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理科 - 沖縄県立沖縄水産高等学校

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理科 - 沖縄県立沖縄水産高等学校
平成28年度 「科学と人間生活」 シラバス
県立沖縄水産高等学校 対象:1学年
科目名 目標
科学と人間生活(2単位)
1. 基本的な概念や原理・法則を理解し,自然観察や実験を通して自然に対する関心や探究心を高める。
2. 現在や将来における科学の課題と人間生活との関わりについて考察し,環境問題への理解を深める。
評価方法
定期考査,提出物(ノート,プリント等),および平常の授業に取り組む姿勢等により評価する。
学習の展開<年間指導計画の概要>
単元または項目(時間)
学習のねらい
主な学習活動
科学と技術の始まり(3h) ・現代の科学技術文明は ・病気の理解と医療の発展が,生物学と密接に関わっている
科学によって支えられ,発 ことを理解する。
生物学と医療(2h)
・元素や原子など,化学の基本を学習する。
化学の魅力―元素から 展してきたことを理解す
・人工物について考える。
る。
地球環境まで―(3h)
・熱の概念を理解し,熱平衡について学ぶ。
ものの温度(2h)
熱平衡(2h)
1学期中間考査
1
・物質の熱容量・比熱,熱量の保存について実験を通して理
学 熱容量・比熱(2h)
期 仕事と力学的エネルギー(2h) ・エネルギーには様々な形があ 解する。
り,互いに変換する事を実験に
熱,仕事とエネルギー(2h) よって理解させる。またエネルギー ・力学的エネルギー保存の法則について理解する。
・断熱膨張・圧縮などにより,仕事と熱,エネルギーの関係を
エネルギーの変換と保存(2h)
が全体として保存されることを理解 理解させる。
する。
・内部エネルギーについて理解する。
1学期期末考査
不可逆変化と熱機関(2h)
エネルギーの利用(2h)
食品(2h)
糖類(2h)
油脂の構造と性質(2h)
アミノ酸とタンパク質(3h)
・エネルギー確保とその技
術,問題点を理解する。
・身の回りの具体的事実から熱現象は不可逆的であることを
理解する。
・食品を構成するおもな成分
である炭水化物・タンパク質・
脂質の性質や特徴を理解す
る。
・食べ物を摂取する事でどの様に生命を維持しているのか理
解する。
・糖類の種類を学び糖類がどの様な物に含まれているか理
解する。
・油脂の構造とその特徴を理解する。
2学期中間考査
酵素(2h)
衣類を構成する繊維(2h)
天然繊維と再生繊維(2h)
2 合成繊維(2h)
学 光合成(2h)
期 光合成と光の色(3h)
光の強さと光合成速度(2h)
植物の生育と光(2h)
・日常生活と関連付けて酵素
の種類と働きを理解する。
・繊維の分類,特徴を理解す
る。
・光合成の概要,光合成産物
の行方について理解する。
・季節変化と植物の花芽形成
について学習する。
・酵素の特徴を学習する。
・身の回りにある繊維の種類を復習する。
・光合成の場である葉緑体の存在について観察を通して学習
させる。
・光の吸収に関わる光合成色素の種類について理解する。
・光の強さと光合成速度の関係について学習する。
・植物には,光屈性があることを,発芽したダイコンなどを用
いた実験を通して理解させる。
2学期期末考査
動物の行動と光(2h)
目の構造と働き(2h)
・1日の明暗変化や季節変化が動
物の行動に影響していることを理
解する。
・ヒトの眼の構造や,光刺激の情
報が脳に伝わるまでの経路を理解
する。
・身近な地域の自然景観を,
大地を平坦にする変化や,起
伏を大きくする変化と関連付
けて学習する。
日本列島をつくった作用(2h)
・地震や火山のメカニズムを
3 地震・火山のメカニズム(2h) 学習し,自然災害を引き起こ
学 地震災害・火山災害と防災(2h) す現象を理解する。
自然の景観のでき方(2h)
地球の自然景観(2h)
日本の自然の特徴(2h)
期
気象災害と防災(2h)
・光走性を持つ生物の行動を,実験を通して理解する。
・ヒトの目の構造について理解する。
・明暗への順応や遠近調節について,実験を通して理解す
る。
・学校周辺の特徴的な地形を実際に観察することで自然景観を学習す
る。
・日本列島の地質的な特徴について学習し,現在の日本列島の特徴を
概観させる。
・日本列島の成り立ちを学習することで,地震・火山のメカニズムや,地
震・火山による自然災害について理解が深まる。
・地震のメカニズムを学習し,地域において将来おこる可能性のある地
震のタイプや規模などを確認させる。
・過去の災害の歴史をさぐり,洪水で浸水危険地域がどこにあるか調
査させる。
学年末考査
・科学技術の成果と今後の課 ・現代社会の問題となる地球環境問題について理解させた
これからの科学と人間生活(2h)
題について考察しする。
い。
合計総時数70時間
学年末テスト
平成28年度 「物理基礎」シラバス
単位数
「物理基礎」
2単位
学科・学年・学級
海洋技術科
第1学年
1.物理学が日常生活や社会とどのように関連しているかを知り,物体の運動と様々なエネルギーへの関心を高める。
学習の到達目標
2.目的意識をもって観察・実験などを行い,物理的に探究する能力と態度を身につける。
3.物理学の基本的な概念や原理・法則を理解し,科学的な見方や考え方を身につける。
4.科学技術の在り方やエネルギー問題について市民が意思決定するために必要な,科学的な知識,能力,態度を身につける。
使用教科書・副教材等
2
東京書籍
「物理基礎」
傍用問題集「レッツトライノート物理基礎」
学習計画及び評価方法等
(1)学習計画
備 考
評価の観点の
ポイント
学
学習内容
期
(時間)
学習のねらい
月
1 学習活動の特記事項,他教科・総合
的な学習の時間・特別活動等との関連等
2 副教材の使用など
1編
関
思
観
考
心
考
察
査
・
・
・
範
意
判
実
囲
欲
断
験
・
・
の
態
表
技
度
現
能
○
○
知
識
・
理
解
物体の運動とエ
ネルギー
1章
速度・加速度
4
・物体の運動を測定し,その運動を変位-時間のグ
ラフや速度-時間のグラフで表すことなどを通し
(9h)
て,変位や速度などの物体の運動の基本的な表し方
について理解する。
Myラボ
○
高速道路標識
観察実験1
等速直線運動
・同一直線上を等速直線運動している物体の合成速
○
○
度や相対速度について理解する。
5
・物体が直線上を運動する場合の加速度について理
解し,グラフや式を使って物体の運動を分析できる
ようになる。
Myラボ
観察実験2
期
とそのはたらき (15h)
す方法を身につけるとともに,それらの力がつり合
中
う条件を見いだせるようになる。
間
Myラボ
2人の荷物持ち
6
・直線運動を中心に慣性の法則,運動の第二法則,
作用反作用の法則について理解する。さらに,これ
学
らの法則を用いて物体にはたらく力と運動との関係
を分析できるようになる。
期
7
考
Myラボ
2台のばね付き台車の衝突実験
自由落下
期
Myラボ
自分の反射時間
Myラボ
コイン飛ばし・空中衝突
きの物体の運動を分析できるようになる。
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
1
にはたらく力と運動の関係について理解し,鉛直の
力,抵抗力)について理解し,それらがはたらくと
○
観察実験3
学
・摩擦力,及び液体や気体から受ける力(圧力,浮
○
慣性を実感しよう
観察実験4
扱えるようになる。
○
査
・物体が空中を落下する際の運動の特徴,及び物体
落下運動,水平投射,斜方投射について式を使って
○
学
・物体にはたらく様々な力を見抜いてベクトルで表
・力の合成や分解をベクトルで扱えるようになる。
○
1
さまざまな力
2章
○
加速している自動車
等加速度直線運動
1
○
観察実験5
最大摩擦力の測定
期
末
考
査
平成28年度 「物理基礎」シラバス
3章
力学的エネル
9
ギー (9h)
・エネルギーを測るものさしとしての仕事の定義,
及び仕事の原理と仕事率について理解する。
Myラボ
○
○
小さな力でも
Myラボ
自分の仕事率を測ろう
・仕事をする能力としての位置エネルギーと運動エ
ネルギーの表し方について理解する。
Myラボ
運動エネルギーを比べる
2
・力学的エネルギー保存の法則とその適用条件につ
いて,仕事と関連付けて理解を深め,この法則を用
観察実験7
振り子の運動を調べる
いていろいろな運動を分析できるようになる。
学
探究活動 (3h)
・物体の運動とエネルギーに関する探究活動を通し
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
2
学
期
中
間
探究1~8の中から選択
て,学習内容の理解を深めるとともに,物理学的に
期
○
ばねの飛び方の違い
観察実験6
10
○
考
査
探究する能力を高める。
2編
さまざまな物理
現象とエネルギー
1章
熱 (6h)
・ブラウン運動などの観察を通して,原子や分子の
熱運動と温度との関係を定性的に理解する。
○
観察実験8
ブラウン運動の観察
・原子や分子の熱運動というミクロな立場から,物
○
○
○
○
質の三態変化,絶対温度,及び潜熱(融解熱,蒸発
熱)について理解する。
・熱量,熱容量,比熱,及び熱量の保存について理
解し,熱を定量的に扱えるようになる。
11
・仕事と熱の変換,内部エネルギー,及び熱力学第
1法則について学び,熱現象とエネルギーの関係に
観察実験9
金属の比熱の測定
○
Myラボ
○
火を使わずに加熱する
ついて理解する。
Myラボ
・熱機関とその熱効率,及び熱現象の不可逆性につ
コラム
雲をつくろう
いて学び,エネルギーの有効利用についての理解を
○
○
○
○
○
コージェネレーション
深める。
2章
波 (10h)
・波の基本的な性質を理解し,波の波長,振動数,
波の伝わる速さなどを量的に扱えるようになる。
Myラボ
簡易ウェーブマシン
Myラボ
2
単振動の記録
・横波と縦波の違いを理解する。また,波の伝わり
学
方について,波の速さ,波長,周期や振動数の量的
横波と縦波の観察
12
・波の独立性,重ね合わせの原理,反射について観
察や作図を通して学び,定常波ができるしくみにつ
Myラボ
定常波をつくってみよう
鳴などを学び,身近な楽器の原理について理解する。
期
○
○
○
○
○
○
○
○
期
末
いて理解する。
・音波の性質として,うなり,固有振動,共振,共
○
2
学
関係を扱えるようになる。
期
○
観察実験 10
観察実験 11
音の波形の観察
考
○
査
Myラボ
念力振り子・グラスハープ
Myラボ
紙笛をつくろう
3章
電気と磁気
1
・材質,長さ,断面積の異なる金属線の抵抗を調べ
る実験を通して,物質の種類による抵抗の違いを抵
(10h)
抗率で表せることを理解する。また,物質の電気的
性質によって導体,半導体,絶縁体に区分できるこ
Myラボ
簡単電池をつくってみよう
観察実験 12
ニクロム線の電気抵抗
とを理解する。さらに,複数の抵抗をつないだとき
3
の合成抵抗を求めることができるようになる。
・電流のエネルギーについて,電力と電力量を計算
学
で求められるようになる。
Myラボ
○
○
○
身近なものの消費電力
・右ねじの法則を学び,電流による磁界について理
期
○
解する。
2
・電流が磁界から受ける力について学び,モーター
の原理を理解する。さらに,モーターと発電機につ
いてエネルギー変換の立場から理解する。
Myラボ
簡易リニアモーターバー
Myラボ
モーターをつくろう
○
○
○
平成28年度 「物理基礎」シラバス
・交流と直流の違いを理解し,送電における交流の
利点を知る。
○
Myラボ
○
交流発電機をつくろう
コラム
東日本と西日本での周波数の違い
・交流に関連して電磁波について学び,光を含めた
いろいろな電磁波が現代の社会生活に利用されてい
観察実験 13
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
赤外線の観察
ることを知る。
4章
エネルギーと
・人類が利用可能な様々なエネルギーの特性や利用
その利用
について,物理的な視点から理解する。
コラム
持続可能性
コラム
(5h)
核燃料のリサイクル
コラム
核融合エネルギー
・原子力発電や医療などにおける放射線及び原子力
の利用とそれに伴うリスクについて,具体的な事例
コラム
学
年
末
考
査
臨界事故
に触れながら理解を深める。
・放射線の種類と特性,及び人体や環境への影響に
ついて理解し,さらには放射線や放射能の被曝から
実験観察 14
放射線の観測
身を守るための対処法について,ベクレルやシーベ
ルトなどの単位を扱いながら理解する。
3
・近い将来に直面するであろうエネルギー問題につ
いて関心を持ち,その解決のために必要とされる基
本的な科学知識や態度を,討論や探究活動などを通
して身につける。
探究活動 (3h)
・様々な物理現象とエネルギーに関する探究活動を
探究9~17 の中から選択
通して,学習内容の理解を深めるとともに,物理学
的に探究する能力を高める。
合計総時数70時間
【評価方法】
【関心,意欲,態度】
行動観察や提出物,及び質問紙調査などを手がかりに,以下の点に留意して評価する。
・学習活動(質疑応答,討論,演習,実験・観察など)に積極的に参加したか。
・提出物の作成(レポートや授業ノートなど)に意欲的に取り組んだか。
・集中して授業を受けたか。
・科学技術の在り方やエネルギー問題について関心をもち,話し合いや探究活動に意欲的に参加したか。
【思考・判断・表現】
行動観察や提出物,及び定期考査の論述問題などを手がかりに,以下の点に留意して評価する。
・思考の「過程」を評価する。例えば計算ミスなどがあって正しい結論に至らなかったとしても,その思考過程が物理的に正しく,しっかり判断もできて
いれば十分な評価を与えたい。
・討論,レポート作成,論述問題などで,科学的な根拠に基づいて述べることができているか。
・観察・実験から得られた事実,文献や Web などから得た情報,自分の考えをはっきり区別して表現できているか。
・探究活動などで,実験方法を自分で考えたり,仲間と議論したりしながら行うことができているか。
・実験結果や自分の考えをグラフや図表にするなど,分かりやすく表現できているか。
【観察・実験の技能】
行動観察や提出物,及びパフォーマンステストなどを手がかりに,以下の点に留意して評価する。
・観察・実験を安全に遂行できたか。
・それぞれの操作の意味を理解して,正確に遂行できたか。
・データの取り方が適切であったか(とりこぼし,計測ミスなどがないかどうか)
。
・データの処理が適切であったか(間違いがないか,有効桁数などが適切か)
。
・グラフを有効に活用できているか。(目盛の設定,
)
【知識・理解】
主に定期考査や小テストなどの成績に基づいて評価する。テスト問題の作成にあたっては,知識の活用力・応用力を測るような問題や,論述式の問題も取り
入れたい。また,実験などのレポートでは,授業で学習した内容が正しく理解され知識となってきちんとレポートに反映されているかどうかを見る。
平成28年度 「物理基礎」シラバス
単位数
「物理基礎」
3単位
学科・学年・学級
総合学科
第2学年
1.物理学が日常生活や社会とどのように関連しているかを知り,物体の運動と様々なエネルギーへの関心を高める。
学習の到達目標
2.目的意識をもって観察・実験などを行い,物理的に探究する能力と態度を身につける。
3.物理学の基本的な概念や原理・法則を理解し,科学的な見方や考え方を身につける。
4.科学技術の在り方やエネルギー問題について市民が意思決定するために必要な,科学的な知識,能力,態度を身につける。
使用教科書・副教材等
2
東京書籍
「物理基礎」
傍用問題集「レッツトライノート物理基礎」
学習計画及び評価方法等
(1)学習計画
備 考
評価の観点の
ポイント
学
学習内容
期
(時間)
学習のねらい
月
1 学習活動の特記事項,他教科・総合
的な学習の時間・特別活動等との関連等
2 副教材の使用など
1編
関
思
観
考
心
考
察
査
・
・
・
範
意
判
実
囲
欲
断
験
・
・
の
態
表
技
度
現
能
○
○
知
識
・
理
解
物体の運動とエ
ネルギー
1章
速度・加速度
4
・物体の運動を測定し,その運動を変位-時間のグ
ラフや速度-時間のグラフで表すことなどを通し
(14h)
て,変位や速度などの物体の運動の基本的な表し方
について理解する。
Myラボ
○
高速道路標識
観察実験1
等速直線運動
・同一直線上を等速直線運動している物体の合成速
○
○
度や相対速度について理解する。
5
・物体が直線上を運動する場合の加速度について理
解し,グラフや式を使って物体の運動を分析できる
ようになる。
Myラボ
○
○
○
○
加速している自動車
観察実験2
等加速度直線運動
1
さまざまな力
・物体にはたらく様々な力を見抜いてベクトルで表
1
とそのはたらき (20h)
す方法を身につけるとともに,それらの力がつり合
学
う条件を見いだせるようになる。
期
2章
学
・力の合成や分解をベクトルで扱えるようになる。
Myラボ
2人の荷物持ち
期
6
・直線運動を中心に慣性の法則,運動の第二法則,
作用反作用の法則について理解する。さらに,これ
らの法則を用いて物体にはたらく力と運動との関係
を分析できるようになる。
7
Myラボ
慣性を実感しよう
中
考
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
2台のばね付き台車の衝突実験
にはたらく力と運動の関係について理解し,鉛直の
自由落下
学
Myラボ
自分の反射時間
Myラボ
コイン飛ばし・空中衝突
力,抵抗力)について理解し,それらがはたらくと
○
観察実験3
1
・摩擦力,及び液体や気体から受ける力(圧力,浮
○
査
観察実験4
扱えるようになる。
○
間
・物体が空中を落下する際の運動の特徴,及び物体
落下運動,水平投射,斜方投射について式を使って
○
観察実験5
期
期
末
考
査
最大摩擦力の測定
きの物体の運動を分析できるようになる。
3章
力学的エネル
9
ギー (14h)
・エネルギーを測るものさしとしての仕事の定義,
及び仕事の原理と仕事率について理解する。
○
Myラボ
○
小さな力でも
Myラボ
2
自分の仕事率を測ろう
学
・仕事をする能力としての位置エネルギーと運動エ
ネルギーの表し方について理解する。
Myラボ
○
○
○
○
○
○
ばねの飛び方の違い
観察実験6
期
運動エネルギーを比べる
10
・力学的エネルギー保存の法則とその適用条件につ
観察実験7
○
平成28年度 「物理基礎」シラバス
いて,仕事と関連付けて理解を深め,この法則を用
振り子の運動を調べる
いていろいろな運動を分析できるようになる。
探究活動 (3h)
2編
2
・物体の運動とエネルギーに関する探究活動を通し
学
探究1~8の中から選択
期
て,学習内容の理解を深めるとともに,物理学的に
中
探究する能力を高める。
間
○
○
○
○
○
○
考
さまざまな物理
査
現象とエネルギー
1章
2
熱 (11h)
・ブラウン運動などの観察を通して,原子や分子の
学
熱運動と温度との関係を定性的に理解する。
○
観察実験8
ブラウン運動の観察
・原子や分子の熱運動というミクロな立場から,物
期
○
○
○
○
質の三態変化,絶対温度,及び潜熱(融解熱,蒸発
熱)について理解する。
・熱量,熱容量,比熱,及び熱量の保存について理
解し,熱を定量的に扱えるようになる。
11
・仕事と熱の変換,内部エネルギー,及び熱力学第
1法則について学び,熱現象とエネルギーの関係に
ついて理解する。
観察実験9
金属の比熱の測定
○
Myラボ
○
火を使わずに加熱する
Myラボ
雲をつくろう
・熱機関とその熱効率,及び熱現象の不可逆性につ
いて学び,エネルギーの有効利用についての理解を
○
コラム
○
○
○
○
コージェネレーション
深める。
2章
波 (15h)
・波の基本的な性質を理解し,波の波長,振動数,
波の伝わる速さなどを量的に扱えるようになる。
Myラボ
簡易ウェーブマシン
Myラボ
単振動の記録
・横波と縦波の違いを理解する。また,波の伝わり
方について,波の速さ,波長,周期や振動数の量的
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
観察実験 10
横波と縦波の観察
関係を扱えるようになる。
12
・波の独立性,重ね合わせの原理,反射について観
察や作図を通して学び,定常波ができるしくみにつ
Myラボ
定常波をつくってみよう
鳴などを学び,身近な楽器の原理について理解する。
学
期
いて理解する。
・音波の性質として,うなり,固有振動,共振,共
2
観察実験 11
音の波形の観察
Myラボ
念力振り子・グラスハープ
期
末
○
考
査
Myラボ
紙笛をつくろう
3章
電気と磁気
1
・材質,長さ,断面積の異なる金属線の抵抗を調べ
る実験を通して,物質の種類による抵抗の違いを抵
(15h)
抗率で表せることを理解する。また,物質の電気的
性質によって導体,半導体,絶縁体に区分できるこ
Myラボ
簡単電池をつくってみよう
観察実験 12
ニクロム線の電気抵抗
とを理解する。さらに,複数の抵抗をつないだとき
の合成抵抗を求めることができるようになる。
・電流のエネルギーについて,電力と電力量を計算
で求められるようになる。
Myラボ
○
○
○
○
身近なものの消費電力
・右ねじの法則を学び,電流による磁界について理
解する。
3
2
・電流が磁界から受ける力について学び,モーター
の原理を理解する。さらに,モーターと発電機につ
学
いてエネルギー変換の立場から理解する。
Myラボ
・交流と直流の違いを理解し,送電における交流の
Myラボ
利点を知る。
○
○
簡易リニアモーターバー
モーターをつくろう
期
○
Myラボ
交流発電機をつくろう
コラム
学
年
末
○
○
考
査
東日本と西日本での周波数の違い
・交流に関連して電磁波について学び,光を含めた
いろいろな電磁波が現代の社会生活に利用されてい
観察実験 13
○
○
○
○
○
○
赤外線の観察
ることを知る。
4章
その利用
(10h)
エネルギーと
・人類が利用可能な様々なエネルギーの特性や利用
について,物理的な視点から理解する。
コラム
持続可能性
コラム
○
平成28年度 「物理基礎」シラバス
核燃料のリサイクル
コラム
核融合エネルギー
・原子力発電や医療などにおける放射線及び原子力
の利用とそれに伴うリスクについて,具体的な事例
コラム
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
臨界事故
に触れながら理解を深める。
・放射線の種類と特性,及び人体や環境への影響に
ついて理解し,さらには放射線や放射能の被曝から
実験観察 14
放射線の観測
身を守るための対処法について,ベクレルやシーベ
ルトなどの単位を扱いながら理解する。
3
・近い将来に直面するであろうエネルギー問題につ
いて関心を持ち,その解決のために必要とされる基
本的な科学知識や態度を,討論や探究活動などを通
して身につける。
探究活動 (3h)
・様々な物理現象とエネルギーに関する探究活動を
探究9~17 の中から選択
通して,学習内容の理解を深めるとともに,物理学
的に探究する能力を高める。
合計総時数105時間
【評価方法】
【関心,意欲,態度】
行動観察や提出物,及び質問紙調査などを手がかりに,以下の点に留意して評価する。
・学習活動(質疑応答,討論,演習,実験・観察など)に積極的に参加したか。
・提出物の作成(レポートや授業ノートなど)に意欲的に取り組んだか。
・集中して授業を受けたか。
・科学技術の在り方やエネルギー問題について関心をもち,話し合いや探究活動に意欲的に参加したか。
【思考・判断・表現】
行動観察や提出物,及び定期考査の論述問題などを手がかりに,以下の点に留意して評価する。
・思考の「過程」を評価する。例えば計算ミスなどがあって正しい結論に至らなかったとしても,その思考過程が物理的に正しく,しっかり判断もできて
いれば十分な評価を与えたい。
・討論,レポート作成,論述問題などで,科学的な根拠に基づいて述べることができているか。
・観察・実験から得られた事実,文献や Web などから得た情報,自分の考えをはっきり区別して表現できているか。
・探究活動などで,実験方法を自分で考えたり,仲間と議論したりしながら行うことができているか。
・実験結果や自分の考えをグラフや図表にするなど,分かりやすく表現できているか。
【観察・実験の技能】
行動観察や提出物,及びパフォーマンステストなどを手がかりに,以下の点に留意して評価する。
・観察・実験を安全に遂行できたか。
・それぞれの操作の意味を理解して,正確に遂行できたか。
・データの取り方が適切であったか(とりこぼし,計測ミスなどがないかどうか)
。
・データの処理が適切であったか(間違いがないか,有効桁数などが適切か)
。
・グラフを有効に活用できているか。(目盛の設定,
)
【知識・理解】
主に定期考査や小テストなどの成績に基づいて評価する。テスト問題の作成にあたっては,知識の活用力・応用力を測るような問題や,論述式の問題も取り
入れたい。また,実験などのレポートでは,授業で学習した内容が正しく理解され知識となってきちんとレポートに反映されているかどうかを見る。
県立沖縄水産高等学校 科目名 目 標
評価方法
平成28年度 「化学基礎」 シラバス
対象:総合学科3年(選択科目) 化学基礎(2単位)
1.化学が人間生活に果たしている役割を理解できる。
2.原子の構造及び電子配置と周期律の関係を理解できる。
3.化学反応の量的関係、酸と塩基の反応及び、酸化還元反応の基本的概念や法則
が理解できる。
定期考査、授業プリント、および平常の授業に取り組む姿勢等により評価する。
学習の展開<年間指導計画の概要>
単元または項目
学習のねらい
物質について学ぶ化学
・物質と人間生活との関わりに
一
文明は金属とともに
ついて学習する。
学
銅・鉄・アルミニウム・セラ
期
ミックス・プラスチック・繊
食料の確保・食品の保存
前
洗剤・物質と環境リスク
半
物質の性質と分類
一 物質の成分
学 原子の構造
期 電子配置と周期表
後
半
イオンとイオン結合
金属と金属結合
分子と共有結合
二 原子量、分子量、式量
学
期
前
半
化学反応式と量的関係
酸と塩基
二 水素イオン濃度とpH
学 中和反応と塩の生成
期 中和反応と中和滴定
後
半
酸化と還元
酸化と還元の応用
三
学
期
主な学習活動
・物質に関心をもち、物質の取り扱い方や人間生活における
化学の役割を理解する。
・金属の製錬技術について理解する。
・銅、鉄、アルミニウムの合金について理解する。
・セラミックス、プラスチックの性質と利用について理解する。
・繊維の分類、化学肥料、食品添加物について理解する。
・環境問題の原因を解決策について考える。
中間テスト
・物質は混合物と純物質に分 ・物質の分類を学習する。
類され、混合物の分離と精製 ・化合物と単体を学習し、元素について理解する。
について学習する。
・原子の性質を原子核と電子から理解する。
・化合物と単体の違いを理解 ・同位体について理解する。
し、元素と元素記号について ・周期表に伴う用語を理解する。
学習する。
・電子配置を学習し、価電子の数の周期性から元素の周期表
・原子の構造を理解する。
を関連付けて理解する。
・元素の周期表を理解する。
期末テスト
・イオン結合、イオン結晶を理 ・イオンからなる物質の性質や表記方法を学習する。
・イオン化エネルギーと最外殻電子数関連性を理解する。
解する。
・イオン化エネルギーについて ・自由電子による金属の結合と性質を理解する。
・分子の結合と形状を視覚的に理解する。
理解する。
・金属の成り立ちと性質を学習 ・分子を構造式で表すことができる。
・電気陰性度について説明することができる。
する。
・分子の形成、分子からできる ・共有結合についてモデルを挙げて説明することができる。
・原子量、分子量、式量の基準を理解する。
物質について理解する。
・物質量を用いた簡単な計算ができる。
・共有結合を理解する。
・元素の原子量を理解する。 ・気体1molの体積、溶液の濃度について理解する。
・物質量を理解する。
・溶液の濃度について学ぶ。
中間テスト
・化学反応式について学ぶ。 ・化学反応式から分子数の関係、物質量の関係、質量の関
・アレーニウス、ブレンステッ 係、体積の関係を理解する。
ド・ローリーの酸と塩基の定義 ・酸、塩基の観察、実験から共通性を見出す。
を理解する。
・酸、塩基の価数、強弱について理解する。
・酸・塩基の強さと水素イオン ・水のイオン積について理解する。
濃度との関係を理解する。
・中和で水とともに生じる塩が3つに分類されることを理解す
・pHを求める。
ることができる。
・中和反応を理解する。
・塩の水溶液の性質を酸、塩基の強弱から理解する。
・中和滴定の操作を習得し、 ・中和滴定の方法、量的関係を理解している。
中和滴定曲線を理解する。
期末テスト
・酸化と還元の定義を理解す ・酸化、還元の定義を電子の授受として理解する。
・金属のイオン化傾向を、金属と他の金属イオン、金属と水、
る。
・酸化数を学習し、酸化剤と還 金属と酸の反応から理解することができる。
・酸化還元反応から電池を理解する。
元剤の反応を理解する。
・金属のイオン化傾向につい ・負極活性物質と正極活性物質による電池の反応の仕組み
て理解することができる。
を理解する。
・電池の原理を理解し、主な電 ・マンガン乾電池と鉛蓄電池の仕組みを理解する。
・酸化還元反応を通して電気分解を説明することができる。
池の構造を学習する。
・水溶液の電気分解を学習
・陰極、陽極での電子の受け渡しの反応を理解する。
し、電気分解における量的関 ・電気分解におけるファラデーの法則を理解し、電気量からの
係を理解する。
物質の反応量を計算する。
学年末テスト
平成28年度
生
1
物
基
単
礎
シラバス
位
数
3単位
学科・学年
総合学科
2学年
学習の到達目標等
学習の到達目標
1
生物や生命現象の持つ多様性を踏まえつつ,それらに共通する生物学の基本的な概念や原理・
法則を理解する。
2 遺伝子・健康・環境など日常生活や社会に関わるテーマを通して,生物や生命現象に対しての
興味・関心を高める。
3 観察,実験を通して生物や生命現象に関する基本的な概念や原理・法則を理解する。
4 生物や生命現象の中から問題や課題を見出し,観察,実験などを通して探究する姿勢を身につ
ける。
使用教科書
2
東京書籍「生基302
新編生物基礎」
学習計画及び評価方法等
学
期
1
学
期
学習内容
1編 生物の特徴
プロローグ
1章 生物の共通性
①生きているとは?
月
学習のねらい
4
・地球にはさまざまな環境の中,多様な生物が生息していることに気づく。
・生物が共通に持つ特徴をあげることによって「生きている」とはどうい
うことであるか理解する。
・すべての生物は「細胞」からできているという共通性を理解する。
・細胞の構造を知ることにより,原核細胞と真核細胞,動物細胞と植物細
胞の共通性と多様性を理解する。
・顕微鏡の使い方とプレパラートの作成方法,またスケッチのしかたやミ
クロメーターの使い方についての技能を習得する。
・身のまわりのさまざまな生物を観察することで,その姿は多様であって
も,すべては細胞が基本単位であることを確認する。
<観察実験①>
原核生物と真核生物を観察
しよう
2章 生命活動とエネルギー
①生命活動を支える代謝
②生体内のエネルギー変換
5
<観察実験②>
光合成で有機物ができるこ
とを確認しよう
<探究①>
葉緑体とミトコンドリアの
観察
2編 遺伝子とそのはたらき
プロローグ
1章 生物と遺伝子
①DNAの構造
<観察実験③>
DNAを抽出しよう
②DNAとゲノム
2章
遺伝子の均等配分
・細胞は水のほかタンパク質,炭水化物,脂質,核酸などの有機物を含ん
でいることを理解する。
・細胞内では分解や合成などの代謝が行われ,その際同時にエネルギーの
出入りや変換を伴うことを理解する。
・細胞の中でエネルギーの受け渡しにATPという物質が関わっているこ
とを理解する。
・細胞内での代謝には触媒として酵素が必要であることを理解するととも
に,酵素のはたらきや性質についても理解する。
・光合成によって光エネルギーを用いて有機物がつくられ,化学エネルギ
ーに変換されることを理解する。
・呼吸によって有機物からエネルギーが取り出されることを理解する。
・共生説に触れることで,葉緑体とミトコンドリアが原核生物に由来する
ことを理解する。
配当
時間
9
12
・光合成の生成物について具体的な方法で確認する。
・葉緑体とミトコンドリアの観察を通じて,仮説の立て方・検証のための
観察実験の計画と実施方法・考察の方法など探究活動の手順を学ぶ。
6
・中学校での既習事項である遺伝子の本体がDNAであることや遺伝子の
変化によって形質が変化することについて確認する。
・ヌクレオチドの構造やDNAの二重らせん構造,塩基間の相補性につい
て理解する。
・DNAの構造が遺伝情報を担いうる特徴を持っていることを理解する。
・身のまわりの材料を用いてDNAを抽出することで,どんな生物もDN
Aを持つことを理解する。
・DNAの塩基配列が遺伝情報であることを理解する。
11
・体細胞分裂の過程について染色体の動きを追いながら理解する。
・体細胞分裂の前後で遺伝情報の同一性が保たれることを理解する。
①細胞分裂とDNA
1
学
期
<観察実験④>
体細胞分裂の染色体の変化
を観察しよう
②DNAの倍加
③DNAの正確な複製
3章 タンパク質の設計図
①DNAとタンパク質合成
②生命現象を支えている遺
伝子
・プレパラートの作成法,特に固定,解離,染色の方法を習得する。
・顕微鏡観察像から,体細胞分裂の過程を判断できるようになる。
・細胞周期の間期にDNAが複製され,分裂期にDNAが等しく分配され,
その結果どの細胞でもDNAの量と質が均一になることを理解する。
・塩基の配列を正確に複製する方法について理解する。
7
<観察実験⑤>
パフを観察しよう
<探究②>
細胞周期の観察
2
学
期
3編 生物の体内環境の維持
プロローグ
9
1章 体内環境の維持
①内部環境の特徴
<観察実験⑥>
血液を観察しよう
②体内環境を調節する器官
10
②ホルモンによる調節
<観察実験⑧>
ホルモンによる魚の心拍数
の変化を調べよう
③血糖値の調節
3章 体内環境を守るしくみ
①免疫のシステム
<観察実験⑨>
バッタの白血球の食作用を
観察しよう
②免疫とヒト
8
10
・両生類の血液を観察し,赤血球がヒトのものと異なる点を確認する。
・肝臓のつくりとはたらきを学習することで,肝臓で様々な物質の合成・
分解・貯蔵が行われて体液の成分が保たれることを理解する。
・腎臓のつくりとはたらきを学習することで,腎臓が体液中の無機塩類な
どの濃度を一定保っていることを理解する。
・ブタの腎臓を観察し,その構造を理解する。
<観察実験⑦>
ブタの腎臓を観察しよう
2章 体内環境を保つしくみ
①自律神経系による調節
・タンパク質合成に際して,DNAの塩基配列がアミノ酸配列に置き換え
られることを理解する。
・すべての遺伝子が常に発現しているのではなく,個体の部位に応じて発
現している遺伝子が異なっていることを理解する。
・だ腺染色体に見られる縞模様とパフを顕微鏡で観察し,それぞれがもっ
ている生物学的な意味について理解する。
・細胞周期における各時期に要する時間と観察される数との関係について
考察する。
・体細胞分裂のひとつである卵割の観察を行い,卵割と通常の体細胞分裂
の違いについて考察する。
・中学校での事項である,循環系とその働き・血液の成分とその働き・肝
臓と腎臓のはたらきについてのふりかえりを行い3編への導入とする。
・生物の体内環境が保たれていることと,それに循環系・自律神経系・内
分泌系がかかわっていることを理解する。
・血液の組成とはたらきについて理解する。
11
・自律神経系の分布とはたらきを理解する。
・交感神経と副交感神経が拮抗的にはたらいていることを理解する。
・ホルモンとは何かということを,はたらきや性質を学習することによっ
て理解する。
内分泌腺からのホルモンの分泌と標的細胞でのホルモンの受容について
理解する。
・ホルモン分泌量の調節が,視床下部からの指令やフィードバック調節に
よって行われていることを理解する。
・実際の生物においてホルモンがどのように作用するかを確認し,アドレ
ナリンのはたらきを理解する。
・血糖値が,自律神経のはたらきやホルモンの作用により一定の範囲に保
たれていることを理解する。
・身近な疾患の例としてインスリンの分泌不足による糖尿病があることを
理解し,健康への関心を喚起する。
・病原体などの異物から身を守るために,それらの侵入を防ぐしくみやそ
れらを白血球やリンパ球のはたらきで排除するしくみがあることを知る
・免疫には自然免疫と適応免疫があり,それらをつなぐはたらきをする細
胞として樹状細胞があることを知る。
・細胞性免疫のしくみを理解し,あわせて臓器移植での拒絶反応がこの免
疫によっておこることを理解する。
・体液性免疫のしくみと,この免疫でつくられた抗体により抗原抗体反応
がおこることを理解する。
・適応免疫ではT細胞やB細胞の一部が記憶細胞となり,このことが同一
病原体の2度目の侵入への備えとなることを理解する。
11
10
・バッタの体液を用いて白血球を観察し,動きや異物を取り込むようすを
確認する。
12
・免疫システムを応用した感染症の予防として予防接種について理解する。
・免疫システムを応用した感染症の治療として血清療法について理解する。
・免疫システムが過敏にはたらくアレルギーについて理解し身近な疾患例
9
2
学
期
として花粉症などがあることを知る。
・免疫に関する身近な例として,免疫システムがはたらかなくなるエイズ
について理解する。
・血液を材料として,塩類濃度の変化が血液に与える影響を調べ,さらに
血液凝固や血流の観察を行うことで,体内環境を保つ上で血液が重要な
役割を果たしていることを理解する。
・辛み成分を用いて交感神経のはたらきを高め,その影響を調べることで,
自律神経系のはたらきに関する理解を深める。
<探究③>
血液の観察
<探究④>
交感神経のはたらき
3
学
期
4編 生物の多様性と生態系
プロローグ
1章 植生の多様性
①生態系における植物の
役割
1
<観察実験⑩>
二次遷移の順番を考えてみ
よう
2
②さまざまなバイオーム
<観察実験⑪>
暖かさの指数
・暖かさの指数の算出方法を理解し,自分が住んでいる場所
数を求める。また過去のデータとの比較を行う。
<観察実験⑫>
枯れ葉の分解のようすを観
察しよう
②生態系のバランスと保全
<観察実験⑬>アサリの水
質浄化作用を調べよう
<探究⑤>
外来生物が生態系に与える影
響
3
・資料をもとにして二次遷移の過程を考察する。
・気温と降水量の違いによって,地球上では様々なバイオームが成立して
いることを理解する。
・植物を中心とした世界と日本のバイオームについて理解する。日本のバ
イオームについて標高に応じたバイオームの変化についても理解する。
3章 生態系とその保全
①エネルギーと物質の循環
11
・生物の集団と非生物的環境が互いに関係して,生態系をつくっているこ
とを理解する。
・生態系は多種多様な生物によって構成されており,それぞれの生物が役
割を担っていることを理解する。
・陸上には草原や森林などの様々な植生が見られ,それらは不変ではなく,
長期的には移り変わっていくことを理解する。
・森林生態系を例にとって,その植生が時間とともにどのように変化して
いくか,遷移の過程を理解する。
②植生と遷移
2章 気候とバイオーム
①地球上の植生分布
・中学校で学んだ自然界のつりあい,炭素の循環についてふりかえる。
3
9
暖かさの指
・生態系において物質が循環すること及びそれに伴ってエネルギーが循環
することを理解する。
・ダンゴムシを用いて枯れ葉が分解されるようすを観察し,分解者の存在
とそのはたらきを理解する。
・生態系のバランスについて理解し,生態系を保全することが重要である
ことを認識する。
・アサリの水質浄化作用を調べ,生物が生態系のバランスを保つために担
っている役割について理解する。
5
・人為的に移入された生物が生態系にどのような影響を与えるかを,文献
や資料を用いて具体的に考察する。
評価の観点の趣旨
自然事象への
関心・意欲・態度
生物学の基本的な概念の形成を図るとともに、生命現象を学習し、細胞分裂のしくみ、体のつくり、生物の
ふえ方、器官形成、遺伝、遺伝子の本体、動物の行動、恒常性、植物反応と調節などに関心をもち、意欲的
に探究の方法を追究する活動を行うとともに、自然環境を保全し生命を尊重しようとする態度を養う。
思考・判断
(科学的な思考)
中学校理科との関連を考慮しながら、仮説の設定、実験の計画、情報の収集、調査を通して、探究の過程を
重視しながら、科学的な思考力、判断力を育成する。基本的な学習内容を整理・整頓をし、仮説をしっかり
立て、科学的な見方や考え方により、課題を整理し、取り組もうとする態度をやしなう。
観察・実験の
技法 ・表現
自然事象について
の 知識・理解
各項目の学習活動と関連させながら、観察、実験の基本操作を習得するとともに、規則性を見いだしたり、
自らの考えを導き出したりして創意ある報告書の作成や発表を行わせる。また、対照実験、データの解釈な
ど探究の方法を習得させる。具体的には観察・実験したことをレポートにスケッチをしたり、自分の考えで
まとめたり、調べたことを整理して、発表できるかを評価する。
観察や実験を通して、生物とそれを取り巻く自然の事物・現象に関する原理・法則や基本的な概念を理解し、
知識を身に付ける。知識は基本的には定期考査で確認され、観察・実験のレポート、ノート、学習での取り
組み等を各単元での目標に準拠した観点別評価に基づき全体の評価・評定を実施する。
平成28年度
生
1
物
基
単
礎
シラバス
位
数
2単位
学科・学年
総合学科
3学年
学習の到達目標等
学習の到達目標
1
生物や生命現象の持つ多様性を踏まえつつ,それらに共通する生物学の基本的な概念や原理・
法則を理解する。
2 遺伝子・健康・環境など日常生活や社会に関わるテーマを通して,生物や生命現象に対しての
興味・関心を高める。
3 観察,実験を通して生物や生命現象に関する基本的な概念や原理・法則を理解する。
4 生物や生命現象の中から問題や課題を見出し,観察,実験などを通して探究する姿勢を身につ
ける。
使用教科書
2
東京書籍「生基302
新編生物基礎」
学習計画及び評価方法等
学
期
1
学
期
学習内容
1編 生物の特徴
プロローグ
1章 生物の共通性
①生きているとは?
月
学習のねらい
4
・地球にはさまざまな環境の中,多様な生物が生息していることに気づく。
・生物が共通に持つ特徴をあげることによって「生きている」とはどうい
うことであるか理解する。
・すべての生物は「細胞」からできているという共通性を理解する。
・細胞の構造を知ることにより,原核細胞と真核細胞,動物細胞と植物細
胞の共通性と多様性を理解する。
・顕微鏡の使い方とプレパラートの作成方法,またスケッチのしかたやミ
クロメーターの使い方についての技能を習得する。
・身のまわりのさまざまな生物を観察することで,その姿は多様であって
も,すべては細胞が基本単位であることを確認する。
<観察実験①>
原核生物と真核生物を観察
しよう
2章 生命活動とエネルギー
①生命活動を支える代謝
②生体内のエネルギー変換
5
<観察実験②>
光合成で有機物ができるこ
とを確認しよう
<探究①>
葉緑体とミトコンドリアの
観察
2編 遺伝子とそのはたらき
プロローグ
1章 生物と遺伝子
①DNAの構造
<観察実験③>
DNAを抽出しよう
②DNAとゲノム
・細胞は水のほかタンパク質,炭水化物,脂質,核酸などの有機物を含ん
でいることを理解する。
・細胞内では分解や合成などの代謝が行われ,その際同時にエネルギーの
出入りや変換を伴うことを理解する。
・細胞の中でエネルギーの受け渡しにATPという物質が関わっているこ
とを理解する。
・細胞内での代謝には触媒として酵素が必要であることを理解するととも
に,酵素のはたらきや性質についても理解する。
・光合成によって光エネルギーを用いて有機物がつくられ,化学エネルギ
ーに変換されることを理解する。
・呼吸によって有機物からエネルギーが取り出されることを理解する。
・共生説に触れることで,葉緑体とミトコンドリアが原核生物に由来する
ことを理解する。
配当
時間
6
8
・光合成の生成物について具体的な方法で確認する。
・葉緑体とミトコンドリアの観察を通じて,仮説の立て方・検証のための
観察実験の計画と実施方法・考察の方法など探究活動の手順を学ぶ。
6
・中学校での既習事項である遺伝子の本体がDNAであることや遺伝子の
変化によって形質が変化することについて確認する。
・ヌクレオチドの構造やDNAの二重らせん構造,塩基間の相補性につい
て理解する。
・DNAの構造が遺伝情報を担いうる特徴を持っていることを理解する。
・身のまわりの材料を用いてDNAを抽出することで,どんな生物もDN
Aを持つことを理解する。
・DNAの塩基配列が遺伝情報であることを理解する。
7
2章 遺伝子の均等配分
①細胞分裂とDNA
1
学
期
・体細胞分裂の過程について染色体の動きを追いながら理解する。
・体細胞分裂の前後で遺伝情報の同一性が保たれることを理解する。
<観察実験④>
体細胞分裂の染色体の変化
を観察しよう
②DNAの倍加
③DNAの正確な複製
3章 タンパク質の設計図
①DNAとタンパク質合成
②生命現象を支えている遺
伝子
・プレパラートの作成法,特に固定,解離,染色の方法を習得する。
・顕微鏡観察像から,体細胞分裂の過程を判断できるようになる。
・細胞周期の間期にDNAが複製され,分裂期にDNAが等しく分配され,
その結果どの細胞でもDNAの量と質が均一になることを理解する。
・塩基の配列を正確に複製する方法について理解する。
7
・タンパク質合成に際して,DNAの塩基配列がアミノ酸配列に置き換え
られることを理解する。
・すべての遺伝子が常に発現しているのではなく,個体の部位に応じて発
現している遺伝子が異なっていることを理解する。
・だ腺染色体に見られる縞模様とパフを顕微鏡で観察し,それぞれがもっ
ている生物学的な意味について理解する。
・細胞周期における各時期に要する時間と観察される数との関係について
考察する。
・体細胞分裂のひとつである卵割の観察を行い,卵割と通常の体細胞分裂
の違いについて考察する。
9
・中学校での事項である,循環系とその働き・血液の成分とその働き・肝
臓と腎臓のはたらきについてのふりかえりを行い3編への導入とする。
・生物の体内環境が保たれていることと,それに循環系・自律神経系・内
分泌系がかかわっていることを理解する。
・血液の組成とはたらきについて理解する。
<観察実験⑤>
パフを観察しよう
<探究②>
細胞周期の観察
3編 生物の体内環境の維持
プロローグ
2
学
期
1章 体内環境の維持
①内部環境の特徴
<観察実験⑦>
ブタの腎臓を観察しよう
10
②ホルモンによる調節
<観察実験⑧>
ホルモンによる魚の心拍数
の変化を調べよう
③血糖値の調節
3章 体内環境を守るしくみ
①免疫のシステム
<観察実験⑨>
バッタの白血球の食作用を
観察しよう
7
・両生類の血液を観察し,赤血球がヒトのものと異なる点を確認する。
・肝臓のつくりとはたらきを学習することで,肝臓で様々な物質の合成・
分解・貯蔵が行われて体液の成分が保たれることを理解する。
・腎臓のつくりとはたらきを学習することで,腎臓が体液中の無機塩類な
どの濃度を一定保っていることを理解する。
・ブタの腎臓を観察し,その構造を理解する。
<観察実験⑥>
血液を観察しよう
②体内環境を調節する器官
2章 体内環境を保つしくみ
①自律神経系による調節
6
・自律神経系の分布とはたらきを理解する。
・交感神経と副交感神経が拮抗的にはたらいていることを理解する。
・ホルモンとは何かということを,はたらきや性質を学習することによっ
て理解する。
内分泌腺からのホルモンの分泌と標的細胞でのホルモンの受容について
理解する。
・ホルモン分泌量の調節が,視床下部からの指令やフィードバック調節に
よって行われていることを理解する。
7
・実際の生物においてホルモンがどのように作用するかを確認し,アドレ
ナリンのはたらきを理解する。
・血糖値が,自律神経のはたらきやホルモンの作用により一定の範囲に保
たれていることを理解する。
・身近な疾患の例としてインスリンの分泌不足による糖尿病があることを
理解し,健康への関心を喚起する。
11
・病原体などの異物から身を守るために,それらの侵入を防ぐしくみやそ
れらを白血球やリンパ球のはたらきで排除するしくみがあることを知る
・免疫には自然免疫と適応免疫があり,それらをつなぐはたらきをする細
胞として樹状細胞があることを知る。
・細胞性免疫のしくみを理解し,あわせて臓器移植での拒絶反応がこの免
疫によっておこることを理解する。
・体液性免疫のしくみと,この免疫でつくられた抗体により抗原抗体反応
がおこることを理解する。
・適応免疫ではT細胞やB細胞の一部が記憶細胞となり,このことが同一
病原体の2度目の侵入への備えとなることを理解する。
・バッタの体液を用いて白血球を観察し,動きや異物を取り込むようすを
確認する。
6
②免疫とヒト
12
・免疫システムを応用した感染症の予防として予防接種について理解する。
・免疫システムを応用した感染症の治療として血清療法について理解する。
・免疫システムが過敏にはたらくアレルギーについて理解し身近な疾患例
として花粉症などがあることを知る。
・免疫に関する身近な例として,免疫システムがはたらかなくなるエイズ
について理解する。
・血液を材料として,塩類濃度の変化が血液に与える影響を調べ,さらに
血液凝固や血流の観察を行うことで,体内環境を保つ上で血液が重要な
役割を果たしていることを理解する。
・辛み成分を用いて交感神経のはたらきを高め,その影響を調べることで,
自律神経系のはたらきに関する理解を深める。
6
1
・中学校で学んだ自然界のつりあい,炭素の循環について
ふりかえる。
8
2
学
期
<探究③>
血液の観察
<探究④>
交感神経のはたらき
3
学
期
4編 生物の多様性と生態系
プロローグ
1章 植生の多様性
①生態系における植物の
役割
・生物の集団と非生物的環境が互いに関係して,生態系をつくっているこ
とを理解する。
・生態系は多種多様な生物によって構成されており,それぞれの生物が役
割を担っていることを理解する。
・陸上には草原や森林などの様々な植生が見られ,それらは不変ではなく,
長期的には移り変わっていくことを理解する。
・森林生態系を例にとって,その植生が時間とともにどのように変化して
いくか,遷移の過程を理解する。
②植生と遷移
<観察実験⑩>
二次遷移の順番を考えてみ
よう
2章 気候とバイオーム
①地球上の植生分布
2
②さまざまなバイオーム
・気温と降水量の違いによって,地球上では様々なバイオームが成立して
いることを理解する。
・植物を中心とした世界と日本のバイオームについて理解する。日本のバ
イオームについて標高に応じたバイオームの変化についても理解する。
<観察実験⑪>
暖かさの指数
・暖かさの指数の算出方法を理解し,自分が住んでいる場所
数を求める。また過去のデータとの比較を行う。
3章 生態系とその保全
①エネルギーと物質の循環
<観察実験⑫>
枯れ葉の分解のようすを観
察しよう
②生態系のバランスと保全
<観察実験⑬>アサリの水
質浄化作用を調べよう
<探究⑤>
外来生物が生態系に与える影
響
3
・資料をもとにして二次遷移の過程を考察する。
3
6
暖かさの指
・生態系において物質が循環すること及びそれに伴ってエネルギーが循環
することを理解する。
・ダンゴムシを用いて枯れ葉が分解されるようすを観察し,分解者の存在
とそのはたらきを理解する。
・生態系のバランスについて理解し,生態系を保全することが重要である
ことを認識する。
・アサリの水質浄化作用を調べ,生物が生態系のバランスを保つために担
っている役割について理解する。
3
・人為的に移入された生物が生態系にどのような影響を与えるかを,文献
や資料を用いて具体的に考察する。
評価の観点の趣旨
自然事象への
関心・意欲・態度
生物学の基本的な概念の形成を図るとともに、生命現象を学習し、細胞分裂のしくみ、体のつくり、生物の
ふえ方、器官形成、遺伝、遺伝子の本体、動物の行動、恒常性、植物反応と調節などに関心をもち、意欲的
に探究の方法を追究する活動を行うとともに、自然環境を保全し生命を尊重しようとする態度を養う。
思考・判断
(科学的な思考)
中学校理科との関連を考慮しながら、仮説の設定、実験の計画、情報の収集、調査を通して、探究の過程を
重視しながら、科学的な思考力、判断力を育成する。基本的な学習内容を整理・整頓をし、仮説をしっかり
立て、科学的な見方や考え方により、課題を整理し、取り組もうとする態度をやしなう。
観察・実験の
技法 ・表現
自然事象について
の 知識・理解
各項目の学習活動と関連させながら、観察、実験の基本操作を習得するとともに、規則性を見いだしたり、
自らの考えを導き出したりして創意ある報告書の作成や発表を行わせる。また、対照実験、データの解釈な
ど探究の方法を習得させる。具体的には観察・実験したことをレポートにスケッチをしたり、自分の考えで
まとめたり、調べたことを整理して、発表できるかを評価する。
観察や実験を通して、生物とそれを取り巻く自然の事物・現象に関する原理・法則や基本的な概念を理解し、
知識を身に付ける。知識は基本的には定期考査で確認され、観察・実験のレポート、ノート、学習での取り
組み等を各単元での目標に準拠した観点別評価に基づき全体の評価・評定を実施する。
平成28年度
「地学基礎」
1
「地学基礎」シラバス
単位数
3単位
学科・学年・学級
総合学科
第2学年6・9組
学習の到達目標等
学習の到達目標
1.日常生活や社会との関連を図りながら,宇宙の誕生から現在の地球に至るまでを時間的・空間的
な広がりの中でとらえる。
2.地球や地球を取り巻く環境に対して目的意識をもって観察・実験を行い,地学的に探究する能力
と態度を育てる。
3.地学の基本的な概念や原理・法則を理解するとともに,地学的な見方や考え方を養う。
使用教科書・副教材等
東京書籍「地学基礎」
準拠問題集「ニューサポート地学基礎」
2 学習計画及び評価方法等
(1)学習計画
学
学習内容
月
学習のねらい
期
備
1
考
考
学 習 活 動 の 特 記
査
評価の観点
のポイント
事 項 , 他 教 科 ・ 総 範
関
思
観
知
合 的 な 学 習 の 時 間 囲
心
考
察
識
・ 特 別 活 動 等 と の
・
・
実
・
関連等
意
判
験
理
(総 : 総 合 的 な 学 習
欲
断
の
解
の時間)
・
・
技
2
態
表
能
度
現
副 教 材 の 使 用 な
ど
〔問:準拠問題集〕
1編
私達の宇宙の進化
1章
宇宙の構造と進化
4
・宇宙の誕生については,わかりやすく説明
○
することを心がけ,銀河など,画像を見せ
ら れ る 内 容 で は ,画 像 を 提 示 す る な ど し て ,
天体に関心を持たせる努力をしたい。
① ビ ッ グ バ ン と 宇 宙 の
進 化 (2 h )
・ビッグバンが起きた理由などは今なおよく 〔問
①ビッグバン
わかっていない。ビッグバン直後から見て
と 宇 宙 の 進 化
いく。
・宇宙の膨張〕
○
・水素原子やヘリウム原子ができることで,
宇宙が透明になった。これを宇宙の晴れ上
がりという。
1
②宇宙原理と宇宙の膨張
(2 h )
学
・観測結果から宇宙が一様であるという宇宙
○
原理を認めることができる。
・遠くの天体を調べることで,昔の宇宙のよ
うすを知ることができる。
期
③ 天 体 の 誕 生 (2 h )
・ガスの雲が恒星誕生の場になる。
○
・星雲として観測できないところにも,宇宙
空間にはガスや塵が存在している。
・最初の恒星ができ,それらが多数集まって 〔問
②恒星と銀河〕
○
銀河ができたのは,ビッグバンの後,数億
年ほどである。
④銀河と天の川銀河
(2 h )
探 究 ➊
・天の川銀河の構造についてとらえる。
・多くの銀河の中心にブラックホールが発見
天 体 の 分 布 に
○
○
されている。
つ い て 調 べ る
(1 h )
⑤ 銀 河 の 集 団 と 大 規 模 構
造 (2 h )
探究➋
を調べる
(1 h )
・銀河は密集しているところと,まばらなと
○
ころがある。
宇宙の大きさ
・銀河の濃淡で示される立体的な網目状構造
は,現在宇宙で知られている最も大きな構
造で,宇宙の大規模構造と呼ばれている。
-1-
○
2章
太陽と惑星
5
・恒星の代表として,太陽について,表面付
○
近に見られるようす,エネルギー源,進化
について理解させたい。
①太陽系の誕生と進化
・太陽系の天体について,新しい定義に基づ 〔問
(2 h )
いた分類を知り,太陽系の進化を理解させ
③ 太陽 系の 誕
○
○
生と進化〕
たい。
② 惑 星 ・ 小 惑 星 ・ 彗 星 の
・原始太陽系星雲の内部で形成された微惑星
起 源 (2 h )
が,衝突合体を繰り返しながら原始惑星と
なった。
・地球型惑星と木星型惑星の違いを理解させ
○
るとともに太陽系の成因と関連させて理解
させたい。
・小惑星と彗星の起源について理解させたい。
③太陽の進化とその最後
・太陽は核融合反応でエネルギーを生成して
(2 h )
いる。
・ 主 系 列 星 の 太 陽 は ,将 来 ,赤 色 巨 星 に な り ,
最後に白色矮星と惑星状星雲になると考え
られる。
④ 太 陽 の 特 徴 (3 h )
探 究 ➌
・最も身近な恒星として太陽を観測させたい。〔 問
太 陽 表 面 を 観
観測を通して,太陽表面のようすを理解さ
と 地 球 へ の 影
せたい。
響〕
○
○
○
・太陽のスペクトル上に見られる吸収線の位
測 す る (1 h )
探 究 ➍
1
学
期
中
間
考
④ 太陽 の特徴 査
○
○
置 か ら ,太 陽 に 存 在 し て い る 物 質 が わ か る 。
簡 易 分 光 器 を
用 い た 身 近 な ス ペ ク ト
○
6
ル の 観 察 (1 h )
1
⑤ 太 陽 の 活 動 と 地 球 へ の
学
影 響 (2 h )
・太陽からは電磁波だけでなく,陽子や電子
○
も放出されている。これを太陽風という。
・太陽の活動の変動が,地球にも大きく影響
期
○
していることを理解させたい。
⑥ 地 球 型 惑 星 と 木 星 型 惑
星 (2 h )
・惑星の特徴をとらえさせたい。
〔問
・惑星各論はボイジャー以来多くの衛星写真
⑤ 太陽 系の 天
○
体〕
○
がとられ視覚的に訴えることができるので
活用したい。
⑦ 太 陽 系 の 広 が り と 地 球
(2 h )
・太陽系の果てについて理解しておきたい。
○
・地球と他の惑星を比べることにより地球が
○
生命にとっていかに適した環境であるのか
理解させる。
2 編
私 た ち の 地 球 の 変
遷と生物の進化
1章
生命の変遷
・化石の観察を通して,地質時代の区分や地
○
球環境の変遷に関心を持たせる努力をした
い。
① 原 始 地 球 の 誕 生 (2 h )
・海の始まりをマグマの海に関連付けて理解 〔問
させたい。
⑥ 原始地球 の
○
誕生と先カンブ
・ 現 時 点 で は , 最 古 の 岩 石 は 約 43億 年 前 の カ
リア時代〕
ナダのハドソン湾東岸地域で見つかった火
成岩である。
探 究 ➎
地 質 時 代 カ レ
ン ダ ー を つ く る
・ プ レ ー ト 運 動 は 遅 く と も 約 38億 年 前 に 始 ま
○
っていて,地球のダイナミックな活動の原
(1 h )
動力となった。
②先カンブリア時代
(2 h )
・原始大気は酸素がなかったが,シアノバク
1
テリアの光合成により,酸素が徐々に増加
学
-2-
○
した。
期
・ エ デ ィ ア カ ラ 動 物 群 ( ベ ン ド 生 物 群 )に つ
期
い て は ,図 な ど を 用 い て , そ の 特 徴 を と ら え
末
させたい。
考
査
③ 古 生 代 (2 h )
・ カ ン ブ リ ア 爆 発 ,陸 上 へ の 生 物 の 上 陸 ,古 生 〔 問
代末の大量絶滅など時間の流れと環境変化
⑦古生代と そ
○
○
の時代の生物〕
の中でとらえる。
7
・古生代以降の代表的な化石については,で
○
きるだけ標本を見せておきたい。
○
④ 中 生 代 (2 h )
・ ハ チ ュ ウ 類 ,特 に 恐 竜 ,被 子 植 物 の 出 現 ,白 亜 〔 問
1
紀末の大量絶滅を関連付けて説明する。
学 ⑤ 新 生 代 (2 h )
・大陸配置の変化に伴う草原の出現と哺乳類 〔問
の進化を理解させたい。
期
⑧ 中生 代その
時代の生物〕
⑨ 新生 代そ の
○
○
時代の生物〕
・氷河時代について理解させたい。
・人類の進化を系統立てて理解させたい。
可能ならば,地層の観察を行いたいが,岩
○
○
石の観察や実験は積極的に行いたい。
2章
地層や岩石の観察
・地層が形成される仕組みや場所を理解させ
○
○
たい。
① 地 層 の 形 成 (2 h )
探 究 ➏
・構成する粒子の違いから堆積岩の分類を理 〔問
地 層 の 観 察
解する。
⑩ 地層 と堆 積
岩〕
○
○
○
(1 h )
②
地 層 と 古 環 境 (2 h )
探 究 ➐
足 跡 の パ ズ ル
・地層累重の法則について理解する。
○
・示準化石による年代決定,示相化石による
○
環境推定について整理して把握する。
○
○
○
○
(1 h )
③ 地 質 構 造 (2 h )
・地殻変動によって形成されるしゅう曲・断 〔問
⑪地質構造〕
○
○
層・不整合を理解する。
・既存の岩石が生成時と異なる温度・圧力下
で岩石中の鉱物の化学組成や結晶構造が変
わる作用を変成作用といい,変成作用で生
じた岩石を変成岩という。
・ 代 表 的 な 変 成 岩 を 観 察 し ,特 徴 を 把 握 し た
○
○
い。
3編
私たちの地球
1章
大地とその動き
①地球の形と大きさ
2
(3 h )
9
・身近な地球の表面や内部のことについて,
○
観察や実習を通して学習させたい。
・エラトステネスの用いた地球の大きさを求 〔問
める方法を理解しておきたい。
地形図を
⑫ 地球 の形 と
○
大きさ〕
使った地球の大きさを求める実習も可能で
学
探 究 ➑
地 球 楕 円 体 を
確 認 す る (1 h )
期
ある。
・リシェの振り子時計の話題から地球が赤道
方向に膨らんだ回転楕円体であることを理
解させたい。
② 地 球 の 構 造 (2 h )
・地形図を使用した実習で緯度差のある地域,
○
例えば沖縄と北海道の地図から求めた地球
の大きさの違いを知り,その原因から地球
楕円体を推定させるなど実習もできる。
③ 地 球 内 部 の 動 き (2 h )
・地球の内部は構成物質や状態の違いから, 〔問
地殻,マントル,外核,内核に分かれた層
⑬ 地球の構 造
○
と内部の動き〕
構造をしていることを理解させたい。
・物質は同じだが,温度の差による粘性の違
いで名称が変わることに注意する。流動し
-3-
○
や す い 部 分 が 下 ,流 動 し に く い 部 分 が 上 の 構
造になっている。
・マントルと核の境界部にプルームが存在し
ていることも理解しておきたい。
④ プ レ ー ト の 境 界 (2 h )
・ プ レ ー ト の 境 界 に は ,発 散 境 界 ,収 束 境 界 , 〔 問
すれ違う境界の3つがあることを理解させ
⑭ プレ ートの
○
境界〕
たい。
・海溝,中央海嶺,大山脈がプレート運動の
結果,形成されたことを理解させたい。
2章
地震
①地震のメカニズム
10 ・ 地 震 に よ る 揺 れ の も と は 断 層 運 動 に よ り 生 〔 問
(2 h )
じた波である。
震度の違いを理解させたい。
地 震 の 震 源 を
2
学
⑯ 海溝 の地震
と活断層〕
2
学
期
中
間
考
査
・地震波のエネルギーはマグニチュードが1
求 め る 1 つ の 方 法
大 き く な る と 約 32倍 , 2 大 き く な る と 1000
(1 h )
倍になる。
② 海 溝 の 地 震 (2 h )
・海溝では,巨大地震が発生しやすいことを
プレートの運動と結びつけて理解させたい。
期
③ 活 断 層 (2 h )
○
ニズム〕
・地震を測る方法についてマグニチュードと 〔 問
探 究 ➒
⑮ 地震 のメ カ
○
○
○
・活断層により生じる地震と海溝の地震との
○
違いを理解させたい。
④ 地 震 に よ る 災 害 と 防 災
・活断層の位置の把握は地震被害の予防に役
(2 h )
立つ。
○
○
・土砂災害や津波について科学的に理解させ
たい。
・緊急地震速報や警戒宣言などについて知る 〔 問
と共に,ふだんから防災意識を持てるよう
⑰ 地震 による
○
○
○
○
災害と防災〕
にしたい。
・地域性を意識して取り上げるように努力し
たい。
3章
火山
11
①火山ができる場所
・火山はプレートの運動と関連していて,プ 〔問
(2 h )
レート境界に多く分布していることを理解
⑱火山 ので き
○
る場所〕
させたい。
探 究 ➓
ハ ワ イ 諸 島 の
・海嶺,沈み込み帯,ホットスポットの火山
火 山 と プ レ ー ト 運 動
○
○
活動の特徴を理解させたい。
(1 h )
②火山活動の多様性
・ S i O 2含 有 量 ・ マ グ マ の 粘 性 が 火 山 の 噴 火 様
(2 h )
○
式・形などと関連がある。
・火砕物や火砕流について理解させたい。ビ
○
デオなどの視聴覚教材も活用したい。
③ 火 成 岩 の 観 察 (3 h )
・火成岩が組織と鉱物組成によって分類され 〔問
ていることを理解させたい。
○
⑲ 火山 活動 と
○
火成岩〕
・火成岩標本は関心を持たせ,理解を助ける
○
○
ためにも活用したい。
④火山の恵みと災害
・火山災害について科学的に理解させたい。
(2 h )
4章
大気と海洋
① 地 球 の 大 気 (2 h )
12
・大気の
気の密
よって
⑳ 火山 の恵み 2
学
期
期
21
構造については,上空にいくほど大 〔 問
○21 ○ 地 球 の 末
度が減少すること,また温度分布に
大気〕
考
分けられていることを説明する。大
査
・地域性を意識して取り上げるように努力し
たい。
〔 問
気圧については「空き缶をつぶす実験」な
ど生徒を引きつける実験が多くあるので活
用したい。
-4-
○
○
と災害〕
○
・それぞれの圏については,その特徴を明示
し,その特徴の発現する理由についても言
及する。
② 地 球 の 熱 収 支
・ 太 陽 放 射 と 地 球 放 射 ,太 陽 定 数 に つ い て 理 解 〔 問
(3 h )
させたい。
○
22 地 球 の
○22 ○
熱収支〕
○
・温室効果が水蒸気,二酸化炭素,メタン,
フロンなどの温室効果ガスにより引き起こ
されていることを理解させたい。
・太陽放射と地球放射との緯度による差が熱 〔 問
2
23 大 気 の
○23 ○
の移動(大気の大循環)の原因であること 大循環〕
を理解させたい。
学
③ 大 気 の 大 循 環
・大気の大循環は結局,低緯度と高緯度間の
(3 h )
熱量の平衡を保つために起こっている。
期
探 究 ⓫
○
太 陽 光 の エ ネ
○
ル ギ ー を 測 定 す る
(1 h )
○
④ 海 水 と そ の 運動
・海水の構造についても,温度の鉛直分布に 〔 問
(1 h )
よって分けられていることを説明する。
○24
24
○
海 水 と
その運動〕
・海流や深層循環などの海水の運動を理解さ
探 究 ⓬
海 水 温 の 鉛 直
せたい。
分 布 と 熱 輸 送
(1 h )
⑤日本の海の恵みと災害
・海の災害について科学的に理解させたい。
(1 h )
〔 問
・地域性を意識して取り上げるように努力し
た い 。・
4 編
私 た ち の 地 球 の こ
1
れから
1章
○
25 日 本 の
○25 ○
気象の恵みと災
○
○
害〕
・自然環境が人間生活と密接に関わっている
○
こ と を ,デ ー タ な ど を 用 い て 理 解 さ せ た い 。
地球環境の考え方
○
① 地 球 シ ス テ ム (1 h )
・地球を大気圏,水圏,雪氷圏,岩石圏,生 〔 問
物圏などからなる地球システムとみなすこ
○26
26
○
地 球 シ
ステム〕
とができることを理解させたい。
②時間・空間スケール
・地球システムで起こる現象の時間・空間ス
(1 h )
ケールを理解させたい。
③ フ ィ ー ド バ ッ ク の し く
・地球システムで起こるフィードバックのし
み (1 h )
2章
○
くみを理解させたい。
自然環境の変動
① 自 然 環 境 の 変 化 (1 h )
3
○
探 究 ⓭
・自然環境の変動性の1つとして,エルニー 〔 問
エ ル ニ ー ニ ョ
ニョ現象とラニーニャ現象を理解させたい。
27 自 然 環
○27 ○
○
○
境の変動〕
現 象 と 降 水 量
学
(1 h )
② 人 間 活 動 が も た ら す 自
期
2
然環境の変化
・オゾン層の破壊と地球温暖化問題について
○
○
データなどを用いて理解させたい。
(1 h )
探 究 ⓮
二 酸 化 炭 素 に
学
関 す る 実 験
末
日本の自然環境
考
① 日 本 の 自 然 が も た ら す
・日本の自然がもたらす恩恵として,水や景 〔 問
恩 恵 (1 h )
観を理解させたい。
②日本における自然災害
(2 h )
③ 災 害 と 人 間 (2 h )
3
28 日 本 の
○28 ○
査
○
○
自然環境〕
・日本の自然災害として,台風などの机上災
○
害を理解させたい。
・今まで学習してきたことを踏まえて,地域
性を意識して防災について理解させたい。
4 章
○
年
(1 h )
3章
○
こ れ か ら の 地 球 環
境
-5-
○
○
3 ①世界の取り組み
・IPCCについて理解させたい。
(1 h )
学
探 究 ⓯
す
〔 問
29 こ れ か
○29 ○
○
らの地球環境〕
海 面 上 昇 に 関
○
○
る 実 験 (1 h )
期 ②代替エネルギー
・二酸化炭素を増加させない代替エネルギー
(1 h )
③持続可能な発展へ
(1 h )
○
について理解させたい。
・持続可能性について説明し,私たちにでき
ることを考えさせたい。
合計総時数105時間
【課題・提出物等】
1学期に準ずる
【年間の学習状況の評価方法】
考査評価,課題追求学習,課題プリントへの取り組み状況などの割合評価
-6-
○
○
平成28年度
「地学基礎」
1
「地学基礎」シラバス
単位数
2単位
学科・学年・学級
総合学科
第3学年
自由選択
学習の到達目標等
学習の到達目標
1.日常生活や社会との関連を図りながら,宇宙の誕生から現在の地球に至るまでを時間的・空間的
な広がりの中でとらえる。
2.地球や地球を取り巻く環境に対して目的意識をもって観察・実験を行い,地学的に探究する能力
と態度を育てる。
3.地学の基本的な概念や原理・法則を理解するとともに,地学的な見方や考え方を養う。
使用教科書・副教材等
東京書籍「地学基礎」
準拠問題集「ニューサポート地学基礎」
2 学習計画及び評価方法等
(1)学習計画
学
学習内容
月
学習のねらい
期
備
1
考
考
学 習 活 動 の 特 記
査
評価の観点
のポイント
事 項 , 他 教 科 ・ 総 範
関
思
観
知
合 的 な 学 習 の 時 間 囲
心
考
察
識
・ 特 別 活 動 等 と の
・
・
実
・
関連等
意
判
験
理
(総 : 総 合 的 な 学 習
欲
断
の
解
の時間)
・
・
技
2
態
表
能
度
現
副 教 材 の 使 用 な
ど
〔問:準拠問題集〕
1編
私達の宇宙の進化
1章
宇宙の構造と進化
4
・宇宙の誕生については,わかりやすく説明
○
することを心がけ,銀河など,画像を見せ
ら れ る 内 容 で は ,画 像 を 提 示 す る な ど し て ,
天体に関心を持たせる努力をしたい。
1
① ビ ッ グ バ ン と 宇 宙 の
学
進 化 (1 h )
期
・ビッグバンが起きた理由などは今なおよく 〔問
①ビッグバン
わかっていない。ビッグバン直後から見て
と 宇 宙 の 進 化
いく。
・宇宙の膨張〕
○
・水素原子やヘリウム原子ができることで,
宇宙が透明になった。これを宇宙の晴れ上
がりという。
②宇宙原理と宇宙の膨張
(1 h )
・観測結果から宇宙が一様であるという宇宙
○
原理を認めることができる。
・遠くの天体を調べることで,昔の宇宙のよ
うすを知ることができる。
③ 天 体 の 誕 生 (1 h )
・ガスの雲が恒星誕生の場になる。
○
・星雲として観測できないところにも,宇宙
空間にはガスや塵が存在している。
・最初の恒星ができ,それらが多数集まって 〔問
②恒星と銀河〕
○
銀河ができたのは,ビッグバンの後,数億
年ほどである。
④銀河と天の川銀河
(1 h )
探 究 ➊
・天の川銀河の構造についてとらえる。
・多くの銀河の中心にブラックホールが発見
天 体 の 分 布 に
○
○
されている。
つ い て 調 べ る
(1 h )
⑤ 銀 河 の 集 団 と 大 規 模 構
造 (1 h )
探究➋
を調べる
(1 h )
・銀河は密集しているところと,まばらなと
○
ころがある。
宇宙の大きさ
・銀河の濃淡で示される立体的な網目状構造
は,現在宇宙で知られている最も大きな構
造で,宇宙の大規模構造と呼ばれている。
-1-
○
2章
太陽と惑星
・恒星の代表として,太陽について,表面付
○
近に見られるようす,エネルギー源,進化
について理解させたい。
①太陽系の誕生と進化
・太陽系の天体について,新しい定義に基づ 〔問
(2 h )
いた分類を知り,太陽系の進化を理解させ
③ 太陽 系の 誕
○
○
生と進化〕
たい。
② 惑 星 ・ 小 惑 星 ・ 彗 星 の
5
起 源 (1 h )
・原始太陽系星雲の内部で形成された微惑星
が,衝突合体を繰り返しながら原始惑星と
なった。
・地球型惑星と木星型惑星の違いを理解させ
○
るとともに太陽系の成因と関連させて理解
させたい。
・小惑星と彗星の起源について理解させたい。
③太陽の進化とその最後
・太陽は核融合反応でエネルギーを生成して
(2 h )
○
いる。
・ 主 系 列 星 の 太 陽 は ,将 来 ,赤 色 巨 星 に な り ,
○
最後に白色矮星と惑星状星雲になると考え
られる。
④ 太 陽 の 特 徴 (1 h )
探 究 ➌
・最も身近な恒星として太陽を観測させたい。〔 問
太 陽 表 面 を 観
観測を通して,太陽表面のようすを理解さ
と 地 球 へ の 影
せたい。
響〕
○
・太陽のスペクトル上に見られる吸収線の位
測 す る (1 h )
探 究 ➍
④ 太陽 の特徴
○
○
置 か ら ,太 陽 に 存 在 し て い る 物 質 が わ か る 。
簡 易 分 光 器 を
○
用 い た 身 近 な ス ペ ク ト
・太陽からは電磁波だけでなく,陽子や電子
1
学
期
も放出されている。これを太陽風という。
中
・太陽の活動の変動が,地球にも大きく影響
間
ル の 観 察 (1 h )
⑤ 太 陽 の 活 動 と 地 球 へ の
影 響 (1 h )
していることを理解させたい。
○
○
考
査
1
⑥ 地 球 型 惑 星 と 木 星 型 惑
星 (1 h )
6
・惑星の特徴をとらえさせたい。
〔 問
・惑星各論はボイジャー以来多くの衛星写真
学
⑤ 太陽 系の 天
体〕
○
○
がとられ視覚的に訴えることができるので
活用したい。
期
⑦ 太 陽 系 の 広 が り と 地 球
(1 h )
・太陽系の果てについて理解しておきたい。
○
・地球と他の惑星を比べることにより地球が
○
生命にとっていかに適した環境であるのか
理解させる。
2 編
私 た ち の 地 球 の 変
遷と生物の進化
1章
生命の変遷
・化石の観察を通して,地質時代の区分や地
○
球環境の変遷に関心を持たせる努力をした
い。
① 原 始 地 球 の 誕 生 (1 h )
・海の始まりをマグマの海に関連付けて理解 〔問
させたい。
⑥ 原始地球 の
○
誕生と先カンブ
・ 現 時 点 で は , 最 古 の 岩 石 は 約 43億 年 前 の カ
リア時代〕
ナダのハドソン湾東岸地域で見つかった火
成岩である。
探 究 ➎
地 質 時 代 カ レ
ン ダ ー を つ く る
・ プ レ ー ト 運 動 は 遅 く と も 約 38億 年 前 に 始 ま
○
っていて,地球のダイナミックな活動の原
(1 h )
動力となった。
②先カンブリア時代
(1 h )
・原始大気は酸素がなかったが,シアノバク
テリアの光合成により,酸素が徐々に増加
-2-
○
した。
・ エ デ ィ ア カ ラ 動 物 群 ( ベ ン ド 生 物 群 )に つ
い て は ,図 な ど を 用 い て , そ の 特 徴 を と ら え
させたい。
③ 古 生 代 (1 h )
・ カ ン ブ リ ア 爆 発 ,陸 上 へ の 生 物 の 上 陸 ,古 生 〔 問
1
代末の大量絶滅など時間の流れと環境変化
学
・古生代以降の代表的な化石については,で
⑦古生代と そ
○
○
の時代の生物〕
の中でとらえる。
○
きるだけ標本を見せておきたい。
期
○
④ 中 生 代 (1 h )
・ ハ チ ュ ウ 類 ,特 に 恐 竜 ,被 子 植 物 の 出 現 ,白 亜 〔 問
紀末の大量絶滅を関連付けて説明する。
⑤ 新 生 代 (1 h )
・大陸配置の変化に伴う草原の出現と哺乳類 〔問
の進化を理解させたい。
⑧ 中生 代その
時代の生物〕
⑨新生 代そ の
○
○
時代の生物〕
・氷河時代について理解させたい。
・人類の進化を系統立てて理解させたい。
可能ならば,地層の観察を行いたいが,岩
○
○
石の観察や実験は積極的に行いたい。
2章
地層や岩石の観察
・地層が形成される仕組みや場所を理解させ
○
1
・構成する粒子の違いから堆積岩の分類を理 〔問
⑩ 地層 と堆 積 学
解する。
岩〕
期
期
末
7 ・地層累重の法則について理解する。
考
・示準化石による年代決定,示相化石による
査
○
たい。
① 地 層 の 形 成 (1 h )
探 究 ➏
地 層 の 観 察
(1 h )
②
地 層 と 古 環 境 (1 h )
探 究 ➐
足 跡 の パ ズ ル
○
○
○
○
○
○
環境推定について整理して把握する。
○
○
○
(1 h )
9 ・地殻変動によって形成されるしゅう曲・断 〔問
③ 地 質 構 造 (1 h )
⑪地質構造〕
○
○
層・不整合を理解する。
・既存の岩石が生成時と異なる温度・圧力下
で岩石中の鉱物の化学組成や結晶構造が変
わる作用を変成作用といい,変成作用で生
じた岩石を変成岩という。
・ 代 表 的 な 変 成 岩 を 観 察 し ,特 徴 を 把 握 し た
○
○
い。
3編
私たちの地球
1章
大地とその動き
①地球の形と大きさ
(1 h )
2
○
観察や実習を通して学習させたい。
・エラトステネスの用いた地球の大きさを求 〔問
める方法を理解しておきたい。
地形図を
⑫ 地球 の形 と
○
大きさ〕
使った地球の大きさを求める実習も可能で
探 究 ➑
学
・身近な地球の表面や内部のことについて,
地 球 楕 円 体 を
確 認 す る (1 h )
ある。
・リシェの振り子時計の話題から地球が赤道
方向に膨らんだ回転楕円体であることを理
期
解させたい。
② 地 球 の 構 造 (1 h )
・地形図を使用した実習で緯度差のある地域,
○
例えば沖縄と北海道の地図から求めた地球
の大きさの違いを知り,その原因から地球
楕円体を推定させるなど実習もできる。
③ 地 球 内 部 の 動 き (2 h )
・地球の内部は構成物質や状態の違いから, 〔問
地殻,マントル,外核,内核に分かれた層
⑬ 地球の構 造
○
と内部の動き〕
構造をしていることを理解させたい。
・物質は同じだが,温度の差による粘性の違
いで名称が変わることに注意する。流動し
-3-
○
や す い 部 分 が 下 ,流 動 し に く い 部 分 が 上 の 構
造になっている。
・マントルと核の境界部にプルームが存在し
ていることも理解しておきたい。
④ プ レ ー ト の 境 界 (2 h )
・ プ レ ー ト の 境 界 に は ,発 散 境 界 ,収 束 境 界 , 〔 問
すれ違う境界の3つがあることを理解させ
⑭ プレ ートの
○
境界〕
たい。
・海溝,中央海嶺,大山脈がプレート運動の
結果,形成されたことを理解させたい。
2章
地震
①地震のメカニズム
(1 h )
・地震による揺れのもとは断層運動により生 〔問
じた波である。
震度の違いを理解させたい。
地 震 の 震 源 を
求 め る 1 つ の 方 法
2
学
(1 h )
○
ニズム〕
・地震を測る方法についてマグニチュードと 〔 問
探 究 ➒
⑮ 地震 のメ カ
⑯ 海溝 の地震
と活断層〕
・地震波のエネルギーはマグニチュードが1
○
大 き く な る と 約 32倍 , 2 大 き く な る と 1000
○
倍になる。
② 海 溝 の 地 震 (1 h )
2
学
期
中
間
考
査
10 ・ 海 溝 で は , 巨 大 地 震 が 発 生 し や す い こ と を
プレートの運動と結びつけて理解させたい。
期
③ 活 断 層 (1 h )
・活断層により生じる地震と海溝の地震との
違いを理解させたい。
④ 地 震 に よ る 災 害 と 防 災
(1 h )
・活断層の位置の把握は地震被害の予防に役
立つ。
○
○
○
○
・土砂災害や津波について科学的に理解させ
たい。
・緊急地震速報や警戒宣言などについて知る 〔 問
と共に,ふだんから防災意識を持てるよう
⑰ 地震 による
○
○
○
○
災害と防災〕
にしたい。
・地域性を意識して取り上げるように努力し
たい。
3章
火山
①火山ができる場所
(1 h )
・火山はプレートの運動と関連していて,プ 〔問
レート境界に多く分布していることを理解
⑱ 火山 ので き
○
る場所〕
させたい。
探 究 ➓
ハ ワ イ 諸 島 の
火 山 と プ レ ー ト 運 動
・海嶺,沈み込み帯,ホットスポットの火山
○
○
活動の特徴を理解させたい。
(1 h )
②火山活動の多様性
(1 h )
・ S i O 2含 有 量 ・ マ グ マ の 粘 性 が 火 山 の 噴 火 様
○
式・形などと関連がある。
・火砕物や火砕流について理解させたい。ビ
○
デオなどの視聴覚教材も活用したい。
③ 火 成 岩 の 観 察 (2 h )
・火成岩が組織と鉱物組成によって分類され 〔問
ていることを理解させたい。
○
⑲ 火山 活動 と
○
火成岩〕
・火成岩標本は関心を持たせ,理解を助ける
○
○
ためにも活用したい。
④火山の恵みと災害
(1 h )
11 ・ 火 山 災 害 に つ い て 科 学 的 に 理 解 さ せ た い 。
〔 問
・地域性を意識して取り上げるように努力し
⑳ 火山 の恵み
○
○
と災害〕
たい。
4章
大気と海洋
① 地 球 の 大 気 (1 h )
・大気の構造については,上空にいくほど大 〔 問
気の密度が減少すること,また温度分布に
よって分けられていることを説明する。大
気圧については「空き缶をつぶす実験」な
ど生徒を引きつける実験が多くあるので活
用したい。
-4-
21 地 球 の
○21 ○
大気〕
○
・それぞれの圏については,その特徴を明示
し,その特徴の発現する理由についても言
及する。
② 地 球 の 熱 収 支
・ 太 陽 放 射 と 地 球 放 射 ,太 陽 定 数 に つ い て 理 解 〔 問
(2 h )
させたい。
○
22 地 球 の
○22 ○
熱収支〕
○
・温室効果が水蒸気,二酸化炭素,メタン,
フロンなどの温室効果ガスにより引き起こ
されていることを理解させたい。
・太陽放射と地球放射との緯度による差が熱 〔 問
23 大 気 の
○23 ○
の移動(大気の大循環)の原因であること 大循環〕
を理解させたい。
③ 大 気 の 大 循 環
・大気の大循環は結局,低緯度と高緯度間の
(2 h )
探 究 ⓫
熱量の平衡を保つために起こっている。
○
太 陽 光 の エ ネ
○
ル ギ ー を 測 定 す る
(1 h )
○
④ 海 水 と そ の 運動
・海水の構造についても,温度の鉛直分布に 〔 問
(1 h )
よって分けられていることを説明する。
○24
24
○
海 水 と 2
その運動〕
・海流や深層循環などの海水の運動を理解さ
探 究 ⓬
海 水 温 の 鉛 直
せたい。
分 布 と 熱 輸 送
(1 h )
2
⑤日本の海の恵みと災害
学
・海の災害について科学的に理解させたい。
(1 h )
〔 問
・地域性を意識して取り上げるように努力し
た い 。・
期
4 編
私 た ち の 地 球 の こ
○
25 日 本 の
○25 ○
気象の恵みと災
○
○
害〕
・自然環境が人間生活と密接に関わっている
れから
1章
学
期
期
末
考
査
○
こ と を ,デ ー タ な ど を 用 い て 理 解 さ せ た い 。
地球環境の考え方
① 地 球 シ ス テ ム (1 h )
○
26
○
12 ・ 地 球 を 大 気 圏 , 水 圏 , 雪 氷 圏 , 岩 石 圏 , 生 〔 問
○26
物圏などからなる地球システムとみなすこ
ステム〕
地 球 シ
とができることを理解させたい。
②時間・空間スケール
・地球システムで起こる現象の時間・空間ス
(1 h )
ケールを理解させたい。
③ フ ィ ー ド バ ッ ク の し く
・地球システムで起こるフィードバックのし
み (1 h )
2章
○
○
くみを理解させたい。
自然環境の変動
① 自 然 環 境 の 変 化 (1 h )
探 究 ⓭
・自然環境の変動性の1つとして,エルニー 〔 問
エ ル ニ ー ニ ョ
ニョ現象とラニーニャ現象を理解させたい。
27 自 然 環
○27 ○
○
○
境の変動〕
現 象 と 降 水 量
(1 h )
② 人 間 活 動 が も た ら す 自
・オゾン層の破壊と地球温暖化問題について
然環境の変化
○
○
データなどを用いて理解させたい。
(1 h )
探 究 ⓮
二 酸 化 炭 素 に
○
○
関 す る 実 験
(1 h )
3章
日本の自然環境
1
① 日 本 の 自 然 が も た ら す
恩 恵 (1 h )
・日本の自然がもたらす恩恵として,水や景 〔 問
観を理解させたい。
28 日 本 の
○28 ○
○
○
自然環境〕
3
②日本における自然災害
学
(1 h )
③ 災 害 と 人 間 (1 h )
期
4 章
・日本の自然災害として,台風などの机上災
害を理解させたい。
○
学
・今まで学習してきたことを踏まえて,地域
年
性を意識して防災について理解させたい。
末
こ れ か ら の 地 球 環 2
考
境
査
-5-
○
○
①世界の取り組み
3
(1 h )
探 究 ⓯
学
・IPCCについて理解させたい。
す
〔 問
29 こ れ か
○29 ○
○
らの地球環境〕
海 面 上 昇 に 関
○
○
る 実 験 (1 h )
②代替エネルギー
期
・二酸化炭素を増加させない代替エネルギー
(1 h )
○
について理解させたい。
○
③持続可能な発展へ
(1 h )
・持続可能性について説明し,私たちにでき
ることを考えさせたい。
合計総時数70時間
【課題・提出物等】
1学期に準ずる
【年間の学習状況の評価方法】
考査評価,課題追求学習,課題プリントへの取り組み状況などの割合評価
-6-
○
平成28年度
沖縄県立沖縄水産高等学校
学期
総合学科3年
導 内 容
ラ
バ
ス
科目:理科総合実習
2単位
指
4
ガイダンス
科目内容を理解する。
1
視覚の不思議①
人の視覚と脳の関係について、実習を通
しながら学習する。
5
ペットボトルロケットが飛ぶ仕組みを
理解し、より遠くへ飛ぶ考察ができる。
6
5
ペットボトルロケットの作成
発酵と食品
1
身近な発酵の利用
6
4
いらいら棒の制作
いらいら棒を作成しながら、電気の伝わ
る仕組みについて学ぶ。
6
視覚の不思議②
いろいろな錯覚について体験し、自ら錯
覚図を制作することができる。
4
沖縄県の自然環境や動植物について学
ぶ。
沖縄の自然にふれる。
4
四季の夜空と星座
星座盤・プラネタリウムを作成し、季節
ごとの特徴的な星座を学習する
6
地震について
液状化現象のモデルを作成し、その仕組
みを学習する。
河川・雨水の水質(pHなど)を測定し、
身近な水質環境の状況を確認する。ま
た、いろいろな植物色素を使って pH の
測定ができることを確認する。
4
銀鏡反応により鏡をつくり、その仕組み
を学習する。
静電気グモなどをつくり静電気を体験
する。
2
錯覚図の制作
10
11
沖縄の自然環境について
野外実習
2
12
水質検査
酸性雨の測定
植物色素でpH検査
鏡をつくる
1
備考
4
ソーラークッカーを作成利用し、日射量
の強さを実感する。
(日射量について)
9
発酵について理解し、発酵を利用した身
近な食品について学習する。
時間
(泡盛工場見学・ヨーグルト)
ソーラークッカーの作成
7
指導目標
配当
月
立体視・逆さメガネの作成
3
シ
静電気について
温室効果について
2
環境問題について
3
まとめ・反省
いろいろな環境問題の起こる仕組みや
現状にふれ、対策について考える
4
2
2
2
2
4
6
一年間のまとめと反省
2
評価の観点の趣旨
科学への
関心・意欲・態度
科学の基本的な概念の形成を図るとともに、身近に起こる科学的事象に関心をもち、意欲的に探究
の方法を追究する活動を行うとともに、環境を保全し生命を尊重しようとする態度を養う。
思考・判断
(科学的な思考)
中学校理科との関連を考慮しながら、仮説の設定、実験の計画、情報の収集、調査を通して、探究
の過程を重視し、科学的な思考力、判断力を育成する。基本的な学習内容を整理・整頓をし、仮説
をしっかり立て、科学的な見方や考え方により、課題を整理し、取り組もうとする態度をやしなう。
観察・実験の技法
・表現
各項目の学習活動と関連させながら、観察、実験の基本操作を習得するとともに、規則性を見いだ
したり、自らの考えを導き出したりして創意ある報告書の作成や発表を行わせる。また、対照実験、
データの解釈など探究の方法を習得させる。具体的には観察・実験したことをレポートにスケッチ
をしたり、自分の考えでまとめたり、調べたことを整理して、発表できるかを評価する。
自然事象についての
知識・理解
観察や実験を通して、身近に起こる科学的事象や・科学の基本的な知識を身に付ける。知識は基本
的には定期考査等で確認され、観察・実験のレポート、ノート、学習での取り組み等を各単元での
目標に準拠した観点別評価に基づき全体の評価・評定を実施する。
平成28年度
沖縄県立沖縄水産高等学校
学期
月
4
5
1
6
7
9
10
2
11
12
1
2
3
3
シ
ラ
総合学科2年
単元・項目
バ
ス
科目:沖縄の自然
2単位
指導目標
配当
時間
1
ガイダンス
沖縄の地史について
地質図の作成
地質年表の作成
沖縄の海岸地形
南部地区の琉球石灰岩について
野外観察(名城ビーチ・大渡海岸)
気象について
台風・前線・高気圧・低気圧等
沖縄の昆虫
セミ・クワガタムシの観察
潮間帯の生き物
サンゴの観察
棘皮動物の観察
軟体動物の観察
野外観察(潮間帯の生き物)
沖縄の地史を学び、沖縄の自然の特殊
性を理解するきっかけをつくる。
4
海蝕崖・砂浜・礁池などを観察し南部
の多様な海岸地形を理解する
6
亜熱帯特有の気象について理解する。
4
沖縄の昆虫の多様性を知る。
4
潮間帯に生息する生き物を観察するこ
とで身近な生物を知り、その多様性を
再認識する。
8
沖縄の湧水とダム
湧水の仕組みと地下ダム
見学(地下ダムと湧水)
見学(倉敷ダム)
淡水域の生き物
淡水産プランクトンの観察
湧水の生き物観察(嘉手志川など)
報徳川の生き物
メダカ・カダヤシ・グッピーの種間関係
淡水域の移入種
マングローブの生き物
マングローブについて
見学(漫湖水鳥湿地センター)
シオマネキの観察
琉球石灰岩と島尻層の関係を理解し、
沖縄の地下水とその利用について知
る。
8
淡水域の生物の多様性と移入種問題を
身近な問題としてとらえることができ
る。
12
亜熱帯域特有のマングローブ環境を知
り、干潟の生態系のなかにおける役割
を学ぶ。
6
琉球列島の生き物
固有種と天然記念物について
ハブについて
沖縄の植物
シダ植物の観察
種子の観察(ドングリ・マツ・ススキ・・・)
校庭の植物分布について
サクラの観察
面積の小さな琉球列島の中に多様な生
物たちが独自の進化を遂げ生息してい
ることを理解する。
6
身近な植物を観察し、亜熱帯特有の植
物の特徴やその分散方法について理解
する。
6
帰化生物について
環境問題について
環境問題や移入種による問題を確認し
沖縄の生物の保護を考える。
4
まとめ・反省
1
評価の観点の趣旨
科学への
関心・意欲・態度
科学の基本的な概念の形成を図るとともに、身近に起こる科学的事象に関心をもち、意欲的に探究
の方法を追究する活動を行うとともに、環境を保全し生命を尊重しようとする態度を養う。
思考・判断
(科学的な思考)
中学校理科との関連を考慮しながら、仮説の設定、実験の計画、情報の収集、調査を通して、探究
の過程を重視し、科学的な思考力、判断力を育成する。基本的な学習内容を整理・整頓をし、仮説
をしっかり立て、科学的な見方や考え方により、課題を整理し、取り組もうとする態度をやしなう。
観察・実験の技法
・表現
各項目の学習活動と関連させながら、観察、実験の基本操作を習得するとともに、規則性を見いだ
したり、自らの考えを導き出したりして創意ある報告書の作成や発表を行わせる。また、対照実験、
データの解釈など探究の方法を習得させる。具体的には観察・実験したことをレポートにスケッチ
をしたり、自分の考えでまとめたり、調べたことを整理して、発表できるかを評価する。
自然事象についての
知識・理解
観察や実験を通して、身近に起こる科学的事象や・科学の基本的な知識を身に付ける。知識は基本
的には定期考査等で確認され、観察・実験のレポート、ノート、学習での取り組み等を各単元での
目標に準拠した観点別評価に基づき全体の評価・評定を実施する。
平成28年度
沖縄県立沖縄水産高等学校
学期
シ
総合学科3年
導 内 容
ラ
バ
ス
科目:理科総合実習
3単位
指
4
ガイダンス
科目内容を理解する。
1
視覚の不思議①
人の視覚と脳の関係について、実習を通
しながら学習する。
8
ペットボトルロケットが飛ぶ仕組みを
理解し、より遠くへ飛ぶ考察ができる。
9
立体視・逆さメガネの作成
5
ペットボトルロケットの作成
発酵と食品
1
身近な発酵の利用
6
指導目標
配当
月
発酵について理解し、発酵を利用した身
近な食品について学習する。
時間
備考
6
(泡盛工場見学・ヨーグルト)
ソーラークッカーを作成利用し、日射量
の強さを実感する。
6
いらいら棒の制作
いらいら棒を作成しながら、電気の伝わ
る仕組みについて学ぶ。
9
視覚の不思議②
いろいろな錯覚について体験し、自ら錯
覚図を制作することができる。
6
沖縄県の自然環境や動植物について学
ぶ。
沖縄本島中北部の自然にふれる。
6
四季の夜空と星座
星座盤・プラネタリウムを作成し、季節
ごとの特徴的な星座を学習する
9
地震について
液状化現象のモデルを作成し、その仕組
みを学習する。
河川・雨水の水質(pHなど)を測定し、
身近な水質環境の状況を確認する。ま
た、いろいろな植物色素を使って pH の
測定ができることを確認する。
6
銀鏡反応により鏡をつくり、その仕組み
を学習する。
静電気グモなどをつくり静電気を体験
する。
3
ソーラークッカーの作成
(日射量について)
7
9
錯覚図の制作
10
11
沖縄の自然環境について
野外実習
2
12
水質検査
酸性雨の測定
植物色素でpH検査
鏡をつくる
1
3
静電気について
温室効果について
2
環境問題について
3
まとめ・反省
いろいろな環境問題の起こる仕組みや
現状にふれ、対策について考える
6
3
3
3
3
6
9
一年間のまとめと反省
3
評価の観点の趣旨
科学への
関心・意欲・態度
科学の基本的な概念の形成を図るとともに、身近に起こる科学的事象に関心をもち、意欲的に探究
の方法を追究する活動を行うとともに、環境を保全し生命を尊重しようとする態度を養う。
思考・判断
(科学的な思考)
中学校理科との関連を考慮しながら、仮説の設定、実験の計画、情報の収集、調査を通して、探究
の過程を重視し、科学的な思考力、判断力を育成する。基本的な学習内容を整理・整頓をし、仮説
をしっかり立て、科学的な見方や考え方により、課題を整理し、取り組もうとする態度をやしなう。
観察・実験の技法
・表現
各項目の学習活動と関連させながら、観察、実験の基本操作を習得するとともに、規則性を見いだ
したり、自らの考えを導き出したりして創意ある報告書の作成や発表を行わせる。また、対照実験、
データの解釈など探究の方法を習得させる。具体的には観察・実験したことをレポートにスケッチ
をしたり、自分の考えでまとめたり、調べたことを整理して、発表できるかを評価する。
自然事象についての
知識・理解
観察や実験を通して、身近に起こる科学的事象や・科学の基本的な知識を身に付ける。知識は基本
的には定期考査等で確認され、観察・実験のレポート、ノート、学習での取り組み等を各単元での
目標に準拠した観点別評価に基づき全体の評価・評定を実施する。
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