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水素社会の実現に向けた東京ガスの取り組み (PDF形式 2009キロバイト)
水素社会の実現に向けた 東京ガスの取り組み 2015年2月10日 東京ガス株式会社 西部支店 1 水素社会実現の意義 2 出典:「水素社会の実現に向けた取組の現状について」 平成26年2月 資源エネルギー庁 さまざまなエネルギー源から製造できる水素 3 出典:「水素社会の実現に向けた取組の現状について」 平成26年2月 資源エネルギー庁 水素バリューチェーンの構築 出典:http://sip-cao.jp/subject/pdf/04.pdf 内閣府のSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)のひとつである「エネルギー キャリア」で、水素バリューチェーン技術の低コスト、高効率化技術開発を実施する。 4 都市ガス業界が考える水素社会の姿 (2030年~) CO2フリー水素は2040年~ 出典:日本ガス協会「都市ガス業界が考える水素エネルギー社会の姿について」 5 家庭用燃料電池エネファームの普及 ・エネファームは、省エネ・節電、系統電力の負荷低減に貢献する家庭の分散型発電所。 ・家庭の電力需要の約5割を供給(当社モデルケースでの試算)、系統電力の負荷低減に寄与。 ・「水素社会の実現に向けた東京戦略会議」で戦略目標「2020年に15万台」を明記。 ・定置用燃料電池の技術は燃料電池自動車と共通する部分がある。 都内のエネファームのストック台数の推移 (万台) 東京都内2012年度新築住宅着工戸数 戸建 37% 52,374戸/年 2 集合 63% 90,858戸/年 バック 貯湯 ユニット アップ 熱源機 燃料電池 ユニット 東京都内住宅戸数ストック 1 戸建 30% 191万戸 0 2009 2010 2011 2012 2013 2014 集合 70% 453万戸 2014年4月 世界に先駆けて マンション向けエネファームを発売 見通し ・今後の普及拡大に向けてさらなる小型化・コストダウンや高効率化、スマート化などの付加価 値向上の開発を促進。 発電部(燃料電池スタック)は自動車用と必要な出力が大きく異なるものの原理は同じである ため、構成材料のコストダウンなど普及に向けた相乗効果が期待される。 ・本格普及のためには、マンションなど集合住宅への設置が不可欠。 6 業務用燃料電池の開発推進 小型でも発電効率が高い燃料電池は、今後、コージェネレーションの普及拡大が 期待される、小規模分野や電力利用割合の高いお客様に最適なシステム 普及を期待 発電効率 % (LHV) 三浦工業 三菱日立パワーシステムズ SOFC (開発・実証中) エネファーム (PEFC) ガスエンジン マイクロガスエンジン ガスタービン 発電出力 kW 高い発電効率を特長に、街の新たな分散型エネルギー源として導入・普及が期待される、 7 電気と熱を供給するコージェネレーションシステムへの応用を促進。 街のエネルギーステーションとしての 水素トリジェネレーション 水素社会の実現に向けて当社が取り組む街のエネルギーステーションとしての新た な分散型エネルギーシステム 住宅エリア SOFCを活用した SOFC 水素トリジェネレーション コージェネレーション 現在のコージェネレーション PV 電 力 融 通 業務エリア オフィス,ホテル,店舗等 電力 廃熱 天然ガス エネファーム (集合用) 水素 天然ガス (トヨタ自動車HP) 天然ガス PV エネファーム (戸建用) FCV 電力(非常時) 電力 廃熱 水素 水素ステーション 高効率SOFC 天然ガス 水素製造と発電の割合を制御することにより、柔軟性の高い分散型エネルギー源としての 10 利用が期待されており、メーカーの技術検討と開発を推進。 水素ステーションの建設と運用 当社は2か所の商用水素ステーションを建設中 ●浦和水素ステーション ・天然ガススタンドへの併設 ・マザー&ドーター方式 ●練馬水素ステーション 建設中 昨年12/18開所 (商用都内第1号) オンサイト型 (マザー) オフサイト型 (ドーター) オンサイト 水素製造 天然ガス 輸送 H2 H2 H2 TINU2×3mN0513素水 h/3mN001 置装造製素水 FCV H2 H2 FCV 水素カードル ・当社の強みである天然ガス導管網を活用した水素製造。 ・2つのステーションで1つの水素製造装置(初期の水素製造稼働率が向上)。 マザーとドーターの一体運用により、固定費を抑制。 需要増加にあわせてドーターをオンサイト化していくことが可能。 11 関東初の商用ステーション「練馬水素ステーション」 練馬水素ステーションの概要 所在地 東京都練馬区谷原1-1-34 敷地面積 2104.35m2 水素供給方式 オフサイト方式 充填能力 300Nm3/h 充填圧力 70MPa 充填速度 3分間程度/台 主要構成機器 水素圧縮機、蓄ガス設備(蓄圧器)、ディ スペンサー、水素プレクール設備 ・天然ガススタンド併設の商用水素ステー ションとしても日本初 ・併設することで、維持管理コストの低減、 敷地の有効利用などのメリットあり 12 スマートエネルギーネットワーク(スマエネ) 太陽光、太陽熱といった再生可能エネルギーを積極活用するとともに、コージェネレーション の導入、エネルギーの面的利用、ICTによる最適制御により、低炭素で災害に強いまちづくり を推進。千住では2011~2012年度に、経済産業省の実証事業を実施。 <千住スマエネの概要> コージェネレーション 熱導管 荒川区立特別養護 老人ホーム サンハイム荒川様 太陽光発電 特長① 熱・電気を効率的に供給する ために、再生可能エネルギー を積極的に活用 特長② コージェネレーション導入とエ ネルギーの面的利用により、 出力の不安定な再生可能エ ネルギーを補うとともに、省エ ネおよびエネルギーセキュリ ティの向上を実現 電力のネットワーク 熱 のネットワーク 太陽熱集熱器 これらの知見を活かし、田町駅東口北地区で実装(2014.11~)するとともに、 他の具体的案件への導入やさらなる高度化を推進。 13