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頂門の一針 - Melma!

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頂門の一針 - Melma!
2015/04/18発行
頂門の一針
□■■□──────────────────────────□■■□ わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」3633号
□■■□──────────────────────────□■■□
2015(平成27)年4月18日(土)
朝日は私益追求、国益発想なし:池田元彦
古舘伊知郎氏らは何をビビッているのか?:皆川豪志
中国は日本に40年遅れていると自省:宮崎正弘
私の「身辺雑記」(211) :平井修一
唖然として台湾軍:Andy Chang
話 の 福 袋
読 者 の 声
身 辺 雑 記
□■■□──────────────────────────□■■□
第3633号
発行周期 不定期(原則日曜日発行)
御意見・御感想は:
[email protected]
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━━━━━━━━━━━━━━
朝日は私益追求、国益発想なし
━━━━━━━━━━━━━━
池田 元彦
日本の日刊新聞の嚆矢は、1870年発売の横浜毎日新聞だ。その後東京日日
新聞(毎日新聞の前身)、読売、朝日が続き、この3大新聞が全国紙とし
て、戦前、戦中、戦後の社会の木鐸として健筆を揮った。近年は、日経、
産経も加えて全国紙5社と言われている。
戦前は毎日新聞が先発の利を得て最大発行部数を誇っていたが、戦争が始
まりだすと、それまで政府にやや批判的であった朝日新聞が方針を大転
回、戦中に至ると軍部御用新聞の如く戦意高揚のプロパガンダ表現や言辞
で、人気を博し瞬く間に毎日を部数で抜いた。
戦後のGHQ支配下では、その朝日がGHQに迎合し、今度は反戦平和主義に転
じ、戦後民主主義の知識人必読の新聞となり、一時は大学入試に必ず朝日
のコラム等から出題される迄に至った。が、朝日の上から目線を嫌う国民
の多くが大衆路線の読売を支持し出した。
読売1千万部、朝日9百万部として部数を競い合う時代もあったが、1997年
の5400万部を最高として、以降毎年新聞の購読部数が減少し続けた。2014
年度後期に至っては、読売930万、朝日710万等々で、日本の新聞発行部数
は10年前から1千万部近くも減った。
特に昨年は、過去最大の164万部減少となり前年比3.5%減だが、読売、朝
日の減少幅が、各60万、45万と著しい。唯一増加があったのは産経だが
2300部の微増だ。朝日の減少は、慰安婦誤報と吉田調書の曲解報道が原因
と推断されるが、読売の原因はよくわからない。
朝日謝罪後、現役・OBが共著で「朝日新聞 日本型組織の崩壊」という本
を出版した。内幕ものとしては面白く読めたが、社内の企業体質や上層部
を批判し、朝日ならではの若手記者の苦衷も書いているが、著者本人達そ
のものが、全く反省していないことが良く判る。
決して「日本型組織の崩壊」ではなく、上層部の商業左翼主義と記者達の
国民を教導すると言ったエリート意識、福島原発報道等では現場足を運ば
ず、検証もしていない。イデオロギーと言うより、出世意識が記事を少な
からず歪め、結果国民をミスリードしている。
しかし、現状ではわかっちゃいるけど止められず、ズルズルと過去の社の
方針を維持継続し、偏向記事や嘘をばら撒いている。最近も戦後70年にあ
たりと称して、敗戦国日本とドイツの周辺被害国に対する国民の意識差調
査結果を報道したが、将に欺瞞と嘘の塊だ。
被害周辺国との関係に問題ないか。日本は半数、ドイツは粗全数がうまく
いっていると回答。謝罪や償いを十分してきたかは、日本57%、ドイツ
73%。学校できちんと教わったかは日本13%、ドイツ48%等々。要は、日
本は反省せず、償いも不十分だと印象つけている。
両国の謝罪・補償内容は全く異なる。ドイツは国家補償等していない。ユ
ダヤ人への謝罪と個人補償だけだ。しかも国民は意図的にナチスに責任を
押付けた。日本は中国に4兆円近くのODAを与え、戦争相手でもない韓国に
現在価値3兆円(=8億ドル)をあげた。
周辺諸国はドイツに言掛り等つけていない。戦後70年経過しても強請り集
るのは特殊東亞3か国だけだ。経緯・背景が異なる両国を意図的に並べ、
且つ日本人のGHQ史観に塗れた贖罪意識を悪用した意図的偏向調査等、噴
飯ものに過ぎない。朝日は懲りていない。
日本が新たに戦争に巻込まれると、朝日は再び好戦論調に大転換し、屹度
売上続伸確実だ。
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古舘伊知郎氏らは何をビビッているのか?
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皆川 豪志
テレビ朝日「報道ステーション」の古舘伊知郎氏と元通産官僚の古賀茂明
氏の番組内バトルが、「権力と報道」という大上段に構えたテーマになっ
て尾を引いています。
確かに大事なことなのでしょうが、この人たちってすぐに「圧力」とか
「委縮」とか、言いますよね。情けなくないですか?
古賀氏は、テレ朝や古舘プロジェクトの意向で番組を辞めることになった
とした上で、「菅(義偉)官房長官をはじめ、官邸の皆さんには物凄いバッ
シングを受けた」などと恨み節を述べました。
仮に本当だったとしても、以前から「アイ・アム・ノット・アベ」などと
公共の電波で安倍晋三首相を個人攻撃してきた人なのですから、「バッシ
ング」くらい覚悟の上なのかと思っていました。
一方のテレ朝や古舘氏側も、古賀氏がそういう人物だと知っていながら便
利に使っていたくせに、すぐに手の平を返すのも情けないと思います。双
方とも、まるで悪乗りしてイタズラを続けていた馬鹿ガキが、ついに先生
に見つかって叱られたら、今度は、びっくりして「先生が怒ったー」と泣
きわめいているかのようです。
報道とか言論って、もう少し覚悟が必要なものではないでしょうか。さん
ざん好き勝手に自分たちの主張を公の場で繰り返しておきながら、権力側
が少しばかり顔をゆがめたぐらいですぐに委縮する。「事実をありのまま
に報道している」という自負があれば、堂々としていればいいのではない
でしょうか。
同じようなケースは、昨年の衆院選の時にもありました。TBS「ニュース
23」で安倍首相が街頭インタビューの内容をちょっと批判しただけで「言
論弾圧だ」などと騒ぎ、その後、自民党が在京キー局に「公平中立な報
道」を求めただけで、「圧力だ」「現場が委縮する」などという情けない
声が上がりました。では、今まで「公平中立」ではなかったのでしょか?
百歩譲って、テレビ局は免許事業だからというのかもしれませんが、そう
ではない朝日新聞も同様です。昨年の秘密保護法のときは「自由にものが
言えなくなる」「戦前に逆戻り」などと法案反対の大キャンペーンを張り
ました。何をビビっているのでしょう。
仮に朝日が秘密保護法に抵触するほどの特ダネをつかみ、それが日本国民
の公益にかなうと信じて報道して罪に問われたなら、その時は徹底的に争
えばいいだけの話です。理にかなった報道なら世論も味方に付くと思います。
政府や与党に批判されるとすぐに「委縮」したり、「委縮しかねない」な
どとビビりまくる一方で、民間人から堂々と言論で批判されると、今度は
名誉棄損で訴訟を連発するという彼らのお仲間も北海道にいます。一体彼
らは、どこまで安全地帯から「悪乗り」を続けるつもりなのでしょうか。
「俺はこのネタに命を賭けてるんだ!」という潔さというか、格好よさは
ないのでしょうか。
手前味噌で恐縮ですが、産経新聞の加藤達也元ソウル支局長は、あんな国
に軟禁状態にされながら、委縮など全くしていませんよ。
(産経新聞出版社長)
(採録:久保田 康文)
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中国は日本に40年遅れていると自省
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成27年(2015)4月17日(金曜日)
通算第4518号 ∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼
GDPは2倍だが、中国は日本に40年遅れていると華字紙も自省
ひとりあたりのGDPは中国7000ドル弱、日本は40、000ドル
*********************************
「勝った」「勝った」と勇ましく進軍ラッパを吹いてきた中国だが、国
の成長はあっても、一部の富裕層が裨益しただけで庶民の暮らしは低いま
ま。公害垂れ流し、福祉は貧弱。高層ビルは表向きビカピカ光るが、なか
へ入るとエレベータが動かない。コンクリート剥き出し、トイレの水は流
れず、電気が付かなかったりする。
在日華人らの中国語新聞は華やかに出そろっているが、最近は日本批判
の記事に混ざって自省の色彩を帯びてきた。
中でも「中国のGDPは日本の2倍だが、実質の経済実力で中国は日本に
40年遅れている。一人ひとりあたりのGDPは中国7000ドル弱、日本は4
万ドルである」(華風新聞、2015年4月10日号)
エンゲル係数、乳児死亡率、第一次産業への依存度、個人の電力消費量
などを勘案すると、「中国はまだ日本の1970年代の状況にあり、たと え
GDPが世界2位と雖も日本に遅れること40年だ」と分析する同紙は 次
のように続けた。
「1980年の統計で中国のGDPは日本の27・9%でしかなかっ た。2014
年統計で中国のGDPは日本の1・87倍までに成長した が、輸出生産基
地としての中国の経済性格が変わり、また日本からのカネ の流れも変
わった。
1979年から2007年まで日本が貸し付けたカネ は3兆3164億円で、くわえ
て日本企業の直接投資は10兆300ん億円 にものぼった。近年は中国の対日
投資が14兆3000億円となって、資 金の流れも双方向となった」
しかし中国の対日投資の中味は日本とはまったく異なることには触れて
いない。
∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼ 読者の声 どくしゃのこえ READERS OPINIONS 読者
∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼
♪
(読者の声1)先日、桜チャンネルをみていたら久しぶりに宮崎先生が登
場され、ベトナムの話をずいぶんとされていました。
ベトナム戦争がおわって新世代が急増し、人口は9000万人、最近日本から
も若い女性、カップル、そし家族連れがベトナム観光に行くと言われてい
ます。現地の様子は如何でしたか。(HI生、茨城)
(宮崎正弘のコメント)ハノイで乗り換え、ディンビエンフーへ行きまし
た。フランスを敗北させて歴史的な戦闘現場はトンネルもA1陣地もフラ
ンス軍指令跡も保存されており、あちこちに戦車の残骸がありました。
しかし訪れる人はいまやごく少数、博物館も閑古鳥でした。
ディンビエンフーは作戦を指揮したボーグエンザップ将軍がつとに有名で
すが、彼の背後にあって作戦指導したのがベトナムに敗戦後も残留した日
本兵です。
ついでハイフォンを視察しましたが、沿道の工業団地に相当の日本企業が
工場を持っていました。ハノイでも駐在日本人が激増し、日本食レストラ
ンも随分とあちこちに、日本酒に焼酎も揃っているのは驚きでしたね。
さて日本からはハノイ、ホーチミンのほかダナンにも直行便が飛んでお
り、あちこちの観光地は随分と日本人が増えたようです。
ベトナム戦争中、最初にサイゴンに小生が取材で行ったのが1972年でし
た。43年前です。あのことに比べると本当に別の国ですね。
若い女性はアオザイを着なくなり、洋装です。インドですら若い女性はサ
リーをまとわず、洋装が主流です。時代の変化は激しいけれど、その国の
特性、アイデンティティが喪失されてゆくのは一方で悲しいことです。い
まの国民の殆どが民族衣装を着込んでいるのはブータンくらいでしょう。
♪
(読者の声2)国立国会図書館では「近代デジタルライブラリー」として
明治以降に刊行された図書・雑誌のうち、インターネットで閲覧可能なデ
ジタル化資料を公開しています。
中国関係を検索していたら面白い本がありました。1931年に発行された松
岡洋右著「東亜全局の動揺−我が国是と日支露の関係 満蒙の現状−」です。
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1453943
内容は国会議員として民政党の幣原外交を徹底的に糾弾している。対露で
は大正14年(1925年)の国交回復以降の変化として、貿易は日本の輸入超
過、北樺太の石油・石炭事業に対する妨害、北洋漁業は昭和3年の漁区の
割合が日本側8割6分1厘だったのに昭和6年には日本側4割9分6厘と押さ
れっぱなし。
国交回復しない方が良かったのではないかとまでいう。
日本政府に対しては『我が帝国の総理大臣も外務大臣も、尚ロシアの善意
と好意に固く信頼し、そのうちに、円満なる解決をロシアはしてくれるで
あろうと言っておられるのである。・・・ロシアは誠によい支持者と代弁
人を我が政府者に有している事ではある』と批判する。
他にも「ルーブル」換算率問題、ウラジオの朝鮮銀行支店閉鎖などがでて
きます。為替レートに関しては今も昔も大問題。廣田弘毅駐ソ大使が日本
側の主張を押し通したのに対しロシア政府は大使の頭越しに直接幣原外相
と交渉を試みた。
大使といえば国の代表ですから外相はあくまで廣田大使をバックアップす
べきなのですが実態は『しかるにこの明白なる事理を無視し、出先帝国の
代表使臣の面目を潰し、立場を失わしめ、しかも廣田大使の主張と態度と
を覆すが如き譲歩を敢えてしたる幣原外相の真意は果して那辺にあった
か』と対露外交の弱腰ぶりを嘆いている。
対支外交についてはもっと悲惨です。
江西・福建では共産党が勢力を強め、国民政府も広東政府あり、張学良・
閻錫山・馮玉祥ありで、支那22省中、完全に南京政府の下に支配され て
いるものは、わずかに江蘇・浙江の2省にすぎない。
経済問題では関税自主権の回収と国内産業保護により日本製品の輸出に大
打撃。政治では小幡公使(現在の大使)のアグレマン問題があり中国側の気
に入らない外交官は受け入れ拒否という滅茶苦茶ぶり。
中国側は中村大尉事件ほか日本人襲撃事件では日本の陰謀と言いつのる。
日貨排斥、上海では白昼公然、日本人商人の貨物を強奪、ついには海軍陸
戦隊が出動する始末。『我が出先軍部のかかる直接行動は、取りも直さ
ず、外交の破綻を意味するものでなくて何であるか。
腕力の行使は外交ではない』、『由来敗北宗の信条は無抵抗であり、譲歩
であり、叩頭である。自ら屈する者に敬意を払う国は今日世界に一国もな
い』と批判はさらに続きます。
戦後の対中国、位負け・叩頭外交と瓜ふたつ、福田元首相など、相手の嫌
がることはしない、とまさに幣原外相そっくり。
蒋介石は国共内戦に負け台湾に逃げたために忘れがちですが、国民党はあ
くまで革命党でした。
条約も国際法も無視の「革命外交」に対し日本の「協調外交」などいかに
無力であるか、『人足に小笠原流の礼式を以て臨んだり、荒くれ男に箱入
り娘が立ち向かったりするのでは、夫は到底物にはならない』と表現する。
満洲事変以降の歴史を日本の侵略だった、軍部が全て悪かった、とする戦
後の歴史教育がいかに偏ったものだったのかわかります。
(PB生、千葉)
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私の「身辺雑記」(211)
━━━━━━━━━━━
平井 修一
■4月15日(水)。朝は室温16.5度、快晴、強い日射しのなか、雨上がりの
道をフル散歩。久し振りにいい陽気だ。桜のガクで遊歩道は小豆ご飯のよ
うな紅色だった。やがて茶色になってゴミとなってしまう。
ゴミと言えばこんな記事(読売4/8)があったっけ。
<中国で焼却場建設反対の住民1万人が警察署襲撃
【上海=鈴木隆弘】8日付の香港紙・明報によると、中国広東省羅定市で
6、7日、ゴミ焼却場の建設計画に反対する住民がデモを行い、警官隊と衝
突した。
6日には、集まった住民5000人近くに対し、警官隊が催涙弾や警棒で抑え
込み、住民側に多数の負傷者や拘束者が出たという。翌7日には反発した
住民1万人近くが、地元政府庁舎を取り囲み、警察署に乱入、警察車両を
たたき壊すなどした。同市政府は7日、建設計画の停止を発表した。
中国では近年、ゴミ焼却場の建設に反対する抗議活動が多く、計画が相次
ぎ中止に追い込まれている>(以上)
中共政府が「安全だ」と言っても人民は「我々はさんざ騙されてきた。も
う絶対政府を信じない、騙されない」というわけだ。建設中止を陳情した
ところで逮捕されて刑務所送りになるだけだから、デモや暴動で戦うしか
ない。
それにしても1万人! 1個師団! まるで戦争だ。自然発生的なのか、見
えない司令塔があるのか。
石平氏曰く「ごみ焼却場建設に反対する約1万人のデモ隊が暴徒化し警察
署を襲撃する事件があった。つい先日、首都の北京でも30人のタクシー運
転手さんが服毒自殺を計った。習政権による未曾有の厳しい圧政の中では
民衆の反抗はますます激しくなる」。
タクシー運転手の自殺の件は、こういうことだ。
<倒れていたのは、黒竜江省の運転手らで、タクシーの貸借などをめぐり
不満を持ち、陳情のため北京に来たとされる(平井:運転手はタクシー会
社から車をレンタルして稼ぐ独立事業者。レンタル条件が不利なのだろう)。
北京市では、多くの人が集まる天安門や国家指導者が執務する中南海付近
などで、地方から来た陳情者らが集団で農薬を飲んだりする騒ぎが多発し
ている。
多くは土地強制収用や立ち退きといった不満を訴えており、服毒で通行人
らの関心を集めるとともに、当局に抗議の意思を表そうとしている>(時
事通信4/4)。
どうしようもない滅茶苦茶な国、人民にとっては生き地獄だ。法治がな
い。とてもじゃないが近代国家とは言えない。野蛮な未開国のレベルだ。
酋長・習近平の首を落とさないと改革は始まらない。憂国、維新の気概を
もって「初めの一歩」を踏み出す政治家、軍人はいないのか。出でよ孫
文、汪精衛!
昨日アシアナ航空が広島空港で着陸失敗、大破。人災の国=韓国。
■4月16日(木)。朝は室温17度、快晴、フル散歩。八重桜は派手すぎ、重
すぎ、厚化粧。優雅、風格、気品にかける。やはり凛とした桜がいい。
ま、小生も凛としてはいないが。
小生は「人が好い」「お人好し」とはとても言えない。常に懐疑的で警戒
心が強い。自分自身も自分を信じていない。この世は愛や好意、善意では
なく、その反対の悪意、作為、欺瞞、憎悪に満ちているから、それくらい
が丁度いいと思っている。
伊東乾氏の論考「増えすぎた秀才が日本の大学に危機をもたらす 物事を
まず疑ってかかる『いちびり』が消え、発見する力が急低下」(JBプレス
4/14)から。
<できるやつ、というのがいます。
だいたいは出る釘だったりして、いろいろ打たれたり、打たれても打たれ
ていること自体に気づかないくらいに強靭だったり、まあいろいろなケー
スがありますが、ともかく仕事ができるやつ、常に創造的な人、どうやっ
てもアイデアが枯渇しない人間といった人が一部に確かにいる。
逆に、そうでない人も、まあ普通にいるわけで、特に科学技術や基礎研究
に関しては、違いは歴然としています。
・・・いや、確かに歴然とした違いがあります。が、その違いが何か?と
問われると、必ずしも明確に答えられるわけではない。
いったい両者の何が違うのか?「研究倫理」を考える文脈の延長で「優等
生」と「地アタマ」というポイントに光を当てて考えてみたいと思います。
*必ずしも優等生の地アタマが良いわけではない
東京大学で教えるようになってかれこれ16年、単に音楽家だけの生活であ
れば絶対に経験できなかったことがたくさんあります。その最たるものは
「多数の秀才を教える」という経験でしょう。
通算すれば1000と言うより1万のオーダーに近い、きちんと勉強すれば優
秀であるだろう学生たちを教えてみて、正直に思うのは「近年、初見の問
題に対処できる学生が減ってきた」という傾向です。
どういうことか?
事前に「傾向と対策」をしっかり教え、真面目にそれを復習してマスター
してくる、真面目で地道な努力家は、いまも昔もいるのです。
が、減ってきた感があるのは、普段はスポーツとか部活とか、好きなこと
ばかりしていて、あまり勉強しているふうには見えず、いわゆる秀才タイ
プという感じではないけれど、試験してみるとそこそこ以上の成績を取る。
何より、とっさの判断ができ、初めて見る問題にもその場でアタマを使
い、答案を真っ黒にしてくるタフで食えない「地アタマ」の持ち主が、以
前より珍しくなった気がするのです。
優等生が必ずしも「地アタマ」が良いとは限りません。むろん、地アタマ
頼りでぴょんぴょんやってるのが良いとも言えず、地道に落ち着いた20
年、30年で成し遂げられる業績も多い。
ただ、アクロバティックなひらめきを感じさせる学生がいると、なんとな
く嬉しくなりますし(概して生意気極まりなく、最初は手を焼いたりもす
るのですが)、そういう学生が減ってしまうと、正直どこか寂しくなります。
*旧制高校は地アタマの世界
しばしば私が言及する旧制高校・旧制大学は、これと大いに違った空気が
支配していました。学生はバンカラ、高下駄、学帽、しょうゆで煮染めた
ような日本手ぬぐいで鉢巻していたり、まあ今日では一部応援団など除い
てほぼ絶滅した「学生像」であったりしたわけですが、旧制時代の特徴に
「授業に出ない」というのがあります。
少し前まで新聞の「私の履歴書」みたいな欄には「学生時代はボートばっ
かり漕いでいて、授業は全く出ず、友達からノートを借りて一夜漬け」み
たいな猛者の話がたくさん書いてありました。
正直こういうものには私自身やや辟易しており、大学に入ったんだったら
勉強しろよ、とか思ったりもするのですが、ともかくぜんぜん授業とか出
ないのに、ノートを手に入れてそれなりの成績・・・ことによると相当好
成績・・・を挙げて、役所に進んだり企業で経営責任を持ったり、大きく
育った人たちが確かにいました。
地アタマ、だと思うんですよね。その場で考え、何とかする。試験もそう
だったのでしょう。そして会社や役所に入ってからも、その場その場で考
え、問題を解決してきた。
チャート式にあらかじめ正解が書いてあり、それを暗記して反復する、と
いうような勉強とは明らかに違う、あたまの使い方がここにはあります。
なぜそういうやつがいたのか?
「それで何とかなってきた」という経験が、そういう学生のアクロバット
を成功体験として増幅してきたと思うのです。
逆に最近そういう学生が減っているのは、そういう成功体験ではなく、別
のもの、もっと手堅く、よく言えば地道に、悪く言えばあまり発想を膨ら
ませず、すでにあるものをしっかり学んで、それで中学、高校、そして大
学と進んできた学生の割合が増えているのではないだろうか。
そんなふうに思うのです。
ここで、何か学校で教えられる内容、あえて言えば「ルール」に対して、
どのような反応を示すか、という違いで「地アタマ」の有り方をタイプ分
けしてみたいと思うのです。
例えばニュートンの運動法則というのがあります。「物体が運動すると
き、その加速度は加えられる力に比例する」という、運動方程式F=ma(F
は力、mは物体の質量、aは加速度)を与えるものですが、これを学校で
習ったとしましょう。
ルールに対する第1の反応の仕方は「F=ma」とお経のように覚えて何も感
じず、考えず、暗記した内容をペーパーテストに書いて丸がつき、過ぎ
去って行くというパターンです。
これはほとんど何も理解していない。仮に優等生だとしても、一切アタマ
を使っておらず、教科内容をほとんど理解していません。すれ違ったほど
の縁もないでしょう。
(実験してみると理論と合わない)そういう例外的なことを細かに調べ
て、実は突き詰めていくとニュートン力学が成立している、と新たに確認
し、ニュートンは偉大だな∼、なんて思う。
19世紀半ばまでの最良の物理学者のほぼすべてが、こタイプに属していた
と思うのです。ガウス、マックスウエル、ラグランジュ・・・すべてそう
やって歴史を作ってきた。
学校で言葉の上で習ったことを「そういう約束ね」と鵜呑みにするのでは
なく「本当かな?」と疑って、実際いに試して法則を確認する。そういう
知のあり方が、大きく歴史を動かしてきました。
*「あっかんべー」の いちびり 精神
しかし、これらのどれとも違う非常にクリエイティブな反応があります。
それは「AはBである」と習った瞬間「ホンマかいな?!」とハナから疑っ
てかかる、かなり食えない性質の(やや困った)人間たちです。
ニュートンの法則はかくのごとく成立している・・・はずだ・・・と思う
のに、どうしたわけか原子核の周りを電子がいくら飛んでも、安定してい
て原子が崩壊したりする兆しは見えない・・・。
荷電粒子が力を受けて運動すると、ニュートン力学的には光を出して失速
して行くのですが、私たちが実験で確認できる多くの系で、物質は非常に
安定していて、ボロボロ壊れて行く兆しは見えません。
「何でやろ?」
あくなき好奇心の塊である、やや精神年齢の低い人間たちは考えます。
関西弁に「いちびり」という言葉があります。「ふざけてはしゃぎまわる
こと、あるいはふざけてはしゃぎまわる人」とウィキペディアにはあります。
「また人と違う変わったことをしている人を良い意味で褒める場合にも使
われる」そうで、「あの人はなかなかのいちびりやで」(あの人はなかな
か"人と違う工夫ができる人"だよ)などという使い方もするという。
私は母方のDNAが関西人で、「いちびり」はこの「あの人はなかなかのい
ちびりやで」の意味で子供の頃から親しみました。
19世紀末年以降、大きな科学革命を牽引したサイエンティストのほとんど
すべてが、この「イチビリ」で常識をひっくり返すことで「革命」を成し
遂げているように思うのです。
ポイントは「人の言うことを絶対にそのまま鵜呑みにしない」という精神
です。
少し前に、物理学科の恩師である早野龍五先生が「物理学者は人の言うこ
とを鵜呑みにしない」と話されるのを耳にして、内心密かに嬉しくなった
ものです。
そう、相対論と量子力学以降の物理は、権威主義と完全に決別し、人の言
うことを一切信用しない、鵜呑みにせず、きちんと跡付けて初めて納得す
るというメンタリティで、この100年の発展を遂げてきたわけです。
ノーベル賞をもらった物理屋の9割以上、現存する人という意味では100%
が、相当タチの悪いイチビリの集団と思って間違いない。素直じゃないん
です。
で、素直に人の言うことを断片的に鵜呑みにしていたら、絶対にサイエン
スの新しい発見なんかできないんですね・・・。
ということで、変なところから今回の結論が出てきました。
今日、21世紀の先端科学で、なんであれ業績を生み出そうと思ったら、学
校で習うことを唯々諾々とパターンで暗記し、何でも正解する優等生は、
まずほとんどの場合、貢献できません。
特に権威主義の人、理由を明示せずに煙に巻いたり、煙にまかれてもそん
なものか、と思考停止してしまう状態、端的に言えば「いちびり」でない
人は、自然科学の「基礎研究」で従来の常識を覆すような成果を挙げる期
待値が必ずしも高くないでしょう。
なぜなら、既存のものを打ち破る仕事は、既存のものを無批判に暗記する
心根からは出て来にくいから。
そして、この「いちびり魂」みたいなものの中に、研究を遂行する力と、
研究不正を防止する倫理の一番の核心が詰まっていると、私は思うので
す。 また、それは何も研究だけではなく、あらゆるR&D、社会的な仕事にも通
低する骨法にも通じているのです>(以上)
大いに示唆的な論考だ。中共の学者、言論人にイチビリはいない。いても
即刑務所行きだ。人権派とか、法治を求める公民権派もパクられる。
日本では物事についての見方は100人いれば100通りだが、中共では中共が
認めたひとつの見方しかない。13.7億人の人民がいても習近平の見方しか
ない。皆クチパク、暗愚だ。
人民は66年間も中共中央の真似っこ、クチパクに専念していたから考える
力がない。思考停止状態だ。世界を大変革するような科学技術は生まれな
い。ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズといったイチビリは中共では絶
対に出現しない。彼らが中共で生まれていたらとっくの昔に刑務所で殺さ
れていたろう。
米国の産軍学複合体制にはいろいろな評価があるが、戦費を除く年間60兆
円ほどの国防予算から莫大な研究費が賄われている。戦争は科学技術で勝
敗が決まる。産軍学複合体制によるイチビリたちの研究は採算度外視で進
められるから、たまにものすごい発明が生まれる。
原爆から原発が生まれ、ロケットから弾道弾ミサイルが生まれ、軍事研究
所を結ぶ通信ネットからインターネットが生まれた。サランラップ(Saran
wrap)は海上を低空飛行する軍用機を塩害から守る塗料(ポリ塩化ビニリ
デン)の開発から生まれた。SaraとAnの旦那さんが共同で発明した。
軍事技術は民生用技術と重なる。米国が世界最大の経済大国であるのは、
最先端技術を持っていることと、膨大かつ多種多彩なイチビリによる。ス
タートアップで満塁弾を目指すイチビリもゴマンといる。
中共で唯一のイチビリは習近平だ。虎退治という政敵抹殺のための手段と
して反腐敗運動を 発明 したが、66年前の毛沢東の真似っこ、パクリだ。
中共に世界を制する革新的技術は作りだせない。イチビリ初年兵の小生は
そう確信している。あっちも時々チビルがの。
■4月17日(金)。朝は室温18度、快晴、フル散歩。
夕べは4月8−9日以来の集団的子育て。久し振りで孫を抱きしめて歓迎す
るが、1分後には耳栓をしないと死ぬ。それでも週に1回くらいは来ない
と、ちとつまらない。今日は熱がまだ引かない3歳男児を預かるが、小生
には泣いても喚いてもどうしようもないと知っているから大人しいものだ。
Nは3年越しの離婚交渉がようやく成立したという。やれやれ。6歳女児の
親権はNにあるが、旦那とそのご両親は孫との面接をこれまで通りにでき
る。ご両親は孫の学資保険を続けてくれるそうで、ありがたいことだ。
ご両親に罪はない(一人息子を甘やかして育てたのは失敗だったが)。ご
両親を慰労したい気分である。
クネ韓国は「恩讐の彼方に」とはいかない。叩きまくるのが良策だ。ブロ
グ「argus akita」4/14「価値観共有不可の再確認∼南朝鮮による産経新
聞元支局長問題∼」から。
<『あなたは出国できません』
空港等のPC(パスポート・コントロール)でこう言われたことのある人はよ
くわかると思うが、相当に血の気が引く状況である。
(きっとそう言われただろう)産経新聞の元支局長の出国禁止処分が検察の
『人道的次元』(聯合ニュース)によって解除され8ヶ月ぶりに帰国するそ
うだ。家族や関係者の大きく安堵する気持ちが想像できる。なーにが人道
的次元だ!
PCで出国不許可の経験は筆者は4回ある。モスクワのシェルメチェボ空港
で2回とドモジェドヴォ空港で1回、ウクライナ・キエフのボリスピリ空港
で1回。
最初の『あなたは出国できません』は1996年、ロシアに日本人が個人でビ
ザ取って行くなどはあまり一般的でない時代で、PCの係官もあの旧ソ連時
代の軍人のフライパンを頭に乗っけたようなイカツイ帽子を被った奴で、
そんな奴から見下ろされる目線で出国不可&別室に行けというご託宣は今
考えても相当にビビッた記憶がある。
何といっても体の大きさは違うし拳銃をすぐに抜く用意のある相手だ。挨
拶とハラショ、シトシト?ぐらいのロシア語では到底太刀打ちできない。
念のため書くが、別にこれといった犯罪を犯したわけではない。(強いて
言えば軽いルール違反か。しかしそれが命取りになる場合もある)
ロシアは基本的にまだ日本人の個人的な自由旅行を制限していて、宿泊を
証明するレギストラーツィア(飛行機の中で書いて入国時に半分預けて半
分出国時に使うもの)の運用が数年前に少々緩和されたものの、宿泊場所
がホテルならそのホテルの宿泊を証明するスタンプをそのレギストラー
ツィアに押してもらう必要がある。これが無いと滞在中の行き先が不明と
され、調べられるわけだ。
(平井:ロシアでの恐怖の経験が続くが略す)
(ウクライナの)キエフのボリスピリではPCに並んでいる時に私服の係官
が近寄ってきて持っている外貨について聞かれ、ドルでいくら、ユーロで
いくらと口頭で答えた。こっちも時間が迫っていたため適当に答えていた
ら別室に来いと。(まだウクライナにはビザが無いと入国できない時代だ)
財布や手荷物を好きなだけ調べた挙句、持ち出し額(実際ウクライナは外
貨持ち出し制限が厳しいことは知っていたし、現在もそうだろう)が申告
と違うとかほとんどいちゃもんレベル。
仕方が無いので、奥の手を使った。持っていたマールボロの箱にドル札、
ハミルトン(10ドル)とリンカーン(5ドル)2枚を入れて、箱ごと『タバコ吸
わないか?』相手が1人のときはこれに限る(^^)。その後、解放され何とか
飛行機の出発に間に合った。そんなものである(^^)。
産経新聞の元支局長の出国禁止は明確な法的根拠も示されないままの禁止
8ヶ月で、明らかに人権侵害であり、世界中のマスコミも何度も批判して
いたものだ。批判しないのはパン・ギムンの国連くらいだろう。
帰国次第、外国人記者クラブで記者会見を開いて、南朝鮮の人治主義と人
権侵害を糾弾すべきだ。何なら、新聞社とともに損害賠償を請求してもい
いのではないか。
改めて『南朝鮮は民主主義国家、法治国家とは価値観を共有できない国』
ということを世界に知らしめて欲しい>(以上)
ロシアやウクライナなど旧東側諸国というのは、今でも袖の下、賄賂が有
効なのだろう。中共もそうだ。韓国の汚職もしばしば報道される。法律は
あっても法治の精神がない。仏つくって魂入れずだ。そういう国は一流に
はなれない。
AIIB(愛撫?、インチキ銀行)もゴーストタウン、ゴーストハイウェイ、
ゴーストレイルウェイ、ゴーストハーバーを造って終わりになる。銀行自
体ができるのか?(2015/4/17)
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唖然として台湾軍
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Andy Chang
しばらくご無沙汰しました。2週間ほど台湾ですごし、今はシンガ
ポールに来ています。この2週間に台湾で見聞したことを書いてみ
ようと思います。第1回は「唖然として台湾軍」と名付けた中華民
国軍隊のあまりにもひどい軍紀紊乱の報告である。
第2次大戦中、「ああ、厳として台湾軍」という台湾軍の歌があった。
今でも多くの台湾人に知られている歌である。今の軍隊は台湾軍で
はなく中華民国の軍隊だが、正に唖然たる世界に2つとない中華民
国軍(シナ軍)である。どうして台湾に駐在する日本人記者がこん
なすごいニュースを報道しないのか。ぜアメリカの駐在記者も報道
しないのか。
この2週間ほど、台湾は「アパッチ観光団」(阿?契観光団)と呼ぶ
スキャンダルで賑わっていた。中華民国陸軍がアメリカから購入し
た最新鋭のアパッチ・ヘリコプター(AH-64)の軍事基地に、陸軍航
空部601旅団の作戦副隊長の労乃成中佐が、李?蓉と言う女性テレ
ビタレント夫婦の率いる友人ら20数人を基地に入れ、最新の攻撃型
ヘリを観覧させ、ヘリの付近やコックピットに座ってヘリのヘルメ
ットをかぶった写真を撮り、その写真をフェイスブックに発表した
ことで大問題になった。
メディアの報道で問題になったあと、労乃成中佐は民間人を無検査
で軍事基地に入れたのは総勢20人の親戚や友人を入れたと白状し
た。ところが軍の調査で白状したのもウソで、実情は26人、しかも
この中に平山直人という野村証券の調査員、及び5人の外国籍の介
護人も参加して居たので外国人を軍事基地に無検査で入れたと言わ
れ、スパイ嫌疑と機密漏洩など問題になった。労乃成中佐は平山直
人を別人の名前で基地内に入れたことも判明した。
おまけにその後の調査で、労乃成中佐は半年前に機密ヘリコプター
のヘルメットを自宅に持ち帰り、ハロウィーンパーティにヘルメッ
トをかぶって参加したと言うのだから呆れてものが言えない。
●アパッチヘリコプター
アパッチヘリコプター(AH-64)とはアメリカ最新の攻撃型ヘリで世
界最強の攻撃力を備えていると言われる。これは古いコブラ型ヘリ
(AH-01)をはるかに上回る攻撃力を備え、アメリカでも最新機密に
属するヘリで、アメリカは世界各国の要求購買請求のうち、台湾に
だけこの機種を販売したと言われる。
ヘリコプターの提供決定は2008年ブッシュ大統領の時代で、オバマ
時代になって馬英九政権が中国寄りになったあと、オバマは最新武
器の提供を許可していない。中華民国政府は潜水艦が欲しいと何度
も申し入れているがオバマが許可しないので自力で潜水艦を製造す
る計画を立てている。
2008年のブッシュ政権の販売決定の後、593億台湾元(約2億ドル)
の経費でアメリカに兵士を派遣してヘリ搭乗員訓練をした。そのあ
とで30機のアパッチヘリコプターを購入した。つまり労乃成中佐は
アメリカに派遣されて訓練されたヘリ搭乗員、中華民国の軍隊では
エリート中のエリートである。
報道によるとアパッチヘリコプターの購入値段は一台が7.9億元
(約2800万ドル)と言われる。ヘリは2013年10月に第一台が到着
し、2014年10月10日に総数30機が到着し、台湾の竜潭に601旅団
基地が成立した。この間訓練中に一台が墜落したので、現在は全部
で29機が601旅団のヘリ部隊である。
これが中華民国の軍隊の最新鋭部隊の実情だ。最新鋭ヘリの基地内
に民間人を入れて最新鋭ヘリの写真やコックピットに座ってヘルメ
ットをかぶり、女芸人がフェイスブックに流した写真にはコックピ
ットの計器類パネルが映っていたとか、子供たちがヘルメットをか
ぶって走り回って遊んだと言う。
●旅団長も観光団を引き入れていた
事情が明るみに出たあと、最新の軍事機密が明るみになったとして
大問題になったが、調査でわかった事実は副隊長の労乃成中佐だけ
でなく、601旅団長も観光団を引き入れていたことがわかった。旅
団長や副隊長などが友人を基地内にいれるのに訪問者リストを提出
する必要があるが訪問者の身分調査は行っていない、しかも労中佐
が率いる高級車6台が基地に入った時も衛兵は副隊長の車を見て全
員を無検査でパスさせていた。
事件が発覚した後、観光団はアパッチヘリコプターだけでなく、コ
ブラ・ヘリコプターの部隊や戦車部隊などにも観光団が入り込んで
いた、つまり中華民国の軍隊は殆ど完全無防備で機密を公開してい
たことになる。
中華民国の空軍は嘗てアメリカから購入したF16-AB型の戦闘機が
三機ほど中国に逃亡した事件があり、台湾に最新武器を売らないよ
うにしていたはずだが、今回のアパッチ観光団事件で明るみに出た
とんでもない軍隊の実情で今後の提供は無くなる可能性がある。
世界でこんなにも呆れた軍隊があるとはまさに前代未聞だが、馬英
九が総統になって中国接近を始め、武力行使をしないと発表し後、
軍隊はあっても無きに等しいものになった。その上に馬英九は徴兵
制度の廃止を実施すると言うが、中華民国の軍隊はまったくお粗末、
いくら最新武器があっても国を守る心がなければダメである。
●「大事化小、小事化無」
「阿?契観光団」事件は大事件となったので、労中佐は過失処分、
軍務停止、機密漏洩などで起訴されたが、彼が引き入れた観光団の
民間人も15人ほどが起訴された。軍部では旅団長も引責処分、陸軍
総司令から参謀総長までが引責処分を申し出ている。
こんな阿呆な軍隊になった責任は馬英九総統にあると譴責する人も
いる。参謀総長、三軍の総司令官が処分を受けただけでは阿呆な軍
隊は改善できない。総統も処分を受けるべきである。
ところがスキャンダルが大きくなって総統の責任に言及されるよう
になったら、メディアは、ヘリコプター基地は軍事機密ではないと
言い出した。次にヘリの内部写真は軍事機密ではないと言い、ヘリ
の計器類を写真にしても問題はないと書いた。
ヘリのヘルメットには通信機械が内蔵されているが、ヘリコプター
が操作していない状態ならヘルメットは軍事機密ではないと書いた。
女芸人が起訴されたことに関しても、ヘリコプター基地は重要な軍
事基地でないから民間人が入っても罪にならない、ヘリコプターの
コックピットも重要機密でないから起訴される理由は薄弱だと言い
出した。
これは当に問題を小さくしてことを収めようとする中国人のトリッ
ク、いわゆる「大事化小、小事化無」である。
国の軍隊に機密がない、民間人が最新の攻撃型ヘリコプターに入り
込んで写真を撮っても問題ない。軍人が機密ヘルメットをかぶって
ハロウィーンパーティで浮かれ遊んでも問題はないなら、この国は
いつ滅んでもおかしくない。おまけにこんな阿呆な軍隊のスキャン
ダルで民間人にも危機感がないとすればなおさらである。
━━━━━━━
話 の 福 袋
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◎イスラム国の黒幕」殺害か=フセイン元大統領側近―イラク
【カイロ時事】中東の衛星テレビ局アルアラビアなどによると、イラク北
部サラハディン州のジャボウリ知事は17日、州都ティクリート近郊での治
安部隊による急襲作戦により、「イスラム国の黒幕」で旧フセイン政権ナ
ンバー2だったイザト・イブラヒム元革命指導評議会副議長を殺害したと
述べた。
元副議長は過激派組織「イスラム国」に幹部として加わり、同組織が昨年
6月に北部モスルなどを制圧した際に重要な役割を果たしたとの見方があ
る。翌7月には、同組織を称賛する本人のものとされる音声メッセージが
公開されていた。
ジャボウリ知事は、「イスラム国の黒幕」とされる元副議長の死亡は、同
組織への大きな打撃となると語った。 時事通信 4月17日(金)23時34分配信
◎自民党、テレ朝「報道ステ」をBPOに申し立て審理求める考え
17日午前、厳しい表情で自民党本部を訪れたのは、NHKの堂元 光副会長
と、テレビ朝日の福田俊男専務。
自民党は、報道番組の内容に問題があったとして、党の情報通信戦略調査
会に、NHKとテレビ朝日の幹部を呼び、事情を聴いた。
情報通信戦略調査会で川崎二郎会長は「2つの案件とも、真実が曲げら
れた放送がされた疑いがある」と述べた。
聴取の対象は、NHK「クローズアップ現代」でやらせがあったと指摘さ
れている問題と、テレビ朝日「報道ステーション」で3月末、コメンテー
ターの古賀茂明氏が、番組降板をめぐり、「官邸からバッシングを受けて
きた」」などと発言した件。
終了後、テレビ朝日の福田専務は「(どのような話を?)当時のいきさつ、
コメンテーターの位置づけなどについて、お話させていただいた」と語った。
政権与党が、個別のテレビ番組の放送内容について説明を求めるのは異例
のこと。
「報道ステーション」で官邸からの圧力を訴えた古賀氏は16日、日本外国
特派員協会で会見し、聴取は放送法違反だと批判した。
この会見で司会をしたアメリカの経済誌「フォーブス」のジェームズ・シ
ムズ記者は「異例という感じがしますね。アメリカではあまり聞いたこと
がない。政権与党が、いちいち細かいところに、『ああだ、こうだ』って
いうのは不思議です」と指摘した。
テレビの政治報道をめぐっては、2014年11月、TBSの「NEWS23」に生出演
した安倍首相が、VTRで流れたアベノミクスに関する街の声について、
「選んでいると思う」と指摘し、意図的に編集されているとの認識をほの
めかした。
その直後、自民党は、衆議院解散の前日に、民放テレビ各局に、選挙報道
の公平中立・公正の確保を求める文書を送り、さらに「報道ステーショ
ン」に対しては、個別に番組内容を批判したうえで、公平な報道を求める
文書を送付した。
メディア論を専門とする上智大学の音 好宏教授は「特定の番組につい
て、事情を聴くこと自体が、1つのプレッシャーになるのは間違いない。
(メディアが)萎縮してしまう。批判、または検証を緩めてしまうことにな
る危険性がある」と語った。
自民党は今後も調査を継続する意向で、党幹部は、テレビ朝日の「報道ス
テーション」を、BPO(放送倫理・番組向上機構)に申し立てて、審理を求
める考えを明らかにした。
BPOは、問題があると指摘された番組・放送を検証する、NHKと民放連に
よって設置された第3者機関。
しかし一方で、そのBPOについて、今回、調査に携わっている自民党の議
員は、「BPOは全然透明性がない」と指摘していて、BPOのあり方を問うこ
とが狙いだというふうにほのめかしている。
フジテレビ系(FNN) 4月17日(金)18時59分配信
◎総人口1億2708万人=昨年10月現在、4年連続減―総務省
総務省は17日、昨年10月1日現在の総人口が前年比21万5000人減の1億2708
万3000人で、4年連続で減少したと発表した。
時事通信 4月17日(金)14時41分配信
◎初会談も溝埋まらず=首相「唯一の解決策」―沖縄知事は作業中止要
求・辺野古移設
安倍晋三首相は17日午後、沖縄県の翁長雄志知事と首相官邸で会談した。
首相は米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設について
「唯一の解決策だ」と表明。これに対して翁長氏は、「(沖縄で昨年行わ
れた知事選など)全ての選挙で、辺野古移設反対の圧倒的な民意が示され
た」と述べ、作業の中止を求めた。翁長氏の知事就任後、初めて行われた
首相との直接対話だったが、移設問題をめぐる双方の溝は埋まらなかった。
首相は辺野古移設について「丁寧に説明しながら、理解を得るべく努力を
続けていきたい」と指摘。「沖縄の振興、発展は日本にとって大変重要
だ。国家戦略として、さらに進めていきたい」と伝えるとともに、「戦後
70年においても、まだ沖縄に米軍基地の大きな負担をかけている」と語
り、負担軽減に取り組む決意を示した。
翁長氏は「沖縄は自ら基地を提供したことは一度もない」と述べ、県内移
設を進める政府を批判。「辺野古が唯一の解決策というかたくなな固定観
念に縛られず、移設作業を中止するように」と求めた。今月下旬の首相の
訪米にも言及し、「沖縄知事、県民は辺野古移設計画に明確に反対してい
るとオバマ米大統領に伝えてほしい」と要請した。 時事通信 4月17日(金)14時29分配信
◎<自民党>NHKとテレビ朝日から聴取
自民党の情報通信戦略調査会(会長・川崎二郎元厚生労働相)は17日午
前、党本部で会合を開き、NHKとテレビ朝日の報道番組で、「やらせ」
や政治的圧力があったとされる問題について、NHKの堂元光副会長、テ
レビ朝日の福田俊男専務ら幹部から説明を聴取した。
◇「やらせ」「政治的圧力」問題で
NHKの「クローズアップ現代」では昨年5月、多重債務者がブローカー
を介して出家の儀式を受け、戸籍名を変え融資などをだまし取る手口を紹
介したが、ブローカーとされた男性が「自分はブローカーではない」と訂
正を要求。
NHKは今月9日に調査の中間報告を公表し、一部に誤りを認めたもの
の、「やらせ」の判断は見送った。テレビ朝日の「報道ステーション」で
は、コメンテーターだった経済産業省出身の古賀茂明氏が3月27日の生放
送中、自身の降板を巡り官邸から圧力があったと発言。
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