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ITU-T SG13中間会合(ジュネーブ)報告
◉会合報告 TTC Report 2013. October Vol.28/No.3 会合報告 ITU-T SG13中間会合(ジュネーブ)報告 日本電信電話株式会社 後藤 良則 1.全体概要 総数は一致しないが、中国の寄書が圧倒的で90件、 2013年6月17日~28日にスイス・ジュネーブで それに続いて韓国が50件強である。中国と韓国はい ITU-T SG13の中間会合が開催された。本会合は14 づれも多数の寄書を入力しているが、少し詳細に見て カ国32機関から91名の参加があり、SG13が所掌 みると中国はChina Telecomを筆頭に各社がバラン するNGN進化系、IMT、クラウド、将来網など様々 スよく分布しているのに対し、韓国は大半がETRIで なテーマが議論された。最終日に各WPのプレナリ会 ある。産業界と政府系とのバランスという点で対照的 合が開催され、5件の勧告案が合意され、1件の補足 な分布になっている。 文書が承認された。SG13の各課題は表1を、完成し た文書については表2を参照されたい。 寄書の技術分野別の分類を調べてみた。個々の寄書 の技術分野への割振りは多少筆者の主観が入ること にご留意いただきたい。寄書件数で最大の分野はク 2.全体的事項 ラウドで40件近い寄書を集めている。FG-cloud終 2. 1 参加者、寄書の分布 結後1年以上になるが、引き続き高い関心を集めてい 本会合(ラポータ会合とWP会合)の参加者は14ヵ る。IoTは30件強で今回IoT-GSIを併催していること 国32機関から91名であった。参加者の国別分布をみ もあって、多数の寄書を集めている。DPIは18件で ると中国、韓国が25人程度と引き続きアジア中心の ある。DPIは要求条件勧告(Y.2770)の承認が紛糾 傾向が続いている。米国は5名であるが今回は米国が しWTSAにまで持ち込まれたやや政治色の強いテー 中心の課題8(セキュリティ)が開催されていないこ マであるが、技術的な検討は着々と進んでいることが とに留意する必要がある。欧州の参加は一見少ないよ うかがえる。新たなネットワークのビジョンとして うに見えるがEU諸国とスイスを合計すると12名で NGNの進化形であり中国が推進するNICE、韓国が中 中国、韓国、日本に次いで第4位の勢力となる。 心に推進しているSUN、日本が中心になって作成し 参加者の所属機関別の分布の分析を行ってみた。基 たY.3001をベースとした将来網(FN)がそれぞれ 本的にMember Stateとしての登録者は政府関係、 あるが、いづれも寄書件数では10件前後である。ま Sector Memberでの登録者は各社の状況に応じてベ た、これらと並んでu-learningなど新分野を開拓する ンダ、キャリアと分類した。Academic Memberは 活動もありこれも10件程度の寄書を集めている。 大学だが、Member Stateの登録者の中には大学か かつてNGNの標準化が最盛期の時はNGN一色で らの参加者(KAISTなど)も含まれるので、これら あったが、寄書の分布状況からテーマの多様化が進ん も大学関係とした。なお、韓国のETRI、日本のNICT でいることがうかがえ、SG13の運営もこのことを はSector Memberだが、それぞれ政府系の研究機関 念頭に考えなければならない。 であるので政府系参加者に含めてある。分布をみてみ ると政府関係が最大の勢力であるが、キャリア、ベン 2. 2 IoT-GSI ダもそれぞれこれに匹敵する勢力があり、大学関係も 今回のSG13中間係合はIoT-GSIとのコロケ開催と 1割程度の勢力がある。それぞれ標準化活動への参加 なった。IoT-GSIはIoTに関する課題が一堂に会する の動機が異なるが、このようにさまざまな顔ぶれのメ 合同ラポータ会合で2011年から活動している。今回 ンバーが独自の視点で議論をするところがITUらしい は8回目の会合である。IoTに関係する課題はSG11, 特色の一つと言えるだろう。 13,16,17などにあるが、今回は表3にあるよう 寄書の国別分布を見てみよう。寄書の総数は172 件(すべてラポータ会合の寄書)である。連名寄書(連 にSG13,16の課題が参加した。各勧告の詳細につ いては3.1.2節を参考にされたい。 名の各社の寄書として集計)があるため分布の合計と 27 ◉会合報告 TTC Report 2013. October Vol.28/No.3 3.各WP審議結果 クラウド(Y.ccic)に関してはNTT寄書により作業 3. 1 WP1: NGN-eとIMT が進捗し、次回のSG13会合で完成する見込みであ 3. 1. 1 NICEに関する議論 る。用語についてはJTC1とのCT-CCVOCABに寄書 NICEは中国が提唱するNGNの進化形である。コン を送付し、引き続き作業することになっている。 テキストの活用、コンテンツ毎の伝送制御などの特 ETRI、China Telecomな ど か らBigDataに 関 す 徴をもっている。本会合では要求条件文書(Y.NICE- る勧告化作業開始の提案があり、勧告案Y.BigData- reqts)を完成させ、WP会合で合意させることができ reqtsの作業を開始することが合意された。本会合の た。SDNを活用したsoftware defined NICEに関す 出力文書はまだスケルトンの段階であるが、クラウド る作業(Y.S-NICE-reqts)も進捗したが、要求条件 ベースのbigdataの概要、要求条件、能力などが記述 の中には課題14でのSDNの検討に貢献できるものも される見込みである。 あり、合同会合を開催し連携の方向性を確認した。 3. 2. 2 共通能力に関する議論 3. 1. 2 IoTに関する議論 課 題7で 議 論 さ れ て い るDPIに 関 し て はDPIの 前回会合で中国、韓国の間で紛糾したIoT-GW関係 フ レ ー ム ワ ー ク に 関 す る 勧 告 案(Y.dpifr)、DPI の勧告(Y.ge-IoT-reqts, Y.gw-IoT-arch)は4月の をサポートするネットワーク機器に関する勧告案 CJK会合で意見調整を行ったこともあり、今回は落 (Y.dpimec)が進捗した。また、用語に関する補足 ち着いた議論となった。技術的なポイントはこれから 文書(Y.SupTerm)は完成が向上し、次回のSG13 絞りこみが必要であるが、多数の小型デバイスをGW 会合で承認を求める方向を確認した。 でいったん集約できれば効率的に広域網に接続できる SG17からのリエゾン文書によりprivacyの定義の 可能性もある。今回はIoT-GWに関する通信手順が議 議論が行われた。近年、IoT, M2M、DPI、クラウド 論され、アプリケーションとIoTデバイスの間の通信 など様々な分野の議論でプライバシーの扱いが問題に においてアプリケーション側から通信を開始する場 なることが増えてきた。これらの技術議論に影響を与 合、IoTデバイスから通信する場合などいくつか類型 える可能性もあることから動向には注意していきたい。 化して議論をする方向を確認した。 IoTの共通要求条件文書(Y.IoT-common-reqts) は様々なIoTのユースケースに対して共通的に適用 3. 3 WP3: SDNと将来のネットワーク 3. 3. 1 Data awarenessに関する議論 できる要求条件をまとめることを狙った文書である。 将来網のビジョンをまとめた勧告Y.3001で特定さ IoTの要求条件はIoT A(FP7でのIoTのプロジェクト) れている4つのawarenessの一つにdata awareness でも検討されているが、ここから要求条件の入力が がある。Data awarenessは課題15が担当しており、 あった。200件程度の要求条件であるが、内容を整 data awarenessの概要をまとめた勧告案Y.FNDAN 理してなるべく少数でかつIoTにとって特徴的な要求 の作業が進んでいる。本会合ではNICT、日立の連名 条件の抽出を目指したい。 寄書により議論された。Data awarenessの概要に 今 回 新 た に 勧 告 案Y.IoT-PnP-reqtsの 作 業 が 始 ついての記述が補強され、data awarenessの背景 まった。IoT端末のデバイス発見など初期接続の手順 となるコンテンツ配信、モビリティなどの課題の記述 に関する要求条件文書で、初期接続手順の簡便化が が充実した。次回のSG13会合で完成させる予定で 狙ったものである。着眼点はいいもののPlug&Play ある。 (特にplay)は家電など人が使う端末を連想させるの で名称について見直しが必要との意見が出た。 将 来 網 で 用 い ら れ るIDに つ い て は 勧 告 案Y.FNifconfigで議論が進んでいる。前回会合で勧告案中に 記載されている方式の性能を明らかにするを求めら 3. 2 WP2:クラウドコンピューティング及び共通 能力 3. 2. 1 クラウドコンピューティングに関する議論 クラウドに関しては用語、DaaS、IaaS、NaaS、 インタークラウドなど各勧告案が進捗した。インター 28 れており、これに対応して今回NICTからPlanetLab を使った試験の結果が報告された。また、勧告案の テキストのエディトリアルな修正が行われ、次回の SG13会合で完成させる予定である。 ◉会合報告 3. 3. 2 HEMSに関する議論 富士通からHEMSに関する新勧告案の提案があっ TTC Report 2013. October Vol.28/No.3 方、寄書を作成する側から見れば締切が課題ごとに異 なり、会合案内も個別に展開されることからかなり見 た。HEMSは 宅 内 に お け る 電 力 の 効 率 的 な 利 用 の 通しが悪いとの声も聞かれた。事前に寄書を分析し、 点 で 近 年 注 目 さ れ て い る 技 術 で あ る が、ITUで は 対処方針をまとめるにしてもまとまったwebサイト HEMSの定義すらない状況である。今回の提案を契 があれば便利である。 機にHEMSの全体構成を議論する必要性が認識され 今回は参加者の便宜を図るためにTSBが各ラポー た。HEMSに類似した技術として韓国を中心に勧告 タのFTPサイトをチェックし、寄書リストを作成し 案Y.energy-hnの議論が進んでいるが、Y.energy-hn て、TDと し て 発 行 し た が、 や は りSG13全 体 に 関 は宅内の閉じた構成なのに対してHEMSは管理用PF す る あ る 程 度 の 規 模 の 中 間 会 合 で あ れ ばTSBのサ を持つサーバー群と連携することが特徴である。提案 ポートの得られるGSIの方が望ましいだろう。一方で 文書ではサーバー群をcloudと称していたが、cloud SG13のテーマが多様化している中でかつてのNGN- 自身は検討対象でないことから作業の目標を明確化す GSIのような大規模な合同ラポータ会合が適切な形態 るためにY.hems-archとして作業を開始することに か異論もあると思う。他のSGではWP単位で中間会 なった。 合を開催しているところもあり、ある程度規模を抑え ることでジュネーブ以外で会合を開催し、新たな参加 3. 3. 3 SDNに関する議論 前回会合でSDNに関しては課題14が全体的なと りまとめを行い、関連する課題がそれぞれの立場で 者、アイデアを呼び込むこともできるだろう。さまざ まな方策が考えられるが、マネジメントチームを中心 にしばらく考えていきたい。 SDNの検討を行うという基本的な方針を合意した。 今会合ではSG13内部の作業調整に関する合同会合 とSG11との作業調整に関する合同会合を行った。 5. 2 SG13会合ウガンダ開催について 次回のSG13会合は、ウガンダで2013年11月4 課題14で要求条件の整理を行っているが、各関連課 日~ 15日にかけて開催される。アフリカ地域は資源 題もそれぞれの立場でユースケースや要求条件の取り ブームで好調な経済が続いているが、移動体網の普及 まとめを行っており、中には課題14での検討に資す も進んでおり、SMSなどを使ったモバイル支払、送 るものも少なくない。この取り組みを通じて。ユース 金システムが普及している。日本のような先進国と ケースなどの収集を続けていく方針である。SDNに は異なるICT利用の現実を垣間見ることができるだろ 関 す る 勧 告 案 に はY.SDN-FR、Y.FNsdn-fmが あ る う。WTSAで合意されたアフリカ地域グループもこ がそれぞれ内容が更新された。 のようなアフリカ諸国の移動網利用の期待感を反映し ている動きという理解もできるだろう。 4.勧告等の承認 今会合で、表2に示す5件の勧告案が合意、1件の 補足文書が承認された。 ウガンダは多くの日本人にとってなじみの薄い国で あり、参加の検討を慎重にされている方もいると思わ れるが、アフリカでのICT利用の現実を知ることで途 上国向けの技術、ビジネスにフィードバックできると 5.今後の会合予定 ころも多いと思われる。安全面には十分注意するのは 5. 1 中間会合のあり方について 当然としても参加についてご検討をお願いしたい。ま NGNの検討が本格化して以来、SG13はNGN-GSI た、ジュネーブ以外で開催することで各課題の技術検 という体制で中間会合を運営してきた。GSIは特定の 討が滞ることがあってはならないという点はマネジメ テーマをもった合同ラポータ会合のことで、Circular ントチーム、TSBともに十分に認識しており、遠隔 レターによる会合の案内、文書の管理などSG会合に 参加の検討も行われている。 準じた形でTSBによる支援が得られた。NGN-GSIは NGNの標準化がひと段落したことから昨年に廃止が 決定され、今年からは中間会合は各ラポータの責任で 開催することとなった。 謝辞 本報告をまとめるにあたり、ご協力頂いたSG13 会合の日本代表団の皆様に感謝します。 文書の締切はラポータの裁量で自由に設定できる一 29 ◉会合報告 TTC Report 2013. October Vol.28/No.3 表1 WP構成と課題 WP WP1: NGN-e and IMT (議長:後藤良則(日本), Heyuan XU(中国)) 関連課題(ラポータ) Q1: Service scenarios, deployment models and migration issues based on convergence services (Heechang CHUNG (韓国)) Q2: Requirements for NGN evolution (NGN-e) and its capabilities including support of IoT and use of software-defined networking (Marco Carugi (ZTE), Qian Wang (China Telecom, アソシエイト)) Q3: Functional architecture for NGN evolution (NGN-e) including support of IoT and use of software-defined networking (Yuan ZHANG(China Telecom)) Q4: Identification of evolving IMT-2000 systems and beyond(注) Q5: Applying IMS and IMT in developing country mobile telecom networks (Simon BUGABA (Uganda)) WP2: Cloud Computing and Common Capabilities (C4) (議長:Huilan LU(米国), Jamil CHAWKI(フランス)) Q6: Requirements and mechanisms for network QoS enablement (including support for software-defined networking) (Taesang CHOI (ETRI)) Q7: Deep packet inspection in support of service/application awareness in evolving networks (Guosheng Zhu (中国)) Q8: Security and identity management in evolving managed networks (including software-defined networking) (Igor FAYNBERG (米国)) Q9: Mobility management (including support for software-defined networking) (Kyounghee LEE (ETRI)) Q10: Coordination and management for multiple access technologies (Multi-connection) (Yachen WANG (China Mobile)) Q17: Cloud computing ecosystem, general requirements, and capabilities (Kangchan LEE (ETRI), Youngshun Cai (China Telecom, アソシエイト)) Q18: Cloud functional architecture, infrastructure and networking (Mingdong LI (ZTE), Orit Levin (Microsoft, 米国, アソシエイト)) Q19: End-to-end Cloud computing service and resource management (Richard C. BRACKNEY (Microsoft, 米国), Ying Cheng (China Unicom, ア ソシエイト)) WP3: SDN and Networks of Future (議長:Leo LEHMANN(スイス), Hyoung Jun KIM(韓国)) Q11: Evolution of user-centric networking, services, and interworking with networks of the future including Software-Defined Networking (Gyu Myoung LEE (韓国)) Q12: Distributed services networking (Jin PENG (China Mobile)) Q13: Requirements, mechanisms and frameworks for packet data network evolution (Jiguang CAO (中国)) Q14: Software Defined-Networking and Service-aware networking of future networks (江川尚志(NEC)) Q15: Data-aware networking in future networks (松原大典(日立), Alojz HUDOBIVNIK (スロベニア)) Q16: Environmental and socio-economic sustainability in future networks and early realization of FN (Gyu Myoung LEE (韓国), Maurice Ghazal (レバノン、アソシエイト)) 注:Q4のラポータは空席 30 ◉会合報告 TTC Report 2013. October Vol.28/No.3 表2 2013年3月SG13会合で合意・承認された勧告等(WP順) 新規 / 改訂 勧告化 方法 課題 Soonghee Lee(韓国) Dongil Kim(韓国) 承認 Q1 Qian Wang(中国) Jin Peng(中国) 合意 Q2 Smart ubiquitous networks Gyu Myoung Lee(韓国) Context awareness framework 合意 Q11 TD-77R1/ WP3 Distributed Service Networking Relay Functions Le Lifeng (中国) Wang Wei (中国) 合意 Q12 Y.3044 (Y.SUNcontent) TD-86R1/ WP3 Smart ubiquitous networks – Content awareness framework Gyu Myoung Lee(韓国) 合意 Q16 Y.3022 (Y.energyMRM) TD-87R1/ WP3 Energy Measurement of Networks Jun Kyun Choi(韓国) Seung Hyun Jeon(韓国) 合意 Q16 勧告番号 文書番号 タイトル 新規 Supp. 22 Y.2200series (Y.gms) TD-53/ WP1 Supplement 22 to Y.2200series – Greenhouse gas monitoring services provided over NGN 新規 Y.2301 (Y.NICE-reqts) TD-58/ WP1 Requirements and capabilities for Network Intelligence Capability Enhancement (NICE) 新規 Y.3043 (Y.SUNcontext) TD-79R1/ WP3 新規 Y.2082 (Y.dsnrf) 新規 新規 エディタ(国名) 表3 2013年6月のIoT-GSIイベントに参加した課題 Q/SG タイトル 主なIoT関係勧告案 Q1/13 Service scenarios, deployment models and migration issues based on convergence services Y.ufn-sc, Service model and scenarios for Ubiquitous Plant Farming based on networks Y.fsul, Framework and scenarios for ubiquitous learning (u-learning) service Q2/13 Requirements for NGN evolution (NGN-e) and its capabilities including support of IoT and use of software-defined networking Y.DM-IoT-reqts, Common requirements and capabilities of device management in IoT Y.gw-IoT-reqts, Common requirements and capabilities of gateway for IoT applications Y.IoT-common-reqts, Common requirements of Internet of Things Y.IoT-app-models, IoT application support models Y.IoT-funct-framework, IoT functional framework and capabilities Y.EHM-reqts, Requirements and network capabilities for E-health monitoring Services Y.IoT-PnP-reqts, Requirements for the Plug and Play Capability of the IoT Q3/13 Functional architecture for NGN evolution (NGN-e) including support of IoT and use of software-defined networking Y.gw-IoT-arch, Functional architecture of gateway for IoT applications Evolution of user-centric networking, services, and interworking with networks of the future including Software-Defined Networking Y.energy-hn, Energy saving using smart objects in next generation home network Q11/13 31 ◉会合報告 Q25/16 32 IoT applications and services TTC Report 2013. October Vol.28/No.3 F.OpenUSN, Requirements and functional architecture for the open USN service platform F.USN-ALI, Requirements and reference structure of automatic location identification capability for USN applications and services H.USN-WQA, Requirements of water quality assessment services in USN H.IoT-ID, Requirements and common characteristics of IoT identifier for IoT service H.WoT-SA, Web of Things service architecture H.IoT-reqts, Common requirements for the Internet of Things (IoT) applications