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商品説明書 第 2.66 版 Quick-Web Ver.2(町字) 目次 目次 改訂履歴 ................................................................. 3 第1章 商品概要 ......................................................... 4 1.1 Quick-Web Ver.2(町字)について ..................................................................................... 4 1.2 Quick-Web Ver.2(町字)の特長......................................................................................... 5 1.3 主な用途 .............................................................................................................................. 6 1.4 機能説明 .............................................................................................................................. 7 1.4.1 郵便番号検索 ................................................................................................................ 7 1.4.2 住所文字列検索 ............................................................................................................ 8 1.4.3 階層候補検索 .............................................................................................................. 10 1.4.4 旧住所や入力データの差分吸収 ................................................................................. 11 1.4.5 ユーザーアプリケーションの処理負担軽減 ............................................................... 11 第2章 補足 ............................................................ 12 2.1 導入手順 ............................................................................................................................ 12 2.2 住所辞書の運用.................................................................................................................. 13 2.2.1 住所辞書の月次メンテナンス ..................................................................................... 13 2.2.2 ユーザーアプリケーション側で必要な事項 ............................................................... 13 第3章 リリース情報 .................................................... 14 3.1 最新情報 ............................................................................................................................ 14 3.1.1 製品リリース概要....................................................................................................... 14 3.1.2 パッケージ.................................................................................................................. 14 3.1.3 提供媒体 ..................................................................................................................... 14 3.1.4 ドキュメントについて................................................................................................ 14 3.2 動作環境 ............................................................................................................................ 15 3.2.1 ハードウェア及びソフトウェア条件 .......................................................................... 15 3.2.2 必要な資源と制限条件................................................................................................ 15 3.3 ライブラリ導入と辞書ファイル更新情報 .......................................................................... 16 3.4 その他 ................................................................................................................................ 17 連絡先 .................................................................. 18 Quick-Web Ver.2(町字) 改訂履歴 改訂履歴 改訂日 版 改訂内容 - 2.0 (リビジョンアップ) 2004/03/29 2.1 第 3.2 章 動作環境の対応 CPU、OS の表記を更新。 2007/01/24 2.2 第 3.4 章 既知の問題と連絡先 部門名変更 2007/10/05 2.3 第 3.4 章 既知の問題と連絡先 連絡先名称変更 2008/03/10 2.4 第 3.4 章 既知の問題と連絡先 連絡先電話番号変更 2008/09/01 2.50 商品名の変更「AP-Search Ver.2」→「Quick-Web Ver.2(町字)」 ドキュメントフォーマットの見直しによる、文章全般の加筆と修正を実施。 2008/12/10 2.51 第 3 章 3.1.4 (1) 『商品説明書』 文中誤記修正 2009/04/01 2.52 連絡先 部署名変更 2009/10/01 2.60 第 3.2 章 3.2.1 動作環境 動作環境の対応 OS に Windows Server 2008 を追加 2010/04/14 2.61 連絡先 営業窓口表記、電話番号の変更 2011/04/27 2.62 第 3 章 リリース情報 3.2 動作環境 動作環境の追加 2011/10/20 2.63 連絡先 営業担当窓口の電話番号変更 2012/04/16 2.64 連絡先 営業担当窓口の電話番号変更 2013/04/01 2.65 3.4 その他 住所情報提供元の名称変更 2014/06/01 2.66 連絡先 営業担当窓口の電話番号変更 会社ロゴデザイン変更に伴う、表紙デザイン及び最終ページ会社ロゴ変更 3 Quick-Web Ver.2(町字) 商品概要 第1章 商品概要 1.1 Quick-Web Ver.2(町字)について 弊社 AP シリーズは、住所データ処理が必要なユーザーアプリケーションに、正確で容易な住 所コードの付加、住所データの入力支援機能を提供いたします。 Quick-Web Ver.2(町字)は、人手によるエントリー住所データを処理対象と想定しています。 Quick-Web Ver.2(町字)は、ユーザーシステムのアプリケーションから呼び出して利用され ることを想定しています。人手による住所のデータ入力作業は、不正確なデータが混在するこ とや、オペレータの作業品質により作成されたデジタルデータの品質が大きく左右されるなど、 さまざまな問題をかかえております。 その問題の程度によっては、データの検証作業、未達郵便物の調査や再発送など、コストや時 間の無駄が、大きな負担となって発生する可能性があります。 また、行政による住所の変更があった地域で、住所が変更された新住所表記で到着した郵送物 と、古いままの住所表記で到着した郵送物が顧客の手元に同時期に到着した場合、顧客との接 点である郵送物が、目に見えない影響を企業イメージに与えていると思われます。 住所データの入力支援機能を付加する前提条件は、最新の住所変更情報を入手することと、住 所マスター、または顧客データの運用、管理体制を構築することが必要です。 Quick-Web Ver.2(町字)を利用することで、住所データの処理が必要なアプリケーションは、 住所データ入力支援やコード化など、さまざまな住所データの処理機能をアドオン形式で得る ことができます。 弊社ライブラリを利用したシステムの構築により、アプリケーションの利用者、またはオペレ ータは (以降、利用者とします) 、郵便番号や地名のキーワード文字列を入力するだけで最新 の正確な住所情報を取得することができます。また、階層検索機能を利用すれば、i-mode で稼 動するアプリケーションでも、地名を階層順に選択していくだけで、住所の文字列を容易に入 力できます。 住所データを扱うシステムで、最新かつ正確なデータを維持していくためには、さまざまな問 題が発生いたします。弊社の長年にわたる住所データメンテナンスの体制と実業務経験で独自 に蓄積されたノウハウにもとづいて、それらの問題に対する最適な解決策を、Quick-Web Ver.2 (町字)が提供いたします。 4 Quick-Web Ver.2(町字) 商品概要 1.2 Quick-Web Ver.2(町字)の特長 (1) Quick-Web Ver.2(町字)は、常に最新かつ正確な住所情報を検索できます。 『全国町・字ファイル』をもとに作成された、独自の住所辞書ファイルを検索します。 (2) 住所辞書を月次更新することで、最新の住所情報を検索します。 検索ライブラリ部分と住所辞書ファイル群に分かれて機能する構成としているため、メ ンテナンスされた辞書ファイルだけを置き換えれば、最新の住所情報を検索できます。 データベース管理のための要員やシステム構築のためのコストが削減できます。 (3) 住所の特性や情報が考慮されたインタフェースと検索ロジックになっています。 入力支援ツールとして有効に機能するよう、最適化された検索結果情報を通知していま す。 (4) 廃止された住所データが入力されても照合できます。 住所変更前の情報も『全国町・字ファイル』の収録範囲内で収録されているため、廃止 された住所データも検索可能です。また廃止住所データから継承先の現行住所データに 対応づけることができます。 (5) システム構築時に、住所データの分析やテーブル設計が不要になります。 Quick-Web Ver.2(町字)は、ユーザーアプリケーションが必要なインタフェースを提供 し、住所特有の都合などが考慮されています。 (6) ユーザーシステムに適合するため、ライブラリ形式で提供しています。 ユーザーシステム内の他のミドルウェアに依存しないよう考慮されています。 (7) さまざまなシステム形態で利用されることを前提としています。 検索状態を引き継ぐためのインタフェースを備えているため、スタンドアローン、クラ イアントサーバー、ウェブアプリケーションで利用できます。 (8) さまざまの運用コストが削減できます。 住所データを一元管理できるので、不正な住所データのチェック、修正のためのコスト が削減できます。 5 Quick-Web Ver.2(町字) 商品概要 1.3 主な用途 住所データは郵便番号や地名の文字列、階層構造などの属性をもっており、地域による地名の 特性やデータ更新の管轄違いなど複雑な性格をもっています。 Quick-Web Ver.2(町字)は、住所データの検索機能と住所マスター情報を取得する機能をも っているため、住所に関する情報処理を必要とするさまざまなシステムで機能します。 (1) コールセンターやウェブサイトにおける住所データ入力支援 住所の入力は、キーパンチによる文字列入力や候補選択により、該当する住所を特定す る処理になります。主に、入力オペレーションのスピードと正確性が必要とされていま す。また、デジタルデータの品質が、入力作業を行うオペレータのレベルに依存されな いことも重要な課題となります。 Quick-Web Ver.2(町字)は、住所データの入力に最適化されているため、実際の住所 の特性や、現存、廃止情報にもとづいた検索結果を取得することができます。さらに、 業務への最適化として、マウスオペレーション/テンキー入力/文字列キーパンチのそれ ぞれに適した検索機能をあわせもっているため、ユーザーアプリケーションの実業務に 適したかたちで機能を提供することができます。 (2) 住所マスターデータのサーバーシステム構築 住所データサーバーで利用することで、住所データの一元管理が実現され、複数のアプ リケーションに対しデータ供給ができます。 住所情報は、行政上の都合により、住所や郵便番号の変更が不規則に発生します。業務 システムでは、更新された情報の入手と更新オペレーション、データ検証のための多く の手間やコストが必要になってきます。 (3) マーケティング用システムの構築 住所データをチェックするためのツールや GIS システムとの連携ツールとして有効に 機能します。 データウェアハウスの構築や顧客情報の名寄せなど、マーケティング業務のためのシス テム化が必要になってきています。システムの構築時にはさほど強調されませんが、実 際に稼動しているシステムでは、正確なデータの維持が重要な課題とされています。シ ステムの目的を考慮した場合、マーケティング用途のシステムにおいては、基礎データ の整合性や一元管理が特に重要になります。 6 Quick-Web Ver.2(町字) 商品概要 1.4 機能説明 『全国町・字ファイル』を基に、 【郵便番号検索】 【住所文字列検索】により住所情報を特定し ます。毎月のメンテナンスにより、常に最新の住所情報を取得することが可能です。また最終 的に取得した全ての住所情報に、住所コードも取得します。 以下のような検索が行えます。(検索結果は[1 頁あたり最大候補数]を 10 にセットした場合) 1.4.1 郵便番号検索 ユーザーアプリケーションは、郵便番号の 7 桁を指定することで、Quick-Web Ver.2(町字) から該当する郵便番号をもつ地域の住所候補を取得します。 利用者が郵便番号数字を入力した場合、該当する一定の地域の住所候補が取得されます。 しかし検索処理では、必ずしもかたまった地域に同じ郵便番号が振られているわけではないこ とや同じ住所に複数の郵便番号が振られているケースへの考慮が必要になります。 Quick-Web Ver.2(町字)では独自の辞書ファイルを生成することで対処し、複雑で遅くなり がちな処理も簡単な検索にして候補を出力します。 図 1.4-1) 郵便番号 7 桁フル入力した場合 【入力事項】 7桁入力 169-0074 (※ハイフンなしでも可能) 【該当候補】 選択 1 東京都新宿区北新宿 1 2 3 4 東京都新宿区北新宿1丁目(〒169-0074) 東京都新宿区北新宿 2 丁目(〒169-0074) 東京都新宿区北新宿 3 丁目(〒169-0074) 東京都新宿区北新宿 4 丁目(〒169-0074) 該当候補を出力 → 【該当候補】 選択 → 図 1.4-2) 郵便番号 7 桁未満入力 【入力事項】 3 桁入力 169 該当候補を出力 【該当候補】 選択 → 1 東京都新宿区大久保 2 東京都新宿区北新宿 3 東京都新宿区高田馬場 4 東京都新宿区戸塚町 5 東京都新宿区西早稲田1丁目(〒169-0051) 6 東京都新宿区西早稲田2丁目(〒169-0051) 7 東京都新宿区西早稲田3丁目(〒169-0051) 8 東京都新宿区百人町 9 東京都新宿区戸山3丁目 7 (〒169-0052) Quick-Web Ver.2(町字) 商品概要 1.4.2 住所文字列検索 Quick-Web Ver.2(町字)は、住所文字列キーワードによる検索時に、検索ロジックの動作を 指定する各種パラメータを指定することができます。 ユーザーアプリケーションは、入力された住所データからすべての住所を検索対象とするか、 都道府県からのデータを前提として検索するかなど、検索ライブラリの動作を指定することが できます。ユーザーアプリケーションが入力データのパターンに応じた検索動作を指定するこ とにより、エラーケースの識別や結果として得られる住所候補がより絞り込まれることにより、 利用者のオペレーション回数の少ないユーザーインターフェースを実現することができます。 図 1.4-3) 地名検索 (都道府県・市区郡の場合) 【入力事項】 ちゅうおう 該当候補を出力 【該当候補】 選択 → 1 北海道札幌市中央区 2 千葉県千葉市中央区 3 東京都中央区 4 大阪府大阪市中央区 5 兵庫県神戸市中央区 6 福岡県福岡市中央区 該当候補を出力 【該当候補】 1 東京都中央区明石町(〒104-0044) 2 東京都中央区入船 3 東京都中央区勝どき 4 東京都中央区京橋 5 東京都中央区銀座 6 東京都中央区新川 7 東京都中央区新富 8 東京都中央区月島 9 東京都中央区築地 10 東京都中央区佃 該当候補を出力 【該当候補】 1 東京都中央区京橋1丁目(〒104-0031) 2 東京都中央区京橋 2 丁目(〒104-0031) 3 東京都中央区京橋 3 丁目(〒104-0031) 8 Quick-Web Ver.2(町字) 商品概要 図 1.4-4) 地名検索 (町村) 【入力事項】 銀座 該当候補を出力 【該当候補】 確定 → 1 栃木県鹿沼市銀座 2 埼玉県熊谷市銀座 3 埼玉県本庄市銀座 4 東京都中央区銀座 5 長野県岡谷市銀座 6 長野県飯田市銀座 7 静岡県清水市銀座(〒424-0817) 8 愛知県刈谷市銀座 9 山口県徳山市銀座 10 徳島県徳島市銀座(〒770-0916) 該当候補を出力 確定 → 1 東京都中央区銀座1丁目(〒104-0061) 2 東京都中央区銀座 2 丁目(〒104-0061) 3 東京都中央区銀座 3 丁目(〒104-0061) 4 東京都中央区銀座 4 丁目(〒104-0061) 5 東京都中央区銀座 5 丁目(〒104-0061) 6 東京都中央区銀座 6 丁目(〒104-0061) 7 東京都中央区銀座 7 丁目(〒104-0061) 8 東京都中央区銀座 8 丁目(〒104-0061) 9 Quick-Web Ver.2(町字) 商品概要 1.4.3 階層候補検索 検索により住所の候補を得た後、住所を特定してフル桁の住所コードを取得する処理や、単純 なマウスクリックだけで住所コードを特定する際に、階層候補検索を利用します。 図 1.4-5) 階層候補検索 ●都道府県を選択してください。 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 選択 → 東京都 神奈川県 ●市区郡を選択してください。 東久留米市 東村山市 東大和市 日野市 選択 → 府中市 福生市 文京区 保谷市 町田市 ●町村を選択してください。 東芝町 西原町 西府町 選択 → 日鋼町 日新町 八幡町 晴見町 人見 日吉町 府中町 確定地名 10 → 東京都府中市日鋼町 Quick-Web Ver.2(町字) 商品概要 1.4.4 旧住所や入力データの差分吸収 Quick-Web Ver.2(町字)では、利用者が誤りと知らずに入力してくる旧住所の文字列データ や、都道府県なしで入力されたものとそうでないものの違いを吸収し、最終的に正しい住所デ ータに統一することができます。 (1) 旧住所の判定 取得した住所情報を参照すれば、廃止住所であることを識別でき、さらに継承先の住所 情報が通知されているため、地面的に同一住所であることと、時間的にも同一住所であ ることが識別されます。 (2) 住所データの統一 利用者の状況によっては、違う住所文字列を入力する可能性があります。 コールセンターでヒアリングしながら住所を入力する状況や手書きの文字からデータ を入力するような場合は、住所の不足部分や近似を補うようなオペレーションが発生し ます。電話先の相手が都道府県から言うかなど不明瞭な状況では、かなりのストレス削 減になります。 1.4.5 ユーザーアプリケーションの処理負担軽減 Quick-Web Ver.2(町字)は、入力された文字列の全角、半角による違い等を吸収しています。 (1) かなの違いに対応 ひらがな、カタカナ、漢字による入力に対応しています。 (2) 全角、半角の違いに対応 郵便番号などで全角、半角の違う文字列入力に対応しています。 (3) JIS5 桁コードに対応 『全国町・字ファイル』の先頭から 5 桁は JIS5 桁コードに対応しています。 11 Quick-Web Ver.2(町字) 補足 第2章 補足 2.1 導入手順 Quick-Web Ver.2(町字)は、 『全国町・字ファイル』を有効に利用するためのミドルウェアで す。ソフトウェア部品としての検索ライブラリと、データベースコンテンツとしての辞書ファ イル部分により機能が提供されます。 検索ライブラリを動作させるには動作環境が必要になります。また、検索ライブラリを実際の システムでご活用いただくには、ユーザーアプリケーションの構築が必要になります。 (1) 導入環境の構築 実行環境及びユーザーアプリケーションの開発環境が必要になります。辞書ファイルを 配置するためのディレクトリ等もあらかじめ決めておいてください。 ※ 必要なハードウェアやソフトウェアの要件は、 『インストールガイド』も併せてご参 照ください。 ①資源の配置決め 導入マシンの利用計画にもとづいて、以下の資源の配置場所を決めます。ライブラリ パスの設定や資源の配置規約がある場合は、特に重要な作業です。 ②実行環境の確認 アプリケーションを実行するマシンの環境を調査します。アプリケーションの実行環 境が存在することと、導入時のユーザー / パスワードが必要になります。 (2) 導入手順 ①媒体からのコピー 所定のユーザーでマシンにログインし、CD-R から資源をコピーします。 ②サンプルプログラム用の環境設定ファイルの編集 サンプルプログラムの配置と導入環境にあわせ、環境設定ファイルの辞書ファイルパ スなどを編集します。 ③サンプルプログラムによる動作確認 必要に応じて、サンプルプログラムを作成しなおします。その場合、開発環境が必要 になります。開発環境が用意されていない場合、CD-R のフォルダ構成のままコピーし てください。サンプルプログラムソースは、CD-R のフォルダ構成を想定してコーディ ングしてあるので、環境設定ファイルの辞書ファイルへのパスを編集すれば、実行で きるようになっています。 12 Quick-Web Ver.2(町字) 補足 2.2 住所辞書の運用 2.2.1 住所辞書の月次メンテナンス 最新の住所データを利用するために、月次メンテナンス処理を行います。 運用時の作業手順は下記のとおりです。 【手順】 ①弊社より、住所辞書のメンテナンス CD-R の送付 ②住所辞書を稼動マシンへコピー ③コピーした辞書のタイムスタンプを比較 ④ユーザーアプリケーションによる稼動確認 ⑤受領書の返送 2.2.2 ユーザーアプリケーション側で必要な事項 特にありません。住所辞書の月次メンテナンスを実施することにより、最新の住所データが検 索できるようになります。 13 Quick-Web Ver.2(町字) リリース情報 第3章 リリース情報 3.1 最新情報 3.1.1 製品リリース概要 弊社 AP シリーズでの経験をもとに、 『全国町・字ファイル』の情報を活用し、顧客データの住 所情報の入力を容易にするソリューションライブラリとしてリリースされました。 3.1.2 パッケージ 当該パッケージは、以下のコンポーネントから構成され、検索郵便番号や地名の文字列を入力 情報として『全国町・字ファイル』を照合し、該当の住所を特定する機能を提供いたします。 ・検索ライブラリ ・月ごとに更新される辞書ファイル 3.1.3 提供媒体 検索ライブラリ、辞書ファイルともに CD-R でご提供いたします。 3.1.4 ドキュメントについて (1) 『商品説明書』 ユーザーアプリケーションの構築の際にご利用いただく、パッケージ説明書です。 想定されるシステムや利用方法、導入効果などを記載しています。 (2) 『インストールガイド』 開発環境へのインストールや動作環境の設定に関するドキュメントです。 提供物の収録内容や、月次の辞書ファイルの更新運用についても記載しています。 (3) 『リファレンスガイド』 検索ライブラリの API に関するドキュメントです。(※JNI 版は Javadoc) ライブラリの使用方法について記載しています。 14 Quick-Web Ver.2(町字) リリース情報 3.2 動作環境 パッケージを正しくセットアップし、ユーザーアプリケーションを構築するために、必要なハ ードウェアおよびソフトウェアについて説明します。 3.2.1 ハードウェア及びソフトウェア条件 (1) ハードウェア ・CPU 各 OS の動作推奨スペック以上 ・メモリ 512MB 推奨 ※ メモリ使用量は、実行時の辞書ファイルの常駐オプションによって異なります。 ・辞書ファイルをコピーするためのハードディスク容量 約 150MB ※ 住所の変更などにともない情報量が若干増加します。 (2) ソフトウェア ■C 版, JNI 版 ・OS Windows NT Server / 2000 Server / Server 2003 / Server 2008 / Server 2008 R2 AIX, Solaris, HP-UX, Linux など各種 UNIX 系 OS ※ JNI 対応版は JDK1.2.2 以上必要 ※ ビットモードは 32bit / 64bit のどちらかを指定可能です。 ■COM 版,.NET 版 ・OS Windows NT Server / 2000 Server / Server 2003 / Server 2008 / Server 2008 R2 3.2.2 必要な資源と制限条件 エンドユーザーは、『全国町・字ファイル』のライセンスが必要です。 住所データを保持する辞書ファイルは、フラットなバイナリーファイルです。システムで稼動 させる際に、データベース等のミドルウェアを必要としません。 ※ 動作確認、およびテストは、OS と AP サーバーのすべての組み合わせで実施したものでは ありません。サポート範囲などは、弊社までご相談ください。 15 Quick-Web Ver.2(町字) リリース情報 3.3 ライブラリ導入と辞書ファイル更新情報 ユーザーアプリケーションを構築する前に、資源を適切に配置する必要があります。 (1) 導入手順 ①動作環境をチェックします。 ②辞書ファイルを導入環境に配置します。 ③検索ライブラリを開発環境に導入します。 ④導入環境の資源配置にあわせて環境設定ファイルを編集します。 ⑤サンプルプログラムを実行し、動作確認を行ないます。 (2) 辞書ファイルの更新 辞書ファイルは、検索ライブラリ専用に構造化されています。弊社にて、毎月の住所の 変更が反映された辞書ファイルを作成し、CD-R でご提供いたしております。ご導入され た環境の辞書ファイルを置き換えるだけで、毎月の住所マスターデータの更新が完了し ます。 ※ 詳細につきましては、『インストールガイド』を参照してください。 16 Quick-Web Ver.2(町字) リリース情報 3.4 その他 『全国町・字ファイル』は、公益財団法人 国土地理協会の町名データファイルです。 17 Quick-Web Ver.2(町字) 連絡先 連絡先 商品に関するお問い合わせ、ご質問、障害などございましたら、内容に応じて下記にご連絡く ださい。 ・ドキュメントや技術的な内容、障害に関するお問い合わせ 商品サポート窓口(各商品担当) 電話番号 042-330-7476 メールアドレス [email protected] ・価格、ライセンスに関するお問い合わせ 営業担当窓口 電話番号 03-5990-5210 メールアドレス [email protected] http://www.agrex.co.jp 18