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3 - 日本標準時
タイムビジネスとは 時刻配信(時刻情報の提供と時刻監査) 及び 時刻認証(タイムスタンプの付与と有効性証明) に関する業務です ■ ■ タイムスタンプ タイムスタンプ ・・・ ・・・ 電子データが 電子データが ある日時に存在していたこと ある日時に存在していたこと 及び 及び その日時以降に改ざんされていないこと その日時以降に改ざんされていないこと を を 証明できるものであり、時刻認証事業者によって付与され有効性を証明してもらいます 証明できるものであり、時刻認証事業者によって付与され有効性を証明してもらいます ■ ■ タイムスタンプ利用によるメリット タイムスタンプ利用によるメリット ・・・ ・・・ 様々な分野において流通する電子データに対し高い信頼性を与えることができます 様々な分野において流通する電子データに対し高い信頼性を与えることができます <適用例> <適用例> ・・ 知的財産保護 知的財産保護 :: コンテンツ作成日時を証明することにより制作者の権利を保護 コンテンツ作成日時を証明することにより制作者の権利を保護 ・・ 電子カルテ 電子カルテ :: 診察・診療記録データに適用することによりカルテ非改ざんを証明 診察・診療記録データに適用することによりカルテ非改ざんを証明 < タイムビジネスの構成 > 及び < タイムスタンプの利用 > イメージ ・・ 電子商取引 電子商取引 :: 受発注データに適用することにより取引日時を証明 受発注データに適用することにより取引日時を証明 ・・ 電子申請 電子申請 :: 発行データ等に適用することにより発行日時を証明 発行データ等に適用することにより発行日時を証明 < 国家時刻標準機関 > (NTA) NICT < 時刻配信事業者 > (TA) 日本標準時 z 時刻配信サーバ 時刻配信+時刻監査 高精度なリアルタイム ・ネットゲームを実現 ネットゲーム 税務に関する帳簿書類 税務書類等を電子化した 日時とそれ以降データが 改ざんされていないこと を証明できる 【 法定保存書類の 原本性を保証 】 医療記録の日時とそれ 以降医療記録が改ざん されていないことを証明 できる < 時刻認証事業者 > (TSA) 研究日報やコンテンツなどが いつの時点で存在していたのか 証明できる 特許・知的財産 医療(電子カルテ) ・タイムスタンプ (付与と証明) 入札や契約の日時を証明できる ネットオークション オンライン ショッピング 【総務省委託研究】 『タイムスタンプ・プラットフォーム技術の研究開発』 (平成15∼17年度) 誰もが安心して利用できるタイムスタンプ・サービスの高度化に資するため、次の機能を実現する研究開発を行っています z 時刻トレーサビリティ機能 タイムスタンプに用いられている時刻情報が 日本標準時に準拠していることを確認できる z 複数方式タイムスタンプ検証機能 タイムスタンプの方式に関わらず検証確認を一箇所でまとめてできる リンクトークン方式 時刻標準機関 時刻標準機関 (NTA) (NTA) 日本標準時 タイムスタンプの有効性 確認情報を提供 TSA1 複数方式 タイムスタンプ 検証サーバ 公開鍵証明書の 失効情報を提供 認証事業者 (CA) TSA2 公開鍵証明書 を発行 時刻配信事業者 時刻配信事業者 (TA) (TA) <独立トークン方式の タイムスタンプ付与> <リンクトークン方式の タイムスタンプ付与> 利用者1 時刻認証事業者 時刻認証事業者 (TSA) (TSA) <タイムスタンプ付与> 独立トークン方式 検証者 利用者2 方式の異なるタイムスタンプの有効性確認をまとめてできる タイムスタンプで示される 時刻に関する情報(配信 経路や誤差)を確認できる 利用者 利用者 / / 検証者 検証者 【実施機関】 独立行政法人情報通信研究機構 【タイムスタンプの方式】 ¾ 独立トークン方式 ・・・ タイムスタンプ生成に用いる安全性の高い秘密鍵に対応する公開鍵証明書の 有効性により保証する方式 ¾ リンクトークン方式 ・・・ 他のタイムスタンプに係るハッシュ値※と関連したリンク情報を安全に保存して おくことにより保証する方式 ※ハッシュ値 : 入力データの大きさに関係なく固定長のデータを出力する関数(ハッシュ関数)によって 得られる値。このハッシュ値から入力データを導き出すことはできない。また、ハッシュ 関数は、入力データがわずかでも異なると出力するハッシュ値が一致しない特徴を持つ。