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第8号
北星 第48期 第8号 2008年 3月 4日 発行 ノースウエスト航空日本支社労働組合 〒286−0202 千葉県富里市日吉倉223−1東ビル 303 号室 Tel.0476−93−2919 email : [email protected] 合併ニュース 2月末の WSJ ニュースで、 「合併条件は我々の方針の全てを満たしていない」 「これらの条件が全 て満たされなければデルタは独立企業として歩む計画に的を絞る」とのデルタ航空の CEO リチャ ード・アンダーソンと CFO の署名の入った社内メモを残していた事が報道されました。 NW のパイロット達が先任順位を譲らず、合併の交渉が未だ行き詰まっているようです。この先任 順位で合意しない限り、両社は合併には消極的だとの事です。 この合併の交渉で既に双方のパイロットが得ていると言われているもの ● $2 billion(約20億円)のパッケージ: 賃金アップ・新会社の株式・重役会参加権 NW 航空と DL 航空のパイロットが合併の際の先任順位にこだわる理由 ● 先任順位の上から飛びたい飛行機の機種やスケジュールを選ぶ権利が有る為。 ● 自分の操縦する飛行機の大きさや機長か副操縦士かで賃金に差が出る為。 ● 毎月のスケジュールを選ぶのも休暇を選ぶのも先任順位の上から決める事が出来る為。 NW パイロット−4,500人・DL パイロット−6,300人 NW のパイロットは DL と比べると先任順位は高く、DL はチャプター11 時期の交渉で年金制度を失 い、年金を受ける為早期退職をしたシニアーが多く居、数的には多くても NW 航空のパイロットと 比べると若い層が多いようです。DL は人数の比率でシニオリティーを決めるべきと主張。 果たして、WSJ 紙がすっぱ抜いたという記事ですが、本当に DL 航空は独立企業として歩む気持ち があるのでしょうか?これからのドル箱と言われる、アジア路線・太平洋路線を持つ NW 航空です。 DL 航空の NW パイロット組合に対する忠告か恫喝なのではないでしょうか? 私達が会社に譲歩した$6ミリオン(600 万ドル)の使いみち!!! 2007 年 5 月に会社再生法通称チャプター11を脱した NW 航空ですが、その時に NW の CEO が享受 した株式報酬は$26.6 ミリオン(約 30 億円分)といわれ、CEO の給与は 2 億円といわれています。 この再生手続きにおいて様々な経費が使われましたが、その中で債権者委員会と言うものにも NW 航空は報酬を支払っています。 2 月 29 日の Star Tribune ニュースには!! 『破産裁判所の裁判官は、チャプター11 の際 NW 航空のコンサルタントを務めた 2 社に対して、 成功報酬ボーナスとしての$4.3 ミリオン(約 4 億 5 千万円)の支払いを却下した。 』 NW 航空は既に Lazard Freres & Co.と FTI コンサルティング会社にはそれぞれ、$5.6 ミリオン と$7 ミリオンの成功報酬を支払っているが、それぞれ、さらにボーナスとして$3.25 ミリオン と$1 ミリオンのボーナスを要求していた。が、ヘッジファンド・US Trustee・FA 組合 AFA が裁 判所に意義を申し立てていたもので、裁判所は 2 社に対するボーナスを支払う必要が無いと判決 を下しました! (Lazard Freres & Co.の時給$876 ドル、FTI の時給$727 ドル)