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REPORT 2012

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REPORT 2012
REPORT 2012
MIZUSAWA
SHINKIN BANK
水沢信用金庫の現況
奥州市衣川区:
「長者ヶ原廃寺跡」
奥州市前沢区:
「白鳥舘遺跡」
水沢信用金庫
REPORT 2012
MIZUSAWA SHINKIN BANK
水 沢 信 用金庫
Basic Philosophy
CONTENTS
1
基本理念・経営方針
2
ごあいさつ
3
水沢信用金庫と地域社会
5
地域金融円滑化に係る取組み
6
地域社会の発展
豊かな暮らしづくりを目指して
地域金融円滑化のための基本方針
地域密着型金融の取組み状況
私たち水沢信用金庫は、地域とともにある金融機関で
す。地域の発展があってこそ当金庫の発展がありえると
の理念のもと、昭和 2 4 年創業以来 6 2 年の歴史を歩ん
でまいりました。
これからも、地域経済の発展と豊かな暮らしづくりのお
役に立てるよう、堅実な経営を維持し、皆様から信頼され
るパートナーとして、地域とともに歩んでまいります。
地域密着型金融の取組み実績
7
アンケート結果
9
事業内容
10
営業店一覧・ATM
11
トピックス
15
各種ご案内
預金商品のご案内
融資商品のご案内
サービス業務のご案内
17
各種手数料一覧
19
基本理念
Management Policy
金庫の事業の運営に関する事項
法令等遵守(コンプライアンス)の取組み
個人情報保護について
顧客保護等管理方針について
利益相反管理方針の概要について
反社会的勢力に対する基本方針について
21
金融商品・保険商品のご提案にあたって
22
リスク管理の体制
23
金融 ADR
25
総代会等に関する事項
27
金庫の組織に関する事項
28
当金庫の歩み
29
資料編
57
開示項目一覧
経営方針
1. 地域社会に対する貢献
地域金融機関として地域社会の発展、地域住民の繁栄に貢献する。
2. 経営の安定と発展
常に経営規模の拡大と合理化を図り、
健全経営の維持と内部蓄積の充実に努める。
3. 魅力ある職場づくり
職員の創意を尊重し、人材の登用と資質の向上をはかり、
働きがいのある希望に満ちた職場をつくる。
MIZUSAWA SHINKIN BANK
水沢信用金庫の概要 (平成 24 年 3 月 31 日現在)
創 立
昭和 24 年 7 月 12 日
電 話
0197-23-5191(代表)
本 店
店 舗 数
会 員 数
出 資 金
役職員数
営業地区
ホームページ
水沢信用金庫 本店外観
REPORT 2012
奥州市水沢区字日高西 71 番地 1
10 店舗
10,276 名
4 億 39 百万円
149 名
奥州市、胆沢郡金ケ崎町、北上市、
一関市(旧一関市、旧大東町、旧東山町)
、大船渡市、
陸前高田市、気仙郡住田町、西磐井郡平泉町
http://www.mizusawashinkin.co.jp/
ごあ いさつ
皆様には平素より水沢信用金庫に対し格別のお引立てを賜り心より厚く御礼申し上げます。
本年も、当金庫の経営内容をご理解頂き、安心してお取引いただけますよう、ディスクロージャー誌
「水沢信用金庫の現況」を作成いたしましたので、
ご高覧賜りますようお願い申し上げます。
さて、平成 2 3 年度の我が国の経済は、東日本大震災に見舞われた被災地の早期復興に向け懸命
に取り組んでまいりましたが、電力供給制限や急激な円高、海外経済の減速などが影響し、総じて停
滞感が強いまま推移いたしました。
一方、
当地域内においては、震災復旧需要から企業の景況感や雇用環境において改善傾向にはあ
りますが、業種間による格差は大きく、本格的回復には程遠い状況にあります。
このような情勢のもと、当金庫は後掲のとおりの成果を収めることができました。これもひとえに会
員の皆様はじめ、
お取引先各位のご支援の賜と厚く御礼申し上げます。
当金庫は、地域金融機関として、従来から推し進めております地域密着型金融を深化させ、金融機
能の提供のみならず、非金融面を含めた情報・サービス提供力を一層強化し、地域のお客様の課題
を解決する課題解決型金融への取組みを通じて、地域活性化や地域の持続的な発展を目指してま
いります。
また、永続性のある経営を確立するため、内部管理態勢の整備はもとより、地域を支える信用金庫
人の育成を図って参りますので、
より一層のお引き立てとご愛顧を賜りますようお願い申し上げご挨拶
といたします。
平成 2 4 年 7月
水沢信用金庫 理事長 及
川 富 美 人
MIZUSAWA SHINKIN BANK 水沢信用金庫と地域社会
地域の皆様とともに
水沢信用金庫は、地元の中小企業者や住民の皆様が会員となって、お互いに助け合い、発展していくことを共通
の理念として運営されている相互扶助型の金融機関です。
地元のお客様からお預かりした大切な資金(預金積金)は、地元で資金を必要とするお客様に融資を行って、事業
や生活の繁栄のお手伝いをするとともに、地域社会の一員として地元の中小企業者や住民の皆様との強い絆とネッ
トワークを形成し、地域経済の持続的発展に努めております。
また、金融機能の提供にとどまらず、文化・教育といった面も視野に入れ広く地域社会の活性化に積極的に取り組
んでおります。
預金積金について
当金庫は、地域のお客様の着実な資産づくりのお手
伝いをさせていただくため、新商品やサービスの一層
の充実に向け努力してまいります。
[預金積金残高 110,435 百万円](平成 24 年 3 月末)
預金積金
※詳しくは本誌 39 ページをご参照ください。
億円
1,200
預金残高
1,048
貸出金残高
1,048
1,104
1,000
800
600
595
575
550
水沢信用金庫
400
200
0
22 年 3 月末
23 年 3 月末
24 年 3 月末
貸出金
出資金について
[会員数 10,276 名](平成 24 年 3 月末)
[出資金残高 439 百万円]
貸出以外の運用について
お客様の預金は、ご融資による運用のほか、急な払出
しへの備えや収益の補完を目的とし、余裕資金運用を
行なっております。
※詳しくは本誌 42 ページをご参照ください。
REPORT 2012
お客様ネットワーク
お客様相互の発展のお手伝いをしております。
[すいしん会]
お取引先経営者の異業種間交流を図る場として、昭
和 6 0 年 9 月に発足いたしました。
[青信会]
若手経営者・事業後継者の
交流の場として、平成元年 7 月
に発足し、講演会・スポーツ親
睦会・ビジネスマッチ見学会等
の行事を行なっております。
[貸出金業種別内訳]
その他
17.4%
貸出金について
当金庫は、お客様からお預入れいただいた預金積金
につきまして、お客様の様々な資金ニーズにお応えして、
地域経済の活性化に資するために円滑な資金供給を行
ない、
お客様や地域社会に還元しております。
[貸出金残高 55,003 百万円](平成 24 年 3 月末)
※詳しくは本誌 40 ページをご参照ください。
個人
21.0%
不動産業
8.7%
製造業
5.3%
卸・小売業
8.7%
各種サービス業
25.7%
建設業
13.2%
出資金
地域への貢献
お客様・会員
支援サービス
お取引先へのご支援について
当金庫は、お取引先の経営改善・支援をお手伝いさせていただいており、中小企業再生支援協議会との連
携や、
中小企業支援ネットワーク強化事業の活用により、支援体制の充実を図っております。
平成 2 3 年度は 1 6 先のお客様の経営支援に取組み、内 1 先のランクアップを図ることができました。
MIZUSAWA SHINKIN BANK 地域金融円滑化に係る取組み
地域金融円滑化のための基本方針
水沢信用金庫は、地域の中小企業および個人のお客様に必要な資金を安定的に供給し、地域経済の
発展に寄与するため、以下の方針に基づき、地域金融の円滑化に全力を傾注して取り組んでまいります。
1. 取組み方針
地域の中小企業および個人のお客様への安定した資金供給は、事業地域が限定された協同組織金融機関である
信用金庫にとって、最も重要な社会的使命です。
私どもは、お客様からの資金需要や貸付条件の変更等のお申込みがあった場合には、これまでと同様、お客様の
抱えている問題を十分に把握したうえで、その解決に向けて真摯に取り組みます。
2. 金融円滑化措置の円滑な実施に向けた態勢整備
当金庫は、
上記取組み方針を適切に実施するため、以下のとおり、必要な態勢整備を図っております。
①態勢整備を図るために理事会等において決議した事項
●金融円滑化管理方針を策定しました。
②お客様へのきめ細やかな経営改善支援を行うための態勢整備
●事業資金・住宅ローン利用者がより相談されやすいよう全営業店・本部(融資部企業支援課)に窓口(金融
相談窓口)を設置しました。
また、各営業店内に返済相談担当者を任命し、これまで以上にきめ細やかにお客様からのご相談に対応し
ていく態勢を整備しました。
●本部の専門部署(融資部企業支援課)は、各営業店を通じてお客様へのきめ細やかな経営改善支援を行い
ます。
3. 他の金融機関等との緊密な連携
当金庫は、複数の金融機関から借入れを行っているお客様から貸付条件の変更等の申し出があった場合など、他
の金融機関や信用保証協会等と緊密な連携を図る必要が生じたときは、守秘義務に留意しつつ、お客様の同意を得
たうえで、
これらの関係機関と情報の確認・照会を行うなど、緊密な連携を図りながら地域金融の円滑化に努めてま
いります。
お客様からの貸付条件
の変更等に関する苦情
相談は、次の相談窓口
をご利用ください。
水沢信用金庫 みずしん相談室
貸付条件の変更等に関する苦情相談担当【企業支援課】
電話番号 0197-23-5197(直通)
※受付時間は午前9時から午後5時までです。
(当金庫の窓口休業日は除きます)
金融円滑化に係る取組状況
(1)中小企業・個人事業主の皆様への取組み
法第 4 条に基づく措置の実施状況
貸付けの条件の変更等の申込みを受けた貸付債権の数及び額〔債務者が中小企業者である場合〕
貸付の条件の変更等の申込みを受けた貸付債権
うち、実行に係る貸付債権
うち、謝絶に係る貸付債権
うち、審査中の貸付債権
うち、取下げに係る貸付債権
うち、信用保証協会等による債務の保証を受けていた貸付債権のうち実行に係る貸付債権
うち、信用保証協会等による債務の保証を受けていた貸付債権のうち謝絶に係る貸付債権
平成 23 年 3 月末
件数
金額
781
13,436
731
12,635
8
105
27
576
15
118
238
1,994
6
84
(単位:件、百万円)
平成 24 年 3 月末
件数
金額
1,272
20,039
1,246
19,804
8
105
1
7
17
122
452
3,455
6
84
(注)
「謝絶」に係る貸付債権の金額・件数の中に債務者が破産手続の申立中の事例に係る貸付債権の金額・件数が含まれています。
(2)住宅ローンをご利用の皆様への取組み
法第 5 条に基づく措置の実施状況
貸付けの条件の変更等の申込みを受けた貸付債権の数及び額〔債務者が住宅資金借入者である場合〕
貸付の条件の変更等の申込みを受けた貸付債権
うち、実行に係る貸付債権
うち、謝絶に係る貸付債権
うち、審査中の貸付債権
うち、取下げに係る貸付債権
REPORT 2012
件数
17
16
0
0
1
平成 23 年 3 月末
金額
205
203
0
0
1
件数
22
20
0
1
1
(単位:件、百万円)
平成 24 年 3 月末
金額
263
248
0
12
1
地域密着型金融の取組み状況
地域密着型金融の取組み実績
当金庫は、平成 2 1 年 6 月に「地域密着型金融推進計画(平成 2 1 〜 2 3 年度)
」を策定し、事業再生、
中小企業金融の円滑化や地域活性化など、地域密着型金融の取り組みを積極的に推進しております。
1. ライフサイクルに応じた取引先企業の支援の一層の強化
創業・新事業支援については、奥州市等の制度融資や支援機関との連携を
活用し、資金需要に対し資金提供を図りました。平成 2 3 年度は 1 0 件 3 9
百万円の実績となりました。
経営改善支援については、企業支援課と営業店が協調して取引先の経営改
善指導などにより事業支援を継続。1 6 先の取引先に経営改善計画書策定の
指導を実施。その内 1 先については、
ランクアップとなりました。
2. 事業価値を見極める融資手法をはじめ中小企業に適した資金供給手法の徹底
担保・保証に過度に依存しない融資等への取組みについては、信用保証協
会付融資の推進を図り、4 1 3 件 3,4 0 5 百万円の実績となりました。
3. 地域の情報集積を活用した持続可能な地域経済への貢献
地域活性化につながる多様なサービスの提供については、地域を担う若
い世代の金融経済知識の普及として奥州市立水沢中学校、東水沢中学校にて
「職業講話」
「マネースクール」を実施いたしました。
■詳しくは、当金庫ホームページをご覧ください。
http://www.mizusawashinkin.co.jp
マネースクールの開催
ビジネスマッチング
当金庫は地域の中小企業の販路拡大を図るため、ビ
ジネスマッチに積極的に取組んでおります。
東北地区信用金庫協会主催による「ビジネスマッチ
東北 2 0 1 2・春」に当金庫お取引先 1 9 社が出展、商談
が活発に行われました。
MIZUSAWA SHINKIN BANK 「お客様満足度」向上に向けた取組みについて
水沢信用金庫では、お客様へのサービス向上を目指して、
「お客様満足度」アンケートを実施させて
いただきました。
皆様からいただいた貴重なご意見を、今後の経営の参考とさせていただき、
「お客様満足度」の向上
に努めたいと考えております。
「お客様満足度」アンケートの実施内容は以下のとおりです。
【実施期間:平成 24 年 2 月22 日(水)〜 3 月2 日(金)
】 ■依頼先数:400 先 ■回答先数:299 先 回収率 74.8%
【性別】
【職業等】
【年齢】
20 代
5.0%
10 代
0.8%
30 代
11.6%
その他
16.4%
70 代
16.7%
男性
33%
40 代
20.2%
60 代
29.0%
女性
67%
専業主婦
10.1%
自営業
23.7%
50 代
16.7%
会社員
31.7%
会社役員
18.1%
1. 当金庫に対する印象はいかがですか?
満足
やや満足
やや不満
不満
1.7%
69.0%
29.0%
0.3%
0%
20%
40%
80%
60%
100%
2. 言葉づかい、挨拶はきちんとできていますか?
満足
やや満足
やや不満
不満
■0.0%
2.7%
来店していない
76.6%
17.4%
3.3%
0%
20%
40%
80%
60%
100%
3. ご来店いただいた際の待ち時間はいかがですか?
満足
やや満足
やや不満
不満
来店していない
53.3%
5.0%
0.3%
31.4%
10.0%
0%
20%
40%
80%
60%
100%
4. ご相談、ご質問について誠意をもって対応していますか?
満足
やや満足
やや不満
不満
1.4%
73.9%
24.7%
■0.0%
0%
20%
40%
80%
60%
100%
5. 店舗内外の美化や設備はいかがですか?
満足
やや満足
やや不満
不満
来店していない
53.8%
9.4%
1.3%
28.1%
7.4%
0%
REPORT 2012
20%
40%
60%
80%
100%
6. 商品内容やサービスの充実度はいかがですか?
満足
やや満足
やや不満
不満
4.8%
46.9%
48.3%
■0.0%
0%
20%
40%
80%
60%
100%
7. 各商品内容について、わかりやすく説明していますか?
満足
やや満足
やや不満
不満
4.4%
59.7%
35.9%
■0.0%
0%
20%
40%
80%
60%
100%
8. 情報提供についてご満足いただけていますか?
満足
やや満足
やや不満
不満
7.0%
50.9%
42.1%
■0.0%
0%
20%
40%
80%
60%
100%
9. 当金庫との今後のお取引についてどのようにお考えですか?
増やしたい
現状維持
縮小したい
わからない
15.0%
0.7%
79.3%
5.0%
0%
20%
40%
80%
60%
100%
10. 地域金融機関として当金庫に期待したいことはどのようなことですか?
178
①顧客サービス機能の充実
144
②地域に密着した渉外活動
108
③各種相談業務の充実
50
④具体的な地域貢献
⑤その他
2
件数 0
50
100
150
200
「お客様アンケート」に基づく当金庫の取り組みについて
1. 当金庫へのご意見・ご要望
項 目
窓 口 担 当 者 等 の 対 応
店 舗 内 外 の 環 境
商 品・ サ ー ビ ス
そ
の
他
内 容
接客態度、商品説明など
店舗立地・改装、駐車場収容台数、ATM 台数など
新商品の提供、サービスの多様化など
件 数
15
6
13
5
2. 当金庫の取り組み
●お客様の要望にお応えして、平成 2 4 年 6 月 1 5 日よりATMコーナーの利用時間の延長を実施しております。
●お体の不自由な方のため、平成 2 4 年度中に本店ロビーに「障害者用トイレ」の設置を行います。
今後も「お客様の声」を真摯に受け止め、金融サービスの一層の向上に努めてまいります。
MIZUSAWA SHINKIN BANK 事業内容
業務の種類
1. 預金及び定期積金の受入れ
2. 資金の貸付け及び手形の割引
3. 為替取引
4. 上記 1 〜 3 の業務に付随する次に掲げる業務その他の業務
(1)債務の保証又は手形の引受け
(2)有価証券(
(5)に規定する証書をもって表示される金銭債権に該当するもの及び短期社債等を除く。)の売買、
(有価証券関連デリバティブ取引に該当するものを除く。)又は有価証券関連デリバティブ取引(投資の目的を
もってするものに限る。)
(3)有価証券の貸付け
(4)国債証券、地方債証券若しくは政府保証債券(以下「国債証券等」という。)の引受け(売出しの目的をもって
するものを除く。)並びに当該引受けに係る国債証券等の募集の取扱い及びはね返り玉の買取り
(5)金銭債権の取得又は譲渡及びこれに付随する業務(除く商品投資受益権証書の取得・譲渡に係る付随業務)
(6)短期社債等の取得又は譲渡
(7)次に掲げる者の業務の代理
㈱日本政策金融公庫・独立行政法人中小企業基盤整備機構・独立行政法人農林漁業信用基金
独立行政法人福祉医療機構・日本酒造組合中央会・財団法人建設業振興基金・一般社団法人しんきん保証基金・
社団法人全国石油協会・独立行政法人住宅金融支援機構・年金積立金管理運用独立行政法人・
独立行政法人勤労者退職金共済機構・日本銀行
(8)次に掲げる者の業務の代理又は媒介(内閣総理大臣の定めるものに限る)
金庫(信用金庫及び信用金庫連合会)
(9)国、地方公共団体、会社等の金銭の収納その他金銭に係る事務の取扱い
(10)有価証券、貴金属その他の物品の保護預り
(11)振替業
(12)両替
5. 国債証券、地方債証券、政府保証債券その他の有価証券について金融商品取引法により信用金庫が営むことが
できる業務(上記 4により行う業務を除く。)
6. 法律により信用金庫が営むことのできる業務
(ア)保険業法(平成 7 年法律第 105 号)第 275 条第 1 項により行う保険募集
(イ)高齢者の居住の安定確保に関する法律(平成 13 年法律第 26 号)の定めるところにより、高齢者居住センター
からの委託を受けて行う債務保証の申込の受付及び保証債務履行時の事務等(債務保証の決定及び求償権
の管理回収業務を除く。)
(ウ)電子記録債権法(平成 19 年法律第 102 号)第 58 条第 2 項の定めるところにより、電子債権記録機関の委託
を受けて行う電子債権記録業に係る業務
REPORT 2012
営業店一覧
金ケ崎支店
南支店
東北自動車道
北上市
平泉町
大船渡市
陸前高田市
一関市
(旧一関市、大東町、東山町)
水沢駅
胆沢支店
東支店
北上川
本 店 駅前支店
住田町
水沢江刺駅
R4
岩手県
金ケ崎町
奥州市
江刺支店
原中支店
羽田支店
R397
R343
前沢支店
〈 本 店 〉 奥州市水沢区字日高西 71 番地 1
Tel. 0197-23-5191
〈 羽 田 支 店 〉 奥州市水沢区羽田町宝生 35 番地 16
〈 前 沢 支 店 〉 奥州市前沢区駅東 2 丁目 9 番地 3
〈 南 支 店 〉 奥州市水沢区西上野町 10 番 4 号
〈 江 刺 支 店 〉 奥州市江刺区川原町 82 番地
〈 駅 前 支 店 〉 奥州市水沢区中町 133 番地 1
〈金ケ崎支店〉 胆沢郡金ケ崎町西根西地蔵野 35 番地 1
〈 胆 沢 支 店 〉 奥州市胆沢区若柳字甘草 13 番地
〈 原 中 支 店 〉 奥州市水沢区太日通り3 丁目 6 番 22 号
〈 東 支 店 〉 奥州市水沢区佐倉河字前田 24 番地
Tel. 0197-56-5511
Tel. 0197-35-2163
Tel. 0197-25-5015
Tel. 0197-24-5126
Tel. 0197-25-2662
Tel. 0197-44-5400
Tel. 0197-24-6121
Tel. 0197-46-4081
Tel. 0197-22-5300
店舗外キャッシュサービスコーナー
設置場所
所在地
取扱い
平 日
土日祝日
8:00 〜 19:00
大
町
出
張
所
奥州市水沢区大町 83
預入・支払・振込
8:00 〜 20:00
胆
沢
病
院
内
奥州市水沢区字龍ケ馬場 61
預入・支払・振込
9:00 〜 18:00
水
沢
病
院
内
奥州市水沢区大手町 3 丁目 1
─
預入・支払・振込
9:00 〜 18:00
いわて生協コ─プ「アテルイ」内
奥州市水沢区佐倉河字東沖の目 123
支払・振込
9:00 〜 21:00
9:00 〜 17:00
奥 州 市 役 所 正 面 入 口 前
奥州市水沢区大手町 1 丁目 1
支払・振込
9:30 〜 18:00
9:30〜17:00(土曜日のみ)
金
ケ
崎
町
役
場
内
─
胆沢郡金ケ崎町西根南町裏 22-1
支払・振込
9:00 〜 17:00
─
ジョイ ス 水 沢 佐 倉 河 店 内
奥州市水沢区佐倉河字東柳の町 10-1
支払・振込
10:00 〜 18:00
10:00 〜 17:00
ジョイ ス 龍 ケ 馬 場 店 内
奥州市胆沢区小山字龍ケ馬場 48-1
支払・振込
10:00 〜 18:00
10:00 〜 17:00
江 刺 総 合 支 所 東 口
奥州市江刺区大通り1-8
支払・振込
9:00 〜 19:00
9:00 〜 17:00
イオンス─パ─センタ─金ケ崎店内
胆沢郡金ケ崎町三ヶ尻荒巻 165
支払・振込
8:00 〜 21:00
9:00 〜 17:00
XYZ( ジ ─ ズ ) 水 沢 店 内
奥州市水沢区佐倉河字蟹沢 31
預入・支払・振込
9:00 〜 21:00
9:00 〜 19:00
MIZUSAWA SHINKIN BANK 10
トピックス
地域とのふれあい
信用金庫は、営業地域を限定しているからこそ実践できる親しみのあるサービスを提供しています。
「Face to Face」を合言葉に、できるだけ大勢のお客様と接し、そして一人ひとりのお客様にきめ細か
いサービスを提供できるよう努めています。
当金庫の役職員はこの地域に居住し、公私ともに皆様とお付き合いをさせていただいております。
清掃活動
6 月 1 5 日の信用金庫の日を契機
に、平成 1 9 年 6 月より、毎月 1 5 日
を「美化運動」の日とし、全店の全役
職員が店舗周辺をはじめとする地域
内の清掃活動に取組んでおります。
また、お花見シーズン前には、水
沢公園の清掃活動を行っております。
地域行事への参加
4 月「前沢春まつり」
5 月「江刺甚句まつり」
8 月「金ケ崎むかでマラソン」
8 月「水沢ざっつぁかまつり」
11 REPORT 2012
9 月「奥州市継走大会」
地域振興事業へ協賛・後援
・
「施食法要燈篭流し」
・
「奥州水沢グルメまつり」
「水沢公園桜祭り ライトアップ」
「奥州水沢の花火大会」
「奥州 Yosakoi in みずさわ」
しんきん「ふれあい」旅行
2011 年 11 月「紅葉の京都満喫と大河ドラマ江・浅井三姉妹博覧会」の旅
MIZUSAWA SHINKIN BANK 12
文化・スポーツ事業への支援等
文化・芸術振興へ協賛
奥州市文化会館 開館 20 周年記念公演
奥州◇市民劇「ひびけ木貝よ!」
2012 年 3 月 3 日(土)
・4 日(日)
当金庫職員もエキストラとして参加いたしました。
スポーツ振興
〈主催〉
「水沢信用金庫杯パークゴルフ大会」
「水沢信用金庫杯争奪野球大会」
〈後援・協賛〉
「水沢駒形野球倶楽部」
「水沢信用金庫杯新春ビーチボール大会」
13 REPORT 2012
「奥州水沢くくり雛まつり」
その他
当金庫は岩手競馬を応援しています
がんじゅしょう
「岩手競馬水沢信用金庫杯・岩 鷲 賞」
AED を設置しました
人命救助に必要な行動を、迅速に途切れなく行うこ
とを「救命の連鎖」といいます。
傷病者を発見したら、この「救命の連鎖」をすぐに
開始することが望ましいといわれています。
■ AED の目的
・AED(自動体外式除細動器)とは、心臓に電気ショッ
クを与えるための機器です。
・人が倒れて意識や呼吸がない場合、心停止を起こ
している可能性があります。AED は、こうした傷
病者に対して電気ショックを与えることで、正常な
心臓のリズムを取り戻すために使用します。
■ AED の役割
・AED は、コンピューターにより自動化されていま
す。そのために専門的な知識がない一般の方が使
用する場合でも、AED からの音声による指示で対
処することができ、傷病者に対してすばやい救命
処置が可能となります。
【AED 利用可能時間】
当金庫本店 ATM 営業時間内
※ ATM 休止時は利用できません。
平日:8 時〜 21 時
土日:8 時〜 19 時(祝祭日含)
どなたでもご利用できます。
詳しくは、窓口または総務部へお問い合わせください。
本 店 TEL:0197-23-5191
総務部 TEL:0197-23-2498
お客様組織
営業店ごとに地域のお客様との交流を深める組織をつくり、積極的に活動をしています。
団
体
名
前
信
会
江
信
会
信 金 友 の 会
原
信
会
担 当 支
前 沢 支
江 刺 支
金 ケ 崎 支
原 中 支
店
店
店
店
店
団
体
名
信
羽
会
な ん し ん 会
胆
信
会
東
信
会
担
羽
南
胆
東
当
田
支
支
支
沢 支
支
店
店
店
店
店
MIZUSAWA SHINKIN BANK 14
各種ご案内
預金商品のご案内
種 類
当
座
預
期 間
お預入額
金
ご商売のお支払で小切手、手形をご利用いただける預金です。
しくみ・特色
出し入れ自由
1 円以上
出し入れ自由
1 円以上
─
─
出し入れ自由
1 円以上
普
通
預
金
いつでも必要なときに出し入れできます。給与・年金等のお受取、公共料金の
自動支払、カードによる払出等お財布代わりにご利用できます。
総
合
口
座
一冊の通帳に「貯める」
「受け取る」
「支払う」
「借りる」をセットした家計簿代わ
りの預金です。必要なときには自動融資をご利用いただけます。
決
普
通
預
用
金
預金保険法により全額保護される無利息の普通預金です。
済
スー パ ー 定 期
最低預入金額 100 円からと、幅広いお客様にご利用いただける定期預金です。
個人で 3 年以上のものは半年毎の複利計算で有利です。
1ヶ月から
5 年以内
100 円以上
大
定
預入時の金融情勢に応じて有利な金利を設定した定期預金です。
1ヶ月から
5 年以内
1,000 万円以上
期
預
口
金
ふれあい定期預金
当金庫で年金をお受取りになっているお客様と、新たに年金受取りを開始される
お客様を対象に金利を優遇した「スーパー定期」です。
1年
100 円以上
150 万円以下
スー パ ー 積 金
暮らしの目標に向かって毎月一定額を積み立てる無理のない資金作りの預金です。
予定の時期に満期日と目標額を合わせてお始め下さい。
6ヶ月から
60ヶ月以内
100 円以上
レ デ ィ ー ス
ふ れ あ い5積 金
ご契約いただいたお客様を対象に旅の情報をご提供いたします。
5年
15,000 円以上
し
傷
保
定
お子さまやお孫さんの教育資金、リフォーム資金・結婚資金・老後の資金に、
「あ
んしん」も一緒に積み立て。傷害保険付なので、もしもの時はご家族の安心も
カバーいたします。
(保険料は無料です。)
5 年・10 年
5,000 円以上
5,000 円単位
消 費 税 納 付
応 援 積 金
消費税を納付するお客様に役に立つ、金利優遇の自動積立預金です。
6ヶ月以上
24ヶ月以内
財
毎月の給与、ボーナスから天引きで無理なく財産づくりができます。
住宅取得のための住宅財形および老後のための財形年金は、合計 550 万円ま
で非課税です。
ん
期
形
き
険
積
預
ん
害
付
金
金
10,000 円以上
(掛込総額300万円以内)
一般 3 年以上
住宅・年金 5 年以上
1,000 円以上
ご融資金額
ご利用期間
500 万円以内
8 年以内
500 万円以内
8 年以内
500 万円以内
8 年以内
500 万円以内
10 年以内
500 万円以内
3年
(原則自動更新)
しんきんカードローン
(しんきん保証基金保証)
極度額
最高 50 万円
1 年〜 3 年
(原則自動更新)
しんきんきゃっする
(信金ギャランティ㈱保証)
極度額
最高 300 万円
3年
(原則自動更新)
6,000 万円以内
35 年以内
300 万円以内
7 年以内
ご融資金額
ご利用期間
─
─
融資商品のご案内
個人向け
特 色
個 人 ロ ー ン
結婚、旅行、家電購入等、お使いみち自由で、ご利用いただけます。
(しんきん保証基金保証)
マイカー ロ ーン
マイカーローン
マイカー購入・免許の取得・車検費 (しんきん保証基金保証)
用等にご利用いただけます。
マイカーローン・モア
(㈱オリエントコーポレーション保証)
教 育 ロ ー ン
しんきん教育ローン
大学等のご入学資金や授業料のお支 (しんきん保証基金保証)
払いにご利用いただけます。
学資応援団
(㈱オリエントコーポレーション保証)
カ ードロ ー ン
住 宅 ロ ー ン
フリー ロ ー ン
事業者向け
急な出費にお役立て下さい。
マイホームの新築、購入、増改築等に、ご利用いただけます。
お借入時、当初 3 年間、5 年間または 10 年間固定金利でご利用いただけます。
(しんきん保証基金保証・全国保証㈱保証)
結婚、旅行、家電購入等、お使いみち自 ベストサポート 300
由で、事業用資金にもご利用いただけます。 (㈱クレディセゾン保証)
特 色
一 般 のご 融 資
手形割引・・・一般商業手形の割引をいたします。
手形貸付・・・仕入れ資金などの短期運転資金をご融資いたします。
証書貸付・・・設備資金など長期の資金需要にお応えいたします。
当座貸越・・・約定金額まで当座決済資金をご融資いたします。
事業者カードローン
事業資金をカードでご利用いただける便利なローンです。(保証協会保証)
2,000 万円以内
1 年、2 年
(更新可)
制
国、県、奥州市、金ケ崎町などの制度融資を積極的にお取扱いいたしております。
─
─
メンバーズローン
商工会議所・商工会・岩手県法人会の会員の方がご利用いただける無担保ローンです。
1,000 万円以内
5 年以内
岩 手 競 馬
サ ポ ート ロ ー ン
岩手競馬関係に従事している方の資金需要にお応えいたします。
500 万円以内
2 年以内
代
信金中央金庫・㈱日本政策金融公庫などのご融資のお取扱いは、当金庫の窓口をご利用下さい。
─
─
度
理
融
貸
資
付
※ローン商品につきましては、各商品により利率、お借入限度額等が異なりますので、ご利用の際は営業店の窓口までお問い合わせください。
15 REPORT 2012
サービス業務のご案内
内 容
し
ん
き
ん
キ ャ ッ シ ュ カ ー ド
サ
ー
ビ
ス
当金庫のキャッシュカードは、全国の信用金庫の ATM コーナーで、ご入金・お引
き出し・お振込みができます。ゆうちょ銀行ではご入金・お引き出しが、全国の銀
行およびコンビニ等ではお引き出しができます。
※暗証番号は、当金庫の ATM で、いつでも何回でも変更ができます。
※一日あたりの現金払出し可能額を100 万円までとさせていただきます。
A
込
ATM を利用し、キャッシュカードや現金で、全国の金融機関へのお振込みができ
ます。
※振込手数料が窓口扱いよりお得です。
振込カード(初回振込時に無料自動発行)ご使用により、次回以降のお振込みがカ
ンタンです。
給 料 自 動 受 取 り
給与・ボーナスがお給料日に、ご指定の預金口座に振込まれます。
ご指定口座のキャッシュカードで当金庫 ATM をご利用の場合、時間外利用手数
料が平日・休日にかかわらず終日無料となります。
年 金 等 の 自 動 受 取り
各種年金・配当金などがお受取日に自動的にご指定の預金口座に振込まれます。
送 金・ 振 込・ 取 立
当金庫の本支店および全国各地の金融機関と結ばれておりますので、迅速にお振
込み、ご送金、お取立ができます。
公共料金等の自動支払い
各種公共料金、税金、保険料、学費、各種クレジットなどを、ご指定の預金口座
から自動支払いいたします。
公
国税、県税、市税、町税などの公金の払込みができます。
T
M
振
金
収
納
自 動 振 込 サ ー ビ ス
毎月一定額(ボーナス月等は増額も可能)を、ご指定の日にご指定の預金口座に
お振込みいたします。1 度のお手続でご利用いただけ、仕送りなどにも安心・便利
です。
インタ ー ネットバンキング
モ バ イ ル バ ン キ ン グ
インターネット接続のパソコンや携帯電話から、残高・入出金明細照会、振込・振替、
およびペイジー収納を利用した税金・各種料金の払込みができます。
テ レ ホ ン バ ン キ ン グ
キャッシュカードをお持ちの方なら、電話(フリーダイヤル)により、残高・入出金
明細照会が手続なしでご利用いただけます。振込・振替をご利用の場合はお申込
みが必要となります。
F B ・ H B ・ A N S E R
お客様のパソコンや FAX などと当金庫を電話回線で接続し、残高・入出金明細照
会や振込・振替ができます。
ク レ ジ ット カ ー ド 提 携
しんきん VISA カード・しんきん JCB カードなどの取扱いを行っております。
日本全国はもとより、世界の有名店でのショッピングにご利用いただけます。
デ ビ ット カ ード サ ー ビ ス
全国の J-Debit 加盟店やローソンでお買い物やご飲食の際に、当金庫のキャッシュ
カードでご利用代金を預金口座から即時決済できます。
スポーツ振興くじ(toto)の スポーツ振興くじ(toto)の当選金の払い戻しを行っております。
当 選 金 の 払 戻 業 務 (取扱店:本店、江刺支店)
貸
夜
金
間
庫
金
庫
重要な書類などを安全に保管し、盗難、災害などの不慮の事故からお守りします。
(取扱店:本店)
営業終了後や休日に売上金等を安心してお預けいただけます。
国 債 の 窓 口 販 売
個人向け国債、長期国債の取扱いを行っております。
生 命 保 険 窓 口 販 売
個人年金保険および学資保険の取扱いを行っております。
ゆとりあるセカンドライフのための資金づくりをお手伝いいたします。
損 害 保 険 窓 口 販 売
住宅ローンご利用のお客様に対して、マイホームの夢と安心をサポートする長期
火災保険「しんきんグッドすまいる」の取扱いを行っております。また、もしもの
時に安心、ケガに備える「しんきんの標準傷害保険」の取扱いを行っております。
※各業務、各保険の詳しい内容等につきましては、営業店の窓口までお問い合わせください。
MIZUSAWA SHINKIN BANK 16
各種手数料一覧
為替手数料
振込手数料(1 件につき)
種 類
の
場
無
料
105 円
315 円
無
料
210 円
525 円
3 万円未満
無
料
105 円
420 円
3 万円以上
無
料
210 円
630 円
3 万円未満
無
料
105 円
315 円
3 万円以上
無
料
210 円
525 円
3 万円未満
105 円
210 円
525 円
3 万円以上
315 円
420 円
735 円
3 万円未満
無
料
210 円
525 円
3 万円以上
無
料
420 円
735 円
3 万円未満
無
料
105 円
420 円
3 万円以上
無
料
210 円
630 円
当店分
当金庫あて
他金融機関
形
無 料
210 円
210 円
手
無 料
無 料
210 円
手 形・ 小 切 手
─
420 円
630 円
手 形・ 小 切 手
─
─
840 円
合
個 人 イ ン タ ー ネ ッ ト バ ン キ ン グ
テ
レ
ホ
ン
バ
ン
キ
ン
グ
窓
口
自
振
込(
動
総
振
合
振
込
込
サ
を
ー
含
む
ビ
)
ス
法 人 イ ン タ ー ネ ッ ト バ ン キ ン グ
F
F
B
・
H
B
D
振
込
交
サ
ー
換
ビ
方
他金融機関
他支店
3 万円以上
ATM 振込
金
同一店内
3 万円未満
キャッシュカード使用の場合(※)
現
当金庫あて
振込金額
ス
式
※ ATM 振込は、他金融機関のカードおよび取扱時間帯によりATM 利用手数料が必要となります。
その他の手数料(1 件または 1 通につき)
種 類
同 一 交 換 所 内( 当 所 ) 手
同 一 交 換 所 内( 当 所 ) 小
取 立 手 数 料
送
金
振
込
普 通 扱 い
同 一 交 換 所
以 外( 他 所 ) 至 急 扱 い
手
数
・
料
送
金
(
・
送
取
金
立
小
の
切
切
手
組
戻
)
630 円
料
不
渡
手
形
返
却
手
数
料
取
立
手
形
店
頭
呈
示
料
630 円
ATM 利用手数料
キャッシュカードの種類
ご利用日時
平 日
土 曜・ 日 曜・ 祝 日
全国のしんきんキャッシュカード
ゆうちょ銀行カード 他金融機関のカード
8:00 〜 8:45
105 円
210 円
8:45 〜 18:00
無 料
105 円
18:00 〜 21:00
105 円
210 円
9:00 〜 19:00
105 円
210 円
※当金庫キャッシュカードでの入金取引は無料です。
両替手数料
枚 数
貸金庫手数料(使用料)
手数料
種 類
300 枚以下
無 料
第1種
301 枚〜 500 枚
210 円
501 枚〜 1,000 枚
315 円
1,001 枚以上
525 円
※両替枚数は「お客様のご持参枚数合計」または「お客様への交付枚数合計」
のいずれか多いほうの枚数とさせていただきます。
高さ×幅×奥
手数料(6 ヶ月間)
56 × 248 × 540
4,410 円
第2種
75 × 248 × 540
5,040 円
第3種
150 × 248 × 540
7,560 円
第4種
300 × 248 × 540
12,600 円
夜間金庫手数料(使用料)
手数料
1 ヶ月間
17 REPORT 2012
3,150 円
融資手数料
繰上償還・完済等手数料(証書貸付)
種 類
不動産担保取扱手数料
手数料
種 類
[固定金利選択型住宅ローン]
(特約期間内)
一部繰上げ償還(H21.6.8以降の取扱が対象)
21,000 円
全部繰上げ償還(H21.6.8以降の取扱が対象)
31,500 円
住宅ローンの担保権
[上記以外]
一部繰上げ償還
全部繰上げ償還
[条件変更手数料]
10 百万円未満
10,500 円
10 百万円以上
21,000 円
住宅ローン以外の担保権
10 百万円未満
5,250 円
5,250 円
※住宅ローン、事業資金に係る条件変更手数料は平成 25 年 3 月 31 日迄対
象外となります。
取扱手数料
種 類
31,500 円
全国保証付住宅ローン(不動産担保手数料含む)
52,500 円
10,500 円
1 億円以上 2 億円未満
21,000 円
2 億円以上
31,500 円
[変更の場合]
融資残高証明書(1 通)
5,250 円
住宅ローン以外
10,500 円
その他手数料
種 類
各種証明書発行手数料
融資証明書
5,250 円
10 百万円以上 1 億円未満
住宅ローン
手数料
住宅ローン
種 類
手数料
[新規の場合]
手数料
債務保証料
5,250 円
210 円
手形・証書貸付用紙代
手数料
1 % ま た は 2,100
円のいずれか高い
金額(但し、保証
額の 4%以内)
10 円
その他主な手数料
種 類
手 数 料
預金残高証明書発行手数料(1 通)
210 円
通帳・証書再発行(1 冊・1 枚)
525 円
カード再発行(1 枚)
525 円
個人情報開示手数料(郵送料別途)
630 円
当座小切手用紙代(1 冊)
420 円
約束手形用紙代(1 冊)
210 円
マル専口座開設手数料
3,150 円
マル専手形用紙代(1 枚)
525 円
個人インターネットバンキング基本料(月額)
210 円
法人インターネットバンキング基本料(月額)
オンライン(照会、振込・振替)のみ利用
1,050 円
総合振込等のデータ伝送も全て利用
2,100 円
※この一覧に記載した手数料金額には消費税が含まれています。
MIZUSAWA SHINKIN BANK 18
金庫の事業の運営に関する事項
法令等遵守(コンプライアンス)の取組み
当金庫は会員制度に基づく協同組織金融機関として、高い公共性と地域社会の発展に貢献するという重大な社会的
責任と使命を十分に認識し、金融取引における法令、ルール、社会的規範を遵守し、健全、堅実な業務運営に努めており
ます。
組織体制として、役員・本部各部及び営業店全店のコンプライアンス担当者によるコンプライアンス委員会を設置
し、コンプライアンス態勢の整備や遵守状況の把握に努めております。また、業務部門から独立した検査室と監事(員
外監事含む)
、会計監査人による業務監査を定期的に実施し、金庫内部だけでなく外部からのチェック機能を充実させ
ることにより相互牽制体制の強化を図っております。
また、基本理念として「水沢信用金庫行動綱領」を、具体的な手引書として「コンプライアンスマニュアル」を策定、
全役職員に配布し、一人ひとりが法令や社会的規範などのルールを厳正に遵守し、そして責任ある健全な業務遂行に
努めるよう周知徹底を図っております。
当金庫は、今後も、実施計画書である「コンプライアンス・プログラム」の内容を継続的に見直すとともに、関連部門
間の連携及び役職員に対する教育を強化し、全役職員一丸となってコンプライアンスの強化に取り組んでまいります。
■■ 水沢信用金庫行動綱領 ■■
〈信用金庫の社会的使命と公共性の自覚と責任〉
1. 信用金庫のもつ社会的責任と公共的使命を常に自覚し、責任ある健全な業務運営の遂行に努める。
〈質の高い金融等サービスの提供と地域社会発展への貢献〉
2. 経済活動を支えるインフラとしての機能はもとより、創意と工夫を活かし、お客様のニーズに応えるとともに、
セキュリティ・レベルにも十分配慮した質の高い金融および非金融サービスの提供等を通じて、地域経済・地
域社会の発展に貢献する。
〈法令やルールの厳格な遵守〉
3. あらゆる法令やルールを厳格に遵守し、社会的規範に決してもとることのない、誠実かつ公正な業務運営を
遂行する。
〈地域社会とのコミュニケーション〉
4. 経営等の情報の積極的かつ公正な開示をはじめとして、広く地域社会とのコミュニケーションの充実を図る。
〈従業員の人権の尊重等〉
5. 従業員の人権、個性を尊重するとともに、安全で働きやすい環境を確保する。
〈環境問題への取組み〉
6. 資源の効率的な利用や廃棄物の削減を実践するとともに、環境保全に寄与する金融サービスを提供するなど、
環境問題に積極的に取り組む。
〈社会貢献活動への取組み〉
7. 信用金庫が社会の中においてこそ存続・発展し得る存在であることを自覚し、社会と共に歩む「良き企業市民」
として、積極的に社会貢献活動に取り組む。
〈反社会的勢力の排除〉
8. 社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力は、これを断固として排除する。
以 上
個人情報保護について
当金庫は、個人情報の適切な保護と利用を図るために、個人情報の保護に関する法律(平成 1 5 年法律第 5 7 号)
および金融分野における個人情報保護に関するガイドライン、その他の関係法令等を遵守するとともに、その継続
的な改善に努めます。また、個人情報の機密性・正確性の確保に努めます。
当金庫では、お客様の個人情報に関する事項について、店頭のポスターやホームページへの掲載等により、その
利用目的等を個人情報保護宣言(プライバシーポリシー)として公表しております。
19 REPORT 2012
顧客保護等管理方針について
当金庫は、
お客様の自由な意思を尊重し、その資産・情報および正当な利益を保護するため、以下に定める事項を誓
約します。
1. お客様との取引に際しましては、法令等に従って金融商品の説明および情報提供を適切かつ十分に行います。
2. お客様からのご意見または苦情等につきましては、公正・迅速・誠実に対応し、お客様のご理解と信頼を得られる
よう努めるとともに、お客様の正当な利益が保護されるよう努めます。
3. お客様に関する情報につきましては、法令等に従って適切に取得し、法令等で定める場合を除き、利用目的の範
囲を超えた取扱いやお客様の同意を得ることなく外部への提供を行ないません。また、お客様の情報を正確に保
つよう努めるとともに、情報への不正なアクセスや情報の流出・紛失等を防止するため適切な措置を講じることな
どにより、安全に管理します。
4. お客様との取引に関連して、わたしたちの業務を外部に委託する場合は、お客様の情報やその他の利益を保護す
るために、委託先を適切に管理します。
利益相反管理方針の概要について
当金庫は、信用金庫法および金融商品取引法等を踏まえ、お客様との取引にあたり、本方針および当金庫が定める
庫内規則に基づき、お客様の利益が不当に害されるおそれのある取引を適切に管理(以下「利益相反管理」といいま
す。)し、
もってお客様の利益を保護するとともに、
お客様からの信頼を向上させるため、次の事項を遵守いたします。
1. 当金庫は、当金庫がお客様と行う取引を対象として利益相反管理を行います。
2. 当金庫は、以下に定める取引を利益相反管理の対象とします。
(1)次に掲げる取引のうち、お客様の利益が不当に害されるおそれのある取引
①当金庫が契約等に基づく関係を有するお客様と行う取引
②当金庫が契約等に基づく関係を有するお客様と対立または競合する相手と行う取引
③当金庫が契約等に基づく関係を有するお客様から得た情報を不当に利用して行う取引
(2)①から③のほかお客様の利益が不当に害されるおそれのある取引
3. 当金庫は、利益相反管理の対象となる取引について、次に掲げる方法その他の方法を選択し、またこれらを組み
合わせることにより管理します。
①対象取引またはお客様との取引の条件または方法を変更する方法
②対象取引またはお客様との取引を中止する方法
③対象取引に伴い、お客様の利益が不当に害されるおそれがあることについて、
お客様に適切に開示する方法
4. 当金庫は、営業部門から独立した管理部署の設置および責任者の配置を行い、利益相反のおそれのある取引の
特定および利益相反管理を一元的に行います。
また、当金庫は、利益相反管理について定められた法令および庫内規則等を遵守するため、役職員等を対象に教
育・研修等を行います。
5. 当金庫は、利益相反管理態勢の適切性および有効性について定期的に検証します。
反社会的勢力に対する基本方針について
当金庫は、社会の秩序や安全に脅威を与え、健全な経済・社会の発展を妨げる反社会的勢力との関係を遮断するた
め、
以下のとおり
「反社会的勢力に対する基本方針」を定め、
これを遵守します。
1. 当金庫は、反社会的勢力との取引を含めた関係を遮断し、不当要求に対しては断固として拒絶します。
2. 当金庫は、反社会的勢力による不当要求に対し、職員の安全を確保しつつ組織として対応し、迅速な問題解決に
努めます。
3. 当金庫は、反社会的勢力に対して資金提供、不適切・異例な取引および便宜供与は行いません。
4. 当金庫は、反社会的勢力による不当要求に備えて、平素から警察、暴力団追放県民会議、弁護士などの外部専
門機関と緊密な連携関係を構築します。
5. 当金庫は、反社会的勢力による不当要求に対しては、民事と刑事の両面から法的対抗措置を講じる等、断固たる
態度で対応します。
MIZUSAWA SHINKIN BANK 20
金融商品・保険商品のご提案にあたって
金融商品に係る勧誘方針
当金庫は、
「金融商品の販売等に関する法律」に基づき、金融商品の販売等に際しては、次の事項を遵守し、勧誘の
適正の確保を図ることとします。
1. 当金庫は、お客様の知識、経験、財産の状況及び当該金融商品の販売に係る契約を締結する目的に照らして、適
正な情報の提供と商品説明をいたします。
2. 金融商品の選択・購入は、お客様ご自身の判断によってお決めいただきます。その際、当金庫は、お客様に適正
な判断をしていただくために、当該金融商品の重要事項について説明をいたします。
3. 当金庫は、誠実・公正な勧誘を心掛け、お客様に対し事実と異なる説明をしたり、誤解を招くことのないよう、研
修等を通じて役職員の知識の向上に努めます。
4. 当金庫は、お客様にとって不都合な時間帯や迷惑な場所での勧誘は行いません。
5. 金融商品の販売等に係る勧誘についてご意見やお気づきの点等がございましたら、お近くの窓口までお問い合わ
せください。
保険募集指針
当金庫は、以下の「保険募集指針」に基づき、適正な保険募集に努めてまいります。
○当金庫は、保険業法をはじめとする関係法令等を遵守いたします。万一、法令等に反する行為によりお客様に損
害を与えてしまった場合には、募集代理店として販売責任を負います。
○当金庫は、お客様に引受保険会社名をお知らせするとともに、保険契約を引受け、保険金等をお支払いするのは
保険会社であること、その他引受保険会社が破たんした場合等の保険契約に係るリスクについて適切な説明を行
います。
○当金庫は、取扱い保険商品の中からお客様が適切に商品をお選びいただけるように情報を提供いたします。
○当金庫が取扱う一部の保険商品につきましては、法令等により以下のとおりご加入いただけるお客様の範囲や保
険金額等に制限が課せられています。
(1)保険契約者・被保険者になる方が下記のいずれかに該当する場合には、当金庫の会員の方を除き、一部の保
険商品をお取扱いできません。
①当金庫から事業性資金の融資を受けている法人・その代表者・個人事業主の方(以下、総称して「融資
先法人等」といいます)
②従業員数が 20 名以下の「融資先法人等」の従業員・役員の方
(2)
「上記(1)に該当する当金庫の会員の方」
「従業員数が 21 名以上の融資先法人等の従業員・役員の方」を保
険契約者とする一部の保険商品の契約につきましては、保険契約者一人あたりの通算保険金額その他の給付
金合計額(以下「保険金額等」といいます)を、次の金額以下に限定させていただきます。
・生存または死亡に関する保険金額等:1,000 万円
・疾病診断、要介護、入院、手術等に関する保険金額等
①診断等給付金(一時金形式)
:1 保険事故につき 100 万円
②診断等給付金(年金形式)
:月額換算 5 万円
③疾病入院給付金
:日額 5 千円【特定の疾病に限られる保険は 1 万円】※合計 1 万円
④疾病手術等給付金
:1 保険事故につき 20 万円【特定の疾病に限られる保険は 40 万円】
※合計 40 万円
○当金庫は、ご契約いただいた保険契約の内容や各種手続き方法に関するご照会、お客様からの苦情・ご相談等の
契約締結後の業務にも適切に対応いたします。
なお、ご相談内容によりましては、引受保険会社所定の連絡窓口へご案内、または保険会社と連携してご対応さ
せていただくことがございます。
○当金庫は、保険募集時の面談内容等を記録し、保険期間が終了するまで適切に管理いたします。また、お客様か
ら寄せられた苦情・ご相談等の内容は記録し、適切に管理いたします。
保険契約に関する苦情、ご相談等は、取扱営業店または下記にて承ります。
水沢信用金庫総務部 電話番号:0197-23-2498
受付時間:当金庫営業日の午前 9 時〜午後 5 時
21 REPORT 2012
リスク管理の体制
統合的リスク管理
金融機関業務の多様化に伴い、当金庫の直面するリスクも一段と複雑化してきております。こうした環境下、お客様
に安心してお取引いただくためには各種リスクの所在の認識と適切な管理により、経営の健全性と安定性を確保する
ことが大変重要となります。
当金庫は、
リスク管理態勢の確立を経営の最重要課題の一つと位置付け、
リスク管理に関する基本事項を「統合的リ
スク管理方針」として策定しております。また、
「統合的リスク管理規程」において当金庫が晒されている各種リスクの
計測、
管理手法を規定しております。
統合的リスク管理とは、当金庫を全体的な観点からリスクの総和をとらえ、できるだけ計量化するものです。統合的
な管理手法である「リスク資本」については、①信用リスク、②流動性リスク、③市場リスク、④オペレーショナル・リスク
等の各リスク・カテゴリーに関してのリスク量の計測を行い、当金庫全体のリスク量をモニターすることにより、経営体
力と各種リスク量の状況を統合的に管理しています。
統合的リスク管理部署は経営陣を含む本部各部部長で構成されるALM 委員会が主管し、それぞれのリスク・カテゴ
リー毎に適切なリスク限度枠の設定等の審議を行ない、常務会に付議・報告する態勢としております。
【統合的リスク管理体系】
理
事 会
監 事 会
監査法人
常 務 会
検 査 室
(統合的リスク管理部署)
ALM委員会
信用リスク管理
市場リスク管理
流動性リスク管理
オペレーショナル・リスク管理
◎融資部 ○企画部
◎企画部 ○融資部
○業務部 ◎企画部 ○事務部
○業務部 ○総務部
◎事務部 ○総務部
○業務部 ○融資部
○企画部 営 業 店
※◎印は各リスク部門の主管部署
信用リスク
信用リスクとは、貸出等を行っている取引先の財務状
況の悪化などにより、貸出金が契約どおり返済されず、
金融機関が損失を被るリスクをいいます。
当金庫では、貸出資産の健全性を維持・向上させる
ため、
融資案件を、
まず営業店で調査・検討し、次にそれ
ぞれの権限内貸出基準に基づき厳格な審査を経て決裁
しています。
また、
「信用リスク委員会」及び企業支援課による経
営改善支援等の取り組みにより、管理態勢の強化に努
めています。自己査定についても、当金庫の自己査定
基準に基づいた厳格な査定を行い、その結果に基づい
て適正な償却・引当を実施しています。
市場リスク
市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場リス
ク・ファクターの変動により、当金庫の保有する資産・負
債等の価格が変動し損失を被るリスク、資産・負債から生
み出される収益が変動し損失を被るリスクをいいます。
当金庫は、
「ALM 委員会」を設置し、資産・負債を統
合的に管理することによりリスクを回避し、安定収益の
確保と自己資本の充実に努めています。
流動性リスク
流動性リスクとは、予期せぬ資金の流出等により資金
が不足し、通常よりも著しく高い金利での調達を余儀な
くされたり、不利な価格での取引を余儀なくされること
により金融機関が損失を被るリスクをいいます。
当金庫は、支払準備資金を信金中央金庫へ預入れ、
資金の流動性を安定的に確保するとともに、資金の運
用・調達及び日々の資金繰りについて経営陣に報告す
る体制をとり、流動性リスクに対する十分な管理態勢を
確保しています。
オペレーショナル・リスク
オペレーショナル・リスクとは、金融機関の業務の過
程、役職員の活動若しくはシステムが不適切であること
又は外生的な事象により損失を被るリスクをいいます。
当金庫では、オペレーショナル・リスクについて、事務
リスク・システムリスク・法務リスク・人的リスク・有形資
産リスク・風評リスクの各リスクを含む幅広いリスクと
考え、各種委員会において協議・検討し、必要に応じて
理事会等に報告する態勢を整備しております。
MIZUSAWA SHINKIN BANK 22
金融分野における裁判外紛争解決制度(金融 ADR 制度)について
当金庫における苦情処理措置・紛争解決措置等の概要
当金庫は、お客様からの相談・苦情・紛争等(以下「苦情等」という。)を営業店または総務部で受け付けています。
1. 苦情等のお申し出があった場合、その内容を十分に伺ったうえ、内部調査を行って事実関係の把握に努めます。
2. 事実関係を把握したうえで、営業店、関係部署等とも連携を図り、迅速・公平にお申し出の解決に努めます。
3. 苦情等のお申し出については記録・保存し、対応結果に基づく改善措置を徹底のうえ、再発防止や未然防止に努
めます。
苦情等は営業店または次の担当部署へお申し出ください。
水沢信用金庫 総務部(業務全般)
電話番号:0197-23-2498 FAX 番号:0197-25-7073
企画部(国債証券等関連)
電話番号:0197-23-5192 FAX 番号:0197-25-7073
住 所
岩手県奥州市水沢区字日高西 71 番地 1
受付時間
9:00 〜 17:00(信用金庫営業日)
受付媒体
電話、手紙、面談、ファックス等
※お客様の個人情報は苦情等の解決を図るため、ま
たお客様とのお取引を適切かつ円滑に行うために
利用いたします。
4. 当金庫のほかに、一般社団法人全国信用協会が運営する「全国しんきん相談所」をはじめとする他の機関でも苦情
等のお申し出を受け付けています。詳しくは上記総務部にご相談ください。
全国しんきん相談所
(一般社団法人全国信用金庫協会)
住 所
〒103-0028 東京都中央区八重洲 1-3-7
電話番号
03-3517-5825
受 付 日
月〜金(祝日、12 月 31 日〜 1 月 3 日を除く)
時 間
9:00 〜 17:00
受付媒体
電話、手紙、面談
5. 東京弁護士会、
第一東京弁護士会、第二東京弁護士会
(以下
「東京三弁護士会」
という)
が設置運営する仲裁センター
等で紛争の解決を図ることも可能ですので、総務部または上記全国しんきん相談所へお申し出ください。なお、
各弁護士会に直接申し立てていただくことも可能です。
名 称
東京弁護士会
紛争解決センター
第一東京弁護士会
仲裁センター
第二東京弁護士会
仲裁センター
住 所
〒100-0013
東京都千代田区霞が関 1-1-3
〒100-0013
東京都千代田区霞が関 1-1-3
〒100-0013
東京都千代田区霞が関 1-1-3
電話番号
03-3581-0031
03-3595-8588
03-3581-2249
受 付 日
月〜金(祝日、年末年始除く)
月〜金(祝日、年末年始除く)
月〜金(祝日、年末年始除く)
時 間
9:30〜12:00、13:00〜15:00
10:00〜12:00、13:00〜16:00
9:30〜12:00、13:00〜17:00
6. 東京三弁護士会の仲裁センター等は、東京都以外の各地のお客様にもご利用いただけます。その際には、次の(1)
、
(2)の方法により、お客様のアクセスに便利な東京以外の弁護士会の仲裁センター等を利用することもできます。
なお、ご利用いただける弁護士会については、あらかじめ、東京三弁護士会、全国しんきん相談所または当
金庫総務部にお尋ねいただくか、東京三弁護士会のホームページまたは当金庫ホームページ(http://www.
mizusawashinkin.co.jp)をご覧ください。
(1)現地調停
東京三弁護士会の調停人とそれ以外の弁護士会の調停人がテレビ会議システム等を用いて、共同して紛争の
解決にあたります。
例えば、お客様は、岩手弁護士会の仲裁センター等にお越しいただき、当該弁護士会の調停人とは面談で、
東京三弁護士会の調停人とはテレビ会議システム等を通じてお話いただくことにより、手続きを進めることが
できます。
23 REPORT 2012
(2)移管調停
当事者間の同意を得たうえで、東京以外の弁護士会に案件を移管します。
例えば、仙台弁護士会の仲裁センター等に案件を移管し、当該弁護士会の仲裁センター等で手続きを進める
ことができます。
7. 当金庫の苦情等の対応
当金庫は、
お客様からの苦情等のお申し出に迅速・公平かつ適切に対応するため、以下のとおり金融 ADR 制度も
踏まえ、
内部管理態勢等を整備して苦情等の解決を図り、
もって当金庫に対するお客様の信頼性の向上に努めます。
(1)営業店および各部署に責任者をおくとともに、総務部がお客様からの苦情等を一元的に管理し、適切な対応
に努めます。
(2)苦情等のお申し出については事実関係を把握し、営業店、関係部署および総務部が連携したうえ、速やかに
解決を図るよう努めます。
(3)苦情等の対応にあたっては、解決に向けた進捗管理を行うとともに、苦情等のお申し出のあったお客様に対し、
必要に応じて手続の進行に応じた適切な説明を総務部から行います。
(4)お客様からの苦情等のお申し出は、全国しんきん相談所をはじめとする他の機関でも受け付けていますので、
内容やご要望等に応じて適切な機関をご紹介いたします。
(5)紛争解決を図るため、弁護士会が設置運営する仲裁センター等を利用することができます。その際には、当
該仲裁センター等の規則等も踏まえ、適切に協力します。
(6)お申し出のあった苦情等を記録・保存し、その対応結果に基づき、苦情等に対応する態勢の在り方の検討・見
直しを行います。
(7)苦情等への対応が実効あるものとするため、内部監査部門が検証する態勢を整備しています。
(8)苦情等に対応するため、関連規程等に基づき業務が運営されるよう、研修等により金庫内に周知・徹底します。
(9)お客様からの苦情等は、業務改善・再発防止等に必要な措置を講じることにより、今後の業務運営に活かして
いきます。
(10)苦情等への取組体制
お 客 様
連携
関係部署
適切な説明・
他機関の紹介
連携
検証
総 務 部 (業務全般)
企 画 部 (国債証券等関連)
紛争解決の
取次ぎ依頼
報告・連絡
内部監査
連携
全国しんきん相談所
検討・見直し
紛争解決
︵現地調停・移管調停︶
の申し立て
報告・連絡
話し
合い
苦情等のお申し出
連携
営 業 店
苦情等の
お申し出
話し合い
話し合い
苦情等のお申し出
苦情等の
お申し出
紛争解決の取次ぎ
常 務 会
紛争解決への対応
弁護士会仲裁センター等
MIZUSAWA SHINKIN BANK 24
総代会等に関する事項
1. 総代会制度について
信用金庫は、会員同士の「相互信頼」と「互恵」の精
神を基本理念に、会員一人ひとりの意見を最大の価値
とする協同組織金融機関です。したがって、会員は出
資口数に関係なく、一人一票の議決権を持ち、総会を
通じて当金庫の経営に参加することになります。し
かし、当金庫の会員数はたいへん多く、総会の開催は
事実上不可能です。そこで、当金庫では、会員の総意
を適正に反映し、充実した審議を確保するため、総会
に代えて総代会制度を採用しております。
この総代会は、決算、取扱業務の決定、理事・監事の
選任等の重要事項を決議する最高意思決定機関です。
したがって、総代会は、総会と同様に会員一人ひとり
の意見が当金庫の経営に反映されるよう、会員の中か
ら適正な手続により選任された総代により運営され
ます。
また、当金庫では、総代会に限定することなく、日常
の事業活動を通じて、総代や会員とのコミュニケー
ションを大切にし、さまざまな経営改善に取り組んで
おります。
2. 総代とその選任方法
(1)総代の任期・定数・定年
●総代の任期は 3 年です。
●総代の定数は 6 5 人以内で、会員数に応じ選任
区域ごとに定められております。
●総代の定年は 7 5 歳です。 平成 2 4 年 3 月 3 1
日現在の会員数は 1 0,2 7 6 人です。
(2)総代の選任方法
総代は、会員の代表として、会員の総意を当金庫
の経営に反映する重要な役割を担っております。
そこで総代の選考は次の 3 つの手続きを経て選任
されます。
①会員の中から総代選考委員を選任する。
②その総代選考委員が総代候補者を選任する。
③その総代候補者を会員が信任する。
(異議があれば申し立てる)
〈 会 員 〉
総代選考委員
②総代候補者を選考
①理事会の議決に基づき
理事長が選考委員を委
嘱し、選考委員の氏名
を店頭表示。
③理事長は、総代候補者氏
名を店頭表示し、所定の
手続を経て、会員の代表
として総代を委嘱。
〈 総 代 会 〉
会員の総意を適
正に反 映 するた
めの制度
理 事 会
決 算に関する事
項、理事・監事の
選任等重要事項
の決定
総 代
3. 第 63 期通常総代会決議事項
通常総代会決議事項のお知らせ
平成 24 年 6 月 15 日 第 63 期通常総代会を開催、
下記のとおり報告及び決議されました。
記
報告事項
第 63 期( 平 成 23 年 4 月 1 日から平 成
24 年 3 月31 日まで)業務報告、貸借対
照表および損益計算書の内容報告の件
第 1 号議案 剰余金処分案承認の件
第 2 号議案 定款の一部変更の件
第 3 号議案 理事 9 名選任の件
第 4 号議案 退任理事に対する退職慰労金贈呈の件
※「総代選考委員」選考基準
当金庫の会員で、地域における信望が厚く、
信用金庫の使命を十分理解している者。
※「総代」選考基準
①当金庫の会員であること
②当金庫の理念をよく理解し、金庫との取引
が良好であること。
次の事項に該当する者は、総代として選任し
ないこととする。
また、在任期間中に該当した場合は再任しな
いこととする。
○ 子弟が金庫職員である者
○ 総代として相応しくない状態にある者
25 REPORT 2012
総代候補者
第 63 期通常総代会
4. 総代の氏名等 (順不同・敬称略)
選任区域
定 数
■第 1 区
8人
【水沢区】
不断町・川口町
勝手町・立町
柳町・川原小路
大手町・大町
佐倉河 他
氏 名
高 橋
正 恭
松 好
8人
【水沢区】
石田・日高小路
西町・吉小路
新小路・北下巾
大畑小路・上町
【胆沢区】
若柳・南都田
■第 3 区
5人
【水沢区】
東上野町・横町
東町・寺小路
南町・中町 他
定 数
■第 5 区
13 人
一 男
隆 成
佐 藤
好 夫
柳 田 伸一郎
菅 原
忠 資
菅 原
正 夫
佐 藤 隆
後 藤
逸 夫
高 橋
幸 司
鎌 田
卓 也
菊 地 久志雄
喜 多 寛
【水沢区】
花園町・神明町
東大通り・台町
太日通り・泉町
中田町・朝日町
真城東側地区
黒石町・姉体町
羽田町 他
9人
勝 郎
小野寺 信 敏
佐々木 美 行
小野寺 忠 栄
森 岡
一 晃
及 川 敬
成 一
及 川
和 明
千 田
正 義
和 川
温 洋
高 橋
悦 見
千 葉 亨
渡 辺
文 好
■第 6 区
7人
佐々木 利 幸
荒 川
佳 生
鳥 海
恭 司
工 藤
武 彦
千 田 伏二夫
大 倉 紘一郎
【前沢区】
【衣川区】
【平泉町】
高 橋
久 興
岩 渕 司
佐々木 正 雄
菅 原
勝 郎
蒔 田
吉 田
利 行
和 典
芳 沢
9人
正 義
佐々木 隆 男
海 鋒 守
伊 藤
佐々木 永 喜
【水沢区】
宮下・西上野町
中上野町・大鐘
天文台通・福原
真城西側地区
【胆沢区】
小山
本 庄
武 田
■第 7 区
■第 4 区
氏 名
四 谷
佐々木 真 一
■第 2 区
選任区域
孝 治
菊 地 寛
【江刺区】
小 沢
信 男
佐々木 孝
宍 戸
幸 吉
及 川 勲
千 田 稔
渡 邊
晃 三
佐 藤
和 也
浅 間
芳 子
五 嶋
徳 市
高 橋
一 見
梅 田
範 雄
菊 地
正 美
遠 藤 敬
■第 8 区
【金ヶ崎町】他
6人
小野寺 博
板 宮
一 善
小 澤 真由美
平成 24 年 6 月 15 日現在
MIZUSAWA SHINKIN BANK 26
金庫の組織に関する事項
組織図 (平成 24 年 6 月 30 日現在)
総 代 会
監 事 会
理 事 会
務
会
常
理 事 長
専務理事
常勤理事
常勤監事
江刺支店
信 用 リスク 委 員 会
務
課
事
金ケ 崎 支 店
A L M 委 員 会
務
部
事
務
課
業
理
課
管
企業支援課
務
部
業
資
部
融
資
課
融
企 画 課
務
課
総
資金運用課
務
部
総
査
課
検
企 画 部
査
室
検
コンプライアンス委 員 会
各種委員会
営 業 店
理 事 長
及川 富美人
理 事
佐々木 勲
専務理事
佐々木 典明
理 事
千葉 龍二郎
常勤理事
菊地 隆
理 事
佐藤 力男
常勤理事
及川 和男
常勤監事(員外)
上木 恭司
常勤理事
佐藤 彰彦
監 事
小野寺 宣文
常勤理事
伊藤 寿
監 事
渡邊 康喜
27 REPORT 2012
店
本
前沢支店
原中支店
羽田支店
支
店
南
駅前支店
胆沢支店
支
店
東
役 員 (平成 24 年 6 月 30 日現在)
当金庫の歩み
61. 11 本店現在地に新築移転、大町支店開設
昭 和
24. 1 市街地信用組合法に基づき
水沢信用組合創立
24. 7 水沢町大町 83 番地で業務を開始
及川兵治 初代組合長に就任
25. 4 中小企業等協同組合法に基づく
水沢信用組合に組織変更
61. 12 日本銀行当座取引業務開始
62. 11 新田清二 八代目理事長就任
62. 12 日本銀行歳入代理店業務取扱開始
平 成
2. 12 預金量 500 億円達成
26. 6 信用金庫法施行(法律 238 号)
4. 11 胆沢支店開設
27. 4 水沢信用金庫 事業免許により組織変更
6. 12 東支店開設
27. 5 小野甫善 初代理事長に就任
7. 12 金ケ崎支店新築移転
28. 11 位置変更 胆沢郡水沢町塩竃字大町26番地
9. 2 ATMの祝祭日稼働サービス開始
(改築移転)
29. 8 水沢市中小企業融資斡旋条例に基づく融資
契約締結(同年 4 月水沢市発足)
29. 11 地区拡張
水沢市全域に胆沢郡金ケ崎町を加える
9. 11 新田清二理事長「黄綬褒章」受章
9. 12 前沢支店新築移転
11. 10 郵貯カードと提携
11. 11 創立 50 周年記念祝賀会
12. 3 デビットカード取扱開始
30. 5 及川兵治 二代目理事長に就任
12. 6 テレホンバンキングの運用開始
33. 12 内国為替業務開始
12. 12 しんきん ATM ゼロネットサービス
34. 3 全国信用金庫連合会代理業務開始
35. 2 地区拡張
胆沢郡一円とし内金ケ崎町六原を除く
取扱開始
13. 3 スポーツ振興くじ(toto)の当せん金
払戻し業務開始
35. 4 前沢出張所開設(45.4 支店昇格)
15. 9 個人向け国債の取扱開始
35. 9 加賀順蔵 三代目理事長就任
15. 10 駅前支店を新築移転(大町支店統合)
37. 2 中小企業金融公庫代理業務開始
16. 1 ホームページ開設
37. 9 佐々木泰治 四代目理事長就任
16. 2 インターネットバンキングサービス開始
38. 7 地区拡張 江刺一円に拡張する
16. 11 決済用普通預金の取扱開始
38. 8 本店新築移転(創業地に移転)
17. 6 及川富美人 九代目理事長就任
39. 4 江刺支店開設
17. 10 生保個人年金保険の募集開始
41. 6 千葉政胤 五代目理事長就任
18. 4 融資部に企業支援課新設
41. 6 小規模共済事業団代理業務取扱開始
18. 11 すいしん会 20 周年記念事業
44. 9 金ケ崎支店開設
45. 6 地区拡張
「星野仙一講演会」開催
19. 4 預金量 1,000 億円達成
一関市、北上市、陸前高田市、和賀郡江釣
19. 12 羽田支店新築移転
子村、西磐井郡平泉町、東磐井郡大東町、
21. 4 企画部に資金運用課新設
東山町、気仙郡住田町に拡張する
21. 12 創立 60 周年記念事業
47. 3 国民金融公庫と代理業務取扱開始
瞳ひろし「劇団夢の旅」特別公演開催
48. 7 原中支店開設
22. 11 及川富美人理事長「黄綬褒章」受章
49. 12 地区拡張 和賀郡和賀町を拡張する
23. 7 IC キャッシュカード取扱開始
50. 10 預金量 100 億円達成
51. 6 共同事務センターオンライン加入
51. 12 羽田支店開設
52. 2 石川文夫 六代目理事長就任
54. 10 江刺、金ケ崎両支店新装開店
57. 12 南支店開設
59. 4 駅前支店開設
60. 4 住宅金融公庫受託業務開始
60. 5 鈴木貞蔵 七代目理事長就任
MIZUSAWA SHINKIN BANK 28
資料編
平成 23 年度の事業の概況
■ 預 金
期末残高は、法人預金が増加した為、前年度末に比べ 5,6 3 5 百万
円増加し1 1 0,4 3 5 百万円となりました。今後も皆様からのご信頼に
お応えできるよう努めてまいります。
【期末残高の推移】
億円
預金残高
1,200
1,000
1,048
1,048
貸出金残高
1,104
800
■ 貸出金
期末残高は、個人事業者を含む中小企業向け融資が減少し、前期末
に比べ 2,5 8 8 百万円減少し5 5,0 0 3 百万円となりました。
595
600
575
550
400
■ 収 益
経常収益は、資金需要の低迷により貸出金利息が減少したものの、
国債等の積み上げによる有価証券利息配当金の増加などから、前期比
1 4.5%増の 2,7 4 4 百万円となりました。
一方、経常費用は不良債権処理費用の増加などから同 2 1.4%増の
2,5 0 6 百万円となりました。
この結果、経常利益は同 2 8.3%減の 2 3 7 百万円、当期純利益は同
2 1.5%減の 2 6 9 百万円となりました。
200
0
22年3月末
23年3月末
24年3月末
【自己資本比率の推移】
%
自己資本額
15.0
13.69
12.96
■ 自己資本比率
自己資本比率とは、出資金や利益準備金、諸積立金などの内部留保
に当たる額(自己資本)の、貸倒れ等損失の発生する可能性のある資
産の総額(リスク・アセット)等の合計に対する比率をいい、金融機関の
経営の健全性・安全性を見るうえで重要な指標となっています。
当金庫の平成 2 4 年 3 月末の自己資本比率は、内部留保の積み上
げによる自己資本の増加などから、前期末と比べ 0.6 1ポイント上昇し
【1 4.3 0%】となり、
健全性の基準とされる4%を大きく上回っています。
自己資本比率 百万円
9,000
14.30
10.0
6,000
7,622
7,942
8,189
5.0
0.0
3,000
22年3月末
23年3月末
24年3月末
0
直近 5 年間の主要な経営指標の推移
項 目
単 位
経
常
収
益 百万円
経
常
利
益
〃
( 又 は 経 常 損 失( △ )
)
当 期 純 利 益
〃
(又は当期純損失(△)
)
出
資
総
額
〃
出
資
総
口
数
千口
平成 19 年度
平成 20 年度
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
2,560
2,608
2,665
2,395
2,744
△ 2,160
268
311
332
237
△ 1,554
134
271
343
269
440
440
440
439
439
880
880
880
878
877
6,584
5,442
6,665
7,411
7,774
純
資
産
額
百万円
総
資
産
額
〃
109,026
108,681
112,625
113,226
120,498
預 金 積 金 残 高
〃
101,238
102,210
104,888
104,800
110,435
貸
高
〃
55,720
58,276
59,569
57,591
55,003
有 価 証 券 残 高
〃
27,882
26,389
27,070
32,283
38,148
自 己 資 本 比 率
%
11.75
12.45
12.96
13.69
14.30
出 資に対 する配 当 金
百万円
出
職
29 REPORT 2012
金
員
残
数
人
17
17
17
17
17
130
134
137
139
142
資料編
貸借対照表
資産の部
(単位:百万円)
負債及び純資産の部
(単位:百万円)
第 62 期
第 63 期
第 62 期
第 63 期
平成23年3月末
平成24年3月末
平成23年3月末
平成24年3月末
金
1,874
1,475
金
104,800
110,435
金
23,484
27,050
当
座
預
金
283
325
買 入 金 銭 債 権
─
1,000
普
通
預
金
23,260
27,872
託
200
200
貯
蓄
預
金
142
133
券
32,283
38,148
通
知
預
金
15
2
債
4,130
11,931
定
期
預
金
75,069
76,670
債
2,802
1,418
定
期
積
金
5,638
5,062
社
債
21,495
20,785
そ の 他 の 預 金
390
368
株
式
461
359
金
─
1,400
そ の 他 の 証 券
3,394
3,653
金
─
1,400
金
57,591
55,003
債
372
444
未 決 済 為 替 借
16
25
用
245
240
現
預
け
金
銭
有
の
価
信
証
国
地
方
貸
出
預
金
借
積
用
借
そ
入
の
他
負
割
引
手
形
297
253
手
形
貸
付
10,556
8,752
証
書
貸
付
45,095
44,573
給 付 補 填 備 金
13
10
当
座
貸
越
1,641
1,423
未 払 法 人 税 等
0
83
産
705
662
益
78
52
未 決 済 為 替 貸
12
18
そ の 他 の 負 債
17
30
信 金 中 金 出 資 金
354
354
賞
金
─
43
未
益
314
261
退 職 給 付 引 当 金
68
85
そ の 他 の 資 産
23
27
役員退職慰労引当金
122
130
有 形 固 定 資 産
887
866
偶 発 損 失 引 当 金
11
11
2
3
証
437
169
105,814
112,723
金
439
439
資
金
439
439
余
金
7,158
7,409
備
そ
の
他
収
資
収
未
払
前
費
受
与
収
引
当
建
物
313
281
睡眠預金払戻損失引当金
土
地
526
526
債
その他の有形固定資産
47
58
負 債 の 部 合 計
無 形 固 定 資 産
25
19
出
ソ フ ト ウ ェ ア
22
16
その他の無形固定資産
2
2
繰 延 税 金 資 産
484
568
利
金
440
439
債 務 保 証 見 返
437
169
その他利益剰余金
6,717
6,970
金
△ 4,749
△ 4,665
特 別 積 立 金
6,279
6,479
うち個別貸倒引当金
△ 4,148
△ 4,105
当期未処分剰余金
437
490
資 産 の 部 合 計
113,226
120,498
処 分 未 済 持 分
△0
△0
会 員 勘 定 合 計
7,597
7,848
その他有価証券評価差額金
△ 185
△ 74
評価・換算差額等合計
△ 185
△ 74
純 資 産 の 部 合 計
7,411
7,774
負債及び純資産の部合計
113,226
120,498
貸
倒
引
当
務
保
資
普
利
通
益
益
出
剰
準
MIZUSAWA SHINKIN BANK 30
資料編
貸借対照表の注記
注 1)
記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
注 2)
有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法(定額法)
、その他有価証券のうち時価のあるものについては決算日の
市場価格等に基づく時価法(売却原価は主として移動平均法により算定)
、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては移動平均法によ
る原価法により行っております。
なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理しております。
注 3)
金銭の信託において信託財産を構成している有価証券の評価は上記 2と同じ方法により行っております。
注 4)
有形固定資産の減価償却は、定率法(ただし、平成 10 年 4 月 1 日以後に取得した建物(建物附属設備を除く。)については定額法)を採用しております。
また、主な耐用年数は次のとおりであります。
建物 7 年〜 40 年
その他 3 年〜 15 年
注 5)
無形固定資産の減価償却は、定額法により償却しております。なお、自金庫利用のソフトウェアについては、金庫内における利用可能期間(5 年)に基づ
いて償却しております。
注 6)
貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。「銀行等金融機関の資産の自己査定並びに貸倒償却及び貸倒引当
金の監査に関する実務指針」
(日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会報告第 4 号)に規定する正常先債権及び要注意先債権に相当する債権について
は、一定の種類毎に分類し、過去の一定期間における各々の貸倒実績から算出した貸倒実績率等に基づき引き当てております。破綻懸念先債権に相当す
る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち必要と認める額を引き当てております。
破綻先債権及び実質破綻先債権に相当する債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額を引き
当てております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業店及び融資部が資産査定を実施し、当該部署から独立した検査室が資産査定結果を監査しており、
その査定結果により上記の引当を行っております。
注 7)
賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職員に対する賞与の支給見込額のうち、当事業年度に帰属する額を計上しております。
注 8)
退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、
「退職給付会計に関する実務指針」
(中間報告)
(日本公認会計士協会会計制度委員会報告第 13 号)
に定める簡便法(直近の年金財政計算上の数理債務を退職給付債務とする方法)により、当事業年度末における必要額を計上しております。
当金庫は、複数事業主(信用金庫等)により設立された企業年金制度(総合設立型厚生年金基金)に加入しており、当金庫の拠出に対応する年金資産の
額を合理的に計算することができないため、当該年金制度への拠出額を退職給付費用として処理しております。
なお、当該企業年金制度全体の直近の積立状況及び制度全体の拠出等に占める当金庫の割合並びにこれらに関する補足説明は次のとおりであります。
①制度全体の積立状況に関する事項(平成 23 年 3 月 31 日現在)
年金資産の額
1,358,815 百万円
年金財政計算上の給付債務の額
1,630,641 百万円
差引額
△ 271,826 百万円
②制度全体に占める当金庫の掛金拠出割合(平成 23 年 3 月分)
0.1067%
③補足説明
上記①の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去勤務債務残高 255,938 百万円及び繰越不足金 15,887 百万円であります。本制度における
過去勤務債務の償却方法は期間 16 年 10ヵ月の元利均等償却であり、当金庫は、当事業年度の財務諸表上、特別掛金 21 百万円を費用処理してお
ります。
なお、特別掛金の額は、予め定められた掛金率を掛金拠出時の標準給与の額に乗じることで算定されるため、上記②の割合は当金庫の実際の負担
割合とは一致しません。
注 9)
役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに備えるため、役員に対する退職慰労金の支給見積額のうち、当事業年度末までに発生している
と認められる額を計上しております。
注 10)
睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、預金者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生する損失を見積もり、
必要と認める額を計上しております。
注 11)
偶発損失引当金は、信用保証協会への負担金の支払いに備えるため、将来の負担金支払見込額を計上しております。
注 12)
消費税及び地方消費税の会計処理は、税込方式によっております。
注 13)
理事及び監事との間の取引による理事及び監事に対する金銭債権総額 63 百万円
注 14)
有形固定資産の減価償却累計額 1,405 百万円
注 15)
貸借対照表に計上した固定資産のほか、コピー機については、所有権移転外ファイナンス・リース契約により使用しております。
注 16)
貸出金のうち、破綻先債権額は 2,871 百万円、延滞債権額は 5,002 百万円であります。なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間
継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分
を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第 1 項第 3 号のイからホまでに掲げる事由又
は同項第 4 号に規定する事由が生じている貸出金であります。また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再
建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金であります。
注 17)
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額はありません。なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が、約定支払日の翌日から3 月以上遅延してい
る貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。
注 18)
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は 166 百万円であります。なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金
利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び 3カ月以上延
滞債権に該当しないものであります。
注19)
破綻先債権額、
延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は8,041百万円であります。なお、注16から注18に掲げた債権額は、
貸倒引当金控除前の金額であります。
31 REPORT 2012
資料編
注 20)
手形割引は、業種別監査委員会報告第 24 号に基づき金融取引として処理しております。これにより受け入れた銀行引受手形、商業手形、荷付為替手形
及び買入外国為替は、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる権利を有しておりますが、その額面金額は 253 百万円であります。
注 21)
担保に供している資産は次のとおりであります。
担保に供している資産
有価証券
預け金
99 百万円
2,500 百万円
担保資産に対応する債務
預金
借用金
53 百万円
1,400 百万円
上記のほか、為替決済等の取引の担保として、預け金 4,000 百万円を差し入れております。
また、その他の資産のうち保証金は 0 百万円及び敷金は 2 百万円であります。
注 22)
出資 1 口当たりの純資産額 8,855 円 22 銭
注 23)
金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当金庫は、預金業務、融資業務および市場運用業務などの金融業務を行っております。このため、金利変動による不利な影響が生じないように、資
産及び負債の総合的管理(ALM)をしております。デリバティブ取引は行っておりません。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当金庫が保有する金融資産は、主として事業地区内のお客様に対する貸出金です。
また、有価証券は、主に債券、投資信託及び株式であり、満期保有目的、純投資目的及び事業推進目的で保有しております。これらは、それぞれ発
行体の信用リスク及び金利の変動リスク、市場価格の変動リスクに晒されております。
外貨建有価証券は保有しておりません。
一方、金融負債は主としてお客様からの預金であり、流動性リスクに晒されております。また、変動金利の預金については、金利の変動リスクに晒さ
れております。金利スワップ取引は行っておりません。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
当金庫は、融資管理諸規程及び信用リスクに関する管理諸規程に従い、貸出金について、個別案件ごとの与信審査、与信限度額、信用情報管理、
保証や担保の設定、問題債権への対応など与信管理に関する体制を整備し運営しております。
これらの与信管理は、各営業店のほか融資部により行われ、また、定期的に経営陣による信用リスク委員会や理事会を開催し、審議・報告を行って
おります。さらに、与信管理の状況については、検査室がチェックしております。
有価証券の発行体の信用リスクに関しては、企画部において、信用情報や時価の把握を定期的に行うことで管理しております。
②市場リスクの管理
(ⅰ)金利リスクの管理
当金庫は、資産・負債総合管理(以下「ALM」
)によって金利の変動リスクを管理しております。ALM に関する規則及び要領において、リスク管理方
法や手続等の詳細を明記しており、ALM 委員会において決定された ALM に関する方針に基づき、理事会において実施状況の把握・確認、今後の
対応等の協議を行っています。
日常的には企画部において金融資産及び負債の金利や期間を総合的に把握し、ギャップ分析や金利感応度分析等によりモニタリングを行い、月次
ベースで理事会に報告しております。
(ⅱ)為替リスクの管理
当金庫は、為替の変動リスクに関して、個別の案件ごとに管理しております。
(ⅲ)価格変動リスクの管理
有価証券を含む市場運用商品の保有については、ALM 委員会の方針に基づき、理事会の監督の下、統合的リスク管理規程に従い行われております。
このうち、企画部では、市場運用商品の購入を行っており、事前審査、投資限度額の設定のほか、継続的なモニタリングを通じて、価格変動リス
クの軽減を図っております。
企画部で保有している事業推進目的の株式については、取引先の市場環境や財務状況などをモニタリングしています。これらの情報は企画部を通じ、
ALM 委員会及び理事会において定期的に報告されております。
(ⅳ)市場リスクに係る定量的情報
当金庫において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、
「預け金」
、
「有価証券」のうち債券、
「貸出金」
、
「預金積金」
及びその他の金利・期間を有する資産・負債であります。
当金庫では、これらの金融資産及び金融負債について、全期間の金利が一律に1%上昇したときの金利変動幅(100BPV 方式)を使用して算定し
て金利リスク量を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しております。
当該変動額の算定にあたっては、対象の金融資産のうち「有価証券」については個別銘柄毎、
「預け金」
「貸出金」
「預金積金」については、それぞ
れ金利期日に応じて適切な期間に残高を分解し、その残高毎に現在価値に換算した資金ポジションを算出し、金利変動後の現在価値(金利リスク量)
を算定しております。また、当金庫では要求払預金については明確な金利改定間隔がなく、預金者の要求によって随時払い出される要求払預金の
うち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する預金をコア預金と定義し、普通預金等の額の 50%相当額を0 〜 5 年の期間に均等に振り分
けて(平均 2.5 年)リスク量を算定しています。
なお、金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が 1%上昇したものと想定した場合の時価は 2,297
百万円減少するものと把握しております。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数との相関を考慮しておりません。また、金利の合
理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性があります。
③資金調達に係る流動性リスクの管理
当金庫は、ALM を通して、適時に資金管理を行うほか、資金調達手段の多様化、市場環境を考慮した長短の調達バランスの調整などによって、
流動性リスクを管理しております。
MIZUSAWA SHINKIN BANK 32
資料編
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定にお
いては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。なお、金融商品のうち貸出金に
ついては、簡便な計算により算出した時価に代わる金額を開示しております。
注 24)
金融商品の時価等に関する事項
平成 24 年 3 月 31 日における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりであります(時価等の算定方法については(注 1)参照)
。なお、
時価を把握することが極めて困難と認められる非上場株式等は、次表には含めておりません(注 2)参照。また、重要性の乏しい科目については記載を省
略しております。
(単位:百万円)
基準月末残高
(貸借対照表計上額)
項目
現
時価評価額(時価)
評価差額(差額)
金
1,475
1,475
─
金
27,050
27,714
664
( ※ 1)
55,003
─
─
資
貸 倒 引 当 金 ( ※ 2)
△ 4,105
─
─
産
有
預
け
貸
出
金
価
売
満
証
買
期
保
目
有
目
50,898
50,420
△ 477
券
38,142
38,121
△ 20
的
─
─
─
的
5,897
5,877
△ 20
そ の 他 有 価 証 券
32,244
32,244
─
117,566
117,732
166
金
110,435
110,746
310
金
1,400
1,401
1
111,835
112,147
311
合 計
負
預
債
借
金
積
用
合 計
(※ 1)貸出金の「時価」には、
「簡便な計算により算出した時価に代わる金額」を記載しております。
(※ 2)貸出金に対応する個別貸倒引当金を控除しております。
(注 1)金融商品の時価等の算定方法
【金融資産】
(1)預け金
満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
満期のある預け金については、残存期間に基づく区分ごとに、新規に預け金を行った場合に想定される適用金利で割り引いた現在価値を算定してお
ります。
(2)有価証券
株式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格によっております。投資信託は、公表されている基準価格によって
おります。なお、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項については注 25 から注 29に記載しております。
(3)貸出金
貸出金は、以下の①〜③の方法により算出し、その算出結果を時価に代わる金額として記載しております。
①破綻懸念先債権、実質破綻先債権及び破綻先債権等、将来キャッシュ・フローの見積りが困難な債権については、貸借対照表中の貸出金勘定に
計上している額(貸倒引当金控除前の額。以下「貸出金計上額」という。)の合計額から貸出金に対応する個別貸倒引当金を控除した価額
②①以外のうち、変動金利によるものは貸出金計上額
③①以外のうち、固定金利によるものは貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額を同様の新規貸出を行った場合に想定される
利率で割り引いた価額
【金融負債】
(1)預金積金
要求払預金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしております。また、定期預金の時価は、一定の期間ごとに区
分して、将来のキャッシュ・フローを割り引いて現在価値を算定しております。その割引率は、新規に預金を受け入れる際に使用する利率を用いてお
ります。なお、残存期間が短期(90 日以内)のものは、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
(2)借用金
借用金のうち、変動金利によるものは、短期で市場金利を反映し、また、当金庫の信用状態は実行後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価
額と近似していると考えられるため、当該帳簿価額を時価としております。固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該借用金の元利金の
合計額を同様の借入において想定される利率で割り引いて現在価値を算定しております。なお、残存期間が短期間(90 日以内)のものは、時価は帳
簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
(注 2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、金融商品の時価情報には含まれておりません。
(単位:百万円)
区 分
貸借対照表計上額
非 上 場 株 式( ※ )
6
合
6
計
※非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから時価開示の対象とはしておりません。
33 REPORT 2012
資料編
(注 3)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
1 年以内
(単位:百万円)
1 年超 5 年以内
5 年超 10 年以内
10 年超
預
け
金
9,126
9,486
2,466
1,000
貸
出
金
11,846
14,669
11,314
9,555
9,721
有
券
3,857
7,338
16,632
満 期 保 有 目 的
価
証
999
100
3,798
999
その他有価証券
2,857
7,238
12,834
8,721
計
24,829
31,493
30,413
20,276
合
※貸出金のうち破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等、償還予定額が見込めないもの、期間の定めがないものは含めておりません。
(注 4)借用金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
1 年以内
預
借
金
積
用
合
金
(単位:百万円)
1 年超 5 年以内
94,772
15,576
5 年超 10 年以内
53
10 年超
32
金
1,400
─
─
─
計
96,172
15,576
53
32
※預金積金のうち、要求払預金は「1 年以内」に含めて開示しております。
注 25)
有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のとおりであります。これらには、
「国債」
、
「地方債」
、
「社債」
、
「株式」
、
「その他の証券」が含まれてお
ります。以下、注 29まで同様であります。
満期保有目的の債券
(単位:百万円)
種 類
国
地
時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
方
社
そ
の
小
国
地
時価が貸借対照表
計上額を超えないもの
方
社
そ
の
小
貸借対照表計上額
時 価
差 額
債
─
─
債
─
─
─
─
債
2,198
2,213
14
他
─
─
─
計
2,198
2,213
14
債
─
─
─
債
500
493
△6
債
2,699
2,688
△ 10
他
500
481
△ 18
計
3,699
3,664
△ 34
5,897
5,877
△ 20
合 計
その他有価証券
(単位:百万円)
種 類
株
債
国
貸借対照表計上額が
地
取得原価を超えるもの
方
社
そ
の
貸借対照表計上額
取得原価
差 額
式
126
118
8
券
21,908
21,610
298
債
8,518
8,500
17
債
619
599
19
債
12,770
12,509
260
他
696
686
10
小
計
22,731
22,415
316
株
式
226
351
△ 124
債
券
6,828
6,912
△ 83
債
3,412
3,419
△6
債
298
300
△1
債
3,117
3,192
△ 75
他
2,457
2,639
△ 182
計
9,512
9,903
△ 390
32,244
32,318
△ 74
国
貸借対照表計上額が
地
取得原価を超えないもの
方
社
そ
小
合 計
の
MIZUSAWA SHINKIN BANK 34
資料編
注 26)
当事業年度中に売却した満期保有目的の債券はありません。
注 27)
当事業年度中に売却したその他有価証券
(単位:百万円)
売却額
売却益の合計額
売却損の合計額
株
式
163
1
債
券
27,665
441
0
債
22,660
295
─
債
3,698
96
─
債
1,307
49
0
他
─
─
─
計
27,828
443
78
国
地
方
社
そ
の
合
78
注 28)
保有目的を変更した有価証券はありません。
注 29)
減損処理を行った有価証券
有価証券(売買目的有価証券を除く)で時価のあるもののうち、当該有価証券の時価が取得原価に比べ著しく下落しており、時価が取得原価まで回復す
る見込みがあると認められないものについては、当該時価をもって貸借対照表計上額とするとともに、評価差額を当事業年度の損失として処理(以下「減
損処理」という。)しております。
当事業年度における減損処理額は、179 百万円(うち、債券 164 百万円、株式 14 百万円)であります。
なお、有価証券の減損にあたって、時価の下落率が取得原価の 50%以上の場合は著しい下落とみなし減損処理を行っております。
注 30)
満期保有目的の金銭の信託
(単位:百万円)
貸借対照表計上額
満 期 保 有 目 的 の
金 銭 の 信 託
200
時 価
199
差 額
うち時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
0
うち時価が貸借対照表
計上額を超えないもの
─
0
(注)
「うち時価が貸借対照表計上額を超えるもの」
「うち時価が貸借対照表計上額を超えないもの」はそれぞれ「差額」の内訳であります。
注 31)
当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条件について違反がない限
り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契約であります。これらの契約に係る融資未実行残高は、3,715 百万円であります。このうち契約残
存期間が 1 年以内のものが 1,185 百万円あります。
なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行残高そのものが必ずしも当金庫の将来のキャッシュ・フローに影響
を与えるものではありません。これらの契約の多くには、金融情勢の変化、債権の保全及びその他相当の事由があるときは、当金庫が実行申し込みを受
けた融資の拒絶又は契約極度額の減額をすることができる旨の条項が付けられております。また、契約時において必要に応じて不動産・有価証券等の担
保を徴求するほか、契約後も定期的に(半年毎に)予め定めている金庫内手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上
の措置等を講じております。
注 32)
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は、それぞれ以下のとおりであります。
繰延税金資産
貸倒引当金
620 百万円
減価償却超過額
46
その他の引当金
85
その他有価証券評価差額
22
その他
繰延税金資産小計
評価性引当額
繰延税金資産合計
55
829
△ 261
568
繰延税金負債
繰延税金負債合計
繰延税金資産の純額
─百万円
568 百万円
注 33)
「経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための所得税法等の一部を改正する法律」
(平成 23 年法律第 114 号)及び「東日本大震災からの復
興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法」
(平成 23 年法律第 117 号)が平成 23 年 12 月 2 日に公布され、平成 24 年 4
月 1 日以後に開始する事業年度から法人税率の引下げ及び復興特別法人税の課税が行われることとなりました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金
負債の計算に使用する法定実効税率は従来の 31%から、平成 24 年 4 月 1 日に開始する事業年度から平成 26 年 4 月 1 日に開始する事業年度に解消が見
込まれる一時差異等については 29.7%に、平成 27 年 4 月 1 日に開始する事業年度以降に解消が見込まれる一時差異等については 27.6%となります。こ
の税率変更により、繰延税金資産は 41 百万円減少し、法人税等調整額は 41 百万円減少しております。
注 34)
当事業年度の期首以後に行われる会計上の変更及び過去の誤謬の訂正から、
「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」
(企業会計基準第 24 号
平成 21 年 12 月 4 日)及び「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準の適用指針」
(企業会計基準適用指針第 24 号平成 21 年 12 月 4 日)を適用し
ております。なお、
「金融商品会計に関する実務指針」
(日本公認会計士協会会計制度委員会報告第 14 号)に基づき、当事業年度の「貸倒引当金戻入益」
及び「償却債権取立益」は「その他経常収益」に計上しております。
35 REPORT 2012
資料編
損益計算書
(単位:千円)
第 62 期
経
常
収
益
資 金 運 用 収 益
第 63 期
第 62 期
平成 22 年 4 月1日
▼
平成 23 年 3 月31日
平成 23 年 4 月1日
▼
平成 24 年 3 月31日
2,105,967
2,130,148
貸倒引当金戻入益
272,754
2,395,305
2,744,262
特
別
利
益
平成 22 年 4 月1日
▼
平成 23 年 3 月31日
273,777
第 63 期
平成 23 年 4 月1日
▼
平成 24 年 3 月31日
15
─
貸
出
金
利
息
1,400,307
1,340,356
償 却 債 権 取 立 益
1,022
─
預
け
金
利
息
170,816
173,580
その他の特別利益
─
15
有価証券利息配当金
527,113
605,128
失
4,847
1,857
特
別
損
その他の受入利息
7,730
11,083
固 定 資 産 処 分 損
4,847
828
役 務 取 引 等 収 益
168,987
159,703
その他の特別損失
─
1,029
受入為替手数料
104,353
102,795
税 引 前 当 期 純 利 益
600,976
235,931
その他の役務収益
64,633
56,908
法 人 税、 住 民 税 及 び 事 業 税
1,781
92,020
そ の 他 業 務 収 益
113,244
446,014
過年度法人税還付税額
─
△ 42,418
国債等債券売却益
108,450
441,603
法 人 税 等 調 整 額
255,940
△ 83,089
国債等債券償還益
2,150
246
法
計
257,722
△ 33,487
その他の業務収益
2,644
4,165
当
益
343,254
269,418
そ の 他 経 常 収 益
7,106
8,395
繰 越 金( 当 期 首 残 高 )
94,591
221,187
償却債権取立益
─
1,022
当 期 未 処 分 剰 余 金
437,845
490,606
株 式 等 売 却 益
286
1,562
金銭の信託運用益
979
1,877
その他の経常収益
5,840
3,934
用
2,063,258
2,506,488
資 金 調 達 費 用
経
常
費
206,650
152,280
息
198,441
144,050
給付補填備金繰入額
8,209
7,271
預
借
金
用
利
息
─
958
役 務 取 引 等 費 用
金
利
91,403
90,404
支払為替手数料
32,556
32,340
その他の役務費用
58,846
58,063
そ の 他 業 務 費 用
178,358
164,578
国債等債券売却損
1,163
─
国債等債券償還損
176,778
─
国債等債券償却
─
164,524
その他の業務費用
経
人
件
物
件
416
54
費
1,464,801
1,496,357
費
951,097
978,381
費
490,289
495,191
金
23,414
22,784
そ の 他 経 常 費 用
122,043
602,866
貸倒引当金繰入額
─
470,057
貸
─
15,685
税
出
金
償
却
株 式 等 売 却 損
─
78,528
却
118,240
14,915
その他資産償却
175
127
株
式
等
償
その他の経常費用
経
(単位:千円)
常
利
益
3,627
23,551
332,047
237,773
人
税
期
等
純
合
利
(注)1. 記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。
(注)2. 出資 1 口当たり当期純利益金額 306 円 45 銭
剰余金処分計算書
第 62 期
当 期 未 処 分 剰 余 金
利 益 準 備 金 限
度
超
過
取
崩
額
剰
余
金
処
分
額
出 資 に 対 する配 当 金
普通出資に対する配当金(年4%)
特
別
積
立
金
繰 越 金( 当 期 末 残 高 )
平成 22 年 4 月1日
▼
平成 23 年 3 月31日
437,845
(単位:千円)
第 63 期
平成 23 年 4 月1日
▼
平成 24 年 3 月31日
490,606
924
477
217,581
217,558
17,581
17,558
(17,581)
(17,558)
200,000
200,000
221,187
273,524
会計監査
当金庫の貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計
算書は、信用金庫法第38条の2第3項の規定に基づき、
北光監査法人の監査を受けております。
平成 2 3 年度における貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書(以下「財務諸表」という。)の適正性、及び財務諸表作
成に係る内部監査の有効性を確認しております。
平成 2 4 年 6 月 1 8 日
水沢信用金庫 理事長
MIZUSAWA SHINKIN BANK 36
資料編
役職員の報酬体系について
1. 対象役員
当金庫における報酬体系の開示対象となる「対象役員」は、常勤理事及び常勤監事をいいます。対象役員に対する
報酬等は、職務執行の対価として支払う「基本報酬」及び「賞与」
、在任期間中の職務執行及び特別功労の対価として
退任時に支払う
「退職慰労金」で構成されております。
(1)報酬体系の概要
【基本報酬及び賞与】
非常勤を含む全役員の基本報酬及び賞与につきましては、総代会において、理事全員及び監事全員それぞれの
支払総額の最高限度額を決定しております。
そのうえで、各理事の基本報酬額につきましては役位や在任年数等を、各理事の賞与額については前年度の業
績等をそれぞれ勘案し、当金庫の理事会において決定しております。また、各監事の基本報酬額及び賞与額につ
きましては、
監事の協議により決定しております。
【退職慰労金】
退職慰労金につきましては、在任期間中に毎期引当金を計上し、退任時に総代会で承認を得た後、支払っており
ます。
なお、当金庫では、全役員に適用される退職慰労金の支払いに関して、主として次の事項を規程で定めております。
a. 決定方法 b. 算定基準 c. 支払手段及び時期
(2)平成 23 年度における対象役員に対する報酬等の支払総額
(単位:百万円)
区 分
対象役員に対する報酬等
支払総額
95
(注)1. 対象役員に該当する理事は 6 名、監事は 1 名です(期中に退任した者を含む)
。
(注)2. 上記の内訳は、
「基本報酬」71 百万円、
「賞与」14 百万円、
「退職慰労金」9 百万円となっております。
なお、
「賞与」は当年度中に支払った賞与のうち当年度に帰属する部分の金額(過年度に繰り入れた引当金分を除く)と当年度に繰り入れた役員賞与
引当金の合計額です。
「退職慰労金」は、当年度中に支払った退職慰労金(過年度に繰り入れた引当金分を除く)と当年度に繰り入れた役員退職慰労引当金の合計額です。
(注)3. 使用人兼務役員の使用人としての報酬等を含めております。
(3)その他
「信用金庫法施行規則第 1 3 2 条第 1 項第 6 号等の規定に基づき、報酬等に関する事項であって、信用金庫等の
業務の運営又は財産の状況に重要な影響を与えるものとして金融庁長官が別に定めるものを定める件」
(平成
2 4 年 3 月 2 9 日付金融庁告示第 2 2 号)第 3 条第 1 項第 3 号及び第 5 号に該当する事項はありませんでした。
2. 対象職員等
当金庫における報酬体系の開示対象となる「対象職員等」は、当金庫の非常勤役員、当金庫の職員であって、対象役
員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受ける者のうち、当金庫の業務及び財産の状況に重要な影響を与える者
をいいます。
なお、
平成 2 3 年度において、対象職員等に該当する者はいませんでした。
(注)1. 対象職員等には、期中に退任・退職した者も含めております。
(注)2.「同等額」は 、平成 23 年度に対象役員に支払った報酬等の平均額としております。
(注)3. 平成 23 年度において対象役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受ける者はいませんでした。
37 REPORT 2012
資料編
主要な業務の状況を示す指標
業務粗利益
資
資
金
金
(単位:千円)
運
用
運
用
資 金 調
役 務 取 引
役
そ
業
業
務
取
収
引
収
達
等
費
収
等
収
役 務 取 引 等 費
の 他 業 務 収
そ
そ
の
他
の
務
務
他
粗
業
務
業
粗
収
務
利
費
利
益
支
益
平成 22 年度
平成 23 年度
1,899,316
1,978,127
2,105,967
206,650
用
支
2,130,148
152,020
77,583
益
用
支
69,298
168,987
159,703
113,244
446,014
91,403
△ 65,113
益
用
90,404
281,435
178,358
益
率
164,578
1,911,786
1.63%
2,328,861
1.91%
(注)1.「資金調達費用」は、金銭の信託運用見合費用(平成 22 年度 199 千円、平成 23 年度 260 千円)を控除して表示しております。
(注)2. 業務粗利益率=業務粗利益/資金運用勘定平均残高×100
資金運用収支の内訳
平均残高(百万円)
資
う
金
う
資
う
う
運
ち
金
う
用
ち
ち
ち
有
預
調
ち
勘
貸
預
出
け
価
証
達
借
勘
金
積
用
平成 22 年度
平成 23 年度
定
116,676
121,449
金
25,630
26,679
107,055
111,619
─
956
金
券
定
金
金
58,532
32,159
107,055
利息(百万円)
平成 22 年度
利回り
(%)
平成 23 年度
2,105
2,130
170
173
56,535
1,400
37,535
527
110,862
206
平成 22 年度
平成 23 年度
1.80
1.75
0.66
0.65
1,340
2.39
605
1.63
1.61
151
0.19
0.13
206
152
─
0
0.19
─
2.37
0.13
0.10
(注)資金調達勘定は、金銭の信託運用見合額の平均残高(平成 22 年度 105 百万円、平成 23 年度 200 百万円)及び利息(平成 22 年度 199 千円、平成 23 年度
260 千円)をそれぞれ控除して表示しております。
利 鞘
資
資
総
(単位:%)
金
金
運
資
調
達
用
金
原
利
利
価
平成 22 年度
平成 23 年度
回
1.80
1.75
鞘
0.26
0.30
率
1.54
1.45
受取・支払利息の増減
(単位:百万円)
平成 22 年度
残高による
増減
受
う
う
支
取
ち
ち
貸
う
ち
有
う
ち
預
う
払
ち
預
利
価
利
借
金
出
け
証
積
用
45
△ 156
金
0
△ 56
券
息
金
金
6
38
純増減
増減
息
金
平成 23 年度
利率による
△ 118
△ 111
増減
45
△ 112
△ 48
57
84
△ 88
7
18
△ 55
5
△ 94
△ 88
─
─
─
5
残高による
△ 94
4
利率による
増減
△ 20
△ 11
△1
△6
純増減
24
△ 59
2
78
7
△ 62
△ 54
0
─
0
△ 62
△ 55
※残高及び利率の増減要因に重なる部分は、両者の増減割合に応じて按分しております。
利益率
総 資 産 経 常 利 益 率
総 資 産 当 期 純 利 益 率
(単位:%)
平成 22 年度
平成 23 年度
0.29
0.19
0.52
0.22
(注)
経常(当期純)利益
総資産経常(当期純)利益率= ─── ×100
総資産(債務保証見返を除く)平均残高
MIZUSAWA SHINKIN BANK 38
資料編
預金に関する指標
預金積金平均残高
(単位:百万円、%)
平成 22 年度
平均残高
流
定
動
性
預
金
期
性
預
金
構成比
24,500
22.8
82,257
76.8
平均残高
構成比
28,134
25.3
82,428
74.3
うち 固 定 金 利 定 期 預 金
(76,377)
(71.3)
(76,608)
(69.1)
うち 変 動 金 利 定 期 預 金
(132)
(0.1)
(128)
(0.1)
そ
譲
平成 23 年度
の
渡
他
性
預
合
297
0.2
299
0.2
金
─
─
─
─
計
107,055
100.0
110,862
100.0
流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
定期性預金=定期預金+定期積金
固定金利定期預金:預入時に満期までの利率が確定する定期預金
変動金利定期預金:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期預金
定期預金の種類別残高
(単位:百万円、%)
平成 22 年度
残 高
構成比
76,547
構成比
定
金
利
定
期
変
動
金
利
定
期
131
0.1
122
0.1
計
75,069
100.0
76,670
100.0
39 REPORT 2012
99.8
残 高
固
合
74,937
平成 23 年度
99.8
資料編
貸出金等に関する指標
貸出金平均残高
(単位:百万円、%)
割
引
手
形
証
書
貸
付
手
形
当
合
貸
座
貸
平均残高
平成 22 年度
356
構成比
0.6
平均残高
平成 23 年度
275
0.4
付
11,309
19.3
10,003
17.6
越
計
1,663
58,532
2.8
100.0
1,577
56,535
2.7
100.0
45,202
77.2
44,678
79.0
貸出金金利区分別残高
固
定
変
金
動
合
利
金
貸
利
(単位:百万円、%)
出
貸
出
残 高
金
34,990
計
57,591
金
平成 22 年度
22,601
構成比
残 高
60.7
33,356
100.0
55,003
39.2
平成 23 年度
39.3
100.0
(単位:百万円、%)
備
運
資
転
合
資
金
残 高
20,619
計
57,591
金
平成 22 年度
36,972
構成比
35.8
残 高
19,582
100.0
55,003
64.1
平成 23 年度
35,421
64.3
(単位:百万円、%)
住
宅
ロ
ー
ン
そ の 他 個 人 向 け ロ ー ン
合
計
残 高
農
、
業
林
業
業
鉱 業・ 採 石 業・ 砂 利 採 取 業
建
設
業
電 気・ ガ ス・ 熱 供 給・ 水 道 業
情
運
卸
金
輸
報
通
業 、
売
業 、
融
不
物
・
品
動
信
郵
保
小
賃
便
売
産
険
業
貸
残 高
─
509
5,636
4,484
3,098
120
4,092
医
祉
1,642
計
計
育、
そ
の
小
地
個
合
方
療
他
学
・
の
公
習
サ
共
支
福
ー
援
業
ビ
ス
団
体
人
─
0.8
0.2
生 活 関 連 サ ー ビ ス 業、 娯 楽 業
業
0.0
152
4,032
食
5.8
13.0
48
856
業
構成比
7,526
業
業
平成 22 年度
31
業
教
100.0
3,389
1,813
業
泊
飲
74.0
25.9
8,890
業
学術研究、専門・技術サービス業
宿
構成比
残 高
平成 23 年度
6,170
2,201
構成比
73.7
26.2
8,372
100.0
(単位:百万円、%)
造
業
漁
平成 22 年度
6,586
2,304
貸出金業種別残高
製
構成比
35.6
100.0
個人向けローン残高
業種区分
構成比
60.6
21,647
貸出金使途別残高
設
構成比
0.0
残 高
2,938
29
─
431
─
0.7
0.2
1,124
0.2
0.0
157
1.4
5.3
5.3
13.2
42
1,651
7.7
構成比
7,313
3.1
9.7
平成 23 年度
4,838
4,788
2,781
101
0.0
3.0
8.7
2.0
8.7
5.0
0.1
7.0
4,166
7.1
3,501
2.8
1,664
39,483
68.5
37,520
68.2
57,591
100.0
55,003
100.0
468
264
1,313
5,783
12,324
0.8
0.4
2.2
10.0
21.3
450
254
1,283
5,900
11,583
7.5
0.8
6.3
0.4
3.0
2.3
10.7
21.0
(注)業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しております。
MIZUSAWA SHINKIN BANK 40
資料編
貸出金の担保別内訳
(単位:百万円、%)
平成 22 年度
残 高
当 金 庫 預 金 積 金
有
価
証
平成 23 年度
構成比
残 高
構成比
3,024
5.2
2,808
5.1
券
36
0.0
─
─
不
動
産
15,859
27.5
14,905
27.0
そ
の
他
484
0.8
493
0.8
19,404
33.6
18,206
33.1
9,021
15.6
9,084
16.5
計
信 用 保 証 協 会・信 用 保 険
保
証
3,689
6.4
3,596
6.5
信
用
25,476
44.2
24,116
43.8
合
計
57,591
100.0
55,003
100.0
債務保証見返の担保別内訳
(単位:百万円、%)
平成 22 年度
残 高
当 金 庫 預 金 積 金
不
動
産
計
信 用 保 証 協 会・信 用 保 険
平成 23 年度
構成比
残 高
構成比
3
0.6
─
─
247
56.5
4,500
2.6
251
57.4
4,500
2.6
25
5.7
25,399
14.9
保
証
160
36.6
139,833
82.3
合
計
437
100.0
169,732
100.0
貸倒引当金の内訳
(単位:百万円)
平成 22 年度
一般貸倒
引当金
期 首 残 高
当期増加額
目 的 使 用
当期減少額
そ
の
他
期 末 残 高
個別貸倒
引当金
平成 23 年度
合 計
一般貸倒
引当金
個別貸倒
引当金
860
4,490
5,350
601
4,148
4,749
601
294
895
559
731
1,291
─
327
327
─
573
573
860
308
1,168
601
201
802
601
4,148
4,749
559
4,105
4,665
貸倒金償却額
貸
出
金
(単位:百万円)
償
却
額
平成 22 年度
平成 23 年度
327
15
預貸率
(単位:%)
平成 22 年度
平成 23 年度
率
54.95
49.80
期 中 平 均 預 貸 率
54.67
50.99
期
合 計
末
41 REPORT 2012
預
貸
資料編
有価証券に関する指標
商品有価証券の種類別の平均残高 該当ありません
有価証券の残存期間別残高
(単位:百万円)
1 年超
1 年以下
平成
年度
22
国
3 年超
5 年以下
5 年超
7 年以下
7 年超
10 年以下
10 年超
期間の定め
のないもの
債
32
239
119
105
2,103
1,528
─
4,130
100
─
─
─
2,701
─
─
2,802
社
債
5,457
4,783
2,162
928
6,284
1,575
303
21,495
株
式
─
─
─
─
─
─
461
461
外
方
国
平成
年度
券
200
202
203
100
389
582
199
1,878
の
証
他
─
802
462
106
─
─
145
1,515
債
─
─
─
─
6,037
5,893
─
11,931
方
債
─
─
─
─
619
798
─
1,418
債
3,139
2,031
3,191
1,113
8,638
2,232
439
20,785
国
地
社
株
外
国
そ
証
の
式
─
─
─
─
─
─
359
359
券
400
597
394
─
392
393
─
2,178
他
291
863
177
─
─
─
143
1,474
有価証券の種類別の期末残高・平均残高
(単位:百万円)
平成 22 年度
国
地
短
社
株
外
そ
合
合 計
債
地
そ
23
3 年以下
期
国
の
方
他
社
証
証
平成 23 年度
期末残高
平均残高
期末残高
平均残高
債
4,130
3,622
11,931
8,769
債
─
─
─
債
2,802
2,176
1,418
3,081
─
債
21,495
20,879
20,785
21,393
券
1,878
2,406
2,178
2,093
計
32,283
32,159
38,148
37,535
式
券
461
759
1,515
2,314
359
553
1,474
1,643
※売買目的及び子会社・関連会社の有価証券は該当ありません。
預証率の期末値及び期中平均値
(単位:%)
平成 22 年度
平成 23 年度
率
30.80
34.54
期 中 平 均 預 証 率
30.03
33.85
期
末
預
証
(注)
有価証券
預証率= ─── ×100
預金積金+譲渡性預金
MIZUSAWA SHINKIN BANK 42
資料編
有価証券の時価情報
売買目的有価証券 該当ありません
満期保有目的の債券で時価のあるもの
平成 22 年度
種
類
時価が貸借対
国 債
地方債
超えるもの
その他
照表計上額を
時価が貸借対
照表計上額を
超えないもの
貸借対照表計上額
─
─
(単位:百万円)
時 価
(単位:百万円)
差 額
─
─
平成 23 年度
─
─
20
小
計
3,700
3,721
21
地方債
─
─
─
時価が貸借対
△ 59
超えないもの
債
社
債
小
計
その他
合
計
─
2,699
400
3,099
6,799
─
照表計上額を
─
2,677
△ 21
3,017
△ 81
340
6,739
差 額
社
債
2,198
2,213
14
小
計
2,198
2,213
14
地方債
500
493
△6
その他
3,420
国
時 価
超えるもの
3,400
0
貸借対照表計上額
時価が貸借対
債
300
類
国 債
地方債
社
300
種
照表計上額を
△ 60
国
債
社
債
小
計
その他
合
計
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
2,699
500
─
2,688
△ 10
3,664
△ 34
481
3,699
5,897
△ 18
5,877
△ 20
※ 1. 時価は、期末日における市場価格等に基づいております。
2. 上記の「その他」は、外国証券です。
3. 時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券は、本表に含んでおりません。
子会社・子法人等株式及び関連法人等株式で時価のあるもの 該当ありません
その他有価証券で時価のあるもの
平成 22 年度
貸借対照表計上
額が取得原価を
超えるもの
種
類
貸借対照表計上額
取得原価
債
券
16,327
16,050
277
地方債
1,822
1,799
23
株
式
国債
社債
その他
小 計
株
貸借対照表計上
額が取得原価を
超えないもの
(単位:百万円)
債
式
11
2,778
11,726
994
17,333
443
9
626
△ 182
1,357
△6
6,144
地方債
980
999
社債
その他
小
合
計
計
1,351
63
190
6,000
8,143
8,617
△ 473
25,663
超えるもの
種
類
貸借対照表計上額
取得原価
債
券
21,908
21,610
地方債
619
599
株
貸借対照表計上
額が取得原価を
超えないもの
△ 147
社債
その他
小 計
債
式
126
8,518
12,770
696
22,731
351
△ 124
3,419
△6
686
22,415
226
298
300
合
計
計
19
260
地方債
その他
17
12,509
6,912
社債
8
298
8,500
6,828
国債
差 額
118
券
小
△ 185
式
国債
株
△ 19
△ 117
25,477
額が取得原価を
△ 143
3,787
1,847
貸借対照表計上
9
288
3,669
1,699
平成 23 年度
1
11,535
券
国債
差 額
2,715
985
17,045
(単位:百万円)
3,412
3,117
3,192
9,512
9,903
2,457
32,244
10
316
△ 83
△1
△ 75
2,639
△ 182
32,318
△ 74
△ 390
※ 1. 貸借対照表計上額は、期末日における市場価格等に基づいております。
2. 上記の「その他」は、外国証券及び投資信託等です。
3. 時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券は、本表に含んでおりません。
時価評価されていない有価証券の主な内容及び貸借対照表計上額
(単位:百万円)
平成 22 年度
非
上
場
株
平成 23 年度
貸借対照表計上額
式
貸借対照表計上額
6
6
金銭の信託の時価情報
満期保有目的の金銭の信託
平成 22 年度
満期保有目的の金銭の信託
平成 23 年度
満期保有目的の金銭の信託
(単位:百万円)
貸借対照表
計上額
時 価
差 額
200
199
0
貸借対照表
計上額
時 価
差 額
199
0
200
運用目的の金銭の信託
該当ありません
その他の金銭の信託
該当ありません
43 REPORT 2012
うち 時 価 が 貸 借 対 照
表計上額を超えるもの
うち時価が貸借対照表
計上額を超えないもの
うち 時 価 が 貸 借 対 照
表計上額を超えるもの
うち時価が貸借対照表
計上額を超えないもの
─
─
0
0
資料編
自己資本充実の状況等
■ 自己資本に関する事項
(1)自己資本調達手段の概要
自己資本は、主に基本的項目(Tier1)と補完的項目(Tier2)で構成されています。平成 2 3 年度末の自己資
本額のうち、当金庫が積み立てているもの以外のものは、基本的項目では地域のお客様からお預りしている出資
金が該当します。
(2)自己資本の構成に関する事項
項 目
(単位:百万円)
平成 22 年度
平成 23 年度
(自己資本)
出資金
439
439
利益準備金
439
439
特別積立金
6,479
6,679
繰越金(当期末残高)
221
273
処分未済持分
△0
△0
─
─
7,579
7,831
601
559
△ 238
△ 202
362
357
自己資本総額[
(A)+(B)
]
(C)
7,942
8,189
他の金融機関の資本調達手段の意図的な保有相当額
1,090
1,340
800
1,050
△ 1,090
△ 1,340
─
─
7,942
8,189
53,704
53,139
402
153
3,901
3,938
リスク・アセット等計(F)
58,008
57,232
単体 Tier 1 比率(A / F)
13.06%
13.68%
単体自己資本比率(E / F)
13.69%
14.30%
その他有価証券の評価差損
基本的項目(A)
一般貸倒引当金
補完的項目不算入額
補完的項目(B)
期限付劣後債務及び期限付優先出資並びにこれらに準ずるもの
控除項目不算入額
控除項目計(D)
自己資本額[
(C)−(D)
]
(E)
(リスク・アセット等)
資産(オン・バランス項目)
オフ・バランス取引項目
オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額
(注)信用金庫法第 89 条第 1 項において準用する銀行法第 14 条の 2 の規定に基づき、信用金庫及び信用金庫連合会がその保有する資産等に照らし自己資本の充
実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準
(平成18年金融庁告示第21号)
に基づき算出しております。なお、当金庫は国内基準を採用しております。
■ 自己資本の充実度に関する事項
(1)自己資本の充実度に関する評価方法の概要
当金庫は、これまで、内部留保による資本の積上げ等を行なうことにより自己資本を充実させ、経営の健全性・
安全性を充分保っていると評価しております。尚、将来の自己資本の充実策については、年度ごとに掲げる収支
計画に基づいた業務推進を通じ、そこから得られる利益による資本の積上げを第一義的な施策として考えており
ます。
MIZUSAWA SHINKIN BANK 44
資料編
(2)自己資本の充実度に関する事項
(単位:百万円)
平成 22 年度
イ . 信用リスクアセット・
所要自己資本の額合計
①標準的手法が適用される
ポートフォリオごとの
エクスポージャー
(ⅰ)ソブリン向け
リスク・アセット
平成 23 年度
所要自己資本額
リスク・アセット
所要自己資本額
54,106
2,164
53,293
2,131
54,106
2,164
53,193
2,127
145
5
304
12
(ⅱ)金融機関向け
12,360
494
14,733
589
(ⅲ)法人等向け
25,160
1,006
22,601
904
5,240
209
5,140
205
712
28
648
25
(ⅵ)不動産取得等事業向け
3,725
149
3,257
130
(ⅶ)三月以上延滞等
1,098
43
1,449
57
(ⅷ)その他
5,664
226
5,058
202
②証券化エクスポージャー
─
─
100
4
ロ . オペレーショナル・リスク
3,901
156
3,938
157
58,008
2,320
57,232
2,289
(ⅳ)中小企業等・個人向け
(ⅴ)抵当権付住宅ローン
ハ . 単体総所要自己資本額(イ+ロ)
(注)1. 所要自己資本の額=リスク・アセット×4%
(注)2.「エクスポージャー」とは、資産(派生商品取引によるものを除く)並びにオフバランス取引及び派生商品取引の与信相当額です。
(注)3.「ソブリン」とは、中央政府、中央銀行、地方公共団体、我が国の政府関係機関、土地開発公社、地方住宅供給公社、地方道路公社、外国の中央政府以
外の公共部門(当該国内においてソブリン扱いになっているもの)
、国際開発銀行、国際決済銀行、国際通貨基金、欧州中央銀行、欧州共同体、信用保証
協会及び漁業信用基金協会のことです。
(注)4.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「法人等向け」において
リスク・ウェイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
(注)5. オペレーショナル・リスクは、当金庫は基礎的手法を採用しています。
<オペレーショナル・リスク(基礎的手法)の算定方法>
粗利益(直近 3 年間のうち正の値の合計額)×15%
÷8%
直近 3 年間のうち粗利益が正の値であった年数 (注)6. 単体総所要自己資本額=単体自己資本比率の分母の額×4%
■ 信用リスクに関する事項 (証券化エクスポージャーを除く)
(1)リスク管理の方針及び手続きの概要
信用リスクとは、取引先の倒産や財務状況の悪化などにより、当金庫が損失を受けるリスクをいいます。当金庫
では、信用リスクを当金庫が管理すべき最重要のリスクであるとの認識の上、与信業務の基本的な理念や手続き
等を明示した「クレジットポリシー」を制定し、広く役職員に理解と遵守を促すとともに、信用リスクを確実に認識す
る管理態勢を構築しています。
信用リスクの評価につきましては、当金庫では、信用リスクの計量化に向け、現在、インフラ整備も含めた準備を
進めております。
以上、一連の信用リスク管理の状況については、信用リスク委員会や ALM 委員会で協議検討を行うとともに、必
要に応じて理事会、常務会といった経営陣に対し報告する態勢を整備しております。貸倒引当金は、
「自己査定基準」
及び「償却・引当に関する規定」に基づき、
自己査定における債務者区分ごとに計算された貸倒実績率を基に算定す
るとともに、その結果については監査法人の監査を受けるなど、適正な計上に努めております。
(2)リスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関の名称
リスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関は以下の 4 つの機関を採用しています。
なお、
エクスポージャーの種類ごとに適格格付機関の使分けは行っておりません。
●格付投資情報センター(R&I)
●日本格付研究所(JCR)
●スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)
●ムーディーズ(Moody's)
45 REPORT 2012
資料編
イ. 信用リスクに関するエクスポージャー及び主な種類別の期末残高
エクス
ポージャー
区分
期間区分
エクス
平成 22 年度
ポージャー
信用リスクエクスポージャー期末残高
業種区分
製 造 業
6,657
農業、林業
43
(単位:百万円)
三 月 以
貸 出 金、
コミットメ
上
延
ント 及 び
デ リ バ
滞
エ
ク
その他の
債 券 テ ィ ブ
デリバティ
ス ポ ー
取 引
ブ以外の
ジ
ャ ー
オフ・バラ
業種区分
ンス取 引
期間区分
区分
平成 23 年度
信用リスクエクスポージャー期末残高
三 月 以
貸 出 金、
コミットメ
上
延
ント 及 び
デ リ バ
滞
エ
ク
その他の
債 券 テ ィ ブ
デリバティ
ス ポ ー
取 引
ブ以外の
ジ
ャ ー
オフ・バラ
ンス取 引
3,413
3,041
─
520 製 造 業
5,240
2,948
2,164
─
242
43
─
─
─ 農業、林業
59
59
─
─
─
漁 業
─
─
─
─
─ 漁 業
─
─
─
─
─
鉱業、採石業、砂利採取業
517
511
─
─
371 鉱業、採石業、砂利採取業
431
431
─
─
296
建 設 業
9,672
7,645
2,027
─
2,166 建 設 業
9,496
7,383
2,112
─
2,132
電気・ガス・熱供給・水道業
360
48
294
─
─ 電気・ガス・熱供給・水道業
740
42
697
─
─
情報通信業
370
152
200
─
─ 情報通信業
175
158
─
─
─
運輸業、郵便業
2,847
1,835
992
─
16 運輸業、郵便業
2,793
1,673
1,099
─
8
卸売業、小売業
6,419
5,713
700
─
342 卸売業、小売業
5,701
4,904
795
─
112
860 13,528
─
1,128 13,427
─
─
220
金融・保険業 38,815
不動産業
6,606
4,611
1,994
─
物品賃貸業
3,099
3,099
─
学術研究、専門・技術サービス業
121
121
─
宿 泊 業
4,278
4,278
飲 食 業
524
生活関連サービス業、娯楽業
─ 金融・保険業 43,524
212 不動産業
6,902
4,905
1,997
─
─
─ 物品賃貸業
2,781
2,781
─
─
─
─
77 学術研究、専門・技術サービス業
101
101
─
─
64
─
─
281 宿 泊 業
4,169
4,169
─
─
664
524
─
─
175 飲 食 業
503
503
─
─
174
4,171
4,171
─
─
470 生活関連サービス業、娯楽業
3,568
3,568
─
─
469
教育、学習支援業
264
264
─
─
─ 教育、学習支援業
254
254
─
─
─
医療、福祉
1,689
1,689
─
─
32 医療、福祉
1,710
1,710
─
─
32
その他サービス
1,624
1,522
100
─
─ その他サービス
1,620
1,518
99
─
─
国・地方公共団体等 13,295
5,786
6,845
─
─ 国・地方公共団体等 19,876
5,903 13,311
─
─
個 人 11,804 11,804
─
─
─
─
689
296
─
300
─
─
業種別合計 118,284 58,098 30,021
─
5,020 業種別合計 124,865 55,250 36,006
─
5,107
そ の 他
5,098
─
353 個 人 11,104 11,104
─ そ の 他
4,109
─
1 年 以 下 44,592 31,038
5,781
─
1 年 以 下 25,200 11,752
3,528
─
1年超3年以下 22,514
5,750
5,163
─
1年超3年以下 13,766
3,142
2,599
─
3年超5年以下
7,012
3,714
2,434
─
3年超5年以下
7,581
3,806
3,559
─
5年超7年以下
3,709
2,494
1,109
─
5年超7年以下
6,314
5,224
1,090
─
7年超10年以下 14,804
2,894 11,378
─
7年超10年以下 29,152
8,665 15,521
─
1 0 年 超 8,125
4,470
3,655
─
1 0 年 超 32,879 22,109
期間の定めのないもの 17,520
7,733
499
─
期間の定めのないもの
残存期間別合計 118,284 58,098 30,021
─
9,270
─
435
─
残存期間別合計 124,865 55,250 36,006
─
9,965
547
(注)1. オフ・バランス取引は、デリバティブ取引を除く。
(注)2.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞しているエクスポージャー及び「法人等向け」において
リスク・ウェイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
(注)3. 上記の「その他」は、裏付となる個々の資産の全部又は一部を把握することが困難な投資信託等および業種区分に分類することが困難なエクスポージャー
です。具体的には現金、有形固定資産等が含まれます。
(注)4. 当金庫は、国内の限定されたエリアにて事業活動を行っているため、
「地域別」の区分は省略しております。
(注)5. 信用リスクエクスポージャー期末残高は、内訳の区分と必ずしも一致しない。
(注)6. 業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しております。
MIZUSAWA SHINKIN BANK 46
資料編
ロ . 一般貸倒引当金、個別貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
期 首 残 高
当 期 増 加 額
当 期 減 少 額
期 末 残 高
一般貸倒
引当金
860
601
─
860
601
目的使用
そ の 他
平成 22 年度
個別貸倒
引当金
4,490
294
327
308
4,148
(単位:百万円)
一般貸倒
引当金
601
559
─
601
559
合 計
5,350
895
327
1,168
4,749
平成 23 年度
個別貸倒
引当金
4,148
731
573
201
4,105
合 計
4,749
1,291
573
802
4,665
(注)当金庫では、自己資本比率算定にあたり、偶発損失引当金を一般貸倒引当金あるいは個別貸倒引当金と同様のものとして取扱っておりますが、当該引当金
の金額は上記残高等に含めておりません。
ハ . 業種別の個別貸倒引当金及び貸出金償却の残高等
(単位:百万円)
個別貸倒引当金
期首残高
当期減少額
当期増加額
目的使用
貸出金償却
期末残高
その他
22 年度 23 年度 22 年度 23 年度 22 年度 23 年度 22 年度 23 年度 22 年度 23 年度 22 年度 23 年度
製
業
382
380
13
47
─
235
15
24
380
167
─
18
農 業、 林 業
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
漁
業
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
鉱業、採石業、砂利採取業
295
354
64
─
─
─
5
38
354
316
─
─
業 1,900 1,832
15
56
59
82
23
7 1,832 1,799
59
─
建
造
設
電気・ガス・熱供給・水道業
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
情報通信業
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
運輸業、郵便業
32
20
4
─
2
7
14
1
20
10
2
─
卸売業、小売業
764
499
120
81
253
205
130
54
499
321
253
0
金融業・保険業
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
不 動 産 業
132
127
9
30
12
─
2
1
127
156
12
─
物品賃貸業
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
学術研究、専門・技術サービス業
56
52
1
0
─
─
5
12
52
40
─
─
宿
泊
業
172
207
38
393
─
─
3
7
207
593
─
─
飲
食
業
140
110
2
1
─
0
32
8
110
104
─
─
生活関連サービス業、娯楽業
277
287
13
73
─
─
2
1
287
359
─
─
教育、学習支援業
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
医 療、 福 祉
16
14
─
0
─
─
1
0
14
15
─
─
そ の 他 の サ ービス
18
9
─
7
─
─
9
3
9
13
─
─
国・地方公共団体等
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
300
39
251
207
─
0
201 4,148 4,105
327
15
個
人
251
11
37
─
41
61
合
計 4,490 4,148
294
731
327
573
308
(注)1. 当金庫は、国内の限定されたエリアにて事業活動を行っているため、
「地域別」の区分は省略しております。
(注)2. 業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しております。
47 REPORT 2012
資料編
ニ . リスク・ウェイトの区分ごとのエクスポージャーの額等
告示で定める
リスク・ウェイト区分(%)
(単位:百万円)
エクスポージャーの額
エクスポージャーの額
平成 22 年度
平成 23 年度
格付有り
格付無し
0%
格付有り
格付無し
─
15,321
─
22,080
10%
897
8,691
1,997
7,810
20%
3,763
28,085
3,480
30,097
35%
─
2,054
─
1,873
50%
3,772
831
6,605
4,163
75%
1,012
7,658
─
7,280
100%
9,080
32,038
9,110
29,680
150%
69
273
134
550
350%
─
─
─
─
自己資本控除
─
─
─
合 計
113,550
─
124,865
(注)1. 格付は適格格付機関が付与しているものに限ります。
(注)2. エクスポージャーは信用リスク削減手法適用後のリスク・ウェイトに区分しています。
■ 信用リスク削減手法に関する事項
信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続きの概要
当金庫は、リスク管理の観点から、取引先の倒産や財務状況の悪化などにより受ける損失(信用リスク)を軽減する
ために、
取引先によっては、不動産等担保や信用保証協会保証による保全措置を講じております。ただし、
これはあくま
でも補完的措置であり、資金使途、返済原資、財務内容、事業環境、経営者の資質など、さまざまな角度から判断を行っ
ております。また、判断の結果、担保又は保証が必要な場合には、お客様への十分な説明とご理解をいただいた上で
ご契約いただく等、適切な取扱いに努めております。
バーゼルⅡにおける信用リスク削減手法として、当金庫が扱う主要な担保には、預金積金があり、担保に関する手続
については、
金庫が定める「融資事務取扱規程」等により、適切な事務取扱い並びに適正な評価・管理を行っております。
一方、
当金庫が扱う主要な保証には、政府保証と同様の信用度を持つ地方公共団体等があります。
また、お客様が期限の利益を失われた場合には、すべての与信取引の範囲において預金相殺等をする場合がありま
すが、
金庫が定める「融資事務取扱規程」等により適切な取扱いに努めております。
なお、信用リスク削減手法の適用に伴う信用リスクの集中に関しては、特に業種やエクスポージャーの種類に偏るこ
となく分散されております。
信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
信用リスク削減手法
(単位:百万円)
平成 22 年度
適格金融
資産担保
保 証
─
2,498
1,552
─
159
─
─
71
─
─
─
─
─
─
─
③法人等向け
1,606
324
─
1,562
322
─
④中小企業等・個人向け
1,097
1,012
─
904
1,157
─
1
─
─
1
─
─
31
─
─
27
─
─
0
1
─
3
0
─
ポートフォリオ
信用リスク削減手法が適用され
たエクスポージャー
①ソブリン向け
②金融機関向け
⑤抵当権付住宅ローン
⑥不動産取得等事業向け
⑦三月以上延滞等
適格金融
資産担保
保 証
2,736
1,498
─
平成 23 年度
クレジット・
デリバティブ
クレジット・
デリバティブ
(注)当金庫は、適格金融資産担保について簡易手法を用いています。
MIZUSAWA SHINKIN BANK 48
資料編
■ 派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当ありません
■ 証券化エクスポージャーに関する事項
(1)リスク管理方針及び手続きの概要
証券化とは、金融機関が保有するローン債権や企業が保有する不動産など、それらの資産価値を裏付けに証券
として組み替え、第三者に売却して流動化することを指します。
一般的には、証券の裏づけとなる原資産の保有者であるオリジネーターと、証券を購入する側である投資家に
大きく分類されますが、当金庫においては、有価証券投資の一環として購入したもので、オリジネーターに当たる
ものではありません。
当該証券投資に係るリスクの認識については、市場動向、裏付資産の状況、時価評価及び適格格付機関が付与
する格付情報などにより把握するとともに、必要に応じて常務会、ALM 委員会に諮り、適切なリスク管理に努めて
います。
また、
証券化商品への投資は「余裕資金運用基準」等に基づき適正な運用・管理を行っています。
(2)証券化エクスポージャーについて、信用リスク・アセット額の算出に使用する方式の名称
当金庫は、
標準的手法を採用しています。
(3)証券化取引に関する会計方針
当該取引に係る会計処理については、日本公認会計士協会の「金融商品会計に関する実務指針」に従った、適
正な処理を行っています。
(4)証券化エクスポージャーの種類ごとのリスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関の名称
証券化エクスポージャーのリスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関は以下の 4 つの機関を採用しており
ます。なお、
エクスポージャーの種類ごとに適格格付機関の使い分けは行っていません。
●格付投資情報センター(R&I)
●日本格付研究所(JCR)
●スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)
●ムーディーズ(Moody's)
投資家の場合
イ. 保有する証券化エクスポージャーの額及び主な原資産の種類別の内訳
A. 証券化エクスポージャー(再証券化エクスポージャーを除く)
証券化エクスポージャーの額
(ⅰ)カードローン
(ⅱ)住宅ローン
(ⅲ)自動車ローン
平成 22 年度
オンバランス取引 オフバランス取引
─
─
─
─
─
─
─
─
(単位:百万円)
平成 23 年度
オンバランス取引 オフバランス取引
200
─
─
─
─
─
─
─
B. 再証券化エクスポージャー
該当ありません
ロ . 保有する証券化エクスポージャーの適切な数のリスク・ウェイトの区分ごとの残高及び所要自己資本の額等
(単位:百万円)
A.証券化エクスポージャー(再証券化エクスポージャーを除く)
告示で定める
リスク・ウェイト区分
20%
50%
100%
350%
自己資本控除
(ⅰ)カードローン
(ⅱ)住宅ローン
(ⅲ)自動車ローン
エクスポージャー残高
平成 22 年度
平成 23 年度
─
─
─
200
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
(注)所要自己資本の額=エクスポージャー残高×リスク・ウェイト×4%
49 REPORT 2012
所要自己資本の額
平成 22 年度
平成 23 年度
─
─
─
4
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
資料編
B. 再証券化エクスポージャー
該当ありません
ハ . 証券化エクスポージャーに関する経過措置の適用により算出される信用リスク・アセットの額
該当ありません
■ 出資等エクスポージャーに関する事項
銀行勘定における出資その他これに類するエクスポージャー又は株式等エクスポージャーに関するリスク管理の方
針及び手続きの概要
上場株式、上場優先出資証券、株式関連投資信託にかかるリスクの認識については、時価評価によって把握するとと
もに、
ストレステストなど複合的なリスクの分析を実施し、定期的に理事会・常務会・ALM 委員会へ報告しています。
また、
リスクの状況は、定期的なモニタリングを実施するとともに、適宜、経営陣へ報告を行うなど、適切なリスク管理
に努めております。なお、当該取引にかかる会計処理については、当金庫が定める「有価証券会計処理基準」及び日本
公認会計士協会の「金融商品会計に関する実務指針」に従った適正な処理を行っております。
イ. 貸借対照表計上額及び時価
区 分
上 場 株 式 等
非上場株式等
合
計
平成 22 年度
貸借対照表計上額
時 価
538
538
1,192
─
1,730
538
(単位:百万円)
平成 23 年度
貸借対照表計上額
時 価
439
439
1,160
─
1,599
439
(注)1. 貸借対照表計上額は、期末日における市場価格等に基づいています。
(注)2. 上場株式等には裏付資産が出資等エクスポージャーに該当する投資信託を含めています。
ロ . 出資等エクスポージャーの売却及び償却に伴う損益の額
平成 22 年度
売
却
益
5
売
却
損
1
償
却
118
(単位:百万円)
平成 23 年度
1
78
14
MIZUSAWA SHINKIN BANK 50
資料編
■ 銀行勘定における金利リスクに関する事項
(1)リスク管理の方針及び手続きの概要
金利リスクとは、市場金利の変動によって受ける資産価値の変動や、将来の収益性に対する影響を指しますが、
当金庫においては、双方ともに定期的な評価・計測を行い、適宜、対応を講じる態勢としております。
具体的には、一定の金利ショックを想定した場合の銀行勘定の金利リスク(BPV)の計測や、金利更改を勘案し
た期間収益シミュレーションによる収益への影響など、ALM 管理システムや証券管理システムにより定期的に計
測を行い、
ALM 委員会で協議検討をするとともに、必要に応じて経営陣へ報告を行うなど、資産・負債の最適化に
向けたリスク・コントロールに努めております。
(2)内部管理上使用した銀行勘定における金利リスクの算定手法の概要
金利リスク算定の前提は、以下の定義に基づいて算定しております。
●金利感応資産・負債
銀行勘定における金利リスクは、預金、貸出金、有価証券、預け金、その他の金利・期間を有する資産・
負債について、金利変動により発生するリスク量をみるものです。
●金利変動幅
過去 5 年間の金利変動データに基づく統計処理(99%タイル値)によって求められる金利変動幅(金利ショッ
ク幅)を使用して金利リスク量を算定しています。
(3)銀行勘定の金利リスク
(単位:百万円)
運用勘定
金利リスク量
区 分
貸
調達勘定
平成 22 年度 平成 23 年度
平成 22 年度 平成 23 年度
金
1,162
435
定
期
性
預
金
733
336
等
1,152
370
要
求
払
預
金
258
112
金
390
201
そ
他
─
4
コ ー ル ロ ー ン 等
─
─
調 達 勘 定 合 計
991
452
そ
他
─
6
運 用 勘 定 合 計
2,704
1,012
銀 行 勘 定 の 金 利リスク
1,713
560
有
出
金利リスク量
区 分
価
預
証
け
の
券
の
(注)1. 要求払預金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、預金者の要求によって随時払い出される要求払預金のうち、引き出されることなく長期間金融
機関に滞留する預金をコア預金と定義し、当金庫では、普通預金等の額の 50%相当額を0 〜 5 年の期間に均等に振り分けて(平均 2.5 年)リスク量を算定
しています。
(注)2. 銀行勘定の金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。
銀行勘定の金利リスク(560 百万円)=運用勘定の金利リスク量(1,012 百万円)− 調達勘定の金利リスク量(452 百万円)
51 REPORT 2012
資料編
■ オペレーショナル・リスクに関する事項
オペレーショナル・リスクとは、金融機関の業務の過程、役職員の活動もしくはシステムが不適切であること又は外
生的な事象により損失を被るリスクをいいます。
当金庫は、
オペレーショナル・リスクについて、事務リスク・システムリスク・法務リスク・風評リスクの各リスクを含む
幅広いリスクと考え、各種委員会において協議・検討し、必要に応じて理事会等に報告する態勢を整備しております。
リスクの計測につきましては、当面、基礎的手法を採用することとし、態勢を整備しております。
MIZUSAWA SHINKIN BANK 52
資料編
■ 用語解説
【自己資本関係】
用 語
解 説
リ ス ク・ ア セ ッ ト
リスクを有する資産(貸出金や有価証券など)を、リスクの大きさに応じて掛け
目を乗じ、再評価した資産金額です。
所 要 自 己 資 本 額
各々のリスク・アセット×4%(自己資本比率規制における国内基準)
。
エクスポ ー ジャー
リスクに晒されている資産のことを指しており、具体的には貸出金、外国為替
取引、デリバティブ取引などの与信取引と有価証券などの投資資産が該当しま
す。
ソ
各国の政府や政府機関が発行する債券の総称をソブリン債券といいます。その
国で発行されている有価証券の中では一番信用度が高い債券とされるもので、
具体的には、中央政府、中央銀行、地方公共団体、政府関係機関、その他中
央政府以外の公共部門などを指します。
ブ
リ
ン
抵 当 権 付 住 宅ローン
バーゼルⅡにおいては、住宅ローンの中で、代表的なものとして、抵当権が第
1 順位かつ担保評価額が十分に満たされているものを指します。
不動産取得等事業者
(代表的な解釈としては)不動産の取得又は運用を目的とした事業者。
オ ペ レ ー シ ョ
ナ ル・ リ ス ク
金庫の業務上において不適切な処理等で生じる事象により損失を受けるリスク
のことをいいます。具体的には不適切な事務処理により生じる事務リスク、シ
ステムの誤作動等により生じるシステム・リスク、風説の流布や誹謗中傷などに
より企業イメージを毀損する風評リスク、裁判等により賠償責任を負うなどの法
務リスクその他人材の流出や事故などにより人材を逸失する人的リスクなどが
含まれます。
基
法
オペレーショナル・リスクにおけるリスク・アセットの算出方法の一つ。リスク・ア
セット=1 年間の粗利益×15%の直近 3 年間の平均値÷8%。
総所要自己資本額
リスク・アセットの総額(信用リスク、マーケットリスク(信金中央金庫のみ)
、オ
ペレーショナル・リスクの各リスク・アセットの総額)×4%(自己資本比率規制
における国内基準)
。
単体自己資本比率
単体自己資本の額÷リスク・アセットの総額(信用リスク、マーケットリスク(信
金中央金庫のみ)
、オペレーショナル・リスクの各リスク・アセットの総額)
。
Tier1( 基 本 的 項 目 )
自己資本比率規制の中で使われる概念。自己資本の中の基本的項目であり、
出資金・資本剰余金・利益剰余金などから構成されます。
Tier2( 補 完 的 項 目 )
自己資本比率規制の中で使われる概念。自己資本の中の補完的項目であり、
一般貸倒引当金・土地再評価差額金の 45%相当額・負債性資本調達手段など
から構成されます。
T i e r 1 比
率
基本的項目の額÷リスク・アセットの総額(信用リスク、マーケットリスク(信金
中央金庫のみ)
、オペレーショナル・リスクの各リスク・アセットの総額)
。
繰 延 税 金 資 産
金融機関が不良債権の処理に伴って支払った税金が将来還付されることを想定
して、自己資本に算入する帳簿上の資産。会計上の費用(または収益)と税法
上の損金(または益金)の認識時期の違いによる「一時差異等」を税効果会計に
よって調整することで生じます。
礎
的
手
【信用リスク関係】
用 語
信
用
リ
ス
解 説
ク
取引先の倒産や財務状況の悪化などにより、当金庫が損失を受けるリスクをい
います。
クレ ジット ポ リシ ー
与信業務の基本的な理念や手続き等を明示したものです。
リ ス ク・ ウ ェ イ ト
債権の危険度を表す指標。自己資本比率規制で総資産を算出する際に、保有
資産ごとに分類して用います。
53 REPORT 2012
資料編
M
ALM(Asset Liability Management)は、資産・負債の総合管理といい、主
に金融機関において活用されているバランスシートのリスク管理方法です。
適 格 格 付 機 関
バーゼルⅡにおいて、金融機関がリスクを算出するに当たって、用いることができ
る格付を付与する格付機関のこと。金融庁長官は、適格性の基準に照らして適格
と認められる格付機関を適格格付機関に定めています。
信 用リスク削 減 手 法
金庫が抱えている信用リスクを軽減するための措置をいい、具体的には、預金
担保、有価証券担保、保証などが該当します。ただし、バーゼルⅡにおける信
用リスク削減手法としては、告示に定める適格金融資産担保(現金、自金庫預金、
国債等)
、同保証(国、地方公共団体等)
、自金庫預金と貸出金の相殺等をい
います。
A
L
【市場リスク関係】
(※派生商品取引・証券化商品取引・出資等株式取引に関連するもの)
用 語
解 説
ク
金利・為替・株式などの相場が変動することにより、金融商品の時価が変動し、
損失を受けるリスクをいいます。
派 生 商 品 取 引
(=デリバティブ取引)有価証券や通貨、金といった金融資産(原資産)の取引か
ら派生し、原資産の現物価格によってその価格が決定される商品を指します。
具体例としては、先物、先渡し、スワップ、オプション等が挙げられます。
証 券 化 エ ク
ス ポ ー ジ ャ ー
金融機関が保有するローン債権や企業が保有する不動産など、それらの資産価
値を裏付けに証券として組み替え、第三者に売却して流動化をする資産です。
市
場
リ
ス
【金利リスク関係】
用 語
コ
ア
預
解 説
金
明確な金利改定間隔がなく、預金者の要求によって随時払い出される預金のう
ち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する預金のこと。具体的には、
①過去 5 年間の最低残高、②過去 5 年間の最大年間流出量を現残高から差し
引いた残高、または、③現残高の 50%のうち、最小の額を上限とし、満期は 5
年以内(平均 2.5 年)として金融機関が独自に定めます。
金 利 シ ョ ッ ク
金利の変化(衝撃)のことで、上下 200 ベーシス・ポイントの平行移動や 1 パー
センタイル値と99 パーセンタイル値といった算出方法があります。
パ ーセンタイル 値
計測値を順番に並べたうちのパーセント目の値。99パーセンタイル値は99パー
セント目の値です。
金
ク
市場における一般的な金利水準の変動に伴って当該金融資産の価値が変動する
リスクのことをいいます。
アウトライ ヤ ー 規 制
銀行勘定における金利リスク量が自己資本(Tier1とTier2 の合計額)に対して
20%を超える経済価値の低下が生じる銀行をアウトライヤー銀行といい、当局
の早期警戒制度の中でモニタリングを行います。
B
Basis Point Value(ベーシス・ポイント・バリュー)
。金利リスク指標の 1 つで、
全ての期間の金利が 1 ベーシス・ポイント(0.01%)変化した場合における現在
価値の変化額を表します。
利
リ
P
ス
V
スト レ ス テ スト
例外的だが蓋然性のある事象(9.11テロ、ブラックマンデー等)が発生した場
合のリスクファクターが、金融機関の財務状況に与える潜在的な影響を検証す
る手法です。
MIZUSAWA SHINKIN BANK 54
資料編
不良債権の状況
■ 信用金庫法によるリスク管理債権
平成 2 4 年 3 月末リスク管理債権のうち破綻債権、延滞債権(合計 7,8 7 4 百万円)については不動産等確実な担保
や公的保証機関等の保証によって 3,1 6 3 百万円がカバーされており、不足分 4,7 1 0 百万円についても個別貸倒引当
金勘定で 8 7.1 4%引当済みであります。
3カ月以上延滞債権、貸出条件緩和債権
(合計166百万円)
につきましても、不動産等担保、公的保証機関等でカバー
されているほか、
今後の予想損失額を貸倒引当金として引当済みであります。
平成 23 年 3 月末
平成 24 年 3 月末
リスク管理債権合計
7,703 百万円
8,041 百万円
総貸出金に占める割合
13.37%
14.61%
破綻先債権・延滞債権に対する担保・保証及び引当金の引当・保全状況
破綻先債権額
3,670 百万円
2,871 百万円
延滞債権額
3,834
5,002
合計
7,504
7,874
担保・保証額
2,942
3,163
回収に懸念がある債権額
4,562
4,710
個別貸倒引当金
4,148
4,105
同引当率
90.93%
87.14%
3カ月以上延滞債権・貸出条件緩和債権に対する担保・保証及び引当金の引当状況
3カ月以上延滞債権額
貸出条件緩和債権額
合計
担保・保証額
回収に管理を要する債権額
貸倒引当金
同引当率
─百万円
─百万円
199
166
199
166
45
17
153
149
65
28
42.95%
18.85%
■「破綻先債権」とは、元本又は利息の支払いの遅延が相当期間継続していることその他の事由により、元本又は利息の取立て又は弁済
の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金のうち、次のいずれかに該当する債務者に対する貸出金です。
①会社更生法又は金融機関等の更生手続の特例等に関する法律の規定による更生手続開始の申立てがあった債務者。
②民事再生法の規定による再生手続開始の申立てがあった債務者。
③破産法の規定による破産手続開始の申立てがあった債務者。
④会社法の規定による特別清算開始の申立てがあった債務者。
⑤手形交換所による取引停止処分を受けた債務者。
■「延滞債権」とは、未収利息不計上貸出金のうち次の 2 つを除いた貸出金です。
①上記「破綻先債権」に該当する貸出金。
②債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金。
■「3カ月以上延滞債権」とは、元本又は利息の支払いが約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している貸出金で、
「破綻先債権」及び「延
滞債権」に該当しない貸出金です。
■「貸出条件緩和債権」とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、
債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び 3カ月以上延滞債権に該当しない貸出金
です。
■ なお、これらの開示額は、担保処分による回収見込額、保証による回収が可能と認められる額や既に引当てている個別貸倒引当金を
控除する前の金額であり、全てが損失となるものではありません。
■「担保・保証額」は、自己査定に基づいて計算した担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額の合計額です。
■「個別貸倒引当金」は、貸借対照表に記載した金額ではなく、破綻先債権額・延滞債権額に対して個別に引当計上した額の合計額です。
■「貸倒引当金」には、貸借対照表上の一般貸倒引当金の額のうち、3カ月以上延滞債権額・貸出条件緩和債権額に対して引当てた額を
記載しております。
55 REPORT 2012
資料編
■ 金融再生法による開示債権額
金融再生法により、自己査定結果に基づく資産内容の開示が義務付けられたもので、当金庫における開示対象債権
は、
貸出金、
債務保証見返、未収利息、仮払金となっています。
平成 23 年 3 月末
平成 24 年 3 月末
破産更生債権及びこれらに準ずる債権
5,119 百万円
5,250 百万円
危険債権
2,394
2,632
199
166
正常債権
50,355
47,170
合計額
58,067
55,220
要管理債権
不良債権比率
13.28%
14.57%
■「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」とは、破産、会社更生、再生手続等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権
及びこれらに準ずる債権です。
■「危険債権」とは、債務者が経営破綻の状態には陥ってはいないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回
収および利息の受取りができない可能性の高い債権です。
■「要管理債権」とは、
「3カ月以上延滞債権」及び「貸出条件緩和債権」に該当する貸出金をいいます。
■「正常債権」とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がない債権であり、
「破産更正債権及びこれらに準ずる債権」
「
、危険債権」
、
「要管理債権」以外の債権をいいます。
■ 金融再生法開示債権保全状況
金融再生法上の不良債権
破産更生債権及びこれらに準ずる債権
危険債権
要管理債権
保全額
貸倒引当金
担保・保証等
保全率
担保・保証等控除後債権に対する引当率
平成 23 年 3 月末
7,712 百万円
5,119
2,394
199
7,211
4,214
2,996
93.50%
89.36%
平成 24 年 3 月末
8,049 百万円
5,250
2,632
166
7,323
4,133
3,189
90.97%
85.05%
※貸倒引当金は個別貸倒引当金及び要管理債権に対して計上している一般貸倒引当金の合計額です。
MIZUSAWA SHINKIN BANK 56
2012 開示項目一覧
信用金庫法施行規則に基づく開示
信用金庫法第 89 条(銀行法第 21 条準用)に基づく開示項目
1. 金庫の概況及び組織に関する事項
(1)事業の組織 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 27
(2)理事・監事の氏名及び役職名 - - - - - - - - - - - 27
(3)事務所の名称及び所在地- - - - - - - - - - - - - - 10
2. 金庫の主要な事業の内容- - - - - - - - - - - - - - - - - - 9
3. 金庫の主要な事業に関する事項
(1)直近の事業年度における事業の概況- - - - - - - 29
(2)直近の 5 事業年度における主要な事業の状況を
表す指標- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 29
①経常収益 ②経常利益又は経常損失
③当期純利益又は当期純損失
④出資総額 ⑤出資総口数 ⑥純資産額
⑦総資産額 ⑧預金積金残高 ⑨貸出金残高
⑩有価証券残高 ⑪単体自己資本比率
⑫出資に対する配当金 ⑬職員数
(3)直近の 2 事業年度における事業の状況
①主要な業務の状況を示す指標 - - - - - - - - - 38
●業務粗利益・業務粗利益率
●資金運用収支・役務取引等収支・その他業
務収支
●資金運用勘定・調達勘定の平均残高・利息・
利回り
●資金運用利回・資金調達原価率・総資金利鞘
●受取利息及び支払利息の増減
●総資産経常利益率・総資産当期純利益率
②預金に関する指標- - - - - - - - - - - - - - - - - 39
●預金科目別平均残高
●定期預金種類別残高
③貸出金等に関する指標- - - - - - - - - - - - - - 40
●貸出金科目別平均残高
●金利区分別貸出金残高
●担保の種類別貸出金残高・債務保証見返額
●使途別の貸出金残高
●業種別の貸出金残高等
●預貸率の期末値及び期中平均値
④有価証券に関する指標- - - - - - - - - - - - - - 42
●商品有価証券の種類別の平均残高
●有価証券の残存期間別残高
●有価証券の種類別の平均残高
●預証率期末値及び期中平均値
4. 金庫の事業の運営に関する事項
(1)リスク管理の体制- - - - - - - - - - - - - - - - - - - 22
(2)法令等遵守の体制- - - - - - - - - - - - - - - - - - - 19
(3)苦情処理措置及び紛争解決措置の内容- - 23 〜 24
5. 金庫の直近の 2 事業年度における財産の状況
(1)貸借対照表 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 30
損益計算書- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 36
剰余金処分計算書又は損失金処理計算書- - - 36
57 REPORT 2012
(2)貸出金のうち次に掲げるものの額及びその合計額
①破綻先債権に該当する貸出金 - - - - - - - - - 55
②延滞債権に該当する貸出金- - - - - - - - - - - 55
③ 3カ月以上延滞債権に該当する貸出金- - - - 55
④貸出条件緩和債権に該当する貸出金- - - - - 55
(3)金融再生法基準による開示債権- - - - - - - - - - 56
(4)自己資本の充実の状況等- - - - - - - - - - - - - - 44
(5)次に掲げるものに関する取得価格又は契約価格、
時価及び評価損益
①有価証券- - - - - - - - - - - - - - - - - - - 42 〜 43
●売買目的有価証券
●満期保有目的の債券で時価のあるもの
●子会社・子法人等株式及び関連法人等株式
で時価のあるもの
●その他有価証券で時価のあるもの
●時価評価されていない有価証券の主な内容
及び貸借対照表計上額
②金銭の信託 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 43
③規則第 102 条第 1 項第 5 号に掲げる取引
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 該当ありません
(6)貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 - - - 41
(7)貸出金償却の額- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 41
(8)会計監査人による監査- - - - - - - - - - - - - - - - 36
金融庁告示で定める開示項目
「信用金庫法施行規則第132条第1項第5号二等の規定に基づき、自己資本の充実の状況等について金融庁長官が別に定める事項」に基づく開示項目
1. 自己資本に関する事項
(1)自己資本調達手段の概要- - - - - - - - - - - - - - 44
(2)自己資本の構成に関する事項- - - - - - - - - - - 44
2. 自己資本の充実度に関する事項
(1)自己資本の充実度に関する評価方法の概要 - - - 44
(2)自己資本の充実度に関する事項 - - - - - - - - - 45
3. 信用リスクに関する事項
(1)リスク管理の方針及び手続きの概要- - - - - - - 45
(2)リスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関
の名称- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 45
イ 信用リスクに関するエクスポージャー及び主
な種類別の期末残高
ロ 一般貸倒引当金、個別貸倒引当金の期末
残高及び期中の増減額
ハ 業種別の個別貸倒引当金及び貸出金償却
の残高等
ニ リスク・ウェイトの区分ごとのエクスポー
ジャーの額等
4. 信用リスク削減手法に関する事項
(1)信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針
及び手続きの概要- - - - - - - - - - - - - - - - - - 48
(2)信用リスク削減手法が適用されたエクスポー
ジャーの額- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 48
5. 派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリ
スクに関する事項- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 49
6. 証券化エクスポージャーに関する事項
(1)リスク管理の方針及び手続きの概要- - - - - - 49
(2)証券化エクスポージャーについて、信用リスク・ア
セット額の算出に使用する方式の名称 - - - - - - 49
(3)証券化取引に関する会計方針 - - - - - - - - - - 49
(4)証券化エクスポージャーの種類ごとのリスク・ウェイ
トの判定に使用する適格格付機関の名称- - - - - - 49
イ 保有する証券化エクスポージャーの額及び
主な原資産の種類別の内訳
ロ 保有する証券化エクスポージャーの適切な
数のリスク・ウェイトの区分ごとの残高及び
所要自己資本の額等
ハ 証券化エクスポージャーに関する経過措置
の適用により算出される信用リスク・アセッ
トの額
7. 出資等エクスポージャーに関する事項
(1)銀行勘定における出資その他これに類するエク
スポージャー又は株式等エクスポージャーに関するリ
スク管理の方針及び手続きの概要- - - - - - - - - - - 50
イ 貸借対照表計上額及び時価
ロ 出資等エクスポージャーの売却及び償却に
伴う損益の額
8. 銀行勘定における金利リスクに関する事項
(1)リスク管理の方針及び手続きの概要- - - - - - - 51
(2)内部管理上使用した銀行勘定における金利リス
クの算定手法の概要- - - - - - - - - - - - - - - - - 51
(3)銀行勘定の金利リスク- - - - - - - - - - - - - - - - 51
9. オペレーショナル・リスクに関する事項- - - - - - - - 52
【表紙説明】
「長者ヶ原廃寺跡」(ちょうじゃがはらはいじあと) 国指定史跡・奥州市衣川区
長者ヶ原廃寺跡は古くから知られていた遺跡で、
『奥羽観蹟聞老志』にも見え、地元では金売り吉次の屋敷跡だと言い伝えられていることが記されています。しかし1 9 5 0 年以降
の調査により、建物が礎石建物であることと出土した土器の年代から、奥州藤原氏の時代より遡る、今から約 1 0 0 0 年前に建立された寺院址と考えられるようになりました。遺跡に
は 1 辺約 1 0 0mの築地跡が口の字状に巡っていて、その中に3 棟の礎石建物跡が見つかっています。建物が整然と並んでいて企画性が認められること、築地を有していること、そ
して造営された年代から、奥州藤原氏の祖先である安倍氏によって建立された寺院だと推測されています。
長者ヶ原廃寺跡は、藤原清衡が中尊寺を造営する前に衣川の地に仏教文化が華開いていたことを私たちに教えてくれ、
また平泉文化がどのようにして形成されていくのかを考える
上で貴重な遺跡です。(奥州市発行・長者ヶ原廃寺跡ガイドブックより抜粋・引用)
「白鳥舘遺跡」(しろとりたていせき) 国指定史跡・奥州市前沢区
平泉の中心部から北東に5km、北上川の西岸に位置する遺跡で、北上川の蛇行部に半島状に突き出した丘にあります。この遺跡は、前九年合戦(1 0 5 1 〜 6 2 年)で、源頼義・義
家父子と戦った安倍貞任の弟、白鳥八郎則任(行任)の居所と伝えられてきました。現在、堀跡や郭、土塁など1 5 世紀の城館の痕跡が良く残されていますが、
これまでの発掘調査に
よって、1 0 世紀から1 6 世紀まで長期間にわたり使われていたことが明らかになっています。白鳥舘遺跡は、平泉の北を画する北上川の狭隘部に位置する高台のため、往来する舟を
監視するには最適な場所でした。また、東側が川の狭隘部という地理的な制約のため、
北上川の流路が変動しておらず、
平泉を支えた北上川の景観が今に保たれています。
白鳥舘遺跡は、平泉の生活基盤を支えた北上川の要衝地として機能した遺跡であり、
浄土思想を基調とした都市「平泉」の側面を示す重要な遺跡です。
(奥州市発行・白鳥舘遺跡ガイドブックより抜粋・引用)
MIZUSAWA SHINKIN BANK 58
REPORT 2012
MIZUSAWA
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し ん き ん バ ン ク
水沢信用金庫
〒023-0806 岩手県奥州市水沢区字日高西 71 番地 1
TEL.0197-23-5191
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平成 24 年 7 月発行
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