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構造生体分子科学 - 分子科学研究所
物理科学研究科 構造分子科学専攻 2015年度開設授業科目 授業科目名:構造生体分子科学 講義単位数 2 履修対象者:1 年次~5 年次 授業担当教員 青野重利(岡崎統合バイオ,内線5575,[email protected], 山手2号館東3階 研究室3) 古谷祐詞(生命・錯体分子科学,内線 7330,[email protected],研究棟 320 室) 古賀信康(協奏分子システム研究センター,内線 7365,[email protected],研究棟 302 室) 授業実施日 12/1, 12/2, 12/3, 12/4 実施場所 分子科学研究所 明大寺地区 研究棟301号室 授業概要<授業のねらい及び具体的な達成目標含む> 様々な生命現象を分子レベルで概説する。特に、生命のセントラルドグマである DNA の複製、RNA への転 写、蛋白質への翻訳や、タンパク質立体構造と機能の基礎、細胞内の恒常性維持、呼吸や光合成などの生体 エネルギー変換、生体内情報伝達、視覚に代表される感覚受容、神経細胞での生体電気信号の発生などにつ いて、最新の研究トピックスを題材としながら、それら分子機構を取り上げる。生命科学の基礎となる生命 現象の分子機構の知識と思考を養うことを目指す。 講義計画 1. タンパク質構造の基礎 2. タンパク質構造の物理化学 3. 水溶性タンパク質の構造と機能 4. タンパク質の構造予測とデザイン 5. 生物と金属 6. 金属タンパク質が関与する外部環境応答・生体内情報伝達 7. 金属タンパク質が関与する物質代謝・エネルギー代謝 8. 遷移金属イオンの細胞内恒常性維持機構 9. 金属タンパク質の生合成、翻訳制御 10. 生体膜と人工膜 11. 膜タンパク質の構造と機能 12. 感覚受容:生体電気信号の発生、イオンチャネル、トランスポーターの分子機構、視覚など感覚の分子 機構 13. 最新のトピックス 使用教科書,参考文献 1. Principles of Bioinorganic Chemistry, Stephen J. Lippard, Jeremy M. Berg, University Science Book 2. Membrane Structural Biology With Biochemical and Biophyscial Foundations, Mary Luckey, Cambridge University Press 3. Introduction to Protein Structure, Carl Branden and Johan Tooze, Newton Press 単位取得要件 全体の6割以上出席の上,講義時に示す課題に関するレポートを提出すること。 成績評価基準 試験及び出席状況を総合的に判断して成績を評価して,60点以上の者に単位を認める。 オフィスアワー 授業後,教室または教員室にて。