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株主報告書 - エア・ウォーター株式会社
自動省エネ 〜 ミネラル成分を豊富に含んだ “自然の恵み”〜 安心の 二重チャイルド ロック Point 1 業界 トップクラス ライトセン サ ー で 安全 で、おいしい。 北アルプスの天然水を低価格で。 第 14 期 株主報告書 2013年 4月 1日 7ℓボトル 新登場! 選び抜かれた北アルプスの天然水 美味しさ 北アルプスの大自然がはぐくんだ、ミネラル成分を豊富に含む清らかな山麓 水を、徹底した品質管理で自然に近い状態( 非加熱処理 )のまま、皆さまの ご家庭にお届けしています。 Point 2 徹底した品質管理 Point 3 お財布に優しい料金体系 安全 お得 AW・ウォーターは各地域の専用プラントで、安全でおいしい水を製造して います。ボトリングは厳重な管理のもと、最新鋭のクリーンブースで行われ、 最終チェックを受けたのち、プラントから直接お客様に宅配します。 AW・ウォーターなら1本12ℓあたり 1,400円 (税抜)と お求めになりやすく、お財布に優しい料金体系です。 2014年度 モンドセレクション 最高金賞受賞 AW・ウォーターに関する お問い合わせはこちら TEL WE B ハ ロー み ず おい しー iTQi(国際味覚審査機構) 2014年度 優秀味覚賞 2つ星受賞 み ず ハ ロー ハ ロー 0120 - 863204( 北海道エリアにお住まいの方)/ 0120 - 328686( 北海道エリア以外にお住まいの方 ) http://aw-water.com/ 見やすく読みまちがえにくい ユニバーサルデザインフォントを 採用しています。 見やすく読みまちがえにくいユニバーサル 環境に優しい 「植物油インキ」 デザインフォントを採用しています。 を使用しています。 見やすく読みまちがえにくいユニバーサル デザインフォントを採用しています。 環境に優しい 「植物油インキ」を 使用しています。 環境に優しい 「植物油インキ」 を使用しています。 2014年 3月 31日 株主の皆さまへ 連結業績ハイライト 中期経営計画 「NEXT-2020 Ver.2」は 順調な立ち上がり 株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 売上高 6,412 (億円) 6,000 4,800 4,926 351 362 200 2,369 2,489 3,035 第 12 期 2012/3 第 13 期 2013/3 第 14 期 0 192 183 171 50139 第 12 期 2012/3 2014/3 200 100 100 1,200 第2四半期 (億円) 150 300 2,400 当社グループはこの2013年度に、中期経営計画「NEXT-2020 Ver.2」を立ち上 336 当期純利益 第2四半期 (億円) 400 5,400 3,600 0 経常利益 第 13 期 2013/3 第 14 期 2014/3 0 143 第 12 期 2012/3 158 第 13 期 2013/3 77 第 14 期 2014/3 げ、これまで実績をあげてきた「ねずみの集団経営」をさらに推進。情報電子材料 分野、農業・食品分野などで積極的なM&A戦略を展開するほか、インドで産業ガ スメーカーをグループ化して海外展開を図りました。また、多様な事業群によるシ ナジー効果を徹底的に追求してきました。 こうした取り組みにより当社グループの2013年度の連結業績は、売上高が当初 予想を大きく上回ったほか、利益面でも当初予想を超える実績を残せました。医 療関連事業、エネルギー関連事業、農業・食品関連事業などの非産業系ビジネスが 順調に拡大し、業績の牽引役となった結果です。 2014年度は、消費税増税前の駆け込み需要の反動や海外景気の下振れリスクな ど、国内製造業を取り巻く環境は予断を許さない状況が続くものと見込まれます。 「2020年売上高1兆円」という長期成長ビジョンの実 こうした中、当社グループは、 現を目指し、高効率プラントへのリプレースを軸とした産業ガス分野の構造改革や非 産業系ビジネスでのM&Aによるシナジー効果の最大化に取り組んでまいります。 また、新たな成長分野として、海外展開、発電事業ならびに次世代半導体材料 等新技術の育成に注力してまいります。 株主の皆さまには、当社グループの取り組みに一層のご理解・ご支援を賜りま すようお願い申し上げます。 総資産・純資産 (億円) 4,800 4,305 4,843 5,280 0 30 24 3,600 2,400 1株当たり配当金 期末 第2四半期 (円) 6,000 18 1,826 1,992 2,196 1,200 代表取締役会長・CEO 12 6 第 12 期 2012/3 1 総資産 純資産 第 13 期 2013/3 第 14 期 2014/3 0 22 11 24 13 26 14 11 11 12 第 12 期 第 13 期 第 14 期 2012/3 2013/3 詳 し い 業 績 内 容 は ホームページで ご 確 認いただけます 。 エア・ウォーター 決算業績 検索 2014/3 2 中期経営計画(概要) 2 「NEXT-2020 Ver.2」の基本コンセプトと基本方針 中期経営計画 「NEXT-2020 Ver.2」 「成長」と「改革」への挑戦 7,000 中期経営計画「NEXT-2020 Ver.2」 (2013年度〜2015年度)に取り組んでいます。 「『成長』と『改革』への挑戦」を基本コンセプトに、 2000年からの15年間で約3.2倍の 6,000 2 5,000 0 02 1,000 大胆な変革を伴うものです。 0 経常利益 7,000 6,412 6,700 5,400 500 390 362 420 130 7,000 経常利益 2012年度 NEXT-2020 Ver.2 (実績) (実績) 系ビジネス」の収益力再構築と、M&Aを軸とした積極的 新展開による「非産業系ビジネス(=人にかかわる事業)」 の拡大の2つを経営課題に設定。基本コンセプトを「『成 長』と『改革』への挑戦」としたうえで、右図に示す3つの 基本方針に沿って、当社グループの事業ポートフォリオ 戦略である「ねずみの集団経営」と「全天候型経営」を強 0 3 利益 (億円) 130 % 480 伸び率 440 119 % 経営指標 5,400 億円 280 伸び率 125 % (計画) 2015年度 ● 経常利益率 6%以上 50.6% ● ROE (計画) ● 自己資本比率 ● ネットD/Eレシオ (+7.8 ポイント) 産業系 40% 0.75倍以下 58.4% 医療・福祉介護 農業・食品 エネルギー その他 10%以上 240 160 非産業系 (人にかかわる事業 他) 400 200 2014年度 成長・進化の原動力 オールエア・ウォーターの 商材でお客様との関係を 広げ、深める。 人にかかわる 事業の拡大 成長分野への挑戦 医療・福祉介護、農業、水など、 人や暮らしにかかわる事業分野を 積極的に展開する。 3 つの 基本方針 構造改革の 加速 基盤事業の再構築 産業・ケミカル事業の構造改革で スリムで強靱な体質を実現、 新事業の創出に努める。 「NEXT-2020 Ver.2」の実行施策 320 230 シナジー追求による 総合力の発揮 力に推進してまいります。 7,000 億円 360 192 2013年度 この計画では、数量の飛躍的な拡大が望めない「産業 「NEXT-2020 Ver.2」における売上構成の変化 362 205 183 計画です。 100 2000年度 2003年度 2006年度 2009年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 420 3,000 2,000 400 200 390 351 700 600 2,208 伸び率 5,400 5,000 3 7,000 6,700 6,412 300 当期純利益 8,000 0 800 中期経営計画「NEXT-2020 Ver.2」の数値目標 売上高 (億円) 1,000 して 351 売上高 4,000 指 4,000 2,000 グループの事業ポートフォリオの 6,000 年1 企 兆円 目 業を 経常利益 (億円) 3,000 成長をうかがうもので、 1 プとして、2013年度からスタートさせた3カ年中期経営 「 成 長 」と「 改 革 」へ の 挑 戦 当社グループはこの大きな目標を目指し、 「ねずみの集団経営」 と「全天候型経営」を強力に推進 成果を受け、 「2020年1兆円企業ビジョン」の第2ステッ 売上高 (億円) 8,000 「ねずみの集団経営」と「全天候型経営」を強力に推進 「NEXT-2020 Ver.2」は、 「Ver.1」によるこれまでの (2013年度〜2015年度) 〜2020年 グループ売上高1兆円達成に向けて〜 2020年、グループ売上高1兆円へ──。 「成長」と「改革」への挑戦 49.4% 41.6% 産業ガス ケミカル 2012年度 2015年度 実行施策としては、グループの事業を①成長ドライ バー(=医療・福祉介護、農業・食品、エネルギー)②構 造改革・事業体質強化(=産業ガス、ケミカル)③次の中 期経営計画「 Ver.3」に向けた育成(=海外展開、発電事 業、新技術)の3つに分類したうえで、事業戦略を構築。 また、2015年度には、全事業での売上規模拡大を目指 すとともに、グループ売上高に占める「非産業系ビジネ ス」の構成比を約60%まで高めるべく、事業ポートフォ リオの変革を進めます。 大目標である「2020年売上高1兆円」まで、残すとこ ろあと7年。 「NEXT-2020 Ver.2」の達成を確実なもの とし、次のステージへと踏み出すために、当社グループ は今後も自己変革を加速していきます。 4 2, 000 1,500 セグメント概 況 売上高 1,894 売上高構成比 売上高 億円 29.5% 951 売上高構成比 売上高 億円 14.8% (単位:億円) 売上高 2,000 1,894 1,894 1,733 1,733 1,000 160 売上高 2,000 136 136 131 131 1,500 1,500 120 1,000 80 80 1,000 120 2, 000 1,500 120 120 1,500 1,500 80 80 1,000 500 500 40 40 500 0 0 0 0 0 40 500 500 40 31 0 0 0 0 0 0 0 0 第 13 期 第第 1314期期 第 14 期 2013/3 2013/3 2014/3 2014/3 40 31 28 28 第 13 期 第第 1314期期 第 14 期 2013/3 2013/3 2014/3 2014/3 1,000 第 13 期 第第13 14期期 第 14 期 2013/3 2013/3 2014/3 2014/3 10.7% 1,104 売上高構成比 億円 17.2% (単位:億円) 経常利益 売上高 (単位:億円) 経常利益 売上高 経常利益 160 160 2,000 2,000 160 160 2,000 2,000 160 160 2,000 2,000 160 160 120 120 1,500 1,500 120 120 1,500 1,500 120 120 1,500 1,500 120 120 1,000 76 1,000 80 80 1,000 1,000 80 80 1,000 40 31 0 0 80 789 789 売上高構成比 億円 80 64 第 13 期 76 64 第第13 14期期 第 14 期 572 572 540 540 500 0 第 13 期 第第 1314期期 第 14 期 2013/3 2013/3 2014/3 2014/3 2013/3 2013/3 2014/3 2014/3 40 32 31 32 500 0 第 13 期 第第 1314期期 第 14 期 2013/3 2013/3 2014/3 2014/3 688 688 500 457 457 0 40 0 第 13 期 第第13 14期期 第 14 期 2013/3 2013/3 2014/3 2014/3 40 13 0 26 13 500 26 0 第 13 期 第第13 14期期 第 14 期 2013/3 2013/3 2014/3 2014/3 1,104 1,104 1,000 946 946 80 500 40 0 0 第 13 期 第第13 14期期 第 14 期 2013/3 2013/3 2014/3 2014/3 80 55 40 69 55 0 2013/3 2013/3 2014/3 2014/3 ケミカル関連事業 医療関連事業 エネルギー関連事業 農業・食品関連事業 その他の事業 ● 高炉向けのオンサイトガス供給は、高水準 ● コールケミカルは、基礎化学品の主力であ ● 医療用酸素は、前年並みの販売数量を確 ● LPガスは、消費者の節約志向と暖冬によ ● ハムデリカ・冷凍食品事業は、主力の業 ● 塩事業は、電力コスト等の上昇による影 ● ● ● のガス供給が続く。 溶接用ガスの需要は、幅広い産業分野で 着実に回復軌道を辿る。 エレクトロニクス向けのガス供給は、モバ イル関連に牽引され堅調に推移。 炭酸ガスは、山陽小野田工場の稼働によ り販売が拡大。 世界的にタイトな需給環境のヘリウムは、 販売の減少と調達コストの増加により厳 しい状況で推移。 る粗ベンゼンが堅調に推移。 ● ファインケミカルは、電子材料向けの機能 化学品を中心に生産体制を国内から中国 の製造子会社へシフト。 また、精密化学品については、原料調達 の合理化を推進し、事業の構造改革が着 実に進展。 ● タール蒸留事業は、事業環境の悪化によ り総じて厳しい状況。 保し、安定的に推移。 ● 病院設備工事は、高度医療設備のニーズ が拡大する中、手術室やICUの設備工事 件数が高水準に推移。 ● 医療機器は、循環器分野での医療材料の 拡販、小児・周産期系医療機器の商品ラ インアップ強化により販売が増加。 ● 医療サービスならびに在宅医療分野は、前 年度に実施したM&Aを軸に事業を強化。 る影響を受けるも、新規顧客の獲得やハ イブリッド給湯暖房システムの拡販により 消費量の拡大を図る。 また、重油から工業用LPガスへの燃料転 換にかかる販売促進に努め、前年度を上 回る販売数量を確保。 ● 灯油も消費量減少の影響を受けるも、仕 入面などのコスト合理化に努めたことでそ の影響を補い、堅調に推移。 務用生ハムやベーコンの販売が伸長。 また、業務用ソースやスイーツも外食チェーン での新規採用が進み、総じて堅調に推移。 ● 飲料事業は、果実・野菜飲料やコーヒー 飲料などの製造受託が拡大するなど、総 じて順調に推移。 ● 農産・加工事業は、農産部門が生鮮野菜 の価格上昇により順調に推移。一方、加 工部門は天候影響による原料野菜の品位 低下により厳しい状況で推移。 69 第 13 期 第第13 14期期 第 14 期 産業ガス関連事業 ● 5 2013/3 2013/3 2014/3 2014/3 売上高 2, 000 1,200 1,200 688 売上高 (単位:億円) 経常利益 160 40 第 13 期 第第 1314期期 第 14 期 売上高 160 1,000 951 951 933 933 億円 8.9% 売上高構成比 2,000 500 2013/3 2013/3 2014/3 2014/3 18.7% 572 売上高 (単位:億円) 経常利益 500 第 13 期 第第 1314期期 第 14 期 売上高構成比 億円 (単位:億円) 経常利益 160 1,200 売上高 響を受けるも、業務用特殊製法塩の拡販 ならびに塩化カリウムなどの新規事業の 拡大等により、総じて順調に推移。 ● マグネシア事業は、高級電磁鋼板用マグ ネシアの販売が回復し、順調に推移。 ● 物流事業は、建設関連を中心に荷扱量が 増加するも、軽 油価格の上昇等により、 厳しい状況で推移。 6 トピックス 印産業ガスメーカーをグループ化、 インド市場に本格進出 低温物流事業の基幹となる 「札幌低温センター」を開設 当 社はこのほど、インドの産 業 ガスメーカー「Ellenbarrie 当社グループのエア・ウォーター物流株式会社は、低温物流事 Industrial Gases Limited」 ( 以下、エレンバリー社 )の株式の 業の基幹となる「札幌低温センター」を札幌市に設けました。農産 51%を取得、グループ化しました。創業家からの株式譲受と株式公 物流通ビジネスの構築をメインに、繊細な温度管理が求められる 開買付によるもので、今後さらなる経済成長が期待されるインド市 食品物流分野でのさらなる事業拡大を目指します。 場で産業ガス事業を展開します。 同センターは、延床面積約1万3,000㎡。マイナス50度から常 当社は中期経営計画に基づき海外への事業展開を推進してお 温まで5つの温度帯に対応した共同配送型低温センターです。札 り、とりわけ産業ガス事業では、 「 VSU」 (小型液化ガス製造装置) 幌市中心部から車で約20分の好立地にあり、入庫・出庫・保管 をはじめとする当社固有のガス製造技術やガスアプリケーション などの業務を24時間365日体制でシステム管理。貯蔵雪の冷熱 技術、独自のビジネスモデルの海外展開を目指しています。エレン バリー社は、インド東部のコルカタなどを中心に液化ガスならびに を利用した実験庫など、自然エネルギーを活用した新たな取り シリンダーガス供給を手掛ける企業で、当社のインド市場進出の 組みにも挑戦しています。 パートナーとして最適と判断しました。 現地での記者発表の様子 山口県防府市において 「VSU」11号機が営業運転を開始 畑作農機具メーカー・ 日農機製工株式会社をグループ化 当社は、畑作農機具メーカーの日農機製工株式会社の株式を 当社防府工場(山口県防府市)において竣工し、このほど営業運 議決権ベースで90%取得し、グループ化しました。これにより、 転が始まりました。地域への産業ガスの安定供給を目的とするも 同社ならびに同社の関連会社3社が当社グループに新たに加わる ので、2004年に新潟で稼働を始めた第1号機から数えて11機目の こととなり、農業事業の幅を生産・収穫に関する農機具技術に まで広げることができました。 「VSU」となります。 7 「札幌低温センター」 地域分散型の高効率小型液化酸素・窒素製造装置「VSU」が 当社にとって、中国地方で初の液化酸素・窒素製造プラントです。 同社は、畑作用農機具分野で高い製品開発力・サービス体制 液化酸素・窒素合計で毎時2,000N㎥の生産能力を持ち、産業用・ を持つ企業で、北海道では農業経営者との信頼関係を構築して 医療用ガスの安定供給に加え、石油コンビナート向けのスポット供給 います。今後、当社グループが持つ技術力や北海道における事業 も担います。また、従来よりもタンクローリーによる輸送距離が減る インフラ、ネットワークとのシナジー創出を目指し、新規事業分 ため、CO2排出量の削減にも貢献します。 雪氷熱エネルギー 利用倉庫(氷室) 防府工場「VSU」11号機 野である農業事業のさらなる事業拡大を図ります。 「ビートハーベスター」 (甜菜収穫機) 8 エア・ウォーター NEWS 国内の液化炭酸ガス・ドライアイス市場は、石油精製工場などから 供給される原料炭酸ガスの量が減少し、供給がタイトになっています。 炭酸ガス事業 一方、溶接や冷却、飲料といった従来からの用途に加え、医療用でも 3工場を相次ぎ立ち上げ、 キーマンに聞く 需要が高まるなど、用途は多様化しています。 エア・ウォーター炭酸㈱ 取締役営業部長兼 東京支店長 安定供給に貢献 武佐 正毅 炭酸ガスの使いみち 当社グループは現在、 炭酸ガスと言えば、コーラなどの炭酸飲料の原料やアイスクリームな 液化炭酸ガス・ドライアイスの生産力増強を進めています。 どの冷却材(ドライアイス)でお馴染みですが、需要が多いのは実は産業 安定供給を通じ、社会的責任を果たす 炭酸ガスの供給に変化が 起きているのは何故ですか? 「エア・ウォーター炭酸 室蘭工場」 (仮称) 用途。中でも、国内出荷量のおよそ半分を消費しているのが溶接用です。 炭酸ガスは、石油精製やアンモニア合成の工程 (北海道室蘭市、液化能力年間4万3,800トン) の 例えば、電気アークの高温で金属を溶融し、接合するアーク溶接。 で出る副生ガスから取り出す形で生産するのが 新プラントを本年11月に竣工予定。 品質低下の原因となる空気中の酸素や窒素を遮断するためのシール また、 「エア・ウォーター炭酸 川崎工場」 (仮称) ドガスとして使われています。 建設に今年度中にも着手。 進用に使われたり、腹腔鏡を使った手術の際にお腹を膨らませると 炭酸ガスやドライアイスの供給力が いった用途も。炭酸ガスは、その機能性により産業や生活の様々な 大きく高まる見通しです。 山陽小野田工場 所が相次ぎ閉鎖され、それに伴い副生ガスの供給 シーンで活躍する“万能選手”なのです。 ギー社会からの脱却が期待される昨今にあって は、この傾向がしばらく続くと考えられます。 そうした中、生産力を増強した 理由は何でしょうか? 近い将来の原料不足を見据えると同時に、生産力 増強に伴う一層の安定供給を目指すためです。当 社の生産力が増強されれば、炭酸ガスあるいはド 手掛けているのは、当社グループ会社のエア・ウォーター炭酸株式会 その他 化学用 7.3% 8.2% 社。同社は昨年3月には、液化能力年間9万トンのエア・ウォーター炭酸 山陽小野田工場(山口県山陽小野田市)も新設しており、数年間で3カ所 6.4% 川崎工場の立地は、東燃ゼネラル石油株式会社川崎工場内の遊休地。 冷却用 同工場で発生する原料炭酸ガスの供給を受け、液化炭酸ガスやドライア 11.9% イスを製造します。これによりエア・ウォーター炭酸は、既存製造拠点 の市原工場(千葉県市原市)とあわせ、国内最大の需要先である関東地区 飲料用 ブロックドライアイス製造ライン 16.5% ライアイスの安定供給を要望するお客様との間の 信頼関係が深くなり、また、農業分野などこれまで とは違う分野でのお客様から協力を求められるこ とも増えるでしょう。 製鋼用 の新炭酸ガスプラントを立ち上げることになります。 への供給力が拡大。より一層安定供給ができるようになる見通しです。 一般的です。しかし近年、国内の化学工場や製油 量が減少しつつあります。石油に依存したエネル このほか、植物の光合成に欠かせないガスとして農産物の栽培促 (神奈川県川崎市、液化能力年間11万トン)の 9 KEYMAN 液化炭酸ガスの 主な用途 溶接用 49.7% 今後、この分野でエア・ウォーター グループが果たす役割とは? 炭酸ガス、ドライアイスを安定的に供給し、炭酸 2013年度 液化炭酸ガス工場出荷実績 (一般社団法人日本産業・ 医療ガス協会まとめ) ガスメーカーとしての社会的責任を果たしていき たいと思います。また、ドライアイスによる洗浄な ど、最近需要が拡大している分野へも、積極的に供 給を進めます。 10 連結財務諸表 1 連結貸借対照表(要約) 固定資産 2014年3月31日 券が増加したことから、前連結会計年度末に比べて282億 240,000 256,445 283,212 311,474 1 0 第12期 2012/3 2 第13期 2013/3 2,377 2,927 固定負債 132,132 103,008 308,470 285,116 販売費及び一般管理費 経 常 利 益 特別利益 3,500 8,419 税金等調整前当期純利益 35,151 29,663 法人税、住民税及び事業税 13,937 11,164 △5 △ 1,704 21,220 20,203 2,000 1,838 19,219 18,365 特別損失 法人税等調整額 △ 3,120 △ 3,280 △ 4,227 △ 7,812 4,749 1,165 その他の包括利益累計額 その他有価証券評価差額金 △ 294 △ 331 土地再評価差額金 △ 8,731 △ 8,792 為替換算調整勘定 435 145 △ 386 ー 繰延ヘッジ損益 退職給付に係る調整累計額 347 290 15,633 13,322 純資産合計 219,622 199,212 負 債 ・ 純 資 産 合 計 528,092 484,328 新株予約権 少数株主持分 2 35,155 182,107 自己株式 2014/3 36,275 176,337 129,973 2013/3 3,040 流動負債 144,163 2012/3 3,537 484,328 利益剰余金 第14期 営業外費用 528,092 利益剰余金の積上げに伴う株主資本の増加などにより、 第13期 10,299 67,603 34,455 第12期 4,735 85,812 34,560 0 営業外収益 投資その他の資産 資本剰余金 50,000 27,897 営 業 利 益 純資産 100,000 35,076 17,922 32,263 150,000 82,256 18,209 32,263 182,699 88,977 無形固定資産 資本金 219,622 110,153 197,686 193,411 199,212 124,054 207,453 207,867 200,000 売上総利益 有形固定資産 株主資本 (単位:百万円) 429,862 283,212 ▼ 純 資 産 の 部 前連結会計年度末に比べて204億9百万円増加しました。 517,201 311,474 第14期 2014/3 売上原価 固定資産 負債合計 2012年4月 1日〜 2013年3月31日 540,016 201,116 ▼ 負 債 の 部 80,000 前連結会計年度 641,256 売 上 高 216,617 資 産 合 計 160,000 2013年4月 1日〜 2014年3月31日 流動資産 少数株主損益調整前当期純利益 少数株主利益 当 期 純 利 益 連結キャッシュ・フロー計算書(要約) 当連結会計年度 2013年4月 1日〜 2014年3月31日 48,248 30,057 △ 42,501 財務活動によるキャッシュ・フロー 4,620 10,253 現金及び現金同等物に係る換算差額 222 3 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 903 △ 2,186 19,469 21,562 合併に伴う現金及び現金同等物の増加額 4 12 新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 372 81 20,751 19,469 現金及び現金同等物の期末残高 ラス幅は縮小したものの、営業利益の拡大から前連結会計 年度に比べ11億1千9百万円増加し、11期連続で増益と 40,000 30,000 33,601 35,155 36,275 第13期 第14期 20,000 3 10,000 0 第12期 2012/3 4 2013/3 2014/3 フリー・キャッシュ・フロー 税金等調整前当期純利益の増加などに伴い営業活動によ るキャッシュ・フローが増加したことから、フリー・キャッ シュ・フローは△39億3千8百万円となりました。 (単位:百万円) 2012年4月 1日〜 2013年3月31日 △ 52,186 持分法による投資利益の減少などに伴い営業外収支のプ (単位:百万円) 前連結会計年度 投資活動によるキャッシュ・フロー 経常利益 なりました。 (単位:百万円) 営業活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物の期首残高 3 (単位:百万円) 当連結会計年度 2013年3月31日 ▼ 資 産 の 部 6千2百万円増加しました。 320,000 連結損益計算書(要約) 当連結会計年度末 前連結会計年度末 設備投資の増加などに伴い、有形固定資産や投資有価証 (単位:百万円) (単位:百万円) 10,000 4 10,966 0 △3,938 △10,000 △12,443 第12期 2012/3 第13期 2013/3 第14期 2014/3 (注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 11 12 インフォメーション 会社の概要 2014年3月31日現在 役 員 2014年6月26日現在 発行済株式の総数 198,705,057 株 定 時 株 主 総 会 毎年6 月開催 洋 自 己 株 式 数 2,577,336 株 基 定時株主総会 毎年 3月31日 夫 単 元 株 式 数 1,000 株 エア・ウォーター株式会社 立 1929 年9月 24 日 代 表 取 締 役 会 長 最 高 経 営 責 任 者(CEO) 青 木 弘 代 表 取 締 役 副 会 長 豊 田 昌 代 表 取 締 役 社 長 最高業務執行責任者(COO) 今 井 康 専 務 取 締 役 赤 津 敏 彦 専 務 取 締 役 藤 田 昭 専 務 取 締 役 豊 田 専 務 取 締 役 中 川 淳 一 常 務 取 締 役 唐 渡 有 常 務 取 締 役 松 原 幸 男 本 本 業 員 金 32,263 百万円 数 818 名(連結:9,557 名) 店 札幌市中央区北 3 条西 1 丁目 2 番地 本 社 事 務 所 大阪市中央区南船場 2 丁目 12 番 8号 当社Webサイトで各種情報を公開しております。 ぜひ一度ご覧ください。 http://www.awi.co.jp/ 常 務 取 締 喜 久 夫 役 町 田 正 人 取 締 役 堤 英 雄 取 締 役 永 田 實 取 締 役 曽 我 部 取 締 役 村 上 幸 夫 取 締 役 白 井 清 司 取 締 役 長 谷 川 雅 之 取 締 役 波 多 野 和 彦 取 常 締 勤 監 役 査 ※1 役 常 勤 監 査 役 常 勤 監 査 役 ※2 坂 本 片 野 康 由 紀 子 倶 株 主メ モ 事 号 設 従 2014年3月31日現在 480,000,000 株 商 資 株式の状況 宏 中 川 康 一 平 松 博 久 監 査 役 ※2 関 山 守 洋 監 査 役 ※2 高 島 成 光 発行可能株式総数 株 主 大株主( 上位10 名) 新日鐵住金株式会社 持 株 数 持株比率 10,000 5.10 ( 千 株 ) (%) 準 度 日 毎年 4 月1日から翌年 3 月31日まで 期末配当 毎年 3月31日 中間配当 毎年 9 月30日 その他必要があるときは、あらかじめ公告して定めた日 株主名簿管理人及び 東京都千代田区丸の内一丁目 4 番 1 号 特別口座の口座管理機関 三井住友信託銀行株式会社 ( 事 務 取 扱 場 所 ) 東京都千代田区丸の内一丁目 4 番 1 号 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部 (郵 便 物 送付先) 〒168- 0063 東京都杉並区和泉二丁目 8 番 4 号 日本トラスティ・サービス 信託銀行株式会社(信託口) 8,123 4.14 日本マスタートラスト 信託銀行株式会社(信託口) 8,059 4.11 三井住友信託銀行株式会社 7,936 4.05 JP MORGAN CHASE BANK 385632 7,287 3.72 株式会社三井住友銀行 6,196 3.16 エア・ウォーター取引先持株会 5,202 2.65 全国共済農業協同組合連合会 4,780 2.44 NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE 15PCT TREATY ACCOUNT 4,489 2.29 株式会社北海道銀行 年 13,060 名 数 株 主 名 業 4,113 2.10 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部 ( 電 話 照 会 先) 0120 - 782- 031 (通話料無料) ( ホームページ URL ) http://www.smtb.jp/personal /agency/index.html 公 告 方 法 電子公告により行います。ただし、事故その他のやむを 得ない事由で行うことができない場合は、日本経済新聞に 掲載します。 公 告 掲 載 UR L http://www.awi.co.jp/ir/koukoku.html 上場金融商品取引所 札幌、東京 旧相模ハム株式会社の株主様へ 特別口座の口座管理機関 東京都千代田区丸の内一丁目 4 番 5 号 三菱UFJ信託銀行株式会社 ( 郵 便 物 送 付 先 ) 〒137- 8081 東京都江東区東砂七丁目 10 番 11 号 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部 ( 電 話 照 会 先 ) 0120 - 232 - 711(通話料無料) ( ホームページ URL ) http://www.tr.mufg.jp/daikou/ ※1 社外取締役 ※2 社外監査役 13 14