...

議 題 ・ 課 題 等 提 案

by user

on
Category: Documents
24

views

Report

Comments

Transcript

議 題 ・ 課 題 等 提 案
平成 27 年9月1日
議
題 ・ 課 題
都
市 整
等 提 案
備
部
部長会議資料
目
次
頁
Ⅰ.桑名駅周辺整備について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1~4
Ⅱ.空家等対策の推進に関する対応について・・・・・・・・・・・・・・・5~7
Ⅰ.桑名駅周辺整備について
1
現状
(1)桑名駅西土地区画整理事業
本事業は、平成13年9月に事業認可され、事業に着手しています。
その後、平成20年1月より7回に分けて仮換地指定を行い、先行的に移転を行うため
に先行建設街区の整備を進め、平成23年度より移転を行っており、また、駅北街区に
おいても平成25年度より移転を行っています。一方、地区外に移転希望された方につ
いても、随時移転を進めています。
駅の西口では、駐車スペースの増設等の整備を行いました。
・施行地区面積
・事業計画決定日
・事業施行期間
・総事業費
・主な公共基盤施設
約26.6ha
平成13年9月10日
平成13年9月10日~平成 37 年3月31日
約285億円
都市計画道路(5路線)、区画道路、駅前広場、
街区公園(7箇所)
N
先行建設街区
桑名駅東西自由通路
平成27年3月末現在
・事業進捗率
40%(114/285億円)
・建物移転進捗率 23%(102/443件)
1
駅北街区
(2)桑名駅東西自由通路整備事業
本事業は、当市の都市構造の課題であった鉄道による東西の分断化に対し、昭和63
年度から検討開始された連続立体交差事業の代替え案として、平成17年度に計画され、
JR東海及び近鉄の両鉄道事業者と事業化に対し、基本合意されました。
現在は、桑名駅西土地区画整理事業と一体化整備を基本とし、自由通路の幅員縮小(8
mから6m)や橋上駅舎のコンパクト化等による事業費圧縮を目的とし、修正設計を実
施中であります。
2
課題
(1)桑名駅西土地区画整理事業
・既成市街地での土地区画整理事業であり、移転に合せて道路や上下水道、ガス等の整
備も行う必要があるため、事業が長期化していますので早期効果発現が求められてい
る。
・実現性のある整備スケジュール等の具体的な進め方がないため、地権者への信頼度が
薄らいでいる。
・平成 33 年に三重国体が開催され、競技の一部が桑名市、いなべ市、東員町で行われる
予定のため、駅周辺の整備が急がれる。
・残事業費が約170億円と膨大であり、残事業期限が平成36年度となっており、事
業期間が短くなってきている。
(2)桑名駅東西自由通路整備事業
・着手から完成まで、概ね5年間という短い事業期間での事業費確保
・前年度、完成、供用されている近鉄桑名駅バリアフリー化施設(エレベーター等)の
取扱い
・駅東西周辺の土地利用計画等(公民連携方策の実施)
3
今後の方針
これまでと同様、建物の移転先や順序を考慮して事業を進めることを基本としま
すが、整備目標を定め、事業をさらに効率的に進めることにより、早期に整備効果が
見えるよう計画します。
① 駅周辺の早期整備
平成 32 年度末(三重国体の前年度末)を整備目標時期とし、桑名駅西広場とこれ
にアクセスする主要な道路を完成させることを目指します。
また、桑名駅西口の顔となる駅前街区の高度利用を図るとともに、東口との連携
を図るために平成31年度を目途に東西自由通路の整備を進めます。
2
蛎塚益生線、西桑名西方線、
西口駅前線の早期整備
N
先行建設街区の早期整備
駅前街区の高度利用
中断移転用住宅予定地
東西自由通路の整備
桑名駅西広場の早期整備
② 先行建設街区の早期整備
早期の使用収益を目標としている先行建設街区については、未整備部分の整備を
進めます。
③ 集団移転方式(中断移転方式)の導入
これまでの玉突き移転方式だけでなく、まとまった範囲の建物を一斉に移転する
集団移転という方式を採用することにより、建物移転と道路、上下水道、ガス等の
整備を効率よく進めます。
ただし、移転先が整備されていないうちに従前の建物を撤去する中断移転が必要
になるため、一定期間仮住まいをしていただく必要があります。
④ 事業期間の見直し
現事業計画では、施行期間は平成 36 年度末までとなっていますが、工事の工程・
財源等を考慮すると、10 年程度の施行期間の延伸が必要と考えています。
3
年 度
H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 H37 H38 H39 H40 H41 H42 H43 H44 H45 H46
施行期間
10 年間の延伸
現施行期間
西桑名西方線、蛎塚益生線、西口駅前線整備
駅前広場整備
工 事
桑名中央東員線南の蛎塚益生線整備
先行建設街区整地
都市計画道路沿線の整地(門前通・山ノ手通他)
都市計画道路沿線外の整地(本郷・馬道外)
下水道整備(本郷・馬道)
⑤ 桑名駅東西自由通路整備事業のスケジュール等
H27年度
H28年度
・関係者による懇話会の設置(JR、近鉄、有識者等)
・自由通路整備に伴う準備工
(駅東工事ヤードによる仮設及び支障物撤去)
・関係機関等との協議会設置
(自由通路及び周辺土地利用方針等の検討)
・都市計画決定及び事業認可
・自由通路詳細設計
H29年度 ・各鉄道事業者との工事協定締結
・工事着手
H31年度 ・自由通路及び橋上駅舎完成
H32年度 ・既設駅舎など撤去及び駅東西駅前広場整備
4
Ⅱ.桑名市空家等対策の推進に関する対応について
1
現状と課題
■ 空家等対策の推進に関する特別措置法(以下「空家法」という。)が平成 27 年5月 26 日
に全面施行され、6月議会の一般質問で取り上げられる等、市民の関心も高く、総務
省統計局の「住宅・土地統計調査」の「空き家等」の数では、本市の場合「平成 20 年は
5,510 戸、平成 25 年は 6,560 戸」あり、5年間で 1,050 戸増加している現状です。
【空家法の概要】
:空家等の所有者等の責務として「適切な管理」
、国及び市町村の責務として、国
は「基本指針」を策定し、市町村は基本指針に即して「空家対策計画」を策定し「空家等の情
報収集、空家等の跡地活用、特定空家等に対する措置、財政上の措置及び税制上の措置」等の
空家等に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項を定めています。
【空家法の特徴】
:固定資産税の所有者情報の「内部利用」を可能とし、管理不全の特定空家等と
して所有者に勧告した場合は「住宅用地に係る固定資産税及び都市計画税の特例解除」でき、
勧告後、命令した措置に従わない場合には「行政代執行」が可能になります。
■ 議会後の7月3日には「空家等対策の推進に関する庁内検討会議」を開催し、空家法
の実施について庁内関係各課が連携して取り組むための課題として、「空家等対策の
推進に関する検討ワーキングの設置」、
「将来的な実施体制の整備」、
「財源確保等の措
置」等が必要であることを確認しております。
【空家法の実施に必要な事項】
:空家等の状況調査、特定空家等の特定、空家等対策計画の策定、
適切な管理及び利活用の推進支援、空家等対策協議会の設置等
■ なお、早々の対応として、問い合わせ窓口を建築開発課に改め、市のホームページで
「まちづくり」サイトから「空家法関連」の情報が確認できるよう改善しております。
5
2
今後の取り組み
■ 本市の現状では、総務省統計局「住宅・土地統計調査」の「空き家等」の数しか把握
しておらず、空家法の実施に必要な事項や施策に取り組むためには、市内の状況を調
査し対策を検討する必要があり、今後の取り組みとしては、次の手順で行う予定です。
■ 手順「①→②→③→④→⑤」の概要(スケジュール)
① :状況調査・・・・・・・・・・・・・・・(期間:平成 27 年 10 月~12 月末迄)
・空家等を把握するため、平成 27 年 10 月に予定されている自治会連合会理事会
において、各自治会内の「空家等の有無及び位置の調査」を依頼します。
② :集計作業及びワーキングの設置・・・・・(期間:平成 28 年1月~ 3月末迄)
・状況調査で得た空家等の情報を住宅地図等にプロットし、地区別に数を把握す
る等の集計作業を行い、施策や措置の「基礎資料」として取り纏めます。
・また、集計作業期間に、空家等対策計画の策定準備及び協議会の設置準備等に
向け「ワーキンググループを設置」し、体制を整えます。
③ :ワーキングの活動・・・・・・・(期間:平成 28 年4月~平成 30 年3月末迄)
・本
部:基礎資料及び各班の取組を整理し「空家等対策計画を策定」し、計画見
直や支援事業及び措置等の意見を聴く「協議会の設置準備」を行います。
・措置班:基礎資料を基に現地調査等を行い、空家等の「状態・所有関係・意向」
を調査し「特定空家等の特定」や「データーベース等整備」を行います。
・施策班:基礎資料を基に状況を把握し、空家等の「利活用や適正管理・改善等施
策」の調査を行い、国庫補助等が得られる「支援事業の検討」を行います。
④ :空家等対策計画案パブコメント等(目途:平成 29 年 9 月~平成 30 年3月末迄)
・本部で「空家等対策計画(案)」を平成 29 年 9 月頃に公表し意見を求め調整し、
併せて「協議会設置条例(案)」を策定し平成 30 年 4 月 1 日の施行を目指します。
⑤ :空家等対策計画の実施・・・・・・・・・・(実施:平成 30 年4月~計画期間)
・空家法に基づく措置や施策は「空家等対策計画」の実施により、各所管の業務で
行うことができ、各所管は必要により「協議会」に意見を聴くことができます。
【例】建築開発課:建築基準法等で困難な「危険家屋等」→「特定空家等:勧告・命令・代執行」
〃
:都市計画法等で困難な「危険宅地等」→「特定空家等:勧告・命令・代執行」
各所管業務: 諸法 「不法投棄・不法占用・越境等」→「特定空家等:勧告・命令・代執行」
税
務 課:特定空家等として勧告を受けた所有者→「固定資産税等の特例措置を解除」
各所管業務:各所管で「空家等を活用する支援事業等」→「空家等対策計画:事業実施」
〃
:各所管で「特定空家等の除却支援事業等」→「空家等対策計画:事業実施」
【注】平成 30 年度以降に、空家等関連事業の国費支援を受けるためには、
「空家等対策計画」を
平成 29 年度中に策定する必要があります。
6
■ ワーキンググループ設置(案)について
【本 部】
※ 各班での検討事項を取纏め、空家等対策計画の策定及び協議会設置の準備等を行う。
(事務局:建築開発課「建築指導係・開発指導係」
)
【措置班】
※ 特定空家等の現地調査及び指導等措置に関する対応及び検討等を行う。
(市長公室:政策経営課)
(総 務 部:財政課、総務課、情報政策課、税務課)
(都市整備部:建築開発課、土木課、用地監理課)
(経済環境部:環境政策課、廃棄物対策課)
(市民安全部:市民課、市民協働課、防災・危機管理課)
(消防本部:予防課)
(上下水道部:営業課)
【施策班】
※ 空家等適正管理及び利活用に関する支援事業等施策の調査及び検討等を行う。
(市長公室:政策経営課)
(総 務 部:財政課、総務課、情報政策課、税務課)
(都市整備部:建築開発課、都市整備課、建築住宅課)
(経済環境部:環境政策課、廃棄物対策課、商工観光課)
(市民安全部:市民協働課、防災・危機管理課)
(保健福祉部:福祉総務課)
■ 協議会の設置について
【協議会の概要】
空家法第7条の規定に基づき、以下の実施に必要な協議を行う協議会を設置できます。
・空家等対策計画の作成及び変更並びに実施に関する協議
・空家等が特定空家等か否かの判断に関する協議
・特定空家等への立入調査の実施及び措置の方針に関する協議
【協議会の構成】
市長、地域住民、市町村議会の議員、消防及び警察、法務、不動産、建築、福祉、文化
等学識経験者その他市長が必要と認める者をもって構成します。
7
Fly UP