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メディア符号化専門委員会 - TTC 一般社団法人情報通信技術委員会
JT-T30(改訂第17版) 一般交換電話網における文書 ファクシミリ伝送手順 Procedures for document facsimile transmission in the general switched telephone network メディア符号化専門委員会 FAX-SWG 1 ITU-T勧告との関連 RELATIONS WITH ITU-T RECOMMENDATION 2005年9月に承認されたITU-T勧告T.30に準拠 FAX-SWG 2 改訂の概要 OVERVIEW OF THE STANDARD ・T.44色空間の定義追加 DIS/DTC/DCSネゴシエーションの形式にITU-T勧告 T.44(ミクストラスタコンテント) 色空間の定義を追加 ・BFTフェーズB方式の導入 グループ3ファクシミリにおけるバイナリファイル転送方式 従来のDIS/DTC/DCSネゴシエーションを使用したシンプル フェーズCモードに加え、拡張ネゴシエーションプロトコルを使用 した拡張フェーズBモードを追加 これにより、ファイル転送要求がバイナリファイルデータの転送 に先立ち受け入れられるかを確認できる FAX-SWG 3 JT-T38(改訂第5版) IPネットワーク上のリアルタイム グループ3ファクシミリ通信手順 Procedures for real-time Group 3 facsimile communication over IP networks メディア符号化専門委員会 FAX-SWG 1 ITU-T勧告との関連 RELATIONS WITH ITU-T RECOMMENDATION 2005年9月に承認されたITU-T勧告T.38に準拠 FAX-SWG 2 改訂の概要 OVERVIEW OF THE STANDARD ・h245トンネリングフラグの使用 付属資料B 「JT-H323呼の確立手順 」において h245Tunnellingの扱いについて追記 ・付録Ⅲの誤り訂正 付録Ⅲ「ITU-T勧告H.248呼の確立手順例」 の誤り訂正 FAX-SWG 3 JT-H460.18, JT-H460.19標準案説明資料 JT-H460.18 JT-H323シグナリングのネットワークアドレ ス変換およびファイアウォール越え JT-H460.19 JT-H323メディアのネットワークアドレス変 換およびファイアウォール越え メディア符号化専門委員会 1 1. NAT/firewall越えの問題 • 一般にNATの外から内側に向けて接続することはできない • ネットワーク管理者は外に開くピンホール(プロトコル,自アド レス,自ポート番号,相手アドレス,相手ポート番号)をできる だけ制限したい • H.323エンティティのtransportアドレスは,IPアドレスとポート 番号で構成され,通信の都度設定しうるdynamic port numberを用いる ==> FWを通過できない これらの問題の記述 解決策への要求条件 -- TTC技術レポートTR-1012 -- TTC技術レポートTR-1013 2 FW/ Private Network NAT FW/ Private Network NAT FW/ FW/ Public Network NAT Private Network 現状 OK FW/ Public Network NAT Private Network OK FW/ Private Network NAT Public Network NAT Private Network FW/ Private Network NAT FW/ Public Network NAT Private Network 3 X OK X OK 2. JT-H460.18およびJT-H460.19による NAT/firewall越えH.323端末間通信 内部ネットワーク NAT/FW 外部ネットワーク JT-H323 エンドポイント JT-H460.19を装 備したJT-H323 エンドポイント JT-H323 エンドポイント JT-H460.19を装 備したJT-H323 エンドポイント JT-H460.19 サーバ JT-H323 エンドポイント JT-H460.19を装 備したJT-H323 エンドポイント JT-H323 エンドポイント H.460.19_F01 4 3. JT-H460.18(シグナリングについて規定)およびJT-H460.19(メディアについて 規定)によるNAT/firewall越え方法 • • • • • • 既存のNAT/FWに手を加えず(NATが外向きの接続を許すことが条件), ネットワーク管理の特殊技術を要しない 端末装置にハードウェアの追加なし,ソフトウェアに最小限の変更を行う あるいは端末装置には全く変更なくプロキシ・サーバを用いる 端末装置と公衆網に設置されるTraversal Server (TS)の間で,持続的双方 向コネクションを確立する.そのためのセッション制御メッセージに新たな信 号を加える この制御チャネルにはUDP RASチャネル(送受信とも同一ポート番号)を用 いる.内側端末とTSはこのチャネルを通じ常時接続されている 公衆網側のH.323端末は既存端末として描かれているが,別のTSの後にあ るJT-H460.18, 19機能付きH.323端末でもよい 5 • • • • • • TSはGatekeeperと連携しているが,物理的に一緒でも別々でも構わない コネクション持続のためkeep-aliveを送る プライベートネットワークの外から内側に発呼する場合,TSは常時接続され ているRASチャネルを通じ,内側端末からTSへ向けたTCPコネクション確立 を促す 端末とTS間の通信は,一つのポートに全ての制御信号を,もう一つのポート に全てのメディア信号を多重化する場合とH.323が定義するように個々の ポートを用いる場合の両方に対応する. メディア多重化の場合,UDPヘッダとRTP/RTCPヘッダの間に4バイトの multiplexIDを挿入/除去する メディア情報伝送のためのRTP/RTCPは,送受信とも同一のポート番号ペア を使用する. 6 JT-G722.2(改定第3.3版) 適応マルチレート広帯域(AMR-WB)方式を用いた 16kbit/s程度の広帯域音声符号化 Wideband Coding of Speech at Around 16 kbit/s Using Adaptive Multi-rate Wideband (AMR-WB) メディア符号化専門委員会 JT-G722.2 1 ITU-T勧告との関連 RELATIONS WITH ITU-T RECOMMENDATION 2007年1月に承認されたG.722.2に対するCorrigendum2 に準拠 JT-G722.2 2 本標準の全体概要(1/3) OVERVIEW OF THE STANDARD <概要> 広帯域(7kHz帯域)の音声信号をJT-G722(64kbit/s以下の 7kHzオーディオ符号化方式)とほぼ同等の品質で16kbit/s程 度の伝送レートで符号化する方式に関する標準 <特徴と標準化の効果> • 広帯域(7kHz)化による高品質の実現、および低ビットレート 化による通信コストの削減が可能 • 第3世代モバイル通信(3GPP)と共通な標準方式であり、モ バイル通信網との相互接続も容易である。 • IP電話、テレビ電話・テレビ会議システム、マルチメディア サービス等への適用により、モバイル網を含むマルチメディア 通信の実現が可能 JT-G722.2 OHP- 3 本標準の全体概要(2/3) OVERVIEW OF THE STANDARD <本標準の適用例> 様々なアプリケーションにおいて 高品質で低通信コストな音声サービスを提供 IP電話 ISDN インターネット モバイル網 無線LAN TV電話・TV会議システム JT-G722.2 低ビットレート・7kHz帯域 音声符号化 マルチメディアサービス JT-G722.2 4 本標準の全体概要(3/3) OVERVIEW OF THE STANDARD <本標準の構成> 標準本体: 音声符復号部、有音無音判定部 付属資料A: 背景雑音の分析(送信側)と合成(受信側) 付属資料B: ソースコントロールレート動作(音声の効率伝送制御) 付属資料C: 固定小数点Cコード 付属資料D: 固定小数点Cコードの実装検証用テストシーケンス 付属資料E: AMR-WB符号化フレームのフォーマット規定 付属資料F: JT-H245におけるAMR-WB使用時の能力定義 付録1: 回線誤り・パケット誤りフレームに対する誤り補償 JT-G722.2 OHP- 5 今回の改定内容 CONTENTS OF REVISION G.722.2に対するCorrigendum2の反映: ・付属資料Cで参照しているCコードの改定に関する記述 の追加(<参考欄>) JT-G722.2 6