか、環境林としての機能を確保しながら、林業経営の確立を目的とする森林環境創造
事業費補助金のほか、一定要件を整備した森林所有者に対し、交付金の直接支払いにかかる
森林整備地域活動支援事業費補助金などで、水産業費補助金では甫母漁港の整備にかかる地
域水産物供給基盤整備事業費補助金などであります。
次に41ページで、目5土木費県補助金 696万 7,000円は電源立地地域対策交付金などで、
目6消防費県補助金 392万 7,000円は、石油貯蔵施設立地対策等交付金で、目7教育費県補
助金22万円は自分発見!中学生・地域ふれあい事業費補助金であります。
項3委託金、目1総務費委託金 9,948万 9,000円は、交通災害共済見舞金のほか、個人県
民税徴収取扱交付金、各種統計調査交付金などで、目2民生費委託金4万 8,000円は人権啓
発活動委託金であります。
次に42、43ページで、目3農林水産業費委託金23万 3,000円は県営中山間地域総合整備事
業換地業務委託金のほか、森林病害虫等防除委託金などで、目4商工費委託金60万 3,000円
は近畿自然歩道維持管理委託金で、目5土木費委託金 128万 9,000円は海岸清掃委託金など
で、目6消防費委託金79万 3,000円は港湾・海岸水防施設管理委託金などであります。
款15財産収入、項1財産運用収入、目1財産貸付収入 1,242万 1,000円は土地建物貸付収
入で、目2利子及び配当金 858万 7,000円は財政調整基金など、各基金から生じる預金利子
で、44、45ページで、項2財産売払収入、目1不動産売払収入 792万 7,000円は旧金山小学
校跡地の土地売払収入であります。
款16、項1寄附金 410万 5,000円は波田須多目的集会所維持補修費にかかる寄附金、林道
高代山線、大井川線の開設にかかる受益者寄附金、市道長尾山線の維持補修にかかる放送局
よりの寄附金、市内集会所改修事業神山生活改善センター倉庫新築工事にかかる地元からの
寄附金であります。
款17繰入金、項1基金繰入金3億 3,619万 5,000円は、財政調整基金、減債基金、明日を
拓くふるさと創生基金、福祉基金など、各基金の目的に沿っての基金の繰り入れであります。
46、47ページで、款18繰越金、項1繰越金は 500万円を計上し。
款19諸収入、項1延滞金、加算金及び過料10万 1,000円は、市税の滞納延滞金及び加算金
であります。項2市預金利子 211万 6,000円は歳計現金と預金利子で、項3貸付金元利収入
1億 9,061万円は社会福祉協議会への貸付金収入のほか、ひまわり保育園貸付金収入、商工
業者への各種貸付金にかかる収入、修学資金貸付金収入であります。
48、49ページで、項4雑入1億 7,103万 4,000円は紀南介護保険広域連合派遣職員人件費
負担金、地域支援事業委託金、救急医療対策費分担金、51ページで資源ごみ売却代金、消防
団員退職報償金、文化公演事業入場料収入などであります。
次に52、53ページに移りまして、款20市債、項1市債、目1臨時財政対策債2億 8,000万
円は地方の財源不足を補う地方債で、目2総務費2億 580万円は市庁舎耐震事業に伴う市庁
舎整備事業債、並びに地域振興基金積立事業債でございます。
目4衛生債、目5農林水産業債、目6商工債、目7土木債、目8消防債、目9教育債、目1
0災害復旧債は、それぞれ歳出予算に計上しております各事業に充当することとしております。
以上、一般会計予算の歳入全般にわたってご説明申し上げました。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に歳出のうち、款1議会費、款2総務費について。
総務課長。
(総務課長
○総務課長(浜田秀人君)
浜田秀人君
登壇)
歳出予算のうち、款1議会費、款2総務費の内容についてご説明
をいたします。
予算に関する説明書のうち、54ページから57ページまでの款1、項1、目1議会費、1億
6,626万 2,000円は、議長、副議長、議員の報酬及び職員給料等の人件費ほか、経常的に要す
る経費を計上しております。
56、57ページ、款2総務費、項1総務管理費、目1一般管理費8億 9,618万 6,000円は、
市長等特別職職員の給料等の人件費を。
59ページなかほどの一般管理経常経費1億 4,984万 4,000円は、安全衛生産業医顧問弁護
士等の報酬、臨時職員の賃金給与計算業務などの委託料、コピー使用料など経常的に要する
経費を、また職員人事交流派遣事業、職員研修事業の経費のほかを。
63ページの一般管理事業経費 580万 4,000円につきましては、自動車購入費等を計上し、
そのほか庁舎内LAN整備事業ほか2事業の予算を計上しております。
62、63ページ、目2文書広報費 1,119万 1,000円は、市広報に要する経費のほか、市政モ
ニター等に関する経費で。
64、65ページ、目3財政管理費1億 933万 3,000円は、財政管理に必要な経常経費のほか、
財政調整基金、減債基金から生じる利子の積み立てを行う財政管理経常費 933万 3,000円、
合併特例債を活用し地域振興資金として積み立てを行う財政管理事業費1億円を計上してお
ります。
同ページの目4会計管理費 215万 2,000円は、会計課の所掌事務にかかる経常的に要する
経費であります。
66、67ページ、目5財産管理費1億 7,157万 2,000円は、庁舎の光熱水費管理委託などの
財産管理に必要な経常経費 4,984万 6,000円を、財産管理事業経費1億 2,172万 6,000円は、
市庁舎耐震補強工事費ほか2件の工事請負費などを計上いたしております。
68、69ページからの目6企画費 9,818万 8,000円は、企画経常費 1,374万 9,000円のほか、
71ページ、駅前周辺整備の推進にかかる駅前木本町まちづくり事業経費58万 1,000円、波田
須地区の地域まちづくり協働事業70万 3,000円、花いっぱい運動事業経費 167万円、熊野市
市人会事業経費 137万 4,000円、男女共同参画推進事業経費56万 8,000円。
73ページ、ケーブルテレビ文字放送にかかるケーブルテレビ公共アプリケーション推進事
業経費 869万 4,000円、企画事業経費 1,109万 7,000円であります。バス運行対策事業では
木本・育生間、JR熊野市駅・二木島間、紀和町・紀南病院間、木本高校・瀞流荘間を委託
金による自主運行する経費 4,727万円、地方バス路線の維持費補助金 1,063万 8,000円、住
宅用太陽光発電システム普及支援事業60万円、熊野市総合計画策定事業85万 2,000円、地域
公共交通会議運営事業39万 2,000円を計上いたしております。
74、75ページの目6渉外費 178万 5,000円は、姉妹都市であるソ連都市とバスト市との交
流を推進する国際交流推進事業経費 167万 3,000円、友好都市である桜井市との友好を深め
る友好都市交流事業経費11万 2,000円であります。
同ページ、目8支所及び出張諸費 418万 6,000円につきましては、経常経費 307万 6,000
円を、事業経費 111万円は西山・上川出張所のファックス付きコピー機の買い替えに伴う備
品購入費 100万円を計上しております。
同ページの目9公平委員会費43万 7,000円につきましては、公平委員3名の報酬等の経常
経費で。
76、77ページ、目10交通災害共済受託事業費 1,635万 9,000円は、当該受託事業にかかる
見舞金などの諸経費を計上しております。
同ページ、目11防災費 9,826万 3,000円は、防災行政無線施設の維持などにかかる経常経
費 1,111万 3,000円を。
79ページ、4件の地域まちづくり共同事業に 618万 4,000円を、防災事業経費89万 9,000
円は自主防災力組織強化事業費補助金50万円などを、地震対策事業 2,080万 7,000円は木造
住宅耐震診断等業務などの委託料 469万 3,000円、救護所設営等のための備品購入費 578万
6,000円、木造住宅耐震補強事業費補助金等 810万円などを、防災用携帯式戸別受信機(防災
ラジオ)配布事業として 5,886万 9,000円を、耐震補強工法検討事業に39万 1,000円を計上
しております。
80、81ページ、目12諸費 1,340万 4,000円は諸費経常経費 371万 4,000円、地域まちづく
り協働事業42万 5,000円。
83ページ人権啓発事業 148万円、諸費事業経費 294万円、なんでもつづり作成事業 484万
5,000円を計上しております。
82、83ページ、目13定住対策費20万円は、若者定住利子補給補助金であります。
84、85ページ、項2徴税費、目1税務総務費 8,692万 5,000円は、職員の給料等人件費の
ほか、経常的に要する経費を。
同ページの目2賦課費 1,655万 9,000円は、市県民税及び固定資産税等の賦課事務にかか
る経常経費 569万 7,000円、固定資産評価替事業 1,086万 2,000円を計上し。
86、87ページ、目3徴収費 1,751万円は、収納業務の委託料、三重地方税管理回収機構負
担金等を計上しております。
88、89ページ、項3、目1戸籍住民基本台帳費 4,828万円は、職員の給料等人件費のほか
経常経費 1,007万 9,000円、住民基本台帳ネットワークシステム事業 191万 4,000円を計上
しております。
90、91ページ、項4選挙費、目1選挙管理委員会費 1,021万 9,000円は、職員人件費と委
員長・委員の報酬等の経常経費 174万 1,000円であり、目2選挙啓発費8万円は経常経費で
あります。
目3参議院議員選挙費 2,374万 3,000円は、7月中・下旬に予定されております参議院議
員選挙に要する経費で、投票管理者47名の報酬、職員の時間外手当、ポスター掲示板の借上
料、デジタル印刷機の購入費等を計上いたしております。
92、93ページ、目4・知事選挙費 1,484万 5,000円につきましては、3月22日告示、県議
会議員選挙と同じ4月8日投票と予定されております選挙に要する経費を計上しております。
94、95ページ、目5・県議会議員選挙費 573万 9,000円につきましては、3月30日告示、
4月8日投票と予定されております選挙に要する経費を計上しております。
96ページ、市議会議員選挙費につきましては、科目から削除しようとするものです。
同ページ、項5統計調査費、目1統計調査総務費 201万 3,000円は、統計調査に必要な経
常経費を、目2指定統計調査費 188万 5,000円は5年に1回実施される商業統計調査など、
6つの統計調査に要する経費であります。
98、99ページ、項6、目1監査委員費 1,776万 1,000円につきましては、職員の給料等人
件費のほか、監査委員報酬等所掌事務に要する経常経費を計上しております。
以上、款1議会費、款2総務費の歳出予算の内容であります。よろしくご審議賜りますよ
うお願いをいたします。
○議長(中田悦生君)
次に、款3民生費について。
福祉事務所長。
(福祉事務所長
○福祉事務所長(岡部忠澄君)
岡部忠澄君
登壇)
引き続きまして 100ページからの款3民生費につきまして、
内容のご説明を申し上げます。
100ページから 107ページまでの項1社会福祉費、目1社会福祉総務費につきましては、
総額8億 5,836万 4,000円となっております。職員人件費、社会福祉総務経常経費のほか、
103ページの社会福祉扶助費 1,437万 1,000円につきましては、在宅の障害者に対する特別障
害者手当等給付費、難病患者等短期入所措置費などであります。
社会福祉総務事業経費 3,441万 3,000円につきましては社会福祉協議会への補助金、在宅
の身体・知的・精神障害者の授産施設等への通所交通費補助金、紀南圏域障害者総合相談支
援センター負担金、新たな事業として身体障害者及び知的障害者を有する本人、またはその
家族等からの相談に応じ、指導、助言などを行う障害者相談員の設置、及び市外でサービス
を利用する重度障害者の送迎費に助成する重度障害者等管外施設送迎費補助金であります。
特別会計繰出金4億 6,954万 7,000円につきましては、国民健康保険事業特別会計及び老
人保健事業特別会計への繰出金であります。
障害者自立支援事業2億 9,264万円につきましては、身体障害・知的障害・精神障害の種
別にかかわらず、必要なサービスを一元的に提供するための経費で、地域活動支援センター
事業業務委託料、障害者移動支援事業業務委託料などの地域生活支援事業、障害者居宅介護
事業費、障害者施設入所事業費、障害者訓練等給付費、更生医療給付費、障害者共同生活事
業費などの自立支援給付、また新たな事業として、日払い方式で変更したことに伴う事業所
の激変緩和措置として、障害者自立支援円滑化事業費を、また通所による訓練等を利用する
低所得者に助成する障害者施設利用支援事業費を計上しております。
106ページから 117ページまでの目2老人福祉費5億 1,411万 5,000円につきましては、
松寿園等への入所者にかかる老人保護措置費などの老人福祉扶助費に 5,402万 5,000円を、
軽度生活援助事業に 110万 2,000円、生きがい活動支援通所事業に 495万 9,000円、食の自
立支援事業に 571万 8,000円などであります。 109ページになりますが、元気見守り事業に
147万円、緊急通報装置設置事業に 200万 7,000円、家族介護者交流事業に 553万円、シルバ
ー人材センター事業に 191万 6,000円、高齢者移送サービス事業 222万 6,000円につきまし
ては、旧熊野市の海岸部、山間部において高齢者のための地域公共交通の確保を目的とした
事業であり、長寿賞贈呈事業 137万 7,000円につきましては、満百歳を迎えられた人に記念
品を贈呈する事業であります。
老人福祉事業経費3億 5,622万円につきましては、紀南介護保険広域連合への負担金など
であります。 111ページになりますが、介護用品支給事業に 402万 4,000円、寝具洗濯乾燥
消毒サービス事業に37万 8,000円、成年後見制度利用支援事業に47万円、福祉バス運行事業
682万 3,000円につきましては、旧紀和町を運行するバス事業の経費であり、若返りクラブ事
業 166万 5,000円につきましては、各地区において趣味やスポーツなど、住民の自主活動を
支援する事業であります。介護予防特定高齢者施策事業 425万 3,000円につきましては、虚
弱高齢者のために行う健康相談、訪問指導等の介護予防事業に要する経費であります。
113ページになりますが、介護予防一般高齢者施策事業 1,170万 3,000円につきましては、
元気な高齢者のために行う健康教室、健康相談などの経費であり、介護予防ケアマネジメン
ト事業 3,741万 5,000円につきましては、地域包括支援センターにおいて介護予防ケアプラ
ン作成などを行うための経費であります。
115ページの包括的・継続的ケアマネジメント支援事業 554万 3,000円につきましては、
制度施策に関する情報提供、相談業務などの包括的・継続的なケア体制を構築維持するため
の経費であり、 117ページの総合相談・権利擁護事業 540万 7,000円につきましては、地域
包括支援センターにおいて総合相談、権利擁護相談等に携わる職員の人件費等の経費となっ
ております。地域まちづくり協働事業56万円につきましては、紀和町上川地区において高齢
者支援、地域景観保全事業として行うまちづくり協議会の事業に対する補助金であります。
116ページから 119ページまでの目3国民年金費 834万円につきましては、職員の人件費
のほか、経常的に必要な事務的経費であります。
目4医療助成費 9,518万 5,000円につきましては、経常的に必要な医療助成事務的経費の
ほか、心身障害者をはじめ乳幼児、一人親家庭と老人及び寡婦に対する医療費助成であり、
心身障害者医療費助成充実事業につきましては、新たに療育手帳の中度の方の対象者に含め
て助成するものであります。
120ページから 123ページまでの項2児童福祉費、目1児童福祉総務費2億 4,564万 1,00
0円につきましては、職員人件費など経常的に要する経費のほか、児童福祉総務扶助費2億 1,
992万 5,000円につきましては、児童手当及び児童扶養手当などであり、児童手当につきまし
ては乳幼児加算を見込んだ額を計上しております。
児童福祉総務事業経費 560万 9,000円につきましては、急速に進展する少子化対策にはさ
まざまな施策を総合的に推進する必要があり、少子化対策検討委員会を設置し、施策を検討
するための経費、またチャイルドシート購入費補助金、0歳児保育待機者助成事業費、放課
後児童対策事業費補助金、母子家庭高等技能訓練促進事業費補助金などとなっております。
121ページから 127ページまでの目2児童福祉施設費5億 9,255万 4,000円につきまして
は、保育所母子生活支援施設の運営費等でありまして、職員人件費、賃金、保育材料費、賄
材料費等の経常的に要する経費のほか、 125ページの子育て支援事業に 230万 4,000円、特
別保育事業に74万 3,000円、 127ページの児童福祉施設事業経費 692万 8,000円につきまし
ては保育所のあり方検討会に要する経費のほか、各保育所の修繕費、備品購入費、井戸・有
馬保育所便所改修工事費などを計上しております。
ブックスタート事業59万 3,000円につきましては、保育士による読み聞かせ、本の貸し出
しによる親の読み聞かせと親子のふれあいなど、幼児期から本に親しみ、楽しさに気づくき
っかけづくりのために、各保育所が図書を購入するための経費であります。
金山保育所改築事業 6,587万 1,000円につきましては、老朽化の著しい当保育所の改築に
着手することとし、用地の取得、造成工事及び設計業務に要する経費であります。
128ページから 131ページまでの項3生活保護費、目1生活保護総務費 3,093万 1,000円
につきましては、職員人件費のほか生活保護適正実施事業などに要する経常的な経費、及び
自動車購入の経費であります。
130ページ及び 131ページの目2扶助費4億 3,950万 7,000円につきましては、生活扶助、
住宅扶助、医療扶助などの生活保護扶助費であります。
項4災害救助費、目1災害救助費65万 5,000円につきましては、火災風水害などにおける
災害見舞金等を計上しております。
以上、民生費につきまして内容のご説明を申し上げました。よろしくご審議賜りますよう
お願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、款4衛生費のうち、項1保健衛生費について。
健康・長寿課長。
(健康・長寿課長
○健康・長寿課長(城
六男君)
容をご説明申し上げます。
城
六男君
登壇)
款4衛生費のうち、項1保健衛生費につきまして、その内
予算書の 132ページをお願いいたします。目1保健衛生総務費1億 6,014万 8,000円の内
訳につきましては、健康・長寿課の職員人件費 8,646万 9,000円、一時救急医療体制運営事
業業務委託料などの保健衛生総務経常経費が 2,685万 4,000円、 135ページを見ていただき
まして、紀南病院組合負担金などの保健衛生総務事業経費 4,634万 9,000円などとなってお
ります。なお、地域まちづくり協働事業47万 6,000円は、有馬地区まちづくり協議会の健康
ウォーキング推進事業に対しての補助金であります。
134ページから 137ページにかけまして、目2予防費 3,245万 7,000円につきましては、
乳幼児健診をはじめとする母子保健事業や、予防接種法、結核予防法に基づくインフルエン
ザなどの予防接種に必要な経費のほか、犬・猫避妊手術費補助金などを計上しております。
目3診療諸費 693万 5,000円につきましては、神川育生診療所の診療業務委託料などの診
療所経常経費 664万円をはじめ、備品購入費等の診療所事業経費を計上しております。
138ページ、 139ページの目4老人保健対策費 7,589万 2,000円につきましては、壮年期
からの健康づくりにかかる事業経費となっておりまして、老人保健対策事業としまして健康
審査、各種がん検診、健康教育など医療機関への委託料、臨時職員雇用賃金などを計上して
おります。
以上、款4衛生費のうち、項1保健衛生費につきましてご説明申し上げました。よろしく
ご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、款4衛生費のうち、項2環境対策費について。
環境対策課長。
(環境対策課長
○環境対策課長(森本
明君)
森本
明君
登壇)
款4衛生費、項2環境対策費7億 8,033万 9,000円につきま
して、内容のご説明を申し上げます。
予算に関する説明書 140ページ、 141ページをお願いします。
まず目1環境対策総務費5億 951万 4,000円につきましては、 141ページの職員人件費1
億 1,103万 9,000円は職員15人分の給料、職員手当等で、同じページの環境対策総務経常経
費 9,338万 8,000円は臨時雇用賃金、各種業務委託料のほか、経常的な経費であります。
143ページの上から17行目、環境対策総務事業費 9,687万 8,000円はポイ捨て防止対策の
ための啓発看板等の消耗品費や、監視カメラ設置にかかる備品購入費のほか、負担金補助及
び交付金 9,621万 2,000円は合併処理浄化槽設置整備事業費補助金、鉱公害対策費補助金、
清掃センター分担金などとなっています。
特別会計繰出金2億 314万 5,000円は、水道事業特別会計及び紀和地区水道事業特別会計
への繰出金であります。
地域まちづくり協働事業 157万 3,000円は、昨年に引き続き井戸地区における井戸川環境
美化普及事業と金山地区環境美化活動推進事業に対する補助となっています。
飲料水供給施設等管理事業 349万 1,000円につきましては、紀和町における飲料水供給施
設を維持管理するためのものであります。
144ページから 147ページの目2塵芥処理費2億 1,280万円につきましては、 145ページ
の塵芥処理経常経費1億 4,723万 9,000円は、ごみ処理にかかる需用費 5,607万 7,000円、
焼却灰処理業務や資源ごみの処理業務、ごみ収集運搬業務など11件の委託料 8,716万円のほ
か、ごみ処理に伴う経常的な経費であります。
147ページ、上から4行目の塵芥処理事業経費 6,556万 1,000円は、ごみ焼却処理施設の
維持補修工事にかかる設計監理業務委託料 250万円、維持補修にかかる工事請負費 6,000万
円、ビン破砕機購入のための備品購入費 300万円のほか、事業に伴う経費であります。
146ページの目3し尿処理費 3,807万 4,000円につきましては、 147ページのし尿処理経
常経費 1,686万 1,000円は、し尿処理に必要な薬品や修繕料のほか、紀和し尿処理施設にか
かる各種委託料などの経常的な経費であります。
し尿処理事業経費 2,121万 3,000円は、し尿処理施設の維持補修工事にかかる設計管理業
務委託料 231万円及び維持補修にかかる工事請負費 1,500万円のほか、事業に伴う経費であ
ります。
148ページの目4火葬場費 1,995万 1,000円につきましては、 149ページの火葬場費経常
経費 1,387万 9,000円は、臨時雇用賃金、需用費の燃料費のほか、修繕料 480万円は動物炉
の主再燃炉耐火物補修及び耐熱扉改修、主燃炉耐火物補修等にかかる経費のほか、委託料な
どの経常的な経費であります。
火葬場事業経費 607万 2,000円は、火葬場待合室の便所を改修し、男性用と女性用のトイ
レを分けるとともに水洗化にするための工事請負費のほか、事業に伴う経費であります。
以上、ご説明申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
午後2時10分まで休憩いたします。
(午後
1時
59分)
○議長(中田悦生君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
(午後
○議長(中田悦生君)
2時
10分)
第5款農林水産業費のうち、項1農業費について。
農業振興課長。
(農業振興課長
○農業振興課長(土口直洋君)
土口直洋君
登壇)
款5農林水産業費、項1農業費について、主な歳出予算の内
容をご説明申し上げます。
予算に関する説明書の 148ページから 151ページをお願いします。
款5農林水産業費、項1農業費、目1農業委員会費の本年度予算額は 2,596万 8,000円と
なっておりまして、職員2人分の人件費のほか、農業委員会の運営にかかる諸経費を計上い
たしております。
次に 150ページから 155ページの目2農業総務費の本年度予算額1億 1,182万 4,000円は、
主に職員11人分の人件費、各種協議会負担金、井内浦農村公園の維持管理費及び経常的諸経
費などであります。
153ページ中ほどにあります委託料 297万 8,000円のうち、主なものといたしましては井
内浦農村公園営農飲雑用水施設浄水設備保守点検業務委託料69万 9,000円、農道集落道草刈
業務委託料 100万 3,000円などであります。
負担金補助及び交付金 2,286万 4,000円のうち、主なものといたしましては東紀州農業共
済事務組合負担金 2,227万 4,000円であります。
次に 154ページから 159ページまでの目3農業振興費1億 5,236万 9,000円は、農業振興
に要する事業推進経費と補助金等であります。主な内容といたしましては 155ページの説明
欄中、上ほどの農産物獣害対策事業は前年度に引き続き農産物への獣害を防止するために設
置する電気柵等の資材経費について補助するものであり、 300万円であります。
次の地域まちづくり協働事業は磯崎地区の葉生姜栽培、育生地区のほたるの里整備事業、
荒坂地区のひょうたん栽培事業、五郷地区の地場産業興し研究事業、飛鳥地区のすきま野菜
産地化事業に対する補助金 368万 8,000円であります。
次の中山間地域等直接支払事業は平坦地との格差を補い、中山間地域の農業振興を促進す
るために事業推進するもので 568万 9,000円でございます。
次に 157ページの委託料でございますが、丸山千枚田保全業務委託料は観光資源・文化資
源として評価の高い丸山千枚田を保全するための委託料 848万 6,000円と、丸山千枚田交流
促進センター施設指定管理業務委託料 234万 2,000円でございます。その下にございます負
担金補助及び交付金の欄中、三重南紀農協営農指導補助金 171万 8,000円、熊野たかな振興
事業費補助金35万円、水田農業構造改革交付金事業費補助金40万円、特産品等開発事業費補
助金 300万円は、前年度に引き続き補助しようとするものであります。
ふるさと公社事業費補助金は地域特産品としての農産物の開発・販売や、千枚田を活用し
た都市交流事業の推進を図るための補助金 2,791万 8,000円であります。また今年度新たな
事業としてふるさと公社において熊野地どり生産の取り組みを行う計画で、その鶏舎建設事
業費補助金 3,990万円を計上いたしております。
その下の「新姫」特産品化推進事業は、これまでの苗木のさらなる増産に加え、果実の活
用策を検討するため、商品開発検討委員会の設置など 218万 8,000円であります。
産業検討事業は市からの輸出を目的とした商品について、市場の動向を視野に入れた新た
な商品の開発や販路等の調査、研究を行うもので25万円であります。
159ページの遊休農地対策事業につきましては、山羊の放牧や草刈機材等の貸し出しによ
る遊休農地対策を講じていきたいと考えており、 105万 3,000円を計上いたしております。
新たに中山間育苗施設整備事業といたしまして 4,987万円を計上いたしておりますが、こ
れは金山町に建設中の県営中山間総合整備事業活性化施設に隣接した場所に育苗ハウス、作
業所を整備し、野菜、花苗の生産を効率的に行い、農業振興、園芸福祉、花いっぱい運動等
に活用させようとするものであります。
次に 158ページ中ほどから 159ページの目4農地費 844万 9,000円は、農業施設の保全に
要する諸経費で工事請負費や原材料費及び土地改良事業に伴う分担金などの経費を計上いた
しております。
同じページの下段の目5自然休養村管理センター費 168万 4,000円は、自然休養村管理セ
ンターの維持管理にかかる諸経費を計上いたしております。
160ページ、 161ページの目6土地改良事業費 8,035万円は、土地改良事業に伴います職
員1名分の人件費と、水路等農業用施設及び県営事業にかかる負担金などを計上したもので
あります。
説明欄中、中ほどより下の委託料県営中山間地域総合整備事業換地業務委託料は、五郷町
和田地区の圃場整備に伴う換地業務委託料21万 6,000円であります。その下の工事請負費、
3,363万 7,000円は市単及び県単事業の土地改良事業などを予定しております。
その下の負担金補助及び交付金 3,845万円は、前年に引き続き農業基盤整備を行っている
県営中山間地域総合整備事業及び金山地区における県営畑地帯総合整備事業、農免農道整備
事業への負担金であります。
最後に農村振興基本計画策定事業でありますが、これは現在事業実施中の県営中山間地域
総合整備事業が20年度終了予定となっておりますが、まだまだ紀南管内において整備の必要
性があることから、時期中山間事業に向けて広域の農村振興基本計画を策定するもので、御
浜町、紀宝町の費用負担を受け、市が代表して委託しようとするもので 150万円であります。
以上、内容のご説明を申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、款5農林水産業費のうち、項2林業費について。
林業振興課長。
(林業振興課長
○林業振興課長(島田克史君)
島田克史君
登壇)
款5農林水産業費のうち、項2林業費につきまして、主な歳
出予算の内容をご説明申し上げます。
予算に関する説明書 162ページから 165ページの目1林業総務費 8,897万 7,000円は、職
員7人分の人件費、林道の維持補修経費、有害鳥獣駆除及び市有林整備事業特別会計繰出金
などであります。 163ページの林道維持補修事業は、林道竹向井線などの維持補修にかかわ
る経費を、有害鳥獣駆除事業はサル、イノシシをはじめとする有害鳥獣に対する買上金や奨
励金を、 165ページの繰出金は市有林整備事業特別会計への繰出金を計上いたしております。
次に 164ページから 167ページの目2林業振興費1億 128万 2,000円は、林業振興に伴う
各種事業費補助金などであります。 165ページのうち林業振興事業経費の説明の欄、下から
5行目の森林再生CO2 吸収量確保対策事業業務委託料は、林齢16年から45年生の環境林の
間伐を。森林環境創造事業業務委託料は森林が持つ公益的機能を効果的、効率的に発揮でき
るよう間伐下刈りなどを、山村境界保全事業業務委託料は山林所有者の高齢化や不在損家な
どにより、筆界の確認が困難になってきているため、地籍調査の予備調査として1筆ごとの
おおむねの境界を調査するものであります。
167ページ、上段の負担金補助及び交付金は、森林整備地域活動支援交付金をはじめ、森
林内の環境保全整備など、事業推進のための経費であり、木造住宅建設促進緊急対策事業費
補助金は、木材需要の拡大を推進して木材関連産業の振興と紀地域経済の活性化の促進を図
っていこうとするものであります。
次に 166ページから 169ページの目3林道開設費1億 7,172万 7,000円は、林道開設をは
じめとする林業基盤整備事業に伴う諸経費で、 167ページの上から6行目、電源立地地域対
策交付金事業は、林道和知谷線の改良工事を実施するものであります。下から12行目、測量
設計業務委託料は林道高代山線の測量、工事請負費は継続中の林道高代山線、林道大井川線
の開設工事及び一の水線改良工事、いずれ森林環境保全整備事業で実施するほか、飛鳥町で
の防火水槽設置工事を森林居住環境整備事業で、県単事業では林道大瀬線の改良工事を実施
するものであります。
以上、項2林業費につきまして主な内容をご説明申し上げました。よろしくご審議の賜り
ますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、款5農林水産業費のうち、項3水産業費、款6商工費のうち、
項1商工費、目1商工総務費及び目2商工振興費について。
水産・商工振興課長。
(水産・商工振興課長
○水産・商工振興課長(山門正昇君)
山門正昇君
登壇)
款5農林水産業費のうち、項3水産業費及び款6商工
費、項1商工費のうち、目1商工総務費、目2商工業振興費について、主な歳出予算の内容
をご説明申し上げます。
168ページの項3水産業費、目1水産業総務費 2,467万 9,000円は、職員人件費のほか、
負担金と事務経費であります。
次に目2水産業振興費 663万 3,000円は、漁業振興促進するための負担金や、漁業振興に
資する諸経費を計上いたしております。主な事業の内容でありますが、 171ページの農林水
産業体験事業(藍と碧のふれあい事業)は、熊野古道と連携した漁業体験など、地域資源を
活用したブルーツーリズムの推進にかかる情報発進と事業推進経費であります。
その下の水産業振興事業経費の原材料費は資源の増大を図るために、カサゴ等の稚魚購入
費で、その下、負担金補助及び交付金の資源増大実証事業費負担金は、三重県水産振興事業
団がヒラメ、トラフグ、マダイの稚魚を放流することに負担するものであります。このほか
水産振興を図るための補助金を計上いたしております。
次に 170ページの目3漁港管理費 320万 2,000円は、漁港関連施設の維持管理に必要な経
費及び事業経費を計上いたしております。
次に 172ページ、目4漁港建設費1億 1,352万 6,000円は職員の人件費のほか、漁港建設
にかかる事業経費で、 173ページ下段の工事請負費につきましては継続中の甫母漁港の外周
工事を実施するものであります。
次に 174ページ、款6商工費、項1商工費のうち、目1商工総務費 6,825万 7,000円は、
商工担当職員と観光スポーツ交流課の職員の人件費及び事務経費であります。
目2商工業振興費の1億 2,598万 9,000円は、商工業の振興に資するための経常経費や事
業推進費であります。主な内容としまして 177ページの上から5行目の商工業商工振興貸付
金事業は、小規模事業資金貸付金や勤労者への融資貸付金制度を引き続き実施しております。
その下、商工業振興事業経費の負担金補助及び交付金でありますが、商品券販売促進事業
補助金は、引き続き熊野市連合商店街が行っております商品券販売促進事業に助成し、市内
の小売店での購買力の増加を図るため、プレミアム部分について助成しようとするものであ
ります。
その下、記念通商店街活性化事業費補助金は、商店街への集客を図るため、新たな取り組
みとして商店街のギャラリー化や高齢者の方に喜ばれる惣菜の調理販売施設の整備を行うた
めの経費、及び中心市街地の空き店舗活用施設の維持運営経費の一部を記念通商店街振興組
合に助成するものであります。
次に産学官共同研究費補助金は、市内の産学官関係者が連携を強化して地域資源を活用し
て、付加価値を高めた商品の開発などを産学官共同により研究を進めていくために、引き続
き産学官共同研究検討委員会に助成するものであります。
次に高齢者にやさしい「熊野いこらい市」開催事業費補助金は、昨年に引き続き高齢者に
喜ばれるイベントを実施し、利用しやすい商店街を目指す取り組みに対し助成するものであ
ります。
次に人材育成支援事業につきましては就業機会の拡大、促進を図るため、新たな分野で起
業するために必要な知識、技術を習得する費用の融資を昨年に引き続きまして支援するもの
であります。
次に特産品開発事業でありますが、女性の方による地域資源を利用し、付加価値を付けた
ものづくりを目指す意欲のある人を把握し、ものづくりに対する意識の醸成を図ることによ
り、特産品開発につなげていこうとするものであります。
次に空き家情報公開事業でありますが、市内では山間部、海岸部において空き家が増加し
ている状況であります。市としましてはその有効活用を図るため広報、あるいは現地調査等
によりまして情報を集積し、実態把握を行い、その情報を広報やホームページを通じて公開、
発進を行うことで市内への定住を促進しようとするものであります。
以上、内容のご説明を申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、款6商工費のうち、項1商工費、目3観光交流費について。
観光スポーツ交流課長。
(観光スポーツ交流課長
○観光スポーツ交流課長(奥田博典君)
奥田博典君
登壇)
予算に関する説明書の 176ページ、 177ページをお
願いします。このページの下段の款6商工費、項1商工費、目3観光交流費につきまして、
予算の概要をご説明申し上げます。
予算総額は2億 4,286万 4,000円であります。 176ページから 179ページの観光交流経常
経費 1,853万 3,000円の主なものにつきましては、観光スポーツ交流課にかかる事務的経費、
及び公衆便所などの施設の維持にかかる委託料 674万 9,000円、観光関係団体などへの負担
金 114万 1,000円などとなっております。
179ページから 181ページの観光交流事業経費 5,815万 2,000円の主なものにつきまして
は、事業にかかる事務的経費、委託料、工事請負費、負担金補助及び交付金でございます。
委託料 2,453万 2,000円の主なものにつきましては、花火大会業務委託料 1,850万円などで
あります。工事請負費につきましては国道 311号ビューポイント整備工事を計上いたしてお
ります。負担金補助及び交付金 2,741万 2,000円につきましては、観光ポスターの作成や観
光PR事業などを実施する熊野古道積極活用推進事業に91万 3,000円、田本研造写真塾開催
事業に55万円、熊野古道写真学校開催事業に27万円、熊野・新しい食おこし事業に10万円を
それぞれ熊野魅力再発見実行委員会に補助をし、事業実施することとしております。
また市内の宿泊施設組合による活性化のための事業に59万 2,000円を、熊野宿組合に補助
をし、事業を実施することとしております。また市内で行われますソフトボールフェスティ
バルなどのスポーツイベントに対しまして 810万円、また平成19年度、平成20年度と2ヵ年
にわたり通しでの開催が決定しております都道府県対抗全日本中学生男子・女子ソフトボー
ル大会の開催に対し 220万円、また昨年度の一部リーグ開催に引き続き平成19年度は日本女
子ソフトボール2部リーグ公式戦の開催が決定しており、その開催に対して 150万円、紀伊
半島寿野球大会に 100万円、還暦野球熊野大会開催に50万円、紀伊半島ビーチバレーボール
フェスタ開催に15万円、その他各地域で行われます各種イベントに対しまして、観光協会を
通じて 290万円と、紀和ふるさとまつりに 190万円ほか4件に補助をし、事業実施すること
としております。
また中京圏から熊野古道伊勢路への古道客誘客のため、熊野古道シャトルバス運行に対し、
118万 8,000円を負担し、事業を実施することとしております。またスポーツ合宿、スポー
ツイベントなどで当市を訪れるスポーツ選手の宿泊が増加しております。それに伴い地元食
材を利用した熊野独自のアスリート食を検討するため、アスリート食メニュー検討委員会に
対し85万円を補助し、事業を実施するものであります。
また市内に、自然と歴史、文化を堪能できるICウォーキングコースを設定し、企画販売
することにより、年間を通じて安定的な宿泊客の確保を図ることを目的とした熊野おもてな
しICウォーキング事業に対し、 176万 9,000円を補助し、事業実施するものであります。
観光公社事業 1,684万 1,000円につきましては、集客交流推進のため、宿泊施設などの主
導的役割を行うとともに、観光資源や体験を組み合わせた旅行の企画と、売り込みを行うた
めの公社3名の人件費と活動費を計上しております。
地域まちづくり協働事業91万 7,000円につきましては、ドキュメンタリー写真の父、田本
研造生誕の地である神川町は現在も屋敷跡地が保存されており、一部の写真家には歴史的に
大変注目されております。景観面の整備と駐車場を整備することにより、田本研造をメイン
とした観光客の受け入れ体制を整備し、地域活性化を図るために神川地区への補助金91万 7,
000 円を計上したものであります。
182ページ、 183ページをお願いします。
湯ノ口温泉整備開発事業1億 3,492万 1,000円につきましては、新温泉掘削に伴う手数料
と工事費であります。湯ノ口温泉は昭和54年に金属事業団による広域鉱床調査時に湧出した
ものであり、当初の湯量が掘削口径の細さやポンプ設備の古い坑道により、年々減少してお
り、湯ノ口温泉の施設運営に支障来しているため、新たに温泉掘削を行うものであります。
入鹿温泉機能向上事業 1,350万円につきましては、紀和町観光開発公社の運営している施
設の修繕料と、バス購入補助金であります。施設の適切な維持管理を行うため、修繕を行う
ことにより、利用者の安全を確保するとともに、気持ちよく利用していただき、観光客を含
む利用者の増加を図るために行うものであります。
以上、観光交流費にかかる予算の概要につきましてご説明申し上げました。よろしくご審
議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、款7土木費について。
建設課長。
(建設課長
○建設課長(福田惠優君)
福田惠優君
登壇)
款7土木費の予算の内容につきまして、ご説明申し上げます。
土木費の総額は8億 9,859万 3,000円となっております。予算書の 182、 183ページから
順次ご説明申し上げます。
項1土木管理費、目1土木総務費1億 2,937万 9,000円につきましては、職員の人件費は
7,479万 6,000円を、土木総務経常経費 492万円は 185ページの県治水砂防協会などの負担金
を、海岸清掃事業 122万 5,000円は大泊町から有馬町志原尻までの海岸清掃業務の委託料な
どを計上しております。
土木総務事業 1,470万 6,000円は、犯罪などの防止を目的として地域を支援する防犯灯設
置費補助金42万円、甫母町、二木島町、遊木町、井戸町などの急傾斜地崩壊対策県営事業負
担金 1,385万円等で、建設業経営多角化研究事業21万 9,000円は、建設業における経営基盤
強化のため、建設業に軸足を置きながら新しいビジネスチャンスを求めるため、他の地域の
取り組み状況を調査研究するための建設業経営多角化研究事業費補助金12万 8,000円などの
経費を、公共工事設計積算システム導入事業 130万 3,000円は、工事設計の積算システム導
入の経費を計上しております。
熊野尾鷲道路整備促進事業 3,218万 3,000円は、熊野尾鷲道路の工事から出るトンネル残
土等を旧オレンジホテル跡地を中心に受け入れ、工事の促進に寄与するとともに一部用地を
購入し、跡地を有効理由できる面積とするための用地測量、土地購入費の見込み額を計上し
ております。
186ページ、 187ページの項2道路橋りょう費、目1道路橋りょう総務費 3,980万 8,000
円につきましては、職員の人件費のほか道路橋りょう総務経常経費 536万 6,000円は、臨時
雇用賃金及び経常的経費を、 188ページ、 189ページ、道路橋りょう総務事業経費 2,525万
5,000円では、道路改良により生じてまいります道路台帳補正業務委託料 398万 4,000円、県
管理の国道、県道の改良に伴う負担金 1,820万円などの経費を計上しております。
目2道路維持費 9,402万 7,000円につきましては、日常生活のなかで最も身近な市道の維
持補修費の経費でありまして道路維持経常経費 231万 1,000円は燃料費など、道路維持事業
経費 9,171万 6,000円は、直営作業員の賃金及び自動車重機などの借上料などのほか、工事
請負費は防災雨水対策及び市内一円における道路維持工事、地震などに備えた手摺りの設置
などの避難路整備工事に 6,500万円、セメント等原材料費 800万円など見込み額を計上して
おります。
190、 191ページ、目3道路新設改良費1億 8,091万円につきましては、道路新設改良事
業が 9,200万円で、事務的経費のほか工事にかかる測量調査、設計業務委託料 1,300万円を、
工事請負費のうち道路新設改良工事は前地線など20路線の工事費を、交通安全施設設置工事
費は市内一円の防護柵等安全施設の見込み額を計上しております。
道整備交付金事業 701万円につきましては、事務的経費のほか和気中央線改良のための工
事請負費を、地方道路整備臨時交付金事業 7,290万円につきましては、職員人件費等経常経
費のほか、 193ページの工事請負費は渡井田線にかかる工事費などを計上しております。
電源立地地域対策交付金事業 900万円は、神川町神上地区の高野上ノ平線改良にかかる工
事費を計上しております。
目4地籍調査費 930万 9,000円につきましては、熊野尾鷲道路に関係する新鹿地区などの
地籍調査を国、県の補助により引き続き行うもので、事務的経費のほか地籍調査測量業務委
託料 579万円などの経費を計上しております。
194、 195ページ、項3河川費、目1河川総務費 848万円につきましては、河川総務経常
経費53万円は各種負担金で、河川総務事業経費 795万円は市内一円の河川維持補修工事費及
び玉置谷川ほか河川改修工事費などの経費を計上しております。
項4港湾費、目1港湾管理費 461万 1,000円につきましては、港湾統計調査委託料、及び
海岸清掃などの海岸環境整備県営事業及び港湾改修県営事業負担金を計上しております。
196、 197ページ、項5都市計画費、目1都市計画総務費2億 5,174万 9,000円につきま
しては、都市計画総務経常経費51万 8,000円は都市計画審議会委員報酬のほか経常経費を計
上しております。
まちづくり交付金事業2億 5,123万 1,000円は職員の人件費のほか、国の交付金を受け市
道西川町獅子岩線松原地内のバリアフリー化など、市街地における道路整備、排水対策とす
るための測量工事費等を計上しております。
198、 199ページ、目2公園費1億 4,373万 4,000円につきましては、公園の維持管理に
かかる臨時職員の賃金、公園の清掃委託料、施設の消防用設備、浄化槽にかかる点検清掃な
ど維持管理に伴う経常経費 3,091万 9,000円を、山崎運動公園整備事業1億 711万 3,000円
につきましては職員の人件費、 201ページでは事務的経費の経常的経費のほか、運動公園の,
園路修景工事などの工事費用、公園事業経費 570万 2,000円は、山崎運動公園駐車場付近の
舗装工事、健康増進ハウスの運動器具などを計上しております。
202、 203ページ、項6住宅費、目1住宅管理費 3,658万 6,000円につきましては、職員
人件費 2,969万 4,000円、住宅管理経常経費 199万 2,000円は市営住宅に設置している水道
施設の点検業務委託や清掃業務委託のほか、白蟻駆除業務委託の見込み額を、住宅管理事業
経費 490万円は市営住宅の修繕見込み額及び火災報知器の取り付けに要する経費を計上いた
しております。
以上、ご説明申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、款8消防費について。
消防長。
(消防長
○消防長(植中稔雄君)
植中稔雄君
登壇)
消防費につきまして、その内容をご説明申し上げます。
予算に関する説明書 204、 205ページをお願いいたします。
款8消防費、項1消防費、目1常備消防費は6億 3,506万円であります。内容につきまし
ては、職員人件費5億 8,075万 2,000円は職員80人分の給料、職員手当等共済費であります。
205ページ中ほどですが、常備消防費経常経費 4,429万円につきましては、火災、救急、救
助活動及び火災予防啓発に要する経費であり、 205ページ末尾の委託料につきましては 207
ページ、13行目の消防緊急通信指令施設保守業務委託料に 1,326万 2,000円を、同ページ、
下段の職員研修事業 487万 8,000円につきましては救急救命士1名の養成経費、薬剤投与及
び器官挿管の病院実習委託料など、各種研修経費を計上いたしております。また 209ページ
上段から4行目の常備消防事業費 514万円につきましては、防火服等の消防資機材購入費を
計上いたしております。
次に 208ページ、目2非常備消防費 4,800万 5,000円につきましては、消防団員 450名の
報酬、退職報償金、費用弁償等の消防団活動に要する経常的な経費及び研修経費ほか、旧熊
野市消防団では配備済みの非常用電源を紀和各分団車庫へも計画的な配備を行うものであり
ます。
210ページ、 211ページをお願いいたします。目3消防施設費 3,683万 6,000円につきま
しては、備品購入費 3,189万 2,000円といたしまして自動体外式除細動器、いわゆるAED4
3台を未整備となっております市内の小中学校や、市役所出張所等の公共施設に3ヶ年計画で
整備をしようとするもので、来年度は市内小学校13校及び山崎運動公園ほか2施設に合わせ
て16台を整備するとともに、消防団木本分団及び紀和第3分団の消防自動車更新、消防専用
電話装置の整備等のための経費を計上いたしております。また負担金 376万 6,000円は、消
火栓設置負担金等を計上いたしたものでございます。
同じく 210ページから 213ページをお願いいたします。
210ページ、目4南郡受託消防費 1,782万 9,000円につきましては、御浜、紀宝、紀和の
3分署の火災救急救助活動に経常的に要する経費 1,756万 3,000円のほか、 213ページ、事
業経費といたしまして救助資機材整備のため、器械器具費26万 6,000円を計上いたしており
ます。
以上、消防費の内容につきましてご説明を申し上げました。よろしくご審議賜りますよう
お願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、款9教育費について。
教育長。
(教育長
○教育長(杉松道之君)
杉松道之君
登壇)
款9教育費について、内容をご説明申し上げます。
予算に関する説明書 212、 213ページをご覧願います。
まず項1教育総務費、目1教育委員会費 242万 5,000円は、教育委員会経常経費でありま
す。
目2事務局費1億 1,382万円は、人件費のほか 215ページですが、事務局経常経費 2,328
万 1,000円、 217ページですが、外国語指導助手配置事業 1,597万 8,000円で3名を予定し
ております。
目3教育振興費 2,279万 7,000円は、教育振興経常経費 1,184万 5,000円のほか 219ペー
ジですが、心の教室相談事業35万円、児童海外研修事業 250万円、教育振興事業経費 799万
円は、各種補助金 213万円、奨学費貸付金 480万円、新鹿小中学校連携事業11万 2,000円で
あります。
220、 221ページですが、項2小学校費、目1学校管理費1億 4,440万 3,000円は、臨時
職員賃金を含む学校管理経常経費1億 2,536万 2,000円で、 223ページですが、学校管理事
業経費 1,904万 1,000円は、各学校の修繕に要する修繕料等であります。
目2教育振興費 2,475万 4,000円は、教育振興経常経費 970万 7,000円のほか、教育振興
扶助費 664万 4,000円、教育振興事業経費 706万 3,000円、 225ページですが、子ども文化
財読本改訂事業 111万 5,000円、小学校英語教育推進事業22万 5,000円を計上いたしており
ます。
項3中学校費、目1学校管理費 6,334万 4,000円は、学校管理経常経費 5,262万 4,000円
のほか、 227ページですが、学校管理事業経費 1,072万円で、耐震診断調査業務委託料、校
舎等保守工事費、職員用パソコンの備品購入費等を計上いたしております。
目2教育振興費 1,493万 8,000円は、教育振興経常経費 667万 7,000円のほか、 229ペー
ジですが、教育振興扶助費 338万 2,000円、教育振興事業経費 488万 9,000円で、備品購入
費83万 3,000円は図書購入費、各種補助金 405万 6,000円となっております。
項4、目1幼稚園費 3,245万円は職員人件費のほか幼稚園経常経費 879万 1,000円、 231
ページですが、幼稚園事業経費 612万円は机、椅子等の備品の購入、及び就園奨励費補助金
等であります。
232、 233ページですが、項5社会教育費、目1社会教育総務費 4,179万 7,000円は、職
員人件費のほか、社会教育総務経常経費 539万 6,000円、 235ページですが、人権問題学習
事業25万円、社会教育総務事業経費 314万 6,000円、生涯学習事業 250万円は市民大学ほか
各種講座に要する費用、 237ページですが、熊野街道歴史の道整備活用推進事業 149万 8,00
0円は、古道維持管理に要する費用及び古道周辺補修に要する補助金であります。地域まち
づくり協働事業 172万 5,000円は、有馬地区2件、西山地区1件に対する補助金であります。
目2文化交流センター(図書館)費5億 4,885万 1,000円は、図書館を中心とする文化交
流センターの建設に要する費用であります。
238、 239ページですが、目3公民館費 509万 1,000円は、公民館経常経費 148万円のほ
か、公民館事業経費 361万 1,000円であります。
目4図書館費 1,056万 7,000円は、図書館経常経費 610万 7,000円のほか、 241ページで
すが、図書館事業経費 345万 6,000円は、図書館が開催する各種講座に要する費用や図書購
入費であり、育生歴史図書館運営事業 100万 4,000円は臨時雇用賃金であります。
目5市民会館費 3,617万 8,000円は、職員人件費のほか、 243ページですが、市民会館経
常経費 2,570万円、市民会館事業経費 300万 2,000円であります。
244、 245ページですが、目6少年相談センター費 374万 6,000円は、少年相談センター
経常経費であります。
目7歴史民俗資料館費 243万 7,000円は、歴史民俗資料館経常経費 239万 7,000円、 247
ページですが、歴史民俗資料館事業経費4万円であります。
目8文化振興費 1,219万 2,000円は、文化公演実施に要する費用で、文化公演業務委託料
1,067万円が主なものであり、コンサートやお笑い、熊野管打楽器アカデミー、ふれあい出前
コンサート、映画会等の開催を予定いたしております。
目9コミュニティセンター費 898万 9,000円は、コミュニティセンター経常経費、 740万
9,000 円、 249ページですが、事業経費 158万円であります。
目10鉱山資料館費 776万 3,000円は、鉱山資料館経常経費 713万 3,000円、 251ページで
すが、事業経費63万円であります。
項6保健体育費、目1保健体育総務費 3,049万 9,000円は、保健体育総務経常経費 1,635
万 7,000円のほか、 253ページですが、保健体育総務事業経費 1,314万 2,000円で、トレー
ニング講習会等業務委託、市体育協会をはじめ各種団体、各種イベント委員会に対する補助
金が主なものであり、スポーツ振興・交流促進調査研究事業60万円はスポーツ科学の専門家
を招き、他の地域にない熊野市独自のスポーツ施設やスポーツ振興施策としてどのようもの
が考えられるか意見を聞くための費用で、コーディネーショントレーニング指導者育成事業4
0万円は、子どもと接する機会の多い幼稚園、小中学校職員体育指導員等スポーツに携わる
人々や高齢者、障害者と接する機会の多い福祉関係に携わる人々を対象に研修会を開催し、
当地域でその指導者を育成するための費用であります。
目2海洋センター費 2,287万円は、海洋センター経常経費 521万 7,000円のほか、 255ペ
ージですが、海洋センター事業経費45万 3,000円、海洋センタープール温泉化事業 1,720万
円で、紀和町B&G海洋センタープールに温泉を引き込むための費用であります。
以上、教育費の内容をご説明いたしました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げ
ます。
○議長(中田悦生君)
次に、款10災害復旧費のうち、項1農林水産施設災害復旧費について。
農業振興課長。
(農業振興課長
○農業振興課長(土口直洋君)
土口直洋君
登壇)
款10災害復旧費のうち、項1農林水産業施設災害復旧費につ
いて、内容のご説明を申し上げます。
254ページから 257ページをお願いします。款10災害復旧費のうち、項1農林水産施設災
害復旧費、目1農地農業用施設災害復旧費 1,181万円は、現年単独災害及び過年単独災害に
要する見込み額として、工事請負費ほか事務費並びに諸経費を計上いたしたものであります。
目2林道災害復旧費 300万円については、現年単独災害に要する見込み額として、工事請
負費ほか事務費並びに諸経費を計上いたしたものであります。
以上、内容のご説明を申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、款10災害復旧費のうち、項2公共土木施設災害復旧費について。
建設課長。
(建設課長
○建設課長(福田惠優君)
福田惠優君
登壇)
項2公共土木施設災害復旧費について、ご説明いたします。
256、 257ページの下段をお願いします。目1道路河川災害復旧費 1,010万円につきまし
ては、事務的経費及び19年度の現年単独災害復旧工事の見込み額を計上しております。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、款11公債費、款12予備費及び給与費明細書等附属資料について。
市長公室長。
(市長公室長
○市長公室長(中田裕三君)
中田裕三君
登壇)
款11公債費、款12予備費について、並びに給与明細、債務負担
行為、地方債について内容をご説明申し上げます。
258ページ、 259ページをお願いいたします。款11、項1公債費14億 2,232万 5,000円は、
地方債の償還にかかる元金利子の償還金及び一時借入金の利子であります。
款12、項1予備費につきましては 1,000万円を計上しております。
260ページから 269ページの給与費明細書につきましては、予算計上しております報酬、
給料、職員手当等を特別職・一般職に区分して整理しております。
270、 271ページの債務負担行為に関する調書につきましては、債務負担を設定していま
す事項別の支出予定額等について整理したものであります。
272ページの地方債に関する調書につきましては、起債の目的別に整理したもので、平成1
9年度の起債見込み額は14億 4,280万円、元金償還見込み額は12億23万 3,000円で、平成19年
度末における起債現在高見込み額は 119億 8,282万 4,000円でございます。
以上、ご説明申し上げます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
○議長(中田悦生君)
○議長(中田悦生君)
午後3時10分まで休憩いたします。
(午後
3時
01分)
(午後
3時
10分)
休憩前に引き続き会議を開きます。
議案第25号及び議案第26号について、内容の説明を求めます。
市民保険課長。
(市民保険課長
○市民保険課長(山本達由君)
山本達由君
登壇)
議案第25号及び議案第26号の内容につきまして、ご説明申し
上げます。
まず、議案第25号「平成19年度熊野市国民健康保険事業特別会計予算について」につきま
して、その内容のご説明を申し上げます。
国民健康保険は、加入者の高齢化等に伴う医療費の増加に加え、経済不況等による離職者
や年金生活者をはじめとした低所得者の増加に伴う保険税収入の伸び悩みといった構造的な
課題を抱え、依然として厳しい財政運営を強いられております。また、昨年の医療制度改革
により、70歳以上の現役並み所得者の窓口負担が増加したり、老人保健制度の対象者の方が
平成20年度から後期高齢者医療制度に移行したりするなど、国保をめぐる情勢は大きく変化
しております。
このような情勢のなか、平成19年度予算では国民健康保険制度の適正かつ安定的な事業運
営の確保を図るため、保険税の収納率向上による財源の確保やレセプト点検の強化等による
医療費の適正化や、生活習慣病の予防をはじめとした健康づくり事業をより一層充実させる
ことなどを基本として編成しております。
また、歳出の大部分を占める医療費の推計につきましては、基本となる加入世帯数を年間
平均 6,395世帯、被保険者数を年間平均1万 1,173人と推計し、過去の実績を勘案し算定い
たしております。
それでは予算書の 273ページをお開きください。
第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ27億 5,349万 5,000円と定めるもので
あります。
第2条につきましては、一時借入金の最高額を2億円と定めるものであります。
第3条の歳出予算の流用につきましては、歳出予算の各項に計上した給料、職員手当等及
び共済費の予算額に過不足が生じた場合、同一款内でこれらの経費の各項の間で流用ができ
ることを定めるものであります。
274ページから 279ページまでは歳入歳出予算の総括を記載しておりまして、説明を省略
させていただきます。
それでは 280ページの歳入歳出予算事項別明細書の歳入をお開きください。
項目別にご説明申し上げます。
款1、項1国民健康保険税は総額6億 4,692万 3,000円となっております。そのうち医療
給付費分につきましては課税の対象となっている所得を44億 1,662万円、固定資産税を1億
9,498万円と推計し、算定いたしております。また介護納付金分につきましては、介護保険の
第2号被保険者数を年間平均 2,966人、世帯を 2,258世帯と推計し、課税の対象となってい
る所得を17億 8,610万円、固定資産税を 6,284万円と推計し算定いたしております。
目1一般被保険者国民健康保険税5億 1,677万 6,000円は、医療給付費分及び介護納付金
分の現年課税分と滞納繰越分であり、目2退職被保険者等国民健康保険税1億 3,014万 7,00
0円につきましても同様であります。
次に款2、項1国民健康保険料、目1一般被保険者国民健康保険料11万 9,000円は、医療
給付費分及び介護納付金分の滞納繰越分であります。
次に 282ページをお開きください。款3国庫支出金は総額7億 3,058万 9,000円でありま
す。そのうち項1国庫負担金、目1療養給付費等負担金5億 6,825万 7,000円は、現年度及
び過年度の医療費に対する国の負担金で、目2高額医療費共同事業負担金 1,463万円は、三
重県国民健康保険団体連合会が実施する高額医療費共同事業の拠出金に対する国の負担金で
あります。
項2国庫補助金、目1財政調整交付金1億 4,770万 2,000円は、市町村間の財政力の不均
衡是正のための国からの交付金であります。
次に款4県支出金は総額1億 3,950万 9,000円であります。そのうち項1県負担金、目1
高額医療費共同事業負担金 1,463万円は、三重県国民健康保険団体連合会が実施する高額医
療費共同事業の拠出金に対する県の負担金であります。
項2県補助金、目1財政調整交付金1億 2,487万 9,000円は、市町村間の財政力の不均衡
是正のための県からの交付金であります。
次に 284ページをお開きください。款5、項1、目1療養給付費等交付金、4億 7,657万
6,000円は退職被保険者等の医療費に対し、社会保険診療報酬支払基金から交付されるもので
あります。
款6、項1、目1共同事業交付金3億 2,337万 7,000円は、高額医療費共同事業及び保険
財政共同安定化事業実施する三重県国民健康保険団体連合会からの交付金であります。
款7繰入金は総額4億 3,058万 6,000円であります。そのうち項1、目1一般会計繰入金
2億 4,023万 8,000円は国保担当職員の人件費、経常経費等にかかる繰入金 6,071万 7,000
円、及び国保税の軽減制度等に関連した国保事業の基盤安定を図るための保険基盤安定繰入
金1億 4,352万 1,000円であります。
また項2基金繰入金、目1支払準備基金繰入金2億 2,634万 8,000円は、療養給付費等に
充てる支払準備基金からの繰入金であります。
次に 286ページをお開きください。款8、項1繰越金は 2,000円で、目1療養給付費等交
付金繰越金、目2その他繰越金にそれぞれ 1,000円を計上しております。
款9諸収入につきましては、総額 581万 4,000円であります。項1延滞金加算金及び過料
のうち、目1一般被保険者延滞金、目2退職被保険者等延滞金にそれぞれ 1,000円を、項1
貸付金元利収入、目1保健事業貸付金元利収入に 280万円を、項3雑入、目1一般被保険者
第三者納付金に 300万円を、目2退職被保険者等第三者納付金に 1,000円を、目3一般被保
険者返納金に1万円を、目4退職被保険者等返納金に 1,000円をそれぞれ計上しております。
次に歳出につきましてご説明申し上げます。
288ページをお開きください。 288ページから 292ページにかけての款1総務費は、総額
5,325万円であります。そのうち項1総務管理費、目1一般管理費 2,031万 4,000円は、職
員2人分の人件費及び臨時職員雇用賃金、国保事務にかかる電算業務委託料等の経常経費で、
目2連合会負担金 131万 8,000円は、三重県国民健康保険団体連合会への負担金であります。
次に 290ページ、項2徴税費、目1賦課費 2,288万 9,000円は、職員4人分の人件費と賦
課業務にかかる経常経費であります。また目2徴収費 784万 6,000円は、国民健康保険税の
徴収事務にかかる国保相談員への収納業務委託料等の経常経費であります。
次に 292ページ、項3、目1運営協議会費56万 3,000円は、9人で構成されます熊野市国
民健康保険運営協議会委員の報酬及び旅費であります。また項4、目1趣旨普及費32万円は
国保制度の啓発等にかかる経費であります。
次に 292ページから 297ページにかけての款2保険給付費は、総額17億 2,632万 4,000円
で、医療費等の給付にかかる経費であり、項1療養諸費のうち、目1一般被保険者療養給付
費は10億 4,743万 6,000円、目2退職被保険者等療養給付費は4億 6,632万 3,000円、目3
一般被保険者療養費は 1,401万 3,000円、目4退職被保険者等療養費は 510万 5,000円、目
5審査支払手数料は 493万 1,000円となっております。
次に 294ページをお開きください。項1高額療養費のうち、目1一般被保険者高額療養費
は1億 2,416万円、目2退職被保険者等高額療養費は 4,175万 6,000円となっております。
項3移送費では、目1一般被保険者移送費、目2退職被保険者等移送費にそれぞれ30万円
を計上しております。
次に 296ページをお開きください。項4出産育児諸費、目1出産育児一時金 1,120万円は、
1件35万円で、32件分を計上しております。
項5葬祭諸費、目1葬祭費 1,080万円は、1件4万円で 270件分を計上しております。
款3、項1老人保健拠出金は、総額4億 5,212万円であります。そのうち目1老人保健医
療費拠出金に4億 4,387万円を、目2老人保健事務費拠出金に 825万円をそれぞれ計上して
おります。
次に 298ページをお開きください。款4、項1、目1介護納付金1億 4,661万 9,000円は、
介護保険制度の第2号被保険者にかかる介護納付金で、社会保険診療報酬支払基金に納付す
るものであります。
款5、項1共同事業拠出金は、総額3億 5,266万 2,000円で、高額医療費共同事業への拠
出金であり、目1高額医療拠出金に 5,852万 2,000円、目2高額医療費共同事業事務費拠出
金に1万円を、目3その他共同事業拠出金に 5,000円を、目4保険財政共同安定化事業拠出
金に2億 9,411万 5,000円を、目5保険財政共同安定化事業事務費拠出金に1万円をそれぞ
れ計上しております。
次に 300ページをお開きください。款6、項1保健事業費は総額 985万 9,000円でありま
す。そのうち目1保健衛生普及費 840万円は、脳ドック検診助成金など保健衛生普及費 560
万円、及び出産費資金貸付金 280万円であります。目2健康づくり事業費 145万 9,000円は、
食生活改善推進事業業務委託料など、健康づくり事業経費であります。
款7、項1公債費、目1利子30万円は、一時借入金の利子であります。
次に 302ページをお開きください。
款8諸支出金、項1償還金及び還付加算金 236万 1,000円は、保険税の過誤納付等による
被保険者への還付金等で、目1一般被保険者保険税還付金 280万円を、目2退職被保険者等
保険税還付金に50万円を、目3償還金に 1,000円を、目4一般被保険者保険料還付金に5万
円を、目5退職被保険者等保険料還付金に1万円をそれぞれ計上しております。
次に款9、項1、目1予備費は医療費等の急増による予算不足に備えるもので 1,000万円
を計上しております。
304ページから 309ページまでの給与費明細書につきましては、予算に計上いたしました
特別職の報酬と職員の給料及び各種手当等について、各項目別に記載したものであります。
310ページ、 311ページにつきましては、債務負担行為により導入しました事務用機器運
用経費の明細を記載いたしております。
以上、議案第25号につきまして、内容のご説明を申し上げました。
続きまして、議案第26号「平成19年度熊野市老人保健事業特別会計予算について」につき
まして、その内容をご説明申し上げます。
老人保健事業は、75歳以上の方と一定の障害者をお持ちの65歳以上の方が対象となってお
りまして、1月末現在で 4,247人が受給対象者であります。この制度は昨年の医療制度改革
により、平成20年3月をもって廃止され、4月からスタートする後期高齢者医療制度に引き
継がれることが決まっております。
19年度予算はこのような時期の予算でありますので、通常の経費に加えまして新制度の準
備にかかる経費につきましても計上いたしております。
それでは予算書の 313ページをお開きください。
第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ29億 4,899万 5,000円と定めるもので
あります。主なものにつきましては、高齢者の方々の医療給付費及び医療支給費の医療諸費
であります。
第2条につきましては、一時借入金の最高額を2億円と定めるものであります。
314ページから 319ページまでは、歳入歳出予算の総括を記載いたしておりまして、説明
を省略させていただきます。
それでは 320ページの歳入歳出予算事項別明細書の歳入をお開きください。
項目別にご説明申し上げます。
款1、項1支払基金交付金につきましては、総額15億 182万 7,000円であります。そのう
ち項1医療交付金14億 9,163万 8,000円は医療費に対する、また目2審査支払手数料交付金
1,018万 9,000円は審査支払手数料に対する社会保険診療報酬支払基金からの交付金でありま
す。
次に款2国庫支出金につきましては、総額9億 4,567万 6,000円であります。そのうち項
1国庫負担金、目1医療費国庫負担金9億 4,472万 8,000円は医療費にかかる国の負担金で、
項2国庫補助金、目1事務費補助金94万 8,000円は老人医療費適正化推進費補助金でありま
す。
次に款3県支出金、項1県負担金、目1医療費県負担金2億 3,618万 2,000円は、医療費
にかかる県の負担金であります。
次に 322ページをお開きください。款4繰入金、項1、目1一般会計繰入金、2億 6,530
万 9,000円は医療費にかかる市の負担分と人件費等の繰入金であります。
款5諸収入、項1雑入、目1第三者納付金 1,000円は、第三者行為損害賠償金であります。
次に歳出につきましてご説明申し上げます。 324ページをお開きください。
款1総務費、項1総務管理費、目1一般管理費 2,977万 4,000円は、職員3人分の人件費
及びレセプト点検等の臨時職員雇用賃金、三重県国民健康保険団体連合会等への電算業務委
託料などの経費のほか、三重県後期高齢者医療広域連合負担金など、冒頭にも申し上げまし
たとおり、20年4月からスタートします後期高齢者医療制度の準備経費を計上したものであ
ります。
次に 326ページをお開きください。款2、項1医療諸費につきましては、総額29億 1,892
万 1,000円であります。そのうち目1医療給付費28億 5,990万 6,000円、目2医療支給費、
4,882万 6,000円、目3審査支払手数料 1,018万 9,000円は、三重県国民健康保険団体連合会
等へ支払う医療費及び審査支払手数料等であります。
款3、項1公債費、目1利子30万円は、一時借入金の利子を計上したものであります。
次に 328ページから 331ページまでの給与費明細書につきましては、予算に計上いたしま
した職員の給料及び各種手当等について各項目別に記載したものであります。
以上、議案第25号及び議案第26号の2議案につきまして、内容のご説明を申し上げました。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、議案第27号について。
教育長。
(教育長
○教育長(杉松道之君)
議案第27号
杉松道之君
登壇)
「平成19年度熊野市青年の家事業特別会計予算につい
て」につきまして、内容のご説明を申し上げます。
予算に関する説明書 333ページをご覧願います。
第1条
歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ 607万 1,000円と定めるものであります。
335 ページから 337ページは総括であります。
338 、339 ページをお願いいたします。
歳入ですが、款1使用料及び手数料、項1、目1使用料 502万円 4,000円は宿泊料であり
ます。款2、項1、目1繰越金75万 1,000円は、前年度繰越金であります。
款3諸収入、項1、目1雑入29万 6,000円は、シーツ貸出料、駐車場貸付収入であります。
340 、341 ページをお願いいたします。
歳出ですが、款1、項1業務費、目1業務管理費 607万 1,000円は、業務管理経常経費で、
管理人の報酬のほか必要な経費を計上いたしております。
以上、内容のご説明を申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(中田悦生君)
次に、議案第28号について。
林業振興課長。
(林業振興課長
○林業振興課長(島田克史君)
島田克史君
登壇)
議案第28号「平成19年度熊野市市有林整備事業特別会計予算
について」につきまして、内容のご説明を申し上げます。
それでは予算書の 345ページをお願いします。
第1条
歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ 5,689万 7,000円と定めるものでありま
す。
次に第2条の地方債は 347ページをお願いします。
市有林整備事業債の目的、限度額、起債の方法、利率、償還の方法を定めたものでありま
す。
349ページから 351ページは歳入歳出予算の総括であります。
352ページ、 353ページの事項別明細書の歳入ですが、款1財産収入、項1財産売払収入、
目1不動産売払収入10万円は立木の売払収入。
款2繰入金、項1、目1一般会計繰入金 1,552万 8,000円は、歳出予算に伴います不足額
を一般会計から繰り入れていただくものであります。
款3諸収入、項1、目1雑入 2,996万 9,000円は、市有林の施業に関する助成金及び緑資
源機構受託事業収入であり。
款4、項1市債、目1市有林整備事業債 1,130万円は、農林漁業金融公庫から公有林造林
資金として借り入れ予定の市債であります。
次に 354ページ、 355ページの歳出でありますが、款1、項1基本財産造成費、目1市有
林整備事業費 4,448万 8,000円は、市有林の施業、管理及び緑資源機構と契約しています造
林地の施業、並びにこれに伴います事務費でございます。
説明の欄の役務費の火災保険料64万円は、施業を実施する山林、及び健康造林に対する保
険料で、委託料の施業業務料 1,578万 6,000円は、保育面積57.9haの除伐、間伐などにかか
わる業務委託であり、市有林監視業務委託料68万 7,000円は、市有林の巡回監視を委託する
ものであります。
市有利GPS測量業務委託料 160万円は、GPSによる境界測量を行い、森林管理のため
電子データ化するものであり、市有林支障木抜倒撤去業務委託料10万円は、住宅に隣接して
いる市有林内支障木の抜倒撤去について作業を委託するものであります。
また緑資源機構造林地施業業務委託料 2,557万円は、独立行政法人緑資源機構と契約して
いる造林地の施業を委託するものであります。
次に款2、項1公債費、目1元金 805万 4,000円、及び目2利子 435万 5,000円につきま
しては、従来から借り入れてきました公有林造林資金の償還金であります。
次に 356ページ、地方債の現在高の見込みに関する調書でありますが、借り入れてまいり
ました造林資金の平成18年度末の現在高見込額は2億 1,333万 2,000円で、平成19年度末現
在高見込み額は2億 1,657万 8,000円でございます。
以上、議案第28号について内容のご説明を申し上げました。よろしくご審議賜りますよう
お願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、議案第29号について。
地域総合課長。
(地域総合課長
○地域総合課長(星山政文君)
星山政文君
登壇)
議案第29号「平成19年度熊野市紀和診療所事業特別会計予算
について」につきまして、内容のご説明を申し上げます。
本予算の主な事業内容は、熊野市紀和町内で唯一の常設診療所と出張診療所で市民に医療
を提供するものであります。
予算書の 357ページをご覧ください。
第1条
歳入歳出予算の総額をそれぞれ 9,976万 4,000円と定めるものであります。
次に第2条の地方債は 359ページ、第2表
地方債をご覧ください。
起債の目的、限度額、起債の方法、利率、償還の方法を定めたものであります。
364ページから 365ページの事項別明細書歳入をお開きください。項目別にご説明申し上
げます。
款1、項1、目1診療収入 8,938万 6,000円は、診療報酬であります。
款2諸収入、項1受託事業収入、目1受託事業収入 537万 8,000円は、基本健診等の受託
事業であります。
款2諸収入、項2雑入、目1雑入40万円は、諸証明手数料であります。
款3市債、項1市債、目1診療所整備事業債 460万円は、診療所整備事業債であります。
次に歳出でありますが、 366ページから 367ページをご覧ください。
款1、項1、目1診療所費 9,871万 4,000円は、職員人件費と診療所経常経費であります。
主な経費は需用費の医療材料費 4,430万 3,000円、負担金補助及び交付金の紀南病院医師派
遣負担金 1,714万 5,000円であります。
なお、本年度は委託料に診療所の耐震診断業務、備品購入費に器械器具費を計上していま
す。
368ページから 369ページをご覧ください。款2公債費、項1公債費、目1利子5万円は、
1,000万円を最高限度とする一時借入金のための利子であります。
370ページから 371ページをご覧ください。款3予備費、項1予備費、目1予備費 100万
円であります。
次の 372ページから 377ページは特別職及び一般職の給与費明細書であります。
次に 378ページをご覧ください。地方債の現在高の見込みに関する調書であります。借り
入れを予定いたしております診療所整備事業債の当該年度の起債見込み額は 460万円であり
ます。
以上、内容のご説明を申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、議案第30号について。
地域振興課長。
(地域振興課長
○地域振興課長(向山兼司君)
向山兼司君
登壇)
議案第30号「平成19年度熊野市紀和地区水道事業特別会計予
算について」につきまして、内容のご説明を申し上げます。
それでは予算書の 379ページをご覧ください。
第1条
歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ 5,401万 4,000円と定めるものでありま
す。
次に 381から 383ページは、歳入歳出の総括となっており、説明を省略させていただきま
す。
384ページから 385ページの事項別明細書歳入をお開きください。項目別にご説明申し上
す。
款1使用料及び手数料、項1使用料、目1水道使用料 1,365万円は、紀和地区の水道使用
料であります。
款2繰入金、項1一般会計繰入金、目1一般会計繰入金 4,036万 4,000円は、一般会計か
らの繰入金であります。
次に歳出でありますが、 386ページから 387ページをご覧ください。
款1水道事業費、項1水道事業費、目1一般管理費 1,239万 4,000円は、簡易水道維持管
理事業費であります。主に委託料工事請負費で、委託料 427万 5,000円のなかに水質検査業
務委託料等が含まれております。工事請負費の 450万円は県道熊野矢ノ川線改良に伴う西山
簡易水道配水管仮設復旧移設工事費であります。その他につきましては、経常経費でござい
ます。
388ページ、 389ページをご覧ください。
款2公債費、項1公債費、目1元金 2,536万 3,000円は、地方債償還元金分であります。
款2公債費、項1公債費、目2利子 1,625万 7,000円は、地方債償還利子分であります。
次の 390ページから 391ページの給与費明細書は特別職の報酬であります。
392ページは、地方債の現在高の見込み調書であります。借り入れをいたしております水
道施設整備事業債の平成18年度末現在高見込み額は7億 6,212万 8,000円で、平成19年度末
現在高見込み額は7億 3,676万 5,000円でございます。
以上、内容のご説明を申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、議案第31号について。
水道課長。
(水道課長
○水道課長(鈴木
衛君)
鈴木
衛君
登壇)
議案第31号「平成19年度熊野市水道事業会計予算について」につ
きまして、内容のご説明を申し上げます。
熊野市水道事業につきましては、安心・安全の水道水を安定的に供給するため、本年度も
数量の確保や水質の保全に努めるとともに、引き続き各施設の維持管理や老朽管の布設替え、
施設の改良整備等に努めてまいる所存であります。
本年度の予算額は、損益勘定は3億 5,155万 6,000円、資本勘定は5億 1,405万 9,000円
で、合わせて8億 6,561万 5,000円となりまして、対前年度比 6.2%の伸び率となっており
ます。
それでは別冊の予算書に基づきまして、ご説明を申し上げます。
予算書の 393ページをお願いします。
第2条
業務の予定量につきましては、前年度等の給水状況を勘案して、給水戸数を1万5
0戸、年間総給水量を 330万立法メートル、1日平均給水量を 9,000立法メートルと予定いた
しております。
第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めるもので、収益的収入につきましては、第
1款水道事業収益は3億 5,155万 6,000円で、この内訳は、第1項営業収益は3億 3,262万
8,000円で、主に水道料金収入であります。
第2項営業外収益 1,892万 8,000円は、一般会計からの繰入金ほかであります。
次に収益的支出につきましては、第1款水道事業費用は3億 5,155万 6,000円で、この内
訳は第1項営業費用2億 9,625万 1,000円で、水道事業経営に要する人件費、物件費、動力
費及び減価償却費等の経常経費であります。
第2項営業外費用 5,329万 5,000円は企業債利息などで、第3項特別損失1万円は過年度
損益修正損で、第4項予備費は 200万円であります。
第4条は、資本的収入及び支出の予定額を定めるもので、第1款資本的収入は4億 974万
7,000円で、この内訳は第1項企業債2億 3,250万円は、本年度事業に充当する起債を見込み
計上いたしたものであります。
第2項出資金 420万円は、上水道配水管の老朽管更新事業に伴います一般会計からの出資
金であります。
第3項国庫補助金 2,920万円は、配水管の石綿セメント管布設替事業の補助金で、第4項
負担金 370万円は消火栓設置負担金などであります。
第5項繰入金1億 4,014万 7,000円は、一般会計からの繰入金であります。
資本的支出につきましては、第1款資本的支出は5億 1,405万 9,000円で、この内訳は第
1項建設改良費4億 5,147万円は人件費、物件費、工事請負費及び水中ポンプ等の固定資産
購入費などであります。
そのうち工事請負費は4億 1,583万 4,000円で、主な工事といたしましては老朽管の布設
替工事、配水管布設工事及び久生屋浄水場改良工事などであります。
第2項企業債償還金 6,258万 9,000円は、上水道、簡易水道の企業債償還元金であります。
以上、資本的収入額は資本的支出額に対して不足する額1億 431万 2,000円につきまして
は、当年度分消費及び地方消費税資本的収支調整額 2,026万 3,000円、過年度分損益勘定留
保資金 5,926万 8,000円、当年度分損益勘定留保資金 2,478万 1,000円で補てんをすること
といたしております。
続きまして 394ページをお願いします。
第5条
債務負担行為につきましては、財務会計システム整備事業経費について、期間は
平成24年度まで、限度額は 1,419万 5,000円と定めるものであります。
第6条
企業債につきましては、上水道事業及び簡易水道事業の新設改良費に充当する企
業債の借入限度額を2億 3,250万円として、起債の方法、利率及び償還の方法について定め
るものであります。
第7条は、一時借入金の限度額を1億円と定めるものであります。
第8条は、予定支出の各項の経費を総合に流用できることを定めたものであります。
第9条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費について定めたもので、
職員給与費 7,757万円、公債費5万円を流用制限しようとするものであります。
第10条は、棚卸資産の購入限度額を 1,000万円と定めるものであります。
次に予算に関する説明書の 395ページをお願いします。
395ページから 397ページまでの予算実施計画につきましては、ただいまご説明申し上げ
ました3条予算の収益的収入及び支出、4条予算の資本的収入及び支出についての目別の明
細であります。
次に 398ページの資金計画については受入資金支払資金について、前年度決算見込み額と
当年度予定額を比較したものであります。
399ページから 401ページの給与費明細書につきましては、予算に計上いたしました職員
給与費を区分して整理いたしたものであります。
401ページ後段はただいまご説明申し上げました債務負担行為に関する調書であります。
402ページから 403ページの17行目までの平成19年度予定貸借対照表につきましては、平
成19年度の予算執行見込みに基づき、平成20年3月31日現在の財政状況を表したものであり
ます。
403ページの18行目から 405ページまでは平成18年4月1日から平成19年3月31日までの
平成18年度予定損益計算書及び平成19年3月31日現在の平成18年度予定貸借対照表で、予算
執行見込みに基づき経営状況と財政状況を表したものであります。
以上、ご説明申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、報告第1号について。
市長公室長。
(市長公室長
○市長公室長(中田裕三君)
中田裕三君
登壇)
報告第1号「平成19年度熊野市土地開発公社事業計画」につ
きまして、ご説明申し上げます。
別冊の熊野市土地開発公社事業計画書をご覧いただきたく思います。
1ページの事業計画につきましては、公有地の拡大の推進に関する法律関連事業の用地取
得事業費として 5,059万 1,000円、また金山町地内に計画しております金山定住促進団地整
備事業費として1億 2,336万 5,000円の、合計1億 7,395万 6,000円を計上するものでござ
います。金山定住促進団地整備事業につきましては、19年度において造成工事を実施し、平
成20年4月には住宅地の売却を始める予定でございます。
2ページの平成19年度熊野市土地開発公社収入支出予算資金計画につきましては、第1条
は総則、第2条は業務の予定量であります。
第3条の収入及び支出につきましては、収入では、款1事業収入及び事業外収入で、項1
繰越金は41万 6,000円、項2事業収入は 1,706万 6,000円で、これは市への土地売却にかか
る収入でございます。項3事業実施に伴う借入金は1億 7,545万 6,000円、項4事業外収入
は3万円、収入合計1億 9,296万 8,000円であります。
支出では、款1事業資質及び事業外支出で、項1借入金償還金 1,658万円、項2事業費1
億 7,395万 6,000円としております。その内訳は公有地の拡大の推進に関する法律関連事業
の受託事業費 5,000万円、事業管理費として88万円、金山定住促進団地造成費1億 2,150万
円、事業支払利息 157万 6,000円であります。
次に項3管理費は、公社運営に要する一般管理費93万 1,000円であります。項4予備費は
150万円、項5翌年度への繰越金は 1,000円で、支出合計は1億 9,296万 8,000円であります。
次に2ページから3ページにかけてでございますが、第4条は事業資金の借入金について、
借入限度額、借入方法、借入先、借入利率を定めたものであります。
第5条は、一時借入金の限度額を 500万円と定めたものであります。
4ページは収入及び支出の明細で、5ページは事業管理費及び一般管理費の明細でありま
す。
以上、ご報告申し上げます。
会議時間の延長について
○議長(中田悦生君)
この際、申し上げます。
本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長します。
○議長(中田悦生君)
次に、報告第2号について。
観光スポーツ交流課長。
(観光スポーツ交流課長
○観光スポーツ交流課長(奥田博典君)
奥田博典君
登壇)
報告第2号「平成19年度有限会社熊野市観光公社事
業計画」について、その内容をご説明申し上げます。
別冊の平成19年度有限会社熊野市観光公社事業計画書をご覧いただきたいと思います。
1ページは事業計画の概要でございます。
1の事業計画の方針につきましては、観光公社が事業実施するうえでの基本的な方針でご
ざいますが、世界遺産である熊野古道を核としつつ、地域の観光資源を組み合わせた旅行や、
体験プログラムの企画宣伝などを実施することにより、観光客の誘致を図るものでございま
す。
あわせて当地域に滞在型観光を推進することにより、観光の振興と観光関連産業、地域経
済の活性化を図り、宿泊施設や食の面での指導的な立場に立って、さらに観光客の受け入れ
体制の向上を図るものでございます。
次に2の事業計画は、公社が行う業務の内容でございます。旅行業、観光案内など事業計
画の方針に沿った観光業全般にわたる業務を行うこととしております。
3の事業費につきましては、平成19年度の事業費でございますが 2,184万 1,000円を計上
いたしております。
2ページは平成19年度における有限会社熊野市観光公社の収入支出予算でございます。第
3条におきまして収入及び支出の予算額を 2,184万 1,000円と定めております。収入につき
ましては市の運営補助金 1,684万 1,000円、事業収入 500万円でございます。支出につきま
しては観光旅行にかかる宣伝広告事業 274万 1,000円、集客交流にかかる旅行の企画販売事
業 120万 9,000円の事業費 395万円を見込んでおります。
管理費につきましては職員給与など3名分のほか、運営諸経費 1,789万 1,000円を見込ん
でおります。
以下、3ページには事業収入及び事業支出の内訳を、4ページには事業支出にかかる事業
費及び管理費の明細を記載しております。
以上、ご報告申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に、報告第3号及び報告第4号について。
地域振興課長。
(地域振興課長
○地域振興課長(向山兼司君)
向山兼司君
登壇)
それでは報告第3号並びに第4号。
まず、報告第3号「平成19年度財団法人紀和町観光開発公社事業計画について」につきま
して、その内容をご説明申し上げます。
別冊の平成19年度財団法人紀和町観光開発公社事業計画書をご覧いただきたいと思います。
1ページは事業計画の概要でございます。
1の事業計画の方針につきましては、観光開発公社が事業を実施するうえでの基本的な方
針でございます。熊野古道、千枚田、瀞峡など地域観光資源の積極的な活用、温泉利用によ
る住民の保養、健康増進、さらに郷土料理メニューの強化を柱とし、地域内外から愛される
施設運営と観光・福祉両面からの集客を図り、地域経済の活性に寄与するとともに、公社の
健全運営に努めるものでございます。
次に2の事業計画は、公社が行う業務の内容でございます。観光資源の開発や観光宣伝及
び観光客誘致など、事業計画の方針に沿った観光業全般にわたる業務を行うことといたして
おります。
3の事業費につきましては、平成19年度の事業費でございます。収入2億 2,810万円、支
出2億 2,488万円を計上いたしております。
2ページは平成19年度における財団法人紀和町観光開発公社の収入支出予算でございます。
第3条におきましては収入及び支出の予定額を定めております。収入につきましては瀞流荘
と湯ノ口温泉の事業収入2億 2,441万 7,000円、トロッコ電車運行収入 140万 2,000円、営
業外収入 228万 1,000円を合わせた2億 2,810万円となっており、営業外収入のなかには市
委託金 222万 1,000円が含まれております。支出につきましては売上原価、職員給与費、販
売促進のための広告宣伝費に加え、施設維持管理費等を見込んでおります。
以下、3ページには事業収入及び事業支出の内訳、4ページには事業支出にかかる瀞流荘
と湯ノ口温泉の事業費の明細とトロッコ電車施設運営事業費の記載をいたしております。
続きまして報告第4号「平成19年度財団法人紀和町ふるさと公社事業計画について」につ
きまして、その内容をご説明申し上げます。
別冊の平成19年度財団法人紀和町ふるさと公社事業計画書をご覧いただきたいと思います。
1ページは事業計画の概要でございます。
1の事業計画の方針につきましては、ふるさと公社が事業を実施するうえでの基本的な方
針でございます。ふるさと特産品の開発及び加工販売の促進、さらに雉の放鳥・販売事業の
推進、そして新たに「新姫」「熊野地どり」の生産に取り組み、熊野ブランドとして積極的
な展開を図るとともに、千枚田の適正な管理保全、千枚田交流センター及び森林活用環境施
設の管理運営を行い、都市交流事業を推進し、地域経済の活性に寄与するとともに、徹底し
た経費の削減による公社の健全運営に努めるものでございます。
次に2の事業計画は、公社が行う業務の内容でございます。
自然を活用した都市との交流事業や、体験農業、営農指導、農耕文化の伝承及び農林地の
保全・管理、並びに農林産物の加工販売事業など、事業計画の方針に沿った業務を行うこと
としております。
3の事業費につきましては、平成19年度の事業費でございます。1億 3,002万 4,000円を
計上いたしております。
2ページは、平成19年度における財団法人紀和町ふるさと公社の収入支出の予算でござい
ます。
第3条におきまして、収入及び支出の予定額を1億 3,002万 4,000円と定めております。
収入につきましては事業収入 5,112万円、運営事業補助金 2,791万 8,000円、地どり鶏舎建
設補助金 3,990万円、市の委託金 1,082万 8,000円等でございます。
支出につきましては特産物加工、雉、地どり、千枚田保全管理等にかかる事業費に加え、
地どり鶏舎建設事業費、また職員給与費、パート賃金等を含む一般管理費等並びに千枚田交
流センター森林環境施設運営費を見込んでおります。
以下、3ページには事業収入及び事業支出の内訳を、4ページには事業支出にかかる事業
費及び地どり鶏舎建設事業費、一般管理費の明細を記載しております。
以上、ご報告を申し上げます。
議案の上程(議員提出議案第1号)
○議長(中田悦生君)
日程第39
る規則案」、及び日程第40
議員提出議案第1号「熊野市議会会議規則の一部を改正す
議員提出議案第2号「熊野市議会委員会条例の一部を改正する
条例案」を一括議題といたします。
提出者の提案理由の説明を求めます。
12番。
(12番
○12番(前地
林君)
前地
林君
登壇)
議員提出議案第1号「熊野市議会会議規則の一部を改正する規則案」
につきまして、提案理由をご説明申し上げます。
地方自治法の一部を改正する法律が平成18年6月7日に公布され、議会制度の充実に関す
る事項は平成18年11月24日から施行されております。本案は熊野市議会においても常任委員
会、議会運営委員会及び特別委員会が議会の議決をすべき事件のうち、その部門に属する資
料、事務に関するものにつき、議会に議案を提出することができるように、また電磁的記録
により会議録を作成することができるよう、熊野市市議会会議規則について所要の改正を行
うとするものであります。
次に、議員提出議案第2号「熊野市議会委員会条例の一部を改正する条例案」につきまし
て、提案理由をご説明申し上げます。
本案は、熊野市組織条例の一部改正により、防災対策推進課が新設されたことに伴う常任
委員会の所管の整理と、地方自治法の一部改正に伴い、議長権限で常任委員、議会運営委員、
または特別委員を選任することができるように、また委員会の会議録についても電磁的記録
により作成することができるよう熊野市議会委員会条例について所要の改正を行うとするも
のであります。
よろしくご審議のうえ、ご賛同賜りますようお願い申し上げます
散
○議長(中田悦生君)
会
以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。
お諮りをいたします。
明6日から12日まで議案精読、内容調査のため、休会といたしたいと思いますが、これに
ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、明6日から12日まで休会とすることに決しました。
3月13日は、午前9時から会議を開き、一般質問を行います。
ご苦労様でした。
午後
4時
09分
散会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
熊野市議会議長
署 名 議 員
署 名 議 員
平成19年(2007年)熊野市3月定例会会議録
( 第 2 号 )
平成19年3月13日(火曜日)
平成19年(2007年)熊野市3月定例会会議録
平成19年3月13日(火曜日)
第
2
招集年月日
平成19年3月5日(月)
招集の場所
熊野市本庁舎議会議場
開
平成19年3月13日(火)午前
議
号
9時
00分
応招議員
1番
濱
重
明
君
2番
和
田
いく子
さん
3番
増
田
幸
美
君
4番
山
田
実
君
5番
下
田
克
彦
君
6番
岩
本
育
久
君
7番
大
西
三
春
さん
8番
樋
口
雄
史
君
9番
山
本
良
正
君
10番
山
本
洋
信
君
11番
中
田
悦
生
君
12番
前
地
林
君
13番
前
田
桂之助
君
14番
松
山
秀
夫
君
15番
清
水
純
一
君
16番
上
嶋
治
之
君
17番
今
西
春
由
君
18番
堀
力
君
不応招議員
な
し
地方自治法第 121条の規定により説明の為議会に出席した者の職氏名
市
長
河上
敢二君
特
役
山川
勝君
消
長
中田
裕三君
総
総務課防災対策監
松下
税
長
与
下川
勝三君
長
植中
稔雄君
長
浜田
秀人君
任克君
市 民 保 険 課 長
山本
達由君
和田
仁君
健康・長寿課長
城
六男君
環 境 対 策 課 長
森本
明君
農 業 振 興 課 長
土口
直洋君
林 業 振 興 課 長
島田
克史君
水産・商工振興課長
山門
正昇君
観光スポーツ交流課長
奥田
博典君
建
長
福田
惠優君
地 域 総 合 課 長
星山
政文君
地 域 振 興 課 長
向山
兼司君
福 祉 事 務 所 長
岡部
忠澄君
会
長
柳本
秀和君
水
鈴木
衛君
教
長
杉松
道之君
選 挙 管 理 委 員 会 浜田
書
記
長
秀人君
会 西塚
長
紀生君
監査委員事務局長
原田
葉子さん
岡本
憲明君
次
山口
耕作君
庶
収
入
市 長 公 室
務
道
課
課
長
別
参
防
務
課
設
課
計
課
育
農 業 委 員
事
務
局
職務の為出席者
事
務
局
長
議 事 係 長
務
係
長
西岡
久典君
長
大谷
健君
議事日程
日程第1一般質問
1番
14番
松山秀夫君
106
1.観光産業の振興について
2番
9番
山本良正君
118
1.12月議会一般質問、放置自転車対策と被保険者資格証明書のその
後について
2.施政方針と19年度当初予算について
3.色覚バリアフリーについて
3番
7番
大西三春さん
135
1.若者定住促進対策について
2.紀南中核的交流施設について
4番
6番
岩本育久君
150
1.読書活動の推進について
2.観光行政について
5番
16番
上嶋治之君
1.過疎対策について
2.財政情況について
163
午前
○議長(中田悦生君)
9時
00分
開議
おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会
議を開きます。
議事日程はお手元に配付のとおりであります。
○議長(中田悦生君)
日程第1
一般質問を行います。
質問はお手許に配付いたしております順序によって、発言を許します。
14番
松山秀夫君。
(14番
○14番(松山秀夫君)
松山秀夫君
登壇)
みなさんおはようございます。
通告にしたがいまして、一般質問をさせていただきます。今回の私の質問は、将来の熊野
市の観光での成功イメージを元に、大胆な夢を描いて、それが実現可能であるとの観点から、
これまでの私の持論でもあります大型観光施設等について、提案を含めた観光産業の振興策
について、市長の見解を伺いたいのであります。
ご承知のとおり熊野・尾鷲道路、近畿自動車道紀勢線の開通は、伊勢神宮式年遷宮行事の
平成25年には、開通されるであろうと予想されております。この道路の開通は東紀州地域に
とりまして、まさに夜明けであり、地域の発展につなげる千歳一隅のチャンスと受け止めて、
産業振興を始めとする諸施策を先手先手と、攻めの戦略が必要であると考えます。
さて本市の19年度の市長の施政方針、予算編成のなかで観光資源の活用については、紀和
町の湯ノ口温泉の新しい泉源の掘削工事を始め、スポーツ交流対策事業にも、財政が厳しい
状況の中で、積極的かつきめ細かい予算措置がなされておりまして、一定の評価をさせてい
ただきたいと思います。ちなみに三重県におきましても、昨年度観光局や東紀州対策局の設
置、さらに新聞報道等によりますと、19年度には東紀州地域の観光と産業振興を図るための
仮称東紀州観光まちづくり公社の設立が予定されていると言います。
また最近の朗報といたしまして、紀南中核的交流施設整備事業が具体化されたこと等々、
県路の均衡ある発展、南北格差の是正等の観点からも、県の観光政策、産業政策に強く期待
をするところであります。
同時に地域みずからがいま何をなすべきかが、大きな課題であります。昨年来より、市長
を陣頭に、各地域において市政懇談会が開催され、合併による新熊野市の総合計画が策定さ
れる運びとなっております。
そこで私は、いま申し上げましたような状況を背景に、本市の観光産業の振興策に関する
三点について、市長のご所見をお伺いいたします。
まず第一点として、大規模観光施設についてでありますが、冒頭申し上げましたように、
中部・東海・名古屋圏からの高速道路の開通が、平成25年度頃と予想されておりまして、開
通後には相当の観光客等の入り込みが期待できるものと推測いたします。このチャンスを逃
しては本市の発展、浮上はありえないのではないかと言っても過言ではないかと考えており
ます。
そこでこの地域の滞在・足止め策として、いわゆる太平洋ベルト地帯あるいはまた紀伊半
島のどこにもない大規模な観光施設として、眺望・絶景の長尾山経由大丹倉行き、仮称です
けれども、空中散歩のロープーウェイについて、調査研究する考えはないか、お伺いいたし
ます。
第二点目といたしましては、山崎運動公園と観光への相乗効果についてであります。山崎
運動公園の整備事業は、平成19年度に完了の予定と伺っておりますが、この事業は昭和54年
からの事業でありまして、29年間の長期にわたり相当額の事業費が投入されました。東紀州
地域におけるスポーツ公園として、熊野市が唯一市外に、あるいは全国にもほこれる施設で
あります。
19年度予算におきましても積極的な取組みが伺えますが、この事業の完成を機に、さらな
る有効活用と観光事業への相乗効果への創出についての施策をお伺いいたしたいと思います。
三点目といたしまして、観光サイン施設の整備についてでありますが、旧熊野市における
観光整備事業が平成5年度から7年度にかけて整備されましたが、合併による旧紀和町との
観光面での一体性を図るための観光サイン施設整備の見直しが必要ではないか。特に紀和町
における観光看板等の新設あるいは充実等についてのご所見をお伺いいたします。
以上、ひとまず壇上からの質問を終わります。
○議長(中田悦生君)
執行部の答弁を求めます。
観光スポーツ交流課長。
(観光交流スポーツ課長
奥田博典君
登壇)
○観光交流スポーツ課長(奥田博典君)
松山議員ご質問の一番目の観光産業の振興策につ
いての(1) の大規模観光施設についてにつきまして、お答えいたします。
紀勢自動車道、紀勢線と一体となる熊野・尾鷲道路の開通により、これまで以上に交通ア
クセスの利便性が向上し、中京圏を始めとする地域からの観光入り込み客数の増加が期待さ
れるところです。
熊野・尾鷲道路は大泊町で国道42号本線に合流する見込みであることから、市としまして
も付近に位置している鬼ケ城を集客の玄関口ととらえ、豊富な観光資源を活用した、これま
での通貨型観光とは根本的に異なる滞在型観光への転換を図る必要があると考えております。
そのための第一歩としまして、現在、新たな集客交流推進検討会を設置し、熊野市観光協
会や、熊野市商工会議所など観光関連事業者の皆様方とともに、新市における集客戦略の指
針を検討していただいているところです。それを元に鬼ケ城などの海の観光施設や、入鹿温
泉ホテル瀞流荘などの山の観光施設について、どのような年齢層の観光客に対して、どのよ
うな利用の仕方を考えていくか、観光戦略における位置づけを図ってまいりたいと考えてお
ります。
大規模な観光施設の整備につきましては、財政的な制約も生じていることから、施設整備
の費用対効果を熟慮した整備計画が必要となってまいります。鬼ケ城に対しましても、七里
御浜を一望できる山頂からの眺望を幅広い年齢層の方々にご覧いただくための手段として、
リフトなどが整備できないか考えているところです。
議員ご指摘の大丹倉につきましても、修験者の修行の場としての歴史、ストーリィ性を有
する絶景地であり、市の山間部における代表的な観光資源であることから、さらなる活用を
図ってまいりたいところです。
議員ご指摘のように、交通アクセスの改善による集客交流の推進のためには、観光戦略の
練り直しを早急に行い、観光客に繰り返し訪れてもらえる滞在型観光のための魅力づくりが
必要であると考えております。
しかしながら施設整備などのハード面だけでなく、市が一体となって行うホスピタリティ
の向上などのソフト面での取組みや、市の魅力をどのように発信していくかが非常に重要な
部分であろうと考えております。
いずれにいたしましてもそれぞれの観光資源に対して、どのような集客宣伝を打ち出して、
打ち方をしていくのか、観光政略を明確にした上で電子的な観点において、最大限の効果を
あげるハード、ソフト、両面での取組みの検討を引続き進めてまいりたいと考えております。
その中で議員ご指摘の空中散歩ロープーウェイ構想につきましても、大規模観光施設整備に
より魅力づくりのひとつの手段であるとは思いますが、市の財政規模などから考えれば、過
大な投資を伴うものであり費用対効果も含めて、慎重に考えていかなければならないと考え
るところです。
続きまして、 (2)の山崎運動公園と観光への相乗効果につきまして、お答えいたします。
山崎運動公園につきましては、昭和54年に都市計画決定後、用地購入に着手し昭和62年に最
初の施設としてテニスコート6面の利用が開始されました。
また平成7年には多目的グラウンド、平成11年にはちびっこ広場と駐車場の利用が開始さ
れております。さらに平成14年には野球場、屋内競技場の利用を開始し、平成15年4月には
健康運動広場、同年6月にはテニスコート2面の利用が開始され、平成18年4月には山崎運
動公園の施設としては最後の健康増進ハウスの利用が開始されております。
建設事業費につきまして、おおむねの金額でありますが、野球場が12億円、全体事業費は4
4億 6,900万円であります。平成19年度は山崎運動公園整備の最終年度でありまして、18年度
に引き続きメインエントランス整備、沿路施設工、植栽工を計画しており、この工事により
山崎運動公園の整備事業が完成することになります。
平成14年度の野球場の利用開始からいたしますと、山崎運動公園全体の利用者数は、平成1
4年度は2万 8,548人、平成15年度には3万 6,576人、平成16年度は4万 4,801人、平成17年
度は4万 7,732人と合宿やスポーツ交流等の利用により、利用者数が増大しております。
議員ご指摘のとおり温暖な気候と豊かな自然をトレーニングに活用できる当市におきまして、
スポーツ交流が進んでまいりましたのは、県下でも有数の野球場といわれる熊野スタジアム
を始めとする山崎運動公園の施設整備が進んだことが、大きな要因であると考えております。
そのような中、様々なスポーツイベントにおいて、大会冊子などに世界遺産を始めとする
名勝等の写真を多数掲載していただいておりますほか、観光スポーツ交流課としましても、
合宿客や大会参加者などに観光パンフレットを配付し、必要に応じて観光案内も行うなど、
観光PRもあわせて行っております。
今後は例えば施設内に観光ポスターの掲示や観光パンフレットを置くスペースを設けたり、
また大会等の主催者にもご協力をいただき、既存の熊野スタジアムのスコアボードへ、空い
た時間を利用して観光PRメッセージを流すなど、所管課とも協議しながら施設を有効に活
用して観光宣伝を行ってまいりたいと考えております。
続きまして(3) 観光サイン施設整備について、お答えいたします。旧熊野市における観光
サイン整備につきましては、平成5年度から平成7年度にかけて地域総合整備事業債を活用
し、総工費約 9,600万円をかけて市内全域に観光サインの整備を行っております。主なもの
といたしましては、国道 169号線沿いの五郷町桃崎や、国道42号線沿いの飛鳥町大又及び有
馬町志原尻などに、それぞれ観光客を迎える大型のゲートサインを3基設置いたしました。
また市内各所には、総合案内、施設案内、歩行者誘導など 115基のサインを整備いたして
おります。また旧紀和町におきましては、観光施設などへの案内板を中心に、国道 311号線
や県道、さらには市道沿いに設置してまいりました。
主なものといたしましては、平成13年度に県の生活創造圏づくり推進事業の補助を受けて、
国道 311号線、風伝トンネル付近に1基、県道熊野川・紀和線、三和大橋付近に1基を設置、
さらに平成16年度には紀南地域熊野古道活用等推進事業により、県道、市道沿いに道路案内
や施設案内板を20基設置いたしております。
今後、和歌山県と三重県を結ぶ国道 311号線の整備が進み、さらに和歌山方面からの交通
アクセスの利便性が向上し、当市への観光客の入り込みが増大する場合におきましては、国
道42号線や 169号線に設置している大型ゲートサインと、なるべく一体性のある大型ゲート
サインを紀和町に設置しなければならないと考えております。
また紀和町には、日本の滝百選に選ばれている布引の滝や、日本の棚田百選に選ばれてい
る丸山千枚田など自然を活かした観光地に多くの観光客が訪れています。特に丸山千枚田に
つきましては、四季折々の写真撮影に多くの観光客が訪れており、観光サインを設置する場
合は、景観にあったサインが重要と考えております。
議員ご指摘の旧紀和町における観光看板等の新設、充実等につきましては、それぞれ観光
サインの設置状況を精査した上で、整備をしていくことが重要であると考えております。い
ずれにいたしましても、今後観光客の増加により観光サインの設置が必要である場合は、現
在、電子的に設置している観光サインを活用しつつ、観光地としてより魅力的である観光サ
インの整備を年次計画的に進めてまいりたいと考えております。
○議長(中田悦生君)
14番。
○14番(松山秀夫君)
縷々ご答弁をいただきまして、ありがとうございます。
観光スポーツ交流課長からの答弁は、あわせて市長の答弁でもあると受け止めさせていた
だきまして、再度自席から市長に若干伺っておきたいと思います。
まず大規模観光施設についての仮称、空中散歩のロープーウェイ構想、提案という形で質
問をさせていただいたわけなんですが、市長は調査、研究の意向はないと、私は理解をさせ
ていただきました。
そこで、市長と私との議論は、若干かみ合わないかと思いますが、折角、貴重な発言の機
会をいただいておりますので、この際、この大規模観光施設についての私なりの考え方、ま
た最近における私のこの事の調査等も含めまして、意見を述べさせていただきたいと思いま
す。
私は壇上から申し上げました、私の持論でもありますと申し上げたのは、かれこれ10年ぐ
らい前になろうかと思うんですが、西地市長の時代にですね、山間部のその当時は、まさに
いまの交流拠点じゃなくて、北川知事の 130億円をこの地域に投入するというゴルフ場を含
めた大きな施策が示されてね、それに伴う山間部等々の振興策に関連した問題として、大丹
倉等を世の中に出すについては、ロープーウェイというようなこともひとつ考えてはどうで
しょうかねと、西地市長にお話をしました。
その後も河上市長になってからも、育生町の養鰻場跡地等々、大丹倉山間部のすばらしい
眺望、状況を世の中に出すためにはという考え方で、提案もさせていただきました。
しかしその時は、間接的というか、そういう意味での提言だったんですが、今回はまさに
正面からこの問題を提起させていただいたわけでございます。やはり壇上からさきほど申し
上げましたように、高速道路がもう目の前に見えてきたと、こういう状況の中で熊野市ある
いはこの地域が、観光で発展するためには、どういうことが必要なのかなと思いましてです
ね、若干大きな課題でもありますので、正直なところ私もこの問題提起型の一般質問をちゅ
うちょいたしました、正直のところ。
でもここで改めてといいますか、正面から問題提起をすることも、今後の熊野市のために
なるんではないかなという観点から、視点からとらえさせていただいたわけでございます。
市長も1月この8日の熊野商工会議所の新年の集いで挨拶をされましたように、この中部圏
からの高速道路の完成を機に、この地域が浮上できなかったら、もうおそらく終わりではな
いかという趣旨の発言をされたやに、私は感じておるわけなんです。
その時に、非常にまさにその通りだなと思ったもんですから、今回あえて夢のような話か
もしれませんが、問題提起をしながら一般質問をさせていただくわけなんです。で、熊野市
はいろいろこれまでの状況を調べてみますと、観光、観光、観光、観光と言ってきたけど、
これといった大きな成果、集客に結びついていないのも、これまた現状でありましてですね、
それはなんかやっぱりこの地域に大きな観光施設がいるんじゃないかなというふうに考えま
すと、結局いま提案していますロープーウェイぐらいじゃないんじゃないかなと、こういう
ふうにかねがね考えておりましてですね、私なりにあっちこっちの資料を取り寄せまして、
また熊野の観光公社の柴田社長さんにもご協力いただきまして、いろいろ全国的なロープー
ウェイの状況も実は調べさせていただいたわけなんです。
で、さきほど太平洋ベルト地帯にもない、紀伊半島にもないと言いましたけれども、実は
三重県にはご承知のように、湯の山に大きなロープーウェイがございますね、御在所ロープ
ーウェイというのがありますね。これはかなり大きなロープーウェイでございまして、いろ
いろ調べてみますとですね、現在、54万から55万人の乗客ていうんですか、乗車というんか、
乗船というんか、ちょっとそこらの表現はわからんのですけどね、あるそうなんです。
それでピーク時は 100万だったそうなんですね、いま55万人、54万から55万だそうです。
でこれは昭和34年に開通をしましてね、50年近くたっておると、そして建て替えの時期にき
ているそうなんです。そこの例をちょっと申し上げますと、最近カモシカセンターが11月に
閉めたと、経営的に厳しい部門は閉めていくと、で、レジャーの多様化による乗客も減って
いると、でも年間54万から55万、ピーク時の半分ですと。現在は横ばいの状況であると、設
備費や運営費の状況については、おこしいただき、役員からお聞きいただきたいと、親会社
は三重交通ですと。
これが概略、御在所ロープーウェイのいまの状況ですが、いろいろ企業秘密等もあるんで
しょう、詳しいことはその他のことはわかっておりませんが、50年歴史があって、いま55万
人の人がやっぱり利用しておるということは、やっぱり特殊な観光施設だからこそ、長くも
っておるんじゃないかなと思うんですよね。
だからここでいろんな観光施設ある中で、やっぱりこの自然の良さをですね、満喫しても
らう、あるいは熊野あるいはこの紀州地域の観光資源を、世の中に出す、あるいは足止め策
として活用するについては、ここでやっぱり一泊なり二泊をしてもらうという政策が必要で
はないんかなと。これまでも楯ヶ崎、あるいは新鹿の海水浴場、大泊海水浴場、鬼ケ城、獅
子岩、花の窟、そして今度できる紀南交流拠点、そこから長尾山を越えて大丹倉にいくロー
プーウェイというものも、決して捨てたことじゃないんじゃないかなと、私は思っておりま
して、そこに今度合併した紀和町へ、千枚田あるいは入鹿温泉、湯ノ口温泉、北山川、瀞峡、
こういうとこへつなげていくひとつの大きなルートになるんではないかなということを、常
日頃考えておりましてですね、日曜日の新聞、旅行、ツーリストの新聞の公告にも載ってお
りましたが、観光コースの中にかなりロープーウェイを利用した観光コースというのも、取
り入れられておるわけなんですよ。
そういうこと等々を考えると、必ずこのロープーウェイがこの地域にふさわしいんではな
いかなと、実は思っておりまして、それは私の持論なんだというふうに、ちょっと長くなり
ましたけど、まず持論の点をお話さしていただきました。
そういうこと等を考える中でね、市長もさきほど答弁の中で、費用対効果、これを申され
ました。まさにその通りです。私もね、たぶん腰だめですけども、まあ 100億ぐらいのお金
はいるんじゃないかなと思うんですよ。だから、市がそんなことやれるはずないんですよ。
でも、調査、研究ぐらいはできるんじゃないかなと、コンサルタントを入れてですね、1千
万が2千万の調査研究費を組んでですね、やることぐらいはできるんじゃないかなというふ
うに私は思うんですわ。
市長は、まあリスクを恐れずということを、よく申されますけどね、私その千万が2千万、
ひょっとしたら無駄になるかもわからん。無駄になるかもわかりせんよ、それがリスクだと、
後はやっぱり大手の観光業者とかですね、民間活力、民間資本、そういうところへですね、
協力といいますか、私は企画書、立派な企画書をつくってセールスにいけば、日本にはまだ
まだ資力のある会社はいっぱいありますからね、だからそういう意味で企画書ぐらいはなん
とか熊野市でつくれんのかなという意味で、調査研究はいかがでしょうかという提案を、実
はさせていただいておるわけなんです。
で、夕張の例をあげますと、あそこに19のいろんな箱ものの施設があって、もうニッチも
サッチもいかんから、なんとか民間で引き受けてくれるところはないでしょうかと言ったら、
札幌の大手の観光業者は、16の施設の採算をあわせてみせますよというふうな事例も、最近
あったということ等々を考えると、いわゆる立派な企画書、立派なというのは私は決して上
手につくるという意味じゃないんですよ、いろいろあの手この手、あの角度この角度から調
べた結果、ああやっぱり少々の資本投下しても、それやってみようかなという会社もあるか
もしれんと、そういうことなんですわ。
だから、じゃあ直ぐやるというわけにはいかんでしょうけど、市長も頭の中に入れてです
ね、たとえ机上の計算でもええから、いっぺんやってみて、そして専門のコンサルあるいは
ヘルコプターも飛ばす、いろんな資料調査もする、そういう企画書を、立派な企画書をつく
れば、市長みずからトップセールスもできるでしょうし、まあそんなことで、このロープー
ウェイ構想を検討していただたらありがたいし、いやいやそれはもう検討するに及ばんです
よいうことであれば、それはそれで私もあきらめたいと思うんですが、きっと10年後ぐらい、
10年間ぐらいの間には、どっかの自治体が音頭とってですね、そういう構想が出てくるかも
わからん。まあ10年先には私もこの世にいないかもわかりませんけど、そんなことも実は思
っているわけなんですよ。
で、この地方のこの地域の観光施設と言えば、一番大きなのは志古から出てる、瀞八丁行
きのジェット船ですね、これはだいたい10万人、お客さん年間おるんですわ。それで小さい
規模では、北山村の観光筏ですね、これが規模はまあ小さいですけど、夏場だけで6千人ぐ
らいおると。
それから最近、熊野川の新宮ですけど、これは。熊野川町の道の駅から川舟下りというの
ができましてね、これもこれは必ず脚光をあびると思うんですよ。観光施設の一つかなとい
うふうに私は受け止めておるわけなんですが、だからそういう諸々のことを考えますとね、
この地域でも本当に大きなことを、夢を描いて挑戦をしてみるチャンスではないかなという
ふうに思うんですよ。
それはいわゆる攻めの戦略と、守りの戦略でしたらね、もうこのままなんにも始末、始末、
節約、節約というんか、そんなようにしていくことも、私は否定しませんよ。それもひとつ
の熊野の生き方じゃないかなと、 120億の市債があってもですね、4割程度しか実質のその
借金はないと、6割程度は過疎債とか、いろんな有利の起債でやっておられるようですから、
そんな大きな借金じゃないと、山崎運動公園にしても50億近い金、価値のあるもの、また財
政調整基金も20億もあるというような状況からすると、このままもうなんにもせんと、細か
く細かくですね、堅実にいって税金もゼロにしますよといういき方も、ひとつあるんではな
いかなというふうに思うんですよ。
だから、この話はたぶん市長は前向きじゃないと思いますので、かなり時間をかけて、私
の演説的な話をしましたけど、市長が何かコメントがありましたら、一言お願いいたします。
○議長(中田悦生君)
市長。
○市長(河上敢二君)
一番最初に申し上げたいのは、私もですね、高いところは好きなも
んですから、ロープーウェイがあれは必ずどこの観光地でも乗っていたということでござい
ます。
日本よりはるかにヨーロッパなどでは、特にスイスなんかでは、山岳観光ですから、高い
急峻な山では多くの観光地で必ずロープーウェイがございます。日本と比較にならないほど
のロープーウェイにたくさん乗ってきたところでございます。犬山のロープーウェイも乗っ
たことがございまして、そういう意味では大きな魅力づくりのひとつの手段であるというこ
とについては、まったく議員のご指摘のとおりではないかというふうに思うわけでございま
す。
ただ議員も申されましたように、 100億という規模で、市が取組みをできるかというと、
少し過大な投資かなという気がしますし、民間でやっていただけるところがあれば、それに
こしたことはありませんが、そのためにいろいろと市として研究をしたらどうかということ
でございます。
その点についてはですね、予算を最初からかけて、調査研究ということではなくて、やは
り日常の行政活動の中で、いろんな情報を収集しながら、コンサルタントに本当に発注でき
るようなものなのかどうか。その一歩手前としての検討というものは、これは決して否定を
しているわけではございませんので、少し時間をかけていろいろと情報収集をしながら、も
し仮に可能性があるんであればですね、コンサルタント等への調査研究ということについて
も、今後のひとつの選択肢として、残していったらどうかというふうに思っているところで
ございます。
で、財政の話も踏まえて、守るのではなくて、攻めるべきではないかというお話ございま
した。財政のお話について言えば、また他の議員さんからもご質問いただいているところで
ございますので、詳しくはその時点でお答えをさせていただくことになると思いますが、た
しかに財政調整基金等については、状況はよくなってまいりましたけども、結論から言えば、
今後、国の財政建て直しに伴って、交付税がさらに削減されるということを考えれば、いま
は良くても将来的に考えれば、決して楽な状況ではないということでございます。
したがって、大きな投資をするかしないかについては、やはり費用対効果、それからライ
フサイクルコストという点を踏まえて、維持管理費が出せるのか、将来的にわたって、そう
いった点については、十分に考えていく必要があるだろうと、しかしながらやはり活性化を
図っていくためには、慎重な姿勢で止まってはならないというのは、もう議員のご指定のと
おりでございまして、その点についてはですね、大きな投資をしなくても、ソフト中心に攻
めることはいくらでもあるだろうというふうに思ってます。
それはひとつで言えば、野球場等施設整備をしてまいりましたけれども、スポーツ交流で
成果をあげている要因は、やはり民間の皆さんが一生懸命頑張ると、それを応援することに
よって、スポーツ集客が進んでいるのではないかというふうに思っております。
今日の伊勢新聞にも少し書かれておりましたが、二見でお雛さまを宿泊施設や、個人の家
がなるべくお客さんにみえるように通りに、通りから見えるように並べたと、それによって、
そのことだけで6万ぐらいのお客さんがくるということでございます。ですから、真似をす
るわけではありませんけども、知恵や創意工夫を凝らせば、まだまだ集客を高めることはで
きるというふうに思ってます。
勿論、投資が必要なものについては、市の財政規模の中で、できる限りの投資はして集客
を図ってまいりたいというふうに思ってます。いずれにしても、観光については一次産業と
並ぶ市の重要な基幹産業のひとつでございますので、市のおかれた状況を十分に踏まえなが
ら、合併をして豊富になった観光資源を有効に活用するということを前提にし、宿泊客を伸
ばしてまいりたいというふうに思っております。
○議長(中田悦生君)
14番。
○14番(松山秀夫君)
1項目の私の演説は長くなりましたんで、時間はあんまりないよう
ですので、走る走るいきたいと思います。
二番目の山崎運動公園と観光への相乗効果についてのことでありますが、やっとこの19年
度に一応できあがろうかという状況ですから、これを観光事業へより効果的といっても、そ
んなに早く、今年中ぐらいになんとかこれを活用した、夢のある観光スポットということに
結びつけていっていただきたいなと、さきほどの答弁の中ではまだまだ積極的なご答弁がい
ただけなかったんじゃないかなというふうに私は受け止めております。
そこでこの質問を出した時に、ちょっとあのヒアリングがありまして申し上げたことで対
応してくれそうなこともありましたが、改めて申し上げますと熊野スタジアムのあの立派な
熊野スタジアムの電光掲示板ですね、あそこになんとかその熊野古道のあるまち熊野市とい
うぐらい歓迎、そういう電光が入らんのかなと、電光掲示板が。ということを申し上げまし
たら、それは各課と相談のうえ検討してみるということなんで、是非そういうふうにしてい
ただきたいなと、全国各地から来た一流の選手たちに、やっぱり熊野を印象づけるというこ
とが、非常に大事じゃないかと思うんですね。
若い人たちがこの青春時代の思い出としてここへ来たと。例えばまた結婚をして、あるい
は企業へ就職して熊野へ行きたいなというリピート効果もあるんじゃないかと思うので、是
非あそこの電光掲示板へですね、世界遺産くまの古道のあるまち熊野市とか、そこはいろい
ろ考えていただいたらいいんですが、あるいは各球場、運動場の中へじみで目の引くような
小さな看板でも、あっちこっちに環境を壊さないように立てていただくとか、そんなことも
ひとつ工夫していただきたいなと、そう思います。
それから、確かに箱ものじゃなくてホスピタリィの精神が大事だということを言われまし
た。まさにその通りだと思いますので、いろいろこの山崎運動公園の集客、あるいは試合
等々に民間の方々を始め、本当にボランティアで一生懸命やっていただいて感謝しておりま
すし、そのお陰だと思うんですが、そういう市民あげてのホスピタリィの考え方も大事だろ
うと思いますので、そういう方々に対しても今日改めてお礼を申し上げたいと思いますし、
引続きお願いしたいなと、そういう気持ちでよろしくお願いいたします。
それから山崎運動公園というそのものの名称もですね、いっぺんこの際、東紀州地域では
自他ともに負けない立派なその運動公園ですからね、さきほど観光交流課長、スポーツ交流
課長からお話がありましたように、約50億近い投資をされて30年もかかってつくったと。こ
れまでは山崎という地名でよかったかもしれないですけど、なんとかこの際、もうちょっと
スケールの大きい名称を考えることも一般公募等々を通じてですね、必要ではないかなとい
うこともこの前ヒアリングの時、申し上げさせていただいております。
それから、運動公園はまだ19年度完成とはいえ、これから若干経費も要ると思いますが、
それに伴って一応運動公園ができあがったということでですね、次は体育館だというふうな
一般の市民の方からも強い要望といいますか、なんとか体育館をもう少し使い勝手のいい、
まあ立派とは言わなくても熊野のこの運動公園にふさわしいような体育館をつくって欲しい
なという市民の声をよく聞きますので、これもひとつ計画的に進めていっていただきたいな
と、それで私はひとつアイデアを提供するんですが、いま仮につくるとすれば、いまの体育
館をですね、若い人たち、学生なんかの宿泊所にカプセルホテルにしてですね、花火等にも
止まっていただけるような安価なホテルをつくるということも、一案じゃないかなと思って
おりますので、あわせて体育館をつくる場合はひとつのアイデアとして、あれをカプセルホ
テルに改造したらかなり宿泊にも寄与できるんじゃないかなということを、ちょっと付け加
えさせていただきたいと思います。
是非、体育館の建設についても、今後の課題として前向きに取り組んでいただきたいとい
うことをお願いしたいと思います。
三番目の観光サインの整備につきましても、ヒアリングの際に申し上げまして、いまお話
を聞きますと千枚田とそれから瀞大橋ですね、県境でもあるし、市境でもあるし、あそこあ
たりに立派なひとつとりあえず境界の観光サインを付けていただきたいなと、私もこの質問
をするに際して、紀和町各地区をずっと西山から始め楊枝、和気、小森へは行ってないです
けどその他全部行ってきました。赤木城の看板なんかはすばらしいのが立っておりますので、
必要ないかと思いますが、いっぺんせっかく合併したんだから、ここも熊野市だなというふ
うな印象を強く与えるような看板を一工夫して欲しいと。
特に千枚田については、あんなペンキで白と黒と千枚田て書いただけじゃなくて、誰が来
ても目にとまって写真の被写体にもなるようなすばらしい看板をですね、この際、立ててい
ただきたいということを申し上げまして、これ以上、質問長かったら時間ないかもわかりま
せんので、この辺で終わらせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(中田悦生君)
○議長(中田悦生君)
○議長(中田悦生君)
9番
午前10時5分まで休憩いたします。
(午前
9時
51分)
(午前
10時
05分)
休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。
山本良正君。
(9番
○9番(山本良正君)
山本良正君
登壇)
皆さんおはようございます。議長の発言許可が出ましたので通告書
どおり三点ほど質問したいと思います。その前に、さきほどの松山議員の空中散歩のロープ
ーウェイについて質疑を聞いていてですね、やはり本市において観光とは一体なんなのかと
いうことを十分考えさせてられました。
やはりそのようにやっぱりね、観光とはね他にない、例えば九州にもあの大きな橋をつく
って当初は批判されましたが、いまはすごい入り込み客というふうに聞いておられます。私
も一議員としてですね、この空中ロープーウェイについて非常に興味を持ちたいと思います。
よろしくお願いします、観光交流課長、市長よろしくお願いします。
それでは、第一点目、12月議会一般質問、放置自動車対策と被保険者資格証明書のその後
についてです。12月議会でですね、放置自動車についてまた健康保険証書についてですね、
当局にお尋ねしたところですね、放置自動車等の対策については現行法で対応するという答
弁だったかと記憶しております。
その後どうなったのか。このことについて関係課長にお尋ねしたいと思います。また国民
保険証書の発行方法また被保険者資格証明書のかたとの話し合いについて、その後、この3
か月間どのようにされたのか、このことについてもですね状況とですね、今後の対策につい
て税務課長とそして保険市民課長にお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。
二点目、施政方針と19年度当初予算についてでございます。市長の方からですね、施政方
針と19年度当初予算が私ども議会に提出されました。市民の皆さん非常に期待しているもの
と思います。また今回はですね、その当初予算を見たところ、非常に積極的な予算編成にな
っていますので、私も期待以上のですね、予算ではないかと思います。そのことを踏まえて
ですね、この予算編成について建設的議論を交えながら河上市長にお尋ねしたいと思います。
まずその三つでございますが、一つ目、人件費ですね、28億1千万円、予算からみれば25%
とこのように円グラフを用いてですね、ご説明されていますが、投資的経費の伸びが目立ち
人件費を下げている感も否めないように思います。
職員の削減について縷々説明されていますが、一般論としては非常に共感を覚えます。し
かし、市民サービスの本質とか本質とは何か。このことについて具体論を交えながらお尋ね
したいと思います。施政方針の中からですね、二点目の市内13か所で市政懇談会を開催され
たとこのように説明されていますが、今回の当初予算でどのように反映したのか、そして施
策はどうなのか、このことについても市長にお尋ねしたいと思います。
それから熊野市集中改革プランの中からですね、補助金のあり方とまた公共交通機関とし
てのバス運行対策事業について、ご確認したいと思います。これは非常に身近な問題でござ
います。どうか是非状況について詳しく説明していただきたいと思います。
そして、三点目です。この色覚バリアフリーについてです。これは議会でも全国的にも非
常にめずらしい発言だということをお聞きしています。皆様御存じのとおり、光の三原色、
赤レッド、緑グリーン、そして青ブルーの三色を混ぜて様々な色をつくっていることは知ら
れているところです。その三色の色でですね、白ができるんですね。私もびっくりしました。
しかし日本人の男性の5%が色覚の欠如、または不完全な状態であり女性の10%が因子を持
つと報告されています、いわゆる色盲、色弱ですね。
学説では完全なる色覚は抽象的に過ぎず、人それぞれバラツキがあると言われています。
例えばいま述べられたように赤でも青でも緑でも、それが人によっては若干変わってくると
いうことです。さきほども観光交流課長が述べられたようにですね、いわゆる観光サインま
た看板問題等々ございます。本市はこの色覚バリアフリーについてどのように取り組んでい
くのか、そのお考えを尋ねたいと思います。以上、三点です。壇上の質問はこれで終わりま
す。
○議長(中田悦生君)
一番目の項目について執行部の答弁を求めます。建設課長。
(建設課長
○建設課長(福田惠優君)
福田惠優君
登壇)
山本議員ご質問の一番目のうち放置自動車のその後の対応につ
いてお答えします。12月議会で報告をいたしました市道の7台の放置自動車につきましては、
道路法の監督権限に基づく指導により有馬小学校横通り線、鬼ケ城・西口線にそれぞれ2台
ずつ放置されておりました車のうち、それぞれ1台とサンタウン2号線の1台が所有者によ
り撤去されております。有馬小学校横通り線、鬼ケ城・西口線の残りの自動車につきまして
は、熊野警察署長と協議を行い所有者の居所が不明であり、自動車としての機能を失ってい
ると認められることから道路法第44条の2に規定されております違法放置物件として、道路
法に定める手続きを経て2月28日に撤去を行いました。
この車輛につきましては不燃物処分場の一角に保管場所を設け保管しており、保管開始の
公示をした日、2月28日ですからこれから6か月以内に所有者が引きとりにこなかった場合、
道路法第44条の2の規定により処分をする予定としております。
大泊ポケットパーク線に放置されております車輛につきましては、所有者が度重なる指導
措置命令にも応じなかったため、3月12日昨日ですが、熊野警察署の立ち会いのもとで行政
代執行法に基づき代執行によって撤去を行っております。また撤去後に道路法第 102条の規
定により熊野警察署へ告発を行うこととしております。
伊勢崎町地内の大谷線に放置された2台につきましては、所有者が判明しておりますので、
継続して撤去指導を行っていく方針であります。また12月議会終了後に1台の放置自動車を
発見しましたが指導により自主撤去されております。
他の課にかかる放置自動車につきましても所有者を確認し、撤去指導に基づいて3台が撤
去されております。したがいまして12月議会後には放置自動車20台のうち6台が所有者によ
り撤去され、2台を違法放置物件として撤去、1台を行政代執行により撤去しております。
現在、残る放置自動車は市道2台、市営住宅敷地内3台、総務課所管の土地3台、地域振興
課所管の土地1台、漁港用地1台がありますが、所有者の判明している車輛は引き続いて撤
去指導の張り紙等をして指導するとともに、今後も撤去にむけて所有者に対して指導をする
と同時に、所有者のわからない放置自動車を含め、現行の法規制により放置自動車の移動、
廃棄について警察と相談しながら考えてまいりたいと思っております。以上でございます。
○議長(中田悦生君)
税務課長。
(税務課長
○税務課長(和田
仁君)
和田
仁君
登壇)
山本議員の質問のうち一番目の後段、国民健康被保険者証及び
被保険者資格証書の発行についてお答えいたします。
税務課では平成18年12月熊野市議会定例会の一般質問以降も、滞納者に督促状や催告書等
を送付するとともに、納税相談を呼びかけております。滞納者みずがら納付計画をたて誓約
書を提出していただき、その計画にそって着実に納税することにより滞納を解消していただ
くよう粘り強く折衝を続けているところであります。
12月1日から2月末までの3か月の間において、納税相談を実施した状況は市税のみの場
合を含め97件であります。その結果、納付制約の提出や納税等により資格証明書から短期被
保険者証に切り替わった案件は22件、通常の被保険者証に切り替わった案件は16件でありま
す。このほか災害や病気等の特別な事情があると認められる場合の弁明書の提出により2件、
短期被保険者証が発行されております。
なお資格証明書及び短期被保険者証の発行につきましては、市民保険課で取り扱っており
ますので随時滞納状況や納税状況等により税務課から、市民保険課へ意見具申を行っている
ところでございます。
12月以降の資格証明書の交付状況は、12月末現在 205件、1月末現在 257件、2月末現在
240件となっております。また短期被保険者証の発行状況は12月末現在 261件、1月末現在 1
79件、2月末現在 183件となっております。この間、短期被保険者証から資格証明書へ戻っ
た件数も68件あり、なかなか誓約どおり納税が履行されていない状況であります。誓約が何
度も不履行となりますと、差し押さえ等の強制処分をせざるをえないこととなります。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
建設課長ありがとうございます。また税務課長ご答弁ありがとうご
ざいます。ここで確認なんですけど12月議会で現行法でできるのかということで、私自身で
すね、豊田の方までいきまして、また関係団体、自治体ですね、インターネットなりまた電
話なりかけて確認したところですね、意見はバラバラでした。私自身はできれば条例化をし
てですね、はっきりとした方がいいんじゃないかと説明もしやすいということなんですけど、
建設課長さきほど言ったようにですね、行政代執行したということです。これはいままで熊
野市で代執行をやった経験ございますか。
○議長(中田悦生君)
建設課長。
○建設課長(福田惠優君)
確かに言えるのは自分自身の記憶では、今回が初めてではない
かと思っております。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
私自身ですね、この放置自動車については非常に危惧を覚えるわけ
なんですよね。例えば救急車とかましては子どもの事故、以前、放置自動車内でかくれんぼ
をしていてですね、そのまま閉じ込められて亡くなってしまったと、痛ましい事件もありま
す。だからこそですね、民間は別としましても私どもの所轄するですね、熊野市が所管する
普通財産にしろ行政財産にしろ、違法状態でそれが黙認されていると、こういうことになれ
ばですね、国賠法、国家賠償法にもかかってくる問題ではないかと思いますので、ここらへ
んでですね、やはり関係課が皆さんですね、非常に危機感を持って取り組んできた成果だと
思います、おほめします、関係課長の皆さん本当にご苦労様です。
このままですね、現行法でね対応できるんならばですね、道路法の44条を含めてまた 102
条ですか含めてですね、関係課の人たちといろいろ協議を重ねてですね、是非とも対応して
いっていただきたいと思います。
最後にですね農政そして林政課長、林業振興課長ですね、簡単に答弁していただきたいと
思いますけど、いまの建設課長のお話を聞けばですね、非常に積極的でございます。課の温
度差はございませんか。
○議長(中田悦生君)
農業振興課長。
○農業振興課長(土口直洋君)
私どもも12月の議会の一般質問の後、早急に対応しまして、
所有者がさっそく判明しました。それでお願い申し上げたところ、もう早急に撤去していた
だいたということでございますので、議員ご指摘いただいた後、すぐ対応できたということ
は私どもにとっては非常に今回いい結果だったというふうに思っております。
○議長(中田悦生君)
林業振興課長。
○林業振興課長(島田克史君)
12月の山本議員のご質問の後ですね、林道につきましては
め全53路線中、現在41路線を調査しております。残りが12路線まだ調査してないということ
ですけど、さきほど建設課長申しましたように、そういう事案がありましたら関係各課と相
談して対応してまいりたいと思っております。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
ありがとうございます。それでは被保険者資格証明書とですね健康
保険証書、短期ですね。このことで確認したいと思いますけど、税務課長の説明を聞けばで
すね答弁を聞けば、68件に戻ってしましったということで、私自身もショックを隠しきれな
いわけです。その後ですね私自身、執行部の方がですね、この対応に苦慮されたということ
はですね、私は耳に入っています。ただですね執行停止をですね、かけた時にそのかける前
に、どういう段取りでですね、執行停止をかけるのか、そして調査権ですね、また強制執行
についてもそうですが、いままでまず督促状がありますよね、そして催告状がございますよ
ね。催告とは何をするか、執行をしますという旨の意志を示すわけでしょう。それにも係わ
らずいままで調査は別としましても差し押さえまでいかなかったというのはですね、事実も
う財産もなんにもない人がたくさんいてます。
それを調査せずですね、保険証だけとりあげるというのは、これ非常に酷な問題です。以
前にも言いましたように、税務課長、鬼の税務課長かと言われているんですよ、いや仏の税
務課長ですよと言われたように、お話は納税相談は97件あるということをお聞きします、そ
の執行方法とまた市民保険課長の方にですね、申達しまた意見具申し、その手続き方法とま
た今後ですね、執行停止をかけた後のその被保険者、短期資格証書から保険証書、通常証で
すね、1か月証、短期証書もあります含めてどういう形で対応していくのですか、それだけ
ご答弁ください。
○議長(中田悦生君)
○税務課長(和田
税務課長。
仁君)
滞納処分の停止につきましては地方税法第15条7第1項の第1
号から第3号に該当する事実が認められる時には、滞納処分の執行を停止することができる
となっております。具体的に申し上げますと第1号が滞納処分をできる財産がない時、第2
号が滞納処分をすることによってその生活を著しく窮迫する恐れがある時。三つ目はその所
在及び滞納処分をすることができる財産がともに不明である時となっております。
なお滞納処分の執行を停止した案件につきましては、現在及び今後のその世帯の生活状況
や納税意識を十分調査、観察しながら今後賦課される税について納付誓約を提出していただ
ける方には、短期被保険者証の交付を市民保険課の方に意見具申してまいりたいと、こうい
うふうに考えております。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
わかやすく言えば納税相談にきてある程度の協議が整ったらですね、
短期資格証を出すということですね、1か月もの3か月ものとありますよね。それは裁量は
税務課長でするのか市民保険課長でするのか、どちらでするんですか。それとですね 240件
ですね、この被保険者資格証明書のいまお持ちの方がおるということは、私質問した時に確
か 214~5件だったと思います。それが20何件増えてしましったわけなんですよね。そうす
ると 240件の方、 240件のそういうお持ちの方にですね、一々、一々て悪いんですけど、そ
れ対応できる人員はおられるんですか、可能なんですか。いま言われたように調査とか、お
話とかどうでしょうか、税務課長。
○議長(中田悦生君)
○税務課長(和田
税務課長。
仁君)
そうですね、まず一点目のご質問ですけど、これにつきまして
は私どもの方から市民課長の方に意見具申をしてまいります。それに対応して市民保険課の
方で対応をしていただいておるというふうに思います。
それから対応する人員についてですけど、確かに十分とは言えないと思いますけども、い
まある職員の中でできるだけ対応してまいりたいと、こういうふうに考えております。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
最後に市民保険課長にお聞きしたいと思います。税務課でいろいろ
な報告があると思います。そのことについて意見具申はどのようにされるんですか。
○議長(中田悦生君)
市民保険課長。
○市民保険課長(山本達由君)
税務課からの意見具申によって判断をしているところでご
ざいます。税務課の意見につきましては、いま税務課長が答弁したとおりでございますが、
その方の生活状況や納税意識等を十分調査した上のことであります。市民保険課としてはそ
ういうことでございますが、その他特別の事情がある場合は弁明書の提出をお願いするなど、
十分お話をお伺いし適切に対応してまいりたいと考えております。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
この項、最後に再度聞きます。保険証の発行についての裁量権はど
ちらにあるんですか。
○議長(中田悦生君)
市民保険課長。
○市民保険課長(山本達由君)
税務課長がさきほど答弁したとおりでございますが、税務
課からの意見具申に基づいて市民保険課が判断してまいります。またいまも申しましたが特
別の事情がある場合は、弁明書の提出をお願いするなど十分お話をお伺いし、適切に対応い
たしたいと考えております。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
繰り返しのような答弁でございますが、わかりました。
そうしたらまた今後ともですね、納税者の皆様といろいろなお話を通じてですね、もっと
もっとですね、納税していただくようなまた納税している人がですね損をして、納税しない
ものが得をするような、これもおかしなもんですから、そこのところ十分にわきまえていた
だいておると思います。今後ともまたどうかよろしくお願いしたいと思います。
それでは質問事項の施政方針と19年度当初予算についてご答弁ください。
○議長(中田悦生君)
2番目の項目について執行部の答弁を求めます。総務課長。
(総務課長
○総務課長(浜田秀人君)
浜田秀人君
登壇)
山本議員の二項目の一点目、市民サービスの本質についてお答
えいたします。市民サービスの本質は簡単に申し上げますと、市民の皆様に満足をしていた
だけるサービスを提供することであります。ただしその提供にあたっては効率的、効果的に
行う必要があります。市民サービスの満足度ということについてでありますが、例えばごみ
収集について考えてみますと、収集回数を増やしたりどんなものでも収集すれば、サービス
の満足度は向上するかもしれませんが、処理費用が市民の皆さんに大きな負担となる場合に
は、サービスの満足度を下げることになります。このように一般的には市民サービスの向上
は負担の増加が伴うものですが、行政として努力すべきことは常に効果的、効率的方法に努
め、より高い満足を得られる市民サービスをより少ない負担で提供することであり、これが
サービス提供のあるべき姿であろうと思っています。
次に議員から職員数の削減についてご指摘がございましたが、重要な点は職員を削減して
も市民サービスの満足度を低下させてはいけないということであります。職員数を削減する
と市民サービスの低下などを懸念する声も聞かれますが、これまで大幅に職員数を削減しま
したが市民サービスが低下したという指摘よりも、市民窓口業務の対応が親切で丁寧になっ
た、電話等での職員の対応がよくなったとの話や手紙をいただくようになっております。
また職員数の削減等によって財政状況が改善したことから、地域まちづくり協働事業や保
育所、中学校、集会所などの建て替えといった公共施設の整備、排水施設整備、公園整備計
画、前倒し実施など市民の皆さんの要望にお応えできるようになっていることが多くあると
考えております。
勿論まだまだサービス改善の余地は多々あると思います。また市道の整備など多くの要望
にお応えしていかなければならないものは、十分に認識しております。いずれにしてもこの
ように職員削減がすぐに市民サービス低下につながるものではなく、職員の知恵を出し創意
工夫に努めることにより、より大きな満足をしていただるような市民サービスの提供に努め
てまいる所存でございます。
○議長(中田悦生君)
市長公室長。
○市長公室長(中田裕三君)
山本議員の施政方針と19年度当初予算についてのご質問のう
ち、二点目と三点目についてお答えいたします。
まず二点目の市政懇談会の結果について、今回の当初予算で反映したのは、どのような施
策なのかとのご質問でございますが、市では昨年11月27日から本年2月19日にかけまして、
旧紀和地区で3会場、旧熊野地区で10会場の計13会場において、合併後、初となる市政懇談
会を開催しております。今回の市政懇談会は平成18年並びに19年度において策定いたします
平成20年度からの10か年の第1次熊野市総合計画に市民の皆さんからのまちづくりのご意見
や、ご提案を幅広くお伺いし、施策に反映させることを主な目的して開催したものでござい
ます。
懇談会では13会場あわせて 480人、1会場あたり平均37人の参加があり市長を始め関係課
長が出席して、直接住民の皆さんから地区要望を始めまちづくりに対するご意見をお聞きし
ました。いただいたご意見等は第1次熊野市総合計画に反映させていただき、今後の施策と
して展開していく中で、予算措置が必要なものもあるかと思われます。
平成19年度当初予算編成につきましては、昨年12月上旬に各課からの予算要求を受け、12
月から1月にかけてヒアリングを実施した後、1月末には当初予算案がほぼ決まっている状
況でございました。今回の市政懇談会は当初予算への反映を目的としたものではなく、あく
まで総合計画に反映させることを目的としたものであり、かついま申し上げたとおり当初予
算編成の時期を過ぎておりました。いただいたご意見等につきましては、当初予算ですぐに
対応できないものもございましたが、地区要望等で以前からご要望いただいておるものにつ
きましては、当初予算で対応できるものは可能な限り対応させていただいております。
次に、三点目の前段でございます。集中改革プランの中から補助金のあり方についてのご
質問にお答えいたします。平成19年度当初予算につきましては、市単独補助金として 130件
の事務事業に対し総額1億 8,661万6千円を予算化しております。市単独補助金の予算査定
につきましては厳しい財政状況の中、交付先の業務執行について徹底した合理化、効率化を
求め、コスト削減を図ること、事業内容、事業効果、公平性、経費の負担区分等の抜本的改
革を行い、目的を達成したもの及び特別の事由のないものは、原則として減額廃止する。ま
た事業が社会的批判のないよう適正に執行されているか、過去の実績等を充分精査するとと
もに、補助対象経費を明確にすることとするということを、予算編成方針に基づき予算化を
しております。
平成19年度においては産業界、近大高専、行政がいったいとなって産業振興を図る産学官
共同研究費補助金、観光客を滞在させるための宿泊客増加推進事業補助金などについて、事
業内容や前年度の実績内容を精査し削減を行っております。また例えば12月中旬から1月上
旬まで電飾で行う上川地区、小川口地区、イルミネーション事業費補助金につきましては、
補助金としては廃止いたしておりますが、今後の取り組みにつきまして、地元の方々の判断
により継続して実施する場合には、まちづくり協働事業で実施していただくようお願いして
ございます。
補助金の予算執行につきましては熊野市補助金等交付規則により事業が完了した時は、収
支決算書を添えて実績報告書を提出しなければならないこととなっております。さらに50万
円以上の補助金につきましては実績報告書に担当課で選任された検査員が、直接検査を実施
復命することを義務づけております。今後も引き続き成果が見えてこない補助金につきまし
ては、廃止、見直し等を行っていく必要があると考えております。
次に三点目の後段であります公共交通機関としてのバス運行対策事業につきまして、お答
えいたします。五郷線につきましては去る2月14日に、運行事業者でございます三交南紀交
通株式会社から今年9月をもって廃止する意向である旨、口頭で申し出がございました。こ
れまで市では五郷線の運行継続のため、毎年赤字額の半額を補助してまいっております。
しかしながら年々累積する赤字にこれ以上バス運行事業を継続することができないとの事
業者側からの判断から、今回の廃止申し出に至っております。市といたしましては五郷町及
び飛鳥町、日進、小阪地区から市中心部への通学・通勤・通院等の生活交通手段として、バ
スは地域の方々にとっては欠かせない存在であるありますことから、廃止後の地域の生活交
通手段の確保に向け今後の地域の方々の意見を、十分お聞きしながら地域住民の方々と一緒
に支えられる公共交通を検討してまいりたいと考えております。
次に、今後の市全体の公共交通のあり方に関する市の方針についてでございますが、現在
市ではJR、民間バス路線など地域の交通基盤を補完するものとして、4路線の自主運行バ
スの運行、民間赤字バス路線を維持するための補助金、それにプラスしまして福祉バスの運
行などにより市民の皆さんの生活交通手段を確保しており、新年度予算案に計上されており
ます交通関連予算は 7,600万円にのぼっております。
しかしながら過疎化と高齢化、特に市海岸部並びに山間部地域での人口減少が著しい中、
現在講じております交通施策のみでは市民の方々にとって、必要な生活交通手段が十分に確
保されているとは言えない状況にあると認識しております。
そのため今後、市といたしましては市民の皆さんの利用状況や要望等を十分お調べした上
で、既存交通体系にとらわれずに、費用とそして利用のバランスに配慮しながら、市内各地
の地域事情に応じて適切な交通手段を組み合わせ、地域公共交通を再構築し、利便性が高く、
皆さんに利用いただける交通体系をつくりあげたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
あまり時間がございませんので、駆け足でいきたいと思います。
人件費の削減等含めてですね、よく一般論としてですね、職員が多いんじゃないかという
お話を聞きます。確かに言われる部分もあるでしょう、先般もある市民とお話していたらで
すね、市ができた当時、千人に16人がパブリックサーバント、つまり公僕と、職員であると
いうことを言われ、その後ですね、なんの削減もしてないやないかという話なんですけど、
私ども8年間、この議員にさしてもらって思ったのはですね、仕事にまた仕事をつくってい
る、パソコン入ることによってまた残業が増えるという悪循環ではないかなと思います。
隣の新宮市でも予算が 140億円ですか、一般会計の。人件費が約25億、えっと28億円ぐら
い、本市とあまり人件費の比率ではなくって、額があまり変わらないわけなんですよね。市
長もこの施政方針の中ですね、このように書いてます。トヨタ方式などを参考に徹底した無
駄を廃するとともにですね、事務事業に要する人件費はもとより、減価償却、光熱水費など
これまであまり意識されなかった費目を含め、トータルコストを可能な限り明らかにし、効
率化を図ると。
さきほども総務課長が言われたとおりだと思いますが、そのことでトヨタ方式ですね、そ
の後ですね、例えばルージング業務にしてもそうですけど、総務課長、その外部委託とか含
めてですね、その後の議論は進んでいるんですかどうでしょうか。
またもうひとつですね、民間でもいま言われてるように、臨時つまりパート社員をもう止
めましょうと、やはりあのそのなんていうんですか、やる気を出さす、そういったことをや
る気を持たせるために、正職員にあえてですね、もっと効果的に効率よく、会社をいわゆる
もっと大きな視点からですね、先行投資を図っていくと、これもひとつの考え方じゃないか
と思いますが、しかしですね、行政はそういう企業会計にしても発生主義にしても、非常に
難しい。
このことについてですね、さきほども行政のサービスの具体性についてもですね、あれは
失礼ながら具体論とは私は解釈できないですね。さきほどいったように、税務課長とのやり
とりの中でですね、3月15日これ確定申告ですよね、もうキュウキュウしてますよね。税務
課長、何人欲しいですか、後、いま。人出あったら何人でも欲しいでしょう。こういう横断
的なやっぱりやりとりをね、総務課長するのがですね、私は人事の役目だと思うんですけど、
そのことについて、たくさんになりましたけど、ご答弁していただきたいと思います。
○議長(中田悦生君)
総務課長。
○総務課長(浜田秀人君)
まず一点目の外部委託が進んでおるのかということでございま
すが、現在のところ外部委託をした事業は、ないのが実情でございます。
それでまあ次に、民間ではパート社員を辞めさせ本採用という話があるというお話なんで
すが、実は集中改革プランの時にもご説明いたしましたように、国ではですね、人数を減ら
せと、こうことがございます。国の準原率が 5.7%ということでございますので、これに準
じて地方自治体も職員を減らせということになってございます。
そういうことがございまして、熊野市では19年度につきましては5.86%ということで、国
の準原目標には達しておるんですが、これ以降もですね、20年度、21年度と定年退職の2分
の1を補充するという方法で、職員の数を減らさざらをえないという状況になっております。
もう一点、その横断的な職員の人事配置ということでございますが、これは言うがやすく
なかなか行うのが難しい、いわゆる適正な人員配置、適材適所という人員配置、これは人事
の大きな原則であるというふうには認識をしております。私どももそのように十分配慮をし
て、人事というものを行っているつもりでございますが、なにしろ総枠での数の問題等がご
ざいましてですね、その中でも毎年毎年適正配置、適材適所ということを念頭に人事を行っ
ているつもりでございまして、なかなか職員にも住民の皆さんにも 100%満足をいただくと
いう結果になっていないかもわかりませんが、そういうことを目指して頑張っておるところ
でございます。以上です。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
市民サービスは何か。例えばいま市民サービスは何かと言えば、い
かに納税に来た方、また確定申告に来た方に対してですね、十分な対応できる、これが市民
サービスなんですよね。その都度・都度になってくると思います。例えば駐車場に誰も出て
ませんよ、職員の方、腕章はめて。例えば満杯だったら、こちらの方へ行ってくださいとい
う私、経験ありません。やはり市民サービスなんなのか、税務課長よく聞いておいてくださ
い。いま一番あなたの課が一番多いと思います。それに対応するような形でですね、市民サ
ービスをするのが、私は本来の市民サービスではないかと、私自身そう思います。
さきほど準原率についてもそうですが、それは 5.7、それは総務省ですね、このように言
われてますが、それは費用、予算的に 5.7%、いわゆる義務的経費の中の 5.7%なのか、人
数的にだいたいベターですよ、 5.7%か、頭っから 5.7%なのか、根拠ないんですよね、根
拠があるんですか。 5.7%減しなさいという準原率を 5.7%という根拠はないんですよね。
だからそこのところもまたはっきりしない部分もたくさんあります。
だから市民サービスとは何かという、まず具体論についてはね、なかなか時間がございま
せん。またそういう面ではですね、各課いろいろと議論していただいてですね、例えば去年
まで税務課におられて、税務課のエキスパートとしておられた方が、仮に福祉へ来たと。そ
して足らない場合は直ぐに福祉の方にお願いしてですね、税務課に入ってもらうかと、そう
いうやっぱり横断的なですね、取組みをすることによってですね、十分対応できると思いま
すし、ただむやみやたらに職員を減らしてですね、十分対応できるのかなと、私自身それは
またなかなか非常に難しいのではないかなという部分もあります。
ただ段階的にですね、減らしていかなければならないというのはですね、これは社会一般
的な見方です。そこのところですね、総務課長、十分に人事担当とお話してですね、対応を
していただきたいと思います。
その2の市政懇談会を通じて 114億、総額2千ですか、最近にない積極的な予算ですね。
これおれ市長の顔とも見えてね、すごく。なかなかこのことについて、ああやとやかくちょ
っと言えないなと思うんですけど、ただですね、やはり私自身はあの議員ですから、「予算
をもっと組みなさい。」と言ったら、今度は何をするか。「おい借金、大丈夫か。」と、勝
手なことばっかり言うんですけど、市債発行残高、市債発行とですね、起債残高含めてです
ね、公債費含めてプライマリーバランスが担当者と話すればつうぺいだということです。
ただなかなかですね、これは非常に難しい。つうぺいだったら、今後の熊野市がどうなる
かということになれば、約15億円の起債残高を抱えてですね、このまましぼむ、尻すぼみに
なるということも見られます。このことについて、積極的予算はいいんですけど、今後です
ね、十分に洗いながらまたお願いしたいと思います。
三点目のですね、集中プランからの補助金のあり方についてです、市長公室長、この最終
的な検査制度、監視制度はどの課が持たれるんですか。
○議長(中田悦生君)
市長公室長。
○市長公室長(中田裕三君)
○議長(中田悦生君)
9番。
現課でございます。
○9番(山本良正君)
そうすると50万円以上についてはですね、収支明細し、また最終的
には検査員が復命するということを説明されましたよね。50万円以下の場合は、その使途に
ついては制限はないんですか。
だから補助金の使途についてのある程度、現課でバラバラになっているんですか、それが
当室的には内規はありますか、どうですか。
○議長(中田悦生君)
市長公室長。
○市長公室長(中田裕三君)
50万円以下につきましては、いわゆるそのげんさの含め、制
度がないだけであって、それに対する、すいません。
それ以外についてもただ復命書という添付がしないだけでありまして、それに対するいわ
ゆる効果というものは、各課で十分に調査していただいております。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
そうすると各課で、今のところ内規はないということですね。もう
各課の課長さんらのだいたい判断と、係の判断で、その補助金が適正か適正ではないという
ことになるでしょうか、その内容について、個別具体的にですね、これは補助金外ですよ、
決算出てきた場合にですね、これは補助金に該当しますと、というのは返還命令、返還を求
めることも考えられるんですか、どうでしょうか。
○議長(中田悦生君)
市長公室長。
○市長公室長(中田裕三君)
補助金につきましてはですね、一番最初にですね、補助申請
書があった時点で、いわゆる補助対象と補助対象外と、いわゆる明細を分けてございます。
それぞれについて今度は実績で、その通りになっておるかということを確認いたします。そ
ういうシステムになっております。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
たしかに補助対象外と補助対象内ということを、いま説明されまし
たが、そこのところが非常に難しい部分あると思いますよ。いまも国会でなんとか還元水と
言われているようにですね、だからその判断によって、例えばですね、これは弁当なのか、
これは昼食なのかと、これは講師謝礼なのか、これは旅費なのかという判断というのは非常
に難しいですよね。そういう詳細な内規というのは存在しないんでしょう、どうでしょう。
○議長(中田悦生君)
市長公室長。
○市長公室長(中田裕三君)
内規的なものは存在いたします。
したがいましてですね、いわゆる食事代、ああいった等については、補助対象外としてお
ります。それと講師に対するお礼だとかですね、例えば講師の旅費だとか、こういったもの
については一応補助対象内としております。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
わかりましたありがとうございます。
それでは市長公室長、もう一度。このバス運行対策事業についてはですね、3番増田議員
がまた再度お聞きすると思いますけど、一応三重、三交南紀ですか。9月ぐらいに廃止予定
ということで、文書で正式していただいているのかですね、口頭でお話しているのか。流れ
としてですね、いま説明壇上であったようにですね、その正式な文書を出してきた時にです
ね、その対策として全体的に見直すと、その部分だけ見直していくとか、そういうことをも
う一度ここでお聞きしたいと思います。
○議長(中田悦生君)
市長公室長。
○市長公室長(中田裕三君)
まずですね、三交南紀交通からはですね、口頭での申出がご
ざいました。
それで、3月中にですね、正式に表明されると伺っております。この時には、3月中、そ
れでその時点で、市の方にも文書が寄せられるものと思っております。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
もう時間ございませんので、わかりました。このことについてはで
すね、やはり市内のこの交通体系、過疎化になるのが、交通体系が十分ではないので過疎化
になるのか、それか交通体系を十分することによって過疎化を防げるのか。このことを十分
に留意してですね、また3番議員のいろいろなご提案ございます。是非、私も興味を持って
聞きたいと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、3番目の色覚バリアフリーについて、お願いします。
○議長(中田悦生君)
3番目の項目について執行部の答弁を求めます。
総務課長。
(総務課長
○総務課長(浜田秀人君)
浜田秀人君
登壇)
それでは、山本議員のご質問のうち、三点目の色覚バリアフリ
ーについてご答弁申し上げます。議員ご指摘のように、日本人の男性の約5%、女子の 0.
2%が先天性の色覚異常といわれ、その数は 300万人以上となります。その色覚異常の大部分
は赤緑異常、赤と緑の異常で、赤色と緑色の色素が混同しやすいのであります。色がわから
ないのではなく、明度や彩度の違いで通常は区別ができ、通常前景色と、前の景色と後ろ、
後景色の明るさ明度や彩度までが全く同じ赤色と緑色が並んでいるということはないもので
ございますから、日常生活にはほとんど支障はないと言えます。
色覚異常を有する人は、色がわからない、モロクロの世界に住んでいるといったことでは
決してないので、そういった誤解や偏見をなくすることが必要であると考えます。現在はそ
ういった偏見が薄れ、少しずつ改善傾向にありますが動力車操縦者、電車の運転手でござい
ますが、こういった操縦者の免許試験、航空管制官採用試験では、色覚に異常のあるものの
受験は認めていないし、多くの鉄道会社では採用時には色覚検査を行うなど、色覚異常の人
は鉄道会社に就職できない状況ということがあるようでございます。
一方、1993年以降、すべての国立大学で色覚による入学制限はなくなり、私立大学もそれ
に準じております。
色覚異常によって運転免許を取得できないケースは事実上存在をしておりませんし、市バ
スの運転手採用についても、色覚異常を条件としない自治体が、じょじょに増えている状況
であります。生活を営む上で支障がない色彩環境の社会づくりが大切で、情報の判断に必要
な、つまり区別が必要な部分の色の使い方、必要に応じて丸で囲ったり、アンダーラインを
引くなど色覚異常の人が不利にならないような、色使いを配慮する色覚バリアフリーに気を
配ることが大切なことだと考えております。
市のごみカレンダー作成にあたっては、色別にあわせ△や○印、☆印等も表示をし、配慮
いたしております。
色覚検査の必要性については、現在賛否両論があるようです。また職場で色覚異常の人と
一緒に仕事をしたりすることがあるわけで、誤解や偏見を生まないように、いろいろな機会
を通じ正しい知識を伝え、他の人の立場にたって考えたり配慮したりする大切さを教えてい
くこととともに、自分の色覚社会に応じた生き方を心がけていけるようなアドバイスを与え
ることも必要であると考えます。
NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構が公共物、公共的刊行物、電気機器等の設計
をする個人や団体に対し、設計する側の意識を喚起し、結果として実社会の色彩環境が色弱
者のみならず多用な色覚を持つ一般市民にとっても、より配慮されたものに改善されていく
ことを主旨として設立されており、モニターによる検証事業、相談、助言事業などを展開し
ております。
こういった機構の活用を始め、市のカラー印刷物作成にあたっては、色覚異常者にも配慮
した色彩採用について、いろいろな機会を通じ啓発に努めてまいりたいと考えております。
○議長(中田悦生君)
9番議員に申し上げます。申し合わせ時間にご留意ください。
9番。
○9番(山本良正君)
総務課長ありがとうございます。
この色覚問題についてはですね、以前にですね、岩本議員がごみカレンダーのことで、こ
こではなかったんだと思いますけど、ご指摘して、そのなんですか、印になったと、私はそ
のように記憶しているんですけど、今回、私この色覚バリアフリーについてですね、これ当
局ゴンクだと思ってください。いまからもうジャブです、これがやっぱり12ラウンド、13ラ
ウンド戦っていかなければならないと思うんですけど、つまり言われるように観光客が非常
に多い、10万人きたらその5%がね、必ず色弱、異常を持っていると。5千人ですね、女性
は10%保因しているんですよ。10人おれば1人は絶対に保因しているということなんです。
これもう化学的に立証されているんですよ。その生まれた子どもがですね、男子ならば色覚
異常、つまり色盲、色弱の発生率が非常に高いと、しかしこれ差別的なもんではない、いま
言われているようにそれ個性としてみてですね、当局はですね、こういうバリアフリーにつ
いてどうするのか。
例えば図書館建設でもそうです。これから大きな図書館ができようとしてます。それをで
すね、なかなか見分けのつかない、つきにくい色でですね、グランドゼザインされてもです
ね、そういう人たち非常に困るわけです。そこでさきほども松山議員から観光サインのこと
も言われました、観光交流課長、たくさんあります。観光交流課としましてもですね、やは
りこういう点に留意していただいてですね、端的に言えば橙色の上に、例えば黄土色をおか
ないとかね、グリーンの上に薄いグリーンおいたり、例えば黄緑をおかないとか、同系色に
非常に弱い、非常に困る場合もあるということなんです。そこのとこですね、総務課長、十
分に課内で議論してですね、また今後は図書館建設にあたっても十分にそのようなことを勉
強していただいて、ご参考意見を述べていただきたいなと思います。
以上で、3月議会の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(中田悦生君)
午後1時まで休憩いたします。
(午前
11時
04分)
○議長(中田悦生君)
休憩前に引き続き、会議を行います。
(午後
○議長(中田悦生君)
7番
1時
00分)
一般質問を続行いたします。
大西三春さん。
(7番
○7番(大西三春さん)
大西三春さん
登壇)
通告にしたがいまして、二点ほど質問をさせていただきます。
まず初めに若者定住促進対策についてお尋ねいたします。いま熊野市は紀和町との合併に
より、新しく生まれ変わって1年3ケ月が経過いたしました。市長始め当局におかれまして
は、住民との懇談会を開催されるなどして、第1次総合計画もこれからしっかりと策定され
ようとしております。
議会におきましても、各議員の共通した認識のもと、いま熊野市における近々の課題であ
るとして、若者定住促進対策特別委員会と防災対策特別委員会が発足いたしました。私は若
者定住促進対策特別委員会に入らせていただきましたが、これだけ過疎や少子・高齢化、そ
して農地の荒廃が進み人口も減少して、集落の維持すら危ぶまれる状況となっては、いま行
政も地域も一緒になって真剣に考え知恵を絞り、そして思い切った施策をとらないと、それ
こそ熊野市も疲弊してしまいます。一口に若者定住促進対策といっても、企業を誘致すると
か、子育て支援を充実させるとか、いろいろな切り口があるわけですが、私はやはり農業者
の立場から今回も就農者を呼び込むための受入れ体制づくりについて、訴えさせていただき
とたいと思います。
幸いにも最近は都会人の田舎暮らし指向が増えておりますし、若者ではありませんが 700
万人もいるといわれる団塊の世代の還暦定年がいよいよ始まり、ふるさと支援センターの調
べによりますと、その4割がふるさと暮らしを求め、うち1割が就農を望んでいるとのこと
です。以前にもこのことを取り上げさせていただきましたが、呼び込み方、受け入れ方次第
では、田舎で物づくりがしたいという若者が結構いると聞いています。
この紀南地域においてはどうしても企業等の誘致は、遠隔地というハンデもあるだけに、
厳しいものがあります。私はやはり高齢化により荒廃していく農地を活用して、産物づくり
を奨励していくことがもっともこの地域にふさわしいように思えるのです。ですから、新規
に就農したいという若者の受入れ体制づくりに、是非とも力を注いでいただきたいと思うわ
けです。
そこで何点がお考えをお聞きいたします。まず一つ目としまして、現在どこにどれぐらい
の遊休農地があるのか。また後継者があるのかいないのか、データーベースをつくって実態
を把握することがまず第一かと思うのですが、いかがでしょうか。
二つ目、アイターン、ディターン等、新規就農者に対して行政が中に入って住まい並びに
農地等のお世話をする、それが受入れ体制づくりの必須条件と思います。今回、新規事業と
して空き家情報公開事業を出されました。農地との連携があればなおベターかと思うのです
が、農地銀行等の活用状況等も含めて、このことに対するお考えをお聞きします。
三つ目として、農業塾のような研修する場の提供や指導体制を整えることについてのお考
えをお聞きします。
四つ目、若者であれば転入奨励金等を設けるなど一定の期間の支援も必要かと思うのです
がいかがでしょうか。
五つ目、若者ではないがふるさと暮らしを希望している多くの団塊の世代で、就農を望ん
でいる人を呼び込んで、豊富な知識と経験をいかし地域に役立てていただこうと、多くの自
治体が誘致活動に取り組んでおられますが、当市のお考えはいかがでしょうかお尋ねします。
六つ目、以上のような受入れ体制を整えた上で、インターネット上での情報発信や、専門
相談窓口の開設、できることなら仮称熊野暮らし呼び込み隊を設置するなど、あらゆるPR
が必要と思うのですが、いかがでしょうか。
大きな二つ目といたしまして、紀南中核的交流施設についてお伺いいたします。去る2月
に注目されていた紀南中核的交流施設事業に算入される業者が、いよいよ決定いたしました。
ここまで来るには紆余曲折もあり、この事業を導入するについては、賛否両論もあったわけ
ですが、やると決定になったからには何としても成功し、地域の活性化につなげていただか
ねばなりません。県としても市としても、そのことは十分に踏まえた上での慎重な審査によ
り選ばれた事業者と思います。
しかしながら、さあ決定したから後はもう事業者の責任ですよというのでは決して成功し
ないと思うのです。もちろん事業者さんは自己責任で運営するのは当然のことですが、しか
しこれは紀南地域の集客の中核的拠点となりますので、業者とともに行政も地域も住民も総
力をあげて、紀南地域の魅力づくりに取組み、訪れたお客様に十分満足してもらえるような
体制づくりと連携が不可欠であると思います。そうすることが、この拠点施設にとどまらず
紀南地域の活性化につながり経済的効果もおのずと後から付いてくると思うのです。
そこで関連したことがらうえ何点かお尋ねいたします。一つ目として過日、市長は全協の
場において事業者に対して地元の雇用な地域との連携を申し入れた。しかし地元産品を使っ
ていただくことを申し入れても、はたして需要に地元が応じきれるかということの方が問題
で、そのことの充実が大事との意味の発言をされておられました。まさに私も同感でござい
ます。地元の食材を使ってもらうにしても、地元産品を販売するにしても、あまりにも品物
が少なすぎます。ですから今が住民のやる気をうながす好気であると思います。女性や高齢
者の力も活用することも含めた取組みを是非ともお願いしたいと思います。
そこで今回、新規事業として出された女性による物づくり推進事業に対するお考えをお聞
きします。二つ目として、一地域一品運動について現在この事業に活用して特産品づくりに
取り組んでおられる方たちが、どれぐらいおられるのか教えてください。
三つ目として、集客ともなればこの熊野地域の魅力を最大限に引き出して数多くのメニュ
ーを整えた上で、それをいかに情報発信するかにかかってこようと思うのですが、そのへん
は観光公社の役割も大きいかとも思いますので、その具体的な取組みも含めてお聞かせくだ
さい。
壇上での質問は以上でございます。
○議長(中田悦生君)
1番目の項目について執行部の答弁を求めます。農業振興課長。
(農業振興課長
○農業振興課長(土口直洋君)
土口直洋君
登壇)
議員ご質問の1.若者定住促進対策につきましてお答えい
たします。
まず(1) 番、市内の農地の状況でございますが、2005年農林業センサスによりますと、経
営耕地 360ヘクタール、耕作放棄地60ヘクタール、耕作放棄率約14%となっております。同
様に後継者がいる農業者につきましては 117人となっております。このような農業に関する
ベーターベースにつきましては三重県や三重県土地改良事業団体連合会など、県全体で検討
されている地図データーの中で主として農業データーを入力させ活用していくことについて
は今後検討が可能であると考えております。
市といたしましては農地や作物の現状をつかみ、いかに振興していくかが重要であると考
えており、17年度の五郷集落営農の組織化の際に、何度も地域に足を運びましたことをきっ
かけに各地域に入らせていただいております。市内の現状を見てみますと、遊休農地のうち
残すべき農地、やむをえず放棄せざるをえない農地を選別していく必要があると考えており、
耕作地として活用できる農地であるかどうかは、地域に入ってみないとわからないことから
農家の皆さんや地元農業委員から生きた情報をいただく作業を行っております。
次に新規就農者に対する受入れ体制でありますが、現在、市の実施しております新規就農
者への一点期間の支援策といたしましては、IJターン者専用住宅と第1次産業新規就労者
住宅手当がございます。IJターン者専用住宅につきましては15年度に整備し、16年度から
第1次産業にかかる45歳未満の新規就労者に対する受け皿として、5世帯分の住宅を供給し
ております。
また第1次産業、新規就労者住宅手当につきましても同様の受け皿支援策として、平成13
年度から助成しておりまして、現在は45歳未満の市外から転入される第1次産業新規就労者
に対して、1ケ月2万円を上限に2年間家賃の一部助成を行っております。農地の借り手と
貸し手の仲介につきましては農業委員会による農地銀行が機能しており、年平均約30件の仲
介がございます。
また専門相談窓口や受入れ支援体制について、紀南地域農業担い手対策協議会が組織され
ており、ここでは農家代表や農業委員の皆さんを中心に就農アドバイザーとして空き農地や
空き家情報の提供、就農希望者や研修希望者への受入れ農家や農地の紹介、就農に関しての
助言や支援を行っております。
続きまして、農業塾のような研修の場の提供や指導体制を整えることについてであります
が、定住を求めてこられる人の受入れのためには必要なことであり、県や農業者代表ととも
に新規就農者への助言や支援を行う体制づくりに向けて検討していきたいと考えております。
(4) 若者への転入奨励金につきましては県においては研修生及び受入れ農家等に対して、
家賃等の助成を行っております。市としてはIJターン者住宅や住宅手当などの支援により
対応していきたいと考えております。
(5) 番でございますが、 680万人と言われる団塊の世代を含む50歳代の3割が就農や田舎
暮らしを望んでいるとも言われています。三重県においては農林漁業就業就職フェアーの開
催や、農業大学校での研修、農家での研修、就農支援資金の貸付などの支援策を講じていた
だいておりますが、市といたしましても県普及センターとも連携し取組みを進めていきたい
と考えております。
(6) インターネットを活用した情報発信や議員お考えの熊野暮らし呼び込み隊などにつき
ましても、条件整備ができればPRを実施していきたいと考えております。いずれにいたし
ましてもこれまでも定住申し込みに対し丁寧に対応してまいったつもりでありますが、今後
は新規就農の促進を図るため受入れ体制、研修の場の提供、農地の斡旋など総合的にできる
ような仕組みづくりを県普及センターやJAとも連携しながら検討してまいりたいと考えて
おります。
○議長(中田悦生君)
7番。
○7番(大西三春さん)
はいありがとうございます。いまのお答えの中でですね、遊休、
放棄地ですね、遊休農地には14%とのというふうに承ったと思うんですけど、これはいつの
データーですか。
○議長(中田悦生君)
農業振興課長。
○農業振興課長(土口直洋君)
○議長(中田悦生君)
2005年農林業センサスでございます。
7番。
○7番(大西三春さん)
この2005年と2年前ですけども、本当にどの地域におきましても
ですね、いま年齢的に農業に携わっておられる方の年齢が本当に高齢化しております。現在
なんとかかろうじて耕作されておる農地でも、ここ将来ですね、5年もすれば相当のこの放
棄地のパーセントが上がるんではなかろうかという気がしております。
そういうふうになってしまってからでは遅いんですね。ですからいろいろいま手立てをい
ただいておりますけれども、なかなかそういう就農から離農される人と、また呼び込む就農
される人との割合がたいへん離れていく人の方がずっと高いと思うんです。とくにですね、
ミカンなんかの場合、田んぼの場合だったらまだ、田んぼでも何年も荒らしたんでは元へ戻
すのが大変ですけれども、ミカンなんかですと、できることなら放棄する前にそのデーター
を持っていただきたいという思いがすごくあります。そうすると直ぐにでも収穫につながっ
て後、就農しやすい条件があるわけですけれども、いったん、1年ミカンなんかですと、1
年放棄するともう本当に回復が80%不可能になるかと思うんですね。ですからその前につか
んでいただきたいという思いがあります。
で、農地銀行の方での活用状況はですね、毎年30件ぐらいっておっしゃいましたか。これ
はですね、作物とか地域とかいうものはわかっておられますか。
○議長(中田悦生君)
農業委員会事務局長。
(農業委員会事務局長
○農業委員会事務局長(西塚紀生君)
西塚紀生君
登壇)
現在農業委員会におきます農地銀行活動につきまし
ては、本店を事務局におきまして市内海岸部から山間部まで、14地区の支店を設けまして遊
休農地の防止や有効利用から集落環境の維持等を推進するために、農業委員さんの仲介で農
業経営基盤強化促進法に基づく農地の流動活動を実施しております。
いま議員さんがおっしゃいました活動状況の中身でございますが、過去5年間を振り返っ
てみましても、年間約30件ほどの成立件数がございます。内容等につきましては貸手、借手、
双方さんの意向をお聞きするわけでございますが、さきほど議員さんが申しましたように高
齢化とか、あるいは後継者不足とか、そういったことによる労働力不足が考えられるわけで
ございます。
地域的には比較的山間部が多いように見受けられます。主な内容につきましては、たまた
まその持ち主が、農地の持ち主が市外在住であったり、あるいはたまには親御さんあるいは
兄弟の方で定年等によるUターン等があって、後で成立をみるというようなケースがござい
ますが、使用貸借が主でございまして、作物的にはやはり水稲が比較的多いのが現状でござ
います。
○議長(中田悦生君)
○7番(大西三春さん)
7番。
このつかんでいただいている預けた方、借りたい人たちのバラン
スがある程度、お世話を農業委員会さんの方ではやっていただいているということで、よろ
しいんですか。
そうしますとさきほど土口課長の方からのご答弁では、遊休農地もやはり耕作適地かどう
かの選別をしていかれるという、それはすごく大事なことだと思うんですけども、まず新規
就農したいという人たちは、最小限ですね、その農地と住まいをお世話していただかないと
できないということと、そしてできることならきちんとそういう土地の条件を、データーベ
ース持っていただいて、そしてこれは理想かもしれないんですけど、あんまり離ればなれで
はなくって、その土地の集積までお世話していただくというのが、私は親切な世話だと思う
んですね。
で、そこらへんもしようと思えばやはりきちんとした、どういう作物がつくられていたの
か、そういう面積等々も含めてきちんとつかんておいていただいて、そして住まいとセット
してお世話をしてあげるということが、最低の条件だと思っているわけです。
この農業委員さんたちがそういうことをしっかりと、どの地域でのこれからもですね、放
棄する前とかもつかんでいただく方法、お願いできるんでしょうか、今後もそういう前もっ
ての荒らしてしまってからよりも、もう少しこう前向き、積極的にですね、本人さんの待つ
んじゃなくて、地域の状況をきちんとつかんで前もってそういうふうに登録をしていただく
ということが可能なんでしょうか。
○議長(中田悦生君)
農業委員会事務局長。
○農業委員会事務局長(西塚紀生君)
そうですね、その農業委員さんの活動につきまして
は、日々の農地パトロール等を通じましてですね、できるだけ事前に把握をするようには促
しておりますけれども、このへんにつきましても農協さんあるいは農業振興等、関連機関と
も連携をしてですね、対処していきたいと思っております。
○議長(中田悦生君)
○7番(大西三春さん)
7番。
是非ですね、相談があった時にきちんと、そういうふうに個々に
こういう土地があって、この地域はどういう気候の地域ですよとかていう情報が提供できる
ようなね、体制づくりをまず各課の連携をしていただいて、農林、農政課なりまた農業委員
会なりが連携をとっていただいてきちんと整えていただくことが、まず第一歩と私は思いま
すのでよろしくお願いしたいと思います。
続きましてのその新規就農者としましては、やはり田舎暮らしを求めてある程度来る方も、
中にはおられると思うんですね。そういった意味でどうしてもまず研修してみる、体験して
みる、それが短期と長期にわけた系統だてた研修の場というのも提供しなければいけないん
ではなかろうかと思います。
で、そうした時にやはり宿泊施設も必要になってまいります。そういったことの整えるこ
とも考えていただいておりますでしょうか。
○議長(中田悦生君)
農業振興課長。
○農業振興課長(土口直洋君)
研修にきた際に、住まいをどうしたらいいかということで
ございますけれども、いまのところ私どもさきほど申し上げましたように、IJターン住宅
がございます。その空いている期間であれば、その施設を使っていただいて研修をいただい
てよろしいんではないかと思います。
○議長(中田悦生君)
○7番(大西三春さん)
7番。
実はですね、IJターンの施設、準備を5戸整えていただいてい
るということは、たいへんありがたいことなんですけれども、これはやはり2年間というあ
れがありますので、いったん入られたら2年間使われるということもありますし、お試しの
農業というのをちょっとやってみるということが、すごく大事じゃなかろうかと思うんです
ね。
ちょっと全国的にたいへん受け入れ体制の整ったとこの例を、ちょっとだけ参考のために
申し上げさせていただきたいんですが、これは実は私が知っている方で、横浜の方から娘た
ち夫婦がIJターンの公募に応じて鹿児島の方に行ったんだという話をお聞きまして、どう
いう受入れ体制ができているのか、インターネットで調べましたところですね、鹿児島県の
志布志市というところなんですけれども、毎年3組ぐらいを限定して募集しておりまして、
そして6人程度ですね、人数としては、そしてまずインターネットで募集して、そして応募
してきた方たちを東京に集めて説明会を開いて、そしてその後、それでやりたいという方た
ちを三日間お試し研修をするんだそうです。
そしてそのお試し研修でもっとやろうという意欲のある方たちを、またいろいろ審査で6
人に絞りまして、そして2年間研修生一人あたりに月15万円、ご夫婦であれば月25万円の2
年間助成をいたしまして、その1年間は農家研修で農家に直接1年間通って、2年目から自
立の段取りをするということらしいのですが、住宅の方も3戸用意していて、月1万5千円
ぐらいの家賃で世話をしているというようなことと、そして研修の希望者の方たちには、短
期の滞在の宿泊設備も完備しているというような、大変これは理想的な受入れ体制で、これ
真似をそのまましてほしいと申しているわけではないんですけれども、やはりそうした研修
をきちんと系統だててできる体制づくりというのも、すごく大事なんではなかろうかと思う
んですね。
いったんそういう短期の研修の整備なんかと、いま廃校とか幼稚園も古くなって、子ども
さんが少なくなって廃園している、使われなくなっているとか、そういったことの活用も含
めて、そういう短期に研修できる場の提供も考えていただきたいし、また農家なり県の農業
指導員なりの活用されて、そういう研修の勉強の場を整えていただきたいと、そんなふうに
私は考えております。
その奨励金等については、一時的にですね、あまりいま経済的なことを支援してください
というのは、私も事情がわかっているだけに、あまり申し上げにくいところもあるんですけ
れども、でもその金額、前にも申し上げたんですけども、20万円や30万円という金額は、決
して大きな金額ではないと思うんですね。例えばそれだけの出したとしてもですよ、たいへ
ん新しい風を吹き込んでいただいて、若者がきてくれるということは、それ以上に値するも
のであると私は考えておりますけれども、金銭的なものの援助ができない、経済的な援助が
いまの状況では無理ということになれば、なおさらのことですね、その受け入れようとする
熱意なり誠意なりを、きちんと示していかなければいけなんではなかろうかと思うんです。
その点、お金がまあ魅力というわけで来るわけではなかろうかと思うんですけれども、そ
のことで受け入れようとする尺度とされるということもあろうかと思うんですが、そういう
ふうな考え方はできないものでしょうか、再度お尋ねいたします。
○議長(中田悦生君)
農業振興課長。
○農業振興課長(土口直洋君)
お金につきましては、県が新規就農者の受入れ環境整備事
業ということで、1名あたり1万5千円、10か月出しているということでございまして、市
としてはいまのところ、ちょっとお金に対しての支援は、いま考えてございません。
ただやはり農家の方々と連携しながら、農家の方々のノウハウを教えて、学んでいただく
ということをする必要があるんかなというふうに思ったりしておりますし、また普及センタ
ーであったりJAさんと連携をしながら、そういう整備をいっぺん検討していければいいん
かなというふうに考えております。
○議長(中田悦生君)
○7番(大西三春さん)
7番。
実は平成17年度までは県の方も、月、新規就農者に対して15万円
の助成というか、一応6年間就農したら返さなくてもいいというような、そういう制度を設
けていただいて、とても助かっていたんですけれども、それが18年度から廃止されたという
こともありましてね、たいへんそれは残念に思っているんです。
で、そういうこともありますので、なんかこう目玉になる魅力がひとつ欲しいなというふ
うに思っているわけですけれども、今後是非ともね、そういう経済的な支援は市としていま
考えておられないようでございますが、また県の方の助成も復活していただく方向なり、働
きかけをしてもらうとか、またそれに代わるそういう受入れの体制づくりを、きちんと整え
ていただけたらありがたいなと、そんなふうに思います。
後、五番目のなんですけれども、この団塊の世代での就農希望しておられる方も、必ずし
も拒否しているというご答弁ではなかったわけですね。課長もう一度お願いします。
○議長(中田悦生君)
農業振興課長。
○農業振興課長(土口直洋君)
はい、そのとおりでございます。こちらへはご相談があれ
ば、いかようにでも受けさせていただきたいと思っております。
○議長(中田悦生君)
○7番(大西三春さん)
7番。
それを聞いて安心しました。たいへんそういう団塊の世代の方た
ちはですね、いろんな知識がたいへん持っておられて、地域の貢献度が高いということを総
務財政の視察にいきました時に、当別町の方でもたいへんそのように評価されて、呼び込み
をたいへんしておられましたんで、またメリットも、デメリットもあろうかと思うんですけ
れども、メリットもたくさんあろうかと思いますので、そのように是非受入れ体制もお願い
したいと思います。
この六番目の相談窓口、専門の相談窓口を開設いただいて、できることならその専門の担
当もお願いできたらなお私は充実するんではなかろうかと思うんですが、そのあたりはいか
がでございますか。
○議長(中田悦生君)
農業振興課長。
○農業振興課長(土口直洋君)
さきほどもちょっと五番の件について、ちょっと付け加え
させていただきたいんですけども、就農ということで私は理解をして、農業振興として団塊
の世代の方のご相談にのらしていただくということでございますので、ご理解いただきたい
と思います。
それから窓口の件でございますけれども、いまから情報発信という部分、一度こうどのよ
うな形でできるんかということを勉強したいというふうに思っております。うちの方ではホ
ームページの中には、少し農業サイドの情報が少ないようでございますので、そのあたりか
ら取り組んでいきたいというふうに思っております。
○議長(中田悦生君)
市長。
○市長(河上敢二君)
さきほどのいまの農業振興課長の団塊の世代に対するご質問につい
て、少し誤解が生じるといけないんで、後ほど堀議員さんからもご質問がありまして、答弁
の整合性を図らせていただくために、私から付け加えてお話をさせていただきたいと思いま
すけども、就農を希望されてくる場合には拒みませんが、積極的に団塊の世代の就農を促進
したいということではございませんので、その微妙な違いを是非ご理解いただきたいと思い
ます。
○議長(中田悦生君)
○7番(大西三春さん)
7番。
理解いたしました。その最後のですね、呼び込む体制のインター
ネット等とか、相談窓口の開設とかいうことなんですけれども、これまではですね、PRし
たくっても地域の農業とか生活とか、その農業支援に関する情報が整っているというんか、
不足していたということもあって、中身がないとそれだけの発信ができなかったんではなか
ろうかという気がしております。
これからですね、さきほど来からうたさせていただいたようなことがらを、少しずつでも
整えて充実させていただきまして、是非ともね、呼び込む体制づくりを系統だててきちんと
制度化していただけたらと思うんです。そうすることによって、就農希望者を自立させて、
そしてこの地域に定着してもらえようになるんではなかろうと思います。
私がちょっと最後にですね、知人というか、うちで研修した研修生からその方はいま県の
方から委嘱されて就農アドバイザーをされている方なんですけれども、全国歩いてみえたそ
うで、その方が言われるにはいま熊野がたいへん見直されているというんですね。
で熊野から来たというだけで大変憧れられていると。こういうチャンスだから、いま熊野
へ来たいという人がそういう制度なり、受入れ体制、特に住宅とそして受入れ体制さえ整っ
て、それをきちんと発信さえすれば、来たい人はたくさんいるということをその方からお聞
きしました。
それが一番最低の条件かと思いますので、このチャンスを是非ともにいかしていただいて、
今後そういう受入れ体制の整備に取り組んでいただくことをお願いいたしまして、この項を
終わらせていただきます。
○議長(中田悦生君)
二番目の項目について、執行部の答弁を求めます。
水産・商工振興課長。
(水産・商工振興課長
○水産・商工振興課長(山門正昇君)
山門正昇君
登壇)
議員ご質問の二項目の紀南中核的交流拠点施設につ
いてのうち、一点目、女性によるものづくり推進事業につきまして、お答えいたします。
議員ご指摘のとおり農林水産業における第1次産品の生産・販売をてがけられている方や、
グループはございますが、地域資源を活用し加工した地元特産品の販売は、まだまだ少ない
状況にございます。市としましては、これまでも市民が主役のまちづくりをテーマに、一地
域一品運動や地域まちづくり協働事業におきまして、特産品づくりを推進しているところで
ございます。
来年度の新規事業でございます。女性によるものづくり推進事業は、家庭消費の中心的に
存在であり商品に対する意識が強く、商品に対して敏感な女性が中心になり、生活者の視点
にたって消費者の求めるニーズにあった特産品づくりをめざした取組でございます。
具体的には平成19年度は特産品開発に取り組まれているグループや、これから取り組んで
いこうというグループ、ものづくりに興味のあるグループに対して呼びかけを行い、ものづ
くりに関する情報提供や先進地視察にかかる応援を実施してまいりたいと考えております。
また今後も必要に応じた支援を検討しながら、研修会等の実施や製造施設に対する相談な
ど、他の組織と連携し、さらなる展開への応援をしてまいりたいと考えておりますので、ご
理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
農業振興課長。
(農業振興課長
○農業振興課長(土口直洋君)
土口直洋君
登壇)
大西議員ご質問のうち(2) の1地域1品運動についてお答
えします。1地域1品運動は地域の人材や資源の活用を図り、地域の活性化を推進すること
を目的として、特産品の開発事業を行おうとしている市内居住者で組織される団体に対して
その経費の2分の1を支援するものでございます。
平成17年度には神川町のほし芋、甫母町の麦みそ、有馬町のほてい葵を活用した特産品開
発など、三団体に支援を行っています。このうちほし芋につきましては、季節限定商品とし
て商品化され市内外で販売されており、麦みそにつきましてもいこらい広場やきてみて市場
など、市内での販売はもとより関西方面での特産品店での販売など、すでに商品として流通
いたしております。
またほてい葵を活用した特産品づくりにつきましては、そのエキスを含んだ健康食品とし
てのせんべいなどの試作品がつくられています。
平成18年度においては育生町のブルーベリーの生産、甫母町の煮みそ、紀和町の薬草茶の
商品化など三団体への支援を行うことになっております。現在もいくつかの事業実施にむけ
ての取り合わせも寄せられており3年目を迎える19年度には、より多くの方々に活用をいた
だきたいと考えております。
○議長(中田悦生君)
観光スポーツ交流課長。
(観光交流スポーツ課長
○観光交流スポーツ課長(奥田博典君)
奥田博典君
登壇)
大西議員のご質問の二番目の三点目につきまして、
お答えいたします。
当市には近隣地域に比べましても海・山・川の豊富の観光資源が多く存在しており、観光
による集客、交流の高い潜在能力を有していると考えております。
しかしながら観光客獲得のためには観光地としての魅力づくりを、体系的に進めた上で
個々の観光資源に応じた観光宣伝の展開が、非常に重要な要素となってまいります。まず主
体となる観光地としての魅力づくりへの取組の中で、地域の魅力を体感していただく体験メ
ニューの整備につきましては、団体観光客の獲得を第一義的な目的とする熊野市観光公社を
中心として、今年度、修学旅行等誘致検討委員会を設置いたしました。その場において林間
学校や企業の福利厚生旅行の誘致を図るため、農業振興課を始めとする関係各課の協力のも
と漁業体験や味覚体験など33種類の体験メニューを整備しました。
現在のところミニミニ銀行グループや東京の四谷永住会の親睦会誘致の成果が出始めたと
ころです。また市の特産品を用いた旅行商品として、有志4業者による癒しの里、熊野きじ
料理キャンペーンと金山パイロットを利用したみかん狩りツアーを実施いたしました。これ
らの旅行商品の販売につきましては、三重県の呼びかけで組織された旅行エージェト等の団
体である三重県観光販売システムズや、兵庫県旅行業協同組合、大阪旅行業協会協同組合、
滋賀県旅行業協会なと、的を絞ったセールス活用を展開いたしました。
もっとも重要となる観光宣伝活動につきましては、ターゲットとなる観光客の年齢層に応
じた情報伝達手段を考える必要があります。市では以前から三重県観光連盟や伊勢熊野観光
連絡協議会などにおいて、加盟団体とともに観光宣伝活動を行ってまいりましたが、昨年に
は熊野市観光公社や紀和町観光開発公社と連携し、企業やメデイア関係者に対する営業の活
動の取組みも始めました。
またメディアを活用した観光宣伝活動につきましては、従来の紙ベースの情報伝達手段で
ある新聞や雑誌に加えて、近年の都市部ではフリーペーパーの需要も高く、ホームページや
インターネット上のくちこみなども、全国的に見て非常に有効な誘客手段となっています。
市では現在、熊野市観光公社を中心として中京テレビ放送によるテレビ番組と、インターネ
ットのコラボレーションによるいわゆるメディアミックスと呼ばれる幅広い情報発信の手法
によって、市の旬の状況提供の試みを行っているところです。
以上のような取組は、旅行業を持つ熊野市観光公社の設立によって行ったものであり、地
元での旅行商品づくりによって、より一層の直接的な経済効果につながっています。市の観
光に対する企画、方向性を熊野市観光公社による商品化によって具体化し、集客に結びつけ
ていく体制づくりができています。
今後の効率的な情報発信による集客の促進につきましては、紀南中核交流拠点施設はもと
よりさきごろ開館した三重県立熊野古道センターとも協力をしながら、集客の流れを作り出
してまいりたいと考えております。
そのため本年度に整備した体験メニューなどによる観光地として魅力を、全面に押し出し
つつ、引続きターゲットに応じた情報発信について、調査研究を行いながら関係機関連携の
もと、実際の集客につなげてまいりたいと考えております。
○議長(中田悦生君)
○7番(大西三春さん)
7番。
ありがとうございます。まずその女性によるものづくりについて
ですけれども、確かに商品は少ないんですね。でもちょっとしたアイデアとか、またやる気
とそして一歩踏み出す勇気さえあれば、いろいろですね、身近にけっこう材料はあると思っ
ております。
また人としても何かやりたいと思っている人たちは、あちらこちらに点々とはあるかとは
思うんです。だけれども、そうした人たちをね、いかに見つけ出して、そして一歩背中を押
してやるということが、大変難しいところなんではなかろうかなと、そんなふうに私ずっと
思っております。
そのへんはなんか女性のそういうあれは、あてはお持ちでございますか。
○議長(中田悦生君)
水産・商工振興課長。
○水産・商工振興課長(山門正昇君)
現在のところまだございませんが、さきほど申され
ました神川とか甫母の団体を通じまして、ほかの町村でも町でもなにか掘り起こしていく必
要があると考えております。
○議長(中田悦生君)
○7番(大西三春さん)
7番。
あまり時間がありませんので、もう女性につきましては私の同じ
女性の代表として、これから一生懸命協力させていかしていただきたいと思っておりますの
で、今後しっかりと取りくんでいただくことをお願いいたします。
次に1地域1品運動、これも同じことでして、こうして次々と新しいことに取りくんでい
ただいていることは、たいへん喜ばしいことですので、今後一地域1品だけでなくて2品も
3品も出てきていただくように、今後ともご努力をお願いしたいと思います。
三番目のことなんですけれども、いろいろと観光公社と連携してですね、新しい集客につ
いての取組をいろいろ仕掛けていただいていて、成果もあがってきているようなご答弁でご
ざいました。確かにスポーツを始めとして観光の面でも、これからもっともっと頑張ってい
ただきたいわけなんですけれども、特にですね、長期滞在をしっかりと私は力をいれていた
だきたいということを申し上げたいんです。
でも今年度の施政方針の中でも、この集客への魅力づくりとして、いろいろ海、山とか歴
史資源を組み合わせたね、その滞在時間別の観光ルートの設定と整備と、いろいろ出してい
ただいておりまして、大変嬉しく思っておりますが、まだまだ数多くのメニューも、これか
らどんどん設定できるんではなかろうかと思いますが、そうしたアイデアとか受ける窓口も
用意しておられますか。観光公社でよろしいんでしょうか。住民からのそういうアイデアが
あった場合に、観光公社に申し入れればいいということでしょうか、それともそういうこと
を受け入れる体制も気持ちがあるのかどうか、ちょっと伺います。
○議長(中田悦生君)
観光スポーツ交流課長。
○観光交流スポーツ課長(奥田博典君)
観光公社の方でも結構ですし、観光スポーツ交流
課の方へ話しかけていただいても結構でございます。
○議長(中田悦生君)
7番。
○7番(大西三春さん)
ちょっと時間がせってきて焦っているんですけれども、今回です
ね、松山議員の中でもおっしゃっておられましたけれども、高速道路が整備されることによ
り、また中核施設ができることによってね、本当にこの長期滞在をしっかりと今後取りくん
でいただきたいという思いなんですけれども、この中核施設との連携は、きちんととってい
ただくという、さきほども言っていただきましたんで、よろしく是非ともきちんととってい
ただきたいというお願いをさせていただきたいと思います。
後ですね、尾鷲の方で古道センターが開設されまして、そしてこの間、2月24日のニュー
スであったんですけれども、その隣にですね、尾鷲の海洋深層水を利用した温浴施設だとか、
尾鷲でとれる海産物を主としたレストラン等も尾鷲市がオープンさせるということを報じて
おりました。昔から尾鷲人はたいへん商売人であるとお聞きしております。私は是非ともね、
この今回できる中核施設との連携を密にしていただいて、尾鷲まで来たお客様を是非とも熊
野まで呼び込んでいただくような、足を伸ばしてもらうような魅力づくりを、一層頑張って
いただきたいと思うわけです。
幸い道路も25年までに開通していただくということですので、熊野・尾鷲道路ですね、そ
れまでにはなんとしても市長も商工会議所の念頭の挨拶で、元気づけたいということを表明
されておられたように思います。で今回のこの当初予算の事業の中にも、そうした意気込み
がたいへん伺われて厳しい中にも、なんだか熊野市の前途もちょっと明るくなってきたよう
な気がいたしております。
でどうかこのしっかりとこの中核施設を業者だけに任せることではなくって、そうした行
政も住民も一体になって、魅力づくりにしっかりと今後、産物づくりなりまたですね、遊ぶ
ところ見るところ、歴史・体験また景観、自然、またもてなしの心、そういったあらゆるこ
とを全て整えるように努力していただいて、お互いに相乗効果を出していただいて、いい結
果をもたらしていただき、ひいては活力と潤いのある熊野市づくりをね、実現していただく
ことをお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(中田悦生君)
午後2時10分まで休憩いたします。
○議長(中田悦生君)
○議長(中田悦生君)
6番
(午後
1時
56分)
(午後
2時
10分)
休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。
岩本育久君。
(6番
○6番(岩本育久君)
岩本育久君
登壇)
質問に入る前ですが、今議会に示された市長の施政方針の中で、平
成16年度から市内各地域で住民みずからが自分たちの町は、自分たちがつくろうといういわ
ゆる自助、互助、公助からなるまちづくり協議会のひとつ遊木町自主防災組織が災害に強い
まちづくり整備事業の取組みが評価されて、三重県知事より防災奨励賞さらには本市の地域
事情にあった活動と先進的な取組みが他の模範となることが評価されて、中央紙主催による
地方自治大賞に輝いたことは、たいへん喜ばしいことで本市の活性化への大きな励みになっ
たことと思うところであります。
それでは、質問にさせていただきます。大きな一点目の読書活動の推進についての一つ目
に、JR熊野市駅周辺の旧国鉄清算事業団用地と旧オークワ所有地、日通所有地に図書館を
併設した文化交流センターの建設に向けて工事に着手し、20年度の完成を目指すとしており
ますが、市民への建設実施計画等についての公表は、いつごろになるのでしょうか。
二つ目に、市長の施政方針で市と歴史、文化を育み心の豊かさを感じる町の実現にむけて
の生涯教育、文化、スポーツ振興の取組みで、子どもの読書離れが進んでいると言われる中
で、子どもの生活を本に近づけるために、子ども読書活動推進計画を策定していくとありま
すが、すでに文部科学省では平成13年12月にすでに同法律が施行されており、平成14年度か
らの学習要領のもと、総合的な学習の時間において多様な教育活動を展開していくため、学
校図書館の充実が必要とされ、図書購入のため地方財政措置がされていると思われます。
そこで、財政措置がなされているならば、一つ、学校への図書整備費の配分状況。二つ、
学校司書教諭の配置状況、三つ各小中学校の蔵書の充足状況について、お伺いいたします。
三項目には、本市図書館における蔵書、貸出冊数、年間利用者数、市民一人あたりの利用
回数の状況また図書館を運営するための事業推進計画について示していただきたいと思いま
す。
大きな二つ目の観光行政についての一つとして、集客交流の推進にあたって、世界遺産で
ある熊野古道を中心に、豊かな自然、歴史、文化的資産を活用した魅力づくりを進めるとし
ておりますが、世界遺産登録3年を経過しました。これまで多くの個人や団体客が訪れてき
ております。これからこそが本来の熊野古道への集客実績が問われるのではないかと感じる
ところであります。
そこで、一つ鬼ケ城や楯ケ崎の海の観光資源、丸山線千枚田や大丹倉などの山の観光資源、
花の窟や徐福の里などの歴史的資源を組み合わせ、バスを利用した団体客などを対象とした
滞在時間別の観光ルートの設定をすることといたしておりますが、どのような内容なのか、
わかる範囲での方向性を明らかにしていただきたいと思います。
二つ目は、本市は海、山、川の自然の美しさをキャッチフレーズにして集客交流を推進す
るならば、もっと積極的にPRする必要があるのではないかと痛感いたします。そこで市民
何人かを観光モニターとして委嘱して、他地域との比較をしてもらうなど、思い切った外部
からの観光地づくりに一役かってもらってはどうかと思いますが、いかがお考えですか。
二つ目に、県が4月からこれまでの紀南地域振興協議会と東紀州地域活性化事業推進協議
会を一本化に、仮称としながらも東紀州まちづくり公社に組織がえされると聞きますが、今
後、本市との観光行政との係わりをどのようにお考えなのか、お伺いいたします。
ひとまず壇上からの質問といたします。
○議長(中田悦生君)
教育長。
(教育長
○教育長(杉松道之君)
杉松道之君
登壇)
岩本議員のご質問にお答えいたします。大きな項目、読書活動の
推進についてのうち一点目の文化交流センター、図書館計画の市民への公表時期についてで
ございますが、3月下旬には基本計画案が策定される予定になっておりまして、議員の皆様
を始め基本計画策定にご協力いただいております市民会議や、ワークショップ委員会の皆様
に説明の上、いただきましたご意見に基づき調整をし、できれば4月の末頃までに、地方新
聞等を通じて市民の皆様にお知らせできればと思っております。
次に読書計画の推進についてのうち二点目の学校図書の状況について、お答えをいたしま
す。子どもの読書ばなれが懸念されるようになってから、子どもが本と親しむための施策の
必要性が求められていますが、ご指摘の子ども読書活動推進計画につきましては、平成19年
度に策定していく予定になっております。
また熊野市内の小中学校からは現在の学習指導要領のもと、子どもの読書習慣を促進する
ために、朝の10分間を利用した読書の実施、読み聞かせを始めとする読書ボランティアの充
実など本と親しむための多様な教育活動を展開している報告を受けております。
議員お尋ねの三つの件についてでございますが、一点目まず学校への図書整備費の配分状
況は、熊野市では1学級の規模に応じて金額を決め、独自の算定式をもとに、各学校に学校
図書購入費を配分しております。この購入費をもとに各学校が毎年新しい図書を購入し、学
校図書館の充実のため、蔵書数の充足に努めております。学校図書購入費につきましては、
平成18年度より大幅に増額し、図書の充実を図ってまいりました。
二点目の司書教諭につきましては、学級数が12学級以上の学校に配置が義務づけられてい
ます。現在、熊野市内では有馬小学校が該当しており、司書担当の教諭の配置がなされてお
ります。これ以外の学校について配置は義務づけられてはおりません。
三点目の各小中学校の蔵書の充足状況でございますが、現在の公立義務教育小学校の学校
図書館に整備すべき蔵書の標準としては、平成5年3月に定められた学校図書館図書標準が
定められており、例えば1学級規模の小学校では 5,080冊、2学級規模では 7,960冊となっ
ています。また中学校では学年1学級規模なら 5,440冊、2学級規模なら 7,360冊となって
います。
熊野市内での状況は、小学校では学校図書館図書標準を達成している学校は、13校中6校、
達成率75%以上 100%未満の学校が2校、50%以上75%未満の学校が4校、25%以上50%未
満の学校が1校となっています。また中学校では学校図書館図書標準を達成している学校は
0でありまして、75%以上 100%未満の学校が1校、50%以上75%未満の学校が6校、25%
以上50%未満の学校が1校となっております。
この調査結果をみますと、各小中学校の蔵書の充足状況は必ずしも充実したものとなって
いるとは言えませんが、学校によっては図書館の広さの関係から所蔵できる本の数に限界が
あります。また古くなった図書については、廃棄をしていきますので購入冊数とのバランス
で、結果的に大幅な冊数の増加にいたらない場合もあります。
したがって充足率が低いからといって、必ずしも新刊購入等の補充が行われていないわけ
ではありません。今後もできる限り学校図書購入費の充実を図るとともに、読書活動の推進
が十分図られるような措置を講じていきたいと考えております。
次に三点目の本市図書館における蔵書と貸出冊数、年間利用者数、市民一人あたりの利用
回数と事業推進計画についてお答えいたします。熊野市立図書館の蔵書数でありますが、平
成19年2月末時点で、4万 4,808冊であります。平成17年度実績で申し上げますと、年間貸
出冊数は4万 6,494冊であり、年間入館者数は3万 3,228人であります。そのうち図書貸出
利用者数はのべ1万 5,102人であります。また育生歴史図書館、いわゆる松岡文庫の17年度
の入館者数は 119人であります。年間図書館の利用回数につきましては、市民一人あたりに
いたしますと約 1.6回というふうになっております。
現在も図書館につきましては 108平方メートルと非常に狭く、蔵書も市民の皆様のご要望
に十分応えることができない状況となっておりまして、以前より図書館建設を望む声がたく
さん寄せられているところでございます。
平成18年度の事業計画の概要といたしましては、まず一点目として管理運営事業として蔵
書点検と整理、修理等の計画的実施及び館内清掃の徹底等をあげております。二点目として
図書整備事業としてアンケートに基づく図書の計画的購入、郷土資料、行政資料の収集整理
等を計画いたしております。三点目として、普及活動事業では読書普及活動、文化推進活動
の実施として、子ども読書教室、読書感想文コンクール、手作り年賀状教室並びに年賀状製
本教室、古典文学鑑賞講座の開催などを計画しております。四点目といたしまして関係機関
団体との連携強化活動として、研究会、研修等への積極的な参加及び県内外図書館との連携
等をあげております。
またその他として読書図書館建設事業の促進と松岡文庫の活用等を計画いたしております。
以上のような計画を立てまして、親しまれる図書館をめざして、職員一同努力いたしておる
ところでございます。
○議長(中田悦生君)
6番。
○6番(岩本育久君)
その読書の活動の推進についてですが、一番目のですね、文化交流
センター、これはあのいろいろ手順もあろうかと思いますが、4月の末頃には公表できるん
じゃないかということです。現実に新しいものができるんで、とやかくいうことないんです
が、ともかくいま 108平米ですか、たいへん狭いところで、狭いの中での通路がない、車い
すでもそうだし、ベビーカーでもそうだし、ともかく入りにくい。おまけにまた天井構造物
の関係で暗いとか、いろんな意見が聞かれまして、今度ね、新しいものができるもんで、皆
様おそらく楽しみにしとると思います。
でそういうことで、1日も早く公表の段階に踏み切っていただきたいんですが、皆さんち
ょっと御存じかと思いますが、このような時ですね、先般地元紙にですね、投書ありました
よね。ようするに図書館建設に対する疑問の見出しだとありましたけども、我々も全協なん
かで一応提示されて話しました。まずいまのところへ駐車場あって、駐車さしたら駐車どう
なんのかということを指摘してましたよね、この人ね。
もう一つ、そういうところ建てるじゃなくて、狭かったらいまのところを広くしたらええ
じゃないかというご意見の書き方もしておりましたけども、これは構造物上いま市民会館の
図書館を広くするわけにもいきませんので、やはり市民が一番感じてましたのが、図書館必
要なんやと、だけどいまの駐車場かわるものどこへ持っていくんやということも、やっぱし
疑問もつのはね、我々議員でもしかり一般市民だって感じるとこあるんですよね。
だからいろんな手順もあるやろけども、一刻も早くね、この19年に工事にかかって、20年
度にこういう文化交流センター、図書館ができるんですよ、外観のバースでもええし、ある
いはできることならこういう設計になりますというぐらいね、やはりPRしていただきたい。
市長もですね、つくるからには県下一の蔵書冊数を含めた図書館ということも、説明ありま
したので、そういう意向に沿うならね、市民も期待するので一刻も早く知らしめるような段
取りをしていただきたいと思います。
それで、私もさきほど壇上で言いましたように、平成13年度にですね、いわゆる指導要綱
ですか、じゃなくて、子ども読書活動推進の公布の施行がされておりますよね。でもうそれ
から思うと、19年度今年そういう活動推進の計画をたてるということなんですが、決して遅
くはないんですか。その中身についてあわせて。
○議長(中田悦生君)
○教育長(杉松道之君)
教育長。
確かに平成13年12月12日ですか、法律が公布施行されております。
したがいまして、14年度に学習指導要領が改定されて、読書の計画を推進するということが
学習指導要領にうたわれているわけなんですけども、この読書活動推進計画策定につきまし
ては、法律の中で、努力義務というふうになされております。県下の状況を若干ご紹介申し
上げますと、市ではすでに策定済が四日市市、鈴鹿市、名張市、この三市となっております。
一番早くて名張市が平成15年の2月に策定済でございます。次いで四日市が平成17年、鈴鹿
市が平成18年ということで、策定予定、町も含めましてですね、策定済が8自治体、それか
ら策定予定が調べましたところ、熊野市も含めまして桑名、亀山、津、松阪、伊勢、志摩、
伊賀、尾鷲といったところで、19年あるいは20年にかけて策定予定というところが大半でご
ざいます。
私どもも20年の3月、19年度中にですね、この読書活動推進計画を作成してまいりたいと、
このように考えております。
○議長(中田悦生君)
6番。
○6番(岩本育久君)
さきほど各学校の蔵書のパーセンテージお聞きましたけれども、こ
の13校のうち6校は75%、後の2校なんか50から70の範囲ですが、そういう2校と4校と1
校ですか、この低い数字のパーセンテージについては、どのように今後していかれるんか、
もしこれは学校名なくても、山間部の学校なんですよ。海岸部の学校で生徒数が少ない学校
なんですよいうぐらいのことは、明らかにできるんでしょうか。
○議長(中田悦生君)
○教育長(杉松道之君)
教育長。
個別の学校名についてはちょっとこの場では差し控えさせていた
だきたいと存じますけれども、全体的にみましてですね、標準で小学校全部累計いたします
と、6万 1,240冊、小学校で6万 1,240冊、中学校で4万 7,280冊、合計市内小中学校あわ
せまして10万 8,520冊、これが標準図書ということになっておりまして、現在の蔵書数を調
べましたところ、小学校全体で5万 8,008冊、充足率にいたしまして94.7%でございます。
たださきほども申し上げましたように、中学校では現在の蔵書数が2万 7,893でございます
ので充足率にいたしますと59%と、各学校いろいろな諸事情がございます。
さきほども申し上げましたように、図書室が狭小であり、保管する場所がスペースがない
と、あるいは学校を建て替えた際にですね、大量に古くなった図書を廃棄してしまった。い
ろんな事情がございますけれども、私どもさきほども壇上で申し上げましたように、それぞ
れの学級の人数に応じまして額を決めております。
例えば小学校で申し上げますと、一学級あたり10人以下のところでは1万8千円、それか
ら20人以下の学級につきましては2万5千円、それから30人以下につきましては3万1千円、
40人以下の学級につきましては4万3千円といったことで、この基準は平成18年度から大幅
に70%ぐらい予算を増やしていただきまして、それまで旧熊野市で申し上げますと、小学校
で 102万円、中学校で52万円、あわせて 154万円の予算に対しまして平成18年度は大幅に増
額いたしまして、小学校で 176万 3,000円で、中学校86万 4,000円、70%の増をみておりま
す。
その蔵書数だけにとらわれることなくですね、やはり子どもが読みたい、一番よく読まれ
る本であるとかいうふうな選択もございます。それには単価的なものもございますし、子ど
もが、児童生徒が親しく読める本、これを中心に司書のある学校はいいんですけど、その司
書等が中心となってですね、購入の計画をたてて実際に購入をしていただいております。ち
なみに平成18年度で購入いたしました図書は、小学校で1年間で 1,498冊、中学校で 605冊、
小中学校あわせまして 2,103冊を購入させていただいております。
さきほども申し上げましたように、廃棄等でプラスマイナスがありまして充足率はさきほ
ど申し上げました、小学校で90、それから94%ですか、中学校で59%と若干基準には満たさ
れていないという部分があると思います。
○議長(中田悦生君)
6番。
○6番(岩本育久君)
わかりました。私はもっと教えて欲しかったのは、次の学校司書の
関係なんですが、もっと多く各学校においておるんかなという期待がありまして、そういう
学校図書に携わる人たちの役割が、たいへん大きいと思うんですよね。いま聞きましたら有
馬小学校しかおいてないということなんで、これも人数かクラスとかそういう生徒、児童数
によってのことですからやむをえないにしても、できれば今後ね、置けるもんやったら置け
るような形で望みたいと思います。
で、一つだけこの図書についてお聞きしたいんですが、いま10分間なんか授業の前に読書
しておるいうことなんですが、おそらくここの豊かな育成や、人格形成に必要やと思います
が、なんかこう10分間読書でなんか学校からこういう効果がありますよ、有効ですいう、そ
ういうことはなんか子どもの生徒のその意欲というんか、姿勢いうものが見られるんか、そ
のへんはあがってきています。
○議長(中田悦生君)
○教育長(杉松道之君)
教育長。
いまあのご質問のございました朝の読書活動、10分間という限ら
れた時間でございますけども、これは結構やっておりまして、小学校13校中11校が取りくん
でおります。中学校につきましては8校中7校と、ほかにもボランティアによる読み聞かせ
とか、いろいろ取りくんでおりまして、やはり小さい時から書に読書に本に親しむというこ
とでありますとですね、いろんな本を通じていろんな知識とか情報、それから想像力、こう
いったことが逞しくなって、いわゆる考える力とか生きる力というふうにつながっていくと
いうふうに考えております。
○議長(中田悦生君)
6番。
○6番(岩本育久君)
わかりました。図書運営もスムーズに皆さんの市民にね、親しまれ
るいうんか、有効利用されるような図書館であってもらいたいと思いますので、またもう1
年、市民には辛抱してもろて来年にはまた新しいね、そういう図書館でまた今後みられるよ
うなことを期待します。
次いで二項目お願いいたします。
○議長(中田悦生君)
二番目の項目について執行部の答弁を求めます。
観光スポーツ交流課長。
(観光交流スポーツ課長
○観光交流スポーツ課長(奥田博典君)
奥田博典君
登壇)
岩本議員ご質問の二番目の観光行政についての、
(1) の・の項目につきましてお答えいたします。近年、国民の旅行形態や旅行目的が大きく
変化してきており観光客の旅行満足を獲得するためには、そうした変化に応じたきめ細かな
取組みが必要です。市におきましては国道42号を始めとする交通アクセスの良好な海の観光
資源を集客の玄関口と位置づけ、海と山の観光資源を結ぶような観光客の流れをつくりだし、
そこに当市ならではの歴史的、文化的ストーリィを組み入れることによって、魅力ある観光
ルートを設定できるものと考えております。
市内の観光資源に対する入り込み客数の実績としまして、中心的な観光資源である熊野古
道につきましては、松本峠がもっとも多く平成17年度で2万 3,694人、市内の各峠の古道客
合計は5万 7,932人の集客となっています。楯ケ崎の観光遊覧は平成18年1月から12月まで
160件の出港がありました。集客力の中心のひとつでもある花の窟につきましては、有馬地区
の皆さんの努力もあって、お客さんが増えており、平成18年1月から12月までの土日に茶屋
を利用された参拝者が1万 5,118人となっております。
以上のような集客実績をもとに列車や車でこられる個人客や、バスでの団体客など、対象
別にまた半日、一日コースなどの必要時間別に鬼ケ城~松本峠~花の窟コースや、通峠~丸
山千枚田コース、徐福の里~波田須ウォーキングコースなどの整備に取りくんでまいります。
例えばJRを利用される個人客を想定した必要時間半日の鬼ケ城、松本峠、花の窟コースに
つきましては、JR熊野市駅に11時着の南紀号で到着した後、駅前木本町で昼食をとってい
ただき、木本隧道を通って鬼ケ城をご覧いただいた後、鬼ケ城の城跡と松本峠の東屋で熊野
古道随一の絶景を楽しんでいただきます。峠の地蔵や江戸時代と明治初期の特色ある石畳を
歩いた後は、木本町の本町通りと記念通りを、路地を使って寄り道していただくよう誘導し、
みやげものなどの購入に結びつけ、獅子岩をめざしていただきます。獅子岩から七里御浜の
砂利を踏みしめながら花の窟を訪れていただいた後には、JR有井駅からお帰りいただきま
す。
これに加えて宿泊をとっていただく場合や、自動車や観光バスでお越しいただく観光客に
応じた道順の案内についても、更に設定していく必要があります。それらを踏まえて団体集
客を主な対象とした熊野市観光公社による旅行商品づくりの中では、海と山を交互に組み合
わせまた農林水産業体験を始めとする体験学習的なメニューも入れながら、一泊二日コース
や二泊三日コースの企画を行ってまいります。
また上記のルート以外に自家用車での観光客に対しては、これまでにビューポイント整備
を行ってきた海岸部の国道 311号線をオプショナルツアー的な要素を持つものとして、観光
宣伝いたしてまいります。このことにつきましては、平成19年度に三重県が行う国道 260号
線から 311号線を自動車観光道路として打ち出していく黒潮街道、仮称です。PR事業とも
緊密に連携しながら情報発信の展開を図ってまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、海、山、川の豊富な観光資源のそれぞれにどのような観光的利
用と観光宣伝が可能であるかを、電子的な観点から観光戦略としての位置づけを行い、近年
増加してきている少人数グループへのPRを行ってまいりますとともに、団体集客につきま
しては熊野市観光公社と連携しながら、観光による集客交流を図ってまいりたいと考えてお
ります。
続きまして、1の2の項目につきましてお答えいたします。平成16年7月の熊野古道の世
界遺産登録から3年が経過しようとしており、市としても更に熊野古道を中心とした観光の
取組みが必要と考えております。先頃、尾鷲市に三重県立熊野古道センターが開所し、熊野
古道伊勢路がふたたび脚光を浴びている状況です。今年度、市では三重県、紀北町、尾鷲市、
御浜町との共同で運行する熊野古道シャトルバスについて、入鹿温泉、ホテル瀞流荘への終
点延長や道の駅くまの紀の国への停車時間の設定、旬の状況を提供するなど東紀州地域へ訪
れる熊野古道客に対する取組みを行っているところです。
平成19年度におきましては健康づくりをメインとしながらも、風情ある風景を見ながら熊
野古道を歩くことによって付加価値を高めたウォーキングによる集客を目的に、熊野おもて
なしICウォーキングを実施する予定です。これはあらかじめ設定したコース上に、チェッ
クポイントを設置しICカードの読み取りをさせることで、歩行時間や平均速度、消費カロ
リーなどのデーターを管理できる、これまでにないウォーキングのシステムであり、神戸市
などでも行われて高い集客実績のあるものです。
さらに平成19年度には熊野古道シャトルバスとの停車駅に県立熊野古道センターが加わる
ことから、熊野古道センターとの連携による集客を図ってまいりたいと考えております。熊
野古道を始めとする当市の豊富な観光資源を知ってもらい、現実的な市への集客を図るため
には議員ご指摘のとおり、積極的でより効率的な情報発信を行っていくことが、極めて重要
だと考えております。
情報発信の際にはどの観光資源を、誰にどんな利用をしてもらうため、どのような方法で
行うかということが必要となってまいります。そのため実際に市を訪れた観光客や各種マス
コミ、有識者の意見を集約し、情報発信にいかしていく必要があると考えております。
このような組織として現在、熊野魅力再発見実行委員会では、いろいろな分野で活躍されて
いる12名の市民の方が委員として参加され、あらたな食の開発と普及やドキュメンタリィー
写真の父、田本研造を検証する写真撮影事業など、いままで市の表に出ていない魅力の掘り
起こしを行っていただいているところです。
より多くの方々のご意見を反映した観光戦略づくりの一環として、また他の事例を調査研
究する機会としましても、議員ご指摘の観光モニター制度につきましては、有効な方法であ
ると思いますが市内の方や結婚して他地域から来たばかりの方などに、市内の観光施設や受
入れ体制などに先入観がなく、観光客の視点で様々な意見をいただくなどの方法があるので
はないかと考えております。
続きまして、(2)につきましてお答えいたします。東紀州活性化事業推進協議会につき
ましては、旅行エージェントや関係市町との連携のもと、東紀州の観光情報の発信を始め、
集客や活性化のための事業を展開していただいております。4月からこれまでの紀南地域振
興協議会と統合した東紀州観光まちづくり公社(仮称)が設立されるにあたっては東紀州地
域活性化事業推進協議会に比べて市場調査を踏まえた新商品開発支援など、産業振興面にも
より力が入れられるとともに、新たに景観づくりやコミュニティビジネス育成支援などのま
ちづくりも事業のひとつに加えられる予定です。
観光につきましてもこれまでは情報発信が主な取組みになっていましたが、地域資源を活
かした滞在型、体験型の旅行商品の企画や、一次産業の高付加価値化につながるよう観光と
の連携を強化することや、各市町の観光組織の連携の促進など、より直接的な経済効果をも
たらす取組みを推進していくと聞いております。
東紀州地域活性化事業推進協議会と観光スポーツ交流課との係わりについては、本年度は
三重県観光連盟主催のメディア交流会での共同PR活動や、熊野古道・伊勢路踏破リレーウ
ォークでの連携、熊野古道入り込み客データーや旅行会社によるツアーの情報交換などにつ
きまして、連携を行っております。
また熊野市観光公社が中心となって行った、癒しの里、熊野きじ料理キャンペーンや金山
パイロントみかん狩りツアー、入鹿温泉ホテル瀞流荘で実施した小鷹網漁体験などにつきま
して、三重県観光局と連携し県が設置している観光プロデューサーにも専門的なアドバイス
をいただき実施してまいりました。
したがいまして、平成19年度につきましても市としましては、東紀州観光まちづくり公社
はもちろん、三重県観光局などの関係団体との連携を深めてまいりたいと考えております。
○議長(中田悦生君)
6番。
○6番(岩本育久君)
いまいろいろと松本峠の2万 3,694人、それからほかのコースを含
めて5万 7,932人という入り込み客もお聞きました。ただね一番懸念しますのはね、2月10
日に尾鷲県立の古道センターね、できましたよね。ヒノキの 6,600本ぐらいですか、で空間
の多い立派な古道センターできました。私は懸念するのがね、これからね、その熊野古道セ
ンターの方へなにごともイベントであっても、あっちの古道センターの方へね、もっていか
れるそのいわゆる懸念するんですよ。これまでね、後で聞きますけども、東紀州公社ですか、
まちづくり公社に県がする。そうなってくると、いままであった専門に紀南地域の東紀州活
性化推進協議会というものなくなる。
そうなってくるとものすごい古道に対するインパクトは、尾鷲の古道センターが持つでし
ょう。そうなってくると我々の紀南地域の古道を、いくつもありますけども、そこをどうい
かしていくことになりますとね、ますます観光交流課の位置づけもそれから観光公社の位置
づけも、あるいは民間の方たちの役割もね、大きくなると思う。
そういう懸念がしますのでね、観光交流課として本当に熊野範囲の古道をどうアピールし
ていくんか。例えば申し訳ないけども、野球ソフトならある程度、熊野の地域のよくわかっ
ております。一つのチーム呼べは20人ぐらいは来られる。ただ古道客いうのはね、なかなか
2人、4人ばらばらにくるでしょう。そういうのつかみにくいでしょうが、1台のバスでも
連れてくるいう、そういう努力はですね、並大抵やないと思います。
だからこれからやはり我々熊野市としてですね、どういうふうに観光客を、古道客を取り
組むかいうのは、これから正念場やと思うんです。だからいま言われましたそのコースもお
聞きしました。そういうコースをどのようにですね、やはり公社だけにしていくのか、ある
いは私いいましたように、もっとね、PRできるような観光大使までもいかなくてもね、そ
ういう観光モニター的なものをですね、何人か委嘱してですね、やはり外へいってもろて、
そういうところをアピールできる、それをエージェトするようなもんじゃなくても、モニタ
ーとして十分賄えるような組織をですね、つくって対応していくべきやと私は思います。
それで、公室長にちょっとお聞きしますけど、その松本峠に関してですね、いまちょっと
本町通り、さきほどコースのありましたけど、工事かかりましたよね。あの工事は当初、県
からのあっこは県道だと思いますが、どういう経緯で区間はだいたい想像つきますけども、
いつごろまでどういう形で進められるんか、ちょっとわかれば教えていただきたい。
○議長(中田悦生君)
市長公室長。
○市長公室長(中田裕三君)
ご質問のありましたいわゆる本町通りの石畳工事の件でござ
います。これはですね、県がですね、平成16年度に熊野古道が世界遺産登録をきっかけとし
まして、東紀州における地域資源を利活用しました景観や街並みを整備しながら、地域住民
の方々と行政とが協働して個性豊かで魅力あるまちづくりに取りくむために、東紀州地域交
流空間創造事業という事業を実施しております。
この中でですね、地域住民主体の松本峠、熊野市部会という部会が設立されまして、それ
の下部組織に木本古道通り路づくり景観委員会というのが組織されました。この委員会の中
の意見とですね、そして周囲の方々のご意見を受けまして、地域のまちづくりの支援として、
本年度、県において事業化されたものでございまして、施行期間はですね、いまの予定では
私ども聞いておりますいまの予定では、この6月いっぱいで終わるんではなかろうかという
ふうな情報はいただいております。以上でございます。
○議長(中田悦生君)
6番議員に申し上げます、申し合わせ時間をご留意ください。6番。
○6番(岩本育久君)
時間もないようですから、後、最後にちょっと市長にお伺いいたし
ます。市長の口から県のことやから言えないいうかもわかりませんけども、本市としてもこ
の観光まちづくり公社に 5,197万円予算を計上てしておりますよね。
で、これはいま3月までは市長が紀南地域振興協議会の会長ですよね、で金山園にできる
その交流拠点うんぬんの方には、おそらく係わってきたと思います。そういうことで今後県
がですね、この観光まちづくり公社をつくるということと同時にですね、奥川邸を貸してお
られます紀南デザインツアーセンターいうものは存続させていくかいかんかは、それ県の問
題でしょうが、一応建物が熊野市のもんですから、そういう関心がありますので、市長とし
てですね、その県の構想するまちづくり公社の考えというんか、意図するところとツアーセ
ンターはこのまま続いていってほしいのかどうなのか、そのへんについてもしわかれば教え
ていただきたいと思います。
○議長(中田悦生君)
市長。
○市長(河上敢二君)
基本的にさきほど来、古道センター、尾鷲にできたと、活性化協議
会が公社に組織がえされるということで、古道の集客の中心が熊野からはずれてしまうんで
はないかというお話がございましたが、私はむしろですね、まずは東紀州全体で熊野古道に
くるお客さんが増えることが必要だろうと。
ですからまずは東紀州の市町がよりいっそう機密な連携協力を果たしていく、そのために
は新しい公社がより経済的な効果が出る形で、組織がえするのは非常に好ましいことである
というふうに思ってます。
ただやはりまずは増やした上で、その次においてはですね、競争も必要だろうと、パイを
大きくした上で、それぞれの市町がそれぞれ努力をした上で、自分の市の発展のために、町
の発展のために尽くしていくということが、大切であろうというふうに思ってます。そうい
う意味では古道センターができたこと、それから公社ができたことについてもたいへん評価
はしているところでございます。
で、熊野市にお客に来ていただけるように取り組むためには、やはりさきほど観光交流課
長が申し上げましたように、具体的な来た、来られるお客さんの視点に立って、わかりやす
く新市の資源が有効に、有効といいますか、わかりやすく見ていただけるように、魅力ある
資源として有効に活用されるような観光コースの設定といったようなことも、さらに力を入
れてやっていく必要があるだろうということでございます。
そういう流れの中でツアーデザインセンターの機能は今後どのような形に変わるかどうか
については、やはり熊野市だけで決定をできる話ではございません。しかしながら建物につ
いてはすでに集客のひとつのポイントして有効に機能しているわけですから、市としてはそ
ういう意味では立ち寄っていただく場所として、活用はしていく必要があるだろうというふ
うに思ってます。
○議長(中田悦生君)
6番。
○6番(岩本育久君)
わかりました。じゃ私の質問はこれで終わります、ありがとうござ
いました。
○議長(中田悦生君)
午後3時20分まで休憩いたします。
(午後
○議長(中田悦生君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
3時
09分)
(午後
○議長(中田悦生君)
16番
3時
20分)
一般質問を続行いたします。
上嶋治之君。
(16番
○16番(上嶋治之君)
上嶋治之君
登壇)
朝から皆さんお疲れのことと思いますけど、しばらくの間ご辛抱願
いたいと思います。では通告に基づきまして、二点ほどお伺いいたしたいと思います。でき
るだけ早く終わりたいと思いますので、作文読みじゃなしに、できるできんではっきりと答
弁してもらった結構でございますので、答弁の方だけ長なって、時間だけ潰してしまうとい
うようなことのないようにお願いいたしたいと思います。
まず一点目は、過疎の問題でございますが、対策についてでございますが、市長はいつも
過疎対策につきまして、毎年のように地域の育成、地域経済の働く場所の創出とか、いろい
ろなことが一応施政方針でも述べられております。
しかしながら、市では市内の過疎、山間部等につきましてはですね、過疎が進むかいうて
も、遅れることはない。進んでおるように私は思いますが、なお例を申しますと、さきほど、
今朝ほどもちょっと議員から言われてましたけども、沿岸部なんかでも交通機関も奈良交通
も廃止になった。三重交通もさきほども申しましたように廃止になるというようなことでで
すね、非常に過疎の方は困っておるというのが、市長も私はいまさら言うまでもなく、おわ
かりやろと思います。
あるところに行きましたら杖をついてですね、議員さん私は年金もらいにいこと思うけど、
なっともならんのや、こう言うて82のおばあさんじゃったですが、そのように言うとるわけ
です。おばあさんしっかりして歩いていけよ、ただし見てみるとどうですか、手や足をひこ
ずらかしてバスはない、行く時は人に乗せてもらっても帰りはまた乗せてもらう人はないと、
こういうような現実のとこもあるわけです、この市内において。山間部は特にそういうのが
多いように思うわけなんです。
これに対して市長いっぺんなんらかのこの関係、考えをできんものでしょうか、できるで
きんとひとつ今、三重交通は廃止になる、それで市のバスも出してずっと巡回もしておりま
すけれども、思うような時間には行けないというような状況でございます。そのようなこと
でございますけども、お年よりはいまの市長さんはええ市長さんやでしてくれるやろと、こ
う言うてたいへん私はこれ言うたら、新聞みて喜ぶだろうと思いますけども、ひとつ晴れの
ある回答をひとつお願いいたしたいなと、このように思っております。なんらかのその対策、
支援をひとつ是非お願いをいたしたいと。
なおもう一点は、山間地におきましてもね、施設につきましてはですね、不十分な施設が
あるわけですけども、こういうものについても、ひとつ目をあててやってほしいと、シロア
リに喰われてやっておると、避難場所にもならんというとこもあるわけですから、これも十
分調査をしていただいて、山間部なりをお願いいたしたいと思っておるわけです。
それと二点目は財政の状況についてでございますけども、もう既に市長はご承知のとおり
やろと思いますけども、北海道の夕張市なんかは財政破綻というようなことでですね、言わ
れておって国に対しても認定をされておりますが、内容をみますと一時金は 292億、地方債
で 130億、公社・三セク補償で全部これあわすと 542億と言われておるわけですが、私はこ
れを見た時にいまの熊野市長やったら大丈夫ですよと、人にも言うたことはございます。
それでいまの市長はしっかりしとるで、そういうことはございませんよということは、言
うてはおりますものの、ひとつの不安もあるわけで、そのことについて今後の熊野市の財政
の見通しをですね、1年、2年じゃなしに、もっと先を教えてほしいと、状況をお伺いをい
たしたいと、こういうように思っておるわけでございます。
それでさらにですね、熊野市はこの市政の広報をすでに多くの市民に、年に一回なり二回
なり配付をしておりますけども、この面についても起債等の内容がこれまでなんにも、私も
ちょっと見たことはございませんのですが、内容等にも広報等にも記載をしてほしいと、年
に一度で結構でございますので、それもひとつやってもらいたいと、そうすることによって
市民も安心していくんじゃないだろうかと、こういうふうに思っておりますので、その点に
ついてひとつお願いをして、私の演壇からの質問といたします。
○議長(中田悦生君)
一番目の項目について執行部の答弁を求めます。市長。
(市長
○市長(河上敢二君)
河上敢二君
登壇)
上嶋議員の過疎対策に関するご質問にお答えを申し上げます。
ご指摘のとおり過疎化、高齢化が進んでおります。特に海岸部、山間部でその傾向が見ら
れるところでございまして、平成17年の国勢調査によりますと、10年前に比較して須野町か
ら大泊までの海岸部で人口が25%減少し、飛鳥町から紀和町までの山間部では16%減少をし
ております。
また昨年9月の高齢者の割合でございますが、海岸部で約49%、山間部では約46%と、や
はり市街地に比べて過疎化及び高齢化が顕著に進んでいるというところでございます。この
ような中、海岸部、山間部の高齢者を中心とした住民の皆さんの交通手段の確保については、
重要な課題として取り組んでいるところでございます。
もうご案内のとおりでございますけれども、現在海岸部や山間部と市街地などを結ぶ市の
自主運行バスを4路線運行しているほか、飛鳥町と五郷町から市街地を結ぶ民間のバス路線
の赤字に対する補てんとして助成をして、その路線の維持に努めているところでございます。
さらに須野町から二木島町、育生町、神川町の公共交通機関のない地区での高齢化移送サー
ビスの実施や、紀和町の各地域での福祉バスの運行など、高齢者の皆さんにとって少しでも
通院や買い物が容易にできるよう交通手段の確保に努めているところでございます。
今後は三交南紀交通の五郷線廃止後の対応も含めて、各地域の住民の皆さんと十分に相談
をさせていただきながら、市全体として必要な公共交通体系の構築にむけた検討を行い、地
域の実情を踏まえて、より利便性の高い生活交通手段の確保に努めてまいりたいと考えてお
ります。
高齢化が進む海岸部、山間部におきましては、特に市民サービスの機能の弱体化があって
はならないと考えているところでございまして、海岸部に2箇所、山間部に6箇所の出張所
がございますけれども、旧熊野市時代の平成15年には荒坂と新鹿の連絡所を出張所とし、職
員も臨時職員1名から正職員を配置した上で、2名に、2名体制にしているところでござい
ますし、また合併に際しては西山・上川の出張所の職員を、同じく臨時職員1名から正職員
を配置した上で、2名に増員をしたところでございます。出張所については高齢者の方々が、
気軽にいろいろなことについて、相談ができるように、そしてまたそうした方々の必要に応
じて支援を行っていけるように、出張所の機能の充実を図り市民サービスの向上を進めてま
いりたいと考えているところでございます。
このほか各地域での特色をいかした産業振興や市立診療所を始めとした医療の確保、一人
暮らしの高齢者を対象とした元気見守り事業や若返りクラブ事業、いきがい対策健康づくり
などを充実させ高齢者の皆さんがいきがいを持って安心暮らせるよう、あらゆる面から必要
な支援を検討し、実行してまいりたいと思っているところでございます。
しかしながら過疎化、高齢化への対応については、すべてのことを行政のみでなしえるこ
とは、当然ながら不可能でございます。地域の皆さん、地域における住民の皆さんの支え助
け合いが、もっとも重要であり不可欠であると思っております。この点、まちづくり協議会
が各地域で活発に活動を行っていただいているところでございます。上川地区では高齢者の
住宅周辺の草刈りや、木の伐採などの取り組みが行われておりますように、地域住民と行政
の協働によるまちづくりを、更に進めて支え助け合いが各地域で推進されるように、市とし
て取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
施設のお話がございました。海岸部、山間部における避難所や集落のコミュニティ形成の
拠点となる公民館、集会施設等の整備につきましても、地域住民の皆さんと話をさせていた
だきながら、地域の皆さんの負担が大きくならないように、既存施設を有効利用するといっ
たことも含めて検討を行っていく必要があると考えております。
○議長(中田悦生君)
16番。
○16番(上嶋治之君)
ありがとうございました。さきほど来、市長から答弁いただきま
したんですが、特にお願いしておきたいのは、この施設のですね問題ですけど、さきほども
申しましたようにシロアリでですね、避難場所になっておるのにもかかわらず、避難できん
という施設もあるわけです。こういうのは特に早急にですね、区の方とかまた市民の方と相
談していただいてですね、早急にそのなんらかの考えを、対策を考えたってほしいなと、こ
れは思うわけですけども、特にそれをお願いしときたいと思います。
それと過疎の方もですね、市長がさきほど申しましたように、数字でも市長は申しており
ましたけども、だんだんだんだんと増えるという要素はひとつもないわけなんで、それでな
んらかの目当てになるようなですね、なんかこうあれを考えていただく方がいいんじゃない
だろうかなと、こうようなふうに考えるが、いかがでしょうか。
○議長(中田悦生君)
市長。
○市長(河上敢二君)
常々申し上げておりますように、過疎、高齢者対策として私は一番
必要なことは、一人でも多くの若い人が地域で止まれるようにすることだと言う思います。
やはりそのためには働く場所が重要でございます。今回の予算でも比較的積極的な予算編成
をさせていただきました。民間の皆さんの取組みを応援するということも、当然重要でござ
いますが、市みずからも雇用の場を増やすためのリスクを侵してでも取り組みをしていかな
ければいけないというふうに思いまして、あらたに理事長が横にいらっしゃいますけれども、
ふるさと公社の事業を拡大をするとか、あらたに地鶏を生産するといったことも取り組んで
いただくための予算を組ませていただいたところでございます。
そういったことを通じて、一人ひとり若い人が地域で止まれるようにしていくことが、結
局は確実な方策ではないかというふうに思っております。ただやはりそれでは時間がかかり
すぎるんではないかというなお考えもおありか思います。そういう意味では大きな方針とし
て高速道路を活用した企業の誘致ということについても、努力はしていかなければいけない
と思いますし、中核交流推進事業ということについても市として当然ですけれども、前向き
な対応をしていく必要があるだろうというふうに思っております。
ただやはり事業というのはですね、行政だけで大きくなる、大きくできるわけではござい
ません。そういう意味ではさきほど来、各課長が申し上げておりますように、一地域一品運
動のような形で、各地域に残された昔からつくられ食べられているいいもの、こういうもの
を掘り起こして事業化を図っていく必要があるというふうに思いますし、あらたに女性のグ
ループの支援をさせていただくことで、取組みを考えていきたいというふうに思っておりま
すし、場合によってはですね、やはり高齢者の方々においても、健康づくりということも踏
まえて、是非ものづくりなどにも取り組んでいただければというふうに思っているところで
ございます。
いずれにしましても、少しでも人口が日本全体で減少する中ですから、人を増やすという
のはたいへん難しいかもしれませんけれども、その減少の仕方を小さくしたい、一方では観
光等によって交流人口は増やして市としての活性化は進めてまいりたいというふうに思って
いるところでございます。そういうところから少しでも海岸部、山間部の元気さが維持でき
るようにしていきたいというふうに思ってます。
○議長(中田悦生君)
16番。
○16番(上嶋治之君)
ありがとうございます。いま市長からの答弁をいただいたんですね、
この項を終わって二番目にお願いします。
○議長(中田悦生君)
二番目の項目について執行部の答弁を求めます。市長公室長。
(市長公室長
○市長公室長(中田裕三君)
中田裕三君
登壇)
上嶋議員の財政状況についてのご質問のうち、一点目の財政
の状況と将来の見通しについてお答え申し上げます。
熊野市の財政状況について平成17年度決算から主な財政指数を用いてご説明申し上げます。
財政構造の弾力性を示す経常収支比率につきましては、熊野市は合併に伴う特殊要因を除く
と85.3%であり、県下14市の平均値89.0%より小さくなっております。
市の借金である地方債残高は 117億 5,000万円と19年度の一般会計予算額を上回っており
ます。しかし本市においては、これまで借入をしております起債につきましては、過疎債を
始め交付税算入がある有利な起債を優先して借入を行ってきております。そのためこの残高
の約60%、お金して70億 5,000万円につきましては、交付税措置されますので、残りの約4
0%、47億円が実質的な借金でございます。
また起債制限を行う指標として、平成17年度決算から新たな指標となった実質公債比率に
つきましては、本市は11.4%であり、14市の平均14.0%より小さい数値となっております。
この実質公債比率が18%を超えると、公債費負担適正化計画の作成が義務づけられ、25%を
超えると地方自治体における単独事業の起債が認められなくなり、起債制限を受ける団体と
なります。
一方、市の貯金である財政調整基金は21億 6,500万円であり、市民一人あたりでは10万1
千円と14市では一番よい数値となっております。また財政破綻し、財政再建団体となりまし
た夕張市において、多額の残高となっておりました一時借入金につきましては、本市では借
入残高はございません。これらの財政指数などから、現在の熊野市の財政状況を判断します
と、財政再建団体に陥る心配は、現在のところございません。
しかし本市の財政構造は一般財源の根幹をなす、市税などの自主財源の割合が低く、地方
交付税に約4割依存するなど、国からの助成に大きく依存しておりまして、今後、国の歳出、
歳入一体改革によって歳入の確保が厳しくなることが予想されます。このため今年度策定し
ました集中改革プランによりこれまで以上に、事務事業の見直しや民間委託等の推進を図る
など歳出削減に取組み、健全な財政運営に努めてまいります。
次に二点目の財政状況について、広報に掲載する考えはどうかとのご質問にお答えいたし
ます。現在、財政状況の市民の皆様への情報提供といたしまして、熊野市財政事情の作成及
び公表に関する条例により公表を行う、また市広報4月号に当初予算の内容を掲載するとい
う二つの方法をとっております。
熊野市財政事情の作成及び公表に関する条例による公表につきましては、毎年10月と4月
の年二回実施しております。公表内容につきましては、各年度の9月末、3月末現在の各会
計別の執行状況、地方債残高など市債の状況、一時借入金現在高などとなっており、市役所
本庁と紀和総合支所に原本を、さらに各出張所にも写しを提示し、地域住民の皆様にも幅広
く見ていただけるようにしております。
当初予算の内容につきましては、市広報4月号で6ページを使用しまして、会計別の総括
表や一般会計の主な内容を掲載しております。しかし地方分権の進展に伴い行財政運営につ
いて、住民の皆様に対する説明責任を果たすことが、ますます重要となりますことから、財
政状況についてもより積極的に情報を開示することが求められております。
総務省は夕張市の財政破綻を受け、平成17年度決算数値を用いた財政状況等を、一覧表を
ホームページ上で公表するよう、全国の地方公共団体に通知を出しております。財政状況等
一覧表の内容は一般会計、特別会計を始め、一部事務組合及び第三セクター等の決算状況や、
地方債現在高などさらには経常収支比率、実質公債比率などの財政指数が一覧となっている
ものでありまして、今月20日前後には市のホームページに掲載する予定でございます。また
議員からご指摘の市広報への掲載につきましては、7月上旬に決算状況の作成を終了します
ことから、広報8月号への掲載を予定いたしております。以上でございます。
○議長(中田悦生君)
16番。
○16番(上嶋治之君)
ありがとうございました。私はね、この財政の問題を申しましたの
は、古い話ですけど、坪田市長の時に起債は約50億やったかな、それになって、それから河
上市長に引き継いだ時には60億ちょっとやったんですかな、そういうふうに増えておったわ
けなんです。今度は 100どんだけというようなふうになってましたもんで、ちょっと気にか
かったもんで、質問させてもろたわけなんですけども、それはどうしてかなということで、
それでまた今度ですね、金山に出す3億とか、ああいうのもみな支出が段々だんだんと多な
ってくる大丈夫なんだろうかなとか、いろいろなことを考えたわけなんですけれども、それ
で市長のことですから、緻密な人ですから、そういうあれはないやろと思いますけども、事
業計画をみとるとかなりの無理もしとるんかなというようなふうにも、また考えるわけなも
んで、念に念をしておいたというようなことでございますけども、もう一点だけこの点につ
きましてですね、その3億の金山に出すつうのは、他のとこも全部出される見込みなんです
か、どうでしょう、それ一点ちょっと聞かせてください。
○議長(中田悦生君)
市長。
○市長(河上敢二君)
その前に、坪田市長さんの時代の起債の残高は存じあげませんが、
たしか私が市長に就任した、平成10年、11年度当時10年当時の起債残高は 100億を超える程
度だというふうに思ってます。私が合併する直前は90億ぐらいに減っていたということでご
ざいまして、首尾一貫して増えていたということではございませんので、その点は是非ご理
解をいただきたいというふうに思います。
予算については一言この際申し上げたいと思いますが、今回の予算、積極的な予算編成に
しております。松山議員、大西議員のお話にもございましたように、市として平成25年高速
道路の開通を踏まえて、やはりこれまで以上に産業振興分野を中心とした取り組みを図って
いく必要があるだろうというふうに思ってまして、それにいま踏まえて積極的な予算編成に
なっているということでございます。
ただ現在のような予算の額が続けばですね、おそらく市の財政収入の点からすれば相当無
理が生じるのは重々承知の上でございます。そういう意味では長期的な視点で、将来大きな
借金がですね、将来におけるまちづくりに大きな負担とならないような配慮もあわせて行っ
ていく必要があるというふうに思っているところでございます。
で、中核交流の3億の負担ということでございますけれども、市といたしましては相応の
負担は当然ですけれども、していかなければいけないと。南郡の2町さんについても一定の
負担はしていただけるんではないかというふうに、県を通じてお聞きはしているところでご
ざいますが、いまのところまだ具体的な話にはいってないというところでございます。
ただ3億の負担といいましても、10年間にわたって負担をするということでございますの
で、3億プラス利子分の負担、これの多くの分野が大きな部分が熊野市のなったとしても、
熊野市の財政からすれば十分これに応えていける範囲であろうというふうに思ってます。
○議長(中田悦生君)
16番。
○16番(上嶋治之君)
ありがとうございました。それではもう1点だけ、もう1点だけと
いうよりもさきほどから言うてますように、できるだけ過疎、山間部についてもですね、特
別な配慮をしてもらうようにちょっと私は聞いたところによると神川なんかでも、温泉をや
っておるけども、補助はもろてないとか、いろいろなことを聞くわけなんで、そういうよう
なとこの目玉商品として、各地域にやっぱりそういうようなあれも、補助金もしたっていた
だけたらなと思うわけです。勿論飛鳥でも五郷でもみなどこでも同じことなんです。それだ
けお願いいたしまして、私の質問、終わらせてもらいます。ありがとうございました。
○議長(中田悦生君)
お諮りいたします。
本日はこの程度に止め延会したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ声あり)
○議長(中田悦生君)
よって本日はこの程度に止め延会することに決しました。明14日は
午前9時から会議を開き一般質問を行います。時間励行でご参集願います。本日はこれにて
延会いたします。ご苦労さまでした。
午後
3時
53分
延会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
熊野市議会議長
署 名 議 員
署 名 議 員
平成19年(2007年)熊野市3月定例会会議録
( 第 3 号 )
平成19年3月14日(水曜日)
平成19年(2007年)熊野市3月定例会会議録
平成19年3月14日(水曜日)
第
3
招集年月日
平成19年3月5日(月)
招集の場所
熊野市本庁舎議会議場
開
平成19年3月14日(水)午前
議
号
9時
00分
応招議員
1番
濱
重
明
君
2番
和
田
いく子
さん
3番
増
田
幸
美
君
4番
山
田
実
君
5番
下
田
克
彦
君
6番
岩
本
育
久
君
7番
大
西
三
春
さん
8番
樋
口
雄
史
君
9番
山
本
良
正
君
10番
山
本
洋
信
君
12番
前
地
林
君
13番
前
田
桂之助
君
14番
松
山
秀
夫
君
15番
清
水
純
一
君
16番
上
嶋
治
之
君
17番
今
西
春
由
君
18番
堀
力
君
11番
中
生
君
不応招議員
田
悦
地方自治法第 121条の規定により説明の為議会に出席した者の職氏名
市
長
河上
敢二君
特
役
山川
勝君
消
長
中田
裕三君
総
総務課防災対策監
松下
税
長
与
下川
勝三君
長
植中
稔雄君
長
浜田
秀人君
任克君
市 民 保 険 課 長
山本
達由君
和田
仁君
健康・長寿課長
城
六男君
環 境 対 策 課 長
森本
明君
農 業 振 興 課 長
土口
直洋君
林 業 振 興 課 長
島田
克史君
水産・商工振興課長
山門
正昇君
観光スポーツ交流課長
奥田
博典君
建
長
福田
惠優君
地 域 総 合 課 長
星山
政文君
地 域 振 興 課 長
向山
兼司君
収
入
市 長 公 室
務
課
別
参
防
務
設
課
課
福 祉 事 務 所 長
岡部
忠澄君
会
水
鈴木
衛君
教
選 挙 管 理 委 員 会 浜田
書
記
長
秀人君
監査委員事務局長
原田
葉子さん
岡本
憲明君
次
山口
耕作君
庶
道
課
長
計
課
育
農 業 委 員
事
務
局
長
柳本
秀和君
長
杉松
道之君
会 西塚
長
紀生君
職務の為出席者
事
務
局
長
議 事 係 長
務
係
長
西岡
久典君
長
大谷
健君
議事日程
日程第1一般質問
6番
13番
前川桂之助君
174
1.紀南中核的交流施設整備事業支援補助金事業者に選定された(株)エム
アンドエムサービスの当地域との連携等について
2.熊野市における入札制度について
7番
3番
増田
幸美さん
187
1.生活交通網の整備について
2.獣害対策について
8番
5番
下田克彦君
202
1.妊婦無料検診の拡大について
2.視覚障がい者のための情報バリアフリー化促進について
9番
17番
今西春由君
212
1.市税、国保税の滞納について
2.消防団の充実について
10番
4番
山田
実君
1.市長の政治姿勢について
2.中学校給食について
3.紀南中核的交流施設整備事業について
223
午前
○副議長(山本洋信君)
9時
00分
開議
おはようございます。
ただいまの出席議員は17名であります。欠席の届け出は11番中田悦生君であります。
中田議長が欠席されましたので、代わりまして私が議長を務めます。議事運営にご協力を
お願いします。
定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
議事日程はお手元に配付のとおりであります。
○副議長(山本洋信君)
日程第1
昨日に引き続き一般質問を行います。
質問はお手許に配布いたしております順序によって、発言を許します。
13番
前田桂之助君。
(13番
○13番(前田桂之助君)
前田桂之助君
登壇)
おはようございます。
通告書にしたがい、2点について質問をさせていただきます。まず最初は今般、紀南中核
的交流施設整備事業支援補助金事業者に選定された株式会社M&Mサービスの当地域との連
携などについてお伺いをいたします。
過去この地域の振興策、活性化策としまして古くは田川県政時代において、フルーツフラ
ワーパーク構想というのがございました。またその後、北川県政時代には紀南交流拠点施設
構想が大々的に打ち出されました。いずれも我々この南紀の、紀南の住民にとってはたいへ
ん大きな期待と将来展望をもって、その実現を心待ちにしていたところでございますが、ほ
とんど県当局から情況説明がないまま、突如取りやめとなり夢物語となったのは、ご承知の
とおりでございます。
我々地域住民の落胆と憤りはたいへん大きなものがありました。そして、今般、野呂県政
になり三度、当地域の活性化策として本事業が打ち出され、ようやくにして今般事業者選定
をみたところでございます。本事業の開始は南北格差の大きな紀南地域の活性化策の一つと
して、それなりに期待がもたれることは確かではあります。
しかし、無条件に諸手を挙げて喜んでばかりはいられないと、私は思います。今般の事業
者選定にあたり、選定審査において事業の企画性や事業の安定性、確実性、健全性また適正
なコストでの計画などの項目においては、選定をみた事業者はそれなりの実績があるという
ことですので、さほど問題はないと受け止めておりますが、反面この地域にとって最も重大
関心事であります地域連携、地域への波及効果については評価が低く、大きな不安を感じて
いるのは私だけではないと思います。
そこで以下5点についてお聞きいたします。第1点目は地域住民や地域資源、施設との具
体的な連携方策及び地域の農林水産物等の積極的な活用について、選定委員会においても評
価が低いとなっておりますが、本当に期待ができるのでしょうか。例えば既存の類似事業者
との間において、限られたパイの争奪戦になるという危惧についてはどのようにお考えです
か。
2点目は、金山の県営中山間地域総合整備事業との連携について、どのように考えておら
れますか。両事業の間に競合するようなところはないのでしょうか、お聞きいたします。
3点目は地元雇用についても、正社員などの常時雇用について、配慮が不十分とされてお
りますが、本当に期待できるのでしょうか。このことは当地域にとってもっとも重要な事項
の一つでございます。
少子・高齢・過疎化が進む当地域にとって、若者の定住が近々の課題であります。若者が
安心して働き、家庭を持ち暮らしていけるような安定した雇用体系が不可欠であります。こ
の事業はそのためにあるといっても過言でないと私は考えますが、いかがでございますか。
4点目は、地域住民の日常利用を考慮した、魅力的なサービス提供についても、低い評価
しか出ておりませんが、集客の面から見ても、大変危惧を感じるところですが、いかがでご
ざいますか。
想定集客数を13万人程度と見込み、そのうち地元からの入り込み客を相当数期待しており
ますが、実現が可能かどうかお考えですか。
5点目は、事業遂行の確実性について、この事業が限りなく公共性の高いものである性格
上、外部による事業内容の継続的な監視が必要であると思いますが、どのようにお考えです
か。
以上、5点目について、たいへん懐疑的なことばかりお聞きいたしましたが、いずれにい
たしましても、本事業は紀南地域における最初で最後の活性化策であることは間違いござい
ません。
またこの地域においても多額の公金を投入することからも、初期の目的にかなった安定的
な継続的な運営ができるよう、地域また官民の積極的な関わりが寛容であると考えておりま
す。今後事業者に対し、以上申し述べた課題に対し、当局としてどのように対処していかれ
るのか、そのお考えをお聞かせください。
二点目として本市における入札制度について、お聞きいたします。
現在民間、官製を問わず談合のニュースがマスコミで報道されない日がないほど、異常な
事態となっております。自治体トップによる事案については、何とか3兄弟と揶揄され、そ
の象徴的なものであります。このような中、総務、国土交通、両省は自治体発注の公共事業
の談合など、不正の防止策として全市町村で一般競争入札の導入などをまとめております。
ただその入札の不正防止の旗ふり役である国土交通省にあろうことか、官製談合防止法が適
用され、公正取引委員会から改善措置命令、要求が出されましたが、まさに開いた口がふさ
がらないというのが、このことでございます。
それはさておき、これまでのところ、一部の自治体を除き1990年代半ばから進められてき
た、入札改革はほとんど進められていないと言われております。特に最近重大な官製談合が
多数発覚し、再度入札制度の見直しが強く求められているところであります。
幸いなことに本市においては、今日までそのような事案は耳にはしておりません。このこ
とは本市においては官民一体となり、厳正公正に行われていることのあかしであり、大変ほ
こらしいことであると、私は思っております。
しかし本市においても、今後そのような事案が絶対に起こらないという保証は、どこにも
ございません。そのためにはより一層の緊張感と公正さを高めていく必要があるんではない
かと思います。
そこで以下2点目についてお聞きします。
まず1点目は現在、本市の入札制度はどのようになっているのかお尋ねいたします。2点
目は入札制度の透明性、公平性、競争性を確保していくために、本市における入札制度を見
直すことの必要性及び今後本市がどのような方向に向かおうとしているのか、そのお考えを
お聞きいたします。以上、ひとまず壇上よりの質問を終わります。
○副議長(山本洋信君)
1番目の項目について、執行部の答弁を求めます。
市長。
(市長
○市長(河上敢二君)
河上敢二君
登壇)
おはようございます。
前田議員の第一点目の紀南中核的交流施設整備事業に関するご質問にお答えを申し上げま
す。
まず経緯を申し上げさせていただきたいと思います。県において昨年7月に事業者公募を
行った結果、県の内外から11の事業者の応募があり、9月に事業者選定委員会において、第
1次審査の結果、株式会社M&Mサービス、株式会社スローライフ熊野、熊野プロジェクト
の3事業者が優秀な応募者であると決定されました。そして、今年の2月8日に第2次審査
の結果として、最優秀提案者にM&Mサービス、優秀提案者にスローライフ熊野、熊野プロ
ジェクトが決定されたところでございます。
最優秀提案者に選定されましたM&Mサービスの提案に対する選定委員会の評価につきま
しては、事業への安定性、確実性、健全性にもっとも秀でており、紀南地域における集客の
ターゲット層を的確にとらえた上で、堅実な集客戦略を提案しており、具体性及び実現性の
高い評価を得たということでございます。ただしご指摘のように、地域との連携については、
今後地域への波及効果の創出を、地域とともに創り上げていくという課題が残されたという
ことでございます。
現在、県から補助事業者に対し選定委員会から出された課題の整理をした、全体事業計画
の提出を求めており、年度内に正式な事業計画として認定が行われる予定となっております。
議員ご指摘のございました項目につきまして、ご説明をさせていただきます。
最初のご質問でございますが、事業者は本施設と紀南地域全体に点在する様々な資源や物、
人、事を有機的に結び付け、来訪者に紀南地域の魅力を発信し、体験していただくことで、
この地域に対するファン層を拡大し、地域全体への活性化の核となる施設づくりをコンセプ
トにしており、そのためにも地元のご協力が不可欠と、このように考えているところでござ
います。
そのため、地元の市町や団体、観光事業者、地域住民組織などと事業者が一体となるべく、
観光推進組織を早い段階から設立し、開業に向けた事前準備を進めていくとされております。
また地域の農林水産物等の積極的な活用に関しては、施設内で提供する食事、材料の百パー
セントを地元産品で賄うことを、目標ということでしております。またこれとともに地域の
物産品の加工実演や、販売を行うこととされております。
地域連携に関してこのような事業計画を提案されましたが、他の事業者に比べると具体性
の面で低い評価であったため、選定委員会から最優秀提案者の事業者には、今後地域と十分
に協議を行いながら、事業の展開を強く期待するという意見が付されております。
今後、事業者が中心となって、地域の方々や事業者、団体なども参画する推進組織を設置
して、取り組んでいくこととしておりますので、その中で地域との連携方策や、地域の農林
水産業物の活用等について、具体的に地域の皆さんと調整が図られ、取り組まれていくこと
となると考えております。地域としても、これをビシネスチャンスとして捉え、当事業に積
極的に関わっていただくことが必要と考えておりますので、事業者には地域の方々に対して
十分な事業計画の説明をお願いするとともに、地域の方々には本事業に対して、積極的な協
力や参画をご検討いただけますよう、お願いをしてまいりたいと考えております。
市といたしましても、地域の連携が緊密になり、経済的な効果が大きくなるよう必要に応
じ可能な限り、事業者と地域の皆さんの調整に関わってまいる所存でございます。
二つ目の県営中山間地域総合整備事業との連携などにつきましては、中山間活性化施設で
製造される予定のミカンジュースの仕入れ、販売やイベントでのタイアップ、活性化施設及
び紀南中核的交流施設の利用者相互の交流等により、相乗効果が生まれることを期待してお
りまして、この点につきましても、いま申し上げましたように、市といたしまして必要に応
じ可能な限り、事業者とこの活性化施設の連携について、調整を図ってまいりたいと考えて
おります。
3点目の雇用の点についてでございますけれども、他の応募事業者に比べ、少ない雇用計
画であったため、選定委員会においては低い評価となりましたが、学卒者を始め地元での採
用を中心に人材を雇用する予定となっております。なお雇用人数につきましては、事業者の
計画では10年後の事業規模が当初より約2倍となっており、今後事業の拡大により一人でも
多くの雇用の増大を期待するところでございます。
4点目の地域住民への魅力的なサービス提供という点でございますが、日帰り温浴施設を
中心に、地域住民の皆さんの利用を想定をしております。市といたしましても、市民が気軽
に活用できる様々な場の提供を、事業者に可能な範囲で要望してまいりたいと考えておりま
す。
5点目の事業遂行の確実性という点でございますが、外部による事業内容の継続的な監視、
モニタニングは非常に重要であると認識しております。事業者の計画では外部機関による財
務モニタニングを実施するという提案がなされております。
しかしながら財務内容だけではなく、事業内容についての外部モニタニングについて、選
定委員会からも最優秀提案者の事業者には、今後、財務のみならず事業内容も含めた客観的
継続的なモニタニングが不可欠であるため、これらの点を踏まえた透明性の高い経営体制の
構築と十分なリスク管理体制の確立を期待するという意見か付されているところでございま
す。
市といたしましては県とともに、今後事業者に対して、事業内容も含めた外部モニタニン
グの実施、外部モニタニングの体制の確立を求めていくとともに、10年間にわたって補助金
を支出していく中で、事業者が事業計画にしたがって着実に事業を展開しているかについて、
毎年度運営に関する状況報告や、事業実績報告を求めてまいりたいと思っているところでご
ざいます。いずれにいたしましても、紀南中核的交流施設は、集客交流などの面で大きな期
待ができる整備計画であり、今後県や関係する町と協力しながら、地域への経済的効果がよ
り大きなものとなるように、また地域の産業や事業との連携が進むように、事業者とその事
業実施予定者と連携し、地域住民の皆さん、地域の事業者の方々と協力をしながら、市とし
ても積極的に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
○副議長(山本洋信君)
13番。
○13番(前田桂之助君)
まずこの事業についてですね、皆さんもお気付きだと思いますが、
住民の関心はあまり高くないように感じております。さきほど申し上げましたように、北川
県政時代に打ち出されました紀南交流拠点施設構想の時は、住民が一丸となってこの構想実
現のために、一生懸命に頑張り、たいへん関心が高かったと思います。それは何故かという
と、住民の意見を聞いていただいて、地域の住民がそれを利用する場所が、いろいろ中に含
まれておりました。例えばスポーツ施設でありますれば、ドーム型の体育館とか、陸上競技
場とか、それからまたリハビリ、トレーニングをするような温浴施設とか、いろいろあって、
その実現を楽しみに待っていたところでございます。
ところが今回のこの事業につきましては、当初執行部の方から説明を聞いたとこによりま
すと、一切そういうものはつくりません。ただ極端に言えば利益を生むものだけしかやりま
せんということで、一般住民にとってはあまり関心がない、これもうなずけるもんだと思い
ます。
そこで市長、先日市長からお聞きしました施政方針においても、地域の経済効果がより大
きなものになるように、また地域の産業、事業との連携が進むように取り組んでいくと、は
っきりと述べられておりますが、この民間事業者でございます。本当に連携ができますか、
本来利潤を追求する民間事業者ならば、お客さんにしても自分とこへ来た客を、類似の施設
の客に回すんじゃなしに、普通ならば囲い込むというのが、まあ普通だと思います。
もうひとつ物を買ったり、施設をつくるにしても、利益を追求するわけでございますから、
高いものよりも安いもの、これは商売人では当たり前のことだと私は思います。そういう危
惧がありますが、いま市長のご答弁の方で、推進協議団体ですか、そういうものをつくって
協議するということですが、その協議内容がどこまで反映されるか、たいへん疑問に思いま
すが、市長のお考えはいかがですか。
○副議長(山本洋信君)
○市長(河上敢二君)
市長。
この施設が比較的市民の皆さんの間での関心が高くないというのは、
もう以前にも説明したとおりでございまして、いまご指摘のあったことが、一番大きな要因
ではないかと思います。すなわち北川知事時代の構想は、ゴルフ場を中心として、スポーツ
施設がたくさんありましたので、外部の皆さんだけではなくて、地域の方々もたいへんその
利用者としては大きなウェートを占めるということでございましたので、当然ながら地域の
皆さんの関心は非常に高かったと、一方でこの施設については基本的には集客を目的とした
施設になっておりますので、いわば地域住民の皆さんは、施設があるから利用できるという
施設の中身によっては利用できるということですから、そういう意味では企業誘致的なもの
でございます。その点からやはりどうしても関心は、事業者の方々を中心に偏ってしまう面
があるのは、事実であるというふうに思っているところでございます。
当然ご指摘のように、民間の事業者ですから、資本の論理というものは貫かれる面がある
とは思います。ただ囲い込みでありますとか、高いものは使わず安いものというお話もある
程度、当然そういう考えが出てくるでしょうけれども、おそらく施設そのものだけで集客を
実現できるということは、事業者も当然ながら考えておりません。おそらくというか、当然
考えておらず、やはりこの地域が持っている様々な観光資源を、有効利用するということで、
この施設が成り立つという考えであるのは、提案の中身を見ても、間違いないところでござ
います。
そういう意味からすれば、囲い込みというのはなかなかうまくいかないだろうというふう
に思うわけでございます。一方、高いもの安いものという論理もあるわけですけれども、い
いものであればですね、高いものであっても利用していただける可能性がございます。また
供給の点でも安くてもですね、供給されるものがバラツキがあったり、量が揃わなかったり
すれば、なかなか施設としても使いづらい、そういう意味ではやはりこの地元の供給するも
のを、事業者がある程度受入れられるようなレベルまで上げていくことも、必要であるとい
うふうに思います。
そういう中で一般常識的にも考えても、そういうレベルにも達しているにも関わらず事業
者がこういうものをまったく使わないということになればですね、やっぱり行政としても10
年間にわたって補助金を出す以上、可能な範囲で要望はさせていただく、要望はしたいとい
うふうに思っているところでございます。したがっていまの段階で、ここまでだったら事業
者は受入れられる、この辺だったら駄目だというふうな明確な線引きをひくのは当然難しい
わけでございますんで、事業者が提案しているように、地元の観光関連産業やいろいろな関
係者の方々と事業者がつくろうとしている組織を中心に、まずは話をしていただく、行政も
当然ながら外部モニタニングの一部として、財務内容だけではなくて、事業内容についても
継続的に監視をさせていただいて、繰り返しになりますけれども、必要に応じ可能な範囲で
調整に関わっていきたいと、そういうことで基本的には可能な限り、大きな経済的効果が地
元に落ちるように、努力していく必要があると考えております。
○副議長(山本洋信君)
13番。
○13番(前田桂之助君)
今から始まることですので、これだけどうのこうの言うわけでは
ございませんが、是非そういう危惧があるということを念頭において、今後しっかりと監視
していっていただきたい、このように思っております。また2番目の中山間との関連につい
てでございますが、これは本事業と中山間の方とバッティングするという個所はないんです
か。
○副議長(山本洋信君)
○市長(河上敢二君)
市長。
いまの中山間の施設で考えられているのは、もうジュースの製造と
いうことでございます。ある意味では競合というよりも、むしろ共存の方向に結び付けられ
るんではないかというふうに思っています。試作的につくられているジュースについても各
方面で高い評価が得られておるところでございますんで、この地域の一般的な市民感覚から
すれば、安くはないというふうに思いますけれども、さきほど申し上げましたように、非常
に品質のいいものでございますんで、この施設の中においてはいろんなお客さんが来られる
でしょうから、そういうお客さんの中には、これだけおいしければ、この値段でもこういっ
た値段でもいいんじゃないかというようなことは、十分期待できる。そういうものが私はこ
の中山間の施設の計画の中で、生産されていくものというふうに思ってます。そういう意味
では非常に期待、連携についての期待は、私は大きく持っているところでございます。
○副議長(山本洋信君)
13番。
○13番(前田桂之助君)
中山間の事業と本事業との共存共栄できるように、ひとつやって
いただきたいと、このように思っております。
その次に雇用の関係でございますが、これも市長の施政方針によりますと、若者の流出に
歯止めをかけるため、働く場の創設を述べておりますが、本来は安心して働き家庭を持って
暮らしていける場というのが、必要だと思います。さきほど壇上からも申し上げましたが、
そういうような雇用体制を、確立してもらわないかんのですが、たいへん希薄であるという
ようなことです。民間企業ですから、何を削減するか、利益追求のために何を削減するかと
言えば、まず人件費の抑制、本市でこの市役所でもそうですが、正規の職員を削減して、臨
時職員、一人職員 800万円の臨時職員3人雇とてやるというようなワークシェアーというよ
うなことをやっております。そういうなってしまったら、結局この事業をつくった意味とい
うのが、ずいぶんと薄れると思いますが、いかがですか。
○副議長(山本洋信君)
○市長(河上敢二君)
市長。
選定委員会でも意見として付されたということは、さきほど申し上
げましたように、やはり雇用の点での配慮というものを求めてまいりたいというふうに思っ
てますが、この事業が評価を受けたのはやはり事業としての安定性ということでございます。
事業そのものが事業継続そのものに不安があればですね、雇用の点でもより厳しいものにな
っていくということでございますんで、そういう意味では雇用についての大きな期待は、や
はり継続して持ちたいというふうに思ってますが、強く雇用の拡大を求めた結果、事業が傾
くようでは、これは本末転倒になります。そういう意味ではやはりさきほど来、申し上げて
おりますように、必要に応じ可能な範囲で事業者に対し、働きかけをしていくというスタン
スが重要だというふうに思ってます。
私は基本的には議員ご指摘のように、自分の給料が将来にわたって安定して見込める職場
というのは、非常に求められているわけでございます。そういう意味では当然なから、正社
員が増えることが望ましいわけですが、一方で一般的にはアルバイト、パートさんというの
は主婦の方が多いわけですけれども、世帯主の収入を補完するという意味で、こういうアル
バイト、パートの職場が出てくることも、地域にとっては大きな価値があるというふうに思
っているところでございます。
ただアルバイト、パートだけが世帯の主な収入という場合には、非常に不安定でございま
すんで、こういった点については、これはこの事業に限らず主としてあらゆる面で、いろい
ろな角度から、長期的な視点も踏まえてですね、なるべく長期的に生計が見通せるような、
そういう取り組みというものは、今後十分に考えていく必要があるというふうに思っており
ます。
○副議長(山本洋信君)
13番。
○13番(前田桂之助君)
主婦がアルバイト的に働くのも結構でございますが、本当に過疎、
高齢のこの地域でございます。ともかく新卒者が地元に残らないというのは、働く場所、働
く場所やない、生活するに見合う給料が将来にわたって得られないということで、都会へ出
ていくということだと思います。だからこの事業が出てきて、この事業はそれを大眼目にや
っていただけるんかなと思ったけども、いま市長のお話しを聞くと、まあまあとりあえず働
く場所を確保して、それからよければそういう若者を、安定的に生活できる給与体系という
ように受け取りましたが、そういうことでございますか。
○副議長(山本洋信君)
○市長(河上敢二君)
市長。
この事業に関してはあくまでも民間の事業者が、事業主体となって
やられるものでございます。したがってこの事業そのものが傾くようではいけませんので、
やはりその経営そのものに経営の根幹そのものに、行政が口出しをするということになると、
過去の第3セクターの例などを見るまでもなく、うまくいかなくなることが想定されます。
そういう意味ではやはり事業がうまくいくことを前提にして、雇用の拡大ということを求め
ていくことが、あるべき姿であろうというふうに思ってます。
○副議長(山本洋信君)
13番。
○13番(前田桂之助君)
雇用安定的に若者が働けるような場となるように、ひとつご努力
をお願いしたいいたしたいと思います。
その次に、4番目の地域住民が利用できるというようなことで、なんか話ききますと、13
万人の予定のうちに3~4万人、地元からの入り込み客を想定しているということでござい
ますが、この事業内容を見せていただくと、一度は地元の人は物珍しさで、訪れるかもわか
りませいが、二度、三度と訪れるような施設ではないと思います。となると、最初想定した1
3万人の入り込み客というのは、狂ってくると思いますが、その点について市長はどのように
お考えですか。
○副議長(山本洋信君)
○市長(河上敢二君)
市長。
確かに地元利用については、多くの数を想定しているところでござ
います。それが議員ご指摘のように、一回いったもう行く必要ないという中身として続くの
かどうかについては、やはり事業者の努力に大いに期待をするところでございます。
ただやはり日帰りだけではなくて、我々が大きく期待しているのは、外からの集客に期待
をしたいと、地域内の経済の循環が大きくなることも大切ですけれども、外部からの集客に
よって、この施設を始め地域全体に大きな経済的な効果がもたらされることを、より強く期
待をするところでございまして、そういう点では事業者の計画は宿泊客が、最後の方の、あ
くまでも10年後の予定ですから、このとおりいくかは別にして、むしろこれより大きな数字
を期待したいと思いますけれども、1万 3,500人から2万1千人程度と、倍弱ぐらいには想
定しております。こういう点について、強く期待をしたいというふうに思いますし、地元の
利用のあり方についても、地元の皆さんが喜ばれる施設であることは当然、この施設が事業
者の方々を中心として、地域との連携が図られていくという点でも、重要であるというふう
に思いますんで、事業者の方々、この事業を行う事業者に対して、強い期待を持って必要に
応じてまたこの点についても、意見などを言わせていただくのが、いいのかなというふうに
思ってます。
○副議長(山本洋信君)
13番。
○13番(前田桂之助君)
是非2度も3度も4度も、訪れたいというような施設になるよう、
行政としても関心をもっていっていただきたい、このように思います。
5点目の監視ですが、これは財務事業内容を含めて、外部モニタニングでやるということ
ですので、これもしっかりやっていただきたいと思います。いずれにいたしましても、先日
出ました公表においては、たいへん地元への配慮が希薄であると私は考えます。これは営利
事業を営む民間事業者でございますから、利益第一ということで、仕方がない面もございま
す。しかし、儲けるだけにやられたんじゃ、この事業をつくった大原則が崩れると、このよ
うにも私は思います。それによって波及効果も薄れていくということがございますので、行
政としてもしっかり今後監視していただたきいと思います。
老婆心ながらこれは私見でございますが、本来この事業を採択するにあたっては、本当に
これ私、個人的な考えをちょっと申し述べますが、まず地元にどれだけの波及効果があると
いうような数値目標を出さし、かつ事業者が安定的、継続的に事業ができるということ加味
あわせて、それでできるとなったら、この事業を選定するというのが、本当の姿じゃなかっ
たんじゃないかなと思いますが、もう今更そんなことを言っても遅いことです、もう決まっ
たことですので、今後はそういうことも念頭において、市長を先頭に行政の方でひとつ頑張
っていただきたい、私ども住民も可能な限り応援をして、これが未来永劫、事業が続いてい
くように、そしてこの地域が活性化するように頑張っていきたいと思いますので、よろしく
お願いいたします。
じゃ次の項お願いします。
○副議長(山本洋信君)
2番目の項目について、執行部の答弁を求めます。
総務課長。
(総務課長
○総務課長(浜田秀人君)
浜田秀人君
登壇)
前田議員の2点目の熊野市における入札制度について、お答を
いたします。当市における土木事業における入札制度は、あらかじめ入札参加資格審査の申
請をしていただき、参加資格の審査を行った上、入札指名資格者名簿に登録を行います。申
請書の添付書類のひとつに三重県が評価する、経営規模等評価決定通知書、総合評定値通知
書があり、これには完成工事高、技術職員数、自己資本額、従事職員数を勘案した各事業者
の総合評定値が示されております。
熊野市では市請負工事等、入札参加資格審査要項に基づき、この県による評定値や市にお
ける工事成績をもとに、平成18年度の請負工事等、指名審査会において、事業者の規模、能
力に応じた適切な施行が行われるよう、格別、ABCDの5段階のランク付け、設計金額に
応じて業者の指名を行っております。
入札制度には価格競争を通じて工事費を、より適正なものにする大きな役割があります。
また公共工事は地域経済に与える影響は大きく、雇用の面でも大きな役割を担っていますの
で、市の発注工事が地域経済に反映されるように配慮しながら、公正性、透明性、競争性を
確保していくことが求められております。
しかし、議員ご指摘のとおり、最近他県で官製談合の事件が出てまいりまして、入札制度
における一層の公正、透明性が求められております。一方、公共工事の減少などに伴って、
適切な施行が懸念されるようなダンピングともいえる受注や、下請けへの非常に安い工費に
よる発注といった例も、数多く指摘されるようになってきております。こうしたことに対し
て、総務、国交、両省は一般競争入札の拡大や、総合評価方式の拡充を図るよう、都道府県
知事あてに通知を出し、また2月に総務省は地方公共団体の入札及び契約の一層の適正化を
促進する観点から、必要な政省令の改正を含んだ地方公共団体の入札契約適正化支援方策に
ついての具体的な検討を進めることとし、そのひとつとして総合評価落札方式の導入を推進
する通知が出されております。
三重県におきましては、総合評価、落札方式をすでに施行しており、国の指導を受け、市
に対しても19年度から施行するよう要請があったところです。この総合評価落札方式は、入
札者から性能等に関する提案を募集し、民間の技術を積極的に活用することにより、価格だ
けでなく技術的な要素を考慮することにより、公共事業の質を高めることを目的に、入札時
に工事価格、性能等を持って申し込みをさせ、これらを総合的に考慮して、落札者を決定す
る方式であります。
この総合評価方式では、事業者決定が価格だけで行われないので、談合防止にもつながり、
また不等に安い工賃の応札も排除され、適切な施行に結びつくことが期待をされます。一方
大規模事業や高度特殊な技術を要する工事では、発注者側の審査体制も、専門的に相当高い
レベルが必要となってまいります。したがって19年度においては検討を行い、採用可能な請
負工事について、試行、試しに行う、試行することを考えております。
○副議長(山本洋信君)
13番。
○13番(前田桂之助君)
国においても県においても、今後、入札改革をするということを
お聞きしました。是非、透明性のある入札を制度にしていただければと思いますが、ちょっ
と聞きたいんですが、県の方で出すその入札診査の提出に、経営規模等評価決定通知書、総
合評定値通知書というのがあるそうでございますが、漏れ聞くとこによると、実情にそぐわ
ないような状況もあると聞いておりますが、これはどういうなんか、そういうことを聞いて
おりますか。
○副議長(山本洋信君)
○総務課長(浜田秀人君)
総務課長。
そういう話は噂といいますか、正式な話では伝わっておりませ
んが、そういう話を聞き及んだことがございます。しかしこの判定をするのは、三重県でご
ざいまして、どういうところが評価されれば点数が上がるのかというところがあるんですが、
それにはひとつはやっぱり工事、完成工事をどれほどやってきたかという、実績ですね、そ
れと技術の職員数がどれほどおるかと、技術者がどれほど抱えておるか、それから自己資本
額ですね、それと従業員がどれぐらいおるかと、そういう点が主に評価をされるということ
でございまして、そのトータルが数値になって表れると、こういうシステムになっておりま
す。
で、具体的にそこのどの項目で、どういう矛盾があるのかですね、その辺のところについ
ては、私どもも細い調査をしておりませんが、そういったものが総合的に評価をされて点数
となると、こういうことでございますので、やはり高い評価を得た事業者というのは、やっ
ぱりそれなりに各項目において、それなりの評価を受ける点数といいますか、そういうもの
があったというふうに理解をしております。
○副議長(山本洋信君)
13番。
○13番(前田桂之助君)
本当にこれは聞いた話ですが、実情とかけ離れているようなこと
があるから、ただ書面だけで見るんじゃなしに、やっぱり実体も見ていただいて、正当な評
価をしてもらいたいというような声も聞いております。また県の方でも、そういうことも踏
まえて、少しずつ改善していくというようなことも聞いておりますので、ひとつそういうこ
とも念頭においていただきたいと思います。
それから、大変矛盾する言い方ではございますが、やはりこういう小さな自治体でござい
ます。公共事業の少ないとこでございます。厳正な緊張感はもちろん必要でございます。透
明性も必要でございます。公平性も必要でございますが、それとともに是非、地域性にも配
慮した取り扱いをお願いしたい、こういうことをお願いして、私の質問を終わります。あり
がとうございます。
○副議長(山本洋信君)
○副議長(山本洋信君)
○副議長(山本洋信君)
3番
10時5分まで休憩します。
(午前
9時
49分)
(午前
10時
05分)
休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。
増田幸美君。
(3番
○3番(増田幸美君)
増田幸美君
登壇)
通告にしたがい2点について、ご質問をさせていただきます。まず
初めに生活道路、生活交通手段の整備について、お尋ねをします。昨日、先輩議員であられ
る山本議員と上嶋議員から関係する質問がありましたので、私は可能な限り違う視点から質
問をさせていただきたいと思っております。そういう意味で答弁にあたっては、重複する部
分を省略していただいて結構かと思っております。
近年、本市だけではなく、過疎化、高齢化が振興する地域において、業績の悪化から路線
バス等を次々と撤退し、該当する自治体においてはその代替手段の確保にむけて、大変苦慮
する。加えて自主運行バス等を利用することが困難な,いわゆる交通弱者の皆さん、さらに
交通空白地域、そういった地域住民からの個別移送に対する高い要望等出てきておる。
いまこそ道路運送法の改正を期に、本市においても生活交通網の抜本的な見直しを行って、
地域バランスを考え、利用と費用バランスを考え、さらに料金体系についてももう一度検討
すると今後の市内全域における生活交通網を、まさに網の目のように張りめぐらせることが、
必要ではないかというふうに考えます。
さて、三交南紀交通株式会社が運行していただいております路線バス、五郷線について、
2月14日申し出があり9月末日をもって廃止されるということでございます。即刻、市長公
室を中心に地元への説明、あるいは代替案の検討等を迅速に対応いただきまして、地域住民
の不安を払拭していただいている点、高く評価するものでございます。
実は私、その情報をいただいて間もなく、一番多く利用されるであろうと思われる時間帯
のバスを選んで、往復バスの後ろを走らせていただきました。やはり予想どおり通学される
方が一番多いようでした。後、通勤をされている方、そして病院へ行かれるのかなというふ
うに思われる方、そして記念通りで降りられたお客様、買い物なのでしょうか。そういうふ
うに生活そのものを身近に感じさせられる非常に大切なバスであるなと、痛感をさせていた
だきました。
演壇から大変失礼ではございますが、数十年間にわたり安全走行をいただいて、大きな事
故もなく地域のために貢献いただきました三交南紀交通株式会社、その間、運転手や車掌と
してお勤めていただいた皆さんに、地元議員として利用する、させていただいた一人として、
心から感謝と敬意を申し上げたいと思います。
代替案の検討にあたっては、関係する地域の方々としっかり協議を重ねていただき、代替
自主運行バスが利用しやすく、そしていつもまでも地域の財産として残るような配慮を、是
非お願いしたいと思います。
また新年度、地域公共交通会議を立ち上げていただく予定になっております。私はこの会
議に強い期待を持っております。地域公共交通会議の運用については、まずは路線バス廃止
後の五郷線の合意形成を求める場になろうと思っています。それ以降の地域公共交通会議の
運用、協議事項、現在想定していられることが、どういったものがあるか、お伺いをいたし
たいと思います。
次に、2点目の獣害対策についてであります。山間部や海岸部を問わず、野性鳥獣による
農林産物への被害が増大し、このことから農林業者の生産意欲の低下や、耕作放棄地の増大、
さらに山林の荒廃等につながっていると思われます。果樹、稲、野菜等、出荷する作物は勿
論のこと、植林した苗木、さらに自家消費するために細々とつくっている家庭菜園の野菜か
ら、最近ではお茶の新芽にいたるまで、過去には考えられなかったような被害が様々出てお
ります。
鳥獣と人間がともに生きる。共生する方策を考えるのが基本だと思っております。鳥獣愛
護の点からも大切なことだと思っております。しかしながら、被害を最小限度にくい止める
ために、個体数調整や追い払い等事業を継続する必要があろうかと思っております。シカや
イノシシやサル等の被害に加え、近年は外来獣と申しますか、ペットとして飼っておられた
アライグマ等が野性化をして、このアライグマ等、非常に繁殖力が強いようでございまして、
1年で成獣になって、毎年5~6頭を出産するようでございます。しかもいま暖冬でありま
すし、畑の作物をしっかり食むことができるわけですから、健康状態もよくって生育率も高
いと、こういうふうに言われてます。しかもアライグマやハクビシンやアナグマ等、その正
体がですね、なかなかわかりにくい、このことから対策も非常に講じにくいということでご
ざいます。いまのうちにそうした新たな獣害に対して研修をし、対策を講じなければならな
い、こういうふうに考えます。
本市においては林業振興課の方で紀南猟友会の方々などのお力添えもいただき、駆除対策
を行っております。農業振興課の方では追い払いや防除と、まさに攻めと守りの対応をして
いただいております。被害の現状、さらには各種施策の効果、そして今後の課題、対応につ
いてお伺いし私の壇上からの質問を終えさせていただきます。
○副議長(山本洋信君)
1番目の項目について、執行部の答弁を求めます。
市長。
(市長
○市長(河上敢二君)
河上敢二君
登壇)
増田議員の第1点目の生活交通手段の整備という点に関するご質問
にお答えを申し上げます。まず五郷線廃止後の市の対応策でございますが、昨日も触れさせ
ていただいておりますが、五郷線につきましては、この2月14日に三交南紀交通株式会社か
ら本年9月末をもって廃止する意向である旨、申し出がございました。
バスは五郷町より飛鳥町、日進、小坂地区から、市中心部への通学、通勤、通院等の生活
交通手段として、地域の方々にとっては欠かせない存在であることから、市では今後五郷線
廃止後の代替交通手段の確保に努めてまいりたいと考えております。
この交通手段の確保にあたりましては、地域の方々のご理解とご協力が不可欠であること
から、さる2月22日、23日に五郷町及び飛鳥町の、日進、小坂地区の区長さん始め、区の役
員の方々等に対して、五郷線廃止の経緯の説明と、今後の対応に関しての協力依頼を行って
いるところでございます。今後地域の方々への説明会及び様々な検討の場において、地域の
皆さんの声をお聞きし、適切な費用支出そして地域の方々にとって、利用しやすいそうした
生活交通手段を検討し、後でご説明申し上げます地域公共交通会議での協議を経まして、9月
末の五郷線廃止後、ただちに代替交通手段が運行できるように準備を進めてまいりたいと考
えているところでございます。
次にいま申し上げました地域公共交通会議でございます。この会議につきましては、地域
においてその実情に応じた適正な交通サービスが提供されることを目的に、平成18年10月に
施行されました改正道路運送法関係法令で定められたものでございます。本会議での協議が
必要な事項といたしましては、自主運行バスの運行、運賃や経路の変更、市で行う有償運送
の運行、交通計画の策定等がございます。会議の構成員といたしましては、地域住民の代表
者の方、学識経験者、バス・タクシー事業者の代表者、国・県・市の関係機関の代表等とな
っております。
この交通会議は基本的には各市町村の単位で開催をされることになりますけれども、御浜
町と共同運行をしております自主運行バス路線、熊野古道~清流荘線、清流荘~紀南病院線
については、今後運行内容を変更する、そういった時に、御浜町との共同開催が想定される
のではないかというふうに思っております。
当市におきましても、五郷線廃止後の代替交通手段を、運行する際には地域公共交通会議
を設置の上、この会議での協議を経る必要がございます。現在、市ではJR、民間バス路線
などの地域の交通基盤を補完するものとして、4路線の自主運行バスを始め五郷線のように、
民間バスの路線を維持するための補助金、福祉バスの運行などにより市民の皆さんの生活交
通手段を確保しており、新年度予算に計上されている交通関連の予算は、 7,600万円にのぼ
っているところでございます。
しかしながら、特に市の海岸部、山間部の地域では、高齢化率が5割近くになっており、
交通弱者と言われる車の運転ができない方々が増えていることから、現在の交通施策以上の
きめ細かな対応が必要になっていると認識をしております。そのため今後、市といたしまし
ては、市民の皆さんの利用状況や要望等を十分にお調べした上で、既存の交通体系にとらわ
れず費用と利用のバランスに配慮しながら、地域公共交通を再構築し、市内各地の地域事情
に応じて交通手段を組み合わせ、高齢者の方々など交通弱者への対応も含めて、利便性が高
く、多くの皆さんに利用いただける公共交通体系の構築にむけ努力してまいりたいと考えて
おります。以上でございます。
○副議長(山本洋信君)
○3番(増田幸美君)
3番。
市長から大変丁寧なご答弁をいただきまして、ありがとうございま
す。五郷線廃止後の代替手段については、しっかり確保していくというふうな、心強いご答
弁をいただきまして、地元民として安心をさせていただきました。是非、代替手段の策定に
あたってはですね、地元の皆さんとの協議を重ねていただいて、地元の方々が利用しやすい、
そしてたくさん収支率も上がるようなですね、運行手段にしていただきたいと思っておりま
す。
準備期間とか、地域公共交通会議への提案とかですね、短い期間で10月1日スタートとい
うのは大変だろうと思いますけれども、万全を期していただきますようによろしくお願いを
します。
市長から答弁いただいたように、地域公共交通会議の当面の協議事項は、やはり五郷線の
ことということで、それ以降の運用がですね、非常にこれから問題になってくるというふう
に思ってます。ただ概略的に既存の路線も含め、抜本的に見直していきたいと、さらに市内
の各地域事情に応じて、いろいろな交通手段の組み合わせをやって、交通弱者への配慮もし
ながら検討していきたいということで、大変心強い答弁をいただきました。ありがとうござ
います。
そこで、具体的に少し確認をさせていただきたいと思ってます。市長公室長、お願いしま
す。道路運送法一部改正関連施行のいま市長からもお話がありました、法の第78条、施行規
則48、49条で規定されている自家用有償運送のうち、まずは市町村運営有償運送についてお
尋ねをしたいと思っています。市町村運営有償運送については、まさに10月からの改正とい
うことですから、目新しい項目ですけれども、ここの運送についてはですね、法の中で、あ
るいは施行規則の中で、実施主体は市町村であると。
しかしながら、委託先を事業主とかですね、いまあるタクシーとかバスの事業主とか、あ
るいはNPOとか、社会福祉法人とかですね、そういうところへも委託できるということで
すから、ある意味ではよりきめの細かいですね、移送サービスが確保できるんではないかと、
こういうふうに思いますが、いかがでしょうか。
また過疎地の有償運送ですね、これについては昨年の2月から始まったいわゆる定例会で
ですね、あるNPO法人から請願として出され、陳情ですかね、出されているということで、
1年役立ったわけです。この過疎地有償運送についてはですね、市の財政負担が必要ないと、
まさにNPOがですね、ボランティア的な性格をもって、利益を考えずに原価主義でやって
いただく、こういうことですから、交通空白地域とかですね、あるいは自主運行バスのバス
停までの、自宅からですね、運用とか、区域とか地域を限定してですね、使うといいますか、
活用するのには有効だろうと、こういうふうに私は考えております。
市町村有償運送ともにあわせてですね、検討していくことが必要だと思っていますので、
ご見解をお伺いしたいと思います。
○副議長(山本洋信君)
市長公室長。
○市長公室長(中田裕三君)
まずですね、過疎地有償運送というものでございますが、こ
れはNPOとの非営利法人がですね、公共交通機関の空白地、いわゆる公共交通のない地域
の住民を対象にですね、自分の持っている自家用車を利用して、有償で送迎サービスを行う
ことでございます。それと一方ですね、市町村有償運送につきましては、事業形態はまった
く同一でございますが、ただ違うのは実施主体が過疎地の場合はNPO等でやるのに対しま
して、市町村が行うと、これは市町村が行うとなっておりますが、実質は市町村が例えば事
業者あるいはNPO等への委託が可能というふうになっております。
それでですね、まずその地域においてですね、例えば市町村の有償運送はこれはもう、例
えば小さな集落まで入っていくことは、非常に難しいかと思います。当然ある程度のバス等
になろうかと思いますので、路線の形態もありましてですね、これはくまなく入ってくるこ
とは難しいかと思います。
したがいまして、過疎有償運送というのは、その空白地から公共交通のあるバス停まで送
迎ができるというふうに規定されております。したがいまして、例えば五郷地区でおけるな
らばですね、五郷線を現状のまま市町村運送で残してですね、後、湯ノ谷地区だとか、ある
いは大井谷地区、ああいったとこからは過疎地有償ができないかどうか、こういったことを
ですね、公共交通会議で十分論議したいと、かように考えております。
○副議長(山本洋信君)
○3番(増田幸美君)
3番。
一つだけですね、もう一度確認しておきますが、自主運行バス等、
過疎地ではなしに、市町村が運営する有償運送システムですね、これとは明らかに違いはで
すね、例えばバスとかマイクロバスを使って行うのが自主運行バスだというふうに私は理解
しております。自家用車、いわゆるセダン型のも含めてですね、軽自動車も含めて、やられ
るのがいわゆるその市町村の運営有償運送だろうと、こういうふうに理解をしておりますが、
間違いないでしょうか。
○副議長(山本洋信君)
市長公室長。
○市長公室長(中田裕三君)
○副議長(山本洋信君)
○3番(増田幸美君)
そのとおりでございます。
3番。
新たな運送形態を取り入れる時にですね、非常に大事なことが二つ
あると私は思ってます。1つですね、いまあるバスとかタクシー、そういった事業者ですね、
そうした方々の経営に大きく影響しないような配慮というんですかね、それが一点必要だと
思ってます。ですから市町村運送のですね、委託先を検討する時にそういった事業所、事業
者といいますかね、バス・タクシーの事業者についてもご配慮いただくという必要があろう
かと思ってます。
ですからもう一点ですね、やはりこういった新たな運送する上で、一番心配するのはもう
ひとつ心配するのは、安全、安心できるサービスかどうかということだろうと思ってます。運
行管理の面とかですね、あるいは事故対応とかですね、運転者の技能とかですね、勿論、運
転者の技能等についてはですね、2種免許もしくは国交省の一定の講習を受けられた方とい
うことで、一定の講習の内容というのは明らかになってないもんですから、いま検討を国交
省の方でやられているようですので、その辺についてはやはりしっかりした安心・安全でき
るような形態というのも、しっかり考えていくということが必要だろうと、こういうふうに
思っております。
私、先日、大阪大学の大学院の交通システム学の新田保次先生の講演内容の資料を少し拝
見しました。過去30年間の一人のですね、移動距離を調査されたと、こういうことのようで
す。総体として一人平均の移動距離は、この30年間で飛躍的に伸びていると、こういうこと
のようですけれども、例えば車を使えない人とかですね、バスに頼らざるをえない人、こう
いう人の移動距離は逆に減っているというふうに言われています。
まして、車を使えないし、バスも利用できない交通空白の住民の皆さんですね、もっとも
っと移動距離は減っていると、こういうふうに考えていいかと思ってます。そういう意味で
は車社会になって、都市と地方とのですね、格差もこういうところにも生じてきているのか
なというふうに思っておりますが、そうしたことから私は交通弱者の利便性を考えることが、
負の政策といいますかね、非生産的な政策でないと思っております。
何故なら従来、行動範囲が狭い人が広くなる、あるいはあまり家から出かけられなかった
方が、利便性が高まることによって、出掛けていただく回数が多くなる。当然そのための担
い手もいるわけですね、運転するという。そういうことですから、考えるとですね、また加
えていろいろなものを見、聞き、体験し、ある意味では生き甲斐も出て、そして介護予防に
もつながっていくというふうに、やっぱりこの交通問題を考える時に、前向きに政策的に生
産的な政策であるという観点が必要かなと、こういうふうに私は考えております。
それから、地域公共交通会議がですね、機能するかどうかというのは、ひとえに主催する
地方自治体の思い入れだと思うんですね。空白を無くそうとする思い、交通弱者を少しでも
動いていただくという思いがですね、この公共交通会議を有効に運用していけるかどうかの
ポイントだと、こういうふうに思っております。
どうか生活、交通手段がですね、まさに網の目のように自主運行バス、そして市町村運営
の有償運送バス、タクシーそれから福祉有償運送とか過疎地運送とかですね、もう網の目の
ように張りめぐらされて、そういう意味では国家から交通体系を見てくるんだったら、熊野
市へ行ってこいよと、それぐらいの意気込みで、この熊野市の交通体系の整備構築に取り組
んでいただきたいなと、こういうふうに思います。
この項、最後として少しご要望を申し上げたいと思います。1月30日ですね、土砂崩れが
発生して3名の尊い命を奪った、あの奈良県上北山村の国道 169号のですね、通行止めにつ
いてでございます。本市としてもその影響の大きさから市長がすぐ奈良県の方へ飛んでいっ
ていただいてですね、対応していただく、要望していただく、あるいはその状況について逐
一ですね、議会あるいは報道機関等を通じて、お知らせ願うということで対応いただいてい
ることを、非常に高く評価するものですけれども、この通行止めがこの紀南地だけではない
と思ってます。尾鷲、新宮も含むですね、地域に至るまでホテルとか旅館とか民宿とか、あ
るいは渡船業者の方とか、釣えさ屋さんとか、それからコンビニとか商店とかですね、はた
またその運送業者等、広域にわたってしかも長期になればなるほど、本市にあるいは当町に
とっての経済的な打撃というのは、非常に大きいと、こういうふうに思っております。
国道 169号線というのはですね、関西圏と当地を結ぶ唯一と言ってもいいぐらい、もっと
利用度の高い路線でございます。県道の一部をいま開放していただいて、迂回路として確保
していただいておるわけですけれども、一つは安全面、あるいは道路幅3mということで大
型車が通れないとか、あるいは時間規制があるとかですね、あるいは夜間はもう全て通行止
めとか、抜本的な解決策にはなっていないのはご案内のとおりだと思ってます。
市長におかれましては、 169号線の整備促進改良協議会の会長として、また県の市長会の
会長としてですね、今後とも国交省なり県等、関係機関への働きかけをお願いしたい、こう
いうふうに思います。もし決意等、本会議の場で述べていただければありがたいなと、こう
いうふうに思ってます。
○副議長(山本洋信君)
○市長(河上敢二君)
市長。
169号線の問題については、まったく議員がご指摘のとおり、非常
に広範囲にわたって幅広い事業者の方々が影響を受けているところでございます。勿論、事
業者だけではなくて市民の皆さんも、関西方面への交通という点では多大な不便が生じてい
るというふうに認識しているところでございます。
いまの段階では工事について、技術的な点からどれぐらいの期間が必要になるのか、不明
でございます。技術的なことについて、これを短縮するような要望をしますと、かえって
後々問題が再発するようなこともございますので、基本的にはこういった3人もの方々が亡
くなっている崩落でございます。二度とこういうことがないように、しっかりとした工法で
対応していただくことが大切ではないかと。
ただやはり工法が決まって、工事が進むということになった場合には、仮に財政的な面で
問題があるようでございましたら、やはりそういう点については、十分に地域をあげて奈良
県なり国なり、働きかけを強く行っていく必要があるというふうに思っているところでござ
います。いずれにしても、奈良県に対してはなるべく早く、工期、工法を明らかにし、工期
についても短縮できる、問題がない形で短縮できる方法について、検討・実施をしていただ
くように、しっかりと要望してまいりたいと思っているところでございます。
○副議長(山本洋信君)
○3番(増田幸美君)
3番。
ありがとうございます。是非よろしくお願いしたいと思います。
次の獣害対策について、ご答弁をお願いします。
○副議長(山本洋信君)
2番目の項目について執行部の答弁を求めます。
農業振興課長。
(農業振興課長
○農業振興課長(土口直洋君)
土口直洋君
登壇)
議員ご質問の2番目、獣害対策についてお答えいたします。
鳥獣害による農作物の被害は、過疎化・高齢化の進展による耕作放棄地の増加に伴い全国的
にも深刻化しており、農家の生産意欲を失わせ、耕作放棄地拡大の一因ともなっております。
このような状況の中で、市といたしましては、林業振興課による有害鳥獣駆除の取り組み、
農業振興課では農作物への被害防止対策に取り組んでおります。
まず農業振興課の取り組みといたしましては、平成16年度に波田須地区において、サル接
近警戒システムをモデル事業として導入し、地域住民の皆さんによる追い払いを実施してい
ただいております。
また電気柵等、獣害防除用資材の購入支援や、追い払い用として電動エアーガンの貸し出
しを実施しております。電気柵等の支援件数につきましては、平成17年度で50件、平成18年
度は2月末現在で23件となっております。なお、平成17年度は電気柵に限定し、市で一括購
入し受益者一部負担を求めておりました。しかしながら、農業者からのご意見等を参考に、
平成18年度からはあらゆる獣害防除用資材を対象とし、その資材費の2分の1を上限3万円
として助成を行っております。
電動エアーガンにつきましては、平成17年度で5丁購入、平成18年度も5丁購入しており
まして、平成14年度から購入しいるものをあわせまして、合計17丁保有しております。うち
さきほどご説明申し上げましたモデル事業の実施地区である波田須地区に4丁配備しており
ますほか、より市民の方々に利用していただきやすくするため、紀和総合支所に3丁、西山
上川出張所に各1丁ずつ配備しております。
さらに新たな取り組みといたしまして、昨年9月より遊休農地対策や獣害対策を目的に、
県との共同でヤギの放牧試験を行っております。これは紀和町内の耕作放棄地3個所におい
て、実施いたしておりまして、ヤギが下草を食べることで、雑草抑制効果を確認することが
できました。
また人の出入りが活発することや、耕作放棄地の減少による野性動物の隠れ場所の解消に
より、サル、イノシシ等が嫌い、出没が確認されておらず獣害に対して一定の効果がみられ
ております。そのほか、新聞社やテレビ局の取材を始め、保育所や小学校からの見学者も多
く、児童・生徒や地域住民とのふれあいによる相乗効果が期待以上に得ることができました。
しかしながら、電気柵等への支援やヤギの放牧につきましては、地域の一部での対策であ
り、これらの対策を講じた農地への効果はみられますが、付近での被害は減少していないの
が現状であります。こうしたことから、今後は集落ぐるみで獣害対策を講じていくことが重
要であると考え、引き続き関係機関との連携を密にするとともに、全国の先進事例等を参考
にしながら被害の防止、軽減にむけて集落座談会等の開催なども検討してまいりたいと思っ
ております。
○副議長(山本洋信君)
林業振興課長。
(林業振興課長
○林業振興課長(島田克史君)
島田克史君
登壇)
増田議員ご質問の2点目、獣害対策についてお答えいたし
ます。近年、野性鳥獣によるスギ、ヒノキの植林地及び農作物被害が深刻な問題となってお
ります。要因としまして、さきほど議員も申されましたが、広葉樹からスギ、ヒノキへ樹種
の転換を図った拡大造林に伴う生息環境の悪化、住民の過疎化、高齢化により農地からの追
い払いが難しくなったこと及び栄養価の高い農作物を食べるうちに、初産齢の低下や連年出
産、また幼獣の死亡率の低下によって、個体数が増加していることなどが言われております。
被害は植林地でのスギやヒノキや水稲、果樹など、ほとんどの作目であり、植林地での被害
につきましては熊野市森林組合、紀南森林組合で聞き取りをしましたところ、新植、弱齢木
で平成17年が16.5haの山林内で、平成18年が 7.5haの山林内でありました。
鳥獣による被害は各地域で日常的に存在し、経済的な損失のみならず、高齢者のいきがい
といった精神的な被害、更に耕作放棄地の増加といった環境面の被害にも及んでいます。そ
のため林業振興課では三重県猟友会紀南支部の市内11分会の皆さんの協力をいただき、有害
鳥獣駆除事業を実施し、個体数の減少に努めているところであります。駆除につきましては、
本年度平成19年2月16日現在では、有害駆除の出動延べ人数 766人で、イノシシ 131頭、鹿
113頭、猿 156匹を、平成17年度では有害駆除出動延べ人数 940人で、イノシシ 107頭、鹿 1
15頭、猿 146匹を駆除していただきました。有害鳥獣の駆除につきましては、今後とも猟友
会の市内11分会の皆さんの全面的な協力をいただきまして、個体数の減少に努めてまいりた
いと考えております。
以上であります。
○副議長(山本洋信君)
○3番(増田幸美君)
3番。
数字も交えて具体的にお答えいただきまして、ありがとうございま
す。農業振興課長、少し確認させていただきます。1点目はですね、波田須地区において捕
獲した猿を活用してですね、発振器を取り付けて、接近警戒作戦、対応作戦やら追い払い作
戦やっておると、で空気銃等を使ってやっておられると思いますが、その状況をいまでも継
続してやっておられて、効果があるかどうかですね、1点。
もう1点はですね、そのエアーガンなるものをですね、17丁あるということで、実は私も
ですね、2週間ぐらい貸していただいて、試してみました。実際に離れ猿がおったもんです
から、離れ猿というのは本当に声を出さずに静かに近づいてきてですね、もう軒先の作物ま
で荒らすと、こういうことです。そういうことでちょうど、それで威嚇をしてですね、した
ところ、あたったんでしょうかね、少しそうですね、 300mぐらいですかね、逃げていきま
した。その後、ちょうど猟友会の方がおみえになって、何しとるんやということで、今月は
3月3日から有害が始まっておるんですかね、ちょうど4日だったんですが、昨日から始ま
っておるんやで、俺、撃つわということで、実はその猟友会の会員の方の後をついてですね、
猿を射殺するのをですね、見せていただいて、イノシシとかシカと違って、猿はまた撃つの
も大変だなと、猟友会の皆さんにもご苦労かけとるなと、こういうふうに思っとるわけです
けども、1点目の波田須の現状と、もう1点は騒音のようにエアーガンは、一定の効果があ
ると思うんですね。
お聞きしたところ、1丁3万円強ですかね、ですから1年に10丁買っても30万円であがる
わけでして、実は何故そのエアーガンのその広報活動せんのやということで、お伺いしまし
たら、どうしてもそのあまり宣伝しすぎると、エアーガンの数が足りない関係でというふう
な、お答えを少しいただいたわけでして、そのへんの本年度もですね、エアーガンについて
も、少し購入していただく予定があるかないかですね、お伺いしたいと思います。
○副議長(山本洋信君)
農業振興課長。
○農業振興課長(土口直洋君)
まず波田須地区の猿の件でございますが、この猿に発振器
を付けて、猿が近づくと警報システムが鳴るというシステムでございますが、16年度にやっ
てたということで、電池の寿命が約3年ということでございますが、これは現実には5年ぐ
らいもつんじゃないということを言われておりますので、現在もその効果があるというふう
に思っております。
エアーガンにつきましては、ただいま貸し出しをさせていただいておりますが、18年度で
はいまのところ10件の貸し出しを行っております。なおかつ広報でのそのPRというふうな
形はとってございませんけれども、例えば市政懇談会の場でPRをしたり、それから区長さ
んところへ出向いていってPRをしております。
現時点でまだ数丁、いま市で保管しておりますので、その活用を是非お願いをしたいと思
っております。本年度についての予算は組んでございません。
○副議長(山本洋信君)
○3番(増田幸美君)
3番。
わかりました。是非継続してですね、やっていただきたいと思って
ます。
それから、先日、御浜町の農業団地センターで行われた獣害対策講演会へ本市の農業振興
課の方、そして林業振興課の方、たくさん行ってみえまして、非常に心強く思ったんですけ
れども、私も参加させていただきまして、ヤギの放牧実証事業については、さきほど農業振
興課長からご報告があったように、かなり効果があるということですので、是非、本年度以
降もこの事業を継続していただきたいなと、こういうふうに思ってます。
それから提案が2点ほどございます。昔から犬猿の仲というのがございますね。猿と犬の
仲、非常にこう犬猿の仲ということで、こう敵対関係にあると、こういうふうに言われます
が、実はその犬猿の仲というのをですね、活用したモンキードッグ、いわゆる猿専用に訓練
をした犬をしたてて、猿対策を講じるということが、17年度ぐらいからですね、長野県、そ
れから兵庫県の一部で実施されておりまして、これは実は犬をそのまま放すだけではなしに、
事前に約3ケ月ぐらいらしいですが、費用がだいたい月5万円ですから、1匹につき3ケ月
で15万円ということのようで、かなり高額ですが、効果があると、追い払いにですね。
で、そういうことで実際に電気柵を巡らして、その保守管理をする手間とかいうことを考
えると、こういった対策についても検討する必要があるんではないかというふうに思ってま
す。
で、市単独では実際には市内で、そういった訓練センターがないわけですから、県との連
携もあるいは協力もいただいて、そういう施策ができないかどうか。
もう1点はですね、さきほど報告があった、答弁いただいた中にも含まれてましたが、是
非獣害対策をしていく上で、個別対応をしとったらですね、彼らにはとうてい勝てないと、
講演会でも言っておられましたが、彼らは野菜を食べたり果樹を食べたりするのは仕事やと、
だから人間は仕事持って対策するのは大変だということで、言われてましたが、そういう意
味からするとやっぱりそういった野性鳥獣のですね、生態系をしっかり認識して、それへの
対応を集落ぐるみでやる必要がやっぱりあると思うんですね。そのために、出前懇談会等、
こういうふうに言っておられましたが、是非山間部で1地域とか、海岸部で1地域を限定し
てでもですね、とりあえず試行的にそういう対策会議を設けていただいて、効果があれば他
へ波及していただく、こういうふうなことを望めないかお伺いします。
○副議長(山本洋信君)
農業振興課長。
○農業振興課長(土口直洋君)
2点ほどのご質問だったかと思いますが、まずモンキード
ッグにつきまして、少しご説明を申し上げたいと思います。
猿追い払い犬ということでございまして、訓練された犬をつかって、猿を追い払う、猿害
の防止策でございまして、議員おっしゃられますように、長野県の大町市からスタートして
各地域に広がっております。猿はみずからの縄張り内を集団で移動して、農作物に被害を与
えることから、農作物を守るためには猿に食害を諦めさせるようなことを、意識づけること
が大切でありまして、訓練された犬を農地につないだり、放し飼いにすることによって、猿
が嫌がり食害を防止するということでございます。実施地域はいま申し上げました長野県の
大町市、それから南木曽町とか、天龍村、長野県がいま主体でございますが、後、兵庫県そ
れから群馬県、秋田県、青森県などに広がってございます。
犬につきましては、1ケ月あたり5万円ぐらいの経費をかけて3ケ月ということで、議員
おっしゃられましたように、15万円程度の経費がかかるということでございます。非常に効
果が見込めるというところが、いま出てきておりますので、市といたしましてもこのような
取り組みについては、地元からの要望があれば支援できるような検討をしてまいりたいとい
うふうに思っております。
それからもう一点の集落での取り組みということでございますが、現在、集落を守る取り
組みとして、紀和町の矢ノ川地区におきまして荒廃農地、それから担い手問題、作物振興な
どについて、農家の方々と一緒に検討を進めております。
このような座談会を他の地域でも開催することを計画していきたいと思っておりまして、
その際には獣害対策も含めて、地域での意見交換を行いたいというふうに思っております。
そして地域の人々と課題それから情報を共有しあいしながら、行政ができることと、それか
ら地域でできること、個人でできることを確認しあいながら、取り組みをしてまいりたいと
このように考えております。
○副議長(山本洋信君)
○3番(増田幸美君)
3番。
残り時間に留意しながらしますので、最後にですね、林業振興課長
に少しお尋ねしたいと思ってます。捕獲数は少しずつ年々上がってきているというふうに思
ってます。私が一番心配するのは、いわゆる銃による猟をやられる方、鉄砲の狩猟免許許可
をとっておられる方がですね、高齢化してきていると、この10年間でですね、平均年齢がじ
ゅうりょうの方が57才であったのが、現在63才ということで、高齢化してきているというこ
とのもう一つはですね、もっと心配なのは、10年前に 161人そういう銃による猟をやってお
られた方が、19年度は 125人ということで、3割強減っておるわけですね。これが10年もし
たらどうなんだろうと、有害駆除をしようとしても、なかなかやっていただける方が少ない
ということで、そのへんの対策をしっかり考えていく必要があるだろうと思ってます。
ひとつにですね、有害駆除期間、ようするに狩猟期間を延長していただく、これは市単独
ではできんと思うんですが、県なり環境関係ですかね、有害は。そういうことを将来的には
考えていく必要があるんではないかということで、もう一点ですね、本年度も地鳥の生産と
いうことで、投資もしていただくわけですけども、実はその鹿肉とかですね、シシ肉、これ
は昔らかボタン鍋とかいうことで、非常に珍重がられている。これがなかなか市場に出回ら
ないといいますかね、出回るルートがないと言いますかね、そうことがあるだろうと思って
ます。せっかく捕獲していただいたですね、シカとかシシの肉をですね、有効に活用する方
法も考えていくというのも、行政としてある意味では必要ではないかということで、ご質問
申し上げたいと思います。
○副議長(山本洋信君)
林業振興課長。
○林業振興課長(島田克史君)
狩猟期間の延長のことでありますけれども、狩猟期間につ
きましては、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律というのがありまして、その中で毎
年、10月15日から翌年の4月15日までと定められてはおるんですけども、鳥獣の保護という
観点からですね、11月15日から2月15日までと制限されております。狩猟期間の延長につき
まして、イノシシやシカなど特定鳥獣の個体数の調整を図るということでですね、特定鳥獣
保護管理計画というのを策定して、猟期の延長を計画している都道府県もあります。
ちなみに和歌山県では今年の2月1日から21年3月31日まで、イノシシのみですけども、
猟期を1ケ月延長ということで計画があります。また三重県では同じ同計画で、雌シカが増
えてきたということで、平成14年度から雌シカの狩猟を解禁していただきました。
今後、狩猟期間の延長につきましては、猟友会の助言もいただきながら県へ要望してまい
りたいと思っております。
次に、イノシシやシカの肉の活用方法ですけれども、野性動物でありますイノシシやシカ
を食肉用として流通させる、そういうことにつきましては食品衛生法が適用されるというこ
とで、三重県が定めている食品衛生の措置基準等に関する条例、また三重県食品衛生規則に
よりその基準が定められておるということです。その食品の処理業の許可とか、食品の販売
の許可、また食品衛生責任者の設置というのが義務づけされていると聞いております。
また施設を持たずに販売する方法としましては、既に食品加工販売の許可を持っている精
肉店などに卸す場合は、これらの規制はありませんが、家畜とは違いますので、売買の時に
は十分な打ち合わせが必要かと思っております。
また今後、イノシシ・シカ肉の活用する方法については、ちょっと課としてももうちょっ
と勉強させていただきたいと考えております。
○副議長(山本洋信君)
○3番(増田幸美君)
3番。
ありがとうございました。これで私の質問を終えさせていただきま
ます。
○副議長(山本洋信君)
午後1時まで休憩いたします。
(午前
11時
04分)
○副議長(山本洋信君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
(午後
○副議長(山本洋信君)
5番
1時
00分)
一般質問を続行いたします。
下田克彦君。
(5番
○5番(下田克彦君)
下田克彦君
登壇)
通告書にしたがいまして、大きく2点質問をさせていただきます。
まず1点目に妊婦無料検診の拡大についてであります。少子化対策に対する財政措置の拡充
に伴い少子化対策事業費への地方交付税が18年度予算の2倍、約 700億円との見直しがされ
ております。
その中で厚生労働省は1月28日に、胎児や母親の健康状態を診断する妊婦検診について、
全額を国の負担で賄う無料検診回数を現在の原則2回から5回以上に拡大することを決定し
ました。皆様ご存じのとおり、妊婦検診は任意のため医療保険の適用対象外でありますが、
出産までの受診回数は平均で14回にのぼり、出産世代の負担軽減が課題となっておりました。
また妊娠後期には妊娠中毒症などの病気が出てくる可能性も高く、更には日本産科婦人科学
会周産期委員会の調査では2004年に出産した妊婦で、出産に伴い重い意識障害や多臓器不全、
脳出血、子宮破裂、肺塞栓、2000cc以上の大量出血など、生命の危険があると判断した数は、
推計で年間約 4,500人、約 250人に一人の割合で発生していることがわかりました。
これらのことから、予防と負担軽減の観点から、当市の妊産婦健康診査の無料検診回数を
5回以上にすることを提案させていただきますが、当局のお考えをお聞かせください。
続きまして、大きな二点目でありますが、視覚障害者のための情報バリアフリー化促進に
ついてであります。社会の高度情報化が進むなか、身体的ハンディの故に活字情報にアクセ
スできない、そのままでは受け取れない方々がおられます。
しかしながら視覚障害者の情報アクセス権つまり知る権利を保障する社会の仕組みは、あ
まりにも未整備であります。生活情報、例えば年金通知、税金額通知、請求書など保護人む
け情報、また行政の各種広報印刷物など、紙媒体情報は自立した生活と社会参加に欠かせな
い情報源でありますが、活字文書のままだと視覚障害者の方々が入手することは、なかなか
困難です。
そのためこうした生活情報を視覚障害者の方々に提供する手段として、音声コードと活字
文書読み上げ装置による方法があります。書面に書かれて文字情報を、切手大の記号に返還
したものを、音声コードいわゆるSPコードと申しますが、それを署名の片隅に添付、その
音声コードを専用の読み上げ装置にあてると、音声で文字情報を読み上げるという仕組みで
あります。
作成フソトをパソコンにインストールすれば、簡単に音声コードを作成することができま
す。最近全国的にも自治体の印刷物などに添付され始め、徐徐に普及しはじめています。現
在、視覚障害者、障害者手帳の保持者は、全国で約30万人でそのうち点字利用者は10%弱の
約3万人であります。
先に成立した平成18年度補正予算に、障害者自立支援対策臨時特例交付金事業が 960億円、
国の予算で盛り込まれておりますが、この事業の対象の一つに、自治体や公立病院の公的機
関における窓口業務の円滑かつ適正、実施に必要な情報支援機器やソフトウェアー等の整備
を目的とした、視覚障害者等情報支援緊急基盤整備事業が入っています。つまり自治体など
公的窓口に活字文書読上装置を導入することに対して、助成が行われます。保持割合は10分
の10、全額補助であり自治体負担はゼロであります。
全ての人の人権が尊重され、ともに暮らすことができる熊野市を実現することは、私たち
市民の願いであります。ユニバーサル社会に向けての新たな一歩として、是非導入を検討し
ていただきたいと思いますが、当局のお考えをお聞かせください。
壇上からは以上です。
○副議長(山本洋信君)
1番目の項目について、執行部の答弁を求めます。
健康・長寿課長。
(健康・長寿課長
○健康・長寿課長(城
六男君)
城
六男君
登壇)
下田議員のご質問のうち、一点目の妊婦無料検診の拡大
についてにつきまして、ご答弁申し上げます。妊婦健康診査は妊娠中の異常を早期に発見し、
適切な指導や治療を行うことで、妊婦の健康の保持増進を図り、安全な出産ができるように
実施しているところです。
近年、35歳以上の高齢出産やストレスを抱える妊婦が増加傾向にあるとともに、就業等の
理由により、健康診査を受診しない妊婦もみられることから、母体や胎児の健康確保を図る
上で、妊婦健康診査の重要性、必要性が一層高まっているところです。
妊婦が受けるべき健康診査の回数は、厚生労働省から望ましい回数について、次のように
示されております。妊娠6カ月末までは4週間に1回、妊娠7カ月から9カ月末までは2周
回に1回、妊娠10カ月以降、出産までは1週間に1回となっており、これらにそって受診し
た場合、受診回数は合計14回程度になると考えられます。
これら妊婦健康診査にかかる費用は、一回につき5千円から7千円程度かかり、出産まで
の望ましい受診回数は、14回ですので、全部で7万円から8万円程度の検診費用がかかるこ
とになります。このうち市が公費負担している分は、妊娠前期と後期でそれぞれ1回ずつ、
2回分であり、検診費用の負担軽減に努めています。
これは三重県下の市町において、統一された内容で実施しているところです。厚生労働省
からは平成19年1月16日付けで、妊婦健康診査の望ましいあり方についての通知があり、そ
の中では少なくとも5回程度の公費負担を実施することが原則であると示されています。こ
のことについて、先日、三重県内の各市町の意向調査がありました。その結果、平成19年度
に検討を行うにしても、回数の増は、平成20年度と回答したところと、他市町の動向により
検討すると回答したところが、大半を占めていました。
この結果を受け、三重県子ども家庭室としては、妊婦健康診査の5回の公費負担について
は、三重県下統一して実施していく方向で、平成19年度中に調整を行う予定と聞いておりま
す。
国では妊婦健康診査も含めた少子化対策として、平成19年度地方交付税措置で、総額にお
いて拡充の措置がなされるということですが、地方交付税については、実際措置される内容
や金額について不明な点が多く、市単独で実施するにしても、委託料の算定や医師会との調
整など、しばらく検討する期間が必要となります。
しかし、三重県でも県下統一して実施していくという方向であることからは、市といたし
ましても、19年度立ち上げる予定の少子化対策検討会の中で、回数を増やす方向で検討して
いきたいと考えております。
なお、妊娠中の妊婦の健康管理については、健康診査の他に、保健士、栄養士による妊婦
やその配偶者を対象とした、パパママ教室や家庭訪問を行い、妊婦の健康の保持増進を図っ
ています。また、紀南病院や市内の大石産婦人科医院で、妊婦健康診査を受診した場合、保
健士や栄養士による保健指導が必要な人については、本人の了承を得た上で、産婦人科医師
から保健士に情報を提供してもらうシステムがあります。
この情報をもとに、保健士が妊婦に対して体重管理や、貧血予防等のアドバイスを行い、
妊娠中毒症等の予防に努めています。
○副議長(山本洋信君)
5番。
○5番(下田克彦君)
ありがとうございます。
今回の地方財政拡充の措置がですね、いま言っていただいたように、実施主体は地方公共
団体でございます。検診費用の公費負担の経緯というのは、昭和44年に開始をして以来です
ね、平成10年に一般財源化をされておると聞いております。この公費負担の平均が高い都道
府県というのがありまして、秋田県では8.16回、香川県では4.11回、富山県では既に4回と、
このような形になっておりまして、いま課長言われたように厚生労働省の方からもあります
けれども、母子保健法第13条にそって受診した場合の受診回数、いわゆる受けるべき検診回
数が14回程度だということだと思うんですけれども、費用についてもいま答弁いただきまし
た。
しかしながら、血液検査等を行うとですね、1万から1万5千円程度かかると、無料分を
引いてもおよそ12万円かかるということになりまして、これが10回以上、5回以上が無料と
なれば、自己負担が10万円以下になるんではないかなという試算があります。これば実施さ
れれば、本当に一般的には経済的な基盤が弱いと言われております子育て世代には、大変大
きな朗報であるなというふうに思います。
壇上でも申し上げましたように、市町が実施する少子化対策事業の財源というのは、強化
をされておるわけですので、是非ですね、健康長寿課長のリーダーシップに期待をしていき
たいなというふうに思います。
さてこの無料検診ですけれども、里帰り出産をされる方がおられます。県外で検診すると、
サービスが受けられないという状況が、全国であるみたいであります。そこでですね、本市
を取り巻くこういった状況がですね、どのようになっておるのか。また更には全国でいまか
らまたこれからも同じようなサービスが受けられるようにするためには、どのようなことが
考えられるのか、その点をですね、健康長寿課長にお聞きしたいと思います。
○副議長(山本洋信君)
○健康・長寿課長(城
健康長寿課長。
六男君)
里帰り出産等の場合の公費負担についてということだと
思うんですが、妊婦健康診査の公費負担の対象は市内に住民票を有する人に限っております。
三重県内と新宮医師会と所属する医療機関を受診した場合に限られるということで、他県に
嫁いでいて例えば出産のために熊野市の実家に帰省する、いわゆる里帰り出産につきまして
は、市の公費負担とはなりません。この場合は住所を有する自治体の対応となり、公費負担
するかどうかはその自治体の判断となります。
これは県内の主な市におきましても同様であり、市としましても、里帰り出産の人につい
ては、いままで通り住所を有する自治体において対応していただくということでお願いした
いと思います。逆に熊野市から他県に里帰りする場合でも、県外の医療機関と委託契約を交
わしてないということから、健康診査にかかる費用は自己負担となります。以上でございま
す。
○副議長(山本洋信君)
5番。
○5番(下田克彦君)
わかりました。この件に関しましてはですね、無料の受診券とかで
すね、システムの変更等をですね、準備も必要かと思います。思いますけれども、社会保障
制度の維持の観点からも、少子化対策を抜本的に見直す、検討委員会を本年立ち上げるとい
うことでございますので、是非しっかり取り組みをお願いしたいなというふうに思います。
ちなみにですね、課長、合計特殊出生率、本市のですね、近年の数字がわかれば教えていた
だきたいと思うんですけど、わかりません。
○副議長(山本洋信君)
○健康・長寿課長(城
健康長寿課長。
六男君)
その資料は現在持ち合わせておりませんので、後ほど報
告させていただきます。
○副議長(山本洋信君)
○5番(下田克彦君)
5番。
全国の平均は上回っておるというふうに聞いておるんですけど、こ
の子どもの数を単に増やすということでないですけども、やる限りは合計特殊出生率をどの
程度までもっていくのだというようなことまで、検討委員会で議論をしていただきたいなと
いうふうに思います。
それと少し関連ですけれども、昨年10月より出産育児一時金が35万円に増額をされました。
そのことを踏まえて、昨年の2月議会において、私は出産育児一時金の委任払いについて質
問をさせていただきました。その時の市民保健課長のご答弁は、経済的にたいへんな方につ
きましては、相談にのりますというような趣旨のご答弁であったと思います。
そこで市民保健課長に若干ちょっとお聞きします。この度、新たな制度としましてですね、
国民健康保険出産育児一時金受取代理制度ができたと聞いております。簡単で結構ですので、
中身を少し説明していただきたいと思います。
○副議長(山本洋信君)
市民保険課長。
○市民保険課長(山本達由君)
出産育児一時金につきましては、国民健康保険の被保険者
の方が出産した場合に、現在35万円をお支払いしております。4月から予定しております受
取代理という制度は、現在、被保険者の方に受け取っていただいている出産育児一時金を被
保険者の代理人として、医療機関が受け取っていただく制度でございます。
この制度は、医療機関にご協力いただいて実施するものでございまして、出産予定日まで
1ケ月以内の方からの申請によって、手続きが始まるものでございます。ただ国民健康保険
税を滞納している場合は利用できないことになっております。
いずれにいたましても、この制度をご利用いただきますと、医療機関等の窓口において、
出産費用を支払う負担が軽減できるのではないかと考えております。また広報4月号などを
利用して、市民の皆様へのPRに努めてまいりたいと考えております。
○副議長(山本洋信君)
○5番(下田克彦君)
5番。
その際ですね、35万円の一時金ですけれども、32万円で済んだとい
った場合は、どうなるんでしょうか。
○副議長(山本洋信君)
市民保険課長。
○市民保険課長(山本達由君)
出産費請求額が出産育児一時金を超える場合なんですが、
出産育児一時金の額を限度として医療機関へお支払いします。超えた分は被保険者が支払い
ます。それと出産費請求額が出産育児一時金以下の時は、出産費に請求額を医療機関へ支払
い、残額を被保険者にお支払いします。
○副議長(山本洋信君)
○5番(下田克彦君)
5番。
32万円で済んだ場合には、被保険者に返ってくるということでござ
いますね、わかりました。最後に市長に少しお伺いしたいんですけれども、平成18年度の当
初予算の数字でございますけれども、民生費における給付費の割合です。児童、家族関係が
2億 2,058万6千円、高齢者関係費30億 6,188万円ということで、民生費の給付に対する割
合が児童、家族関係が 5.4%、高齢者関係に関しましては75.4%という数字でございます。
高額医療費についてもそうなんですけども、今回もこの問題、いったん払うということが庶
民にとってどれだけ大変なことなのか、本当に助かる制度でございます。
施政方針の中でもですね、市長は急速に進展する少子化に関し、少子化対策検討委員会を
立ち上げ子どもを安心して産み育てられる環境づくり、結婚、出産、育児に希望や夢の持て
る社会の実現のための施策を検討してまいりますと、このように言われております。
この検討委員会、具体的にですね、どのようなことを今後検討、19年度されていくのか、
具体的なお話があればお聞かせください。
○副議長(山本洋信君)
○市長(河上敢二君)
市長。
少子化対策検討委員会についてのお話の前に、数字のことで少し申
し上げたいと思いますが、確かに数字だけ拾いやすい数字だけ見ると、高齢者対策について
はかなりの金額が占めていることになります。ただ2億某という数字をおっしゃっていただ
きましたが、少子化とか子どもに関する施策としては、いろんな分野で子どもたちのための
お金が出ているところでございまして、例えば保育所の運営だけでも4億円出とる。これも
子ども関係ですから、狭義で言えばそうかもしれませんが、広義で考えれば大きな金額が出
てるんではないかというふうに思ってます。
そういう諸々ですね、広範囲に考えて、少子化対策というものを考えていく必要があるだ
ろうというふうに、基本的には思っております。したがっていまの時点で、こちらの方で具
体的にこういう対策を考えるということじゃなくて、まず入口の段階では幅広にいろんな方
面から検討をしていただきたいという考えでございます。そういう意味では、委員の構成に
ついても保育所、幼稚園、学校関係者というような狭義の視点ではなくて、いまの段階でま
だ具体的なことを申し上げるまでに至りませんけれども、基本的な考えとしてはいろんな立
場の方に参加をしていただいて、議論は十分に尽くしていただきたいと。ただやはり財政的
なこともございます。具体的な施策については、その中で可能な範囲でできる限りのことを
やっていくということになっていくんではないかというふうに思っております。いずれにし
てもさきほど合計特殊出生率の話がございました。確か 1.6から 1.7ぐらいの間の数字が、
市の数字ではなかったというふうに思います。
間違っていたら後ほど修正をした上で、数字を出させていただく予定ですけども、合計特
殊出生率をあげたいという気持ちもございますし、やはり安心して子育てができる環境とい
うものを、市の施策としてできる範囲のことはやりたいという考えでございます。ただ私は
少子化対策ということについては、基本的な考え方として、前田議員のご質問の際にも少し
お答えになる部分、お答えさせていただく部分があるんですけど、やはり安定した生活が、
将来にわたってできるかどうかということが、ある程度見通せないと、子どもを持つという
考えに至らないんではないかというふうに思ってます。
そういう意味ではやはりフランスとか、スェーデン等で行われているように、社会に出た
女性が出産をして、また社会に確実に出られるような職場復帰を、企業が必ず受けとめる、
そういうことが法律などによって義務化される、そういう大枠の仕組みが変わらない限り、
市町村の対策だけで少子化の流れを、小さくすることはできても、方向転換することは私は
基本的に難しいという考えでございます。
さらはさりながらやはりやるべきことは、市としてやりたいという思いで、19年度に検討
委員会を立ち上げ、繰り返しになりますけれども、広範な角度から考えて市としてできるこ
とをやってもらいたいというふうに思っております。
○副議長(山本洋信君)
○5番(下田克彦君)
5番。
繰り返しになりますけれども、是非、妊娠期の病気予防ということ
もございますんで、少子化対策、さらにはですね、少子化対策の一環として、さらには家庭
の経済的支援としまして、妊産婦の無料検診の拡大、この早期実現とこのいま申し上げてい
ただきました少子化対策の検討委員会のその協議の中から出てくる施策に、大いに期待をし
たいと思います。
じゃ次の項、お願いします。
○副議長(山本洋信君)
2番目の項目について、執行部の答弁を求めます。
福祉事務所長。
(福祉事務所長
○福祉事務所長(岡部忠澄君)
岡部忠澄君
登壇)
下田議員のご質問のうち2番目、視覚障害者のための情報
バリアフリー化促進について、ご答弁申し上げます。
国においては障害者自立支援法の円滑な運営にむけた改善のための経費が、補正予算とし
て平成19年2月の国会で可決されました。内容といたしましては、事業者に対する激変緩和
措置及び新たなサービスへの移行のための緊急的な経過措置を講じるため、都道府県が設置
する基金に障害者自立支援対策臨時特例交付金を交付し、同基金を経由して、事業実施自治
体に補助するものであります。
そのため三重県においては、平成19年第1回三重県議会定例会に三重県障害者自立支援対
策臨時特例基金条例案が上程され、基金の設置について審議がされている状況であります。
同特例交付金に基づく事業の中で、障害者自立支援法施行に伴い緊急に必要な事業として示
されました視覚障害者等情報支援緊急基盤整備事業につきましては、三重県では平成19年度
及び20年度に実施する事業としております。
そして、同特例交付金に基づく事業の19年度実施に関わる予算については、19年度中の県
議会に補正予算案として、上程の方針であると聞いております。この資格障害者等情報支援
緊急基盤整備事業につきましては、地域における障害者に対する情報バリアフリーを一層促
進するため、視覚障害者等への情報支援の充実を図ることを目的として、公的機関の窓口業
務の円滑化に必要な機器等の整備を行うものであります。
市といたしましては、障害をお持ちの方への情報提供の充実につきましては、その必要性
を認識し、現在でも広報くまのを音声テープに録音した声の広報を、視覚障害者の方々にお
配りしております。また日常生活用具の給付としまして、視覚障害者用拡大読書機や、聴覚
障害者用通信装置を始めとした情報、意思疎通支援用具の障害者個人への給付を行っており
ます。今後は市役所及び関係機関が障害をお持ちの方に、いままで以上に必要な情報提供が
行われるよう、視覚障害者等情報支援緊急基盤整備事業を十分活用していきたいと考えてお
り、早急に障害をお持ちの方々にご意見・ご要望をお聞きした上で、県に予算配分していた
だけるよう働きかけていきたいと考えております。
○副議長(山本洋信君)
○5番(下田克彦君)
5番。
現在ですね、大量の情報があふれる中で、必要な情報を誰もが確実
かつ容易に得られることが、大変に重要だというふうに思っております。
それこそが社会参加ができるということやと思います。行政の情報だけではございません。
観光の案内とかですね、各種チラシにもこのことは利用できまして、現在、ユニバーサルな
旅行パックとかいうのも出てますんで、本市への交流人口も増えるんではないかなというふ
うに思います。
この活字文書読上装置を導入すればですね、誰も簡単にローコストで即時に情報の提供と
取得が可能なわけであります。今日は議長の了解を得まして、議場にその装置をお持ちいた
しました。いまからデモンストレーションを少しやらしていただきたいなというふうに思い
ます。
これにあたりまして、何を読み上げるかということで、非常に悩みましたけれども、熊野
市のホームページに訪れた時に、一番最初に出てくる市長のご挨拶文をですね、読み取らさ
していただきたいなというふうに思います。これがその装置でございます。こういったワー
プロでつくった文章にですね、ワンクリックでこういうコードが出てきましてですね、これ
をこうこの機械にピュット通しましてですね、ちょっと緊張しますけど、上手にいくかどう
か、こうやってクリッといったらあれなんです、こう読み上げます。
『旧熊野市と旧紀和町が合併し新熊野市が誕生いたしました。新市の初代市長として就任
いたしました河上敢二です。熊野市のホームページにようこそお越しいただきました。熊野
市は平成16年7月に世界遺産に登録された熊野古道を始め3百有余年の歴史を持ち、毎年8
月17日に七里浜海岸を主な舞台に、豪快な光と音のシンフォニィーを奏でる熊野大花火大会、
日本の棚田百選にも選ばれた丸山』あんまりしておってもあれなんで、ちょっと切らせてい
ただきますけれども、このですね、活字文書読上装置ですけれども、厚生労働省の日常生活
用具の対象機具でもあるということで、重度障害者の場合は自治体に申請すれば、日常生活
用具として給付をされるというふうに聞いておりますけれども、対象は一体どういう方が対
象になるのか、福祉事務所長、教えていただけませんでしょうか。
○副議長(山本洋信君)
福祉事務所長。
○福祉事務所長(岡部忠澄君)
視覚障害者の方でだいたい該当になると思います。特に視
力ない方、弱視の方につきましては拡大鏡とか、そういったものがありますけれど、全然見
えない方に対してはそういったものを有効に使えると思っております。
○副議長(山本洋信君)
○5番(下田克彦君)
○副議長(山本洋信君)
5番。
福祉事務所長、障害の等級は関係ないでしょうか。
福祉事務所長。
○福祉事務所長(岡部忠澄君)
○副議長(山本洋信君)
○5番(下田克彦君)
等級ではやっぱり1~2級ぐらいになってくると思います。
5番。
ありがとうございます。
再度申し上げますけれども、この視覚障害者と情報支援緊急基盤整備事業、この目的はで
すね、地域における障害者に対する情報バリアフリーを一層促進するということで、自治体
や関係機関に情報支援機器等を整備し、情報支援の充実を図るということでございます。是
非、市のこの機械もそうですけども、市の観光物やとかですね、通知にですね、このSPコ
ードを添付していただいてですね、庁舎内また勿論のこと、活字読上装置の普及の早期実現
を是非していただきたいと、福祉事務所長思いますけれども、いかがでしょうか。
○副議長(山本洋信君)
福祉事務所長。
○福祉事務所長(岡部忠澄君)
広報につきましては、熊野市じゃないんですけど、安来市
でしたか、そこではSPコードを添付しているというようなこともありますし、またちょっ
と読んだ範囲内では、ただ書いた文書をすぐそのままSPコードをおかしても、聞く側の時
によって誤解等も生じかねないということもありますので、翻訳する時にある程度、文章を
変えたりということもありますので、これから研究、検討していきたいと思っております。
○副議長(山本洋信君)
○5番(下田克彦君)
5番。
わかりました、10分の10でございます。是非よろしくお願いしたい
と思います。
それと少し説明ですけれども、このソフトはですね、ご存じの方もあるかもしれませんけ
れども、簡単に誰でもフリーでインストールできます。ワードの文章をつくりまして、ワン
クリックでこのSPコードというのが、すぐ印刷すると出てきますので、安易にできると思
います。
数年前、私ある目の障害のある方から年金相談に一緒に行っていただきたいということで、
市役所でいつも月初めにやっておる年金に相談にきました。そこで、市の職員ではそんなこ
と絶対しませんけれども、社会保険事務所の職員が目の障害のことで来ておるにも関わらず、
付箋に小さい字で書いて説明をされておったと、それを見て非常に情けなかったと、なんで
一緒に行ってくれと言うたかと言いますと、非常に来た文章に対して字が細かくて、なんて
書いてあるか読めんと、ご家族の方でもおられれば読んで説明してもらうんでしょうけれど
も、そういう方の話も聞いておりますんで、是非これは導入していただきたいというふうに
思いましたので、今日発言をさせていただきました。
私の質問は以上でございます。
○副議長(山本洋信君)
○副議長(山本洋信君)
○副議長(山本洋信君)
17番
午後1時50分まで休憩いたします。
(午後
1時
36分)
(午後
1時
50分)
休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。
今西春由君。
(17番
○17番(今西春由君)
今西春由君
登壇)
それでは会議規則第61条の規定によって、一般質問を2件ほどさせ
ていただきます。
まず財政の有力な財源である市税の滞納対策について、お伺いいたします。予算案による
と市税のうちの6つの税金、いわゆる市民税の個人と法人、固定資産税、軽自動車税、入湯
税、特別土地保有税、あわせて2億 5,315万 1,000円の滞納があります。また国保税につき
ましては2億 3,507万 4,000円、両方あわせまして4億 8,822万 5,000円の滞納繰越額とな
っております。
本予算の市税の額をみますと、17億 9,080万円の額になっておりますが、そのうちの自主
財源が67%、その自主財源の中で市税の占めるのは16%、有力な財源である、その有力な財
源がこのような大きな額の滞納があるということは、何か理由か原因があるんじゃなかろう
かと思います。納税者の経済的な面とか、また中には故意に滞納している者いるんじゃなか
ろうかと思いますが、その点についてご説明をお願いいたします。
税務課といたしましても、これらの徴収事務について、誠意をもって取り組んでいること
と思いますが、一応徴収のめど、4億 8,000万円の徴収目途がどのように成り立っているか
ということもひとつお伺いしたいと思います。なかなか難しい問題だと思います。
予算書による徴収の見込額をみましても、滞納額に対して20%しかみてないともあるし、
また5%というのもありますが、この20%、5%では、本当に滞納整理については遠い道の
りでないかと思います。現在の徴収方法はどのようにしているのか、お伺いしますが、差し
押さえ等はやったのか、それとも不納欠損処分になるケースもあるのかどうかということも、
あわせてお伺いいたします。
市税については三位一体の改革に伴い所得税から市税移譲などで、2億 316万 8,000円、1
2.8%市税が増額ということになっておりますが、滞納している額の方が、これ以上うわまわ
っておる現況で、本当にこの増額も期待できない額であると私は思うのであります。
また地方税管理回収機構についても、県下全体の滞納整理した額が、件数によって 629件、
金額で5億 2,000万円の回収がされております。そのうち市税の分は、22件、 1,240万円回
収とそのように私は見とるんであります。
2億 5,000万円某の滞納額からみれば、本当にわずかな額でございます。そこで現在、税
回収機構によって移管しておる額が、どれだけあるか、その額をひとつ件数と額を教えてい
ただきたいと思います。
額だけ聞いてもあまり期待できないと思いますが、ご答弁よろしくお願いします。
このような状況からみて今後も滞納額が、さらに増加するのではないかと、私は思うので
ありますが、その対応として滞納者に対して行うサービス公平性を持たせるため、個人生活
に著しい影響の与えない補助金等の支給または交付の制限する方法も検討するべきでなかろ
うかと思います。全国的にみると他の市町村でもこういう措置をとったところもあります。
その点もお伺いいたします。
次に、国民健康保険でございますが、保険税でございますが、2億 3,050万 7,400円であ
りますが、市の滞納額とほとんど変わらん 1,800万円ぐらいしか変わらんような状態であり
ます。市長は施政方針の中で、市民の皆さんが安心して医療を受けられるよう心掛け、保険
税の適正な財源確保に努めるということを述べておられますが、このままの滞納状況が続け
ば医療行政にも支障を来すのではないかと、私は思うのであります。
今後、滞納処理については、どのように対応するのか、当局のお考えをお伺いいたします。
それで、国民健康保険第9条による滞納者に対する保険証の返還を求める資格証明書を発
行でございますが、これが昨日、山本議員からもちょっと質問があったと思いますが、どの
程度あって、程度は数がわかっておりますが、その効果があったかどうか。ひとつその点も
お願いします。
それで不納欠損処分はどのようになっとるかと。このまま保険税未納がエスカレートすれ
ばですね、医療費の未払いにも波及、個人から医療機関に払う、その医療費も波及してくる
のではなかろうかと私は思うんであります。市税、国民健康保険税ともに歳入における有力
な財源であり、一方市民からすればですね、義務として納入すべき公的負担である、したが
って期限までに納入した市民との間に、不公平が生じることになるんではなかろうかと思い
ます。
正直者が馬鹿をみないように、今後の滞納処理にどのように対応をするのか、重ねてお伺
いいたします。以上、市民税と国民健康保険税の滞納について、質問終わりますが、次に消
防団の充実について、ちょっとお伺いいたします。
非常勤特別地方公務員である消防団の使命は、市民の生命・財産の保護は勿論のこと、地
震、災害等の避難救助等であります。さらに国民保護法の施行によりまして、有事の際の住
民の避難誘導等もあらたに任務と加わり、消防団の重大な使命になっております。
その反面、全国的に消防団員が減少する一方でございます。非常に新聞紙上を見ましても、
全国的にいまその団員の確保というのが、年々減少の一途をたどり、特に若者ラインが減少
し、全国平均年齢40歳と聞いておりますが、団員数の1954年に 202万人いたが、平成18年度
で全国で90万人という数に低落しているそうであります。
そこで市の消防団の状況をみますと、条例で定数 500人であるが、各分団、本部を含めて
市の消防団16分団にわかれておりますが、現実はその各分団の条例定数に満ちたところは、
どこやったかな、1 個所だけです。そで現実人員が現在 500人の定数に対して 420人という
現状であります。
なお年齢的にみましても、県平均が37.3歳、となりの奈良県が44.3歳、同じく和歌山県が4
5.8歳ということになっております。また全国の市町村の平均年齢は最高52.3歳が最高でござ
います。これは山口県の上岡町です。次に50.4歳、鹿児島県の三島村でございます。当紀和
町は3番目でございます、全国で。47.7歳これ平均年齢です、そういうことです。
それで人口減少、高齢化がめだっております。全国的に団員の確保にあの手この手をもっ
て対応しておるのが現状であります。
その対応といたしまして、自治体によっては企業従業員なんかを消防団員に任命して、事
業所消防団というのを決定したところあります。また地理に精通しております郵便局の集配
人の入団を求めるところがあります。
そして災害の救助、防災のPRなど、特定の活動に限って参加させるために、女子団員の
機能別消防団員を募集した自治体もあります。これは当市でもやっておると思いますが、そ
ういうことで当熊野市消防団の女子団員数の今度採用したのは、あわせて何人いるかもちょ
っとお伺いいたします。
また、市町村職員による消防団員、この消防団員については、熊野当消防団はしておりま
すが、市町村の職員を消防団員として採用しておるところでありますが、災害支援団員とし
て結成しておるところもあるし、これは私も、新聞紙上でも出ておりましたが、御浜町がそ
ういうなことで役場の職員を災害のみの災害支援団員として採用しているということもあり
ます。
そのようにして各市町村とも、自治体団員確保に本当に苦労しておるような現状でありま
す。そこで市団員が現在 427名からみてですね、事故が発生した場合とか、また有事の際に、
即時発動、対応力となる可能性が、この 427人のうちでどれだけあるかということを、ちょ
っと難しくなるかもわかりませんが、お伺いしたいと思います。
そういうことから今後、出動可能人員数のみとしたいわゆる少数精鋭主義の消防団員に検
討してはどうかと私も思います。このようにして非常に消防団員の確保等につきましては、
非常に各町村とも苦労しておるようでありまして、当市といたしましてもそのようなことだ
ろうと思っております。そういうことも思いまして、以上、消防団員の確保について、ご答
弁をお願いいたします。
以上、私の通告しております2件につきましては、以上でございます。また細部につきま
しては自席の方からお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。これをもって終わり
ます。
○副議長(山本洋信君)
1番目の項目について執行部の答弁を求めます。
税務課長。
(税務課長
○税務課長(和田
仁君)
和田仁君
登壇)
今西議員のご質問のうち、1番目の市税、国民健康保険税の滞
納整理に関するご質問にお答え申し上げます。2007年度、地方分権推進の観点から、三位一
体改革による税源移譲が実施されました。負担の公平さや市の税源を確保する上でも、個人
住民税、固定資産税、軽自動車税等の徴収率を上げることは、これまでにもまして大変重要
なことであります。
市では集中改革プランにおいても口座振替制度の促進や、徴収率の向上を図る積極的な取
り組みを引き続き行うとともに、滞納整理についても一層強化して取り組むこととしており
ます。まず徴収率を向上させるためには、あらたな滞納者を発生させないことが大切であり
ます。このため電算システムであります総合住民情報システムをより活用して、現年度分未
納者を抽出し、収納相談員の方々に訪問徴収をしていただくとともに、特別徴収月間には税
務課職員全員で、電話催告等に取り組んでまいります。
それから巨額の滞納繰越金を計上していることについてのご指摘がございましたが、滞納
案件を分析した結果、全滞納者数の3%程度に過ぎない 100万円以上の高額滞納者の滞納額
が全滞納額の45%を占めていることから、こうした高額滞納者を中心に、集中的に財産調査
等を実施するなど、滞納整理を進めているところであります。
滞納整理の完結は、完納してもらう、差し押さえる、執行停止するのいずれかです。納税
相談により滞納者みずから納付計画をたてていただき、滞納解消につながる納付誓約を提出
していただくよう、粘り強く折衝を行ってまいりますが、納税相談に応じていただけない場
合や、納付誓約が履行されない場合には、財産等調査等を適正に行い、差し押さえなどの必
要な手段を講じて滞納整理に努めてまいりたいと考えております。
なお、平成16年度に三重地方税管理回収機構が設立されており、熊野市が移管して回収さ
れた額は、平成16年度が22件で 1,060万円、平成17年度は18件で 640万円となっており、平
成18年度には22件、 2,633万円を移管し、2月末現在で 1,346万円回収されています。今後
も必要に応じて機構へ移管するほか、平成19年度は地方税法第48条を活用した県による個人
住民税の直接徴収及び市、市長、税滞納整理併任職員制度を利用した、滞納整理に関する専
門知識を有する県職員の短期派遣を求めてまいりたいと考えております。
ところで、市単独では差し押さえなどによる強制執行は実施していないのかということに
なりますが、今年度すでに38件、差し押さえ処分を行っております。消滅事項を迎えそうな
案件を中心に、差し押さえ処分を行っていますが、今後納税相談に応じない滞納者について
は、早期に財産調査を着手し、滞納処分にあたってまいりたいと考えています。今年度の市
税等の収納実績でありますが、2月末現在、市税が現年課税分、滞納繰越分とも収納率は対
前年同月日、約1%の増、国民健康保険税は現年度課税分が対前年同月日、約3%。滞納繰
越分が約 3.5%の増となっています。
次に滞納者に対する補助金等の支給制限等に関するご質問について、お答えいたします。
市の指名競争入札に参加を希望する場合には、納税証明書を提出しなければならないため、
滞納がある場合は指名競争入札に参加できません。
また市営住宅、IJターン専用住宅への入居ができません。さらに合併処理浄化槽設置整
備事業費補助金、木造住宅建設促進緊急対策事業費補助金、これは30万円のレインボー商品
券の交付の分でありますが、このほか国民健康保険による脳ドック検診の助成金、中小企業
事業所に対する熊野市小規模事業者資金融資、勤労者教育資金貸付、勤労者持ち家促進資金
貸付、国民健康保険の出産費資金貸付等が受けられませんし、高額療養費の委任払いもでき
ないなど、様々な制限を受けることになっています。
次に国民健康保険税を滞納している世帯に対するペナルティーですが、国民健康保険税を
1年以上滞納しますと、国の基準によります被保険者証の返還が求められます。滞納金額の
一括、分割納付や納税相談等により、滞納額を3年間で解消できる納付誓約を結んでいただ
けない場合には、被保険者資格証書を交付していただくよう、市民保険課の方へ意見具申さ
せていただいております。
資格証明書の場合、保険医療は受診できますが、保険給付が受けられないため、いったん
医療機関で10割負担をしていただくことになります。しかしその後、滞納解消にむけて納付
誓約の提出や、納税等があり、短期被保険者書等が交付された場合には、10割負担されたも
ののうち、7割分はお返しさせていただいております。ただし遡及期間は2年となっており
ます。
3月1日現在における資格証明書の交付数は 243世帯、有効期間の制限のある短期被保険
者証の交付数は 178世帯となっております。
最後に、国民健康保険税についての三重地方税管理回収機構への移管に関するご質問にお
答えします。基本的には国民健康保険税は、保険証の管理について、情報交換が密にできな
いことや、資格の取得や喪失により税額の変更が多いことなどから、原則として取り扱って
もらえないこととなっております。
このため国民健康保険税につきましては、三重地方税管理回収機構が差し押さえた物件に
対して必要がある場合には、参加差し押さえや交付要求をすることで対応しているのが現状
であります。しかしながら、市といたしましては、国民健康保険税についても、三重地方税
管理回収機構で取り扱われるべきものであると考えており、機会のある度に、その旨、要望
してまいりたいと考えております。
○副議長(山本洋信君)
○17番(今西春由君)
17番。
どうもありがとうございました。
ちょっと再質問とか教えていただきたいんですけど、現在あの地方税回収機構に移譲して
いる額は、何件でどの程度あるかということ、ちょっと。
そして入湯税の未納7万 7,000円というのがありますが、私、素人考えでわからんのです
けど、入湯税というのは風呂に入る時、徴収するんやでこのような滞納という額が出てくる
のかどうかということも、ちょっとその二点をお聞きいたします。
○副議長(山本洋信君)
○税務課長(和田
仁君)
税務課長。
まず1点目の管理回収機構への移管の状況ですが、さきほども
ちょっとお答えしたと思いますが、18年度につきましては22件の案件、移管額が 2,630万円
でございます。現在回収されているのが2月末現在で 1,346万円というふうになっておりま
す。
それから入湯税でございますが、ちょっとこれは個人的な怠納者の名前が出ているので、
これについては回答を差し控えさせていただきたいと思いますが、原因はこれたぶん徴収し
たものを、いったん引き受けてこれを納税していただけないということになっております。
事例としては個人の住民税を特別徴収義務者がおさえていただいて滞納しているということ
と、事実的には同じことだというふうに認識をしております。
○副議長(山本洋信君)
収入役。
○収入役(山川
入湯税の滞納額につきましては、現在営業されてない業者の滞納
勝君)
が残っておる、そういったことで残っておるわけなんです。議員おっしゃるとおりに、利用
した時に払てもらうということですから、残っているというのは、おかしいなというのは、
言葉にあるんですけれど、そういったことです。
○副議長(山本洋信君)
○17番(今西春由君)
17番。
わかりましたけど、私はですね、入湯税というのはさきほど言いま
したように、個人が風呂へ入る時に払うんですから、そっから入ってくるんやで、滞納とい
うのはおかしいなと思たんやけど、いまの収入役の説明でわかりました。
そして回収機構への委託、23件で 2,600万円ということなんですけど、滞納額からみてど
えろう少ないような気がするんですけど、この程度しか移譲はできんのですか、機構に対し
てですね。
○副議長(山本洋信君)
○税務課長(和田
仁君)
税務課長。
そうですね、機構へ移管する場合、いろいろと基準を設けて移
管しているんですけど、ただで機構の方も受け入れていただくわけじゃございません。1件
について約17万円程度の委託料が必要となってまいりますし、あわせて成功報酬的な費用も
必要になってまいります。したがって移管する際には、市では難しいけども、機構であった
ら回収できるだろうなという案件を選んでですね、委託しているというのが現状でございま
す。なんでもかんでも機構へ移管すればいいというわけではありませんので、この点ご理解
いただきたいというふうに思っております。
○副議長(山本洋信君)
○17番(今西春由君)
17番。
国民健康保険のことなんでありますが、このさきほどの資格証明書
を発行した件数をお聞きしましたけど、やっぱしこういうこと保険証を引き上げて、資格証
明書を発行したということについての滞納の正確な、やっぱりよろしいですか、そういうし
た場合、そこの点どうですか。
○副議長(山本洋信君)
○税務課長(和田
仁君)
税務課長。
効果は大きいと思います。やはり保険証の返還を求められた場
合に、納税相談に応じてこられる回数が多いように思われます。さらに事務的なことを申し
上げますと、差し押さえとか、機構へ移管する事務的な手続きですが、納税が生じると督促、
催告という段取りを踏まえて、最終催告、それから差し押さえ事前通知といったような事務
的な文書を発送しておりますが、やはり差し押さえ事前通知等を出させていただくとですね、
やはり反応があったり、一括納付があったり、あるいは分割納付といったようなですね、納
税相談に応じていただくという場合があります。これもやはりバッグにですね、差し押さえ
するという後ろ楯がないとですね、こういったことが出てきませんので、差し押さえといっ
たような効果は、非常にあるんではないかというふうに考えておるところでございます。
○副議長(山本洋信君)
○17番(今西春由君)
17番。
市税、国保につきましてはわかりました。
それでは2番の消防関係、お願いします。
○副議長(山本洋信君)
2番目の項目について執行部の答弁を求めます。
消防長。
(消防長
植中稔雄君
登壇)
○消防長(植中稔雄君)
今西議員ご質問の2項目、消防団の充実についてにつきまして、
お答え申上げます。
消防団は消防組織法第18条により市条例に基づき設置された、消防本部、消防署と並ぶ市
消防機関でございます。団員は自らの地域は自分で守るという郷土愛護の精神に基づき、地
域に奉仕するため、地域への密着性、動員力及び即応性をいかした災害対応はもとより、国
民保護計画に基づく有事における避難住民の誘導活動などの責務を担っております。
議員ご指摘のとおり、全国の消防団員数は1954年、昭和29年でございますが、この4月1
日に 202万3千人余りいた消防団員が、2006年、平成18年4月1日現在では90万人と年々減
少してきており、いまでは90万人を割ろうとしている状況となっております。
原因といたしましては、都市化による住民の連帯意識の希薄化や、過疎地域での若者の流
出、高齢化の進展、自営業者の減少などが起因しているものと考えられます。当市におきま
しては、平成17年11月1日合併による新たな熊野市消防団員として、団本部及び15分団の体
制により条例定数 500人、実員数 423人で発足いたしました。平成18年4月1日現在の実員
数におきましては 427人となっております。
平均年齢につきましては、議員ご指摘のとおり47.7歳となっていることから、全国平均の3
7.8歳、三重県の平均37.3歳を大きく上回っており、県内でもっとも高い平均年齢となってお
ります。このことは熊野市の60歳以上の人口に占める割合が平成18年4月1日現在 40.68%
であるように、高齢化と若年人口の減少が大きな要因と考えられます。
しかしながら、このような状況は多くの市町村における現象であり、全国的な課題とされ
ているところでございます。また議員ご指摘の全国で3番目の高齢であるとのデーターにつ
きましては、関係機関等への調査を進めましたが確認することができませんでした。
総務省消防庁からの団員募集にかかるキャンペーン等につきましては、退団が重なる時期
である年度末、1月から3月までの期間を消防団員入団促進キャンペーンとして位置づけ、
各地方公共団体においてあらゆる広報媒体を活用し、消防団の募集について積極的に広報を
実施するよう、消防長官通知がなされております。
さらに、公務員及び地方公共団体職員等の消防団への入団につきましても、入団を促進す
るように、消防庁消防課長通知がなされているところですが、紀和町においてすでに紀和庁
舎分団を始め紀和各分団に市職員が所属しており、今後も同様の取り組みについて働きかけ
を続けてまいりたいと考えております。
機能別消防団員及び分団につきましても、クレーン、パワーショベル等の重機を保有する
事業所の分団、郵便や宅配業者など定期的に一定コースを循環する車両等を保有する事業所
の分団等、一般の消防団員とは異なり、特定の活動のみ参加する団員であり、災害時のマン
パワー確保のためにも、検討してまいりたいと考えております。
また議員ご提案の市職員による防災支援隊等の結成につきましては、当市における災害発
生時においての職員の責務は、熊野市防災計画に基づき災害の規模に応じ、職員がそれぞれ
の部署において対応することとなっていることから、現行体制で対応できるものと考えてお
ります。
次に、女性消防団の増員募集につきましては、3月1日付けで新たに3人の女性消防団員
が入団をいたしました。この消防団員は団本部に所属し、平成8年8月に4名が誕生し、そ
の後、入退団を経て今回の3名の増員によりまして、現在8名となっております。その活動
内容につきましては、独居老人の家庭訪問による住宅防火診断及び調査や指導、住宅火災警
報機の普及活動や、テレフォンサービスによる安否確認、地域や保育所等での消防訓練、救
急法講習会の助手など、いずれも地域に密着したものとなっております。
今回入団していただきました3名のうち2名の方につきましては、紀和町在住の女性であ
り、今後紀和町内においても、これらの活動を実施していきたいと考えております。今後、
消防といたしましては、地域防災の要である消防団員の確保に努めるため、優先的課題とし
ての認識のもと、団本部及び分団の連携による取り組みを行ってまいります。また地縁や人
間関係なども念頭におき、積極的な働きかけを展開してまいります。更に団員の教育訓練、
団車両の計画的な更新や装備等の充実により、消防団の拡充強化を図ってまいりたいと考え
ております。
○副議長(山本洋信君)
○17番(今西春由君)
17番。
私が質問しました、団員の減少による少数精鋭主義についてはどう
考えておるかということ。そしてですね、私が何故これを訴えかというのはですね、現在、
427名の実在消防団員でおりますが、いやこの1月の消防出初式に参加した団員が、団長報告
を聞いた時に 200人という数字を報告しとるんです。 427人によって消防出初式の 200人し
かないというような状態にあります。
それでもし今後ですね、災害とか有事の時に、この 427人のうちの何人ぐらい、現場に出
動できるんかなと、私はそこらへん非常にその関心を持ったわけなんであります。それで出
初式等、これ災害とはまた異なるとは思いますが、そういうところからですね、常時その災
害、有事発生の時はでれるような体制の団員をですね、つくって、少数精鋭主義の方法をと
れないもんかと思て質問させてもろたようなわけであります。
それとですね、私はいま消防長から縷々お伺いしましたが、非常に消防団の確保は勿論の
こと、また消防団の責務というのは非常に重大と思います。それで消防団は危険と激務に、
頑張らなければならないということでありますが、そういうことからしてですね、ある程度
私は待遇面の面でですね、もう少し優遇できんのかなと思とるんです。
現在、消防団員の報酬は一人年額2万円でございますが、これがもう少し金額で出すのは
おかしいかしらんが、何か優遇措置を講じれんかなと思てます。地方交付税の算定基準にお
きましても、消防団員は一人年額3万 600円、出動手当は一回7千円というのが、基準とし
て地方交付税の算定に入っておると思うんです。そういうことから考えまして、ある程度の
ものが優遇等ができんのか、その点、市長さんどうですか、その点ひとつお願いいたします。
以上です。
○副議長(山本洋信君)
○市長(河上敢二君)
市長。
消防団員の重要性は十分認識をしているところでございます。少数
精鋭主義ということで言えば、突き詰めればそれは常備消防である消防署の職員が役割を担
うべきではないかというのが、基本的な考え方でございます。消防団としては地域防災の要
として、各地域における初期の対応ということでは、非常に重要な役割を担うわけですから、
各地域における消防分団の団員の数が多いにこしたことはございません。したがってその増
員にむけて地縁など、いろいろな関係を通じて分団長さんを中心に加入促進を図っていただ
いているところでございます。
機能別の分団についても今後検討課題になるんではないかというふうに思っているところ
でございます。地方交付税で3万某もらうんだから、その分、払ってはどうかということだ
と思いますけれども、算定と実際の交付税額はまったく異なってきますんで、市としては全
体の予算の中で消防団員の皆さんに対する待遇を決めさせていただいているところでござい
ます。現時点では現行、合併した直後少し手を入れたところでございますんで、とうぶんの
間は現行の対応で進めさせていただきたいなと、ただ将来にわたっていまのままでいいかど
うかというのは、また今後の状況を踏まえて考える必要があるだろうというふうに思ってい
ます。
○副議長(山本洋信君)
○17番(今西春由君)
17番。
いろいろありがとうございました。
これでもって質問終わります。
○副議長(山本洋信君)
○副議長(山本洋信君)
○副議長(山本洋信君)
4番
午後2時50分まで休憩いたします。
(午後
2時
36分)
(午後
2時
50分)
休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。
山田実君。
(4番
○4番(山田
実君)
山田
実君
登壇)
それでは通告書にしたがいまして、三点ほどお聞きいたします。
たいへん長時間のなか皆さんご苦労様です。最後までよろしくお願い申し上げます。
それでは最初に、市長の政治姿勢についてということで、お聞きしたいと思います。19年
度の施政方針で、五つの柱で取り組みを出され、その基本理念は市民本位と位置づけ、根本
的な考え方は市民が主役、地域が主体のまちづくりとしています。
国内情勢は都市部において、景気回復と言われていますが、当地方においてはいまだ景気
回復の兆しが見受けられません。それどころか益々厳しい状況になっているのではないでし
ょうか。三位一体の改革、税源移譲などにより地方自治体に及ぼす影響が、益々厳しいもの
になっています。都市部との格差の拡大、少子高齢化、止まらぬ過疎化、そして定率減税な
どの廃止や改悪による市民の負担は、増加する一方ではないでしょうか。市民の皆さんが熊
野市に生まれてよかった、そして住んでよかったと言われるような、負担軽減策や単独事業
をさらに打ち出すことはできないでしょうか。例えば子どもを出産すれは出産祝い金を出す
とか、国民健康保険税、保険料の引き下げとか、熊野市に住みたいと思われるような施策を、
まちづくりについては勿論のこと、産業振興、福祉の分野、生活環境や防災対策、教育の分
野で更なる良い施策を打ち出せないか市長の考えをお聞かせください。
続きまして、二つ目の中学校給食についてですが、この質問も過去に一度質問させてもら
ったことがあるんですが、今回は杉松教育長に改めて聞きたいと思います。少子化が進むこ
のご時勢で、子どもを産み育てることが大変困難になってきていることが、誰の目から見て
も認識できる状況ではないでしょうか。共働きが当たり前、この時代少しでも働く親の負担
を軽減することも、少子化対策の一つではないでしょうか。全国各地では中学校給食を 10
0%実施する自治体があったり、 100%を目指す自治体もあります。これらの自治体は少子化
対策の一環として、実施検討に取り組んでいるとも聞いています。
少子化対策は全職員、全課が検討する大変重要な問題ではないでしょうか。ここで教育長
の見解をお聞きします。本市において中学校給食の実施検討は考えているのでしょうか。お
聞かせください。
最後に、紀南中核的交流施設整備について、お聞きしたいと思います。この問題につきま
しても、過去に質問してその当時とは状況が変化してきましたので、いま一度お聞きしたい
と思います。これまでの回答はこの事業は県が主体の事業で、本市としては県指導の内容説
明に止まる回答だったと思います。そのため私たち議員の説明、また市民への説明は事後報
告的な内容ではなかったでしょうか。事業者の選定も決定し、この事業を進めようとする中
で、本市の役割はどのような位置づけになっているのか。また南郡2町の協力体制はどのよ
うになっているのかお聞かせください。
この地域内における宿泊施設や温泉施設等の共存が可能なのでしょうか。現在ある施設を
理由するお客の数が、大きく増加するとは考えにくいことで、選定事業者が提示してきた数
字がそのまま上乗せになるとは言いがたいのではないでしょうか。
雇用の拡大にもつながると言われますが、それはあくまでも共存があってのことではない
でしょうか。この地域で働く人たちの意見をどのように反映させるのか、また行政がどのよ
うに携わっていくのか、お聞かせください。壇上からは以上です。
○副議長(山本洋信君)
1番目の項目について、執行部の答弁を求めます。
市長公室長。
(市長公室長
○市長公室長(中田裕三君)
中田裕三君
登壇)
山田議員の一点目の政治姿勢に関しまして、市民の負担を下
げられないかというご質問にお答えいたします。
今議会において、平成19年度の予算案を提出させていただいておりますが、三位一体の改
革などで、財政状況は依然として厳しい状況にあります。しかしながら、産業振興、保健福
祉、生活環境、教育・文化など、あらゆる分野においてできうる限りの取り組みを、この新
年度予算に盛り込ませていただいております。
議員ご指摘の市民負担を軽減する策も含めて、積極的な予算案となっております。ご質問
の負担軽減につきましては、保健福祉の分野において、あらたに心身障害者医療費助成充実
事業により、療養手帳所持者のうちB中度所持者まで対象者を拡大し、医療面での負担軽減
を図ることとしております。更に市外施設を利用する重度障害児に対する移送費用を補助す
る重度障害者等管外施設送迎費補助事業も実施するなど、障害のある方々の負担軽減を優先
して実施してまいりたいと考えております。
また国民健康保険税の引き下げにつきましては、国民健康保険制度は医療費全体を保険税
と、国・県の交付金等で賄うのが原則とされており、税の引き下げを行うには、基本的に医
療費の削減が必要不可欠でございます。そのため、病気の予防対策を充実させるべく、メタ
ボリックシンドローム対策事業や、肥満改善教室事業など、あらたな保健事業も実施して医
療費の削減につなげていきたいと考えております。
少子化対策についてでございますが、基本的には子どもを安心して育てられる環境づくり
が、重要であると思っておりまして、それには様々な対策が考えられます。ご指摘の出産祝
い金制度も一人でも多くの子どもを産んでいただくという面では、一つの有効な施策かと思
いますが、子どもが産まれてから高校や大学を卒業するまでの期間で、医療や保育、就学な
ど、どういった場面でどのような支援をすべきか検討する必要があると思っております。
このため19年度に民間の方と行政職員で構成します少子化対策検討委員会を設置し、子ど
もを安心して産み育てられる環境づくりについて、検討してまいりたいと考えております。
産業振興の分野では若い人たちを中心とした働く場の創出が重要な課題でありますので、1
9年度ではふるさと公社において、あらたに熊野地鳥の生産に着手するための鶏舎建設を実施
するほか、ニイヒメの生産体制の拡大と商品化を図るなど、リストを恐れず企業的な発想を
取り入れて、特産品の生産拡大と輸出によって地域産業振興を図り、働く場の創出に努めて
まいりたいと考えております。
生活環境の分野では、防災対策において市民の皆さんが屋内で防災行政無線放送を明瞭に
お聞きいただけるよう、新たに携帯用個別受信機を希望する世帯に、一部有料で配付するこ
ととしております。また自然環境の保全と、清潔で美しいまちづくりを推進するため、熊野
市ゴミポイ捨て防止条例を改正し、ゴミのポイ捨てや不法投棄に違反した場合、勧告や命令、
罰則の規定を追加し、ゴミのポイ捨てや不法投棄対策を強化してまいりたいと考えておりま
す。
教育・文化の分野では、多くの市民の皆さんの念願でありました図書館を中心とした文化
交流センターの本格的な建設に着手し、教育文化施設の充実を図ってまいります。まちづく
りに関しましては、地域のことは地域の皆さんが一番よく知っておられますので、地域の実
情に応じた取り組みが、地域まちづくり協議会を中心にご努力していただいております。こ
の取り組みは各地域の皆さんのご意見を集約し、その地域の状況に応じた様々な事業が、地
域住民の皆さんの創意工夫によって、主体的に取り組まれておりまして、産業振興や防災、
生活環境など地域にとって非常に効果のある取り組みがなされておりますので、市といたし
ましては、アトバイザーの派遣や補助金交付など、引き続き支援してまいりたいと考えてお
ります。
以上、あらたな施策を中心にご説明申し上げましたが、いずれにいたしましても、市民の
皆さんが安心して暮らせる熊野市、生まれて良かった、住んで良かったと思える熊野市にな
るよう、全力で取り組んでまいりたいと思っております。以上でございます。
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
4番。
それではちょっと市長にお聞きしていきたいと思います。確かにこ
の今年度当初予算、たいへんいろんな分野で、新規事業を展開されていただき、大変評価し
たいと思います。その中で、まず聞いておきたいことが一つ、産業の振興の中やったと思い
うんですが、可能な限りリスクに挑戦ということで、このリスクに挑戦というのはどういう
ことなのかなということで、ちょっとお聞きしたいんですが。
○副議長(山本洋信君)
○市長(河上敢二君)
市長。
これまでの行政における産業支援策の内容を十分に検討いただけれ
ば、自明のことかというふうに思いますが、いままでの例えば支援策というのは、農業振興
で言えば生産手段の助成をすると、したがって販売や生産のリスクは補助を受けた農業者の
方がこれを負うということでございます。
しかしながら、議員もご指摘のように現在のように、景気がこの地域においては十分な回
復がみられないと。非常に厳しい状況が続いている状況でございますので、民間の方々への
支援、農業者を始め一次産業の皆さんへの支援というものは、これまで以上にやっていく必
要があるというふうに思っておりますけれども、そういう厳しい状況を踏まえると、支援を
するだけではなかなか産業振興が実現できないということもあるんではないかというふうな
考えから、行政自身が販売まで含めたリスクを負いながら、産業振興を図っていくことも必
要だろうというふうに思ったわけでございまして、ただ行政が直接事業を行うというわけに
もいきませんので、ふるさと公社の事業を拡大をしていただく、またあらたな取り組みをし
ていただくということで、リスクを間接的ではございますけれども、ふるさと公社が負って
いただく、ふるさと公社において当然ながら市が管理主体といいますか、設置主体になって
おりますので、間接的に市がそういうリスクを負いながら、雇用の拡大、産業振興にむけて
取り組んでいくと、こういうことでリスクを恐れず、リスクに挑戦すると言っているわけで
ございます。
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
4番。
いまの市長の話でいくと行政が先頭に立っていくという理解でいい
のかなと考えるんですが、確かにこれまでの行政主体であれば、いま市長が言われましたよ
うに、一定の補助とか支援だけでしたのが、今回の場合はそれこそ市がリスクを被れば当然
責任もとっていく、この中で一点、聞きたいんですが、当然行政が行うということは、市民
が市民に対しても当然負担がかかるんではないかと考えるわけなんですが、今回、施政方針
の中でありましたように、定率減税の廃止とか税源移譲で2億何千万という増額になってい
ると、これは実際のところ市民に負担増になっているではないかと、そういうふうに考える
わけなんですが、こういうリスクを行政が負っていく場合、どのように市民がその負担を被
っていくんか、そういう影響はあるのかどうか、考えられる範囲でお聞きしたいんですが。
○副議長(山本洋信君)
○市長(河上敢二君)
市長。
自明のことかと思いますけれども、行政が例えば事業に失敗をした
場合、その負担というものは間接的に市民の皆さんにも及ぶわけでございます。そういう意
味ではリスクを恐れずに挑戦することは、市がおかれた状況を踏まえると、産業振興の分野
では私は必要なことだというふうに思いますが、一方でリスクを挑戦する、リスクを軽減す
る、小さくする取り組みもあわせて当然ながら考えていく必要があるだろうと、市民の皆さ
んに結果として、大きな負担が生じないようにしていくことは、これは当然必要だろうと、そ
ういう面でのいろいろな検討というものもあわせて行いながら、産業振興を図っていく必要
があるだろうということでございます。
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
4番。
わかりました。
それでは各分野というか、そのまちづくりとか、後、教育分野とか、生活環境の分野とかで、
少しずつお聞きしていきたいと思います。まず最初に聞きたいことなんですが、私の順番に
くるまでにも、たくさんの議員の方が、熊野市のことを考えて、いろんな質問されてきまし
た。その中で今回、よく出てきたのが、やはり国民健康保険の話があったりしたわけなんで
すが、市長にここでちょっとお尋ねします。
全国で資格書の発行ということが、保険のいわゆる取り上げという、これいま全国で三重
県は何番目に位置しているか、ご存じでしょうか。
○副議長(山本洋信君)
市民保険課長。
○市民保険課長(山本達由君)
厚生労働省がこのほどまとめました、平成18年6月1日現
在の資格証明書の交付状況によりますと、滞納世帯に占める資格書の交付割合は、都道府県
の中で三重県がもっとも高くなっております。
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
4番。
全国で一番高いということを、いま聞いたわけなんですが、じゃあ
熊野市は三重県の中で、どの位置にあるのか、課長わかれば。
○副議長(山本洋信君)
市民保険課長。
○市民保険課長(山本達由君)
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
本市で県下で上位に位置しております。
4番。
さきほど税務課長の方からもその資格書の発行が 243件でしたか、
そういうのがあると、何故いまこの話をするかといいますと、安心して暮らすためには当然
医療というのは必要なものであって、その資格書を発行されるということ自体その医療にか
かることができないというよりか、受診することがしずらくなるということも当然考えられ
るんで、私としてはこの資格書発行でいま市民保険課長から、熊野市が上位であるという話
を聞きまして、私が持っている資料ですと、いま熊野市が上からワースト3、3番目、4番
目の位置に位置していると。ということは資格書を発行している、その機械的に発行してい
るんじゃないかと考えられるわけですね。その先日も山本議員からの質問があって、税務課
と具申があって、市民保険課の方で出しているという話がありましたが、実際市民保険課長、
機械的に発行しているのか、出しているのかどうか。そこら辺はどうでしょうか。
○副議長(山本洋信君)
市民保険課長。
○市民保険課長(山本達由君)
資格証明書の交付につきましては、税務課からの意見具申
によって判断をしてまいります。税務課の意見につきましては、その方の生活状況や納税意
識等を十分調査した上のことでありますが、その他、特別の事情がある場合は弁明書の提出
をお願いするなど、十分お話をお伺いし適切に対応してまいります。
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
4番。
ていねいに話を聞いて出しているということなんですが、全国でも
国会で議論にもなりましたが、ていねいにやっている間に、それこそ死亡した例とかいうの
が出てきていると、これ確か朝日新聞か毎日新聞で確か出てたはずなんですが、報道もされ
ていたと思います。
で、北九州の方でもそういう事例があったという話も出てます。早急に例えばいま直ぐ欲
しいと、子どもが病気で、その人自体は確かに滞納もしていると、出してない状況の中で、
直ぐに出せるのかどうか。そこら辺はいかがですか。
○副議長(山本洋信君)
市民保険課長。
○市民保険課長(山本達由君)
お話のようなケースでは、その方の状況を十分お伺いし、
特別な事情に該当する場合、短期被保険者書の発行を含め適切に対応しているところでござ
います。
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
4番。
この資格書につきましては、ちょっと意見だけ一つ言わさせていた
だいて、ちょっと終わりたいんですが、お子さん、小さなお子さんがおる家庭ですね、確か
に滞納もあるかもしれませんが、やはり子どもというのは、よく病気をする。やはりそうい
う世帯に対してはできる限り対応していただきたい、その資格書をすぐに発行するんではな
くて、やはりその状況を見ていただいて、本当に必要な方に必要な措置をしていただきたい
と思います。
で、こちらの壇上でもちょっと言ったんですが、出産祝い金、全国各地でその出生率を上
げるため、また後、町を元気にするためということで、少しでも多くの子どもが生まれてく
れるようにと、第1子に50万円とか、第2子にいくらいくらとか、そういう自治体もありま
す。
さきほど5番議員からもありましたように、出生率はいくつかと、私も記憶しているのは
確か 1.7ぐらいでした、2には当然いってなかったと思います。その中でいま高齢化が進ん
でいるなか、生まれてくる子どもとお亡くなりになる高齢者の方、比からいくと当然このま
まいくと人口減少、この自治体がどんどん小さくなってしまうという危機感も感じるわけで
すね。だから市長もそして市長公室長も言ってましたように、産み育てれる安心して、で働
く場所が確かに必要でありますが、やはり子どもを産み育てる環境が整えれば、それに伴っ
た産業も当然発展するんじゃないかと、子どもが増えれば、私そうやって考えてます。
だから、働く場所を先に創出するのか、産み育てる環境を先に創出するのか、これは本当
に鶏か卵かという話ではないかなと思うんですが、市長にこれだけ19年度当初予算で、福祉
の面においてもいろいろとやってくれとるわけなんですが、もう少しそういう出産祝い金、
例えばですよ。そういう一時的なものかもしれませんが、そういうものも考えれないのかな
と、どうでしょうか。
○副議長(山本洋信君)
○市長(河上敢二君)
市長。
さきほど下田議員の答弁の中でも申し上げましたように、私は基本
的に長期的な視点で、安定した収入が得られるかどうかというのが、少子化を基底する一番
大きな要因ではないかというふうな考えでございます。
したがって、一時的な支援というものも決してこれは否定はしませんし、支援を受けた方
はたいへん喜ばれるというふうに思いますが、一時的な支援によって少子化がとまる、少子
化の傾向がなくなるということではないだろうというふうに思います。ただ地域全体の所得
水準が低いというようなことも考えれば、一時的なそういう祝い金ということもあるんでし
ょうけれども、市のおかれた財政状況もあわせて考えなければいけないということでござい
ます。したがって、いまそういうものを出すか出さないかという議論の前に、基本的に少子
化対策として、何が必要なのか、そしてまた市のおかれた状況のなかで何ができるのか、こ
ういったことを広範な視点で、議論していくことがまず必要だろうというふうに思ってます。
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
4番。
市長公室長からも少子化対策検討委員会設置事業のその中でいろい
ろと考えていきたいと、本当に自治体の高齢化というんか、そこに住む若者が減れば、当然
高齢者が当然増えていくと、やはり活力は若者から出てくるんじゃないかなと、私は考えて
ますし、是非ともこの少子化対策検討会設置事業の中で、少子化対策、当然、全課の全職員
の方がやはり何ができるのか、いま市長も言いましたように、一時的なことも考えるが、何
ができるのか、当然検討していただきたいと。負担軽減、負担軽減て私、よく言いますが、
少しでも楽になればなという思いがあるんで、言わさせていただきます。
それからちょっと防災対策監にお聞きしたいんですが、今回の事業の中で、携帯用個別受
信機、これを配付というか、有償で配付していくと、予算あがっているんですが、全体で何
基を予定していますか。
○副議長(山本洋信君)
防災対策監。
○総務課防災対策監(松下任克君)
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
1万世帯分をみております。
4番。
安価に有償で配付するというお話ありまして、この金額がいくらな
のかいうことも知りたいですし、後、1万という数字が出ました。1万基で事足りていくの
か、後、例えば独居老人の方とか、それこそさきほど5番議員さんがやってました、視覚障
害者の方がおる家で、そういうのを無償で例えばできるのかどうか。その有料の部分は有料
の部分、無償の部分がもしあるんであれは、教えていただきたいんですが。
○副議長(山本洋信君)
防災対策監。
○総務課防災対策監(松下任克君)
そういう段階を付けて配付することになってます。む
しろもうあります。
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
4番。
できるだけ多くの方に早急に広がるよう、東南海、南海地震が60か
ら70と、10%、幅をもたせて引きあがってきたわけですし、それこそいつ何時起こるかわか
らない、明日起こるかもわからない状況のなかで、早急にこの配付が全戸に行き渡るよう努
力していただきたいと思います。
そして生活環境のなかでちょっとお聞きしていきたいんですが、今回条例の中で、ポイ捨
て条例ということで、釣り人、レジャーに関わる方に対してのその罰則規程が入ったりとか、
そういう条例を制定してくるということなんですが、いまの熊野市においてやっぱり生活環
境が良くなることが、大変いいこと。当然思ってますし、いま皆様もたぶんご存じだと思い
ますが、久生屋の方でのドレーンのことで住民と業者とのトラブルというのか、そういうの
も出てきてるという話も出てます。
その中で、全国各地の中でそういうペット条例のペット霊園の条例をつくるとこもあった
りしているわけなんですが、そういう住民と業者、またその他のトラブルが出た時に、早急
に解決できるように、その市として行政として、早急な条例制定というのはできるのかどう
か、そこら辺は市長どうなんでしょうか。
○副議長(山本洋信君)
○環境対策課長(森本
環境対策課長。
明君)
議員言われましたように、ペット霊園につきましては序次
法がございません。現在のところ、規制するためのですね、条例ということなんです。早期
条例制定ということなんですけれども、序次法がないということは、いろんな問題が出てく
ると思いますし、現在のところ簡単に言えば届け出制とか許可制とか、いろんな問題が出て
くると思うんです。
そうした中でですね、いま現在、うちの課としましていろんな面で勉強させていただいて
いるのが現状でございます。以上です。
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
4番。
住民本位、市民が主役という市長の言葉で、今回いろんな面で反映
されているのかなと思うわけなんで、是非とも皆さんの声を十分に聞き取って、よりよいま
ちづくり、皆さんが目指してほしいなと思います。
この1番目の項目は、私からの提案は少しでも皆さんが、この市民の皆さんが、熊野にお
ってよかったと思ってもらえるように、更なる努力をお願いします。1番目の項目はこれで
お終いにします。
○副議長(山本洋信君)
2番目の項目について、執行部の答弁を求めます。
教育長。
(教育長
○教育長(杉松道之君)
杉松道之君
登壇)
山田議員のご質問のうち、2項目の中学校給食につきまして、お
答えいたします。学校給食は昭和29年6月に施行された学校給食法によりその実施が進めら
れてきました。戦後、混乱期の食糧事情の悪い時期に児童・生徒の心身の健全な発達を願い、
実施が推進され昭和40年代の高度経済成長期に小学校を中心に、全国的に実施校が増加いた
しました。
今日の学校給食に対する期待の背景の一つとして、各家庭の食生活を含めた社会環境の大
きな変化があげられます。生活様式の多様化が偏った栄養の摂取や、朝食の欠食などに結び
つき、子どもたちの肥満、若年性の生活習慣病を生み出していることも、問題となっており
ます。
保護者の負担を軽減することも、少子化対策においては重要であると考えますが、子ども
たちが生涯にわたって、健康な生活を送るために、家庭と学校がお互いの役割をきちんと果
たしながら、食に関する指導について連携していくことも大切であると考えます。中学校に
おける給食実施について、県内の状況をみますと、平成17年5月段階での実施率は、生徒数
全体の29.4%に止まっています。
その理由として、中学生ともなると個人差や男女差による嗜好や食事量の違いが大きく、
全ての生徒が同じ献立の学校給食では、生徒一人ひとりを満足させることが難しいことがあ
げられます。またとかく保護者との関係が希薄になりがちな中学校段階に、お弁当を通して
保護者と子どもとの関係を深めていくことにも、積極的な意味があると考えます。
以上のようなことから、現在のところ中学校における新たな給食の実施は考えておりませ
ん。
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
4番。
結論からいきますと、検討の実施はしないということなんですが、
全国47都道府県の中で、90%を超えているのが25自治体、 100%のところが茨城、愛知と、
大多数のところで25、また半数ですね、半数が90%以上、50%以下のところが三重県を含ん
で6県だけ。非常に三重県、これ県の話をしてあれなんですが、三重県のこういう給食への
考え方が、非常に希薄なのかなと、いま教育長も実施は考えないということなんですが、や
はりいま現在ですね、子どもたちの食というのが、朝食を抜く子どもたちが増えているんじ
ゃないかと考えるわけなんですが、教育長にお尋ねしますが、小学校、中学校でそういう朝
食を抜いているというような、そのアンケート実施とか、そういう調査はやられたことあり
ますか。
○副議長(山本洋信君)
教育長。
○教育長(杉松道之君)
いま手元に詳しい資料は持ち合わせておりませんけども、各中学
校、小学校等で生活習慣に関するアンケート、これは各校でやっているというふうに報告は
受けております。
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
4番。
生活習慣のアンケート、そういう実施をしてるということなんです
が、過去に聞いた時も、中学校給食についてアンケートをとるのか、どうかということも聞
いたことあるんですが、その時もとらないような話してたなと思うんですが、これから先、
その実施はしてないというんですが、その要望をとるという意味でも、中学校給食について
アンケートをとるとかいうのは考えていないんですか。
○副議長(山本洋信君)
教育長。
○教育長(杉松道之君)
昨年の2月にもご答弁申し上げましたとおり、アンケートをとる
考えはございません。
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
4番。
昨日、昨日ですね、国会、参議院の予算委員会の中で、自民党の山
東議員でしたか、こういう給食のことだったと思うんですが、食育教育が重要やと質問した
ところ、文部科学大臣ですか、伊吹大臣の方が栄養教諭を全ての学校に配置すべきだという
ことも言っているわけですよね。
そのことについて、国から各自治体に決定権が移っているみたいなんですが、強く指導し
ていきたい、要請していきたい、こういう回答が出てきているわけなんですけど、そのこと
について、教育長どう考えられます。
○副議長(山本洋信君)
教育長。
○教育長(杉松道之君)
その昨日の参議院の様子を私、拝見しておりませんので、よくわ
かりませんけども、確かに栄養教諭の制度、単なる栄養士ではなく、栄養教諭の制度という
のは三重県教育委員会も、本腰を入れて取り組んでおりますので、確か今年度も若干名、採
用されたというふうに聞いております。
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
4番。
さきほど教育長の方から、前々の教育長もお弁当が大事だと、愛情
という言葉使ってました。さきほども言いましたように、朝食を抜いてくる子どもたち、じ
ゃあいつどこで親のご飯を食べるのかというたら夕食なんかなと、後お弁当もそういうこと
なんですが、こんだけ朝から朝食を抜いてしまって、本当にいいのかどうか、栄養面で、学
校給食、中学校給食通じればその栄養の面でのバランス、当然栄養士がついたり、それこそ
こういう教師がつくということによって、十分いい方向にいくんではないかと、当然発育段
階でありますし、体を形成する中で、非常にこの給食というのは重要視してみるべきではな
いかなと私考えます。
で教育長は、実施は検討しないと言ってるんですが、そういうことも考えて、これからだ
と、ある人からいま休耕田、いろんなところでもう畑がなくなり、田んぼがなくなり、それ
こそもう荒れてきたと、学校通して自分たちの食べるものを、そこでつくってすることも大
事じゃないかと、そして、耕作放棄地を少しでもなくす、そういうてだてになるんじゃない
かと、こういういいこと言ってもらったんですよ。
そういうことも含めて後、地場産業、それこそ今度、キジの話が出てきたりとかいうこと
で地元食材を使った給食で、子どもたちに地元にこういう食材があるんだよ、当然、その給
食以外のとこでも、指導はできると思いますが、給食を通じていくことで、大変いい教育が
できるんじゃないかと考えてますし、壇上でもいいましたけど、少子化対策の一環、何故な
らいま共働き、当然いま共働きです、皆さん。
特にこの地域、一人でお父ちゃんが一人だけで稼いできた、なかなか苦しいと思うんです
よ、皆さん共働きしていると思います。少しでも軽減できる方法、軽減というか、子育てし
易いためにも、検討していただきたいなというのが、私の意見なんですが、その教育長は実
施しないと言ってるんで、あえてそういう休耕田やとか、地場産業の発展とか、少子化対策
のひとつでもあるとは言っておられましたが、今後ですね、考えていただきたいと、そうい
うことも、中学校給食について、いま検討実施の考えはないけど、でも今後、全国の中では
100%のとこもあります、25自治体の中では90%超えてます。90%に近いところもかなりあり
ます。本当に三重県の中で、全国の中で三重県は本当にワースト4位、下から4番目やと、
これを少しでも引き上げることも、この地方からやっていく大事な仕事じゃないかなと思い
ます。
教育長、これから先です、検討する余地があるんであれば、検討していただきたいと思う
んですが、どうでしょうか。
○副議長(山本洋信君)
教育長。
○教育長(杉松道之君)
その前にさきほど朝食をとってこない子どもに対して、じゃあど
こで食べるのかというご質問、ご指摘がございましたけれども、朝食をとるとらないという
のは、まさに私は家庭の責任であると思います。朝食をとらないから学校でなんとかせえと
いうのは、これはもう責任の転嫁であって、本末転倒であると、このように考えるわけであ
ります。今後のことでありますけれども、現在たしかに昭和43年、昭和45年だと思うんです
けども、二つの中学校で給食を実施しておる事実がございます。これは確かにそれぞれの歴史
的な経緯等があって、現在に至っているんだと、このように思いますけれども、これから先、
中学校の学校給食をどうするかということは、現時点では全然考えておりませんので、ご了
承いただきたいと思います。
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
4番。
中学校給食、これから先もまた質問していきたいと思います。
またそのたびに議論もさせていただきたいと思いますし、よろしくお願いします。
それでは3つ目の項目よろしくお願いします。
○副議長(山本洋信君)
3番目の項目について、執行部の答弁を求めます。
市長公室長。
(市長公室長
○市長公室長(中田
裕三君)
中田裕三君
登壇)
山田議員ご質問のうち、3点目の紀南中核的交流施設整備
事業につきまして、お答え申し上げます。
まず当事業に関する経緯について申し上げますと、県において昨年7月に事業者公募を行
った結果、県内外から11事業者の応募があり、9月に事業者選定委員会において、第1次診
査の結果、株式会社M&Mサービス、株式会社スローライフ熊野、熊野プロジェクトの3事
業者が優秀な応募者であると決定されております。
そして今年の2月8日に、第2次審査の結果として、最優秀提案者に株式会社M&Mサー
ビスが決定されたところでございます。選定結果につきましては、2月8日に選定委員会の
結果を受けまして、県において記者発表を行い、新聞紙上に公表され地元新聞にも詳細に掲
載されたところでございます。
市としましては、県からの情報提供をもとに、議員の皆さんに資料の配付をさせていただ
き、全員協議会の場でご説明させていただいたところでございます。選定委員会の結果につ
きましては、市が主体的に情報の提供ができる状況ではございませんでしたが、今後3月中
に補助事業者が選定委員会の意見を踏まえ、全体計画が県に提出され、認定される予定とな
っておりまして、補助事業者が正式に決定され、事業計画が確定した段階におきましては、
県や関係市町、補助事業者と連携しまして、事業説明会を開催する段取りが整備されており
ます。
市の役割及び2町の協力体制につきましては、事業者と地域の連携は一方のみの努力で成
り立つものではなく、事業者と地域の双方に役割が求められるものと思います。事業者は多
様な発想で地域との連携を展開することが必要であり、地域産品や歴史、文化など魅力的な
地域資源を施設の諸機能において、最大限活用することや地域住民の日常利用、また既存施
設との連携を考慮し、利用者に対しての魅力的なサービスを提供するなどの事業展開してい
くことが求められると思います。
一方、本施設とどのように連携していくのかは、地域が創意工夫し、知恵を出して努力す
る姿勢が求められるものと思われます。例えば地産地消、体験交流、地域産品の加工販売等
においては、事業者だけでなく、地域の努力が必要と思われます。
市といたしましても、地域との連携が緊密にとなり、経済的効果が大きくなるよう、必要
に応じ可能な限り、事業者と地域の皆さんとの調整に関わってまいる所存でございます。中
核的交流施設は紀南地域全体の集客力の向上を目指しており、そのためにも紀南地域の関係
する市町との連携は必要不可欠と思っております。
関係各市町の地域資源やそれぞれの地域で活躍されている方々と連携し、来訪者に対し
様々な体験メニューや地域の特産品を提供するとともに、各市町で行われている様々なイベ
ント等の情報を発信する必要があると考えております。
簡保の宿くまの、清流荘などを始め、既存の宿泊施設や温泉施設との共存につきましては、
紀南中核的交流施設は小さなパイを取り合うという考え方ではなく、集客の拠点として地域
の資源と連携するとともに、これまでにない新たな客層を開発することにより、新たな集客
が生まれる可能性があると思っております。
また地域外からの集客の主要ターゲットを団塊の世代や青少年とし、現在運営中の営利型
施設を活用した集客に対する広報活動や、宿泊ポータルサイトでの紹介などにより、集客の
確保に努めるとしております。
以上のようなことから、既存の宿泊施設と共存していけるものと思っております。宿泊組
合等の意見を取り入れてとの意見につきましては、事業者の提案にもありますように、事業
の推進にあたっては、地元の協力が不可欠であるとし、行政、観光協会を始めとする、地元
の各種団体、宿泊、物産、飲食等の各事業者、地元住民組織など、幅広い組織でもって構成
する観光推進組織を早い段階から設立しまして、ご意見をいただきながら開業にむけた準備
を進めると提案しております。
そのため事業運営にあたっては、地域住民等の意見を反映していただけるものと思ってお
ります。いずれにいたしましても、紀南中核的交流施設は集客交流や雇用などの面で、期待
ができる整備計画であり、今後、県や関係町と協力しながら地域への経済効果がより大きな
ものとなるように、また地域の産業や事業との連携が進むように、事業者とも連携し、地域
住民の皆さんと協力しながら、市としても取り組んでまいりたいと考えております。以上で
ございます。
○副議長(山本洋信君)
4番議員に申し上げます。
申し合わせ時間に、十分なご留意をしていただくよう。4番。
○4番(山田
実君)
この質問に関しましては、もう既に前田議員からの方も質問があり
まして、重複するとこもあるんで、違う観点からひとつお聞きしたいと思います。この事業
は当然県の事業でありまして、そのこれまでにも言われてきましたように、その南郡2町の
関わりが非常に重要やということを言われてきたんですが、その点について、どうなってい
るんだとお聞きしてきても、県の方で調整している、負担金についてもそれ相応の分は出し
てもらえるであろうという、決定してない話がいま出てきているわけですよね。であろうと
いう、その点については市長公室長、どうなっているんか。やっぱりおんなじ回答になって
しまうのか。
この事業を進むにあたって、やはり整備事業が始まってきているこの中で、南郡の2町の
関わりはどうなっているんだというのがひとつあるわけなんですけど、そこら辺どうでしょ
う。
○副議長(山本洋信君)
○市長公室長(中田裕三君)
市長公室長。
当該事業につきましては、名前にもございますように、紀南
全域の対象として、事業が展開されております。したがいましてですね、農業産物あるいは
観光施設等につきましてはですね、紀南地域を全体をとらまえて構想をたてて、そして提案
されております。したがいまして、さきほども議員の質問にもございましたが、南郡とのい
わゆる負担の割合でございますね、これについてはこれから調整をいたします。
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
4番。
この負担の質問については、たぶんそういう回答しか返ってこない
なというのは思っていたんですが、やはり前田議員も言っておられましたように、関心が低
いんじゃないかと、実際に市民の中にどんだけ浸透しているのかなと、この地域にどれぐら
い浸透しているのかという不安というんか、本当にこの事業が、良いか悪いかここでは判断
できませんけども、やはり情報がちょっと少ないんじゃないかなって、すごい思うんで、こ
のやっぱり情報活動というのが、どのように行われていくんか、そこら辺もう少しお聞かせ
ください。
○副議長(山本洋信君)
市長公室長。
○市長公室長(中田裕三君)
これまではですね、どうしてでも県の方が主導でした。これ
からはですね、もう参画事業者も決定しましたので、これからはですね、地元の三市町とで
すね県と、そして事業者が協力してですね、いろんな説明会だとか、あるいはこれからの地
域との連携問題等について、さきほども壇上から申し上げましたが、推進会議というものを
立ち上げてまいります。したがいまして、情報等につきましてはやはり県を出し抜くわけに
はいきませんけど、ほとんど同レベルでの情報発信は可能かと思います。
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
4番。
私、壇上から共存共栄という言葉、使わさせてもらったんですが、
この先、事業を進めるにあたって、事業者からこの地域にある施設ですよね、でそこに携わ
っている代表の方との話し合いがあるのか、また民間の方がやっておられる事業、その人た
ちの会議とかいうのがあるのかどうか、そういうのを推進協議会ができるということなんで、
当然その中に代表者が入っていくとは思うんですが、そこらへんのメンバー構成というのは
どうなっとるんでしょうか。
○副議長(山本洋信君)
市長公室長。
○市長公室長(中田裕三君)
例えばですね、熊野市農協だとか、あるいは漁協、森林組合、
あるいは商工会議所、ありとあらゆる団体をこの中に入れて、そして進めていくことになり
ます。
○副議長(山本洋信君)
○4番(山田
実君)
4番。
私はこの問題につきましては、この節につきましては、やはり更な
る十分こう注意しながら、そして監視という言葉を使うのは、適切ではないかもしれません
が、十分に注視していきたいなと考えております。
私の質問は、これで以上です。
○副議長(山本洋信君)
お諮りいたします。
本日はこの程度に止め延会したいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」という声あり)
○副議長(山本洋信君)
異議なしと認めます。
よって、本日はこの程度に止め延会することに決しました。
明日15日には、午前9時から会議を開き、一般質問、議案7件の追加上程のほか、議案質
疑、委員会付託等を行います。時間励行でご参集願います。本日はこれにて延会いたします。
ご苦労さまでした。
午後
3時
49分
延会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
熊野市議会議長
署 名 議 員
署 名 議 員
平成19年(2007年)熊野市3月定例会会議録
( 第 4 号 )
平成19年3月15日(水曜日)
平成19年(2007年)熊野市3月定例会会議録
平成19年3月15日(木曜日)
第
4
招集年月日
平成19年3月5日(月)
招集の場所
熊野市本庁舎議会議場
開
平成19年3月15日(木)午前
議
号
9時
00分
応招議員
1番
濱
重
明
君
2番
和
田
いく子
さん
3番
増
田
幸
美
君
4番
山
田
実
君
5番
下
田
克
彦
君
6番
岩
本
育
久
君
7番
大
西
三
春
さん
8番
樋
口
雄
史
君
9番
山
本
良
正
君
10番
山
本
洋
信
君
11番
中
田
悦
生
君
12番
前
地
林
君
13番
前
田
桂之助
君
14番
松
山
秀
夫
君
15番
清
水
純
一
君
16番
上
嶋
治
之
君
17番
今
西
春
由
君
18番
堀
力
君
不応招議員
な
し
地方自治法第 121条の規定により説明の為議会に出席した者の職氏名
市
長
河上
敢二君
特
役
山川
勝君
消
長
中田
裕三君
総
総務課防災対策監
松下
税
長
与
下川
勝三君
長
植中
稔雄君
長
浜田
秀人君
任克君
市 民 保 険 課 長
山本
達由君
和田
仁君
健康・長寿課長
城
六男君
環 境 対 策 課 長
森本
明君
農 業 振 興 課 長
土口
直洋君
林 業 振 興 課 長
島田
克史君
水産・商工振興課長
山門
正昇君
観光スポーツ交流課長
奥田
博典君
建
長
福田
惠優君
地 域 総 合 課 長
星山
政文君
地 域 振 興 課 長
向山
兼司君
福 祉 事 務 所 長
岡部
忠澄君
会
長
柳本
秀和君
水
鈴木
衛君
教
長
杉松
道之君
選 挙 管 理 委 員 会 浜田
書
記
長
秀人君
会 西塚
長
紀生君
監査委員事務局長
原田
葉子さん
岡本
憲明君
次
山口
耕作君
庶
収
入
市 長 公 室
務
道
課
課
長
別
参
防
務
課
設
課
計
課
育
農 業 委 員
事
務
局
職務の為出席者
事
務
局
長
議 事 係 長
務
係
長
西岡
久典君
長
大谷
健君
市長提出の議案名
[追加議案]
議案第32号
平成18年度熊野市一般会計補正予算(第6号)について
議案第33号
平成18年度熊野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について
議案第34号
平成18年度熊野市老人保健事業特別会計補正予算(第4号)について
議案第35号
平成18年度熊野市市有林整備事業特別会計補正予算(第1号)について
議案第36号
平成18年度熊野市紀和診療所事業特別会計補正予算(第2号)について
議案第37号
平成18年度熊野市紀和地区水道事業特別会計補正予算(第1号)について
議案第38号
平成18年度熊野市水道事業会計補正予算(第2号)について
議事日程
日程第1
一般質問
11番
18番
堀
力
君
246
1.市長の政治姿勢について
12番
12番
前地
林
君
254
1.木質バイオマスエネルギーの導入について
13番
15番
清水
純一
君
260
1.非行防止地域推進事業について
2.スクールガード推進事業について
3.給食費について
[提案理由、内容説明、質疑、委員会付託]
日程第2
議案第32号
平成18年度熊野市一般会計補正予算(第6号)について
日程第3
議案第33号
平成18年度熊野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
について
日程第4
議案第34号
平成18年度熊野市老人保健事業特別会計補正予算(第4号)につ
いて
日程第5
議案第35号
平成18年度熊野市市有林整備事業特別会計補正予算(第1号)に
ついて
日程第6
議案第36号
平成18年度熊野市紀和診療所事業特別会計補正予算(第2号)に
ついて
日程第7
議案第37号
平成18年度熊野市紀和地区水道事業特別会計補正予算(第1号)
について
日程第8
[質
議案第38号
平成18年度熊野市水道事業会計補正予算(第2号)について
疑]
日程第9
施政方針について
[質疑、委員会付託]
日程第10
議案第1号
熊野市副市長定数条例案
日程第11
議案第2号
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に
関する条例案
日程第12
議案第3号
熊野市組織条例の一部を改正する条例案
日程第13
議案第4号
熊野市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する
条例の一部を改正する条例案
日程第14
議案第5号
熊野市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害見舞金支給に関
する条例の一部を改正する条例案
日程第15
議案第6号
熊野市職員の公務災害見舞金支給に関する条例の一部を改正する
条例案
日程第16
議案第7号
熊野市職務執行者の給与及び旅費に関する条例を廃止する条例案
日程第17
議案第8号
熊野市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案
日程第18
議案第9号
熊野市高齢者生活福祉センター居住事業実施に関する条例の一部
を改正する条例案
日程第19
議案第10号
熊野市火葬場条例の一部を改正する条例案
日程第20
議案第11号
熊野市ごみポイ捨て防止条例の一部を改正する条例案
日程第21
議案第12号
熊野市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例案
日程第22
議案第13号
熊野市紀和地区水道事業の設置に関する条例の一部を改正する条
例案
日程第23
議案第14号
熊野市指定金融機関の指定について
日程第24
議案第15号
市道の路線認定について
日程第25
議案第16号
紀南社会福祉施設組合規約の変更に関する協議について
日程第26
議案第17号
紀南病院組合規約の変更に関する協議について
日程第27
議案第18号
南牟婁清掃施設組合規約の変更に関する協議について
日程第28
議案第19号
紀南特別養護老人ホーム組合規約の変更に関する協議について
日程第29
議案第20号
三重県自治会館組合規約の変更に関する協議について
日程第30
議案第21号
東紀州農業共済事務組合規約の変更に関する協議について
日程第31
議案第22号
三重県地方税管理回収機構規約の変更に関する協議について
日程第32
議案第23号
紀南介護保険広域連合規約の変更に関する協議について
日程第33
議案第24号
平成19年度熊野市一般会計予算について
日程第34
議案第25号
平成19年度熊野市国民健康保険事業特別会計予算について
日程第35
議案第26号
平成19年度熊野市老人保健事業特別会計予算について
日程第36
議案第27号
平成19年度熊野市青年の家事業特別会計予算について
日程第37
議案第28号
平成19年度熊野市市有林整備事業特別会計予算について
日程第38
議案第29号
平成19年度熊野市紀和診療所事業特別会計予算について
日程第39
議案第30号
平成19年度熊野市紀和地区水道事業特別会計予算について
日程第40
議案第31号
平成19年度熊野市水道事業会計予算について
日程第41
報告第1号
平成19年度熊野市土地開発公社事業計画について
日程第42
報告第2号
平成19年度有限会社熊野市観光公社事業計画について
日程第43
報告第3号
平成19年度財団法人紀和町観光開発公社事業計画について
日程第44
報告第4号
平成19年度財団法人紀和町ふるさと公社事業計画について
[質疑]
[質疑、討論、採決]
日程第45
議員提出議案第1号
熊野市議会会議規則の一部を改正する規則案
日程第46
議員提出議案第2号
熊野市議会委員会条例の一部を改正する条例案
[選
挙]
日程第47
三重県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙
[委員会付託]
日程第48
請願の委員会付託について
午前
○議長(中田悦生君)
9時
00分
開議
おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会
議を開きます。
議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
○議長(中田悦生君)
日程第1
昨日に引き続き「一般質問」を行います。
質問はお手元に配付いたしております順序によって、発言を許します。
18番
堀
力君。
(18番
○18番(堀
力君)
堀
力君
登壇)
皆さんおはようございます。
それでは議長の許可を得ましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
まず最初に、本年の施政方針はきめ細かく述べられ、当初予算におきましては積極的予算
であり、私が合併当初申し上げました西の玄関口としての整備にも着手され、私も今回の予
算につきましては評価する1人でございます。
そこで、私は市長の政治姿勢ということで2、3お伺いをいたしたいと思います。
一昨日の一般質問でも話題に上がっておりましたが、今、話題になっております団塊の世
代の退職が今年から大々的に始まるということでございます。ご承知のように60歳という年
齢は昔に比べるとまだまだ若く、しばらくの間、余力を残した人たちが増えることになろう
かと思います。私はそういう人たちの第2の働く場として、また余暇を過ごす場として、こ
の地域は自然環境も良く、さらにはUターンを希望する人たちも多く見込まれるため、その
人たちを受け入れる体制を考えてはと考えるわけでございます。
人が増えることにより、地域の経済が動き、活性化が図られますが、その方法の1つとし
て団塊の世代の人たちを呼び込むことが手っとり早い方法ではなかろうかと考えるわけでご
ざいます。ただ、そのためには生活環境や就業の場の確保などの定住条件整備を行うことが
重要であると考えますので、以下の点について市の考え方をお伺いいたしたいと思います。
第1番には、都市に住む団塊の世代に対して、地域の良さをPRし、定住してもらうため
に最近地元紙に載っておりました紀州熊野応援団の協力をお願いできないか、また千枚田オ
ーナーや熊野市人会等通じてPRできないか、お伺いいたしたいと思います。
2番目には、市長は施政の方針のなかで市内農山村漁村に移住の希望をする方向けに、空
き家情報を公開し、その活用を図ってまいりますとありますが、このことは団塊世代の方の
受け入れも含めてのことでありますか、お伺いします。
また、施政方針予算等にも出ておりますが、金山定住促進団地の整備が本年より着手する
ようです。団塊の世代の方を受け入れるための新たな宅地造成ができないか、お伺いをいた
したいと思います。
さらにはご承知のようにアンケート調査によりますと、日本人は退職後も再就職を希望す
る人が50%以上あるということで、日本人のライフプランと言われております。そこで本市
の基幹産業である第1次産業を中心に働く場の提供について、市としてどのようなことがあ
り、どのような提供ができるのか、考えていることがあれば教えていただきたいと思います。
私は農業サイドでは遊休農地が増えたり、荒廃したりしていることから、団塊の世代の人
たちに農地を活用してもらいたいと考えております。その際、紀和町ふるさと公社は本年か
なり拡充されるようではございますが、そのふるさと公社が窓口になり斡旋したらどうかと
思いますが、いかがでしょうか。ご承知のようにし、ふるさと公社を設立した趣旨は農地保
全対策が大きく入っていた経緯もあるわけでございます。そのようなことから考える次第で
ございます。
さらに水産業におきましては、1つの提案として県の水産試験所を誘致し、水産振興の場
と定住促進の場として検討できないかと思うわけでございますが、いかがでしょうか。
また、林業で就業するとすれば、どういうケースがあるのか教えていただきたいと思いま
す。林業につきましては大変厳しい状況であろうかと思いますが、以上、よろしくお願いを
申し上げまして、壇上よりの質問を終らさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(中田悦生君)
執行部の答弁を求めます。
市長。
(市長
○市長(河上敢二君)
河上敢二君
おはようございます。
登壇)
堀議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思いますが、私からは基本的な考え方を
申し上げまして、各問に対する答えについては、答弁については関係課長よりお答えを申し
上げます。
いわゆる団塊の世代とは、戦後の昭和22年から24年ごろまでに生まれた方々のことを指し、
平成17年の国勢調査によりますと約 680万人、日本の人口のおよそ 5.3%を占めております。
その人たちが定年退職を迎える時期が平成19年から21年ということでございます。内閣府の
調査によりますと、団塊の世代を含む50歳代層の5割の方が、「都市と農山漁村地域」での
2地域での居住に関心を持っており、3割の方が「農山村漁村地域」へ定住したいとの結果
が出ているところでございます。
この結果から多くの方々が第1次産業への就業や、余生を豊かな自然環境のなかで過ごし
たいという思いが伺えます。高齢化が進むなかで、こうした定年退職された都会の方々の定
住促進を図るべきかどうか、すでに検討を行っております。まだまだ残された検討課題はあ
るわけでございますけれども、すでに行っている検討の結果から申し上げれば、少なくとも
行政面については医療、介護などの財政支出の増が人口増加に伴う財政収入の伸びを大きく
上回り、結果的に市民負担の増を招くことになるので、高齢者の方々の積極的な定住促進に
はより慎重な対応が必要ではないかということでございます。
これは定年退職された高齢者の方々は、基本的には年金生活を送るといったいくつかの過
程をおいて財政面の動きについて試算した結果でございます。年金から得られる税収はわず
かであること、一方で医療、介護については住民票を置く自治体で公費負担を行うという制
度の原則から、定年退職者の定住が進めばこの支出が増え、高齢になればなるほど公費負担
が大きくなり、人口増による交付税の増加を考えても財政面では支出が収入を大きく上回る
ことになります。ただ検討は、定住された方々の消費支出の地域経済への直接、間接の影響、
そしてまたそのことを通じた財政収入への効果等については考慮はしておりません。
したがいまして、さらなる検討が必要ではあると思っておりまして、定年退職者の定住促
進を直ちに否定するものではございませんけれども、少なくともこれまでの結果からすれば、
現時点での施策の方向としては関心の高い田舎と、都会と田舎の2地域の居住や短期の滞在、
観光での来客として受け入れていくことが、より望ましい方向ではないかと思われます。
以下の議員の個別のご質問については、今申し上げました方向に沿って、また就業の場の
確保については団塊の世代の方々を対象とすることにとらわれず、各課長よりお答えを申し
上げます。
○議長(中田悦生君)
市長公室長。
(市長公室長
○市長公室長(中田裕三君)
中田裕三君
登壇)
堀議員の団塊の世代の受け入れ体制に関するご質問に、お答え
いたします。
いわゆる団塊の世代の人たちをターゲットとした趣味や旅行など、いわゆる余暇を過ごす
ためのさまざまな商品開発が全国的に取り組まれております。このような状況のなかで、ご
指摘のとおり熊野市といたしましても団塊の世代の人たちをターゲットにした観光集客や、
短期滞在、あるいは空き家を利用した2地域居住などの受け入れ体制づくりを考えていかな
くてはならないと考えております。
そのうえで、まず1点目の定住のPRに「紀州熊野応援団」や「市人会」の活用はできな
いかとのご質問でございますが、この「紀州熊野応援団」は昨年11月に東京、大阪などの都
市圏に住む紀州地域出身者と同地域に在住される方々で、紀州熊野地方の活性化を支援する
目的で結成されております。会員は 102名であり、このうち東京、大阪在住の会員が69名と
伺っております。これらの方々の受け入れ体制を整え、それらの情報を個別にお知らせし、
協力をお願いしていくことは十分に可能かと考えられます。
また「熊野市人会」の会員につきましては、関東、中部、関西を中心に約 800名を数えて
おりまして、年に4回、「市人会広報」を発送しておりますので、情報提供は比較的容易で
ありますし、会員の皆様を情報源といたしまして、知り合いの方々へのご紹介等もお願いで
きるのではないかと思っております。
いずれにいたしましても、多くの団塊世代の方々に当市に訪れていただくことは市の活性
化にとって重要な課題であると認識しておりまして、「紀州熊野応援団」や「熊野市人会」
あるいは「丸山千枚田オーナー」など、あらゆる組織を活用してPRしていくことが非常に
重要であると考えております。
以上でございます。
○議長(中田悦生君)
水産商工振興課長。
(水産商工振興課長
○水産商工振興課長(山門正昇君)
山門正昇君
登壇)
議員ご質問の2点目の空き家の提供や受け入れをするた
めの宅地造成を行うことができないかと、3点目の第1次産業を中心にどのような就業が考
えられるかのうち、水産では水産関連施設を誘致して働く場を提供してはどうかについて、
お答えいたします。
まず2点目についてですが、市としましては来年度におきまして空き家情報公開事業に取
り組んでまいります。具体的にはかなりの数が存在するものと考えられます市内山間部や海
岸部の空き家の有効活用を図るため、広報や現地確認により情報を集積し、利活用の可能性
につきまして実態把握を行い、所有者の意向確認ののち、市のホームページや広報を通じて
その情報を公開することで、団塊世代の方々の滞在期間や2地域居住につながればと考えて
おります。
また宅地造成につきましては、金山小学校の北側におきまして熊野市土地開発公社が進め
ております金山定住促進団地整備事業によりまして、1万平方メートルの土地に28区画を整
備し、平成20年度に分譲する計画となっているところでございます。
次に3点目の第1次産業を中心にどのような就業を考えられるかのうち、水産では水産関
連施設を誘致して働く場を提供してはどうかについてでですが、水産関連施設の誘致につき
ましては、現在、甫母町におきましてマグロの養殖をされております事業所が、今後施設整
備の充実を図られることと伺っております。さらなる雇用の場の創出につながればと期待を
しているところでございます。また地元の定置網漁業者におかれましては、毎年就職フェア
に参加されるなどして、Iターン者やJターン者の確保に取り組まれているところでござい
ます。
市としましてはI、Jターン者専用住宅を整備するとともに、漁業担い手対策事業費補助
金を用意しまして、後継者の育成に尽力されている事業所に対しまして、支援策を講じてい
るところでございます。今後とも必要に応じた支援を検討しながら、若い世代への働く場の
創出のための取り組みを推進してまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力のほど
よろしくお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
林業振興課長。
(林業振興課長
○林業振興課長(島田克史君)
島田克史君
登壇)
堀議員ご質問の団塊の世代の受け入れについて、林業ではど
のような場が考えられるのかのご質問にお答えいたします。
林業では林業就業者が高齢化などにより減少しており、森林施業の中核的担い手でありま
す森林組合でも林内作業員の確保に苦慮しているところであります。そのため熊野市森林組
合では随時募集を行い、本年2月、3月に各1名臨時職員ではありますが雇用し、4月には
高校の卒業生を1名採用し、1年間研修をさせることになっております。また先日の御浜町
ピネでのふるさと就職相談会でも4名の方と面接をいたしました。
議員ご質問の団塊の世代の林業分野での受け入れにつきましては、一般の就業内容と異な
り、山林内での刈払機の使用やチェーンソーによる間伐などの労務となりますので、ある程
度の林業知識や技術、さらに体力が必要となります。熊野市森林組合では作業員の募集につ
きまして、経験者の方につきましては年齢が不問としていますが、未経験者の方につきまし
ては仕事を覚えていただくのに時間を要するため、また体力面を考慮しまして40歳までとし
ております。今後とも若い世代を対象に林内作業員の確保に向けて、森林組合の取り組みを
支援してまいる所存であります。
以上であります。
○議長(中田悦生君)
地域振興課長。
(地域振興課長
○地域振興課長(向山兼司君)
向山兼司君
登壇)
堀議員ご質問のうち、3点目のふるさと公社の活用について
お答えをいたします。
議員もご承知のことと思いますが、ふるさと公社は「農耕文化の伝承及び農林地の保全管
理、営農指導の実施、農林産物の加工販売、雉の飼育・放鳥及び加工販売、都市との交流推
進事業等を行い、市民の福祉の向上と地域経済の発展に寄与することを目的とする」とし、
平成5年4月1日に旧紀和町の 100%出資で設立をされました。
主な事業といたしましては、味噌、梅干しなどの特産物加工販売、雉の生産・放鳥・食肉
販売、丸山千枚田の保全管理、千枚田荘、オートキャンプ場の指定管理を行い、正規職員5
名、パート職員1名及び繁忙期における臨時職員により運営をしてまいりました。平成19年
度におきましては新たに熊野地どりの生産販売、新姫の栽培を実施するとともに、味噌、梅
干しの増産及び販売強化を行ってまいります。これによって数名を新規に雇用し、運営強化
を図ってまいります。さらに平成20年度以降におきましても、加工品や地どりの増産、販売
強化を行うなど積極的に事業を推進することによって、新たな雇用の創出が図れることと考
えております。
また農林地の荒廃につきましては、特に山間部において深刻化していることは認識をして
いるところですが、先に申し上げました新姫の栽培も荒廃地及び雇用対策の一環になり得な
いか、今後さらに研究しながら対策を講じてまいりたいと思います。
○議長(中田悦生君)
○18番(堀
力君)
18番。
ありがとうございます。
市長のご答弁、そのような予想はしておったわけでございますが、そのとおりのあれで、
ちょっと再質問というよりか、団塊世代のことにつきましてちょっと申し述べさせていただ
きたいと思います。
ご承知のように、先ほど市長さんも 600万人、新聞等でいきますと5年間で 1,000万人と
か、そのようなことも言われております。今は先ほど壇上でも申し上げましたように、60歳
になってすぐ退職ということはないようですので、5年間でそのような 600万から 1,000万、
そのなかでも退職されるのはすぐじゃないということですから、これからまだまだ検討して
も十分間に合うというか、大丈夫というふうな気もいたしておるわけでございますので、た
だいま市長のご答弁では、大変だが検討してもというようなご意見でしたので、一つその点
はよろしくお願いをいたしたいと思います。
実は先日のある新聞に、「団塊世代の7つのキーワード」というのが載っておったわけで
ございます。その7つのキーワードの項目だけちょっと皆さんご承知と思いますが、述べさ
せていただきたいと思います。
第1番は、ご承知のように就労ということで、働く意欲はまだまだ旺盛だそうです。働く
理由は経済的がやっぱり46%、生きがいづくりやその他のことが54%ということになってお
るようでございます。
2つ目は、自由時間ということで、働く意欲を持つ一方で有意義に過ごしたいという方も
少なくないようでございます。
3つ目は、住まいということで、市長さんの答弁にもありましたが、住まいにつきまして
は男性の方が田舎にあこがれるようですが、女性の方は都会を望むというようなことが書か
れておりました。その団塊世代の34%が、現在の住まいから今後住み替えを希望しておると
いうことでございます。
4つ目は、夫婦のことだそうです。
5つ目は、若さということで、いつまでも若くありたいということのようです。
6つ目は、共に楽しむ、家族で楽しむということで、子や孫と楽しみたいということのよ
うでございます。
7つ目が、マネー感、お金なんでしょうか、退職後の理想のライフスタイルを実践するに
は、経済的なゆとりが大前提だそうでございます。
このような状況であるようでございますので、一つご検討をいただければ有り難いという
ふうに思います。
あと1、2、3と要望申し上げましたのは、団塊世代だけではなくして、やはりまた団塊
世代でもこの地域の出身者の方で都会に出られておられる方、その方たちも退職後は帰って
きたいというふうなことが多くあるというふうに思いますので、そこらあたりの対応も含め
て考えていただければ有り難いというふうに思うわけでございます。
この市長さんの答弁にもありましように、退職後ということになりますと、やはり働く場
ということになると農業が一番手っとり早いのではないかというふうに思うわけでございま
す。先ほど地域振興課長のご答弁にもありましたが、山間部の方の農地の荒廃は大変厳しい
状況であるわけでございます。その対策の1つとしてやはり帰ってこられる方たちを対象に、
一つ農地の保全に協力してもらうように、これについてはやはりふるさと公社あたりが先頭
を切ってやっていただきたい。
ふるさと公社が対応するのはどのような対応の方法があるか、いろいろ人の問題もあろう
かと思うわけですが、人だけの問題ではなく、やはり農機具等を充実してそれをその農業を、
または農地を保全していただくための方たちに貸し出しすると、そのような方法もあろうか
というふうに思うわけでございますので、一つそのような方面も含めて今後検討していただ
ければ有り難いというふうに思うわけでございます。
それから、ちょっと水産のご答弁で聞き漏らしたんで、再度お願いしたいんですが、県の
水産試験場の問題なんです。何か聞くところによると47都道府県ほとんど持っておるような
ふうなんですが、三重県にはそれができてないとかというふうなことで、それなら一つこち
らの方へ県に施設をつくっていただくことをお願いし、その施設はこの地方に誘致すると、
そのようなことができないかというふうに私は思うわけでございます。
今日、第1次産業についてのことがほとんどなんですが、質問させていただいたのは。こ
れは実は昨年建設常任委員会が東北の方ヘ視察をさせていただいたときに、向こうの状況を
つぶさに見せていただいて、水産関係が一番多かったわけですけども、東北のいわゆる名高
い漁場であっても現状は厳しいということを見てまいりました。しかし、厳しいなかでも皆
さんそれなりに頑張っておるということで、私たちその現状を見させていただいて帰ってき
たような次第でございますが、そのことから今回質問させていただくようなわけでございま
す。
それと、その水産試験場のことでちょっと答弁の聞き漏らしたので、恐れ入りますがお願
いしたいと思います。
○議長(中田悦生君)
水産商工振興課長。
○水産商工振興課長(山門正昇君)
水産試験場、三重県の水産試験場につきましては、志摩
市の浜島と尾鷲市の賀田のちょっと先にあります古江に水産試験場がございます。すでに2
箇所ございます。
○議長(中田悦生君)
○18番(堀
力君)
18番。
ありがとうございます。
ちょっとそこらあたりは私の勘違いということのようです。
それでは林業のことなんですが、私もこれは林業については大変厳しいというふうに理解
はしておったわけでございますが、1つ林業につきましては森林組合と連携を密にしていた
だいて、何か本市としては木造住宅の建設についての奨励は十分していただいておるわけで
すけども、お聞きいたしますと人類が手にした材料で再生が可能なのは木材だけだそうでご
ざいます。木材につきましては環境の世に最もふさわしい材料であるという、そのようなこ
とをちょっと見させていただいたわけでございますので、できればそのようなことも含めて、
いわゆる木材の良さをもっとPRする、知っていただく、情報公開すると、そのようなこと
をしていただければどうかと思うわけでございます。
私の一般質問につきましては、再質問は控えさせていただきます。最後に1つだけ市長さ
んはじめ、皆さん方に要望をさせていただきたいと思います。
合併いたしまして1年少しになるわけでございますが、ご承知のように合併後に調整や見
直しする事業等が多くあるわけでございます。このことにつきましては、あまり急ぐことな
く十分検討されていただきたい。それと横の連絡も十分とっていただいて、また関係者の意
見も十分聞いていただいて対応していただきたい。そのようなことを一つ特にお願いを申し
上げまして、私の質問は終らさせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(中田悦生君)
12番
前地
一般質問を続行いたします。
林君。
(12番
○12番(前地
林君)
前地
林君
登壇)
通告に従いまして、簡単な一般質問を行います。
今、地球温暖化が叫ばれています。今後の体制は日本のこの小さな自治体の総合計画にも
自然環境問題をメインテーマに置かなければならないときが来ているのではないでしょうか。
環境重視では経済や国及び市の発展が成り立たないと思う方もおられますが、今後の社会は
持続可能な経済活動の実現によって成り立っていかなければならないと言われます。
そのためには地球環境に負荷をかけない自然エネルギーの利用と、今の世界情勢や環境破
壊、温暖化の影響を見ると、今後は第1次産業の重視、特に農業や林業に重きを置いた施策
を行っていかなければならないと思います。
そういう観点から次の質問を行います。
第4次総合計画にも書かれている「新エネルギーの調査研究と、環境に配慮したソーラー
システムなどの自然エネルギーを利用した公共施設の建設を進める」と書かれた項目がある
が、市としては今後公共施設にこれらの考えをどのように反映させていくのか、お伺いした
い。
2に、19年度予算において紀和町時に建設されているB&Gプールの温泉化の予算 1,720
万円が計上されているが、今後、このプールの通年使用にあたっては加温が必要と思われる。
この熱源として北海道の温泉等ですでに採用されて、経済的にも実証されている現在の石油
製品の高騰にも対応できる木質バイオマスボイラーの導入を検討お願いしたい。
3に、紀南中核交流施設整備事業の事業者が決定され、これらの施設に温浴施設が併設さ
れる等の計画が説明ありました。この施設にも木質バイオマスのエネルギーを県及び事業者
に働きかけることはできないか、導入できれば施設、あるいは熊野は自然にやさしいイメー
ジをアピールすることができるのではないか、木材チップを熱源とすることは化石燃料のボ
イラーに比べて設備費はかなり割高になると言われるが、ランニングコストでは資料によれ
ば4分の1、あるいは5分の1になると言われ、導入をできればこの施設の経営安定につな
がると思われます。
こういった関連から、堀さんの質問とも重複するところがありますが、4で、これらの施
設で木質エネルギーを利用するとなれば、インターネットでもさまざまなデータが報告され
ているが、化石燃料とは違い、木質バイオマスの燃料の不水率や木材の部位、種類、熱量で
違いがあり、1日のボイラーの運転に木材がどれほどの木数が必要で、これらの必要とする
燃料を生産するのに、木材の搬出が経済的に可能なのか、熊野の急峻な山林では正確な予測
はつきかねると思います。
しかしながら、今後木材を熱源にすることは二酸化ガスを増やさないばかりでなく、住宅
廃材にも利用でき、住民のごみの分別を意識づけたように、住民が近隣の山林で間伐したス
ギ、ヒノキ、雑木をバイオマス燃料製造工場に持ち込む制度等をつくり、循環型の里山再生
を図ることが地域の獣害対策にもつながるのではないかと思われます。
間伐材の木材のバイオマス燃料を製造することにより、第1次産業の林業の再生や搬出を
請け負う林業従事者を通じて、若者の雇用対策が図られるのではないかと思います。こうい
うことは林業的に可能なのか、以上について市当局のお考えをお聞かせください。
○議長(中田悦生君)
執行部の答弁を求めます。
市長公室長。
(市長公室長
○市長公室長(中田裕三君)
中田裕三君
登壇)
前地議員ご質問の木質バイオマスエネルギーの導入についての
うち、1点目の自然エネルギーの公共施設への導入について、並びに3点目の紀南中核的交
流施設温浴施設への木質バイオマスエネルギーの導入について、お答えいたします。
議員ご指摘のとおり、地球温暖化等の自然環境問題は地球規模の問題であり、当市におき
ましても重要課題の1つとして位置づけられるものと考えております。これまで当市では自
然環境にやさしい新エネルギーの導入を検討するため、平成14年度に三重大学との共同によ
り、風力及びバイオマス資源量の調査研究を行っております。また公共施設への新エネルギ
ーの導入につきましては、太陽光発電システムを平成16年度有馬中学校の改築時に導入いた
しております。環境問題は経済性だけでは語れないことは十分承知しておりますが、新たに
公共施設を整備する際には、高額な導入コストや設備の実用性、ランニングコスト等さまざ
まな問題を十分検討しながら、新エネルギーの導入を進めてまいりたいと考えております。
また3点目の紀南中核的交流施設整備事業につきましては、すでに公募要項のなかにクリ
ーンエネルギー資源循環など環境への配慮が選定基準の1つとして示されておりまして、事
業者からは施設で発生するごみの堆肥化や、環境マネジメント企画であるISO14001
の基準による施設の運用展開等、選定基準に沿った提案となっております。あわせて当市か
らもさらに環境に配慮した施設整備ができないか、可能な範囲で事業者に対して働きかけて
まいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中田悦生君)
教育長。
(教育長
○教育長(杉松道之君)
杉松道之君
登壇)
前地議員ご質問の、2点目の紀和B&G海洋センタープールへの木
質バイオマスボイラーの導入について、お答えいたします。
紀和B&G海洋センタープールにつきましては、平成19年度予算において温泉化を予定し
ているところでございます。この事業につきましては今年度実施した調査により、入鹿温泉
から温泉の供給を受け、水温を温水プールの一般的な水温である30℃に保つというものでご
ざいます。そのためには必温がおおむね24度℃以上で、温泉供給量が毎分70・必要となるこ
とが条件となります。
温泉化後の状況を見ながら、必要とあれば断熱材の使用や加温など施設の改修を検討して
いく方針でございます。検討が必要となった場合には、議員の意見にもありました木質バイ
オマスボイラーの使用についても、考慮に入れたいと考えております。ただし、後ほど林業
振興課長からの答弁にも出てくるかとは思いますが、供給量や調達コスト等課題もあると考
えられますので、さまざまな観点から検討してまいりたいと思います。
○議長(中田悦生君)
林業振興課長。
(林業振興課長
○林業振興課長(島田克史君)
島田克史君
登壇)
堀議員ご質問の木質バイオマスエネルギーの導入についての
うち、木質エネルギー利用についてお答えいたします。
近年、地球温暖化問題や廃棄物問題の対応、循環型社会の構築といった観点から、木質バ
イオマスをはじめとするバイオマスのエネルギー利用に注目が集まっています。とりわけ木
材は加工に必要なエネルギー消費が少ないこと、長期にわたって二酸化炭素を貯蔵すること、
さらには再利用が容易であることなど、環境面で優れた特性を持っております。
また、木材を燃やしたときに発生する二酸化炭素は、もともと大気中にあった二酸化炭素
が光合成により固定化されたものであり、適正な利用をしていく限り大気中の二酸化炭素を
増加させることはありません。このような優れた素材である木材について、本来の役割を終
えたものや未利用で放置、または廃棄されるものを石油などの代替エネルギーとして利用す
ることにより、化石燃料の消費を減らし二酸化炭素の増加を抑えることが可能となります。
しかしながら、利活用に向けてはさまざまな課題があります。主な課題としまして間伐の
際に伐られてそのまま森林に残される林地残材については、その調達コストに大きな課題が
あります。伐採、集材、運搬など調達段階で発生するコストがトン当たり約1万 5,000から
3万円にもなり、材の価格が無料であったとしても大きなコストかかかります。また当地域
には現存する製造施設がないことから、チップ化やペレット化といった前処理にも設備投資
(人件費、エネルギー費)など多額のコストかかかります。
こうした状況下において間伐などの林地残材などの利用推進していくためには、まず伐採、
集材、運搬の効率化が必要であり、林道や作業道の充実や機械化を進めることが求められて
おります。木質バイオマスの利用を効果的に進めるためには、地域住民の里山環境の整備に
対する理解、山林関係を中心とした地場産業と連携していくことが重要でありまして、地場
産業で発生する木質バイオマスの利用と、木質バイオマスが生んだエネルギー利用が上手く
組み合わせることで地域の活性化に貢献できるものと考えております。
今後、市全域に豊富に存在する木質バイオマスを利用した燃料製造工場の事業化について、
供給量や調達コスト等について検討し、温浴施設などへの導入により継続的な事業となり得
るか、木材関連業者の方々の意見を得ながら検討してまいりたいと考えております。
○議長(中田悦生君)
12番。
○12番(前地
1番の、今後の施設に導入を反映どうさせていくかという質問ですが、
林君)
今年度の予算で金山保育所の設計に入るという予算が付いてます。その後には板屋保育所も
建設を計画されています。この林業振興からも言いますと、紀和町には入鹿中学校という木
造の立派な建物があります。これらと同じく木造で保育所を建てていただければ、やさしい
イメージ、自然にやさしいイメージがつくれるのではないでしょうか。金山保育所にはソー
ラーと風力発電で冷暖房を行い、板屋保育所には、結構板屋保育所は現在の場所は寒いんで、
足にしもやけをつくる児童が多いそうです。温泉の引ける近くに保育所を建てて新設してい
ただいて、温泉の利用した床暖房を建設していただきたいです。
そうして子どものころより、こう自然エネルギーの利用を学ぶことが大事ではないかと思
います。こういった施設にも先ほども言いましたけども、かなりのランニングコストと建物
のコストかかかるんですけど、市長の思い入れがやっぱり一番です。そこら市長はどうお考
えですか。
○議長(中田悦生君)
市長。
○市長(河上敢二君)
地元木材の理由促進という点については、これは重要な課題であると
いうふうに考えておりまして、可能な範囲で地元産材を利用した公共施設の整備は進めてい
く必要があるだろうというふうに思っております。金山保育所、板屋の保育所の建て替えの
際にも、当然ながら1つの検討課題として考慮すべきだろうというふうに思っています。
それ以外の自然エネルギーの利用という点については、先ほども市長公室長が申し上げま
したように、非常にコストが今の段階ではかかるということもございます。一方で教育的見
地からすればコストがかかっても導入すべきという考え方もあります。そういったバランス
を考えながら、さらに議員が今ご指摘されたように、ランニングコストの点も含めて検討し
ながら、導入すべきことは導入すべきであるという結論になれば、これはもう当然導入する
ということでございまして、いずれにしても今後十分に検討してまいりたいというふうに思
います。
○議長(中田悦生君)
12番。
○12番(前地
林君)
もう1問だけ。総合計画の今後の考え方についてということで、市長
にお伺いいたします。
最近、よくスローライフという言葉がどうも、中核交流施設の関係でどうも言葉が聞かれ
なくなって、最近よく新聞や雑誌でロハスという言葉がよく耳にします。これはライフスタ
イル・オブ・ヘルス・アンド・ステーショナビリティという略語で、環境と健康に配慮した
ライフスタイルと訳されてます。このロハスという言葉のキーワードは、「健康的な暮ら
し」「自然環境への配慮」「五感を磨く」「古いものと新しいもの、つながりを意識する」
「持続可能な経済」とあります。
この第4次計画を見ると、結構これらにつながる言葉がたくさんあります。今後、これら
を実践されているかはどうかわかりませんが、これらをもっと推し進めていくことが大事だ
と思います。熊野は自然にやさしく自然と共存共栄を図り、多くの人々を迎え入れてくれる
というイメージを、これらこのロハスという言葉で推し進めていけば、またこれらを推し進
めることによって、林業の再生や農産物の獣害対策も図られるのではないかと思います。
こういった考えは市長としてはどうお考えですか。
○議長(中田悦生君)
市長。
○市長(河上敢二君)
スローライフを言い換えれば、その基本は地産地消であるというふう
に思います。実は私はロハスもスローライフもほとんど同じことを言ってんではないかとい
うふうに思ってまして、地産地消の根本的な考え方の1つには、やはり地域でとれたものを
食べるのが身土不二という考え方から、健康にも非常にいいだろうという考え方もあります
し、その地域でとれるものを消費するのが一番環境への負荷も一番小さいという意味からす
れば、全くスローライフもロハスも同じではないかというふうに思います。
市の振興の方策として地産地消であり、ロハスということを大切にしながらも、やはり経
済の活性化という点からすれば地産地消、自分のところでとれるものを食べるだけではなく
て、自分のところでとれるものを外に売り出すぐらいの、そういう方向での産業振興が必要
ではないかというふうに思っております。
ただ、全体として考えれば地球全体の環境問題にそれぞれの地域が貢献していかなければ
いけないのは当然でございまして、そういう視点も含めた総合計画のあり方というものを十
分に探っていく必要があるというふうに思ってます。
○議長(中田悦生君)
12番。
○12番(前地
ありがとうございました。
林君)
これで私の一般質問を終わります。
○議長(中田悦生君)
○議長(中田悦生君)
○議長(中田悦生君)
15番
午前10時10分まで休憩いたします。
(午前
9時
56分)
(午前
10時
10分)
休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。
清水純一君。
(15番
○15番(清水純一君)
清水純一君
登壇)
それでは3点ほど質問をいたします。
まず第1点は、非行防止推進事業についてであります。
県内の各地域が地域の実情に応じたネットワークを形成し、その特性を生かした非行防止
活動を実施し、青少年が深刻な状況に陥る前に支援を行うことによって、犯罪の発生を抑制
し、地域社会の安全の確保につなげていくこの事業は、熊野市青少年育成会議に委託され、
平成16年度から3年間のモデル事業として、同じ地区には2年間「あいさつ運動」や「非行
防止パトロール」が実施されてきたわけでありますが、残念ながら今年3月を持ちまして終
了いたします。
せっかく熊野地区に根付いてきた状態であり、今後も子どもたちの安全を守るという観点
からすると、私は継続される事業だと思いますが、市としてどのように考えているのか、お
伺いをいたします。
次にスクールガード推進事業についてであります。
学校内における事件や事故が毎日のように多発し、大きな社会問題となっております。こ
のような状況を踏まえ、子どもたちが安心して教育を受けられるよう学校の安全管理に取り
組むのがスクールガード、すなわち学校ボランティア事業であります。この事業はPTAを
主体として、すべての小学校で組織し、地域ぐるみで子どもたちを見守ることができるよう、
地域力や人間力を生かしたスクールガード組織の立ち上げ支援を行います。
この事業は今年度よりスタートしますが、熊野市としてこの事業への取り組みについてど
のように考えているのか、また現在熊野市にはスクールリーダーが1名活動していると聞い
ておりますが、活動の状況はいかがなものか、お伺いをいたします。
次に給食費についてであります。
全国の小中学校の給食費未納額が平成17年度に計22億 2,900万円に上ることが、先の文部
科学省の実施した調査で明らかになりました。未納者数は9万 9,000人、未納理由について
は約6割の学校が「保護者としての責任感や規範意識に問題がある」と答えており、経済的
に余裕がありながら、給食費を払わない保護者の存在が確認され、親のモラルが問われてお
り、大変な問題となっております。
三重県においても未納者のいる学校が 127校、未納額として 899万円となっておりますが、
熊野市の給食実施校における未納の状況はいかがなものなのか、またあわせて熊野市に学校
の給食状況はいかがなものか、お伺いをいたします。
以上です。
○議長(中田悦生君)
1番目の項目について、執行部の答弁を求めます。
教育長。
(教育長
○教育長(杉松道之君)
杉松道之君
登壇)
清水議員のご質問のうち、1項目目の非行防止地域推進事業につい
てお答えいたします。
議員ご指摘のとおり、非行防止地域ネットワーク推進事業は、平成16年度より3ヶ年のモ
デル事業として三重県の委託事業としてスタートし、本年3月で終了いたします。この事業
は、県内の各地域が自分たちの地域の実情に応じたネットワークを形成し、そのネットワー
クの特性を生かした非行防止活動を日常的に実施することにより、地域から青少年の非行を
防止していくことを目的としております。
熊野市では熊野市青少年育成市民会議が、平成17年度、18年度にこの事業を受けて各関係
機関の協力をいただき、ネットワークを形成して小学生、中学生、高校生、保護者、地域住
民、学校関係者及び青少年育成ボランティア等による通学路及び学校周辺の美化活動や、登
下校時のあいさつ運動等を実施してまいりました。
平成17年度には木本中学校区及び有馬中学校区で、平成18年度には木本、有馬、入鹿、飛
鳥中学校区において同事業を実施いたしました。平成18年度で県の委託事業としては終了い
たしますが、各ネットワーク構成団体から、「活動については今後も続けていくべき」との
ご意見をいただいております。市といたしましても青少年が深刻な状況に陥る前に、適切に
支援を行うことによって、犯罪の発生を抑制し、地域社会の安全の確保のためにも継続して
いきたいと考えておりまして、去る2月19日に開催されました地域ネットワーク事業の反省
会の席上、私からも事業の継続をお願いし、出席された方々のご賛同をいただいておるとこ
ろでございます。
○議長(中田悦生君)
15番。
○15番(清水純一君)
一応、継続していただきたいということで、市としても継続していく
ような答弁だったと思いますけども、是非ともですね、この事業は続けていただきたいと、
このように思います。
私も昨年1年間街頭に立たせていただきまして、当然寒い日もありましたし、風の強い日
もありました。しかし、子どもたちの顔を見ますとですね、元気をいただきましてですね、
何かこうその街頭に立つのが楽しみになってきましてですね、是非ともこういうような良い
事業は継続して、半永久的に期限を切らずに続けていただきたいと思います。
事故が起こってからですね、またこれは大変なことやいうて慌わてて再度おっ始めること
のないようなね、形で、やっぱり子どもたちを見守っていただきたいと思います。
そこでですね、2月19日に反省会があったと思うんですけれども、その際に出た意見等が
ありましたらお話ください。
○議長(中田悦生君)
○教育長(杉松道之君)
教育長。
率直に申し上げて、「大変だった」という声も聞かされます。
本当にボランティアで日々立っていただいて、いろんなご指導をいただいたということで、
そういう声も聞かされました。また一方、本当に子どもたちに朝「おはよう」と声かけて、
元気に「おはよう」と返ってくると、これがたまらなく嬉しいと、そういうことでですね、
お年寄りの方だけに限りませんけども、そういった生きがいにも通じているというふうな声
も聞かせていただいたところでございます。
また、清水議員さんはじめ、市議会議員のなかでもたくさんの方がこの事業に参加してい
ただいているというふうに聞いています。この場をお借りして厚く御礼を申し上げたいと思
います。ありがとうございました。
○議長(中田悦生君)
15番。
○15番(清水純一君)
継続していくためにはですね、多少なりの予算が必要になってくると
思うんですよ。予算といってももう大したことないと思うんですよ。幟や薄いジャンバー等
はですね、このネットワーク事業のなかで支給されておりますし、ほんまに微々たるものだ
と思うんですけれども、最低限のですね、予算の確保ということで、一つ教育長には考えて
いただきたい。このように思います。
次のスクールガード推進事業とこれ関連してくるわけなんですけれども、やはりもう少し
一人ひとりがですね、やっぱりこういう子どもたちの安心・安全というものに対してですね、
やっぱり関心を持っていただくようなですね啓発活動も非常に大切だと思いますので、その
へんも踏まえたうえで、一つよろしくお願いいたしたいと思います。
次よろしくお願いします。
○議長(中田悦生君)
2番目の項目について、執行部の答弁を求めます。
教育長。
(教育長
○教育長(杉松道之君)
杉松道之君
登壇)
清水議員からご質問いただきました、2点目のスクールガード事業
に対する取り組み方と、スクールガードリーダーの活動状況について、お答えいたします。
全国的に児童生徒が事故に巻き込まれたり、事件の被害者となることが毎日のように報道
され、学校や地域における安全が日々脅かされています。昨年来、熊野市内においても下校
途中や休日等に声かけ事案や不審者の出没が報告され、事件、事故は都会の出来事という時
代ではなくなってきています。まさに地域ぐるみで児童生徒の安全を見守っていかなければ
ならない時代になってきています。
教育委員会でも子どもの命を守る取り組みの一環として、各学校や各幼稚園に対して緊急
の連絡を行い、注意の喚起と幼児、児童生徒に対する指導の徹底を求めています。また三重
県では文部科学省の地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業を受け、40人のスクールガード
リーダーを配置して、県内の全小学校やその周辺の巡回等安全対策に取り組んでいます。
熊野市内でも1名のスクールガードリーダーの方が市内13の小学校と、8校の中学校を巡
回して児童生徒の登下校を見守っていただいたり、学校における安全対策への助言をしても
らっています。また不審者の出没や声かけ事案があった場所にも定期的に出向き、不審車両
のチェックや安全パトロールを実施していただいております。
しかしながら、熊野市内といってもその校区は広範囲であり、スクールガードリーダーの
方1人に行動していただくことには限界があります。そのためにPTAを主体とした学校ボ
ランティアや校区内の自主防犯団体を組織することは、学校の安全体制を整備していくうえ
で有効な方策と考えますが、学校ボランティアの組織はまだまだ十分とは言えません。今後
は各学校で学校ボランティアを募りつつ、スクールガードの組織化を促進するとともに、学
校独自の取り組みを拡大強化することが必要です。
来年度も実施されるスクールガードリーダーの活動を一層支援していくとともに、学校内
外の組織をより充実発展させながら、地域とともに子どもたちの安全を見守る活動に取り組
んでいきたいと考えております。
○議長(中田悦生君)
15番。
○15番(清水純一君)
今、スクールガードリーダーというのが1名ということでありました
けれども、やはりこの熊野市全地域をカバーしていこうとするならば、やはり1名では非常
に大変な状況だと思うんですよね。やっぱり今年度から、また新しく4年間にわたってやは
りこういうような事業が推進されるということですので、やはり何らかの形でですね、もう
1名でも増やしていくような形にしていかないと、1名での負担は本当に厳しい状況だと思
いますが、そのへんについてのお考えはいかがですか、増やすつもりがあるかないか。
○議長(中田悦生君)
○教育長(杉松道之君)
教育長。
議員ご存じのように、このスクールガードリーダーの指名はですね、
県の教育委員会の方から委託をといいますか、お願いをされて受けていると、県下で40名で
ございます。その枠は県の方針でもございますので、今後とも県と話し合って増やしていた
だけるかどうか、相談していきたいと考えております。
○議長(中田悦生君)
15番。
○15番(清水純一君)
やっぱり今度はスクールガードですね、これの組織についてもですね、
やはりPTAが主体となって何らかの形で組織づくりをすべきだと思います。やはり自分の
子どもは自分で守るというのが、やはり基本的な考えであろうかと思いますのでですね、何
らかの形で早いうちにですね、こういう組織の立ち上げをしていただきたいと思います。
ましてその事業の、この概要のなかにでもですね、スクールガード実践講習会の実施等い
ろんなその講習会があるわけですので、やはりこういうチャンスを見逃すのは非常にもった
いないことだと思いますのでですね、是非ともこのへんを念頭に置いてですね、やはり子ど
もの安全・安心ということをやっぱり意識していただき、組織をきっちりしていただきたい
と思います。
以上、次お願いします。
○議長(中田悦生君)
3番目の項目について、執行部の答弁を求めます。
教育長。
(教育長
○教育長(杉松道之君)
杉松道之君
登壇)
清水議員ご質問の3点目の、学校給食費の未納につきましてお答え
申し上げます。
学校給食費の未納の問題につきましては、清水議員のご指摘のとおり全国的な問題となっ
ております。この深刻な状況を受け、文部科学省が平成18年11月に初めて全国的な調査を実
施しました。その結果を見ますと平成17年度全国では児童生徒数の1%が、三重県では 0.
3%が未納という結果が出ております。熊野市の状況を申し上げますと、人数全体の0.03%、
金額にいたしまして2万 6,110円でございます。
給食費の徴収方法でございますが、全国的で77%の学校が給食費の口座引き落としや口座
振込の方法をとっている状況のなか、熊野市内ではすべての学校が担任や学校栄養職員へ手
渡しするという徴収の方法をとっております。
次に熊野市内の給食実施状況でありますが、小学校では13校すべてが、中学校では8校中
2校がいずれも地元産品等を活用を中心とした自校方式の給食を実施いたしております。
○議長(中田悦生君)
15番。
○15番(清水純一君)
未納額が2万 6,110円ということであります。この2万 6,110円とい
うのは何名分で、そして未払いの理由はいかがなものか、そのへんをお伺いします。
○議長(中田悦生君)
○教育長(杉松道之君)
教育長。
この未納の学校につきましては、市内のある1小学校1校のみでご
ざいまして、世帯にいたしまして2世帯2名分でございます。年度は17年度の分でございま
す。
○15番(清水純一君)
○教育長(杉松道之君)
未払いの理由。
すみません。未払いの理由はおそらく経済的な理由であろうという
ことで、扶助費の方法もあるということで本人さんと連絡とっておりますけども、学校側の
説明によりますとそれにも応じていないという状況であります。
○議長(中田悦生君)
15番。
○15番(清水純一君)
やはりこういうようなものはですね、やはり真面目に払っている者が
馬鹿を見ないような社会でないといけないと思うんですよね。この熊野市においては、2万
6,110円、2名ということで、全国からいったら非常に成績の良いところだと思います。これ
も徴収方法が非常に理想的な徴収方法をとっていると、まあ言うたら当たり前のことなんで
すけれども、口座振込や引き落としとなると、そこに何か人間がかかわっていないというか
ね、やっぱりそういうことで非常に無責任というのか、そういうようなところが出てくると
思いますので、やはりそういうような状況が起きてくるんではないかと思います。
ちなみに三重県の場合、給食費の徴収状況というのが都道府県のなかでも非常に成績が優
秀でありまして、全国に占める割合というのが大体6番目、未納金額にいたしましても7番
目、それで未納者のいる学校数にしても12番目ということで、非常に成績が良いと思います。
いずれにしろ、やはりこういうことにはやはり普段からやっぱり神経をとがらせて、やっ
ぱり公平感のある形をとっていただきたいと思います。
以上で、私の質問を終わります。
○議長(中田悦生君)
○議長(中田悦生君)
午前10時45分まで休憩いたします。
(午前
10時
35分)
(午前
10時
45分)
休憩前に引き続き会議を開きます。
追加議案の提出について
○議長(中田悦生君)
本日、市長から議案7件が追加提出されましたので、議題といたしま
す。
そのほかに、三重県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。
また、請願1件につきましても委員会付託を行います。
議案の上程(議案第32号~議案第38号)
○議長(中田悦生君)
日程第2議案第32号「平成18年度熊野市一般会計補正予算(第6号)
について」から、日程第8議案第38号「平成18年度熊野市水道事業会計補正予算(第2号)
について」まで、以上7件を一括議題といたします。
市長の提案理由の説明を求めます。
市長。
(市長
○市長(河上敢二君)
河上敢二君
登壇)
本定例会に追加提案いたしました議案につきまして、提案の理由をご
説明申し上げます。
議案第32号「平成18年度熊野市一般会計補正予算(第6号)について」につきましては、
災害復旧事業費、生活保護費など扶助費の精算見込み等による補正で、補正額は3億 7,733
万 7,000円の減額補正で、予算総額 111億 540万 1,000円となっております。
議案第33号「平成18年度熊野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について」
につきましては、後期高齢者医療制度創設準備経費等の補正で、補正額は 1,553万 3,000円、
予算総額27億 5,451万 6,000円となっております。
議案第34号「平成18年度熊野市老人保健事業特別会計補正予算(第4号)について」につ
きましては、後期高齢者医療制度創設準備経費の補正で、補正額は 2,625万円で、予算総額3
1億 3,166万円となっております。
議案第35号「平成18年度熊野市市有林整備事業特別会計補正予算(第1号)について」に
つきましては、市有林整備事業費の精算に伴う補正で、補正額は 456万 6,000円の減額補正
で、予算総額 2,752万 8,000円となっております。
議案第36号「平成18年度熊野市紀和診療所事業特別会計補正予算(第2号)について」に
つきましては、診療所運営経費の精算等に伴う補正で、補正額は 229万 7,000円の減額補正
で、予算総額1億30万 6,000円となっております。
議案第37号「平成18年度熊野市紀和地区水道事業特別会計補正予算(第1号)について」
につきましては、小森簡易水道整備事業費の精算等に伴う補正で、補正額は 528万 3,000円
の減額補正で、予算総額 7,408万 5,000円となっております。
議案第38号「平成18年度熊野市水道事業会計補正予算(第2号)について」につきまして
は、事業実施に伴う精算見込みによる 5,150万 7,000円の減額補正で、予算総額7億 5,988
万 1,000円となっております。
以上、提案の理由をご説明申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げ
ます。
失礼しました。議案第37号について、補正額を少し修正させていただきたいと思います。1
8年度紀和地区水道事業特別会計補正予算についての補正額ですけれども、減額の補正額を先
ほど 528万 1,000円というふうに申し上げたところ、 5,281万 3,000円の減額補正でござい
ます。修正させていただきたいと思います。
上程議案の内容説明
○議長(中田悦生君)
次に、議案第32号から順次内容の説明を求めます。
まず、議案第32号について。
市長公室長。
(市長公室長
○市長公室長(中田裕三君)
中田裕三君
登壇)
議案第32号「平成18年度熊野市一般会計補正予算(第6号)」
につきまして、内容のご説明を申し上げます。
今回の補正は、年度末にあたって各種事務事業費の確定、あるいは精算に伴う補正、また
国の補正により合併補助金が増額されたことに伴い、事業の前倒し実施や財源更正のための
補正でございます。
別冊熊野市補正予算書をお願いいたします。
まず1ページでございますが、第1条
歳入歳出予算の補正は、歳入歳出予算総額から、
歳入歳出それぞれ3億 7,733万 7,000円を減額し、歳入歳出予算総額をそれぞれ 111億 540
万 1,000円とするものであります。
第2条
繰越明許費の補正は5ページですが、追加では庁内LAN整備事業、熊野市総合
計画策定事業、柑橘選果施設整備事業、柑橘加工機器設置事業、林道開設事業、漁港建設事
業、文化交流センター建設事業を。
変更では、地方道路整備臨時交付金事業、まちづくり交付金事業、林道災害復旧事業、道
路河川災害復旧事業の繰越明許費の額を変更するものであります。
第3条
債務負担行為の補正は5ページですが、追加では事務用機器運用経費、庁舎管理
委託業務、バス運行委託業務、選挙人名簿登録作業電算委託業務、山間部保育所送迎運転委
託業務につきまして、それぞれ平成18年度内に契約し、平成19年4月1日から業務を開始す
る必要があるため、それぞれ期間、限度額を定め、債務負担行為するものであります。
第4条
地方債の補正は6、7ページですが、今回補正しました各事業にかかる起債につ
いて、借入限度額を変更するものでございます。
続きまして歳入歳出補正予算事項別明細書の内容でございます。
9ページから11ページは歳入歳出の総括であります。
12、13ページからの歳入ですが、款11分担金及び負担金、項1分担金、目1農林水産業費
分担金42万 4,000円の増額補正は、中山間地域総合整備事業により実施いたしましたほ場整
備換地業務にかかる受益者負担金の精算に伴う増であります。
項2負担金、目1総務費負担金28万 5,000円の減額補正は、自主運行バス維持費負担金の
精算に伴う減であります。
目2民生費負担金 703万 2,000円の増額補正は、社会福祉費負担金では精算見込みによる6
7万円の減で、児童福祉費負担金では保育料の階層区分及び入所児童数が見込みを上回ったこ
となどによる 770万 2,000円の増であります。
目3消防費負担金14万 2,000円の増額補正は、南郡消防事務受託負担金の精算見込みによ
る増であります。
次に款12使用料及び手数料、項1使用料、目2衛生使用料70万円の減額補正は、飲料水供
給施設と使用料の精算見込みによる減であります。
また目3農林水産業使用料37万 2,000円の減額補正は、I、Jターン者専用住宅使用料の
精算見込みによる減であります。
次に14、15ページで、目4商工使用料 653万 4,000円の減額補正は、湯ノ口温泉施設使用
料の精算見込みによる減であります。
款13国庫支出金、項1国庫負担金、目1民生費国庫負担金 5,590万 9,000円の減額補正は、
特別障害者手当等給付費負担金、被用者児童手当負担金、また生活保護費負担金の精算見込
みによる減であります。
16、17ページで、目3災害復旧費国庫負担金 6,181万 1,000円の減額補正は、公共土木施
設災害復旧費の確定に伴う減であります。
次に項2国庫補助金、目1総務費国庫補助金 1,945万円の増額補正は、公営住宅等関連事
業推進事業費補助金の確定による増、並びに国の補正による合併市町村補助金の増であり、
市章整備、庁舎内LAN整備、地域まちづくり共同事業に充当いたします。
目2民生費国庫補助金 142万 3,000円の減額補正は、身体障害者居宅介護支援費補助金、
高等技能訓練促進費補助金の精算見込みによる減であります。
目3衛生費国庫補助金 7,500万円の増額補正は、合併市町村補助金の増であり、久生屋上
水道整備事業に伴う特別会計繰出金に充当いたします。
目5土木費国庫補助金 660万円の減額補正は、地方道路整備臨時交付金の確定による減で
あり、目6教育費国庫補助金 471万 3,000円の増額補正は、18、19ページに移りまして有馬
小学校校舎耐震補強事業費補助金確定による減、私立幼稚園就園奨励費補助金等の補助枠決
定による減のほか、社会教育費補助金では合併市町村補助金の増であり、文化交流センター
建設事業費に充当いたします。
款14県支出金、項1県負担金、目2民生費県負担金 3,126万 1,000円の減額補正は、自立
支援給付費負担金の減のほか、私立保育所運営費負担金等の精算見込みによる減、生活保護
費負担金の増等であります。
次に20、21ページで、項2県補助金、目1総務費県補助金68万 8,000円の増額補正は、バ
ス運行対策費補助金のほか、木造住宅耐震診断事業費補助金の増等で、目2民生費県補助金6
1万 1,000円の減額補正は、高齢者住宅改造事業費補助金の精算見込みによる減等であります。
目3衛生費県補助金 436万 9,000円の減額補正は、合併処理浄化槽設置促進事業費補助金
の精算見込みによる減であります。
22、23ページで、目4農林水産業費県補助金 1,219万 8,000円の減額補正は、農業費補助
金では県単土地基盤整備事業費補助金の確定による減のほか、林業費補助金では森林環境創
造事業費補助金の精算見込みによる減、水産業費補助金では強い水産業づくり交付金の確定
による減等であります。
目5土木費県補助金 246万 7,000円の増額補正は、過疎市町と地域づくり支援事業費補助
金の増で、目6消防費県補助金59万 4,000円の減額補正は、石油貯蔵施設立地対策等交付金
の精算に伴う減であります。
目7教育費県補助金 185万 5,000円の減額補正は、自分発見!中学生・地域ふれあい事業
費補助金、次に24、25ページで、発電用施設周辺地域振興事業費補助金の精算による減、あ
るいは過疎市町等地域づくり支援事業費補助金の増であります。
目8災害復旧費県補助金 750万 4,000円の減額補正は、林道災害復旧事業の補助率確定に
伴う増、並びに農地農業用施設災害復旧事業費補助金が、平成19年度において措置されるこ
とに伴う減であります。
項3委託金、目1総務費委託金76万 9,000円の減額補正は、事業所企業統計調査交付金、
あるいは県議会議員選挙費委託金の確定による減等で、目2農林水産業費委託金50万 5,000
円の減額補正は、農業費委託金では県営中山間地域総合整備事業、換地業務委託金の精算に
よる減。
26、27ページで林業費委託金では、森林病害虫等防除委託金の精算による減であります。
款15財産収入、目1財産運用収入、目1財産貸付収入 122万 9,000円の減額補正は、土地
建物貸付収入の精算による減であります。
款16、項1寄附金、目1農林水産業費寄附金25万 5,000円の減額補正は、柑橘加工機器設
置事業費寄附金の精算による減であります。
28、29ページで、款17繰入金、項1基金繰入金、目1財政調整基金繰入金 8,521万 5,000
円の減額補正は、所要見込みによる減で、目3明日を拓くふるさと創生基金繰入金 400万円
の減額、目5ふるさと・水と土保全基金繰入金87万 2,000円の減額補正は、いずれも事業の
確定等による減であります。
款18、項1、目1繰越金 128万 7,000円の増額補正は、前年度繰越金の増であります。
款19諸収入、項4、目1雑入 703万 1,000円の増額補正は、紀南介護保険広域連合負担金
精算払戻金 1,515万 5,000円の増と精算に伴うものでございます。
次に30、33ページにわたりますが、款20、項1市債2億 1,070万円の減額補正は、今回計
上しております事業枠の決定により整理したものであります。
以上が歳入であります。
続きまして歳出について、ご説明申し上げます。
34、35ページからの歳出ですが、款2総務費、項1総務管理費、目1一般管理費 3,303万
9,000円の増額補正は、一般管理費経常経費などの所要見込みにる減、あるいは庁舎内LAN
整備事業に伴う増で、目5財産管理費 112万 3,000円の減額補正は、財産管理事業経費等の
精算に伴う減で、目6企画費 455万 4,000円の減額補正は、明日を拓くふるさと創生協議会
補助金並びにバス運行対策事業の精算による減であります。
目11防災費 175万円の減額補正は、36、37ページで、木造住宅耐震診断等業務委託料の増、
あるいは避難場所看板設置工事費等の精算による減であります。
項2徴税費、目3徴収費 306万円の減額補正は、地方税管理改修機構負担金の精算による
減であります。
次に本ページより38、39ページに移りますが、項4選挙費28万 2,000円の減額補正は、知
事選挙費の増、県議会議員選挙費の見込みによる減であります。
項5統計調査費、目2指定統計費49万 4,000円の減額補正は、指定統計事業の精算による
減であります。
40、41ページで款3民生費、項1社会福祉費、目1社会福祉総務費 1,454万 1,000円の減
額補正は、社会福祉総務経常経費、社会福祉扶助費、障害者自立支援事業費の減、あるいは
国民健康保険事業、老人保健事業特別会計繰出金の増等であります。
目2老人福祉費 1,702万 2,000円の減額補正は、老人保護措置費の減、紀南介護保険広域
連合負担金の減、高齢者住宅改造事業費補助金等の精算見込みによる減であります。
42、43ページで、項2児童福祉費、目1児童福祉総務費 563万 3,000円の減額補正は、児
童福祉総務扶助費等精算見込みによる減で、目2児童福祉施設費 435万 8,000円の減額補正
は、児童福祉施設経常経費等の精算見込みによる減で、項3生活保護費、目2扶助費 4,294
万 8,000円の減額補正は、生活保護扶助費の精算見込みによる減であります。
44、45ページで、款4衛生費、項1保健衛生費、目2予防費 100万円の減額補正は、予防
衛生事業の精算見込みによる減であります。
項2環境対策費、目1環境対策総務費 2,941万円の減額補正は、環境対策総務事業経費の
所要見込みによる減のほか、水道事業特別会計繰出金、紀和地区水道事業特別会計繰出金の
減等であります。
目2塵芥処理費 1,531万 9,000円の減額補正は、塵芥処理経常経費、46、47ページで塵芥
処理事業経費の所要見込みによる減であります。
目3し尿処理費 702万 5,000円の減額補正は、し尿処理経常経費、し尿処理事業経費の所
要見込みによる減であります。
目4火葬場費8万 8,000円の増額補正は、火葬場経常経費の増等であります。
48、49ページで、款5農林水産業費、項1農業費、目1農業委員会費52万 9,000円の減額
補正は、農業委員会経常経費の減で、目2農業総務費24万 5,000円の増額補正は職員時間外
勤務手当の増等で、目3農業振興費 633万 7,000円の減額補正は、農産物獣害対策事業費補
助金、特産品開発事業費補助金の所要見込みによる減等で、50、51ページで目4農地費は13
万 2,000円の減額補正は農地事業経費の精算による減で、目6土地改良事業費 1,100万 6,00
0円の減額補正は、県営中山間地域総合整備事業費負担金の減等であります。
52、53ページで項2林業費、目1林業総務費 1,111万 1,000円の減額補正は、集落間林道
除草業務委託料の精算による減のほか、市有林整備事業等特別会計繰出金の精算による減で
あります。
目2林業振興費 1,680万 6,000円の減額補正は、森林整備地域活動支援交付金、木造住宅
建設促進緊急対策事業費等の所要見込みによる減等で、目2林道開設費は予算の組み替えで
ございます。
次に54、55ページで、項3水産業費、目2水産業振興費、並びに目4漁港建設費は予算の
組み替えで、目5漁場造成費 291万 2,000円の減額補正は、漁場造成事業の精算による減で
あります。
56、57ページで、款6商工費、項1商工費、目3観光交流費 1,014万 3,000円の減額補正
は、観光交流経常経費、観光交流事業経費の精算による減のほか、観光公社事業費補助金の
増であります。
次に款7土木費、項1土木管理費、目1土木総務費 692万円の減額補正は、県営急傾斜地
崩壊対策事業費の確定による負担金の減であります。
58、59ページで、項2道路橋りょう費、目1道路橋りょう総務費 942万 6,000円の減額補
正は、道路台帳補正業務委託料の精算による減のほか、県営道路改良事業費の確定による負
担金の減で、目2道路維持費 1,484万 3,000円の減額補正は、防災雨水対策排水路整備工事
費等の精算による減で、目3道路新設改良費 1,159万 9,000円の減額補正は、地方道路整備
工事費、並びに土地購入費の精算による減であります。
目4地籍調査費34万円の減額補正は、地籍調査事業費精算に伴う減であります。
60、61ページで、項4港湾費、目1港湾管理費87万 8,000円の増額補正は、県営港湾改修
事業費の負担金の増等であります。
項5都市計画費、目2公園費24万円の増額補正は、公園施設の修繕にかかる経費の増であ
ります。
款8消防費、項1消防費、目1常備消防費 107万 9,000円の減額補正は、常備消防経常経
費の精算による減等で、目3消防施設費 105万 2,000円の減額補正は、消防機械器具、消防
団自動車購入の精算による減であります。
62、63ページで、款9教育費、項1教育総務費、目3教育振興費 359万 3,000円の減額補
正は、奨学金貸付等の所要見込みによる減であります。
項2小学校費、目1学校管理費 1,681万 2,000円の減額補正は、有馬小学校トイレ改修工
事費、有馬小学校耐震補強工事費等の精算による減で、目2教育振興費68万 7,000円の減額
補正は、児童及び教職員等健康診断業務委託料の所要見込みによる減で。
64、65ページで、項3中学校費、目2教育振興費 133万 8,000円の減額補正は、生徒及び
教職員健康診断業務委託料等の所要見込みによる減であります。
項4、目1幼稚園費 150万 3,000円の減額補正は、私立幼稚園就園奨励費補助金の減で、
項5社会教育費、目2文化交流センター費 508万円の減額補正は、文化交流センター建設事
業にかかる基本設計及び実施設計業務委託料等の精算による減、並びに家屋購入費の増等で
あります。
目5市民会館費 121万 7,000円の減額補正は、66、67ページで、市民会館経常経費、市民
会館駐車場舗装工事の精算による減であります。
目8文化振興費は財源更正であります。
項6保健体育費、目1保健体育総務費18万 6,000円の減額補正、目2海洋センター費26万
5,000円は、いずれも事業の精算による減であります。
款10災害復旧費、項1農林水産施設災害復旧費、目1農地農業用施設災害復旧費 1,190万
9,000円の減額補正、次に68、69ページで、目2林道災害復旧費 1,994万円の減額補正は、い
ずれも事業費の確定による減であります。
項2公共土木施設災害復旧費、目1道路河川災害復旧費 9,654万 3,000円の減額補正は、
事業費の確定による減であります。
70ページから73ページの給与費明細書につきましては、予算計上しております人件費を整
理したものでございます。
74、75ページの債務負担行為に関する調書につきましては、今回補正した各事業ごとの限
度額を整理したもので、76、77ページの地方債に関する調書につきましては、今回補正しま
した地方債を整理したもので、平成18年度末の起債現在高見込み額は 115億 2,955万 7,000
円となります。
以上、ご説明申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に議案第33号及び議案第34号について。
市民保険課長。
(市民保険課長
○市民保険課長(山本達由君)
山本達由君
登壇)
議案第33号及び議案第34号につきまして、内容のご説明を申
し上げます。
まず、議案第33号「平成18年度熊野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)につ
いて」につきまして、内容のご説明を申し上げます。
今回の補正は、高額医療費共同事業及び保険財政共同安定化事業の拠出金等の精算に伴う
過不足分、平成17年度療養給付費等負担金の精算に伴う返還金、さらには平成20年4月から
スタートいたします後期高齢者医療制度に伴う国民健康保険の制度改正にかかる電算システ
ムの改修費用などを計上したものであります。
なお、電算システムの改修業務につきましては、国の補助対象でありまして、当初は平成1
9年度予算で計上する予定でしたが、国の方針が急遽変更となり、平成18年度補正予算で対応
することになりました。ただ事業の性質上、18年度中に支出することができない見込みのた
め、繰越明許費として計上いたしております。
それでは補正予算書の79ページをお開きください。
第1条は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 1,553万 3,000円を増額し、歳入歳出
予算の総額をそれぞれ27億 5,451万 6,000円にしようとするものであります。
第2条
繰越明許費につきましては、82ページに記載いたしておりますが、款1総務費、
項1総務管理費、後期高齢者医療制度創設準備事業 519万 8,000円が年度内に支出すること
ができない見込みのため、翌年度へ繰り越ししようとするものであります。
次に86ページをお開きください。
歳入につきましてご説明申し上げます。款3国庫支出金、項1国庫負担金、目2高額医療
費共同事業負担金62万円の増額補正は、高額医療費共同事業医療費拠出金の精算に伴う国負
担分の増であります。
項2国庫補助金、目2事業費補助金 250万円の増額補正は、後期高齢者医療制度創設準備
事業費補助金であります。
款4県支出金、項1県負担金、目1高額医療費共同事業負担金62万円の増額補正は、高額
医療費共同事業医療費拠出金の精算に伴う県負担分の増であります。
款6、項1、目1共同事業交付金 518万 1,000円の増額補正は、高額医療費共同事業交付
金の精算に伴う高額医療費共同事業交付金 124万 1,000円、及び保険財政共同安定化事業交
付金の精算に伴う保険財政共同安定化事業交付金 394万円の増であります。
次に88ページをお開きください。
款7繰入金は、総額で 6,152万 7,000円の減額補正であります。そのうち項1、目1一般
会計繰入金につきましては 269万 8,000円の増額補正でありまして、後期高齢者医療制度に
伴う保険者システム改修業務委託料の市負担分を一般会計から繰り入れるものであります。
項2基金繰入金、目1支払準備基金繰入金につきましては 6,422万 5,000円の減額補正で
ありまして、繰越金等の歳入増により支払準備基金からの繰入金を減額するものであります。
款8、項1繰越金、目2その他繰越金 5,770万 1,000円の増額補正は、前年度繰越金であ
ります。
款9諸収入、項3雑入、目6過年度収入 1,043万 8,000円の増額補正は、平成17年度に交
付された退職被保険者等療養給付費交付金の精算に伴う追加分であります。
次に歳出につきましては90ページをお開きください。
款1総務費、項1総務管理費、目1一般管理費 519万 8,000円の増額補正は、後期高齢者
医療制度に伴う国民健康保険の制度改正にかかる国保保険者システム改修業務委託料であり
ます。
款2保険給付費、項1療養諸費、目4退職被保険者等療養費24万 7,000円の増額補正は、
退職被保険者等にかかる療養費の見込み増によるものであります。
款5、項1共同事業拠出金、目1高額医療費拠出金 248万 1,000円、目4保険財政共同安
定化事業拠出金 394万円の増額補正は、それぞれ拠出金の精算に伴う増であります。
次に92ページをお開きください。
款8諸出金、項1償還金及び還付加算金、目3償還金 366万 7,000円の増額補正は、平成1
7年度に交付された旧紀和町分の療養給付費等負担金の精算に伴う返還金であります。
以上、議案第33号につきまして、内容をご説明申し上げました。よろしくご審議賜ります
ようお願い申し上げます。
続きまして、議案第34号「平成18年度熊野市老人保健事業特別会計補正予算(第4号)に
ついて」につきまして、その内容をご説明申し上げます。
先ほども申し上げましたが、平成20年4月から後期高齢者医療制度がスタートすることに
なっておりまして、今回の補正はこれに必要な電算システム開発にかかる業務委託料を計上
したものであります。この電算システムの開発業務は国民健康保険と同様、国の補助対象で
ありまして、当初は平成19年度予算で計上する予定でございましたが、国の方針が急遽変更
となり、18年度補正で対応することになりました。ただ事業の性質上、18年度中に支出する
ことができない見込みのため、繰越明許費として計上いたしております。
それでは補正予算書の95ページをお開きください。
第1条は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 2,625万円を増額し、歳入歳出予算の
総額をそれぞれ31億 3,166万円にしようとするものであります。
第2条
繰越明許費につきましては、97ページに記載しておりますが、款1総務費、項1
総務管理費、後期高齢者医療制度創設準備事業 2,625万円が年度内に支出することができな
い見込みのため、翌年度へ繰り越ししようとするものであります。
次に歳入につきましてご説明申し上げます。
102ページをお開きください。款2国庫支出金、項2国庫補助金、目1事務費補助金 391
万 2,000円の増額補正は、後期高齢者医療制度に必要な電算システム開発業務を対象とした
後期高齢者医療制度創設準備事業費補助金であります。
款4繰入金、項1、目1一般会計繰入金 2,233万 8,000円の増額補正は、後期高齢者医療
制度システム業務委託料のうち、市負担分を一般会計から繰り入れるものであります。
続きまして歳出につきましてご説明申し上げます。
104ページをお開きください。款1総務費、項1総務管理費、目1一般管理費 2,625万円
の増額補正は、後期高齢者医療制度システム業務委託料であります。
以上、議案第33号及び議案第34号の2議案につきまして、内容のご説明を申し上げました。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に議案第35号について。
林業振興課長。
(林業振興課長
○林業振興課長(島田克史君)
島田克史君
登壇)
議案第35号「平成18年度熊野市市有林整備事業特別会計補正
予算(第1号)について」につきまして、ご説明申し上げます。
107ページをお願いいたします。
今回の補正は、財源の更正と事業の精算に伴うものであります。
第1条
歳入歳出予算の補正は、歳入歳出予算総額からそれぞれ 456万 6,000円を減額し、
歳入歳出予算総額をそれぞれ 2,752万 8,000円とするものであります。
第2条
地方債の補正は 110ページ、 111ページですが、市有林整備事業にかかわる起債
について 960万円に借入限度額を変更するものであります。
続きまして歳入歳出補正予算事項別明細書ですが、 113ページから 115ページは歳入歳出
の総括であります。
116ページから 119ページの歳入ですが、款1繰入金、項1、目1一般会計繰入金 1,018
万 4,000円の減額補正は、一般会計からの繰入金の減によるものであります。
款2諸収入、項1、目1雑入85万 5,000円の増額補正は施業助成金の増によるものであり
ます。
款3、項1市債、目1市有林整備事業債 420万円の減額補正は、市有林整備事業債の借入
金の減であります。
款4財産収入、項1財産売払収入、目1不動産売払収入 841万 3,000円の増額補正は、県
道長尾板屋線改良工事などによる立木補償料及び土地売却代金によるものであります。
款5、項1、目1繰越金55万円の増額補正は、平成17年度よりの繰越金であります。
次に 120ページ、 121ページ、歳出ですが、款1、項1基本財産造成費、目1市有林整備
事業費 444万 6,000円の減額補正は、事業の精算による減であります。
款2、項1公債費、目3利子12万円の減額補正は、支払額が確定したための減であります。
次に 122ページ、 123ページ、地方債の現在高等に関する調書でありますが、補正後 960
万円を借り入れることにより、18年度末現在高は2億 593万 2,000円となる見込みでありま
す。
以上、ご説明を申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(中田悦生君)
次に議案第36号について。
地域総合課長。
(地域総合課長
○地域総合課長(星山政文君)
星山政文君
登壇)
議案第36号「平成18年度熊野市紀和診療所事業特別会計補正
予算(第2号)について」につきまして、内容のご説明を申し上げます。
補正内容は、18年度末にあたり予算精査の結果、見込める所要の補正をお願いするもので
ございます。
それでは平成18年度熊野市補正予算書の 125ページをお開きください。
第1条は、提案のとおり歳入歳出それぞれから 229万 7,000円を減額し、歳入歳出予算の
総額を1億30万 6,000円と定めるものであります。
126ページは、歳入歳出予算補正の表であります。
127ページは、債務負担行為の表であります。医薬材料費購入費について、契約上の債務
負担行為の必要があります。
132ページ、 133ページ、2、歳入をご覧ください。
款1、項1、目1診療収入は 968万 1,000円の減額補正であります。
款2諸収入、項1受託事業収入、目1受託事業収入は 118万 4,000円の増額補正でありま
す。項2、目1雑入は44万円の減額補正であります。
款3、項1、目1繰越金は 664万円の増額補正であります。
次に 134ページ、 135ページ、3、歳出をご覧ください。
款1、項1、目1診療諸費 229万 7,000円の減額は、診療所経常経費にかかるものであり
ます。
次の 136ページから 137ページは、委員報酬にかかる明細書であります。
次の 138ページから 139ページは、債務負担行為の調書であります。
以上、内容のご説明を申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に議案第37号について。
地域振興課長。
(地域振興課長
○地域振興課長(向山兼司君)
向山兼司君
登壇)
議案第37号「平成18年度熊野市紀和地区水道事業特別会計補
正予算(第1号)について」につきまして、内容のご説明を申し上げます。
補正予算に関する説明書の 141ページをお願いいたします。
今回の補正は、財源の更正と事業の精算に伴うものであります。
第1条
歳入歳出予算の補正は、歳入歳出予算総額からそれぞれ 5,281万 3,000円を減額
し、歳入歳出予算総額をそれぞれ 7,408万 5,000円とするものであります。
第2条
地方債の補正は、 144、 145ページですが、水道施設整備事業にかかる起債につ
いて借入限度額を変更するものであります。
続きまして歳入歳出補正予算事項別明細書ですが、 147ページから 149ページは、歳入歳
出の総括であります。
150、 153ページの歳入をご覧ください。
款1使用料及び手数料、項1使用料、目1水道使用料42万 7,000円の増額補正は、水道使
用料の増によるものであります。
款2国庫支出金、項1国庫補助金、目1水道費国庫補助金 1,520万円の減額補正は、精算
による水道費国庫補助金の減であります。
款3繰入金、項1一般会計繰入金、目1一般会計繰入金 752万 4,000円の減額補正は、一
般会計からの繰入金の減であります。
款4市債、項1市債、目1水道債 3,300万円の減額補正は、水道施設整備事業債借入額の
減であります。
款5分担金及び負担金、項1負担金、目1水道費負担金3万 9,000円の増額補正は、水道
工事地元負担金の増によるものであります。
款6繰越金、項1繰越金、目1繰越金 244万 5,000円は、前年度繰越金であります。
次に 154ページ、 155ページの歳出をお願いいたします。
款1水道事業費、項1水道事業費、目1一般管理費 5,075万 7,000円の減額補正は、事業
の精算による減であります。主なものにつきましては委託料 525万円、工事請負費 4,318万
5,000円の減額で、小森簡易水道新設工事精算に伴う減であります。
款2公債費、項1公債費、目1利子 205万 6,000円の減額補正は、事業の精算による地方
債償還利子の減であります。
次に 156、 157ページは、地方債の現在高等に関する調書でありますが、補正後 1,880万
円を借り入れることにより、年度末減額高は7億 1,452万 8,000円となる見込みであります。
以上、ご説明を申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中田悦生君)
次に議案第38号について。
水道課長。
(水道課長
○水道課長(鈴木
衛君)
鈴木
衛君
登壇)
議案第38号「平成18年度熊野市水道事業会計補正予算(第2号)
について」につきまして、ご説明申し上げます。
本案は、事業の精算見込みによる減額補正と、所要経費の補正であります。
別冊の補正予算書の 159ページをお願いします。
第2条
収益的支出につきましては、第1款水道事業費用は 1,174万 3,000円の減で、補
正後の総額を3億 3,820万 4,000円にするものであります。
内容につきましては、第1項営業費用 1,174万 3,000円の減は、経常経費の精算見込みに
よる減額補正と所要経費の補正であります。
第3条
資本的収入及び支出につきましては、第1款資本的収入は 5,011万 5,000円の減
で、補正後の総額を2億 9,604万 9,000円にするものであります。
内容につきましては、第1項企業債 4,630万円の減、第2項出資金70万円の減、第4項負
担金13万円の減、及び第5項繰入金 298万 5,000円の減は、事業費の確定によるものであり
ます。
次に支出の第1款資本的支出は 3,976万 4,000円の減で、補正後の総額を、4億 2,167万
7,000円にするものであります。この内容につきましては第1項建設改良費 3,976万 4,000円
の減は、事業実施に伴う委託料及び土地購入費の精算と、工事請負費の精算見込みによるも
のであります。
以上により、資本的収入総額から資本的支出総額を差し引いた不足額については、当初予
算第4条本文括弧中「1億 1,527万 7,000円」を「1億 2,562万 8,000円」改め、この補て
ん財源のうち、当年度分損益勘定留保資金 5,818万 3,000円を 6,853万 4,000円に改めるも
のであります。
次に第4条
企業債につきましては、企業債の確定により当初予算第5条で定めた借入限
度額2億 1,720万円を1億 7,090万円に改めるものであります。
次に補正予算に関する説明書の 161ページをお願いします。
収益的支出、資本的収入及び資本的支出につきましては、ただいまご説明申し上げました
第2条の収益的支出、第3条の資本的収入及び支出の目別の明細であります。
以上、ご説明申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
質
○議長(中田悦生君)
日程第2
疑
議案第32号「平成18年度熊野市一般会計補正予算(第6
号)についてを議題とし、質疑を行います。
9番。
○9番(山本良正君)
3件ほど一括して質疑させていただきます。
補正予算書に関する説明書42ページ、款3民生費、項3生活保護費のなかから目2扶助費、
補正前が約4億 4,097万 7,000円、減額補正がですね 4,294万 8,000円です。ご存じのとお
りですね、この生活保護といえばですね、憲法25条の1項で記されているようにですね、健
康で文化的な生活を送るという権利をですね、やっぱり行使するというのを国民はお持ちで
す。最後のセーフティーネットと言われているわけですけど、今回この補正予算額の減額補
正が約、その当初に比べると1割前後になってきているということです、減額補正がですね。
そこで生活保護世帯数とですね、現在の。そして対象人数、また生活保護者の停止ですね、
そしてその理由について福祉事務所長にお聞きしたいと思います。
○議長(中田悦生君)
福祉事務所長。
○福祉事務所長(岡部忠澄君)
生活保護費の扶助費につきましては、保護世帯数や世帯人数
に加え、また社会的状況、身体的状況など、そのときどきの個々の状況に応じて大きく変動
するということがございます。特に医療費につきましては入院者数とか、インフルエンザ等
の疾病の流行などにより大きく左右され、ときには1ヶ月の費用が数 100万円単位で変動す
ることもございます。
このようなことから、生活保護費の扶助にかかる当初予算につきましては、これらの変動
を想定し、余裕のある金額で計上させていただいております。状況を見ながら補正をするシ
ステムとさせていただいております。また今年度におきましては医療扶助の受給者数が上半
期で前年度大きく下回ったことや、介護扶助において1人当たりの支給額が見込みを下回っ
たことなどにより、大きく減額補正とすることになりました。
また、平成19年度当初予算につきましては、生活扶助受給者数、医療受給者数などが個々
数ヶ月増加の傾向にあることから、先に述べましたような変動にも対応できる予算というこ
とで、18年度当初の予算額と近い数字となっております。
それから保護世帯数ですけれど、平成19年1月現在で 201世帯、 236人、11.2‰となって
おります。ちなみに18年1月現在では 189世帯、 228人、10.5‰、国と同様増加傾向にござ
います。ちょっと支給停止の数はまだちょっと把握しておりませんけれど、自立されたとか、
いろいろの事情で一時的停止する場合もありますし、完全自立された場合は廃止ということ
もございます。ちょっと人数については把握しておまりせんので。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
ありがとうございます。
というのですね、今マスコミメディアでも特にね議論になっているんですけども、弁護士
を連れてきて、いわゆる水際作戦ということでですね、窓口規制を行っているということを
ね、ちょこちょこちょこちょここう聞いているわけなんですけども、それは熊野市、本市に
おいてはね、そういうことはないと思いますが。
ただですね、非常にこの大きく減額されたのが医療扶助費なんですよね。だからなぜこの
2,600万円、というのは生活扶助費が約 500万円ぐらいなんですけど、大体当初では倍ぐらい
なんですよね。だからその医療にかかる、医療費がそれだけ扶助されたということはですね、
かなり制限されたのか、その理由がですねまだ明確じゃないんですよ、所長。そのことにつ
いてどういうようなご病気、例えばレセプトについてもそうですけども、紀南病院にかかる
のが多くて、いわゆる開業医が少ないとか、レセプトの点数ありますよね、それわかると思
いますけど、そのことについてちょっと答弁をお願いしたいんですけど、いかがでしょうか。
○議長(中田悦生君)
福祉事務所長。
○福祉事務所長(岡部忠澄君)
ちょっと医療費の細かい内容について、まだちょっと把握、
現段階では把握しておりませんけれど、確かに医療費については一旦入院すれば 100万単位
から 500万円単位という1人当たり1ヶ月、そういった増額、急な増額ということもござい
ます。そういったことも加味して予算では組んでおりますので、たまたまそういうことがな
ければそれは減額の対象になりますし、現在、入院されている方につきましては一定の額で
ほぼ同じ水準でいっております。
ただ、外来等についてはそれぞれの状況が異なってきますので、大変つかみにくいところ
がございます。特に医療費について制限しているという、そういったことはございません。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
それでは46ページ、款4衛生費、項2環境対策費のなかから目3し尿
処理費の予算からですね、非常に大きく 700万円、つまり減額。補正前は 4,200万円その割
合が非常に大きいんですよ。そのなかから比べるとですね、その当初のなぜこれだけのおお
よそ20%ぐらいの減額補正になるという理由がですね、その説明を見れば理解はできるんで
すけど、なぜこのように減額補正が多くなったのか、環境対策課長にお聞きしたいと思いま
す。よろしいでしょうか。
○議長(中田悦生君)
環境対策課長。
○環境対策課長(森本
明君)
し尿処理経常経費が 538万 4,000円、そのなかでですね委託
料なんですが、これは紀和町分の委託料なんです。そのなかで一番これ上から委託料の上か
ら3つ目なんですが、脱水汚泥運搬業務委託料、これは今までと処理形態を変えたためにで
すね減額になっております。
それと大きなもので一番上の巡回点検業務委託料ですか 134万 4,000円、これにつきまし
ても運搬回数を減らしたことによる減額になっております。そのようなものが主なものです。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
それでは教育長にお尋ねしたいと思います。
62ページの款9教育費、項1教育総務費のなかからで目3教育振興費、その説明のなかか
らですね、いわゆる奨学費の貸付金が 180万円減額されていることなんですよ。それが十分
にですね市民に本当に行き渡っているのか、特にこういう格差社会のなかてですね、学校へ
行かせたいがなかなか非常に厳しいと、私学にも行かせないと、例えば近くにおいては近大
高専ですね、高専に入学させたいんですけど、なかなかどのような手続き取っていいんです
かというようなことも相談されました。
これ教育委員会としてもですね、そういった学校を通じての報告について何ら問題ないの
か、当初では 408万円載ってきてますし、なぜここで 180万円の減額補正がね、非常に大き
いですよね、これ。 180万円いえば3件分ですか、その理由をですね教育長にお尋ねしたい
と思いますし、同時にですね、今後この19年度のね、そういった公募方法をねどのように考
えているのか、お尋ねしたいと思います。
○議長(中田悦生君)
○教育長(杉松道之君)
教育長。
就学費の貸付金の減額の理由でございますけども、トータルとして
件数が予算に満たなかったということもございますし、それから決めておりますその要項に
当てはまらなかったという場合もございます。
ただ、やはり基本的にですね経済的な理由で、学力があっても経済的な理由で行けないと、
なかなか大変だということに対しては、この就学費用を積極的に活用していきたいと、この
ように考えてます。また、中学校等を通じて積極的にこの制度があるということをPRして
いきたいと、このように考えています。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
今、ご答弁いただきまたけともね教育長、とにかくその内規にいろい
ろ当てはまらなければそこから阻害されるというようなことについてもね、これ 180万円と
いうのは非常に大きな金額ですから、そのことについて今後内規の見直しも検討するのか、
そして私学、また国公立ですね、そういう割合についても今わかりますか、お答えしていた
だきたいんですけど、いかがでしょう。
○議長(中田悦生君)
○教育長(杉松道之君)
教育長。
国公立と私学の割合については、ちょっと今資料持っておりません
けど、申し訳ないんですが、またあとからでもお答えしたいと思いますけども、やはりその
ときの申込者数によって大きく左右されるということもございます。たまたま18年度は 180
万円が余ってきたということでございますので、ご理解いただきたいと思います。
質
○議長(中田悦生君)
日程第3
疑
議案第33号「平成18年度熊野市国民健康保険事業特別会計
補正予算(第3号)について」を議題とし、質疑を行います。
(「な
○議長(中田悦生君)
し」と呼ぶ者あり)
これにて質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第4
疑
議案第34号「平成18年度熊野市老人保健事業特別会計補正
予算(第4号)について」を議題とし、質疑を行います。
(「な
○議長(中田悦生君)
し」と呼ぶ者あり)
これにて質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第5
疑
議案第35号「平成18年度熊野市市有林整備事業特別会計補
正予算(第1号)について」を議題とし、質疑を行います。
(「な
○議長(中田悦生君)
し」と呼ぶ者あり)
これにて質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第6
疑
議案第36号「平成18年度熊野市紀和診療所事業特別会計補
正予算(第2号)について」を議題とし、質疑を行います。
(「な
○議長(中田悦生君)
し」と呼ぶ者あり)
これにて質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第7
疑
議案第37号「平成18年度熊野市紀和地区水道事業特別会計
補正予算(第1号)について」を議題とし、質疑を行います。
(「な
○議長(中田悦生君)
し」と呼ぶ者あり)
これにて質疑を終結いたします。
質
疑
○議長(中田悦生君)
日程第8
議案第38号「平成18年度熊野市水道事業会計補正予算(第
2号)について」を議題とし、質疑を行います。
(「な
し」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
これにて質疑を終結いたします。
○議長(中田悦生君)
午後1時まで休憩いたします。
○議長(中田悦生君)
(午前
11時
53分)
(午後
1時
00分)
休憩前に引き続き会議を開きます。
議案の上程(施政方針~報告第4号)
質
○議長(中田悦生君)
疑
日程第9「施政方針について」を議題とし、質疑に入りますが、ただ
いまのところ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第10
疑
議案第1号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第11
疑
議案第2号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第12
疑
議案第3号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第13
疑
議案第4号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第14
疑
議案第5号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第15
疑
議案第6号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第16
疑
議案第7号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第17
疑
議案第8号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第18
疑
議案第9号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第19
疑
議案第10号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第20
疑
議案第11号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第21
疑
議案第12号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第22
疑
議案第13号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第23
疑
議案第14号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第24
疑
議案第15号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第25
疑
議案第16号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第26
疑
議案第17号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第27
疑
議案第18号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第28
疑
議案第19号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第29
疑
議案第20号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第30
疑
議案第21号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第31
疑
議案第22号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第32
疑
議案第23号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第33
疑
議案第24号を議題とし、質疑に入ります。
別冊の予算書及び予算に関する説明書の内容について、質疑の通告がありますので、これ
を許可します。
質疑は説明書のページ順に従って行います。
まず、平成19年度熊野市一般会計予算第4条一時借入金について。
9番
山本良正君。
○9番(山本良正君)
あらかじめ通告してのとおりでございますが、予算書の1ページ、第
4条一時借入金についてですね、会計課長にお聞きしたいと思います。
用紙にも書かれているとおりですね、平成19年度熊野市一般会計予算の一時借入金につい
て聞くわけなんですけども、その理由はですね、やはりその市民間のなかでも非常にこの一
時借入金に興味を示している方もたくさんおられます。テレビでも夕張市の財政破綻から見
られるようにですね、財政をあずかる市長公室財務担当もね、非常に頭の悩むことかと思い
ますが、本市はですね、実は昭和34年以前にですね、昭和29年に合併してですか、財政破綻
状態に陥ったことを先輩の方から聞いております。その経験を生かしてですね、起債制限比
率と公債費負担比率には特に敏感であるということはね、私どもも執行部のそういう財務状
況を見れば伝わってきます。
本来ならばね、この一時借入金のことについてですね、私ども議会も非常に関心を持たな
ければならないんですけども、何せ地方自治法の問題上ですね、なかなかその操作方法につ
いて把握できないのが実情なんです。
そこで一時借入金20億円について、その必要性、その使途、過去どういうようなとこに使
われたのか、そしてまたそれは縁故によるものなのか、例えば市中銀行は指定金融機関なの
か、またはその入札方式でやるのか、そして同時にですね、チェック&バランスの関係で、
クロスチェックはどうなっているのかということを含めてですね、会計課長にお聞きしたい
と思います。以上です。
○議長(中田悦生君)
執行部の答弁を求めます。
会計課長。
○会計課長(柳本秀和君)
山本議員の一時借入金につきましてのご質問に、お答えいたしま
す。
一時借入金は、会計年度中に一時的に収支の不均衡を生じ歳計現金が不足した場合に、そ
の支払資金の不足を補うために、地方公共団体の長が借り入れし、具体的な現金の借り入れ、
及び返済につきましては長の命令に基づき収入役が行うこととなっております。その会計年
度の歳入をもって償還しなければならないとされており、その利子につきましても借り入れ
年度内に支払うべきものであります。その借り入れの最高額は地方自治法第 235条の3第2
項の規定により、予算の形式で議会の議決を経て定めることとなっております。
借り入れの最高額とは、一会計年度内の一時点における一時借入金の借り入れ限度額が最
高となるときの金額をいうものであり、借り入れ現在額が予算で定めた借り入れの最高額を
超えない限り、何回借り入れを行うことも可能となっております。
平成19年度の一時借入金20億円につきましては、過去の借り入れ実績等により借り入れの
最高額としております。年度途中の支払い資金の不足額が生じた場合、他会計、または基金
からの一時繰り替えを行っており、基金からの一時繰り替えにつきましては年度末の3月31
日に基金への繰り替え戻しを行う必要があるため、指定金融機関から一時借り入れを行って
おります。
なお、17年度の新市における一時借入金につきましては、年度末から年度初めまでの短期
間の借り入れを行っており、借入額につきましては2億 1,000万円、借入利率 1.375%で4
日間の借入利子は3万 1,643円となっております。また一時借り入れを行った場合は、例月
出納検査の際、監査委員への報告を行っております。
また18年度につきましては、一時借り入れは行っておりません。借入利率につきましては1
8年度借り入れを行う場合は、日銀等の借り入れの影響により17年度の利率 1.375%より多少
の引き上げがされるのではないかと思っております。
また年度末の借り入れにつきましては、借入額が決定後すぐの借り入れとなるために、指
定金融機関の当座貸越借入の方法を取っております。
以上でございます。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
そうすると会計課長、過去の実績と言いましたよね、先ほど。過去の
実績は20億円あったということですか。
そして先ほど質問にクロスチェックについての質問については、ちょっとお答えなかった
のではないかということはですね、いわゆる一時借入金の執行手続き、執行命令を出すとき
にはその会計課長の決裁でいくのか、収入役なのか、そこらへんの何というのかな借り入れ
の判断というのはどういう形で行われるのかな、それだけ教えていただきたいと思います。
○議長(中田悦生君)
会計課長。
○会計課長(柳本秀和君)
借り入れにつきましては、一応市長の決裁をとりまして、そうい
う取り扱いを事務的な取り扱いを行っております。
○議長(中田悦生君)
9番
次に、平成19年度熊野市一般会計予算第3表地方債について。
山本良正君。
○9番(山本良正君)
予算の8ページでございます。地方債でございますが、14億 4,200万
円ですね、このように発行されるわけです。財政基盤がね脆弱な本市は交付税等依存財源に
頼らなければならないということは、これ衆知の事実でございます。ましてやまたまちづく
り交付金とかですね、そういうことを利用して、また合併特例債やそういうなのを充ててい
くということなんですけど、そのなかでこの起債目的を見たときに適債事業ですね、臨債に
ついてはおそらく交付税がされていると思いますが、つまりですね、この14億 4,200万円の
発行方法については三重県などを通じてその許可制ということをお聞きしているんですけど、
大体ですね、その発行方法、縁故債通常ですね政府、また民間というふうになると思うんで
けど、特に 100%交付税措置される部分とか含めてですね、その限度額も発行方法について
もう一度ここでお聞きしたいなと思います。市長公室長ですか、よろしくお願いします。
○議長(中田悦生君)
市長公室長。
執行部の答弁を求めます。
○市長公室長(中田裕三君)
山本議員のご質問のうち、予算書8ページにございます第3表
地方債の限度額14億 4,280万円の発行方法について、ご説明いたします。
まず市が起債を行う場合、県への協議が必要となります。この起債協議の手続きはですね、
事業内容、あるいは金額等を起債いたしました起債計画書というものを県に提出しまして、
その事業の目的が起債に適しているかどうかということの審査を受けます。そして県の同意
を得るものでございます。
この計画書の提出時期は5月中旬となっておりまして、同意が得られれば起債ができるこ
ととなるため、現時点では借入先等の発行方法について明確な回答ができないということを
ご理解いただきたいと思います。
一般的な市債の借入先でございますが、起債の事業によって政府資金から借り入れるもの、
あるいは銀行等の民間資金から借り入れるもの、そしてどちらかを選択できるものと三通り
がございます。当初予算に計上しております、14億 4,280万円の市債の内訳は、投資的経費
の財源として11億 6,280万円、地方交付税と同様の一般財源として取り扱う臨時財政対策債
が2億 8,000万円となっております。投資的経費のうち土木では2億 6,940万円と大きなウ
エートを占めております。主な内訳はまちづくり交付金を活用して行う市道改良事業に1億
4,930万円、山崎運動整備事業が 5,280万円となっております。教育では2億 140万円となっ
ておりますが、内訳は文化交流センター建設事業に1億 8,510万円、海洋センタープールに
1,630万円となっております。
以上でございます。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
市長公室長、5月中旬にということですね。大体それがわかるのは。
今ではわからないということで、大体おおよそこの14億 4,200万円は一応適債事業というこ
とで県の方へこれを持っていくわけですね。
そこでですね、もう1つ聞きたいのは民間の場合はですね、いわゆる賃貸借とかいろいろ
契約書を締結しますよね。そして債権者、債権人また債務者というふうな形で印鑑を押しな
がら内容証明にしたりですね、公正証書にしたりいろいろするわけなんですけど、そのなか
で政府債の借り方と、民間のいわゆる縁故債の借り方の違いはありますか。その利率につい
てもどんなんでしょうか、どうでしょうか。
○議長(中田悦生君)
市長公室長。
○市長公室長(中田裕三君)
その内容について私ちょっとあまり詳しいことは知りませんも
んで、すみません。あとで調べて回答させていただきます。
○議長(中田悦生君)
次に歳出、款2総務費、項1総務管理費、目11防災費「防災用携帯式
戸別受信機配布事業について」。
6番
岩本育久君。
○6番(岩本育久君)
今、議長から項目を述べていただきましたので、そのへんを割愛しま
して、今ですね東海、東南海、南海地震なんか含めて防災への関心は大変高いときでありま
す。そのときにですね、本市では4月から防災対策推進課の新設なんかをしていくというこ
とは、時期を得ているんじゃないかと思います。
ただですね、これまでによく市民から言われた「防災行政無線が外ではよく聞こえるけど
も、室内では大変聞きにくい」意見は私どもも皆さんの議員にもおそらく聞いていると思い
ますし、そういうことで総務課の方にもお願いして、なるべく聞きやすいように対応はして
くれたと思います。それで今回ですね、防災用携帯式の戸別受信機、防災ラジオですか、こ
れを配布する事業をすることによって、そういうことが解消されるんではないかと思います。
そこでですね、この配布事業が何機分で、個人負担がいくらかかるのか、あるいはいつ配
布されるのか、昨日4番議員の質問のなかで1万機ということははっきり明確にされており
ましたけども、今の熊野所帯数では1万 300戸所帯切れるぐらいですか、その数字やと思い
ますけども、個人負担は含めていくらになって、いつごろになるのか、総務課長の方にお尋
ねいたします。
○議長(中田悦生君)
総務課長。
○総務課長(浜田秀人君)
岩本議員のご質問にお答えをいたします。
予算に計上しております購入予定台数ですが、希望者を募っての配布といたしております
ので、昨日お答えいたしましたように1万台としてございます。
次に個人負担でございますが、1世帯1台とし、受信機本体は 1,000円の負担をお願いす
ることとしております。また生活保護世帯のみ無償の計上でございます。それから配布時期
でございますが、希望世帯からの申込みを受けまして、7月下旬から順次配布を行ってまい
りたいと考えております。
○議長(中田悦生君)
次に歳出、款5農林水産業費、項1農業費、目3農業振興費、農業振
興事業経費について。
6番
岩本育久君。
○6番(岩本育久君)
先ほどと同じように発言項目を省略させてもらいます。
市長の施政方針でも述べられておりますように、一大産地化に向けた紀州地どりを、熊野
地どりですか、地どりを生産してですね、産業振興に向けていこうと、大変、おそらく私ど
もも期待したいと思うところであります。また雉やらこの地どりに対して、大変飼育してい
く方には、大変なこれからのご苦労もあろうかと思いますが、成長に期待したいと思います。
そこでですね、鶏舎面積等、おそらく2階建てということはないと思いますけども、そう
いう建物の構造を含めた地どりはおそらく親どりから雛にかえしていくということになると
思いますが、当面のそういう地どりの頭数といのか、羽数というのか、その面わかれば教え
てください。
○議長(中田悦生君)
執行部の答弁を求めます。
地域振興課長。
○地域振興課長(向山兼司君)
紀和町のふるさと公社で飼育を予定をいたしております熊野
地どりの鶏舎の構造、面積、飼育羽数についてお答えをいたします。
初年度につきましては、現在計画している鶏舎の構造につきましては、パイプハウスによ
り建設を計画しております。鶏舎面積は65╂の鶏舎を8棟建設予定でありまして、合計 520
╂の計画となっております。
この8棟に対応する飼育羽数につきましては、飼育期間 120日程度で、年間スリーサイク
ル生産できることから、常時 3,200羽飼育し、年間で1万羽程度の出荷可能な規模となって
おります。
○議長(中田悦生君)
次に歳出、款6商工費、項1商工費、目3観光交流費、観光交流事業
経費について。
6番
岩本育久君。
○6番(岩本育久君)
同じく発言項目を省略させてもらいます。
熊野市は後ろに正面に掲げられておりますように、海と山と川を生かした豊富な資源を生
かして交流人口を増やしていこうというときですが、もちろんこの件につきましては市内を
訪れる人たちのためのやさしい案内看板だと思いますが、ビューポイントと言いますと、多
分観光、あるいは観察する視点とか、立場とか、位置とかそういうことを、多分私はそうい
うふうに理解するんですが、これは 311号線になりますと、当然大泊から須野の間と思いま
すが、これの設置目的というと同時に、何基ぐらいその間に立てられて、それで施政方針の
なかにありますように休憩所も設けるということを書かれておりますので、そこらへんにつ
いてわかれば教えてもらいたいと思います。
○議長(中田悦生君)
執行部の答弁を求めます。
観光スポーツ交流課長。
○観光スポーツ交流課長(奥田博典君)
観光交流事業経費のうち、国道 311号ビューポイン
ト整備工事の設置目的と、看板何基、休憩所をどの箇所に設置するか等について、お答えい
たします。
国道 311号ビューポイント整備事業につきましては、景観のすぐれた箇所の多い海岸部の
国道 311号にビューポイントを設置することによって、熊野古道など周辺地域散策の拠点と
して活用し、観光客の滞在時間の長期化を図るものでございます。近年、増加している自家
用車での観光客を対象とした、景観道路の整備を海岸部の魅力づくりの一環として行うもの
でございます。
その内容としましては、付近の眺望を説明する案内看板を、甫母町楯ヶ崎駐車場と二木島
町太郎坂広場、波田須町の徐福茶屋付近にそれぞれ1基ずつ、合計3基設置し、休憩所とし
て利用していただくためのベンチを甫母町楯ヶ崎駐車場と波田須町徐福茶屋の付近にそれぞ
れ1基ずつ、合計2基を設置しようとするものであります。
以上であります。
○議長(中田悦生君)
次に歳出、款7土木費、項1土木管理費、目1土木総務費、熊野尾鷲
道路整備促進事業について。
6番
岩本育久君。
○6番(岩本育久君)
同じく発言事項を省略させていただきます。
この道路の早期の完成、1日も早く待ち望むところでございます。先般もこの道路に関し
まして三木島の方でいろいろな騒動があったことを報道で知りました。特にこの残土という
ものがいろんな問題の障害となることと思っております。だが今回、残土の捨て場という言
い方はどうかと思いますが、置き場として旧オレンジホテル跡地に予定しているということ
をお聞きしております。
そこで、この予定している残土の捨て場の面積はどれぐらいなのか、あるいはどれぐらい
の量が入るのか、また実質運ばれるのはいつごろになるのか、建設課の方でもしわかれば教
えてもらいたいと思います。
○議長(中田悦生君)
執行部の答弁を求めます。
建設課長。
○建設課長(福田惠優君)
お答えします。
この熊野道路にかかる工事の残土捨て場としましては、議員おっしゃられるとおりオレン
ジホテル跡地のうち、金山側の低くなっている部分、そして谷の部分を予定しております。
その谷の部分の一部と斜面の部分に個人と法人の2名が所有する土地があります。その土地
役 2.2haを購入する予定で、市有地と合わせると約6haになります。
残土が約59万・入る見込みであります。残土搬入後の広場の面積は約 4.2haになる予定て
す。残土がいつから搬入されるかにつきましては、国土交通省の話では用地買収の進捗状況
にもよりますが、スムーズに進めば今はまだはっきりしないが、平成20年度の後半になるの
ではと言っております。
○議長(中田悦生君)
次に歳出、款9教育費、項5社会教育費、目4図書館費、図書館事業
経費について。
17番
今西春由君。
○17番(今西春由君)
私も発言事項を省略させてもらいまして、紀和町のコミセンに併設し
ております図書室の図書配付について、ちょっとお伺いいたします。
もちろん紀和町のコミセンに併設しております図書室でありますが、この図書室は地区で
も1箇所しかないということで、市民の皆さんも広く利用されておるところであります。最
近に至りまして、昨年の利用者を見ますと、大幅に利用者が減っておるということで、この
減った理由としてはですね、私なりに考えると、新しく図書の配付がないということも含む
んじゃなかろうかと私は思う。
合併前はですね、毎年新しい書籍を購入して備えてくれたんであります。そして充実な運
営をしたと思っておりますが、その後ありません。合併後を見ましてもですね、市立図書館
につきましては毎月何冊かの新しい本が配本されておるということが、市広報でも紹介して
おりますが、紀和町の図書室には今後どういうふうにされますか、配本してもらえるんです
か、どうかお伺いいたします。
それでですね、参考までに市長公室の発行した予算資料の31ページによると、市立図書館
に古くなった本を公民館や各出張所に設置することを検討しますというようなことを書いて
おるんですね、この予算資料に。そういうことで、この各公民館、各出張所ということは、
これには紀和のコミセンの図書室が入らないのかどうかという、あわせてそこらも一つお願
いいたしたいと思います。どのような方法でもよろしいですけど、やっぱしある程度の本を
配本してもらえないかと思います。
それとあわせて、現在の利用、市立図書館並びに紀和の図書館等の利用状況もちょっとわ
かる範囲で結構ですから、教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(中田悦生君)
執行部の答弁を求めます。教育長。
○教育長(杉松道之君)
コミュニティセンターには図書室というものがございます。
聞くところによりますと、平成18年度は新刊の予算が付いていなかったということをご報
告受けてます。ただ19年度につきましては今おっしゃられた 270万円、これは市民会館にお
ける図書の購入費でございまして、 249ページをご覧いただきたいと思うんですけども、コ
ミュニティセンター費の 249ページ、備品購入費として図書購入費、これ20万円を計上させ
ていただいております。
確かに議員おっしゃるように、コミュニティセンターにおける図書の入館者数、16年度か
ら17年度にかけての数字、それから貸し出し冊数等の数字を調べてみましても大幅に減って
いると、この理由は何かということで先ほどおっしゃられました新しい図書がされなかった
んじゃないかということなんですけども、17年度はわずかながら合併前の紀和町でございま
すが、コミセンにも図書が配付、新刊が購入されております。ちなみに14年度から18年度ま
での図書の旧紀和町の図書購入費は14年度が25万円、15年度も25万円、16年度も24万 9,700
円、それから17年度合併の年でありますけども15万 2,000円とちょっと落ちてしまして、18
年度は予算が付いてなかったという実態がございます。それを受けて20万円、19年度で予算
を計上させていただいておるところでございます。
また、市立図書館における利用状況でございますけども、17年度の実績で申し上げますと、
利用登録者数、登録されている方が 4,461人、コミュニティセンターの図書室では 782人と
なっております。入館者数で見てみますと、市立図書館は3万 3,228人、コミュニティセン
ターの図書室は 159人、貸し出し冊数では市立図書館は4万 6,494冊、コミュニティセンタ
ーの図書室は 242冊となっております。
蔵書数につきましては19年の2月末、一番新しい数字でございますが、市立図書館で4万
4,808冊を蔵書しております。コミュニティセンターの図書室では、聞いたところによります
と、かなり学校図書の方へも渡したということで、これは平成15年の4月1日の数字でござ
いますが、 9,630冊となっております。
なお、新しい文化交流センターができて新しい図書館ができましたら、紀和のコミセン
等々の図書館とITと言いますかね、で結んで相互に貸し借りできるような、そういうよう
なシステムを視野に入れて今検討中でございます。
以上でございます。
○議長(中田悦生君)
9番
次に附属資料、地方債の前々年度末現在高について。
山本良正君。
○9番(山本良正君)
それでは 272ページ、地方債の見込み、前々年度末現在高についてで
すね、お聞きしたいと思います。
要旨はですね、ミニ市場公募債が発行されて、およそ3年ぐらいが経つのでしょうかね、
これから言えばですね。名称が「ささゆり熊野市民債」ということで、その発行状況はどう
なっているのか、その説明をしていただくのとですね。同時にですね、なぜこの調書のなか
にやはり市民参加型と言われながらですね、その他で収まっているのか、そのことについて
お伺いしたいと思います。
○議長(中田悦生君)
執行部の答弁を求めます。
市長公室長。
○市長公室長(中田裕三君)
「ささゆり熊野市民債」につきまして、ご説明申し上げます。
この「ささゆり熊野市民債」につきましては、平成15年度をはじめとして、これまで3回
発行いたしております。第1回目の平成15年度は山崎不燃物処理場に建設しました資源化ス
トックヤードの整備事業に充当するため、利率0.59%で 3,190万円発行しております。
そして2回目の平成16年度は木本小学校トイレ改修事業や、有馬小学校プール改修事業な
ど、4事業に充当するため利率0.69%で 3,280万円を発行いたしております。
そして第3回目の平成17年度は市民会館の耐震補強改修事業に充当するため、利率1.07%
で 3,500万円を発行いたしております。これまでの3年間で 9,970万円を発行しております。
これまで申込みをされた市民の皆様の年齢層につきましては、やはり60歳以上の方が68%
となっておりまして、平均年齢も61歳となっております。
4回目となります平成18年度は、市庁舎耐震補強事業に充当するため、5月に 4,000万円
を発行する予定となっております。なお、この平成18年度の利率の設定についてでございま
すが、3月8日に行われました5年利付き国債の入札結果 1.1%となっておりますが、これ
にあわせ決定したいと考えております。
それとですね、調書におきましてその他になっておる理由については、ちょっと私そのへ
んの具体的なあれはちょっとご存じ申し上げませんので、すみませんけど、よろしくご理解
お願いいたします。
それとですねもう1つ、先ほどに戻りますが、民間資金と政府資金の相違点でございます。
これは17年度の資料しかございませんが、やはり政府資金はですね10年償還、15年償還、20
年償還とありまして、各々10年償還では利率が 1.7%、15年では 1.9%、20年では 2.1%と
なっております。そして縁故債の方でございますが、15年償還で1.35%とかようになってお
ります。以上でございます。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
わかりました。わからないところはいいです。公室長ね。またあとで
聞きますけども、償還時期なんですけど、その償還を迎えた「ささゆり債」についてですね、
どういう財源でそれを発行して、そして買って、一応ね「ささゆり債」を今お持ちの方にで
すね、どういう形で財源でそこへお渡しするのか、その償還満期を迎えた人ですね、その振
り分けについてちょっとお尋ねしたいですけど、わかりますか。
○議長(中田悦生君)
市長公室長。
○市長公室長(中田裕三君)
これ確か私の記憶ではですね、5年間市の方で預かると、証券
にしましてね。そして5年後に利率を付けて返済するというふうに伺っております。
○議長(中田悦生君)
市長。
○市長(河上敢二君)
利率は毎年ですね、指定された口座に振り込むことを原則としており
ます。元金を5年後にお返しするということでございます。
○議長(中田悦生君)
以上をもちまして、通告による議案第24号に関する質疑は終了いたし
ました。
これにて議案第24号の質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第34
疑
議案第25号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第35
疑
議案第26号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第36
疑
議案第27号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第37
疑
議案第28号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第38
疑
議案第29号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第39
疑
議案第30号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第40
疑
議案第31号を議題とし、質疑に入りますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
各常任委員会への付託
○議長(中田悦生君)
ただいま議題となっております、議案第1号、議案第2号、議案第3
号、議案第4号、議案第5号、議案第6号、議案第7号、議案第8号、議案第14号、議案第2
0号、議案第22号は、総務財政常任委員会に。
議案第9号、議案第10号、議案第11号、議案第16号、議案第17号、議案第18号、議案第19
号、議案第23号、議案第25号、議案第26号、議案第27号、議案第29号、議案第33号、議案第3
4号、議案第36号は、教育民生常任委員会に。
議案第12号、議案第13号、議案第15号、議案第21号、議案第28号、議案第30号、議案第31
号、議案第35号、議案第37号、議案第38号は、産業建設常任委員会に。
議案第24号及び議案第32号は、各所管の常任委員会に。
お手元に配付しております議案付託表のとおり、それぞれ付託いたします。
議案の上程(報告第1号~報告第4号)
質
○議長(中田悦生君)
日程第41
疑
報告第1号を議題とし、質疑を行います。
質疑の通告がありますので、これを許可します。
平成19年度熊野市土地開発公社収入支出予算・資金計画書第4条借入金について。
9番
山本良正君。
○9番(山本良正君)
発言事項は省略させていただきます。
それでですね、土地開発公社の借り入れ限度額について7億円ということです。その理由
と、また借り入れ方法、手形借入れになっております。どういうような形で手形を発行する
のか、そして発行人はだれなのか、また借入先について市中銀行、信用銀行、農業協同組合
ということですが、主に今までどの銀行を利用していたのか、また利率についてですね 1.
7%以内ということを、このようにここで書いていますがですね、今、公定歩合の引き上げに
よってですね、利率変動がこれから著しくなると思います。このことも踏まえてですね、今
回報告事項のなかでですね、当初予算と一緒に載せてきた理由について、市長公室長にお聞
きしたいと思います。
○議長(中田悦生君)
執行部の答弁を求めます。
市長公室長。
○市長公室長(中田裕三君)
ご説明いたします。
まず7億円の借り入れ限度額につきましては、昭和56年度に6億円を超えるいくつかの大
規模な事業を行った際に設定されたものでありまして、以降、公社において同規模の事業が
行われておりませんが、不測の事態に備えて過去の事業実績から7億円の設定を継続してい
るものでございます。
また借り入れ方法につきましては、手形借り入れにより行います。その際にはですね、借
り入れ先金融機関に対し、市を連帯保証人とする保証約定書を提出いたしております。借り
入れ先につきましては資金借り入れ時に通常市内の銀行、信用金庫、農業協同組合等に対し、
照会を行い、利率、借り入れ方法等、総合的に判断して決定することといたしております。
なお、借り入れ利率でございますが、ここ3年間は 1.5%に設定をいたしておりましたが、
市中銀行の金利の上昇傾向を勘案し、 1.7%と設定いたしております。この利率の決定の際
にですね、ある金融機関に照会したところ、今後はさらに上昇した場合においても当面、こ
れは本年度の10月末までということなんですが、 1.7%以内での借り入れが可能であるとの
説明を聞いております。
それとですね、もしそれ以後の借り入れになって、そして利率が上がった際にはですね、
事業計画の変更というものを理事会の方に提出いたしたいと、かように考えております。
○議長(中田悦生君)
9番。
○9番(山本良正君)
ありがとうございます。
土地開発公社の職員というプロパーは今存在しませんよね。
それでですね、今どういう方がこの土地開発公社の経理とか含めてですね、いろいろな何
というのですか、運営方法どのようにしているのかと。
それと同時にですね、いわゆる手形のサイトなどは額によって違うと思うんですよ。その
サイトについて大体何日のもんか、大体どんなものでしょうか、市長公室長、お伺いしたい
と思います。
○議長(中田悦生君)
市長公室長。
○市長公室長(中田裕三君)
まず、今の事務形態でございますが、一応土地開発公社の理事
長としましては、市の収入役が就任されておりまして、そして副理事長には総務課長、そし
て常務には私、そして事務局としましては市長公室の企画係が担当いたしております。
○議長(中田悦生君)
以上をもちまして、通告による報告第1号に関する質疑は終了しまし
た。
これにて報告第1号の質疑を終結いたします。
本件は報告事項のため、これをもって終わります。
質
○議長(中田悦生君)
日程第42
疑
報告第2号を議題とし、質疑を行いますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件は報告事項のため、これをもって終わります。
質
○議長(中田悦生君)
日程第43
疑
報告第3号を議題とし、質疑を行いますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件は報告事項のため、これをもって終わります。
質
○議長(中田悦生君)
日程第44
疑
報告第4号を議題とし、質疑を行いますが、ただいまのと
ころ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件は報告事項のため、これをもって終わります。
議案の上程(議員提出議案第1号・第2号)
○議長(中田悦生君)
日程第45
る規則案」及び日程第46
議員提出議案第1号「熊野市議会会議規則の一部を改正す
議員提出議案第2号「熊野市議会委員会条例の一部を改正する条
例案」を一括議題といたします。
質
○議長(中田悦生君)
日程第45
疑
議員提出議案第1号を議題とし、質疑を行いますが、ただ
いまのところ質疑の通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
日程第46
議員提出議案第2号を議題とし、質疑を行いますが、ただいまのところ質疑の
通告はありません。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
委員会付託の省略
○議長(中田悦生君)
お諮りをいたします。
ただいま議題となっております、議員提出議案第1号「熊野市議会会議規則の一部を改正
する規則案」及び議員提出議案第2号「熊野市議会委員会条例の一部を改正する条例案」は、
会議規則第36条第2項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思いますが、これ
にご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議員提出議案第1号及び議員提出議案第2号については、委員会への付託を省略
することに決しました。
討
論
○議長(中田悦生君)
日程第45
議員提出議案第1号「熊野市議会会議規則の一部を改正す
る規則案」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議員提出議案第1号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第46
論
議員提出議案第2号「熊野市議会委員会条例の一部を改正
する条例案」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議員提出議案第2号は、原案のとおり可決されました。
三重県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙
○議長(中田悦生君)
日程第47
三重県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。
この選挙は三重県後期高齢者医療広域連合規約第8条の規定により、市長または議員のう
ちから1名を選出するものであります。
お諮りいたします。
選挙の方法は、地方自治法第 118条第2項の規定により、指名推薦によりたいと思います
が、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は指名推薦によることに決しました。
お諮りいたします。
指名の方法は、議長において指名することにいたしたいと思いますが、これにご異議ござ
いませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議長において指名することに決しました。
三重県後期高齢者医療広域連合議会議員に、
市長
河上敢二君を指名いたします。
お諮りをいたします。
ただいま議長において指名いたしました市長
河上敢二君を、三重県後期高齢者医療広域
連合議会議員選挙の当選人と定めることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、ただいま議長において指名いたしました市長
河上敢二君を、三重県後期高齢者
医療広域連合議会議員に当選されました。
市長
河上敢二君が議場におられますので、本席から会議規則第31条第2項の規定により、
三重県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙の当選人である旨を告知します。
市長。
○市長(河上敢二君)
ただいま全会一致をもって、三重県後期高齢者広域連合議会議員の議
員として選んでいただいたところでございます。熊野市を代表して、この後期高齢者医療制
度が適正に運営されるようにその務めをしっかりと果たしてまいりたいと思っているところ
でございまして、今後とも皆様方のご理解、ご協力をよろしくお願いを申し上げます。
請願の委員会付託について
○議長(中田悦生君)
日程第48
請願の委員会付託について。
今期定例会において受理しました請願は1件であります。
本件につきましては、お手元に配付いたしております請願文書表のとおり、所管の常任委
員会へ付託いたしたいと思いますので、報告いたします。
散
○議長(中田悦生君)
会
以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。
お諮りいたします。
16日から19日まで、委員会審査のため、休会といたしたいと思いますが、これにご異議ご
ざいませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、16日から19日まで休会とすることに決しました。
20日は、午前9時から会議を開き、委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論、採決等
を行います。
時間励行でご参集願います。
本日は、これにて散会いたします。
ご苦労様でした。
午後
1時
57分
散会
地方自治法第 123条第2項の規定により下記に署名する。
熊野市議会議長
署 名 議 員
署 名 議 員
署 名 議 員
平成19年(2007年)熊野市3月定例会会議録
( 第 5 号 )
平成19年3月20日(火曜日)
平成19年(2007年)熊野市3月定例会会議録
平成19年3月20日(火曜日)
第
5
招集年月日
平成19年3月5日(月)
招集の場所
熊野市本庁舎議会議場
開
平成19年3月20日(火)午前
議
号
9時
00分
応招議員
1番
濱
重
明
君
2番
和
田
いく子
さん
3番
増
田
幸
美
君
4番
山
田
実
君
5番
下
田
克
彦
君
6番
岩
本
育
久
君
7番
大
西
三
春
さん
8番
樋
口
雄
史
君
9番
山
本
良
正
君
10番
山
本
洋
信
君
11番
中
田
悦
生
君
12番
前
地
林
君
13番
前
田
桂之助
君
14番
松
山
秀
夫
君
15番
清
水
純
一
君
16番
上
嶋
治
之
君
17番
今
西
春
由
君
18番
堀
力
君
不応招議員
な
し
地方自治法第 121条の規定により説明の為議会に出席した者の職氏名
市
長
河上
敢二君
特
役
山川
勝君
消
長
中田
裕三君
総
総務課防災対策監
松下
税
長
与
下川
勝三君
長
植中
稔雄君
長
浜田
秀人君
任克君
市 民 保 険 課 長
山本
達由君
和田
仁君
健康・長寿課長
城
六男君
環 境 対 策 課 長
森本
明君
農 業 振 興 課 長
土口
直洋君
林 業 振 興 課 長
島田
克史君
水産・商工振興課長
山門
正昇君
観光スポーツ交流課長
奥田
博典君
建
長
福田
惠優君
地 域 総 合 課 長
星山
政文君
地 域 振 興 課 長
向山
兼司君
福 祉 事 務 所 長
岡部
忠澄君
会
長
柳本
秀和君
水
長
鈴木
衛君
教
長
杉松
道之君
選挙管理委員会
書
記
長
浜田
秀人君
農 業 委 員
事
務
局
会
長
西塚
紀生君
監査委員事務局長
原田
葉子さん
岡本
憲明君
次
長
西岡
久典君
山口
耕作君
庶
長
大谷
健君
収
入
市 長 公 室
務
道
課
課
別
参
防
務
課
設
課
計
課
育
職務の為出席者
事
務
局
長
議 事 係 長
務
係
議員提出の議案名
議員提出議案第3号
医師不足を解消し、安心できる地域医療体制の確保を求める意見
書案
議事日程
日程第1
会議録署名議員の指名
[委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論、採決]
日程第2
議案第1号
熊野市副市長定数条例案
日程第3
議案第2号
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に
関する条例案
日程第4
議案第3号
熊野市組織条例の一部を改正する条例案
日程第5
議案第4号
熊野市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する
条例の一部を改正する条例案
日程第6
議案第5号
熊野市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害見舞金支給に関
する条例の一部を改正する条例案
日程第7
議案第6号
熊野市職員の公務災害見舞金支給に関する条例の一部を改正する
条例案
日程第8
議案第7号
熊野市職務執行者の給与及び旅費に関する条例を廃止する条例案
日程第9
議案第8号
熊野市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案
日程第10
議案第9号
熊野市高齢者生活福祉センター居住事業実施に関する条例の一部
を改正する条例案
日程第11
議案第10号
熊野市火葬場条例の一部を改正する条例案
日程第12
議案第11号
熊野市ごみポイ捨て防止条例の一部を改正する条例案
日程第13
議案第12号
熊野市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例案
日程第14
議案第13号
熊野市紀和地区水道事業の設置に関する条例の一部を改正する条
例案
日程第15
議案第14号
熊野市指定金融機関の指定について
日程第16
議案第15号
市道の路線認定について
日程第17
議案第16号
紀南社会福祉施設組合規約の変更に関する協議について
日程第18
議案第17号
紀南病院組合規約の変更に関する協議について
日程第19
議案第18号
南牟婁清掃施設組合規約の変更に関する協議について
日程第20
議案第19号
紀南特別養護老人ホーム組合規約の変更に関する協議について
日程第21
議案第20号
三重県自治会館組合規約の変更に関する協議について
日程第22
議案第21号
東紀州農業共済事務組合規約の変更に関する協議について
日程第23
議案第22号
三重県地方税管理回収機構規約の変更に関する協議について
日程第24
議案第23号
紀南介護保険広域連合規約の変更に関する協議について
日程第25
議案第24号
平成19年度熊野市一般会計予算について
日程第26
議案第25号
平成19年度熊野市国民健康保険事業特別会計予算について
日程第27
議案第26号
平成19年度熊野市老人保健事業特別会計予算について
日程第28
議案第27号
平成19年度熊野市青年の家事業特別会計予算について
日程第29
議案第28号
平成19年度熊野市市有林整備事業特別会計予算について
日程第30
議案第29号
平成19年度熊野市紀和診療所事業特別会計予算について
日程第31
議案第30号
平成19年度熊野市紀和地区水道事業特別会計予算について
日程第32
議案第31号
平成19年度熊野市水道事業会計予算について
日程第33
議案第32号
平成18年度熊野市一般会計補正予算(第6号)について
日程第34
議案第33号
平成18年度熊野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
について
日程第35
議案第34号
平成18年度熊野市老人保健事業特別会計補正予算(第4号)につ
いて
日程第36
議案第35号
平成18年度熊野市市有林整備事業特別会計補正予算(第1号)に
ついて
日程第37
議案第36号
平成18年度熊野市紀和診療所事業特別会計補正予算(第2号)に
ついて
日程第38
議案第37号
平成18年度熊野市紀和地区水道事業特別会計補正予算(第1号)
について
日程第39
議案第38号
平成18年度熊野市水道事業会計補正予算(第2号)について
日程第40
請願平成19年第1号
透析患者への通院費用の特別支援の請願
[提案理由、質疑、討論、採決]
日程第41
議員提出議案第3号
医師不足を解消し、安心できる地域医療体制の確保を求
める意見書案
午前
○議長(中田悦生君)
9時00分
開議
おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開き
ます。
議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
本日、議員提出議案1件が追加提出されましたので、議題といたします。
会議録署名議員の指名
○議長(中田悦生君)
日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。
今期定例会の会議録署名議員のうち、16番上嶋治之君が、3月15日、本会議を早退いたし
ましたので、同日の会議録署名議員として17番
今西春由君を追加指名いたします。
議案の上程(議案1号~請願第1号)
○議長(中田悦生君)
日程第2
議案第1号
熊野市副市長定数条例案から、日程第40
請
願平成19年第1号「透析患者への通院費用の特別支援の請願」まで、以上39件を一括議題と
いたします。
各 常 任 委 員 長 報 告
○議長(中田悦生君)
本件については各委員会へ審査付託となっておりましたので、この際、
各委員長の報告を求めます。
まず、総務財政常任委員長の報告を求めます。
12番。
(総務財政常任委員長
○総務財政常任委員長(前地
林君)
前地
林君
登壇)
総務財政常任委員会に付託された議案につきまして、
審査の経過及び結果をご報告申し上げます。
去る3月16日、委員会を開催し、関係課職員の出席を求め、慎重審査の結果、
議案第1号
熊野市副市長定数条例案
議案第2号
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例
案
議案第3号
熊野市組織条例の一部を改正する条例案
議案第4号
熊野市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部
を改正する条例案
議案第5号
熊野市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害見舞金支給に関する条例の
一部を改正する条例案
議案第6号
熊野市職員の公務災害見舞金支給に関する条例の一部を改正する条例案
議案第7号
熊野市職務執行者の給与及び旅費に関する条例を廃止する条例案
議案第8号
熊野市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案
議案第14号
熊野市指定金融機関の指定について
議案第20号
三重県自治会館組合規約の変更に関する協議について
議案第22号
三重県地方税管理回収機構規約の変更に関する協議について
議案第24号
平成19年度熊野市一般会計予算第1条第1表歳入全般、歳出のうち款1議会
費、款2総務費(第1項総務管理費のうち目10交通災害共済受託事業費、目
12諸費、項3戸籍住民基本台帳費を除く)、款8消防費、款11公債費、款12
予備費、第2条第2表債務負担行為(総務課、税務課分)第3条第3表地方
債、第4条一時借入金、第5条歳出予算の流用
議案第32号
平成18年度熊野市一般会計補正予算(第6号)第1条第1表歳入全般、歳出
のうち、 款2総務費、款8消防費、第2条第2表繰越明許費補正(款2総務
費)、 第3条第3表債務負担行為の補正(総務課、市長公室、選挙管理委員
会関係分)、第4条第4表地方債補正
につきまして、全会一致をもって原案を可とすることに決しました。
ご賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(中田悦生君)
次に、教育民生常任委員長の報告を求めます。
13番。
(教育民生常任委員長
○教育民生常任委員長(前田桂之助君)
前田桂之助君
登壇)
教育民生常任委員会に付託されました議案につき、
審査の経過及び結果をご報告申し上げます。
去る3月16日に委員会を開催し、全委員出席のもと、関係課職員の出席を求め、慎重審査
した結果、
議案第9号
熊野市高齢者生活福祉センター居住事業実施に関する条例の一部を改正する
条例案
議案第10号
熊野市火葬場条例の一部を改正する条例案
議案第11号
熊野市ごみポイ捨て防止条例の一部を改正する条例案
議案第16号
紀南社会福祉施設組合規約の変更に関する協議について
議案第17号
紀南病院組合規約の変更に関する協議について
議案第18号
南牟婁清掃施設組合規約の変更に関する協議について
議案第19号
紀南特別養護老人ホーム組合規約の変更に関する協議について
議案第23号
紀南介護保険広域連合規約の変更に関する協議について
議案第24号
平成19年度熊野市一般会計予算第1条第1表歳出のうち、款2総務費(項1
総務管理費のうち目10交通災害共済受託事業費、目12諸費、項3戸籍住民基
本台帳費)、款3民生費、款4衛生費、款9教育費、第2条第2表債務負担
行為(環境対策課、教育委員会分)
議案第25号
平成19年度熊野市国民健康保険事業特別会計予算について
議案第26号
平成19年度熊野市老人保健事業特別会計予算について
議案第27号
平成19年度熊野市青年の家事業特別会計予算について
議案第29号
平成19年度熊野市紀和診療所事業特別会計予算について
議案第32号
平成18年度熊野市一般会計補正予算(第6号)第1条第1表歳出のうち款3
民生費、款4衛生費、款9教育費、第2条第2表繰越明許費補正(款9教育
費)、第3条第3表債務負担行為補正(福祉事務所関係分)
議案第33号
平成18年度熊野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について
議案第34号
平成18年度熊野市老人保健事業特別会計補正予算(第4号)について
議案第36号
平成18年度熊野市紀和診療所事業特別会計補正予算(第2号)について
につきましては、全会一致をもって原案を可とすることに決しました。
また、請願平成19年第1号
透析患者への通院費用の特別支給の請願につきましては、全
会一致をもってこれを採択することに決し、採択しました請願につきましては、執行官に送
付し、その処理の経過と結果の報告を請求することに決しました。
以上、ご賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます
○議長(中田悦生君)
次に、産業建設常任委員長の報告を求めます。
18番。
(産業建設常任委員長
○産業建設常任委員長(堀
力君)
堀
力君
登壇)
それでは産業建設常任委員会に付託されました議案につ
いて、審査の経過及び結果をご報告申し上げます。
去る3月15日と16日の2日間にわたり委員会を開催し、関係課職員の出席をもとめ、慎重
審査の結果。
議案第12号
熊野市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例案
議案第13号
熊野市紀和地区水道事業の設置に関する条例の一部を改正する条例案
議案第15号
市道の路線認定について
議案第21号
東紀州農業共済事務組合規約の変更に関する協議について
議案第24号
平成19年度熊野市一般会計予算第1条第1表歳出のうち、款5農林水産業費、
款6商工費、款7土木費、款10災害復旧費
議案第28号
平成19年度熊野市市有林整備事業特別会計予算について
議案第30号
平成19年度熊野市紀和地区水道事業特別会計予算について
議案第31号
平成19年度熊野市水道事業会計予算について
議案第32号
平成18年度熊野市一般会計補正予算(第6号)第1条第1表歳出のうち、款
5農林水産業費、款6商工費、款7土木費、款10災害復旧費、第2条第2表
繰越明許費補正(款5農林水産業費、款7土木費、款10災害復旧費)
議案第35号
平成18年度熊野市市有林整備事業特別会計補正予算(第1号)について
議案第37号
平成18年度熊野市紀和地区水道事業特別会計補正予算(第1号)について
議案第38号
平成18年度熊野市水道事業会計補正予算(第2号)について
につきましては、全会一致をもって原案を可とすることに決しました。
以上、ご賛同賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
委員長報告に対する質疑
○議長(中田悦生君)
これより、ただいまの各委員長の報告に対する質疑に入ります。
まず、総務財政常任委員長の報告に対する質疑はありませいか。
(「な
○議長(中田悦生君)
次に、教育民生常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
(「な
○議長(中田悦生君)
し」と呼ぶ者あり)
次に、産業建設常任委員長の報告に対する質疑はありませんか。
(「な
○議長(中田悦生君)
し」と呼ぶ者あり)
し」と呼ぶ者あり)
これにて各委員長の報告に対する質疑を終結いたします。
討
○議長(中田悦生君)
日程第2
論
議案第1号「熊野市副市長定数条例案」を議題し、討論を
行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第1号は、原案のとおり可決されました。
討
論
○議長(中田悦生君)
日程第3
議案第2号「地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴
う関係条例の整備に関する条例案」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通
告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第2号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第4
論
議案第3号「熊野市組織条例の一部を改正する条例案」を
議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第3号は、原案のとおり可決されました。
討
論
○議長(中田悦生君)
日程第5
議案第4号「熊野市議会の議員その他非常勤の職員の公務
災害補償等に関する条例の一部を改正する条例案」を議題とし、討論を行いますが、本案に
対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第4号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第6
論
議案第5号「熊野市議会の議員その他非常勤の職員の公務
災害見舞金支給に関する条例の一部を改正する条例案」を議題とし、討論を行いますが、本
案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第5号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第7
論
議案第6号「熊野市職員の公務災害見舞金支給に関する条
例の一部を改正する条例案」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はあ
りません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第6号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第8
論
議案第7号「熊野市職務執行者の給与及び旅費に関する条
例を廃止する条例案」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありませ
ん。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第7号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第9
論
議案第8号「熊野市職員の給与に関する条例の一部を改正
する条例案」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第8号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第10
論
議案第9号「熊野市高齢者生活福祉センター居住事業実施
に関する条例の一部を改正する条例案」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論
の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第9号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第11
論
議案第10号「熊野市火葬場条例の一部を改正する条例案」
を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第10号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第12
論
議案第11号「熊野市ごみポイ捨て防止条例の一部を改正す
る条例案」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第11号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第13
論
議案第12号「熊野市道路占用料徴収条例の一部を改正する
条例案」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第12号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第14
論
議案第13号「熊野市紀和地区水道事業の設置に関する条例
の一部を改正する条例案」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はあり
ません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
決
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第13号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第15
論
議案第14号「熊野市指定金融機関の指定について」を議題
とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第14号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第16
論
議案第15号「市道の路線認定について」を議題とし、討論
を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
決
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第15号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第17
論
議案第16号「紀南社会福祉施設組合規約の変更に関する協
議について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第16号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第18
論
議案第17号「紀南病院組合規約の変更に関する協議につい
て」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
決
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第17号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第19
論
議案第18号「南牟婁清掃施設組合規約の変更に関する協議
について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第18号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第20
論
議案第19号「紀南特別養護老人ホーム組合規約の変更に関
する協議について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
決
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第19号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第21
論
議案第20号「三重県自治会館組合規約の変更に関する協議
について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第20号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第22
論
議案第21号「東紀州農業共済事務組合規約の変更に関する
協議について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
決
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第21号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第23
論
議案第22号「三重県地方税管理回収機構規約の変更に関す
る協議について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第22号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第24
論
議案第23号「紀南介護保険広域連合規約の変更に関する協
議について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
決
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第23号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第25
論
議案第24号「平成19年度熊野市一般会計予算について」を
議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第24号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第26
論
議案第25号「平成19年度熊野市国民健康保険事業特別会計
予算について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
決
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第25号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第27
論
議案第26号「平成19年度熊野市老人保健事業特別会計予算
について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第26号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第28
論
議案第27号「平成19年度熊野市青年の家事業特別会計予算
について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
決
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第27号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第29
論
議案第28号「平成19年度熊野市市有林整備事業特別会計予
算について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第28号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第30
論
議案第29号「平成19年度熊野市紀和診療所事業特別会計予
算について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
決
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第29号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第31
論
議案第30号「平成19年度熊野市紀和地区水道事業特別会計
予算について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第30号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第32
論
議案第31号「平成19年度熊野市水道事業会計予算につい
て」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
決
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第31号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第33
論
議案第32号「平成18年度熊野市一般会計補正予算(第6
号)について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第32号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第34
論
議案第33号「平成18年度熊野市国民健康保険事業特別会計
補正予算(第3号)について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告は
ありません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
これより採決いたします。
決
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第33号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第35
論
議案第34号「平成18年度熊野市老人保健険事業特別会計補
正予算(第4号)について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はあ
りません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第34号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第36
論
議案第35号「平成18年度熊野市市有林整備事業特別会計補
正予算(第1号)について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はあ
りません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
決
○議長(中田悦生君)
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第35号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第37
論
議案第36号「平成18年度熊野市紀和診療所事業特別会計補
正予算(第2号)について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はあ
りません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第36号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第38
論
議案第37号「平成18年度熊野市紀和地区水道事業特別会計
補正予算(第1号)について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告は
あません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第37号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第39
論
議案第38号「平成18年度熊野市水道事業会計補正予算(第
2号)について」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はあません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第38号は、原案のとおり可決されました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第40
論
請願平成19年第1号「透析患者への通院費用の特別支援の
請願」を議題とし、討論を行いますが、本案に対する討論の通告はあません。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は採択であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
よって、請願平成19年第1号は、採択することに決しました。
ただいま採択されました請願は、執行機関に送付し、その処理の経過及び結果の報告を請
求することにいたします。
議案の上程(議員提出議案第3号)
○議長(中田悦生君)
日程第41
議員提出議案第3号「医師不足を解消し、安心できる地域
医療体制の確保を求める意見書案」を議題といたします。
提出者の説明を求めます。
5番。
(5番
○5番(下田克彦君)
下田克彦君
議員提出議案第3号
登壇)
医師不足を解消し、安心できる地域医療の体制
の確保を求める意見書案につきまして、提案理由を申し上げます。
近年、全国的に、医師不足が問題となっておりますが、特に産婦人科や小児科医の不足が
深刻な問題となっておりますし、当地域におきましてもすべての科が不足になってもおかし
くない状況下にあります。
医師不足の大きな背景といたしましては、2004年度から義務化されました臨床研修制度、
医師の偏在、公的病院での過酷な勤務等があげられております。医師の総数は増加をしてお
りますが、地域にバラツキがあり偏在をしております。ちなみに人口10万人当たりの医師数
では東京都が 264.2人で、最も少ない埼玉県は 129.2人であり、2倍以上の開きがございま
す。全国平均は 101人です。ちなみに三重県も全国平均を下回っております。
また、産婦人科が特に不足をしており、2006年6月に日本産科婦人科学会が発表した全国
調査結果では 8,000人とのことでした。この地域におきましてもご存じのように本年4月に
常勤医の神経外科と脳神経外科が不在になるとの報道がされております。さらには医師引き
揚げに伴う収益の減も大変に心配をするところであります。
三重県におきましてはドクタープール制度や就学資金制度や、さらには県南部の病院に医
師を派遣してもらうのを目的に、三重大医学部に寄附口座の設置というふうに対策は講じら
れてきておりますが、さらに総合的な地域医療の再構築に向けての施策を講じていただくた
め、先の事項について要望いたします。
記
1.地域医療の再構築に向けて、総合的なビジョンを早急に策定すること。
2.救急医療体制の整備・維持、周産期医療体制の整備・維持のための支援策の拡充を図る
こと。
3.小児科医療等の医師不足が指摘される科目の診療報酬の抜本的な見直しを図ること。
4.医師需給見直しの策定においては、医師不足が指摘されている診療科目に一定の目標を
設定すること。
5.公的病院の診療体制の強化を図るため集約化への取り組みの支援策を拡充すること、ま
た中核病院と地域医療機関との連携を強化するための対策を講じること。
6.臨床研修制度のあり方について検討を行い、前期・後期臨床研修において、地域医療へ
の従事が適切に確保できるよう取り組みを進めること。
7.医科系大学の定員における地元出身者への入学枠の拡大を図るとともに、奨学金制度の
充実など出身先病院への定着を進めるための施策の充実を図ること。
8.院内保育の確保や、女性医師バンクの充実など女性医師の仕事と生活の両立を図るため
の支援策を充実すること。
9.看護師、助産師の不足に対して積極的な対策を講じること。
10.小児救急の電話相談事業の充実のための対策を講じること。
11.出産・分娩に係る無過失補償制度の早期の創設を図ること。
以上でございます。
よろしくご審議のうえ、ご賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
質
○議長(中田悦生君)
これより質疑に入ります。
(「な
○議長(中田悦生君)
疑
し」と呼ぶ者あり)
これにて質疑を終結いたします。
委員会への付託の省略について
○議長(中田悦生君)
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第3号につきましては、会議規則第36条第2
項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ありません
か。
(「な
○議長(中田悦生君)
し」と呼ぶ者あり)
ご異議なしと認めます。
よって、議員提出議案第3号は、委員会への付託を省略することに決しました。
討
○議長(中田悦生君)
日程第41
論
議員提出議案第3号「医師不足を解消し、安心できる地域
医療体制の確保を求める意見書案」を議題とし、討論を行います。
(「な
○議長(中田悦生君)
し」と呼ぶ者あり)
これにて討論を終結いたします。
採
○議長(中田悦生君)
決
これより採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中田悦生君)
ご異議なしと認めます。
議員提出議案第3号は、原案のとおり可決されました。
職員退職者へのお礼のあいさつ
○議長(中田悦生君)
高い席からではございますが、甚だ僣越ではありますが、本年3月31
日をもって退職されます浜田総務課長兼選挙管理委員会書記長、植中消防長、福田建設課長、
北野消防本部次長、以上4名の主管長の方々に対しまして、一言お礼のご挨拶を申し上げま
す。
長年にわたり市の行政の第一線でご活躍され、熊野市政の発展に寄与されましたご労苦に
対しまして心より敬意を表し、厚くお礼を申し上げるところでございます。今後は健康に十
分ご留意いただきまして、今まで培われた豊富な経験を生かし、市民としての立場から熊野
市政の発展に対しまして、より一層のご支援賜りますようお願いを申し上げまして、甚だ簡
単ではございますが、新たな人生の門出を迎えられる4人の方々に対しまして、議会を代表
してはなむけの言葉とさせていただきます。
本当に長い間ご苦労様でございました。
閉
○議長(中田悦生君)
会
以上をもちまして、平成19年3月熊野市議会定例会を閉会いたします。
ご苦労様でした。
午前
9時
50分
閉会
地方自治法第 123条第2項の規定により下記に署名する。
熊野市議会議長
署 名 議 員
署 名 議 員
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