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ダウンロード - 東京都環境局

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ダウンロード - 東京都環境局
大規模事業所への温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度
テナント省エネセミナー
東京都環境局
平成26年7月
本日の説明内容
1.総量削減義務と排出量取引制度
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表
する仕組み
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
(休憩)
4.中小テナントビル向け「カーボンレポート制度」
5.優良事業者による事例紹介
2
1.総量削減義務と排出量取引制度
1.東京都の気候変動対策
東京都の温室効果ガス削減目標
2020年までに2000年比 25% 削減
・2006年12月、東京都の全体計画『10年後の東京』において規定
・2013年 1月、『2020年の東京へのアクションプログラム2013』でも継承
【設定の考え方】
 危険な気候変動による影響を回避するためには、2050年には世界全体の
温室効果ガス排出量を少なくとも半減。
 先進国の大都市こそ、大幅なCO2削減を可能とする低炭素型都市
への移行を先導しなければならない。
 急成長を続けるアジアなど途上国の都市に対しても、目指すべき都市
の姿を実践的に示す。
 「低燃費」都市にいち早く転換し、エネルギー制約・環境制約の強まる時
代においても、都市機能の維持・成長を可能に。
2014 年3月 東京のエネルギー消費量を
2020年までに20%削減(2000年比)する目標を設定
3
1.総量削減義務と排出量取引制度
2.東京都全体で取り組む気候変動対策
都のCO2排出量(部門別)
大規模事業所への「総量削減義務」の導入
●総量削減義務と排出量取引制度
業務・産業
部門
約45%
大規模事業所
中小規模事業所の省エネ促進
約4割
(約1400事業所)
中小規模
事業所
約6割
(約69万事業所)
家庭部門
約29%
運輸部門
約23%
約5039万トン
(2011年度確定値)
※電気の排出係数は2001年度値を活用
●地球温暖化対策報告書制度 ●省エネ減税
●カーボンレポート ●みえる化プロジェクト など
家庭の節電・省エネを進める
●家庭の省エネアドバイス ●環境学習の推進
●家庭の省エネベンチマーク
自動車部門のCO2削減
●次世代自動車普及 ●自動車環境管理計画書制度
●物流ベンチマークによる効率化の推進 など
環境都市づくり制度の導入・強化
●新築建築物の環境性能の評価と公表
●省エネ性能基準の義務付け
●大規模都市開発での省エネ性能条件化、地域でのエネ
ルギー有効利用 ●都有施設における率先行動 など
確実に「2020年2000年比▲25%削減」へ
4
1.総量削減義務と排出量取引制度
3-1.総量削減義務と排出量取引制度
におけるCO2排出量削減実績
2010年度
2011年度
2012年度
2014年1月末時点で審査の完了した98%の事業所の値を基に集計
※1
基準排出量とは:
事業所が選択した2002年度から2007年度までの間のいずれか連続する3か年度排出量の平均値
震災直後の2011年度に引き続き、2012年度も前年と同じ22%もの
大幅削減が継続。
5
1.総量削減義務と排出量取引制度
3-2.CO2排出量の削減が維持された要因
 室内温度の緩和や外気導入量の削減などの運用対策の維持や、LED の
導入などの追加対策の実施により、CO2排出量の削減が維持されたと考え
られます。
 対象事業所は、毎年度新たな対策を計画しており、今後も削減が進むこと
が見込まれます。
6
1.総量削減義務と排出量取引制度
4-1.東京都の施策と都内事業所の省エネ
対策への高い関心 ~ 政府・国内自治体 ~
2013/3 環境省「環境的に持続可能な都市ハイレベルセミナー」
にて東京の低炭素政策について発表
2013/5 自民党本部 環境・温暖化対策調査会、環境部会合同
会議で総量削減義務と排出量取引制度を中心とした
東京都の気候変動対策を説明
2013/8 外務省「アジア気候変動政策対話」にて東京都の建築物
対策について発表
2014/3 外務省「東アジア低炭素成長ナレッジプラットホーム事業」
にて東京都の建築物対策の発表
【東京都環境局HPにて公開中!】
●都内事業所における「賢い節電&省エネ対策」事例レポート(2011年夏・2012年夏)」
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/climate/setsuden/good_practices/good_practices_2012summer.html
7
1.総量削減義務と排出量取引制度
4-2.東京都の施策と都内事業所の省エネ
対策への高い関心 ~ 海外 ~
2013年9月 「C40・シーメンス大都市気候リーダーシップ賞」
・気候変動対策で優れた取組を行う自治体を表彰
→キャップ&トレード制度開始2年目でCO2
排出量を23%削減したことを評価 2014年6月 国連気候変動枠組条約技術専門家会議
・先進的に気候変動対策に取り組む都市の取組を
世界各国と共有する会議に東京が招聘され参加
→東京都のキャップ&トレード制度への高い評価
2011年11月 「ガバメントリーダーシップ賞」
・建築物の低炭素化に積極的な自治体を表彰
→オフィスビルを含む1,300以上を対象とした
世界初の都市型キャップ&トレード導入を評価
国際会議等への参加
2014年度
2013年度
2012年度
2011年度
8
1.総量削減義務と排出量取引制度
5.総量削減義務と排出量取引制度とは
総量削減義務
排出量取引
■ 都内の大規模事業所が、温室
効果ガスを排出できる上限の量を
設定し、計画期間に渡っての事業
所における温室効果ガス排出量
を、設定した上限量以下にする義
務
■ 総量削減義務の履行手段の一
つ。
他社における温室効果ガス削
減量や環境価値を取得(購入)す
ることで、自ら削減したことと同じよ
うな効果をもたらすことができる。
⇒ キャップ&トレード(C&T)
9
1.総量削減義務と排出量取引制度
6-1.総量削減義務と排出量取引制度の
対象事業所①
【対象となる事業所 】
前年度の燃料、熱、電気の使用量が、
原油換算で年間1,500kℓ以上の事業所
【事業所の範囲 】
■ 制度対象となる単位について
○:「建物」「施設」単位
⇒ビル毎のイメージ
×:「事業者」「法人」単位
10
1.総量削減義務と排出量取引制度
6-2.総量削減義務と排出量取引制度の
対象事業所②
【指定地球温暖化対策事業所 】
前年度の燃料、熱、電気の使用量が、
原油換算で年間1,500kℓ以上の事業所
《義務内容》
・計画書提出、排出量報告、組織体制整備等
【特定地球温暖化対策事業所 】
燃料、熱、電気の使用量が、
3か年連続して原油換算で年間1,500kℓ以上の事業所
《義務内容》
・指定事業所の義務に加え、総量削減義務が課される。
11
1.総量削減義務と排出量取引制度
7.総量削減義務の対象者
● 義務者
原則対象となる事業所の所有者(オーナー)
● 義務を負うことが可能な事業者(例)
○ 大規模設備改修を実施する権限を有している事業者
☆ 特定テナント等事業者
☆ 事業所の排出量の5割以上を排出しているテナント事業者
☆ 複数のテナント事業者(事業所の排出量の1割以上を排出して
いる者に限る。)が合計で事業所の排出量の5割以上を排出して
いる場合の、その複数のテナント事業者
※「○」単独で義務者となることができる。
※「☆」所有者等と共同で義務者となる場合に限る。
12
1.総量削減義務と排出量取引制度
8.削減計画期間
● 削減計画期間:5年間
第一計画期間:2010~2014年度
第二計画期間:2015~2019年度
以後、5年度ごとの期間
● 総量削減義務の履行期限
計画期間終了後、1年6ヶ月間の整理期間の後、履行期限となる。
(例)第一計画期間の履行期限
履行期限
2016年9月末
2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度
計画期間
※ 第1計画期間の整理期間は2015年4月~2016年9月末
整理期間
13
1.総量削減義務と排出量取引制度
9.〔第一計画期間〕 削減義務率
● 「大幅削減に向けた転換始動期」として位置付け、次のとおり削減義
務率を設定
区 分
削減義務率
Ⅰ-1
オフィスビル等※1と地域冷暖房施設
(「区分Ⅰ-2」に該当するものを除く。)
8%
Ⅰ-2
オフィスビル等※1のうち、
地域冷暖房等を多く利用している※2事業所
6%
区分Ⅰ-1、区分Ⅰ-2以外の事業所(工場等※3)
6%
Ⅱ
※1 オフィスビル、官公庁庁舎、商業施設、宿泊施設、教育施設、医療施設等
※2 事業所の全エネルギー使用量に占める地域冷暖房等から供給されるエネルギーの割合が20%以上
※3 工場、上下水施設、廃棄物処理施設等
〔第二計画期間〕
◆「より大幅なCO2削減を定着・展開する期間」
として削減義務率を強化
区 分
Ⅰ-1
Ⅰ-2
Ⅱ
削減義務率
17%
15%
15%
14
1.総量削減義務と排出量取引制度
10.テナント事業者の責務
● 効果的な温室効果ガスの削減の推進のためには、
所有者、テナント事業者双方の取組が必要
所有者を義務対象の基本としつつ、テナントにも以下の義務がある
◆ 全てのテナント事業者に、事業所の所有者の削減対策に協力する義務
◆ 特定テナント等事業者※には、テナント事業者独自の対策の計画書を作
成・提出し、その計画に基づき対策を推進する義務
※特定テナント等事業者の要件
毎年度5月末時点において、
 床面積5,000㎡以上を使用している事業者
 前年6月1日からの1年間の電気使用量が600万kWh以上の事業者
15
1.総量削減義務と排出量取引制度
11.オーナーとテナント事業者の主な役割
対象事業所の所有者
協力体制
● 排出量の把握及び削減に協力
● 協力推進体制に参画(努力義務)
指定地球温暖化対策事業者
● オーナー・テナント間の推進体制整備
● 統括管理者、技術管理者の選任
● 地球温暖化対策計画書の提出・公表
など
特定テナント等事業者
● 特定テナント等地球温暖化対策計
画書の提出及び同計画書に基づき対
策を推進
「地球温暖化対策計画書」
「特定テナント等地球温暖化対
策計画書」
全てのテナント事業者
提出
「特定テナント等地球温暖化対
策計画書」
テナント点検表
テナント点検表
特定地球温暖化対策事業所
● 上記に加えて排出総量の削減
● 協力推進体制への参画
● オーナーからの共同削減義務申し
出への対応(努力義務)
提出
東京都
必要に応じて、指導・助言
場合によっては、勧告、違反事実の公表
16
1.総量削減義務と排出量取引制度
12-1.特定テナント等地球温暖化対策計画書
● 特定テナント等地球温暖化対策計画書とは
・義務者(所有者)を経由して、東京都に毎年度11月末日までに提出
※提出に当たっては、第三者検証は不要
・東京都ホームページにて公表
(2) 温室効果ガスの排出量の推計方法
燃料等の種類
2014
年度
2014 年
月
推計方法
②
日
①
特定テナント等地球温暖化対策計画書
③
④
⑤
⑥
⑦
《計画書(提出書類)の構成》
9 特定温室効果ガスの排出量の増減があった場合に考えられる要因
1 特定テナント等事業者の概要
東 京 都 知 事 殿
(1) 特定テナント等事業者の氏名(法人にあっては名称)
届出者
住
テナント点検表【事務所版】
(2) 特定テナント等事業所の概要
氏
分 類 番 号
産 業 分 類 名
主 た る 用 途
のセルを入力してください
2014 年
月
日
No.
㊞
対策分類
対策項目
/70
選択肢
推進体制の整備について、昨年度の状況をお答えください
10 特定テナント等事業所の要件に関する状況
法 人 に あ っ て は 名 称 、 代 表 者 の 氏 名自らの事業所内に省エネ対策の推進体制(CO2削減推進会議)を整備している
か
(CO2削減推進会議とは、具体的なCO2削減量の目標や実施計画を検討し、
用 所 床在 地面
積
今 年 度 5 月 末 日
及 び 主 た る 1事 務使 所 の
特定テナント等事業所の延べ面積
電
2
前年度末
気
㎡
1:整備している
0:整備していない
その対策の実施を決定する会議体であり、取組の進捗状況、進捗予定、CO2削
減に関する情報等が議題としている会議体とする)
テナント事業者 役員クラスが推進体制(CO2削減推進会議)の責任者になっているか
1:なっている
の
(役員クラスとは、当該事業所のCO2削減対策に関する権限を有する所長等を
0:なっていない
推進体制の整備 含む)
使
用
量
回答
前年度6月1日から
千kWh
㎡ 今年度5月末日まで
2:四半期に1回以上
自らの事業所内の推進体制(CO2削減推進会議)をどの程度の頻度で実施して
1:年1回以上
いるか
0:実施無し
㎡
㎡
名
㎡
商
業 前年度末
㎡名
部
署
事業所
用
都民の健康と安全を確保する環境に関する条例第
7条 第5
規定 によ り特 定テ ナン
省エネ対策を実施した後、その効果の検証をどの程度実施しているか
宿
泊 項の
前年度末
の種類
㎡
途
(改善策に関するCO2削減効果の検証が、改善策の項目数に対してどの程度の
5
効果検証
事
務
所
前年度末
特定テナント等地球温暖化対策計画書提出書
11 推進責任者の氏名等
3
前年度末
局
氏
前年度末
教
育
前年度末
医
療
前年度末 連
文
化
前年度末
物
流
前年度末
オーナー・テナ
7
場
前年度末
工 場そ の他 上記 以外
前年度末
8
放
報
通
送
ト等地球温暖化対策計画書を次のとおり提出します。
別
内
訳
指定(特定)地 球温 暖化 対策
事
業
所
の
名
称
指定(特定)地 球温 暖化 対策
事 業 所 の 所 在 地
区
特 定 テ ナ ン ト 等
地 球 温 暖 化 対 策 計 画 書
事
連
※受付欄
業
絡
の
先
4:全て整備
PDCA管理サイクル(計画・実施・確認・処置)の実施体制をどの程度整備し
3:計画・実施・確認のみ
PDCA管理サイ
ているか
2:計画・実施のみ
クルの
(計画・実施・確認・処置のそれぞれに対する実施体制及び実施内容が、書類
1:計画のみ
実施体制の整備
等で確認できる場合は、「全て整備」を選択)
0:整備していない
4
6
駐
指定(特定)地 球温 暖化 対策
事 業 所 の 指 定 番 号
組織体制の整備
信
情
業
種
等
⑧
0
総得点
名
特定テナント等事業所の名称
事業の
業 種
黄色
提出年月日
特定テナント等事業者の氏名(法人にあっては名称)
指定地球温暖化対策事業所の指定番号及び名称
指定地球温暖化対策事業所の所在地
特定テナント等事業所の名称
特定テナント等事業所の業種
所
電
絡
先
番
㎡号
㎡
3:毎月実施
2:四半期に1回以上
1:年1回以上
0:参画していない
2:提案した、もしくは提案を受け対応している(対応中含む)
1:提案した、もしくは提案を受けたが、実現に至っていない
0:双方、提案したことはない
㎡
㎡
電 子 メ ー ル ア ト ゙ レ ス
㎡
これまで、オーナーとのやり取りの中で、ビル共用部における省エネ対策の提
ビル共用部
㎡
案をした、もしくは提案を受けたことがあるか
における協力
(「1」又は「2」を選択した場合、備考欄に具体的な提案内容を記載)
点検表(事務所版)
9
評価シート
オーナーからのエネルギー使用量に関する情報について、どの程度の単位
エネルギー使用
(『範囲』及び『時間』)で受けているか
量の把握
(テナント自身が把握している場合も含む)
エネルギー使用
量
点検表アンケート
10
4:概ね100%
3:80%以上
2:50%以上
1:50%未満
0:実施無し
これまで、オーナーとのやり取りの中で、テナント専有部における省エネ対策
テナント専有部
の提案をした、もしくは提案を受けたことがあるか
における協力
(「1」又は「2」を選択した場合、備考欄に具体的な提案内容を記載)
12 添付する書類
別添のとおり
会社名
郵便番号
概
要
住所
所属名
担当者名
電話番号
FAX番号
メールアドレス
備考
割合で実施しているか)
フ ァ ク シ ミ リ 番 号
ント間の協力
車
話
オーナーの協力 オーナーが整備する協力推進体制にどの程度の頻度で参画しているか
推進体制への参 (協力推進体制とは、オーナーが整備するテナント等事業者と協力して地球温
画
暖化の対策を推進するための体制のこと)
エネルギー使用
エネルギー使用量について、どのように社員に周知しているか
量の周知
2:提案した、もしくは提案を受け対応している(対応中含む)
1:提案した、もしくは提案を受けたが、実現に至っていない
0:双方、提案したことはない
4:用途(空調・照明・コンセント等)や区画ごとの範囲を、日又は時間単
位で把握
3:用途や区画ごとの範囲を、月単位で把握
2:範囲はなく、総使用量を、日又は時間単位で把握
1:範囲はなく、総使用量を、月単位で把握
0:受けていない(把握していない)
△別紙(
1
)のとおり
△別紙(
2
)のとおり
△別紙(
3
)のとおり
3:グラフ化等、傾向分析が分かるよう加工して、全社員に周知
2:グラフ化等、傾向分析が分かるよう加工して、一部の社員のみ
に周知
1:加工はしていないが、社員に周知
0:周知していない
△別紙(
備考 △印の欄には、計画書に添付する各別紙に一連番号を付けた上、該当する別紙の番号を記入すること。
)のとおり
実施計画
(実施予定)
備考欄
① 提出書(鑑)
② 特定テナント等事業所の概要
③ 地球温暖化対策の推進体制
④ 推進に係る目標・目標を達成するための
計画及び実施状況
⑤ 温室効果ガス排出量
⑥ 温室効果ガス排出量の算定シート
⑦ 特定テナントの要件状況・推進責任者
⑧ テナント点検表
(3) 特定テナント等事業所の要件
使
用
床
面
積
今 年 度 5 月 末 日
5,000
㎡
以上
電
気
使
用
量
前 年度 6月 1日 から
今 年度 5月 末日 まで
6,000
千kWh
以上
17
1.総量削減義務と排出量取引制度
12-2.特定テナント等地球温暖化対策計画書
~ 昨年度からの改正点について① ~
● 特定テナント等事業所の概要 ⇒ 記載項目の簡素化
年度
特定テナント等地球温暖化対策計画書
1 特定テナント等事業者の概要
(1) 特定テナント等事業者の氏名(法人にあっては名称)
(2) 特定テナント等事業者が使用している指定(特定)地球温暖化対策事業所の概要
指 定 ( 特 定 ) 地 球 温 暖 化
対 策 事 業 所 の 名 称
指 定 ( 特 定 ) 地 球 温 暖 化
対 策 事 業 所 の 所 在 地
指定番号
削除
(3) 特定テナント等事業所の概要
特テ番号
※
特定テナント等事業所の名称
(6) 計画書作成の担当部署
名
連
絡
先
称
電
話
番
号
ファクシ ミリ 番号
電子メールアドレス
削除
18
1.総量削減義務と排出量取引制度
12-3.特定テナント等地球温暖化対策計画書
~ 昨年度からの改正点について② ~
● 温室効果ガス排出量 ⇒ その他ガス項目の削除
7 温室効果ガス排出量
(1) 温室効果ガス排出量の推移
単位:t(二酸化炭素換算)
年度
年度
年度
年度
年度
特定温室効果ガス
(エネルギー起源CO 2 )
非エネルギー起源
二酸化炭素(CO 2 )
メタン
(CH 4 )
そ
の
他
ガ
ス
一酸化二窒素
(N 2 O)
ハイドロフルオロカーボン
(HFC)
パーフルオロカーボン
(PFC)
削除
(2) 事業活動の量及びその他ガス排出量の算定
事業活動の種別
六ふっ化いおう
(SF 6 )
上水・下水
推計
単位
活動量
その他ガス排出量
(二酸化炭素換算)
排出係数
水
公
道
及
共
び
工
下
業
用
水
合計
水
道
道
排出量(t)
削除
千㎥
千㎥
合 計
19
1.総量削減義務と排出量取引制度
12-4.特定テナント等地球温暖化対策計画書
~ 昨年度からの改正点について③ ~
● テナント点検表 ⇒ 項目内容の見直し及び項目数の削除
テナント点検表【事務所版】
背景色が
黄色
提出年月日
特定テナント等事業者の氏名(法人にあっては名称)
指定地球温暖化対策事業所の指定番号及び名称
指定地球温暖化対策事業所の所在地
特定テナント等事業所の名称
特定テナント等事業所の業種
のセルを入力してください
2013 年
昨年度版
(2013年度)
月
日
0
総得点
0
/100
+加点
/8
※凡例 無印:一般項目 ●:重点項目 ◎:加点項目 ◇:減点項目 ★:アンケート項目(得点対象外)
No.
対策分類
a
対策項目
トップ
レベル
認定基
準 No.
自らの事業所内に省エネ対策の推進体制(CO2削減推進会議)を整備している
か
(CO2削減推進会議とは、具体的なCO2削減量の目標や実施計画を検討し、
その対策の実施を決定する会議体であり、取組の進捗状況、進捗予定、CO2削
減に関する情報等が議題としている会議体とする)
Ⅰ
1.1
種類※
選択肢
推進体制の整備について、昨年度の状況をお答えください
1
●
テナント事業者
の
推進体制の整備
2
3
組織体制の整備
4
PDCA管理サイ
クルの
実施体制の整備
5
オーナーの協力
推進体制への参
画
6
見える化システ
ムの導入
7
8
エネルギー使用
量
エネルギー使用
量の把握
9
回答
実施計画
(実施予定)
備考欄
テナント点検表【事務所版】
役員クラスが推進体制(CO2削減推進会議)の責任者になっているか
(役員クラスとは、当該事業所のCO2削減対策に関する権限を有する所長等を
含む)
1:整備している
0:整備していない
1:なっている
0:なっていない
●
自らの事業所内の推進体制(CO2削減推進会議)をどの程度の頻度で実施して
いるか
Ⅰ
1.2
3:月1回以上
2:年4回以上
1:年1回以上
0:実施していない
●
PDCA管理サイクル(計画・実施・確認・処置)の実施体制をどの程度整備し
ているか
(計画・実施・確認・処置のそれぞれに対する実施体制及び実施内容が、書類
等で確認できる場合は、「全て整備」を選択)
Ⅰ
1.3
4:全て整備
3:計画・実施・確認のみ
2:計画・実施のみ
1:計画のみ
0:整備していない
●
オーナーが整備する協力推進体制にどの程度の頻度で参画しているか
(協力推進体制とは、オーナーが整備するテナント等事業者と協力して地球温
暖化の対策を推進するための体制のこと)
Ⅰ
1.2
3:年6回以上
2:年2回以上
1:年1回
0:参画していない
オーナーへの提
案
11
No.
12
オーナーからの
提案
2014 年
対策分類
月
日
0
総得点
対策項目
/70
選択肢
回答
実施計画
(実施予定)
備考欄
推進体制の整備について、昨年度の状況をお答えください
自らの事業所内に省エネ対策の推進体制(CO2削減推進会議)を整備している
か
1:整備している
(CO2削減推進会議とは、具体的なCO2削減量の目標や実施計画を検討し、
0:整備していない
その対策の実施を決定する会議体であり、取組の進捗状況、進捗予定、CO2削
減に関する情報等が議題としている会議体とする)
1
エネルギー使用量に関する見える化システムを導入しているか
(オーナーが導入している場合も含む)
2:1に加えて、イントラネット等を介して、社員がいつでもエ 2
ネルギー使用量を見ることができる
1:導入しており、社員への情報提供や省エネ対策の立案等に活
用している
0:導入しているが、活用していない
3
該当無:導入していない
オーナーからエネルギー使用量に関する情報をどの程度の単位(時間)で受け
ているか
(テナント自身が把握している場合も含む)
2:日単位又は1時間単位
1:月単位
0:受けていない
オーナーからエネルギー使用量に関する情報をどの程度の単位(範囲)で受け
ているか
(テナント自身が把握している場合も含む)
2:用途ごと(空調、照明、コンセントなど)やエリア単位
1:総使用量のみ
0:受けていない
エネルギー使用量について、社員に分かりやすいように加工しているか
1:グラフやコメントの挿入など、分かりやすく加工
0:加工していない
エネルギー使用量について、社員に周知しているか
2:全社員に周知
1:一部の社員に周知
0:周知していない
6
オーナーにテナント専有部や共用部における省エネ対策の提案を行ったか
(「1」又は「2」を選択した場合、備考欄に具体的な提案内容を記載)
2:専有部及び共用部について提案した
1:専有部又は共用部について提案した
0:提案しなかった
7
オーナーからテナント専有部や共用部における省エネ対策の提案を受けたか
(「1」又は「2」を選択した場合、備考欄に具体的な提案内容を記載)
2:専有部及び共用部について提案を受け、協力した
1:専有部又は共用部について提案を受け、協力した
0:提案を受けなかった
テナント事業者 役員クラスが推進体制(CO2削減推進会議)の責任者になっているか
1:なっている
の
(役員クラスとは、当該事業所のCO2削減対策に関する権限を有する所長等を
0:なっていない
推進体制の整備 含む)
2:四半期に1回以上
自らの事業所内の推進体制(CO2削減推進会議)をどの程度の頻度で実施して
1:年1回以上
いるか
0:実施無し
組織体制の整備
4:全て整備
PDCA管理サイクル(計画・実施・確認・処置)の実施体制をどの程度整備し
3:計画・実施・確認のみ
PDCA管理サイ
ているか
2:計画・実施のみ
クルの
(計画・実施・確認・処置のそれぞれに対する実施体制及び実施内容が、書類
1:計画のみ
実施体制の整備
等で確認できる場合は、「全て整備」を選択)
0:整備していない
4
オーナー・テナ
ント間の協力
のセルを入力してください
今年度版
(2014年度)
5
効果検証
エネルギー使用
量の周知
10
黄色
提出年月日
特定テナント等事業者の氏名(法人にあっては名称)
指定地球温暖化対策事業所の指定番号及び名称
指定地球温暖化対策事業所の所在地
特定テナント等事業所の名称
特定テナント等事業所の業種
オーナー・テナ
ント間の協力
オーナーの協力 オーナーが整備する協力推進体制にどの程度の頻度で参画しているか
推進体制への参 (協力推進体制とは、オーナーが整備するテナント等事業者と協力して地球温
画
暖化の対策を推進するための体制のこと)
3:毎月実施
2:四半期に1回以上
1:年1回以上
0:参画していない
これまで、オーナーとのやり取りの中で、テナント専有部における省エネ対策
テナント専有部
の提案をした、もしくは提案を受けたことがあるか
における協力
(「1」又は「2」を選択した場合、備考欄に具体的な提案内容を記載)
2:提案した、もしくは提案を受け対応している(対応中含む)
1:提案した、もしくは提案を受けたが、実現に至っていない
0:双方、提案したことはない
これまで、オーナーとのやり取りの中で、ビル共用部における省エネ対策の提
案をした、もしくは提案を受けたことがあるか
(「1」又は「2」を選択した場合、備考欄に具体的な提案内容を記載)
2:提案した、もしくは提案を受け対応している(対応中含む)
1:提案した、もしくは提案を受けたが、実現に至っていない
0:双方、提案したことはない
ビル共用部
における協力
8
4:概ね100%
3:80%以上
省エネ対策を実施した後、その効果の検証をどの程度実施しているか
(改善策に関するCO2削減効果の検証が、改善策の項目数に対してどの程度の 2:50%以上
1:50%未満
割合で実施しているか)
0:実施無し
オーナーからのエネルギー使用量に関する情報について、どの程度の単位
エネルギー使用
(『範囲』及び『時間』)で受けているか
量の把握
(テナント自身が把握している場合も含む)
4:用途(空調・照明・コンセント等)や区画ごとの範囲を、日又は時間単
位で把握
3:用途や区画ごとの範囲を、月単位で把握
2:範囲はなく、総使用量を、日又は時間単位で把握
1:範囲はなく、総使用量を、月単位で把握
0:受けていない(把握していない)
エネルギー使用
エネルギー使用量について、どのように社員に周知しているか
量の周知
3:グラフ化等、傾向分析が分かるよう加工して、全社員に周知
2:グラフ化等、傾向分析が分かるよう加工して、一部の社員のみ
に周知
1:加工はしていないが、社員に周知
0:周知していない
☆ 点検表改正内容の詳細については、次章「特定テナントにおける省エネ対策
の取組を評価・公表する仕組み」に掲載しております。
9
エネルギー使用
量
10
20
1.総量削減義務と排出量取引制度
13.特定テナント等地球温暖化対策計画書
~提出までの流れ~
8月
9月
10月
11月
「特定テナント等地球温暖化対
策計画書」
テナント点検表
提出期限【
特定テナント等事業所
の要件該当の確認
作成
適宜相談・協力
オーナー
「地球温暖化対策計画書」
作成
11
月末日 】
※
提出
特定テナント等事業者
7月
都へ提出
※ 東京都へ直接提出するのではなく、オーナー経由で書類を提出する。
21
1.総量削減義務と排出量取引制度
14.テナント事業者に関する規定
環境確保条例
(第7条)
指定地球温暖化対策事業者とテナント等事業者の協力推進体制、
計画書の提出等を規定
(第8条の2)
地球温暖化対策計画書、
特定テナント等地球温暖化対策計画書についての評価、公表、表
彰について規定
環境確保条例施行規則
(第4条の25)
(第4条の26)
特定テナント等事業者の該当要件や計画書の内容等を規定
地球温暖化対策指針
(第1編 第6)
テナント等事業者の役割、推進責任者の設置、温室効果ガス排出量
の把握等を規定
22
本日の説明内容
1.総量削減義務と排出量取引制度
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表
する仕組み
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
(休憩)
4.中小テナントビル向け「カーボンレポート制度」
5.優良事業者による事例紹介
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
1.テナント事業者における省エネ対策推進の
必要性
● 第二計画期間に向けて
・第二計画期間(2015~2019年度)の削減義務率が原則として17%
又は15%となる中、テナントを抱える対象事業者における義務履行に向
けては、より一層のテナント事業者の省エネ対策の推進及び協力体制
の強化が求められる。
● 省エネ対策の体制強化
・省エネ対策を推進しているテナント事業者がいる一方、省エネに関す
るノウハウや人材が不足しているテナント事業者も存在するため、都でも
省エネの取組をサポートする必要がある。
省エネ対策の取組を評価・公表する仕組みを導入
24
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
2.評価・公表の効果
● 省エネ対策を進めている事業者が社会的に評価を受け
られるよう、優れた事業者を広く知ってもらい、その取組
を多くの事業者に展開させる
● 評価による効果
【省エネ意識のインセンティブ付け】
◆ 省エネ対策を進める動機付け
◆ 評価に向けた目標設定による省エネ対策の底上げ作用
◆ 省エネ対策項目の気付き ⇒ ノウハウの蓄積
● 公表による効果
【同業他社との比較確認】
◆ 自社の省エネ対策の度合いを相対的に比較することによって、位置付けを
把握できるとともに、他社の取組を参考にできる。
25
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
3.評価対象
● 評価対象事業者
特定テナント等事業者
= 「特定テナント等地球温暖化対策計画書」を提出する事業者
《評価対象外事業者》
・ 「特定テナント等地球温暖化対策計画書」提出初年度の事業者
・ 「 〃 」提出2年目で、前年度の排出量が通年実績でない事業者
【評価対象外の例】 今年度提出ケース
7 温室効果ガス排出量
(1) 温室効果ガス排出量の推移
単位:t(二酸化炭素換算)
2009
年度
2010
年度
2011
年度
特定温室効果ガス
年度
2013
年度
1,200
(エネルギー起源CO 2 )
『排出量の実績がない』
2012
又は
『排出量の実績が12ヶ月分を満たない』
26
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
4.評価の考え方
● 「特定テナント等地球温暖化対策計画書」の点検表及び
温室効果ガスの削減実績を勘案して評価を行う。
〔評価イメージ〕
特定テナント等地球温暖化対策計画書
省エネ対策
テナント点検表
温室効果ガス
排出実績
評価点:最大70点
評価点:最大30点
【総合評価】
◆ 点検表と削減実績の合計点に応じて、6つの評価区分を設ける。
27
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
5-1.テナント点検表による評価
● 評価方法
◆ 省エネにおける体制・対策を点数化したチェックリスト(=テナント点
検表)の実施状況を評価
※ 昨年度版の点検表との違い
◆ 昨年度版は項目数を70程度用意し、試行的に運用
◆ 今年度からの『~評価・公表する仕組み』の本格施行に向けて、試行結果、アンケ
ート、ヒアリング等を踏まえ、内容を見直し
◆ 取組が可能であるかつ、展開すべく対策が明確にするとともに、点検表作成の負担
感を考慮し、項目数を30項目に絞り込み
28
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
5-2.テナント点検表による評価
● テナント点検表の種類・構成
推進体制の整備
運用・導入対策
事務所
商業
宿泊
データセンター
【30項目】
【30項目】
【30項目】
【30項目】
12項目
13項目
13項目
6項目
バックヤード
事務所
バックヤード
事務所
事務所
共用部
4項目
4項目
5項目
売場
接客エリア
サーバールーム
13項目
13項目
19項目
18項目
※ この4業種に該当しない事業所においては、事務所版を使用下さい。
29
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
5-3.テナント点検表による評価
● 対策項目の主な概要
【推進体制の整備】
事務所
商業
宿泊
データセンター
共通
◆ 省エネ対策における組織体制について
◆ オーナー・テナント間の協力関係について
【運用・導入対策】
事務所
◆オフィス内の照明・空調・コンセント・サーバについて
商業
◆バックヤード・事務所内の照明・空調・コンセントについて
◆売場内の照明・空調・食料品・飲食関連設備について
宿泊
◆バックヤード・事務所内の照明・空調・コンセントについて
◆宿泊エリア照明・空調及び宴会・料飲部門の関連設備について
データセンター
◆サーバールーム以外の照明・空調・電気設備について
◆サーバールーム内の照明・空調・関連機器について
30
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
5-4.テナント点検表による評価
● 評価点
【全体(30項目)】
◆ 合計点最大
事務所
70点
推進体制の整備
運用・導入対策
商業
30点
40点
宿泊
データセンター
15点
55点
【1項目当たり】
◆ 基本
1~3点※
※ 1点項目は、商業・宿泊版の№1・2のみ(事務所・データセンター版は2点)になります。
※ 3点項目は、選択肢が4つある項目、備考欄への記載が必須の項目等になります。
※ 運用・導入対策の項目において、事業者によっては該当しない項目があります。
その場合、該当無しの項目の配点は他の項目に均等に振替られます。
31
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
6-1.排出実績による評価
● テナント点検表は自己申告によるため、取組が反映され
ているか排出実績の観点からも評価を行う。
● 評価方法
◆ 基準年度をテナント事業者が任意に設定※し、評価年度の排出実
績を対基準年度比の削減率にて評価
※一度決めた基準年度は、翌年度以降変更できません。
【例】 今年度提出ケース
7 温室効果ガス排出量
(1) 温室効果ガス排出量の推移
単位:t(二酸化炭素換算)
2009
特定温室効果ガス
(エネルギー起源CO 2 )
年度
1,300
2010
年度
1,500
2011
年度
1,100
基準年度を任意に設定
2012
年度
1,150
2013
年度
1,200
32
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
6-2.排出実績による評価
● 評価点
◆ 特定温室効果ガスの対基準年度比の削減率より、次のように配点
削減率
20%以上
10%以上~
20%未満
10%未満
0%
-10%未満
-10%以上~
-20%未満
-20%以上
30点
25点
20点
15点
10点
5点
0点
※ 原単位補正(例外措置)
◆ 対基準年度比で削減率がマイナス(=排出実績が増加)になった際において、
次の条件に該当した場合は、排出実績が増加していないものとみなし、削減率0%と
して評価する。
【条件】
原単位(使用延べ面積当たりの特定温室効果ガス排出量)が、対基準年度比で同
等以下である場合
33
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
6-3.排出実績による評価
【例】 原単位補正が適用される場合のイメージ
温室効果ガス排出量
7 温室効果ガス排出量
(1) 温室効果ガス排出量の推移
単位:t(二酸化炭素換算)
2009
年度
特定温室効果ガス
2010
年度
1,500
(エネルギー起源CO 2 )
2011
年度
1,100
2012
年度
1,150
2013
年度
1,600
基準年度を2010年度に設定
基準年度比では排出実績は増加
原単位
(2) 特定テナント等事業所の延べ面積当たりの特定温室効果ガス年度排出量の状況
単位:kg(二酸化炭素換算)/㎡・年
2009
延べ面積当たり
特定温室効果ガス
年度排出量
年度
2010
年度
100
2011
73
年度
2012
年度
77
基準年度比で原単位が削減しているため、原単位補正が適用
2013
年度
80
34
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
7.総合評価
(評価区分)
● 評価区分
◆ 点検表と削減実績の合計点(=総合評価点)に応じて、6つの評価
区分を設ける。
S
:省エネ対策の体制・取組が極めて優れたテナント
総合評価点:90点以上
AAA
:省エネ対策の体制・取組が優れたテナント
総合評価点:80点以上
AA
:省エネ対策の体制・取組が良好なテナント
総合評価点:70点以上
A
:省エネ対策の体制・取組が進んでいるテナント
総合評価点:60点以上
B
:省エネ対策の体制・取組が今一歩なテナント
総合評価点:40点以上
C
:省エネ対策の体制・取組が不十分なテナント
総合評価点:40点未満
35
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
8-1.評価結果の確認
● 特定テナント評価シート
・「特定テナント等地球温暖化対策計画書」を作成すると、『特定テナント
評価シート』において評価対象の有無及び評価結果を確認することができ
ます。 ※ 評価シートは「特定テナント等地球温暖化対策計画書」のエクセルファイルに含まれています。
● 評価シートの概要(評価対象の有無)
■ 特定テナント評価シート
特定テナント等事業者の氏名:
① 評価対象となるテナント事業所の判定
●特定テナント等事業所の使用開始時期
●事業所の使用開始年月日
年
月
⇒
判定
【解説:評価対象の有無】
・評価対象となるテナント事業所は、本「特定テナント等地球温暖化対策計画書」の提出年度より2年度前までに排
出実績(通年)がある事業所となります。
よって、評価として比較できる年度排出実績(通年)がない場合は、評価対象外となります。
評価対象
の有無を確認
36
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
8-2.評価結果の確認
● 評価シートの概要(排出実績の評価)
② 特定温室効果ガス排出実績による評価
●基準年度(=比較対象年度)の設定
評価1年目
★その4シート
2009 ~
2012
年度実績より、比較対象とする年度の設定及びその年度の「特定温室効果ガス」・「延
べ面積当たり特定温室効果ガス年度排出量」を入力してください。
排出実績
基準年度
当該年度
2013
原単位
t
kg/㎡・年
t
kg/㎡・年
黄色
のセルに入力して下さい。
※ 排出実績:「特定温室効果ガス」
※ 原 単 位 :「延べ面積当たり特定温室効果ガス年度排出量」
●あなたの事業所の削減状況
排出実績_削減率
原単位_削減率
当該年度/基準年度
●排出実績による評価
排出実績
評価点
点
補正前
⇒
原単位による
配点補正
補正の有無
⇒
排出実績
評価点
・評価対象のテ
ナント事業者は、
排出実績の評
価において、基
準年度の排出
実績・原単位の
設定が必要と
なります。
・入力を忘れず
にお願いいたし
ます(基準年度
の設定は任意
に選択してくだ
さい。)。
点
補正後
37
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
8-3.評価結果の確認
● 評価シートの概要(省エネ対策の評価&総合評価)
③ 省エネ対策の評価
●点検表による評価
点検表
評価点
0
点
総合評価
●排出実績評価点 + 点検表評価点
総合
評価点
点
●評価区分
評価結果
評価結果が自動で表示されます。
38
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
9.評価結果の公表・通知
● 評価結果の公表
【対象】
S
AAA
AA
A
【主な公表内容】
◆ 評価区分ごとの事業所名(テナント+オーナー)、業種等
※個別の点数公表は行いません。
● 評価結果の通知
【対象】
S
AAA
AA
A
B
C
【通知方法】
◆ テナント省エネカルテを評価書としてアレンジし、個別に郵送
39
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
10.今後のスケジュール
年度
2014年度
〔平成26年度〕
評価・公表する
仕組み
本格施行
内容
【 7月】
■「特定テナント等地球温暖化対策計画書」
様式公開(テナント点検表込み)
【11月】
■「特定テナント等地球温暖化対策計画書」
提出
【 1月以降】 ■特定テナント等事業所へのヒアリング
2015年度
【 5月頃】
〔平成27年度〕
■評価結果の公表及び通知
《第二計画期間中》特に優れた特定テナント等事業者を表彰
40
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
11.テナント点検表の概要
①
②
③
④
回答の必要
①
事業所情報
―
計画書に入力した情報から自動転記
各対策項目について確認
②
対策内容
―
③
選択肢
アリ
プルダウンで回答を選択
④
備考欄
アリ
具体的な取組等を記載
( )内:対策項目の補足説明
[ ]内:取組例、仕様例等の例示
41
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
12-1.テナント点検表の記入方法
③
選択肢
◆回答の選択方法
【留意点】 昨年度(2013年度)の状況を回答ください。
● 選択肢に示された番号が回答にプルダウンで表示されます。
● 実施状況を示す番号を選択してください。
● 実施している場合を選択する際は、その状況が原則書類等で確認できることを前提とします。
42
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
12-2.テナント点検表の記入方法
③
選択肢
◆実施計画(実施予定)の回答
● 回答で「0」を選択すると、実施計画が黄色となります。
プルダウンで、実施計画を選択してください。
● 再来年度以降に実施予定の場合は、未定又は再来年度を選択してください。
※ 昨年度(2013年度)の状況を回答するため、今年度(2014年度)に実施した場合は、回答では「0」を
選択し、実施計画で「今年度」を選択してください。
43
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
13-1.テナント点検表の記入時の留意点
③
選択肢
◆回答による選択肢の制限
● 対策項目の回答の選択肢によって、回答の選択肢が制限される場合があります。
● 回答の選択肢が制限される場合には、左図のようにマウスポインタでセルを選択するとコメントが表示されます。
● 上の例の場合、No.1の項目で『0』を選択すると、No.2とNo.3の項目では『0』しか選択できません。
《対象となる選択肢》
事務所
商業
宿泊
№2,3
データセンター
44
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
13-2.テナント点検表の記入時の留意点
③
選択肢
◆回答による備考欄による記入(必須)
● 選択肢の選択によって、備考欄への記載がない場合は、点数が総得点に反映されない項目があります。
● 回答のセルにマウスポインタを移動した際に次のようなコメントが表示される場合には、必ず備考欄に記載をしてく
ださい。
事務所
《対象となる選択肢》
No.7
No.12
No.8
No.29
商業
No.7
No.12
No.18
No.27
No.8
No.13
No.21
宿泊
No.7
No.12
No.8
No.13
データセンター
No.14
No.24
45
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
13-3.テナント点検表の記入時の留意点
事務所
◆サーバーに関しての回答
「選択する数値」によって回答欄の色が替わる。
回答欄が「黄色」となった対策項目について回答する。
● サーバーに関しての回答については、回答欄が「黄色」となった対策項目について回答してください。
※ 回答欄が「灰色」の対策項目について回答の必要はありません。
①自社内及びデータセンターに設置
②自社内のみに設置
③データセンターのみに設置
④サーバの所有無し
⇒回答欄において「3」を選択
⇒回答欄において「2」を選択
⇒回答欄において「1」を選択
⇒回答欄において「0」を選択
46
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表する仕組み
13-4.テナント点検表の記入時の留意点
データセンター
◆サーバーに関しての回答
サーバに関して
自社及び顧客のサーバを設置している場合 →「3」を選択し、No.12からお答えください
自社のみのサーバを設置している場合 →「2」を選択し、No.12~No.17とNo.23以降にお答えください
顧客のみのサーバを設置している場合 →「1」を選択し、No.18からお答えください
サーバルーム(自社)について、昨年度の状況をお答えください
12
13
全体事項
2:ガイドラインを作成するなど基準を明文化し対応している
サーバ機器の選定、ラックの種類及び配置、ケーブル施工等についての明確な
1:サーバ機器の選定など一部は基準がある
基準があり、それに基づきサーバルームを管理・運営しているか
0:基準はない
省エネ仕様のサーバ機器をどの程度の割合で導入しているか
「選択する数値」によって回答欄の色が替わる。
[仕様例]
3:概ね100%導入
・省電力プロセッサを搭載したサーバの導入
2:80%以上導入
回答欄が「黄色」となった対策項目について回答する。
・高効率の電源ユニットを搭載したサーバの導入
1:50%以上導入
・消費電力の小さい2.5インチハードディスクを搭載したサーバの導入
・SSD(Solid State Drive)を搭載したサーバの導入
・効率的な廃熱処理機能を有するサーバの導入
0:50%未満又は把握していない
サーバ
省エネの観点で、サーバ機器を集約化しているか
(取組例と同等と考えられる取組も含めて選択できる。その場合は、具体的な
取組内容を備考欄に記載)
14
[取組例]
・ハードディスクの大容量化とディスク台数の削減
・ブレードサーバの導入によるサーバ台数の削減
・仮想化技術を活用したサーバ設備の集約化と台数の削減
2:取組例の複数(2つ以上)を導入
1:取組例の1つを導入
0:集約化していない
● サーバーに関しての回答については、回答欄が「黄色」となった対策項目について回答してください。
※ 回答欄が「灰色」の対策項目について回答の必要はありません。
①自社及び顧客のサーバを設置 ⇒回答欄において「3」を選択
②自社内のみに設置
⇒回答欄において「2」を選択
③顧客のみのサーバを設置
⇒回答欄において「1」を選択
47
~ 点検表の項目の説明及び記入方法等 ~
① 対策項目 【共通編】
スライド
49~ 61
スライド
63~ 77
② 対策項目 【事務所版】
③ 対策項目 【商業版】【宿泊版】
スライド
79~ 99
④ 対策項目 【データセンター版】
スライド
101~121 48
◆ テナント事業者の推進体制の整備
事務所
商業
宿泊
データセンター
№1~3
対策項目
選択肢
自らの事業所内に省エネ対策の推進体制(CO2削減推進会議)を整 1:整備している
備しているか
0:整備していない
役員クラスが推進体制(CO2削減推進会議)の責任者になっているか
1:なっている
0:なっていない
自らの事業所内の推進体制
(CO2削減推進会議)をどの程度の頻度で実施しているか
2:四半期に1回以上
1:年1回以上
0:実施していない
【留意点】
● CO2削減推進会議とは、具体的なCO2削減量の目標や実施計画を検討し、その対策の実施を決定する会議体であ
り、取組の進捗状況、進捗予定、CO2削減に関する情報等が議題とされている会議体とする。
● 役員クラスとは、当該事業所のCO2削減対策に関する権限(設備の更新権限や省エネ対策に関する決定権限)を
有する所長、支店長等を含むものとする。
● 開催頻度は、各会議の配布資料及び議事録から、その開催概要が分かるものを1回とする。担当者のみで短時間
打合せしただけのようなものは含まない。
49
◆ PDCA管理サイクルの実施体制の整備
事務所
商業
宿泊
データセンター
対策項目
№4
選択肢
PDCA管理サイクル(計画・実施・確認・処置)の実施体制をどの程度 4:全て整備
整備しているか
3:計画・実施・確認のみ
2:計画・実施のみ
1:計画のみ
0:整備していない
【留意点】
● 計画・実施・確認・処置のそれぞれに対する実施体制及び実施内容が、書類、報告書、管理標準や管理運用マニ
ュアルの修正履歴等で確認できる場合は、「全て整備」を選択する。
● 実施された内容は、過去に実施した事項でも該当するものとする。
50
◆ 効果検証
事務所
商業
宿泊
データセンター
№5
対策項目
省エネ対策を実施した後、その効果の検証をどの程度実施しているか
選択肢
4:概ね100%
3:80%以上
2:50%以上
1:50%未満
0:実施無し
【留意点】
● 改善策に関するCO2削減効果の検証が、1つ前の対策項目(No.4)で実施された改善策の項目数に対して、どの程
度の割合で実施しているか選択する。
51
◆ オーナーの協力推進体制の参画
事務所
商業
宿泊
データセンター
№6
対策項目
オーナーが整備する協力推進体制にどの程度の頻度で参画しているか
選択肢
3:毎月実施
2:四半期に1回以上
1:年1回以上
0:参画していない
【留意点】
● 協力推進体制とは、オーナーが整備するテナント等事業者と協力して地球温暖化の対策を推進するための体制のこ
とであり、環境確保条例第7条で規定されている。
● また同条では、特定テナント等事業者は、協力推進体制に参画しなければならないと規定している。
52
◆ テナント専有部における協力
事務所
商業
宿泊
№7
対策項目
選択肢
これまで、オーナーとのやり取りの中で、テ
ナント専有部における省エネ対策の提案
をした、もしくは提案を受けたことがあるか
2:提案した、もしくは提案を受け対応している(対応中含む)
1:提案した、もしくは提案を受けたが、実現に至っていない
0:双方、提案したことがない
【留意点】
● 「これまで」とは昨年度だけでなく、過年度を含む。
● 選択肢で『1』又は『2』を選択した場合は、備考欄に詳細を記入する。※記載がない場合は点数が付きません。
53
◆ ビル共用部における協力
事務所
商業
宿泊
№8
対策項目
選択肢
これまで、オーナーとのやり取りの中で、ビ
ル共用部における省エネ対策の提案をし
た、もしくは提案を受けたことがあるか
2:提案した、もしくは提案を受け対応している(対応中含む)
1:提案した、もしくは提案を受けたが、実現に至っていない
0:双方、提案したことがない
【留意点】
● 「これまで」とは昨年度だけでなく、過年度を含む。
● 選択肢で『1』又は『2』を選択した場合は、備考欄に詳細を記入する。※記載がない場合は点数が付きません。
54
◆ エネルギー使用量の把握
事務所
商業
宿泊
№9
対策項目
選択肢
オーナーからのエネルギー使用量に関す
る情報について、どの程度の単位(『範囲』
及び『時間』)で受けているか
4:用途(空調・照明・コンセント等)や区画ごとの範囲を、日又は
時間単位で把握
3:用途や区画ごとの範囲を、月単位で把握
2:範囲はなく、総使用量を、日又は時間単位で把握
1:範囲はなく、総使用量を、月単位で把握
0:受けていない(把握していない)
【留意点】
● エネルギー使用量に関するオーナーからの提供情報の時間単位及び範囲を選択する。例えば、用途や区画ごとの
範囲で、かつ日単位のデータ提供を受けている場合、「4」を選択する。
● テナント事業者独自でエネルギー使用量を把握している場合も、同様に回答する。
55
◆ エネルギー使用量の周知
事務所
商業
宿泊
№10
対策項目
エネルギー使用量について、ど
のように社員に周知しているか
選択肢
3:グラフ化等、傾向分析が分かるよう加工して、全社員に周知
2:グラフ化等、傾向分析が分かるよう加工して、一部社員のみに周知
1:加工はしていないが社員に周知
0:周知していない
【留意点】
● エネルギー使用量を分かりやすく周知することは、従業員等の省エネへの意識啓発に有効である。
● 前年同月との比較や季節変動等をグラフ化し、その増減要因をコメントとして記入しており、全社員に周知している場
合は「3」を選択する。
● 社員への周知について、CSR部門、総務部門など限定的な場合は「2」を選択する。
● 単にエネルギー使用量を一覧表にしただけなどの場合は「1」を選択する。
56
◆ その他(省エネ対策における啓発活動)
事務所
商業
対策項目
宿泊
№11
選択肢
照明や空調の運転時間や利用区画の 2:1に加えて、社内アンケート調査等を行い、実施状況を把握
適正化等、オフィス内の省エネ対策に 1:実施
関する啓発活動を実施しているか
0:実施無し
【留意点】
● 啓発活動とは、ポスター、モニター、社内放送、イントラネット等を利用したもの又はCO2削減推進会議で取り上げたも
のとする。
● 実際に巡回してその状況を確認し、実施の有無等について点検記録表を作成している場合は「2」を選択する。
● 啓発活動に加えて、社内アンケート等により実施状況を把握している場合には「2」を選択する。
57
◆ その他(取組の活性化)
事務所
№12
商業
宿泊
№13
対策項目
省エネ対策に関する各部署の取組が活性化されるような工夫を行っ
ているか
選択肢
1:行っている
0:行っていない
【留意点】
● テナント事業者の創意工夫により省エネへの取組を活性化させたり、社員の意識を継続的に高める工夫が行われて
いるかどうかがポイント。
● 情報提供のみや省エネを主たる目的としたイベントでない場合は「0」を選択する。
● 選択肢で『1』を選択した場合は、備考欄に詳細を記入する。※記載がない場合は点数が付きません。
58
◆ 照明(照度)
事務所
№13
商業
宿泊
№14
データセンター
対策項目
№7
選択肢
【事務所・データセンター】
1:500lx以下
主な居室において、適正な照度を実現しているか
0:750lx程度
【商業・宿泊】
-1:1000lx以上又は把握していない
主なスペース内において、適正な照度を実現しているか
【留意点】
● ここで言う主な居室とは、執務室等多くの人が日常的に使用している割合が高い居室を言う。
例えば、一部の倉庫や社員食堂など、主な用途(事務所)とは異なる室は含まない事務所フロアの平均照度とする。
● 室内環境測定結果報告書の照度測定値や、実際に照度計を用いて測定した照度をもとに選択する。
● (商業版)(宿泊版)バックヤードと事務所で照度が異なる場合は、備考欄にそれぞれの照度を記載
59
◆ 照明(高効率照明器具の導入)
事務所
№15
商業
№19
宿泊
対策項目
ベース照明について、高効率化しているか
№18
データセンター
№26
選択肢
4:80%以上でLED化
3:50%以上でLED化
2:80%以上でHf化
1:高効率化していないが、オーナーに提案
0:高効率化していない又は把握していない
【留意点】
● テナントの使用面積に対して高効率化している割合で選択する。
● テナント資産の場合は、「1」を除いた選択肢から回答する。
60
◆ 空調(居室の室内温度の適正化)
事務所
№18
データセンター
№9
対策項目
主な居室において、夏季の「実際の室内温度」を何度に
しているか
選択肢
3:27度(以上含む)
2:26度
1:26度未満
0:把握していない
【留意点】
● 設定温度を把握しても、実際の室内温度を把握していない場合は「0」を選択する。
61
~ 点検表の項目の説明及び記入方法等 ~
① 対策項目 【共通編】
スライド
49~ 61
スライド
63~ 77
② 対策項目 【事務所版】
③ 対策項目 【商業版】【宿泊版】
スライド
79~ 99
④ 対策項目 【データセンター版】
スライド
101~121 62
◆ 照明(点灯エリアのゾーニング)
事務所
№14
対策項目
居室内の必要な場所のみ点灯スイッチを入れられるよう
に、点灯エリアがマッピング等により明示されているか
選択肢
1:明示されている
0:明示されていない
該当無:操作権限が管理者等、一部の者に
限定されている
【留意点】
● 点灯エリアのゾーニングとは、マッピング等を用いて利用者に対する啓発活動を実施し、かつ、そのエリアの照明のみ
を点灯させるものとする。
63
◆ 照明(タイムスケジュール制御の導入)
事務所
№16
対策項目
照明のタイムスケジュール制御をどの程度導入しているか
選択肢
3:専有部及び共用部で導入
2:専有部又は共用部で導入
1:導入していないが、オーナーに提案
0:導入していない又は把握していない
【留意点】
● 専有部は使用床面積の50%以上、共用部は使用床面積の80%以上の導入を目安に選択する。
● タイムスケジュール制御とは、中央監視設備や照明制御盤のスケジュール機能や分電盤のプログラムタイマーによっ
て、照明の自動点滅又は間引き点灯を行うものとする。
64
◆ 照明・空調共通(ブラインド類の運用)
事務所
№17
対策項目
選択肢
季節状況等を踏まえ、日射遮蔽による空調負
荷低減や、昼光利用による照明負荷低減を勘
案し、ブラインド類の効率的な運用を実施してい
るか
3:自動制御により、日射遮蔽と昼光利用を両立させた
運用を実施
2:手動により、日射遮蔽と昼光利用を両立させた運用
を実施
1:日射遮蔽もしくは昼光利用一方のみの運用を実施
0:実施無し又は把握していない
該当無:ブラインド類又は窓がない
【留意点】
● 夏季に冷房している際、及び冬季に暖房している際に、ブラインドやカーテンを閉めることにより、窓からの日射や熱の
侵入(冬季は熱の放出)を防いでおり、それ以外の期間はブラインドを開けて、昼光利用をしている場合は実施とする。
● 自動制御の機能を無効にし、手動で運用していない場合は「0」を選択する。
65
◆ 空調(空調運転時間の適正化)
事務所
№19
対策項目
選択肢
就業時間に合わせた季節ごとの空調起動時間の適
4:起動時間及び停止時間について80%以上
正化と、居住者の快適性やビル管法に定められた規
3:起動時間又は停止時間について80%以上
定を損なわない範囲で、室使用終了時間前の空調停 2:起動時間又は停止時間について50%以上
止をどの程度の割合で実施しているか
1:起動時間又は停止時間について50%未満
0:把握していない
該当無:全て24時間空調
【留意点】
● 「空調運転時間の適正化」とは、空調機の場合は、外気を遮断した状態で空調が開始され、目標温度に達した時刻
と室の使用時刻までの時間差が15分以内、室使用終了時間前に空調を停止していることとし、外調機の場合は、室の
使用時刻から運転を開始することとする。
● 自動制御による最適起動制御が有効に機能している場合は、実施しているとみなす。
● 全てが定常的に24時間空調している場合は「該当無」を選択する。
66
◆ 空調(冬季におけるペリメータ設定温度の適正化)
事務所
№20
対策項目
インテリアとペリメータの空調が分かれており、ペリメータで暖房、
インテリアで冷房をしている場合に、冬季のペリメータ設定温度
をインテリアより低くする運用を、居室の使用面積に対して、どの
程度の割合で実施しているか
選択肢
2:80%以上
1:50%以上
0:50%未満又は把握していない
該当無:インテリアと区別無し
【留意点】
● 冬季のペリメータ設定温度をインテリア設定温度より1℃以上低く設定している場合は、その床面積合計値の使用面
積に対する割合を選択する。
● 自動制御による自動設定変更が有効に機能している場合は、実施しているとみなす。
67
◆ 空調(換気の管理(全熱交換器の活用))
事務所
№21
対策項目
就業時間や季節状況に応じた全熱交換器の運転・停止の適正
化を実施しているか
選択肢
1:実施
0:実施無し又は把握していない
該当無:テナント側に操作権限がない
又は全熱交換器を設置していない
【留意点】
● 夏季及び冬季の冷暖房時に全熱交換器を運転し、中間期には普通換気運転にするなど、外気温度に応じて全熱交
換器の運転を切替えている場合に「1」を選択する。
● 自動制御が有効に機能している場合、又は季節による手動切換(夏季及び冬季が全熱交換運転、中間期が普通換
気運転)で運用されている場合は実施しているとみなす。
68
◆ コンセント機器(執務室のフリーアドレス化)
事務所
№22
対策項目
オフィス内に従業員の専用席を設けず、IP電話や携帯電話、ノ
ートパソコン、無線LANの活用により、デスクの共用を実施してい
るか
選択肢
1:実施している(一部実施も含む)
0:実施なし
該当無:業務形態上、在席率が高い
【留意点】
●
●
●
●
●
フリーアドレス化による省エネに関する内容を検討し、実現できた場合に「1」を選択する。
部署ごとの一部実施でも「1」を選択する。
検討はしたが、実現できなかった場合は「0」を選択する。
当該事業所に入居してから昨年度までの期間で回答する。
「該当無」を選択した場合は、備考欄に詳細を記載する。
69
◆ コンセント機器(事務機器の購入・リース)
事務所
№23
対策項目
PC、印刷機器(FAX・コピー機・プリンタ・複合機など)等の事務機器の購
入及びリースにおいて、エネルギースター製品等、省エネ性能に配慮して
導入しているか
選択肢
4:概ね100%
3:80%以上
2:50%以上
1:50%未満
0:把握していない
【留意点】
● 省エネ性能に配慮した製品等の導入割合は、PC、複合機、プリンタ、FAXなどの使用機器の合計台数に対する割合
を選択する。
70
◆ コンセント機器(PC)
事務所
№24
対策項目
離席時に、パソコンを省エネモード(スタンバイモードなど
)やスリープモードなどに設定することについて、徹底し
ているか
選択肢
3:集中管理により常時徹底
2:1に加えて、社内アンケート調査等を行い、
実施状況を把握
1:啓発活動により周知
0:実施無し
【留意点】
● パソコン購入時、もしくはレンタル時に省エネモードやスリープモードに設定している場合は「3」を選択する。
● 啓発活動とは、ポスター、モニター、イントラネット等を利用したもの又はCO2削減推進会議で取り上げたものとする。
● 啓発活動に加えて、社内アンケート等により実施状況を把握している場合には「2」を選択する。
71
◆ コンセント機器(PC)
事務所
№25
対策項目
退社時にパソコンのコンセントを抜いているか
選択肢
3:毎日抜いている
2:1に加えて、土日などの休日前は抜いている
1:年末年始や夏季休暇など長期休暇前は抜いている
0:実施無し
該当無:業務の性質上全てのPCで対応できない
【留意点】
● スイッチ付きテーブルタップ等によって電源OFFをしている場合はコンセントを抜いているものとする。
● 使用している全てのパソコンにおいて、24時間使用の場合や業務上・セキュリティ上などを理由にコンセントを抜くこと
ができない場合は、「該当無」を選択し、備考欄にその旨記載する
72
◆ コンセント機器(PC)
事務所
№26
対策項目
デスクトップからノートタイプへの変更を進めているか
選択肢
3:概ね100%
2:80%以上
1:50%以上
0:50%未満又は把握していない
該当無:業務の性質上全てのPCで変更できない
【留意点】
● 全体の使用PCの合計台数に対するノートタイプPCの台数の割合を選択する。
● 「該当無」を選択した場合は、備考欄に詳細を記載する。
73
◆ コンセント機器(印刷機器)
事務所
№27
対策項目
複合機を導入し、プリンタやFAXの集約を行っているか
選択肢
3:概ね100%
2:80%以上
1:50%以上
0:50%未満又は把握していない
【留意点】
● 複合機の導入割合は、複合機、プリンタ、FAXなどの使用機器の合計台数に対する複合機の台数の割合を選択す
る。
● 複合機を導入したにもかかわらず、既存のプリンタやFAXを使用している場合は増エネとなるため、「0」を選択する。
74
◆ サーバ(自社内設置)
事務所
№28
対策項目
選択肢
自社サーバについて、次のような状況を把握し、省エネ対策を行って
いるか
2:概ね100%把握し、対策を行
っている
[取組例]
1:一部把握し、対策を行ってい
る
・機器の配置の適正化(吸気口と排気口の向きをそろえる)
・電源ケーブル等の長さの適正化(冷気の支障とならないよう束ねる)
・サーバラック内の定期的な清掃
0:対策していない又は把握して
いない
【留意点】
● サーバルーム内やラック内の適切な空気の流れを確保するために取組例のような対策を実施することが必要である。
● 取組例と同等と考えられる取組も含めて選択できる。その場合は、具体的な取組内容を備考欄に記載
75
◆ サーバ(データセンター設置)
事務所
№29
対策項目
選択肢
自社サーバを預けるデータセンターを選定する際、環境性能に関する
資料を取得し、内容を把握しているか
2:1に加え、預ける際に情報収
集してる
又、預けた後も事業者と省エネに関する意見交換を行っているか
[意見交換例]
1:預けた後の意見交換を行っ
ている
・DC全体のCO2削減状況の確認や省エネ性能(PUEなど)の確認
0:行っていない
・データセンター事業者からの省エネ対策の提案に協力
【留意点】
● データセンターに自社サーバを移設したり、預けている場合であっても、データセンター事業者と協力して省エネ対策
を進めることは、双方にとって大切である。
● 選択肢で『1』又は『2』を選択した場合は、備考欄に詳細を記入する。※記載がない場合は点数が付きません。
76
◆ サーバ(データセンター設置)
事務所
№30
対策項目
選択肢
データセンターに移設したサーバについて、次のような状況を把握し、
省エネ対策を行っているか
2:全て把握し、実施
[取組例]
0:対策していない又は把握して
いない
・機器の配置の適正化(吸気口と排気口の向きをそろえる)
1:一部把握し、実施
・電源ケーブル等の長さの適正化(冷気の支障とならないよう束ねる)
・サーバラック内の定期的な清掃
【留意点】
● サーバルーム内やラック内の適切な空気の流れを確保するために取組例のような対策を実施することが必要である。
● 取組例と同等と考えられる取組も含めて選択できる。その場合は、具体的な取組内容を備考欄に記載
77
~ 点検表の項目の説明及び記入方法等 ~
① 対策項目 【共通編】
スライド
49~ 61
スライド
63~ 77
② 対策項目 【事務所版】
③ 対策項目 【商業版】【宿泊版】
スライド
79~ 99
④ 対策項目 【データセンター版】
スライド
101~121 78
◆ 情報の共有化(店舗との共有)
商業
宿泊
№12
対策項目
選択肢
自社テナント内の店舗(ショップ・レストラン等)と省エネ対
策に関する協力を働きかけているか
2:1に加えて、店舗本社にも働きかけている
1:現場責任者(店長等)に働きかけている。
0:把握していない・実施無
該当無:全て直営店舗
【留意点】
● テナント内のショップやレストラン等と、定例会等の連絡会で意見交換している場合等を想定
● 防災関連の会議で付随的に省エネの話題があったなど、不定期に行っている場合は「0」を選択する。
● 選択肢で『1』又は『2』を選択した場合は、備考欄に詳細を記入する。※記載がない場合は点数が付きません。
79
◆ 空調(居室の室内温度の適正化)
商業
宿泊
№16
対策項目
主なスペース内において、夏季の「実際の室内温度」を何度にしているか
選択肢
3:27度(以上含む)
2:26度
1:26度未満
0:把握していない
【留意点】
● 設定温度を把握しても、実際の室内温度を把握していない場合は「0」を選択する。
● バックヤードと事務所で室内温度が異なる場合は、備考欄にそれぞれの温度を記載
80
◆ バックヤード・事務所(コンセント機器)
商業
宿泊
№17
対策項目
パソコンや印刷機器(FAX・コピー機・プリンタ・複合機など)にお
いて、省エネモード(スタンバイモードなど)の設定をしているか
選択肢
2:全て設定している
1:一部設定している
0:設定していない又は把握していない
【留意点】
● パソコン省エネマニュアルを作成し運用している、又はソフトウェアにより全てのパソコンについて実施済みである場合
は「2」を選択。
81
◆ 照明(照度)
商業
№18
対策項目
照度を測定しているか
選択肢
1:測定している
0:測定していない
【留意点】
● 売場の照度を測定し、把握している場合に「1」を選択する。
● 室内環境測定等により照度が測定されており、それを確認して把握している場合は「1」を選択する。
● 「1」を選択した場合、物販・食料品・飲食の各エリアの平均照度を備考欄に記載。※記載がない場合は点数が付き
ません。
82
◆ 照明・空調共通(ブラインド類の運用)
宿泊
№19
対策項目
選択肢
ブラインド(カーテンも含む)の活用について、次のような省エネ対策を
行っているか
2:2つ以上対策を行っている
[取組例]
0:行っていない
・客室清掃時にブラインドを開けて自然採光を利用し、照明は必要最
小限とする
該当無:客室に窓がない
1:いずれか1つ対策を行っている
・客室不在時の室内温度上昇を抑えるために、日射しが強い時はブ
ラインドを閉めている
・日射熱を得るためなど必要に応じて、意図的に開いている
【留意点】
● 夏季に冷房している際、及び冬季に暖房している際に、ブラインドやカーテンを閉めることにより、窓からの日射や熱の
侵入(冬季は熱の放出)を防いでおり、それ以外の期間はブラインドを開けて、昼光利用をしている場合は実施とする。
● 取組例と同等と考えられる取組も含めて選択できる。その場合は、具体的な取組内容を備考欄に記載
83
◆ 照明(高効率照明器具の導入)
商業
№20
対策項目
スポット照明について、高効率化しているか
選択肢
4:80%以上でLED化
3:50%以上でLED化
2:80%以上でHf化
1:高効率化していないが、オーナーに提案
0:把握していない
【留意点】
● テナントの使用面積に対して高効率化している割合で選択する。
● テナント資産の場合は、「1」を除いた選択肢から回答する。
● テナント資産の場合で高効率化していない場合は「0」を選択。
84
◆ 照明(照明点灯時間の適正化)
商業
№21
対策項目
選択肢
営業時間に合わせた照明点灯時間の適正化を図るため、営
業時間外の点灯・消灯時間に関する社内ルールを設定し、実
施しているか。
2:1に加えて、実施状況を把握している
[取組例]
該当無:24時間営業
1:設定している
0:設定していない
・営業開始時間●分前まで点灯しない、営業時間終了●分ま
でに全灯
・営業時間外の点灯はフロアを全灯せず、必要最小限のエリア
に限定
【留意点】
● 時間外等に照明点灯エリアを集約せずに人が居るエリアのみを点灯する場合、照明点灯エリアを限定していない場
合、又は啓発活動のみを実施している場合は、これに該当しないものとする。
● 「1」又は「2」を選択した場合、具体的な取組内容を備考欄に記載。※記載がない場合は点数が付きません。
85
◆ 空調(室内温度の適正化)
商業
№22
対策項目
夏季の「実際の室内温度」の適正化(26℃以上)を、どの程度の
割合で実施しているか
選択肢
3:概ね100%
2:80%以上
1:50%以上
0:50%未満又は把握していない
【留意点】
● 設定温度を把握しても、実際の室内温度を把握していない場合は「0」を選択する。
● 取組例と同等と考えられる取組も含めて選択できる。その場合は、具体的な取組内容を備考欄に記載する。
86
◆ 空調(空調運転時間の適正化)
商業
№23
対策項目
選択肢
営業時間に合わせた季節ごとの空調起動時間の適正化と、空調
運転時間の短縮を図るため、営業終了時間前(概ね5分以上前)
に、空調を停止しているか。
2:起動時間及び停止時間について
実施
1:起動時間又は停止時間について
実施
0:実施無し
該当無:24時間営業
【留意点】
● 起動時間・停止時間のどちらか一方のみ実施している場合は「1」を選択。
87
◆ その他(トイレ)
商業
№24
対策項目
洗浄便座暖房の夏季停止を実施しているか
選択肢
2:実施(協力している)
1:実施していないが、オーナーに提案
0:実施無し
該当無:設置していない
【留意点】
● オーナー資産の場合は、協力しているか
● 暖房の夏季停止とは、便座本体での暖房停止設定、又は便座への電源供給の停止を、夏季を通して運用している
ものとする。
● 洗浄便座(暖房便座を含む。)の95%以上で、暖房の夏季停止を実施している場合は、「2:実施」を選択する。
● テナント資産の場合は、「1」を除いて回答する。
88
◆ その他(トイレ)
商業
№25
対策項目
トイレのエアクリーナーを停止しているか
選択肢
3:完全に停止(協力している)
2:温風を停止、送風のみ稼動(協力している)
1:停止していないが、オーナーに提案
0:実施無し
該当無:設置していない
【留意点】
●
●
●
●
オーナー資産の場合は、協力しているか
テナント資産の場合は「1」を除いて回答する。
エアクリーナは停止、稼動だけでなく、選択肢「2」のような段階的な運転が可能な機器もある。
概ね100%停止させている場合は「2」や「3」を選択する。
89
◆ その他(自動販売機)
商業
№26
宿泊
№24
対策項目
省エネ自動販売機又は自動販売機の利用時間を反映した運転の停止
などスケジュール制御が、自動販売機全台数に対して、どの程度導入
しているか
選択肢
2:全台数導入
1:一部導入
0:導入されていない
該当無:設置していない
【留意点】
● 飲料用の自動販売機で、省エネ型自動販売機又は自動販売機の利用時間を反映した運転の停止などスケジュー
ル制御が導入されている場合は、その台数について回答する。
● 省エネ型自動販売機とは、ヒートポンプ技術、排熱の加温利用、LED照明、真空断熱材の内、いずれかの省エネの
取組が導入されている自動販売機とする。
● スケジュール制御とは、施設の利用時間を反映したもの、又は電力負荷平準化を目的としたもので、自動販売機の
冷却機能又は照明を、スケジュールやタイマーで停止するものとする。
90
◆ その他
商業
№27
対策項目
売場における省エネ対策について、お客様への協力を呼びかけているか
[取組例]
・快適性を損なわない範囲で共用部の間引きを行っており、通路の明るさ
についてお客様に分かるように案内している
・節電の経験を踏まえて、空調の設定温度の緩和を行っており、継続して
お客様への理解を求めている
選択肢
1:左記例に挙げているよう
な省エネ対策を行い、お客
様への協力も呼びかけてい
る。
0:実施無し
・入口にポスターを貼りドアを締め切ったままにするなどして、節電の意識啓
発を図っている
【留意点】
● 売場の省エネ対策を行い、その内容についてお客様への理解を呼びかけている場合に「1」を選択する。
● 「1」を選択した場合、具体的な取組内容を備考欄に記載。※記載がない場合は点数が付きません。
91
◆ 食料品・飲食 関連設備(ショーケース)
商業
№28
対策項目
高効率ショーケースを採用しているか
選択肢
2:概ね全て採用している
1:一部採用している
0:採用していない又は把握していない
該当無:オーナー資産又は該当設備無し
【留意点】
● ショーケース照明の高効率化として「トップフード照明」「反射板の利用」「LED化」などが挙げられる。
● 上記のようなショーケース照明に関する高効率化が実施されている場合、その採用度合を選択する。
92
◆ 食料品・飲食 関連設備(冷凍・冷蔵設備)
商業
№29
宿泊
№28
対策項目
省エネ型の業務用冷蔵冷凍庫を導入しているか
選択肢
2:概ね全て採用している
1:一部採用している
0:採用していない又は把握していない
該当無:オーナー資産又は該当設備無し
【留意点】
● 省エネ型の業務用冷蔵冷凍庫とは、業務の用に供する冷蔵庫、冷凍庫又は冷凍冷蔵庫のうち、インバータ方式によ
り電動圧縮機の制御を行うものとする。
● 省エネ型の業務用冷蔵冷凍庫の採用度合で選択する。
93
◆ 食料品・飲食 関連設備(厨房機器)
商業
№30
宿泊
対策項目
高効率厨房換気システムを導入しているか
№29
選択肢
2:概ね全て採用している
1:一部採用している
0:採用していない又は把握していない
該当無:オーナー資産又は該当設備無し
【留意点】
● 置換換気方式とは、給気と排気を混合しないで温度成層を形成して換気する方式のことで、床面付近又は壁づたい
に給気し、天井全体で排気を捕集するものを対象とし、レンジ等に単独で排気フードを設置しているものは、これに含ま
ないものとする。
● 給排気形フードとは、厨房機器からの排気を局所的に捕集するとともに、室内に給気可能なフードとし、空調機等によ
り処理された外気と未処理の外気を同時に吹出すものとする。
● 厨房の室数に対する高効率厨房換気システムの採用度合を回答する。
94
◆ 照明(その他)
宿泊
№20
対策項目
客室入室時に客室キーをカードフォルダに挿入の際、連動
して照明が点灯するか
選択肢
2:入口灯など必要最小限の箇所が点灯
1:2に加え、一部照明設備が点灯
0:ほとんどの照明設備が点灯
該当無:連動していない
【留意点】
● 客室キー、人感センサー、チェックイン・アウト管理システム等により、客室照明等が連動している場合に、連動してい
る照明の状況を選択する。
● カード型の客室キーに限らず、鍵自体が客室の照明スイッチの役割を果たす場合も、同様にその状況を選択する。
● 必要最小限とは、客室の入口灯と居室の1つの照明のみ点灯などが考えられる。
● 照明以外の電力スイッチと連動している場合は備考欄に記入する。
95
◆ 照明(その他)
宿泊
№21
対策項目
客室不在時に、照明、空調、テレビ、電気ポットなどが連動
して電源オフを行っているか
選択肢
2:全て行っている
1:一部行っている
0:行っていない
該当無:連動していない
【留意点】
● 客室キー、人感センサー、チェックイン・アウト管理システム等により、連動して電源がオフする場合に、その状況を選
択する(冷蔵庫を除く)。
● 客室不在時にオフとする電源を限定している場合は「1」を選択する。
● 客室不在時に点検を行い、可能な電源について全てオフとしている場合は「2」を選択する。
96
◆ 宿泊エリア共用部(照明設備の省エネ対策)
宿泊
№22
対策項目
選択肢
共用部(エントランス、ロビー、廊下など)における照明設備について
、次のような省エネ対策を行っているか
2:2つ以上対策を行っている
[取組例]
0:行っていない
1:いずれか1つ対策を行っている
・スポット照明や間接照明の出力調整をしている
・LEDなど高効率器具を採用している
・間引き点灯を行っている
【留意点】
● 宿泊エリアの共用部において、間引きや調光によって照度緩和を行っている場合に「2」を選択する。
● 共用部以外のエリアよりも照度が高い場合には「0」を選択する。
● [取組例]と同等と考えられる取組を行っている場合は、その取組を含めて回答できるが、その場合は具体的な取組
内容を備考欄に記載する。
97
◆ 宴会・料飲部(高効率照明器具の導入)
宿泊
№26
対策項目
スポット照明について、高効率化しているか
選択肢
4:80%以上でLED化
3:50%以上でLED化
2:80%以上でHf化
1:高効率化していないが、オーナーに提案
0:高効率化していない又は把握していない
【留意点】
●
●
●
●
テナントの使用面積に対して高効率化している割合で選択する。
テナント資産の場合は、「1」を除いた選択肢から回答する。
把握していない場合は「0」を選択する。
テナント資産の場合で高効率化していない場合は「0」を選択
98
◆ 宴会・料飲部(給湯設備)
宿泊
№30
対策項目
選択肢
高効率給湯設備を導入しているか
1:導入している
(高効率給湯設備とは、高効率給湯ヒートポンプユニット、自
然冷媒ヒートポンプ給湯器(エコキュート等)、潜熱回収給湯
器(エコジョーズ等)とする)
0:導入していない
該当無:オーナー資産又は該当設備無し
【留意点】
● 自然冷媒ヒートポンプ給湯器とは、自然冷媒(CO2)を用いてヒートポンプユニットと貯湯タンクで構成された電気給湯
器で、一般的にエコキュートと呼ばれているものとする。
● 潜熱回収型給湯器は、都市ガス、LP ガスなどの燃焼時の排気ガス中に含まれる水蒸気が水になる際に放出する潜
熱を熱回収し、効率を高めたガス給湯器で、一般的にエコジョーズと呼ばれているものとする。
● 概ね80%以上導入している場合は、「1」を選択する。
99
~ 点検表の項目の説明及び記入方法等 ~
① 対策項目 【共通編】
スライド
49~ 61
スライド
63~ 77
② 対策項目 【事務所版】
③ 対策項目 【商業版】【宿泊版】
スライド
79~ 99
④ 対策項目 【データセンター版】
スライド
101~121100
◆ 事務所・共用部(サーバールーム以外)(電気設備の導入)
データセンター
№10
対策項目
400V配電方式又は直流配電方式を導入しているか
選択肢
1:導入している
0:導入していない
【留意点】
● 情報通信施設がある場合であって、主要な情報通信機器に対して400V配電方式又は直流配電方式が導入されて
いる場合は、「1」を選択する。
● 情報通信施設とは100㎡以上のサーバラックや電算機等を設置してある室を対象とする。ただし、MDF 室、電話交
換機室はこれに含まないものとする。
101
◆ 事務所・共用部(サーバールーム以外)(電気室の温度管理)
データセンター
№11
対策項目
電気室の室内温度の適正化(30℃以上)を、全電気室数に
対して、どの程度の割合で実施しているか
選択肢
2:概ね100%
1:50%以上
0:実施していない又は把握していない
【留意点】
● 電気室の室内設定温度を30℃以上に設定している場合は、全電気室数に対するその合計室数の割合を選択する。
ただし、温度センサー等の設置位置が適切でなく、室内設定温度が30℃では運用が難しい室の場合は、実際の室内
温度が30℃以上であればよいものとする。
102
◆ サーバ【自社】(全体事項)
データセンター
№12
対策項目
選択肢
サーバ機器の選定、ラックの種類及び配置、ケーブル施
工等についての明確な基準があり、それに基づきサーバ
ルームを管理・運営しているか
2:ガイドラインを作成するなど基準を明文化し
対応している
1:サーバ機器の選定など一部は基準がある
0:基準はない
【留意点】
● 省エネに関する明確な基準を策定して、適切な管理・統一的な運用をしている場合に、「2」又は「1」を選択する。
● ガイドラインとは、自社サーバルームに適した機器の選定理由や機器の解説などが記載されており、社内の誰が見て
も理解でき、統一的な運営が行えるようなものとする。内部のメモ程度のものは含まない。
103
◆ サーバ【自社】(サーバ)
データセンター
№13
対策項目
選択肢
省エネ仕様のサーバ機器をどの程度の割合で導入しているか
3:概ね100%導入
[仕様例]
2:80%以上導入
・省電力プロセッサを搭載したサーバの導入
1:50%以上導入
・高効率の電源ユニットを搭載したサーバの導入
0:50%未満又は把握していない
・消費電力の小さい2.5インチハードディスクを搭載したサーバの導入
・SSD(Solid State Drive)を搭載したサーバの導入
・効率的な廃熱処理機能を有するサーバの導入
【留意点】
● [仕様例]に該当するサーバ機器の定格容量の割合を選択する。
● 定格容量が把握できない場合は台数割合で選択する。
● [仕様例]と同等と考えられるサーバ機器を含めることができるが、その場合は備考欄にその仕様を記載すること。
104
◆ サーバ【自社】(サーバ)
データセンター
№14
対策項目
選択肢
省エネの観点で、サーバ機器を集約化しているか
2:取組例の複数(2つ以上)を導入
[取組例]
1:取組例の1つを導入
・ハードディスクの大容量化とディスク台数の削減
0:集約化していない
・ブレードサーバの導入によるサーバ台数の削減
・仮想化技術を活用したサーバ設備の集約化と台数の削減
【留意点】
● サーバ機器の集約によって機器台数を削減し、省エネルギーにつながる取組の導入状況について選択する。
● [取組例]と同等と考えられる取組も含めて選択する。この場合は、具体的な取組内容を備考欄に記載する。
※記載がない場合は点数が付きません。
105
◆ サーバ【自社】(ケーブル類)
データセンター
№15
対策項目
冷気の通風を確保するために、電源ケーブルやネットワークケー
ブルの長さを適正にし、配線を整理しているか
選択肢
1:整理している
0:整理していない
【留意点】
● 冷気の通風を確保するために、ケーブル類の長さを適正にし、配線を束ねる等の整理を行っている場合は「1」を選
択する。
106
◆ サーバ【自社】(冷暖分離)
データセンター
№16
対策項目
熱だまり防止の観点から、ラックの開口率を把握しているか
選択肢
1:把握している
0:把握していない
【留意点】
● 熱だまり防止の観点から、概ね80%以上のラックについて、開口率を把握している場合は「1」を選択する。
107
◆ サーバ【自社】(冷暖分離)
データセンター
№17
対策項目
選択肢
サーバールーム及びラック内におけるホットアイルとコールドアイル 2:全て分離している
を分離しているか
1:一部分離している
0:分離していない
【留意点】
● ラックに搭載されているサーバの容量に適した開口率のラックを選定することで、ラック内の空気の滞留や熱だまりを
防止できる。
● 開口率を変更するだけで、ラック内の温度が数度下がったという事例もある。
● 空調機からの冷気と暖気を混合させないため、仕切り等によりショートサーキットの恐れのある空気の経路を塞ぐ対策
の実施状況を選択する。
● 冷暖分離しているエリアのラック数の割合が80%以上の場合に「2」を選択する。
108
◆ サーバ【顧客】(サーバ)
データセンター
№18
対策項目
選択肢
[仕様例]
2:1に加えて、導入割合を把握し
ている
・省電力プロセッサを搭載したサーバの導入
1:働きかけている
・高効率の電源ユニットを搭載したサーバの導入
0:働きかけていない
顧客に省エネ仕様のサーバ機器の導入を働きかけているか
・消費電力の小さい2.5インチハードディスクを搭載したサーバの導入
・SSD(Solid State Drive)を搭載したサーバの導入
・効率的な廃熱処理機能を有するサーバの導入
【留意点】
● [仕様例]に該当するようなサーバ機器の導入を顧客に働きかけている場合に「1」以上を選択できる。
● [仕様例]と同等と考えられるサーバ機器を含めて、その導入割合を把握している場合には「2」を選択する。
109
◆ サーバ【顧客】(サーバ)
データセンター
№19
対策項目
選択肢
顧客に省エネの視点からサーバ機器等の集約化を働きかけている
か
2:1に加えて、顧客の取組状況を
把握している
[取組例]
1:働きかけている
・ハードディスクの大容量化とディスク台数の削減
0:働きかけていない
・ブレードサーバの導入によるサーバ台数の削減
・仮想化技術を活用したサーバ設備の集約化と台数の削減
【留意点】
● サーバ機器の集約によって機器台数を削減し、省エネルギーにつながる取組の導入状況について選択する。
● [取組例]と同等と考えられる取組も含めて選択する。この場合は、具体的な取組内容を備考欄に記載する。
110
◆ サーバ【顧客】(ケーブル類)
データセンター
№20
対策項目
冷気の通風を確保するために、電源ケーブルやネットワーク
ケーブルの長さを適正にし、配線を整理するよう働きかけてい
るか
選択肢
3:契約事項に盛り込んでいる
2:ガイドラインを提示し、働きかけている
1:働きかけている
0:働きかけていない
【留意点】
● ガイドラインとは、ラックの配置、ケーブル施工等についての手順や解説などが記載されており、顧客が見てその内容
を理解でき、統一的な対応ができるよう作成しているものとする。簡単なメモ程度のものは含まない。
● 顧客向けのガイドラインを作成するだけでなく、顧客に対して契約事項に盛り込んでいる場合は「3」を選択、顧客との
契約時もしくは顧客に対して改善して欲しい時などに提示している場合は「2」を選択する。
● なお、ガイドラインを作成していても、顧客に提示していない場合は「0」を選択する。
111
◆ サーバ【顧客】(冷暖分離)
データセンター
№21
対策項目
顧客のラック内にブランクパネルを設置するよう働きかけてい
るか
選択肢
3:設置済
2:ブランクパネルを貸し出して、設置を
働きかけている
1:働きかけている
0:働きかけていない又は設置していない
【留意点】
● ブランクパネルの設置を顧客に働きかけている場合は「1」を選択する。
● ブランクパネルを顧客に貸し出し、その設置を働きかけている場合は「2」を選択する。
● サーバが入っていないなど、空いているラックスペースの80%以上にブランクパネルが設置されている場合は「3」を選
択する。
112
◆ サーバ【顧客】(冷暖分離)
データセンター
№22
対策項目
サーバールーム及びラック内におけるホットアイルとコールドア
イルを分離しているか
選択肢
3:契約事項に盛り込んでいる
2:ガイドラインを提示し、働きかけている
1:働きかけている
0:働きかけていない
【留意点】
● 省エネ観点から、サーバルームを利用する顧客に対するサーバルーム内の冷暖分離に関する働きかけの状況につい
て選択する。
● ガイドラインについては手法等をとりまとめて全ての顧客が統一的な取組を実施することができるように配慮されたもの
とする。
113
※ サーバ【顧客】(全体事項)
● データセンターにおいて、顧客エリアの省エネ対策を推進するためには、顧客の
理解・協力が必要不可欠である。また、データセンター事業者側から顧客に対して
積極的に省エネ対策について働きかけることが重要である。
● 顧客に対して理解・協力を求めるには、ガイドラインで具体的な手順等をとりまと
め、顧客が実践しやすい工夫が必要である。あわせて、契約時項に盛り込むなど、
実効性の確保も必要である。
※顧客に対して、積極的に働きかけている事例も存在
114
自社・顧客共通
◆ モニタリング(エネルギー使用量)
データセンター
№23
対策項目
エネルギー使用量をどの程度の単位で把握しているか
選択肢
2:ラック単位
1:分電盤単位
0:把握していない
【留意点】
● エネルギー使用量の把握の単位(場所)について選択する。
● 選択肢に無い単位でエネルギー使用量を把握している場合は、上流側(一次側)の選択肢を選択し、備考に把握し
ている単位を記入する。
● 電力供給設備(UPS等)単位でエネルギー使用量を把握している場合は「0」を選択する。
● 分電盤単位とは、PDU、PDF、MCCB等の単位でエネルギー使用量を把握している場合とする。
● ブレーカー(NBF等)単位でエネルギー使用量を把握している場合は「1」を選択する。
115
自社・顧客共通
◆ モニタリング(PUE)
データセンター
№24
対策項目
当該事業所のPUEを把握しているか
選択肢
1:把握している
0:把握していない
【留意点】
● PUEとは次式より算定され、エネルギー効率を示す指標の一つである。
PUE=データセンター全体の消費電力/データセンター内のIT機器の消費電力
● 例えばPUEが2.0である場合、IT機器以外(主に空調)の消費電力が50%を占めることとなる。このような場合は、一般
的に、運用対策から設備導入対策まで改善の余地が比較的大きいと考えることができる。
● PUEを把握している場合は備考欄に小数点以下第2位まで入力する。※記載がない場合は点数が付きません
116
自社・顧客共通
◆ モニタリング(温熱環境)
データセンター
№25
対策項目
サーバルーム内の温度やエアフローを把握しているか
選択肢
2:1に加えて、シミュレーションを行い、対策に
活用している
1:各ラック毎の吸込口等の温度把握を行って
いる
0:把握していない
【留意点】
● 温度把握は、システム等を導入し自動で計測している場合も、温度計をそれぞれのラックに設置し読み取って記録し
ている場合も可とする。
● 現状把握だけにとどまらず、どのようにエネルギー低減ができるかDCIMを活用するなどしてシミュレーションまで行って
いる場合は「2」を選択する。
117
自社・顧客共通
◆ 空調(高効率空調機の導入)
データセンター
№27
対策項目
選択肢
高効率パッケージ形空調機(ビル用マルチエアコン等)
を、パッケージ形空調機総冷却能力に対して、どの程度
の割合で導入しているか
3:概ね100%導入
(インバータ制御機器、高効率冷媒(R410A)、水冷
PAC又は散水システムのいずれかを導入している場合
は、そのパッケージ形空調機冷却能力合計値のパッケ
ージ形空調総冷却能力に対する割合)
0:50%未満又は把握していない
2:80%以上導入
1:50%以上導入
該当無:パッケージ形空調機を使用していない
【留意点】
● パッケージ形空調機(ビル用マルチエアコン等)に、インバータ制御機器等を導入している場合は、そのパッケージ形
空調機冷却能力合計値のパッケージ形空調機総冷却能力に対する割合を選択する。ガスエンジンヒートポンプ式空気
調和機は、エンジン低速化を導入している場合は、インバータ制御機器を導入しているものと同等と見なす。
118
◆ 空調(その他設備導入)
データセンター
自社・顧客共通
№28
対策項目
高発熱領域に対して局所冷房設備を導入しているか
選択肢
1:導入している
0:導入していない
局所冷却設備とは、サーバルーム全体に対する空調とは別に、サーバ本体の高
発熱領域を冷水又は冷却塔の冷却水で直接冷却するもの(空気で冷却するもの
は含まない)とし、パッケージ形空調機を局所的に設置したものは除く
【留意点】
● 高発熱領域とは、サーバ本体の高発熱部分を対象とする。
119
◆ 空調(その他設備導入)
データセンター
自社・顧客共通
№29
対策項目
選択肢
外気冷房システムを導入しているか
1:導入している
(取入外気量が設計外気量の1.2倍以上の場合に限る)
0:導入していない
【留意点】
● 外気冷房システムとは、冬期・中間期の外気温度が低い時に、自動制御により外気冷房有効の判断を行い、冷水よ
り優先的に外気で冷房するシステムとする。
● 取込外気量が設計外気量の1.2倍を下回る場合は「0:導入していない」を選択する。
120
◆ その他(整理整頓)
データセンター
自社・顧客共通
№30
対策項目
選択肢
サーバールーム内の定期的な整理整頓を行っているか
2:取組例の複数(2つ以上)を行っ
ている
[取組例]
1:取組例の1つを行っている
・毎月通気の妨げとなっているダンボール等がないか点検している
0:行っていない
・ラック内に置かれている不要なものを月1回廃棄している
・冷風の効率を上げるために年1回床下清掃を行っている
【留意点】
● [取組例]のようなことを行っている場合、「1」又は「2」を選択する。なお、[取組例]以外の取組を行っている場合は、
具体的な内容を備考欄に記載する。
121
本日の説明内容
1.総量削減義務と排出量取引制度
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表
する仕組み
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
(休憩)
4.中小テナントビル向け「カーボンレポート制度」
5.優良事業者による事例紹介
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
◆ 用途別「事業所数」「排出量」の割合
●事業所数の割合
「事務所」が多く6割を占め、次いで「物流」、「商業」となる。
●排出量の割合
「事務所」45%、「情報通信」18%、「商業」18%、「宿泊」9%で4業種で約9割を占める。
文化
2%
物流
12%
駐車場
1%
物流
4%
文化
1%
工場その他上記以外
2%
駐車場
0%
工場その他上記以外
4%
医療
1%
医療
1%
教育
0%
教育
0%
宿泊
9%
宿泊
5%
商業
11%
事務所
61%
放送局
0%
情報通信
6%
放送局
0%
事業所数の割合
事務所
45%
商業
18%
情報通信
18%
排出量の割合
123
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
◆ 用途別集計一覧
●用途別平均原単位(kg-CO2/m2)は2009年度以降減少傾向にある。
用途別集計一覧
主たる用途
提出件数
特定テナント等事業所
の用途別平均原単位
(kg-CO2/㎡)
総排出量
(t-CO2)
2012年度
2011年度
2010年度
2009年度
479
634,246
96
94
113
133
50
250,863
1,197
1,159
1,126
1,321
1
643
125
146
127
114
4 商業
84
249,036
125
122
144
148
5 宿泊
40
132,247
125
120
133
141
6 教育
1
299
29
-
-
-
7 医療
5
13,873
116
139
125
138
8 文化
13
20,124
85
90
98
103
9 物流
93
58,642
41
39
44
48
10 駐車場
8
2,121
11
11
13
19
14
51,793
180
271
307
321
788 1,413,887
165
164
197
205
1 事務所
2 情報通信
3 放送局
11 工場その他上記以外
全事業所
20%減
取組定着
※全事業所の平均原単位は2011年度までに約20%減少し、また2011年度以降から取組が定着してきている事がわかる。
124
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
◆ 同一用途の特定テナント等事業所との比較
・あなたの特定テナント等事業所の状況
項
特定温室効果ガス排出原単位
(kg-CO2/m2)
目
① 主たる用途別平均原単位
96
事務所
② あなたの事業所の2012年度の状況
155
あなたの事業所は
平均と比較して
主たる用途別平均原単位との比較
59
高い
・特定テナント等事業所の状況
1)床面積と特定温室効果ガス”排出量”
●:あなたの事業所
:回帰直線
特定温室効果ガス排出量(t-CO2)
16,000
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
20,000
40,000
60,000
80,000
床面積(m2)
100,000
120,000
●:あなたの事業所
:平均値
1,000
14,000
0
2)床面積と特定温室効果ガス”排出原単位”
1,200
140,000
160,000
特定温室効果ガス排出原単位(kg-CO2/m2)
18,000
800
600
400
200
0
0
20,000
40,000
60,000
80,000
100,000
120,000
140,000
160,000
床面積(m2)
125
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
点検表の項目別取組状況
(実施率の高い項目)
事務所
取
組
項
目
順位
番号
1
55
印刷方法を工夫するなどして、ペーパーレス化を行っているか
2
56
洗浄便座暖房の夏季停止を実施しているか
3
45
主要なエントランスホール、廊下等の居室以外の室内温度について、
夏季27℃以上、冬季20℃以下(冷房時除く)の設定に協力しているか
4
13
事業所全体のCO2排出量及び原単位を把握しているか
5
1
6
58
季節や用途等に応じた給湯温度設定の緩和を実施しているか
7
33
調光機能の無い白熱灯を採用しているか
8
19
事務所全体で決められた省エネ対策や連絡事項について社員に周知
しているか
9
2
役員クラスが推進体制(CO2削減推進会議)の責任者になっているか
10
24
これまでにオフィスレイアウト配置などFM(Facility Management)計画の
際に、省エネに配慮したOA機器や机などの配置を検討したか
50%
60%
70%
80%
90%
100%
自らの事業所内に省エネ対策の推進体制(CO2削減推進会議)を整備
しているか
※番号は昨年度の点検表の番号
126
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
事務所
点検表の項目 取組事例
(実施率の高い項目)
番号
取組項目
55
印刷方法を工夫するなどして、ペ
ーパーレス化を行っているか
・会議資料の電子化を実施。また、まとめ印刷、両面印
刷を実施。
季節や用途等に応じた給湯温度
設定の緩和を実施しているか
・洗面温水器は冬季を除く4月~11月まで停止対応
・手洗いの給湯については通年停止
これまでにオフィスレイアウト配置
などFM(Facility Management)計
画の際に、省エネに配慮したOA
機器や机などの配置を検討した
か
・採光をとるためローパーテーション導入等
・省エネに配慮して、OA機器の集約などを実施。
・ファシリティマネジメント専門業者にて提案を受けた。
58
24
取組事例
127
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
点検表の項目別取組状況
(実施率の低い項目)
事務所
取
組
項
目
順位
番号
1
61
近接階への移動における階段利用に関する啓発活動を実施しているか
2
32
ベース照明について、高効率化しているか
3
23
上記の環境性能を入居決定の判断要素の1つとしたか
4
48
冷房時の日射遮蔽のための閉鎖などブラインド類の効率的な運用に関する啓発活動を実
施しているか
5
46
空調の停止が可能な室の空調停止に関する啓発活動又は巡回点検を実施しているか
6
47
空調運転時間の短縮に関する啓発活動を実施しているか
7
22
入居している建物の環境性能はどの程度か
8
29
照明の消灯が可能な室の消灯に関する啓発活動又は巡回点検を実施しているか
9
30
不要時間帯の消灯、減灯等照明点灯時間の短縮に関する啓発活動を実施しているか
10
39
扇風機やサーキュレーターを活用するなどして、室内環境の保全を行っているか
※番号は昨年度の点検表の番号
0%
10%
20%
30%
40%
50%
128
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
事務所
番
号
61
32
39
点検表の項目 取組事例
(実施率の低い項目)
取組項目
取組事例
近接階への移動における階
段利用に関する啓発活動を
実施しているか
・アンケート調査はしていないが、近接階への階段
使用は、徹底出来ている。
・EMS活動のガイドラインで、『「最寄階」(上下3階)
への移動はなるべく階段を使用する』ように推進し
ている。
ベース照明について、高効率
化しているか
・照明器具の安定器のインバータ化(Hf化)を順次
実施中。テナントで追加設置した分は、LEDを使用
・一部LED照明を使用している。
扇風機やサーキュレーターを
活用するなどして、室内環境
の保全を行っているか
・扇風機やサーキュレーター使用する際、電灯の
間引きを追加するなどエネルギー消費を極力増やさ
ないルールとしている。
129
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
点検表の項目別取組状況
(実施率の高い項目)
商業
取
組
項
目
順位
番号
1
35
外部からの冷気流入や外部への冷気漏洩を防ぐため、搬出入口やバックヤード
扉等についてきちんと閉めることを周知し、管理しているか
2
52
営業開始時間に合わせた季節ごとの空調起動時間の適正化を図っているか
3
1
自らの事業所内に省エネ対策の推進体制(CO2削減推進会議)を整備している
か
4
48
売場の共用部(エスカレーターや通路など)において、間引きや調光機能による
照度条件の緩和を行っているか
5
13
事業所全体のCO2排出量及び原単位を把握しているか
6
2
役員クラスが推進体制(CO2削減推進会議)の責任者になっているか
7
47
調光機能の無い白熱灯を採用しているか
8
55
洗浄便座暖房の夏季停止を実施しているか
9
58
売場における省エネ対策について、お客様への協力を呼びかけているか
10
20
当該事業所以外のビルにも入居している場合、それぞれのエネルギー使用量を
把握し、事業所間での省エネ対策を共有しているか
※番号は昨年度の点検表の番号
50%
60%
70%
80%
90%
100%
130
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
商業
点検表の項目 取組事例
(実施率の高い項目)
番号
取組項目
取組事例
48
売場の共用部(エスカレーターや
通路など)において、間引きや調
光機能による照度条件の緩和を
行っているか
・移設可能ベース照明器具を活用して、売場通路上部の
照明を減らしている。
・夏季のみ照度を下げて省エネ対策中。
売場における省エネ対策につい
て、お客様への協力を呼びかけ
ているか
・ポスター、店内アナウンス等
・案内板等を利用し、照明の間引きや空調設定温度に
対する、お客様の理解を求めている。
・入口テンパードアに扉開閉のご協力案内を表示」や
「駐車場入口に、場内照明間引きの為ヘッドライトを点
灯して入場頂くよう掲示
58
131
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
点検表の項目別取組状況
(実施率の低い項目)
商業
取
組
項
目
順位
番号
1
23
上記の環境性能を入居決定の判断要素の1つとしたか
2
22
入居している建物の環境性能はどの程度か
3
68
厨房外調機・ファンの風量モード切替制御を導入しているか
4
67
高効率厨房換気システムを導入しているか
5
39
近接階への移動における階段利用に関する啓発活動を実施しているか
6
61
高効率ショーケースを採用しているか
7
14
オーナーが定める当該事業所のCO2排出削減目標を勘案して、自らの目標、計画及び投
資額を明確に設定しているか
8
6
9
71
高効率給湯設備を導入しているか
10
34
空調運転時間の短縮に関する啓発活動を実施しているか
0%
10%
20%
30%
40%
50%
エネルギー使用量に関する見える化システムを導入しているか
※番号は昨年度の点検表の番号
132
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
点検表の項目 取組事例
(実施率の低い項目)
商業
番
号
取組項目
取組事例
・インバーター制御化
68
厨房外調機・ファンの風量モード切替制御を
導入しているか
・2アップ2ダウンを各部門に要請
39
近接階への移動における階段利用に関する
啓発活動を実施しているか
エネルギー使用量に関する見える化システ
ムを導入しているか
・BEMS導入
6
133
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
点検表の項目別取組状況
(実施率の高い項目)
宿泊
取
組
項
目
順位
番号
1
65
厨房内の通風障害が発生しないよう、空調の吹出口付近の荷物を定期的に確認・
整理しているか
2
35
外部からの冷気流入や外部への冷気漏洩を防ぐため、搬出入口やバックヤード扉
等についてきちんと閉めることを周知し、管理しているか
3
58
営業開始時間に合わせた季節ごとの空調起動時間の適正化を図っているか
4
1
5
61
冷凍・冷蔵設備冷却器の除霜(デフロスト)の適正な管理を実施しているか
6
13
事業所全体のCO2排出量及び原単位を把握しているか
7
37
印刷機器(FAX・コピー機・プリンタ・複合機など)において、省エネモード(スタンバイ
モードなど)の設定をしているか
8
59
冷凍・冷蔵庫の保温状況の点検及び保守を実施しているか
9
60
冷凍冷蔵庫の扉の開閉の頻度を最低限にするような運用に関する啓発活動を実施
しているか
10
70
節水コマなど節水器具を導入し、節水対策を行っているか
50%
60%
70%
80%
90%
100%
自らの事業所内に省エネ対策の推進体制(CO2削減推進会議)を整備しているか
※番号は昨年度の点検表の番号
134
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
宿泊
点検表の項目 取組事例
(実施率の高い項目)
番号
取組項目
取組事例
・BEMSにてスケジュール管理している
58
営業開始時間に合わせた季節ごと
の空調起動時間の適正化を図って
いるか
節水コマなど節水器具を導入し、
節水対策を行っているか
・泡沫栓を取付 過度の使用を防止
70
135
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
点検表の項目別取組状況
(実施率の低い項目)
宿泊
取
組
項
目
順位
番号
1
39
近接階への移動における階段利用に関する啓発活動を実施しているか
2
23
上記の環境性能を入居決定の判断要素の1つとしたか
3
28
照明の消灯が可能な室の消灯に関する啓発活動又は巡回点検を実施しているか
4
53
不要時間帯の消灯、減灯等照明点灯時間の短縮に関する啓発活動を実施しているか
5
34
空調運転時間の短縮に関する啓発活動を実施しているか
6
29
不要時間帯の消灯、減灯等照明点灯時間の短縮に関する啓発活動を実施しているか
7
62
省エネ型の業務用冷蔵冷凍庫を導入しているか
8
57
主な居室において、夏季の「実際の室内温度」を何度にしているか
9
56
照明の消灯が可能な室の消灯に関する啓発活動又は巡回点検を実施しているか
10
33
空調の停止が可能な室の空調停止に関する啓発活動又は巡回点検を実施しているか
※番号は昨年度の点検表の番号
0%
10%
20%
30%
40%
50%
136
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
宿泊
番
号
点検表の項目 取組事例
(実施率の低い項目)
取組項目
取組事例
省エネ型の業務用冷蔵冷凍
庫を導入しているか
・インバーター冷蔵庫導入
空調の停止が可能な室の空
調停止に関する啓発活動又
は巡回点検を実施しているか
・啓発活動により、従業員自ら使用していない室の
空調を切り、併せて巡回点検のスケジュール管理
を行っている。
・1日2回の巡視点検を行い、消灯している
62
33
137
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
点検表の項目別取組状況
(実施率の高い項目)
データセンター
取
組
項
目
順位
番号
1
49
照明の消灯が可能な室の消灯に関する啓発活動又は巡回点検を実施してい
るか
2
1
自らの事業所内に省エネ対策の推進体制(CO2削減推進会議)を整備してい
るか
3
2
役員クラスが推進体制(CO2削減推進会議)の責任者になっているか
4
21
主要エントランスホール、廊下等の室内温度について、夏季27℃以上、冬季
20℃以下(冷房時除く)に協力しているか
5
52
発熱量に合わせた空調機運転台数の適正化を実施しているか
6
23
変換効率90%以上の高効率UPS(無停電電源設備)を導入しているか
7
6
8
32
冷気の通風を確保するために、電源ケーブルやネットワークケーブルの長さを適
正にし、配線を整理しているか
9
13
当該事業所以外のビルにも入居している場合、それぞれのエネルギー使用量
を把握し、事業所間での省エネ対策を共有しているか
10
33
熱だまり防止の観点から、ラックの開口率を把握しているか
50%
60%
70%
80%
90%
100%
事業所全体のCO2排出量及び原単位を把握しているか
※番号は昨年度の点検表の番号
138
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
データセンター
番
号
52
13
点検表の項目 取組事例
(実施率の高い項目)
取組項目
取組事例
発熱量に合わせた空調機運
転台数の適正化を実施してい
るか
・一部サーバルームで空調機自動制御による空調
制御運転を行っている。
当該事業所以外のビルにも入
居している場合、それぞれの
エネルギー使用量を把握し、
事業所間での省エネ対策を共
有しているか
・各テナント事業所が毎月の電気・熱使用量を管
理ツールに登録。
139
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
点検表の項目別取組状況
(実施率の低い項目)
データセンター
取
組
項
目
順位
番号
1
45
ラック内及びサーバ・ストレージのフィルタなどの定期的な清掃をするよう働きかけているか
2
44
サーバルーム内におけるホットアイルとコールドアイルの分離を働きかけているか
3
42
ラック内におけるホットアイルとコールドアイルを分離するよう働きかけているか
4
37
顧客向けに省エネ対策に関するガイドラインを作成しているか
5
41
冷気の通風を確保するために、電源ケーブルやネットワークケーブルの長さを適正にし、配
線を整理するよう働きかけているか
6
39
顧客に省エネ仕様のサーバ機器の導入を働きかけているか
7
40
顧客に省エネの視点からサーバ機器等の集約化を働きかけているか
8
17
ベース照明について、高効率化しているか
9
54
高発熱領域に対して局所冷房設備を導入しているか
10
43
顧客のラック内にブランクパネルを設置するよう働きかけているか
※番号は昨年度の点検表の番号
0%
10%
20%
30%
40%
50%
140
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
データセンター
番
号
点検表の項目 取組事例
(実施率の低い項目)
取組項目
取組事例
44
サーバルーム内におけるホッ
トアイルとコールドアイルの分
離を働きかけているか
・ラックの向かい合わせ設置による分離
・カーテンや断熱材を使ってより厳密に空間を分け、
ラックの上部空間などで冷気と熱気が混ざらない
ように工夫。
・ブランクパネルの取り付けによる分離
42
ラック内におけるホットアイルと
コールドアイルを分離するよう
働きかけているか
141
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
その他取組事例
(H26年度共通の項目)
事務所
番号
H25
12
25
取組項目
取組事例
これまで、オーナーとのやり
取りの中で、テナント専有部
における省エネ対策の提案を
した、もしくは提案を受けたこ
とがあるか
・共用部照明設備一部消灯(間引き)及
び空調設備停止及び温度緩和対応、
夏季期間中トイレ便座ヒーター停止等に
協力。
省エネ対策に関する各部署
の取組が活性化されるような
工夫を行っているか
・フロア単位の電気使用量の公開。定期
的に実施計画(施策)の取組状況につ
いて運用チェック(アンケート形式)を実
施し、活動を促している。
H26
7
12
※H25年度版とH26年度版の「取組項目」で共通の項目があります。項目の内容は同じですが、No,が変わってい
ますので、表の「番号」欄の左側にH25年度のNoを、右側にH26年度版のNoを表しています。
142
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
その他取組事例
(H26年度共通の項目)
事務所
番号
H25
H26
取組項目
自社サーバについて、次のような状
況を把握し、省エネ対策を行ってい
るか
63
28
[取組例]
・機器の配置の適正化(吸気口と排
気口の向きをそろえる)
・電源ケーブル等の長さの適正化
(冷気の支障とならないよう束ねる)
・サーバラック内の定期的な清掃
取組事例
・サーバの吸気、排気と空調器の換気の向
きを考慮し風向板の取付け等、適正化を
図っている。
・データーセンター及び、オフィスのサーバ
ーは、ラックを使用し機器の適正配置をし
ている。
・機器の設置は専門の会社に委託して、適
性な環境を構築している。
※H25年度版とH26年度版の「取組項目」で共通の項目があります。項目の内容は同じですが、No,が変わってい
ますので、表の「番号」欄の左側にH25年度のNoを、右側にH26年度版のNoを表しています。
143
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
その他取組事例
(H26年度共通の項目)
商業
番号
H25
12
61
取組項目
取組事例
これまで、オーナーとのやり取り
の中で、テナント専有部における
省エネ対策の提案をした、もしく
は提案を受けたことがあるか
・駐車場・エレベータホール・廊下の照明をLEDに変
更の提案
・空調機インバーター制御の導入の提案
・建物全体の省エネ診断による省エネ対策の
提案
高効率ショーケースを採用して
いるか
・ケース照明の安定器は電子安定器を使用、テ
ナント計器は中央監理室にて導入を指導
H26
7
28
※H25年度版とH26年度版の「取組項目」で共通の項目があります。項目の内容は同じですが、No,が変わってい
ますので、表の「番号」欄の左側にH25年度のNoを、右側にH26年度版のNoを表しています。
144
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
その他取組事例
(H26年度共通の項目)
商業
番号
H25 H26
24
13
取組項目
取組事例
省エネ対策に関する各部署の ・毎年のエネルギー消費量(削減率)を社
取組が活性化されるような工 内関係部署に公表している。
夫を行っているか
・「職員ハンドブック」を活用し、省エネルギ
ー活動を記載。また、毎年各部門にて省エ
ネルギー活動として行動目標を設定してい
る。
・毎月の使用電力量の推移を前年同月対
比で明確に公表して、節電活動の実数値
効果を実感してもらう。
※H25年度版とH26年度版の「取組項目」で共通の項目があります。項目の内容は同じですが、No,が変わってい
ますので、表の「番号」欄の左側にH25年度のNoを、右側にH26年度版のNoを表しています。
145
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
その他取組事例
(H26年度共通の項目)
宿泊
番号
H25 H26
11
24
34
7
13
11
取組項目
取組事例
これまで、オーナーとのやり取り
の中で、テナント専有部における
省エネ対策の提案をした、もしく
は提案を受けたことがあるか
・蛍光灯LED化
・照明器具更新、動力機器更新
・斜熱フィルム設置
・未使用時の空調・照明停止をビル側と連携し実施。
・照明間引き
省エネ対策に関する各部署の取
組が活性化されるような工夫を
行っているか
・バックヤード照明や空調設備の節電徹底による総電
力使用量削減数を公表した。
・各部署にてエネルギー管理基準を作成させた
・エレベータ内、社員食堂等に省エネ推進ポスター
等を掲示し意識の向上を図っている。
照明や空調の運転時間や利用
区画の適正化等、建物内の省エ
ネ対策に関する啓発活動を実施
しているか
・時間外に照明や空調を使用する場合、申請・許可
制とし、かつ、申請部署に課金・公表している。
※H25年度版とH26年度版の「取組項目」で共通の項目があります。項目の内容は同じですが、No,が変わってい
ますので、表の「番号」欄の左側にH25年度のNoを、右側にH26年度版のNoを表しています。
146
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
その他取組事例
(H26年度共通の項目)
データセンター
番号
H25
28
32
50
H26
14
15
26
取組項目
取組事例
省エネの観点で、サーバ機器を集
約化しているか
・ハードディスクの大容量化、ブレードサーバ
の導入を一部実施及びディスク台数の削
減
・仮想化によるサーバ集約化と台数削減
冷気の通風を確保するために、電
源ケーブルやネットワークケーブル
の長さを適正にし、配線を整理して
いるか
・電源は、DC工事で管理、ネットワークケーブル
は、ケーブルラックを設置
ベース照明について、高効率化して
いるか
・会議室・廊下及び事務室についてはLED
化実施済み
・照明器具を間引き実施
※H25年度版とH26年度版の「取組項目」で共通の項目があります。項目の内容は同じですが、No,が変わってい
ますので、表の「番号」欄の左側にH25年度のNoを、右側にH26年度版のNoを表しています。
147
参考情報
◆ 本セミナー概要(配布資料のダウンロードはこちらから)
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/climate/large_scale/cap_and_trade/meeting/tenant_syo-ene_2014.html
◆ 提出書類(計画書、点検表など)
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/climate/large_scale/cap_and_trade/documents/tokute2014.html
◆ 制度概要(分かりやすい動画も掲載しております)
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/climate/large_scale/cap_and_trade/overview.html
◆ 都内事業所における「賢い節電&省エネ対策」事例レ
ポート(2012夏)
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/climate/setsuden/good_practices/good_practices_2012summer.html
◆ 東京における2012年夏の節電対策の実施状況等
~都内事業所・都民への2012年夏の節電対策アンケート調査結果~
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/climate/setsuden/201224.html
148
本日の説明内容
1.総量削減義務と排出量取引制度
2.特定テナントにおける省エネ対策の取組を評価・公表
する仕組み
3.東京都★テナント省エネカルテ(平成25年度版)
(休憩)
4.中小テナントビル向け「カーボンレポート制度」
5.優良事業者による事例紹介
平成26年7月11日
テナント省エネセミナー
中小テナントビル向け
「カーボンレポート制度」の説明
東京都 環境局
~発表の概要~
1 自己評価指標(ベンチマーク)
2 カーボンレポート
3 中小テナントビル改修効果見える化プロジェクト
2
自己評価指標(ベンチマーク)
3
ベンチマーク導入の背景
CO2 排出量 (kg)
事業所間でCO2排出量は大きく
異なるが、事業所の大きさや業
態の影響を排した比較が困難
以下の2つのニーズが存在
①異なる大きさの事業所の比較
②同業態間での比較
延床面積 m2
4
ベンチマークの作成へ
面積(1㎡)当たり
のCO2排出量 =
(kg/m2)
① 異なる大きさの事業所の
CO2排出レベルが比較可能
CO2排出量(kg)
延床面積(m2)
② 同業態間での
CO2排出レベルが比較可能
5
ベンチマークレンジ
ベンチマークレンジ基準
レンジ
A4
A3+
A3
A3-
基準
55%以下
55%超-.60%以下
60%超-65%以下
65%超-70%以下
A1
A2+
A2
A2-
A1+
A1
70%超-75%以下
75%超-80%以下
80%超-85%以下
85%超-90%以下
90%超-95%以下
B2
A1-
B2+
B2
95%超-平均値以下
100%超-105%以下
105%超-110%以下
B1
C
B2-
B1
C
110%超-115%以下
115%超-150%以下
150%超
A4
A3
A2
7段階(15レンジ)で構成
6
ベンチマーク区分
区分
番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
ベンチマーク区分
オフィス(テナント専有部)
オフィス(自社ビル)
テナントビル(オフィス系)
テナントビル(商業複合系)
物販店(コンビニ)
物販店(ドラッグストア)
物販店(総合スーパー・百貨店)
物販店(生鮮食品等)
物販店(食料品の製造小売)
物販店(服飾品)
物販店(自動車(新車)小売)
飲食店(食堂・レストラン)
飲食店(居酒屋・バー)
飲食店(ハンバーガー)
飲食店(喫茶)
区分
番号
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
ベンチマーク区分
飲食店(焼肉)
飲食店(中華料理・ラーメン)
飲食店(その他)
旅館・ホテル
学校・教育施設
病院・診療所
保育所
保健・介護施設
フィットネス施設
パチンコ店舗
カラオケボックス店舗
ゲームセンター
図書館
博物館・美術館
区市町村庁舎等
※区分番号3と4は、規模に応じてさらに3つに細分化
7
ベンチマークによる自己評価や活用の例
ベンチマーク 【区分1 オフィス(テナント専有部)】
レンジ
基準
A4
A3+
A3
A3A2+
A2
A2A1+
A1
A1B2+
B2
B2B1
C
0.55以下
0.55超-0.60以下
0.60超-0.65以下
0.65超-0.70以下
0.70超-0.75以下
0.75超-0.80以下
0.80超-0.85以下
0.85超-0.90以下
0.90超-0.95以下
0.95超-1.00以下
1.00超-1.05以下
1.05超-1.10以下
1.10超-1.15以下
1.15超-1.50以下
1.50超
CO2排出原単位(kg-CO2/㎡)範囲
35.0
38.2
41.4
44.6
47.7
50.9
54.1
57.3
60.5
63.6
66.8
70.0
73.2
95.4
超
超
超
超
超
超
超
超
超
超
超
超
超
超
35.0
38.2
41.4
44.6
47.7
50.9
54.1
57.3
60.5
63.6
66.8
70.0
73.2
95.4
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
例えば、原単位
50kg-CO2/㎡の
事務所のベンチ
マークレンジは、
“A2”
レンジが明確にな
ることで、より省エ
ネに前向きに!
8
ベンチマークの活用方法~その1~
光熱水費削減のポテンシャルの目安になります。
例:ベンチマーク区分:ドラッグストア
赤枠内の事業所は、同
業種平均よりもCO2排
出原単位が大きい
光熱水費削減の余地が
大きい(可能性が高い)
省エネの優先順位が高い
△社の事業所
9
ベンチマークの活用方法~その2~
例えば、ベンチマークレンジB2だった先ほど
のドラッグストアならば・・・
ベンチマーク 【区分:ドラッグストア】
レンジ
A4
A3
A3
A3
A2
A2
A2
A1
A1
A1
B2
B2
B2
B1
C
+
+
+
+
-
平均値に
対する比率
0.55以下
0.55超-0.60以下
0.60超-0.65以下
0.65超-0.70以下
0.70超-0.75以下
0.75超-0.80以下
0.80超-0.85以下
0.85超-0.90以下
0.90超-0.95以下
0.95超-1.00以下
1.00超-1.05以下
1.05超-1.10以下
1.10超-1.15以下
1.15超-1.50以下
1.50超
CO2 排出原単位(kg-CO2 /㎡)の範囲
126.6
138.1
149.6
161.1
172.6
184.1
195.6
207.1
218.6
平均値 230.1
241.7
253.2
264.7
345.2
超
超
超
超
超
超
超
超
超
超
超
超
超
超
126.6
138.1
149.6
161.1
172.6
184.1
195.6
207.1
218.6
平均値 230.1
241.7
253.2
264.7
345.2
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
以下
【今年度】
原単位250kg-CO2/㎡
=B2
↓
【次年度目標=平均値】
A1-
=原単位230.1kg-CO2/㎡
以下を目指す。
現状を数値化することで、省エネ目標が明確に
10
ベンチマーク活用時の留意点
ベンチマーク・CO2排出原単位の確認におい
ては、次の事項の影響を受ける場合がありま
すので留意下さい。
■テナントの業態(サーバー室など)
■稼働時間(24時間店舗の有無)
■空きフロアの存在
■駐車場の有無・大小
11
該当するベンチマーク区分が無い場合
サンプル数が十分でない等の理由で
ベンチマーク未作成です。
個別でお問合せをいただければ、
同業種の平均値等の参考情報を御提供します。
<お問合せ先>
クール・ネット東京
報告書ヘルプデスク
03-5388-3408
12
カーボンレポート
13
テナントビル対策の重要性
都内には、中小規模のテナントビルが多数あります。
しかし、省エネ改修が進まない大きな課題が・・・
■課題 ビルを省エネ改修しても光熱費の削減効果はテナント側
が享受 → ビルオーナー側のメリットにならない
そこで、
■対応 低炭素ビルがテナントから選ばれる仕組みづくり
→ ビルオーナー側のメリット
①カーボンレポート
②中小テナントビル省エネ改修効果見える化プロジェクト
14
カーボンレポート~東京都低炭素ビル実績表示~
表面
この書面は、(中略)「地球温暖化対策報
告書」により東京都に報告したCO2排出量の
実績等を(中略)表示するものです。
・報告書提出事業者名
・事業所名
・住所
・CO2排出量 ・CO2排出原単位
等
・ベンチマーク区分
テナントビル
[オフィス系/商業複合系]
[小規模/中規模/準大規模]
・ベンチマークレンジ
A4~C
15
カーボンレポート~東京都低炭素ビル実績表示~
裏面
地球温暖化対策の実施状況
(報告書のデータより)
補足説明(自由記載欄)
・事業所の特徴や省エネの取組の詳細
等を任意で記入できる欄
CO2排出原単位、ベンチマークに関する注意
書き
(空室率、稼働時間等に影響を受けること等)
16
カーボンレポートの活用方法
<使用方法>
1 都のHP(PRシートと同じリンク)からカーボンレポートの
フォーマットをダウンロードする。
2 ダウンロード後、必要に応じて補足説明を記入する。
3 ビルオーナー等が、テナント入居希望者への説明等において提示。
→ ビルのCO2排出レベル・省エネの取組状況の見える化
☆入居予定者への掲示
省エネレベルの高さ(=CO2排出状況、
省エネ対策の取組)を掲示することで、
環境意識の高い入居者を誘致すること
が出来ます。
☆エントランス等に掲示
エントランス等に掲示することで、ビル
関係者の省エネ意識の向上や、来訪者
に対して省エネレベルとその取組をPR
することが出来ます。
◆ 地球温暖化の対策の実施状況
重点対策
その他対策
対策名
対策名
組 織 体 制 の 整 備
エ ネ ル ギ ー 等 の
使 用 状 況 の 把 握
運
用
対
策
ー
省
エ
ネ
ル
ギ
対
策 設 備 保 守 対 策
設 備 導 入 対 策
上記は、本事業所が実績年度に実施した対策です。
◆ 補足説明(自由記入)
◆ 注記
ビルのCO2排出原単位(延床面積当たりの年間CO2排出量)は、ビルの断熱性能、設備・機器のエネル
ギー効率及び運用・保守管理状況を総合的に示すビルの省エネルギー指標といえます。一方、ビルのCO2
排出原単位は、空室率、駐車場や電算室の有無、稼働時間、入居テナントの種類や入居テナントのエネル
ギーの使い方によっても影響を受けます。
東京都が提供しているベンチマークは、ビルの省エネの取組に加え、こうした様々な要因を包含した中小ビ
ルのCO2排出原単位の平均値をビルの用途別・規模別に示しており、評価者は、その平均値から個々のビ
ルの値がどの程度離れているかを見ることで当該ビルの低炭素レベルを評価することができます。一方で、
空室率等、省エネの取組以外の要因が著しく大きい場合等は、これらの要因がどの程度CO2排出原単位に
影響を与えているのかを考慮することが必要になります。
詳細は、『自己評価指標(ベンチマーク)解説書】(東京都環境局発行)をご参照ください。
17
カーボンレポートの作成方法
<今後の予定>
6月予定 利用方法ガイドライン公表
カーボンレポートダウンロード機能の提供開始(HP)
インターネット
地球温暖化対策報告書 公表
検索
◎カーボンレポートの活用を希望しない提出者の方は、「環境局都市地球環境部計
画課 地球温暖化対策報告書担当宛て」と記載してメールを送ってください。
メールアドレス
S[email protected]
18
3 中小テナントビル省エネ改修効果
見える化プロジェクト
(26~27年度の2カ年事業)
開始
年度
26
事業名
中小規模事業所における環境性能評価の普及促進
予算額
(百万円)
4,000
19
省エネ改修効果見える化プロジェクト
【目的・概要】
• 中小テナントビルの省エネ性能が市場
で評価されるように
• 省エネ改修による効果を分かりやすく
示す仕組みを作る
☆省エネがビルオーナーのメリットに
電気料金
入居率が
上がった!
改修前
改修後
「省エネ改修評価ツール(仮称)」及び
「省エネ改修評価書」の構築
20
省エネ改修効果見える化プロジェクト
【プロジェクトの効果】
■ビルの省エネ性能が、立地、面積、賃料や、
耐震性能のように、ビル入居を決める際の
判断基準の一つに
■省エネ性能の高いビルが不動産市場で
評価され、ビルオーナーによる省エネ改修
への投資拡大を図ることで低炭素なビル
が増加
21
省エネ改修効果見える化プロジェクト
【プロジェクトの内容】
① 中小テナントビルオーナー等は、省エネ改修を行い、
省エネ性能をレベルアップ
② 都は、改修費用(機器費・工事費)の一部を助成
③ オーナー等は、省エネ改修後の実績を都に報告
④ 都は、実績データを活用し「ツール」と「評価書」を構
築、不動産市場での普及を図る。
②
東 京 都
ビルオーナー
③
④省エネ改修評価ツール及び
省エネ改修評価書の構築、普及
①
省エネ性能アップ
省エネ改修
22
省エネ改修効果見える化プロジェクト
【助成概要】
対象者
対象事業所
中小企業基本法に定める中小企業者等
中小テナントビル
※リース、ESCO事業者との共同申請も
可
※改修後の省エネ性能が一定(ベンチ
マークレンジA2-)以上
対象機器
補助率
高効率な省エネ設備(照明・空調等)
※LED必須
機器費の2分の1(上限額2000万円)
※工事費は機器費の20%まで
• 予算規模:40億円(予定件数:200件)
【スケジュール】
平成26年10月頃 募集説明会(具体的な説明)
平成26年11月頃 第1回募集開始
平成27年 3月頃 第1回募集交付決定
※平成27年度に、第2回・第3回(最終)の募集を予定
23
助成金交付の流れ
助成金は、検査後に交付します。
また、工事後は、都による省エネルギー診断の受診が
必要です。
実績報告(
地球温暖化対
策報告書等)
省エネルギー診断
助成金交付
検査・確認
工事
※
審査・交付決定
申請書類の提出
※工事は、交付決定後に行ってください。
24
<参考> 耐震改修促進法の改正概要
◎大規模建築物の所有者に耐震診断実施と結果報告を義務付け
対象:不特定多数が利用する建築物や、
避難弱者が利用する建築物のうち、大規模なもの
用
不特定多数
避難弱者
途
規
模
病院、店舗、旅館など
階数3以上かつ床面積5,000㎡以上
体育館
階数1以上かつ床面積5,000㎡以上
老人ホームなど
階数2以上かつ床面積5,000㎡以上
幼稚園、保育園
階数2以上かつ床面積1,500㎡以上
小学校、中学校など
階数2以上かつ床面積3,000㎡以上
期限:平成27年末までに所管行政庁に報告
耐震診断費用の1/3、改修費用の11.5%を国が補助
25
<参考>東京都耐震マーク表示制度
耐震性のある都内全ての建築物にマークを交付(無料)
東京都耐震ポータルサイト
検索
◎お問合せ先
「東京都耐震マーク事務局」 (TEL: 03-5466-2023 )
26
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