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第116回秋の企画展ちらし(PDF:1390KB)
第 116 回企画展 〈3館連携企画事業〉栃木県立博物館 × 栃木県立美術館 × 栃木県総合文化センター NIKK NIK K O ―国際観光都市・日光の成立― 3館連携企画事業 平成28年 10月8日(土) 英国大使館別荘記念公園の公開を記念して、栃木県立博物館・栃木県立美術館・栃木県総合文 化センターの3館が連携して、イギリスや日光の文化・芸術を紹介する企画を実施します。 ★栃木県総合文化センター TEL:028-643-1010/(公財)とちぎ未来づくり財団 文化振興課 10 月 2 日(日) ~英国トリビュート! ビートルズ来日 50 周年記念~ ▼ 11月20日(日) 「ビートルズ・クラシックス・コンサート by 1966 カルテット」 ★栃木県立美術館 TEL:028-621-3566 10 月 29 日(土)~ 12 月 25 日(日) 企画展「旅するイギリス美術」 「ビートルズ・クラシックス・コンサートby1966 カルテット」では3館からのプレゼントが抽 選で当たります。またチケット半券をご持参された方は、当館と栃木県立美術館で観覧料の割 引が受けられます(企画展開催期間のみ)。詳しくはそれぞれの館までお問い合わせ下さい。 ■アクセス■ ・JR宇都宮駅または東武宇都宮駅から「桜通り 経由鶴田駅行」・「桜通り経由西川田駅行」で 「中央公園博物館前」下車( )徒歩 8 分 ・「長坂経由鹿沼営業所行」で「文星芸術大学付 属中高」下車( )徒歩 8 分 ※会期中は駐車場の混雑が予想されます。 なるべく公共交通機関を御利用下さい。 使用画像: 「日光中禅寺湖」 川瀬巴水 (当館蔵) 119 後援:日光市 日光市教育委員会 日光市観光協会 協賛:金谷ホテル株式会社 東武鉄道株式会社 株式会社エム保険グループ N I K K O ―国際観光都市・日光の成立― 日光は、 8世紀に勝道上人が山岳信仰の霊場として開山して以降、 二荒山 神社や輪王寺が創建され、 近世には新たに江戸幕府によって東照宮が造営さ れました。 これらの二社一寺はその歴史的 ・ 文化的価値が高く評価され、 平 人力車が行きかう日光橋(個人蔵) 落成した日光停車場(個人蔵) 成11年(1999) に 「日光の社寺」 として世界遺産に登録されました。 明治時代になると、 徳川将軍家の手厚い保護を離れ、 それに神仏分離令の 影響も加わって日光の社寺が荒廃していく状況下で、 日光は外国人の注目を 集めるようになります。 明治時代初期にはパークスやヘボン、アーネスト・サトウ、 モース、 グラント、 イザベラ ・ バード、 ビゴーなどが日光を訪れ、 やがて日光 は避暑地として世界的にも知られるようになりました。 また、 道路の整備や鉄 道の敷設、 宿泊施設の充実など観光都市 ・ 日光の基礎が整えられていくにと 中禅寺道(現・いろは坂)の深澤 (日光市立日光図書館蔵) 中禅寺道の馬返(個人蔵) 金谷ホテル登り口で電車を待つ外国人 (金谷ホテル株式会社蔵) 湯元の人力車(個人蔵) もない、 日光を訪れる外国人は年々増加し、 なかには別荘をもつ者も現れま した。 日本最初の避暑地として、 近代の日光は各国の外交官たちの交流の場にな るなど、 政治的にも重要な役割を果たしました。 平成12年(2000) には、 それ イタリア を象徴する中禅寺湖畔の伊国大使館別荘が、 栃木県によって整備 ・ 公開さ イギリス れました。 ついで本年の夏には、 英国大使館別荘が公開されました。 本展はこれを記念して開催するものであり、 明治時代初期から戦前までの近 代 の 日 光 に 焦 点 を あ て、 近 世 の 「聖 地 ・ 日 光」 か ら 「国 際 観 光 都 市 ・ NIKKO」 へ発展していく過程を紹介します。 中禅寺湖での外国人によるヨット競走 惜しまれつつ廃止となった日光軌道線 (個人蔵) (個人蔵) 外交官として活躍した アーネスト・サトウ (横浜開港資料館蔵) 「電話日光1番」と電話機 (金谷ホテル株式会社蔵) 奥日光 中禅寺から湯元への道 男体山の眺め/G. ビゴー(宇都宮美術館蔵) 日光名所図会(日光物産商会発行)/吉田初三郎(個人蔵) 東照宮・五重塔/五百城文哉 (小杉放菴記念日光美術館蔵) 日光神橋/川瀬巴水 (渡邊木版美術画舗蔵) 日光鉄道につき渋沢栄一書簡(個人蔵) フランス大使館別荘旧蔵の椅子類(当館蔵) ※後期(11 月1 日~)展示予定 関連行事 ①オープニング講座 (当館学芸員) 10月8日 (土)13時30分~15時00分 当館講堂 定員200名 無料 (要予約) ②学芸員とっておき講座 「近代日光と外国人」 10月16日 (日)13時30分~15時00分 当館研修室 定員40名 無料 (要予約) ③記念講演会 「日光を愛したアーネスト・サトウ」 10月30日 (日)13時30分~15時30分 講師:吉良芳恵 (日本女子大学文学部史学科教授) 当館講堂 定員200名 無料 (要予約) ④展示解説 (当館学芸員) 11月12日 (土)14時00分~15時00分 展示室2 定員20名 要観覧料 (申込み不要) 開館時間:9時30分~17時00分 (入館は16時30分まで) 休 館 日:月曜日 (10月10日を除く) 、 10月11日 (火) 、 11月4日 (金) 観 覧 料:一般250 (200) 円、 大学生・高校生120 (100) 円 中学生以下は無料 ※ ( ) 内は20名以上の団体割引料金またはM割 ※11月3日は文化の日により無料 ☆M割 (ミュージアム割引) について☆ 栃木県博物館協会のM割参加館の入館券を持って、 6カ月以内 にM割参加館に入館すると、 料金割引を受けられます。 この秋は栃木の近代が熱い!こちらも要チェック 那須野が原博物館特別展「塩原温泉ストーリー」 平成28年9月17日(土)∼11月27日(日) 詳細はTEL 0287-36-0949まで 〒320-0865 栃木県宇都宮市睦町 2-2 TEL: 028-634-1311 (代)