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甦れ美しい日本 - Melma!

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甦れ美しい日本 - Melma!
2013/07/19発行
甦れ美しい日本
□□■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2012年7月19日 NO.1403号 )
☆☆甦れ美しい日本☆☆
☆☆怒 り を も っ て 自 分 の 目 標 に 向 か っ て い る 人 間 は し つ こ く て 強 い。☆☆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆☆ 偽 善 と 欺 瞞 を 憎 む 私 た ち は 書 き た い か
ら 書 く の で す。☆☆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆☆☆日 本 人 の、 日 本 人 に よ る、 日 本 人 の た め
の 政 治 を 取 り 戻 せ!☆☆☆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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目次
◎西村真悟 支那の本質と対処の基本方針
◎佐藤守 「大東亜戦争の真実を求めて 420」
◎奥山篤信 映画評 ポルトガル映画「熱波 TABU」2012
----------------------------------◎西村真悟 支那の本質と対処の基本方針
---------------------------------- 習近平の天下になってから、支那経済の減速が指摘されるようになり、数日前
にGDPの成長率の鈍化が発表されて以来、専門家のコメントがそこに集まって
いる。
経済の専門家には理論的でスマートな、いろいろな意見があるのは分かるが、
相手は支那なのであるから、どろどろした動物生態学の観点から、この巨大で貪
欲なイナゴの群れを観ておく必要性も、今こそあらためて強調されねばならない
と思う。
何故なら、支那は、露骨な内部的自壊段階とそれに連動した対外攻撃段階に入
ったと思われるからである。
内部的自壊段階に入ったとき、支那人は最も欲望丸出しの守銭奴となり、対外
的に攻撃的となる。
清朝末期、中華民国末期を観られよ。
清朝末期は、自壊しながら世界最大の戦艦である「定遠」と「鎮遠」を持って
いた。
中華民国末期も、蒋介石はドイツ軍事顧問団によって育てられた日本軍の装備
を遙かに凌ぐ高性能の強力な武器を持った数十万人の精鋭部隊を持っていた。こ
れは当時の世界で最強の陸軍部隊ではなかったか。
今、中華人民共和国末期である。人民解放軍は如何なる武器を持っているか。
言うまでもなかろう。
そもそも近現代史において、この支那という群れの実態を知ろうとしなかった
から、我が国は支那に対する国策を誤った。
その最たる痛恨の事例は、昭和二年の北伐軍の南京城侵入と外国人に対する組
織的な攻撃、略奪暴行(コミンテルンの指令による本当の南京事件)に対する我
が国の幣原協調外交である。
我が国はあの時、福沢諭吉が脱亜論で述べた通り、米英と協調行動をとって北
伐軍による南京の日本人を含む外国人攻撃という事態に対処しておればよかった
のだ。
しかし、幣原外務大臣は、支那に対し同じアジア人だから「理解と同情」を以
て接するとし、米英と協調して邦人を守るために北伐軍を攻撃せず「無抵抗」を
貫いた。
以後、彼ら支那人は、攻撃目標たる外国人を、断固として反撃してくる米英に
据えるのではなく、抵抗しない日本に絞ったのである。彼らは、抵抗しない者を
最高の攻撃目標と判断、ためらうことなく無抵抗の者を攻撃する種族である。
従って、この支那に対して、商社のサラリーマン社長を大使にして送り込むと
か、経団連のボスの意見を聴くとか、自民党の元幹事長(複数)をこそこそ訪問
させていること自体が、適切な国策を決定できないことの証左である。
さて、支那の対外的攻撃性に対する対処方針については、戦前の特に幣原協調
外交の失敗という教訓を生かすことが死活的に重要である。
即ち、アジアと欧米の自由主義国群との協調による断固とした反撃の覚悟であ
る。
断じて採用してはならないのは「無抵抗主義」だ。
この「無抵抗主義」の現在的表現は、世界からルーピーと言われた鳩山由紀夫
の支那との「東アジア共同体妄想」である。
この意味で、現在、日本国民が昨年中に民主党政権の亡国性に気付き、昨年末
に安倍内閣を誕生せしめたことは、まことに国家にとって重要なことであった。
安倍内閣には、この国家と国民からの負託に応じて、頼りないと思われたオバ
マ大統領でも支那の攻撃性に対処するために「アジア回帰宣言」をしたのだから
、断固としてアメリカとの協調体制を強化し「公海の航行の自由と国土と国民を
守るための無制限の自衛権行使宣言」をしてほしい。
この「宣言」の精神的基盤(スピリット)は、総理の靖国神社参拝であること
、言うまでもなかろう。
次に、支那とは何か、ということであるが、これに対して、日本人が如何に適
切に観察していたかを書いておきたい。
現在の支那内部で起こっている汚職や公金横領は、支那自壊段階に表面化する
宿痾であることが分かる。
現在、習近平主席は、共産党幹部の汚職退治に乗り出し、汚職官僚六十六万八
千人の摘発を進めていると公表して人民の喝采を得ようとしている。
その為、彼は、幹部も下級も摘発するという意味で、「虎も蝿も一緒に叩く」
、と言っている。
なるほど、重慶市のボスだった蝦蟇のような顔をした雷政富書記の肉欲と物欲
はすさまじい。
しかし、歴代主席も今の習近平も、
この蝦蟇と同じことをやっとる。
これをやらない支那など、あろうか。
宿痾とはこういうことだ。
なお、以前、前の温家宝首相が、我が国の衆議院本会議場に来て演説をぶった
とき、次に書く内田良平の「巷の守銭奴と何ら変わらない」という表現を思い出
して笑った。その時、恩家宝に拍手を送らなかったのは、麻生外務大臣と私くら
いだった。
拍手を送らなくてよかった。
その後、恩家宝一族は数千億の蓄財をしているとすっぱ抜かれたからである。
さて、最後に、先人の鋭い、かつ、今も通用する二つの支那観察文を紹介する
(口語文)。いや、以下の支那報告は、現在の支那を報告したものである。支那
は変わらないからだ。
1、情報将校福島安正中尉(後の陸軍大将、英仏独露支の五カ国の言語を自由に
操り、会話だけならさらに数カ国語を操った)
明治十二年、五ヶ月間支那人になりすまして支那各地を偵察した報告(岡田幹
彦著「日本を護った軍人の物語」祥伝社)。
「清国の一大弱点は公然たる賄賂の流行であり、これが百悪の根源をなしている。
しかし、清国人はそれを少しも反省していない。
上は皇帝、大臣より、下は一兵卒まで官品の横領、横流しを平然と行い、賄賂
をやらない者は一人もいない。
これは清国のみならず古来より一貫して変わらない歴代支那の不治の病である。
このような国は、日本が共に手を取ってゆける相手ではあり得ない・・・。」
2、内田良平
内田は、大正元年「支那観」を著して支那の実態を明らかにし、我が国が国策
を誤らないために、支那の本質に沿った適切な対処をするように促した(宮崎正
弘編集「内田良平の『支那観』を読む」展転社)。
「・・・彼ら読書人(支配階級)は、賄賂を使って科挙試験に合格するや、今度
は逆にせっせと賄賂を貯めて資産を作り、自分より優れた者には嫉妬してこれを
排斥し、権勢を求めて私服を肥やす。
それでいて国家の存亡とか国民の安否などには微塵も心が動かないのである。
今や、こういう悪しき科挙の制度そのものは廃止されたとはいえ、それは表面
的な形式の変化に過ぎない。
現実は、相変わらず金銭万能が支那の国民性の持病となっているのだ。
堂々たる政治家を自任する者にして、美辞麗句とは裏腹に振る舞いは汚れ、彼
らの心事が巷の守銭奴と何ら変わらないのは昔のままである。」
----------------------------------◎佐藤守 「大東亜戦争の真実を求めて 420」
----------------------------------- ≪(承前)従って、強いて東條派といってよい人物を探すとしたら、佐藤賢了と真
田譲一郎、それに片倉衷くらいなものだろうが、佐藤は、武藤の後に軍務局長と
なり、真田も軍務課長から参本作戦課長になったけれども、派閥を作るという努
力はしていない。片倉にしても同様で、東條の信頼を受けてはいたが、側近とし
て派閥的活躍をしたという事例はない。むしろ東條の家の子郎党的部下で、側近
と言われた憲兵司令官の加藤泊次郎少将と、東京憲兵隊長の四方諒二大佐など、
共に東條の満州憲兵司令官時代から、形影相伴った連中である。この二人は、と
もに苛烈酷薄な政治憲兵活動をやっていたし、なかでも中野正剛を検挙して、自
決させた事件、戦後首相となった吉田茂を拘束した事件(東條辞任後)など、顕著
な事例であろうが、このほかにもたくさんのひどい事例がある。
このように東條の周囲は(いちいち名前を挙げることは、まだ生存中の人たちに
気の毒だからやめておくが)、その多くは官僚的人物であるが、女性的人物、も
しくはかって私が文芸春秋誌上にいわゆる「三奸四愚」と評した人々に過ぎず、
東條を親分にかついで、軍内の派閥を形成するなどという大それたことのできる
人物はいなかった。多士済々ともいうべき軍部の中で、「東條軍閥」の名で呼ば
れた実質は、この程度の「ひとにぎり」ということであり、途方もない買いかぶ
りということになるであろう≫
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という言葉がある。「薄気味悪く思ったものも、
その正体を知れば怖くも何ともない」ということを意味する語だが、首相となっ
て権力を掌握した東條英機に対する 妬み と 誇大評価 は、「枯れたすすき
の穂が風にたなびいて幽霊に見えた」に過ぎなかったのではなかろうか?
話は変わるが、家内の祖父・宇山熊太郎陸軍砲兵少将は松井司令官の一期上に当
たる陸士八期生で共に日露戦争に従軍した。祖父は敵の弾がサーベルの鞘に当た
ったため負傷を免れた幸運の持ち主だが、祖母が東條大将のことを「子煩悩で律
義で几帳面な方で、お孫さんを抱いて近所を通りがかると、生け垣越しに必ず挨
拶を欠かさなかった」と語っていたことを思い出す。それはそうだろう。東條は
陸士第17期生である。日露戦争真っ只中に在校し、卒業して歩兵少尉に任官して
からは、日露講和調印をその目で見ている。9期(9年)も 大先輩 にあたる宇山
少将に対して、敬意を表するのは当然であったろう。
この例から見ても矢次氏が言うように、彼の性格上「子分を養う柄」ではなかっ
たように考えられるのだが、「官僚将校」とは言い得て妙だといえないこともな
い。
気になるのは、東條を取り巻いていた人物の多くが「官僚的人物であるか、女性
的人物」という表現である。今風に言えば「オカマ風官僚?」とでもいうべきか。
ところで東條に近かった人物は「三奸四愚」と称されたというが、それは、
三奸:鈴木貞一、加藤泊治郎、四方諒二
四愚:木村兵太郎、佐藤賢了、真田穣一郎、赤松貞雄
とされ、例えば鈴木貞一は≪「背広を着た軍人」情報戦略の達人で、主として陸
軍を代表する形で国政に関った。対米英強硬論者。野心家であり、自分から東條
に接近している。A級戦犯。釈放後は自民党の黒幕の一人となっており、頭の切
れる男だったのは確か≫。加藤泊治郎は≪憲兵畑のエリ−ト。東條は憲兵や特高
の力で、反対勢力を押さえ込んでおり、史実上の実績は無いが、懐刀として相当
強権を持っていたはず。戦後ソ連の捕虜となり、病死≫。四方諒二は≪憲兵のエ
リ−ト。無事に終戦を迎える≫とされ、「四愚」の方も、木村兵太郎≪「ビルマ
の屠殺者」。東條の下で陸軍の権力を掌握していた。A級戦犯絞首刑。ただし、
実際は大した事はやっておらず、あだ名にしても死刑にしても「過大評価」と見
られている。軍指揮官としては、ビルマ戦線で部下や民間人を見捨て、自分だけ
芸者を連れて逃げた。残された部下達は命令系統もぐちゃぐちゃの状態で、おび
ただしい戦死者を出した≫。佐藤賢了も≪軍官僚。国会にて自分の答弁中、野次
を飛ばした議員を「黙れ!」と怒鳴りつけた。以後、議員達は軍を恐れ、発言し
なくなったという。A級戦犯。釈放後、実業家。最後まで反米をつらぬき、ベト
ナム反戦運動に参加≫。真田穣一郎は≪軍官僚。無事に終戦を迎える≫。赤松貞
雄は≪東條の秘書。サイパン陥落の責任問題で東條が失脚した時、ク−デタ−を
そそのかしたが、さすがに東條が拒否。無事に終戦を迎える≫などと酷評されて
いる。
これらの評価が適切か否かはさておき、確かに彼らは、矢次氏が言うように「東
條を親分に担いで、軍内の派閥が作れるほどの大物ではなかったとはいえるだろ
う。それよりも東條を評価する時、私が注意しなければならないと思う点は、「
日米開戦時における悲劇的な意見の食い違い」であり、矢次氏が、≪近衛が、日
米交渉の困難さに失望し、そして次第に絶望視する頃、アメリカの方は、ようや
く軍備増強が軌道に乗り始め、大艦隊のハワイ軍港集中もすでに行われていた。
大西洋でもまたアメリカは護送船のことから、すでに独潜艦との間で戦闘を行っ
ていた。ルーズベルト大統領がそれを機会に中立法改正に手を付け、強い反対論
があったにも拘わらず、結局上院では50対30、下院では212対194とい
う際どい差で認められ、11月17日に改正法律が発効した。かかる状況の中で
、ドイツの対英上陸作戦は、もはや可能性の段階が過ぎたものと考えられ、また
、独軍のソ連侵攻作戦も初めのような速度はなくなり、ソ連軍抵抗の大きな壁に
阻止されて、次第に長期戦化の様相が強くなり始めていた。だから英米ソ諸国側
は、一時の緊迫した危機感から脱して、ホッと一息入れたような状態で、これか
ら対独巻き返し戦に転じようとしていた段階であり、アメリカが、日本問題にも
強い関心を持つようになっていた時、近衛が内閣を投げ出して、代わって、東條
が登場したということになったのである≫ と書いている点である。(元空将)
----------------------------------◎奥山篤信 映画評 ポルトガル映画「熱波 TABU」2012
----------------------------------- 僕の造語「辺境映画」とはハリウッドや欧州の映画立国フランス・イタリア・ド
イツ・英国以外の例えばポーランド・デンマーク・中欧・トルコ・イランなどに
素晴らしい映画が存在することを意味するが、現在104歳の現役マノエル・ド・
オリヴェイラ監督のポルトガルもその一つであり、今回俊英ミゲル・ゴメス監督
も例外ではなく醍醐味を堪能させてくれた。同じイベリア半島で同じラテン系言
語でもスペイン語とポルトガル語の響きは雲泥の差がある。国柄も陽気で楽天的
なスペインと比べポルトガルはその言語の暗い響きと同様あの音楽ファドに見ら
れるような哀愁が漂っているのだ。この映画は第62回ベルリン映画祭に出品され
た映画でthe Alfred Bauer Award (Silver Bear for a feature film that opens new
perspectives) を受賞した。そして The International Federation of Film Critics
(FIPRESCI) にても受賞雑誌 Sight & Sound film magazine
において2012年映画のベスト2にリストされた。
最期の時を迎える老婆が薄れる意識のなかで想う「最後に一目、会いたい人。」
、まさに50年の歳月を遡り、映画は二人の男女の純愛の不倫とその背景のアフリ
カの四角関係と殺人事件を描き第一部と第二部からなる。第一部がやや退屈であ
るがここは辛抱してもらいたいものだ。
ちょっとはしょるために公式サイトから物語をそのままコピペする。
第一部「楽園の喪失」
ピラールは定年後の数年間、世界を真っ当にしようとしたり、他人の罪に向き合
ったりして、過ごしているが、ここ最近はそれによってストレスが溜まっている。
平和の祈りに参加したり、カトリックの社会活動団体に協力したりする彼女はリ
スボンでのキリスト教集会のためにやってきた若いポーランド人女性を家に宿泊
させようとして、迎えにいった空港で、泊まるのを拒まれたり、家に遊びに来る
かもしれない友人に気を使って彼が描いた醜い絵を掛けたり下したりするのだっ
た。
彼女はまた、孤独な隣人・アウロラに悩まされている。アウロラは短気でエキセ
ントリックな80代の老女だが、お金ができればカジノへ入り浸り、会ってはくれ
ない娘の話を常にしてくるのだ。抗鬱剤の後遺症を持ち、カーボ・ベルデ出身の
メイドのサンタが自分にヴードゥーの呪いをかけていると疑っている。サンタは
、ほとんど喋らず、命令に従い、他人には干渉すべきではないと考えている。
ある時、病に倒れたアウロラは、ピラールとサンタに謎のお願いをし、二人はそ
れを叶えるために奔走する。既に長くは生きられないことを悟ったアウロラは、
消息不明のベントゥーラという男に会いたいと言い出したのだ。ピラールとサン
タは彼が生きていることを知るが、彼はもう正気ではなかった。ベントゥーラと
アウロラには、ある約束があったのだ。それは、ポルトガル植民地戦争が始まっ
て間もない50年前に起きたこと。彼は語り始める。「アウロラはタブー山麓に農
場を持っていた…」
第二部「楽園」
アウロラの父親は、アフリカで事業を起こそうとポルトガルを出てタブー山麓に
やってきたが、若くして脳卒中に倒れた。母親は彼女を産んで直ぐに他界してい
た。一人残った彼女は、お手伝いと家庭教師と共に暮らし、夢見がちな毎日を過
ごしていた。大学の卒業パーティーで夫と出会い結婚、何不自由ない幸せな生活
を送っていた。
しかしある日、流れ者的にアフリカにやってきたベントゥーラと出会うと、彼女
の心の奥底にあった冒険心の炎が燃え上がる。またベントゥーラも一目で彼女の
魅力に惹かれ、夫がいる彼女の虜になってしまう。こうして、どうにもならない
情熱にせき立てられ、禁断の物語が幕を開ける…。
とにかく第二部は35ミリのモノクロで無声映画ただし物音や銃声だけは響く。白
黒だからかってのアフリカの植民地の雰囲気がレトロ的に楽しめる。ワニを小道
具として使い、富豪の夫ある妻アウロラ、ホモの愛人がいる若い男ベントゥーラ
の純愛である。夫の子供を身ごもったアウロラとの不倫それは肉欲から本物の純
愛に昇華(いや聖化といってもよいかも)されていく過程、一旦別れたが再会し
今度は駆け落ちまでするが、そこに男のホモ相手の嫉妬と妨害があり、アウロラ
は射殺してしまう。それはまさにアウロラの出産の日であったが純愛だからこそ
、ベントゥーラは自分が射殺犯であること、アウロラを誘拐したことで罪を背負
う覚悟で夫を呼ぶのだ。自分の子供でもない子が出産かつ夫に殴られまさに惨め
だった男は完全に彼女と別れ一人旅に立つ。すべてナレーションで二人の間のラ
ブレターでつづるこの映画の発想の豊かさは舌を巻くものだ。
まさにカトリックの二人の赦されざる恋、罪の深さを認識しつつ、それでもなお
愛する美しくやるせない愛!を堪能した。
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