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講演資料(2) [PDFファイル/3.22MB]

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講演資料(2) [PDFファイル/3.22MB]
リスクコミュニケーション取組事例紹介
2013年1月30日(水)東芝キヤリア株式会社 津山事業所
発表者:津山総務担当 米山康晴、津山環境工務担当 山本 孝
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
1
東芝キヤリア㈱ 会社概要
社 名
:
本社所在地:
資本金
:
株 主
:
東芝キヤリア株式会社 (Toshiba Carrier Corporation)
東京都港区高輪3-23-17
115億1千万円
東芝コンシューマエレクトロニクス・ホールディングス㈱ 60%
キヤリア・HVACR インベストメンツ 40%
会社沿革 :
1999年4月1日 ㈱東芝 空調・設備事業部と米国キヤリア社の合弁会社として
「東芝キヤリア㈱」発足
2008年4月1日 東芝キヤリア㈱・東芝キヤリア空調システムズ㈱・東洋キヤリア工業㈱
の3社が統合し、新生「東芝キヤリア㈱」発足
代表者
:取締役社長 井上 章(いのうえ・あきら)
関係会社 :18社(国内8社、海外10社)
従業員数 :TCC単独2,300名、グループ2,800名(2010年10月1日現在)
国内拠点 :本社事務所(東京都港区高輪)、富士事業所(静岡県富士市)、
掛川事業所(静岡県菊川市)、津山事業所(岡山県津山市)
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
国内事業拠点
3事業所
8営業部
42営業拠点
関東甲信越エリア 8営業拠点
さいたま、群馬、栃木、新潟、長野、
東京、神奈川、東神奈川
北陸エリア 3営業拠点
金沢、富山、福井
東北エリア 6営業拠点
仙台、岩手、青森、
秋田、福島、山形
本社 8営業部
ソリューション営業部、
首都圏設備営業部、施設営業部、
冷機・店舗営業部、
サービス営業部、広域設備営業部、
コンプレッサー統括部、列車空調統括部
関西エリア 4営業拠点
大阪、京滋、和歌山、神戸
津山事業所
富士事業所
中国エリア 4営業拠点
広島、岡山、山口、山陰
掛川事業所
九州エリア 8営業拠点
福岡、北九州、熊本、鹿児島、
大分、宮崎、長崎、沖縄
四国エリア 4営業拠点
高松、松山、高知、徳島
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
中部エリア 5営業拠点
名古屋、静岡、浜松、
岐阜、三重、
東芝キヤリア製品ラインアップ
家庭用
HP給湯機
東芝エコキュート
大形空調
設備用
空冷パッケージ
ヒーポン
給湯機
・
業務用HP給湯機
ホットパワーエコ
循環加温ヒートポンプ
循環加温
ヒートポンプ
店舗用
エアコン
軽い小さい
列車クーラー
ビル用
マルチ
空調機
N700系新幹線
CC機器
スーパーモジュールマルチ
Web対応空調管理
ショーケース
インバータ冷凍装置
24時間換気システム
パイプ用ファン
換気扇
浴室換気
乾燥機
インテリア有
圧換気扇
コンプレッサ
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
ツインロータリー
冷蔵庫用
レシプロ
事業所概要
•
•
•
•
所 在 地
創
業
敷地面積
従業員数
:岡山県津山市国分寺555番地
:1974年6月 (旧東洋キヤリア工業(株)津山工場として)
:249,721㎡ 建物面積 :30,411㎡ (緑地面積133,506 ㎡
:213名 (構内委託業者含む)
緑化率53.5%)
工場棟
事務所棟
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
津山事業所の歴史
1930年
1939年
1963年
1969年
1974年
1981年
1986年
1993年
1999年
・12月3日、米キヤリア社と三機工業の合弁により東洋キヤリア工業(株)
設立。(戦後は米キヤリア社の100%出資子会社となる)
・蒲田工場新設。(1953年、足立工場に一体化する)
・埼玉工場竣工。(1981年、津山工場に一本化)
・工事事業部門を分離、「新日本空調株式会社」を設立。
・津山工場竣工。(工業再配置法・中国通産局第一号)
・自然保護協定・公害防止協定を津山市と締結
・近隣町内会役員様との懇談会開始
・津山工場、生産設備を総合的に刷新。
・津山工場、新鋭大型テスト設備導入刷新。 ・町内及び市最終放流口採水立ち合い
・ISO9001認証取得。
・米キヤリア社と(株)東芝の合弁により東芝キヤリア(株)、東芝キヤリア
空調システムズ株式会社(販社)発足。東洋キヤリア工業は、100%出資子会社となる。
2007年
2008年
2009年
・東芝環境経営監査を導入
・ISO14001認証取得
・東芝キヤリア(株)津山事業所へ変更
・環境保全協定を津山市と締結
・OHSMS18001認証取得
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
・町内及び市との環境対話会開始
津山事業所の歴史
1970
1980
1990
2000
2010
東洋キヤリア工業(株)
1930年(昭和5年)創立
ISO9001
ドイツTUV
認定取得
1974業務用パッケージ
チラー、ファンコイル製造
アメリカASME
Uスタンプ取得
空気調和の父
キヤリア博士
認証取得
1993
OHSAS18001
認証取得
2009
ISO14001
認証取得
2007
空 調 事 業
★1974年6月
旧東洋キヤリア工業㈱津山工場
として操業開始
東芝とキヤリアJV
(1999)
緑化優良工場通商産業大臣賞:2000/10
省エネ大賞 経済産業大臣賞(SFMC):2007/01
省エネ大賞 経済産業大臣賞 (USX) :2012/02
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
3社合弁(2008)
東芝キヤリア発足(TCC)
SFMC上市
USX上市
2006/10
2010/10
津山事業所生産品
業務用パッケージエアコン (8~120馬力)
・ R410A空冷ヒートポンプ式(8-30馬力)
・ R410A空冷ヒートポンプ/冷専式(40-120馬力)
・ R410A空冷一体形シングルエース(8-30馬力)
[標準形・外調機・中温・エコダンパ仕様]
・ R407C水冷冷専式(8-120馬力)
熱源機チリングユニット (3~540馬力)
・R410Aスーパーフレックスモジュールチラー
(90-540馬力)
・SFMC/SFMC-R/水冷SFMC
・R410A ユニバーサル スマート X (USX:30, 40, 5O馬力)
・R407Cチラー(3-20馬力)
・水冷式/空冷式ヒートポンプ/冷専(モジュール型)
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
TCCの環境推進体制
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
9
TCCの環境基本方針
環境基本方針経営理念および環境ビジョンに基づき、環境に関する基本方針を次のとおり定める。
東芝キヤリアグループは、家庭用および店舗・オフィス用のエアコン、ビル・工場用空調機、列車空
調装置、換気扇、冷凍機、コンプレッサー等の開発・製造・販売・サービスを含む企業グループとし、
環境調和型製品を社会へ提供することおよび環境負荷低減に配慮した事業活動を通じて社会貢
献することを目指しています。そして、「“かけがいのない地球環境”を健全な状態で次世代に引きい
でいくことは、現存する人間の基本的責務」との認識に立ち、環境活動を推進します。
<環境経営の推進>
1.環境への取組みを、経営の最重要課題の一つとして位置づけ、経済と調和させた環境活動を推進します。
2.事業活動、製品、サービスに関わる環境側面について、環境影響を評価し、環境負荷の低減、汚染の防止などに関する環境目的および目標を設定して、環境活動を推進しま
す。
3.監査の実施や活動のレビューにより環境経営の継続的な改善を図ります。
環境に関する法令、当社が同意した業界などの指針および自主基準などを遵守します。
4. 従業員の環境意識をより高め、全員で取組みます。
5. グローバル企業として、グループ一体となった環境活動を推進します。
<環境調和型製品・サービスの提供と事業活動での環境負荷低減>
1.資源の有効性を認識し、製品・事業プロセスの両面から有効な利用、活用を促進する、積極的な環境施策を展開します。
2. 製品のライフサイクルを通じて、環境負荷の低減に寄与する環境調和型製品・サービスを提供します。
3.地球温暖化の防止、資源の有効活用、化学物質の管理など、設計、製造、流通、販売、廃棄などすべての
事業プロセスで環境負荷低減に取組みます。
<地球内企業として>
1.優れた環境技術や製品の開発と提供、および地域・社会との協調連帯により、環境活動を通じ
て社会に貢献します。
2.相互理解の促進のために、積極的な情報開示とコミュニケーションを行います 。
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
コミニケーション活動
環境基本方針
相互理解の促進のために、積極的な情報開示とコミュニ
ケーションを行います。
東芝環境経営監査
・地域住民との対話実施
・地域行政との対話実施
環境コミュニケーション活動が環境経営度評価されるた
め経営者が積極的に活動を指示している
・WEB環境ダイジェストレポートや環境CSR報告書にて活動紹介
・直接対話することにより、当社活動の理解と相互の協力関係を築く
・各事業所で独自の活動を展開していく
東芝キヤリア㈱ホームページhttp://www.toshiba-carrier.co.jp/
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
11
コミュニケーション活動事例
1
1.近隣町内会役員様との懇親会を開催(年1回)
・目的 : 当社活動を理解していただく事と近隣町内会様の御意見や苦情を
聞く場を持つことにより、地域の中で共存共栄できる関係づくりをするため
・開始時期 : 1974年(操業開始年から)年初に行う
・場 所
・参加者
・内
容
: 当社会議室
: 近隣2町内会役員様(8名) 当社:事業所長、総務長、
環境管理責任者、環境担当長
: 当社の近況(経営状況等)、環境活動報告、当社への要望
工場見学、懇親会(食事)
地域との意見交換の場
+環境活動報告
意見を活動へ
過去にでた意見:
・境界線上にある雑木を整備してほしい
・薬品管理方法は大丈夫か
・運動会のとき駐車場を使用させてほしい ・経営状況は大丈夫か
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
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コミュニケーション活動事例
2
2.最終放流口の採水立ち合い
・目 的 : 最終放流口水質測定の採水を行政と町内会役員様立ち合いのもと行い
後日、測定結果を報告しています。外部からの監視の目を入れること
により、環境リスク管理の強化と地域からも安心していただけます
・開始時期 : 1974年(操業開始年から)年4回実施
・場 所
: 当社最終放流口
・参加者
:近隣町内会役員様(1名)津山市職員(2名)
当社:総務担当、環境担当長
立ち合いすることで企業の管理状況確認できる
下流域のリスク管理強化ができる
監視
信頼・安心していた
だくため環境施設管
理強化をする
監視
直接監視することにより安心できる
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
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コミュニケーション活動事例
3
3.環境対話会の実施
・目 的 : 行政と町内会役員様と対話することにより、行政の取り組みや要望を
当社活動へ取り込むことができる。行政担当者と話ができるため当社の
要望も話しやすくなる
・開始時期:2009年から年2回実施 (最終放流口採水立ち合い後)
・参加者 :近隣町内会役員様(1名)津山市(2名)
当社:事業所長、総務担当、環境担当長
・内 容 : 環境活動報告、当社への要望、地域と連携した生物多様性活動等
(堅苦しいものでなく会話ができています)
過去の御意見
・暑気対策でグリーンカテーンをしてみたら(実施済み)
・太陽光発電を取り入れたら(投資計画中)
・県が行う生物多様性説明会へ参加してほしい(参加)
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
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コミュニケーション活動事例
4(生物多様性活動)
4.津山事業所内で自然観察会を開催
目的:周辺地域と行政と連携した生物多様性活動の展開
生物多様性活動を広く従業員へ理解してもらうため、岡山県が
主催している「協働による環境学習出前講座」へ申し込み、10月
27日(土)津山事業所内で自然観察会を開催した。
参加者:18名
講師として岡山県から大坪先生を招き、生物多様性基礎講座と
事業所内の池(御三池)周辺で自然観察会を行った。
生物多様性基本講座では、生物多様性についての意味や世界、
日本の活動内容を解り易く説明していただき、生物多様性という
言葉を知らなかった参加者が多くいましたがこの講座により、理
解でき大変良かった。
自然観察会では、双眼鏡と図鑑を持ち御三池周辺を散策しまし
た。池には亀が姿を出し、遠くの木の上にモズが止まっているの
が確認できた。また上空を見上げれば岡山県の絶滅危惧Ⅱ類に
指定されているオオタカが旋回している姿が見え、参加者全員双
眼鏡で見上げ驚きと共に感動した。
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
確認出来た動植物
(鳥類)ヒヨドリ、ハシブカラス、モ
ズ、鶯、 トンビ、オオタカ、ノスリ
(植物)栗、檜、三つ葉ツツジ、ナ
ツハゼ、アケビ
コミュニケーション活動事例
5
5.その他の活動
①
工場見学受け入れ(2012年12月末時点 69組・519名)
② 近隣高校へ臨時技術指導講師(アーク・ガス溶接)の派遣(勝間田高等学校)
③ 支援学校学生の支援研修受け入れ(岡山瀬戸高等支援学校、誕生寺支援学校)
④ 省エネ講演会講師派遣(中国電力㈱、その他)
⑤ 美しいまちづくり運動推進事業への協賛(津山市主催)
⑥ 山林雑木整備、草刈(年4回実施)
⑦ 毎月10日
東芝デーの実施(工場周辺の清掃活動)
⑧ 毎週月曜朝礼後に全員で工場内一斉清掃
⑨ 近隣小学校・町内会運動会、ふれあい祭りへの駐車場提供
⑩ 交通安全委員会による、事業所周辺の交通安全巡視(年3回実施)
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
16
まとめ
まずお互い顔を合わせ話をすることから始めました。その後取り巻く環境の
変化があり、対話のなかに環境管理項目や環境活動といった内容も話すよう
になりました
ISO14001を取得することにより事業所内の環境管理は、より厳しい基
準で管理するべく改善を進めています。この内容を対話会にて報告すること
で自分達の活動が地域で評価されてきています。また事業所内のリスクも共
有化できています
報告資料は、ISO14001監査用に作成したものを使用しています。注意
していることは、相手が専門家でないので解り易い説明するよう心掛けてい
ます
対話会で出た御意見、御要望は次活動にフィールドバックしています
最近では、「良い活動をしている」「地域に良く協力していただき感謝して
いる」「安心感が持てる」と言っていただけるようになりました
企業は地域の一員であると心掛け活動をやっています
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
リスクコミュニケーション活動紹介
お わ り
東 芝 キ ヤ リ ア 株 式 会 社
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