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特産品紹介 紅茶 コーヒー
第8号 発行日:平成19年10月25日 発行者:板垣 奈緒 水力発電プロジェクト 定例ミーティング:各メンバーの今週の積み立て額をノートに記録して、しっかり管理している ケニアの農村地域では、まだまだ電 気が通っていない地域が殆どです。そ んな中、村人の力で水力発電プロジェ クトを発足させ順調に電気を供給して いる村があるというので訪れてみまし た。 首都ナイロビから車で4時間ほどの 距離にあるこの村は、標高が高く寒い ため、村の人は1年中セーターを着て いるそうです。小規模農家が多く、一 人平均2エーカー程の土地を耕してい ます。主な作物は、とうもろこし、お 茶、バナナ、さとうきび。 水力発電プロジェクトを始めた2006 年以来、毎週日曜日、教会の帰りに 村人全員が広場に集まり、積立金を 集めています。 村のお母さんが「早朝4時の牛の乳 搾りの時間に街灯があるおかげで、 安全にす作業ができるようになった」 と喜んでいたのが印象的です。 2007年10月現在で、40世帯への電 気供給を完了させています。目標は、 あと160世帯!まだまだ先は長いです が、是非成功してほしいと思います。 特産品紹介 紅茶 ケニア人は紅茶が大好き。1日に5∼6杯くらいは軽く飲んでいます。 そして輸出用としても紅茶は重要です。水力発電プロジェクトを行って いる村では、10月は茶摘の時期ということで、子供からお年寄りまで 一家総出で大忙しです。私も手伝わせてもらいましたが、とった紅茶 の葉を背中のかごに入れるのが結構大変でした。村の人たちは、か ごを肩に背負う形ではなく、頭に紐をかけて固定しています。慣れな い私は首が痛いので、すぐにお手伝い終了となってしまいましたが、 「これが出来ないとお嫁にいけないよ」と村のおばさんから笑われてし まいました。 茶摘をする農民 コーヒー もう一つの輸出用特産品が、コーヒー豆です。紅茶と違って、ケニ ア人は全くコーヒーを飲まないため、純粋に輸出のためだけに栽培 しています。首都ナイロビのお洒落なカフェに行くとコーヒーを飲ん でいるケニア人を見かけますが、村では見たことがありません。なぜ 飲まないのか聞いていみると、「美味しくないから」だそうです。私は ケニアコーヒーの大ファンなので、栽培している人たちが飲んでいな いのが、少し不思議な気がしています。 コーヒー豆は収穫後、工場で洗浄されて豆の大きさ毎に分けら れ、天日で乾燥させてから買い取ってもらうそうです。最近はコー ヒー豆の買取価格の下落で、農業経営を圧迫しているそうです。 コーヒー豆の木 「ケニアに来ると女性は太る!」と先輩隊員に言われていましたが、私も半年で5キロも体重が増えました。 ケニアでは太っている人のほうが美しいと言われるので、村のおばさんたちには褒められています。