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電子マネーの利用実態と最新動向 - Nomura Research Institute
第138回NRIメディアフォーラム 電子マネ の利用実態と最新動向 電子マネーの利用実態と最新動向 ~電子マネーに関するアンケート調査(第4回) ~ 【訂正版】 2010年8月26日 株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部 金融戦略コンサルティング部 副主任コンサルタント 瀬尾 利数 河野 愛 コンサルタント 和泉 隆則 上級コンサルタント 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビル 目次 1 はじめに 1.はじめに 2.電子マネーの普及状況 3.「メイン電子マネー」の動向 4.電子マネーのさらなる発展に向けて 5 まとめ 5.まとめ Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 1 1 はじめに 1.はじめに 2.電子マネーの普及状況 3.「メイン電子マネー」の動向 4.電子マネーのさらなる発展に向けて 5 まとめ 5.まとめ Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 2 調査概要 5つの地域の居住者2,250名を対象として調査を実施。 実施方法: 調査タイトル 調査タイトル: 対象者: 実施期間: NRIのインターネットリサーチサービスTRUENAVI(http://truenavi.net)を利用 電子 ネ に関するアンケ ト調査(第4回) 電子マネーに関するアンケート調査(第4回) 下記5地域に住む18歳以上の男女計2,250人 2010年6月18日(金)~6月22日(火) 対象地域およびサンプル数 地域 対象都道府県 サンプル数 札幌 北海道(札幌市のみ) 250名 首都圏 東京、神奈川、千葉、埼玉 1,000名 東海 愛知、三重、岐阜 250名 近畿 大阪、京都、兵庫、奈良 500名 福岡 福岡 250名 ※調査対象の各地域から回収された18歳以上の男女2,250人について、男女年齢別の構成が、2005年の国勢調査に基づく5地域の性・年齢別人口構成(18~19歳、20~29歳、 30歳~39歳、40~49歳、50~59歳、60~79歳の人口構成比)に沿うように、回答に重み付けを行って集計している。 ※第1回調査は2007年5月18日~2007年5月21日に、札幌市を除く4地域の居住者2,500名(近畿のサンプル数1,000)を対象に、第2回調査は2008年6月13日~2008年6月16日 に、同4地域の居住者2,000名(近畿のサンプル数500名)を対象に、また、第3回調査は2009年6月12日~2009年6月16日に、札幌市を含む5地域の居住者2,250名(近畿の プ サンプル数500名)を対象に、それぞれ実施した。 ※本調査は、電子マネーに関する長期的なトレンドを把握することを目的としており、その目的を達成するために必要十分なサンプル数でアンケート調査を実施している。ただし、 通常のアンケート調査と同様に一定の標本誤差が含まれていることに留意頂きたい。 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 3 対象者の属性 通勤・通学手段 首都圏・近畿は鉄道が、札幌・東海・福岡では自家用車が、 主な通勤・通学手段になっている。 通勤 通学手段 通勤・通学手段 0% 札幌(n=250) 10% 8.5 10.1 3.8 22.6 首都圏(n=1,000) 東海(n=250) 20% 7.5 近畿(n=500) 11.6 福岡(n=250) 12 1 12.1 40% 22.7 20.3 68 6.8 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 70% 4.7 7.8 1.1 24 3 24.3 13.1 80% 90% 100% 38.0 11.2 0.9 15.5 JRの鉄道路線(最寄り駅までの交通手段は問わない) 路線バス(鉄道は一切使わない) 路線バス(鉄道は 切使わない) 徒歩または自転車(鉄道・路線バスは一切使わない) 通勤・通学はしていない 60% 1.0 8.4 30.2 0.5 50% 12.2 22.5 11.4 0.5 56 5.6 30% 36.6 38.2 1.4 37.7 12 2 0.1 12.2 01 38 9 38.9 JR以外の鉄道路線(最寄り駅までの交通手段は問わない) 自家用車(鉄道・路線バスは一切使わない) 自家用車(鉄道 路線バスは 切使わない) その他 (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 4 主要電子マネーに関する動き JR各社の相互利用が進み、Edy(ビットワレット社)が楽天に事実上買収された。 調査実施期間: 2010年6月18日(金)~6月22日(火) 2010年 2009年 10/13 10/23 3/13 4/16 5/6 モバイル 6/18 6/22 第4回 調査実施 に決定 mmanaca 会員数が200万人を突破 SSuica 名古屋鉄道の電子マネーの名称が の相互利用開始 Suica,TOICA,ICOCA はやかけんの相互利用開始 Suica,SUGGOCA,nimoca, 12/8 利N用開始 WAON 利用開始 WAON 発行枚数が3000万枚を突破 Suica ファミリーマートでの 利 Ed dy用開始 会員数が150万人を突破 SSuica Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 11/5 マクドナルドでの 10/7 セブンイレブンでの モバイル 6/12 6/16 第3回 調査実施 ビットワレットと楽天の資本提携基本合意 4/15 (出所)各社プレスリリース資料より作成 5 調査対象電子マネー 18種類の「電子マネー」を対象に調査した。 調査対象電子マネーの分類(発行体別) 発行済・おサイフケータイ対応済 発行済・おサイフケータイ未対応 独立系 鉄道系 流通系 クレジット系 Edy Suica nanaco QUICPay JAL ICクーポン PASMO WAON iD Taspo/ピデル ICOCA PiTaPa Smartplus/ VISA Touch PayPass TOICA nimoca SUGOCA Kitaca SAPICA Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 6 <参考>主要電子マネー計数 発行枚数は1.5億枚を、また月間決済件数は1.8億件/月を突破している。 主要電子マネー計数 2010年6月末時点 名称 発行枚数 (万枚) 利用可能店舗数 (店) 月間決済件数 (万件) Edy Suica PASMO ICOCA nanaco WAON iD 合計 5 840 5,840 3 039 3,039 1 563 1,563 549 1 166 1,166 1 510 1,510 1 475 1,475 15 142 15,142 231,000 102,710 79,000 80,510 73,092 93,000 453,000 1,112,312 3,100 3,656 1,597 162 4,400 3,980 1,613 18,508 (出所)日経MJ(流通新聞) 2010年7月30日付7面より作成 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 7 1 はじめに 1.はじめに 2.電子マネーの普及状況 3.「メイン電子マネー」の動向 4.電子マネーのさらなる発展に向けて 5 まとめ 5.まとめ Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 8 電子マネーの保有状況 首都圏ではSuica(保有率55.3%)、PASMO(同35.8%)が優位に立つ。 電子マネ の保有率(1/2) 電子マネーの保有率(1/2) 60% 55.3 札幌(n=250) ( ) 首都圏(n=1,000) ( ) 東海(n=250) ( ) 近畿(n=500) ( ) 福岡(n=250) ( ) 50% 40% 35.8 31.6 30% 30.3 26.5 25.5 23.7 26.3 23.5 21.4 19.5 20% 10.9 10% % 18.7 16.8 12.5 10.3 7.0 7 0 4.1 3.6 3.1 1.9 1.8 0% Edy (エディ) 30.1 29.6 Suica (スイカ) PASMO (パスモ) Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 1.1 1.3 0.3 ICOCA (イコカ) 1.9 0.0 0.4 1.5 PiTaPa (ピタパ) 0.5 0.0 0.2 0.5 0.0 nimoca (ニモカ) 0.5 0.3 9.9 19.1 16.1 12.2 8.6 0.0 0.0 SUGOCA (スゴカ) nanaco (ナナコ) WAON (ワオン) (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 9 電子マネーの保有状況 クレジット系の保有率は総じて低いが、QUICPayは東海で保有率が高い。 電子マネ の保有率(2/2) 電子マネーの保有率(2/2) 60% 札幌(n=250) ( ) 首都圏(n=1,000) ( ) 東海(n=250) ( ) 近畿(n=500) ( ) 福岡(n=250) ( ) 50% 40% 30% 20% 10% 0% 11.7 9.7 10.5 7.8 7.2 72 0.3 0.2 0.0 0.0 0.1 0.4 0.5 0.0 0.0 0.0 Kitaca (キタカ) SAPICA (サピカ) 9.8 5.1 3.0 0.5 8.2 7.7 6.4 6 4 5.9 5.75.2 5.0 5.0 4.6 3.9 3.2 4.4 3.5 4.1 2.5 0.0 TOICA (トイカ) taspo (タスポ)/ピデル JAL IC クーポン iD QUICPay 2.2 3.21.2 1.4 0.6 0.6 0.7 0.00.0 0.0 Smartplus/ Visa Touch PayPass クレジット系マネー Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 10 電子マネーの保有状況 ①札幌 WAONの保有率が3割程度まで増加し、Edyと同程度の保有率となった。 電子マネ 保有率の対前年比 ①札幌(n=250) 電子マネー保有率の対前年比 50% 2009年保有率 40% 2010年保有率 +6.8ポイント . ポ ト 33 8 33.8 31.6 30.1 30% 23.3 18.7 20% 14.4 91 9.1 10% 11.7 9.7 6.1 0% Edy (エディ) Kitaca (キタカ) Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. SAPICA (サピカ) nanaco (ナナコ) WAON (ワオン) (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 11 電子マネーの保有状況 ②首都圏 首都圏では鉄道系マネーの保有率が引き続き相対的に高い。 電子マネ 保有率の対前年比 ②首都圏(n=1,000) 電子マネー保有率の対前年比 ②首都圏(n=1 000) 70% 2009年保有率 57.9 60% 2010年保有率 55.3 50% 40% 30% 36.7 35.8 29 9 29.9 26.5 20% 14.6 16.8 10.5 12 2 12.2 10% 0% Edy (エディ) Suica (スイカ) Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. PASMO (パスモ) nanaco (ナナコ) WAON (ワオン) (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 12 電子マネーの保有状況 ③東海 WAONが保有率を大きく伸ばし、Edyと同程度の保有率となった。 電子マネ 保有率の対前年比 ③東海(n=250) 電子マネー保有率の対前年比 40% 2009年保有率 30% 25.5 2010年保有率 +6.8ポイント 25.5 23.5 20% 16.7 9.4 10% 10.5 8.8 9.9 77 7.7 71 7.1 0% Ed Edy (エディ) TOICA (トイカ) Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. QUICP QUICPay nanaco (ナナコ) WAON (ワオン) (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 13 電子マネーの保有状況 ④近畿 WAONが保有率を伸ばしている。 また、他都市圏と比べると各種電子マネーの保有率が拮抗している。 電子マネ 保有率の対前年比 ④近畿(n=500) 電子マネー保有率の対前年比 2009年保有率 40% 2010年保有率 30% 23.7 20.9 22.2 +7.3ポイント 21.4 19.5 20% 19.1 17 6 17.6 11.8 10% 8.2 8.6 0% Ed Edy (エディ) ICOCA (イコカ) Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. PiT P PiTaPa (ピタパ) nanaco (ナナコ) WAON (ワオン) (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 14 電子マネーの保有状況 ⑤福岡 福岡ではnimocaとWAONの保有率が10ポイント以上増加し、Edy、nimoca、WAONの保有 率が拮抗している。 電子マネ 保有率の対前年比 ⑤福岡(n=250) 電子マネー保有率の対前年比 2009年保有率 40% +15.8ポイント 30.3 +11.5ポイント 29.6 30% 2010年保有率 26.3 21.7 20% 17 7 17.7 12.5 16.1 13.8 14.8 10% 4.9 0% Ed Edy (エディ) SUGOCA (スゴカ) Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. nimoca i (ニモカ) nanaco (ナナコ) WAON (ワオン) (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 15 電子マネー保有率の推移 首都圏、札幌、近畿では、電子マネーの保有率は横ばい。 一方で、東海、福岡の保有率が堅調な伸びを示している。 電子マネー保有率の対前年比 電子マネ 保有率の対前年比 100% 90% 2007年 82.8 83.4 78.9 80% 2008年 2009年 +12.9ポイント 70.8 70% 2010年 +10 0ポイント +10.0ポイント 61 4 60.8 61.4 60 8 60% 52.9 50% 42.9 36.0 40% 64.7 56.5 57.8 39.6 38.8 28.0 30% 51.8 48.2 24.4 20% 10% 0% 札幌 n=250 首都圏 n=1,000 東海 n=250 近畿 n=1,000(2007年) n=500(2008~10年) n 500(2008 10年) 福岡 n=250 ※札幌は、2009年から調査を実施したため、2007年および2008年の数値は存在しない。 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 16 電子マネーの保有意向 主な電子マネーの保有率は、まだ10%程度上昇する余地がある。 電子マネ 保有意向(「現在は持っていないが 持ちたい」) 電子マネー保有意向(「現在は持っていないが、持ちたい」) 第1位 第2位 第3位 :鉄道系マネー :流通系マネー :流通系マネ 札幌 (n=250) 首都圏 (n=1,000) 東海 (n=250) 近畿 (n=500) 福岡 (n=250) Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. nanaco (11.7%) Kitaca (11.1%) WAON (9.7%) nanaco (10.0%) WAON (9.0%) Edy (8.1%) WAON (7.8%) Edy (6.7%) Suica (6.2%) WAON (11.8%) PiTaPa (11.5%) ICOCA (10.3%) nimoca oca (12.4%) W O WAON (11.0%) nanaco a aco (10.3%) (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 17 電子マネー保有率の性年代別構成 流通系マネー(WAON、nanaco)の保有者は女性が過半数を占める。 主要電子マネ 保有者の性年代別構成(男性比率の高い順) 主要電子マネー保有者の性年代別構成(男性比率の高い順) 0% Kitaca(キタカ)(n=31) 10% 8.6 Edy(エディ)(n=601) 12.1 PiTaPa(ピタパ)(n=115) 12.9 (イ カ)( ) ICOCA(イコカ)(n=143) 14.0 WAON(ワオン)(n=398) 21.1 23.8 11.6 18.2 19.1 9.8 23.6 12.5 16.5 16.4 10.3 男性10~20歳代 女性10~20歳代 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 10.3 19.7 70% 7.0 10.7 24.7 14.2 8.6 16 9 16.9 13 5 13.5 16.3 20.4 20.3 16.8 男性30~40歳代 女性30~40歳代 22.5 12.4 30.0 8.5 15.1 21.7 女性比率 29.1% 36.8% 11.6 37.5% 12.1 38.6% 14.8 21.8 29 0 29.0 16.4 17.6 3.3 11.8 67 6.7 8.1 14.9 12.3 16.3 11.7 100% 15.2 13.6 22.6 90% 14.6 27.6 19.4 80% 10.9 17.9 19 7 19.7 16.9 60% 23.5 22.0 PASMO(パスモ)(n=419) SAPICA(サピカ)(n=39) 50% 33.6 27.7 14 3 14.3 i ( カ)( 82) nimoca(ニモカ)(n=82) 40% 28.7 TOICA(トイカ)(n=39) nanaco(ナナコ)(n=323) 30% 15.6 SUGOCA(スゴカ)(n=44) Suica(スイカ)(n=635) 20% 21.6 40.1% 46.7% 49.1 49 1% 49.7% 19.8 50.3% 20.5 50.5 50 5% 23.0 53.0% 23.1 53.3% 男性50歳代以上 女性50歳代以上 (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 18 1 はじめに 1.はじめに 2.電子マネーの普及状況 3.「メイン電子マネー」の動向 4.電子マネーの今後 5 まとめ 5.まとめ Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 19 電子マネーの利用状況 電子マネーを買い物に利用する生活者は、東海、近畿、福岡で増加。 電子マネーの買い物利用率(エリア別) 電子マネ の買い物利用率(エリア別) 2007年 60% 2008年 2009年 2010年 52.7 51.5 51 5 50% 47.4 48.1 47.7 43.0 42.2 40% 39.2 35.9 36.8 34.0 38.8 30.0 30% 25.2 20% 26.0 18 3 18.3 16.8 13.6 10% 0% 札幌 首都圏 東海 近畿 福岡 n=250 n=1,000 n=250 n=1,000(2007年) n=500(2008~10年) n=250 ※1:札幌は、2009年から調査を実施したため、2007年および2008年の数値は存在しない。 ※2:「交通機関のきっぷや定期券としてのみ利用(買い物には利用していない)」または「持っているが利用していない」 と回答した対象者を除く比率。 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 20 「メイン電子マネー」の地域別シェア 普段の買い物などにもっともよく利用する電子マネーを「メイン電子マネー」と定義した。 首都圏では鉄道系が強く、他の都市圏では流通系が強い。 ※「メイン電子マネー」とは、利用している電子 マネ のうち 乗車券や定期券以外に 買い物 マネーのうち、乗車券や定期券以外に、買い物 にもっともよく利用している電子マネー。利用し ている電子マネーが1つの場合は、その電子マ ネーを指す。 グラフの数値は、電子マネーを保有し、乗車券 や定期券以外に買い物に利用している人を母 集団として算出 集団として算出。 メイン電子マネーのシェア※ 40% 38.1 34.0 34.3 30% 29.6 20.2 19.4 15.6 15 6 14.3 10% 9.0 2.9 2.0 0% 0.0 札幌(n=121) 29.7 26.4 26.4 20% 33.0 33.4 0.0 首都圏(n=544) 15 5 15.5 9.3 2.5 0.9 0.0 東海(n=104) 10.4 7.5 0.7 0.0 近畿(n=193) Edy(エディ) Suica(スイカ) PASMO(パスモ) ICOCA(イコカ) nanaco(ナナコ) WAON(ワオン) Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 0.0 福岡(n=123) (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 21 「メイン電子マネー」のシェア変化 ①札幌 札幌ではWAONのシェアが大幅に拡大し、Edyのシェアが縮小。 メイン電子マネ のシェア変化(①札幌) メイン電子マネーのシェア変化(①札幌) 0% 10% 20% 2009年 ((n=119)) 30% 1.5 2.1 38.3 2010年 (n=121) 26 4 26.4 Edy(エディ) 40% 2.9 Suica(スイカ) Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 23 2.3 50% 60% 70% 20.3 24.7 20 2 20.2 Kitaca(キタカ) 80% 38 1 38.1 nanaco(ナナコ) WAON(ワオン) 90% 100% 13.1 10 1 10.1 その他 (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 22 「メイン電子マネー」のシェア変化 ②首都圏 2009年から2010年の間に、首都圏では、Suica、nanaco、WAONがシェアを伸ばした。 メイン電子マネ のシェア変化(②首都圏) メイン電子マネーのシェア変化(②首都圏) 0% 10% 2008年 (n=422) 22.7 2009年 (n=566) 22.9 2010年 (n=544) 20% 30% 50% 60% 70% 41.5 30.8 19.4 Edy(エディ) 40% 34.0 Suica(スイカ) Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. PASMO(パスモ) 80% 15.2 19.5 15.6 11.6 13.5 14.3 nanaco(ナナコ) 90% 3.8 5.2 6.8 9.0 WAON(ワオン) 100% 6.5 7.7 その他 (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 23 「メイン電子マネー」のシェア変化 ③東海 東海ではWAONのシェアが30%を超える一方で、Edyのシェアが大幅に減少した。 メイン電子マネ のシェア変化(③東海) メイン電子マネーのシェア変化(③東海) 0% 10% 20% 2008年 (n=63) 30% 40% 47.3 2009年 (n=84) 50% 12.7 54.8 2010年 (n=104) 34.3 Edy(エディ) TOICA(トイカ) Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 60% 8.7 6.5 3.8 7.7 QUICPay 70% 23.9 7.3 9.3 80% 21.0 33.4 nanaco(ナナコ) WAON(ワオン) 90% 100% 7.4 10.4 11.6 その他 (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 24 「メイン電子マネー」のシェア変化 ④近畿 近畿ではWAONのシェアが大幅に拡大した。 メイン電子マネ のシェア変化(④近畿) メイン電子マネーのシェア変化(④近畿) 0% 10% 20% 2008年 (n=130) 30% 38.5 40% 8.4 2009年 (n=188) 25.7 10.1 11.9 2010年 (n=193) 26.4 7.5 15.1 Edy(エディ) 50% ICOCA(イコカ) Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. PiTaPa(ピタパ) 60% 13.0 9.4 70% 7.7 80% 90% 12.1 18.9 100% 20.4 23.9 10.4 29.6 nanaco(ナナコ) WAON(ワオン) 11.1 その他 (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 25 「メイン電子マネー」のシェア変化 ⑤福岡 福岡ではWAONとnanacoのシェアが対照的に推移している。 メイン電子マネ のシェア変化(⑤福岡) メイン電子マネーのシェア変化(⑤福岡) 0% 10% 2008年 (n=75) 2009年 (n=101) 20% 30% 31.5 22.8 2010年 (n=123) 3.8 2.4 SUGOCA(スゴカ) Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 50% 60% 70% 30.9 2.3 8.0 29.7 Edy(エディ) 40% 9.5 28.5 11.3 90% 33.0 nanaco(ナナコ) 100% 24.3 24.8 15.5 nimoca(ニモカ) 80% WAON(ワオン) 13.6 8.1 その他 (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 26 「メイン電子マネー」の利用回数・利用単価の推移 利用回数、利用単価ともに前年を上回る結果となった。 「月間利用金額」、「月間利用回数」、「利用単価」は、それぞれ別の設問としているため、月間利用金額=月間利用回数× 利用単価 単価 とはなっていない。 と な な メイン電子マネー月間平均利用回数※1(’07年→’10年) (回) (円) 8 7.2 7 6 メイン電子マネー平均利用単価※2(’07年→’10年) 7.0 7.0 7.2 1,000 900 800 53 5.3 700 5 896 694 899 922 754 600 4 500 400 3 300 2 200 1 100 0 0 2007年 (n=627) 2008年 (n=690) 2009年 2010年 2009年2009年 (n=873) (n=983) (n=1,085) 札幌を除く 札幌を含む 札幌を含む ※1 (注) 月間平均利用回数は31回以上を31回とし、回答者数で加重平均して算出。 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 2007年 (n=627) 2008年 (n=690) 2009年 2010年 2009年2009年 (n=873) (n=983) (n=1,085) 札幌を除く 札幌を含む 札幌を含む ※2 (注) 平均利用単価は3,000円以上を3,000円とし、回答者数で加重平均して算出。 (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 27 「メイン電子マネー」の月間利用金額 メイン電子マネーの月間利用金額は、約6,450円と引き続き増加した。 メイン電子マネー月間平均利用金額※(’07年→’10年) (円) 7,000 6 453 6,453 6,028 6,000 5,000 6,033 5,565 4 340 4,340 4,000 7.0%増 3,000 2,000 1,000 0 2007年 (n=627) 2008年 (n=690) 2009年 2009年 2009年 (n=873) (n=983) 札幌を除く 札幌を含む 2010年 (n=1,085) 札幌を含む ※ (注) 月間平均利用金額は3万円以上を3万円とし、回答者数で加重平均して算出。 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 28 「メイン電子マネー」の月間利用金額 利用回数と利用単価から、2つのグループに大別できる。 主要電子マネーの月間平均利用回数・平均利用単価※ 全体平均 利用単価(922円) 9 nanaco 8 Suica 月間平均利用回数( 回) 全体平均 月間利用回数(7.2回) Edy 7 PASMO 6 WAON PiTaPa 5 4 3 2 1 0 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000 平均利用単価(円) Ed ( デ )( 252) Edy(エディ)(n=252) S i (スイカ)( 195) Suica(スイカ)(n=195) PASMO(パスモ)( 101) PASMO(パスモ)(n=101) nanaco(ナナコ)(n=154) WAON(ワオン)(n=210) PiTaPa(ピタパ)(n=33) ※ (注) 月間平均利用回数および利用単価の算出方法は、前掲のとおり。また、対象エリアは札幌を含む5地域。 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 29 「メイン電子マネー」の月間利用金額 利用回数は、ほぼ横ばいが多い中、PiTaPaは利用回数を伸ばした。 利用単価は、Suicaを除いて前年に比べて減少している。 主要電子マネーの月間平均利用回数・平均利用単価※ 全体平均 利用単価(922円) 9 nanaco (2010年) 8 月間平均利用回数( 回) 7 PASMO (2010年) 6 Suica(2010年) Edy(2010年) 全体平均 月間利用回数(7.2回) WAON (2010年) PiTaPa (2010年) 5 4 3 2 1 0 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000 平均利用単価(円) Edy(エディ)(n=252) ( デ )( Suica(スイカ)(n=195) ( イカ)( PASMO(パスモ)(n=101) (パ )( nanaco(ナナコ)(n=154) WAON(ワオン)(n=210) PiTaPa(ピタパ)(n=33) ※ (注) 月間平均利用回数および利用単価の算出方法は、前掲のとおり。また、対象エリアは札幌を含む5地域。 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 30 「メイン電子マネー」別の月間利用回数 利用回数が全体平均(7.2回)を上回るのは、Edy、nanaco、Suica。 メイン電子マネー別の月間利用回数 0% デ Edy(エディ) (n=252) 鉄道系 10% 13.9 Suica(スイカ) ((n=195) 95) 10.2 PASMO(パスモ) (n=101) 10.6 PiTaPa(ピタパ) (n=33) nanaco(ナナコ) ( 1 4) (n=154) 20% 30% 40% 25.4 50% 19.4 24.9 12.7 70% 18.5 9.2 14.5 23.8 20.5 5.0 100% 平均値 5.5 2.3 2.2 7.4回 6.8 7.7回 5.8 3.8 6.4 6.9回 7.2 10.6 21.0 90% 12.6 13.2 21.5 25.0 80% 18.6 25.5 32.5 21.9 60% 11.1 18.4 3.1 4.8 2.8 6.6回 4.4 3.6 0.9 7 7回 7.7回 2.7 3.9 6.2回 流通系 WAON(ワオン) (n=210) 1回 14.5 2~3回 23.7 4~5回 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 21.3 6~10回 11~20回 21.9 21回~30回 12.1 31回以上 わからない (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 31 「メイン電子マネー」別の利用単価 利用単価の高さでは、WAONが他のマネーを圧倒している。 メイン電子マネー別の利用単価 0% Edy(エディ) (n=252) 10% 13.2 23.2 PASMO(パスモ) (n=101) 300円未満 60% 28.0 11.7 300円以上500円未満 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 70% 80% 90% 11.1 23.5 12.8 47.4 14.6 40.2 19.4 500円以上1,000円未満 3.1 14.9 41.5 14.1 5.1 50% 34.4 22.0 nanaco(ナナコ) (n=154) WAON(ワオン) (n=210) 40% 29.8 PiTaPa(ピタパ) (n=33) 流通系 30% 33.9 Suica(スイカ) (n=195) (n 195) 鉄道系 20% 1,000円以上3,000円未満 3.4 4.1 3,000円以上 768円 742円 2.7 5.0 0.2 427円 7.8 0.5 9.2 18.7 平均値 9.4 13.5 33.5 41.7 100% 819円 3.0 637円 3.4 1,652円 わからない (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 32 「メイン電子マネー」別の月間利用金額 月間利用金額でも、WAONの多さが際立っている。 メイン電子マネー別の月間利用金額 0% 10% Edy(エディ) Ed (エデ ) (n=252) Suica(スイカ) ((n=195)) 鉄道系 nanaco(ナナコ) (n=154) WAON(ワオン) (n=210) 30% 40% 26.6 50% 26.5 19.0 19.4 19.8 28.4 24.4 13.8 16.9 14.6 25.2 14.0 1,000円以上3,000円未満 3,000円以上5,000円未満 1万円以上3万円未満 3万円以上 わからない 平均値 08 0.8 1.0 5,207円 3.5 3.7 6,344円 8.1 0.9 1.2 4,415円 9.2 14.8 24.9 100% 10.9 13.4 18.4 15.7 90% 18.5 1,000円未満 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 80% 18.3 33.4 17.5 70% 15.9 37.6 16.5 60% 15.6 30.7 PASMO(パスモ) (n=101) PiTaPa(ピタパ) (n=33) 流通系 20% 7.1 0.5 1.3 5,099円 0.7 4,314 4 314円 1.2 10,272円 10.2 5,000円以上1万円未満 (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 33 「メイン電子マネー」別の利用単価 性・年代別にみると、女性の利用単価が男性よりも高い。 また、男女ともに年齢が高くなると単価も上がる傾向がある。 性・年代別のメイン電子マネー利用単価 0% 10% 男性10~20歳代 (n=154) 男性30~40歳代 (n=226) (n 226) 男性50歳代以上 (n=219) 女性50歳代以上 (n=105) 30% 40% 24.1 60% 70% 26.9 31.2 25.9 18.7 20.6 300円未満 1,000円以上3,000円未満 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 90% 15.6 21.1 24.4 24.8 300円以上500円未満 3,000円以上 19.3 31.9 100% 11.3 平均値 2.3 1.8 681円 3.1 4.7 760円 9.3 1.4 985円 12.4 12.5 31.9 32.8 17.8 80% 22.2 39.2 10.5 11.0 50% 37.2 13.5 女性10~20歳代 (n=199) 女性30~40歳代 (n 182) (n=182) 20% 2.8 6.0 11.2 8.7 8 5.8 5.9 681円 1,102 1 102円 1,166円 500円以上1,000円未満 わからない (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 34 「メイン電子マネー」の選択理由 ①Edy/Suica/iD/QUICPay 複数のマネーの中から各マネーの特徴を認識して「メイン」を選択している。 Suica 60% iD 54.0 QUICPay 52.5 50% 46.6 Edy 40% 31.4 30% 24.5 22.5 20% 8.5 9.4 9.2 3.5 10.6 9.9 4.8 18.7 14.7 14.4 12.1 11.4 6.6 4.4 0.0 とくに理由はない 5.1 4.6 4.0 0.9 その他 3.5 1.2 自分が初めて使った電子マネーだから 1.2 0.0 カードのデザインやキャラクターを 気に入っているから 7.2 4.5 1.7 0.9 電子マネーを発行している企業が 好き、または信頼できるから 7.6 7.3 4.6 1.2 デポジットや発行手数料が 不要だったから( 無料で持てたから) iD(n=43) 名前や住所などの個人情報を 登録せずに使えるから 4.9 4.6 2.6 3.3 2.8 0.9 入金) が不要な 事前のチャージ( ポストペイ) だから 後払い方式( 0.4 0.0 事前にチャージ( 入金) する 前払い方式( プリペイド) だから Suica(スイカ)(n=195) クレジットカードなどから「 キャッシュレス」 で チャージ( 入金) できるから 15.0 14 2 14.2 9.3 8.9 3.5 8.3 2.2 0.0 携帯電話にプリインストール ( 元から入っていた) されていたから 携帯電話にその機能を設定して おサイフケータイとして使えるから 0.6 0.0 航空マイレージをマネーに換えられるから Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 航空マイレージやポイントの還元率が高いから Edy(エディ)(n=252) サービスが キャンペーンなどで特定商品・ 値引き( ボーナスポイントが付与) されるから 11.0 7.4 8.0 4.8 7.2 4.0 7.0 3.5 3.3 2.5 2.3 航空マイレージは 支払い額に応じたポイント( 除きます) を貯めることができるから 0.0 航空マイレージを貯めることができるから 4.2 0.5 0.0 飛行機のチケット購入や空港の売店で使えるから 鉄道・ バスの乗車券や定期券としても使えるから クレジットカードやキャッシュカードと 一体になっているから 4.6 21.9 18.5 15.9 自分がよく行くお店で使えるから その電子マネーを使えるお店が多いから 0.9 0.5 その電子マネーしか持っていないから 0% 10.8 7.0 23.7 23.0 20.5 14.7 10% 43.1 40.6 QUICPay(n=24) (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 35 <参考> 前掲グラフの詳細表(Edy/Suica/iD/QUICPay) Edy (n=252) Suica (n=195) iD (n=43) QUICPay (n=24) その電子マネーしか持っていないから その電子マネーを使えるお店が多いから 自分がよく行くお店で使えるから クレジットカードやキャッシュカードと一体になっているから 鉄道・バスの乗車券や定期券としても使えるから 飛行機のチケット購入や空港の売店で使えるから 航空マイレージを貯めることができるから 支払い額に応じたポイント(航空マイレージは除きます)を貯めることができるから キャンペーンなどで特定商品・サービスが値引き(ボーナスポイントが付与)されるから 航空マイレージやポイントの還元率が高いから 航空マイレージをマネーに換えられるから 携帯電話にその機能を設定しておサイフケータイとして使えるから 7.0% 24.5% 31.4% 4.6% 0.0% 4.2% 18.5% 11.0% 4 8% 4.8% 7.2% 10.6% 23.7% 10.8% 8.5% 9.4% 9.2% 54.0% 0.5% 3.5% 8.0% 2 3% 2.3% 2.5% 0.6% 4.8% 0.5% 22.5% 20.5% 15.9% 0.0% 0.0% 0.0% 23.0% 3 3% 3.3% 7.4% 0.0% 52.5% 0.9% 14.7% 46.6% 40.6% 0.0% 0.0% 3.5% 7.0% 4 0% 4.0% 3.5% 0.0% 9.9% 携帯電話にプリインストール(元から入っていた)されていたから クレジットカードなどから「キャッシュレス」でチャージ(入金)できるから 事前にチャージ(入金)する前払い方式(プリペイド)だから 2.2% 14.2% 14.7% 0.0% 15.0% 14.4% 9.3% 8.3% 0.4% 3.5% 8.9% 0.0% 事前のチャージ(入金)が不要な後払い方式(ポストペイ)だから 名前や住所などの個人情報を登録せずに使えるから デポジットや発行手数料が不要だったから(無料で持てたから) 0.9% 3.3% 7.3% 2.6% 2.8% 1.2% 21.9% 4.9% 7.6% 43.1% 4.6% 4.6% 電子マネーを発行している企業が好き、または信頼できるから カードのデザインやキャラクターを気に入っているから 自分が初めて使った電子マネーだから その他 とくに理由はない 1.7% 0.0% 18.7% 4 0% 4.0% 4.4% 4.5% 1.2% 12.1% 0 9% 0.9% 11.4% 7.2% 0.0% 1.2% 5 1% 5.1% 6.6% 0.9% 0.0% 3.5% 4 6% 4.6% 0.0% ※ (注) 電子マネー別に回答率上位3項目に着色。 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 36 「メイン電子マネー」の選択理由 ②Suica/nimoca/WAON nimocaは、鉄道系の利便性と流通系のお得感を併せ持つカードとしての特徴が明瞭。 80% 50% 21.5 とくに理由はない その他 自分が初めて使った電子マネーだから カードのデザインやキャラクターを 気に入っているから 電子マネーを発行している企業が 好き、または信頼できるから デポジットや発行手数料が 無料で持てたから) 不要だったから( 名前や住所などの個人情報を 登録せずに使えるから 事前のチャージ( 入金) が不要な 後払い方式( ポストペイ) だから 事前にチャージ( 入金) する 前払い方式( プリペイド) だから クレジットカードなどから「 キャッシュレス」 で 入金) できるから チャージ( 0.0 携帯電話にその機能を設定して おサイフケータイとして使えるから 0.0 携帯電話にプリインストール ( 元から入っていた) されていたから 0.0 4.8 3.6 その電子マネーしか持っていないから その電子マネーを使えるお店が多いから 自分がよく行くお店で使えるから クレジットカードやキャッシュカードと 一体になっているから 鉄道・ バスの乗車券や定期券としても使えるから 0.0 0% 9.4 8.5 飛行機のチケット購入や空港の売店で使えるから 0.5 0.3 0.0 航空マイレージを貯めることができるから 7.5 3.5 支払い額に応じたポイント( 航空マイレージは 除きます) を貯めることができるから キャンペーンなどで特定商品・ サービスが 値引き( ボーナスポイントが付与) されるから 2.3 航空マイレージやポイントの還元率が高いから 航空マイレージをマネーに換えられるから 4.1 2.1 2.5 0.6 0.0 0.0 8.0 37 (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 0.9 0.0 2.4 1.2 0.0 5.8 2.4 1.2 0.0 11.4 13.1 9.2 7.1 4.1 12.7 10.8 9.1 4.6 WAON(ワオン)(n=210) nimoca(ニモカ)(n=17) Suica(スイカ)(n=195) 3.1 0.0 5.3 12.1 10.1 5.8 6.7 4.5 6.1 2.8 1.7 8.7 2.6 1.4 16.9 16 8 16.8 14.4 17 1 17.1 18 8 18.8 18 6 18.6 20% 29.3 31.6 30% 54.0 57.2 60% 15.0 10.5 10% 73.4 70% 40% <参考> 前掲グラフの詳細表(Suica/nimoca/WAON) Suica(スイカ) (n=195) その電子マネーしか持っていないから その電子マネーを使えるお店が多いから 自分がよく行くお店で使えるから クレジットカードやキャッシュカードと一体になっているから 鉄道・バスの乗車券や定期券としても使えるから 飛行機のチケット購入や空港の売店で使えるから 航空マイレージを貯めることができるから 支払い額に応じたポイント(航空マイレージは除きます)を貯めることができるから 支払い額に応じたポイント(航空マイレ ジは除きます)を貯めることができるから キャンペーンなどで特定商品・サービスが値引き(ボーナスポイントが付与)されるから 航空マイレージやポイントの還元率が高いから 航空マイレージをマネーに換えられるから 携帯電話にその機能を設定しておサイフケータイとして使えるから 携帯電話にプリインストール(元から入っていた)されていたから クレジットカードなどから「キャッシュレス」でチャージ(入金)できるから 事前にチャージ(入金)する前払い方式(プリペイド)だから 事前のチャージ(入金)が不要な後払い方式(ポストペイ)だから 名前や住所などの個人情報を登録せずに使えるから デポジットや発行手数料が不要だったから(無料で持てたから) 電子マネーを発行している企業が好き、または信頼できるから カードのデザインやキャラクターを気に入っているから 自分が初めて使った電子マネーだから 自分が初めて使った電子マネ だから その他 とくに理由はない nimoca(ニモカ) (n=17) WAON(ワオン) (n=210) 10.8% 8.5% 9.4% 9.2% 54.0% 0.5% 3.5% 8.0% 2.3% 2.5% 0.6% 4.8% 0.0% 15.0% 14.4% 9.1% 12.7% 31.6% 7.1% 73.4% 0.0% 7.5% 18.8% 29.3% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 16.9% 4.6% 18.6% 57.2% 4.1% 0.0% 0.3% 13.1% 21.5% 17.1% 4.1% 2.1% 3.6% 0.0% 10.5% 16.8% 2.6% 2 8% 2.8% 1.2% 8.7% 1 7% 1.7% 5.8% 1.4% 6 1% 6.1% 2.4% 4.5% 1.2% 12.1% 0.9% 11.4% 0.0% 0.0% 5.8% 0.0% 0.0% 6.7% 2.4% 10.1% 5.3% 3.1% ※ (注) 電子マネー別に回答率上位3項目に着色。 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 38 「メイン電子マネー」別のユーザー属性 EdyとSuicaをメイン電子マネーとするユーザーは男性が約6割を占めているのに対して、 WAONでは逆に約6割強が女性である。 メイン電子マネ 別のユ ザ 属性(男性比率の多い順) メイン電子マネー別のユーザー属性(男性比率の多い順) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 女性比率 1.6 iD(n=43) 71 7.1 Edy(エディ)(n=252) 12.2 Suica(スイカ)(n=195) 13.2 PASMO(パスモ)(n=101) QUICPay(n=24) nanaco(ナナコ)(n=154) nimoca(ニモカ)(n=17) WAON(ワオン)(n=210) 男性10~20歳代 40 7 40.7 27.4 6.3 26.4 6.6 男性30~40歳代 15.7 14.6 23.1 14.9 13.3 男性50歳代以上 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 10.1 74 7.4 8.8 37.7% 16.7 41.0% 14.4 18.3 18.8 22.5 女性10~20歳代 11.0 14.8 23.8 22.2 29.9 女性30~40歳代 24 7% 24.7% 18.0 33.3 16.8 12.0 13.9 14.2 17.0 19.1 25.8 15 7 15.7 5.9 26.7 17.5 8.8 7.4 22.7 19.1 24.5 12.5 27 6 27.6 42.4% 48.1% 50.8% 57.7% 64.5% 女性50歳代以上 (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 39 電子マネーの利用場所 Edy/Suica Suicaでは、エキナカ小売店(64.6%)、エキナカ飲食店(33.4%)、コンビニ(38.8%)、 Edyは、コンビニ(76.3%)、スーパー(22.9%)の利用が多い。 電子マネーの利用場所(利用の多いものから3つまで) 76.3 80% 70% Edy(エディ)(n=252) 64.6 Suica(スイカ)(n=195) 60% 50% 38.8 40% 33.4 30% 20% 22.9 16 8 16.8 15.0 13.2 1.2 2.5 その他 通信販売やネット通販の代金引換払い 0.5 0.0 0.0 宅配便の送料 0.0 観光名所の拝観料、見物料 0.5 0.8 役所( 住民票や印鑑登録証明書の 発行手数料など) 0.0 1.2 駐車場 コインロッカー タクシー 0.4 0.5 0.7 0.0 0.0 ゲームセンター・ テーマパーク・ 遊戯施設 0.0 9.3 自動販売機 0.4 0.0 5.4 牛丼屋、ラーメン屋、カレー屋など 1.5 デリバリーサービス( ピザ、寿司などの出前) 2.9 2.7 学食 ) 社員食堂( 社食) /学生食堂( 0.0 2.7 4.6 コーヒーショップ 3.6 ファーストフード 5.9 0.8 ファミリーレストラン 0.1 6.9 家電量販店 0.7 2.7 百貨店 商店街 コンビニエンスストア 5.3 スーパーマーケット 3.3 薬局・ ドラッグストア 6.0 本屋 空港のなかにある小売店・ 飲食店 駅構内および駅ビル内の飲食店 駅構内および駅ビル内の小売店 3.3 2.5 居酒屋 6.2 6.1 10% 0% 16.0 15.1 0.6 2.5 ※「あなたは普段買い物などをする際に、どのような場所で電子マネーを使っていますか。選択肢より多いものから3つまで選んで お知らせください。」という質問に対する「Edy」または「Suica」をメイン電子マネーとするサンプルの回答を抽出。ただし、メイン電子 マネーのみではなく、保有している全ての電子マネーの利用場所に関する回答であることに留意が必要。 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 40 電子マネーの利用場所・今後利用を増やしたい場所 飲食店(ファミリーレストラン、コーヒーショップ)などでの利用の拡大が期待される。 80% 現在よく利用している(n=1,085) 70% 今後利用を増やしたい(n=1,053) 56.2 60% 50% 40% 32.0 26.8 30% 20% 14.9 11.8 11.8 21.4 13.0 8.2 0.5 利用を増やしたい場所はない 1.1 2.6 その他 0.1 0.2 1.8 通信販売やネット通販の代金引換払い 1.4 宅配便の送料 0.1 1.5 観光名所の拝観料、見物料 0.5 1.1 役所( 住民票や印鑑登録証明書の発行手数料など) 0.9 0.4 3.2 駐車場 0.5 1.9 コインロッカー 1.8 1.1 2.8 タクシー 0.0 11.1 ゲームセンター・ テーマパーク・ 遊戯施設 0.3 2.4 自動販売機 1.1 牛丼屋、ラーメン屋、カレー屋など 2.9 0.5 デリバリーサービス( ピザ、寿司などの出前) コーヒーショップ ファーストフード 0.3 9.8 8.7 4.1 ファミリーレストラン Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 1.9 居酒屋 家電量販店 百貨店 2.2 4.1 1.8 2.3 3.7 商店街 コンビニエンスストア スーパーマーケット 6.4 薬局・ ドラッグストア 5.4 本屋 3.9 8.3 7.2 6.4 空港のなかにある小売店・ 飲食店 駅構内および駅ビル内の飲食店 駅構内および駅ビル内の小売店 0% 9.8 26.2 社員食堂( 社食) /学生食堂( 学食 ) 10% 1 14.7 31.4 (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 41 <参考> 前掲グラフの詳細表(現在良く利用している/今後利用を増やしたい) ①現在よく利用している ②今後利用を増やしたい (n=1,085) (n=1,053) 駅構内および駅ビル内の小売店 駅構内および駅ビル内の飲食店 空港のなかにある小売店・飲食店 本屋 薬局・ドラッグストア スーパーマーケット コンビニエンスストア 商店街 百貨店 家電量販店 居酒屋 ファミリーレストラン ファーストフード コーヒーショップ 社員食堂(社食)/学生食堂(学食) デ バ デリバリーサービス(ピザ、寿司などの出前) ビ ピザ 寿 など 出前 上記以外の外食(牛丼屋、ラーメン屋、カレー屋など) 自動販売機 ゲームセンター・テーマパーク・遊戯施設 タクシー コインロッカー イ カ 駐車場 役所(住民票や印鑑登録証明書の発行手数料など) 観光名所の拝観料、見物料 宅配便の送料 通信販売やネ ト通販の代金引換払い 通信販売やネット通販の代金引換払い その他 利用を増やしたい場所はない 32.0% 14.7% 6.4% 5.4% 6.4% 26.8% 56.2% 1.8% 2.3% 3.7% 0.3% 4.1% 8.7% 2.9% 0.3% 0 0% 0.0% 1.8% 13.0% 0.5% 0.9% 0 4% 0.4% 0.5% 0.1% 0.1% 0.2% 1 1% 1.1% 2.6% - 14.9% 9.8% 3.9% 11.8% 11.8% 21.4% 31.4% 2.2% 4.1% 7.2% 1.9% 8.3% 9.8% 8.2% 0.5% 1 1% 1.1% 2.4% 11.1% 1.1% 2.8% 1 9% 1.9% 3.2% 1.1% 1.5% 1.4% 1 8% 1.8% 0.5% 26.2% ②-① (ご参考) -17.1% -4.8% -2.5% 6.4% 5.4% -5.4% -24.8% 0.4% 1.8% 3.5% 1.6% 4.2% 1.0% 5.3% 0.1% 1 1% 1.1% 0.6% -1.9% 0.6% 1.9% 1 5% 1.5% 2.7% 1.0% 1.4% 1.2% 0 8% 0.8% -2.1% 26.2% ※ (注) 現在の利用状況、今後の利用意向、差分それぞれ回答率上位3項目に着色。 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 42 電子マネーの利用経験 電子マネー利用年数が1年未満の人は、 流通系マネー(WAON、nanaco)をメイン電子マネーとしてる人が過半数を占める。 電子マネー利用年数 電子マネ 利用年数※ごとのメイン電子マネ ごとのメイン電子マネーシェア シェア 0% 1年未満(n=183) 10% 20% 16.1 1年以上2年未満(n=242) 2年以上3年未満(n=259) 3年以上5年未満(n=219) 5年以上(n=182) 30% 16.2 19.1 40% 5.1 15.1 27.9 1.6 14.2 22.9 Edy(エディ) y nanaco(ナナコ) Suica(スイカ) WAON(ワオン) iD QUICPay 70% 80% 32.8 3.9 16.0 10.4 10.1 1.1 8.4 8.5 PASMO(パスモ) taspo(タスポ)/ピデル その他 100% 1.73.0 2.92.4 3.6 15.1 0.7 90% 0.6 4.9 2.2 4.7 2.3 24.6 10.1 9.3 28.0 28.3 60% 23.4 7.8 25.9 50% 12.1 14.0 2.11.5 5.4 2.4 2.1 0.8 5.1 4.6 2.9 1.1 5.0 5.2 2.3 2.7 ICOCA(イコカ) PiTaPa(ピタパ) ※全利用年数においてシェアが3%未満のTOICA(トイカ)、nimoca(ニモカ)、SUGOCA(スゴカ)、Kitaca(キタカ)、JAL ICクーポン、 Smartplus/Visa Touchは「その他」に集約 ※「あなたは、買い物にはじめて電子マネーを使うようになってから何年が経ちましたか。ただし、初めて使った電子マネーは、必ずしも現在お使いの 電子マネーと同じでなくてもかまいません」という設問に対する各回答区分ごとに、メイン電子マネーの種類を集計した結果 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 43 「メイン電子マネー」のスイッチ 福岡では、約2割がこの1年間で「メイン電子マネー」を変えた。 メイン電子マネーの変更経験(直近1年間) 0% 札幌(n=121) 4.8 首都圏(n=544) 2.3 20% 13.0 11.8 東海(n=104) 1.1 10.7 26 2.6 2.0 80% 100% 84.0 1.1 16 0 16.0 60% 82.1 87.2 近畿(n=193) 1.5 7.9 1.7 福岡(n 123) 福岡(n=123) 40% 88.9 07 0.7 80 6 80.6 メイン電子マネーを現在のものに変え、以前にメインだった電子マネーは現在も持っているが全く使わなくなった メイン電子マネーを現在のものに変え、以前にメインだった電子マネーは今でも時々使っている メイン電子マネーを現在のものに変え、以前にメインだった電子マネーは今は持つのをやめた 直近一年間はメイン電子マネーは変えていない Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 44 1 はじめに 1.はじめに 2.電子マネーの普及状況 3.「メイン電子マネー」の動向 4.電子マネーのさらなる発展に向けて 5 まとめ 5.まとめ Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 45 「メイン電子マネー」の性年代別おサイフケータイ利用率 女性のおサイフケータイの利用率が昨年に比べて大きく低下している。 性年代別おサイフケータイ利用率 0% 10% 20% 30% 26.0 男性30~40歳代 30.6 23.1 男性10~20歳代 22.4 16 7 16.7 男性50歳代以上 n数 2009年 2010年 男性30~40歳代 205 226 男性10~20歳代 男性10 20歳代 158 154 男性50歳代以上 210 219 女性30~40歳代 188 182 女性10~20歳代 168 199 女性50歳代以上 89 105 14.6 14.7 女性30~40歳代 15.9 11.2 女性10~20歳代 女性50歳代以上 40% 20.5 7.2 2010年おサイフケータイ利用率 12.1 2009年おサイフケータイ利用率 ※「あなたが利用しているメイン電子マネーはどのような形態ですか。あてはまるものをお知らせ下さい。(ひとつだけ)」という質問 ※「あなたが利用しているメイン電子マネーはどのような形態ですか あてはまるものをお知らせ下さい (ひとつだけ)」という質問 に対する「おサイフケータイとして携帯電話と一体になっている(ポイントやマイレージ機能についても同じく一体化されている)カー ド」と回答するサンプルを抽出し、性年代別にクロス集計を実施。 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 46 「メイン電子マネー」のチャージ場所 首都圏は駅で、他の都市圏ではレジや商業施設内のATMでチャージする人が多い。 首都圏におけるオートチャージ利用率は、8.7%(2008年)から13.1 % (2009年)に上昇したが、10.6 % (2010年) に低下した※。 メイン電子マネーのチャージ場所 70% 60% 50% 63.4 53.8 40% 44.2 42.0 30% 28.7 39.1 16.5 13.7 11.5 8.3 11.6 8.6 7.2 6.9 10% 0% 東海(n=93) コ ン ビ ニ ス パ ト チ ャ ー シ 商 ョ 業ッ さ 施ピ れ 設ン た のグ A なセ T かン M にタ で 設 置な ど 10.6 7.3 5.5 4.1 オ 2.1 ー 首都圏(n=513) 行 設 の 置 本 さ ・ れ 支 た 店 A や T 出 M 張 で 所 に 7.0 ー、 ー さ街 れ中 たや 専お 用店 チの ャ な か ジに 機設 で置 ー ー 札幌(n=115) 乗駅 りに 越あ しる 精券 算売 機機 でや 5.2 2.3 2.2 2.1 銀 0.8 、 ー ー コ ン おビ 店ニ のや レ ス ジ パ で な ど 22.4 20.8 19.7 18.6 24.6 20% ジ を 通 じ て 近畿(n=142) 9.1 8.6 7.6 7.3 7.2 携 帯 電 話 を 通 じ て 14.0 9.2 7.5 5.5 パ 4.0 ソ コ ン を 通 じ て 福岡(n=116) ※2008年度および2009年度は、「専用チャージ機・きっぷの券売機・レジ・ATM等において現金から」 「専用チャージ機・きっぷの券売機・レジ・ATM等においてクレジットカードから」 「駅の自動改札やお店のレジにおける「オートチャージ」を通じてクレジットカードから」 「駅の自動改札やお店のレジにおける「オートチャージ」を通じて銀行口座から」 「携帯電話やパソコンを通じてクレジットカードから」「携帯電話やパソコンを通じて銀行口座から」「ポイントや航空マイレージを電子マネーに変換(移行)して」「その他」で選択肢を構成。 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 47 「メイン電子マネー」のチャージ手段 ①地域別 現金チャージの割合が最も高い。 ただし、首都圏においてはクレジットカードチャージが3割に達する。 メイン電子マネーのチャージ手段 メイン電子マネ のチャ ジ手段 0% 20% 40% 60% 80% 80.1 札幌(n=115) 14.1 64.4 首都圏(n=513) 近畿( 142) 近畿(n=142) 60 1 60.1 18.9 24 2 24.2 76.1 福岡(n=116) 21 2.1 1.9 1.8 3.0 1.9 0.7 30.0 67.4 東海(n=93) 100% 7.4 53 5.3 15.9 5.4 1.0 10 4 10.4 2.8 5.2 現金から クレジットカードから 銀行口座から ポイントや航空マイレージを電子マネーに変換(移行)して その他 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 48 「メイン電子マネー」のチャージ手段 ②メイン電子マネー別 Suicaをメインにするユーザーのクレジットカードチャージ比率は約4割に達する。 メイン電子マネ のチャ ジ手段 メイン電子マネーのチャージ手段 0% 20% Edy(エディ)(n=252) 40% 60% 46.4 Suica(スイカ)(n=195) 80% 34.8 4.9 58.0 PASMO(パスモ)(n=101) 38.7 69.2 ICOCA(イコカ)(n=13) 26.3 47.2 46.7 nimoca(ニモカ)(n=17) 70.8 0.5 0 5 0.72.2 0.5 3.4 1.1 14.5 1.7 1.5 96.8 WAON(ワオン)(n=210) 13.4 6.1 85.5 nanaco(ナナコ)(n=154) 100% 20.1 6.6 2.4 現金から クレジットカードから 銀行口座から ポイントや航空マイレージを電子マネーに変換(移行)して ポイントや航空 イレ ジを電子 ネ に変換(移行)して その他 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 49 「メイン電子マネー」のチャージ手段 ③性年代別 男性のクレジットカードチャージの割合が高く、女性は現金チャージが主流。 メイン電子マネーのチャージ手段 メイン電子マネ のチャ ジ手段 0% 20% 40% 男性10~20歳代 (n=143) 60% 80% 69 5 69.5 男性30~40歳代 (n=194) 24 1 24.1 57.4 男性50歳代以上 (n=190) 4.0 6.3 1.2 36.3 女性10~20歳代 ((n=187)) 79.5 67.1 女性50歳代以上 (n=102) 2.7 2.6 1.1 4.8 5.6 0.5 31.7 52.2 女性30~40歳代 (n=163) 100% 11.6 3.8 0.9 4.7 4.4 0.2 23.6 75.7 4.2 19.5 4.8 現金から クレジットカードから 銀行口座から ポ ポイントや航空マイレージを電子マネーに変換(移行)して 航空 ジを電 ネ 変換 移行 その他 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 50 「メイン電子マネー」の一回あたりチャージ金額 利用金額の多いWAONは、チャージ金額も最も多い。 メイン電子マネーの一回あたりチャージ金額 メイン電子マネ の 回あたりチャ ジ金額 0% y ( ) Edy(エディ)(n=252) 10% 5.7 20% nanaco(ナナコ)(n=154) 6.3 WAON(ワオン)(n=210) 4.5 50% 24.1 41.8 PASMO(パスモ)(n=101) 3.9 7.2 40% 23.9 Suica(スイカ)(n=195) 1.3 nimoca(ニモカ)(n=17) ( ) 30% 60% 70% 20.2 20.7 28.0 12.6 7.3 13.3 21.2 21.8 1,000円未満 1,000円以上3,000円未満 3,000円以上5,000円未満 1万円以上3万円未満 3万円以上 わからない 平均値 4.7 7 644円 7,644円 0.9 2.9 6,120円 4,147円 7.2 17 1.7 5 802円 5,802円 3.7 1.5 3,519円 4.3 8,153円 11.8 24.1 100% 6.5 4.8 36.3 63.3 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 21.5 26.1 19.6 90% 19.8 51.4 24.1 80% 5,000円以上1万円未満 (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 51 電子マネーの保有枚数 電子マネー保有者は、平均的にみると2種類のマネーを1枚ずつ持っている。 アンケート調査では、電子マネー保有者の平均保有枚数は2.37枚で、昨年と横ばい。 電子マネー別の平均保有枚数は1.0~1.4枚である。 電子マネー別の平均保有枚数 0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 Edy(エディ)(n=601) ICOCA(イコカ)(n=143) TOICA(トイカ)(n=39) 1.04 1.10 1.07 1.02 SUGOCA(スゴカ)(n=44) 1.02 Kitaca(キタカ)(n=31) (キタカ) 1.37 SAPICA(サピカ)(n=39) 1.04 nanaco(ナナコ)(n=323) 1.03 taspo(タスポ)/ピデル(n=135) 1.11 1 00 1.00 JAL ICクーポン(n=92) PiTaPa(ピタパ)(n=115) 1.28 1.06 iD(n=122) 1.13 QUICPay(n=97) QUICPay(n 97) 1.12 Smartplus/Visa Touch(n=39) PayPass(n=5) Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (単位:枚) 1.17 nimoca(ニモカ)(n=82) WAON(ワオン)(n=398) 1.6 1.27 Suica(スイカ)(n=635) PASMO(パスモ)(n=419) 1.4 1.16 1.00 (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 52 電子マネーを買い物に利用する理由 ①全体 電子マネーを買い物に利用する理由は、“利便性”と“お得感”が拮抗している。 電子マネ を買い物に利用する理由(最大で3つまで複数回答) 電子マネーを買い物に利用する理由(最大で3つまで複数回答) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 電子マネーで支払うと(現金では受けられない) ポイントや割引のサービスが受けられるから 41.0 1円玉や10円玉など少額のコインを扱わなくて済むから 40.7 37.1 現金で支払うよりも決済スピードが速いから 14 6 14.6 普段持ち歩く現金の量を減らすことができるから 11.4 航空マイレージやポイントを電子マネーに換えて支払えるから 11.0 現金よりも支払い金額や釣銭などの間違いを減らせると思うから 9.1 クレジットカードと比べて、使い過ぎる不安が少ないから ATMや銀行などで現金を引き出す手間を減らすことができるから 7.5 現金で支払うよりもスマート(かっこいい 現金で支払うよりもスマ ト(かっこいい、お洒落)だから お洒落)だから 73 7.3 4.1 使った履歴を後日Webなどで確認できるから 盗難や紛失のときに現金よりも安心だと思うから 1.4 その他 1.4 とくに理由はない Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 9.0 n=1,085 (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 53 電子マネーを買い物に利用する理由 ②Edy/Suica/WAON 流通系の電子マネーは、電子マネーの利用理由にポイントや割引を挙げている人が多い。 電子マネーを買い物に利用する理由(最大で3つまで複数回答) 70% 0% 60.4 60% 50% 44.4 47.4 40.5 40 5 34.6 29.4 40% 30% 37.7 35.4 20% 19.4 10% 20.6 14.5 13.0 13 9 13.9 14.6 6.8 83 8.3 7.1 2.9 その他 4.4 とくに理由はない 現金よりも支払い金額や釣銭などの間違いを 減らせると思うから 円 円玉など少額のコインを 1玉や 10 扱わなくて済むから Suica(スイカ)(n=195) 14.3 12.3 8.6 11.0 11 0 10.8 7.2 クレジットカードと比べて、使い過ぎる不安 が少ないから Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 7.2 航空マイレージやポイントを電子マネーに 換えて支払えるから Edy(エディ)(n=252) 6.6 6.2 4.5 ATMや銀行などで現金を引き出す手間を 減らすことができるから 普段持ち歩く現金の量を減らすことが できるから 電子マネーで支払うと(現金では受けられ ない) ポイントや割引のサービスが受けら れるから 現金で支払うよりもスマート(かっこいい、 お洒落) だから 現金で支払うよりも決済スピードが速いから 0% 7.0 6.8 5.6 21.6 WAON(ワオン)(n=210) (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 54 「サブ電子マネー」の地域別保有率 普段の買い物に2番目に多く利用する電子マネーを「サブ電子マネー」と定義した。 買い物に電子マネーを利用している人の約4割がサブ電子マネーを持っている。 地域別のサブ電子マネー保有率※ 0% 20% 40% 札幌(n=121) 43.5 東海(n=104) 34.3 近畿(n=193) 34.7 福岡(n=123) Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 60% 39.3 首都圏(n=544) 合計( 1 085) 合計(n=1,085) ※ サブ電子マネ 」とは、利用している電子マ ※「サブ電子マネー」とは、利用している電子マ ネーのうち、乗車券や定期券以外に、買い物に 2番目に多く利用する電子マネー。 グラフの数値は、電子マネーを保有し、乗車券 や定期券以外に買い物に利用している人を母 集団として算出。 44.3 40 3 40.3 (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 55 「サブ電子マネー」と「メイン電子マネー」の比較 サブ電子マネーの月間利用金額は、メイン電子マネーの約半分に留まる。 月間利用金額 月間利用回数 (単位:回) (単位:円) 7,000 8 6,453 7.2 7 6 000 6,000 6 5,000 5 4,000 3,359 3,000 4.3 4 3 2,000 2 1 000 1,000 1 0 0 メイン電子マネー(n=1,085) サブ電子マネー(n=425) Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. メイン電子マネー(n=1,085) サブ電子マネー(n=425) (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 56 電子マネーで購買行動は変わるのか? ①全体 電子マネーを買い物に利用する人のうち、約3割弱の消費者が電子マネーの利用による購 買行動変化を自覚している。 電子マネー利用による購買行動の変化(n=1,085) 7.9% 1.9% 19 0% 19.0% 71.2% 今までと特に変わらない 電子マネーが使えるお店をできるだけ選んで買い物をするようになったが、一回あたりの買い上げ金額は特に変わらない 電子マネーが使えるお店をできるだけ選んで買い物をするようになり、一回あたりの買い上げ金額が増えた 電子マネ が使えるお店をできるだけ選んで買い物をするようになり 電子マネーが使えるお店をできるだけ選んで買い物をするようになり、一回あたりの買い上げ金額が減ったような気がする 回あたりの買い上げ金額が減ったような気がする ※「あなたが持っている電子マネーのうち、普段買い物などに利用しているものをすべてお知らせください。(いくつでも)」という質問 に対し、なんらかの電子マネーを1つでも回答したサンプルを抽出。 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 57 電子マネーで購買行動は変わるのか? ②地域別 福岡の電子マネーユーザーは、 他の地域に比べて、電子マネーを使えるお店を選ぶ人の割合が高い。 電子マネー利用による購買行動の変化 0% 20% 40% 80% 75.1 札幌(n=121) 首都圏(n=544) 首都圏(n 544) 70 9 70.9 東海(n=104) 70.3 15.4 18 3 18.3 21.2 74.8 近畿(n=193) 福岡(n=123) 60% 63.5 17.3 26.4 100% 7.5 2.0 8 2 2.6 8.2 26 8.5 6.5 1.4 8.0 2.1 今までと特に変わらない 電子マネーが使えるお店をできるだけ選んで買い物をするようになったが、一回あたりの買い上げ金額は特に変わらない 電子 ネ 使 るお店を きる け選 買 物をする う な 、 回あ り 買 げ 額 特 変わ な 電子マネーが使えるお店をできるだけ選んで買い物をするようになり、一回あたりの買い上げ金額が増えた 電子マネーが使えるお店をできるだけ選んで買い物をするようになり、一回あたりの買い上げ金額が減ったような気がする Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)NRI「電子マネーに関するアンケート調査(第4回)」2010年6月実施 58 1 はじめに 1.はじめに 2.電子マネーの普及状況 3.「メイン電子マネー」の動向 4.電子マネーのさらなる発展に向けて 5 まとめ 5.まとめ Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 59 電子マネーの市場動向 ①発行枚数 各マネーともに、発行枚数は堅調に増加を続けている。 発行枚数(万枚) 数 7,000 6,000 , 5,400 5,450 5,520 5,580 5 650 5,650 5 700 5,700 5,770 5 840 5,840 5,100 5,140 5,200 5,300 2,681 2,710 2,735 2,766 2,789 2,815 2,842 2,876 2,918 2,975 3,010 3,039 1,299 1,060 1,342 1,130 1,401 1,422 1,300 955 512 1,515 1,430 1,122 1,470 1,150 1,563 1,510 1,166 537 544 480 486 491 1,250 942 507 1,467 1,390 1,541 1,210 1,440 1,340 900 1,364 1,170 923 1,383 875 1,321 1,090 890 497 5,000 4 000 4,000 3,000 2 000 2,000 1,000 0 Edy 932 502 Suica PASMO ICOCA 980 517 nanaco 1,000 523 549 WAON ※(注)2009年3月の公表数値は不揃いのためグラフ中に記載せず Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)日経MJ(流通新聞)より作成 60 電子マネーの市場動向 ②月間決済件数 各マネーの月間決済件数は直近1年で伸びており、特にWAONは1.6倍の伸び。 月間決済件数(万件) 5,000 4,500 4,500 4,400 4 200 4,200 4,000 3,700 3,500 3,000 , 3,019 2,600 2,500 3,980 3,710 2,450 3,600 2,887 2,610 2,500 2,837 2,530 3,400 3,370 3,550 3,500 2,961 2,680 2,650 2,500 3,200 2,847 2,780 2,948 2,650 2,600 3,550 3,215 3,290 3,200 3,200 2,855 3,1902,783 2 783 2,600 3,800 3,610 3,274 3,656 3,363 3,100 2 950 2,950 2 900 2,900 2 900 2,900 1,350 1,383 1,423 149 148 149 2,600 2,000 1,500 1 597 1,597 1,320 1,240 1,228 1,278 1,210 1,261 1,232 1,188 119 118 128 132 126 129 127 129 1,000 500 0 Edy Suica PASMO ICOCA nanaco 162 WAON ※(注)2009年3月の公表数値は不揃いのためグラフ中に記載せず Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)日経MJ(流通新聞)より作成 61 電子マネーの市場動向 ③1枚あたり月間決済件数 1ヶ月に1回のラインを超えている高稼働マネーは、nanaco、WAON、Suica、PASMOの4つ。 1枚あたり月間決済件数(件) 45 4.5 4.23 4.04 4.0 3.89 3.91 3.85 3.61 35 3.5 3.43 3.77 3.74 3.55 3.35 3.27 3.0 2.70 2.67 2.53 2.5 2.31 2.39 2.24 2.29 2.52 2.59 2.64 2.38 2.30 2.0 1.5 1.0 0.5 1.13 1.02 0.51 0.25 1.07 0.94 1.04 0.92 1.07 0.94 1.02 0.87 1.05 0.90 1.00 0.87 0.97 0.83 0.49 0.48 0.50 0.48 0.49 0.47 0.47 0.24 0.26 0.27 0.25 0.25 0.25 0.25 1.10 0.92 1.10 1.12 1.20 1.02 0.91 0.92 0.52 0.51 0.50 0.53 0.28 0.28 0.27 0 30 0.30 0.0 (注)2009年3月の公表数値は 不揃いのためグラフ中に記載せず Edy Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. Suica PASMO ICOCA nanaco WAON (出所)日経MJ(流通新聞)より作成 62 電子マネーの市場動向 ④1加盟店あたり月間決済件数 流通系の外部加盟店開拓が進み、1加盟店あたりの月間決済件数は希薄化している。 1加盟店あたり月間決済件数(件) 1,600 1,400 1,350 1,307 1,287 1,270 1,233 1,200 1,165 1,153 1,013 1,000 860 1,000 900 872 800 749 662 600 765 714 700 678 632 602 507 453 414 400 200 0 232 218 402 212 393 206 174 163 162 160 22 20 22 21 (注)2009年3月の公表数値は 不揃いのためグラフ中に記載せず Edy Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. Suica 367 358 181 181 188 153 154 19 353 19 PASMO 149 19 ICOCA 360 334 160 144 20 18 nanaco 339 187 185 170 475 141 20 442 341 187 428 356 131 202 134 19 20 WAON (出所)日経MJ(流通新聞)より作成 63 主要電子マネーの収益規模推計 5つの地域を対象としたアンケート数値から推計すると、 主要電子マネーの2010年度年間決済規模は、約2兆円に達する。 ここから事業者が得る決済手数料収益は、410億円程度に留まる。 主要電子マネー × 月間決済件数(万件) × 12ヶ月 = ※アンケート数値 18,508 決済手数料収益 決済手数料率(%) × (億円) = ※NRIによる推定 (億円) 約410 2.0 20,500 主要電子マネー計数 Edy (億円) 約20,500 922 年間決済金額 名称 年間決済金額 平均利用単価(円) Suica PASMO 3,656 1,597 2010年6月末時点※ ICOCA nanaco WAON iD※ 4,400 3,980 1,613 合計 月間 決済件数 3,100 162 18,508 (万件) (出所)日経MJ(流通新聞) 2010年7月30日付7面より作成 ※第3回調査までは、iDの計数データが公表されておらず、第3回調査の年間決済金額および決済手数料の計算において、iDの決済件数は含まれていない。 したがって、第3回調査と第4回調査では、年間決済金額および決済手数料の直接比較はできない。 なお、iDを除いた場合、第4回調査における年間決済金額は約1.8兆円、決済手数料は約370億円となる。 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 64 電子マネー事業者への示唆 電子マネ 電子マネーの発行枚数は1 の発行枚数は1.5億枚を突破し、すべての都市圏において保有率が過半数を超えるなど、保有 5億枚を突破し すべての都市圏において保有率が過半数を超えるなど 保有 率も引き続き上昇した。また、電子マネーを買い物に利用する人(お買物利用率)も、近畿で約4割、福岡で 約5割に達するなど、首都圏に迫る勢いで伸びており、すっかり生活に根付いたと言える。 Suicaに代表されるきっぷや定期券として利用できる鉄道系電子マネーの保有率が相対的に高いが、買い 物での利用金額や利用回数では、よく行くお店でお得に使えるnanacoやWAONのような流通系電子マ ネーが優位にたっており、結果として首都圏を除くとメイン電子マネーも流通系電子マネーがシェアを伸ばし ている。 また、電子マネー利用年数が1年未満の電子マネー利用者のうち、過半数は、流通系電子マネーをメイン電 子マネーとして利用していることからも流通系電子マネーの躍進が見て取れる。 このような状況下、鉄道系でありながら、お店でお得に使える流通系の特徴を併せ持つ福岡のnimocaが 急激に保有率を伸ばしていることが注目される。 同時に、鉄道系をメインに、流通系をサブにもう1枚といった形で、複数のマネーを使い分ける生活者も半数 、鉄道系を イン 、流通系をサ もう 枚 形 、複数 ネ を使 分ける 活者も半数 同時 に近づいていることから、収益性の向上に向けていかにメイン化するか、より多く使わせるにはどうすべきか、 といった電子マネー事業者の競争が今後激しくなることが予想される。 Copyright(C) 2010 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 65