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ボリューム 8 すべてのリリース ストレージ システムを 以降
ボリューム 8 すべてのリリース ストレージ システムを 2014年3月 以降にアップグレードすることの重要性 1 R33アレイの33.038へ のアップグレード このドキュメントの発行時点で、R33ファミリ内のコードのEMCの公式なターゲット バージョンは、 05.33.000.5.038です。EMCでは、ストレージ システムでR33ファミリ内のコードを実行しているす べてのカスタマーに対し、05.33.000.5.038以降に速やかにアップグレードして、以下に説明する いくつかの大規模な修正を適用することを強く推奨しています。 Block OEバージョン05.33.000.5.038(33.038とも呼ばれる)は、とりわけ、以下の3個の重要な問題 を修正する重要な修正プログラム サービス パックとして2014年1月13日にリリースされました。 1. EMCテクニカル アドバイザリ 175619: このアドバイザリで説明しているように、コードのアッ プグレードまたは時間差での再起動を行わない限り、VNXシステムでは、ランタイムが80日 続いた後に再起動が発生する可能性があります。05.33.000.5.038よりも前のR33ファミリ内 のコードを実行しているVNXストレージ システムでは、アップタイムが早ければ80日続くと、 両方のストレージ プロセッサが予期せずに再起動する可能性があります。正確な日数はモ デルによって異なります。SPが再起動される間隔が短すぎると、SPキャッシュが失われる場 合があります。詳細と、コードのアップグレード前にリスクを軽減するために実行するステップ については、リンク先のEMCテクニカル アドバイザリを参照してください。 2. ブロック重複排除プール内のLUNが特定の状況下でオフラインになる可能性のある問題。 この問題は、小規模のブロック重複排除プールには影響しません。ただし、安全のため、 R33のコードを実行し、ブロック重複排除機能を使用しているすべてのカスタマーに 05.33.000.5.038へのアップグレードをお願いしています。 不整合が 原因でブロック重複排 除LUNがオフラインになった場合は、LUNをオンラインに戻す前に、アレイをアップグレードす る必要があります。 3. BBUの自己テストが毎週ではなく毎日実行される可能性がある問題。この問題は、 05.33.000.5.035で部分的に修正されましたが、完全な修正は05.33.000.5.038で行われま す。BBUの自己テストは、毎日実行される以外にも、再反復して実行される場合があります。 自己テストの実行中に、さまざまなFRUがオフラインになる可能性があります。最も影響を受 けやすいFRUは、管理モジュール、特定のSLIC、ストレージ プロセッサ自体です。この問題が 原因で、不必要なハードウェアの交換が数多く行われています。ハードウェアを交換しても、 この問題は解決しません。05.33.000.5.038のコードで解決します。 USMの新しい自動通 知機能 2 R32.201以降でスナッ プショット コードを強化 (更新) 2 R32ファミリのVNXスナッ プショットCLIのヒント 2 ターゲット コードのリビ ジョンと主な修正 3 古いR31ファミリのSP は497日後に管理不能 になることがある 4 圧縮が有効化されてい るシックLUNを拡張す ると、プールに予約済 み領域が誤って作成さ れる 4 Webでフォローしてください。 このリリースには、前述の修正に加えて、バグチェックやその他の重要な修正も多数含まれてい ます。修正の一覧については、Block OE 05.33.000.5.038のリリース ノートを参照してください。 UPTIME BULLETINに関する カスタマーのドキュメント コメントをお待ちしております。 https://mydocs.emc.com/VNX 今後の発行物に対するご意見 は、こちらまでお送りください。 http://emc.com/vnxesupport [email protected] VNX Seriesのページで 「UPTIME BULLETIN」を検索 https://support.emc.com/ products/12781 最近リリースされた ( に含まれている )バージョン の新しい自動通知機能の紹介 2014年第1四半期にリリースされたUSM(Unisphere Service Manager)バージョン1.3.2.1.0051では、USMが接続されている アレイで新しいソフトウェアが利用できるようになるとプロアクティブに通知する新機能が追加されました。そうしたプロアクティ ブな通知を受け取るためには、USMがシステムにログインされている必要があります。新しいソフトウェアが利用可能な場合 は、USMを起動し、ストレージ システムに接続すると、スクリーンの下部にプロアクティブな通知が表示されます。通知ポップ アップは15秒間だけ表示されます。この通知の例を以下に示します。 赤い感嘆符(!)シンボルの上にカーソルを置くと、下の画像のように、接続されたストレージ システムで利用できるソフトウェ アをいつでも確認できます。 [Auto Notify SW rollover]アイコンをダブル クリックすると、USMのダウンロード ウィザードが起動します。ユーザーは、その ウィザードから新しいソフトウェア アップデート、ツール、リリース ノートをダウンロードし、その後、USMで[View]を選択して、 リリース ノートを読むことができます。 コード (以降)で スナップショット機能を 強化 2013年第1四半期に、VNXのUptime Bulletinで以下の情報を公開しました。 32.201より前のリリース32ファミリ内のBlock OEコードを実行しているVNXストレージ システムでは、最後に残ったVNXスナッ プショットが削除されると、1個以上のSP(ストレージ プロセッサ)が再起動を繰り返すという競合状態がまれに発生します。こ の問題により、一部のカスタマーは、VNXスナップショットの実装を遅らせるか、最後に残ったスナップショットを削除しないよう にしています。Block OEバージョン05.32.000.5.201では、この問題に対処し、VNXスナップショットに関連する前述の制限を 取り除きました。 2013年第1四半期にこの問題について最初に公表した後に、このバグの他の現象が発見されました。この問題は、シングル SPでパニックが発生したときや、LUNがオフラインになったときにも発生する場合があります。一般的な経験則として、 05.32.000.5.201よりも前のコードを実行している場合は、最新のターゲット リビジョンにアップグレードして、多くのバグ修正 を適用し、アップタイムと信頼性の評価を大幅に引き上げる必要があります。 (コマンド ライン インターフェ イス)を使用して作成された の スナップショットに影響を 与える問題 ド ライン インターフェイス)の欠陥で、コマンド ライ ン内でデフォルト オーナーが明示的に指定されて いないと、毎回SP-Aのデフォルト オーナーを使用 してSMP(スナップショット マウント ポイント)が作 成されるというものです。 不必要なトレスパスによって他の環境や構成の問 題が引き起こされる可能性が高いことから、EMC では、この欠陥に対する認識を高めることで、不要 なトレスパスを最小限に抑える必要があると考え ています。この問題を完全に回避するには、ユー ザーがUnisphere GUIを使用してSMPを作成する ベースLUNにSP-Bのデフォルト オーナーが設定さ か、SMPを作成するCLIコマンドを発行する際に、 05.32.000.5.209までのVNX OE R32ファミリ内の れている場合は、これにより、ストレージ システムの ベースLUNと同じデフォルト オーナーを明示的に すべてのバージョンのコードに影響する既知の問 バックエンド全体でトレスパスと不必要なリダイレク 指定します。 題があります。この問題はUnisphere CLI(コマン ト トラフィックが発生する可能性があります。 ターゲットのリビジョン EMCでは、各製品を安定した信頼性の高い環境で稼働させるために、ターゲット リビジョンを確立しています。ベスト プラクティスとし て、ターゲット コード レベル以上で運用し、入手可能な最新の機能拡張と修正のメリットを享受することを推奨します。現在のVNX/ VNXeのターゲット コードの導入率については、 http://support.emc.comで「adoption rates」を検索してください。 バージョン リリース日 ステータス 2.4.1.21519 2013年12月16日 ターゲット 2.4.2.21519 2013年12月16日 最新リリース リリース日 ステータス 7.0.54.6(File OEコンポーネント用) 2013年7月15日 ターゲット 7.0.54.6(File OEコンポーネント用) 2013年7月15日 最新リリース 05.31.000.5.727(Block OEコンポーネント用) 2013年7月15日 ターゲット 05.31.000.5.727(Block OEコンポーネント用) 2013年7月15日 最新リリース リリース日 ステータス 7.1.74.5(File OEコンポーネント用) 2013年12月13日 ターゲット 7.1.74.5(File OEコンポーネント用) 2013年12月13日 最新リリース 05.32.000.5.209(Block OEコンポーネント用) 2013年12月13日 ターゲット 05.32.000.5.209(Block OEコンポーネント用) 2013年12月13日 最新リリース リリース日 ステータス 8.1.1.33(File OEコンポーネント用) 2013年10月31日 ターゲット 8.1.2.51(File OEコンポーネント用) 2014年2月28日 最新リリース 05.33.000.5.038(Block OEコンポーネント用) 2014年1月13日 ターゲット 05.33.000.5.051(Block OEコンポーネント用) 2014年2月28日 最新リリース ユニファイド ユニファイド ユニファイド コード バージョン( コード バージョン( コード バージョン( および および および ) ) ) 製品のリリース ノートには、新しいコード リリース ごとの機能拡張の一覧が掲載されています。 および リリースに おけるファイル コードの機能拡張 ストレージ プロセッサが早ければ80日後に再 起動する可能性がある問題を修正しました。 におけるファイル コード の機能拡張 特定の状況下でデータの不整合を引き起こす 可能性がある深刻な重複排除の問題を修正 しました。 重複排除に関連して、複数のパニックが発生 する問題を修正しました。 重複排除機能とチェックポイント機能の両方の 使用に関係するまれなタイミング ウィンドウに よって、Data Moverでパニックが発生する問 題を修正しました。 タイムスタンプがまったく同一で月のフィールド が12(12月)である複数のチェックポイントを設 定したときに、Data Moverが再起動すること がある問題を修正しました。 NDUで多くの場合1つのバス上で1台以上のド ライブがオフラインになった後に発生する問題 を修正しました。 コードをR31ファミリからR32ファミリにアップグ レードしたときに、まれに発生するSPのパニッ クの問題を修正しました。 4 GB以上のファイルを読み取ると、Data Moverが異常停止する可能性がある問題を修 正しました。 リリース におけ る コードの機能拡張 リリース における コードの機能拡張 重複排除が有効になっており、7.1よりも前の Celerra/VNXにレプリケートされたファイル シ ステムをマウント解除できない問題を修正しま した。レプリケーション オペレーションが異常 停止することがあります。 VAAIのパフォーマンスの問題を修正しました。 BBUの自己テストが再反復して実行される場 合がある問題を修正しました。この問題によ り、さまざまなFRUがオフラインになったり、 再起動したりする可能性があります。 における コードの機能拡張 2 TBを超える仮想ディスクを復旧できない問 題を修正しました。 インターフェイスがダウンしている場合に発生 する可能性があるパフォーマンスの問題を修 正しました。 ユーザーがCIFS共有を拡張できなくなる場合 がある問題を修正しました。 ユーザーがストレージ システムを管理できなく なる場合がある複数の問題を修正しました。 Unisphereの「ワン ボタン シャットダウン」機能。 リリース におけ る コードの機能拡張 リリース よりも前のリリース ファミリ内の コードを 実行している ストレージ システム上でアップタイムが 日続い た後にストレージ プロセッサが管理不能になる可能性がある ナレッジベースの記事 90301では、バージョン05.31.000.5.720よりも前のコードを実行しているリリース31のVNXストレージ システムで発生する可能性がある問題について警告しています。問題の主な症状は、ストレージ プロセッサが497日以上連 続して稼働すると、Unisphere GUIを介してストレージ プロセッサを管理できなくなる場合があるというものです。これは、実際 には、基盤となるオペレーティング システムのバグで、最近のVNX Block OEコードのリリースで修正されました。 前述のリンク先のナレッジベースの記事では、カスタマーが直面している状況を確実に特定する方法を確認できるように、 症状を示しています。この状況の予防策は、コードをバージョン05.31.000.5.720以降にアップグレードすることです。EMCで は、現在、R31ファミリ内の最適な「ターゲット」コード リビジョンを05.31.000.5.727に定めています。ターゲット コード リビジョ ンと、さまざまなコード リリースでの主なバグ修正の詳細については、このUptime Bulletinの3ページ目を参照してください。 この問題が発生した場合は、一時的な回避策ですが、管理された再起動を実行することで、ストレージ プロセッサを通常の 管理状態に戻すことができます。EMCでは、そうした管理された再起動はすべてテクニカル サポートの指示の下で実行する ことを推奨しています。ベスト プラクティスとして、ストレージ プロセッサの管理された再起動を実行する前に、ストレージ シス テムでライト キャッシュを無効化することをお勧めします。これにより、ピアーSPで予期しない再起動によってキャッシュを保 存できない場合でも、キャッシュ ダーティーやデータ消失から保護されます。そのような場合はめったにありませんが、データ を完全に保護するためには、ライト キャッシュを手動で無効化した方が安全です。 圧縮が有効化されている のシック 約済み領域が誤って作成される を拡張すると、プールに予 以下に示す推奨事項は、05.32.000.5.209までのR32ファミリに含まれるすべてのVNX OEのバージョンに適用されます。 VNXでは、シックLUNでストレージ プール内の領域の可用性を保証するために、領域予約メカニズムを採用しています。圧縮 済みLUNはシンLUNと同様に扱われるため、シックLUNで圧縮を有効化すると、領域の予約が不要になります。ただし、圧縮が 有効化されているシックLUNでLUNの拡張を実行すると、プール内の領域が予約されるというソフトウェアの欠陥があります。 この不必要な予約済み領域によって、ストレージ プール内でさまざまな問題が発生する可能性があります。そうした問題に は、新しいLUNを作成できない、シンLUN上の領域を割り当てることができない、シックLUNを解凍または拡張できないなどが あります。これらの問題を回避するには、圧縮が有効化されている場合は、シックLUNを拡張しないようにします。圧縮が有効 化されているシックLUNを拡張する必要がある場合は、次のいずれかの手順を実行する必要があります。 1. シックLUNで圧縮を無効化し、解凍が完了するまで待ちます。LUNを目的のサイズに拡張した後、LUNで圧縮を再度有効 化します。 2. 目的のサイズの圧縮済みシックLUNを新しく作成し、LUN移行を使用して、元の圧縮済みLUNを新しいLUNに移行します。 既存のLUNを解凍したり、新しいLUNを作成したりするための十分な領域がプールにない場合は、プールを拡張する必要が あります。 LUNで圧縮が有効化されているかどうかを確認するには、Unisphereの[LUNのプロパティ]の[圧縮]タブにある[圧縮をオン にする]チェックボックスを確認するか、 「naviseccli lun –list」コマンドの出力で「Is Compressed: Yes」となっているかを確認し ます。 このドキュメントに記載されている情報は、ドキュメントの出版日現時点の情報です。この情報は通知なく変更されることがあります。 本文書に記載される情報は、「現状有姿(AS IS)」の条件で提供されています。EMC Corporationは、この資料に記載される情報に関する、どのような内容についても表明保証条項を設けず、特に、商品性や 特定の目的に対する適応性に対する黙示の保証はいたしません。 この資料に記載される、いかなるEMCソフトウェアの使用、複製、頒布も、当該ソフトウェア ライセンスが必要です。EMC2、EMC、E-Lab、Powerlink、VNX、VNXe、Unisphere、RecoverPoint、およびEMCの ロゴは、EMC Corporationの登録商標または商標です。その他のすべての名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。Copyright © 2014 EMC Corporation. 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