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デュアルシステム導入校の拡大について

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デュアルシステム導入校の拡大について
別紙
デュアルシステム導入校の拡大について
学校と企業が連携して生徒を育成する「デュアルシステム」は、企業実習を通じて即戦力となる「ものづくり人材」を育成しており、卒業生の半数以上が協力企業に
就職するなど、地域企業の後継者育成として高い評価を得ていることから、企業ニーズ等を勘案して順次拡大する。
《デュアルシステムの概要》
《導入校の選定基準》
○産業界と高校とのパートナーシップを深め、協同して人材育成を行う職業教育。
○インターンシップよりも長い期間ものづくり企業での就業訓練を行い、単位認定される。
○企業と生徒の双方が合意すれば、卒業後にその企業へ就職することも可能である。
○現在、平成16年度開校の都立六郷工科高等学校にデュアルシステム科を設置し、実施している。
○産業集積の状況
○地域バランス
○卒業生の進路の状況
(就職率の高い学校)
《導入の効果》
導入校
導入年度
平成23年度
葛西工業高等学校
多摩工業高等学校
平成24年度 北豊島工業高等学校
田無工業高等学校
○勤労観・職業観が身につき、進路決定も積極的になる。
生 ○実践的な技能・技術が身につくとともに、学校での基礎的な学習の大切さに気づく。
徒 ○挨拶、コミュニケーション・プレゼンテーション能力が早い段階から身につく。
《新規導入校の状況》
○より自分の能力を生かせる企業に就職できる(ミスマッチの減少)。
○生徒受入れにより職場に活気が出るとともに、受入れのための研修により、職員の能力向上につながる。
企 ○採用時におけるミスマッチが少なくなり、早期離職を回避できる。
業 ○実践的な技能・技術を有するため、入社後の育成が低コストになるとともに、後継者が確保できる。
○受入れ生徒の安全確保のため、「災害ゼロ」が達成される。
企業への調査 若手職員の早期離職の原因(複数回答)
0% 10% 20% 30% 40% 50%
健康・家族の事情などの
個人的理由
採用時のミスマッチ
職場環境(管理体制など)
への不満
入社後の配属への不満
42.3%
42.0%
36.4%
19.1%
休暇・労働時間への不満
19.1%
多摩工業
3.9%
《新規導入の教育課程》
○企業の就業訓練を希望する生徒に対し、企業とのマッチングを行い、インターンシップを経験
させた後、長期就業訓練を行う。なお、学科設置は行わない。
インターンシップ3日又は5日間
◎基礎・基本の定着
1年次 ○ものづくり企業におけるインターンシップⅠ
12月
3月
4月
マナー講習会
《24年度導入》 ○機械科 2クラス
○建築科 2クラス
田無工業 ○都市工学科 1クラス
(北多摩・西東京市)○就職率
平成21年度
事項
キャリアガイダンス期間を
設け、希望者をインターン
シップに派遣
3月
2学年全員
インターンシップ実施
技能習得型10日間
3年次
◎ほぼ年間を通じ、週1回企業実習を行う。
○1学期 約8回 2学期 約13回 3学期 約2回
7月8月
12月 1月 2月
4月
教育課程
各
学
校
周知・募集活動
校内調整
2月
3月
平成22年度
第1四半期
4月
5月
第2四半期
6月
7月
8月
9月
第3四半期
10月 11月 12月
校内周知・保護者等説明
デュアル実習
成果発表会
第4四半期
1月
2月
3月
届出
23年度からの教育課程の検討・設定
募集活動
(学校説明会等)
校内体制整備・デュアル推進委員会設置・運営
3月
協力企業拡大
※ 参加しない生徒は「課題研究」・選択科目等を受講。
第4四半期
1月
インターンシップ5日間
7月8月
65.7%
《平成23年度導入に向けたスケジュール》
2年次 ○ものづくり企業におけるインターンシップⅡ
4月
○東小松川工業会が組織されており、学校と交流している。
○工場見学会や3年生の課題研究で企業の製品と同じものを製
作するなど協力関係にある。
○地元(区内)在住の生徒が8割を占め(82.6%)、地域の行事へ
の参加・小中学校等との連携を進めるなど地域に根ざしてい
る。
○昭島、羽村、青梅、八王子市には製造業の中小企業が点在し
ている。
○地元の商工会・信用金庫がインターンシップ協力企業を取り
まとめている。
○教員を出張させ、他県調査を行うなど導入に積極的である。
○精密切削加工、板金、光学機器等の多様な企業があり、工業
従業者数では大田区に次ぐ。
○地元商工会議所等との関係強化に努めている。
○技能習得型インターンシップの定着を図り、デュアルシステ
ムを導入したい。
○産業集積地ではないが、西東京市、商工会議所が協力的であ
る。
○建築科と都市工学科でのインターンシップの実習先が企業と
異なり固定していないため、実習内容を検討している。
(城北・板橋区) ○就職率 61.9%
(資料出所)経済産業省「社会人基礎力に関する調査」(平成17年) ○技能習得型インターンシップ
○総合技術科 5クラス
北豊島工業
8.6%
その他
○就職率 74.0%
《24年度導入》
地域産業の特色、学校の態勢
平成20年度卒業生就職率
(西多摩・福生市)○製造業の割合が高い。
16.1%
キャリア形成への不満
学科編成(1学年)
《23年度導入》 ○機械科 2クラス
○電子科 1クラス
○建築科 2クラス
葛西工業 ○就職率 65.2%
○地元工業会へも就職
(城東・江戸川区)している。
《23年度導入》 ○機械科 2クラス
○電気科 2クラス
○環境化学科 1クラス
22.5%
賃金への不満
無回答
高校名
協力要請・受入要請 継続して受入協力企業の拡大
入学選抜
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