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歩行空間の確保など歩行者優先施策

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歩行空間の確保など歩行者優先施策
資料2
歩行空間の確保など歩行者優先施策
【施策の概要】
車が優先された道路空間から、歩行者優先の道路空間への再構築を図るため、自動車
の通過交通の抑制や、現状の幅員での歩行空間の確保などに取り組みます。
【代表事例】
東京都渋谷区:広尾散歩通りの快適歩行空間形成に向けた社会実験
歩道幅員が狭く、自動車の通過交通、路上駐車などにより歩行環境が脅かされて
いる広尾散歩通りにおいて、道路の空間を再構築し歩行空間を確保する社会実験を
行います。自動車の通過交通の抑制のために、車道の幅を狭くするとともにハンプ
(段差)を設置します。また、生み出された道路空間を歩行空間や路上荷捌きスペ
ースとして活用し、これらの手法について、周囲への影響や、安全性の検証を行い
ます。
(拡大図)
(実験対象区間)
■現況車線構成
歩道 車道(一方通行)歩道
2.8m
5.4m 2.8m
■社会実験時車線構成
歩道 車道(一方通行) 歩道
2.8m
3
3.5m 4.7m
交差点の改良に関する社会実験
【施策の概要】
構造が複雑で交通事故が多発している交差点において、事故の削減のために道路状況
や交通状況に対応した具体的な改良施策について検証します。
【代表事例】
静岡県浜松市:国道152号子安交差点改良社会実験
構造が複雑で事故が多発している子安交差点において、交通事故対策のために舗
装のカラー化や、カラー舗装と連動した注意看板の設置等を実施し、周囲への影響
や、事故防止の効果、安全性の検証を行います。
(調査対象地域)
N
1
遠州鉄道
県道中野子安線
申請箇所
浜松市役所
馬込川
浜松駅
市道中郡福塚線
152
150
100
0
300m
200
B 方向
○舗装のカラー化・注意看板の設置
・歩道等に注意看板を設置
・カラー舗装と注意看板の色の統一化
C 方向
看板
イメージ
車線変更注意
B方向
○交差点内舗装のカラー化・
注意看板の設置
○自転車横断帯の舗装を
カラー化
C方向
A 方向
D 方向
N
○車線の分離
4
0
100
200
300m
駐車場空間の効率的な配分に関する社会実験
【施策の概要】
ピーク時に利用が集中する観光地の駐車場において、駐車場のスペースを大型車と小
型車で有効に活用する方策について検証します。
【代表事例】
岐阜県白川村:白川郷・飛騨地域観光車両コントロール社会実験
世界文化遺産に指定されている岐阜県白川郷について、東海北陸自動車道の全通
(平成19年度末予定)によりさらなる観光客の増加が見込まれるため、駐車場の
スペースを観光バスと乗用車で有効に活用する方策の実験を行います。ピーク時に
おいても円滑に駐車場の利用が図られるように、駐車場予約システムを試行し、利
用状況に応じて観光バス用と乗用車のスペースを動的にコントロールし、効果を検
証します。
(調査対象地域)
凡例
富 山 IC
小 矢 部 砺 波 JCT
長野
東海北陸自動車道関連ネットワーク
金沢
更 埴 JC
車
道
金 沢 西 IC
富山
野
動
車
自
道
動
その他の高速ネットワーク
長
陸
自
五 箇 山 IC
北
白川郷
白 川 郷 IC
松本
松 本 IC
安房峠道路
高 山 西 IC
飛 騨 清 見 IC
福井
福 井 IC
平成 19 年度末
開通予定
高山
高山市
岡 谷 JCT
荘 川 IC
油坂峠道路
白 鳥 IC
白川村・世界遺産地区(荻町)
自
動
車
道
郡 上 八 幡 IC
海
環
岐阜
央
0
200 400m
国重文
和田家
荻町交差点
鳩谷交差点
白山スーパ-林道
鳩谷八幡神社
小 牧 JCT
ネル
トン
荻町
156
白川郷 IC
口交差点
寺尾駐車場
白川村役場
一 宮 JCT
P
せせらぎ
場
公園駐車
公園駐車場
156
みだしま
駐車場
車両進入制限
観光案内所
県重文
合掌造り民家園
小呂トンネ
ル
小呂橋
交差点
156
東
東海北陸自動車道
名
高
名古屋
白川八幡神社
JA 白川支店
庄 川
道の駅
白川郷
米 原 JCT
荻町駐車場
( 観光案内所 )
車両進入制限
状
名神高速
0 10 20 30km
明善寺
荻町展望台
中
東
世界遺産地区
360
速
5
白川郷 IC
通り名・位置番号方式による道案内システム
【施策の概要】
日本の住所表示は「街区方式」であるため、欧米の「道路方式」と比較して、観光客や
外国人など地域に不慣れな人にわかりやすく案内をすることが難しい状況であるため、
通り名と位置番号を組み合わせた「通り名・位置番号方式」を試験的に実施することに
より、その実施効果・合意形成・効率的な案内方法などの課題を検証します。
【ねらい】
通り名と位置番号を使って、案内したい場所をうまく特定できるルールを作り、地域に
不慣れな人に対して分かりやすく道案内ができるようにすること。
○ 場所を特定するルール(通り名・位置番号方式)
・ 通りに名称を付ける。
・ 通りの起点から 10m単位の概ねの距離を位置番号とし、起点を背に右側に奇
数番号、左側に偶数番号を表示する。
【取組みイメージ】
通り名マップ、通り名で道案内、現地標示
の3点セットで分かりやすく道案内
通り名で道案内
○○街道
通り名標識に
位置番号を添架
○○和菓子店
住
所:長崎市古川町1-10
(川端通り6)
営業時間:10:00~20:00
電
話:(095)123-4567
定 休 日:毎週日曜日
(HP、チラシでの
活用イメージ)
住所に「通り名
による道案内」
を併記
○○
○○○○
#15
○○○○○
STREET
#6
(電話での活用イ
メージ)
「当店は、『川端
通り6』にござい
ます。」
現地表示
起点から概ね60m
6
起点
15
起点から概ね150m
【代表事例】:高知県須崎市 すさきサービスエリアタウン体験実験
6
まち全体をサービスエリア的に活用する社会実験
【施策の概要】
道路利用者の利便性向上と、高速道路近傍の地域の活性化につなげるために、ドライ
バーが高速道路のインターチェンジ近くのまちをサービスエリア的に活用できるように、
まちの機能(トイレ、飲食、休憩等)を案内する方策を検証します。
【代表事例】
高知県須崎市:すさきサービスエリアタウン体験実験
高知県須崎市では四国横断自動車道の須崎東ICが設置されていますが、今後整
備が行われる当該IC以西の区間が無料区間となる予定であり、サービスエリアの
配置計画が無いことから、道路利用者の利便性向上につなげるため、ドライバーが
近傍のまちをサービスエリア的に活用できるようにまちの機能をわかりやすく案内
する方策の実験を行います。
具体的には、須崎東ICで四国横断自動車道から降りる車と国道56号を四国横
断自動車道方面へ向かう車を対象に、インフォメーションセンターで必要な機能(ト
イレ・休憩等)を提供するとともに、まちの様々な機能(飲食・購買・休憩等)の
案内を交差点表示や通り名・位置番号方式による道案内、案内マップ等で実施する
方策に取り組み、それらの効果を検証します。
(調査対象地域)
500
1000m
須崎新荘IC(仮称)
四国横断自動車道
池ノ内IC(仮称)
須崎東IC
池ノ内IC(仮称)
・ 駐車場
・ 飲食店
56
号
通り名称を設定している地区
交差点における記号設置
国
道
0
・ トイレ
・ 販売施設
駐車場
・ 観光施設
0
7
300m
沿道における看板を集約する社会実験
【施策の概要】
良好な沿道景観の形成と分かりやすい案内・誘導方策を実現するために、沿道に乱立
している看板を集約する方策の効果を検証します。
【代表事例】
大分県:やまなみハイウェイ沿線の看板・案内標識に関する社会実験
熊本県と大分県を結ぶ「やまなみハイウェイ」(日本風景街道の制度設計にあた
り調査の対象とされた「阿蘇くじゅう・やまなみシーニックバイウェイ」のメイン
ルート)の沿線では、地域資源である自然と調和した沿道景観を看板の乱立が阻害
しています。
このため、景観の保全と観光案内を両立させ道路の魅力を高めていくため、乱立
した看板を集約した集合看板を設置し、景観の向上を図る方策の検証を行います。
この際、集合看板の設置方法やその管理手法等についても実験的に実施し効果を検
証します。
(調査対象地域)
実施範囲
現況イメージ
8
実験中イメージ
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