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世界史Ⅰ

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世界史Ⅰ
世界史Ⅰ
※地質年代
先史の時代(人類史
9 9 % 以 上 の 時 間 ) 無 文 字 時 代 ) 《 旧 石 器 時 代 ( 250
万 年 前 ~ 1 万 3000 年 前 ) ] 》
{ 新 生 代 ( 約 6500 万 年 前 ~ ) 第 4 紀 ( 約 170 万 年 前 ~ 現 在 ) 更 新 世 と 完 新 世 に 区 分 }
ほぼ更新世に相当
更 新 世 { 第 4 紀 の 前 期 ( 約 2 6 0 万 年 前 ~ 約 1 万 1700 年 前 ) = 数 十 回 の 氷 河 期 ・ 間 氷 期 = 旧 石 器 時 代 }
類 人 猿 (人 似 猿 )
霊長目のうち人に近い,オランウータン・チンパンジー・ゴリラを指す
化石人類(古生人類)の出現
< 猿 人 > 約 700 万 年 前 ~ 〔 1 直 立 二 足
〕歩行・打製石器(礫石器)の使用に特色
中央アフリカ(チャド)サヘラントロプス
700 万 ~ 600 万 年 前
最古の猿人
脳容積
320~ 380s ㏄
ラ ミ ダ ス 猿 人 { ( 約 450 万 年 前 ) エ チ オ ピ ア で 発 見 }
〔 2 アウストラロピテクス
〕(南の猿)
{ 約 4 0 0 万 年 前 ~ 2 00 万 年 前 }
ホ モ =ハ ビ リ ス { ( 約 240 万 年 ~ 180 万 年 前 ) タ ン ザ ニ ア で 発 見 }
東 書 「 ヒ ト 科 の 最 初 の 猿 人 で あ り , と く に 脳 容 量 が 大 き く な っ た ホ モ =ハ ビ リ ス (2 40 ~ 1 7 0 万 年 前 ) が 出 現 す る よ う に な っ た こ ろ か ら ,
考古学上の旧石器時代がはじまる。」
<原人>
約 240 万 年 前 に 出 現
山川「ホモ=ハビリスは原人の項目に入る」
握斧・〔 3 言語
〕を使用
氷河期を生きぬく→アフリカからヨーロッパ・東アジア・南アジアへ拡散
ジャワ原人(直立猿人・ピテカントロプス=エレクトゥス)石核石器(握斧)を使用
〔 4
北京原人
〕(シナントロプスペキネンシス)
{ ( 50 万 年 前 ) 〔 4 火
ハイデルベルク人(南ドイツ)
1 8 90 年 オ ラ ン ダ 人 デ ュ ボ ワ 発 見
1000cc の 脳 容 積
〕・〔 5 言語 〕の使用。〔 6
周口店 〕の洞窟で発見。
不確定との説有り
《旧石器時代(中期)》
<旧人>
約 60 万 年 前 に 出 現
〔 7 ネアンデルタール
〕 人 {ド イ ツ }
ホ モ =サ ピ エ ン ス ( 知 恵 あ る 人 )
{剥片石器・飛び道具の使用・投げ槍・〔 8
脳容積は現代人とほぼ同じ
精神文化の発達→時間の概念,宗教観の成立
- 1 -
埋葬
〕の風習}
毛皮の衣服→氷河期に適応した生活へ
《旧石器時代(後期)》
< 新 人 ( 現 生 人 類 )> 〔 9 ク ロ マ ニ ョ ン 〕 人
※新人出現=アフリカ起源説有力
{(剥片石器=石刃、細石器}、骨角器使用}
約 4 万年前に出現
{ 洞 穴 美 術 (洞 窟 絵 画 ) = ア ル タ ミ ラ ( 北 西 = ス ペ イ ン ) ・ 〔 1 0 ラ ス コ ー
〕(南仏)}
周 口 店 上 洞 人 [ 周 口 店 付 近 の 竜 骨 山 で 発 見 ] 約 3 万 5000 年 前 ~ 1 万 2000 年 前 頃
グリマルディ人
2 万 5000 年 ほ ど 前 , イ タ リ ア 領 地 中 海 沿 岸 の 洞 穴 で 発 見
黒人の特徴
※ 中 石 器 時 代 ( 旧 石 器 と 新 石 器 の 過 度 期 の 時 代 ・ 狩 猟 , 採 集 を 中 心 ,細 石 器 を 使 用 )
《 新 石 器 時 代 ( 前 期 ) ( 1 万 ~ 6000 年 前 ) 》
約 1 万 年 前 … 〔 11
〔 12
農耕
氷河
※ 完 新 世 ( 約 1 万 1700 年 前 ~ 現 在 )
〕時代が終わる→新人は温暖化した環境への適応
〕 、 牧 畜 に よ る 食 糧 生 産 革 命 (新 石 器 革 命 )
〔 13
獲得
定住村落(竪穴式住居)
〕 経 済 → 〔 14
生産
〕経済
積極的に自然環境を変えて食料を生産→人口の増大と文明発展の基礎
前 9000 年 前 の 西 ア ジ ア = 麦 栽 培 ・ 山 羊 、 羊 、 牛 飼 育
〔 15
彩文
生 産 技 術 発 展 ( 〔 16
=地球環境破壊の第一歩
〕土器の影響。
磨製
〕石器=石斧・石臼・石包丁使用)
農法の変化と国家の成立
初期農法
〔 17
乾地
〕農法…雨水にたよる
略奪の農法…肥料をもちいない
ジャルモ(メソポタミア上流
〔 18
灌漑
イラク)
イェリコ(パレスチナ)
〕 農 業 … メ ソ ポ タ ミ ア (テ ィ グ リ ス ・ ユ ー フ ラ テ ス 両 河 に 挟 ま れ た 地 域 )で 開 始
食料生産の増大により多大な人口を養うことが可能→国家の成立
大河の流域に文明が誕生
金 属 器 の 使 用 (約 6000 年 前 頃 =〔 19 青 銅 器
政 治 や 商 業 の 記 録 の た め 〔 20 文 字
都市の発生…宗教・貿易の中心
〕出現)
〕の出現→歴史時代へ
階級の成立…神官・戦士などの役割が明確化
- 2 -
貴 族 ( 神 官 ) ・平 民 ・奴 隷 な ど で 構 成
文化と文明
言語・習俗・道徳・宗教や積々の制度など,主に精神的活動からうみだされたものが文化.
人間社会が獲得した技術的・物質的所産の総体が文明と定義されてきた。しかし明確に両者を区別できない場合も多い
初期農耕文明
前 6000年 ま で に , 粗 放 な 農 耕 が 始 ま る
黄河流域…アワなどの雑穀
長江流域…稲作中心
前5千年紀…気候の温暖化・農耕技術の進歩→数百人規模の村落が誕生
黄河中流域…仰韶文化,彩文土器(彩陶)が特色
長江中・下流域…人工的な水田施設をともなう集落形成
古代オリエント文明
自然条件と生産活動
少雨・高温→砂漠・草原・岩山などの荒野が広がる
遊牧生活(羊やラクダ)とオアシス農業(麦・豆類・オリーヴ・ナツメヤシ)
ナイル川…定期的な増減水→はやくから灌漑農業が行われる→大規模な定住・高度な文明の発達
【古代エジプト史】
< エ ジ プ ト 学 の 起 こ り > 1 7 9 9 年〔 1 ナ ポ レ オ ン 〕軍 の 将 校 ブ サ ー ル が〔 2 ロ ゼ ッ タ 〕石 発 見 。 [ エ ジ プ ト 遠 征 = 英 の イ ン ド 経 営 を 断 つ た め ]
〔 3 ヒエログリフ
〕(神聖文字)…碑文・墓室・石棺などに刻まれた象形文字
デ モ テ ィ ッ ク ( 民 用 文 字 ・民 衆 文 字 )
ギリシア語
[ 大 英 博 物 館 ( ロ ン ド ン ) ] 1832 年 、 〔 4 シ ャ ン ポ リ オ ン 〕 が 解 読 。
前 4000 年 頃 か ら 40~ 5 0 の ノ モ ス ( エ ジ プ ト 語 で セ パ ト = 村 落 ) の 存 在 有 り
抗争の後、上・下エジプトに統合さる。
∴〔 5 約30(26) 〕王朝時代[プトレマイオス朝時代の歴史家マネトンの区分]
∴〔 6
ハム
〕語系の住む閉鎖的地形[自然な要塞(北=地中海・東西=砂漠)]
→安定した王権の成立=来世観の発達
ナイルの治水…共同労働と統率のための強力な指導者の必要→統合へむけて全国統治の政治組織がととのえられる
前 3000年 頃 , 王 ( フ ァ ラ オ ) に よ る 統 一 国 家 形 成 → 長 期 に わ た る 統 一 保 持
- 3 -
【 古 王 国 時 代 ( 前 27~ 前 22 世 紀 ) = 約 500 年 ( 第 3~ 第 6 王 朝 ) 】
前 3100 年 頃 、 メ ネ ス ( ナ ル メ ル ) 王 が 両 エ ジ プ ト を 統 一 。 都 、 〔 7
メンフィス 〕
第 4 王朝のとき最盛期=ピラミッド時代[クフ(最大)・カフラー・メンカウレー]
∴ メ ン フ ィ ス の 近 く の〔 8 ギ ザ
〕 に 設 立 。 [第 6 王 朝 時 代 以 降 衰 退 。 ]
「エ ジ プ ト は ナ イ ル の た ま も の ( ヘ ロ ド ト ス の 言 葉 ) 」
王=生ける神…国土の所有者として専制的な神権政治
神官・役人…王から土地を与えられる
農 民 ( 住 民 の 大 半 )= 不 自 由 身 分 → 生 産 物 へ の 租 税 と 無 償 労 働 が 課 せ ら れ る
※エジプト文化の隆盛。<〔 9
太陽暦
太陽
〕暦の誕生と移り変わり>
ナ イ ル 川 の 増 水 が メ ン フ ィ ス に 達 す る 日 ( 7 月 1 9 日 ) を 新 年 と し て 1 年 を 1 2 ヵ 月 に わ け 、 各 月 は 30 日 よ り な り 、 毎 年 5 日 を 加 算
する。
カ エ サ ル に よ り ロ ー マ で 公 布 。 前 4 5 年 〔 1 0 ユ リ ウ ス 〕 暦 公 布 → 1582 年 グ レ ゴ リ ウ ス 暦 公 布 。
∴ 仏 革 命 暦 [ 30 日 ×12 ヵ 月 十 5 日 ( 革 命 記 念 日 ) / 宗 教 色 の 一 掃 ・ キ リ ス ト 教 紀 元 暦 の 廃 止 。 ]
【 中 王 国 時 代 ( 前 21~ 前 18 世 紀 ) = 約 250 年 ( 第 11・ 12 王 朝 ) 】
前 2050 年 、 第 11 王 朝 が 〔 11 テ ー ベ 現 ル ク ソ ー ル
∴ 〔 12 ア モ ン
〕に起こりエジプト統一。
〕[テーベの守護神]・ラー信仰の隆盛。
前 18 世 紀 頃 、 〔 1 3 ヒ ク ソ ス 〕 ( セ ム 語 系 中 心 ア ジ ア 系 遊 牧 民 ) が 馬 と 戦 車 で 侵 入 。 以 後 1 0 0 年 間 支 配 。
【 新 王 国 時 代 ( 前 16~ 前 11 世 紀 ) = 約 480 年 ( 第 18~ 第 20 王 朝 ) 】
前 1550 年 頃 、 第 18 王 朝 の 成 立 。 ト ト メ ス 3 世 [ シ リ ア 進 出 ( 最 大 版 図 を 形 成 ) ]
〔 14 ア メ ン ホ テ プ 4
〕世(イクナートン=イクン・アトン)
テル=エル=アマルナ
一 元 的 支 配 の 強 化 = 前 14 世 紀 前 半 、
テ ー ベ の 神 官 ( ア モ ン =ラ ー 信 仰 ) に 対 抗 上 、 〔 15 ア マ ル ナ 〕 に 遷 都 し 、 唯 一 神 ア ト ン 信 仰 を 定 む
※ ア マ ル ナ 美 術 ( 写 実 的 な 表 現 に 特 色 。 ) と 外 交 文 書 ( 1887 年 発 見 = バ ビ ロ ニ ア 語 )
<アマルナ美術>
ツ タ ン カ ー メ ン ( ト ゥ = タ ン ク = ア メ ン ) の 時 テ ー ベ 、 ア モ ン 信 仰 に 戻 る 。 [ ※ 王 陵 の 墓 ( テ ー ベ 近 郊 = 1922 年 発 掘 ) = 横 穴 式 羨 道 墳 ]
- 4 -
第 19 王 朝 、 〔 16 ラ メ ス ( ラ メ セ ス ) 2 〕 世 [ シ リ ア に 進 出 し 、 ヒ ッ タ イ ト と 交 戦 。 ( ∴ カ デ シ ュ の 戦 い ) ] 前 1 3 世 紀 に 和 約
ナイル上流の金の産地ヌビアに遠征
∴ モ ー セ の 出 エ ジ プ ト ( 前 1269 年 )
そ の 後 , 前 1 2 世 紀 〔 1 7「 海 の 民 」 〕 ・ ア ッ シ リ ア 進 出 ( 前 7 世 紀 に 一 時 的 に 支 配 ) に よ り 衰 退 。
前 5 25 年 、 ア ケ メ ネ ス 朝 ペ ル シ ア の 侵 入 で 滅 亡 。
【古代メソポタミア地域史】
ティグリス・ユーフラテス川 「肥沃な三日月地帯」米人ブレステッド
前 3000年 頃 か ら 都 市 文 明 が 繁 栄 ア ラ ビ ア 半 島 ,ア ナ ト リ ア 高 原 か ら ザ グ ロ ス 山 脈 に か け て の 高 原 地 帯 か ら の 遊 牧 民( セ ム 語 系 ・
イ ン ド = ヨ ー ロ ッ パ 語 系 )の 移 住 → 複 雑 な 歴 史 を 展 開
…長期にわたる個性的で高度な文明
オリエント社会の特色
砂 漠 と 海 に 囲 ま れ た 地 形 → 異 民 族 の 侵 入 は 一 時 的 ハ ム 系( エ ジ プ ト 語 系 )
シリア・パレスチナ地方…両地域の交通路→セム語系民族が地中海交易などに活躍
大河を利用した大規模な治水灌漑→宗教の権威による強力な神権政治
→神としての王権や信仰生活を表現する文化
<※メソポタミア学の起こりについて>
粘 土 板 の 〔 18
楔形 〕文字
ダリウス 1 世の
1802 年 , グ ロ ー テ フ ェ ン ト ( 独 人 ) ペ ル セ ポ リ ス 碑 文 で 解 読
ペルシア語
エラム語
〔 19 ベ ヒ ス ト ゥ ン 〕 碑 文 発 見
バビロニア語(古代アッカド語)
※ ヘ ン リ ー = 〔 20 ロ ー リ ン ソ ン
〕(英中尉)の発見・解読
メソポタミア南部
∴開放的地形=諸民族の激しい興亡[現世的様相]
灌 漑 農 業 の 発 達 → 前 3500年 頃 人 口 の 急 激 な 増 加 → 神 殿 を 中 心 と し た 大 村 落 成 立
→ 文 字 の 発 明 ,金 属 器( 銅・青 銅 器 )の 普 及
前 3000年 頃 , 神 官 ・ 戦 士 ・ 職 人 ・ 商 人 な ど の 増 加 → 都 市 へ の 発 展 → 各 都 市 の 独 立
メソポタミアの文化の特色…天文・暦法・数学・農学などの実用的学問の発達
【 〔 2 1 シ ュ メ ー ル 〕 人 都 市 国 家 】 前 3 3 00 年 頃 、 ウ ル ・ ウ ル ク ( ギ ル ガ メ シ ュ 叙 事 詩 ) ・ ラ ガ シ ュ に 建 設 。
〔 22 ジ ッ グ ラ ト 〕 ( 聖 塔 ) 中 心 に 神 権 政 治 を 展 開 ∴ 楔 形 文 字 、 六 十 進 法 , 占 星 術 , 彩 文 土 器
銅や青銅などの金属使用
(※太陰暦)
1週7日制の使用
- 5 -
実用的学問の発達
【 ア ッ カ ド 王 国 ( 前 2 5 ~ 前 2 2 世 紀 頃 ) 】 〔 23 セ ム 〕 語 系 ( ア フ ロ = ア ジ ア 語 系 ) ア ッ カ ド 人 が シュメール都 市 を 統 合 。
人種…人類を生物学的特徴(身長・頭の形・皮膚の色・毛髪・目の色・血液型・遺伝子など)で分類した集団→白色人種・黄色
人種・黒色人種など
民族…言語・宗教・習慣などの文化的特徴を共有すると信じている人びとの集団
語族…同系統の言語グループ,その言語を話す人びとの集団
前 24 世 紀 頃 、 サ ル ゴ ン 1 世 ( 戦 争 王 ) が メ ソ ポ タ ミ ア 最 初 の 政 治 的 統 合 を 達 成 。
※ 前 210 0 年 頃 、 ウ ル 第 3 王 朝 [ シ ュ メ ー ル の 復 活 ]
2 代、シュルギ(シュルギ法典)
〔 24 ウ ル ナ ン ム
〕法典(現存する最古の法典)
∴ リ ピ ト イ シ ュ タ ル 法 典 ( 前 1930 年 、 イ シ ン 王 朝 )
【 古 バ ビ ロ ニ ア 王 国 = バ ビ ロ ン 第 1 王 朝 ( 前 1900 頃 ~ 前 1600) 】
セ ム 語 系 ア ム ル 人 の 建 国 。 都 、 〔 25
前 18 世 紀 頃 、 6 代 〔 2 6 ハ ン ム ラ ビ
法典の編纂
バビロン (神の門)〕 守護神マルドゥク
〕王の中央集権。
約 280 項 目 ・ 慣 習 法 の 成 文 化 、 (同 害 )〔 27
エラム人の拠点スサから出土
1901
復讐
〕法の原理「目には目を,歯には歯を」民族,宗教の差別なし
[ 196 条 以 下 身 分 的 規 定 有 り = 被 害 者 の 身 分 に よ り 異 な る 刑 罰 ] b
← 前 1600 年 頃 、 〔 2 8 ヒ ッ タ イ ト
【 イ ン ド = ヨ ー ロ ッ パ 語 系 諸 民 族 の 台 頭 】【 ヒ ッ タ イ ト 王 国( 前 1650~ 前 1200)】〔 29
〔 30 鉄 製
〕の侵入で滅亡。
小 ア ジ ア ・ ア ナ ト リ ア 〕に 成 立 。
〕 武 器 (最 初 に 使 用 )と 馬 の 使 用 で 西 ア ジ ア を 制 圧 。 製 鉄 技 術 の 独 占
都ハットゥシャシュ(ボアズキョイ=現トルコ領)
前 16 世 紀 初 頭 、 〔 3 1 古 バ ビ ロ ニ ア
〕 王 国 を 滅 ぼ す 。 ∴ 前 1286 年 、 カ デ シ ュ の 戦 い ( 対 エ ジ プ ト 軍 )
← 前 1200 年 頃 、 〔 32 「 海 の 民 」 〕 の 侵 入 に よ り 滅 亡 。
※【ミタンニ王国】
フルリ人が多数移住。都 ワシュカンニ
馬の飼育技術で有名。前二千年紀後半,北メソポタミアに建国
※ 【 カ ッ シ ー ト ( カ ッ シ ュ ) 王 国 ( 前 1600 頃 ~ 前 1150) 】
バビロニアを支配するが政治、文化に忠実[海の国]を間に入れバビロン第 3 王朝とも称す。
オ リ エ ン ト 世 界 の 混 乱 期 ( 前 15~ 前 14世 紀 ) … メ ソ ポ タ ミ ア 諸 王 国 と エ ジ プ ト 新 王 国 が 並 立 す る 複 雑 な 政 治 状 況
東地中海世界
シリア・パレスチナ…エジプトとメソポタミアの通路・地中海への出入り口=交通の要地
- 6 -
前 1500年 頃 , セ ム 系 カ ナ ー ン 人 の 活 躍 → 海 上 民 の 進 出 → エ ジ プ ト ・ ヒ ッ タ イ ト の 後 退
→セム系3民族(アラム人・フェニキア人・ヘブライ人)の活動開始
【セム語系諸民族の活動】
《 〔 33 ア ラ ム 〕 人 》
前 10 世 紀 頃 、 〔 34 ダ マ ス ク ス 〕 を 建 国 。
内陸アジア隊商貿易を独占。
前 8 世紀末アッシリアに服属後、アラム語(←フェニキア文字から派生)は国際語(アケメネス朝の公用語)となる。
{ア ラ ム 文 字 → ソ グ ド 文 字 → 突 厥 文 字 ・ ウ イ グ ル 文 字 }
《 〔 35 フ ェ ニ キ ア 〕 人 ( フ ェ ン ク = 造 船 者 ) 》 ミ ケ ー ネ 衰 退 を 機 に 躍 進
レバノン杉,ガラス工芸
前 15 世 紀 、 東 地 中 海 沿 岸 に 都 市 国 家 を 形 成 [ シ ド ン 、 テ ィ ル ス 、 ウガリット、 ビブロス、 ベリトス]
ヒ ッ タ イ ト の 衰 退 後 、 急 速 に 発 展 。 地 中 海 貿 易 を 独 占 し 、 大 西 洋 沿 岸 ま で 植 民 市 建 設 ( 〔 36 カ ル タ ゴ
〕等)
∴ フ ェ ニ キ ア 文 字 = エ シ ゙ フ ゚ ト象 形 文 字 や シ ナ イ 文 字 等 の 影 響 を 受 け 2 2 字 の 〔 3 7 表 音 〕 文 字 創 始
ギ リ シ ア へ 伝 播 = ギ リ シ ア 暗 黒 時 代 ( 前 1 2 0 0 ~ 前 800 ) 。 [ 左 → 右 ・ 母 音 の 表 記 が 加 わ る 。 ] ア ル フ ァ ベ ッ ト 母 音 加 わ る 2 4 文 字
{ 都 市 国 家 の 繁 栄 の 影 に フ ェ ニ キ ア の 影 響 あ り( 文 字 ・ 造 船 術 ・ 植 民 市 の 建 設 )}
《 〔 38 ヘ ブ ラ イ 〕 人 》 前 1 5 00 年 頃 、 メ ソ ホ ゚ タ ミア・ アラビア 方 面 か ら 〔 3 9 パ レ ス チ ナ 〕 に 移 住 。
旧約聖書ではアブラハムに率いられウルからパレスティナへ
1 部 エジフ ゚ トに 入 り 新 王 国 の 抑 圧 か ら 前 1 3 世 紀 頃 〔 4 0 モ ー セ 〕 に よ る 出 エジプトで カナーン に 移 る
前 1000 年 頃 イ ス ラ エ ル ( ヘ ブ ラ イ ) 王 国 を 樹 立 。 2 代 〔 4 1 ダ ヴ ィ デ 〕 ( ペ リ シ テ 人 を 破 る ・イェルサレ ム 建 設 )
前 960 年 頃 、 3 代 、 〔 4 2 ソ ロ モ ン 〕 [ 王 国 最 盛 期 。 シ オ ン の 丘 に 宮 殿 ・ 神 殿 を 建 設 。 ]
前 932 年 、南 北 に
分裂
イ ス ラ エ ル 王 国 ( 前 9 2 2 ~ 前 722 ) ← 〔 4 3 ア ッ シ リ ア 〕 に よ り 滅 亡 。
ユ ダ 王 国 ( 前 9 2 2 ~ 前 5 8 7) ← 〔 4 4 新 バ ビ ロ ニ ア 〕 に よ り 滅 亡 [ ※ バ ビ ロ ン 捕 囚 ]
<※ユダヤ教 (一 神 教 )の形 成 。>
{前 6 世紀後半、アケメネス朝ペルシアにより解放後成立。ヤーウェの神殿再築。}
[ゾロアスター教(善悪二神)の影響!=サタン(悪)の思想・『最後の審判』]
- 7 -
※ユダヤ教の成立。{ヤハウェ唯一神礼拝、ヘブライ語で「在りて在る者」の意}
前 6 世紀、アケメネス朝ペルシアによるバビロン捕囚解放後に神殿を再建し、教団化する。
キ ュ ロ ス 2 世 ( 寛 容 主 義 ) = 前 539 年に新バビロニアに侵入しバビロンに入城
翌年,解放令を発布=イェルサレム神殿再建(第 2 神殿)←70 年ローマ人破壊
旧 約 聖 書 [律 法 主 義 ( モ ー セ の 十 戒 )
一神信仰・偶像を作らず・神の名を悪用せず・安息日の清潔
救世主思想[ヘブライ語でメシア、ギリシア語でキリスト]
父母孝行・不殺生・不姦淫・不盗・不虚偽・人の物を望まぬ
選民思想
最後の審判
∴ 前 63 年 、 ロ ー マ 支 配 下 に よ る ヘ ロ デ の 悪 政 期 。 〔 ユ ダ ヤ 教 の 分 裂 〕
サドカイ派[モーセ律法のみ重視、親ローマ的立場]
パ リ サ イ 派 [ モ ー セ 律 法 以 外 の 伝 承 も 尊 重 し 、 形 式 主 義 に 陥 る 。 反 ローマ的 立 場 ]
ナザレのイエスの出現
{神の絶対愛=「ひたすら神を信ぜよ」
隣人愛=「汝等の隣人を愛せよ」}
[ ユ ダ ヤ 教 の 排 他 制 否 定 。 ] ← ユ ダ ヤ 総 督 、 ホ ゚ ンティウス= ピラトゥス 処 刑 。 [ 皇 帝 テ ィ ベ リ ウ ス 時 代 ]
12 使 徒 ( 直 弟 子 ) の 伝 道 。 { キ リ ス ト ( 救 世 主 ) の 復 活 思 想 }
1 世 紀 後 半 ・ 2 世 紀 前 半 に ユ ダ ヤ 戦 争 勃 発 ( ロ ー マ 帝 国 へ の 反 乱 ) →デ ィ ア ス ポ ラ ( 亡 国 の 民 へ )
『旧約聖書』…ユダヤ教の教典
『新約聖書』とともにキリスト教の教典,ヨーロッパの思想や芸術活動の源泉
【オリエント統一国家の出現】 【〔
1 アッシリア 〕王国(前
8 世 紀 ~ 前 612) 】 [ 徹 底 し た 武 断 主 義 に よ る 国 家 。 ]
前 200 0 年 頃 、 メ ソ ポ タ ミ ア ( ア ッ シ ュ ル テ ィ グ リ ス 川 中 流 ) に 建 国 。 前 1 5 世 紀 に ミ タ ン ニ 王 国 に 服 属 。
鉄製武器と戦車・騎兵で諸国を征服。『オリエント最初の統一』
国内を州にわける→総督の派遣→重税と圧政→服属民の反抗
駅伝制の設置
- 8 -
前 7 32 年 、 ア ラ ム 王 国 征 服 ( 商 人 を 保 護 し , ア ラ ム 語 を 公 用 語 と す る )
サ ル ゴ ン 2 世 ( 前 7 2 2 ~ 前 7 0 5) [ 帝 国 最 盛 期 。 軍 事 的 征 服 と 強 制 移 住 政 策 。 ]
センナへリブ王の治世期
〔 2
ニネヴェ
∴ 前 722 年 、 イ ス ラ エ ル 王 国 滅 亡 。
ティグリス川中流東岸〕に遷都
エ サ ル ハ ド ン { 前 671 年 ( 〔 3 前 7 世 紀 前 半 〕 ) エ ジ プ ト を 征 服 し オ リ エ ン ト 統 一 。 }
※ ア ッ シ ュ ル = バ ニ パ ル 王 ( 前 6 6 8 ~ 前 627 ) = 世 界 最 古 の 大 図 書 館 設 立 。
{ 19 世 紀 発 見 = ギ ル ガ メ シ ュ 叙 事 詩 ( ウ ル ク の 伝 説 的 王 ) / ノ ア の 洪 水 伝 説 に 類 似 。 }
∴ ア ッ シ リ ア 王 国 は 前 612 年 に カ ル デ ア 、 メ デ ィ ア の 連 合 軍 に よ り 滅 亡 。
< エ ジ プ ト ( 第 26 王 朝 ) > < 〔 4 リ デ ィ ア 〕 > < 〔 5 新 バ ビ ロ ニ ア 〕 > < メ デ ィ ア >
( 前 60 9 年 ~ 前 525)
( 前 7 世 紀 ~ 前 5 46)
ハム系・都サイス 印欧語系・都サルデス
( 前 625~ 前 538 )
セム語系・都バビロン
( 前 8 世 紀 末 ~ 前 550)
印 欧 語 系 ・ 都 エクバタナ
∥
∴最古の金属貨幣(エレクトラム(エレクトロン)貨幣=金銀合金貨幣)を鋳造!
<バビロンの空中庭園>
カルデア人(アラム人の 1 派)がナボポラッサルのとき独立。
〔 6 ネブカドネザル 2
〕世
前 606 年 カ ル ケ ミ ッ シ ュ の 戦 い ( エ ジ プ ト = ネ コ 2 世 )
∴ 前 597 年 、 前 5 8 6 年 ユ ダ ヤ ( ユ ダ 王 国 ) の 反 乱 平 定 。 ( バ ビ ロ ン 捕 囚 ) 「 バ ビ ロ ン の 栄 華 」
[城壁補修・ジッグラト・空中庭園(バビロンの吊り庭)]
【〔
7
ア ケ メ ネ ス 〕 朝 ( 前 550~ 前 330) 】
前 20 0 0 年 頃 、 ペ ル シ ア 人 が イ ラ ン 高 原 に 移 住 。 前 7 世 紀 、 メ デ ィ ア に 隷 属 。
キ ュ ロ ス 2 世 ( 前 5 5 9 ~ 前 5 3 0) [ メ デ ィ ア ( 前 5 5 0 討 伐 ) 、 カ ル デ ア を 滅 亡 ( 前 5 3 8 年 、 ヘ ブ ラ イ 人 を 解 放 。 ) ]
寛容主義により,異民族の宗教・慣習を尊重→ユダヤ教成立
カ ン ビ ュ セ ス 2 世 ( 前 530~ 前 522) [ 前 525 年 エ ジ プ ト ・ エ チ オ ピ ア を 征 服 し オ リ エ ン ト 再 統 一 ]
- 9 -
〔 8 ダレイオス 1
〕 世 ( 前 5 2 2 ~ 前 4 8 6) 首 都 〔 9 ス サ 〕 ・ 王 都 ペ ル セ ポ リ ス 建 設 。 [ バ ビ ロ ン ・ エ ク バ タ ナ に も 王 宮 有 り 。 ]
エラム王国の中心
{西方はエーゲ海東岸から東方はインダス川へ至る大領土を支配。}
全 国 を 約 20 州 に 分 け 〔 1 0 サ ト ラ ッ プ
知事
<中央集権体制の整備>
属州制の採用
駅伝制の整備
総督 〕を任命。/巡察使を派遣。(王の耳、王の目)
金 貨 ・ 銀 貨 の 鋳 造 。[ 貨 幣 鋳 造 に よ る 税 制 改 革 。 フ ェ ニ キ ア 人 の 貿 易 を 保 護 ]
〔 1 1 王 の 道 〕 ( 軍 用 道 路 ) の 整 備 。 [ ス サ か ら 小 ア ジ ア の サ ル デ ス 間 ( 2,550 ㎞ ) ]
服属異民族には慣習、宗教面で寛容主義。
∴ 〔 1 2 ゾ ロ ア ス タ ー 〕 教 ( 拝 火 教 ・  教 ) [ ユ ダ ヤ 教 に 影 響 ! ( サタンの 思 想 ) ]
[アフラ=マズダ(善神)とアーリマン(ダエーヴァ=悪神)の二元的哲学。]
ペ ル シ ア 戦 争 ( 前 500~ 前 449 年 ) [ 地 中 海 の 覇 権 を め ぐ り ギ リ シ ア と 抗 争 。 ]
{海上戦・傭兵制に弱点。※フェニキア人との関係に注意。[海上貿易を保護。]}
サ ト ラ ッ プ の 離 脱 運 動 な ど で 衰 え 、 ア レ ク サ ン ド ロ ス の 侵 入 に よ り 、 ダレイオス 3 世 の と き 滅 亡 。
イラン人の文化
領土内の諸民族の文化を統合→国際的な性格→建築・工芸に成果
ゾロアスター教(拝火教)…イラン人固有の善悪二元宗教
ペルシア文字…楔形文字を表音化
善 ( 光 明 ) の 神 = ア フ ラ =マ ズ ダ
悪(暗黒)の神=アーリマン
→世界=両者の絶え間ない闘争の場→最後の審判により楽園に入る=人間の幸福
→ユダヤ教・キリスト教に影響を与えたとされる
→中国(南北朝・隋
唐 時 代 ) へ 伝 播 =教
イラン文明の興隆(アレクサンドロスの遠征後)
ヘレニズム期の西アジア世界
ア レ ク サ ン ド ロ ス の 死 後 … セ レ ウ コ ス 朝 シ リ ア ( ギ リ シ ア 系 前 312~ 前 63) の 支 配
前3世紀半ば…アム川上流域のギリシア人独立→バクトリアの建国(←トハラ)
〔 1 パルティア
↑ポンペイウスに敗北
〕アルサケス(遊牧イラン人の族長),カスピ海東南にパルティア建国
前 2 世 紀 半 ば メ ソ ポ タ ミ ア 併 合 → 都 を ク テ シ フ ォ ン に お く (東 西 貿 易 の 利 益 を 独 占 し て 繁 栄 )
パルティアの文化
初期…ヘレニズム文化の強い影響→王の称号「ギリシア人を愛するもの」
1世紀以降…イラン伝統文化の復活→ギリシア・イラン両方の神々を崇拝
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【〔
2 ササン
〕 朝 ( 224~ 651) 】
農業に基礎をおくイラン人の興隆→パルティアを滅ぼして建国
2 24 年 、 サ サ ン の 孫 の ア ル ダ シ ー ル 1 世 が パ ル テ ィ ア を 破 り , 建 国 。 都 、 〔 3 ク テ シ フ ォ ン 〕 「 イ ラ ン 人 の 諸 王 の 王 」
2 代 、〔 4 シ ャ ー プ ー ル 1 〕世
ロ ー マ と 抗 争 し 軍 人 皇 帝 ヴ ァ レ リ ア ヌ ス を 破 る (260) ク シ ャ ー ナ 朝 を 攻 撃 。イ ン ダ ス 川 西 岸 ま で 進 出 。
( 241~ 272) 西 方 … ロ ー マ 皇 帝 ヴ ァ レ リ ア ヌ ス を 捕 虜 と す る
エデッサの戦い
東方…インダス川西岸に至る地域を統合
「イラン人および非イラン人の諸王の王」
∴5 世紀になりローマとエフタル[トルコ系(白匈奴)]が圧迫。
〔 5 ホスロー1 〕世
○東ローマ皇帝(ユスティニアヌス 1 世)と戦いアンティオキアを占領し、黒海へ進出。
( 531~ 579)
[ 562 年 、 50 年 間 和 平 条 約 締 結 。 ]
○ 5 58 年 頃 、 〔 6
アカデメイアから逃れた学者保護
学問奨励
突厥 〕と組んで〔 7 エフタル 〕を討伐。
《ササン朝の宗教政策》
[ サ サ ン 朝 ペ ル シ ア は 神 権 的 専 制 君 主 国 家 で あ り な が ら 多 く の 異 端 、 異 教 乱 立 に 注 意 せ よ 。]
○ ゾロア ス タ ー 教 が 国 教 的 地 位 「 〔 8『 ア ヴ ェ ス タ ー 』 〕 」 の 整 理 [ 終 末 観 ・ 最 後 の 審 判 ・ 救 世 主 思 想 ]
インド移住
パ ー ル シ ー 教 徒 (ボ ン ベ イ )
○ 〔 9 摩 尼 マ ニ 〕 教 [ 3 世 紀 、 教 祖 マ ニ ( ゾ ロ ア ス タ ー 教 、キ リ ス ト 教 、仏 教 の 融 合 宗 教 ) ]
東方への影響=
ソグド人、ウイグル人を経て中国へ。
[ 唐 の 則 天 武 后 時 代 に 伝 来 。 長 安 に 大 雲 光 明 寺 を 768 年 建 立 。 ]
西方への影響=カルタゴ生まれの有名な教父アウグスティヌスは元マニ教徒∴「告白録」
中 世 キ リ ス ト 教 の 異 端〔 1 0 カ タ リ 〕派 も マ ニ 教 の 流 れ を 受 け る 。※ 1 2 、1 3 世 紀 南 仏 で 流 行 し た ア ル ビ ジ ョ ワ 派 は 十 字 軍 ま で 派 遣 さ る 。
[フィリップ 2 世]
○〔 11 ネ ス ト リ ウ ス
〕派 キ リ ス ト 教
{ 4 2 2 年 テ オ ド シ ウ ス 2 世 と ワ ラ フ ラ ン 5 世 と の 間 で ササン朝 領 内 の キリスト 教 自 由 承 認 は 成 立 。}
431 年 、 エ フ ェ ソ ス 公 会 議 で ネ ス ト リ ウ ス 派 異 端 と な る [ ← → アタナシウス 派 ( 三 位 一 体 説 ) ]
サ サ ン 朝 の 保 護 か ら 中 央 ア ジ ア を 経 て 中 国 へ と 伝 播 す る 。 〔 12
[ 7 81 年 、 大 秦 景 教 流 行 中 国 碑
景教
〕
∴ 阿 羅 本 ( アラボン) ]
63 7 年 、 ヤ ズ デ ギ ル ド 3 世 の 時 イ ス ラ ー ム 軍 に ク テ シ フ ォ ン を 占 領 さ れ 、 6 4 2 年 、 ニ ハ ー ヴ ァ ン ド の 戦 い で 敗 れ る 。
建築・美術・工芸の発達…銀器・ガラス器・毛織物・彩釉陶器の技術
→イスラーム時代へ継承→西方…ビザンツ~地中海世界
東方…中国(南北朝・隋・唐)から朝鮮・日本(飛鳥・奈良時代)へ伝播,日本代表例…法隆寺の獅子狩文錦,正倉院の漆胡瓶
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